JP2001100275A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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JP2001100275A
JP2001100275A JP27530699A JP27530699A JP2001100275A JP 2001100275 A JP2001100275 A JP 2001100275A JP 27530699 A JP27530699 A JP 27530699A JP 27530699 A JP27530699 A JP 27530699A JP 2001100275 A JP2001100275 A JP 2001100275A
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JP
Japan
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barrier
lens
lens barrier
opening
motor
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JP27530699A
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Inventor
Takao Sasaki
敬雄 佐々木
Hideo Yoshida
秀夫 吉田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用時に、不用意にレンズバリアを開ける
ことができないようにする。 【解決手段】 レンズバリア13は、使用時にカメラ前
面の開口を開放して撮影レンズを露呈する開き位置と、
不使用時にはその開口を閉じて撮影レンズを保護する閉
じ位置との間で移動自在に設けられている。レンズバリ
ア13の背後には、モータからの回転力を伝達するリン
グギア18と、このギア18と係合しコイルバネ41を
介してレンズバリア13を駆動するバリア駆動ギア26
が設けられている。レンズバリア13の背面にはピン1
3bが設けられており、不使用時には、リングギア18
の内壁がこのピン13bと当接して、該バリア13の回
動を規制する。また、リングギア18の前面には凹部1
8fが形成されている。モータの駆動によってレンズバ
リア13が回動される時には、この凹部18fがピン1
3bの移動経路上にくるので、レンズバリア13の規制
が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不使用時に撮影レ
ンズを覆ってこれを保護するレンズバリアを備えたカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズを保護するために不使用時に
撮影レンズを覆うレンズバリアを備えたカメラがある。
このようなレンズバリア付きカメラには、例えば、図7
(A)に示すように、カメラ本体の前面部に撮影レンズ
を露呈するための開口61が設けられ、その背後に撮影
光路を横切るように移動してこの開口61を開放するレ
ンズバリア62が取り付けられている。このレンズバリ
ア62はモータ63で駆動され、その回転力がリングギ
ア64,バリア駆動ギア66,コイルバネ67を介して
伝達される。
【0003】このようなレンズバリア62は、カメラの
メインスイッチをオンすると、撮影光路上から退避して
撮影レンズを外部に露呈し、該スイッチをオフすると、
撮影光路上に挿入されて撮影レンズを覆う。これによ
り、カメラの持ち運び途中などの不使用時には撮影レン
ズを保護して、これを良好な状態に保つことができる。
【0004】モータ63の駆動力によってレンズバリア
62を開閉するカメラでは、シャッタチャンスを逃すこ
とがないようにモータの駆動速度を速めに設定し、カメ
ラを不使用状態から使用状態へ迅速に移行させることが
できるようにしている。このため、バリア駆動ギア66
からレンズバリア62への回転力の伝達にコイルバネ6
7を介在させて、前記バリア62の開閉時に、それが開
き位置や閉じ位置に設けられたストッパーに当たる衝撃
を吸収させている。このように、モータの駆動力をバネ
を介してレンズバリアに伝達する例は、図示した例の他
にも、例えば、特開平8−69030号公報に記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、コイルバネ67を介在させてレンズバリア62
に回転力を伝達する場合、図7(B)に示すように、レ
ンズバリア62が閉じ位置にある時でも、コイルバネ6
7の弾性によって、該バリアを不用意に手動で開けるこ
とができてしまう。この結果、不使用時に撮影レンズを
保護するというレンズバリアの本来の目的が達成できな
いという問題が生じてしまう。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、不使用時に、不用意にレンズバリア
の開閉を行うことができないレンズバリア付きカメラを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のレンズバリア付きカメラは、撮影光軸を横
切るように移動自在に設けられ、レンズ鏡胴が出入りす
る開口を閉鎖する閉じ位置と前記開口を開放する開き位
置との間で可動するレンズバリアと、弾性体を介して伝
達されたモータの駆動力によって前記レンズバリアを前
記2位置間で移動させるとともに、レンズバリアを閉じ
位置に移動してモータを停止させたときには、前記弾性
体の付勢力によってレンズバリアを閉じ位置に保持する
バリア開閉機構と、前記モータによって駆動され、レン
ズバリアが閉じ位置に移動した後にこのレンズバリアと
一体に設けられた係止部の移動経路内に入り込み、この
係止部との当接によりモータ停止後にレンズバリアが開
き方向に移動することを阻止するバリア規制部材とを備
えたことを特徴とするものである。
【0008】なお、前記モータの駆動により撮影光軸を
中心に回転してレンズ鏡胴を前記開口から出入りさせる
駆動筒を備え、前記バリア開閉機構はこの駆動筒の回転
に連動してレンズバリアを開閉させ、前記駆動筒はレン
ズバリアが開き位置に移動した後にレンズ鏡胴を前記開
口から突出させる案内手段を有していることが好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に示すように、カメラ2の本
体前面には、レンズ鏡胴3を露呈するための開口4,フ
ァインダ及び測距用受光部を覆うファインダカバー6,
測距用投光窓7,ストロボ発光窓8が設けられており、
その上面には、シャッタボタン9が設けられている。レ
ンズ鏡胴3の内部には、ズームレンズを構成する撮影レ
ンズ12が組み込まれている。また、カメラ2の背面に
は、撮影枚数や日付を表示する液晶パネル,メインスイ
ッチ,ズームスイッチが設けられている。メインスイッ
チをオンすると、開口4の内部からレンズ鏡胴3が図示
のワイド端位置まで繰り出され、撮影が可能な使用時の
状態になる。このレンズ鏡胴3は、ズームスイッチの操
作により、さらに前方に繰り出されてズーミングが行わ
れる。
【0010】メインスイッチをオフすると、カメラ2の
不使用時の状態を表す図3に示すように、レンズ鏡胴3
は開口4の内部に沈胴し、レンズバリア13によって覆
われる。レンズバリア13は、撮影光路を横切るように
移動自在に設けられており、開口4を閉鎖する閉じ位置
と開口4を開放する開き位置との間で可動する。このレ
ンズバリア13は、使用時にはこの撮影光路上から退避
して開口4を開放し、これにより撮影レンズ12を露呈
させ、不使用時には撮影光路上に挿入されて開口4を閉
鎖し、これにより撮影レンズ12を覆う。このため、不
使用時には撮影レンズ12が保護される。
【0011】このレンズバリア13は、図4に示すよう
にモータ16によって駆動される。このモータ16は、
ギア列を介してレンズバリア13の駆動を行うととも
に、レンズ鏡胴3の駆動も行う。このモータ16のオン
/オフ,その回転方向(正転/逆転)や回転速度は、モ
ータドライバやコントローラで構成されるモータ制御部
によって制御される。
【0012】レンズ鏡胴3は、このレンズ鏡胴3を収納
する駆動筒17とともに、本体基部20に一体に設けら
れた固定筒19内に収納される。駆動筒17の外周面に
は、その前端部にギア22が形成されており、このギア
22が鏡胴駆動ギア23と係合することにより、駆動筒
17にモータ16からの回転が伝達される。また、ギア
22の後方には、レンズ鏡胴3に設けられたカムピン3
aと係合するカム溝21と、レンズ鏡胴3に設けられた
エンコーダ24を露呈する開口17aとが形成されてい
る。このエンコーダ24は、レンズ鏡胴3の光軸方向に
沿って設けられており、レンズ鏡胴3の沈胴位置,ワイ
ド端位置,テレ端位置などの位置コードを形成してい
る。この位置コードはセンサ27によって読みとられ、
その情報がモータ制御部に送信される。
【0013】カム溝21は、カムピン3aとの係合によ
り、駆動筒17の回転に連動してレンズ鏡胴3を光軸方
向に沿って移動させるための案内手段として機能する。
このカム溝21の一端には、光軸方向と垂直に形成され
る直線部分21aが設けられている。直線部分21a
は、レンズバリア13が開き位置に達するまでの間、前
記部分21aとカムピン3aとの係合が続く程度の長さ
で形成されている。したがって、駆動筒17が回転を開
始しても、直線部分21aとカムピン3aとが係合して
いる間、レンズ鏡胴3は直ちに光軸方向に沿って移動を
開始せず、レンズバリア13が開き位置に移動した後に
開口4から突出する。
【0014】これにより、レンズバリア13が開口4を
開放しない時に、レンズ鏡胴3が移動を開始してレンズ
バリア13と衝突することを回避している。また、カム
溝21に直線部分21aを設けたことにより、簡単な構
造でレンズバリア13と駆動筒17とを単一のモータ1
6で駆動することを可能にしている。
【0015】レンズバリア13には、リング駆動ギア2
5,リングギア18,バリア駆動ギア26を介してモー
タ16の回転力が伝達される。バリア駆動ギア26は、
リングギア18に設けられた第1伝達ギア18aと係合
して、レンズバリア13を駆動する。このバリア駆動ギ
ア26は、支持部31とその前方に設けられた駆動部3
2とからなり、本体基部20に回動自在に取り付けられ
る。
【0016】駆動部32には、その軸回りに沿って約半
周分ピニオンギア33が形成されており、このピニオン
ギア33が第1伝達ギア18aと係合する。このピニオ
ンギア33の前面には中空軸34と、この中空軸34の
回りに三日月状の凸部36とが突設されている。中空軸
34は、その穴34aにレンズバリア13の軸受け部1
3aに設けられたピン37が挿入されて、該バリア13
を回動自在に支持するとともに、その外周にコイルバネ
41が係合して、該バネ41を回動自在に支持する。
【0017】このコイルバネ41は、レンズバリア13
を開閉させるためのもので、その足部41aと足部41
bとの間には、前記凸部36が位置する。バリア駆動ギ
ア26が時計方向に正転すると、足部41aが前記凸部
36によって押されて、コイルバネ41が同方向に正転
し、前記ギア26が反時計方向に逆転すると足部41b
が前記突部36によって押されて同方向に逆転する。
【0018】また、この足部41aと足部41bとの間
には、前記凸部36の下方に、前記軸受け部13aに設
けられたレバー38が配置される。このため、バリア駆
動ギア26が時計方向に正転すると、凸部36が足部4
1aを押圧し、これに伴って他方の足部41bがレバー
38を押圧し、その結果、レンズバリア13が開き方向
に回転する。この反対に、バリア駆動ギア26が反時計
方向に逆転すると、凸部36が足部41bを押し、これ
に伴って、他方の足部41aでレバー38が押されて、
レンズバリア13が閉じ方向に回転する。このように、
レンズバリア13は、レバー38がコイルバネ41から
の押圧を受けて回転する。このため、レンズバリア13
が閉じ位置にある不使用時においても、レンズバリア1
3は、コイルバネ41からの押圧を受けて閉じ位置に保
持される。
【0019】また、ピニオンギア33は約半周分だけ形
成されており、その歯数は第1伝達ギア18aに応じて
決められる。このため、レンズバリア13の開き動作が
終了すると、ピニオンギア33と第1伝達ギア18aと
の係合も終了する。第1伝達ギア18aの山は、摺動面
18cと同じ高さになっている。このため、モータ16
が回転を継続し、レンズ鏡胴3の繰り出しが行われる
間、駆動部32の摺動面32aは、摺動面18cと摺接
する。なお、この摺接時には、ピニオンギア33の端部
も摺動面18cと接するので、ピニオンギア33が逆転
してレンズバリア13が閉じ方向に回転してしまうよう
なことはない。
【0020】レンズバリア13の開き位置には、弾性を
有するストッパー43が設けられている。このストッパ
ー43は、その一端43aが、本体基部20前面に設け
られた支持板45に固定される。このストッパー43
は、レンズバリア13が開き位置にきた時に前記バリア
13と衝突してその移動を規制する。また、ストッパ4
3の弾性により、レンズバリア13を直接駆動するコイ
ルバネ41の跳ね返りが吸収される。このため、レンズ
バリア13が勢いよく開き方向に回転してきても、スト
ッパー43によってその勢いが吸収されるから、コイル
バネ41の蓄勢も減少し、レンズバリア13の閉じ方向
への跳ね返りが減少する。
【0021】また、このストッパー43の下方には、バ
リア検出センサ46が配置される。このバリア検出セン
サ46は支持板45に取り付けられて固定される。バリ
ア検出センサ46は、例えば、フォトセンサで構成され
ており、レンズバリア13が前記センサ46の前方にく
ると、レンズバリア13の開き動作の終了を検出して、
このバリア開信号をモータ制御部に送信する。これによ
り、レンズバリア13の開き動作が終了しない内にレン
ズ鏡胴3の繰り出しが行われそうになった時には、モー
タ16の回転が停止される。
【0022】リングギア18は、固定筒19に回動自在
に支持される。レンズ鏡胴3は、このリングギア18に
設けられた開口18eと開口4を通ってその繰り出し及
び沈胴が行われる。リングギア18の外周面には第1伝
達ギア18aの他、これと対向する位置にリング駆動ギ
ア25と係合する第2伝達ギア18bが設けられてい
る。また、第1伝達ギア18aと第2伝達ギア18bの
歯数は、レンズバリア13の開閉に必要な数に応じて決
められる。
【0023】また、リングギア18の外周面には、前記
ギア18の回転量を一定範囲に規制するピン18dが設
けられている。このピン18dは、レンズバリア13が
閉じた時に本体基部20の一部と当接するように設けら
れている。このため、モータ16が故障により停止しな
い場合でもこのピン18dがストッパーとなり、リング
ギア18の回転が規制される。
【0024】さらに、リングギア18の前面にはその一
部に凹部18fが設けられている。この凹部18fは、
レンズバリア13が開閉する時にレンズバリア13に設
けられたピン13bを通過させるためのものである。ピ
ン13bは、レンズバリア13の背面に、それと一体に
設けられる。また、ピン13bは、レンズバリア13が
閉じ位置にある時には、そのピン13bの先端部が開口
18e内に位置するように設けられる。そして、レンズ
バリア13が閉じ位置にある時には、リングギア18の
内壁がピン13bの移動経路上に入り込む。不使用時
に、コイルバネ41の付勢に抗してレンズバリア13を
開き位置方向へ移動させようとすると、リングギア18
の内壁とピン13bとが当接し、レンズバリア13の開
き位置方向への移動が阻止される。
【0025】他方、リングギア18がモータ16により
駆動されてレンズバリア13が開閉される時には、リン
グギア18が回転する。この回転により、不使用時に前
記ピン13bと当接する内壁が退避して、ピン13bの
移動経路上には、凹部18fが位置する。これにより、
レンズバリア13の開閉が許容される。このように、リ
ングギア18がバリア規制部材として、また、ピン13
bがバリア規制部材と当接するレンズバリア13の係止
部として機能する。
【0026】以下、上記構成による作用について説明す
る。図1(A)に示すように、メインスイッチがオフさ
れている不使用時には、レンズバリア13が閉じ位置に
あり、この時、ピン13bの先端部は開口18e内に位
置する。このため、レンズバリア13を手動で開き位置
方向に移動させようとしても、ピン13bがリングギア
18の内壁に当接するのでレンズバリア13の移動が阻
止され、開口4を開けることはできない。このため、不
用意に開口4が開けられることがない。
【0027】メインスイッチをオンすると、モータ16
が回転してその回転力がリングギア18に伝えられる。
リングギア18からバリア駆動ギア26を介してレンズ
バリア13も開き動作を開始する。ピン13bがリング
ギア18の内壁に近づくとともに、リングギア18も回
転する。図1(B)に示すように、ピン13bが前記ギ
ア18の前面を通過する時には、ピン13bと当接する
内壁が退避し、ピン13bの移動経路上に凹部18fが
位置する。さらに回転すると、ピン13bは、凹部18
fを通過して開口18eの外へ移動する。
【0028】レンズバリア13が開き位置に達すると、
前記バリア13はストッパー43と当接する。このスト
ッパー43とレンズバリア13との衝突の衝撃は、スト
ッパー43の弾性と、コイルバネ41の弾性により吸収
される。このため、レンズバリア13の跳ね返りや、撮
影者の手に伝わる衝撃も軽減される。
【0029】また、レンズバリア13が開き位置に達す
ると、バリア検出センサ46によって前記バリア13が
検出される。この検出信号をモータ制御部が受けると、
モータ16の回転が継続され、レンズ鏡胴3が沈胴位置
からの繰り出しを開始する。なお、モータ制御部は、レ
ンズ鏡胴3の繰り出しが開始されるまでの間にバリア検
出信号を受信しない場合には、モータ16の回転を停止
する。これにより、当然、駆動筒17の回転も停止さ
れ、レンズ鏡胴3の繰り出しが停止される。このため、
開口4が全開しないまま、レンズ鏡胴3が繰り出されて
レンズバリア13と衝突するようなことはない。
【0030】また、レンズバリア13が開き位置に達し
た以後は、バリア駆動ギア26と第1伝達ギア18aと
の係合がはずれて、摺動面32aと摺動面18cが摺接
状態にはいる。このため、レンズ鏡胴3が沈胴位置から
繰り出された以後は、バリア駆動ギア26が回転するこ
とはない。レンズ鏡胴3がワイド端位置に達するとモー
タ16が回転を停止する。ここで、カメラ2は使用可能
な状態に入り、撮影者によって任意に撮影が行われる。
【0031】撮影が終了しメインスイッチをオフする
と、モータ16が逆転を開始してレンズ鏡胴3が沈胴を
開始する。レンズ鏡胴3が沈胴すると、バリア駆動ギア
26と第1伝達ギア18aとの係合が開始されて、レン
ズバリア13が閉じ位置方向へ回動を開始する。レンズ
バリア13が開口4を閉じていき、ピン13bがリング
ギア18の外壁に近づくとともに、凹部18fも時計回
りでピン13bの通過位置に近づく。ピン13bが前記
ギア18の前面を通過する時には、ピン13bの移動経
路上に凹部18fが位置する。さらに回転すると、ピン
13bは、凹部18fを通過して、開口18eの内へ侵
入する。レンズバリア13が閉じ位置にくるとモータ1
6の回転が停止される。
【0032】上記実施形態では、リングギアの前面に凹
部を形成し、レンズバリア開閉時には、その凹部をピン
の移動経路上に位置する例で説明したが、この反対に、
図5に示すようにリングギア51の前面に凸部51fを
形成し、これをピン13bと当接させてレンズバリア1
3の移動を阻止するようにしてもよい。なお、以下、上
述の例と同一部材については、同一の符号を使用する。
この例のリングギア51では、レンズバリア13が閉じ
位置にある時のピン13bは、凸部51fによって規制
される。モータ16の回転によりレンズバリア13が開
く時には、この凸部51fが退避して、ピン13bを通
過させる。この例によると、レンズバリア13とリング
ギア51との間に、凸部51fの分だけ隙間が必要にな
る。
【0033】また、上記の例では、いずれも、リングギ
アとレンズ鏡胴を駆動する駆動筒を別体で設けた例で説
明したが、図6に示すように、凹部54fを設けたリン
グギア54を駆動筒53の前面に一体に設けてもよい。
この駆動筒53の外周にはカム溝55が形成されてお
り、これによりレンズ鏡胴3の駆動も行われる。これに
よれば、部品点数を少なくすることができるので低コス
ト化を達成することができる。
【0034】また、上記の例では、リングギアをバリア
規制部材として説明したが、例えば、リングギアとは独
立にバリア規制部材を設けてもよい。また、レンズバリ
アは回動により開閉を行うものでなくともよく、例え
ば、スライド式のものでもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のレ
ンズバリア付きカメラは、撮影光軸を横切るように移動
自在に設けられ、レンズ鏡胴が出入りする開口を閉鎖す
る閉じ位置と前記開口を開放する開き位置との間で可動
するレンズバリアと、弾性体を介して伝達されたモータ
の駆動力によって前記レンズバリアを前記2位置間で移
動させるとともに、レンズバリアを閉じ位置に移動して
モータを停止させたときには、前記弾性体の付勢力によ
ってレンズバリアを閉じ位置に保持するバリア開閉機構
と、前記モータによって駆動され、レンズバリアが閉じ
位置に移動した後にこのレンズバリアと一体に設けられ
た係止部の移動経路内に入り込み、この係止部との当接
によりモータ停止後にレンズバリアが開き方向に移動す
ることを阻止するバリア規制部材とを備えたから、不使
用時に、不用意にレンズバリアを開閉できないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズバリアの開閉時におけるピンとリングギ
アとの動作を示す説明図である。
【図2】カメラの使用時の状態を示す全体斜視図であ
る。
【図3】カメラの不使用時の状態を示す全体斜視図であ
る。
【図4】レンズバリアの動作機構を示す分解斜視図であ
る。
【図5】凸部で規制部を形成した例のピンとリングギア
との動作を示す説明図である。
【図6】リングギアと駆動部とを一体成形した例のレン
ズバリアの動作機構を示す分解斜視図である。
【図7】バリア規制手段が設けられていない従来のレン
ズバリアを示す説明図である。
【符号の説明】
2 カメラ 3 レンズ鏡胴 4 開口 12 撮影レンズ 13 レンズバリア 13b ピン 18,51,64 リングギア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光軸を横切るように移動自在に設け
    られ、レンズ鏡胴が出入りする開口を閉鎖する閉じ位置
    と前記開口を開放する開き位置との間で可動するレンズ
    バリアと、弾性体を介して伝達されたモータの駆動力に
    よって前記レンズバリアを前記2位置間で移動させると
    ともに、レンズバリアを閉じ位置に移動してモータを停
    止させたときには、前記弾性体の付勢力によってレンズ
    バリアを閉じ位置に保持するバリア開閉機構と、前記モ
    ータによって駆動され、レンズバリアが閉じ位置に移動
    した後にこのレンズバリアに設けられた係止部の移動経
    路内に入り込み、この係止部との当接によりモータ停止
    後にレンズバリアが開き方向に移動することを阻止する
    バリア規制部材とを備えたことを特徴とするレンズバリ
    ア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記モータの駆動により撮影光軸を中心
    に回転してレンズ鏡胴を前記開口から出入りさせる駆動
    筒を備え、前記バリア開閉機構はこの駆動筒の回転に連
    動してレンズバリアを開閉させ、前記駆動筒はレンズバ
    リアが開き位置に移動した後にレンズ鏡胴を前記開口か
    ら突出させる案内手段を有していることを特徴とする請
    求項1記載のレンズバリア付きカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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