JP2006065268A - 光学系装置、カメラおよび携帯型情報端末装置 - Google Patents

光学系装置、カメラおよび携帯型情報端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 レンズ収納時における光軸方向寸法および径方向寸法を小さくすることが容易で、さらには沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を防止する。
【解決手段】 バリア制御片61は、レンズバリア62開放方向の固定枠21の側部に撮影光軸に沿う方向にスライド移動可能に設けられている。収納状態においては、第1の回転筒および第1のライナー23の基端面にバリア制御片61の屈曲形成された係合部が係合して、像面側に偏倚されており、レンズバリア62に接触してない。撮影状態においては、バリア制御片61は、係合部の係合が解除され、付勢力によって物体側に偏倚し、先端のバリア阻止部がレンズバリア62の進退路に突出して、レンズバリア62とレンズ群の鏡胴部分との干渉を防止する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、非使用時にはレンズ群を沈胴して収納し、使用時にレンズ群を所定位置まで繰り出して使用するレンズ鏡胴に係り、特に複数のレンズ群を相対的に移動させて焦点距離を変更することができるズームレンズに好適なレンズ鏡胴を含む光学系装置、カメラおよび携帯型情報端末装置に関するものである。
ディジタルカメラ等の撮像装置においては、焦点距離変更可能なズームレンズ等の撮影レンズの高性能化およびユーザーの要求による小型化等の進展に伴い、撮影時以外にレンズ鏡胴が撮像装置本体内に収納される、いわゆる沈胴式の撮影レンズを用いるものが増加している。さらには、単なる小型化ではなく、より一層の薄型化の要求により、沈胴収納状態でのレンズ鏡胴部分の厚み寸法を極限にまで減らすことが重要となってきている。
このような撮像装置の薄型化の要求に対処する技術として、撮影時以外にレンズ鏡胴が撮像装置本体内に収納される沈胴式の構成を有し且つレンズ鏡胴の沈胴収納時に一部のレンズが光軸上から退避する構成が用いられている。このような技術が、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。これら特許文献1および特許文献2に開示された構成によれば、レンズ鏡胴の収納時に、レンズの一部が光軸上から退避するため、レンズ全体の光軸方向寸法を小さくすることができ、撮像装置の厚みを薄くすることができる。
また、上記した沈胴式の撮影レンズを用いた撮像装置には、沈胴時に、カメラ本体内にゴミや埃が入り込んだり、撮影レンズ等が損傷したりするのを防ぐために、開閉可能なレンズバリアが組み込まれている。このレンズバリアは、鏡胴内に設けられ、バリア羽根を有する鏡胴バリアと、カメラ本体のレンズ鏡胴前面に設けられ、スライド開閉または回転開閉する本体バリアとに分類される。このうち、鏡胴バリアは、省スペースであり、レンズ鏡胴との連動が容易であるという利点があるが、昨今の広角レンズ搭載のカメラでは、撮影レンズのうち、最も被写体側に配置されたレンズの直径が最も大きいため、この直径が最も大きいレンズが収容されたレンズ鏡胴に鏡胴バリアを設けると、レンズ鏡胴がさらに大きくなってしまう。そのため、広角レンズ搭載のカメラでは、一般に、レンズバリアとして本体バリアを用いたものが多くなっている。
この本体バリアには、カメラ本体の前面カバーの外側に設けられ、スライド開閉する外バリアと、上記前面カバーの内側でレンズ鏡胴の前面側に設けられ、スライド開閉または回転開閉する内バリアとがある。外バリアは、ほとんどの場合、ユーザーがバリア自体を手動でスライドさせることによりバリアの開閉が行われ、バリアのスライド動作に応じてカメラの電源がオンまたはオフされる。一方、内バリアには、バリアを開閉するためのバリアレバーが設けられ、ユーザーがバリアレバーを操作すると、バリアレバーに連結されたリンク機構の動作によりバリアが開閉され、それに応じて電源もオンまたはオフするタイプ(以下、「手動開閉バリア」と称する。)と、メインスイッチが設けられ、ユーザーがメインスイッチを押下すると、電源がオンまたはオフすると共に、バリアも自動的に開閉するタイプ(以下、「自動開閉バリアタイプ」と称する。)とがある。
このような本体バリアは、開閉動作をスムーズにする必要があるため、カメラ本体の前面カバーと本体バリアとの間に間隙を設けている。しかし、上記間隙があるために、携帯時等の非使用時にユーザーがカメラを振ったときなど、前面カバーと本体バリアとの間でガタつき、異音が発生することが多い。そこで、外バリアを有するカメラには、外バリアが閉じ位置または退避位置にあるときのみ、外バリアの背面に形成された突起がカメラ本体の前面カバーに形成された突起にそれぞれ係合することにより、上記前面カバーと外バリアの間の上下方向のガタつきを防止するものがある。この技術は、例えば特許文献3に開示されている。
また、外バリアを有するカメラには、カメラ本体の外装(前面カバー)の曲率よりも、上記外装表面に取り付けられ外バリアがスライド移動するガイドレールの曲率の方を大きくすることにより、外バリアが開閉端でカメラ本体側に引き込まれる力を受けて外バリアのガタつきが防止されるものもある。この技術は、例えば特許文献4に開示されている。
一方、自動開閉バリアを有するカメラには、本体バリアへの指掛かりを検知する指掛かり検知手段を設け、その指掛かり検知手段が本体バリアの移動時にユーザーの指が触れたことを検知した場合には、本体バリアを開放位置に移動させたり、移動を停止させたりすることにより、バリア機構やレンズ鏡胴の破損を防止すると共に、ユーザーの指挟み等を未然に防止するものがある。この技術は、例えば特許文献5に開示されている。
特開2003−315861号公報 特開2003−149723号公報 特開2001−228507号公報 特開2001−290196号公報 特開2001−91993号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された構成では、光軸上から退避するレンズの位置は、実質的にレンズ鏡胴の最大外径の内側である。このため、これらのレンズ鏡胴は、レンズ収納時の撮像装置の厚み寸法は小さくすることができるが、光軸上からのレンズの退避を行わない場合と比較すると、レンズ鏡胴の外径が増大するため、レンズ鏡胴の大きさ、特に光軸に直交する面内での大きさが大きくなり、結果として撮像装置の大きさ、特に正面から見た場合の大きさが、大きくなってしまうという問題がある。
また、このような場合、レンズ群の動作が複雑化し、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉が生じ易くなる。
また、特許文献3に開示された構成では、外バリア背面の突起と前面カバーの突起との係合にバラつきがあるため、手動開閉バリア方式以外に適用することは難しいという問題があった。また、外バリアや前面カバーに金属材料を用いるものの場合、上記突起は部品として別途製造し、外バリア裏面や前面カバーの前面に取り付ける必要があり、上記突起を部品として製造する工程、上記各突起を外バリア裏面や前面カバーの前面に取り付ける工程が増加する分、カメラ全体のコストが上昇してしまうという問題がある。
一方、特許文献4に開示された構成では、カメラ本体の前面カバーと外バリアとが常に当接しているために、メインスイッチでアクチュエータを駆動して外バリアを開閉する方式では、アクチュエータの駆動力を大きくする必要があり、また、動作が不確実になり易いという問題がある。
また、特許文献5には、前面カバーと本体バリアとの間のガタつきを防止するための手段については何ら開示されていないので、特許文献5に開示された構成では、上記問題を解決することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、非撮影時(レンズ収納時)における光軸方向寸法を小さく、しかも光軸が垂直に交わる面内での大きさ、ひいては撮像装置の大きさを小さくすることが容易で、さらには沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を簡単な構成で確実に防止することを可能とすると共に、レンズバリアのガタつきを防止することを可能とする光学系装置、該光学系装置を用いるカメラおよび該光学系装置を用いる携帯型情報端末装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を簡単な構成で効果的に防止することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を簡単な構成で効果的に防止することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、撮影光軸方向の寸法を効果的に小さくして、しかも簡単で且つ確実な構成により、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、撮影光軸方向の寸法を効果的に小さくして、しかもより簡単で且つ確実な構成により、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、前面カバーとレンズバリアが如何なる材質であってもそのレンズバリアのガタつきを防止することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、レンズバリアの閉じ動作をスムーズに行うことを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、レンズ鏡胴とレンズバリアとの当接時の衝撃を緩和することを可能とすると共に、確実にレンズバリアへ付勢力を付けることを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、組立の容易化およびコストの削減を可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、レンズ鏡胴の組付けバラツキに起因するレンズバリアへのレンズ鏡胴の当接位置のバラツキを減少することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、レンズバリアの開き動作をスムーズに行うことを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、レンズバリアの閉じ動作をスムーズに行うことを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、レンズ鏡胴のレンズバリアへの当接時の衝撃を緩和することを可能とする光学系装置を提供することにある。
本発明の請求項13の目的は、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することを可能とする共に、前面カバーと本体バリアとの間のガタつきを防止することを可能とするカメラを提供することにある。
本発明の請求項14の目的は、特に、ユーザーへ高級感を示すことを可能とするカメラを提供することにある。
本発明の請求項15の目的は、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することを可能とする共に、前面カバーと本体バリアとの間のガタつきを防止することを可能とする携帯型情報端末装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る光学系装置は、上述した目的を達成するために、
沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、レンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴の収納状態/撮影状態への駆動に伴って変位するバリア制御片を備え、該バリア制御片にはオン/オフの2つの状態があり、オン状態では、撮影状態からレンズ鏡胴の収納状態への動作が完了するまで前記レンズバリアのレンズ鏡胴の作動領域への移動路上に突出して移動を阻止することにより、前記レンズバリアが収納前にレンズ鏡胴に接触するのを防止することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項1の光学系装置であって、
前記バリア制御片が、レンズ群の収納時には、レンズ鏡胴の移動部位に押圧されてオフ状態とされ、レンズ群の撮影状態への移行時には前記移動部位との接触が解除されてオン状態とされることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項2の光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴は、撮影状態では、全てのレンズ群を同一の光軸上に位置させ、沈胴状態では、少なくとも1つのレンズ群を他のレンズ群の光軸とは異なる位置で且つ前記他のレンズ群のレンズ鏡胴の最大外径よりも外側に退避させるものであって、前記少なくとも1つのレンズ群を保持し且つ沈胴状態において、前記他のレンズ群の光軸外で且つ鏡胴外へ退避させる退避レンズ枠を備えるレンズ鏡胴を含み、
そして前記バリア制御片を押圧するのは、前記レンズ鏡胴の収納時に最も像面側へ移動するレンズ鏡胴またはそれと一体に移動する部材であることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の光学系装置であって、
前記バリア制御片が、前記オフ状態から前記オン状態へ向かうオン方向へ付勢されていることを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る光学系装置は、
沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、前面カバーに設けられ、レンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴の収納状態では、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接することを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項5の光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴は、撮影状態から収納状態への移行時には、前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆った後、再び繰り出されて前記レンズバリアと当接することを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項5または請求項6の光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴は、前面に弾性部材を備えていることを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項7の光学系装置であって、
前記弾性部材は、前記レンズ鏡胴の最前面の部品と一体に成形されていることを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項5〜請求項8のいずれか1項の光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴が対物側に繰り出した位置を検知する繰り出し位置検知手段を有し、該繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいて、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接した際に前記レンズ鏡胴を停止させることを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項1〜請求項9のいずれか1項の光学系装置であって、
前記レンズ鏡胴は、収納状態から撮影状態への移行時には、結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡の外側へ退避した後、対物側に繰り出されることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項1〜請求項10のいずれか1項の光学系装置であって、
前記レンズバリアの位置を検知するバリア位置検知手段を有し、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡内への進入を開始した場合には、前記バリア位置検知手段の出力信号に基づいて前記レンズ鏡胴が前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれることを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る光学系装置は、請求項5〜請求項11のいずれか1項の光学系装置であって、
前記レンズバリアの背面近傍に設けられ、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接したことを検知する当接検知手段を有することを特徴としている。
請求項13に記載した本発明に係るカメラは、撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことを特徴としている。
請求項14に記載した本発明に係るカメラは、請求項13のカメラであって、
前記レンズバリアおよびカメラ前面を覆う前面カバーに金属材料を用いていることを特徴としている。
請求項15に記載した本発明に係る携帯型情報端末装置は、カメラ機能部を有し、且つ前記カメラ機能部の撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことを特徴としている。
本発明によれば、レンズ収納時における光軸方向寸法を小さく、しかも光軸が垂直に交わる面内での大きさ、ひいては撮像装置の大きさを小さくすることが容易で、さらには沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を防止することを可能とすると共に、レンズバリアのガタつきを防止することを可能とする光学系装置、該光学系装置を用いるカメラおよび該光学系装置を用いる携帯型情報端末装置を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の光学系装置によれば、沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、レンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、前記レンズ鏡胴の収納状態/撮影状態への駆動に伴って変位するバリア制御片を備え、該バリア制御片にはオン/オフの2つの状態があり、オン状態では、撮影状態からレンズ鏡胴の収納状態への動作が完了するまで前記レンズバリアのレンズ鏡胴の作動領域への移動路上に突出して移動を阻止することにより、前記レンズバリアが収納前にレンズ鏡胴に接触することを防止する構成により、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項2の光学系装置によれば、請求項1の光学系装置において、前記バリア制御片が、レンズ群の収納時には、レンズ鏡胴の移動部位に押圧されてオフ状態とされ、レンズ群の撮影状態への移行時には前記移動部位との接触が解除されてオン状態とされる構成とすることにより、撮影光軸方向の寸法を効果的に小さくして、しかも簡単で且つ確実な構成により、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項3の光学系装置によれば、請求項2の光学系装置において、前記レンズ鏡胴は、撮影状態では、全てのレンズ群を同一の光軸上に位置させ、沈胴状態では、少なくとも1つのレンズ群を他のレンズ群の光軸とは異なる位置で且つ前記他のレンズ群のレンズ鏡胴の最大外径よりも外側に退避させるものであって、前記少なくとも1つのレンズ群を保持し且つ沈胴状態において、前記他のレンズ群の光軸外で且つ鏡胴外へ退避させる退避レンズ枠を備えるレンズ鏡胴を含み、
そして前記バリア制御片を押圧するのは、前記レンズ鏡胴の収納時に最も像面側へ移動するレンズ鏡胴またはそれと一体に移動する部材であることにより、特に、撮影光軸方向の寸法を効果的に小さくして、しかも簡単で且つ確実な構成により、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項4の光学系装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の光学系装置において、前記バリア制御片が、前記オフ状態から前記オン状態へ向かうオン方向へ付勢されていることにより、特に、撮影光軸方向の寸法を効果的に小さくして、しかもより簡単で且つ確実な構成により、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項5の光学系装置によれば、沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、前面カバーに対し、移動可能に設けられレンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、前記レンズ鏡胴の収納状態では、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接することにより、特に、この光学系装置を有するカメラの前面カバーとレンズバリアとの間にレンズバリアの開閉動作をスムーズにするための間隙が設けられており、非撮影状態(収納時等の非使用時)において、ユーザーがカメラを振ったとしても、前面カバーとレンズバリアとの間でガタついて異音が発生することはないと共に、前面カバーとレンズバリアが如何なる材質であってもレンズバリアのガタつきを防止することができる。
本発明の請求項6の光学系装置によれば、請求項5の光学系装置において、前記レンズ鏡胴は、撮影状態から収納状態への移行時には、前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆った後、再び繰り出されて前記レンズバリアと当接することにより、特に、レンズバリアの閉じ動作をスムーズに行わせることができる。
本発明の請求項7の光学系装置によれば、請求項5または請求項6の光学系装置において、前記レンズ鏡胴は、前面に弾性部材を備えていることにより、レンズ鏡胴の前面がレンズバリアの背面に当接する際の衝撃を緩和することができると共に、確実にレンズバリアへ付勢力を付けることができる。
本発明の請求項8の光学系装置によれば、請求項7の光学系装置において、前記弾性部材は、前記レンズ鏡胴の最前面の部品と一体に成形されていることにより、特に、組立が容易となり、コストを下げることができる。
本発明の請求項9の光学系装置によれば、請求項5〜請求項8のいずれか1項の光学系装置において、前記レンズ鏡胴が対物側に繰り出した位置を検知する繰り出し位置検知手段を有し、該繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいて、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接した際に前記レンズ鏡胴を停止させることにより、特に、レンズ鏡胴の組付けがばらついても、この繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいてレンズ鏡胴の繰り出しを正確に停止させることができるので、レンズバリアの背面にレンズ鏡胴の前面が当接する位置のバラツキを減少させることができる。
本発明の請求項10の光学系装置によれば、請求項1〜請求項9のいずれか1項の光学系装置において、前記レンズ鏡胴は、収納状態から撮影状態への移行時には、結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡の外側へ退避した後、対物側に繰り出されることにより、特に、レンズバリアの開き動作をスムーズに行わせることができる。
本発明の請求項11の光学系装置によれば、請求項1〜請求項10のいずれか1項の光学系装置において、前記レンズバリアの位置を検知するバリア位置検知手段を有し、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡内への進入を開始した場合には、前記バリア位置検知手段の出力信号に基づいて前記レンズ鏡胴が前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれることにより、特に、レンズバリアが閉じ動作を始め、バリア位置検知手段がこのことを検出すると、レンズ鏡胴の前面をレンズバリアの背面よりさらに結像面側へ一旦後退させているので、レンズバリアの閉じ動作をスムーズに行わせることができる。
本発明の請求項12の光学系装置によれば、請求項5〜請求項11のいずれか1項の光学系装置において、前記レンズバリアの背面近傍に設けられ、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接したことを検知する当接検知手段を有することにより、特に、レンズ鏡胴の前面がレンズバリアの背面に当接した瞬間または、レンズ鏡胴の前面を所定量だけレンズバリアに押し付けた時点で、レンズ鏡胴を停止させることができ、当接時の衝撃を緩和することができる。
本発明の請求項13のカメラによれば、撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことにより、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる共に、前面カバーと本体バリアとの間のガタつきを防止することが可能となる。
本発明の請求項14のカメラによれば、請求項13の光学系装置であって、前記レンズバリアおよびカメラ前面を覆う前面カバーに金属材料を用いていることにより、特に、ユーザーへ高級感を示すことができる。
本発明の請求項15の携帯型情報端末装置によれば、カメラ機能部を有し、且つ前記カメラ機能部の撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことにより、特に、沈胴収納時にレンズ前面を覆うレンズバリアと沈胴式レンズ鏡胴との干渉を効果的に防止することが可能となる共に、前面カバーと本体バリアとの間のガタつきを防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係るレンズ鏡胴を詳細に説明する。
[1]第1の実施の形態
図1〜図16は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置の要部の構成および種々の動作状態を示している。
図1は、レンズ群を沈胴させて収納した沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分の構成を物体側から見た斜視図、図2は、図1の状態における要部の構成を結像面側から見た斜視図、図3は、レンズバリアを閉じた沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴およびレンズバリアを含む光学系装置の構成を物体側から見た斜視図、図4は、図3の状態における要部の構成を結像面側から見た斜視図、図5は、レンズ群を突出させた撮影状態において開いたレンズバリアを閉じようとしている状態におけるレンズ鏡胴部分およびレンズバリア部分の要部の構成を結像面側から見た斜視図、図6は、レンズ群を突出させた撮影状態におけるレンズ鏡胴部分の要部の構成を結像面側から見た斜視図、図7は、第3レンズ群を保持する第3群枠および衝突防止片の動作を説明するため、レンズ群の沈胴収納状態における第3群枠、衝突防止片および第4群枠部分の配置構成を物体側から見た斜視図、図8は、第3レンズ群を保持する第3群枠および衝突防止片の動作を説明するため、レンズ群を突出した撮影状態における第3群枠、衝突防止片および第4群枠部分の配置構成を物体側から見た斜視図である。
図9は、光軸を挟んで上半部および下半部に、レンズ群を突出した撮影状態および沈胴させて収納した沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴における各レンズ群、レンズ保持枠ならびに各種レンズ鏡胴の要部をそれぞれ示す縦断面図、図10は、第2の回転筒に形成されたカム溝の形状を展開して模式的に示す展開図、図11は、カム筒に形成されたカム溝の形状を展開して模式的に示す展開図、図12は、第1のライナーに形成されたカム溝およびキー溝の形状を展開し且つヘリコイドを省略して模式的に示す展開図、図13は、固定枠に形成されたカム溝およびキー溝の形状を展開し且つヘリコイドを省略して模式的に示す展開図、図14は、第3群枠およびその駆動操作系の構成を示す側面図、図15は、第3群枠およびその駆動操作系の構成を示す斜視図、ならびに図16は、第3群枠の動作を説明するため、第3群枠部分を結像面側から見た背面図である。
図1〜図16において、レンズ鏡胴を含む光学系装置は、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、第4レンズ群14、シャッタ/絞りユニット15、固体撮像素子16、固定枠21、第1の回転筒22、第1のライナー23、第2の回転筒24、第2のライナー25、カム筒26、直進筒27、第3群枠31、第3群主ガイド軸32、第3群副ガイド軸33、第3群リードスクリュー34、雌ねじ部材35、衝撃防止片36、圧縮トーションスプリング37、フォトインタラプタ38(図16)、第4群枠41、第4群ガイド軸42、第4群リードスクリュー43(図7)、ズームモータ51(図1)、第3群モータ52、第4群モータ53、バリア制御片61、レンズバリア62、バリア駆動系63、ギア71,72,73,74および押さえ板81を具備している。
撮影状態において、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14は、物体側から順次配列されるとともに、第2レンズ群12と第3レンズ群13の間に、シャッタ/絞りユニット15が、挿入配置され、第4レンズ群14の像面側には、CCD(電荷結合素子)等を用いて構成される固体撮像素子16が配置される。これら第1レンズ群11〜第4レンズ群14は、焦点距離可変のズームレンズを構成する。第1レンズ群11は、1枚以上のレンズからなり、該第1レンズ群11を一体的に保持するレンズ保持枠17を介して直進筒27に固定保持されている。
第2レンズ群12は、1枚以上のレンズからなり、該第2レンズ群12を一体的に保持するレンズ保持枠(明確には図示されていない)に形成されたカムフォロワが図11に示すカム筒26の第2レンズ群用のカム溝に挿通されて第2のライナー25の直進溝に係合し、これらカム筒26および第2のライナー25により支持されている。シャッタ/絞りユニット15は、シャッタおよび開口絞りを含み、該シャッタ/絞りユニット15に一体的に形成されたカムフォロワが図11に示すカム筒26のシャッタ/絞り用のカム溝に挿通されて第2のライナー25の直進溝25aに係合し、これらカム筒26および第2のライナー25により支持されている。
固定枠21の固定筒の内面には、図13に示すように、軸方向に沿う直進溝およびカム溝が形成されており、カム溝には第1の回転筒22の基端部外周面に形成されたカムフォロワが係合しており、直進溝には、第1のライナー23の基端部外周に突出形成されたキー部が係合している。第1の回転筒22の内面には光軸に直行する面に沿う案内溝が形成されており、第1のライナー23の基端部近傍の外周面に突設されたカムフォロワが係合している。第1の回転筒22の内面には軸方向に沿う直線溝が形成されており、第1のライナー23の内面には、軸方向に沿う直線溝とヘリコイドが形成され、さらに第1のライナー23には、第2の回転筒24の基端部近傍の外周面に突設されたカムフォロワを挿通するためのカム溝が形成されている。
第2の回転筒24の基端部の外周面にはヘリコイドが形成され、第1のライナー23のヘリコイドに螺合するとともに、該第2の回転筒24の基端部近傍の外周面に突設されたカムフォロワが、第1のライナー23のカム溝を通して第1の回転筒22の直線溝に係合している。第1のライナー23の直線溝には第2のライナー25の基端部外周に突設されたキー部が係合している。第2のライナー25の内周に嵌合するカム筒26は、基端部外周に突設された係止突起が第2の回転筒24の基端部に嵌合係止して、第2の回転筒24と一体的に動作するようになっている。第2の回転筒24の内周面にはカム溝が形成され、このカム溝に、第2のライナー25の前端部外周面に設けられたキー部が係合されている。直進筒27は、基端部側が第2の回転筒24と第2のライナー25の間に挿入されており、直進筒27の基端部近傍の外周面には、カムフォロワが突設され、前記カムフォロワが第2の回転筒24のカム溝に係合するとともに、直進筒27の内周面には軸方向に沿って直進溝が形成され、該直進溝に第2のライナー25の前端部外周面のキー部が係合している。第1の回転筒22の基端部外周にはギア部が形成されており、ズームモータ51の駆動力が適宜ギアを介してギア伝達されて回動され、それによって第1レンズ群11、第2レンズ群12およびシャッタ/絞りユニット15が、所定のごとくズーミング動作する。
なお、直進筒27のカムフォロワに係合する第2の回転筒24のカム溝が図10に、第2レンズ群12のレンズ保持枠のカムフォロワに係合するカム筒26のカム溝およびシャッタ/絞りユニット15のカムフォロワに係合するカム筒26のカム溝が図11に、第2の回転筒24のカムフォロワに係合する第1のライナー23のカム溝および第2のライナー25のキー部に係合する第1のライナー23の直線溝が図12に、そして固定筒部の第1のライナー23のキー部に係合する固定枠21の直進溝、第1の回転筒22のカムフォロワに係合する固定枠21のカム溝が図13にそれぞれ示されている。
すなわち、一般に最外周の固定筒に最も近い回転筒は、ヘリコイドによって固定筒に螺合しており、ヘリコイドは、その形状から一定の速度で移動する。このため、沈胴収納状態から短焦点広角端を経て長焦点望遠端へと漸次駆動される間の短焦点広角端位置においては、回転筒は、半分ほど繰り出された状態となるのが、一般的である。これに対して、上述した構成においては、第1の回転筒22は、固定枠21の固定筒部分と単にヘリコイド螺合するのではなくヘリコイド状のカム溝で係合しており、収納状態から短焦点広角端への駆動により、第1の回転筒22は、最大繰り出し位置まで完全に繰り出し、その後は、図13に示すようにカム溝の物体側端部が固定筒部の端面に平行になっており、短焦点広角端から長焦点望遠端への駆動では第1の回転筒22は空転する。
したがって、繰り出し動作の早い段階で固定筒部に最も近接している鏡胴である第1の回転筒22を、早い段階で完全に繰り出すことにより、後述する第3群枠31を光軸上に挿入するスペースをあらかじめ確保するようになっている。
第3レンズ群13は、レンズ保持枠としての第3群枠31に保持されている。第3群枠31は、一端に第3レンズ群13を保持しており、他端が第3レンズ群13の光軸と実質的に平行な第3群主ガイド軸32によって回動可能に且つ第3群主ガイド軸32に沿ってスライド移動可能に支持されている。第3群枠31は、図8に示すように撮影状態における光軸上に第3レンズ群13を挿入した光軸上位置と、図2に示すように沈胴収納状態における第3レンズ群13を固定枠21の固定筒部分から退避した収納位置との間で第3群主ガイド軸32を中心として回動する。第3群枠31の回動端側の第3レンズ群13の近傍には、この場合回動軸側と第3レンズ群13の支持部側とで主ガイド軸に平行な方向における位置を異ならせるクランク状の屈曲部が形成され、該屈曲部からほぼ回動端方向にストッパ31a(図15)および遮光片31bが突設されている。
ストッパ31aは、図8および図16に示すように、第3群副ガイド軸33に当接することにより、第3群枠31の光軸上位置が規定されており、遮光片31bは、図16に示す位置検出装置としてのフォトインタラプタ38を遮光することにより、収納位置にあることが検知確認できるようになっている。第3群枠31の主ガイド軸32に支持されている部分の円筒状の外周面には、図14に示すような段差部からなるカム部31cが形成されている。カム部31cは、第3群リードスクリュー34に螺合する雌ねじ部材35の係合部35aの摺接面が摺接する斜面を呈するカム面と該係合部35aの当接係合面が係合する当接係合面を形成している。カム部31cの当接係合面は、例えば第3群主ガイド軸32がほぼ垂直に交わる平面を形成している。第3群枠31は、第3群主ガイド軸32の周囲に配設された圧縮トーションスプリング37によって、前記収納位置から前記光軸上位置へ向かう回動方向に常時付勢されており、同時に第3群主ガイド軸32上において物体側から像面側の押さえ板81へ向かう方向に常時付勢されている。
雌ねじ部材35は、光軸に実質的に平行に配設された第3群リードスクリュー34に螺合し、前述した第3群枠31のカム部31cに係合する係合部35aに加えて、第3群リードスクリュー34の回転に伴って雌ねじ部材35が回ってしまわないようにするための回転止めとして、固定枠21の固定筒部分に形成された光軸方向に平行なガイド溝に嵌合摺動する回転止め突起部35bが形成されている。すなわち、雌ねじ部材35は、回転止め突起部35bが固定枠21のガイド溝に嵌合して回転が阻止されているので、第3群リードスクリュー34の回転によって、光軸に沿って進退移動する。
図14に詳細に示すように、雌ねじ部材35は、第3群枠31のカム部31cに常時係合しており、図14における左端の収納位置Sにおいては、第3群枠31が圧縮トーションスプリング37の付勢により押さえ板81に接触しており、圧縮トーションスプリング37による光軸上位置へ向かう回動方向の付勢力に抗して第3群枠31を収納位置に位置させている。第3群リードスクリュー34の回転により、雌ねじ部材35が収納位置Sから退避位置Bまで移動する間、圧縮トーションスプリング37による回動付勢力と第3群枠31のカム部31cのカム斜面により、第3群枠31は、前述した収納位置から光軸上位置へ回動する。このとき第3群枠31の光軸上位置は、図16に示すように、第3群枠31のストッパ31aが第3群副ガイド軸33に当接することによって前記光軸上位置に正しく設定される。
雌ねじ部材35が退避位置Bに達すると、雌ねじ部材35は係合部35aが第3群枠31カム部31cの当接係合面に達し、以後、雌ねじ部材35の係合部35aは第3群枠31をカム部31cとの係合によって圧縮トーションスプリング37の像面側への付勢力に抗して物体側へ移動させ、短焦点広角端位置Wを経て長焦点望遠端位置Tに達するまで、雌ねじ部材35が第3群枠31を移動させる。一方、第3群リードスクリュー34の逆回転により、雌ねじ部材35が長焦点望遠端位置Tから短焦点広角端位置Wを経て退避位置Bまで移動する間は、雌ねじ部材35の係合部35aが当接係合面にて第3群枠31のカム部31cに係合しているので、圧縮トーションスプリング37の光軸上位置への付勢力と像面側への付勢力によって第3群枠31は、第3群副ガイド軸33に規制された光軸上位置を維持しつつ物体側から像面側へと漸次移動する。雌ねじ部材35が退避位置Bから収納位置Sまで移動する間は、雌ねじ部材35の係合部35aが第3群枠31のカム部31cのカム斜面に摺接して、第3群枠31を圧縮トーションスプリング37による回動付勢力に抗して回動させ、第3群枠31は、光軸上位置から収納位置へ回動する。第3群枠31が収納位置に達すると、その位置がフォトインタラプタ38によって検知され、第1レンズ群11、第2レンズ群12およびシャッタ/絞りユニット15の沈胴収納位置への移動が許可される。
すなわち、フォトインタラプタ38によって第3群枠31の収納完了が検知され、この検知後に、第1の回転筒22を繰り込むようにしたり、第1の回転筒22および第1のライナー23よりも内方、すなわちそれらの基端面よりも前方に位置する構成部品が、第3群枠31に接触する直前の位置よりも繰り込まれるのは、前記検知以後としたりすることによって、故障時等にも第3群枠31との干渉なしに安全に第1の回転筒22等を繰り込むことが可能となる。これら第1の回転筒22等の位置は、一般的なパルスモータを用いて構成したズームモータ51では、駆動パルスのカウントで設定することが可能である。
ところで、衝突防止片36は、特に図2、図7に示すように、第3群主ガイド軸32の近傍において固定枠21に回動可能に支持されており、回動端近傍の係止突起36aを撮影光軸位置側へ突出させる回動方向にスプリング等により常時付勢されている。第3群枠31が、収納位置に位置しているときは、衝突防止片36は、付勢力に抗して、第3群枠31によって押し出され、第3群枠31よりも外方に偏倚されている(特に、図2および図7参照)。第3群枠31が、回動して光軸上位置に位置すると、衝突防止片36は、第3群枠31との係合が解除され、付勢力によって、係止突起36aを撮影光軸側に突出させる方向に回動し、係止突起36aを固定枠21の固定筒内面から突出させる。このとき、第1の回転筒22および第1のライナー23をはじめとして、第2の回転筒24、第2のライナー25、カム筒26および直進筒27が、全て係止突起36aの突出位置よりも物体側に位置しているので、係止突起36aは、第1の回転筒22および第1のライナー23の基端外周縁よりも内方に突出する(特に図5、図6および図8参照)。
したがって、レンズ鏡胴が突出している撮影状態において、落下等により鏡胴の先端側に大きな圧力が加わった際に、第1の回転筒22および第1のライナー23に衝突防止片36の係止突起36aが係合し、第1の回転筒22および第1のライナー23(ならびに第2の回転筒24、第2のライナー25、カム筒26および直進筒27)のそれ以上の第3レンズ群13側への後退を阻止し、第3群枠31および第3レンズ群13の破損等を防止する。
第3群リードスクリュー34は、第3群モータ52によって順逆両方向に回転駆動される。第3群モータ52の回転は、ギア71、ギア72、ギア73およびギア74を順次介して第3群リードスクリュー34に伝達される。
第4レンズ群14は、図7に示すように、レンズ保持枠としての第4群枠41によって保持され、第4群枠41は、一端において第4群リードスクリュー43に螺合し且つ他端において第4群ガイド軸42に嵌合している(特に図7および図8参照)。第4群リードスクリュー43および第4群ガイド軸42は、撮影光軸に平行に配設されており、第4群ガイド軸42は回転止めとしても機能し、第4群リードスクリュー43の回転によって、第4群枠41が撮影光軸方向に進退駆動される。
第1レンズ群11、第2レンズ群12およびシャッタ/絞りユニット15の駆動のためのズームモータ51、第3レンズ群13の駆動のための第3群モータ52および第4レンズ群14の駆動のための第4群モータ53は、一般的にパルスモータを用いて構成され、例えばソフトウェア的に相互に連携して駆動され、主として第1〜第3のレンズ群11〜13による適切なズーミング動作および、例えば主として第4のレンズ群14による適切なフォーカシング動作を達成する。
図9に示すように、第4レンズ群14の背後、すなわち物体から遠い側には、CCD(電荷結合素子)固体撮像素子等の固体撮像素子16が配設されており、この固体撮像素子16の入力面上に被写体像を結像すべく構成されている。固体撮像素子16の入力面側には、必要に応じて各種光学フィルタおよびカバーガラス等が適宜設けられる。
図3〜図5に示すレンズバリア62は、収納状態において、第1レンズ群11の物体側を覆い、レンズ群を汚損乃至は損傷から保護する。レンズバリア62は、バリア駆動系63により撮影光軸に直交する方向に進退駆動される。図3および図4は、レンズバリア62を閉じた状態を示し、図5は、レンズバリア62をほぼ開いた状態を示している。バリア駆動系63は、バリア操作部〔バリアレバー、図17(a)におけるバリア操作部301参照〕の操作によって、レンズバリア62を閉成位置(図3、図4)と開放位置(図5の位置よりもさらに撮影光軸から遠ざかった位置)との間で、駆動する。このバリア駆動系63は、閉成位置においては閉成方向に、開放位置においては開放方向にレンズバリア62を偏倚付勢する機能を有している。
したがって、レンズバリア62が閉成されている状態で開放方向に操作すると、レンズバリア62が所定位置を過ぎたところからは、半自動的に開放状態へ移行する。また、開放状態からレンズバリア62を閉じようとすると、レンズバリア62が所定位置(開放時の所定位置と必ずしも同一である必要はなく、むしろある程度のヒステリシス特性を持っていると円滑な操作が期待できる)を過ぎたところから半自動的に閉状態に移行する。
バリア制御片61は、レンズバリア62を開放方向の固定枠21の側部に撮影光軸に沿う方向にスライド移動可能に設けられており、適宜スプリング等により物体側へ付勢されている。収納状態においては、第1の回転筒22および第1のライナー23の基端面にバリア制御片61の屈曲形成された係合部が係合して、付勢力に抗して像面側に偏倚されており、レンズバリア62にも接触してない。撮影状態においては、レンズバリア62は、各レンズ群およびそれらの保持枠等から完全に離れている。この状態では、バリア制御片61は、係合部の係合が解除され、付勢力によって物体側に偏倚し、先端のバリア阻止部がレンズバリア62の進退路に突出する。
この状態で収納状態へ移行しようとしたときに、レンズバリア62を急速に操作するとレンズバリア62がレンズ鏡胴にぶつかってしまうおそれがあるが、バリア制御片61の先端のバリア阻止部がレンズバリア62の進退路を横切っており、レンズ鏡胴部分へのレンズバリア62の侵入が阻止される。各レンズ群が収納され、収納状態となれば、第1の回転筒22および第1のライナー23の基端面がバリア制御片61の屈曲形成された係合部に係合して、付勢力に抗して像面側に偏倚させるので、レンズ鏡胴の前面部分へレンズバリア62が移動することができ、レンズバリア62が正しく閉成位置に設定される。このようにして、レンズバリア62とレンズ群の鏡胴部分との干渉を効果的に防止することができる。
[2]第2の実施の形態
次に、上述した第1の実施の形態に示されたような本発明に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置を撮影光学系として採用してカメラを構成した本発明の第2の実施の形態について図17〜図19を参照して説明する。図17は、物体、すなわち被写体側である前面側から見たカメラの外観を示す斜視図、図18は、撮影者側である背面側から見たカメラの外観を示す斜視図であり、図19は、カメラの機能構成を示すブロック図である。なお、ここでは、カメラについて説明しているが、いわゆるPDA(personal data assistant)や携帯電話機等の携帯型情報端末装置にカメラ機能を組み込んだものが近年登場している。
このような携帯型情報端末装置も外観は若干異にするもののカメラと実質的に全く同様の機能・構成を含んでいるものが多く、このような携帯型情報端末装置に本発明に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置を採用してもよい。
図17および図18に示すように、カメラは、撮影レンズ101、シャッタボタン102、ズームレバー103、ファインダ104、ストロボ105、液晶モニタ106、操作ボタン107、電源スイッチ108、メモリカードスロット109、通信カードスロット110およびバリア操作部301等を備えている。さらに、図19に示すように、カメラは、受光素子201、信号処理装置202、画像処理装置203、中央演算装置(CPU)204、半導体メモリ205および通信カード等206も備えている。
カメラは、撮影レンズ101とCCD(電荷結合素子)撮像素子等のエリアセンサとしての受光素子201を有しており、撮影光学系である撮影レンズ101によって形成される撮影対象となる物体、つまり被写体、の像を受光素子201によって読み取るように構成されている。この撮影レンズ101としては、第1の実施の形態において説明したような本発明に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置を用いる。
具体的には、レンズ鏡胴を構成する光学要素であるレンズ等を用いて光学系装置を構成する。レンズ鏡胴は、各レンズ等を、少なくともレンズ群毎に移動操作し得るように保持する機構を有する。カメラに組み込まれる撮影レンズ101は、通常の場合、この光学系装置の形で組み込まれる。
受光素子201の出力は、中央演算装置204によって制御される信号処理装置202によって処理され、ディジタル画像情報に変換される。信号処理装置202によってディジタル化された画像情報は、やはり中央演算装置204によって制御される画像処理装置203において所定の画像処理が施された後、不揮発性メモリ等の半導体メモリ205に記録される。この場合、半導体メモリ205は、メモリカードスロット109に装填されたメモリカードでもよく、カメラ本体に内蔵された半導体メモリでもよい。液晶モニタ106には、撮影中の画像を表示することもできるし、半導体メモリ205に記録されている画像を表示することもできる。また、半導体メモリ205に記録した画像は、通信カードスロット110に装填した通信カード等206を介して外部へ送信することも可能である。
撮影レンズ101は、カメラの携帯時には図17の(a)に示すように沈胴状態にあってカメラのボディー内に埋没しており、レンズバリア62が閉成している。ユーザーがバリア操作部301を操作してレンズバリア62を開くと、電源が投入され、図17の(b)に示すようにレンズ鏡胴が繰り出され、カメラのボディーから突出して撮影状態となる構成とする。このとき、撮影レンズ101のレンズ鏡胴の内部では、ズームレンズを構成する各群の光学系が、例えば短焦点広角端の配置となっており、ズームレバー103を操作することによって、各群光学系の配置が変更されて、望遠端への変倍動作を行うことができる。
なお、ファインダ104の光学系も撮影レンズ101の画角の変化に連動して変倍するようにすることが望ましい。
多くの場合、シャッタボタン102の半押し操作により、フォーカシングがなされる。本発明に係るズームレンズにおけるフォーカシングは、主として第4レンズ群14の移動によって行うことができる。シャッタボタン102をさらに押し込み全押し状態とすると撮影が行なわれ、その後に上述した通りの処理がなされる。
半導体メモリ205に記録した画像を液晶モニタ106に表示させたり、通信カード等206を介して外部へ送信させる際には、操作ボタン107を所定のごとく操作する。半導体メモリ205および通信カード等206は、メモリカードスロット109および通信カードスロット110等のような、それぞれ専用または汎用のスロットに装填して使用される。
なお、撮影レンズ101が沈胴状態にあるときには、第3レンズ群13が光軸上から退避して、第1レンズ群11および第2レンズ群12と並列的に収納されているので、カメラのさらなる薄型化を実現することができる。
[3]第3の実施の形態
次に、上述した第1の実施の形態に示されたような本発明に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置を撮影光学系として採用してカメラを構成した本発明の第3の実施の形態について図20〜図22を参照して説明する。
図20は、レンズ群を一部突出させた状態におけるレンズ鏡胴部分と、レンズバリアが半ば閉じた状態におけるカメラの前面カバーの構成を結像面側(背面側)から見た分解斜視図、図21は、図20の状態における構成を対物側(正面側)から見た分解斜視図、図22は、インナーカバーを取り外したカメラの前面カバーの構成を結像面側から見た背面図である。図20〜図22において、図1〜図19の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。なお、ここでは、カメラについて説明しているが、いわゆるPDAや携帯電話機等の携帯型情報端末装置にカメラ機能を組み込んだものにも適用可能である。即ち、このような携帯型情報端末装置も外観は若干異にするもののカメラと実質的に全く同様の機能・構成を含んでいるものが多く、このような携帯型情報端末装置に本発明に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置を採用してもよい。
図20〜図22に示すように、カメラは、レンズ鏡胴部分401と、前面カバー402側に取り付けられた、シャッタボタン102、ファインダ104、ストロボ105およびバリア操作部301等を有している。また、カメラは、図示しないが、図18および図19に示すカメラと同様、液晶モニタ、操作ボタン、メモリカードスロット、通信カードスロット、受光素子、信号処理装置、画像処理装置、CPU、半導体メモリおよび通信カード等も有している。
図示しないが、レンズ鏡胴部分401が対物側に繰り出した位置を検知する繰り出し位置検知手段が設けられており、この繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいてレンズ鏡胴の繰り出しを停止させることができる。繰り出し位置検知手段としては、例えば、フォトインタラプタ(またはフォトリフレクタ)を用いることができる。レンズ鏡胴の基準位置(短焦点広角端から収納位置の間)からレンズ鏡胴の繰り出しに応じてフォトインタラプタから出力されるパルスをカウントすることにより、レンズ鏡胴の繰り出し位置を検知するものや、抵抗帯とそれに摺接する刷子とを用いて第1群レンズと第2群レンズの光軸上の位置を検出して合焦レンズ位置に比例した電圧からなる合焦レンズ位置データを出力する合焦レンズ位置検出手段を流用しても良い。後者の例としては、例えば、特許第3208492号公報に開示されている。
前面カバー402には、図3〜図5を用いて説明したレンズバリア62が取り付けられている。前面カバー402およびレンズバリア62は、金属材料が用いられている。バリア駆動系63は、バリア操作部301、バリア操作部301とレンズバリア62を繋ぐリンク機構としての内レバー63a、内レバー63aの回動支点としての軸63bを有し、バリア操作部301の操作によって、レンズバリア62を閉成位置(図3、図4)と開放位置(図5の位置よりもさらに撮影光軸から遠ざかった位置)との間で、駆動する。このバリア駆動系63は、前面カバー402とインナーカバー403との間で形成される動作(空間)内に収容されている。一方、レンズ鏡胴の前面には、図21に示すように、レンズ鏡胴の最前面の部品と一体成形された弾性部材404が取り付けられている。この弾性部材404は、例えば、シリコンゴム等からなり、内部に導電性物質が混合されている。また、図22に示すように、前面カバー402において、レンズバリア62の背面の周縁近傍には、レンズ鏡胴の前面に嵌合され、内部に導電性物質が混合されている弾性部材404が当接して導通することにより、レンズバリア62にレンズ鏡胴の前面が当接したことを検知する当接検知手段405が設けられている。
次に、上記構成のカメラのバリア操作部301が操作された際の動作について説明する。このカメラは、ユーザーが携帯しているとき等の非使用時(沈胴時)には、レンズ鏡胴部分401のレンズ群がボディー内に沈胴して収納された沈胴収納状態にあり、レンズバリア62が閉成している。ユーザーがバリア操作部301を図21に示す矢印方向に操作すると、電源が投入され、レンズ鏡胴が結像面側に若干繰り込まれ、その後バリア操作部301に係合している内レバー63aが軸63bを回転中心として図22に示す矢印方向に回動し、レンズバリア62を開く。レンズバリア62が完全に開いて、図示せぬバリア位置検知手段がレンズバリア62が完全に開いたことを検出すると、レンズ鏡胴が繰り出され、カメラの前面カバー402から突出して撮影可能状態となる。
一方、ユーザーがバリア操作部301を図21に示す矢印と反対の方向に操作し、図示せぬバリア位置検知手段がレンズバリア62が閉じ始められたことを検出すると、レンズ鏡胴が繰り込まれる。この際、レンズ鏡胴は、その先端がレンズバリア62の背面よりも結像面側になるように繰り込まれる。
その後、図示せぬバリア位置検知手段がレンズバリア62が完全に閉じたことを検出すると、レンズ鏡胴は再度一定量繰り出され、レンズ鏡胴の前面に設けられ、内部に導電性物質が混合された弾性部材404がレンズバリア62の背面の周縁近傍に当接して、当接検知手段405が導通し、レンズバリア62の背面にレンズ鏡胴の前面が当接したことを検知するので、レンズ鏡胴は所定量(例えば、弾性部材404の弾性分)だけ繰り出された後に停止する。この際、図示しないが、レンズ鏡胴部分401が対物側に繰り出した位置を検知する繰り出し位置検知手段を有しているので、レンズ鏡胴の組付けがばらついても、この繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいて、レンズ鏡胴の前面がレンズバリア62の背面に当接した際にレンズ鏡胴の繰り出しを停止させることができ、レンズバリア62の背面にレンズ鏡胴の前面が当接する位置のバラツキを減少させることができる。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、レンズ鏡胴が収納される際には、レンズバリア62の背面にレンズ鏡胴の前面が当接し、レンズバリア62が弾性部材404の摩擦により固定される。したがって、前面カバー402とレンズバリア62との間にレンズバリア62の開閉動作をスムーズにするための間隙が設けられており、非撮影状態即ち、沈胴状態(携帯時等の非使用時)において、ユーザーがカメラを振ったとしても、前面カバー402とレンズバリア62との間でガタついて異音が発生することはない。この場合、レンズバリア62と当接するレンズ鏡胴の前面に容易に変形可能な弾性部材404を用いているので、前面カバー402とレンズバリア62が如何なる材質であってもレンズバリア62のガタつきを防止することができると共に、レンズ鏡胴部分401とレンズバリア62との当接時の衝撃が緩和され、且つ、確実にレンズバリア62に付勢力を付けることができる。さらに、レンズバリア62の背面の周縁近傍には、レンズ鏡胴の前面に嵌合され、内部に導電性物質が混合されている弾性部材404が当接して導通することにより、レンズバリア62の背面にレンズ鏡胴の前面が当接したことを検知する当接検知手段405が設けられている。これにより、レンズ鏡胴の前面とレンズバリア62の背面が当接した瞬間またはレンズ鏡胴の前面を所定量だけレンズバリア62に押し付けた時点で、レンズ鏡胴を停止させることができ、当接時の衝撃を緩和することができる。
また、繰り出し位置検知手段を設けているので、レンズ鏡胴の組付けバラツキに起因するレンズ鏡胴の前面がレンズバリア62の背面に当接する位置のバラツキを減少させることができる。また、弾性部材404は、レンズ鏡胴の最前面の部品と一体成形されているので、組立が容易となり、コストを下げることができる。
また、この第3の実施の形態によれば、非撮影状態から撮影状態へ移行するときにレンズ鏡胴を一旦所定量結像面側へ繰り込んでいるので、レンズバリア62の開き動作をスムーズに行わせることができる。一方、撮影状態から非撮影状態へ移行するときには、レンズバリア62が閉じ動作を始め、図示せぬバリア位置検知手段がこのことを検出すると、レンズ鏡胴の前面をレンズバリア62の背面よりさらに結像面側へ一旦後退させているので、レンズバリア62の閉じ動作をスムーズに行わせることができる。
また、前面カバー402およびレンズバリア62には、金属材料が用いられているので、ユーザーへ高級感を示すことができる。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施ができることは勿論である。
例えば、上述した第3の実施の形態では、本発明をデジタルスチルカメラに適用する例を示したが、これに限定されない。すなわち、本発明は、レンズバリアを備えた、ビデオカメラ、銀塩フィルムを用いる銀塩カメラ、双眼鏡にも適用することができる。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴を含む光学系装置のレンズ群を沈胴させて収納した沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分の要部の構成を物体側から見た斜視図である。 図1の状態における要部の構成を結像面側から見た斜視図である。 レンズバリアを閉じた沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴部分およびレンズバリアを含む光学系装置の要部の構成を物体側から見た模式的な斜視図である。 図3の状態における要部の構成を結像面側から見た模式的な斜視図である。 レンズ群を突出させた撮影状態において開いたレンズバリアを閉じようとしている状態におけるレンズ鏡胴部分およびレンズバリア部分の要部の構成を結像面側から見た模式的な斜視図である。 レンズ群を突出させた撮影状態におけるレンズ鏡胴部分の要部の構成を結像面側から見た斜視図である。 第3レンズ群を保持する第3群枠および衝突防止片の動作を説明するため、レンズ群の沈胴収納状態における第3群枠、衝突防止片および第4群枠部分の配置構成を物体側から見た斜視図である。 第3レンズ群を保持する第3群枠および衝突防止片の動作を説明するため、レンズ群を突出した撮影状態における第3群枠、衝突防止片および第4群枠部分の配置構成を物体側から見た斜視図である。 レンズ光軸を境として上半部および下半部に、レンズ群を突出した撮影状態および沈胴させて収納した沈胴収納状態におけるレンズ鏡胴における各レンズ群、レンズ保持枠ならびに各種レンズ鏡胴の要部をそれぞれ示す縦断面図である。 第2の回転筒に形成されたカム溝の形状を展開して模式的に示す展開図である。 カム筒に形成されたカム溝の形状を展開して模式的に示す展開図である。 第1のライナーに形成されたカム溝およびキー溝の形状を展開し且つヘリコイドを省略して模式的に示す展開図である。 固定枠に形成されたカム溝およびキー溝の形状を展開し且つヘリコイドを省略して模式的に示す展開図である。 第3群枠およびその駆動操作系の構成を模式的に示す側面図である。 第3群枠およびその駆動操作系の構成を模式的に示す斜視図である。 第3群枠の動作を説明するため、第3群枠部分を結像面側から見た背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラの外観構成を模式的に示す物体側から見た斜視図であり、(a)はレンズをカメラのボディー内に沈胴収納している状態、(b)はレンズがカメラのボディーから突出している状態を示している。 図17のカメラの外観構成を模式的に示す撮影者側から見た斜視図である。 図17のカメラの機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカメラのレンズ群を一部突出させた状態におけるレンズ鏡胴部分と、レンズバリアが半ば閉じた状態におけるカメラの前面カバーの構成を結像面側から見た分解斜視図である。 図20の状態における構成を物体側から見た分解斜視図である。 図20のインナーカバーを取り外したカメラの前面カバーの構成を結像面側から見た背面図である。
符号の説明
11 第1レンズ群
12 第2レンズ群
13 第3レンズ群
14 第4レンズ群
15 シャッタ/絞りユニット
16 固体撮像素子
17 レンズ保持枠
21 固定枠
22 第1の回転筒
23 第1のライナー
24 第2の回転筒
25 第2のライナー
26 カム筒
27 直進筒
31 第3群枠
32 第3群主ガイド軸
33 第3群副ガイド軸
34 第3群リードスクリュー
35 雌ねじ部材
36 衝撃防止片
37 圧縮トーションスプリング
38 フォトインタラプタ(位置検出装置)
41 第4群枠
42 第4群ガイド軸
43 第4群リードスクリュー
51 ズームモータ
52 第3群モータ
53 第4群モータ
61 バリア制御片
62 レンズバリア
63 バリア駆動系
63a 内レバー
63b 軸
71,72,73,74 ギア
81 押さえ板
101 レンズ
102 シャッタボタン
103 ズームレバー
104 ファインダ
105 ストロボ
106 液晶モニタ
107 操作ボタン
108 電源スイッチ
109 メモリカードスロット
110 通信カードスロット
201 受光素子(エリアセンサ)
202 信号処理装置
203 画像処理装置
204 中央演算装置(CPU)
205 半導体メモリ
206 通信カード等
301 バリア操作部
401 レンズ鏡胴部分
402 前面カバー
403 インナーカバー
404 弾性部材
405 当接検知手段

Claims (15)

  1. 沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、レンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、
    前記レンズ鏡胴の収納状態/撮影状態への駆動に伴って変位するバリア制御片を備え、該バリア制御片にはオン/オフの2つの状態があり、オン状態では、撮影状態からレンズ鏡胴の収納状態への動作が完了するまで前記レンズバリアのレンズ鏡胴の作動領域への移動路上に突出して移動を阻止することにより、前記レンズバリアが収納前にレンズ鏡胴に接触することを防止することを特徴とする光学系装置。
  2. 前記バリア制御片は、レンズ群の収納時には、レンズ鏡胴の移動部位に押圧されてオフ状態とされ、レンズ群の撮影状態への移行時には前記移動部位との接触が解除されてオン状態とされることを特徴とする請求項1に記載の光学系装置。
  3. 前記レンズ鏡胴は、撮影状態では、全てのレンズ群を同一の光軸上に位置させ、沈胴状態では、少なくとも1つのレンズ群を他のレンズ群の光軸とは異なる位置で且つ前記他のレンズ群のレンズ鏡胴の最大外径よりも外側に退避させるものであって、前記少なくとも1つのレンズ群を保持し且つ沈胴状態において、前記他のレンズ群の光軸外で且つ鏡胴外へ退避させる退避レンズ枠を備えるレンズ鏡胴を含み、
    そして前記バリア制御片を押圧するのは、前記レンズ鏡胴の収納時に最も像面側へ移動するレンズ鏡胴またはそれと一体に移動する部材であることを特徴とする請求項2に記載の光学系装置。
  4. 前記バリア制御片は、前記オフ状態から前記オン状態へ向かうオン方向へ付勢されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光学系装置。
  5. 沈胴によるレンズ群の収納状態から該レンズ群を対物側に移動することにより撮影状態となるレンズ鏡胴と、前面カバーに対し移動可能に設けられレンズ群の収納状態では沈胴した該レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆うレンズバリアとを有し、該レンズバリアをレンズ鏡胴の移動路外に退避させ、前記レンズ群の少なくとも一部を対物側に突出させて撮影状態とする光学系装置であって、
    前記レンズ鏡胴の収納状態では、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接することを特徴とする記載の光学系装置。
  6. 前記レンズ鏡胴は、撮影状態から収納状態への移行時には、前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の少なくとも対物レンズ前面を覆った後、再び繰り出されて前記レンズバリアと当接することを特徴とする請求項5に記載の光学系装置。
  7. 前記レンズ鏡胴は、前面に弾性部材を備えていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光学系装置。
  8. 前記弾性部材は、前記レンズ鏡胴の最前面の部品と一体に成形されていることを特徴とする請求項7に記載の光学系装置。
  9. 前記レンズ鏡胴が対物側に繰り出した位置を検知する繰り出し位置検知手段を有し、該繰り出し位置検知手段の出力信号に基づいて、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接した際に前記レンズ鏡胴を停止させることを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1項に記載の光学系装置。
  10. 前記レンズ鏡胴は、収納状態から撮影状態への移行時には、結像面側へ繰り込まれ、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡の外側へ退避した後、対物側に繰り出されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の光学系装置。
  11. 前記レンズバリアの位置を検知するバリア位置検知手段を有し、前記レンズバリアが前記レンズ鏡胴の移動軌跡内への進入を開始した場合には、前記バリア位置検知手段の出力信号に基づいて前記レンズ鏡胴が前記レンズバリアの背面よりもさらに結像面側へ繰り込まれることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の光学系装置。
  12. 前記レンズバリアの背面近傍に設けられ、前記レンズ鏡胴の前面が前記レンズバリアの背面に当接したことを検知する当接検知手段を有することを特徴とする請求項5〜請求項11のいずれか1項に記載の光学系装置。
  13. 撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことを特徴とするカメラ。
  14. 前記レンズバリアおよびカメラ前面を覆う前面カバーは、金属材料を用いていることを特徴とする請求項13に記載のカメラ。
  15. カメラ機能部を有し、且つ前記カメラ機能部の撮影用光学系として、請求項1〜請求項12のいずれか1項の光学系装置を含むことを特徴とする携帯型情報端末装置。
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