JP2001133870A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2001133870A
JP2001133870A JP31060499A JP31060499A JP2001133870A JP 2001133870 A JP2001133870 A JP 2001133870A JP 31060499 A JP31060499 A JP 31060499A JP 31060499 A JP31060499 A JP 31060499A JP 2001133870 A JP2001133870 A JP 2001133870A
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JP
Japan
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lens
lens holder
film unit
holder
photographing
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Application number
JP31060499A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tasaka
恒 田坂
Nobuyuki Kameyama
信行 亀山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点距離の異なるレンズの切り換えに応じて
ファインダ倍率を変更する。 【解決手段】 レンズ切換え機構36のレンズ切換えに
応答してファインダ倍率を変更するファインダ倍率変更
機構73を備えた。レンズ切換え機構36は、外部操作
部材の操作に応答してレンズホルダ38を回転させて焦
点距離の異なる2つの撮影レンズ40,41のうちの何
れか一方を撮影光軸13a上に位置決めする。ファイン
ダ倍率変更機構73は、レンズホルダ38の回転を利用
して移動レンズ64を対物レンズ63と接眼レンズ65
との間でファインダ光軸62aに沿って移動させてファ
インダ光学系のファインダ倍率を撮影光軸13a上に位
置決めされたレンズに対応した倍率に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な切替え機構
により撮影レンズの焦点距離を長短2段階に切り換えて
撮影を行うことができるようにしたレンズ付きフイルム
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特許第2657104号公報には、マク
ロレンズとノーマルレンズとを並べて保持したレンズホ
ルダを、外部操作部材の操作に連動して撮影光軸と垂直
な面内で回動させて撮影光軸上にマクロレンズ又はノー
マルレンズを選択的にセットするカメラが提案されてい
る。このカメラは、ファインダ視野範囲がノーマルレン
ズの撮影範囲に対応した視野範囲となっている。マクロ
レンズがセットされたときには、パララックスを補正す
るために、レンズホルダの回動に連動してファインダの
視野範囲内にターゲットマークが挿入される。
【0003】また、特開平7−134370号公報に
は、レンズホルダに標準用レンズとこれよりも焦点距離
の短いパノラマ用撮影レンズとを並べて設け、レンズホ
ルダを回動して何れか一方のレンズを撮影光軸上に選択
的にセットして標準撮影からパノラマ撮影に切り替える
ことができるレンズ付きフイルムユニットが提案されて
いる。このレンズ付きフイルムユニットでは、レンズホ
ルダの回動に連動してファインダ光軸上にパノラマ用視
野枠が挿脱され、パノラマ用撮影レンズを撮影光軸上に
セットしたときにファインダの視野範囲がパノラマ用撮
影レンズの撮影範囲に対応した視野範囲に変更される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たマクロ切替えタイプ及びパノラマ切替えタイプのもの
では、焦点距離の異なる撮影レンズに切り換えてもファ
インダ倍率が変更されないという欠点があった。また、
ファインダの視野範囲を変更するものでは、撮影レンズ
の焦点距離が変更されるから写真として被写体が大きく
写るにもかかわらず、ファインダ視野角が狭くなるとい
う欠点があった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、焦点距離の異なる撮影レンズの切換えに連動
してファインダ倍率を変更することができるレンズ付き
フイルムユニットをコンパクトで、且つローコストで提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットでは、
焦点距離が異なる第1及び第2レンズを保持し、撮影光
軸の下方に設けられた回動軸に撮影光軸と垂直な面内で
回動自在に設けられたレンズホルダ及び、前記第1及び
第2レンズがそれぞれ撮影光軸上に位置決めされる第1
及び第2位置の間でレンズホルダを回動させる外部操作
部材とを備えたレンズ切換え機構と;撮影光軸の上方で
前記レンズホルダに連結され、レンズホルダが第1及び
第2位置に回動されることに連動してファインダ光学系
を第1及び第2レンズに対応したファインダ倍率に変更
するファインダ倍率変更機構とを備えたものである。
【0007】請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、ファインダ光学系を、対物レンズと接眼レンズ
とこれらの間に移動自在に設けられた移動レンズとから
構成し、ファインダ倍率変更機構は移動レンズをファイ
ンダ光軸に沿って移動させるようにしたものである。ま
た、請求項4記載のレンズ付きフイルムユニットでは、
外部操作部材を、レンズホルダの回転中心と、第1或い
は第2レンズとの間に位置するようにレンズホルダに取
り付けられたつまみとし、このつまみを、レンズホルダ
の前面を覆うカバーに形成されたスロットを通って外部
に露呈したものである。
【0008】請求項5記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、レンズホルダの一部に当接してレンズホルダを
第1及び第2位置で位置決めする規制部材と、レンズホ
ルダに一端が保持され、死点位置を超えて移動すること
によってレンズホルダを前記規制部材に向けて付勢する
第1トグルバネとをレンズ切換え機構に備えたものであ
る。請求項7記載のレンズ付きフイルムユニットでは、
死点位置を含む第1トグルバネの移動域と、撮影開口を
開閉するために揺動するシャッタ羽根の開閉域とを、撮
影光軸に関して互いに逆側にしたものである。
【0009】請求項8記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、レンズホルダの背面に摺接するレンズホルダの
回動支持面に、第1トグルバネが移動したときにそのコ
イル部が入り込む凹部を形成したものである。また、請
求項9記載のレンズ付きフイルムユニットでは、撮影レ
ンズの上方でレンズホルダの縁に形成された係合部に一
端が係合し、レンズホルダの回動によって揺動して他端
で移動レンズを光軸方向に移動させる連動レバーと、移
動レンズの移動域の両端でそれぞれ移動レンズの一部に
当接して移動レンズを第1又は第2の変倍位置で停止さ
せる第1及び第2の移動レンズ規制部材と、前記連動レ
バーに一端が保持され、死点位置を超えて移動すること
によって移動レンズをそれぞれ第1又は第2の移動レン
ズ規制部材に向けて付勢する第2トグルバネとからフア
インダ倍率変更機構を構成したものである。
【0010】請求項10記載のレンズ付きフイルムユニ
ットでは、レンズホルダをそれぞれ第1又は第2位置に
向けて回転させる途中で、連動レバーが第2トグルバネ
の付勢によって揺動してその他端により移動レンズをそ
れぞれ第1又は第2の変倍位置に移動させ、レンズホル
ダがそれぞれ第1又は第2位置に回転したときには、連
動レバーの一端とレンズホルダの係合部との係合が解除
されるようにしたものである。請求項11記載のレンズ
付きフイルムユニットでは、レンズホルダの回動に連動
し、レンズホルダが第1又は第2の位置に位置決めされ
たときにレリーズ操作を許容し、レンズホルダが第1及
び第2位置との間にあるときにはレリーズ操作を禁止す
るレリーズロック手段を設けたものである。
【0011】請求項12記載のレンズ付きフイルムユニ
ットでは、フイルム面からの距離が異なる第1及び第2
の絞り開口の前面にそれぞれ前記第1及び第2レンズを
保持したレンズホルダを用い、撮影開口とフイルム直前
に設けられたアパーチャーとの間を光密に保つ暗箱内
に、フイルム面から遠い方の絞り開口の前面に配置され
た第1レンズによる有効撮影光束に対応させたサイズの
開口をもった遮光枠を設けるとともに、暗箱の内壁に
は、フイルム面に近い方の絞り開口の前面に配置された
第2レンズを使用したときに前記遮光枠を通過した後に
アパーチャーに直接指向しない有害光の反射を抑える反
射防止部材を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】レンズ付きフイルムユニット10
は、図1に示すように、外装ラベル11とユニット本体
12とから構成されている。外装ラベル11は、ユニッ
ト本体12に海苔巻き状に貼着されている。この外装ラ
ベル11には、撮影窓13、スロット14、ファインダ
用窓15等の機能各部を露呈させるための開口が設けら
れ、またワイド撮影とテレ撮影との切り換えを示す指標
T,Wが印刷されている。
【0013】撮影窓13の奥には、ワイド用撮影レンズ
が露呈されている。このとき切換えつまみ16は、スロ
ット14内の右端に位置している。切換えつまみ16を
左端にスライド操作することで、撮影窓13の奥にテレ
用撮影レンズが露呈される。ファインダ光学系は、切換
えつまみ16の操作に連動して撮影窓13にセットされ
る撮影レンズに応じたファインダ倍率に変更される。
【0014】ユニット本体12には、上面左端にシャッ
タボタン17が、また、背面左端に巻き上げノブ18
が、さらに前面右上にはストロボ発光窓19が、その下
にはストロボ充電スイッチ20がそれぞれ露呈して設け
られている。
【0015】ユニット本体12は、図2に示すように、
前カバー22、露光ユニット23、ストロボユニット2
4、本体基部25、後カバー26、及び写真フイルムカ
ートリッジ27とから構成されており、本発明のレンズ
切換え機構とファインダ倍率変更機構とは露光ユニット
23に内蔵されている。
【0016】本体基部25には、アパーチャー28を挟
んだ一方側にカートリッジ29を収納するカートリッジ
室30が、また他方側にはカートリッジ29から未露光
の写真フイルム31を引き出してロール形態に収納する
フイルム収納室32がそれぞれ設けられている。カート
リッジ室30とフイルム収納室32とは、背面側が開口
となっており、その開口は写真フイルムカートリッジ2
7が装填された後に後カバー26で塞がれる。アパーチ
ャー28の前面側には、露光ユニット23が着脱自在に
取り付けられる。カートリッジ室30の上には、巻き上
げノブ18が配置されている。撮影後にこれを回転操作
することによって撮影済みの写真フイルム31がカート
リッジ29に収納される。
【0017】露光ユニット23は、暗箱が形成されたベ
ース部材34に、シャッタボタン17、レンズ切換え機
構、レリーズロック機構、ファインダ倍率変更機構、フ
ァインダ光学系、シャッタチャージ機構、シャッタ機
構、フイルムカウンタ機構、及びフイルム巻き止め機構
等がそれぞれ組み込まれている。暗箱は、撮影窓13の
背後に配置された撮影レンズの撮影開口からアパーチャ
ー28までの空間を光密に維持する。
【0018】シャッタチャージ機構、シャッタ機構、及
び、フイルム巻止め機構は、周知のスプロケット、シャ
ッタ駆動レバー、係止レバー、シャッタ羽根、及びバネ
等で構成されている。スプロケットは、写真フイルム3
1のパーフォレーションに係合しており、フイルム移送
に伴って従動して回転する。シャッタ駆動レバーは、ス
プロケットの回転によりバネの付勢に抗して走行完了位
置からチャージ位置に向けてチャージされる。また、係
止レバーもスプロケットの回転により移動して、1コマ
分の長さだけ写真フイルム31が移送されたときにシャ
ッタ駆動レバーをチャージ位置で保持する保持位置にセ
ットされる。係止レバーは、保持位置にセットされる
と、スプロケットの回転と巻き上げノブ18の回転とを
阻止する。
【0019】シャッタボタン17は、片持ち式に設けら
れている。このシャッタボタン17の下部には、押圧ロ
ッドが一体に設けられている。そして、シャッタボタン
17の押下操作によって押圧ロッドが変位して係止レバ
ーの一部を押圧する。これにより、係止レバーが保持位
置から解除位置に回転してシャッタ駆動レバーのチャー
ジ位置での保持を解除する。これにより、シャッタ駆動
レバーは、バネの付勢によりチャージ位置からレリーズ
完了位置に向けて瞬時に移動し、その移動中にシャッタ
羽根を蹴飛ばす。これにより、シャッタ羽根が一往復揺
動して露光が行われる。そして、係止レバーの解除位置
への移動が完了することでスプロケットと巻き上げノブ
18との回転阻止を解除し、次回のフイルム巻き上げが
許容される。
【0020】レンズ切換え機構36は、図3に示すよう
に、シャッタカバー37、扇形のレンズホルダ38、第
1トグルバネ39、本発明の第1レンズに相当するワイ
ド用撮影レンズ40、本発明の第2レンズに相当するテ
レ用撮影レンズ41、押さえバネ42、及びレンズカバ
ー43とから構成されている。
【0021】ベース部材34の前面には、撮影光軸13
a上に被写体光を暗箱に導くための開口34aが設けら
れている。開口34aの前面には、シャッタ羽根56が
開口34aの上に設けられた軸34bを中心に揺動自在
に配置されている。シャッタ羽根56は、開口34aを
塞ぐ遮蔽位置とこれから時計方向に回転した開き位置と
の間で揺動し、バネ56aにより遮蔽位置に向けて付勢
されている。シャッタカバー37は、シャッタ羽根56
の前面に取り付けられ、その撮影光軸13a上に撮影用
の開口44が、その開口44の下部には軸部材45が、
また開口44の左側にはストッパーピン46が、さらに
開口44の右側にはストッパー壁47がそれぞれ形成さ
れている。
【0022】シャッタカバー37の前面に配置されるレ
ンズホルダ38には、その扇形状の要に相当する箇所に
軸受け部48が設けられている。その軸受け部48を軸
部材45に挿通することによりレンズホルダ38は、扇
部が軸部材45よりも上側で回転するように配置され
る。レンズホルダ38には、軸受け部48に対して同じ
半径上に第1レンズ用の絞り開口49と、第2レンズ用
の絞り開口50とが回転方向に並べて開設されている。
絞り開口49の前には、2枚のレンズ51,52からな
るワイド用撮影レンズ40が、また絞り開口50の前に
は1枚構成のテレ用撮影レンズ41がそれぞれ配設され
る。これらの撮影レンズ40,41は、これらの上に被
せられるレンズカバー43とレンズホルダ38との間で
保持される。なお、ワイド用撮影レンズ40を構成する
2枚のレンズ51,52の間には、間隔環53が挟装さ
れる。また、撮影レンズ40,41の焦点距離に合わせ
て絞り開口50は、絞り開口49よりも撮影光軸13a
の方向の被写体側に寄った位置にずらして形成されてい
る。
【0023】ここで、ワイド用撮影レンズ40は、例え
ば焦点距離24mm、F値11、被写界深度内でカバーできる
被写体距離が1.2 m 〜無限大となっており、またテレ用
撮影レンズ41は、焦点距離35mm、F値11、被写界深度
内でカバーできる被写体距離1.5m〜無限大となってい
る。なお、この数値に限定されることはない。
【0024】レンズホルダ38には、軸受け部48と撮
影光軸13aが通る位置との間に係合突起54が設けら
れている。切換えつまり16は、台座16aに設けられ
ている。台座16aは、前カバー22の背面に摺動し、
スロット14と切換えつまみ16との間の隙間を塞ぐ。
この台座16aには、背後に向けて突出して形成された
被係合部55が設けられている。被係合部55は、係合
突起54に係合する。
【0025】レンズホルダ38は、切換えつまみ16を
右側にスライド操作したときに本発明の第1位置に相当
するワイド撮影位置に、また、切換えつまみ16を左側
にスライド操作したときには本発明の第2位置に相当す
るテレ撮影位置にそれぞれ回転する。ワイド撮影位置の
ときには、レンズホルダ38の右端がストッパー壁47
に当接してワイド用撮影レンズ40が撮影光軸13aの
上に位置決めされる。テレ撮影位置のときには、レンズ
ホルダ38の左端に形成された切り欠き部55にストッ
パーピン46が係合してテレ用撮影レンズ41が撮影光
軸13aの上に位置決めされる。これらストッパーピン
46、切り欠き部55、レンズホルダ38の右端、及び
ストッパー壁47が本発明の規制部材を構成する。
【0026】このように、切換えつまみ16とレンズホ
ルダ38との連結位置を、その回転軸45寄りに配置し
たから、切換えつまみ16の移動ストロークを短くで
き、したがって、スロット14の長さを短くでき、これ
により、前カバー22の強度低下を防止することができ
る。また、切換えつまみ16とスロット14との隙間を
塞ぐ部分の長さを短くすることができるため、台座16
aの切換え操作方向に沿った長さも短くすることがで
き、それゆえに、切換えつまみ16及び台座16aの移
動スペースも少なくて済むから、レンズ付きフイルムユ
ニット10のコンパクト化を図ることができる。
【0027】第1トグルバネ39は、撮影光軸13aを
挟んでシャッタ羽根56の揺動軌跡側とは逆側に配置さ
れている。シャッタカバー37には、第1トグルバネ3
9のコイル部39aの入り込みスペースを確保するため
の凹部57が形成されている。凹部57は、正面から見
てレンズホルダ38の回転軌跡内に配設されている。第
1トグルバネ39は、一端がシャッタカバー37に、ま
た他端がレンズホルダ38にそれぞれ取り付けられてお
り、ワイド撮影位置とテレ撮影位置との略中間となる死
点位置を超えてレンズホルダ38が回転されたときに、
レンズホルダ38をワイド撮影位置又はテレ撮影位置に
向けて付勢する。そして、ワイド撮影位置のときに、コ
イル部39aがレンズホルダ38の回転軌跡外に位置
し、またテレ撮影位置のときにコイル部39aが凹部5
7に入り込む。
【0028】押さえバネ42は、金属製のバネ板であ
り、一端が前カバー22の背面に固定され、また、他端
がレンズホルダ38をシャッタカバー37に向けて付勢
する。押さえバネ42を金属製のバネ板にすることで熱
に対するバネ特性の変化が少なくなり、例えば前カバー
22をプラスチック材料で成型した場合、その前カバー
22が熱で変形してもこの影響を受けにくく、したがっ
て常に一定の押圧力で付勢させることができる。また、
撮影光軸13aに対して軸受け部48とは反対側のレン
ズホルダ38の付近、すなわち上端の円弧縁を押え板バ
ネ42で付勢することにより、レンズホルダ38を安定
して保持することができる。なお、レンズホルダ38の
側に押さえバネを固定し、その押さえバネの一部を前カ
バーの背面に押し当ててレンズホルダ38をシャッタカ
バー37に向けて付勢させてもよい。
【0029】レリーズロック機構は、カム部58、ロッ
クレバー59、及び捩じりバネ60とで構成されてい
る。カム部58は、レンズホルダ38の上端の円弧部に
突出して形成されている。ロックレバー59はV字状を
しており、その閉じ側角部がシャッタカバー37に植設
された軸37aに回動自在に設けられている。V字状の
開放側の一端59bはカム部58に、また他端59aが
押圧ロッド17aに向けて臨んでいる。
【0030】カム部58は、他端59aを押圧ロッド1
7aの変位軌跡内に移動させるロック位置と押圧ロッド
17aの変位軌跡外に退避させるロック解除位置との間
でロックレバー59を回転させる。ロックレバー59を
ロック位置に回転させるカム部58の範囲は、レンズホ
ルダ38がワイド撮影位置又はテレ撮影位置以外の範囲
で回転する間に応じた範囲となっている。また、ロック
レバー59をロック解除位置に回転させるカム部58の
位置は、レンズホルダ38がワイド撮影位置又はテレ撮
影位置に回転した位置となっている。ロックレバー59
は、ロック位置に回転すると他端59aで押圧ロッド1
7aの係止レバーへの押圧を阻止して、シャッタレリー
ズをロックする。そのロックレバー59は、捩じりバネ
60により一端59bがカム部58に当接する回転方向
に向けて常に付勢されている。
【0031】ファインダ光学系62は、図4に示すよう
に、被写体側から順に対物レンズ63、移動レンズ6
4、及び接眼レンズ65とで構成されている。対物レン
ズ63と接眼レンズ65とは、ベース部材34に着脱自
在に取り付けられるファインダ保持枠66にそれぞれ固
定されている。移動レンズ64は、移動レンズ保持枠6
7に保持されている。移動レンズ保持枠67には、ファ
インダ光軸62aに沿って伸びたロッド68が設けられ
ている。ファインダ保持枠66には、ファインダ光軸6
2aの方向にロッド68が移動するのをガイドする溝部
69が形成されている。
【0032】その溝部69の両端には、本発明の第1及
び第2の連動レンズ規制部材を構成する第1及び第2の
ストッパー壁70,71が形成されている。第1ストッ
パー壁70は、ロッド68の先端が当接して移動レンズ
64を対物レンズ63の側に寄せたテレ位置に位置決め
する。第2ストッパー壁71は、ロッド68の後端が当
接して移動レンズ64を接眼レンズ65の側に寄せたワ
イド位置に位置決めする。ファインダ光学系62は、移
動レンズ64がテレ位置に移動したときにテレ用撮影レ
ンズ41の撮影倍率に対応したファインダ倍率となり、
また移動レンズ64がワイド位置に移動したときにワイ
ド用撮影レンズ40の撮影倍率に対応したファインダ倍
率となる。
【0033】ファインダ倍率変更機構73は、前述した
ロッド68や第1及び第2のストッパー壁70,71の
他に、連動レバー74、第2トグルバネ75及び、一対
の押圧部76,77等で構成される。一対の押圧部7
6,77は、レンズホルダ38の上方円弧部にその回転
方向に沿って所定間隔離して設けられている。連動レバ
ー74は、V字状をしており、その角部74aがベース
部材34の上面に垂直に設けられた軸78に回動自在に
取り付けられている。連動レバー74の開放側の一端7
4bは一対の押圧部76,77の間に臨んでおり、また
他端74cは移動レンズ保持枠67に係合している。
【0034】連動レバー74は、レンズホルダ38がワ
イド撮影位置からテレ撮影位置に向けて回転したとき
に、その回転方向の逆側に設けられた一方の押圧部77
に一端74bが押されて回転して他端74cで移動レン
ズ64をテレ位置に移動させる。また、レンズホルダ3
8が逆に向けて回転したときには、一端74bが他方の
押圧部76に押されて回転して他端74cで移動レンズ
64をワイド位置に移動させる。
【0035】このように本実施形態では、レンズホルダ
38の回転中心を撮影光軸13aの下方に配置したか
ら、レンズホルダ38の上端円弧部のスペースをファイ
ンダ倍率変更機構73とのリンクに利用することがで
き、ファインダ倍率変更機構73のコンパクト化を図る
ことができる。しかも、レンズホルダ38の上端円弧部
は回転中心から最も離れているから回転時の移動ストロ
ークが長く、この長い移動ストロークをファインダ倍率
変更機構73への駆動力として利用するから、ファイン
ダ倍率変更機構73の駆動を高精度に行うことができ
る。
【0036】第2トグルバネ75は、一端が連動レバー
74に、また他端がベース部材34にそれぞれ取り付け
られており、連動レバー74の回動範囲の略中間となる
死点位置を超えて連動レバー74が回転されたときに、
移動レンズ64をテレ又はワイド位置に向けて移動させ
る方向に向けて連動レバー74を付勢する。そして、レ
ンズホルダ38がテレ又はワイド撮影位置にセットされ
たときに、連動レバー74の一端74bとレンズホルダ
38の一対の押圧部76,77とは、これらの間に隙間
が生じる位置関係となる。これにより、レンズ切換え機
構36の切り換えが完了したときに、ファインダ倍率変
更機構73との間でリンクが解除され、各々のトグルバ
ネ39,75の付勢により互いの機構73,36の位置
決めを正確に維持することができる。
【0037】図5及び図6に示すように、暗箱80の内
部には、フレアー防止用の遮光枠81が、また、遮光枠
81の背後(フイルム面の近傍位置)の底面には黒色の
植毛紙等の反射防止部材82がそれぞれ設けられてい
る。本実施形態では、遮光枠81の開口サイズをテレ撮
影時の有効撮影光束の広がりに合わせたサイズとしてい
る。というのは、ワイド撮影用の絞り開口49がテレ撮
影用の絞り開口50よりもフイルム面側に寄って位置し
ているため、テレ撮影時よりもワイド撮影時の方が有効
撮影光束の広がりが小さくなる。したがって、反射防止
部材82は、ワイド撮影時のときに、遮光枠81を通過
する光のうちのアパーチャ28に直接指向しない有害
光、すなわち暗箱80の内部で反射してフイルムに入射
する有害光によってフレア・ゴーストが発生するおそれ
があるため、これを防止するために設けられている。
【0038】以下、上記のような構成からなる本実施形
態の作用について説明する。先ず、ワイド撮影時には切
換えつまみ16が指標Wの方向に位置している。したが
って、図7に示すように、レンズホルダ38は、右端が
ストッパー壁47に当接してワイド撮影位置にセットさ
れている。この状態では、レンズホルダ38が第1トグ
ルバネ39によってストッパー壁47に当接する方向に
付勢されているから、ワイド用撮影レンズ40が撮影光
軸13aの上に正確に位置決めされている。
【0039】また、ファインダ光学系62は、図8
(A)に示すように、第2トグルバネ75によってロッ
ド68の後端が第2ストッパー壁71に当接する方向に
連動レバー74が付勢されており、したがって、移動レ
ンズ64がワイド位置に正確に位置決めされている。そ
して、連動レバー74の一端74bは、押圧部76から
所定隙間分だけ離れて位置している。このため、レンズ
切換え機構36とファインダ倍率変更機構73とのリン
クが解除されている。これにより、互いのトグルバネ3
9,75の付勢力による干渉が生じないから、移動レン
ズ64とワイド用撮影レンズ40との位置決めを各々の
機構36,73で正確に行うことができる。
【0040】また、レンズホルダ38がワイド撮影位置
のときには、ロックレバー59がロック解除位置に位置
している。これにより、ロックレバー59の他端59a
が押圧ロッド17aの移動軌跡外に退避しており、した
がって、シャッタレリーズが許容される。この状態でシ
ャッタボタン17を押下操作することで露光が行われ
る。撮影時には、ファインダ光学系62がワイド用撮影
レンズ40の撮影倍率に対応したファインダ倍率となっ
ているから、フレーミングがし易い。
【0041】次に、テレ撮影を行う場合には、切換えつ
まみ16を指標Tの方向に操作する。操作すると、図7
(B)に示すように、レンズホルダ38は第1トグルバ
ネ39の付勢力に抗しながら反時計方向に旋回してゆ
く。レンズホルダ38の旋回を継続してゆくと、その回
転範囲の中ほどで第1トグルバネ39の付勢力は反時計
方向旋回を助ける方向に働く。その後、図7(C)に示
すように、第1トグルバネ39のコイル部39aがレン
ズホルダ38の回転軌跡内に移動し、切り欠き部55に
ストッパーピン46が係合した状態で反時計方向旋回は
停止される。このとき、コイル部39aが凹部57に入
り込み、また、テレ用撮影レンズ41が撮影光軸13a
の上に位置する。
【0042】また、レンズホルダ38の反時計方向旋回
中には、カム部58がロックレバー59をロック位置に
回転させる。これにより、ロックレバー59の他端59
aが押圧ロッド17aの変位軌跡内に入り込んで押圧ロ
ッド17aの変位を阻止する。したがって、切換えつま
み16をスライド操作している間に誤ってシャッタボタ
ン17を押下しても露光が行われることはない。
【0043】そして、レンズホルダ38がテレ撮影位置
にセットされると、カム部58がロックレバー59をロ
ック解除位置に回転させる。これにより、ロックレバー
59の他端59aが押圧ロッド17aの移動軌跡外に位
置するから、露光動作が許容される。
【0044】なお、本実施形態では、撮影光軸13aに
対して第1トグルバネ39をシャツ夕羽根56の揺動軌
跡とは逆側に配置している。このため、第1トグルバネ
39をシャッタ羽根56の揺動軌跡外に配置する必要が
なく、したがって、第1トグルバネ39を撮影光軸13
aに近づけて配置する分、レンズ切換え機構36のコン
パクト化を図ることができる。しかも、コイル部39a
の移動スペースを考慮して第1トグルバネ39を配置す
る必要があるのに対し、本実施形態では、レンズホルダ
38をテレ撮影位置に回転したときにコイル部39aが
入り込む凹部57をシャッタカバー37に設けたから、
第1トグルバネ39の移動用のスペースをさらに少なく
でき、したがって、さらなるコンパクト化を図ることが
できる。
【0045】また、前述したレンズホルダ38の反時計
方向への旋回中には、一方の押圧部77が所定隙間を超
えたときに連動レバー74の一端74bに当接してこれ
を図8(A)に示す左方向に向けて押す。これにより連
動レバー74は、トグルバネ75の付勢力に抗しながら
時計方向に旋回してゆく。そして、その旋回範囲の中ほ
どで第2トグルバネ75の付勢力は時計方向旋回を助け
る方向に働く。そして、図8(B)に示すように、ロッ
ド68の先端が第1ストッパー壁70に当接すること
で、連動レバー74の時計方向旋回が停止される。この
とき、連動レバー74の一端74bが他方の押圧部77
から所定隙間分だけ離れて位置し、レンズ切換え機構3
6とファインダ倍率変更機構73とのリンクが解除され
る。これにより、移動レンズ64がテレ位置に位置決め
され、ファインダ光学系62がテレ用撮影レンズ41の
撮影倍率に対応したファインダ倍率に変更される。した
がって、テレ用撮影レンズ41の撮影画角と同じにファ
インダ視野が視認でき、しかも見易いから正確にフレー
ミングすることができる。
【0046】上記実施形態では、レンズホルダ38の右
端とストッパー壁47、及び切り欠き部55とストッパ
ーピン46とでレンズホルダ38の回転を規制する規制
部材を構成しているが、図9に示すように、レンズホル
ダ38に設けた長穴90と、その長穴90に入り込む固
定ピン91とで規制部材を構成してもよい。固定ピン9
1は、シャッタカバー37に設けられている。長穴90
は、レンズホルダ38の扇部の上部にレンズホルダ38
の回動軌跡に沿って設けられ、円弧長さがレンズホルダ
38の回転域の長さに対応している。長穴90の左端
は、固定ピン91が当接したときにレンズホルダ38を
イド撮影位置に位置決めする。また、長穴90の右端
は、固定ピン91が当接したときにレンズホルダ38を
テレ撮影位置に位置決めする。
【0047】なお、本発明はフイルムユニット以外にコ
ンパクトカメラや別の構造を有したボケットカメラ等に
適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のレ
ンズ付きフイルムユニットでは、ファインダ倍率を変更
するファインダ倍率変更機構を備えたから、焦点距離が
異なるレンズの切り換えに応じてそのレンズの撮影倍率
に相当したファインダ倍率に変更され、したがって、フ
ァインダの視野が見易くなる。また、請求項2記載のレ
ンズ付きフイルムユニットでは、レンズホルダの回動空
間とその回動空間の上方の空きスペースとを利用して、
撮影光軸の下方の回動軸を中心として回転するレンズホ
ルダとファインダ倍率変更機構とを撮影光軸の上方で連
結したから、レンズ切換機構とファインダ倍率機構との
コンパクト化を図ることができる。請求項7記載のレン
ズ付きフイルムユニットでは、撮影光軸に対してシャッ
タ羽根の揺動軌跡とは逆側に第1トグルバネを配置した
から、レンズ切換え機構のコンパクト化を図ることがで
きる。さらに、請求項8記載のレンズ付きフイルムユニ
ットでは、トグルバネのコイル部が入り込む凹部を設け
たから、レンズ切換え機構のコンパクト化を図ることが
できる。
【0049】請求項10記載のレンズ付きフイルムユニ
ットでは、レンズホルダを第1又は第2位置にセットし
たときに、レンズ切換え機構とファインダ倍率変更機構
とのリンクを解除するようにしたから、一方の機構の付
勢力が他方の機構に悪影響を及ぼすことを防止でき、し
たがって、各機構の位置決めをそれぞれ正確に行うこと
ができる。請求項12記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、フイルム面に近い方の絞り開口の前面に配置さ
れた第2レンズを使用したときに、そのレンズによる有
効撮影光束が遮光枠を通過してアパーチャーに直接指向
しない有害光の反射を防止する反射防止部材を備えたか
ら、レンズホルダの切換えに応じて有効撮影光束の広が
りが変わることに起因するゴーストやフレアーを確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観を
示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の分解斜視図である。
【図3】レンズ切換え機構の分解斜視図である。
【図4】ファインダ倍率変更機構の分解斜視図である。
【図5】テレ撮影時の有効画角範囲を示した説明図であ
る。
【図6】ワイド撮影時の有効画角範囲を示した説明図で
ある。
【図7】レンズ切換え機構の動作を順に示した説明であ
り、(A)はワイド撮影位置、(B)は中間位置、
(C)はテレ撮影位置の状態をそれぞれ示している。
【図8】ファインダ倍率変更機構の動作を順に示した説
明であり、(A)はワイド撮影位置、(B)はテレ撮影
位置の状態を示している。
【図9】レンズホルダの回転を規制する規制部材の別の
実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 レンズ付きフイルムユニット 36 レンズ切換え機構 38 レンズホルダ 40 ワイド撮影用レンズ 41 テレ撮影用レンズ 49 ワイド撮影レンズ用の絞り開口 50 テレ撮影レンズ用の絞り開口 63 対物レンズ 64 移動レンズ 65 接眼レンズ 73 ファインダ倍率変更機構 74 連動レバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離が異なる第1及び第2レンズを
    保持し、撮影光軸と垂直な面内で回動自在に設けられた
    レンズホルダ及び、前記第1及び第2レンズがそれぞれ
    撮影光軸上に位置決めされる第1及び第2位置の間でレ
    ンズホルダを回動させる外部操作部材とを備えたレンズ
    切換え機構と、 撮影光軸の上方で前記レンズホルダに連結され、レンズ
    ホルダが第1及び第2位置に回動されることに連動して
    ファインダ光学系を第1及び第2レンズに対応したファ
    インダ倍率に変更するファインダ倍率変更機構とを備え
    たことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダの回動軸は、撮影光軸
    の下方に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 ファインダ光学系は、対物レンズと接眼
    レンズとこれらの間に移動自在に設けられた移動レンズ
    とから構成され、前記ファインダ倍率変更機構は、前記
    移動レンズをファインダ光軸に沿って移動させることを
    特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフイルムユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 前記外部操作部材は、レンズホルダの回
    転中心と、第1或いは第2レンズとの間に位置するよう
    にレンズホルダに取り付けられたつまみであり、このつ
    まみは、レンズホルダの前面を覆うカバーに形成された
    スロットを通って外部に露呈されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3何れか記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記レンズ切換え機構は、レンズホルダ
    の一部に当接してレンズホルダを第1及び第2位置に位
    置決めする規制部材と、レンズホルダに一端が保持さ
    れ、死点位置を超えて移動することによってレンズホル
    ダをそれぞれ前記規制部材に向けて付勢する第1トグル
    バネとを含むことを特徴とする請求項1乃至4何れか記
    載のレンズ付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記規制部材は、レンズホルダにその回
    転域に沿って設けられた長穴と、前記長穴に係合してお
    り、レンズホルダの回動によってその回動方向に沿った
    前記長穴の両縁のうちの何れか一方に当接してレンズホ
    ルダを第1又は第2位置に位置決めする係合部材とから
    構成されていることを特徴とする請求項5記載のレンズ
    付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 死点位置を含む第1トグルバネの移動域
    と、撮影開口を開閉するために揺動するシャッタ羽根の
    開閉域とは、撮影光軸に関して互いに逆側になっている
    ことを特徴とする請求項5又は6記載のレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記レンズホルダの背面に摺接するレン
    ズホルダの回動支持面に、前記第1トグルバネが移動し
    たときにそのコイル部が入り込む凹部を形成したことを
    特徴とする請求項7記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記ファインダ倍率変更機構は、撮影レ
    ンズの上方でレンズホルダの縁に形成された係合部に一
    端が係合し、レンズホルダの回動によって揺動して他端
    で移動レンズを光軸方向に移動させる連動レバーと、移
    動レンズの移動域の両端でそれぞれ移動レンズの一部に
    当接して移動レンズを第1又は第2の変倍位置で停止さ
    せる第1及び第2の移動レンズ規制部材と、前記連動レ
    バーに一端が保持され、死点位置を超えて移動すること
    によって移動レンズをそれぞれ第1又は第2の移動レン
    ズ規制部材に向けて付勢する第2トグルバネとから構成
    されていることを特徴とする請求項3乃至8何れか記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  10. 【請求項10】 前記レンズホルダをそれぞれ第1又は
    第2位置に向けて回転させる途中で、前記連動レバーは
    第2トグルバネの付勢によって揺動してその他端により
    移動レンズをそれぞれ第1又は第2の変倍位置に移動さ
    せ、レンズホルダがそれぞれ第1又は第2位置に回転し
    たときには、連動レバーの一端とレンズホルダの係合部
    との係合が解除されることを特徴とする請求項9記載の
    レンズ付きフイルムユニット。
  11. 【請求項11】 レンズホルダの回動に連動し、レンズ
    ホルダが第1又は第2の位置に位置決めされたときにレ
    リーズ操作を許容し、レンズホルダが第1及び第2位置
    との間にあるときにはレリーズ操作を禁止するレリーズ
    ロック手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし1
    0何れか記載のレンズ付きフイルムユニット。
  12. 【請求項12】 フイルム面からの距離が異なる第1及
    び第2の絞り開口の前面にそれぞれ前記第1及び第2レ
    ンズを保持したレンズホルダを用い、撮影開口とフイル
    ム直前に設けられたアパーチャーとの間を光密に保つ暗
    箱内に、フイルム面から遠い方の絞り開口の前面に配置
    された第1レンズによる有効撮影光束に対応させたサイ
    ズの開口をもった遮光枠を設けるとともに、暗箱の内壁
    には、フイルム面に近い方の絞り開口の前面に配置され
    た第2レンズを使用したときに前記遮光枠を通過した後
    にアパーチャーに直接指向しない有害光の反射を抑える
    反射防止部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし
    11何れか記載のレンズ付きフイルムユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1607783A1 (en) * 2004-06-14 2005-12-21 Fujinon Corporation Lens changeover device for a camera
JP2006184572A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Kyocera Corp 電子機器及びそのスイッチ機構の切換え方法

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