JPH0713248A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0713248A
JPH0713248A JP5177588A JP17758893A JPH0713248A JP H0713248 A JPH0713248 A JP H0713248A JP 5177588 A JP5177588 A JP 5177588A JP 17758893 A JP17758893 A JP 17758893A JP H0713248 A JPH0713248 A JP H0713248A
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JP
Japan
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lens barrel
lens
barrier
driving means
lens barrier
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JP5177588A
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Noriyasu Kotani
徳康 小谷
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Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒の前面側を覆うレンズバリアの開
閉とレンズ鏡筒の繰り出し、繰り込みとを、単純な駆動
機構によって簡単かつ適切に行なわせる。 【構成】 カメラ本体前面で繰り出し、繰り込み動作さ
れるレンズ鏡筒29とその駆動手段を設ける。また、こ
のレンズ鏡筒前面側を開閉するレンズバリア30とその
駆動手段を設ける。さらに、このレンズバリア30を、
閉方向に付勢可能な付勢手段44を付設し、外力による
バリアの開方向への動きを防ぐ。また、レンズ鏡筒とバ
リアの駆動手段を、一個の電動モータ21とその回転方
向で伝達系を切換える遊星ギア機構23,24,26に
よる切換え手段にて駆動可能に構成する。そして、レン
ズ鏡筒の繰り出し、繰り込みと、レンズバリアの開閉動
作を、バリアが鏡筒前面側に進入可能な状態の時にのみ
切換え可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズを保持する
レンズ鏡筒の前面側を開閉するレンズ保護用バリア(以
下単にレンズバリアという)を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば沈胴式として知られているカメ
ラでは、カメラの不使用時にはレンズ鏡筒をカメラ本体
から退避する位置に繰り込み、カメラ使用時にはカメラ
本体から突出する位置に繰り出すように構成されてい
る。さらに、このような沈胴式のカメラにおいて、撮影
レンズを保護するために、レンズ鏡筒の前面側を選択的
に覆うレンズバリアを、開閉可能に組込んだものも、た
とえば実開昭62−113335号公報に示されるよう
に、種々知られている。
【0003】すなわち、このようなレンズバリアは、カ
メラの使用時にはカメラ前面側で可動されて撮影レンズ
前面から退避し、カメラの不使用時にはカメラ前面側で
逆に可動され、カメラ本体内に退避して沈胴状態にある
レンズ鏡筒の撮影レンズ前面を覆うという、開閉動作を
行なうようになっている。
【0004】ところで、上述した沈胴式のカメラにおい
て、レンズバリアを開閉させる際に問題となることに、
撮影レンズを保持するレンズ鏡筒が突出している繰り出
し状態でバリアを閉じようとしたり、バリアが閉じてい
るときにレンズ鏡筒を繰り出し動作させたりした際のレ
ンズバリアとレンズ鏡筒との干渉、衝突に伴なう損傷問
題等がある。
【0005】このような問題を防ぐために、この種のカ
メラにおいて、たとえば特開平1−288842号公報
には、レンズバリアを、カメラ前面に手動操作によって
スライド動作可能に設け、カメラの使用時には、このバ
リアをカメラ前面に沿ってスライドさせて撮影レンズ前
面から退避させ、カメラの不使用時にはカメラ前面に沿
って摺動させることによって、カメラ本体内に退避して
沈胴状態となっているレンズ鏡筒の撮影レンズ前面を覆
うような構成としたものが従来から知られている。
【0006】そして、この従来構造では、レンズ鏡筒が
突出している繰り出し状態では、バリアを閉じることが
できないようにするとともに、バリアの開閉位置を検知
する検知手段を付設し、バリアの開閉位置を常に検知す
ることにより、バリアが開いているとき、つまりバリア
が撮影レンズ前面から退避しているときにのみ、レンズ
鏡筒の繰り出しを行なえるような構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造では、レンズ鏡筒が繰り込まれて沈胴してい
るときにのみ、バリアの手動操作による閉動作を許容し
ているため、手動にてバリアを開閉するという面倒でか
つ煩わしい操作が必要で、構造が簡単である反面、操作
性の面で問題を生じており、このような問題点を解決し
得る何らかの対策を講じることが望まれている。
【0008】特に、最近のカメラにあっては、上述した
レンズ鏡筒の繰り出し、繰り込み動作や、レンズバリア
の開閉動作を、電動モータ等の駆動源によって自動化
し、上述した操作上での問題を解決することが望まれて
おり、このような点を考慮しなければならない。しか
し、このようなレンズ鏡筒の繰り出し、繰り込み動作や
レンズバリアの開閉動作を自動化すると、前述したレン
ズバリアとレンズ鏡筒との干渉、衝突に伴なう損傷問題
等に対する対策が必要不可欠であり、このような相反す
る要請を満足できる何らかの対策が必要となっている。
【0009】また、レンズバリアでレンズ鏡筒の前面を
選択的に覆うカメラとしては、レンズ鏡筒を繰り出し、
繰り込み駆動させる駆動手段の一部に、バリアを閉動作
させるカム手段等を設け、これによりバリアをレンズ鏡
筒と連動して開閉動作させるものも知られている。
【0010】しかしながら、このような従来構造によれ
ば、バリアの閉動作がレンズ鏡筒の繰り込み動作に連動
することから、次のような問題を生じている。
【0011】たとえばレンズ鏡筒をヘリコイドによって
駆動している場合には、レンズ鏡筒がバリアの挿入可能
な位置まで退避した後のヘリコイドによる所定の回転角
分で、バリアを閉動作させることが必要で、このためバ
リアの閉動作に必要な回転角分だけレンズ鏡筒側も、さ
らに沈胴方向に移動することになり、その結果このレン
ズ鏡筒の移動スペースが無駄となり、他のカメラ構成部
材を配置することができず、カメラのコンパクト化を図
るうえで障害となり、設計上から不利となってしまう。
【0012】一方、レンズ鏡筒をカム環で駆動している
場合には、カム環でのカム溝形状に配慮することによ
り、カム環が回転してもレンズ鏡筒が前後動しないよう
に構成することができ、前述した移動スペースの無駄は
省ける。
【0013】しかし、上述したレンズ鏡筒を前後動させ
ないためには、カム溝の終端部をカム環の周方向に向か
う溝部として形成することが必要で、これによりカム環
に形成できるカム溝の本数や溝幅が制限され、この場合
にも、設計上での自由度が損なわれることになる。
【0014】特に、このような問題は、上述したレンズ
鏡筒の繰り出し、繰り込み動作やレンズバリアの開閉動
作を、電動モータ等の駆動源によって自動化した場合に
著しく、このような点を考慮し何らかの対策を講じるこ
とが望まれている。
【0015】さらに、上述したレンズバリアによれば、
このレンズバリアがレンズ鏡筒の前面を覆う閉位置にあ
るときに、このレンズバリアに対し予期せぬ外力が加わ
ることがあり、このような外力による影響を防止するこ
とも望まれている。
【0016】すなわち、このような場合には、レンズバ
リアが開方向に動作することを阻止するか、あるいはレ
ンズバリアが外力に逆らうことなくスムーズに開位置ま
で動作させるようにすれば、レンズバリアやカメラ本体
を外力から保護することが可能となる。そして、上述し
たレンズバリアの外力による開方向への動作を阻止する
ようにした前者の例として、本出願人は、たとえば特願
平4−301544号を先に提案している。
【0017】この例では、レンズバリアを、レンズ鏡筒
の前面側を覆う位置でカメラ本体カバーの開口部に嵌め
込んで完全にプラグし、外力が加わってもバリアが開か
ないようにしている。このような構造では、カメラ本体
での密閉性、堅牢性、フルフラット化によるすっきりと
したデザイン、さらにフルフラット化による収納ケース
への収まり易さ等の利点がある。
【0018】しかし、レンズバリアに上述したカバー開
口部へのプラグのために凸部を設け、この凸部をカバー
開口部に嵌め込んだり外したりするために、レンズバリ
アを光軸方向に可動させることが必要で、しかもこの動
作をレンズ鏡筒の繰り出し、繰り込み動作と連動させる
ことも必要で、構造が複雑化し易く、コスト高を招いて
しまう虞れがあった。さらに、バリアの光軸方向での動
きを確保するためのスペースを要することから、カメラ
の小型化を図るうえでも問題であり、このような点につ
いての配慮も必要とされている。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、レンズ鏡筒の前面を開閉するレンズバリア
とレンズ鏡筒の繰り出し、繰り込みを、所要の駆動機構
によって、動作上や各部の耐久性等での問題を生じるこ
となく、適切に行なえるレンズバリア付きのカメラを得
ることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るカメラは、カメラ本体の前面から突
出する繰り出し位置とカメラ本体の前面から退避する繰
り込み位置の間で移動可能なレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒
の前面側を覆う閉位置とレンズ鏡筒の前面側から退避す
る開位置との間で移動可能なレンズバリアと、レンズ鏡
筒の繰り出しおよび繰り込み動作を行なうレンズ鏡筒駆
動手段と、レンズバリアの開閉動作を行なわせるレンズ
バリア駆動手段と、レンズ鏡筒駆動手段およびレンズバ
リア駆動手段の駆動源となる電動モータと、この電動モ
ータからの回転伝達系を、レンズ鏡筒駆動手段またはレ
ンズバリア駆動手段に切換える切換え手段とを備え、こ
の切換え手段を、レンズバリアがレンズ鏡筒の前面側に
進入可能な状態の時にのみ、切換え可能に構成したもの
である。
【0021】また、本発明に係るカメラは、カメラ本体
の前面から突出する繰り出し位置とカメラ本体の前面か
ら退避する繰り込み位置の間で移動可能なレンズ鏡筒
と、レンズ鏡筒の前面側を覆う閉位置とレンズ鏡筒の前
面側から退避する開位置との間で移動可能なレンズバリ
アと、レンズ鏡筒の繰り出しおよび繰り込み動作を行な
うレンズ鏡筒駆動手段を備え、前記レンズバリアを、閉
方向に付勢するように構成したものである。
【0022】さらに、本発明に係るカメラは、レンズ鏡
筒の繰り出し、繰り込み動作を行なうレンズ鏡筒駆動手
段と、閉方向への付勢力が選択的に与えられるレンズバ
リアの開閉動作を一方向駆動によって交互に行なわせる
レンズバリア駆動手段との駆動源となる一個の電動モー
タを備え、この電動モータの第1の方向への回転によっ
てレンズ鏡筒駆動手段の一部を構成するとともに第2の
方向への回転によってレンズバリア駆動手段側に揺動動
作しこのレンズバリア駆動手段の一部を構成する遊星ギ
アと、この遊星ギアのレンズバリア駆動手段側への揺動
動作の抑制およびこの抑制の解除動作を行なえる状態で
軸支されている係止レバーと、レンズ鏡筒の繰り出し、
繰り込み動作に同期して回転運動を行ない係止レバーの
解除を行なうカムを設け、かつこのカムを、レンズバリ
アがレンズ鏡筒の前面側に進入可能な状態までレンズ鏡
筒が繰込まれた場合に、係止レバーの係止状態を解除す
るようなタイミングをもって構成したものである。
【0023】
【作用】本発明によれば、レンズバリアは、レンズ鏡筒
が沈胴状態でその前面側に進入可能な状態の時にのみ、
切換え手段で切換えられたレンズバリア駆動手段によっ
て、電動モータからの回転駆動力にてレンズ鏡筒の前面
側で開閉され、バリア開状態と閉状態とが得られる。
【0024】また、本発明によれば、レンズバリアは、
沈胴状態にあるレンズ鏡筒の前面側の閉位置に位置した
ときに、外力を開方向に受けたとしても、バリアの閉方
向への付勢力でその力を吸収することができる。
【0025】さらに、本発明によれば、一個の電動モー
タと、その回転方向によって切換え動作される遊星ギア
機構およびその切換え動作を一定位置で係止する係止レ
バーとを用いることにより、レンズ鏡筒の繰り出し、繰
り込み動作と、レンズバリアの開閉動作とを、それぞれ
所要の状態で、しかも必要に応じて相互に連動した状態
で行なわせることが可能となる。
【0026】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係るカメラの一実
施例を示し、図1は本発明に係るカメラにおけるレンズ
鏡筒、レンズバリア、それぞれの駆動手段の要部構成を
示す概略斜視図、図2はレンズ鏡筒駆動手段、レンズバ
リア駆動手段の制御ブロック図、図3の(a),(b)
は図1の組立状態を示す要部横断側面図とカメラ前面側
から見た概略図である。
【0027】これらの図において、まず、カメラにおい
て、カメラ本体の前面から繰り出し、繰り込み動作され
るレンズ鏡筒29と、このレンズ鏡筒29に保持される
撮影レンズLの前面を開閉するレンズバリア30と、そ
れぞれの駆動系および駆動源について、図1および図3
の(a),(b)とを用いて以下に説明する。
【0028】図1中符号21は電動モータ、22はその
モータ軸に圧入されているギア、23はこのギア22か
ら図示を省略したギア列を介して駆動されるギアで、こ
のギヤ23は後述する遊星ギア26の太陽ギアとなって
いる。
【0029】すなわち、図中24はこの太陽ギア23と
これに噛合する遊星ギア26の両者の位置関係を規制し
た状態で両ギアを一体的に連結する遊星ギア機構板で、
これらによって遊星ギア機構が構成されている。25は
遊星ギア機構板24における遊星ギア側つまり揺動端側
に突設されて遊星ギア26の振れを制限する際の係止部
として用いられる軸である。
【0030】27はカメラ本体側の部材に軸支されかつ
その一部の係止部が前記軸25に係合することにより遊
星ギア26の揺動を制限する機能をもつ係止レバーで、
この係止レバー27は、図1および図3に示される引張
りばね43によって軸25を係止する方向への付勢力が
与えられている。
【0031】28はレンズ鏡筒29の外周部にヘリコイ
ド結合により嵌装して設けられた大ギアで、この大ギア
28は、遊星ギア26が揺動して噛合したときに回転駆
動されるように構成されている。ここで、レンズ鏡筒2
9は、内部に撮影レンズを保持するとともに図示を省略
した直進キーによって回転動作を制限されており、大ギ
ア28の回転に伴って直進運動、つまり繰り出し、繰り
込み動作を行なうように構成されている。
【0032】30は全体の図示を省略したカメラ本体の
前面板(図3中符号31で示す)の開口部を選択的に開
閉するように後述する軸38にて回転可能に軸支された
レンズバリアで、このレンズバリア30は、前記レンズ
鏡筒29が組み込まれて沈胴状態にあるときに、その前
面を覆ったり、開放したりするように動作される。な
お、このレンズバリア30の、前面板31の開口部を閉
塞する部分は、略平板状を呈するように形成されてい
る。
【0033】また、図1中33は遊星ギア26によって
回転動力を伝達されるバリア30側のギア、34はアイ
ドルギア、35はアイドルギア34に噛合して回転され
るとともに図中裏面側にピン35aが植設されているギ
アである。
【0034】さらに、36はギア35裏面のピン35a
によって揺動動作される揺動レバーで、その揺動端側は
ギア形状とされ、このギア部が、前記軸38上でスライ
ド動作可能に支持されているギア37に噛合し、これを
回動駆動するようになっている。
【0035】ここで、前記レンズバリア30は、前記軸
38上でスライド自在なギア37の一部にかしめ等で一
体に固定され、このギア37の動きに伴って一体に回動
動作するように構成されている。すなわち、このギア3
7の回動に伴ない、レンズバリア30は、レンズ鏡筒2
9の前面部を開閉するようになっている。
【0036】一方、図3において、40はモータ軸上の
ギア22から図示しないギア列を介して動かされる所定
のスリットを有するスリットギア、41はこのギア40
のスリット通過を認識するためのフォトインタラプタ
で、このスリット数をCPU(図2における制御手段5
0内に設けられる)でカウントすることにより、レンズ
鏡筒29の繰り出し量をフィードバック制御するための
センサ(図2におけるモータ回転量認識手段51に相当
する)として機能するようになっている。
【0037】44はレンズバリア30の開状態時は開方
向に付勢しかつ閉状態時は閉方向に付勢する付勢手段と
してのトグルばね(ねじりばね)で、一端側がレンズバ
リア30側に、他端側がギア35の軸に引っ掛けられて
いる。
【0038】46はレンズバリア30が開いた状態を認
識するためのバリア開信号スイッチ(以下BOSとい
う)で、図4の(a)から明らかなように、レンズバリ
ア30のフランジ部で押されてONとするようになって
いる。
【0039】48はレンズ鏡筒29の繰り出し位置を制
御する際の基点信号を発生させるフォーカス基準スイッ
チ(以下FOSという)で、ギア28の外周に設けられ
たカム面28aの回転によってONされるようになって
いる。
【0040】さらに、図2中52はカメラのメインスイ
ッチとなる電源スイッチを構成するスライドスイッチ
(SLD)で、カメラのON、OFFを制御する。
【0041】以上の構成によるレンズ鏡筒29とレンズ
バリア30の駆動手段は、図3ないし図5から明らかな
ように、それぞれ動作制御されるようになっている。こ
こで、カメラにおいて、使用時における動作の流れは、
以下の通りである。すなわち、前記スライドスイッチS
LD(52)がOFF状態にあり、レンズ鏡筒29、レ
ンズバリア30が図3の「OFF状態(バリア閉状
態)」にあるときに、スライドスイッチSLDがONさ
れると、図4に示す「沈胴・バリア開状態」を経て、図
5に示す「ON位置」に至り、その後スライドスイッチ
SLDがOFFされると、再び図4に示す「沈胴・バリ
ア開状態」を経て、図3の「OFF状態」となる。
【0042】このような動作を、図3ないし図5、さら
に図7および図8に示したフローチャートを用いて、以
下に詳述する。
【0043】まず、図3に示すOFF状態(バリア閉状
態)において、図示を省略したメインスイッチとしての
スライドスイッチ(電源スイッチ)SLDがON操作さ
れると、電動モータ21が図中反時計方向(CCW)に
回転し、(図7のステップ101,102)、これによ
りギア22が、図示しないギア列を介して太陽ギア23
を、図3中矢印A方向に回転させる。
【0044】次に、遊星ギア26、アイドルギア33,
34を介して最終的にギア36を、図3中矢印B方向に
回転させる。このとき、ギア35の裏面にはピン35a
が植設されており、このピン35aが揺動レバー36に
切欠き形成されている半楕円形状のカム36aを押し上
げるため、この揺動レバー36は、図3の状態から図4
の状態まで揺動動作することが可能である。
【0045】この揺動レバー36の揺動端側はギア部と
なっており、このギア部が前記軸38に軸線方向にフリ
ー(つまりスライド可能)な状態で嵌装されているギア
37に噛合し、動力伝達が行われるようになっている。
【0046】ここで、このギア37には、レンズバリア
30が一体にかしめ付けられていることから、前記揺動
レバー26の揺動動作、ギア37の回転動作によって、
レンズバリア30が回動して閉状態となる(図7のステ
ップ103)。
【0047】そして、このレンズバリア30のフランジ
部が、BOS(バリア開信号スイッチ)46をONさせ
ることによって(図7のステップ104)、バリア開状
態をCPUが認識し、所定のパルス信号を待った後、電
動モータ21を図中時計方向に反転させる(図7のステ
ップ105〜107)。
【0048】ここで、上述した電動モータ21の反転ま
でに所定パルスを待つのは、一つにはスイッチの取付け
精度によっては、バリア30が開ききらないうちに、レ
ンズ鏡筒29が繰り出されるのを防ぐためである。な
お、上述した図7のステップ104でBOS(バリア開
信号スイッチ)46がONすると、ステップ105、1
06で示すように、パルスカウントが開始され、所定の
パルス数に至ったか否かの判断が行われる。
【0049】また、上述した所定パルスを待つ理由の二
つ目としては、ピン35aがカム36aを充分に押し上
げない前に停止すると、揺動レバー36はトグルばね4
4の付勢力により常に反時計方向に回転しようとしてい
るため、カム面36aがピン35aを押し下げ、バリア
30が再び閉まってしまう虞れがあるためである。
【0050】さらに、上述したような問題を生じないよ
うな位置にBOS(バリア開信号スイッチ)46を配設
できれば、オーバストローク量を多くとることができる
等の理由から、BOS(バリア開信号スイッチ)46の
ONと同時にモータ21を反転させてもよいものであ
る。
【0051】ここで、上述したBOS(バリア開信号ス
イッチ)46は、揺動レバー36の揺動動作を認識でき
る構成としてもよい。
【0052】一方、上述したように電動モータ21が反
転し、時計方向に回転されると、回転伝達系が、レンズ
バリア30側からレンズ鏡筒29側に切り換えられる。
すなわち、遊星ギア26は、遊星ギア機構の働きによっ
てギア33を離れ、再びレンズ鏡筒29側の大ギア28
に噛合するように揺動する(図7のステップ108)。
そして、この大ギア28は、遊星ギア26が噛合するこ
とにより、反時計方向に回転し始め、レンズ鏡筒29は
繰り出し始め、また係止レバー27が係止状態とされる
(図7のステップ109,110)。
【0053】このレンズ鏡筒29が所定の位置まで繰り
出されると、図7のステップ111〜115に示すよう
に、カム部28aがFOS(フォーカス基準スイッチ)
48をON、OFFし、これにより電動モータ21が適
宜回転制御されるとともに所定の位置で停止され、レン
ズ鏡筒29の繰り出しが停止される。以降は、撮影動作
の終了やスライドスイッチSLDのOFF操作の待機状
態となる。
【0054】一方、前述したスライドスイッチSLDが
OFF操作され、電動モータ21が反時計方向に回転す
ると(図8のステップ201、202)、ギア23は図
5中矢印A方向に回転される。これを受けて、前記遊星
ギア26は、大ギア28を図5中矢印C方向に回転させ
る。
【0055】このとき、遊星ギア機構による効果によっ
て、遊星ギア26は、ギア33側へ揺動しようとする
が、遊星ギア機構板24の軸25が係止レバー27によ
って係止されているため、遊星ギア26と大ギア28は
噛合い状態を保持したまま、動力を伝達する。
【0056】したがって、太陽ギア23の矢印A方向へ
の回転によって、大ギア28は図5中矢印C方向に回転
し、これによりヘリコイドが左ねじに設計されているこ
とから、レンズ鏡筒29は、図5の(a)に示す状態か
ら繰り込まれ、さらに沈胴していく(図8のステップ2
03)。
【0057】そして、大ギア28が、図中矢印C方向に
回転していくと、レンズバリア30が回転できるまでレ
ンズ鏡筒29が沈胴した状態となり、カム突起28bが
係止レバー27を引張りばね43に抗して回転させ、係
止レバー27が係止解除状態となる(図8のステップ2
04)。
【0058】このとき、太陽ギア23は、図5中矢印A
方向に回転し続けているため、軸25に対する係止が解
除されると同時に、遊星ギア26は、遊星ギア機構板2
4にレンズ鏡筒29側からバリア30側への揺動動作を
伴ってギア33の方向へ揺動し、レンズ鏡筒29側から
バリア30側への回転伝達系の切換えが行なわれる(図
8のステップ205)。したがって、大ギア28側への
動力伝達は絶たれ、レンズ鏡筒29は沈胴した状態で停
止する。
【0059】また、係止レバー27による係止が解除さ
れると、遊星ギア26はギア33に噛合してこれを回転
させ、これによってギア35を図4中矢印B方向へ回転
させる。そして、このギア35の裏面に植設されている
ピン35aは、揺動レバー36に切欠かれている反楕円
形状のカム36a内に係入し、この揺動レバー36の矢
印F方向への揺動の規制となっていることから、揺動レ
バー36はギア35の図中矢印B方向への回転に伴って
揺動を開始するとともに、トグルばね44によって常に
閉じ方向への付勢力を受けるレンズバリア30も閉じ方
向へ回転を開始する。
【0060】このレンズバリア30の閉状態を認識する
にあたっては、BOS(バリア開信号スイッチ)46が
OFFしてから所定パルス(揺動レバー36がピン35
aによって規制を受けない程、充分にギア35が回転
し、ピン35aが再びカム36aを押し上げない程度の
パルス数)、カウントした後に、モータ21が停止され
る(図8のステップ206〜209)。
【0061】また、図6は上述したようなレンズバリア
30に対し、電源OFF状態で予期せぬ外力が加わり、
バリア30が押し開けられた場合を示している。このよ
うなレンズバリア30が押し開けられた場合に本発明に
よる構造では、トグルばね44が外力をばねのチャージ
力に置き換えることができるため、ばね以外には外力が
加わらず、レンズバリア30やカメラ本体等にに加わる
ダメージを抑えることが可能となる。
【0062】以上のような構成による本発明に係るカメ
ラによれば、カメラ本体の前面板31の開口部を、前述
した特開平4−301544号に示された構成とは異な
り、完全には塞がず、バリア30で覆うだけであるが、
カメラ内へのゴミ等の侵入を防ぎ、かつ撮影レンズLを
保護するうえでは、実用面から充分である。
【0063】すなわち、カメラ内へのゴミ等の浸入を防
ぎ、撮影レンズを保護するには、上述した先行例のよう
にカメラ本体の前面板31の開口部をバリア30で完全
に塞ぎ、外力がかかってもバリア30が開かないように
構成するとよく、このようにすれば、密閉性、堅牢性、
フルフラット化によるすっきりとしたデザイン、このフ
ルフラットによる収納ケースへの納まり易さ等の利点が
得られる。
【0064】しかし、その一方において、このような完
全密閉動作によるレンズ鏡筒29への負荷、たとえばヘ
リコイド山の耐久性、電源ON・OFF時に常に完全密
閉動作状態を解除し、または完全密閉してから繰り出す
ことが必要で、操作感が悪く、時間的にもかかり過ぎ、
さらにバリア30を沈胴方向に押し返すばね機構が必要
となる等、構造が複雑でコスト高を招く問題を有してい
る。また、バリア30に、完全密閉のために凸部を設け
なければならず、その凸部をバリア開動作時等に収納す
るためのスペースも必要で、カメラの大型化を招く等の
問題も避けられない。
【0065】本発明はこれらの先行例での不具合を解決
しつつ、前述した要請に可能な限り応えようとしたもの
であり、完全密閉は行わないが、一枚のバリア30でカ
メラ本体の前面板31における開口部を覆い、所要の効
果を得られるようにしたものである。
【0066】また、このようなバリア開閉構造を採用す
る際に問題となり易い外力への対応としても、バリア3
0をトグルばね44で閉方向に付勢することにより解決
し、カム形状としても図中36aで示す通り、片側だけ
のものを切欠部として形成することで利用でき、外力に
よってバリア30が開いたときでもピン35aを逃げる
ことができるような形状としている。
【0067】さらに、一つのモータ21の簡単な正、逆
回転制御によって、レンズ鏡筒29とバリア30の切換
えを、スペースを要することなく達成した点でも、その
利点は大きい。
【0068】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、カメラ各部の形状、構造等を適宜変形、変更
し得ることは勿論であり、種々の変形例が考えられよ
う。要は、レンズ鏡筒29が繰り出し、繰り込み動作可
能であって、しかもその繰り込み時において前面側を覆
うレンズバリア30を有するカメラであれば、本発明を
適用して効果を発揮し得る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、カメラ本体の前面側で繰り出し繰り込み動作
可能なレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の前面側を覆う閉位置
と退避する開位置との間で移動可能なレンズバリアと、
レンズ鏡筒の繰り出し、繰り込み動作を行なうレンズ鏡
筒駆動手段と、レンズバリアの開閉動作を行なわせるレ
ンズバリア駆動手段と、レンズ鏡筒駆動手段とレンズバ
リア駆動手段の駆動源となる電動モータと、その回転伝
達系をレンズ鏡筒駆動手段またはレンズバリア駆動手段
に切換え接続する切換え手段を備え、この切換え手段
を、レンズバリアがレンズ鏡筒の前面側に進入可能な状
態の時にのみ切換え可能に構成したので、簡単な構成に
もかかわらず、レンズバリアを、沈胴状態にあるレンズ
鏡筒の前面側の閉位置と退避する開位置との間で開閉動
作させることが、きわめて簡単に行なえ、しかも必要時
にはバリア閉状態を確実に得ることができる。そして、
このような構成では、ゴミ、ほこりがカメラ本体内に入
り難く、撮影レンズやレンズ鏡筒を適切に保護できる。
【0070】また、本発明によれば、カメラ本体の前面
側で繰り出し、繰り込み動作されるレンズ鏡筒の前面側
を覆う閉位置とこのレンズ鏡筒の前面側から退避する開
位置との間で移動可能なレンズバリアを、閉方向への付
勢力が与えられるように構成したので、レンズバリアが
沈胴状態にあるレンズ鏡筒の前面側の閉位置に位置した
ときに、外力を開方向に受けたとしても、バリアの閉方
向への付勢力でその力を吸収することができ、たとえば
指などで不用意に開けようとしても開かず、閉状態を維
持することができ、安全性の面で優れている。
【0071】さらに、本発明に係るカメラによれば、レ
ンズ鏡筒を繰り出し、繰り込み動作させる駆動手段と、
閉方向への付勢力が選択的に与えられるレンズバリアの
開閉動作を一方向駆動によって交互に行なわせるレンズ
バリア駆動手段との駆動源となる一個の電動モータを備
え、このモータの第1の方向への回転でレンズ鏡筒駆動
手段の一部を構成するとともに第2の方向への回転によ
ってバリア駆動手段側に揺動動作しこのバリア駆動手段
の一部を構成する遊星ギアと、この遊星ギアのバリア駆
動手段側への揺動動作の抑制およびこの抑制の解除動作
を行なえる状態で軸支される係止レバーと、レンズ鏡筒
の繰り出し、繰り込み動作に同期して回転運動を行ない
係止レバーの解除を行なうカムを設け、かつこのカム
を、バリアがレンズ鏡筒前面側に進入可能な状態までレ
ンズ鏡筒が繰込まれた場合に、係止レバーの係止状態を
解除するようなタイミングをもって構成したので、一個
の電動モータと、その回転方向によって切換え動作され
る遊星ギア機構およびその切換え動作を一定位置で係止
する係止レバーとを用い、レンズ鏡筒の繰り出し、繰り
込み動作とレンズバリアの開閉動作とを、それぞれ独立
した所要の状態で、しかも必要に応じて相互に連動した
状態で行なわせることが可能となる。
【0072】そして、このような構成によれば、レンズ
鏡筒の繰り出し、繰り込み動作とレンズバリアの開閉動
作とを、特別なスイッチ等を用いることなく行なえ、コ
スト低減化が図れるばかりでなく、レンズバリア側が駆
動されているときには、レンズ鏡筒はある位置に放置さ
れ、全く影響を受けないため、スペースの有効利用化を
達成することができる。また、これとは逆に、レンズ鏡
筒側が駆動されているときには、レンズバリアは放置さ
れ、これら両部材同士の干渉による損傷問題等も一掃で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの一実施例を示し、レンズ
鏡筒、レンズバリア、それぞれの駆動手段の概略構成を
説明する概略斜視図である。
【図2】本発明に係るカメラにおいてレンズ鏡筒、レン
ズバリアの駆動制御を説明するためのブロック図であ
る。
【図3】図1に示した要部構成において全体がOFF状
態である場合を示し、(a)は横断側面図、(b)は概
略正面図である。
【図4】図3の(a)、(b)に対応してレンズ鏡筒、
レンズバリアの駆動制御動作(バリア開状態)を説明す
るための横断側面図および概略正面図である。
【図5】図3、図4の(a)、(b)に対応してレンズ
鏡筒、レンズバリアの駆動制御動作(ON状態)を説明
するための横断側面図および概略正面図である。
【図6】バリアに予期せぬ外力が掛かった場合の動きを
示すレンズ鏡筒、レンズバリアの駆動制御動作を説明す
るための概略正面図である。
【図7】本発明に係るカメラにおいて、スライドスイッ
チがONされたときのレンズ鏡筒、レンズバリアの駆動
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係るカメラにおいて、スライドスイッ
チがONされたときのレンズ鏡筒、レンズバリアの駆動
制御動作を説明するための図7の一部から分岐されたフ
ローチャートである。
【符号の説明】
21 電動モータ 22 モータに圧入されているギア 23 遊星ギア機構の太陽ギア 24 遊星ギア機構板 25 軸(係止部) 26 遊星ギア 27 係止レバー 28 大ギア 29 レンズ鏡筒 30 レンズバリア 31 カメラ本体の前面板(カバー) 33 レンズバリア側のギア 35 ギア 35a ピン 36 揺動レバー 36a 楕円形状の切欠き穴 37 レンズバリアと一体化されるギア 38 軸 43 引張りばね 44 トグルばね(付勢手段) 46 バリア開信号スイッチ(BOS) 48 フォーカス基準スイッチ(FOS) 50 制御手段(CPU) 51 モータ回転量認識手段 52 スライドスイッチ(電源スイッチ;SLD)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の前面から突出する繰り出し
    位置とカメラ本体の前面から退避する繰り込み位置の間
    で移動可能なレンズ鏡筒と、 前記レンズ鏡筒の前面側を覆う閉位置とレンズ鏡筒の前
    面側から退避する開位置との間で移動可能なレンズバリ
    アと、 前記レンズ鏡筒の繰り出しおよび繰り込み動作を行なう
    レンズ鏡筒駆動手段と、 前記レンズバリアの開閉動作を行なわせるレンズバリア
    駆動手段と、 前記レンズ鏡筒駆動手段およびレンズバリア駆動手段の
    駆動源となる電動モータと、 この電動モータからの回転伝達系を、前記レンズ鏡筒駆
    動手段またはレンズバリア駆動手段に切換える切換え手
    段とを備え、 この切換え手段を、前記レンズバリアが前記レンズ鏡筒
    の前面側に進入可能な状態の時にのみ、切換え可能に構
    成したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ本体の前面から突出する繰り出し
    位置とカメラ本体の前面から退避する繰り込み位置の間
    で移動可能なレンズ鏡筒と、 前記レンズ鏡筒の前面側を覆う閉位置とレンズ鏡筒の前
    面側から退避する開位置との間で移動可能なレンズバリ
    アと、 このレンズバリアに前記レンズ鏡筒の前面側を覆う閉位
    置側への付勢力を与える付勢手段と、 前記レンズ鏡筒の繰り出しおよび繰り込み動作を行なう
    レンズ鏡筒駆動手段と、 前記レンズバリアの開閉動作を、一方向駆動によって交
    互に行なわせるレンズバリア駆動手段と、 前記レンズ鏡筒駆動手段およびレンズバリア駆動手段の
    駆動源となる電動モータとを備えてなり、 この電動モータの第1の方向への回転によって前記レン
    ズ鏡筒駆動手段の一部を構成するとともに、第2の方向
    への回転によって前記レンズバリア駆動手段側に揺動動
    作しこのレンズバリア駆動手段の一部を構成する遊星ギ
    アと、 この遊星ギアのレンズバリア駆動手段側への揺動動作の
    抑制およびこの抑制の解除動作を行なえるように軸支さ
    れている係止レバーと、 前記レンズ鏡筒の繰り出し、繰り込み動作に同期して回
    転運動を行なうことにより、前記係止レバーの解除を行
    なうカムとを設け、 このカムを、前記レンズバリアが、前記レンズ鏡筒の前
    面側に進入可能な状態まで前記レンズ鏡筒が繰り込まれ
    た時に、前記係止レバーの係止状態を解除するタイミン
    グをもって形成したことを特徴とするカメラ。
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