JP3343324B2 - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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JP3343324B2 JP33232896A JP33232896A JP3343324B2 JP 3343324 B2 JP3343324 B2 JP 3343324B2 JP 33232896 A JP33232896 A JP 33232896A JP 33232896 A JP33232896 A JP 33232896A JP 3343324 B2 JP3343324 B2 JP 3343324B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴の繰出
時にレンズバリアの閉動作を規制するレンズバリア付き
カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、使用時に本体からレンズ鏡胴を
繰り出し、使用終了時にレンズ鏡胴を本体へ繰込む機能
を有するカメラが知られている。このようなカメラは、
不使用時に本体からレンズ鏡胴が突出しないことから、
カメラ全体の小型化が図れ携帯性に優れるという利点が
ある。また、近年では、レンズ鏡胴の繰出口を開閉する
レンズバリアを備えたものの開発が進められている。こ
のカメラは、不使用時にはレンズ鏡胴が本体内に完全に
繰り込まれ、レンズ鏡胴の繰出口をレンズバリアにより
覆う構造となっている。そして、使用時には、レンズバ
リアが開かれることにより、繰出口からレンズ鏡胴が繰
り出して撮影可能な状態となる。このようなカメラによ
れば、不使用時にレンズ鏡胴が外部から見えないので、
カメラの外観がシンプルなものとなり、外観性に優れる
という利点がある。
【0003】ところが、このように繰出口開閉用のレン
ズバリアを備えたカメラにあっては、レンズ鏡胴が繰り
出しているときにレンズバリアの閉動作を禁止する必要
がある。すなわち、カメラの本体からレンズ鏡胴が繰り
出しているときに、レンズバリアを閉じることが可能で
あると、レンズバリアがレンズ鏡胴の側壁に衝突し、破
損などの原因となる。このため、レンズ鏡胴が本体から
繰り出しているときには、レンズバリアの閉動作が行え
ないようにする必要がある。
【0004】レンズバリアの閉動作を禁止する方法とし
ては、レンズ鏡胴の繰出位置を電気的に検出し、レンズ
鏡胴が繰り出しているときにはレンズバリアを開いた位
置から移動しないように本体内から掛け止め、レンズ鏡
胴が本体内へ繰り込まれたときにレンズバリアの移動禁
止状態が解除されるような手段を設けることが考えられ
る。このように、レンズ鏡胴が繰り出しているときに、
レンズバリアの閉動作が規制されれば、上述のような破
損などの不具合を回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
鏡胴の繰出時におけるレンズバリアの閉動作に対し、前
述のような対策を講じると、カメラが大型化し、高コス
トになるという問題を生ずる。すなわち、レンズの閉動
作を規制するために、カメラ内にレンズバリアを移動を
規制する機構(移動規制機構)を設ける必要があり、そ
のような移動規制機構をコンパクトにまとめて配設する
のは困難である。このため、移動規制機構の配設によ
り、カメラ全体が大型にならざるを得ない。また、移動
規制機構の設置により部品数が増加する。このため、部
品コストに加え、製造コストも増大化することとなる。
【0006】従って、複雑な機構を有せず、レンズ鏡胴
の繰出時におけるレンズバリアの閉動作を確実に禁止す
ると共に、カメラの小型化が図れる技術の開発が切望さ
れている。
【0007】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、簡易な構造であり
ながらレンズ鏡胴の繰出時におけるレンズバリアの閉動
作を確実に禁止すると共に、小型化が図れるレンズバリ
ア付きカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、本体に対しレンズ鏡胴を繰出及び
繰込可能としたカメラにおいて、本体の前面に沿って移
動可能に取り付けられ、その移動によりレンズ鏡胴の繰
出口を開閉するレンズバリアと、本体内にレンズ鏡胴の
光軸に沿って摺動自在に配設されレンズ鏡胴の繰出時に
レンズバリアを掛止することによりそのレンズバリアの
閉動作を禁止するストッパと、レンズ鏡胴の繰込動作に
連動してストッパをレンズ鏡胴の繰込方向へ移動させて
レンズバリアの閉動作禁止を解除させる連動機構と、を
備え、連動機構は、軸部から延びる第一腕部及び第二腕
部とを有し、レンズ鏡胴が繰り込まれるときに第一腕部
がレンズ鏡胴に当接して押し込まれ、それに伴って軸部
及び第二腕部が回転してストッパを移動させることを特
徴とする。 また本発明は、軸部からレンズ鏡胴に対する
第一腕部の係止位置までの距離が、軸部からストッパに
対する第二腕部の係止位置までの距離より長く設定され
ていることを特徴とする。 また本発明は、前述の連動機
構は、軸部がレンズ鏡胴の収容室の壁部を貫通し、軸部
を中心に回転自在に取り付けられていることを特徴とす
る。
【0009】これらの発明によれば、簡易な構造であり
ながら、レンズ鏡胴の繰出時のレンズバリアの閉動作の
禁止及びレンズ鏡胴の繰込動作に連動するレンズバリア
の閉動作禁止解除が確実に行える。また、レンズバリア
の閉動作禁止及びその禁止解除を行う機構が小さく構成
でき、カメラの小型化が図れる。
【0010】更に本発明は、本体に対しレンズ鏡胴を繰
出及び繰込可能としたカメラにおいて、本体の前面に沿
って移動可能に取り付けられその移動によりレンズ鏡胴
の繰出口を開閉するレンズバリアと、本体内にレンズ鏡
胴の光軸に沿って摺動自在に配設されレンズ鏡胴の繰出
時にレンズバリアを掛止することによりそのレンズバリ
アの閉動作を禁止すると共にレンズ鏡胴の繰込動作に連
動してその繰込方向へ摺動することによりレンズバリア
の閉動作禁止を解除するストッパと、レンズ鏡胴の繰込
動作に連動してストッパを繰込方向へ移動させる連動機
構と、を備え、連動機構は、レンズ鏡胴を収容する収容
室の壁部を貫通する軸体を有しその軸体の回転を介して
レンズ鏡胴の繰込動作に基づく力をストッパに伝達する
伝達手段を具備していることを特徴とする。
【0011】このような発明によれば、連動機構の伝達
手段を通じてレンズ鏡胴側からストッパ側へ力の伝達が
確実に行われると共に、ストッパ側の空間からレンズ鏡
胴の収容室側へ光が入射することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施形態について説明する。尚、各図において同一要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0013】(実施形態1)図1は、カメラの全体概要
図である。図1において、カメラ1は、本体2の前面2
1からレンズ鏡胴3を繰出可能とし、本体2内へ完全に
レンズ鏡胴3を繰込可能(収納可能)としたものであ
る。このカメラ1は、使用時にレンズ鏡胴3が繰り出し
て使用可能な状態となり、使用終了時にレンズ鏡胴3が
本体2内に繰り込まれて完全に収容されるものであっ
て、カメラ1に内蔵される制御部及び駆動部(図示な
し)によりレンズ鏡胴3の繰出及び繰込動作が行われる
ように構成されている。
【0014】カメラ本体2には、前面21に沿って移動
するレンズバリア4が取り付けられている。レンズバリ
ア4は、レンズ鏡胴3が繰り出す繰出口31を開閉する
ものであり、例えば、図1のように、本体2の前面21
上を直線状に摺動自在に取り付けられる。また、図1に
おいてはレンズバリア4が開いた状態であるが、レンズ
鏡胴3が繰り込まれてレンズバリア4が閉じることによ
り、繰出口31を完全にレンズバリア4により覆うこと
が可能となっている。このため、レンズバリア4を閉じ
た状態においては、カメラ1の外観が非常にシンプルな
ものとなる。なお、レンズ鏡胴3の繰出口31を開閉す
るための手段としては、前面21上で直線的に摺動する
レンズバリア4に限られるものではなく、繰出口31を
開閉できれば、前面21上で回転移動するものや前面2
1の内部で移動するものなどその他の構造のものであっ
てもよい。
【0015】また、図2に示すように、レンズバリア4
の内面側には凹部41が形成されている。凹部41とし
ては、例えば、レンズバリア4の内面を窪ませて形成す
ればよい。この凹部41は本体2内に配設されるストッ
パ5に掛止されるための部位であって、凹部41にスト
ッパ5が入り込むことによりレンズバリア4の閉動作が
禁止される状態となる。また、凹部41内には、傾斜面
41aが形成されている。傾斜面41aは、ストッパ5
が凹部41内に入り込んだレンズバリア4の開方向への
移動を許容するために部位であって、レンズバリア4の
開状態(図2の状態)におけるレンズ鏡胴3側のエッジ
を面取りして形成されている。
【0016】本体2には、レンズバリア4の開閉に応じ
て切り替わるスイッチ(図示なし)が内蔵されている。
このスイッチは、レンズバリア4の開動作(開く動作)
により、レンズ鏡胴3を繰り出させ、カメラ1を撮影可
能な状態とするためのものである。このようなスイッチ
を内蔵することにより、別途にレンズバリア4の繰り出
しのためのボタン等の設置を省略できる。
【0017】本体2内には、レンズ鏡胴3の光軸に沿っ
て摺動可能なストッパ5が配設されている。ストッパ5
としては、例えば、図2のように長尺状の板体が用いら
れ、レンズ鏡胴3の光軸と平行に向けて配置される。ま
た、ストッパ5は、その長手方向に向けて開口した長孔
51、51を有し、その長孔51、51にそれぞれピン
22が挿通されることにより、長孔51の長手方向に沿
って摺動するように配設される。このストッパ5の取付
構造としては、ストッパ5がレンズ鏡胴3の光軸方向、
即ちレンズ鏡胴3の繰出及び繰込方向に沿って摺動可能
であれば、その他の機構であってもよい。このようにス
トッパ5がレンズ鏡胴3の光軸方向に沿って摺動する構
造とすることにより、その設置スペースが小さいもので
済み、カメラ1の小型化を図る上で有用である。
【0018】図2のように、ストッパ5は、本体2の前
面21側へ付勢されている。その付勢方法としては、例
えば、図2のように、コイルばね52を伸長させた状態
でその一端をストッパ5に掛け止め、他端を本体2内の
前面21側に掛け止めて、コイルばね52の収縮により
ストッパ5を前面21側へ付勢すればよい。この付勢方
法としては、コイルばね52を用いるものに限られず、
ストッパ5を前面21側へ付勢できれば、その他の付勢
手段を用いたものであってもよい。また、図3に示すよ
うに、本体2の前面21を貫通してストッパ5の突出口
23が開設されており、後述する連動機構6から力が加
えられていないときには、コイルばね52の付勢により
ストッパ5が突出口23から突出する構造となってい
る。このため、図3(c)のように、レンズ鏡胴3の繰
出時にレンズバリア4が閉める方向へ移動すると、スト
ッパ5が突出口23から突出してレンズバリア4の凹部
41に入り込み、そのレンズバリア4の閉方向への移動
が禁止されることになる。
【0019】図2に示すように、本体2内には、レンズ
鏡胴3の繰込動作にストッパ5を連動させる連動機構6
が設けられている。連動機構6は、レンズ鏡胴3の繰込
に応じてストッパ5をカメラ背面側へ移動させる機構で
あり、例えば、図2のように、同一の軸部61から延び
る二つの第一腕部62と第二腕部63を備えたレバー6
0が用いられる。レバー60は、図3(a)のように、
レンズ鏡胴3の収容室32の壁部33を貫通して軸部6
1が配置され、その軸部61を中心に回転自在に取り付
けられており、その壁部33を挟んでレンズ鏡胴3側に
第一腕部62が、ストッパ5側に第二腕部63がそれぞ
れ配設されている。また、図4に示すように、レバー6
0の第一腕部62はレンズ鏡胴3の後端に係止され、第
二腕部63はストッパ5のピン53に係止されている。
このため、レンズ鏡胴3が繰り込まれるときに、第一腕
部62が軸部61を中心に回転しレンズ鏡胴3と共にカ
メラ背面側(図4では左側)へ移動し、それに伴って軸
部61を介して第二腕部63が回転し、その第二腕部6
3の回転によりストッパ5が強制的にカメラ背面側へ移
動する構造となっている。
【0020】このようなレバー60を用いた連動機構6
によれば、レンズ鏡胴3の繰込力を軸部61を介してス
トッパ5へ確実に伝達することができる。また、軸部6
1を介して力の伝達することにより、ストッパ5が配設
される空間とレンズ鏡胴3の収容室32の内部空間との
間に大きな隙間が生じないため、ストッパ5が配設され
る空間からレンズ鏡胴3の収容室32内へ光が入射する
ことがなくフィルムの露光に支障を及ぼす心配がない。
【0021】また、レバー60において、軸部61から
第一腕部62の係止位置までの距離に対し、軸部61か
ら第二腕部63の係止位置までの距離を長く設定してお
くことが望ましい。この場合、第一腕部62の移動距離
に対し第二腕部63の移動距離が大きくなるので、レン
ズ鏡胴3が本体2内に完全に繰り込まれる際に、レバー
60の回転によりストッパ5を一気に引き込んで、レン
ズバリア4の掛止を解除することが可能となる。このた
め、レンズ鏡胴3の繰出状態時におけるレンズバリア4
の閉動作を確実に禁止すると共に、レンズ鏡胴3が本体
2内に繰り込まれたとほぼ同時にレンズバリア4を閉じ
ることが可能となる。
【0022】次にカメラ1の動作について説明する。
【0023】図3(a)において、不使用時におけるカ
メラ1は、レンズ鏡胴3が本体2内に完全に収納(繰
込)され、レンズバリア4が閉じられており、レンズ鏡
胴3の繰出口31がレンズバリア4で完全に覆われてい
る。本体2内では、レンズ鏡胴3が繰込状態となってい
るため、連動機構6によりストッパ5がカメラ背面側
(図3では右側)へ引っ張られている。このため、突出
口23からストッパ5の先端が突出しない状態となって
いる。
【0024】この状態において、レンズバリア4が開か
れて、図3(b)のように全開の状態となると、本体2
内のスイッチがオンとなり、レンズ鏡胴3が繰出口31
から繰り出し始める。このレンズ鏡胴3の繰出動作によ
り、図3(b)のようにレンズ鏡胴3の後端からレバー
60の第一腕部62が外れるため、ストッパが連動機構
6から解放される。このため、ストッパ5は、コイルば
ね52の付勢により前面21側へ移動し、レンズバリア
4の内面に当接する。そして、レンズ鏡胴3が所定の位
置まで繰り出したら、撮影が可能となる。
【0025】このとき、レンズバリア4を閉めようとす
ると、ストッパ5によりレンズバリア4の閉動作が阻止
される。すなわち、レンズバリア4が閉方向へ移動する
と、凹部41が突出口23の正面位置に移動して来たと
ころで、図3(c)のように突出口23からストッパ5
が突出して凹部41内へ入り込む。このため、ストッパ
5が凹部41に入った時点でレンズバリア4はストッパ
5により掛止され、それ以上レンズ鏡胴3側(閉方向
側)に移動できない。従って、レンズ鏡胴3の繰出時に
レンズバリア4を閉じることが禁止され、レンズバリア
4がレンズ鏡胴3に側壁に衝突するなどの事態が未然に
防止される。また、ストッパ5によるレンズバリア4の
掛止めは、電気的動作を介さず簡易な機械的構造により
行われるので、確実に動作し、故障などの不具合をほと
んど生じない。
【0026】また、レンズバリア4が全開の状態(図3
(b)の状態)から閉動作により図3(c)の状態とさ
れると、本体2内のスイッチが切り替わり、レンズ鏡胴
3が繰り込まれ始める。このとき、レンズバリア4を再
び全開の状態(図3(b)の状態)とすることにより、
レンズ鏡胴3を繰り出させることが可能である。すなわ
ち、レンズバリア4の凹部41には傾斜面41aが形成
されているので、図3(c)のように凹部41にストッ
パ5が入り込んだ状態から図3(b)のようにレンズバ
リア4の全開の状態とすることができる。このため、誤
ってレンズバリア4を閉じようとしてしまったときで
も、レンズ鏡胴3が完全に繰り込まれるのを待つことな
く、レンズ鏡胴3を繰り出して再び撮影可能な状態とす
ることができ、操作性が良好である。
【0027】そして、撮影終了時には、所定のボタン操
作又はレンズバリア4の閉動作を行うことにより、レン
ズ鏡胴3が繰込動作を開始する。そして、レンズ鏡胴3
の先端が繰込口31付近まで移動してくると、図4のよ
うにレンズ鏡胴3の後端がレバー60の第一腕部62に
当接する。そして、レンズ鏡胴3の更なる繰込により、
第一腕部62がカメラ背面側(図4では左側)へ押し込
まれる。それと同時に、第一腕部62の押込移動に伴っ
て軸部61が回転し、第二腕部63がカメラ背面側へ移
動する。このとき、レバー60の軸部61を介してレン
ズ鏡胴3側からストッパ5側へ力が確実に伝達され、ス
トッパ5側からレンズ鏡胴3側へ光が漏れることがな
い。
【0028】そして、第二腕部63の移動によりストッ
パ5がレンズ鏡胴3の繰込方向へ摺動し、ストッパ5の
先端が凹部41から抜け外れることになる。このため、
レンズバリア4の閉動作禁止が解除され、レンズバリア
4を閉じることが可能となる。
【0029】このようにカメラ1によれば、レンズバリ
ア4の閉動作を禁止するストッパ5がレンズ鏡胴3の光
軸に沿って摺動自在に配設されることにより、簡易な構
造でありながら確実にレンズバリア4の閉動作を禁止す
ることができる。また、繰込時における力の方向変換を
行うことなく、レンズ鏡胴3の繰込動作に連動させてス
トッパ5の閉動作禁止を解除することができるため、そ
の閉動作禁止を解除する機構を小さく構成でき、カメラ
の小型化が図れる。
【0030】(実施形態2)前述のカメラ1にあっては
連動機構6としてレバー60を用いているが、その連動
機構6はストッパ5をレンズ鏡胴3の繰込動作と連動さ
せるものであれば、レバー60を用いたものに限られる
ものではなく、その他ギヤなどを組合せた機構などを用
いて構成してもよい。但し、本体2内において、ストッ
パ5側の空間からレンズ鏡胴3の収容室32側へ光が入
射しない構造とすることが重要であり、壁部33を貫通
する軸部61を介しその軸部61の回転運動や摺動運動
を通じて力の伝達を行うことが望ましい。このようなカ
メラ1であっても、簡易な構造でありながら確実にレン
ズバリア4の閉動作を禁止することが可能である。
【0031】(実施形態3)実施形態1又は2のカメラ
1にあっては、ストッパ5とは別に連動機構6を設けた
ものであるが、ストッパ5と別個に連動機構6を設けず
に、ストッパ5を連動機構として併用してもよい。例え
ば、図5のように、ストッパ5の後端にレンズ鏡胴3の
後端まで延びるピン54を設けることにより、レンズ鏡
胴3の繰込動作にストッパ5が連動するようにすればよ
い。このようなカメラ1によれば、より簡易な構造によ
り、ストッパ5をレンズ鏡胴3の繰込動作と連動させる
ことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0033】レンズ鏡胴の光軸に沿って摺動自在にスト
ッパを配設したことにより、簡易な構造でありながら、
レンズ鏡胴の繰出時のレンズバリアの閉動作の禁止及び
レンズ鏡胴の繰込動作に連動するレンズバリアの閉動作
禁止解除が確実に行える。
【0034】
【0035】更に、連動機構がレンズ鏡胴収容室の壁部
を貫通する軸部を有することにより、ストッパ側の空間
からレンズ鏡胴の収容室内へ光が入射してしまう心配が
なく、その軸部を通じてレンズ鏡胴側からストッパ側へ
確実に力を伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの全体斜視図である。
【図2】カメラの内部構造の説明図である。
【図3】カメラの動作説明図である。
【図4】カメラの内部構造の拡大図である。
【図5】実施形態3に係るカメラの説明図である。
【符号の説明】
1…カメラ、3…レンズ鏡胴、31…繰出口、4…レン
ズバリア、41…凹部、5…ストッパ、6…連動機構、
60…レバー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対しレンズ鏡胴を繰出及び繰込可
    能としたカメラにおいて、 前記本体の前面に沿って移動可能に取り付けられ、その
    移動により前記レンズ鏡胴の繰出口を開閉するレンズバ
    リアと、 前記本体内に前記レンズ鏡胴の光軸に沿って摺動自在に
    配設され、前記レンズ鏡胴の繰出時に前記レンズバリア
    を掛止することによりそのレンズバリアの閉動作を禁止
    するストッパと、前記レンズ鏡胴の繰込動作に連動して前記ストッパを前
    記レンズ鏡胴の繰込方向へ移動させて前記レンズバリア
    の閉動作禁止を解除させる連動機構と、を備え、 前記連動機構は、軸部から延びる第一腕部及び第二腕部
    とを有し、前記レンズ鏡胴が繰り込まれるときに前記第
    一腕部が前記レンズ鏡胴に当接して押し込まれ、それに
    伴って前記軸部及び前記第二腕部が回転して前記ストッ
    パを移動させること、 を特徴とする レンズバリア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記軸部から前記ストッパに対する前記
    第二腕部の係止位置までの距離が、前記軸部から前記レ
    ンズ鏡胴に対する前記第一腕部の係止位置までの距離よ
    り長く設定されていること、 を特徴とする請求項1に記載のレンズバリア付きカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記連動機構は、前記軸部が前記レンズ
    鏡胴の収容室の壁部を貫通し、前記軸部を中心に回転自
    在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のレンズバリア付きカメラ。
  4. 【請求項4】 本体に対しレンズ鏡胴を繰出及び繰込可
    能としたカメラにおいて、 前記本体の前面に沿って移動可能に取り付けられ、その
    移動により前記レンズ鏡胴の繰出口を開閉するレンズバ
    リアと、 前記本体内に前記レンズ鏡胴の光軸に沿って摺動自在に
    配設され、前記レンズ鏡胴の繰出時に前記レンズバリア
    を掛止することによりそのレンズバリアの閉動作を禁止
    すると共に、前記レンズ鏡胴の繰込動作に連動してその
    繰込方向へ摺動することにより前記レンズバリアの閉動
    作禁止を解除するストッパと、 前記レンズ鏡胴の繰込動作に連動して前記ストッパを前
    記繰込方向へ移動させる連動機構と、を備え、 前記連動機構は、前記レンズ鏡胴を収容する収容室の壁
    部を貫通する軸体を有し、その軸体の回転を介して前記
    レンズ鏡胴の繰込動作に基づく力を前記ストッパに伝達
    する伝達手段を具備していること、 を特徴とするレンズバリア付きカメラ。
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