JP3509578B2 - カメラのレンズバリア駆動機構 - Google Patents

カメラのレンズバリア駆動機構

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JP3509578B2
JP3509578B2 JP27801798A JP27801798A JP3509578B2 JP 3509578 B2 JP3509578 B2 JP 3509578B2 JP 27801798 A JP27801798 A JP 27801798A JP 27801798 A JP27801798 A JP 27801798A JP 3509578 B2 JP3509578 B2 JP 3509578B2
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barrier
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充雄 真鍋
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのレンズバリ
ア駆動機構に係り、特にカメラの撮影レンズを保護する
レンズバリアを駆動するカメラのレンズバリア駆動機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの不使用時にカメラの撮影レンズ
を保護するレンズバリアには、インナーバリアと呼ばれ
るレンズバリアがある。前記インナーバリアは、カメラ
本体と前カバーとの間の隙間に回動自在に配置され、回
動されて前カバーの開口部を閉じることにより撮影レン
ズを保護する。
【0003】前記インナーバリアの駆動機構は、インナ
ーバリア駆動用モータと、このモータの動力をインナー
バリアに伝達する動力伝達部材とから構成されている。
したがって、インナーバリア駆動用モータが駆動される
と、その動力が動力伝達部材を介してインナーバリアに
伝達され、インナーバリアが開閉駆動される。ところ
で、このようなインナーバリアとズームレンズを備えた
カメラには、ファインダ光学系の移動レンズを前後移動
させて、撮影倍率に対応した倍率の被写体像をファイン
ダから観察できるようにしたカメラがある。
【0004】前記移動レンズは、移動レンズ保持枠に保
持されてファインダ枠に前後移動自在に配置されてい
る。前記移動レンズ保持枠にはカムピンが突設され、こ
のカムピンはファインダカムのカム溝に嵌合されてい
る。また、前記ファインダカムは、カム駆動用モータに
連結されている。したがって、カム駆動用モータでファ
インダカムを駆動すると、前記移動レンズ保持枠がカム
溝に沿って光軸方向に前後移動する。この移動レンズ保
持枠の移動動作によって、撮影倍率に対応した倍率の被
写体像がファインダから観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカメラは、インナーバリアの駆動機構と、ファイン
ダ光学系の移動レンズ保持枠の駆動機構とを各々設けて
いるので、部品点数が増大すると共に、大型で重量物に
なり軽量コンパクト化を図ることができないという欠点
があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レンズバリアとしてインナーバリアが適用され
ると共にファインダ光学系の移動レンズ保持枠を移動さ
せることができるカメラにおいて、カメラの軽量コンパ
クト化を図ることができるカメラのレンズバリア駆動機
構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、前記目的を
達成するために、レンズ鏡胴の固定筒とファインダ枠と
が形成されたカメラ本体と、前記カメラ本体の前面に取
り付けられると共に前記固定筒に対向する部分が開口さ
れた前カバーと、前記前カバーの開口部を開閉するレン
ズバリアと、前記カメラ本体のファインダ枠内に配置さ
れる移動レンズを保持すると共にファインダ枠に前後移
動自在に設けられた移動レンズ保持枠と、前記移動レン
ズ保持枠を前後移動させるカム部材とを有するカメラに
おいて、 前記レンズバリアは、ばねの付勢力によって
閉方向に付勢され、前記カム部材は、前記固定筒の外周
面に摺動自在に配設されると共に、前記ばねの付勢力に
よって前記固定筒に押し付けられ、前記レンズバリア
、前記固定筒の外周面に沿って回動する前記カム部材
の駆動力によって開閉駆動されることを特徴とする。
【0008】本発明は、前記目的を達成するために、レ
ンズ鏡胴の固定筒とファインダ枠とが形成されたカメラ
本体と、前記カメラ本体の前面に取り付けられると共に
前記固定筒に対向する部分が開口された前カバーと、前
記前カバーの開口部を開閉可能に配置されたレンズバリ
アと、前記固定筒の外周面に回動自在に配置されると共
に回動されることにより前記レンズバリアを開閉駆動さ
せる駆動部材と、前記カメラ本体のファインダ枠内に配
置される移動レンズを保持すると共にファインダ枠に前
後移動自在に設けられた移動レンズ保持枠と、前記移動
レンズ保持枠を前後移動させるカム部材とを有するカメ
ラにおいて、前記レンズバリアは、ばねの付勢力によっ
て閉方向に付勢され、前記駆動部材は、前記ばねの付勢
力によって前記固定筒に押し付けられると共に前記カム
部材と連結され、駆動部材の駆動力又はカム部材の駆動
力によって前記レンズバリア及び前記移動レンズ保持枠
を駆動させることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、ファインダ
の移動レンズ保持枠を移動させるカム部材とレンズバリ
アとを動力伝達可能に連結し、レンズバリアを前記カム
部材の駆動力で開閉駆動させるようにした。これによ
り、本発明は、レンズバリア専用の駆動機構を無くすこ
とができるので、カメラの軽量コンパクト化を図ること
ができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、レンズバリ
アを駆動する駆動部材と、移動レンズ保持枠を駆動する
カム部材とを連結し、駆動部材の駆動力又はカム部材の
駆動力によってレンズバリア及び移動レンズ保持枠を駆
動させる。これにより、本発明は、1台の駆動用モータ
を共用して、レンズバリア及び移動レンズ保持枠を駆動
することができるので、カメラの軽量コンパクト化を図
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラのレンズバリア駆動機構の好ましい実施の形態
を詳述する。図1は、レンズバリアであるインナーバリ
ア10が、本実施の形態のカメラの本体12に組み付け
られる状態を示した組立斜視図である。
【0012】前記カメラ本体12は、横長の箱体に形成
され、その前面略中央部にはレンズ鏡胴の固定筒14が
設けられている。この固定筒14は、カメラ本体12と
一体成形してもよく、また、別体に形成しカメラ本体1
2に組み付けるようにしても良い。前記固定筒14の図
1上左側方には、フイルム収納室16が形成され、ま
た、固定筒14の上方にはファインダの移動レンズ18
が設けられている。更に、前記移動レンズ18の上方に
は、カメラ本体12の後面側に覗き窓を有するファイン
ダ20が設けられ、また、移動レンズ18の両側には、
AF装置を構成する測距用窓22、24が設けられてい
る。
【0013】前記移動レンズ18は、前群及び後群から
成る2群の移動レンズであり、ファインダ枠19内に配
置されている。また、前群及び後群の移動レンズ18、
18は図2、図3に示すように、移動レンズ保持枠6
0、60に各々保持されている。なお、図1〜図3で
は、前群の移動レンズ18及び移動レンズ保持枠60の
みが示され、後群の移動レンズ18及び移動レンズ保持
枠60については省略されている。
【0014】前群の移動レンズ保持枠60には、カムピ
ン62が突設され、また、後群の移動レンズ保持枠60
にも、カムピン64(図4上二点鎖線で示す)が突設さ
れている。これらのカムピン62、64は、ファインダ
カム26に形成された溝66、68に嵌合される。前記
ファインダカム26の溝66、68は図4に示すよう
に、直線溝66A、68Aと非線形形状のカム溝66
B、68Bとから形成されている。前記直線溝66A、
68Aは、インナーバリア10を開閉させるための溝で
あり、光軸方向と直交する方向に平行に形成されてい
る。したがって、カムピン62、64が直線溝66A、
68Aを通過する間において、カムピン62、64は光
軸方向に前後移動しない。即ち、インナーバリア10を
開閉させる間において、前群及び後群の移動レンズ保持
枠60、60は光軸方向に移動しない。
【0015】前記カム溝66B、68Bは、撮影倍率に
対応した倍率の被写体像をファインダ20から観察でき
るように移動レンズ保持枠60、60を光軸方向に前後
移動させるための溝である。したがって、カムピン6
2、64がカム溝66B、68Bを通過する間におい
て、前群及び後群の移動レンズ保持枠60、60はカム
溝66B、68Bに沿って前後移動する。これにより、
撮影倍率に対応した倍率の被写体像がファインダ20か
ら観察される。
【0016】前記ファインダカム26は図1〜図3に示
すように円弧状に形成され、固定筒14の外周面に摺動
自在に配設されている。また、ファインダカム26の図
1上右半分の円弧部にはギア27が刻設されており、こ
のギア27は駆動ギア28に噛合されている。また、駆
動ギア28は、図示しないモータに減速機構を介して連
結されている。したがって、前記モータを駆動させて駆
動ギア28を正転/反転させると、駆動ギア28の回動
力がファインダカム26に伝達されるので、ファインダ
カム26が固定筒14の外周面に沿って時計回り方向/
反時計回り方向に回動する。これにより、インナーバリ
ア10の開閉が行われると共に、前群及び後群の移動レ
ンズ保持枠60、60がカム溝66B、68Bに沿って
光軸方向に前後移動される。
【0017】このように構成されたカメラ本体12の前
面には、前カバー50が装着される。この前カバー50
は勿論であるが、固定筒14と移動レンズ18と測距用
窓22、24に対向する部分が開口されている。移動レ
ンズ18と測距用窓22、24に対向する開口部52
は、カメラの不使用時にも閉じられることはないが、固
定筒14に対向する開口部54は、不使用時に前記イン
ナーバリア10によって閉じられる。
【0018】次に、インナーバリア10、及びインナー
バリア10の駆動機構について説明する。インナーバリ
ア10の駆動機構は、ファインダカム26、駆動ギヤ2
8、及び駆動ギヤ28を駆動する図示しないモータ等か
ら構成されている。即ち、インナーバリア10の駆動機
構は、ファインダ20の移動レンズ保持枠60、60の
駆動機構と兼用されている。したがって、本実施の形態
のカメラでは、インナーバリア専用の駆動機構が設けら
れておらず、この分だけ軽量コンパクト化されている。
【0019】前記インナーバリア10は、円筒状の固定
筒14の前面を覆うように、且つ前カバー50の開口部
54を閉じるように円板状に形成されている。このイン
ナーバリア10の周縁の一部には突片11が形成され、
この突片11にピン36が図1の如く装着される。前記
ピン36は、カメラ本体12の固定筒14に突出形成さ
れた軸受部38に嵌入される。したがって、インナーバ
リア10は、前記ピン36を回動中心として図2に示し
た閉位置から図3に示した開位置の範囲で往復回動され
る。
【0020】前記軸受部38は図2、図3に示すよう
に、フイルム収納室16と固定筒14と移動レンズ18
とで囲まれるスペースに設けられている。この位置に前
記軸受部38を設けると、図3に示すようにフイルム収
納室16の前面を、インナーバリア10の退避スペース
として有効利用することができる。前記インナーバリア
10の突片11には図1に示すように、ピン42が突設
されている。また、前記軸受部38には、捩じりコイル
ばね44が挿入されており、この捩じりコイルばね44
の一端44Aは図2、図3に示すように、前記突片11
に係止され、他端44Bはカメラ本体12の前面に突設
されたピン46に付勢された状態で係止されている。こ
のように捩じりコイルばね44を取り付けると、捩じり
コイルばね44の付勢力は、突片11を介してインナー
バリア10に伝達される。これにより、インナーバリア
10は、常に閉方向に付勢された状態でカメラ本体12
に保持される。
【0021】ところで、図3に示すインナーバリア10
の開放時において、前記ピン42は、ファインダカム2
6の折曲片26Aの外周に前記捩じりコイルばね44の
付勢力によって押圧当接される。ピン42に伝達される
捩じりコイルばね44の付勢力は、ファインダカム26
を固定筒14に押し付ける力Fとなる。この力Fによっ
てファインダカム26は、固定筒14に対する回動方向
の位置ズレが規制された状態で保持される。
【0022】また、図2に示すインナーバリア10の閉
時において、前記ピン42は、ファインダカム26の折
曲片26Aに当接されている。この状態で、ファインダ
カム26を図2上反時計回り方向に回動させると、ピン
42が折曲片26Aに押されることによって、インナー
バリア10がピン36を支点として時計回り方向に回動
していき、そして、ピン42が折曲片26Aを乗り上げ
て所定角度回動した時に、インナーバリア10が図3の
開位置に位置する。これにより、図1に示した前カバー
50の開口部54が完全に開放される。即ち、インナー
バリア10は、ファインダカム26の回動力によって駆
動され、前記開口部54を開放する。なお、開口部54
を閉じる場合には、先の開放の動作と逆の動作を行えば
良い。
【0023】次に、前記の如く構成されたカメラの作用
について説明する。まず、カメラの主電源がOFFの状
態において、前記インナーバリア10は図2の閉位置に
ある。即ち、カメラの不使用時には、撮影レンズがイン
ナーバリア10によって保護されている。図2の状態に
おいて、前記主電源をONにすると、モータが駆動され
て駆動ギア28が時計回り方向に回動される。これによ
り、ファインダカム26が図2上反時計回り方向に回動
していくので、前述したようにインナーバリア10が図
3の開位置に向けて回動していき、そして、ピン42が
折曲片26Aを乗り上げて所定角度回動した時に、イン
ナーバリア10が図3の開位置に位置する。これによ
り、前カバー50の開口部54が完全に開放され、カメ
ラは撮影可能状態になる。また、図3の位置にインナー
バリア10が位置した時に、前記モータは停止される。
また、この間において、前群及び後群の移動レンズ保持
枠60、60のカムピン62、64は直線溝66A、6
8Aを通過するので、前群及び後群の移動レンズ保持枠
60、60は光軸方向に前後移動しない。
【0024】次に、図3の状態において撮影を開始し、
カメラの図示しないズームレバーを操作すると、カメラ
の撮影レンズ(ズームレンズ)は、その操作に従って駆
動され、焦点距離の所望の距離に設定される。そして、
撮影レンズの動作に連動して前記駆動ギア28が駆動さ
れる。例えば、駆動ギア28が、図3の状態から更に時
計回り方向に回動されると、カムピン62、64がカム
溝66B、68Bに沿って図4上右方向に相対的に移動
されるので、前群及び後群の移動レンズ保持枠60、6
0はWIDE端からTELE側に向けて移動される。こ
れにより、撮影倍率に対応した倍率の被写体像がファイ
ンダ20から観察される。また、駆動ギア28を逆方向
に回動させれば、前群及び後群の移動レンズ保持枠6
0、60はTELE側からWIDE端に向けて移動され
る。
【0025】そして、撮影終了後、主電源をOFFにす
ると、モータが駆動されて駆動ギア28が反時計回り方
向に回動される。これにより、ファインダカム26が図
3上時計回り方向に回動していき、そして、ピン42が
ファインダカム26の折曲片26Aから脱落した時に、
インナーバリア10が図2の閉位置に位置し、前記モー
タが停止される。これにより、前カバー50の開口部5
4が完全に閉じられ、カメラは撮影不能状態になる。
【0026】なお、前記駆動ギア28を駆動するモータ
と、撮影レンズをズーミングさせるモータとを別に設け
ても良いが、1台のモータで兼用することが部品点数削
減の観点から好ましい。また、本実施の形態ではレンズ
バリアとしてインナーバリア10を適用した例について
説明したが、これに限られるものではなく、前カバーの
前面に取り付けられるアウターバリアを適用しても良
い。
【0027】以上の如く本実施の形態のカメラのレンズ
バリア駆動機構によれば、ファインダ20の移動レンズ
保持枠60、60を移動させるファインダカム26と、
インナーバリア10とを動力伝達可能に連結し、インナ
ーバリア10をファインダカム26の駆動力で開閉駆動
させることにより、インナーバリア10専用の駆動機構
を無くしたので、軽量コンパクトになる。
【0028】図5は、第2の実施の形態に係るカメラの
レンズバリア駆動機構を説明するためのインナーバリア
100の組立斜視図である。前記カメラ本体112の固
定筒114の図5上左側方には、フイルム収納室116
が形成され、また、固定筒114の上方にはファインダ
の移動レンズ118が設けられている。更に、前記移動
レンズ118の上方には、カメラ本体112の後面側に
覗き窓を有するファインダ120が設けられ、また、移
動レンズ118の両側には、測距用窓122、124が
設けられている。
【0029】前記移動レンズ118は、前群及び後群か
ら成る2群の移動レンズであり、ファインダ枠119内
に配置されている。また、前群及び後群の移動レンズ1
18、118は図6、図7に示すように、移動レンズ保
持枠160、160に各々保持されている。なお、図5
〜図7では、前群の移動レンズ118及び移動レンズ保
持枠160のみが示され、後群の移動レンズ118及び
移動レンズ保持枠160については省略されている。
【0030】前群の移動レンズ保持枠160には、カム
ピン162が突設され、また、後群の移動レンズ保持枠
160にも、カムピン164(図8上二点鎖線で示す)
が突設されている。これらのカムピン162、164
は、ファインダカム126に形成された溝166、16
8に嵌合される。前記ファインダカム126の溝16
6、168は図8に示すように、直線溝166A、16
8Aと非線形形状のカム溝166B、168Bとから形
成されている。前記直線溝166A、168Aは、イン
ナーバリア110を開閉させるための溝であり、光軸方
向と直交する方向に平行に形成されている。また、ファ
インダカム126の駆動方向は、図8上矢印Aで示す方
向、即ち、光軸と直交する方向である。したがって、フ
ァインダカム126が前記方向に駆動され、カムピン1
62、164が直線溝166A、168Aを通過する間
において、カムピン162、164は光軸方向に前後移
動しない。即ち、インナーバリア110を開閉させる間
において、前群及び後群の移動レンズ保持枠160、1
60は光軸方向に移動しない。
【0031】前記カム溝166B、168Bは、撮影倍
率に対応した倍率の被写体像をファインダ120から観
察できるように移動レンズ保持枠160、160を光軸
方向に前後移動させるための溝である。したがって、カ
ムピン162、164がカム溝166B、168Bを通
過する間において、前群及び後群の移動レンズ保持枠1
60、160はカム溝166B、168Bに沿って前後
移動する。これにより、撮影倍率に対応した倍率の被写
体像がファインダ120から観察される。
【0032】前記ファインダカム126は図5〜図7に
示すように円弧状に形成され、固定筒114の外周11
5に摺動自在に配設されている。また、ファインダカム
126の図5上右半分の円弧部にはギア127が刻設さ
れており、このギア127は駆動ギア128に噛合され
ている。また、駆動ギア128は、図示しないモータに
減速機構を介して連結されている。したがって、前記モ
ータを駆動させて駆動ギア128を正転/反転させる
と、駆動ギア128の回動力がファインダカム126に
伝達されるので、ファインダカム126が固定筒114
の外周115に沿って時計回り方向/反時計回り方向に
回動する。これにより、インナーバリア110の開閉が
行われると共に、前群及び後群の移動レンズ保持枠16
0、160がカム溝166B、168Bに沿って光軸方
向に前後移動される。
【0033】このように構成されたカメラ本体112の
前面には、前カバー150が装着される。この前カバー
150は勿論であるが、固定筒114と移動レンズ11
8と測距用窓122、124に対向する部分が開口され
ている。移動レンズ118と測距用窓122、124に
対向する開口部152は、カメラの不使用時にも閉じら
れることはないが、固定筒114に対向する開口部15
4は、不使用時に前記インナーバリア110によって閉
じられる。これによって、撮影レンズがインナーバリア
110によって保護される。
【0034】次に、インナーバリア110の駆動機構に
ついて説明すると、この駆動機構は、バリア駆動リング
(請求項2の駆動部材に相当)170を有し、インナー
バリア専用の駆動用モータは有していない。前記バリア
駆動リング170は、固定筒114の外周115に挿入
可能な大きさに形成され、外周115に挿入されると、
その外周115をガイド面として固定筒114の円周方
向に回動することができる。また、バリア駆動リング1
70の内周面には、3本の切欠130、130、130
が等間隔に形成されている。この切欠130、130、
130に対応して固定筒114の外周面に、3本の爪1
32、132、132が等間隔で突出形成されている。
前記バリア駆動リング170は、前記爪132に前記切
欠130を合わせた状態で固定筒114に押し込むと、
固定筒114の外周に挿入される。そして、固定筒11
4に挿入されたバリア駆動リング170は、前記爪13
2から前記切欠130を逃がすように所定角度回動する
と図9に示すように、前記爪132と、この爪132に
離間して形成されたガイド板134とによって挟持され
た状態で回動する。これにより、バリア駆動リング17
0は、固定筒114から脱落することなく、安定して回
動することができる。
【0035】前記バリア駆動リング170の外周面の一
部には、図10に示すように凹部172が形成されてい
る。この凹部172に、ファインダカム26に形成され
た爪174が嵌合され、これによりファインダカム26
とバリア駆動リング170とが連結されている。したが
って、バリア駆動リング170は、ファインダカム26
によって駆動されてインナーバリア110を開閉駆動す
る。
【0036】前記インナーバリア110は、円筒状の固
定筒114の前面を覆うように、且つ前カバー150の
開口部154を閉じるように円板状に形成されている。
このインナーバリア110の周縁の一部には突片111
が形成され、この突片111にピン136が図5の如く
装着される。前記ピン136は、カメラ本体112の固
定筒114に突出形成された軸受部138に嵌入され
る。したがって、インナーバリア110は、前記ピン1
36を回動中心として図6に示した閉位置から図7に示
した開位置の範囲で往復回動される。
【0037】前記軸受部138は図6、図7に示すよう
に、フイルム収納室116と固定筒114と移動レンズ
118とで囲まれるスペースに設けられている。この位
置に前記軸受部138を設けると、図7に示すようにフ
イルム収納室116の前面を、インナーバリア110の
退避スペースとして有効利用することができる。前記イ
ンナーバリア110の突片111には図5に示すよう
に、ピン142が突設されている。また、前記軸受部1
38には、捩じりコイルばね144が挿入されており、
この捩じりコイルばね144の一端144Aは図6、図
7に示すように、前記突片111に係止され、他端14
4Bはカメラ本体112の前面に突設されたピン146
に付勢された状態で係止されている。このように捩じり
コイルばね144を取り付けると、捩じりコイルばね1
44の付勢力は、突片111を介してインナーバリア1
10に伝達される。これにより、インナーバリア110
は、常に閉方向に付勢された状態でカメラ本体112に
保持される。
【0038】ところで、図7に示すインナーバリア11
0の開放時において、前記ピン142は、バリア駆動リ
ング170の折曲片176の外周に前記捩じりコイルば
ね144の付勢力によって押圧当接される。ピン142
に伝達される捩じりコイルばね144の付勢力は、バリ
ア駆動リング170を固定筒114に押し付ける力Fと
なる。この力Fによってバリア駆動リング170は、固
定筒114に対する回動方向の位置ズレが規制された状
態で保持される。
【0039】また、図6に示すインナーバリア110の
閉時において、前記ピン142は、バリア駆動リング1
70の折曲片176の端部に当接されている。この状態
で、バリア駆動リング170をファインダカム126に
よって図6上反時計回り方向に回動させると、ピン14
2が折曲片176の端部に押されることによって、イン
ナーバリア110がピン136を支点として時計回り方
向に回動していき、そして、ピン142が折曲片176
を乗り上げて所定角度回動した時に、インナーバリア1
10が図7の開位置に位置する。これにより、図5に示
した前カバー150の開口部154が完全に開放され
る。要するに、インナーバリア110は、ファインダカ
ム126の回動力によって駆動され、前記開口部154
を開放する。なお、開口部154を閉じる場合には、先
の開放の動作と逆の動作を行えば良い。
【0040】次に、前記の如く構成されたカメラの作用
について説明する。まず、カメラの主電源がOFFの状
態において、前記インナーバリア110は図6の閉位置
にある。即ち、カメラの不使用時には、撮影レンズがイ
ンナーバリア110によって保護されている。図6の状
態において、前記主電源をONにすると、モータが駆動
されて駆動ギア128が時計回り方向に回動される。こ
れにより、ファインダカム126が図6上反時計回り方
向に回動していき、これに連動してバリア駆動リング1
70も図6上反時計回り方向に回動していくので、前述
したようにインナーバリア110が図7の開位置に向け
て回動していく。そして、ピン142が折曲片176を
乗り上げて所定角度回動した時に、インナーバリア11
0が図7の開位置に位置する。これにより、前カバー1
50の開口部154が完全に開放され、カメラは撮影可
能状態になる。また、図7の位置にインナーバリア11
0が位置した時に、前記モータは停止される。また、こ
の間において、前群及び後群の移動レンズ保持枠16
0、160のカムピン162、164は直線溝166
A、168Aを通過するので、前群及び後群の移動レン
ズ保持枠160、160は光軸方向に前後移動しない。
【0041】次に、図7の状態において撮影を開始し、
カメラの図示しないズームレバーを操作すると、カメラ
の撮影レンズ(ズームレンズ)は、その操作に従って駆
動され、焦点距離が所望の距離に設定される。そして、
撮影レンズの動作に連動して前記駆動ギア128が駆動
される。例えば、駆動ギア128が、図7の状態から更
に時計回り方向に回動されると、カムピン162、16
4がカム溝166B、168Bに沿って図8上右方向に
相対的に移動されるので、前群及び後群の移動レンズ保
持枠160、160はWIDE端からTELE側に向け
て移動される。これにより、撮影倍率に対応した倍率の
被写体像がファインダ120から観察される。また、駆
動ギア128を逆方向に回動させれば、前群及び後群の
移動レンズ保持枠160、160はTELE側からWI
DE端に向けて移動される。
【0042】そして、撮影終了後、主電源をOFFにす
ると、モータが駆動されて駆動ギア128が反時計回り
方向に回動される。これにより、ファインダカム126
が図7上時計回り方向に回動していき、これに連動して
バリア駆動リング170も図7上時計回り方向に回動し
ていく。そして、ピン142がバリア駆動リング170
の折曲片176から離脱した時に、インナーバリア11
0が図6の閉位置に位置し、前記モータが停止される。
これにより、前カバー150の開口部154がインナー
バリア110によって完全に閉じられ、カメラは撮影不
能状態になる。
【0043】したがって、第2の実施の形態のカメラの
レンズバリア駆動機構によれば、インナーバリア110
を駆動するバリア駆動リング170と、移動レンズ保持
枠160、160を駆動するファインダカム126とを
連結し、ファインダカム126の駆動力によって移動レ
ンズ保持枠160、160及びインナーバリア110駆
動させるようにしたので、1台の駆動用モータで移動レ
ンズ保持枠160、160とインナーバリア110とを
駆動することができる。よって、本実施の形態では、カ
メラの軽量コンパクト化を図ることができる。
【0044】なお、本実施の形態ではファインダカム1
26でバリア駆動リング170を駆動させるようにした
が、これに限られるものではない。即ち、図11に示す
ようにバリア駆動リング170Aにギア178を刻設
し、このギア178に駆動ギア128を噛合させて、バ
リア駆動リング170Aの駆動力をファインダカム12
6Aに伝達させるようにしても良い。この形態でも移動
レンズ保持枠160、160とインナーバリア110の
駆動用モータを共用することができる。なお、図11に
おいて、ファインダカム126Aとバリア駆動リング1
70Aとは、バリア駆動リング170Aに突設形成した
爪172Aを、ファインダカム126Aに形成した凹部
174Aに嵌合させることにより連結されている。
【0045】また、本実施の形態において、前記駆動ギ
ア128を駆動するモータと、撮影レンズをズーミング
させるモータとを別に設けても良いが、1台のモータで
共用することが部品点数削減の観点から好ましい。更
に、本実施の形態ではレンズバリアとしてインナーバリ
ア110を適用した例について説明したが、これに限ら
れるものではなく、前カバーの前面に取り付けられるア
ウターバリアを適用しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
のレンズバリア駆動機構によれば、ファインダの移動レ
ンズ保持枠を移動させるカム部材とレンズバリアとを動
力伝達可能に連結し、レンズバリアを前記カム部材の駆
動力で開閉駆動させることにより、レンズバリア専用の
駆動機構を無くしたので、カメラを軽量コンパクト化す
ることができる。
【0047】以上説明したように本発明に係るカメラの
レンズバリア駆動機構によれば、レンズバリアとファイ
ンダの移動レンズ保持枠とを1台の駆動用モータで駆動
することができるので、カメラの軽量コンパクト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラ本体に対する第1の実施の形態のインナ
ーバリアの組立斜視図
【図2】インナーバリアが閉位置に位置した時のカメラ
本体の正面図
【図3】インナーバリアが開位置に位置した時のカメラ
本体の正面図
【図4】ファインダカムの平面図
【図5】カメラ本体に対する第2の実施の形態のインナ
ーバリアの組立斜視図
【図6】インナーバリアが閉位置に位置した時のカメラ
本体の正面図
【図7】インナーバリアが開位置に位置した時のカメラ
本体の正面図
【図8】ファインダカムの平面図
【図9】バリア駆動リングが装着された固定筒の縦断面
【図10】ファインダカムでバリア駆動リングを駆動す
る実施例を示す要部斜視図
【図11】バリア駆動リングでファインダカムを駆動す
る実施例を示す要部斜視図
【符号の説明】
10、100…インナーバリア 12、112…カメラ本体 14、114…固定筒 18…移動レンズ 26、126、126A…ファインダカム 28、128…駆動ギア 50、150…前カバー 60、160…移動レンズ保持枠 62、64、162、164…カムピン 66、68、166、168…溝 66A、68A…直線溝 66B、68B…カム溝 170、170A…バリア駆動リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−303496(JP,A) 特開 平10−190189(JP,A) 特開 平9−211628(JP,A) 実開 平5−20041(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ鏡胴の固定筒とファインダ枠とが形
    成されたカメラ本体と、 前記カメラ本体の前面に取り付けられると共に前記固定
    筒に対向する部分が開口された前カバーと、 前記前カバーの開口部を開閉するレンズバリアと、 前記カメラ本体のファインダ枠内に配置される移動レン
    ズを保持すると共にファインダ枠に前後移動自在に設け
    られた移動レンズ保持枠と、 前記移動レンズ保持枠を前後移動させるカム部材とを有
    するカメラにおいて、 前記レンズバリアは、ばねの付
    勢力によって閉方向に付勢され、 前記カム部材は、前記固定筒の外周面に摺動自在に配設
    されると共に、前記ばねの付勢力によって前記固定筒に
    押し付けられ、 前記レンズバリアは、前記固定筒の外周面に沿って回動
    する前記カム部材の駆動力によって開閉駆動されること
    を特徴とするカメラのレンズバリア駆動機構。
  2. 【請求項2】レンズ鏡胴の固定筒とファインダ枠とが形
    成されたカメラ本体と、 前記カメラ本体の前面に取り付けられると共に前記固定
    筒に対向する部分が開口された前カバーと、 前記前カバーの開口部を開閉可能に配置されたレンズバ
    リアと、前記固定筒の外周面に回動自在に配置されると共に回動
    されることにより 前記レンズバリアを開閉駆動させる駆
    動部材と、 前記カメラ本体のファインダ枠内に配置される移動レン
    ズを保持すると共にファインダ枠に前後移動自在に設け
    られた移動レンズ保持枠と、 前記移動レンズ保持枠を前後移動させるカム部材とを有
    するカメラにおいて、 前記レンズバリアは、ばねの付
    勢力によって閉方向に付勢され、 前記駆動部材は、前記ばねの付勢力によって前記固定筒
    に押し付けられると共に前記カム部材と連結され、 駆動
    部材の駆動力又はカム部材の駆動力によって前記レンズ
    バリア及び前記移動レンズ保持枠を駆動させることを特
    徴とするカメラのレンズバリア駆動機構。
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