JP4071992B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の撮影モードの選択を行うことのできるレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製造時に写真フイルムが装填されたレンズ付きフイルムユニットがある。初期のレンズ付きフイルムユニットは、ストロボの発光量や絞り値、シャッタ速度等が固定化されていた。そのため、適切な露出で撮影を行うことのできる撮影条件が限られていた。
【0003】
レンズ付きフイルムユニットの普及に伴い、様々な撮影条件下において高画質な撮影を行いたい、というユーザーの要求が増えている。これを実現するために、例えば、特開平09−015693号公報,特開平08−184944号公報記載の発明がなされている。
【0004】
特開平09−015693号公報記載のレンズ付きフイルムユニットは、ストロボ使用時に絞りを大絞りに切り替えている。また、特開平08−184944号公報記載のレンズ付きフイルムユニットは、ストロボ使用時にシャッタ速度を遅くしている。これらの発明では、発光量の小さなストロボでも充分な露光量を得ることができ、より自然光を生かした撮影を行うことができる。
【0005】
上記2件のレンズ付きフイルムユニットでは、日中ストロボ撮影時に露光オーバーが発生する。これを解決するために、ストロボOFF及び小絞りの日中撮影モードと、ストロボON及び大絞りの夜間シンクロ撮影モードと、ストロボON及び小絞りの日中シンクロ撮影モードと備えたレンズ付きフイルムユニットが、特開2001−215599号公報に記載されている。
【0006】
上記レンズ付きフイルムユニットでは、スライド式の操作部材によって、日中撮影モードと夜間シンクロ撮影モードとの間が切り替えられ、押しボタン式の操作部材によって、日中シンクロ撮影モードが選択されるようになっている。また、ユーザーがモード選択を誤らないようにするため、夜間シンクロ撮影モードと日中シンクロ撮影モードとの間の切り替えが制限されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
撮影モードを多数備えたレンズ付きフイルムユニットならば、様々な撮影条件下での撮影に対応することができる。しかしながら、写真撮影に対する知識に乏しいユーザーは、適切なモードを選択することができないことがある。
【0008】
例えば、上記特開2001−215599号公報記載のレンズ付きフイルムユニットでは、夜間シンクロ撮影モードと日中シンクロ撮影モードとのどちらを選択するか迷いが生じてしまう。この場合、日中撮影モードの選択に使用されるスライド式の操作部材が操作されて、夜間シンクロ撮影モードが選択されることが多い。そのため、多数の撮影モードを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいても、露光オーバーの発生が懸念される。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、撮影モードの誤選択が発生しにくい撮影モード選択装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明の撮影モード選択装置は、日中撮影モードにセットする第1操作位置と、日中シンクロ撮影モードにセットする第2操作位置と、夜間シンクロ撮影モードにセットする第3操作位置との間で移動自在な操作部材を設けた。そして、第1操作位置と第3操作位置との間で操作部材を移動させる際に、必ず第2操作位置を経由させることで、モード選択に迷った時には日中シンクロ撮影モードが選択されるようにしたものである。
【0011】
また、操作部材が第1操作位置から第2操作位置へと移動する際の移動動作と、第2操作位置から第3操作位置へと移動する際の移動動作とを変えるようにしてもよい。更には、操作部材を第2操作位置でロックするロック手段を設け、操作部材を第2操作位置から第3操作位置へと移動させる際に、ロック手段のロック解除操作を行うようにすることもできる。
【0012】
更に、第1操作部材と第2操作部材との二つの操作部材を使用し、日中撮影モードと日中シンクロ撮影モードとの間のモード選択と、夜間シンクロ撮影モードのセットとを別々の操作部材で行うようにすることもできる。この場合、第1操作部材によって日中シンクロ撮影モードが選択されている時にのみ、夜間シンクロ撮影モードのセットを行えるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの外観形状を示す斜視図である。レンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3の製造時に装填されたフイルムパトローネと、ユニット本体3の外周に巻き付けられるようにして貼付されるラベル4とからなる。ラベル4には、ユニット本体3の各部を露呈させるための開口が形成されている。
【0014】
ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5,ファインダ6,ストロボ発光部7,撮影モード選択部8等が設けられている。ユニット本体3の上面には、シャッタボタン9,カウンタ表示窓10,シグナル用開口11等が設けられている。ユニット本体3の背面からは、撮影後のフイルム巻き上げに用いられる巻上げノブ12の一部が露呈されている。
【0015】
撮影モード選択部8は、ユニット本体3の前面に形成された操作開口14と、この操作開口14内で移動自在とされた略小判形状の操作部材15とからなる。操作部材15は、操作開口14内の下方に位置する第1操作位置と、図2に示すように、第1操作位置から上方に向けてスライドされた第2操作位置と、図3に示すように、第2操作位置から図中時計方向に回動される第3操作位置との間で移動自在とされている。
【0016】
レンズ付きフイルムユニット2は、操作部材15が第1操作位置にある際に、ストロボOFF及び小絞り及び高速シャッタの日中撮影モード(第1撮影モード)となる。また、操作部材15が第2操作位置にある際には、ストロボON及び小絞り及び高速シャッタの日中シンクロ撮影モード(第2撮影モード)となる。この第2撮影モードでは、レンズ付きフイルムユニット2の上面からシグナル部材17が突出される。このシグナル部材17はライトガイドであり、ストロボ充電の完了時に発光する発光素子の光をユニット本体3外にガイドして、撮影準備が完了したことを知らせる。
【0017】
操作部材15が第3操作位置にある際には、ストロボON及び大絞り及び低速シャッタの夜間シンクロ撮影モード(第3撮影モード)となる。この第3撮影モードでは、ストロボ発光部7の前方に減光部材19が配置され、ストロボ光量の減光が図られる。また、ファインダ6の前方には、円板状の指標板20が配置される。この指標板20は、ファインダ6内で視認されることにより、レンズ付きフイルムユニット2が第3撮影モードにあることを撮影者に知らせる。
【0018】
図4は、ユニット本体3の構成を示す分解斜視図である。ユニット本体3は、135タイプのフイルムパトローネ22が装填される本体基部23と、この本体基部23の前面側に取り付けられるストロボユニット24と、撮影モードの切り替えを行うモード切替機構25と、本体基部23の前面側及び背面側に取り付けられる前カバー26及び後カバー27とからなる。
【0019】
ストロボユニット24は、各種電気部品が取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板29と、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるストロボ発光部7とから構成されている。また、プリント基板29には、シャッタレリーズに連動してオンし、ストロボ発光を行わせるシンクロスイッチ30と、撮影モード選択部8の操作部材15の移動によってオン/オフされる充電スイッチを構成する金属接片31と、電池32をストロボ回路に接続する電池接片33等が取り付けられている。
【0020】
本体基部23の前面中央には、遮光筒35が設けられている。この遮光筒35の周囲には、シャッタチャージ機構,シャッタレリーズ機構,フイルム巻上げ機構,フイルム巻止機構,フイルムカウント機構,絞り切替機構,シャッタ速度切替機構,撮影光学系,ファインダ光学系等が組み込まれている。
【0021】
図5は、遮光筒35の周囲に組み込まれたシャッタレリーズ機構,絞り切替機構,シャッタ速度切替機構,撮影光学系の構成を示す分解斜視図である。遮光筒35の前面には、露光開口37が形成されている。遮光筒35の側方には、シャッタ羽根38を揺動自在に支持するピン39と、バネ40の一端が掛けられるピン41とが設けられている。
【0022】
シャッタレリーズ機構を構成するシャッタ羽根38は、ピン39に挿通される穴43aが形成されたベース部43と、露光開口37の前方に配置されて該露光開口37の開閉を行う開閉部44と、ベース部43と開閉部44とを接続する連結部45とからなる。ベース部43には、バネ40の他端が掛けられるピン43bと、シャッタ駆動レバー47によって蹴飛ばされる突出部43cと、ストロボユニット24のシンクロスイッチ30を動作させるシンクロ突起43dとが設けられている。シャッタ羽根38は、バネ40に付勢されて露光開口37を塞ぐ閉じ位置に保持されている。
【0023】
シャッタ駆動レバー47は、シャッタレリーズ機構を構成する部品の一つであり、シャッタチャージ機構によって図中時計方向のチャージ位置に回動される。そして、シャッタレリーズ時に、図中反時計方向のレリーズ位置に向けて回動し、その際にシャッタ羽根38の突出部43cを蹴飛ばす。シャッタ駆動レバー47に蹴飛ばされたシャッタ羽根38は、バネ40の付勢に抗して図中時計方向の開き位置に向けて回動する。そして、レンズホルダ56の内面に設けられたストッパーピン56a(図9参照)に当接すると、バネ40の付勢によって閉じ位置に復帰する。
【0024】
また、シャッタ羽根38は、開き位置への回動時にシンクロ突起43dでシンクロスイッチ30の上部金属接片30aを押圧し、下部金属接片30bに接触させる。一対の金属接片30a,30bが接触してシンクロスイッチ30がONすると、ストロボユニット24の発光部7においてストロボ発光が行われる。
【0025】
レンズホルダ56の上部には、ストップレバー49を回動自在に支持するピン50が形成されている。シャッタスピード切替部材であるストップレバー49は、ピン50に支持されるボス51と、このボス51の側面から突出された2本のアーム52,53と、一方のアーム52の先端に形成されたパッド54とからなる。このストップレバー49は、図6に示すように、パッド54をシンクロスイッチ30の下部金属接片30bの自由端側の下方に挿入する高速シャッタ位置と、図7に示すように、パッド54を下部金属接片30bの下方から退避させる低速シャッタ位置との間で回動される。
【0026】
図8に示すように、ストップレバーのパッド54が高速シャッタ位置にある際にシャッタレリーズが行われると、シャッタ羽根38のシンクロ突起43dに押圧されたシンクロスイッチ30の上部金属接片30aが下部金属接片30bに接触し、ストロボ発光が行われる。下部金属接片30bはパッド54に当接するため、シャッタ羽根38は、開き位置への移動の途中で回動が阻止される。これにより、短時間でシャッタ羽根38が閉じ位置に復帰し、シャッタ速度が速くなる。ストップレバー49が高速シャッタ位置にあるときのシャッタ速度は、例えば1/110秒となる。
【0027】
上記とは逆に、図9に示すように、ストップレバー49のパッド54が低速シャッタ位置にある際には、シャッタ羽根38の開き位置への回動が大きくなる。これは、金属接片30bの弾性変形が自由になるためであり、その結果、シャッタ羽根38が閉じ位置に復帰するまでの時間が長くなって、シャッタ速度が遅くなる。ストップレバー54が低速シャッタ位置にあるときのシャッタ速度は、例えば1/45秒となる。
【0028】
遮光筒35の前方には、略板状のレンズホルダ56が取り付けられる。レンズホルダ56の前面中央には、筒形状の鏡筒57が形成されている。鏡筒57内には、撮影開口58が形成されており、鏡筒57の側面には切欠59が形成されている。鏡筒57内には、撮影レンズ5を構成する第1レンズ60と第2レンズ61とが収納される。これら第1レンズ60と第2レンズ61との間には、絞り切替機構を構成する大絞り板62と、絞り切替板63と、スペーサー64とが収められる。大絞り板62は、円形の薄板からなり、中央に大径の絞り開口62aが形成されている。
【0029】
レンズホルダ56の前面には、鏡筒57に収められた撮影レンズ5等の部品と、鏡筒57の外周に取り付けられた切替リング68とが外れないように押さえるレンズ押さえ板65が取り付けられる。
【0030】
絞り切替板63は、く字形状の薄板からなり、一端に大絞り開口62aを塞ぐ大きさの小絞り部63aが設けられている。この小絞り部63aには、小径の絞り開口63bが形成されている。絞り切替板63の他端には、穴63cと長穴63dとが形成されている。穴63cは、レンズホルダ56の鏡筒57の近傍に形成されたピン66に挿通され、絞り切替板63を揺動自在とする。絞り切替板63は、切欠59を利用して小絞り部63aを鏡筒57内に出入りさせ、大絞り開口62aを露呈させる大絞り位置と、大絞り開口62aを隠す小絞り位置との間で回動される。
【0031】
鏡筒57の外周には、切替リング68が回動自在に嵌入される。切替リング68には、バネ70の一端が掛けられるバネ掛けピン68aと、絞り切替板63の長穴63dに挿入されるリンクピン68bと、ストップレバー49の他方のアーム53が間に挟み込まれる一対の挟持ピン68cと、背面側に突出され、撮影モード切替機構によって押圧される従動ピン68dとが設けられている。
【0032】
バネ70の他端は、レンズホルダ56の前面下部に形成されたピン71に掛けられ、切替リング68を図中時計方向に付勢する。なお、バネ70によって付勢された切替リング68は、絞り切替板63との連係によって所定の位置に保持される。
【0033】
操作部材15には、略小判形状の切替板74が一体に形成されており、この切替板74には水平方向に突出された押圧レバー75が一体に形成されている。操作部材15が第2操作位置から第3操作位置に回動すると、切替板74の押圧レバー75が切替リング68の従動ピン68dを下方から押圧する。これにより、切替リング68は図中反時計方向に回動される。
【0034】
図10及び図11は、第1撮影モード及び第2撮影モードにある際の切替リング68の状態を示している。操作部材15が第1操作位置及び第2操作位置にある際には、操作部材15の押圧レバー75は切替リング68の従動ピン68dに接触しない。そのため、切替リング68は初期位置に保持されている。
【0035】
切替リング68が初期位置にある際には、絞り切替板63は小絞り部63aが鏡筒57内に挿入される小絞り位置に保持される。これにより、小絞り部63aが大絞り開口62aを塞いで小絞り状態となる。この小絞り状態でのF値は、例えばF14となる。また、一対の挟持ピン68cは、ストップレバー49を高速シャッタ位置に保持している。
【0036】
図12に示すように、操作部材15が第2操作位置から第3操作位置へと回動されると、押圧レバー75が従動ピン68dを下方から押圧して切替リング68を図中反時計方向に回動させる。この切替リング68の回動により、リンクピン68bに押圧された絞り切替板63が図中時計方向に回動し、小絞り部63aが光軸上から退避する大絞り位置に移動する。この大絞り状態でのF値は、例えばF5.6となる。また、一対の挟持ピン68cはストップレバー49を回動させ、パッド54を低速シャッタ位置にセットする。
【0037】
図13は、撮影モード切替機構25の構成を示す分解斜視図である。撮影モード切替機構25は、操作部材15と、軸受板77と、スライド板78と、受け板79と、減光レバー80と、減光板87と、表示レバー81とから構成されている。
【0038】
図14に示すように、操作部材15の前面には、操作時の指かかりを得るために略円錐形状の隆起部83が形成されている。この隆起部83には、階段状の段差が形成されて指かかり性が向上されている。また、隆起部83の先端には、検査機の治具が挿入される穴83aが形成されている。レンズ付きフイルムユニット2の完成後に行われる撮影モード切替機構の検査では、隆起部83の穴83aに検査機の治具85が挿入され、この治具85が上下方向でのスライドと回動とを行うことにより、撮影モード切替機構25の動作が確かめられる。
【0039】
操作部材15の切替板74の背面には、円環形状の回動ガイド74aと、スライド板78をスライドさせる2本のスライドピン74b,74cと、操作部材15の回動時にクリック動作を行うクリックピン74dと、操作部材15の移動方向をガイドするガイドピン74eと、減光レバー80を動作させる減光用突起74fとが設けられている。2本のスライドピン74b,74cは、回動ガイド74aの中に配置されている。
【0040】
軸受板77には、操作部材15の回動ガイド74aが挿入される軸受開口77aと、クリックピン74dとガイドピン74eと減光用突起74fとがそれぞれ挿入される開口77b〜77dとが形成されている。クリックピン74dが挿入される開口77c内には、操作部材15が第3操作位置にセットされた時にクリックピン74dに摺接してクリック感を付与する突起77eが形成されている。
【0041】
軸受板77は、操作部材15の第1操作位置と第2操作位置との間の移動に連動して上下方向でスライドされる。また、操作部材15が第2操作位置と第3操作位置との間で回動する際には、軸受板77は移動せず、軸受開口77aによって操作部材15を軸支する。
【0042】
軸受板77の一側面には、操作部材15の第1操作位置と第2操作位置との間の移動時に、前カバー26の前面内壁に形成された係止片88に係合してクリック感を付与する突起77fが形成されている。これらの突起77e,77fの近傍にはスリットが形成されており、クリックピン74dや係止片88が突起77e,77fを乗り越える際に、弾性変形できるようになっている。
【0043】
また、軸受板77の背面には、スライド板78をスライドさせるスライドピン77gと、ストロボユニット24の基板29に設けられた充電スイッチの金属接片31を押圧して充電動作を行わせる押圧片77hとが設けられている。
【0044】
スライド板78には、シグナル部材17に形成されたピン17aに係合する係合部78aが設けられている。また、スライド板78には、操作部材15の2本のスライドピン74b,74cがそれぞれ挿入される二つの開口78b,78cと、軸受板77のスライドピン77gが挿入される開口78dと、受け板79のガイドピン79aと係止片79bとが挿入されるスリット78eと、受け板79のガイドピン79cが挿入されるスリット78fと、軸受板77の押圧片77hが挿入される開口78gとが設けられている。スリット78e内には、受け板79の係止片79bに係合する突起78hが設けられている。
【0045】
スライド板78は、操作部材15の第1操作位置と第2操作位置と間の移動時に、操作部材15のスライドピン74bと軸受板77のスライドピン77gとに押圧されて上下方向でスライドする。また、操作部材15が第2操作位置と第3操作位置との間で回動する際には、操作部材15の回動中心から離れて設けられたスライドピン74cがスライド板78を押圧し、スライド板78を更に大きくスライドさせる。
【0046】
受け板79には、前述のガイドピン79a,79c及び係止片79bと、減光レバー80を回動自在に軸支するピン79dと、表示レバー81を回動自在に支持するピン79eと、操作部材15のガイドピン74eに当接する規制リブ79fと、ガイドピン74eに当接する規制ピン79gと、軸受板77の押圧片77hが挿入される開口79hとが設けられている。開口79hは、ストロボユニット24の充電スイッチの金属接片31に対面する位置に設けられている。
【0047】
受け板79は、ストロボユニット24のプリント基板29の前面側に取り付けられ、ガイドピン79a,79cと係止片79bとによって、スライド板78と軸受板77と操作部材15とをガイドする。受け板79の規制リブ79fは、操作部材15のガイドピン74eに当接して、第1操作位置にある操作部材15が回動されないように、また第3操作位置にある操作部材15が下方にスライドされないように規制する。受け板79の規制ピン79gは、操作部材15が第2操作位置にある際にガイドピン74eに当接し、操作部材15が簡単に第3操作位置に回動されるのを阻止する。
【0048】
減光レバー80には、受け板79のピン79dに挿通されるボス80aと、操作部材15の減光用突起74fによって押し上げられるリフト片80bと、表示レバー81のリンクピン81aが挿入されるリンク穴80cと、減光板87に連係するリンクピン80dとが設けられている。
【0049】
減光板87は、減光部材19の下方に縦方向の長穴87aと横方向の長穴87bとが形成されている。縦方向の長穴87aには、前カバー26の前面内壁でストロボ発光部の下方に形成された2本のピン26a,26b(図18参照)が挿入される。これにより、減光板87は前カバー26の内側において上下方向でスライド自在となる。横方向の長穴87bには、減光レバー80のリンクピン80dが挿入される。
【0050】
表示レバー81には、受け板79のピン79eに挿通されるボス81bと、ファインダ6の前方に挿脱される指標板20と、減光レバー80のリンク穴80cに挿入されるリンクピン81aとが設けられている。表示レバー81は、減光レバー80が操作部材15によって持ち上げられて、減光部材19がストロボ発光部7の前方挿入された時に、減光レバー80のリンク穴80cにリンクピン81aが押圧されて回動される。これにより指標板20がファインダ6の前方に挿入される。
【0051】
図15〜図17は、第1撮影モード〜第3撮影モードでの操作部材15,軸受板77,スライド板78,シグナル部材17,受け板79の状態を示す説明図である。なお、図面の煩雑化を避けるために、各部品の図示を次のように簡略化している。操作部材15は、切替板74と回動ガイド74aの外形と、各ピン74b〜e及び減光用突起74fとを2点鎖線で図示し、各ピン74b〜74e及び減光用突起74fにはハッチングを施している。また、軸受板77は、外形と主要な開口77a〜77dと、スライドピン77g及び押圧片77hとを破線で図示し、スライドピン77gと押圧片77hとにハッチングを施している。スライド板78は、外形と主要な開口78b〜78gを実線で図示している。受け板79は、外形と、ガイドピン79a,79c及び係止片79b,規制リブ79f,規制ピン79gを実線で図示している。
【0052】
図15に示すように、第1撮影モードにある撮影モード切替機構25は、操作部材15が第1操作位置にあるため、軸受板77及びスライド板78も移動範囲内の最下部にある。軸受板77の側面の突起77fが前カバー26の係止片88に係合しており、スライド板78の突起78hが受け板79の係止片79bに係合しているため、操作部材15の第2操作位置への不用意なスライドは発生しない。また、操作部材15のガイドピン74eが受け板79の規制リブ79fの側面に当接しているため、第1操作位置において操作部材15が回動されることもない。
【0053】
第1撮影モード時のシグナル部材17は、ユニット本体3の上面から突出されていない。また、図18に示すように、操作部材15の減光用突起74fが減光レバー80のリフト片80bに接触していないため、減光部材19はストロボ発光部7の前方に存在しない。同様に、表示レバー81の指標板20もファインダ6の前方には露呈されない。
【0054】
図16に示すように、操作部材15が第1操作位置から第2操作位置へとスライドされると、回動ガイド74aに軸受開口77aが嵌合された軸受板77が、一緒に上方にスライドする。この時に、軸受板77の押圧片77hがストロボユニット24の充電スイッチの金属接片31を押圧し、ストロボ充電を開始させる。また、操作部材15のスライドピン74bと軸受板77のスライドピン77gとに押圧されて、スライド板78も上方にスライドする。このスライド板78のスライドによってシグナル部材17が上方に移動され、ユニット本体3の上面から突出される。
【0055】
なお、図19に示すように、第2撮影モードにおいても、操作部材15の減光用突起74fは減光レバー80のリフト片80bに接触しないため、減光部材19と指標板20はレンズ付きフイルムユニット2の表面に露呈されない。
【0056】
また、軸受板77の突起77fが前カバー26の係止片88に係合し、スライド板78の突起78hが受け板79の係止片79bに係合するため、振動や衝撃によって操作部材15が第1操作位置にスライドすることはない。更に、操作部材15のガイドピン74eが受け板79の規制ピン79gに当接するため、振動や衝撃によって操作部材15が第3操作位置に回動することはない。
【0057】
図17に示すように、操作部材15が第2操作位置から第3操作位置へと移動されると、操作部材15は軸受開口77aに軸受された回動ガイド74aを中心に図中時計方向に回動する。その際に、スライドピン74cがスライド板78の開口78cを押圧し、スライド板78を第2撮影モードの時よりも更に上方に持ち上げる。これにより、シグナル部材17のユニット本体3の上面からの突出量が若干大きくなる。なお、第2撮影モードと第3撮影モードとの間では、軸受板77は移動しないため、ストロボユニット24の充電スイッチはオン状態が維持される。
【0058】
また、図20に示すように、第3操作位置に移動された操作部材15は、減光用突起74fによって減光レバー80のリフト片80bを押し上げる。減光レバー80は、ボス80aを中心に反時計方向に回動し、リンクピン80dで減光板87を上方に持ち上げる。減光板87の減光部材19は、ストロボ発光部7の前方に挿入される。また、減光レバー80のリンク穴80cによってリンクピン81aが押圧された表示レバー81は、図中時計方向に回動して指標板20をファインダ6の前方に挿入する。
【0059】
なお、軸受板77の突起77fが前カバー26の係止片88に係合し、操作部材15のガイドピン74eが受け板79の規制リブ79fの上面に当接しているため、振動や衝撃によってスライド板78が下降することはない。また、操作部材15のクリックピン74dが軸受板77の突起77eに係合しているため、振動や衝撃によって操作部材15が第2操作位置に回動することはない。
【0060】
次に、上記実施形態の作用について説明する。図1に示すように、日中撮影モードにあるレンズ付きフイルムユニット2は、撮影モード選択部8の操作部材15が開口14の下方の第1操作位置にスライドされている。
【0061】
この日中撮影モードでは、図10に示すように、切替リング68がバネ70に付勢されて初期位置にある。切替リング68が初期位置にある時には、絞り切替板63が小絞り位置にセットされ、図6に示すように、ストップレバー49が高速シャッタ位置にセットされている。
【0062】
また、図15に示すように、日中撮影モードでは、切替板74,軸受板77,スライド板78が下方にあるため、ストロボユニット24の充電スイッチの金属接片31は押圧されておらず、シグナル部材17はユニット本体3の上面から突出されていない。
【0063】
図18に示すように、日中撮影モードでは、切替板74の減光用突起74fが減光レバー80のリフト片80bに当接しないため、減光部材19と指標板20はレンズ付きフイルムユニット2の前面に露呈されない。
【0064】
日中撮影モードで撮影を行うと、ストロボ発光は行われない。また、絞りの状態は小絞り状態であり、図8に示すように、ストップレバー49によってシャッタ羽根38の回動が途中で阻止され、シャッタ速度が速くなる。これにより、輝度の高い日中屋外での撮影に適した露出で撮影を行うことができる。
【0065】
図2に示すように、撮影モード選択部8の操作部材15が開口14の上方の第2操作位置にスライドされると、レンズ付きフイルムユニット2は日中シンクロ撮影モードにセットされる。
【0066】
図11に示すように、日中シンクロ撮影モードにおいても、切替リング68は初期位置に維持される。そのため、日中撮影モードと同様に、小絞り状態及び高速シャッタ状態となる。
【0067】
図16に示すように、日中シンクロ撮影モードでは、切替板74,軸受板77,スライド板78が上方にスライドされている。ストロボユニット24の充電スイッチの金属接片31は、軸受板77の押圧片77hに押圧されてオン状態となるため、ストロボユニット24ではストロボ充電が行われる。
【0068】
また、スライド板78は、シグナル部材17を押圧して、ユニット本体3の上面から突出させている。ストロボ充電が完了すると、ストロボユニット24に設けられた発光素子が点灯または点滅し、この発光素子の光は、シグナル部材17にガイドされてユニット本体3外に放射される。
【0069】
図19に示すように、日中シンクロ撮影モードでも、切替板74の減光用突起74fは減光レバー80のリフト片80bに当接しない。そのため、減光部材19と指標板20との非表示状態が維持される。
【0070】
日中シンクロ撮影モードで撮影を行うと、ストロボ発光が行われる。また、小絞り状態及び高速シャッタ状態であるため、輝度の高い日中屋外でのシンクロ撮影に適した露出で撮影を行うことができる。
【0071】
図3に示すように、撮影モード選択部8の操作部材15が第2操作位置から第3操作位置に回動されると、レンズ付きフイルムユニット2は夜間シンクロ撮影モードにセットされる。
【0072】
図12に示すように、夜間シンクロ撮影モードでは、切替板74の押圧レバー75が切替リング68の従動ピン68dを下方から押圧する。切替リング68は、バネ70の付勢に抗して初期位置から反時計方向に回動する。切替リング68の回動によって、絞り切替板63が大絞り位置に回動し、大絞り開口62aが撮影光軸上に配置される。また、図7に示すように、ストップレバー49は低速シャッタ位置にセットされる。
【0073】
図17に示すように、夜間シンクロ撮影モードでは、切替板74が操作部材25と一緒に回動され、スライド板78が日中シンクロ撮影モードの時よりも更に上方にスライドされる。そのため、シグナル部材17も若干上方に移動されるが、充電完了を表示する機能は損なわれない。なお、軸受板77は、日中シンクロ撮影モードの時と同じ位置に保持されるため、ストロボユニット24の充電スイッチは、オン状態が維持される。
【0074】
図20に示すように、夜間シンクロ撮影モードでは、切替板74の減光用突起74fによってリフト片80bが押圧される。そのため、減光レバー80が図中反時計方向に回動し、減光部材19がストロボ発光7の前方に挿入される。また、減光レバー80の回動に連動して表示レバー81が回動し、指標板20がファインダ6の前方に挿入される。これにより、撮影者がファインダ6を覗いた時に、夜間シンクロ撮影モードにあることが分かる。
【0075】
夜間シンクロ撮影モードで撮影を行うと、ストロボ発光が行われるが、減光部材19によってストロボ光が遮られるため、ストロボ光量は小さくなる。また、大絞り及び低速シャッタ状態となるため、被写体の周辺光の取り込み量が増加する。これにより、夜間や屋内での撮影でも、露光オーバーを発生させることなく、被写体と被写体の周辺画像とをバランスよく撮影することができる。
【0076】
写真撮影に対する知識が乏しいユーザーでは、撮影モードの選択に迷いが生じることがある。本実施形態のレンズ付きフイルムユニット2では、撮影モードの選択に迷った時に、日中シンクロ撮影モードが選択される確率が高い。これは、撮影モードが3種類ある場合に、中間の撮影モードが選択されることが多いためである。
【0077】
また、日中撮影モードと日中シンクロ撮影モードとが同じ上下方向でのスライド操作によって選択され、夜間シンクロ撮影モードのみが回動操作によって選択されることから、夜間シンクロ撮影モードが特殊な撮影モードであるという認識がユーザーに生じる。そのため、特殊な夜間シンクロ撮影モードよりも、一般的な日中シンクロ撮影モードが選択されることになる。
【0078】
このように、撮影モードの選択に迷った時に日中シンクロ撮影モードが選択されると、日中屋外や夜間及び室内においても露光オーバーが発生しないため、ひどい撮影ミスが生じることはない。
【0079】
なお、上記実施形態では、第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを上下方向でのスライドにより行い、第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを回動によって行うようにした。しかしながら、図21の(A)〜(C)に示すように、操作部材90を開口91内の第1撮影位置〜第3撮影位置で上下方向にスライドさせて、第1撮影モード〜第3撮影モードの選択を行えるようにしてもよい。
【0080】
図22は、操作部材の上下方向のスライドで第1撮影モード〜第3撮影モードの選択を行えるようにした、本発明の第2実施形態の構成を示す分解斜視図である。なお、上記第1の実施形態で説明したものと同じ部品については、詳しい説明を省略する。
【0081】
レンズホルダ93の鏡筒94内には、第1レンズ95と第2レンズ96とが収納される。これら第1レンズ95と第2レンズ96との間には、大絞り開口97aが形成された大絞り板97と、絞り切替板98と、スペーサー99とが収められる。鏡筒94の側面には、絞り切替板98が挿脱される切欠94aが形成されている。
【0082】
絞り切替板98は、略く字形状をしており、一端に小絞り開口98aが形成されている。この絞り切替板98は、レンズホルダ93の鏡筒94の近傍に形成されたピン100に軸支され、図23及び図24に示すように、小絞り開口98aを撮影光軸上に挿入する位置と、図25に示すように、撮影光軸上から退避させる位置との間で回動される。
【0083】
絞り切替板98は、ピン100との間に取り付けられたバネ101によって、小絞り開口98aを撮影光軸上に挿入する方向に付勢されている。絞り切替板98の他端には、水平方向に突出されたリンク片98bが一体に形成されている。
【0084】
遮光筒103の上面には、ストップレバー104を回動自在に支持するピン105が形成されている。ストップレバー104は、ピン105に支持されるボス106と、このボス106の側面から突出された2本のアーム107,108と、アーム107の先端に形成されたパッド109とからなる。
【0085】
図23及び図24に示すように、ストップレバー104は、パッド109をストロボユニットのシンクロスイッチ110の下方に挿入する高速シャッタ位置と、図25に示すように、パッド109をシンクロスイッチ110の下方から退避させる低速シャッタ位置との間で回動される。このストップレバー104は、バネ111による付勢と位置決めピン112への当接とによって、高速シャッタ位置が初期位置とされている。
【0086】
鏡筒94の外周には、切替レバー114の端部に形成された環状部114aが回動自在に嵌着される。切替レバー114の先端は略L字形状に屈曲されており、その先端に板状の減光部材115が取り付けられるピン114bが形成されている。減光部材115は、前カバーの前面内壁に、上下方向でスライド自在となるようにガイドされる。そのため、切替レバー114が環状部114aで回動すると、図23〜図25に示すように、ストロボ発光部116の前方に減光部材115が挿脱される。
【0087】
切替レバー114の中間部分には、背面側に向けて突出された円柱形状のリンクピン118が設けられている。このリンクピン118は、切替レバー114が回動された時に絞り切替板98のリンク片98bを押圧して回動させる。また、リンクピン118の先端には、ストップレバー104のアーム108に当接した時に、ストップレバー104をバネ付勢に抗して回動させる傾斜面118aが形成されている。
【0088】
前カバーに形成された開口91の内側には、開口91を介して操作部材90と連結されるスライド部材120が配置される。スライド部材120には、操作部材90の裏面に係合される係合片120aと、切替レバー114の先端近傍に形成された長穴114cに挿入されるピン120bと、下方に向かって延設された一対の弾性片120cとが形成されている。これらの弾性片120cの先端には突起120dが形成されている。
【0089】
スライド部材120の弾性片120cの間には、スライド部材120と一緒にスライドされるストロボ充電部材122が挟持される。ストロボ充電部材122の側面には、弾性片120cの突起120dが係合される凹部122aが形成されている。ストロボ充電部材122には、ストロボユニットの充電スイッチの金属接片124を押圧する押圧突起122bと、ストロボユニットに設けられた板状のストッパー125に当接する係止片122cとが設けられている。
【0090】
図23に示すように、操作部材90が第1操作位置にセットされると、操作部材90に接続されたスライド部材120は、スライド範囲の最下方に位置している。この状態では、ストロボ充電部材122の押圧突起122bは金属接片124を押圧しないため、ストロボユニットにおいてストロボ充電は行われない。
【0091】
また、切替レバー114は、スライド部材120によって図中時計方向に回動されているため、減光部材115はストロボ発光部116の下方に配置されている。切替レバー114のリンクピン118は、自身の移動軌跡の最下方に位置しているため、絞り切替板98とストップレバー104とには当接しない。これにより、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ非発光,小絞り,高速シャッタの日中撮影モード(第1撮影モード)にセットされる。
【0092】
図24に示すように、操作部材90が第2操作位置にセットされると、これに連動してスライド部材120とストロボ充電部材122とが上方にスライドされる。このときに、ストロボ充電部材122の押圧突起122bが金属接片124を押圧するため、ストロボユニットにおいてストロボ充電が開始される。
【0093】
切替レバー114は、スライド部材120の上方へのスライドによって、図中反時計方向に回動されるが、減光部材115がストロボ発光部116の前方に挿入されることはない。また、リンクピン118は、絞り切替板98とストップレバー104とに当接しない。これにより、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ発光,小絞り,高速シャッタの日中シンクロ撮影モード(第2撮影モード)にセットされる。
【0094】
図25に示すように、操作部材90が第3操作位置にセットされると、これに連動してスライド部材120とストロボ充電部材122とが上方にスライドされる。しかしながら、ストロボ充電部材122は、係止片122cがストッパー125に当接するため、第2撮影モードの位置で停止される。これにより、スライド部材120だけがストロボ充電部材122との係合を解除して上方にスライドし、ストロボ充電部材122は金属接片124の押圧を継続する。
【0095】
切替レバー114は、スライド部材120の上方へのスライドによって、図中反時計方向に回動され、これに連動して減光部材115をストロボ発光部116の前方に挿入する。また、リンクピン118は、絞り切替板98のリンク片98bを押圧して回動させ、小絞り開口98aを撮影光軸上から退避させる。リンクピン118の傾斜面118aは、ストップレバー104のアーム108に当接して、低速シャッタ位置に回動させる。これにより、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ減光,大絞り,低速シャッタの夜間シンクロ撮影モード(第3撮影モード)にセットされる。
【0096】
本実施形態においても、撮影モードの選択に迷いが生じた時に、操作部材90の操作位置の中間に配置されている日中シンクロ撮影モードが選択されることが多いため、露光オーバーの発生を防止することができる。
【0097】
なお、図26(A)〜(C)に示すように、前カバーの開口131内の操作部材130を上下方向で設定された第1操作位置と第2操作位置との間でスライドさせて、第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行い、第2操作位置にある操作部材130を前方に引き起こすことで、第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを行ってもよい。
【0098】
図27は、操作部材130の引き起しによって第2撮影モード〜第3撮影モードの選択を行えるようにした、本発明の第3実施形態の構成を示す斜視図である。なお、上記第1及び第2実施形態で説明したものと同じ部品については、詳しい説明を省略する。
【0099】
操作部材130は板形状をしており、両側面に回動軸130aが、上辺に押圧片130bが形成されている。この操作部材130は、回動軸130aを回動自在に支持する一対の軸受部132aが形成されたスライド部材132に取り付けられる。
【0100】
スライド部材132は、操作部材130を開口131内でスライドさせる範囲内でスライド自在とされている。なお、図面の煩雑化を避けるために図示していないが、スライド部材132の背面には、上方にスライドされた時にストロボユニットの充電スイッチをオンさせる押圧突起が一体に形成されている。
【0101】
撮影光軸上には、絞り切替板134の小絞り開口134aが配置されている。絞り切替板134は、略クランク形状とされており、例えば、レンズホルダに設けられたピン135に取り付けられて、小絞り開口134aを撮影光軸上に挿入する位置と、撮影光軸上から退避させる位置との間で回動自在とされている。
【0102】
絞り切替板134は、図示しないバネによって、小絞り開口134aを撮影光軸上に挿入する方向に付勢されている。絞り切替板134の他端には、垂直方向に突出されたリンク片134bが一体に形成されており、このリンク片134bには前方に向けて突出されたピン134cが設けられている。
【0103】
ストロボユニットのシンクロスイッチ137の近傍には、回動自在なストップレバー138が配置されている。このストップレバー138は、ボス138aと、このボス138aの側面から突出された2本のアーム138b,138cと、アーム138bの先端に形成されたパッド138dとからなる。ストップレバー138は、パッド138dをシンクロスイッチ137の下方に挿入する高速シャッタ位置と、パッド138dをシンクロスイッチ137の下方から退避させる低速シャッタ位置との間で回動される。
【0104】
ストップレバー138は、バネ140によって低速シャッタ位置に向けて付勢されているが、アーム138cに規制レバー141が掛けられることで、高速シャッタ位置に保持されている。規制レバー141の先端には、低速シャッタ位置にあるストップレバー138を高速シャッタ位置に回動させる際に、アーム138cを係止させやすくするために、傾斜面が形成されている。
【0105】
略L字形状の規制レバー141は、切替レバー143の一端側に設けられている。切替レバー143の一端は、絞り切替板134のピン134cの上に載置される。操作部材130の引き起し時には、操作部材130の押圧片130bが切替レバー143の一端側を押圧し、切替レバー143と絞り切替板134とを回動させる。
【0106】
切替レバー143は、レンズ付きフイルムユニットに設けられたピン145に取り付けられて回動自在とされており、その他端には、減光部材146が取り付けられている。減光部材146は、前カバーの前面内壁に、上下方向でスライド自在となるようにガイドされ、切替レバー143の回動によってストロボ発光部147の前方に挿脱される。
【0107】
図27に示すように、操作部材130が第1操作位置にセットされている状態では、スライド部材132の背面に形成された押圧突起はストロボユニットの充電スイッチを押圧しない。また、絞り切替板134は、バネの付勢によって小絞り開口134aを撮影光軸上に挿入する位置にあるため、切替レバー143は回動せず、減光部材146はストロボ発光部147の下方に配置されている。
【0108】
切替レバー143の規制レバー141は、バネ140の付勢に抗してストップレバー138を高速シャッタ位置で保持している。これにより、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ非発光,小絞り,高速シャッタの日中撮影モード(第1撮影モード)にセットされる。
【0109】
図28に示すように、操作部材130が第2操作位置にセットされると、これに連動してスライド部材132が上方にスライドされる。このときに、スライド部材132の押圧突起がストロボ充電スイッチを押圧するため、ストロボユニットにおいてストロボ充電が開始される。
【0110】
また、操作部材130を上方にスライドしても、絞り切替板134と切替レバー143とが動くことはない。そのため、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ発光,小絞り,高速シャッタの日中シンクロ撮影モード(第2撮影モード)にセットされる。
【0111】
図29に示すように、操作部材130が前方に引き起こされると、押圧片130bが切替レバー143の一端側を下方に押し下げる。これにより、切替レバー143が図中反時計方向に回動して、減光部材146がストロボ発光部147の前方に挿入される。また、規制レバー141は下方に移動するため、ストップレバー138はバネ140の付勢によって低速シャッタ位置に回動する。
【0112】
反時計方向に回動した切替レバー143は、絞り切替板134のピン134cを押圧して時計方向に回動させる。これにより、小絞り開口134aが撮影光軸上から退避され、大絞り開口149が撮影光軸上に配置される。これにより、レンズ付きフイルムユニットは、ストロボ減光,大絞り,低速シャッタの夜間シンクロ撮影モード(第3撮影モード)にセットされる。
【0113】
本実施形態においても、撮影モードの選択に迷いが生じた時に、一般的な撮影モードと認識される日中シンクロ撮影モードが選択されることが多いため、露光オーバーの発生を防止することができる。
【0114】
また、図30(A)〜(C)に示すように、前カバーの開口151内の操作部材152を上下方向でスライドさせて第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行い、操作部材152の横方向のスライドで第2撮影モードと第3撮影モードとの切り替えを行うようにすることもできる。
【0115】
この場合、図31に示すように、上下方向でスライド自在とされたスライド板154に、操作部材152を横方向でスライドできるように保持するスリット155を形成すればよい。これにより、操作部材152が上方にスライドされた時に、スライド板154の押圧突起156によって金属接片157が押圧されてストロボ充電が開始される。操作部材152が横方向でスライドされた時には、操作部材152の移動に連動して、絞りとシャッタ速度とを切り替え、減光部材及び指標板を露呈させればよい。
【0116】
また、図32(A)〜(C)に示すように、上下方向で設定された第1操作位置〜第3操作位置の間で移動される操作部材160に、外側に向けて突出されるロック片161を取り付け、操作部材160が第2操作位置に移動された時にロック片161が当接して操作部材160のスライドが阻止されるように、前カバーの開口162に段差を形成してもよい。
【0117】
更に、図33(A)〜(C)に示すように、開口165内の上下方向で設定された第1操作位置と第2操作位置との間で移動される操作部材166を設け、この操作部材166が第2操作位置にある時に開口165内に押し込むことで、第3撮影モードがセットされるようにしてもよい。
【0118】
上記各実施形態では、一つの操作部材によって第1撮影モード〜第3撮影モードの切り替えを行っている。しかしながら、二つの操作部材を用いて、第1撮影モード〜第3撮影モードの切り替えを行ってもよい。
【0119】
二つの操作部材の配置方法としては、例えば、図34に示すように、開口170内に第1操作部材171と第2操作部材172とを上下方向で並べて配置してもよい。そして、同図(A)に示すように、操作部材171及び172が下方にあるときに第1撮影モードとし、同図(B)に示すように、操作部材171のみが上方にスライドされた時に第2撮影モードとし、同図(C)に示すように、操作部材171及び172が上方にスライドされた時に第3撮影モードにセットする。この実施形態では、第2撮影部材172を上方にスライドすることで、第1撮影モードから第3撮影モードに直接的に移行することもできる。
【0120】
また、図35に示すように、略L字形状に形成された開口175内に第1操作部材176と第2操作部材177とを配置してもよい。この場合、同図(A)に示すように、第1操作部材176が下方にあるときに第1撮影モードとし、同図(B)に示すように、第1操作部材176が上方にスライドされたときに第2撮影モードとし、同図(C)に示すように、第2操作部材177が左方にスライドされた時に第3撮影モードにセットする。
【0121】
更に、図36に示すように、逆L字形状に形成された開口180内に第1操作部材181と第2操作部材182とを配置してもよい。この場合、同図(A)に示すように、第1操作部材181と第2操作部材182とが下方にあるときに第1撮影モードとし、同図(B)に示すように、第1操作部材181と第2操作部材182とが上方にスライドされたときに第2撮影モードとし、同図(C)に示すように、第2操作部材182が左方にスライドされた時に第3撮影モードにセットする。
【0122】
このように、一つの開口内に二つの操作部材を配置した場合、第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行う第1操作部材によって、第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを行う第2操作部材の移動を阻止することができるので、第3撮影モードが不用意に選択されるのを防止することができる。また、撮影モードの選択に迷った時には、第2撮影モードが選択される可能性が高くなるため、不適切な撮影環境下で第3撮影モードが選択されて露光オーバーが発生するのを防止することができる。
【0123】
また、二つの操作部材を離れた位置に配置することもできる。二つの操作部材を離れた位置に配置する一例として、図37に示す実施形態がある。この実施形態では、上下方向でスライドされる第1操作部材185によって第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行い、横方向でスライドされる第2操作部材186によって第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えが行われる。第1撮影モードと第2撮影モードとの実質的な差異は、ストロボ発光のオン/オフのみなので、第1操作部材185には、従来のストロボ内蔵レンズ付きフイルムユニットに用いられていた、ストロボ発光用の操作部材を用いることができる。
【0124】
図38及び図39は、第2操作部材186によって減光部材及び指標板の挿脱と、絞り及びシャッタ速度の切り替えを行う機構の構成を示している。なお、図中の円環状の部品188は、第1実施形態において用いた切替リングであり、本実施形態では、この切替リング188を用いて第1実施形態と同様に絞りとシャッタ速度との切り替えを行う。そのため、切替リング以降の動作説明は省略する。
【0125】
第2操作部材186には、水平方向に延ばされたアーム190が設けられている。アーム190の先端には、上方に向けて屈曲された押圧部191が設けられている。第2操作部材186が図中左方から右方にスライドされると、押圧部191が切替リング188の下部に形成されたピン192に当接し、切替リング188を図中反時計方向に回動させる。これにより、第1実施形態と同様に、絞りとシャッタ速度とが切り替えられる。
【0126】
第2操作部材186のアーム190には、上方に向けて突出された枠部材194が一体に形成されている。この枠部材194の中には、垂直方向に配置されたスリット195が形成されている。このスリット195内には、上下方向で移動自在とされた可動ピン196が挿入されている。可動ピン196には、上方に向けて配置されたリンクレバー197が設けられている。枠部材194の背後には、可動ピン196に当接する傾斜リブ198が配置されている。
【0127】
ストロボ発光部200とファインダ201との間には、一端がピン202に取り付けられて回動自在とされた表示レバー203が配置されている。この表示レバー203の他端には、ファインダ201の前方に挿脱される指標板204が一体に形成されている。
【0128】
ストロボ発光部200の下方には、一端がピン206に取り付けられて回動自在とされた減光レバー207が配置されている。この減光レバー207の他端には、ストロボ発光部200の前方に挿脱される減光部材208が一体に形成されている。また、減光レバー207の上辺には、表示レバー203を回動させる駆動ピン209が設けられている。可動ピン196のリンクレバー197の端部は、減光レバー207に係合されている。
【0129】
図38に示すように、第2操作部材186が図中左方にあるときには、切替リング188は回動されないため、小絞り及び高速シャッタ状態となる。また、可動ピン196は、傾斜リブ198にガイドされて枠部材194のスリット195の下方にあるため、減光レバー207と表示レバー203とは、外部に露呈されない。
【0130】
図39に示すように、第2操作部材186が図中右方にスライドされると、押圧部191によって切替リング188が図中反時計方向に回動され、大絞り及び低速シャッタ状態となる。可動ピン196は、傾斜リブ198にガイドされて枠部材194のスリット195の上方に移動する。これにより、リンクレバー197に押圧された減光レバー207が反時計方向に回動し、減光部材208をストロボ発光部200の前方に挿入する。減光レバー207は、この回動時に駆動ピン209で表示レバー203を押し上げ、指標板204をファインダ201の前方に挿入する。
【0131】
また、図40(A)〜(C)に示すように、同一の動作を行う二つの操作部材を並列に配置してもよい。この実施形態では、第1操作部材215によって第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行い、第2操作部材216によって第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを行っている。なお、第3撮影モードが特殊なモードであることをユーザに認識させるために、第2操作部材216のサイズを第1操作部材215よりも小さくするとよい。
【0132】
更に、図41(A)〜(C)に示すように、動作方法の異なる操作部材、例えば、上下方向でスライドして第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行う第1操作部材220と、円弧状にスライドして第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを行う第2操作部材221とを用いてもよい。
【0133】
また、図42(A)〜(C)に示すように、上下方向でスライドして第1撮影モードと第2撮影モードとの間の切り替えを行う第1操作部材225と、押し込まれることによって第2撮影モードと第3撮影モードとの間の切り替えを行う第2操作部材226とを用いてもよい。
【0134】
以上のように、離れた位置に配置された第1操作部材と第2操作部材とを用いる場合、いずれか一方の操作部材の操作が優先されるように設定することもできる。例えば、第1操作部材の操作を優先する場合には、第1操作部材が第2撮影モードにセットされていないと、第2操作部材を第3撮影モードにセットすることができないようにするとよい。これとは逆に第2操作部材の操作を優先する場合には、第1操作部材の状態に関わらず、第2操作部材の操作で第3撮影モードにセットされるようにするとよい。
【0135】
なお、上記各実施形態において説明したスライド方向や回転方向等は、これに限定されるものではなく、それぞれ逆方向にスライドや回転をさせた時に撮影モードを切り替えられるようにすることもできる。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮影モード選択装置は、撮影モードの選択に迷った時に日中シンクロ撮影モードが選択されやすい構成となっている。そのため、露光オーバーの発生による撮影ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を用いたレンズ付きフイルムユニットの日中撮影モードの状態を示す外観斜視図である。
【図2】第1実施形態のレンズ付きフイルムユニットの日中シンクロ撮影モードの状態を示す外観斜視図である。
【図3】第1実施形態のレンズ付きフイルムユニットの夜間シンクロ撮影モードの状態を示す外観斜視図である。
【図4】第1実施形態のレンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図5】第1実施形態の絞り及びシャッタ速度切替機構の構成を示す分解斜視図である。
【図6】第1実施形態のストッパーレバーの高速シャッタ位置を示す説明図である。
【図7】第1実施形態のストッパーレバーの低速シャッタ位置を示す説明図である。
【図8】第1実施形態の高速シャッタ状態でのシャッタレリーズを示す説明図である。
【図9】第1実施形態の低速シャッタ状態でのシャッタレリーズを示す説明図である。
【図10】第1実施形態の絞り及びシャッタ速度切替機構の日中撮影モードを示す説明図である。
【図11】第1実施形態の絞り及びシャッタ速度切替機構の日中シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図12】第1実施形態の絞り及びシャッタ速度切替機構の夜間シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図13】第1実施形態の撮影モード切替機構の構成を示す分解斜視図である。
【図14】第1実施形態の撮影モード切替機構の検査時の操作部材の駆動方法を示す説明図である。
【図15】第1実施形態の撮影モード切替機構の日中撮影モードを示す説明図である。
【図16】第1実施形態の撮影モード切替機構の日中シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図17】第1実施形態の撮影モード切替機構の夜間シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図18】第1実施形態の日中撮影モードでの減光レバーと表示レバーとの状態を示す説明図である。
【図19】第1実施形態の日中シンクロ撮影モードでの減光レバーと表示レバーとの状態を示す説明図である。
【図20】第1実施形態の夜間シンクロ撮影モードでの減光レバーと表示レバーとの状態を示す説明図である。
【図21】本発明の第2実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図22】第2実施形態の撮影モード切替機構の構成を示す分解斜視図である。
【図23】第2実施形態の撮影モード切替機構の日中撮影モードを示す説明図である。
【図24】第2実施形態の撮影モード切替機構の日中シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図25】第2実施形態の撮影モード切替機構の夜間シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図26】本発明の第3実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図27】第3実施形態の撮影モード切替機構の日中撮影モードを示す説明図である。
【図28】第3実施形態の撮影モード切替機構の日中シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図29】第3実施形態の撮影モード切替機構の夜間シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図30】本発明の第4実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図31】第4実施形態の撮影モード切替機構の一部の構成を示す分解斜視図である。
【図32】本発明の第5実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図33】本発明の第6実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図34】本発明の第7実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図35】本発明の第8実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図36】本発明の第9実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図37】本発明の第10実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図38】第10実施形態の撮影モード切替機構の日中撮影モードを示す説明図である。
【図39】第10実施形態の撮影モード切替機構の夜間シンクロ撮影モードを示す説明図である。
【図40】本発明の第11実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図41】本発明の第12実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【図42】本発明の第13実施形態の操作部材の操作方法を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
6 ファインダ
7 ストロボ発光部
8 撮影モード選択部
15 操作部材
19 減光部材
20 指標板
25 撮影モード切替機構
30 シンクロスイッチ
31 金属接片
38 シャッタ羽根
49 ストップレバー
62 大絞り板
63 絞り切替板
68 切替リング
74 切替板
77 軸受板
78 スライド板
79 受け板
80 減光レバー
81 表示レバー

Claims (3)

  1. 未露光の写真フィルムが予め装填され、絞り切替板に形成された小絞り部を撮影光路に挿入してストロボを発光させずに撮影を行う日中撮影モードと、前記小絞り部を撮影光路に挿入したままストロボを発光させて撮影を行う日中シンクロ撮影モードと、前記小絞り部が撮影光路から退避するように前記絞り切替板を回動して大絞り状態とし、かつストロボを発光させて撮影を行う夜間シンクロ撮影モードとのいずれかを選択する撮影モード選択装置と、シャッタボタンの操作に応答して閉じ方向へのバネの付勢に抗して蹴飛ばされることによって撮影光路を開閉するシャッタ羽根とを備え、撮影完了後はユニットの一部をこわしてフィルムを取り出すようにしたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記日中撮影モードが選択される第1操作位置と、前記日中シンクロ撮影モードが選択される第2操作位置と、前記夜間シンクロ撮影モードが選択される第3操作位置との間で切替え自在であり、第1操作位置と第3操作位置との間での切替えが第2操作位置を経由して行われ、かつ第1操作位置と第2操作位置との間の切替えが直線移動であり、第2操作位置と第3操作位置との間の切替えが回転である撮影モード選択操作用の単一の操作部材と、
    前記操作部材の第2操作位置と第3操作位置との間での回転に連動し、前記小絞り部が撮影光路に挿脱されるように前記絞り切替板を回動させる絞り切替機構と、
    前記操作部材が第1及び第2操作位置にあるときに前記シャッタ羽根が最大開き位置まで回動することを規制する高速シャッタ位置にある規制部材を、前記操作部材の第2操作位置から第3操作位置への回転に連動してシャッタ羽根が最大開き位置まで回動する低速シャッタ位置に退避させるシャッタ速度切替機構と
    を備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記シャッタ羽根が撮影光路を開閉する際に、シャッタ羽根に一体に形成されたシンクロ突起の押圧によりストロボ発光用の一対の金属接片を接触させた後に撓ませるように構成され、前記規制部材は、高速シャッタ位置で前記一対の金属接片の背後に位置してその撓み量を規制することによってシャッタ羽根が最大開き位置に回動することを規制し、低速シャッタ位置では前記一対の金属接片の背後から退避してシャッタ羽根が最大開き位置まで回動させることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 前記操作部材を第2操作位置でロックするロック手段を設け、操作部材を第2操作位置から第3操作位置へと回転させる際に、該ロック手段のロック解除操作を行うことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニット。
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