JP3375551B2 - カメラのバリア開閉機構 - Google Patents

カメラのバリア開閉機構

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JP3375551B2 JP29780698A JP29780698A JP3375551B2 JP 3375551 B2 JP3375551 B2 JP 3375551B2 JP 29780698 A JP29780698 A JP 29780698A JP 29780698 A JP29780698 A JP 29780698A JP 3375551 B2 JP3375551 B2 JP 3375551B2
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    • GPHYSICS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズーム機構を備えた
カメラのバリア開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ズーム機構を備えたカメラでは、ズーム
モータの動力によりズーム歯車列、ズーム機構を介して
鏡筒が出没されるように構成されている。また、バリア
開閉機構は、鏡筒がカメラ本体の内部に収納された状態
において、バリアが鏡筒のレンズ開口部の前方に位置す
る閉塞位置と、レンズ開口部から退避した開放位置との
間を移動するように構成されている。そして、低コスト
でバリア開閉機構を設けようとする場合、バリア開閉機
構の動力としてズームモータの動力を利用することが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バリア
開閉機構を単にズーム歯車列に連結したのでは、ズーム
モータが駆動している間、バリアと鏡筒が常時動くこと
になり、バリアと鏡筒の双方に余分なストロークを確保
しなければならず、カメラが大型化してしまう。本発明
は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目
的は、カメラの低コスト化、小型化を図りつつズームモ
ータの動力でバリア開閉機構を駆動するようにしたカメ
ラのバリア開閉機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ズームモータの動力をズーム機構に伝達する
ズーム歯車列と、前記ズーム歯車列に連結されバリアを
鏡筒のレンズ開口部の前方に位置する閉塞位置と、レン
ズ開口部から退避した開放位置との間を移動させるバリ
ア開閉機構とを備えたカメラであって、前記ズーム歯車
列は、ズームモータに連結された第1歯車列と、前記第
1歯車列に連結された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機
構に連結されかつ前記ズーム機構に連結された第2歯車
列とを備え、前記バリア開閉機構は前記遊星歯車機構に
連結され、前記ズームモータの動力は前記遊星歯車機構
を介して前記第2歯車列とバリア開閉機構とに切り換え
て伝達されるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、ズームモータの動力をズーム機構に伝
達するズーム歯車列と、前記ズーム歯車列に連結されバ
リアを鏡筒のレンズ開口部の前方に位置する閉塞位置
と、レンズ開口部から退避した開放位置との間を移動さ
せるバリア開閉機構とを備えたカメラであって、前記ズ
ーム歯車列はその動力伝達経路の途中に遊星歯車機構を
備え、前記バリア開閉機構は前記遊星歯車機構に連結さ
れ、前記ズームモータの動力は前記遊星歯車機構を介し
て前記ズーム機構とバリア開閉機構とに切り換えて伝達
されるように構成されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は鏡筒、ズームモータ、ズー
ム歯車列、バリア開閉機構、バリアの関係を示したカメ
ラの正面図、図2は同分解斜視図、図3は遊星歯車機構
部分の拡大図、図4(A)はバリア開閉機構のアームの
断面側面図、(B)は同正面図である。ズームコンパク
トカメラ12のカメラ本体14の中央に鏡筒16が設け
られ、鏡胴16の左斜め下方にズームモータ18が配設
され、鏡胴16の左側の周囲に沿ってカメラ本体14の
上下にわたりズーム歯車列22が設けられ、このズーム
歯車列22の左側にバリア開閉機構24が設けられ、バ
リア開閉機構24によりバリア26が、鏡筒16のレン
ズ開口部の前方を覆う閉塞位置(ニ)と、鏡筒16のレ
ンズ開口部から退避した開放位置(ホ)との間で移動さ
れるように構成されている。
【0006】前記ズーム歯車列22は、ズームモータ1
8の動力が伝達される順に説明すると、第1歯車列22
Aと、第1歯車列22Aに連結された遊星歯車機構28
と、遊星歯車機構28に接離可能に連結された第2歯車
列22Bを備えている。前記第1歯車列22Aは、ズー
ムモータ18の出力軸に取着された第1小径歯車220
1と、第1小径歯車2201に噛合する第2大径歯車2
202と、第2大径歯車2202と同軸上に設けられた
第3小径歯車2203と、第3小径歯車2203に噛合
する第4大径歯車2204と、第4大径歯車2204と
同軸上に設けられた第5小径歯車2205を備えてい
る。
【0007】前記遊星歯車機構28は、第5小径歯車2
205に常時噛合する大径歯車2801と、大径歯車2
801と同軸上に設けられ大径歯車2801よりも小径
な太陽歯車2802と、太陽歯車2802の半径方向の
外側で太陽歯車2802の回転中心を中心として円弧状
に所定の長さ延在する内歯歯車2804と、太陽歯車2
802の回転中心を支点として回転可能に支持されたア
ーム2806と、アーム2806の先部に回転可能に支
持され太陽歯車2802と内歯歯車2804に噛合可能
な遊星歯車2808とを備えている。なお、アーム28
06の先端と遊星歯車2808との間にはフリクション
ばねが設けられ、太陽歯車2802の回転に伴ってアー
ム2806が太陽歯車2802と一体的に回転し易いよ
うに構成されている。前記アーム2806の基部には、
バリア開閉機構24の歯車列34を構成する第1歯車3
401が固着され、アーム2806の揺動と一体に第1
歯車3401が太陽歯車2802の回転中心を中心とし
て揺動(所定の角度の範囲内で回転)するように構成さ
れている。
【0008】図3に示すように、遊星歯車2808は、
太陽歯車2802と内歯歯車2804の双方に噛合した
状態で第2歯車列22Bから離れた側の内歯歯車280
4の端部に位置する第1位置(イ)と、太陽歯車280
2と内歯歯車2804の双方に噛合した状態で第2歯車
列22B寄りの内歯歯車2804の端部に位置する第2
位置(ロ)と、第2歯車列22B寄りの内歯歯車280
4の端部から離れ太陽歯車2802に噛合しかつ内歯歯
車2804との噛合状態が解除された第3位置(ハ)と
の間を移動できるように配設されている。なお、遊星歯
車2808が第1位置(イ)に位置した状態で、バリア
26は閉塞位置(ニ)となり、遊星歯車2808が第2
位置(ロ)に位置した状態で、バリア26は開放位置
(ホ)の付近に位置し、遊星歯車が第3位置(ハ)に位
置した状態で、バリア26は開放位置(ホ)となる。
【0009】前記アーム2806の先端には欠部281
0が形成され、遊星歯車2808が第3位置(ハ)に位
置した状態で、前記欠部2810に係脱するようにロッ
クピン32が設けられている。前記ロックピン32は、
その先端が欠部2810に係合するようにスプリング3
202により前方に付勢されており、ロックピン32に
設けられた係合部3204がストッパ3206に当接し
た状態でロックピン32の前方への限界位置が決定さ
れ、この限界位置でロックピン32の先端が欠部281
0に係合するように構成されている。また、ロックピン
32の後端3208は鏡筒16の後端に後方から係止し
ており、鏡筒16が収納位置に収納されると、ロックピ
ン32の先端が欠部2810から外れるように構成され
ている。
【0010】前記第2歯車列22Bは、第3位置(ハ)
に位置した遊星歯車2808に噛合する第6大径歯車2
206と、第6大径歯車2206と同軸上に設けられた
第7小径歯車2207と、第7小径歯車2207から順
次噛合していく複数の歯車2208からなり、動力が伝
達される末尾の歯車2209は、ズーム機構1602を
構成するカム環1604の歯部に噛合し、ズームモータ
18の動力によりカム環1604を介してズーム機構1
602を駆動し、鏡筒16を移動させるズーム動作が行
われるように構成されている。
【0011】前記バリア開閉機構24は、ズーム歯車列
22に連結された歯車列34と、バリア開閉用アーム3
6と、ばね38と、オメガばね40を備えている。前記
歯車列34は、前記アーム2806の基部に固着された
第1歯車3401と、第1歯車3401に噛合する第2
歯車3402と、第2歯車3402に噛合する第3歯車
3403と、第3歯車3403に噛合する第4歯車34
04と、第4歯車3404に噛合する第5歯車3405
とで構成されている。図4(A)、(B)で示すよう
に、第5歯車3405はカメラ本体14側に設けられた
支軸3410により回転可能に支持され、第5歯車34
05には、支軸3410を中心として円弧状に延在する
溝3412が第5歯車3405の厚み方向に貫通して形
成されている。
【0012】前記バリア開閉用アーム36は、その基部
が前記支軸3410に回転可能に支持され、バリア開閉
用アーム36の基部の係止片3601が前記溝3412
に挿入されている。係止片3601は溝3412の延在
方向に移動可能に挿入されている。また、前記支軸34
10に前記ばね38が装着されている。前記ばね38は
ばね鋼製の丸棒から構成され、環状に屈曲された屈曲部
3802と、この屈曲部3802からバリア開閉用アー
ム36の幅に対応した間隔をあけて互いにほぼ平行に直
線状に伸びる第1脚部3804と第2脚部3805から
なり、屈曲部3802が前記支軸3410に回転可能に
支持されている。そして、バリア開閉用アーム36の先
端と、バリア26の裏面にそれぞれピン3602、26
02が設けられ、これらのピン3602、2602は第
1、第2脚部3804、3805の間に位置し、バリア
開閉用アーム36の揺動時に双方のぴん3602、26
02が何れか一方の脚部3804、3805に当接する
ように構成されている。
【0013】前記オメガばね40はばね鋼製の丸棒がV
字状に屈曲されて構成され、一端がピン4002を介し
てカメラ本体16側に支持され、他端がバリア開閉用ア
ーム36の先端のピン3602に支持されている。オメ
ガばね40は、図1に示すように、バリア26が閉塞位
置(ニ)から移動し開放位置(ホ)の付近に位置した時
は、バリア26を開放位置(ホ)方向に付勢し、バリア
26が開放位置(ホ)に位置した時は、バリア26を開
放位置(ホ)に留まる方向に付勢するように構成されて
いる。また、バリア26が開放位置(ホ)から閉塞位置
(ニ)の付近に位置した時は、バリア26を閉塞位置
(ニ)方向に付勢し、バリア26が閉塞位置(ニ)に位
置した時は、閉塞位置(ニ)に留まる方向に付勢するよ
うに構成されている。
【0014】次に、鏡胴16、ズームモータ18、ズー
ム歯車列22、バリア開閉機構24、バリア26の動き
について説明する。まず、カメラ12を使用する場合に
ついて説明する。カメラ12の非使用時には、遊星歯車
2808が第1位置(イ)に位置し、鏡筒16が収納位
置に位置し、バリア26が閉塞位置(ニ)に位置してい
る。この状態でカメラ12の電源のオンオフを行なうメ
インスイッチをオンにすると、ズームモータ18が正転
駆動され、第1歯車列22Aを介して太陽歯車2802
が回転駆動され、遊星歯車2808が太陽歯車2802
および内歯歯車2804に噛合しつつ第2位置(ロ)に
向かって揺動し、アーム2806が遊星歯車2808と
一体に揺動する。なお、この時、遊星歯車2808と第
6歯車2206は噛合しておらず、したがって、第2歯
車列22Bは駆動されず、鏡筒16は収納位置に静止し
た状態に保たれる。
【0015】アーム2806が遊星歯車2808と一体
に揺動すると、前記アーム2806の揺動と一体に第1
歯車3401を介して歯車列34が駆動され、バリア2
6を開放位置に移動させる方向に第5歯車3405は正
転する。このとき、バリア26が閉塞位置(ニ)に位置
した状態では、バリア26を閉塞位置(ニ)に移動させ
る方向に第5歯車3405が逆転していたため、係止片
3601が溝3412の延在方向に一方の端部に係止し
た状態となっており、バリア26を開放位置に移動させ
る方向に第5歯車3405が正転し始めると、係止片3
601が溝3412の延在方向に他方の端部に係止する
まで、第5歯車3405のみが回転し、バリア開閉用ア
ーム36は静止した状態を維持する。やがて、第5歯車
3405の回転に伴い、係止片3601が溝3412の
延在方向に他方の端部に係止すると、第5歯車3405
と一体にバリア開閉用アーム36が揺動する。
【0016】そして、バリア開閉用アーム36が揺動す
ると、ピン3602、オメガばね40を介してバリア2
6を開放位置(ホ)に向けて移動させる。なお、バリア
26が開放位置(ホ)の付近に至ると、オメガばね40
の作用によりピン3602が第1脚部3804に当接
し、これにより第2脚部3805がピン2602に当接
し、オメガばね40、ピン3602、第1脚部380
4、第2脚部3805、ピン2602を介してバリア2
6を開放位置(ホ)方向に付勢し、バリア26が開放位
置(ホ)に至ったならば開放位置(ホ)に留まるように
付勢する。そのため、遊星歯車2808が第2位置
(ロ)から第3位置(ハ)に揺動する間は、オメガばね
40がバリア開閉用アーム36をばねの付勢力で移動さ
せるため、歯車列34、遊星歯車機構28にはバリア2
6を移動させるための負荷が掛からず、フリクションば
ねの摩擦力により太陽歯車2802と一体にアーム28
06が揺動し、遊星歯車2808が第2位置(ロ)から
第3位置(ハ)に至る。そして、遊星歯車2808が第
3位置(ハ)に至るとバリア26は開放位置(ホ)とな
る。遊星歯車2808が第3位置(ハ)に至った後も、
ズームモータ18は正転駆動され続け、遊星歯車280
8が第3位置(ハ)に至ると、遊星歯車2808と第6
歯車2206が噛合するため、第2歯車列22、歯車2
209、カム環1604が回転してズーム機構1602
が駆動され、鏡筒16を収納位置からワイド端に前進さ
せる。
【0017】そして、鏡筒16の前進に伴って鏡筒16
の後端も前進することから、ロックピン32の後端32
08がこの動きに追従して前進し、ロックピン32に設
けられた係合部3204がストッパ3206に当接した
限界位置となり、ロックピン32の先端が欠部2810
に係合し、これによりアーム2806の揺動が不能な状
態となる。メインスイッチをオンにすることで上述の動
きがなされ、以後、ズームスイッチの操作によりズーム
モータ18が正逆転され、ズーム歯車列22、カム環1
604、ズーム機構1602を介して鏡筒16がテレ端
とワイド端の間で駆動され、ズーム動作がなされる。そ
して、ロックピン32の先端が欠部2810に係合し、
アーム2806の揺動が不能な状態となっているので、
以後、ズームモータ18の動力はバリア開閉機構24に
伝達されず、バリア26は開放位置(ホ)に静止した状
態に保たれる。
【0018】次に、撮影終了後、メインスイッチをオフ
にする場合について説明する。上述のようにカメラ12
の使用時には、遊星歯車2808が第3位置(ハ)に位
置し、ロックピン32の先端が欠部2810に係合して
アーム2806の揺動が不能な状態となっており、バリ
ア26が開放位置(ホ)に位置している。この状態でカ
メラ12のメインスイッチをオフにすると、ズームモー
タ18が逆転駆動され、ズーム歯車列22、ズーム機構
1602を介し鏡筒16がワイド端から収納位置に後退
される。そして、鏡筒16の後退に伴い、鏡筒16の後
端に係止する後端3208を介してロックピン32が後
退し、鏡筒16が収納位置に至ると、ロックピン32の
先端が欠部2810から外れる。
【0019】ズームモータ18は更に逆転駆動され、ア
ーム2806及び遊星歯車2808はフリクションばね
を介して太陽歯車2802の回転に追従し第3位置
(ハ)から第2位置(ロ)に向けて太陽歯車2802と
一体に揺動するように付勢される。一方、バリア26を
開放位置(ホ)にした時に、バリア開閉用アーム36の
係止片3601は第5歯車3405の溝3412の他方
の端部に係止していたので、ズームモータ18の逆転駆
動により歯車列34を介して第5歯車3405が逆転さ
れると、係止片3601が溝3412の延在方向に一方
の端部に係止するまで、第5歯車3405のみが回転
し、言い換えると、歯車列34のみが駆動される。
【0020】したがって、アーム2806及び遊星歯車
2808はフリクションばねを介して太陽歯車2802
と一体に揺動するように付勢され、遊星歯車機構28に
はバリア26を動かすための負荷が掛かっていないの
で、アーム2806及び遊星歯車2808は第3位置
(ハ)から第2位置(ロ)に揺動し、このアーム280
6の揺動に連動して歯車列34のみが駆動される。そし
て、アーム2806及び遊星歯車2808が第2位置
(ロ)に至ると、バリア開閉用アーム36の係止片36
01は第5歯車3405の溝3412の一方の端部に係
止する。なお、アーム2806及び遊星歯車2808が
第3位置(ハ)から第2位置(ロ)に揺動すると、遊星
歯車2808と第6歯車2206との噛合状態が解除さ
れるので、以後、ズームモータ18が逆転駆動されても
ズーム機構1602は駆動されず、鏡筒16は収納位置
に静止した状態に保たれる。
【0021】アーム2806及び遊星歯車2808が第
2位置(ロ)に至った後もズームモータ18は逆転駆動
され続け、アーム2806及び遊星歯車2808が第2
位置(ロ)から第1位置(イ)に揺動する。アーム28
06が第2位置(ロ)に至ると、バリア開閉用アーム3
6の係止片3601が第5歯車3405の溝3412の
一方の端部に係止するので、バリア開閉用アーム36は
第5歯車3405と一体に揺動する。そして、バリア開
閉用アーム36が揺動すると、ピン3602、オメガば
ね40を介してバリア26を閉塞位置(ニ)に向けて移
動させる。
【0022】バリア26が閉塞位置(ニ)の付近に至る
と、オメガばね40の作用によりピン3602が第2脚
部3805に当接し、これにより第1脚部3804がピ
ン2602に当接し、オメガばね40、ピン3602、
第2脚部3805、第1脚部3804、ピン2602を
介してバリア26を閉塞位置(ニ)方向に付勢する。そ
して、アーム2806及び遊星歯車2808が第1位置
(イ)に至ると、バリア26は閉塞位置となり、ズーム
モータ18への電源供給が停止され、バリア26はオメ
ガばね40により閉塞位置(ニ)に留まるように付勢さ
れる。
【0023】このように本実施の形態によれば、ズーム
歯車列22を遊星歯車機構28を含んで構成し、遊星歯
車機構28によりズーム機構1602とバリア開閉機構
24へのズームモータ18の動力の伝達の切り換えを行
なうようにしたので、ズームモータ18の動力で鏡筒1
6とバリア26とを個別に駆動させることができ、これ
により鏡筒16とバリア26の双方をそれぞれ必要最小
限のストロークで駆動でき、カメラ12の低コスト化、
小型化を図る上で極めて有利となる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ズームモータの動力でバリアと鏡筒の双方を個
別に駆動でき、カメラの低コスト化、小型化を図る上で
極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鏡筒、ズームモータ、ズーム歯車列、バリア開
閉機構、バリアの関係を示したカメラの正面図である。
【図2】鏡筒、ズームモータ、ズーム歯車列、バリア開
閉機構、バリアの分解斜視図である。
【図3】遊星歯車機構部分の拡大図である。
【図4】(A)はバリア開閉機構のアームの断面側面
図、(B)は同正面図である。
【符号の説明】
16 鏡筒 18 ズームモータ 22 ズーム歯車列 24 バリア開閉機構 26 バリア 28 遊星歯車機構 2802 太陽歯車 2804 内歯歯車 2806 アーム 2808 遊星歯車 32 ロックピン 34 歯車列 36 バリア開閉用アーム 40 オメガばね

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームモータの動力をズーム機構に伝達
    するズーム歯車列と、前記ズーム歯車列に連結されバリ
    アを鏡筒のレンズ開口部の前方に位置する閉塞位置と、
    レンズ開口部から退避した開放位置との間を移動させる
    バリア開閉機構とを備えたカメラであって、 前記ズーム歯車列は、ズームモータに連結された第1歯
    車列と、前記第1歯車列に連結された遊星歯車機構と、
    前記遊星歯車機構に連結されかつ前記ズーム機構に連結
    された第2歯車列とを備え、 前記バリア開閉機構は前記遊星歯車機構に連結され、前記ズームモータの動力は前記遊星歯車機構を介して前
    記第2歯車列とバリア開閉機構とに切り換えて伝達され
    るように構成されている、 ことを特徴とするカメラのバリア開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記鏡筒は前記ズーム歯車列、ズーム機
    構によりテレ端、ワイド端、収納位置との間で移動され
    るように構成され、前記遊星歯車機構は、鏡筒が収納位
    置に位置した状態で第1歯車列とバリア開閉機構を連結
    するように構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のカメラのバリア開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記遊星歯車機構は、太陽歯車と、太陽
    歯車の回転中心を支点として揺動するアームと、前記ア
    ームの先部で支持され前記太陽歯車に噛合する遊星歯車
    を有し、ズームモータの動力の伝達の前記第2歯車列へ
    とバリア開閉機構への切り換えは前記遊星歯車が太陽歯
    車上での位置を変えることで行われることを特徴とする
    請求項1または2記載のカメラのバリア開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記遊星歯車が第2歯車列に連結された
    状態で、ズームモータの動力が第1歯車列、遊星歯車機
    構、第2歯車列を介してズーム機構に伝達されることを
    特徴とする請求項3記載のカメラのバリア開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記バリア開閉機構は歯車列を備え、こ
    の歯車列は前記遊星歯車機構のアームの揺動により回転
    駆動されるように構成されていることを特徴とする請求
    項3または4記載のカメラのバリア開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記太陽歯車の半径方向の外側に前記遊
    星歯車に噛合する内歯歯車が太陽歯車の周方向に沿って
    所定の長さ形成され、前記遊星歯車が第2歯車列に連結
    された状態で、前記遊星歯車は前記内歯歯車から離れ内
    歯歯車との噛合状態が解除されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項3乃至5に何れか1項記載のカ
    メラのバリア開閉機構。
  7. 【請求項7】 前記遊星歯車が前記内歯歯車の延在方向
    の一方の端部である第1位置に位置した状態でバリアが
    閉塞位置となり、前記遊星歯車が前記内歯歯車の延在方
    向の他方の端部である第2位置に位置した状態でバリア
    が開放位置の近傍位置となり、前記遊星歯車が前記内歯
    歯車から離れ第2歯車列に連結された第3位置に位置し
    た状態でバリアが開放位置となるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に何れか1項記載のカメラの
    バリア開閉機構。
  8. 【請求項8】 前記カメラは該カメラの電源をオンにす
    るメインスイッチを備え、前記メインスイッチをオフか
    らオンにすると、ズームモータが駆動され前記第1歯車
    列を介して前記遊星歯車が第1位置から第2位置を経て
    第3位置となり、更にズームモータが駆動され続けて第
    2歯車列、ズーム機構を介して鏡筒が収納位置からワイ
    ド端に移動するように構成されていることを特徴とする
    請求項7記載のカメラのバリア開閉機構。
  9. 【請求項9】 前記メインスイッチをオンからオフにす
    ると、ズームモータが駆動され第2歯車列、ズーム機構
    を介して鏡筒がワイド端から収納位置へ移動し、鏡筒が
    収納位置に位置した後、更にズームモータが駆動され続
    けて前記遊星歯車が第3位置から第2位置を経て第1位
    置となるように構成されていることを特徴とする請求項
    8記載のカメラのバリア開閉機構。
  10. 【請求項10】 前記遊星歯車が第3位置に位置し、か
    つ、鏡筒がワイド端に位置した状態で、前記アームに係
    合してアームの揺動を阻止するピンが設けられているこ
    とを特徴とする請求項8または9記載のカメラのバリア
    開閉機構。
  11. 【請求項11】 前記ピンは鏡筒が収納位置に位置した
    状態でアームとの係合を解除するように構成されている
    ことを特徴とする請求項10記載のカメラのバリア開閉
    機構。
  12. 【請求項12】 前記鏡筒がワイド端に位置した状態か
    らズームモータを、バリアを開放位置から閉塞位置に移
    動させる方向に駆動すると、前記遊星歯車が第3位置か
    ら第2位置に移動する間、バリアとバリア開閉機構との
    間の連結状態を解除する解除機構が設けられていること
    を特徴とする請求項8乃至11に何れか1項記載のカメ
    ラのバリア開閉機構。
  13. 【請求項13】 前記バリア開閉機構は、前記遊星歯車
    機構のアームの揺動により回転駆動される歯車列と、バ
    リアに連結されたバリア開閉用アームとを備え、前記歯
    車列を構成する歯車のうちの一つの歯車には歯車の回転
    方向に沿って延在する溝が形成され、前記バリア開閉用
    アームには前記溝の延在方向に移動可能に挿入される係
    止片が形成され、前記バリア開閉用アームは前記溝の延
    在方向の端部に係止することで前記歯車と一体に揺動す
    るように構成され、前記遊星歯車が第3位置から第2位
    置に移動する間、前記係止片が前記溝内を移動し、前記
    解除機構は前記係止片と溝により構成されていることを
    特徴とする請求項12記載のカメラのバリア開閉機構。
  14. 【請求項14】 バリアとバリア開閉用アームとの間
    は、バリアが閉塞位置の近傍に至るとバリアを閉塞位置
    方向に付勢し、バリアが開放位置の近傍に至るとバリア
    を開放位置方向に付勢するばね手段を介して連結されて
    いることを特徴とする請求項13記載のカメラのバリア
    開閉機構。
  15. 【請求項15】 ズームモータの動力をズーム機構に伝
    達するズーム歯車列と、前記ズーム歯車列に連結されバ
    リアを鏡筒のレンズ開口部の前方に位置する閉塞位置
    と、レンズ開口部から退避した開放位置との間を移動さ
    せるバリア開閉機構とを備えたカメラであって、 前記ズーム歯車列はその動力伝達経路の途中に遊星歯車
    機構を備え、 前記バリア開閉機構は前記遊星歯車機構に連結され、前記ズームモータの動力は前記遊星歯車機構を介して前
    記ズーム機構とバリア開閉機構とに切り換えて伝達され
    るように構成されている、 ことを特徴とするカメラのバリア開閉機構。
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