JP2004251936A - カメラ - Google Patents

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Kazuaki Matsui
和昭 松井
Yoshito Iwazawa
嘉人 岩澤
Satoshi Yokota
聡 横田
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Akira Kosaka
明 小坂
Sadanobu Ueda
定伸 上田
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method

Abstract

【課題】使用後速やかに動作を停止している非使用時の外見となるカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラは、撮影対象からの光の光路を略垂直に折り曲げる屈曲光学系(41)と撮影倍率を変化させるズーム光学系(42)より成る撮影光学系(40)を本体(10)に内蔵しており、撮影光学系(40)の前面を露出させる開口(11)とこれを閉じるバリア(50)を本体(10)に有する。デジタルカメラは、動作停止の指示を与えられると、バリア(50)を閉じる処理を最優先して行い、これに次いで表示を消す処理を優先して行って、これにより、動作停止中の外見となった後で、動作を停止するための内部の処理を行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラの使用終了時の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影光学系の全体または一部を本体内に収容し得るようにして、非使用時の薄型化、小型化を図ったカメラが普及している。このようなカメラでは、使用開始時つまりカメラが動作を開始するときに、撮影光学系を本体内から前方に移動させて撮影時の位置に設定し、使用終了時つまりカメラが動作を停止するときに、撮影光学系を後方に移動させて本体内に収容する。撮影光学系の移動を使用者が手動操作で行うカメラもあるが、多くのカメラでは電動で撮影光学系を移動させる。
【0003】
また、非使用時に撮影光学系の前面を保護するために、キャップを装着することが古くより行われてきたが、近年では、撮影光学系の前方に開閉可能なバリアを備えて、撮影を行うときにバリアを開き、撮影を行わないときにバリアを閉じるようにしたカメラが多い。撮影光学系全体を本体に収容するカメラでは、バリアは本体に設けられ、使用時に開かれ、非使用時に閉じられる。バリアの開閉も手動または電動で行われる。
【0004】
撮影光学系の本体へ収容と撮影時の位置への設定と、バリアの開閉を電動で行うカメラでは、例えば、特開2000−122117号公報、特開2001−5050号公報にて提案されているように、通常、撮影光学系の移動とバリアの開閉を連動させる。使用者は、カメラの使用を終了する際、撮影光学系が本体に収容され、バリアが閉じたのを確認して、カメラをケースやバッグに収納する。
【0005】
【特許文献1】特開2000−122117号公報
【特許文献2】特開2001−5050号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなカメラでは、起動に要する時間、つまり使用者が電力供給の開始を指示してからカメラとしての動作が可能になるまでの時間の大半を、撮影光学系が撮影時の位置まで移動する時間が占める。撮影光学系がズーム光学系の場合、起動に要する時間をできるだけ短くするために、撮影光学系を設定する位置を、収容位置からの移動距離が最小になる最小撮影倍率(最大画角)に相当する位置としている。
【0007】
動作の停止に要する時間、つまり使用者が電力供給の停止を指示してから実際に電力供給を停止するまでの時間も、撮影光学系が収容位置まで移動する時間が大半を占める。ズーム光学系の場合、使用者が電力供給の停止を指示した時点で撮影光学系が最小撮影倍率に相当する位置に存在するとは限らず、したがって、通常、動作の停止に要する時間は起動に要する時間よりも長くなる。
【0008】
撮影光学系の全体または一部を本体内に収容することは、カメラを携帯し易くするという点で好ましいが、動作の開始や停止に時間がかかるという点では不便である。特に、動作の停止に時間を要することは、使用後直ちにカメラをケースやバッグに収納したい使用者にとって、好ましくない。
【0009】
撮影光学系を本体に収容し得るようにしていないカメラでは、動作の開始や停止に要する時間は短い。ただし、電動でバリアを開閉する構成では、動作を停止する際のバリアを閉じる処理が遅ければ、直ちにカメラをケース等に収容することはできない。ところが、従来はこの点については考慮されておらず、バリアを閉じる処理を動作を停止する際の様々な処理の後半に設定している。
【0010】
種々の情報を表示する表示部を備えたカメラや、撮影した画像を表示する機能を有するデジタルカメラでは、動作を停止する際に、当然、表示も消す。表示を消す処理を終えていなくても、カメラをケース等に収納することは可能であり、収納後に表示が消えれば、カメラにとっては不都合はない。しかし、使用者は、動作の停止を指示したにもかかわらず、動作を停止した状態にならないので、不安になる。使用者が、操作ミスによって動作停止の指示を与え損なったと判断することもあり、その場合は、動作停止の指示を与える操作を再度行う。通常、動作停止を指示するためのスイッチは動作開始を指示するためのスイッチと同一であるから、再操作は動作の開始を指示することになって、カメラが再起動する結果となる。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、使用後速やかに動作を停止している非使用時の外見となるカメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、動作中と動作停止中とで外見が相違し、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、動作停止のための複数の処理を行うカメラにおいて、動作停止のための処理のうち外見に変化をもたらす処理を優先して行い、動作停止中の外見になった後で、外見に変化をもたらさない1以上の処理を行うようにする。
【0013】
このカメラは、動作停止の指示を受けた後、動作を停止するために複数の処理を行うが、最後に動作停止中の外見にするのではなく、早い段階で動作停止中の外見にしておいて、その後も外見に変化をもたらさない内部処理を行う。外見に変化をもたらす処理と外見に変化をもたらさない処理の一部を並行して行うことも可能である。
【0014】
本発明ではまた、画像を撮影する撮像部と、光を撮像部に導く撮影光学系と、動作の開始と停止の指示のために操作される操作部と、動作停止中に撮影光学系の前面を閉じる開閉可能なバリアを備え、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、バリアを閉じる処理を含む動作停止のための複数の処理を行うものにおいて、動作停止のための全ての処理のうちバリアを閉じる処理を、最も優先して行うようにする。
【0015】
バリアを閉じる処理を最初に行うことで、ケースやバッグに収納し得る状態になるまでの時間が短縮される。動作停止中に撮影光学系を本体に収容し動作中に撮影光学系を本体から出す構成としなければ、直ちにケース等に収納することも可能になる。
【0016】
ここで、撮影光学系が、光を反射して光路を略垂直に折り曲げる屈曲光学系と、屈曲光学系と撮像部の間に位置し、撮影倍率を変化させるズーム光学系から成るようにするとよい。ズーム光学系の可動レンズは前後方向ではなくこれに垂直な方向に移動することになるから、撮影光学系の前後方向の長さは不変であり、撮影光学系全体を本体に収容して、撮影光学系が本体から突出しない構成とすることができる。したがって、携帯に便利なコンパクトな形状でありながら、動作停止の指示を与えた後、直ちにケース等に収容することが可能である。
【0017】
動作停止のための処理を行っているときに、動作停止のための処理が進行中であることを報知する報知部を備えるようにしてもよい。このようにすると、進行中の処理の妨げとなる不適切な操作を使用者が行うことを、防止することができる。また、バリアを閉じた後に動作中の外見を保っている部位があっても、使用者は、カメラが自動的に動作を停止することを知ることができて、安心である。
【0018】
動作中に所定の表示を行う表示部を備え、動作停止のための全ての処理のうち表示部の表示を終了する処理を、バリアを閉じる処理と並行して、またはバリアを閉じる処理に次いで優先して行うようにしてもよい。報知部を備えない場合、バリアを閉じた後に表示がなされていると、カメラが動作を停止しないのではないかという不安を使用者に与えるおそれがあるが、表示を速やかに消すことで、その可能性を避けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態のデジタルカメラについて図面を参照しながら説明する。本実施形態のデジタルカメラ1の、斜め前方から見た斜視図を図1に示し、背面図を図2に示す。デジタルカメラ1は、略直方体で前後方向に薄い本体10を有し、本体10の内部に後述する撮影光学系および撮像素子が収容されている。
【0020】
本体10の前面上部には、撮影光学系の前面を露出させる開口11が設けられており、開口11の横に光学ファインダ12、測光用センサ13、およびフラッシュ発光部14が並べて配置されている。また、本体11の上面には、レリーズボタン15、およびメインスイッチ16が設けられている。レリーズボタン15は撮影した画像の記録を指示するために操作され、メインスイッチ16はデジタルカメラ1全体の動作の開始と停止、すなわち電源からの電力供給の開始と停止を指示するために操作される。
【0021】
本体10の背面には、LCDから成る表示部17、スライド式の操作スイッチ18、4つの接点を有する操作キー19、複数の操作ボタン20、光学ファインダ13の接眼窓21、およびLEDランプ22が設けられている。また、背面には側面に達する蓋23が設けられている。本体10の内部の蓋23に近い部位には、撮影した画像を記録する着脱可能なメモリカードを装着するためのスロットと、デジタルカメラ1の電源である充電式の電池を装着するためのスロットが設けられており、蓋23は装着されたメモリカードおよび電池を覆う。
【0022】
デジタルカメラ1は、静止画を撮影するカメラモード、動画を撮影する動画モード、およびメモリカードに記録している画像を再生表示する再生モードの3つの動作モードを有する。操作スイッチ18は、これらのモードの切り替えのために操作される。操作スイッチ18の近くには、これらの動作モードを表す3つの記号が付されている。
【0023】
表示部17は、デジタルカメラ1の設定状態および操作案内を表示するとともに、撮影した画像や記録している画像を表示する。表示部17は、撮影した画像を直ちに表示してライブビューを提供し、これにより電子ビューファインダとして機能する。
【0024】
操作キー19は、カメラモードおよび動画モードでは、ズーミングすなわち撮影倍率の変更のために操作され、表示部17に撮影条件設定の案内が表示されているときは、その表示に含まれるパラメータの選択のために操作される。また、再生モードでは、再生する画像の選択のために操作される。操作ボタン20は、操作案内の表示と非表示の切り替えのため、および選択されたパラメータの設定のために操作される。
【0025】
デジタルカメラ1の光学構成を図3の断面図に示す。図3において、(a)および(b)はデジタルカメラ1の異なる状態を表している。デジタルカメラ1は、光を電気信号に変換することにより画像を撮影する撮像素子30と、撮影対象からの光を撮像素子30に導いて撮像素子30上に結像させる撮影光学系40を備えている。撮像素子30としては、CCD型のエリアセンサを用いている。撮像素子30は、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光をそれぞれ選択的に受ける3種の画素を多数有する。撮像素子30は本体10の下部に、上方から光を受けるように配置されている。
【0026】
撮影光学系40は、撮影対象からの光を反射して、その光路を略垂直に折り曲げる屈曲光学系41と、ズーム光学系42と、対物レンズ43で構成されている。屈曲光学系41は、前述の開口11に対向し、光路を下方に折り曲げるように配置されている。屈曲光学系41としては、斜面に反射膜を施した直角プリズムを用いている。ただし、プリズムに限らず、単なるミラー等、光の光路を折り曲げ得る他の光学素子を屈曲光学系41として用いてもかまわない。対物レンズ43は、開口11と屈曲光学系41の間に配置されている。
【0027】
ズーム光学系42は、屈曲光学系41と撮像素子30との間に配置されている。ズーム光学系41の光軸は、屈曲光学系41の反射面の中心を通り、反射面に対して45゜の角度を成し、また、撮像素子30の中心を通り、撮像素子30と直交する。
【0028】
ズーム光学系42は、撮影倍率変更用のズームレンズ群44と焦点調節用のフォーカスレンズ群45より成る。ズームレンズ群44は、光軸方向に可動のレンズ44a、44bと、固定されたレンズ44c、44dを含む。フォーカスレンズ群45は光軸方向に可動である。図3の(a)は、撮影倍率が最小(撮影画角が最大)のときのズーム光学系42の状態を表しており、図3の(b)は、撮影倍率が最大(撮影画角が最小)のときのズーム光学系42の状態を表している。
【0029】
ズームレンズ群44の可動レンズ44a、44bを移動させるための機構を図4の断面図に示す。可動レンズ44a、44bは別個の鏡筒46、47に保持されており、鏡筒46は、より大きな鏡筒48の内部に収容され、鏡筒47の一部も鏡筒48の内部に収容されている。鏡筒46、47の外周面にはそれぞれ突起46a、47aが形成されており、また、鏡筒48の内周面には螺旋状の2本の溝48a、48bが形成されている。鏡筒46の突起46aは鏡筒48の溝48aに入ってその壁面に接しており、鏡筒47の突起47aは溝48bに入ってその壁面に接している。
【0030】
鏡筒46、47はいずれも、ズーム光学系42の光軸方向に移動可能で光軸回りに回転しないように支持されている。一方、鏡筒48は光軸回りに回転可能で光軸方向に移動しないように支持されている。また、鏡筒48の2本の溝48a、48bの螺旋の方向は逆である。可動レンズ44a、44bの移動は、後述のモータ71によって鏡筒48を回転させることにより行われる。鏡筒48が回転すると、突起46aが溝48aの中を摺動して鏡筒46が光軸方向に移動し、突起47bが溝48bの中を摺動して鏡筒47が光軸方向に移動する。溝48a、48bの螺旋の方向が逆であるから、鏡筒46、47の移動方向も互いに逆であり、これにより可動レンズ44a、44bの距離が変化して、撮影倍率が変化する。
【0031】
なお、鏡筒48の2本の溝48a、48bの螺旋のピッチは、一定ではなく、最小撮影倍率から最大撮影倍率までの全ての撮影倍率において、可動レンズ48a、48bがそれぞれ適切な位置になるように設定されている。図4において、(a)は最小撮影倍率での可動レンズ44a、44bの位置を表しており、(b)は最大撮影倍率でのそれらの位置を表している。
【0032】
フォーカスレンズ群45を移動させる機構も、外周面に突起を有し、光軸方向に移動する鏡筒と、内周面に螺旋状の溝を有し、光軸回りに回転する鏡筒とで構成されている。
【0033】
図3に示したように、固定レンズ44dの近傍には口径可変の絞り49が設けられている、また、ズーム光学系42と撮像素子30の間には、撮像素子30に近接してローパスフィルタ32が配置されており、撮像素子30の下方にはその駆動部31が配置されている。
【0034】
本体10の内部には、開口11に近接して、上下方向に可動のバリア50が設けられている。開口11付近の本体10の正面図を図5に示す。バリア50は、移動可能な範囲の下端に位置するとき、撮影光学系40の前面を開いて開口11を介して外部に露出させ、移動可能な範囲の上端に位置するとき、撮影光学系40の前面を閉じて保護する。図3の(a)と(b)は、それぞれバリア50が撮影光学系40の前面を開いている状態と閉じている状態を表している。なお、図3は、撮影倍率とズームレンズ群44の位置関係と、これとは別のバリア50の開閉状態をまとめて表したにすぎず、ズームレンズ群44の位置とバリア50の開閉状態との関係を示すものではない。
【0035】
デジタルカメラ1の回路構成の概略を図6に示す。デジタルカメラ1は、全体の動作を制御する制御部90、および、撮像素子30が撮影した画像を表す画像データを生成する画像処理部60を備えている。画像処理部60は、撮像素子30の各画素が出力するアナログ信号を処理する信号処理回路61、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ62、デジタル信号全体のレベルを補正する黒レベル補正回路63、撮像素子30の3種の画素が出力したR、G、Bの3色の信号のレベルを調節して画像のホワイトバランス(WB)を調節するホワイトバランス調節回路64、表示に適するように信号に非線形化処理を施すγ補正回路65、および画像メモリ66より成る。
【0036】
信号処理回路61からγ補正回路65までの処理によって、画像を表す画像データが生成され、生成された画像データは画像メモリ66に一時的に記憶される。アナログ信号に関わる撮像素子30、信号処理回路61、およびA/Dコンバータ62の動作は、タイミング制御回路67によって同期をとって制御される。
【0037】
デジタルカメラ1はまた、ズームレンズ群44の可動レンズを移動させるステッピングモータ71、モータ71を駆動してズーミングを制御するズーム制御部72、絞り49を開閉させるステッピングモータ73、モータ73を駆動して絞り49の口径を制御する絞り制御部74、フォーカスレンズ群45を移動させるステッピングモータ75、モータ75を駆動して焦点調節を制御する焦点調節制御部76、ズームレンズ群44の可動レンズの位置を検出するレンズ位置検出部77、バリア50を移動させるバリア駆動部78、バリア駆動部78を介してバリア50の開閉を制御するバリア制御部79を備える。
【0038】
レンズ位置検出部77の構成を図7に示す。レンズ位置検出部77は、フォトリフレクタ77aと、光軸回りに回転可能な鏡筒48の外周面に帯状に設けられた反射パターン77bで構成されている。フォトリフレクタ77aは、反射パターン77bに向けて光を発し、反射パターン77bによって反射された光を検出する。反射パターン77bは、鏡筒48の周方向に規則的に並ぶ反射率の高い高反射部と反射率の低い低反射部を多数有する。鏡筒48の周方向についての各高反射部の長さは一定であり、ほとんどの低反射部の長さも一定で高反射部の長さに等しい。ただし、他よりも長い低反射部がいくつか設けられている。これは、ズームレンズ群44の可動レンズの位置の基準とするためである。
【0039】
モータ71が出力する駆動パルスとフォトリフレクタ77aの出力信号の関係を図8に示す。モータ71の駆動パルスは一定周期であり、鏡筒48の回転速度は一定である。したがって、反射パターン77bのうち低反射部の長さが一定の部分がフォトリフレクタ77aの光を受ける位置にある間は、フォトリフレクタ77aの出力信号の周期も一定になる。他よりも長い低反射部がフォトリフレクタ77aの光を受ける位置に達すると、フォトリフレクタ77aの出力信号の空白期間が長くなる。長い空白期間が終了した位置を基準とし、その後のフォトリフレクタ77aの出力信号を計数することで、可動レンズの位置が正確に求められる。制御部90は、レンズ位置検出部77のフォトリフレクタ77aの出力信号を参照しながら、ズーム制御部72を制御する。
【0040】
バリア駆動部78の構成を図9に示す。バリア駆動部78は、形状記憶合金(SMA)製の2本のワイヤ78a、78b、およびレバー78cより成る。レバー78cは、一端が本体10に取り付けられており、この端部を中心に上下方向に回動する。レバー78cの他端には細長い開口78dが形成されており、バリア50に設けられた突起50aがこの開口78dに挿入されている。レバー78cが回動することにより、バリア50が上下に移動する。レバー78cは導電性の材料、例えばアルミニウム等の金属で作製されている。
【0041】
ワイヤ78a、78bはそれぞれ、一端が本体10に固定されており、他端がレバー78cに固定されている。一方のワイヤ78aは、本体10の上部に設けられた滑車機構78eを経て、上方からレバー78cに達し、他方のワイヤ78bは、本体10の下部に設けられた滑車機構78fを経て、下方からレバー78cに達する。
【0042】
ワイヤ78a、78bは、温度上昇によって収縮し、常温で元の長さに戻る特性を有する。ワイヤ78a、78bはそれぞれ、レバー78cに取り付けられている端部が接地されており、本体10に直接取り付けられている端部には、スイッチ78g、78hを介して、電池87から電圧が印加される。電流が流れることにより、ワイヤ78a、78bは発熱し、発熱によって収縮して、レバー78cを上方向、または下方向に回動させる。ワイヤ78a、78cへの電圧印加は、スイッチ78g、78hの切り替えにより一時に一方にのみなされる。また、スイッチ78g、78hの双方が閉じない状態も可能である。
【0043】
ワイヤ78a、78bへの電圧印加の制御すなわちスイッチ78g、78hの開閉の制御は、バリア制御部79が行う。バリア制御部79は、バリア50を開いた状態から閉じた状態に変化させるときと、閉じた状態から開いた状態に変化させるときのみに、スイッチ78g、78hを閉じる。したがって、通常、ワイヤ78a、78bは伸張した状態となる。
【0044】
レバー78cと本体10には、バリア50が可動範囲の上端に位置するときと下端に位置するときに、軽く係合してレバー78cの回動を規制するスナップ機構が設けられており、ワイヤ78a、78bの双方が伸張した状態であっても、バリア50は移動しない。したがって、バリア50を閉じた状態や開いた状態に保つために、電力が消費されることはない。スナップ機構は、例えば、レバー78cに設けられた半球状の小さな突起78jと、突起78jが入り込むように本体10に設けられた浅い凹部(不図示)で構成される。
【0045】
滑車機構78e、78fを備えてワイヤ78a、78bを折り曲げているのは、ワイヤ78a、78bを長くして、常温での伸張時と発熱による収縮時との長さの差を大きくし、バリア50の可動範囲を大きくするためである。伸張時のワイヤ78a、78bのたるみを防止するために、滑車機構78e、78fを介してワイヤ78a、78bを垂直方向に引っ張るスプリング78k、78mが設けられている。スプリング78k、78mの力は、スナップ機構の係合を解除し得るほど大きくない。
【0046】
ズームレンズ群44の可動レンズを移動させるステッピングモータ71の駆動力の伝達先を切り替えるようにして、モータ71によってバリア50を移動させることも可能である。しかしながら、そのようにすると、構成が複雑になる上、バリア50の開閉がズームレンズ群44の可動レンズの位置の制約を受け易くなる。これに対し、バリア駆動機構78は簡素な構成であり、しかも、バリア50の開閉とズームレンズ群44の駆動とを全く独立させることができる。
【0047】
図6に示したように、デジタルカメラ1は、フラッシュ発光部14の発光を制御するフラッシュ回路81、使用者によって操作される前述の各部材(メインスイッチ16等)を含む操作部82、表示部17に表示するための画像データを記憶するVRAM83、メモリカード84の入出力を行うカードインターフェース(I/F)85、他の装置との通信のための通信用インターフェース86、および電力によって動作する各部に電力を供給する電池87を備える。デジタルカメラ1全体の動作を制御する制御部90は、制御の主体となるCPU91、CPU91の制御処理を表すプログラムを記憶したプログラムメモリ92、およびCPU91が制御に用いるパラメータを記憶したパラメータメモリ93を有する。
【0048】
パラメータメモリ93が記憶しているパラメータには、ズームレンズ群44の可動レンズの位置と撮影倍率との関係や、撮影対象までの距離と撮影倍率とフォーカスレンズ群45の位置との関係が含まれる。デジタルカメラ1では、撮像素子30が撮影した画像のコントラストが高くなる方向にフォーカスレンズ群45を移動させ、コントラストが最大になる位置にフォーカスレンズ群45を設定するサーボ方式による自動焦点調節を採用している。自動焦点調節のために、制御部90は、画像メモリ66の画像データによってコントラストを評価する。
【0049】
撮影対象に対して撮影光学系40の焦点が合った後、使用者がズーミングつまり撮影倍率の変更を指示したとき、制御部90は、ズーム制御部72を介してズーム光学系44の可動レンズを移動させるとともに、焦点調節制御部76を介してフォーカスレンズ群45を移動させて、撮影対象に対して撮影光学系40の焦点が合っている状態を維持する。その際、パラメータメモリ93が記憶している撮影対象までの距離と撮影倍率とフォーカスレンズ群45の位置との関係を参照して、フォーカスレンズ群45を適切な位置に設定する。
【0050】
デジタルカメラ1は、撮影光学系40による光学ズームに加え、画像処理部60が生成する画像データの一部分のみを取り出すことにより撮影倍率を増大させる電子ズームの機能を有する。電子ズームによって撮影倍率を増大させることは、光学ズームの撮影倍率によらず、任意の光学撮影倍率に対して行うことができる。ただし、電子ズームでは画像の解像度が低下するため、デジタルカメラ1では、光学撮影倍率が最大のときのみに電子ズームを行うようにしている。撮影光学系40のズーム比(最小撮影倍率対する最大撮影倍率の比)は例えば3であり、電子ズームによる撮影倍率の最大増大率は例えば2である。
【0051】
デジタルカメラ1では、使用終了時つまり動作を停止する際に、ズーミングに関する設定をその時点の状態に保っておき、使用開始時には使用終了時の状態で動作を再開する。具体的には、動作を停止する際には、ズームレンズ群44の可動レンズをその時点で設定している位置にとどめて、その位置および電子ズームによる撮影倍率の増大率を、パラメータメモリ93に記憶する。また、動作を開始する際には、パラメータメモリ93から、ズームレンズ群44の可動レンズの位置、および電子ズームによる撮影倍率の増大率を読み出して、ズーミングに関する制御に用いる。
【0052】
このように、動作の停止および開始に際してズームレンズ群44を移動させないようにすることで、動作停止のためにメインスイッチ16が操作されてから実際に動作を停止するまでに要する時間が短くなり、また、動作開始のためにメインスイッチ16が操作されて実際に撮影を行い得る状態になるまでの時間も短くなる。
【0053】
動作を停止する際にはいくつかの処理を行う必要があるが、デジタルカメラ1では、バリア50を閉じる処理を最優先して行い、表示部17の表示を消す処理を、バリア50を閉じる処理に次いで優先して行って、速やかに動作停止中の外見とし、動作停止中の外見となった後で内部の処理を行って、最後に電池87からの電力供給を終了する。内部の処理には、例えば、未記録の画像データのメモリカード84への記録、通信用インターフェース86による通信機能の終了、ズームレンズ群44の位置および電子ズームによる撮影倍率の増大率のパラメータメモリ93への記憶等がある。
【0054】
バリア50を閉じる処理を最初に行うことで、使用者は、メインスイッチ16を操作して動作停止を指示した後、直ちにデジタルカメラ1をケースやバッグに収納することができる。その場合、デジタルカメラ1は、ケース等に収容された状態で内部の処理を行って、動作を停止することになる。表示部17の表示を消す処理は、バリア50を閉じる処理に次いで優先して行うが、バリア50の移動終了を待つことなく開始するため、実際には、表示部17の表示を消す処理はバリア50を閉じる処理と並行して進行する。
【0055】
静止画を撮影するカメラモードにおけるデジタルカメラ1の動作の開始から停止までの処理の流れの概略を、図10のフローチャートに示す。動作を停止している状態でメインスイッチ16が操作されると(ステップ#105)、電池87から各部への電力供給を開始する(#110)。次いで、操作スイッチ18によって選択されている動作モードを判定し(#115)、カメラモードでなければ動画モードまたは再生モードの処理を行う(#120)。
【0056】
カメラモードのときは、バリア50を開き(#125)、パラメータメモリ93から、ズームレンズ群44の位置および電子ズームによる撮影倍率の増大率を読み出す(#130)。そして、レンズ位置検出部77によってズームレンズ群44の可動レンズの位置を検出し(#135)、検出した位置がパラメータメモリ93から読み出した位置に一致しているか否かを判定して(#140)、一致していなければ、ズームレンズ群44の可動レンズを駆動して(#145)、読み出した位置に設定する。
【0057】
ステップ#135〜#145の処理を行うのは、動作を停止している間にデジタルカメラ1に衝撃が加わって、ズームレンズ群44の可動レンズの位置が少し変化している可能性があるからである。可動レンズの位置の検出は、鏡筒48(図7)を一方向に回転させて、空白期間が現れるまでのフォトリフレクタ77aの出力信号を計数することによって行う。可動レンズの位置をパラメータメモリ93から読み出した位置に一致させることは、空白期間の一端である基準位置と読み出した位置の差に対応するパルス数だけモータ71を駆動させることにより行う。基準位置は複数設けられているから、可動レンズの位置の検出およびパラメータメモリ93から読み出した位置への設定に要する時間は短い。
【0058】
次いで、撮像素子30による画像の撮影を開始し(#150)、撮影した画像を表示部17に表示してライブビューを提供する(#155)。そして、パラメータメモリ93から読み出した電子ズームによる撮影倍率の増大率が1であるか否かを判定して(#160)、増大率が1でなければ、その増大率となるように電子ズームを行う(#165)。これで、前回の撮影終了時の状態となる。
【0059】
その後、操作キー19の操作によってズーミングが指示されたか否かを判定し(#170)、指示されていれば、撮影倍率を変化させて(#175)、ステップ#170に戻る。なお、このステップ#175の処理では、指示された撮影倍率が光学撮影倍率の最大値を超えるときは、電子ズームによる増大率を変化させ、そうでないときは、ズームレンズ群44を駆動して光学撮影倍率を変化させる。
【0060】
ステップ#170の判定でズーミングが指示されていないときは、レリーズボタン15の操作により撮影した画像の記録が指示されたか否かを判定し(#180)、指示されていれば、記録用の画像を撮影し(#185)、撮影した画像を表示部17にアフタビューとして表示するとともに(#190)、その画像を表す画像データのメモリカード84への記録を開始する(#195)。
【0061】
ステップ#195の処理の後、およびステップ#180の判定で画像の記録が指示されていないときは、メインスイッチ16が操作されたか否かを判定し(#200)、操作されていなければ、ステップ#170に戻る。メインスイッチ16が操作されたときは、バリア50を閉じ(#205)、表示部17の表示を消す(#210)。これでデジタルカメラ1は動作停止中の外見となる。
【0062】
次いで、ステップ#195で開始した画像データの記録が進行中であるか否かを判定する(#215)。画像データの記録が進行中であれば、記録を継続し(#220)、LEDランプ22(図2)を点滅させて、記録が進行中であることを報知する(#225)。次いで、記録が終了したか否かを判定し(#230)、終了していなければステップ#220に戻り、終了していればLEDランプ22を消す(#235)。このように、LEDランプ22で報知することにより、動作停止中の外見でありながら、デジタルカメラ1が内部で動作していることが使用者に判り、誤ってメモリカードを取り出して、画像データの記録が不完全になるのを防止することができる。
【0063】
ステップ#235の後、およびステップ#215の判定で画像データの記録が進行中でないときは、通信用インターフェース86による通信機能を終了し(#240)、種々のパラメータをパラメータメモリ93に記憶する(#245)。さらに、その時点でのズームレンズ群44の可動レンズの位置および電子ズームによる撮影倍率の増大率をパラメータメモリ93に記憶して(#255)、電池87からの電力供給を終了する(#260)。これで、デジタルカメラ1は動作を停止した状態となる。
【0064】
ステップ#120で動画モードまたは再生モードの処理を行う場合も、適当な時期に、ステップ#200と同様にメインスイッチ16の操作の有無を判定し、メインスイッチ16が操作されたときは、ステップ#205以降の処理を行う。したがって、これらの動作モードにおいても、動作を終了する際には、バリア50を閉じる処理が最優先され、表示部17の表示を消す処理がこれに次いで優先され、動作停止中の外見になった後で、内部の処理が行われる。
【0065】
ステップ#245に続いて、図11に示す処理を行うようにしてもよい。すなわち、ズームレンズ群44の可動レンズを、複数の基準位置のうちの最も近い位置、またはその近傍に移動させ(#250)、移動後の位置をパラメータメモリ93に記憶する(#255)。このようにすることで、動作開始時のステップ#135〜#145の処理を、一層短時間で行うことができる。
【0066】
ズームレンズ群44の可動レンズの基準位置を1つのみとすることも可能である。ただし、その場合は、ステップ#135〜#145の処理やステップ#250の処理に要する時間は、本実施形態のデジタルカメラ1のように基準位置を複数定める場合よりも長くなる。基準位置を1つのみとする場合、これらのステップの処理に要する時間を平均的に短くするためには、最小撮影倍率と最大撮影倍率のちょうど中間の撮影倍率に相当する位置、あるいは使用者が最も頻度高く採用する撮影倍率に相当する位置を、基準位置とするのが好ましい。
【0067】
なお、ここでは、バリア50を閉じた後に画像データの記録を継続している間に限ってLEDランプ22による報知を行うようにしているが、ステップ#205でバリア50を閉じてからステップ#260で電力供給を停止する直前まで、LEDランプ22による報知を行うようにしてもよい。このようにすると、充電式の電池87をデジタルカメラ1から取り外して充電する構成とする場合に、内部の処理が完了していないうちに使用者が電池を取り外すのを防止することができる。また、動作の停止を指示するために行ったメインスイッチ16の操作がデジタルカメラ1によって検出されたこと、すなわち少時経過後にデジタルカメラ1が内部の動作も停止することが使用者に判り、使用者は安心してデジタルカメラ1をケース等に収納することができる。
【0068】
LEDランプ22による報知を行うか否かは使用者が選択することが可能であり、その選択は動作中に操作ボタン20を操作して行っておく。LEDランプ22に代えてブザーを備えて、動作停止のための処理が進行中であることを、ブザーが発する音によって報知してもよい。
【0069】
本実施形態のデジタルカメラ1では、レンズ位置検出部77として、図7に示した構成を採用しているが、他の構成としてもかまわない。例えば、ズームレンズ群44の可動レンズを移動させるステッピングモータ71と鏡筒48との間のギア列の一部に回転エンコーダ(チョッパ)を配置し、そのエンコーダの回転をフォトインタラプタで検出するようにすることができる。また、鏡筒84に2相の反射パターンを設けるとともに、各反射パターンに対してフォトリフレクタ77aを備えて、一方のフォトリフレクタを基準位置検出用、他方のフォトリフレクタをパルス計数用に用いることができる。さらに、反射パターンに代えて導電パターンを鏡筒84に設けるとともに、導電パターンに接触する導電性小片を備えて、電気的に検出することも可能である。
【0070】
【発明の効果】
動作中と動作停止中とで外見が相違し、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、動作停止のための複数の処理を行うカメラにおいて、本発明のように、動作停止のための処理のうち外見に変化をもたらす処理を優先して行い、動作停止中の外見になった後で、外見に変化をもたらさない1以上の処理を行うようにすると、動作停止の指示を与え損なったのではないかという不安を使用者に与えることが避けられる。また、使用終了後、速やかにカメラをケースやバッグに収納することが可能になる。
【0071】
画像を撮影する撮像部と、光を撮像部に導く撮影光学系と、動作の開始と停止の指示のために操作される操作部と、動作停止中に撮影光学系の前面を閉じる開閉可能なバリアを備え、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、バリアを閉じる処理を含む動作停止のための複数の処理を行うものにおいて、本発明のように、動作停止のための全ての処理のうちバリアを閉じる処理を、最も優先して行うようにすると、ケースやバッグに収納し得る状態になるまでの時間を短縮することができる。
【0072】
撮影光学系が、光を反射して光路を略垂直に折り曲げる屈曲光学系と、屈曲光学系と撮像部の間に位置し、撮影倍率を変化させるズーム光学系から成るようにすると、撮影光学系全体を本体に収容して、撮影光学系が本体から突出しない構成とすることができて、携帯に便利なコンパクトな形状でありながら、動作停止の指示を与えた後、直ちにケース等に収容することが可能になる。
【0073】
動作停止のための処理を行っているときに、動作停止のための処理が進行中であることを報知する報知部を備えるようにすると、使用者がその処理の妨げとなる不適切な操作を誤って行うのを、避けることができる。また、バリアを閉じた後に動作中の外見を保っている部位があっても、使用者は、カメラが自動的に動作を停止することを知ることができて、安心である。
【0074】
動作中に所定の表示を行う表示部を備え、動作停止のための全ての処理のうち表示部の表示を終了する処理を、バリアを閉じる処理と並行して、またはバリアを閉じる処理に次いで優先して行うようにすると、表示が続くことによって使用者が不安を覚えることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデジタルカメラの斜視図。
【図2】上記デジタルカメラの背面図。
【図3】上記デジタルカメラの光学構成を示す断面図。
【図4】上記デジタルカメラのズームレンズ群の可動レンズを移動させる機構を示す断面図。
【図5】上記デジタルカメラの本体の開口付近の正面図。
【図6】上記デジタルカメラの回路構成の概略を示すブロック図。
【図7】上記デジタルカメラのズームレンズ群の可動レンズの位置を検出する構成を模式的に示す図。
【図8】上記デジタルカメラのズームレンズ群の可動レンズを駆動するモータの駆動パルスと、可動レンズの位置を検出するフォトリフレクタの出力信号の関係を示す図。
【図9】上記デジタルカメラのバリアを駆動する機構を模式的に示す図。
【図10】上記デジタルカメラの静止画を撮影するモードにおける動作の開始から停止までの処理の流れの概略を示すフローチャート。
【図11】図10の処理の一部を変更した処理の流れの変更部分を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
10 本体
11 開口
12 光学ファインダ
13 測光用センサ
14 フラッシュ発光部
15 レリーズボタン
16 メインスイッチ
17 表示部
18 操作スイッチ
19 操作キー
20 操作ボタン
21 光学ファインダ接眼窓
22 LEDランプ
23 蓋
30 撮像素子
31 撮像素子駆動部
32 ローパスフィルタ
40 撮影光学系
41 屈曲光学系
42 ズーム光学系
43 対物レンズ
44 ズームレンズ群
44a、44b 可動レンズ
44c、44d 固定レンズ
45 フォーカスレンズ群
46、47 直進鏡筒
46a、47a 突起
48 回転鏡筒
48a、48b 螺旋溝
49 絞り
50 バリア
50a 突起
60 画像処理部
61 信号処理回路
62 A/Dコンバータ
63 黒レベル補正回路
64 ホワイトバランス調節回路
65 γ補正回路
66 画像メモリ
67 タイミング制御回路
71 ステッピングモータ
72 ズーム制御部
73 ステッピングモータ
74 絞り制御部
75 ステッピングモータ
76 焦点調節制御部
77 レンズ位置検出部
77a フォトリフレクタ
77b 反射パターン
78 バリア駆動部
78a、78b 形状記憶ワイヤ
78c レバー
78d 開口
78e、78f 滑車機構
78g、78h スイッチ
78j 突起
78k、79m スプリング
79 バリア制御部
81 フラッシュ回路
82 操作部
83 VRAM
84 メモリカード
85 カードインターフェース
86 通信用インターフェース
87 電池
90 制御部
91 CPU
92 プログラムメモリ
93 パラメータメモリ

Claims (5)

  1. 動作中と動作停止中とで外見が相違し、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、動作停止のための複数の処理を行うカメラにおいて、動作停止のための処理のうち外見に変化をもたらす処理を優先して行い、動作停止中の外見になった後で、外見に変化をもたらさない1以上の処理を行うことを特徴とするカメラ。
  2. 画像を撮影する撮像部と、光を撮像部に導く撮影光学系と、動作の開始と停止の指示のために操作される操作部と、動作停止中に撮影光学系の前面を閉じる開閉可能なバリアを備え、動作中に動作停止の指示を与えられたときに、バリアを閉じる処理を含む動作停止のための複数の処理を行うものにおいて、
    動作停止のための全ての処理のうちバリアを閉じる処理を、最も優先して行うことを特徴とするカメラ。
  3. 撮影光学系が、光を反射して光路を略垂直に折り曲げる屈曲光学系と、屈曲光学系と撮像部の間に位置し、撮影倍率を変化させるズーム光学系から成ることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 動作停止のための処理を行っているときに、動作停止のための処理が進行中であることを報知する報知部を備えることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  5. 動作中に所定の表示を行う表示部を備え、
    動作停止のための全ての処理のうち表示部の表示を終了する処理を、バリアを閉じる処理と並行して、またはバリアを閉じる処理に次いで優先して行うことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
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