JP2010093413A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影した画像の中から気に入った構図の画像を容易に抜き出して撮影することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明に係わる撮像装置は、光学部材、撮像部、記憶手段、表示部、操作入力手段を備えるとともに、撮像部で撮像された撮影画像と、大きさと位置が可変なフレーム枠とを同時に表示部に表示させ、操作入力手段で取得した操作入力に従って、前記フレーム枠の大きさと位置を調節し、この調節されたフレーム枠の大きさと位置に対応する撮影画像の一部を選択画像として記憶手段に記憶し、撮像部で撮像されたスルー画像と、記憶手段に記憶されている選択画像を表示画面と同じサイズに拡大した画像とを同時に表示部に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラにおいては、カメラの背面に液晶モニタを備えたものが主流となっている。このような液晶モニタを備えたカメラでは、ユーザは液晶モニタに表示された画像を見ながら構図や画角を調整することにより、ファインダを覗くことなしに所望の画像を撮影することができる。
上述のような液晶モニタを備えたカメラにおいて、ユーザによる構図決定を容易するために、広角側で撮影した画像と現在の撮影領域を示す画像とを重ね合わせ、この合成画像を液晶モニタに表示することにより、ユーザが被写体のどこを、どのくらいの大きさで撮影しようとしているのかを視覚的に把握できるようにした撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−104198号公報
上記従来装置において、撮影した画像の中から気に入った構図の画像を抜き出して撮影するには、ユーザが画角などを調整しながら所望の画像となるように操作する必要がある。このとき、ユーザは液晶モニタ上に表示された撮影済みの画像を見ながら何度も構図を確認することになるため、撮影時に手間と時間がかかることになる。
本発明の課題は、撮影した画像の中から気に入った構図の画像を容易に抜き出して撮影することができる撮像装置を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、入射した被写体光を屈折させて射出側に被写体像を形成する光学部材(210)と、前記光学部材の少なくとも一部を当該光学部材の光軸方向に移動させることで焦点距離を可変とする焦点距離可変手段(23)と、前記光学部材により形成された被写体像を撮像する撮像部(110)と、前記撮像部で撮像された被写体像の画像を記憶する記憶手段(120)と、前記撮像部で撮像された被写体像の画像を表示画面に表示する表示部(105)と、ユーザによる操作入力を取得する操作入力手段(130)と、前記撮像部で撮像された被写体像の静止画像(以下、撮影画像)と、大きさと位置が可変なフレーム枠とを同時に表示させる第1表示制御手段(100)と、前記操作入力手段で取得した操作入力に従って、前記フレーム枠の大きさと位置を調節する第2表示制御手段(100)と、前記第2表示制御手段により調節されたフレーム枠の大きさと位置に対応する撮影画像の一部を選択画像として前記記憶手段に記憶する第3表示制御手段(100)と、前記撮像部で撮像された被写体像の動画像(以下、スルー画像)と、前記記憶手段に記憶されている選択画像を表示画面と同じサイズに拡大した画像とを同時に前記表示部の表示画面に表示させる第4表示制御手段(100)とを備えることを特徴とする撮像装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置であって、前記第4表示制御手段(100)は、前記操作入力手段(130)で取得した操作入力に従って、前記表示部(105)の表示画面にスルー画像と同時に表示している選択画像を消去することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置であって、前記第2表示制御手段(100)は、前記光学部材(210)の焦点距離に基づいて、前記表示部(105)の表示画面に表示するフレーム枠の大きさを制限することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置であって、前記第2表示制御手段(100)は、前記光学部材(210)の焦点距離に基づいて、前記表示部(105)の表示画面に表示するフレーム枠の近傍に前記光学部材の焦点距離に関する情報を表示することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置であって、前記第4表示制御手段(100)は、前記表示部(105)の表示画面に同時に表示するスルー画像と選択画像の少なくとも一方の彩度を基準となる彩度よりも低下させることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、撮影した画像の中から気に入った構図の画像を容易に抜き出して撮影することができる撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係わる撮像装置をカメラに適用した場合の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係わるカメラの構成を示すブロック図である。本実施形態のカメラ1は、大別すると、カメラボディ(本体)10と、レンズ内モータを有するレンズ鏡筒20とを備えており、カメラボディ10にレンズ鏡筒20が着脱自在に装着されるレンズ交換式のデジタルカメラとして構成されている。
まず、カメラボディ10の構成について説明する。カメラボディ10の内部には、ボディCPU100、測光部101、焦点検出部102、シャッタユニット103、液晶モニタ105、表示パネル106、メモリカードI/F部107、撮像部110、記憶部120、操作入力部130が配置されている。
ボディCPU100は、レンズ鏡筒20が装着されたカメラ1全体の動作を制御する回路であり、マイクロプロセッサにより構成されている。ボディCPU100は、焦点検出部102で検出されたデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算し、後述のレンズCPU200へ送信する。またボディCPU100は、後述の測光部101で取得された被写体の測光情報や、レンズ装着時にレンズCPU200から送信されたレンズの種類、開放F値、焦点距離などのレンズ情報のほか、図示しない感度設定部からの感度情報などに基づいて適正な露出値を演算する。そして、その露出値に応じた絞り値とシャッタスピード値を選択し、絞り値をレンズCPU200へ、シャッタスピード値をシャッタ制御部104へそれぞれ送信する。また、ボディCPU100は、基本的な表示制御として、撮像部110で撮像された被写体像の静止画像(以下、撮影画像)、又は撮像部110で撮像された被写体像の動画像(以下、スルー画像)を、後述する液晶モニタ105の表示画面に表示させる処理を実行する。
また、ボディCPU100は、本実施形態に特徴的な撮影モードであるトリミング撮影モードが設定された場合に、以下に述べる第1〜第4表示制御手段としての処理を実行する。
すなわち、本実施形態のボディCPU100は、撮影画像と、大きさと位置が可変なフレーム枠とを同時に液晶モニタ105の表示画面に表示させる第1表示制御手段としての処理を実行する。
また、本実施形態のボディCPU100は、操作入力手段であるメインダイアル133及びセレクタダイアル135で取得した操作入力に従って、フレーム枠の大きさと位置を調節する第2表示制御手段としての処理を実行する。
また、ボディCPU100は、第2表示制御手段としての処理において、後述するレンズCPU200から送信されたレンズ210の焦点距離に基づいて、液晶モニタ105の表示画面に表示するフレーム枠の大きさを制限する処理を実行する。また、ボディCPU100は、第2表示制御手段としての処理において、レンズ210の焦点距離に基づいて、液晶モニタ105の表示画面に表示するフレーム枠の近傍にレンズ210の焦点距離を表示する処理を実行する。
また、本実施形態のボディCPU100は、第2表示制御手段の処理により調節されたフレーム枠の大きさと位置に対応する撮影画像の一部を選択画像として記憶手段であるDRAM123に記憶する第3表示制御手段としての処理を実行する。
さらに、本実施形態のボディCPU100は、スルー画像と、記憶手段であるDRAM123に記憶している選択画像を表示画面と同じサイズに拡大した画像とを同時に液晶モニタ105の表示画面に表示させる第4表示制御手段としての処理を実行する。また、ボディCPU100は、第4表示制御手段としての処理において、操作入力手段であるレリーズボタン132が半押しされることにより、液晶モニタ105の表示画面にスルー画像と同時に表示している選択画像を消去する処理を実行する。また、ボディCPU100は、第4表示制御手段としての処理において、液晶モニタ105の表示画面に同時に表示するスルー画像と選択画像のうち、選択画像の彩度を基準となる彩度よりも低下させる処理を実行する。ただし、彩度を低下させるのはスルー画像であってもよいし、スルー画像と選択画像の両方の彩度を低下させるようにしてもよい。
測光部101は、小型のCCDやCMOSなどのカラーイメージセンサにより構成された基板回路である。測光部101は、ユーザによりレリーズボタン132が半押しされることで測光を開始し、図示しないファインダスクリーン上に結像している被写体の輝度に関する情報(測光情報)を検出する。この測光情報はボディCPU100へ送信され、露出演算のほか、ストロボ調光、ホワイトバランスの制御などに用いられる。
焦点検出部102は、入射した被写体光に基づいて、例えば位相差検出方式を用いて、デフォーカス情報を検出する。本実施形態では、図示しない画面内の複数の測距エリアに対する被写体の合焦位置を検出して、そのときのデフォーカス量をデフォーカス情報としてボディCPU100へ送信する。
シャッタユニット103は、撮像部110の被写体方向前側に配置され、図示しないシャッタ羽根を駆動(開閉)することにより、撮像素子111に被写体光を露光させるものである。
シャッタ制御部104は、シャッタユニット103を駆動させる部分であり、ボディCPU100により動作が制御されている。すなわち、ユーザがレリーズボタン132を指などで押し下げると、ボディCPU100によりシャッタ制御部104が制御され、シャッタユニット103が駆動される。これにより、被写体像が撮影画像として撮像部110に取り込まれることになる。レリーズボタン132には、半押しと全押しの2通りの操作状態がある。ユーザがレリーズボタン132を半押しすると、露出制御のための測光と、焦点調節のための測距及びレンズ駆動が行われて、露出値と焦点位置が決定される。そして、ユーザがレリーズボタン132を全押しすると、その時点で撮像された被写体像の撮像画像が取り込まれて、後述するメモリカード108に記録される。なお、上述した露出制御や焦点調節の手順は一例を示したものであり、これの例に限定されるものではない。
撮像部110は、撮像素子111と画像処理部112とから構成されている。撮像素子111は、平面的に配置された複数の固体撮像素子により構成されている。レンズ210により結像された被写体像は固体撮像素子の受光面で受光され、アナログの画像信号として出力される。この画像信号はDRAM123に一時的に記憶される。画像処理部112は、DRAM123に記憶されている画像信号に対し、ノイズ除去、A/D変換、色補間処理、サイズ変更、符号化などの、アナログ及びデジタルの画像処理を行い、最終的な画像データを作成する。
液晶モニタ105は、カメラボディ10の背面に配置されたカラーの液晶ディスプレイである。この液晶モニタ105には、撮影モード、絞り値、シャッタスピードなどの撮影情報や、メニュー画面、モード設定画面のほか、撮影画像、スルー画像などが表示される。
表示パネル106は、カメラボディ10の上面に配置された白黒の液晶パネルである。この表示パネル106には、おもに撮影モード、絞り値、シャッタスピードなどの撮影情報が表示される。
上記液晶モニタ105、表示パネル106における画像データや情報画面の表示は、図示しない表示制御回路により制御されている。
記憶部120は、VRAM121、EEPROM122、DRAM123、ROM124から構成されている。
VRAM121は、液晶モニタ105に表示する画像データを一時的に保持するメモリであり、上述した撮影画像、スルー画像の画像データが保持される。
EEPROM122は、カメラ1の電源がオフしても記憶した情報を保持する不揮発性メモリであり、ユーザ設定やカスタム設定などの入力情報が記憶される。
DRAM123は、カメラ1の電源がオフしたときに記憶した情報が消去される揮発性メモリである。ここには、画像処理部112により画像処理された画像信号や、この画像処理により得られた最終的な画像データのほか、ボディCPU100などが処理を行う際に必要なデータなどが記憶される。また、DRAM123には、上述したボディCPU100の第2表示制御手段としての処理により調節されたフレーム枠の大きさと位置に対応する撮影画像の一部が選択画像として記憶される。
ROM124は、カメラ1の動作や制御に必要なプログラムのほか、このプログラムの実行に必要な初期値や設定値などが記憶される。
操作入力部130は、ユーザにより操作される複数の操作入力手段により構成されている。ここで、操作入力部130の具体例について説明する。図2は、カメラ1を背面側から見たときの斜視図である。カメラ1の上面には、撮影モードなどを選択可能なモードダイアル131、ポップアップ式の閃光装置(ストロボ)11、表示パネル106、レリーズボタン132が配置されている。また、カメラ1を背面から見たときに、右側にはユーザが撮影時にカメラ1を保持する際に使用するグリップ12が設けられている。
一方、カメラ1の背面であって、グリップ12の近傍には、メインダイアル133が配置されている。また、カメラ1の前面側であって、グリップ12の近傍には、サブダイアル134が配置されている。これらのダイアルは、主に露出モードの設定や、絞り値、シャッタスピード、露出補正値などを入力するためのダイアルであるが、図示しない他のボタンとの組み合わせで各種機能の設定が可能となる。また、本実施形態におけるメインダイアル133は、後述するトリミング画像モードにおいてフレーム枠の大きさを調節するための操作入力手段として機能する。
さらに、カメラ1の背面には液晶モニタ105が配置されている。この液晶モニタ105の上部にはファインダ接眼部13が配置され、右側にはセレクタダイアル135が配置されている。セレクタダイアル135は、上下左右の4方向と中央に図示しない電気接点を持つスイッチである。ユーザが上下左右に刻印されている矢印マーク135aを指で押すと、その矢印マーク135aの方向が選択方向として入力される。また、中央に配置されたOKボタン135bが押下されると、その時点での選択内容で決定したことが入力される。このセレクタダイアル135は、主に液晶モニタ105や表示パネル106などに表示された撮影条件などの変更操作や、メニュー項目、撮影済み画像の変更操作などに用いられる。本実施形態におけるセレクタダイアル135は、トリミング画像モードにおいてフレーム枠の位置を調節するための操作入力手段として機能する。
上述したモードダイアル131、レリーズボタン132、メインダイアル133、サブダイアル134、セレクタダイアル135は、本実施形態における操作入力部130として機能する。ただし、操作入力部130はこれに限らず、他のダイアル、スイッチ、レバーにより構成されるものであってもよい。
再び図1に戻って説明する。メモリカードI/F(インターフェース)部107は、VRAM121に記憶されている画像データをメモリカード108に記録し、またメモリカード108に記録されている画像データを読み出す機能を備えた書き込み/読み出し装置である。このメモリカードI/F部107の図示しないメモリカードスロットには、規格に対応したメモリカード108が着脱自在に装着される。
なお、カメラボディ10の内部には、図示しないバッテリー装置から出力された電力を各部の作動状況に応じて供給する図示しない電源回路部が設けられている。
次に、レンズ鏡筒20の構成について説明する。レンズ鏡筒20の内部には、レンズCPU200、レンズ210、焦点調節機構220、レンズ内モータドライバ230、レンズ内モータ240、絞り制御部260が配置されている。
レンズCPU200は、主に焦点調節機構220によるレンズ駆動と、絞りユニット250による絞り羽根の開閉を制御する回路であり、マイクロプロセッサにより構成されている。すなわち、焦点調節機構220によるレンズ駆動では、レンズCPU200がボディCPU100から送信されたレンズ駆動量に基づいてレンズ内モータドライバ230を制御してレンズ内モータ240を駆動することにより、焦点調節機構220が駆動される。これにより、レンズ210の焦点調節用レンズ群210aが焦点位置までレンズ駆動される。また、絞りユニット250による絞り羽根の開閉では、レンズCPU200がボディCPU100から送信された絞り値に基づいて絞り制御部260を制御することにより、絞りユニット250において絞り羽根の開閉が制御される。これにより、被写体光の通過領域として、ボディCPU100から送信された絞り値と対応する大きさの通過領域が形成されることになる。
さらに、レンズCPU200は、レンズ鏡筒20がカメラボディ10へ装着された時に、図示しない内部メモリに記憶しているレンズの種類、開放F値、焦点距離などのレンズ情報を、カメラボディ10のボディCPU100に送信する。
レンズ210は、入射した被写体光を屈折させて、射出側となるカメラボディ10の撮像部110の受光面に被写体像を結像する光学部材である。本実施形態のレンズ210は、一部のレンズを光軸方向に移動することにより焦点距離が可変なズームレンズとして構成されている。このレンズ210の一部のレンズは焦点調節用レンズ群210aとして機能し、また一部のレンズは焦点距離可変レンズ群210bとして機能する。図1では、これらのレンズ群を模式的に示している。また、本実施形態のレンズ210は、焦点距離が70〜200mmまで可変なズームレンズを例とする。
焦点調節機構220は、焦点調節用レンズ群210aをレンズ210の光軸方向に移動させることにより、レンズ210の焦点位置調節を行う部分である。この焦点調節機構220は、レンズ内モータ240により駆動される。なお、レンズ210が光軸方向に移動したときの焦点位置に関する情報は図示しない距離検出部により検出され、レンズCPU200に送信される。なお、焦点調節用レンズ群210aは、図示しない切り替えスイッチの操作により、レンズ鏡筒20の外周部に設けられた焦点調節リング22(図2参照)と連結される。この場合は、ユーザが焦点調節リング22を操作することにより焦点位置調節が可能となる。
レンズ内モータ240は、焦点調節機構220を駆動するための駆動力を発生する駆動源であり、例えばDCモータにより構成されている。レンズ内モータドライバ230は、レンズ内モータ240を駆動するための駆動回路であり、レンズCPU200により制御される。
焦点距離可変レンズ群210bは、レンズ鏡筒20の外周部に設けられたズームリング23(図2参照)と機械的に連結されている。ユーザがズームリング23を操作すると、このズームリング23と連動する図示しないカム筒が移動し、このカム筒と係合する図示しないカム軸と連結された焦点距離可変レンズ群210bがレンズ210の光軸方向に移動して、レンズ210の焦点距離が広角側から望遠側までの間で無段階に可変する。このように、焦点距離可変レンズ群210b、ズームリング23、及び上記カム筒、カム軸などの部材により構成されるズーム機構は、本実施形態における焦点距離可変手段として機能する。
絞りユニット250は、所定の絞り値に応じて図示しない複数枚の絞り羽根を開閉することにより、被写体光の通過領域を形成する。この絞りユニット250における絞り羽根の開閉動作は絞り制御部260により駆動される。
レンズ鏡筒20とカメラボディ10との間は、マウント部21により接合されている。具体的には、マウント部21は、カメラボディ10に設けられた図示しないボディ側マウントと、レンズ鏡筒20に設けられた図示しないレンズ側マウントとで構成され、双方のマウントを係合させることによりカメラボディ10とレンズ鏡筒20とを連結することができる。図1では、ボディ側マウントとレンズ側マウントとを連結した構成をマウント部21として示している。
なお、各マウントの周囲には、図示しない通信用接点のほか、電源接点が設けられている。通信用接点は、ボディ側マウントに設けられた複数の電気接点と、レンズ側マウントに設けられた複数の電気接点とで構成される。ボディ側マウントとレンズ側マウントとを係合させると、双方の電極接点が各々接触する。これにより双方の電極接点同士が電気的に導通し、ボディCPU100とレンズCPU200との間での電気信号による通信が可能となる。同様に、ボディ側マウントに設けられた電気接点と、レンズ側マウントに設けられた電気接点とにより、図示しない電源接点が構成されている。この電源接点を介して、カメラボディ10内に設けられた図示しない電源回路部からの電力がレンズ鏡筒20側に供給される。
次に、上記カメラ1において、撮影画像に対してトリミング撮影モードが設定されたときの処理手順を図3のフローチャート、及び図4〜図9を参照しながら説明する。以下に示すトリミング撮影モードのルーチンは、ユーザが撮影画像を液晶モニタ105に表示した後、モードダイアル131を操作してトリミング撮影モードを設定することによりスタートする。
まず、ステップS101において、ボディCPU100(第1表示制御手段)は、撮影画像と、大きさと位置が可変なフレーム枠とを同時に表示させる。ここで、撮影画像とフレーム枠について説明する。図4(a)、(b)は、液晶モニタ105に表示された撮影画像とフレーム枠の表示例を示す説明図である。図4(a)は、広角側の70mmで撮影された撮影画像を、液晶モニタ105の表示画面300に表示した例を示している。このように、液晶モニタ105に撮影画像が表示した後、ユーザによりトリミング撮影モードが設定されると、図4(b)に示すように、表示画面300上に撮影画像とフレーム枠301とが同時に表示される。
なお、最初に表示するフレーム枠301の大きさは、レンズ210のほぼ中間域の画角とする。例えば、本実施形態のレンズ210は70〜200mmまで焦点距離が可変なズームレンズであるため、ほぼ135mm付近の撮影範囲を示す大きさとする。また、フレーム枠301の位置は表示画面300の中央とする。ただし、最初に表示するフレーム枠301の大きさや位置はユーザに分かりやすく表示されていればよく、この例に限定されるものではない。
ステップS102において、ユーザによりメインダイアル133が操作されると、ボディCPU100(第2表示制御手段)は、メインダイアル133の回転方向と回転量とに基づいて、フレーム枠301の大きさを調節する。図5(a)、(b)は、フレーム枠の大きさを調節したときの表示例を示す説明図である。例えば、メインダイアル133が右方向に回されたときには望遠側にシフトし、左方向に回されたときには広角側にシフトするように設定されているとする。この場合、ユーザがメインダイアル133を右方向に回すと、図5(a)に示すように、フレーム枠301は小さくなり、左方向に回すと、図5(b)に示すように、フレーム枠301は大きくなる。
なお、フレーム枠301の大きさを調節する際に、ボディCPU100(第2表示制御手段)は、レンズ鏡筒20のレンズCPU200から送信されたレンズ210の焦点距離に基づいて、液晶モニタ105の表示画面300に表示するフレーム枠301の大きさを制限するようにしている。すなわち、本実施形態のレンズ210は70〜200mmまで焦点距離が可変なズームレンズであるため、広角側は70mmまで、望遠側は200mmまでの範囲でフレーム枠301の大きさが調整される。したがって、70〜200mmの範囲を超えてメインダイアル133が回されても、フレーム枠301の大きさは変化しないことになる。
また、ボディCPU100は、第2表示制御手段としての処理において、レンズ鏡筒20のレンズCPU200から送信されたレンズ210の焦点距離に基づいて、液晶モニタ105の表示画面に表示するフレーム枠の近傍に、その時点におけるレンズ210の焦点距離を表示するようにしている。すなわち、本実施形態のレンズ210は70〜200mmまで焦点距離が可変なズームレンズであるため、メインダイアル133の回転方向と回転量とに応じて、例えば70mm、85mm、105mm、135mm、180mm、200mmの6段階で焦点距離の数値を表示する。図5(a)では、200mm、図5(b)では85mmの焦点距離が焦点距離マーク302として表示されている。ただし、焦点距離の表示は本例のように段階的でなく、無段階に表示するようにしてもよい。
さらに、70〜200mmの範囲を超えてメインダイアル133が回されたときは、光学側の70mm、望遠側の200mmにおいて、それぞれ焦点距離マーク302を点滅表示するようにしてもよいし、またブザー音などで警告を発するようにしてもよい。
また、ステップS103において、ユーザによりセレクタダイアル135が操作されると、ボディCPU100(第2表示制御手段)は、セレクタダイアル135の押された位置に基づいて、フレーム枠301の位置を調節する。
図6は、フレーム枠の位置を調節したときの表示例を示す説明図である。セレクタダイアル135(図2参照)に刻印された矢印マーク135aをユーザが指で押すと、その矢印マーク135aの示す方向にフレーム枠301が移動する。図6では、表示画面300の中央にあるフレーム枠301を上下左右に移動したときのすべての表示例を示している。
なお、図3のフローチャートでは、ステップ102においてフレーム枠301の大きさを調節し、次のステップS103でフレーム枠301の位置を調節するようにしているが、この処理手順に限定されるものではない。すなわち、フレーム枠301の大きさと位置の調整は、本実施形態と反対の手順で行うようにしてもよいし、交互に複数回行うようにしてもよい。
ステップS104において、ボディCPU100は、セレクタダイアル135のOKボタン135bが押下されたかを判定する。この判定でNoであればステップS102へリターンし、YesであればステップS105へ進む。ここでは、図7(a)に示すようなフレーム枠301の大きさと位置でOKボタン135bが押下されたものとする。
ステップ105において、ボディCPU100(第3表示制御手段)は、調節されたフレーム枠301の大きさと位置に対応する撮影画像の一部を選択画像としてDRAM123に記憶する。ここでは、図7(b)に示すような選択画像303が記憶されることになる。
ステップS106において、ボディCPU100は、液晶モニタ105によるスルー画像の表示、すなわちライブビュー表示への切り替えを行う。続く、ステップS107において、ボディCPU100(第4表示制御手段)は、液晶モニタ105の表示画面300に、スルー画像と、DRAM123に記憶している選択画像を表示画面300と同じサイズに拡大した画像とを同時に表示させる。
図8(a)、(b)は、スルー画像と選択画像とを同時に表示したときの表示例を示す説明図である。図8(a)は、液晶モニタ105に最初に表示される画像を示している。同図において、破線で示す部分が選択画像303、実線で示す部分がスルー画像304である。ユーザは、この表示画面300を見ながらズームリング23(図2参照)を操作して焦点距離の調節を行うとともに、必要に応じてカメラ1を上下左右に移動させることにより、図8(b)に示すように、スルー画像304が選択画像303と同じ画角となるように調節する。
そして、ステップS108において、レリーズボタン132の半押しが検知されると、ステップS109において、ボディCPU100は、表示画面300に表示している選択画像303を消去する。次に、ステップS110において、ボディCPU100は、撮像部110により撮像された被写体の画像データに基づいて露出制御のための測光を行うとともに、同じ画像データに基づいて焦点位置調節のための測距(及びレンズ駆動)を行う。
さらに、ステップS111において、レリーズボタン132の全押しが検知されると、ステップS112において、ボディCPU100は、撮像処理として、その時点で撮像された被写体像の画像データの読み込みを実行する。この結果、図9に示すような撮影画像が得られることになる。その後、ステップS113において、ボディCPU100は、記録処理として、読み込んだ画像データをメモリカード108に記録し、本ルーチンの処理を終了する。
上記実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スルー画像と選択画像とを同時に表示するようにしたので、ユーザは選択画像に合わせてスルー画像の画角を調節するだけでよく、撮影画像を見ながら画角を調整して何度も構図を確認する場合に比べて、撮影画像の中から所望の構図の画像を容易に抜き出すことができる。
(2)操作入力手段であるレリーズボタンが半押しされることにより、液晶モニタにスルー画像と同時に表示している選択画像を消去するようにしたので、ユーザは最終的な画像の確認を容易に行うことができる。
(3)レンズの焦点距離に基づいて、液晶モニタの表示画面に表示するフレーム枠の大きさを制限するようにしたので、ユーザはレンズの焦点距離を意識することなく、トリミングできる画像の範囲を容易に認識することができる。
(4)レンズの焦点距離に基づいて、液晶モニタの表示画面に表示するフレーム枠の近傍にレンズの焦点距離を表示するようにしたので、ユーザは調節しているレンズの焦点距離とその画角を容易に認識することができる。
(5)液晶モニタに同時に表示するスルー画像と選択画像のうちの少なくとも一方の彩度を基準となる彩度よりも低下させるようにしたので、液晶モニタに表示された2つの画像をより見やすくすることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
上記実施形態では、レンズ内モータを有するレンズ鏡筒をカメラボディに装着した例について示したが、レンズ鏡筒はボディ駆動タイプのレンズであってもよい。また、ズームリングを手動により操作するものに限らず、いわゆる電動ズームが組み込まれたレンズ鏡筒であってもよい。
電動ズームを組み込んだ場合において、フレーム枠の大きさと位置とが決定された後、フレーム枠の大きさに応じた画角となるように自動的に焦点距離可変レンズ群を駆動するようにしてもよい。この場合は、ユーザがズームリングを操作する必要がなく、構図の微調整をするだけで所望の撮影画像を得ることができる。
また、撮影時に画角を広角側と望遠側にそれぞれシフトした画像を複数枚連写するようにしてもよい。この場合は、ユーザが所望する構図の画像に加えて、画角の少し異なる画像も自動的に撮影されるので、ユーザは撮影後に最もイメージに近い画像を選択することができる。
また、上記実施形態では、本発明をレンズ交換式のデジタルカメラに適用した例について示したが、少なくともズームレンズと液晶モニタを備えていればよく、例えば、高倍率ズームレンズがカメラボディと一体に組み込まれたデジタルカメラにも適用可能である。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。さらに、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
実施形態に係わるカメラの構成を示すブロック図である。 カメラを背面側から見たときの斜視図である。 撮影画像に対してトリミング撮影モードが設定されたときの処理手順を示すフローチャートである。 (a)、(b)は液晶モニタに表示された撮影画像とフレーム枠の表示例を示す説明図である。 (a)、(b)はフレーム枠の大きさを調節したときの表示例を示す説明図である。 フレーム枠の位置を調節したときの表示例を示す説明図である。 (a)、(b)はOKボタンが押下されたときのフレーム枠と選択画像の表示例を示す説明図である。 (a)、(b)はスルー画像と選択画像とを同時に表示したときの表示例を示す説明図である。 トリミング撮影モードにより撮影された画像の表示例を示す説明図である。
符号の説明
1:カメラ、10:カメラボディ、20:レンズ鏡筒、23:ズームリング、100:ボディCPU、105:液晶モニタ、110:撮像部、120:記憶部、130:操作入力部、200:レンズCPU、210:レンズ

Claims (5)

  1. 入射した被写体光を屈折させて射出側に被写体像を形成する光学部材と、
    前記光学部材の少なくとも一部を当該光学部材の光軸方向に移動させることで焦点距離を可変とする焦点距離可変手段と、
    前記光学部材により形成された被写体像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された被写体像の画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像部で撮像された被写体像の画像を表示画面に表示する表示部と、
    ユーザによる操作入力を取得する操作入力手段と、
    前記撮像部で撮像された被写体像の静止画像(以下、撮影画像)と、大きさと位置が可変なフレーム枠とを同時に前記表示部の表示画面に表示させる第1表示制御手段と、
    前記操作入力手段で取得した操作入力に従って、前記フレーム枠の大きさと位置を調節する第2表示制御手段と、
    前記第2表示制御手段により調節されたフレーム枠の大きさと位置に対応する撮影画像の一部を選択画像として前記記憶手段に記憶する第3表示制御手段と、
    前記撮像部で撮像された被写体像の動画像(以下、スルー画像)と、前記記憶手段に記憶されている選択画像を表示画面と同じサイズに拡大した画像とを同時に前記表示部の表示画面に表示させる第4表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第4表示制御手段は、前記操作入力手段で取得した操作入力に従って、前記表示部の表示画面にスルー画像と同時に表示している選択画像を消去すること、
    を特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置であって、
    前記第2表示制御手段は、前記光学部材の焦点距離に基づいて、前記表示部の表示画面に表示するフレーム枠の大きさを制限すること、
    を特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置であって、
    前記第2表示制御手段は、前記光学部材の焦点距離に基づいて、前記表示部の表示画面に表示するフレーム枠の近傍に前記光学部材の焦点距離に関する情報を表示すること、
    を特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置であって、
    前記第4表示制御手段は、前記表示部の表示画面に同時に表示するスルー画像と選択画像の少なくとも一方の彩度を基準となる彩度よりも低下させること、
    を特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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