JP5079277B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影を行わないとき撮影状態よりも全長を短くした収納状態にすることが可能なレンズ鏡筒に関する。
カメラの小型化の要求はとどまるところが無く、非撮影状態に撮影レンズを短縮させる収納(沈胴)タイプのレンズ鏡筒は一層の収納長の短縮が求められている。出願人はその解決手段の一つとして、特許文献1の沈胴式レンズ鏡筒を提案した。このレンズ鏡筒は、撮影状態では複数の光学要素を同一光軸上に位置させ、沈胴状態では、複数の光学要素の一部を残りの光学要素の光軸とは異なる位置に退避させ、かつ該退避した光学要素と、撮影光軸上に残る光学要素の少なくとも一部とをそれぞれ光軸方向後方に後退させることを特徴としている。このレンズ鏡筒の収納状態では、光軸外に退避された退避光学要素が光軸上に残る別の光学要素と重なることにより収納長を短縮することができる。
特開2003-315861号公報
以上のような退避光学要素を備えたレンズ鏡筒では、使用状態(撮影状態)において退避光学要素を精度良く確実に撮影光軸上の撮影位置に移動させなければならない。例えば、特許文献1のレンズ鏡筒では、退避光学要素の保持枠を撮影位置方向へ付勢しておき、この付勢方向への保持枠の移動端を決めるストッパ機構を設けることで退避光学要素の位置出しを行っている。このようなタイプの退避光学要素の位置決め構造では、強い衝撃が加わった場合でもストッパ機構における脱落や位置ずれを生じることなく、退避光学要素を安定して確実に撮影位置に停止させることが必要とされる。具体的には、退避光学要素の保持枠の可動支持機構において光軸方向(スラスト方向)に若干の移動が可能なように遊びを持たせていると、撮影状態でのカメラの落下などによる外部衝撃力を受けてストッパ機構の係合が外れてしまうおそれがある。そこで、このようなスラスト方向の不要な動作が生じず、退避光学要素を撮影位置で確実に停止保持させることが可能な支持構造が求められている。
本発明は、撮影光軸から離脱した退避位置と撮影光軸上の撮影位置とに移動可能な退避光学要素を備えたレンズ鏡筒において、退避光学要素を撮影位置で確実に停止保持することができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明は、撮影光学系を構成する全ての光学要素を同一の撮影光軸上に直列状に位置させる第1状態と、少なくとも1つの退避光学要素を残りの光学要素の光軸から偏心した径方向位置に退避させかつ該退避光学要素を後退させる第2状態とに切換可能なレンズ鏡筒において、支持環と、退避光学要素を保持し、退避光学要素を撮影光軸上に位置させる前記第1状態の位置と、退避光学要素を撮影光軸からの退避位置に位置させる前記第2状態の位置とに回動可能に撮影光軸と略平行な回動軸を介して支持環内に支持され、かつ支持環に対して撮影光軸と平行な方向に移動可能に支持された退避光学要素保持枠と、退避光学要素保持枠を撮影光軸と平行な方向へ付勢して支持環内で一定の光軸方向位置に弾性的に保持する付勢部材と、退避光学要素保持枠に回動軸を中心とする径方向へ突出させて設けられた外方突出部と、支持環に設けられ退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置に回動したときこの外方突出部の前後いずれかの面に対向して位置する立壁部とからなり、退避光学要素保持枠が第1状態の位置で付勢部材により弾性的に保持される光軸方向位置にあるときに互いに当接せず、退避光学要素保持枠が第1状態の位置で付勢部材の付勢力に抗する方向に移動したとき互いに当接して支持環に対する該退避光学要素保持枠の光軸方向の相対移動範囲を制限する光軸方向移動規制手段を備えたことを特徴としている。
動軸に回動可能に支持される軸支持部と、該軸支持部から径方向に延設されその先端部に退避光学要素を保持する保持枠部を退避光学要素保持枠が備えており、軸支持部と保持枠部のいずれかの外周面に外方突出部を設けることが望ましい。
支持環にはさらに、立壁部と光軸方向に離間して対向する内方フランジ部を備え、退避光学要素保持枠が第1状態の位置に回動したとき、この内方フランジ部と立壁部との間に退避光学要素保持枠の外方突出部が進入されるようにすることが好ましい。この場合、支持環の立壁部は、内方フランジから突設され先端部が広くなった突起部に形成するとよい。支持環の内方フランジ部にはさらに、退避光学要素保持枠に当接してその第1状態の位置側の回動端を決める位置決め部を設けることが望ましい。
光軸方向移動規制手段は、退避光学要素保持枠が第1状態の位置から第2状態の位置に回動するとき、支持環に対する退避光学要素保持枠の付勢部材の付勢力に抗する方向への相対移動を許すように構成するとよい。
以上の本発明によれば、撮影光軸から離脱した退避位置と撮影位置とに移動可能な退避光学要素を備えたレンズ鏡筒において、退避光学要素を撮影位置で確実に停止保持することが可能となる。
図1ないし図4に側断面を示すデジタルカメラのズームレンズ鏡筒11は、撮影時には図1ないし図3のように被写体側へ繰り出されて撮影光軸ZPと平行な方向(以下、光軸方向と呼ぶ)に長くなり、撮影を行わないときは図4のように光軸方向長さが短縮される。図1はズームレンズ鏡筒11のワイド端撮影状態を示し、図2はテレ端撮影状態を示している。図3は、撮影光軸ZPを挟んで上半にワイド端撮影状態、下半にテレ端撮影状態を同時に示した図である。図4の収納状態では、ズームレンズ鏡筒11は図示を省略したカメラボディ内に沈胴される。
ズームレンズ鏡筒11は、カメラボディ内に固定されたハウジング12の内部に、ギヤ進退環13、第1繰出筒14、直進案内環15、第2繰出筒16、カム環17、直進ガイドリング18、3群支持環19、2群支持環20、1群支持筒21、1群保持枠33、1群調整環35といった複数の環状部材が略同心状に配置された構成となっている。
ズームレンズ鏡筒11の撮像光学系は、物体側から順に第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、第3レンズ群LG3、第4レンズ群LG4、ローパスフィルタLGF及びCCD22を備えている。第3レンズ群LG3と第4レンズ群LG4の間には、シャッタと絞りを有するシャッタユニット34が設けられている。この撮像光学系の構成レンズ群では第1レンズ群LG1の外径が最も大きく、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の外径の和が第1レンズ群LG1の外径サイズと概ね等しくなっている。また、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3は光軸方向の厚みが略等しい。第1レンズ群LG1からCCD22までの各光学要素は、図1ないし図3に示す撮影状態においてそれぞれの曲率中心が共通の撮影光軸(共通光軸)ZP上に位置するように、光軸方向へ直列状に配置される。ズーミングは、第1レンズ群LG1から第3レンズ群LG3をそれぞれ撮影光軸ZPに沿って所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第4レンズ群LG4の移動で行う。なお、以下の説明中で「光軸方向」とは撮影光軸ZPと平行な方向を意味し、被写体側を前方、像面側を後方とする。
ハウジング12の後部に、図14に単体形状を示す固定ホルダ23が固定されている。固定ホルダ23にはCCD22とローパスフィルタLGFが支持されている。ローパスフィルタLGFの前方に位置する第4レンズ群LG4を保持する4群レンズ枠30は、ハウジング12に固定されたガイド軸24を介して撮影光軸ZPと平行な方向に直進案内されており、不図示のフォーカスモータによって光軸方向に進退移動させることができる。
ハウジング12の内側にはギヤ進退環13が支持されており、ハウジング12の内周面に形成した内面ヘリコイド27に対して、ギヤ進退環13の外周面に形成したヘリコイド突起28が嵌っている。図5に示すように、ヘリコイド突起28の一部の表面に環状ギヤ13aが形成されている。ズームレンズ鏡筒11は不図示のズームモータを備え、このズームモータの駆動力は減速ギヤ機構を介して環状ギヤ13aに伝達され、ギヤ進退環13が回転される。
図5に示すように、ギヤ進退環13の内周面には回転伝達凹部13bが形成されており、この回転伝達凹部13bに係合する回転伝達突起14aが第1繰出筒14の後端部に設けられている。回転伝達凹部13bと回転伝達突起14aはそれぞれ周方向に略等間隔で3つ設けられているが、図5には1つまたは2つのみが図示されている。この3箇所の回転伝達凹部13bと各回転伝達突起14aの係合によって第1繰出筒14はギヤ進退環13と一体に回転される。
図5に示すように、第1繰出筒14の後端部には周方向に位置を異ならせて複数の後方突出部14bが形成され、それぞれの後方突出部14bの外周面上に突っ張り突起29が設けられている。ギヤ進退環13の前端部には、ヘリコイド突起28の形成領域の一部を切り欠くようにして複数の前端凹部13cが形成されており、それぞれの前端凹部13cに対して後方突出部14bが嵌っている。突っ張り突起29はヘリコイド突起28よりも小型の突起であり、後方突出部14bと前端凹部13cの嵌合状態では、突っ張り突起29がヘリコイド突起28の一部を補完して一体的なヘリコイド突起状の形態になる(図1ないし図4参照)。ギヤ進退環13の前端面には周方向に略等間隔で3つのばね収納孔13dが形成されている。それぞれのばね収納孔13d内に離間付勢ばね25が収納されている。離間付勢ばね25は圧縮コイルばねからなり、その先端部がばね収納孔13dから突出して第1繰出筒14の後端面に当接する(図1ないし図4)。離間付勢ばね25は、圧縮された状態でギヤ進退環13と第1繰出筒14の間に保持される。圧縮された離間付勢ばね25は、復元しようとする力によってギヤ進退環13を光軸方向後方に付勢し、第1繰出筒14を光軸方向前方に付勢する。この付勢力によって、ギヤ進退環13に設けたヘリコイド突起28と、第1繰出筒14に設けた突っ張り突起29がそれぞれ、内面ヘリコイド27を構成するリード凸部に対して押し付けられる。
ギヤ進退環13は、ズームギヤ31によって回転力が付与されると、内面ヘリコイド27とヘリコイド突起28の摺接関係によって回転しながら光軸方向に移動する。このとき、離間付勢ばね25の付勢力によってヘリコイド突起28が内面ヘリコイド27に押しつけられているので、ギヤ進退環13はハウジング12に対してガタなく移動することができる。また第1繰出筒14は、突っ張り突起29が離間付勢ばね25の付勢力によって押しつけられた内面ヘリコイド27のリード面の案内を受けることにより、ギヤ進退環13と共に回転しながら光軸方向へ移動される。
ギヤ進退環13と第1繰出筒14の内側には直進案内環15が支持されている。直進案内環15は、ハウジング12の内周面に形成した直線溝12a(図5)を介して光軸方向に直進案内されており、その外周面には光軸方向に位置を異ならせて複数の外面突起15a、15bと周方向溝15eが形成されている。外面突起15aは、ギヤ進退環13の内周面に形成した周方向溝13eに嵌り、外面突起15bは、第1繰出筒14の内周面に形成した周方向溝14cに嵌り、周方向溝15eに対しては、第1繰出筒14の内周面に形成した内面突起14eが嵌っている。この外面突起15a、15bと周方向溝13e、14c、周方向溝15eと内面突起14eの係合関係によって、直進案内環15はギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に光軸方向に移動する。
直進案内環15には内周面と外周面を貫通する貫通ガイド溝15cが形成され、貫通ガイド溝15cに対してカム環17の外周面に設けた外径突起17aが摺動可能に嵌っている。貫通ガイド溝15cは、撮影光軸ZPに対して斜行するリード溝部分15c-Lと、撮影光軸ZPを中心とする環状をなす周方向溝部分15c-Sとを有している。外径突起17aはさらに、第1繰出筒14の内周面に形成した撮影光軸ZPと平行な回転伝達溝14d(図5)に係合しており、カム環17は第1繰出筒14と共に回転される。カム環17は、外径突起17aが貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-L内に位置するとき、該リード溝部分15c-Lの案内を受けることによって、直進案内環15に対して回転しながら光軸方向に進退される。
直進案内環15は、その内周面に形成した撮影光軸ZPと平行な直線溝15dによって、第2繰出筒16と直進ガイドリング18を光軸方向に直進案内している。第2繰出筒16と直進ガイドリング18はそれぞれ、直線溝15dに摺動自在に係合する直進ガイド突起16aと直進ガイド突起18a(図1ないし図4)を外径方向に突出させている。第2繰出筒16の後端部付近の内周面に設けた回転ガイド突起16bが、カム環17の外周面に形成した周方向溝17bに摺動自在に係合し、直進ガイドリング18に設けた回転ガイド突起18bが、カム環17の内周面に形成した周方向溝17cに摺動自在に係合し、これら周方向溝17b、17cと回転ガイド突起16b、18bの係合関係によって、第2繰出筒16と直進ガイドリング18はそれぞれ、カム環17に対して相対回転可能かつ光軸方向に一体に移動するように支持されている。
回転ガイド突起18bを介してカム環17の後端部に支持された直進ガイドリング18は、カム環17の内周面側において前方に向けて延設された直進案内キー18cを有している。直進案内キー18cは、その両側に撮影光軸ZPと平行なガイド面を有し、このガイド面によって3群支持環19を光軸方向に直進案内する。図10、図11、図13、図15ないし図18などに示すように、3群支持環19は周方向へ間欠的に位置を異ならせて設けた3つの部分円筒部19aを有しており、それぞれの部分円筒部19aに、直進案内キー18cが摺動可能に嵌る直進案内溝19bが形成されている。3群支持環19は3つの部分円筒部19aの間が径方向への貫通部となっており、2群支持環20は、この3群支持環19の径方向貫通部に対して光軸方向に摺動可能に嵌る3つの部分円筒部20aを有している(図6ないし図8、図15ないし図21参照)。2群支持環20のそれぞれの部分円筒部20aには、光軸方向に向けて直進案内溝20dが形成されており、この直進案内溝20dに対して1群支持筒21に設けた直進案内キー(不図示)が摺動可能に嵌まっている。後述するように、1群支持筒21はハウジング12に対する相対回転が規制されており、この1群支持筒21を介して、2群支持環20は光軸方向に直進案内されている。
カム環17の内周面に形成した2群案内カム溝17m-2と3群案内カム溝17m-3に対し、2群支持環20の外周面に設けた2群用カムフォロア20nと3群支持環19の外周面に設けた3群用カムフォロア19nがそれぞれ係合している。3群支持環19と2群支持環20はそれぞれ光軸方向に直進案内されているため、カム環17が回転すると、2群案内カム溝17m-2と3群案内カム溝17m-3の形状に従って、3群支持環19と2群支持環20がそれぞれ光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
直進案内環15によって光軸方向へ直進案内された第2繰出筒16は、その内周面に形成された直線溝16cを介して1群支持筒21を光軸方向へ直進案内している。1群支持筒21は内径方向に突出する1群用カムフォロア21nを有し、この1群用カムフォロア21nが、カム環17の外周面に形成した1群案内カム溝17m-1に摺動可能に嵌合している。1群支持筒21内には1群調整環35が支持されており、1群調整環35の内側に1群保持枠33が支持されている。1群保持枠33は第1レンズ群LG1を保持している。
第2レンズ群LG2は2群保持枠39に保持され、この2群保持枠39が2群退避枠(退避光学要素保持枠)40に支持されている。2群支持環20は、3つの部分円筒部20aを接続する内方フランジ部20bを有し、この内方フランジ部20b上に軸支持部20c(図9、図19ないし図21)が形成されている、図9に示すように、2群支持環20には、軸支持部20cの前方に位置させて軸支持板42が固定され、軸支持部20cと軸支持板42に形成した軸支持穴に対して2群回動軸41が挿通固定されている。固定状態の2群回動軸41の軸線方向は、撮影光軸ZPと略平行である。2群退避枠40は、2群保持枠39を保持する保持環部40aと、該保持環部40aから外径方向に延設された筒状の軸受アーム部40bを有し、この軸受アーム部40bの先端部に形成した軸受穴が、2群回動軸41に対して回動自在に嵌っている。この構造により、2群退避枠40は、2群支持環20に対して2群回動軸41を中心として回動可能に支持される。詳細には、2群退避枠40は、2群回動軸41を中心として、第2レンズ群LG2の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置(第1の位置、図1ないし図3、図7、図8及び図15)と、第2レンズ群LG2を撮影光軸ZPから上方に退避させる上方退避位置(第2の位置、図4、図17)の間を揺動することができる。2群退避枠40は、図8に矢印で付勢方向を概念的に示す2群枠付勢ばねF1によって、撮影位置へ向けて(すなわちズームレンズ鏡筒11の正面から見て反時計方向に)回動付勢されている。
なお、図9に示すように、2群支持環20側の軸支持部20cと軸支持板42の前後間隔は、該軸支持部20cと軸支持板42の間に軸支される軸受アーム部40bの前後端面間の距離よりも若干大きくなっている。つまり、2群退避枠40の軸受アーム部40bは、軸受板42と軸支持部20cの間で前後方向への若干量のスラスト移動が許されており、図9に矢印で付勢方向を概念的に示す後方付勢ばね(付勢部材)F2によって、軸支持部20cに当て付く方向(後方)へ付勢されている。この付勢ばねF2の付勢力によって、2群退避枠40が2群支持環20内で一定の光軸方向位置に弾性的に保持される。
図7、図8、図19ないし図21に示すように、2群支持環20には回動規制突起(位置決め部)61と軸方向移動規制突起(光軸方向移動規制手段)62が設けられている。回動規制突起61は2群支持環20の内方フランジ部20bから前方に突出された円筒状の突出部である。軸方向移動規制突起62は、内方フランジ部20bから前方に突出する前方突出部62aと、この前方突出部62aの先端部を略直角に曲げた(撮影光軸ZPと直交する方向に広くした)折曲立壁部62bとからなる鈎状の突出部である。折曲立壁部62bと内方フランジ部20bは、光軸方向に離間して互いに対向している。
図7ないし図9に示すように、2群退避枠40の保持環部40aの外周部には、回動規制突起61に係合可能な回動規制突起(外方突出部)40cが設けられている。回動規制突起40cは保持環部40aの周方向に細長く、その周方向端部が回動規制突起61の外周面に当接することにより、2群枠付勢ばねF1の付勢方向への2群退避枠40の回動端が決まる。つまり、回動規制突起40cと回動規制突起61は第2レンズ群LG2の撮影位置を決める位置決め手段である。そして、回動規制突起40cと回動規制突起61が当接して第2レンズ群LG2が撮影位置に保持されるとき、回動規制突起40cはさらに軸方向移動規制突起62にも係合して、2群退避枠40(第2レンズ群LG2)を当該撮影位置に安定保持させる。
詳細には、図9に示すように、回動規制突起61と当接するとき、回動規制突起40cの一部は、光軸方向に離間する軸方向移動規制突起62の折曲立壁部62bと内方フランジ部20bとの間の空間(前方突出部62a、折曲立壁部62b及び内方フランジ部20bによって囲まれるコ字状の空間)に進入し、回動規制突起40cの前面側が折曲立壁部62bに対して光軸方向に離間して対向し、回動規制突起40cの後面側が内方フランジ部20bに対して光軸方向に離間して対向する。そして、回動規制突起40cを挟んで位置される前後の折曲立壁部62bと内方フランジ部20bによって、2群支持環20に対する2群退避枠40の前後方向(光軸方向)移動が規制され、2群退避枠40の前後方向の位置ずれを防いでいる。特に、回動規制突起61は光軸方向の前端部が自由端部となった(固定されていない)片持梁状の突起であるが、回動規制突起40cの前面側を軸方向移動規制突起62の折曲立壁部62bが塞いでいるため、2群退避枠40が後方付勢ばねF2の付勢力に抗して前方にスラスト移動して回動規制突起40cが回動規制突起61の前端部を乗り越えてしまうおそれがない。そのため、例えば撮影状態のズームレンズ鏡筒11に対してカメラの落下などによる外部衝撃力が加わった場合であっても、回動規制突起40cと回動規制突起61が当接する規制位置を越えて下方へ脱落するような2群退避枠40の異常動作を防ぐことができる。
3群支持環19の内側には、第3レンズ群LG3を保持する3群退避枠(退避光学要素保持枠)50が支持される。3群支持環19は、3つの部分円筒部19aを接続する内方フランジ部19cを有し、この内方フランジ部19cに軸支持部19d(図12)が形成されている、図12に示すように、3群支持環19には、軸支持部19dの前方に位置させて軸支持板43が固定され、軸支持部19dと軸支持板43に形成した軸支持穴に対して3群回動軸51が挿通固定されている。固定状態の3群回動軸51の軸線方向は、撮影光軸ZPと略平行である。3群退避枠50は、第3レンズ群LG3を保持する保持環部50aと、該保持環部50aから外径方向に延設された筒状の軸受アーム部50bを有し、この軸受アーム部50bに形成した軸受穴が、3群回動軸51に対して回動自在に嵌っている。この構造により、3群退避枠50は、3群支持環19に対して3群回動軸51を中心として回動可能に支持される。詳細には、3群退避枠50は、3群回動軸51を中心として、第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置(第1の位置、図1ないし図3、図10、図11、図15及び図16)と、第3レンズ群LG3を撮影光軸ZPから下方に退避させる下方退避位置(第2の位置、図4、図17及び図20)の間を揺動することができる。3群退避枠50は、図11に矢印で付勢方向を概念的に示す3群枠付勢ばねF3によって、撮影位置へ向けて(すなわちズームレンズ鏡筒11の正面から見て時計方向に)回動付勢されている。
なお、図12に示すように、3群支持環19側の軸支持部19dと軸支持板43の前後間隔は、該軸支持部19dと軸支持板43の間に軸支される軸受アーム部50bの前後端面間の距離よりも若干大きくなっている。つまり、3群退避枠50の軸受アーム部50bは、軸受板43と軸支持部19dの間で前後方向への若干量のスラスト移動が許されており、図12に矢印で付勢方向を概念的に示す後方付勢ばね(付勢部材)F4によって、軸支持部19dに当て付く方向(後方)へ付勢されている。この付勢ばねF4の付勢力によって、3群退避枠50が3群支持環19内で一定の光軸方向位置に弾性的に保持される。
図6、図10ないし図13、図15及び図16に示すように、3群支持環19には弧状孔63と軸方向移動規制突起(光軸方向移動規制手段)64が形成されている。弧状孔63は内方フランジ部19cを前後方向に貫通する長孔であり、その一端部(上端部)に回動規制面(位置決め部)63aを有している。図12に示すように、軸方向移動規制突起64は、内方フランジ部19cから光軸方向前方に突出する前方突出部64aと、この前方突出部64aの先端部に連続する幅広立壁部64bとからなる先端幅広形状の突出部であり、前方突出部64aと幅広立壁部64bの間には、光軸方向において内方フランジ部19cに対向する立壁状の段部が形成されている。幅広立壁部64bの前端部には位置決めピン64cが設けられ、この位置決めピン64cが軸支持板43の位置決め穴43aに係合している(図10ないし図12)。
図10、図11、図14ないし図16に示すように、3群退避枠50の保持環部50aの外周部の後端には回動規制突起50cが設けられている。回動規制突起50cは3群支持環19に形成した弧状孔63に挿入されており、3群退避枠50の回動に応じて回動規制突起50cが弧状孔63内を移動する。そして、回動規制突起50cが回動規制面63aに当接することにより、3群枠付勢ばねF3の付勢方向への3群退避枠50の回動端が決まる。つまり、回動規制突起50cと回動規制面63aは第3レンズ群LG3の撮影位置を決める位置決め手段である。また、図6、図14及び図20に示すように、3群退避枠50の軸受アーム部50bの外周部には、軸方向移動規制突起64に係合可能な軸方向移動規制突起(外方突出部)50dが設けられている。軸方向移動規制突起50dは、3群回動軸51を中心とする半径方向に向けて突出された突出部(大径部)であり、回動規制突起50cと回動規制面63aが当接して第3レンズ群LG3が撮影位置に保持されるとき、軸方向移動規制突起50dが軸方向移動規制突起64に係合して、3群退避枠50(第3レンズ群LG3)を当該撮影位置に安定保持させる。
詳細には、図12に示すように、回動規制突起50cと回動規制面63aが当接するとき、軸方向移動規制突起50dは、光軸方向に離間する幅広立壁部64bと内方フランジ部19cの間の空間(前方突出部64a、幅広立壁部64b及び内方フランジ部19cによって囲まれるコ字状の空間)に進入し、軸方向移動規制突起50dの前面側が幅広立壁部64b(幅広立壁部64bと前方突出部64aの間の段部)に対して光軸方向に離間して対向し、軸方向移動規制突起50dの後面側が内方フランジ部19cに対して光軸方向に離間して対向する。そして、軸方向移動規制突起50dを挟んで位置される前後の幅広立壁部64bと内方フランジ部19cによって、3群支持環19に対する3群退避枠50の前後方向(光軸方向)移動が規制され、3群退避枠50の前後方向の位置ずれを防いでいる。特に、軸方向移動規制突起50dの前面側を軸方向移動規制突起64の幅広立壁部64bが塞いでいるため、3群退避枠50が後方付勢ばねF4の付勢力に抗して前方にスラスト移動して回動規制突起50cが回動規制面63aとの当接位置から前方に外れてしまうおそれがない。つまり、撮影状態のズームレンズ鏡筒11に対してカメラの落下などによる外部衝撃力が加わった場合であっても、回動規制突起50cと回動規制面63aが当接する規制位置を越えて上方へ脱落するような3群退避枠50の異常動作を防ぐことができる。
図10、図13、図15ないし図18に示すように、3群支持環19は前方に向けて突設された2群退避カム突起54を有し、図14に示すように、固定ホルダ23は前方に向けて突設された3群退避カム突起55を有している。2群支持環20と3群支持環19が所定距離以上に接近したときに、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54が2群退避枠40の軸受アーム部40bに当接し、2群退避カム突起54の先端部に形成したカム面の作用によって、2群枠付勢ばねF1の付勢力に抗して2群退避枠40が撮影位置から上方退避位置へ回動される(図17参照)。同様に、固定ホルダ23と3群支持環19が所定距離以上に接近したときに、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55が3群退避枠50に当接し、3群退避カム突起55の先端部に形成したカム面の作用によって、3群枠付勢ばねF3の付勢力に抗して3群退避枠50が撮影位置から下方退避位置へ回動される。
2群支持環20は、内方フランジ部20bの中央部に、光軸方向に貫通する開口部20hを有している。図19ないし図21に示すように、開口部20hは、撮影光軸ZPが通る位置から上方に向けて形成された2群移動開口部20h-1と、この2群移動開口部20h-1の下部に連続する幅狭の3群進入開口部20h-2とを有する。2群移動開口部20h-1内には2群退避枠40の保持環部40aが進入しており、上述の撮影位置と上方退避位置の間で2群退避枠40が揺動するとき、保持環部40aが2群移動開口部20h-1内を移動する。3群進入開口部20h-2は、3群退避枠50の保持環部50aが進入可能な開口幅(開口径)を有する。
3群支持環19は、内方フランジ部19cの中央部に、撮影光軸ZPを囲む円形状の開口部19hを有している。開口部19hは、3群退避枠50が上述の撮影位置に位置するとき、保持環部50a(第3レンズ群LG3)の後方に位置して撮影光束を通過させる貫通穴である。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒11は次のように動作する。図17は、図4の鏡筒収納状態における2群支持環20と3群支持環19、及び2群退避枠40(第2レンズ群LG2)と3群退避枠50(第3レンズ群LG3)の位置関係を示している。同図から分かるように、鏡筒収納状態では2群支持環20と3群支持環19が接近しており、互いの部分円筒部19a、20aの光軸方向におけるオーバーラップ量が最大になっている。そのため、2群支持環20内の2群退避枠40は、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54に押圧されて、撮影光軸ZPに対して上方に変位した上方退避位置に退避されている。また、3群支持環19が固定ホルダ23に接近しており、3群支持環19内の3群退避枠50は、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55に押圧されて撮影光軸ZPから下方に外れた下方退避位置に退避されている。このとき、2群支持環20と3群支持環19の接近に応じて、3群退避枠50の保持環部50aが2群支持環20の3群進入開口部20h-2(収納スペース)に進入されており、図4及び図17に示すように、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3は互いに上下方向に隣接して収納され、光軸方向の収納長がコンパクトになっている。
図4及び図18に示すように、鏡筒収納状態ではさらに、1群保持枠33がその一部を3群支持環19の前端部内に進入させるまで後退しており、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の直前位置に隣接して第1レンズ群LG1が収納される。第1レンズ群LG1は、上下方向に重なった状態の第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の外径サイズの和に略等しい径を有し、3群支持環19と2群支持環20における第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の前方スペースを塞いでスペース効率良く収納される。また、第4レンズ群LG4を保持する4群レンズ枠30は、鏡筒収納状態ではCCD22側の後方移動端まで後退されている(図4)。
この鏡筒収納状態において不図示のメインスイッチをオンすると、ズームモータが鏡筒繰出方向に駆動されて、ギヤ進退環13が内面ヘリコイド27とヘリコイド突起28の摺接関係によって回転しながら前方へ移動される。回転伝達凹部13bと回転伝達突起14aの係合によってギヤ進退環13と結合された第1繰出筒14は、突っ張り突起29が内面ヘリコイド27に案内されて、ギヤ進退環13と共に回転しながら前方へ移動される。直進案内環15は、ギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に前方に直進移動する。また、第1繰出筒14から回転力が付与されるカム環17も前方に移動される。このカム環17の前方移動量は、直進案内環15の直進移動分と、貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-Lによる繰出分との合算値である。
カム環17が前方に移動されると、該カム環17に支持された3群支持環19も前方に移動する。すると、鏡筒収納状態で第3レンズ群LG3を下方退避位置へ退避させていた3群退避枠50は、3群支持環19がズーム領域まで繰り出される途中で固定ホルダ23の3群退避カム突起55から離れて、3群枠付勢ばねF3の付勢力によって第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置(図15、図16)に回動する。このとき3群支持環19の回動規制面63aに対して回動規制突起50cが当接して3群退避枠50の回動端(すなわち撮影位置)が決められ、かつ3群支持環19の軸方向移動規制突起64に対して軸方向移動規制突起50dが係合して、3群支持環19内での3群退避枠50の前後移動が規制される。以後、ズームレンズ鏡筒11を再び収納位置に移動させるまでは、3群退避枠50はこの撮影位置に保持される。
また、鏡筒繰出動作によってカム環17が回転すると、その内側では、光軸方向に直進案内された2群支持環20と3群支持環19が、2群案内カム溝17m-2と2群用カムフォロア20n、3群案内カム溝17m-3と3群用カムフォロア19nの関係によって、それぞれ光軸方向に所定の軌跡で移動される。図15及び図16に示すように、2群支持環20と3群支持環19は、収納状態からの鏡筒繰出時には、カム環17のカム溝形状によって互いに離間する方向に相対移動する。その結果、鏡筒収納状態で第2レンズ群LG2を上方退避位置へ退避させていた2群退避枠40は、2群支持環20がズーム領域まで繰り出される途中で3群支持環19の2群退避カム突起54から離れて、2群枠付勢ばねF1の付勢力によって第2レンズ群LG2の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置に回動する。このとき2群支持環20の回動規制突起61に対して回動規制突起40cが当接して2群退避枠40の回動端(すなわち撮影位置)が決められ、かつ2群支持環20の軸方向移動規制突起62に対して回動規制突起40cの一部が係合して、2群支持環20内での2群退避枠40の前後移動が規制される。以後、ズームレンズ鏡筒11を再び収納位置に移動させるまでは、2群退避枠40は撮影位置に保持される。
また、カム環17が回転すると、該カム環17の外側では、第2繰出筒16を介して直進案内された1群支持筒21が、1群案内カム溝17m-1と1群用カムフォロア21nの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動され、鏡筒収納時よりも第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の間隔が広くなる(図16)。
すなわち、撮像面(CCD22の受光面)に対する第1レンズ群LG1の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する1群支持筒21のカム繰出量との合算値として決まる。また、第2レンズ群LG2の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する2群支持環20のカム繰出量との合算値として決まる。同様に、第3レンズ群LG3の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する3群支持環19のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、この第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸ZPに沿って移動することにより行われる。
図4の収納位置から鏡筒繰出を行うと、まず図3の上半断面や図1に示すワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータを鏡筒繰出方向に駆動させると、撮影光学系の焦点距離が徐々に長焦点側に変化し、最終的に図3の下半断面や図2に示すテレ端の繰出状態となる。ワイド端からテレ端までの撮影領域では、ギヤ進退環13と第1繰出筒14は、収納状態から撮影可能状態(ワイド端)までの繰出時と同様に、ズームモータの駆動に応じて、ハウジング12の内面ヘリコイド27に案内されて回転しながら光軸方向へ移動する。このときカム環17の外径突起17aが貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-Lから周方向溝部分15c-Sに移動し、カム環17は直進案内環15に対しては光軸方向に相対移動しなくなるが、直進案内環15がギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に光軸方向に移動されるので、カム環17もハウジング12に対して光軸方向に相対移動しながら回転する。
ズームレンズ鏡筒11がワイド端からテレ端までの撮影可能状態にあるとき、測距手段によって得られた被写体距離情報に応じてAFモータを駆動することにより、4群レンズ枠30が撮影光軸ZPに沿って移動してフォーカシングが実行される。
メインスイッチをオフすると、ズームモータが鏡筒収納方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒11は上記の繰出動作とは逆の収納動作を行い、図4の収納状態になる。この収納位置への移動の途中で、3群退避枠50が、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55の作用によって撮影位置から下方退避位置に回動されつつ3群支持環19と共に後退し、2群退避枠40も、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54の作用によって撮影位置から上方退避位置に回動されつつ2群支持環20と共に後退する。
上述のように、ズームレンズ鏡筒11では収納状態において第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3が上下方向に重なり合うことで収納長がコンパクトになっている。そして、収納状態から撮影状態に移行するに際して第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3がそれぞれ退避位置から撮影位置へと回動するとき、2群支持環20に対して2群退避枠40を、3群支持環19に対して3群退避枠50を、それぞれ光軸方向に移動規制するように構成したので、各退避枠40、50を確実に撮影位置で停止させることができる。
動作性や生産性を考慮すると、2群退避枠40と3群退避枠50はそれぞれ、前後方向(光軸方向)に若干移動可能に遊びを持たせて2群支持環20と3群支持環19に支持されることが好ましい。例えば2群退避枠40と2群支持環20の関係では、上述のように、軸受アーム部40bは2群回動軸41の軸線方向に若干量摺動することができ、後方付勢ばねF2によって後方に移動付勢されて、軸受アーム部40bの後端面が軸支持部20cの前面に当接する位置に保持されている。仮にこのような構造をとらず、軸受アーム部40bの前後端面が軸支持板42と軸支持部20cによって両側から挟着されるような構造にした場合、遊びがないため、軸支持板42と軸支持部20cの間隔や軸受アーム部40bの前後長さにわずかでも精度誤差があると、軸受アーム部40bに対する摺動抵抗が大きくなって2群退避枠40のスムーズな回動が阻害されてしまうおそれがある。よって、本実施形態の2群退避枠40は、2群支持環20に対して若干量前後移動が許された状態で支持されている。
このように光軸方向移動が許された2群退避枠40であるが、撮影位置へ回動されたときには前後移動を規制することが望ましい。すなわち、後方付勢ばねF2によって光軸方向後方に移動付勢された2群退避枠40は、この後方付勢ばねF2に抗して2群支持環20に対して前方に相対移動する余地が残されている。ここで、回動規制突起40cと回動規制突起61が当接している状態でカメラを落下させるなどしてズームレンズ鏡筒11に外部衝撃力が作用した場合に、2群退避枠40が前方に移動して回動規制突起40cが回動規制突起61の前端部を乗り越えてしまうような異常動作を防ぐため、本実施形態のズームレンズ鏡筒11では、軸方向移動規制突起62によって2群退避枠40の前方への移動を規制(移動範囲を制限)している。仮に回動規制突起40cが回動規制突起61の前端部を乗り越えると、2群退避枠40が撮影位置を超えてさらに下方へ回動し、第2レンズ群LG2が正しく撮影光軸ZP上に位置されなくなってしまうが、本実施形態の構成によればこのような不具合は生じない。
以上では、2群退避枠40と2群支持環20の関係において軸方向移動規制突起62を設けたことによる利点を述べたが、3群退避枠50と3群支持環19においても、撮影位置で3群退避枠50の前方移動を規制(移動範囲を制限)する軸方向移動規制突起64を設けたことで同様の効果が得られる。すなわち、3群退避枠50が撮影位置へ回動したときの前後方向の位置ずれが規制され、3群退避枠50を撮影位置に安定保持させることができる。
なお、以上の実施形態では、2群支持環20において回動規制突起61と軸方向移動規制突起62が別々に突設されているが、図22のようにこれらを一体の突起として形成することもできる。図22に示す2群支持環120は、先の実施形態の回動規制突起61に相当する位置に複合突起160を突設させている。2群支持環120においてこの複合突起160以外の構造は先の実施形態の2群支持環20と共通しており、図22では当該共通部分は図21までと同じ符号で示している。複合突起160は、内方フランジ部20bから前方に向けて突設された円柱状の回動規制部161と、この回動規制部161の先端部を略直角に曲げた(撮影光軸ZPと直交する方向に広くした)軸方向移動規制部162とを有している。回動規制部161は、2群支持環20の回動規制突起61と同様に、回動規制突起40cに当接して2群退避枠40の撮影位置側の回動端を決める位置決め部として機能する。軸方向移動規制部162は、2群支持環20の折曲立壁部62bと同様に、回動規制突起40cが回動規制部161に当接した状態で該回動規制突起40cの前方への移動を規制する立壁部(光軸方向移動規制手段)として機能する。
以上、図示実施形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、図示実施形態のズームレンズ鏡筒11は、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の2つの退避光学要素を有しているが、退避光学要素の数は2つに限定されず、1つ、あるいは3つ以上とすることもできる。
また、実施形態はズームレンズ鏡筒への適用例であるが、本発明は、少なくとも撮影状態と収納状態との切換動作を行うタイプであれば適用が可能である。すなわち、撮影状態での焦点距離変化を行わない単焦点のレンズ鏡筒にも適用できる。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態とテレ端撮影状態を同時に示した側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の収納状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒を構成するハウジング、ギヤ進退環、第1繰出筒、直進案内環の分解斜視図である。 同ズームレンズ鏡筒を構成する1群保持枠、1群調整環、2群保持枠、2群退避枠、2群支持環、3群退避枠、3群支持環の分解斜視図である。 2群退避枠を保持した状態の2群支持環を斜め下方から見た斜視図である。 2群退避枠が撮影位置にあるときの2群支持環の正面図である。 2群回動軸を通る断面で示した2群保持枠、2群退避枠及び2群支持環の断面図である。 3群退避枠を保持した状態の3群支持環を斜め下方から見た斜視図である。 3群退避枠が撮影位置にあるときの3群支持環の正面図である。 3群回動軸を通る断面で示した3群退避枠と3群支持環の断面図である。 3群支持環における2群退避カム突起を示す、2群保持枠、2群退避枠及び3群支持環の分解斜視図である。 固定ホルダにおける3群退避カム突起を示す、3群レンズ枠と固定ホルダの分解斜視図である。 撮影状態(ワイド端)における2群支持環と3群支持環の相対位置関係を示す斜視図である。 図15に1群保持枠と1群調整環を加えた撮影状態(ワイド端)の斜視図である。 鏡筒収納状態における2群支持環と3群支持環の相対位置関係を示す斜視図である。 図17に1群保持枠と1群調整環を加えた鏡筒収納状態の斜視図である。 2群支持環の拡大斜視図である。 図19とは異なる角度から見た、3群進入開口部に3群退避枠の保持環部が進入した状態の2群支持環の拡大斜視図である。 2群支持環の正面図である。 2群支持環の異なる実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
11 ズームレンズ鏡筒
12 ハウジング
13 ギヤ進退環
14 第1繰出筒
15 直進案内環
16 第2繰出筒
17 カム環
18 直進ガイドリング
19 3群支持環
19c 内方フランジ部
20 120 2群支持環
20b 内方フランジ部
21 1群支持筒
22 CCD
23 固定ホルダ
30 4群レンズ枠
39 2群保持枠
40 2群退避枠(退避光学要素保持枠)
40c 回動規制突起(外方突出部)
41 2群回動軸
42 43 軸支持板
50 3群退避枠(退避光学要素保持枠)
50c 回動規制突起
50d 軸方向移動規制突起(外方突出部)
51 3群回動軸
54 2群退避カム突起
55 3群退避カム突起
61 回動規制突起(位置決め部)
62 64 軸方向移動規制突起(光軸方向移動規制手段)
63 弧状孔
63a 回動規制面(位置決め部)
160 複合突起
161 回動規制部(位置決め部)
162 軸方向移動規制部(光軸方向移動規制手段)
F1 2群枠付勢ばね
F2 後方付勢ばね(付勢部材)
F3 3群枠付勢ばね
F4 後方付勢ばね(付勢部材)
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
LG4 第4レンズ群
LGF ローパスフィルタ
ZP 撮影光軸

Claims (6)

  1. 撮影光学系を構成する全ての光学要素を同一の撮影光軸上に直列状に位置させる第1状態と、少なくとも1つの退避光学要素を残りの光学要素の光軸から偏心した径方向位置に退避させかつ該退避光学要素を後退させる第2状態とに切換可能なレンズ鏡筒において、
    支持環と;
    前記退避光学要素を保持し、退避光学要素を撮影光軸上に位置させる前記第1状態の位置と、退避光学要素を撮影光軸からの退避位置に位置させる前記第2状態の位置とに回動可能に撮影光軸と略平行な回動軸を介して前記支持環内に支持され、かつ前記支持環に対して撮影光軸と平行な方向に移動可能に支持された退避光学要素保持枠と;
    前記退避光学要素保持枠を撮影光軸と平行な方向へ付勢して前記支持環内で一定の光軸方向位置に弾性的に保持する付勢部材
    前記退避光学要素保持枠に前記回動軸を中心とする径方向へ突出させて設けられた外方突出部と、前記支持環に設けられ前記退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置に回動したときこの外方突出部の前後いずれかの面に対向して位置する立壁部とからなり、前記退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置で前記付勢部材により弾性的に保持される光軸方向位置にあるときに互いに当接せず、前記退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置で前記付勢部材の付勢力に抗する方向に移動したとき互いに当接して前記支持環に対する前記退避光学要素保持枠の光軸方向の相対移動範囲を制限する光軸方向移動規制手段と;
    を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項記載のレンズ鏡筒において、前記退避光学要素保持枠は、前記回動軸に回動可能に支持される軸支持部と、該軸支持部から径方向に延設されその先端部に前記退避光学要素を保持する保持枠部とを備え、前記外方突出部は、前記軸支持部と前記保持枠部のいずれかの外周面に設けられているレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒において、前記支持環はさらに、前記立壁部と光軸方向に離間して対向する内方フランジ部を備え、前記退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置に回動したとき、この内方フランジ部と前記立壁部との間に前記外方突出部が進入するレンズ鏡筒。
  4. 請求項記載のレンズ鏡筒において、前記支持環の前記立壁部は、前記内方フランジから突設され先端部が広くなった突起部に形成されているレンズ鏡筒。
  5. 請求項または記載のレンズ鏡筒において、前記支持環の前記内方フランジ部に、前記退避光学要素保持枠に当接して前記第1状態の位置側の回動端を決める位置決め部を有しているレンズ鏡筒。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、前記光軸方向移動規制手段は、前記退避光学要素保持枠が前記第1状態の位置から第2状態の位置に回動するとき、前記支持環に対する該退避光学要素保持枠の前記付勢部材の付勢力に抗する方向への相対移動を許すレンズ鏡筒。
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