JP3865298B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ンズ付きフイルムユニット関するものである。
【0002】
【従来の技術】
予め写真フイルムが装填された1回使用型の簡易型カメラとして、レンズ付きフイルムユニットが知られている。このレンズ付きフイルムユニットでは、徹底した低コスト化が図られ、装置自体の構造が簡単化されている。このため、レンズ付きフイルムユニットでは、閉じ位置にバネ付勢された1枚構成のシャッタ羽根を開き方向に蹴飛ばしてシャッタ開閉を行う、いわゆる蹴飛ばし式のシャッタ装置が使用されている。このようなシャッタ装置を備えたレンズ付きフイルムユニットに付加する露出調節機構として、シャッタ羽根とは別に、小絞り開口が形成された絞り板を設け、この絞り板を測光値に応じて移動させて絞り切り替えを行う絞り切替機構を組み込むことが検討されている。
【0003】
この絞り板は、小絞り開口が光路上に挿入される位置と、光路外に退避される位置との間で移動自在に取り付けられ、ソレノイドの駆動を制御することによって絞り板を移動させ、絞りの切り替えが行われる。このソレノイドは、シャッタボタン操作で開始される被写体光量の検出値に応じて作動するように組み込まれている。これにより、簡単な構造で露出調節が可能になる。
【0004】
一方、レンズ付きフイルムユニットでは、上述した低コスト化の必要性から、撮影レンズの構成においても、非常に簡単な構成になっており、一般に1〜2枚のレンズから構成され、最近では収差補正に有利である点から、2群2枚構成のものが主に用いられる。このような2群2枚構成の撮影レンズは、一定径の開放絞りの前方に形成された略円筒形のレンズホルダに、大口径の第1レンズが物体側、小口径の第2レンズが像面側という配置で保持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、2群2枚構成の撮影レンズが組み込まれたレンズ付きフイルムユニットに、上述の絞り切替機構を組み合わせる場合、レンズホルダ周辺の構造上から、小絞り開口が形成された絞り板を2枚のレンズ同士の間に挿入して、小絞り開口を開放絞りの前面側に配置することが、高画質を実現するととともに、コンパクト化を図る点からも望ましい。ところが、レンズ同士の間に絞り板を挿入する構造とした場合、絞り板の先端部がレンズ面と干渉して、傷を付けてしまうことが懸念されている。また、レンズ面と干渉しないように、絞り板の光軸方向に対する位置決めを行う部材を配置することが考えられるが、部品点数増加、及びコンパクト化に不利となるため好ましくない。
【0006】
上記課題を解決するために、レンズ面と干渉せずに、レンズ同士の間に絞り板を挿入できる構造を持つとともに、絞り板の光軸方向に対する位置決めを行うことができ、確実に絞りを切り替えることができるレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、写真フイルムが予め装填されたユニット本体を有し、前記ユニット本体は、撮影レンズ、シャッタ機構、及び小径の絞り開口を形成した絞り板を含み、前記撮影レンズに近接し、かつ光軸と垂直な面内で前記絞り板を移動させ、前記絞り開口が撮影レンズの撮影光路上に位置する小絞り位置と、前記絞り開口が前記撮影光路上から退避する大絞り位置との間で絞りを切り替える露光装置が組み込まれるレンズ付きフイルムユニットにおいて、絞り板に対面する前記レンズの一方の面に、絞り板に向かって一定高さで突出した突条を一体に形成し、この突条の先端に絞り板を摺接させて、絞り板の光軸方向での位置決めを行っている。
【0008】
請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットでは、前記撮影レンズを保持するレンズホルダ内に、光路を制限してフレアの発生を抑えるフレアストッパーを、前記絞り板の他方の面に対面するように組み込み、前記突条の先端とフレアストッパーとの間で絞り板を移動させている。
【0009】
請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットでは、前記突条はフレアストッパーで制限された光路の外側に円環状に設けられ、前記撮影レンズとフレアストッパーとの間には前記突条の高さ以上の厚みを有する馬蹄形をしたスペーサが前記突条を取り囲むように組み込まれ、前記スペーサの両端間に形成される隙間を通過するように、前記絞り板を移動させている。
【0010】
請求項4記載のレンズ付きフイルムユニットでは、撮影レンズ、スペーサ及びフレアストッパーが保持される略円筒形状のレンズホルダを一体に形成したレンズ鏡胴部と、前記レンズ鏡筒部の前面側を覆うように装着されるレンズ押さえプレートとが設けられ、前記撮影レンズには、その外周面から撮影光軸方向と直交する方向に突出する凸部を一体に形成しており、前記レンズホルダ又はレンズ押さえプレートに形成された凹部に前記凸部が嵌合して、撮影レンズが撮影光軸の回りを回転しないように位置決めしている。
【0011】
請求項5記載のレンズ付きフイルムユニットでは、前記撮影レンズ、スペーサ及びフレアストッパーが保持される略円筒形状のレンズホルダを一体に形成したレンズ鏡胴部と、前記レンズ鏡筒部の前面側を覆うように装着されるレンズ押さえプレートとが設けられ、そのレンズ押さえプレートには、その内面側から撮影光軸方向に沿って突出する略円筒形状の押圧用突条が一体に形成されており、前記押圧用突条が前記撮影レンズの平面部に当接して、撮影レンズを前記レンズホルダに保持させている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット2の正面の外観を示す斜視図である。このレンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆う外装用のラベルシート4とから構成されている。ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5、対物側ファインダ窓6、ストロボ発光部7、ストロボ充電切替スイッチ8、測光装置9等が設けられている。また、ユニット本体3の上面には、レリーズボタン11、残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓12、ストロボ充電表示用のライトガイド13が形成されている。さらに、ユニット本体3の背面側には、巻上げノブ14、接眼側ファインダ窓などが露呈される。
【0013】
図2に示すように、ユニット本体3は、露光装置16、ストロボ装置17等が組み込まれる本体基部19と,その本体基部19の前後を覆うように取り付けられる前カバー20、及び後カバー21とから構成されている。前カバー20には、撮影レンズ5、対物側ファインダ窓6、ストロボ発光部7、ストロボ充電切替スイッチ8、測光装置9等を露呈するための開口が形成されている。
【0014】
後カバー21は、本体基部19の背面を覆い、本体基部19との間にフイルムロール室23からアパーチャの背後を通ってカートリッジ収納室22に至るまでのフイルム通路を形成する。このフイルム通路を通って写真フイルム24がフイルムロール室23からカートリッジ収納室22の内部に装填されたフイルムカートリッジ25に収納される。また、後カバー21には、その底部に底蓋21a,21bが形成されており、これらの底蓋21a,21bによってカートリッジ収納室22とフイルムロール室23の底部が光密に閉じられる。カートリッジ収納室22の底蓋21aは開閉自在にされており、撮影済の写真フイルム24を全て収納したフイルムカートリッジ25を取り出す際の取り出し蓋を兼ねている。
【0015】
本体基部19には、左右にカートリッジ室22とフイルムロール室23とが一体に形成されており、それらの間に露光装置16が設けられている。また、露光装置16とフイルムロール室23との間には、ストロボ装置17が爪結合により取り付けられる。また、カートリッジ室22及びフイルムロール室23には、フイルムカートリッジ25と写真フイルム24をロール状にしたフイルムロール24aとがそれぞれ装填される。このカートリッジ室22の上部には巻上げノブ14が回動自在に配置され、その下部に一体に設けられた軸部材がカートリッジ室22に収納されたフイルムカートリッジ25のスプールに係合される。この巻上げノブ14を図中反時計方向に回動させることにより、撮影済の写真フイルム24がフイルムカートリッジ25内に巻き上げられる。
【0016】
ストロボ装置17は、回路基板30にストロボ発光部7、メインコンデンサ31、電池32、シンクロスイッチ33、絞り制御機構34等を組み付けてユニット化したものである。ストロボ充電切替スイッチ8が上方に向けてスライドされると、回路基板30上に設けられた金属接片35がONとなりメインコンデンサ31への充電が開始される。このストロボ装置17は、シャッタ機構を作動させたときに回動するシャッタ羽根36の押圧片36c(図3参照)によりシンクロスイッチ33が短絡し、ストロボ光を発光させるようになっている。また、ストロボ充電切替スイッチ8を上方にスライド操作すると、ライトガイド13の一部がユニット本体3から突出するようになっている。
【0017】
絞り制御機構34は、測光スイッチ38、絞り切替レバー39、ソレノイド40、ストッパー41、及び測光装置9からなる。これらのうち、測光装置9を除く部品は、シンクロスイッチ33とともに保持部材42に組み付けられ、ユニットの状態で回路基板30に取り付けられる。
【0018】
絞り切替レバー39は、詳しくは図3に示すように、長手方向が撮影光軸と直交するように配置されており、後述する絞りレバー44に当接する突部39aと、後述するチャージレバー45(図5参照)に係止される被係止突起39bと、嵌合穴39cとが形成されている。嵌合穴39cは、シンクロスイッチ33に一体に形成された回動軸33aに回動自在に嵌合する。絞り切替レバー39は、嵌合穴39cが回動軸33aに嵌合してシンクロスイッチ33に取り付けられ、さらにそのシンクロスイッチ33が保持部材42に取り付けられる。また回動軸33aの先端部には抜け止め部材47が取り付けられ、絞り切替レバー39が回動軸33aから離脱することを防止する。さらに絞り切替レバー39には、バネ48が取り付けられ、このバネ48により絞り切替レバー39は図中時計方向に付勢され、バネ48の付勢により突部37aが絞りレバー44を押圧する。バネ48は、絞りレバー44を付勢する後述のバネ49よりも大きい付勢力を持つように設定されており、絞りレバー44をバネ49による付勢力に抗して図中反時計方向に回動させる。
【0019】
絞り切替レバー39の先端部下方には、ストッパー41が配置されている。ストッパー41は嵌合穴41aと、嵌合穴41aから上方へ突出する突部41bと、嵌合穴41aの中心方向と平行に配置される嵌合部41cとからなる。嵌合部41cは、ストッパー41の背後に配置されるソレノイド40の可動鉄心40aと回動自在に嵌合する。ストッパー41は、嵌合穴41aが保持部材42に形成された軸部(図示せず)と回動自在に嵌合し、嵌合部41cが可動鉄心40aと嵌合することによって、絞り切替レバー39が回動する軌道上に突部41bの先端が突出する回動阻止位置と、軌道上から退避する阻止解除位置との間で回動自在に取りつけられる。
【0020】
ソレノイド40は、可動鉄心40aと、コイル40bと、コイル40bを保持する保持枠40cと、バネ40dとからなる。保持枠40cは保持部材42に形成された係止部(図示せず)に係止されることにより保持部材42に保持される。可動鉄心40aは、コイル40b内をスライド自在に取りつけられ、バネ40dによりコイル40bの下方へ突出するように付勢されている。このソレノイド40はコイル40bに通電を行うことにより、可動鉄心40aを吸引する磁力を発生するタイプであり、このコイル40bへの通電は、測光装置9による測光値により制御回路を介して行われる。測光装置9による被写体光量の測光値が設定値よりも小さい場合にのみ、コイル40bへの通電が行われて可動鉄心40aがコイル40b内に引き込まれる。
【0021】
測光装置9は、受光素子50、受光素子ケース51、及びプロテクタ52から構成される。受光素子ケース51は、受光素子50を収納して回路基板30に取り付けられ、前面に形成された導光開口51aから、受光素子50の前面に形成される受光面の一部分のみを外部に露呈させる。受光素子50は、回路基板30に形成された回路パターンにハンダ付けにより接続され、測光スイッチ40がオンとなったときには、被写体光量を測光する。透明な樹脂で成形されたプロテクタ52は、導光開口51aの前面側に取り付けられ、受光素子50、及び受光素子ケース51を保護する。
【0022】
露光装置16は、本体基部19のほぼ中央に設けられている。本発明の絞り切替装置は、この露光装置16に組み込まれる撮影レンズ5、レンズ鏡胴部53、絞り板54、及びシャッタ機構55などと、上述した絞り制御機構34とからなる。また、露光装置16には、フイルム巻き止め機構、残り撮影可能コマ数を表示するためのカウンタ機構、ファインダなどが組み込まれており、これらを暗箱56に組み付けてユニット化されている。この暗箱56の前面には、シャッタ羽根36、レンズ鏡胴部53の順で取り付けられる。
【0023】
図3に示すように、シャッタ羽根36は、1枚のセクタ羽根で構成されており、暗箱56に設けられたピン56aに回動自在となるように取り付けられる。シャッタ羽根36は、通常はバネ57の付勢によって、羽根部36aがシャッタ開口58を塞ぐ閉じ位置に保持され、撮影時にはレリーズボタン11の押圧に連動して動作するシャッタレバー59(後述)により取付部36bの先端が蹴飛ばされ、シャッタ開口58を開放する開き位置(図中時計方向)に回動する。その後、バネ57の付勢によってシャッタ羽根36は閉じ位置に戻るが、このシャッタ羽根36の回動の間にシャッタ開口57が開かれて露光が行われる。また、シャッタ羽根36には、ストロボ装置17に設けられたシンクロスイッチ33を押圧する押圧片36cが形成されている。シャッタ羽根36がシャッタ開口58を全開する全開位置に来たときに、押圧片36cがシンクロスイッチ33をオンする。
【0024】
レンズ鏡胴部53には、暗箱56の前面側を覆う略板形状のベースプレート部60と、そのベースプレート部60のほぼ中心に配置され、開放絞りとなる開口61と、その開口61の前方に一体に形成された略円筒形状のレンズホルダ62と、レンズホルダ62の周りを囲むように形成された略矩形枠状の突出部63と、ベースプレート部60から前方に突出して設けられ、絞りレバー44が回動自在に嵌合する回動軸64とが形成されている。レンズホルダ62に保持される撮影レンズ5は、第1レンズ65、第2レンズ66の2枚のレンズから構成される。第1レンズ65には、物体側が凸面となる大口径のレンズが用いられ、第2レンズ66には、像面側が凸面となる小口径のレンズが用いられている。
【0025】
図4の要部断面図に示すように、レンズホルダ62には、撮影レンズ5の光軸方向に沿って、物体側から像面側に向かって第1レンズ65、フレアストッパー67、スペーサ68、第2レンズ66の順番となるように保持されている。スペーサ68は、馬蹄形をしており、フレアストッパー67とともに、第1レンズ65及び第2レンズ66の間に挟まれて、光軸方向において2枚のレンズ間の距離を一定にするように位置決めを行う。そして、このスペーサ68の前端から後端までの間隔で形成された隙間を通過するように絞り板54が移動する。
【0026】
レンズ鏡胴部53の前面側には、レンズ押さえプレート69が取り付けられる。レンズ押さえプレート69は、撮影レンズ5の前面側を覆う前面壁70と、前面壁70に形成され、撮影レンズ5を露呈させるレンズ用開口71と、前面壁70から後方へ連続し、突出部63の外側を覆うように一回り大きい略矩形枠状に形成された壁面部72と、前面壁70の内面側でレンズホルダ62の外径に合わせた内径を持つ円筒部73と、前面壁70の内面側で円筒部73の内側に形成された円環状のリブ74と、ベースプレート部60の上下端部に形成された係止爪60aに係止される係止穴75と、ベースプレート部60に形成されたピン60bに係合する係合穴76とからなる。
【0027】
円筒部73及びリブ74は、詳しくは図5に示すように、撮影レンズ5に面する側でレンズホルダ62に対応する位置に、光軸方向に沿って突出するように形成されており、リブ74は、レンズ用開口71よりも一回り大きく、第1レンズ65の外周部65aに向かいあうように配置されている。図4に示すようにリブ74が外周部65aを押さえ付けており、撮影レンズ5は、フレアストッパー67及びスペーサ68とともに、レンズ押さえプレート69と、レンズ鏡胴部53との間に挟み込まれて保持されている。従来のレンズ押さえプレートでは、レンズ用開口71の周辺に複数の突起を設け、この突起により撮影レンズを押さえ付けていたが、このような構造のレンズ押さえプレートの場合、レンズ用開口71から入り込んだ砂粒等の異物が突起間の隙間を通過して内部へ進入してしまうという問題があった。しかし、上述したように本発明ではレンズ押さえプレート69に設けられた円環状のリブ74で第1レンズ65を押さえ付けており、第1レンズ65とリブ74との間には、ほとんど隙間がないので、異物が内部へ進入することがない。
【0028】
レンズ押さえプレート69は、係止穴75が係止爪60aに係止され、係合穴76がピン60bと係合することにより、レンズ鏡胴部53に取り付けられて、壁面部72が突出部63の外側に被せられる。これにより、レンズ鏡胴部53の内部を密閉する。また、円筒部73と、レンズホルダ62の先端側が嵌合し、撮影レンズ5とレンズ用開口71の中心が位置決めされる。
【0029】
スペーサ68には、後述する絞り板54の先端部外周の形状に合わせた切り欠き部68aと,レンズホルダ62の内周面に合わせた外径を持つ外周面68bと、レンズホルダ62のスリット62aに挿入される凸部68cとが形成されている。凸部68cは、外周面68bから突出するように、2箇所に形成されている。この凸部68cがレンズホルダ62のスリット62aに挿入されることにより、スペーサ68は、レンズホルダ62の内部で撮影光軸の回りを回転することなく位置決めされる。また、レンズホルダ62及び突出部63の一部にも、切り欠き部62b及び63aが形成されている。突出部63の切り欠き部63aから絞り板54が入り込み、その大部分がレンズ鏡胴部53の内部に配置される。さらに、レンズホルダ62の切り欠き部62bから絞り板54の先端部がレンズホルダ62内へ入り込み、絞りが切り替えられる。
【0030】
フレアストッパー67は、軸外光線の光路を制限して、フレアーの発生を抑えるとともに、切り欠き部62aからレンズホルダ62内へ進入した絞り板54の前面と摺接する。これにより、絞り板54の光軸方向に対する位置決めが行われる。
【0031】
第1レンズ65には、略円板形状の外周面65bから光軸方向と直交する方向に突出する凸部65cが形成されている。この凸部65cは、レンズホルダ62の切り欠き部62bに嵌め込まれるので、第1レンズ65は光軸の回りを回転しないように位置決めされる。なお、凸部65cが嵌め込まれて第1レンズ65の位置決めをする箇所は、レンズホルダ62の切り欠き部62bに限るものではなく、例えば図5に示すようなレンズ押さえプレート69の円筒部73に形成されたスリット部73aでもよく、上述した凸部65cに対応する位置で、凸部65cに合わせた寸法の凹部に形成していればよい。
【0032】
第2レンズ66には、詳しくは図6に示すように、物体側のレンズ面66aの外周部から光軸方向に沿って一定高さで突出する円環状の突条66bが一体に形成されている。突条66bは、切り欠き部62bからレンズホルダ62内へ進入した絞り板54の背面と摺接する。これにより、絞り板54の光軸方向に対する位置決めが行われる。そして、上述したように絞り板54の前面はフレアストッパー67と摺接しており、絞り板54は、突条66bとフレアストッパー67との間で移動する。また、突条66bは、フレアストッパー67により制限された光路の外側に配置されるように、その円環状の位置、直径が形成されており、さらにこの突条66bは、スペーサ68の切り欠き部68a内に入り込み、突条66bを取り囲むように、スペーサ68が組み込まれている。スペーサ68の厚みは突条66bよりも高く、切り欠き部68a内で突条66bと絞り板54とが摺接するのに十分なスペースを形成している。
【0033】
絞り板54は略L字状に形成されており、その先端部にはレンズ鏡胴部53に形成された開口61よりも径が小さい絞り開口76が形成されている。この絞り板54の先端部は、スペーサ68によって第1レンズ65と第2レンズ66との間に形成された隙間に挿入される。
【0034】
絞りレバー44は、軸部材44a、取付部44b、及び当接部44cとからなる。この絞りレバー44は、軸部材44aを貫通して形成された嵌合穴(図示せず)がレンズ鏡胴部53に形成された回動軸64に回動自在に嵌合する。取付部44bには絞り板54が固着される。当接部44cは、軸部材44aの後端部から上方に向かって突出しており、上述した絞り切替レバー39に当接する。絞りレバー44にはバネ49が取り付けられている。このバネ49の付勢により、絞りレバー44と一体に固着された絞り板54が図中時計方向に回動し、その先端部がスペーサ68によって形成された隙間に挿入される。バネ49の付勢により回動した絞りレバー44は、取り付け部44bの上縁(図8参照)が、突出部63と一体に設けられた凸部63bに当接して受け止められる。これにより、絞り板54は絞り開口76が撮影光軸中心になるように位置決めされる。なお、バネ49の付勢を受け止めて絞り板54の位置決めを行う部材は、上述した突出部63と一体に設けられた凸部63bに限るものではなく、絞りレバー44の回転軌道上に突出するように配置されていれば、絞りレバー44周辺のどの部材に設けてもよい。また、絞り板54と絞りレバー44とを一体に形成し、絞り板54自体が凸部63bで受け止められるようにしてもよい。
【0035】
絞り板54は、以下に説明するように、ソレノイド40のコイル40bへの通電によって、その位置が移動される。コイル40bへの通電が断たたれているときには、可動鉄心40aは、上述したようにバネ40dの付勢によりコイル40bの下方へ突出しており、このとき可動鉄心40aに取り付けられているストッパー41は、絞り切替レバー39の回動を阻止する回動阻止位置にある。ストッパー41により回動が阻止された絞り切替レバー39は、バネ48による付勢が停止された状態となり、突部39aが絞りレバー44を押圧しなくなる。絞り切替レバー39による付勢が停止している絞り板54はバネ49の付勢により撮影光軸へ絞り開口76が挿入される小絞り位置にある。
【0036】
コイル40bへの通電が行われているときには、可動鉄心40aはコイル40bからの吸引力により上方へ移動する。このときストッパー41は可動鉄心40aの移動に連動して回動阻止位置から阻止解除位置へと回動する。ストッパー41による回動の阻止が解除された絞り切替レバー39は、バネ48による付勢で絞りレバー44を押圧する。そして、絞り切替レバー39による付勢を受けた絞り板54は、上述した小絞り位置から、絞り開口76が撮影光軸から退避する大絞り位置に回動する。このようにソレノイド40は、ストッパー41を回動させる駆動源として使用される。なお、絞り板54は、上述したようにフレアストッパー67と摺接しながら移動するが、絞り板54が大絞り位置に回動したときでも、絞り板54の先端部がフレアストッパーの外形の内側に留まっており、絞り板54とフレアストッパー67とが常に接して、光軸方向に対する位置決めを行うとともに、絞り板54が光軸と垂直な面内で移動するように位置決めしている。これにより、レンズ鏡胴部53や、レンズ押さえプレート69等の周囲の部品と干渉することがなく、スムーズに移動することができる。
【0037】
図7に示すように、シャッタ機構55は暗箱56の上方に組み込まれる。このシャッタ機構は、巻止めレバー82、シャッタレバー59、ディレイレバー84、チャージレバー45、カム85、ガバナ機構86から構成される。カム85には、円板87と、その下方に半円板状の第1カム88、第2カム89が設けられている。円板87には、巻止めレバー82の係止片82aをロックするための切欠き87aが形成されている。第1カム88は、その外周にシャッタレバー59のフック59bが当接する。第2カム89は第1カム88から所定間隔を置いて形成されており、第2カム89の外周にはディレイレバー84の肩部84dが当接する。このカム85は暗箱56に形成されたボス90に挿通され、その軸部85aの最下端をスプロケット92の係合穴92aに係合するように配置される。撮影済みの写真フイルム24がカートリッジ25へ収納される時には、スプロケット92が写真フイルム24に形成されたパーフォレーションに係合し、図中反時計方向に回転するとともに、カム85も従動回転する。同時に、残り枚数を表示するカウンタ板が回転する。
【0038】
シャッタレバー59は、暗箱56に設けられたピン94に回動自在に取り付けられる。このシャッタレバー58は、シャッタ羽根36の先端を蹴飛ばすための蹴飛ばしアーム59a,カム85の第1カム88と当接するフック59b、ディレイレバー84に係止される突起59cから構成されている。また、シャッタレバー59の上部には、トーションバネ95が設けられており、このトーションバネ95により、シャッタレバー59は図中反時計回りに付勢される。
【0039】
巻止めレバー82は、係止爪82a,突起82b、レリーズ部82c,巻止め部82dから構成され、暗箱56に設けられた軸97に回動自在に取り付けられる。この巻止めレバー82にはトーションバネ98が取り付けられ、図中時計回りに付勢される。巻止めレバー82の突起82bは、ディレイレバー84の係止片84cと当接するように配置されている。係止爪82aはカム85の切欠き87aに入り込むために設けられている。巻き止め部82dは巻止めレバー82が図中時計回りに回転したときに巻上げノブ14の外周部に形成された溝と係合して、巻上げノブ14の回動をロックする。レリーズ部82cはレリーズボタン11が押圧されると、レリーズボタン11の下部に形成された押圧片11aにより押圧され、図中反時計回りに回転する。
【0040】
ディレイレバー84は、回動自在となるように暗箱56の上部に形成された軸96に取り付けられ、ガバナ機構86とともに遅延機構を構成する。このディレイレバー84は、一端にギヤ84aが形成され、このギヤ84aはガバナ機構86のスイッチギヤ100と噛み合っている。このギヤ84aの近傍には、ピン84bが形成されている。このピン84bに取り付けられたトーションバネ99により、ディレイレバー84は図中反時計回りに付勢されている。また、ディレイレバー84の上面には、係止片84cが形成されている。係止片84cは、巻き止めレバー82の突起82bと係止する。また、肩部84dはカム85の第2カム89と当接する。
【0041】
ガバナ機構86は、スイッチギヤ100とアンクル101から構成され、それぞれ暗箱56の上部に配置される。スイッチギヤ100の回転速度はアンクル101によって調節されている。前述したように、スイッチギヤ100はディレイレバー84のギヤ84aと噛み合っており、ディレイレバー84の回転とともに従動する。従って、ガバナ機構86はディレイレバー84の回転速度を調節する調速機構として動作する。図6に示すように、スイッチギヤ100の下部には、扇形状の押圧リブ100aが形成されており、この押圧リブ100aの回動により押圧されたチャージレバー45が図中時計方向に回動する。また、スイッチギヤ100の上部にはピン100bが形成されており、このピン100bの回動により測光スイッチ38と当接し、測光スイッチ38がONとなる。このガバナ機構86により、シャッタレバー58によるシャッタ羽根36の蹴飛ばしが遅延され、その間に測光装置9による測光が行われるとともに、絞り板54の切り替えが確実に行われる。
【0042】
チャージレバー45は略L字状に形成され、その上面に腕部45a及び係止突起45bが形成されている。このチャージレバー45にはトーションバネ103が取り付けられ、図中反時計回りに付勢される。腕部45aは、チャージレバー45の上方に突出し、その先端部には当接面45cが、下端部には被押圧部45dが形成されている。当接面45cは、スイッチギヤ100の側面に当接するように配置されており、上述したようにトーションバネ103の付勢によりチャージレバー45は図中反時計方向に付勢されるが、当接面45cがスイッチギヤ100に当接して回動が停止する。被押圧部45dは、スイッチギヤ100の押圧リブ100aに押圧されて、チャージレバー45をトーションバネ103の付勢に抗して図中時計回りに回動させる。係止突起45bは、絞り切替レバー39の被係止突起39bを係止して絞り切替レバー39を保持する。
【0043】
上述したようなディレイレバー、及びガバナ機構を用いたシャッタ機構については、特願平11−311354号に記載されているものと同様であり、その機能も同様である。
【0044】
次に本実施形態の作用の説明をする。図8はシャッタレリーズ後のシャッタ機構を示したものである。なお、図8、及び図9においては図面の煩雑化を防ぐため、ガバナ機構86のアンクル101、及び各種バネなどを省略している。巻止めレバー82はトーションバネ98により、図中時計方向に付勢されているが、突起82bとディレイレバー84の係止片84cとが当接されるため、巻止め部82dが巻上げノブ14の外周部に形成された溝14aから外れた初期位置に保持されている。一方、チャージレバー45は、トーションバネ103により図中反時計方向に付勢されているが、当接面45cがスイッチギヤ100の側面と当接しており、その回動が停止されている。このとき、チャージレバー45の係止突起45bは、絞り切替レバー39の被係止突起39bから離れた位置にある。
【0045】
写真フイルム24の巻き上げとともにカム85が回転すると、第2カム89がディレイレバー84の肩部84dを押圧する。これにより、ディレイレバー84は時計回りに回転し始める。そして、図9に示すように、ディレイレバー84が所定量回転すると、ディレイレバー84の係止片84cと巻止めレバー82の突起82bとの係合が解除され、巻止めレバー82は時計回りに所定量回転する。そして、写真フイルム24の1コマ分の巻き上げが完了した時点で、係止爪82aがカム85の円板87に形成された切欠き87aに入り込む。このとき同時に、巻止め部82dが巻上げノブ14の外周部に形成された溝14aに入り込み、巻上げノブ14の回動は阻止される。また、ディレイレバー84はバネ99の付勢により、反時計方向に回転しようとするが、巻止めレバー82の突起82bと係止片84cとの係止により、その回転が阻止された状態となる。
【0046】
一方、ディレイレバー84が図中時計方向に回動すると、これに従動して、スイッチギヤ100が図中反時計方向に回転し始める。スイッチギヤ100が所定量回転すると、押圧リブ100aがチャージレバー45の被押圧部45dを押圧して、チャージレバー45を図中時計方向に回動させる。そして、図7に示すように、シャッターチャージされた状態では、押圧リブ100aの外周面に被押圧部45dが当接して、チャージレバー45が保持される。このとき、チャージレバー45の係止突起45bは、絞り切替レバー39の被係止突起39bを係止して、絞り切替レバー39の回動を停止させている。チャージレバー45の係止突起45bにより係止されている絞り切替レバー39は、図10に示すように、絞りレバー44から離れた位置にある。これにより、絞り板54は、絞り切替レバー39からの付勢を受けず、バネ49からの付勢のみを受けており、絞りレバー44の取付部44bが突出部63の凸部63bに当接し、絞り開口76が撮影光軸に挿入される小絞り位置にある。
【0047】
シャッタチャージされた状態でレリーズボタン11が押圧されると、レリーズボタン11の下部に形成された押圧片11aが、巻止めレバー82のレリーズ部82cを押圧する。これにより、巻止めレバー82がバネ98の付勢に抗して図中反時計回りに回転する。そして、ディレイレバー84の係止片84cと巻止めレバー82の突起82bとの係止が解放される。ディレイレバー84はバネ99の付勢により反時計回りに回転する。この回転により、ガバナ機構86のスイッチギヤ101が回転し、ピン100bと測光スイッチ38とが当接して、測光装置9による被写体像の測光が行われる。測光装置9の測光値により、ソレノイド40への通電の有無が決定される。
【0048】
ディレイレバー84が反時計回りに回転すると、押圧リブ100aがチャージレバー45の被押圧部45dの回転軌道から外れるため、バネ103の付勢によりチャージレバー45が図中反時計方向に回転する。これにより、チャージレバー45の係止突起45bと絞り切替レバー39の被係止突起39bとの係止が解除されて、バネ48の付勢により絞り切替レバー39が図中時計方向に回転する。このとき、測光装置9による測光値が所定値よりも大きい場合はソレノイド40への通電が断たれているので、ストッパー41は回動阻止位置にある。係止突起45bによる係止が解除された絞り切替レバー39は、図中時計方向へわずかに回転した後、図11に示すように、ストッパー41により回動が阻止される。ストッパー41により回動が阻止された絞り切替レバー39は、絞りレバー44を押圧しないので、絞り板54は小絞り位置のままである。
【0049】
また、測光値が所定値よりも小さい場合には、ソレノイド40に通電が行われ、図12に示すように、ストッパー41が回動阻止位置から阻止解除位置へと回動する。ストッパー41による回動の阻止が解除された絞り切替レバー39は絞りレバー44を押圧し、図13に示すように、絞り板54を小絞り位置から大絞り位置に回動させる。このとき、絞り板54の背面は、第2レンズ64の突条64bに摺接し、また絞り板54の前面と対面するようにフレアストッパー67が配置され、絞り板54の両面で光軸方向に対する位置決めが行われているので、その先端部がレンズ面64aを傷付けることなく、絞り位置を移動させることができる。
【0050】
一方、絞り板54の切り替えが行われた後、ガバナ機構86により回転速度が調節されたディレイレバー86の端部と、シャッタレバー59の突起59cとの係止が解除され、シャッタレバー59が図中反時計方向に回転し、蹴飛ばしアーム59aによるシャッタ羽根36の蹴飛ばしが行われる。これにより、大絞り位置又は小絞り位置に絞り板54が保持された状態で、写真フイルム24への露光が行われる。このとき、絞り板54が小絞り位置にあるときには、絞り板54と一体に固着された絞りレバー44の取付部44bが突出部63の凸部63bに当接して、絞り開口76が撮影光軸中心になるように位置決めされている。また、第1レンズ65が、レンズホルダ62の切り欠き部62bに嵌め込まれて位置決めされ、さらにレンズ押さえプレート69の円筒部73がレンズホルダ62に嵌合して位置決めされているので、撮影レンズ5の撮影光軸と、絞り開口76とが、確実に位置決めされ、適正な露光量で撮影することができる。
【0051】
上記第1の実施形態では、撮影レンズとして2枚構成のものを使用しているが、本発明はこれに限らず、3枚以上の構成でもよく、1枚構成でもよい。撮影レンズを1枚構成とした本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。上記第1の実施形態と同一の部品又は部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】
図14の分解斜視図、及び図15の要部断面図に示すように、上記第1の実施形態で撮影レンズを構成していた2枚のレンズのうち、像面側に配置されていた第2レンズを省略し、物体側の第1レンズ105のみで撮影レンズを構成している。また、第1の実施形態では、第1レンズ及び第2レンズの間にスペーサが挟み込まれ、そのスペーサに形成された切り欠き部に絞り板54の先端部が挿入される構成になっているが、本実施形態では、絞り板54の先端部に合わせた切り欠き部106aを持つスペーサ106を、レンズホルダ62の底部に一体に形成し、このスペーサ106の切り欠き部106aに絞り板54の先端部が挿入され、絞りが切り替えられる。
【0053】
第1レンズ105は、レンズ押さえ69に形成されたリブ74により外周部105が押しつけられて、レンズ押さえ69とレンズ鏡胴部との間に挟み込まれる。第1レンズ105には、略円板形状の外周面105bから光軸方向と直交する方向に突出する凸部105cが形成されている。この凸部105cは、上記第1の実施形態と同様に、円筒部73に形成されたスリット部73aに嵌め込まれて、第1レンズ105が光軸の回りを回転しないように位置決めされて保持される。
【0054】
さらに、第1レンズ105には、詳しくは、図16に示すように、像面側のレンズ面105dの外周部から光軸方向に沿って突出する円環形状の絞り板摺接用突条105eと、その絞り板摺接用突条105eの外側に形成され、光軸方向に沿って突出する円環状のレンズホルダ当接用突条105fとが一体に形成されている。レンズホルダ当接用突条105fは,レンズホルダ62に一体に形成されたスペーサ106の前面側に当接することにより、第1レンズ105の光軸方向の位置決めを行う。絞り板摺接用突条105eは、切り欠き部62bからレンズホルダ62内へ進入した絞り板54の前面と摺接する。これにより、絞り板54の光軸方向に対する位置決めが行われる。
【0055】
なお、上記第1、及び第2の実施形態では、撮影レンズと一体に形成され、絞り板と摺接する突条として、円環状のものを例に上げているが本発明は、これに限るものではなく、一定の高さで突出し、絞り板と摺接する突条であれば、どのような形状でもよい。
【0056】
また、上記実施形態では被写体光量に応じてソレノイドを駆動させ、小絞り位置と、大絞り位置との間で絞り板を移動させる絞り切替機構が組み込まれているが、本発明はこれに限るものではなく例えば、特願2000−280538号で提案されているような、ストロボ充電切替スイッチ8の手動操作に連動させて、絞り板の位置を移動させ、通常撮影時には、絞り板を少絞り位置に保持し、ストロボ撮影時には、大絞り位置に移動させる絞り切替機構を組み合わせるようにしてもよいし、少絞り位置と、大絞り位置とを選択して操作する絞り切替スイッチを独立して設け、このスイッチの手動操作に連動させるようにしてもよい。
【0057】
さらに、上記例では、本発明をレンズ付きフイルムユニットに実施した例で説明したが、コンパクトカメラなどに使用してもよい。また、写真フイルムとして135型のカートリッジで説明したが、これ以外でもよく、例えばIX240型のカートリッジを使用してもよい。
【0058】
なお、上記第1、第2の実施形態では、レンズホルダに形成された絞り開口よりも径の小さい小絞り開口を絞り板に設け、撮影光路上に小絞り開口が挿入される第1の位置と、撮影光路状から小絞り開口が退避される第2の位置との間で切り替える方式としたが、絞り板に大小2つの絞り開口を設け、撮影光路上に小絞り開口が挿入される第1の位置と、撮影光路上に大絞り開口が挿入される第2の位置との間で切り替える方式にすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、絞り板に対面する撮影レンズの一方の面に、絞り板に向かって一定高さで突出した突条を一体に形成し、この突条の先端に絞り板を摺接させて、絞り板の光軸方向での位置決めを行っているので、絞り板がレンズ面を傷付けることがなく、確実に絞り板の位置を切り替えることができる。さらに、請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットでは、撮影レンズを保持するレンズホルダ内に、光路を制限してフレアの発生を抑えるフレアストッパーを、絞り板の他方の面に対面するように露光装置に組み込み、前記突条の先端とフレアストッパーとの間で絞り板を移動させているので、光軸方向の位置決めがさらに正確になっている。
【0060】
また、請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットでは、前記突条はフレアストッパーで制限された光路の外側に円環状に設けられ、前記撮影レンズとフレアストッパーとの間には前記突条の高さ以上の厚みを有する馬蹄形をしたスペーサが前記突条を取り囲むように組み込まれ、前記スペーサの両端間に形成される隙間を通過するように、前記絞り板を移動させているので、スペーサ、フレアーストッパー、レンズの突条のそれぞれが干渉することがなく、絞りを切り替えることが可能であり、かつスペースを有効に利用している。
【0061】
請求項4記載のレンズ付きフイルムユニットでは、前記撮影レンズ、スペーサ及びフレアストッパーが保持される略円筒形状のレンズホルダを一体に形成したレンズ鏡胴部と、前記レンズ鏡筒部の前面側を覆うように装着されるレンズ押さえプレートとが設けられ、前記撮影レンズには、その外周面から撮影光軸方向と直交する方向に突出する凸部を一体に形成しており、前記レンズホルダ又はレンズ押さえプレートに形成された凹部に前記凸部が嵌合して、撮影レンズが撮影光軸の回りを回転しないように位置決めしているので、撮影レンズの光軸と絞り開口との中心などがずれることなくより正確に位置決めされることになる。
【0062】
請求項5記載のレンズ付きフイルムユニットでは、レンズ押さえプレートに、その内面側から撮影光軸方向に沿って突出する略円筒形状の押圧用突条を一体に形成し、前記押圧用突条が前記撮影レンズの平面部に当接して、撮影レンズを前記レンズホルダに保持させているので,撮影レンズとレンズ押さえプレートとの間にほとんど隙間がなくなり、異物の進入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。
【図3】露光装置の分解斜視図である。
【図4】露光装置の要部断面図である。
【図5】レンズ押さえプレート、及び第1レンズを背面から見た斜視図である。
【図6】絞り板、及び第2レンズを示す外観斜視図である。
【図7】シャッタ機構の構成を示す分解斜視図である。
【図8】シャッタ機構の要部を示す概略図であり、シャッタレリーズ直後の状態を示すものである。
【図9】シャッタ機構の要部を示す概略図であり、ディレイレバー、及びチャージレバーがチャージされた状態を示すものである。
【図10】絞り制御機構の要部を示す概略図であり、チャージレバーがチャージされた状態を示すものである。
【図11】図10の状態の後、被写体が明るかったときの状態を示すものである。
【図12】図10の状態の後、被写体が暗かったときの状態を示すものである。
【図13】図12の状態の後、写真フイルムに露光が行われるときの状態を示すものである。
【図14】本発明の第2の実施形態における露光装置の分解斜視図である。
【図15】図14に示す露光装置の要部断面図である。
【図16】図14に示す露光装置に組み込まれる撮影レンズを背面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
5 撮影レンズ
8 ストロボ
9 測光装置
16 露光装置
34 絞り制御機構
36 シャッタ羽根
53 レンズ鏡胴部
54 絞り板
62 レンズホルダ
65、105 第1レンズ
65b、105b 外周部
65c、105c 凸部
66 第2レンズ
66a レンズ面
66b リブ
69 レンズ押さえプレート
73 円筒部
73a スリット部
74 リブ
76 絞り開口

Claims (5)

  1. 写真フイルムが予め装填されたユニット本体を有し、前記ユニット本体は、撮影レンズ、シャッタ機構、及び小径の絞り開口を形成した絞り板を含み、前記撮影レンズに近接し、かつ光軸と垂直な面内で前記絞り板を移動させ、前記絞り開口が撮影レンズの撮影光路上に位置する小絞り位置と、前記絞り開口が前記撮影光路上から退避する大絞り位置との間で絞りを切り替える露光装置が組み込まれるレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    絞り板に対面する前記レンズの一方の面に、絞り板に向かって一定高さで突出した突条を一体に形成し、この突条の先端に絞り板を摺接させて、絞り板の光軸方向での位置決めを行うことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
  2. 前記露光装置は、前記撮影レンズを保持するレンズホルダ内に、光路を制限してフレアの発生を抑えるフレアストッパーを、前記絞り板の他方の面に対面するように組み込み、前記突条の先端とフレアストッパーとの間で絞り板を移動させることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット
  3. 前記突条はフレアストッパーで制限された光路の外側に円環状に設けられ、前記撮影レンズとフレアストッパーとの間には前記突条の高さ以上の厚みを有する馬蹄形をしたスペーサが前記突条を取り囲むように組み込まれ、前記スペーサの両端間に形成される隙間を通過するように、前記絞り板を移動させることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイルムユニット
  4. 前記撮影レンズ、スペーサ及びフレアストッパーが保持される略円筒形状のレンズホルダを一体に形成したレンズ鏡胴部と、前記レンズ鏡筒部の前面側を覆うように装着されるレンズ押さえプレートとが設けられ、前記撮影レンズには、その外周面から撮影光軸方向と直交する方向に突出する凸部を一体に形成しており、前記レンズホルダ又はレンズ押さえプレートに形成された凹部に前記凸部が嵌合して、撮影レンズが撮影光軸の回りを回転しないように位置決めすることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載のレンズ付きフイルムユニット
  5. 前記撮影レンズ、スペーサ及びフレアストッパーが保持される略円筒形状のレンズホルダを一体に形成したレンズ鏡胴部と、前記レンズ鏡筒部の前面側を覆うように装着されるレンズ押さえプレートとが設けられ、そのレンズ押さえプレートには、その内面側から撮影光軸方向に沿って突出する略円筒形状の押圧用突条が一体に形成されており、前記押圧用突条が前記撮影レンズの撮影光路の外側に当接して、撮影レンズを前記レンズホルダに保持させることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載のレンズ付きフイルムユニット
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