JP3609118B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はレンズ付きフイルムユニットに関し、詳しくは、露出切替え機構を備えたレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラを携帯していない場合でも手軽に写真撮影が可能なレンズ付きフイルムユニット(商品名「写ルンですフラッシュ」等)が本出願人からも提供されている。このレンズ付きフイルムユニットは、撮影レンズ,シャッタを含む簡単な撮影機構の他、ストロボ装置及びフイルム巻上げ機構などを備えたユニット本体に、国際標準規格(ISO 1007−1979年版)で規定されたパトローネ付きフイルムを内蔵させたものである。これを購入したユーザーは、室内や暗い所でも手軽に写真撮影を楽しむことができ、しかも撮影終了後には、撮影済みの写真フイルムを取り出すことなく、そのままユニット本体ごと現像取扱店に出せばよく、フイルム巻き戻しやパトローネの取り出しなどの面倒な操作を行う必要はない。
【0003】
上述したレンズ付きフイルムユニットのバリエーションの中には、実開平2−104340号公報で提案された望遠タイプのものや、実開平4−130931号公報で提案された露出切替え可能なものがある。
【0004】
望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットは、撮影レンズからフイルム露光面までの間に2枚の反射ミラーを配置し、撮影光路をZ字型にして焦点距離を70〜80mmに延ばしたものである。この望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットは、比較的遠方の被写体を撮影するのに適している。しかしながら、遠方の被写体にはストロボ装置の光は届かないので、ストロボ装置は採用されていない。そのため、望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットは、昼間の屋外でしか撮影を行うことができなかった。
【0005】
露出切替えタイプのレンズ付きフイルムユニットは、撮影レンズの後方に2種類(大径,小径)の絞り開口が形成された回動部材を配置し、この回動部材を回動させて任意の絞り開口を撮影光軸上に配置することにより、露出が切り換えられるようになっている。また、この回動部材には周知のNDフィルタやカラーフィルタ等のフィルタが組付けられており、回動部材の回動に連動して、小絞り時にはフィルタがファインダの光路内に挿入され、絞り開放時にはファインダ光路外に退避されるようになっている。これにより、ファインダを覗いたときに露出状態が分かるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、サッカーの人気が高く、例えばスタンドから競技場内のサッカー選手の姿を大きく写せるようなレンズ付きフイルムユニットが望まれている。これを解決するには、焦点距離が、例えば100mm以上の撮影レンズを用いることが必要である。そこで、前述した望遠タイプのように、撮影レンズ以降の光路がZ字型となるように2枚のミラーを配置し、撮影レンズだけを前方に突出させれば、それ程ユニット本体の厚みを厚くせずに済む。しかしながら、これらのスポーツは昼間のみでなくナイター競技として夜間にも頻繁に行われており、従来の望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットでは、輝度が足りないため撮影できないという問題があった。
【0007】
そこで、望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットに露出切替え機構を組み込むことが考えられる。しかしながら、前述した露出切替え機構では、絞り開口が形成された回動部材の移動量が大きく、更に回動部材にはフィルタも組付けられているため、撮影レンズの直後に回動部材の回動スペースが必要となる。そのため、前述したように撮影レンズ部分だけを突出させようとしても、その突出範囲はかなり広い範囲に及び、薄型化を阻害する一因となる。また、露出切替えを行う操作摘みは回動部材と一体化されているため、操作摘みの移動量も大きく、迅速な露出切替えが行えないという問題もある。
【0008】
更に、従来の望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットでは、2枚の反射ミラーに被写体光を反射させて光路を長くしていたが、これら2枚の反射ミラーは実際に被写体光が反射される範囲よりも大きかったため、余分な光までもが反射されてフレアやゴーストの発生の原因となっていた。
【0009】
また、写真に対する知識が乏しいユーザーが絞り切替え機構を組み込んだレンズ付きフイルムユニットを使用した場合には、ファインダ光路内にフィルタが存在する意図が理解できず、ファインダを見やすくするためにファインダ上にフィルタが存在しない絞り開放側にセットした状態で、全ての撮影を行ってしまうことが考えられる。このような状態で高輝度な被写体を撮影した場合には、露出オーバーの写真しか得られないという問題もある。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、遠方の被写体を低輝度状態下でも撮影することができるとともに、そのための操作が迅速に行え、薄型化の向上と、フレアやゴーストの発生及び露出切替えの切換え忘れ等を防止したレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、ストロボを有しておらず、かつ予めフイルムを内蔵し、撮影レンズやファインダ等の撮影機構が組み込まれたユニット本体と、撮影レンズとフイルム露光面との間に配置され、撮影光軸をZ字型にして略100mm以上の焦点距離を構成する2枚の反射ミラーと、反射ミラーをそれぞれ保持するとともに、少なくとも一方が台形形状とされた二つの開口枠と、前記ファインダの上方にスライド自在に組み込まれ、一体に設けられた操作摘みがユニット本体上部から露呈された操作板と、この操作板の下面に形成された保持枠と、この保持枠に組み付けられ、操作板のスライドによって接眼側レンズに近接する位置でファインダの光路内に挿脱される半透明のフィルタと、小径の絞り開口が形成され、撮影レンズを保持する鏡胴内に挿脱される絞り切替えレバーと、前記操作板のスライドに連動して絞り切替えレバーを変位させ、小径の絞り開口を撮影光軸上に挿脱させる連動機構と、フィルタがファインダ光路内に挿入される方向に前記操作板を付勢するバネとを備えたものである。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、連動機構として、操作板に対し、スライド方向において遊びを有した状態で係合する一端と、絞り切替えレバーと係合する他端とを備えた連動板を使用し、操作板のスライドに連動して該操作板よりも少ない量のスライドを連動板に行なわせ、これにより絞り切替えレバーを変位させるようにしたものである。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、絞り切替えレバーの小径の絞り開口が形成された一端を鏡胴に干渉しない位置で組み付け、組み付け後に回動して鏡胴に形成されたスリット内に挿入するようにしたものである。
【0014】
また、請求項4記載の発明は、反射ミラーの台形形状の開口枠の少なくとも2辺を突出した円弧形状にしたものである。
【0015】
更に、請求項5記載の発明は、2枚の反射ミラーをそれぞれ反射面を露呈する開口枠により保持し、これらの開口枠のうち少なくとも一方の開口枠を台形形状としたものである。
【0016】
また、請求項6記載の発明は、台形形状の開口枠の少なくとも2辺を突出した円弧形状としたものである。
【0017】
更に、請求項7記載の発明は、フィルタをファインダ光路内に挿入する方向に操作板をバネ付勢するようにしたものである。
【0018】
【作用】
ファインダを覗いて被写体を確認する。この時、ファインダの光路内にあるフィルタで被写体が確認しにくい場合には、ユニット本体上部に露呈された操作摘みを絞り開放方向へスライド操作する。これにより操作摘みと一体に形成された操作板がスライドし、操作板の下面に組付けられたフィルタがファインダ光路内から退避される。なお、フィルタはファインダの対物側レンズより小さい接眼側レンズの近傍に配置されているため、操作板のスライド量は少なくて済む。操作板に連動して、連動部材もスライドする。なお、この連動部材のスライド量は操作板より少ないので、ユニット本体内での連動部材のための移動スペースが僅かで済む。絞り切替えレバーは、連動部材により回動されて、撮影レンズを保持する鏡胴のスリット内を移動して撮影光軸上から退避され、絞りを開放する。
【0019】
また、操作板がフィルタをファインダの光路内に挿入する方向にバネ付勢されている場合には、常にファインダを覗くとフィルタが存在しているため、写真の知識を有しないユーザーでも小絞りの状態であることを認識できる。更に、2枚の反射ミラーを保持するそれぞれの枠の少なくとも一方の開口を台形形状とし、この台形形状の開口の少なくとも2辺を突出した円弧形状としたことによりフレアやゴーストを防止できる。また、絞り切替えレバーは、絞り開口が形成された一端が鏡胴に干渉しない位置で組み付けられ、回動されて鏡胴のスリット内に挿入されるので組み立てが容易となる。
【0020】
【実施例】
本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット2は、ユニット本体3と、これを収納した外ケース4とからなる。外ケース4には、綺麗なカラー印刷が施され、また撮影時の注意事項等が印刷されている。
【0021】
ユニット本体3には、外ケース4の開口から露呈している撮影レンズ6、ファインダ対物窓7、シャッタボタン8、フイルム残数表示窓9、巻き上げノブ10、及び操作摘みである撮影モード切替え摘み11とが設けられている。撮影レンズ6は、2個のプラスチックレンズで構成されており、焦点距離が、例えば100mmである。ファインダは、2個のファインダレンズによって構成されたガリレオタイプのファインダであり、これらのファインダレンズの間にフィルタが出入り自在に配置されている。
【0022】
撮影モード切替え摘み11は、日中撮影モードと夜景撮影モードとのいずれか1つを選択するためのものであり、図中に示す位置で日中撮影モードが選択され、これからスロット13の左端にスライド操作した場合には夜景撮影モードが選択される。日中撮影モードの際には、フィルタがファインダ内に入り込み、また撮影レンズ6の光軸上に小口径の絞り開口が位置する。さらに夜景撮影モードの際には、ファインダ内からフィルタが退避し、このフィルタの退避移動に連動して撮影レンズ6の光軸上に大口径の絞り開口が位置する。
【0023】
ユニット本体3は、図3に示すように本体基部15,後カバー16,露光ユニット17,及び前カバー18とからなる。本体基部15には、国際標準規格(ISO:1007−1979年版)で規定された135タイプの写真フイルムパトローネ19が装填される。この写真フイルムパトローネ19には、例えばISO800の高感度写真フイルム19aが用いられている。
【0024】
本体基部15の前面には、露光ユニット17が着脱自在に取り付けられる。露光ユニット17は、撮影レンズ6を備えた露光付与機構,フイルムカウンタ機構,絞り切替え機構,フィルタ出入り機構,及びフイルム巻き止め機構等が組み込まれており、これらは一体化されている。後カバー18は、本体基部15の背後に着脱自在に取り付けられ、本体基部15との間で写真フイルム19aを光密に収納する。前カバー16は、本体基部15の前面に着脱自在に取り付けられる。
【0025】
写真フイルムパトローネ19は、写真フイルム19aと、この写真フイルム19aを光密に収納するパトローネ19bとからなる。このパトローネ19bは、写真フイルム19aの末端が固定されたスプール19cを備え、スプール19cが回転されたときに、その外周に露光済みの写真フイルム19aを巻き取る。
【0026】
本体基部15には、パトローネ19bを収納するためのパトローネ収納室21と、パトローネ19bから引き出されて巻かれた未露光の写真フイルムロール19dを収納するためのフイルム収納室22とが一体成形されている。これらの底は開口となっており、後カバー18に設けたプルトップ式の底蓋23,24によってそれぞれ塞がれる。底蓋24は写真フイルム19aをロール状に巻き取るための治具等を挿入するための蓋であり、また、底蓋23は全コマ撮影終了後に撮影済みの写真フイルム19aが収納されたパトローネ19bを取り出す時の蓋となる。
【0027】
巻き上げノブ10は、パトローネ収納室21の上面に回動自在に配置され、外部から操作が可能なように一部が後カバー18の開口26から露呈している。そして、パトローネ19bが装填された際には巻き上げノブ10の軸がパトローネ19bのスプール19cに係合する。
【0028】
パトローネ収納室21とフイルム収納室22との間には、露光枠28が位置しており、これには、24×36mmのサイズの露光開口29が形成されている。この露光開口29には、露光ユニット17の撮影レンズ6を透過した被写体光が導かれる。後カバー18には、露光開口29に対向する位置に緩やかに湾曲されたフイルム支持面30と、右上端にはファインダ接眼窓31とが一体に設けられている。また前カバー16には、右上端に設けたファインダ対物窓7の他に、上面にスロット13とシャッタボタン8とが一体に設けられている。
【0029】
露光ユニット17には、暗箱33にシャッタ機構,フイルム巻き上げ機構,フイルムカウンタ機構,レンズユニット,絞り切替え機構,及びフィルタ出入り機構とが組み込まれている。
【0030】
暗箱33は、詳しくは図1及び図4に示すように、撮影レンズ6の光軸35をZ字形にするために、正面上方に設けた正面上開口枠36、背面上方に設けた背面上開口枠37、正面下方に設けた正面下開口枠38、及び背面下方に設けた背面下開口枠39とがそれぞれ一体に形成された形状となっている。正面上開口枠36の前面には、カバー板40を介してシャッタユニット41,絞り切替えレバー42及びレンズユニット43とレンズカバー44とが順に組み込まれる。
【0031】
背面上開口枠37には増反射ミラー46が取付けられ、さらに正面下開口枠38には増反射ミラー47が取り付けられる。撮影レンズ6は、ファインダ対物窓7とほぼ同じ高さに配置されている。そして、撮影レンズ6の光軸35は、増反射ミラー46及び増反射ミラー47とによりZ字形に折り曲げられた後、露光開口29の背後に位置決めされた写真フイルム19aに達する。撮影レンズ6を通った被写体光束は、広がりながら写真フイルム19aに達するから、増反射ミラー46は増反射ミラー47よりも小サイズでよい。また、これらのミラー46,47を同じ傾斜角で傾けることによって、撮影レンズ6に水平に入射した光軸35を写真フイルム19aに水平に入射させることができる。
【0032】
なお、増反射ミラー46,47は、ガラス基板の上にアルミニウム層、酸化セリウム層、及び、酸化チタン層を順に層設し、700nmでの反射率が85%以上とした反射ミラーである。また、正面上開口枠36と増反射ミラー46との間には、有効画角外からの斜入光をカットするための遮光板49が取り付けられている。さらに、正面上開口枠36と背面上開口枠37との上面は開口50となっている。
【0033】
ところで、増反射ミラー46及び増反射ミラー47は光軸35に対して傾斜されているため、レンズユニット43を通過して広がりながら進む被写体光は、各部分によって増反射ミラー46までの距離が異なることになる。レンズユニット43から増反射ミラー46までの光路の概略を側面側から見た図5において、光軸35に対して上方に広がった被写体光が増反射ミラー46により反射される反射点はP1,P2となり、その距離はL1となる。同様に、光軸35に対して下方に広がった被写体光が増反射ミラー46に反射される反射点はP3,P4となり、その距離はL2となる。この状態を上方から見た図6に示すように、広がりが少ないうちに増反射ミラー46に反射される上方の被写体光は反射点がP1,P2の位置となり、下方に広がった被写体光の反射点P3,P4に比べて幅が狭くなることが分かる。
【0034】
このように、レンズユニット43を通過した被写体光は、実際には、増反射ミラー46にP1〜P4を結ぶ台形形状の投影がなされ、この台形形状のまま次の増反射ミラー47に反射されている。従来の望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットでは、2枚の増反射ミラーともに長方形のものを用いていたため、台形形状以外の部分に余計な光が反射してしまい、これがフレアやゴーストの発生原因となっていた。
【0035】
そこで本発明では、図4のA矢視図である図7に示すように、正面下開口枠38を台形形状とした。これにより、増反射ミラー47の露呈される形状も台形となるので、余分な光が反射されることを防止することができる。また、増反射ミラー47に反射された被写体光は、後カバー18のフイルム支持面30に支持された写真フイルム19aに達するが、フイルム支持面30の湾曲により写真フイルム19aも湾曲されているため、増反射ミラー47から写真フイルム19aまでの距離が、光軸35に対して同じように上方に広がった被写体光でも異なるようになり、実際に反射ミラー37により反射する必要のある範囲が狭くなる。
【0036】
そこで、図8に示すように正面下開口枠38の上下辺38a,38bを突出させた円弧形状にすると、より余分な光が反射するのを防止することができるようになる。また、図9に示すように、正面下開口枠38の上下左右の辺38a,38b,38c,38dを突出した円弧形状としてもよい。なお、この開口枠の台形化及び辺の円弧形状化は、反射ミラー46を保持する背面上開口枠37あるいは正面下開口枠38の何れか一方もしくは、両方に行ってもよい。また、辺の円弧形状化は、上下あるいは左右の対向する辺同士に行うとよい。
【0037】
図1に示すように、暗箱33の右上には、対物レンズ52と接眼レンズ53とを所定間隔で保持する保持枠54が一体に形成されている。この保持枠54の上面も開口55となっている。これらの開口50,55の上には、暗箱33内部を光密に塞ぎ、且つファインダレンズ52,53を押さえるための天板56が着脱自在に取り付けられる。この天板56には、増反射ミラー46の非ミラー面46aを覆う保護板57が一体に形成されている。この保護板57によって増反射ミラー46が暗箱33に保持される。
【0038】
ファインダレンズ52,53は、露光ユニット17が本体基部15に取り付けられた際に、ファインダ対物窓7とファインダ接眼窓31との間に配置され、対物レンズ52を凸,接眼レンズ53を凹の構成として、写真フイルム19aに写る範囲と同じ、又はこれよりも80%程度の小さめの視野範囲としている。
【0039】
図1及び図10,11に示すように、天板56の上には、光軸35に対して直交する方向に移動自在な操作板である撮影モード切替えレバー58が取り付けられている。この撮影モード切替えレバー58には、上面に撮影モード切替え摘み11が一体に形成されている。また、下面には天板56に形成されたスリット56aに挿入され、フィルタ59が保持される保持枠58aが一体に形成されており、これらでフィルタ出入り機構を構成している。
【0040】
フィルタ59は、撮影モード切替え摘み11を日中撮影モードの位置に操作した際に、ファインダレンズ52,53の間に挿入され、また、夜景撮影モードの位置に操作した際に、ファインダレンズ52,53の間から退避する。この撮影モード切替えレバー58は、一端が撮影モード切替えレバー58に形成された係合部58bに係合し、他端が天板56に形成された穴56bに挿入されるトグルバネ61により、日中撮影モード又は夜景撮影モードとのいずれかの位置に向けて付勢されている。なお、天板56の上面には、撮影モード切替えレバー58とトグルバネ61の摺動面となるレール56c,56d,56eが形成されている。
【0041】
フィルタ59は、周知のように減光フィルタであり、ファインダ対物窓7からファインダ接眼窓30に入射してくる被写体光を減光し、減光された被写体光を撮影者が見ることが可能な場合には、撮影者にそのままシャッタレリーズが可能であることを把握させる。また、減光された被写体光を撮影者が見ることができない場合には、撮影者に夜景撮影モードに切替えることを把握させる。なお、撮影モード切替えレバー58とフィルタ59とを同じ半透明なプラスチックで成形して一体化してもよい。また、撮影モード切替えレバー58の原材料となるプラスチックにシリコンを混入して成形すると、天板56に対する摩擦が低くなり操作性が向上する。
【0042】
フィルタ出入り機構には、絞り切替え機構が連動している。絞り切替え機構は、連動部材である連動板63及び絞り切替えレバー42とから構成されている。連動板63は、天板56の上面に光軸35に対して直交する方向に向けて移動自在に取り付けられており、撮影モード切替えレバー58の移動量よりも絞り切替えレバー42の移動量を少なくするために、一端63aが遊びを持った状態で撮影モード切替えレバー58の突出片58cに連結されている。また、連動板63には、長穴63bが形成されており、この長穴65bには天板56上に形成されたピン56fが挿入される。これにより、連動板63をガイドするとともにスライド量を規制している。なお、連動板63の一端63aの前面側は、前カバー16の内壁に当接して摺動するので、連動板63がピン56fを中心に回動して突出片58cとの連結が外れることはない。
【0043】
また、連動板63の他端63cは、絞り切替えレバー42に形成された第1ピン42aに係合している。絞り切替えレバー42には、第1ピン42aの他にこれと平行な第2ピン42bが形成されている。第2ピン42bは、シャッタユニット41を構成するシャッタカバー65に形成された穴65aに挿入されて絞り切替えレバー42を回動自在とし、第1ピン42aは円弧状の長穴65bを貫通して連動板63の他端63cと係合する。絞り切替えレバー42の第2ピン42bを挟んだ他端には、小口径、例えば直径2〜3mmの絞り開口42cが形成されている。この小口径の絞り開口42cは、撮影モード切替え摘み11が日中撮影モードの位置の際に光軸35の上のシャッタユニット41とレンズユニット43との間に挿入され、また夜景撮影モードの位置の際に光軸35の上から退避される。
【0044】
暗箱33の左上には、周知のシャッタ機構、フイルム巻き上げ機構、及び、フイルムカウンタ機構を構成する従動スプロケット67,カム部材68,係止レバー69,バネ70,蹴飛ばしレバー71,枚数表示板72が取り付けられており、蹴飛ばしレバー71の蹴飛ばし力が回動レバー73,シャッタ駆動レバー74,及びシャッタユニット41に順に伝達される。
【0045】
カム部材68の軸には従動スプロケット67が係合しており、従動スプロケット67は写真フイルム19aのパーフォレーションに係合するので、これらはフイルム1コマ送りに従動して1回転する。カム部材68の回転によって蹴飛ばしレバー71が軸75を中心に時計方向に回動するとともに、係止レバー69が軸76を中心として反時計方向に回転する。そして、カム部材68が一回転すると、係止レバー69がカム部材68の回転をロックしてフイルム巻き止めを行うとともに、蹴飛ばしレバー71をチャージ位置に保持する。バネ70は、捩じりバネとなっており、係止レバー69を時計方向に、また蹴飛ばしレバー71を反時計方向に向けてそれぞれ付勢している。カム部材68が一回転した際には、枚数表示板72が1目盛分だけ回転する。
【0046】
シャッタボタン8の押下によって係止レバー69が反時計方向に押圧される。これによりフイルム巻き止めが解除されるとともに、蹴飛ばしレバー71がバネ70の付勢によってチャージ位置から初期位置に向けて回転する。この蹴飛ばしレバー71には、蹴飛ばしアーム71aが一体に形成されている。蹴飛ばしアーム71aの移動路には、回動レバー73の爪部73aが待機している。
【0047】
回動レバー73は、光軸35と平行に設けられた軸77に回動自在に取り付けられており、詳しくは図12に示すように、軸77の上方に設けられた爪部73aの他に、前方に向けて突出した連結ピン73bが一体に形成されている。この連結ピン73bは、シャッタ駆動レバー74に連結され、回動レバー73の回転力をシャッタ駆動レバー74に伝達する。
【0048】
バネ78は、一端が回動レバー73に形成されたピン73cに、他端が暗箱33に一体に形成されたピン79にそれぞれ引っかけられ、回動レバー73を反時計方向に付勢している。そして、暗箱33には、回動レバー73に当接し、バネ78の付勢に抗して回動レバー73の回動を阻止するストッパー80が一体に形成されている。
【0049】
爪部73aが蹴飛ばしアーム71aで蹴飛ばされることにより、回動レバー73は軸77を中心として時計方向に回動してシャッタ駆動レバー74を回転させる。そして、蹴飛ばしレバー71が初期位置に回転した後には、蹴飛ばしアーム71aが爪部73aを乗り越え、バネ78の付勢により回動レバー73が初期位置に引き戻され、ストッパー80に当接する。
【0050】
シャッタ駆動レバー74は、光軸35と平行な軸81を中心として回動自在に取り付けられており、軸81に嵌め込まれる軸受部74aを挟んだ両端側に、レバー74b,74cがそれぞれ一体に形成されている。レバー74bには、前方に向けて突出した連結ピン74dが一体に形成され、またレバー74cには、カム孔74eが形成されている。連結ピン74dは、シャッタユニット41のシャッタ羽根82,83に係合される。カム孔74eには、前記連結ピン73bが嵌入される。なお、軸77,81は、暗箱33に一体に形成されている。
【0051】
このシャッタ駆動レバー74は、前方に突出した撮影レンズ6の直後で開閉するシャッタ羽根82,83に、これから光軸35に沿って凹んだ位置に配置された回動レバー73の回転力を伝達するために、シャッタ連結ピン74dとカム孔74eとが光軸35に対して異なった面で揺動するように、断面がクランク状に形成されている。
【0052】
シャッタユニット41は、シャッタベース84と、同形状をなす一対のシャッタ羽根82,83及びシャッタカバー65とから構成されている。シャッタベース84には、光軸35の上に設けられたシャッタ開口84aと、増反射ミラー47の非ミラー面47aを覆う保護板84bとが一体に形成されている。また、シャッタカバー65には、光軸35の上に、絞り切替えレバー42の絞り開口42cよりも大きい口径、例えば直径約5〜6mmの絞り開口65cと、レンズユニット43が挿入される鏡胴85とが形成されている。
【0053】
一対のシャッタ羽根82,83は、シャッタベース84に形成された2つの軸84c,84dを中心にそれぞれ回動自在に配置されており、これらの軸84c,84dの間に形成された開口84eを介して前記シャッタ連結ピン74dが入り込む係合孔82a,83aがそれぞれに設けられている。したがって、シャッタ駆動レバー74が回動するとシャッタ連結ピン74dによって一対のシャッタ羽根82,83が同時に開閉する。シャッタ羽根82,83の開閉は、図に示す開き位置と、シャッタ羽根82,83が重なってシャッタ開口84aを塞ぐ閉じ位置との間で行われる。この開閉は、2枚のシャッタ羽根82,83で行うようにしているため瞬時に行え、露光ムラの防止に寄与している。
【0054】
なお、シャッタ駆動レバー74のカム孔74eには、シャッタ羽根82,83を駆動する直線部と、シャッタ羽根82,83を開き位置に保持する曲線部が設けられているので、2枚構成のシャッタ羽根でも安定したシャッタ速度を得ることができる。
【0055】
図13に示すように、レンズユニット43は、レンズホルダ87及び撮影レンズ6,押さえ環88とから構成されており、これらは露光ユニット17の前面に着脱自在に取り付けられる。撮影レンズ6は、後レンズ89及び前レンズ90と、これらの間に挿入されるスペーサ91とから構成されており、従来の望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットに用いられていた撮影レンズより大口径で明るいものとなっている。
【0056】
撮影レンズ6は、円筒状のレンズホルダ87に挿入され、最後に押さえ環88が圧入される。押さえ環88によって撮影レンズ6は、レンズホルダ87内で前後に移動するのが防止される。
【0057】
レンズホルダ87は、シャッタユニット41を構成しているシャッタカバー65の前面側に形成された鏡胴85内に挿入される。鏡胴85の内壁には、光軸35に沿って螺旋状とされたカム面85aが3個形成されている。また、レンズホルダ87の外壁には、カム面85aと同方向の螺旋状とされた突条部93が3個形成されている。図14に示すように、突条部93の背面側は平面とされており、カム面85aに対して当接するようになっている。また、突条部93の前面側には階段状にされた歯列94が形成されている。これにより、レンズホルダ87を鏡胴85内で回動すると、カム面85aと突条部93との摺接により光軸35の前後方向に移動することができる。
【0058】
図13に示すように、レンズホルダ87が収納されたシャッタカバー65には、内径が鏡胴85の外径と同一とされたレンズカバー96が取り付けられる。レンズカバー96には左右に張り出した支持板96aが一体に形成されており、シャッタカバー65に爪係合される。レンズカバー96の前面側には、一端がレンズカバー96に連なり、他端が自由にされ弾性を付与された係合片97が3個形成されている。そして、レンズカバー96をシャッタカバー65に取り付けると、図14に示すように、係合片97の自由端側に形成された突起97aが、レンズホルダ87突条部93の歯列94に噛合するようになっている。
【0059】
歯列94は、定ピッチで設けられており、そのピッチ角は4°(レンズホルダの外周の90等分)とされている。また、カム面85aと突条部93の傾斜は、係合片972と歯列940との係合が1段移動するごとに、レンズホルダ87を前あるいは後ろに0.2mm移動させる傾斜となっている。このように、レンズホルダ87の回転量と移動量とが対応しており、移動量は僅か0.2mm刻みで移動できるので、撮影レンズ6をピントのピーク位置に調整するのは非常に容易となっている。また、係合片97と突条部93とカム面85aとの位置関係は、レンズホルダ87が回転されても変わらないので、係合片97に余分な負荷をかけることがない。そのため、レンズホルダ87を固定するためのバネを単独で設ける必要もないし、レンズカバー96をリサイクル時に再使用することができる。
【0060】
ピントの調整は、組立て後の露光ユニット17に対して行われるが、その際には図15に示すような治具99が用いられる。治具99は、先端部100が三叉状にされており、この先端部100をレンズカバー96の前面側から挿入し、押さえ環88に係合させて回動することによって行われる。
【0061】
レンズホルダ87は、図中で時計方向に回動されると、突条部93の背面側がカム面85aに対して摺動し、歯列94は係合片97を撓ませてクリック音を発し、レンズホルダ87は鏡胴85から突出する方向に移動される。逆に、レンズホルダ87が反時計方向に回動されると、レンズホルダ87は鏡胴85内に収納される方向に移動される。そして、レンズホルダ87の回動後には、係合片97は再び歯列94と係合してレンズホルダ87を固定する。係合片97と歯列94との係合が一段移動すると、レンズホルダ87が前後に0.2mm移動するので、治具99の回転角度によってレンズホルダ87の移動量を容易に制御することができる。
【0062】
また、図14に示すように前カバー16の内壁には、レンズカバー96の係合片97に対面する位置に突起102が形成されている。この突起102は、ピント調整が済んだ露光ユニット17が本体基部15に取付けられ、この本体基部15に前カバー16が取り付けられることにより係合片97に当接して押圧するようになっている。これにより係合片97が歯列94に押し付けられるので、レンズ付きフイルムユニット2に落下等による衝撃が与えられてもレンズホルダ87が不用意に回動してピントが狂うようなことはない。
【0063】
絞り切替えレバー42はシャッタカバー65に取り付けられ、鏡胴85内に挿入される。この取り付けは、図16に示すように、絞り切替えレバー42を鏡胴85に干渉しない状態に傾けて、第1ピン42aと第2ピン42bとを穴65aと長穴65bとに挿入する。この挿入後に、絞り切替えレバー42を図中時計方向に回動すると、絞り切替えレバー42の絞り開口42cが形成された一端が鏡胴85に形成されたスリット85b(図1参照)内に挿入される。このように絞り切替えレバー42を取り付けるために第1ピン42aの逃げ穴である長穴65aは、連動板63により回動される範囲よりも長く作られている。
【0064】
次に、上記実施例の作用について説明する。レンズ付きフイルムユニット2は、本体基部15,前カバー16,後カバー18,露光ユニット17を構成する各部品が製造されて組み立てられる。
【0065】
露光ユニット17の組み立てでは、絞り切替えレバー42は図16に示すように、鏡胴85に干渉しない状態に傾けて、第1ピン42aと第2ピン42bとを穴65aと長穴65bとに挿入する。この挿入後に、絞り切替えレバー42を図中時計方向に回動すると、絞り切替えレバー42の絞り開口42cが形成された一端が鏡胴85に形成されたスリット85b(図1参照)内に挿入される。
【0066】
また、露光ユニット17の組み立てで比較的難しいのは、撮影モード切替えレバー58の係合部58bと、トグルバネ61との係合である。これは、図17に示すようにトグルバネ61の径が細く、係合部58bに形成されたスリット58dがトグルバネ61の径とほぼ同じ幅であるためである。この係合部58bとトグルバネ61との係合をより簡単に行うために、図18に示すように係合部58bに、撮影モード切替えレバー58がスライドしてもトグルバネ61が外れない程度の切欠58eをスリット58dに連なるように設けるとよい。これにより、トグルバネ61と撮影モード切替えレバー58との係合が容易に迅速に行うことができ、作業効率の向上によりコストダウンにも貢献することができる。
【0067】
組み立てられた露光ユニット17は、本体基部15の前面側に爪係合される。本体基部15に取り付けられた露光ユニット17は、ピント検査が行われる。ピント検査は、前面側から撮影レンズ6に向かってレーザ光線が照射され、このレーザ光線が適正な位置で結像されるかを確認することによって行われる。
【0068】
このピント検査で不合格となったものは、図15に示すように治具99が押さえ環88に係合され、図13に示すようにレンズホルダ87が調節方向に回動される。例えば図中において、治具99が時計方向に回動された場合、レンズホルダ87は突条部93の背面側がカム面85aに対して摺動し、レンズホルダ87は鏡胴85から突出する方向に移動される。このレンズホルダ87の移動時には突条部93の歯列94により係合片97が撓まされ、移動が終了すると再び歯列94と係合片97の突起97a(図14参照)とが係合される。
【0069】
ピント調整が終了した露光ユニット17は次工程に搬送され、本体基部15の前面に前カバー16が取り付けられてピント位置が固定される。その後、写真フイルムパトローネ19が装填されてから後カバー18が取り付けられてユニット本体3が完成する。ユニット本体3には、シャッタ速度検査,フイルム巻上げ・巻止め検査,撮影モード切替え検査等が行われる。
【0070】
撮影モード切替え検査は、撮影モード着替え摘み11をスライド操作して、フィルタ59のファインダ光路内への挿脱と、絞り切替えレバー42の回動との確認と、操作に必要な力量との検査が行われる。この検査は、作業員が指で撮影モード切替え摘み11をスライドして行うこともできるが、自動検査機を用いて行うこともできる。しかしながら、図2に示すように、撮影モード切替え摘み11は前カバー16からの突出量が少なく、スロット13との間の隙間も僅かしかないため、自動検査機のアームではスライドできない。
【0071】
そのため、撮影モード切替え検査を自動検査機で行う場合には、図19に示すように、撮影モード切替え摘み103の幅を狭くしてスロット13との間に隙間が形成されるようにし、また、撮影モード切替えレバー58からの突出量も若干高くすることにより、図20に示すように前カバー16からの突出量が増すので、自動検査機による検査に対応することができるようになる。
【0072】
以上のように組み立てられたユニット本体3は、外側を外ケース4で覆われてレンズ付きフイルムユニット2となる。レンズ付きフイルムユニット2は、撮影モード切替え摘み11が日中撮影モードにセットされた状態で防湿防温のガゼット袋に収納されている。購入後、ガゼット袋を破いて、レンズ付きフイルムユニット2を取り出す。この取り出したときには、外ケース4のスロット13の両端の部分に、図2に示すように、太陽マーク4aと月マーク4bとが施されているので、写真知識を有するユーザーでは日中撮影と夜景撮影とが随時切替えできるタイプであることが確実に理解できる。
【0073】
日中撮影モードの状態では、図10(A)に示すように、撮影モード切替え摘み11がスロット13内で右方にあるため、撮影モード切替えレバー58に形成された突出片58cに、端部63aによって遊びをもって連結された連動板63も右方に位置することとなる。このときには、図11(A)に示すように、光軸35の上,大口径の絞り開口65cの前方には、絞り切替えレバー42に形成された小口径の絞り開口42cが位置している。また、ファインダレンズ52,53の間には、撮影モード切替えレバー58の保持枠58aに保持されたフィルタ59が挿入された状態となっている。なお、撮影モード切替えレバー58は、トグルバネ61により日中撮影モード側に付勢されているため、多少の振動が与えられても不用意にスライドすることはない。
【0074】
撮影を行う場合には、先ず、巻き上げノブ10を回してフイルム巻き上げを行う。このフイルム巻き上げによって、写真フイルム19aがパトローネ19bのスプール19cに巻かれる。ここで、レンズ付きフイルムユニット2は、工場出荷時に蹴飛ばしレバー71がチャージ位置の直前の状態になっているため、写真フイルム19aの僅かな部分がパトローネ19bに巻き戻されると、従動スプロケット67を介してカム部材68が僅かに回転し、係止レバー69によって蹴飛ばしレバー71がチャージ位置で保持される。このとき、フイルム巻き止め機構が作動して従動スプロケット67の回転が阻止される。
【0075】
シャッタチャージ後、ユーザーはファインダ接眼窓31から撮影すべきシーンを観察する。このとき、フィンダーレンズ52,53の間にフィルタ59が挿入された状態となっている。そこで、このファインダを覗いたときに、フィルタ59によって減光された被写体光を観察することになるので違和感を持つ。この時点で外ケース4の印刷を読むことによって、このレンズ付きフイルムユニット2が、日中撮影/夜景撮影の両方ができるタイプであることに気がつく。したがって、初心者であっても、日中撮影もしくは夜景撮影を適宜選択して、撮影を行うことが可能となる。
【0076】
ファインダ接眼窓31を覗いてフレーミングを行う。図21(A)に示すように被写体が高輝度な場合には、フィルタ59を通して被写体を見ても容易にフレーミングができる。ファインダレンズ52,53の光軸は、撮影レンズ6の光軸35と平行で、しかもほぼ同じ高さ位置で接近した位置にあるため、近距離にある被写体に対してもパララックスがほとんど生じることがない。
【0077】
シャッタボタン8を押下すると、図1に示す係止レバー69が反時計方向に押圧される。これにより、蹴飛ばしレバー71がバネ70の付勢によって軸75を中心に反時計方向に回転するとともに、フイルム巻き止め機構のロックが解除される。
【0078】
蹴飛ばしレバー71がチャージ位置から初期位置に向けて回転すると、蹴飛ばしアーム71aが回動レバー73の爪部73aを蹴飛ばし、回動レバー73がバネ78の付勢に抗して軸77を中心に時計方向に回転する。これにより連結ピン73bは、カム孔74e内を移動しながらシャッタ駆動レバー74を軸81を中心に反時計方向に回転させる。このシャッタ駆動レバー74の回転により、シャッタ羽根83が軸84dを中心に反時計方向に回転され、またこれと同時にシャッタ羽根82が軸84cを中心として時計方向に回転する。そして、図12に示すように、シャッタ羽根82,83が開き位置の状態となる。
【0079】
蹴飛ばしアーム71aが爪部73aを乗り越えた時点で回動レバー73がバネ78の付勢によって初期位置に引き戻され、シャッタ駆動レバー74は軸81を中心に時計方向に回転され、シャッタ羽根82,83が閉じ位置に向けて回転する。そして、回動レバー73が初期位置に戻った時点で、シャッタ羽根82,83が閉じ位置の状態となる。このとき、回動レバー73がストッパー80に当接し、回動が阻止される。
【0080】
シャッタ羽根82,83が開閉中には、撮影レンズ6を透過した被写体光が小口径の絞り開口42cを通過してシャッタ開口84aから入射する。この被写体光は、遮光板49を通って増反射ミラー46で増反射ミラー47に向けて反射され、さらに増反射ミラー47で背面下開口枠39に向けて反射されて露光開口29に導かれ、写真フイルム19aに照射される。写真フイルム19aへの露光は、絞り開口42cが小口径となっているから、高輝度被写体に適した露出で行われる。
【0081】
また、増反射ミラー47を保持する正面下開口枠38は、図7に示すような台形形状あるいは、図8に示すような台形形状で上下辺38a,38bが突出した円弧形状もしくは、図9に示すように台形形状で上下左右辺38a〜38dが突出した円弧形状とされているので、余分な光が写真フイルム19aに反射されることはなく、フレアやゴーストの発生が防止される。
【0082】
図21(B)に示すように、ファインダ接眼窓31を覗いたときに、フィルタ59によって減光された被写体光を観察することができない場合や見えにくい場合には、撮影モード切替え摘み11を夜景撮影モードの位置に切替える。図10(B)に示すように、撮影モード切替え摘み11を図中左方にスライドすると、突出片58cと端部63aとで遊びをもって連結された連動板63は、長孔63bとピン56f及び、連動板63の前面側と前カバー16の内壁とによってガイドされ、撮影モード切替えレバー58よりも少ない量のスライドが行われる。
【0083】
図11(B)に示すように、撮影モード切替えレバー58がスライドされると、ファインダレンズ52,53の間からフィルタ59が退避される。同様に、連動板63がスライドされると、端部63cにより第1ピン42aが連結された絞り切替えレバー42は、第2ピン42bをを中心に反時計方向に回動され、小口径の絞り開口42cが光軸35の上,大口径の絞り開口65cの前方から退避される。
【0084】
フィルタ59が退避すると、ファインダに入射する被写体光をそのまま観察することができるので、フレーミングを行ってからシャッタボタン8を押下する。これにより、前述したと同じにシャッタ羽根82,83が開閉し、撮影レンズ6を通過した被写体光が大口径の絞り開口65cを通過して、写真フイルム19aに入射する。この露光は、絞り開口65cが大口径となっているから、低輝度被写体に適した露出で行われる。
【0085】
以下、フイルム巻き上げの前又は後に、撮影モード切替え摘み11を操作して日中撮影と夜景撮影とのいずれか一方を選択しながら撮影を行う。そして、全てのコマの撮影が終了した後に、レンズ付きフイルムユニット2は、写真フイルムパトローネ19を入れたままの状態で現像所に提出される。現像所では、レンズ付きフイルムユニット2から、写真フイルムパトローネ19を取り出し、パトローネ19bから写真フイルム19aを引き出して周知の現像及びプリント処理を行う。そして、ユーザーにプリント写真と現像済みの写真フイルム19aとを返却する。空となったレンズ付きフイルムユニット2は、ユーザーに返却されることなく、工場に回収されてリサイクルされる。
【0086】
なお、上記実施例では撮影モード切替えレバーのスライドにより連動板を少ない量でスライドし、この連動板のスライドにより絞り切替えレバーを回動させて露出切替えとフィルタの挿脱とを行ったが、図22及び図23に示すように撮影モード切替えレバーと連動板とを一体に形成してもよい。これによれば、同図(A)に示すように、撮影モード切替えレバー105が日中撮影モードである右方にあるときには、撮影モード切替えレバー105はトグルバネ106によって右方に付勢されている。そして、一体に形成された係合部107の一端107aが、絞り切替えレバー108の第1ピン108aに当接している。
【0087】
図23(A)に示すように、日中撮影モードでは、フィルタ109はファインダ対物レンズ110とファインダ接眼レンズ111との間に配置されている。また、絞り切替えレバー108の小口径の絞り開口108cは、撮影光軸上の大口径の絞り開口112の前方に位置し、上ストッパー113aに当接する。
【0088】
図22(B)に示すように、撮影モード切替えレバー105が夜景撮影モードである左方にあるときには、係合部107の他端107bが絞り切替えレバー108の第1ピン108aと当接している。そして、図23(B)に示すように、フィルタ109はファインダの光軸から退避し、絞り切替えレバー108も撮影光軸上の大口径の絞り開口112の前方から退避して、下ストッパー113bに当接する。このように、絞り切替えレバー108は、日中撮影モードあるいは夜景撮影モードにあるときに、上下ストッパー113a,113bとトグルバネ106によって付勢された撮影モード切替えレバー105とによって、いずれの回動方向への回動も阻止されるので、絞り開口108cを確実に位置決めできる。
【0089】
また、写真の知識が乏しいユーザーが本発明のレンズ付きフイルムユニットを使用した場合には、説明文等を読まずにファインダを見えにくくするフィルタを退避させた絞り開放状態のままで全ての撮影行ってしまい、露出オーバーの写真を数多く撮影してしまうことが考えられる。これを防止するためには、図24(A)に示すように、撮影モード切替えレバー120にピン121を形成し、天板122の上面に突起123を形成し、このピン121と突起123との間にコイルバネ124を掛ける。これにより、撮影モード切替えレバー120は、コイルバネ124によって図中右方に付勢され、常時フィルタがファインダの光路内に挿入されるようになる。
【0090】
これによれば、写真知識の乏しいユーザーがファインダが見やすくするために、撮影モード切替えレバー摘み120を図24(B)に示すように左方にスライドしても、指を放すとコイルバネ124の付勢によりフィルタがファインダ光路内に戻るので違和感を持つ。この時点で、外ケース4に印刷された説明文を読むことにより、撮影モード切替えレバー120及びファインダ光路内のフィルタの働きを知り、適宜露出を変更しながら撮影を行うことができる。
【0091】
また、上記各実施例は、絞り切替えレバーを回動して鏡胴内に挿脱させるようにしたが、小径の絞り開校が形成された板をスライドさせて鏡胴内に挿脱するようにしてもよい。更に、本発明は、望遠タイプのレンズ付きフイルムユニットのみでなく、標準・パノラマ切替えタイプや接写タイプのレンズ付きフイルムユニットや、低価格なコンパクトカメラ等にも採用することもできる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、操作摘みの操作による絞り切替えレバーの変位に、大効率,省スペースな連動機構を採用し、絞り切替えレバーを撮影レンズを保持する鏡胴内に挿脱するようにしたことにより、長焦点化されたレンズ付きフイルムユニットの薄型化が可能となる。
【0093】
また、ファインダ光路内に挿脱されるフィルタを対物レンズより小さな接眼レンズの近傍に設けたことにより、フィルタの移動量が僅かで済み、迅速な絞りの切替えを行うことができる。
【0094】
更に、絞り切替えレバーの組み付けは、小径の絞り開口が形成された一端を鏡胴に干渉しない位置に傾け、組み付け後に回動して鏡胴に形成されたスリット内に挿入するようにしたので、容易,迅速に組み付けることができ、レンズ付きフイルムユニットの組み立て効率の向上によるコストダウンに貢献することができる。
【0095】
また、2枚の反射ミラーをそれぞれ保持し、反射面を露呈する開口枠のうち、少なくとも一方の開口枠を台形形状としたことにより、余分な光の反射を防ぎフレアやゴーストの発生を防止することができる。そして、この台形形状の開口枠の少なくとも2辺を突出した円弧形状としたことにより、更に余分な光の反射防ぐことができる。
【0096】
また、フィルタがファインダ光路内に挿入される方向に操作板をバネ付勢することにより、写真知識を有しないユーザーでも被写体の輝度により絞りの切替えを行いながら撮影することが認識できるので、フィルタをファインダから退避させた状態での撮影による露出オーバーの写真撮影を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ユニット本体の要部断面図である。
【図5】レンズユニットから反射ミラーまでの撮影光束を側面側から見た概略図である。
【図6】レンズユニットから反射ミラーまでの撮影光束を平面側から見た概略図である。
【図7】反射ミラーを保持する開口枠の形状を示す矢視図である。
【図8】反射ミラーを保持する開口枠の別の例の形状を示す矢視図である。
【図9】反射ミラーを保持する開口枠の更に別の例の形状を示す矢視図である。
【図10】絞り切替え機構を平面から見た動作説明図である。
【図11】絞り切替え機構を正面から見た動作説明図である。
【図12】シャッタユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図13】レンズユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図14】前カバーと係合片と突条部とカム面との位置関係を示す説明図である。
【図15】ピント調整方法の説明図である。
【図16】絞り切替えレバーの組み付け方法を示す説明図である。
【図17】従来の撮影モード切替えレバーとトグルバネとの係合方法を示す説明図である。
【図18】改良した撮影モード切替えレバーとトグルバネとの係合方法を示す説明図である。
【図19】別の実施例の撮影モード切替えレバーを示す斜視図である。
【図20】別の実施例の撮影モード切替えレバーを組み付けたユニット本体の斜視図である。
【図21】フィルタの説明図である。
【図22】本発明とは別の実施例の絞り切替え機構を平面から見た動作説明図である。
【図23】本発明とは別の実施例の絞り切替え機構を正面から見た動作説明図である。
【図24】本発明とは更に別の実施例の絞り切替え機構を平面から見た動作説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
11,103 撮影モード切替え摘み
17 露光ユニット
42,108 絞り切替えレバー
46,47 増反射ミラー
37,38 開口枠
56 天板
58,105,120 撮影モード切替えレバー
59 フィルタ
63 連動板
85 鏡胴

Claims (4)

  1. 予めフイルムを内蔵し、撮影レンズやファインダ等の撮影機構が組み込まれたユニット本体と、撮影レンズとフイルム露光面との間に配置され、撮影光軸をZ字型にして略100mm以上の焦点距離を構成する2枚の反射ミラーとを備え、かつストロボを有しないレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記2枚の反射ミラーをそれぞれ保持するとともに、少なくとも一方が台形形状とされた二つの開口枠と、
    前記ファインダの上方にスライド自在に組み込まれ、一体に設けられた操作摘みがユニット本体上部から露呈された操作板と、
    この操作板の下面に形成された保持枠と、
    この保持枠に組み付けられ、操作板のスライドによって接眼側レンズに近接する位置でファインダの光路内に挿脱される半透明のフィルタと、
    小径の絞り開口が形成され、撮影レンズを保持する鏡胴内に挿脱される絞り切替えレバーと、
    前記操作板のスライドに連動して絞り切替えレバーを変位させ、小径の絞り開口を撮影光軸上に挿脱させる連動機構と、
    フィルタがファインダ光路内に挿入される方向に前記操作板を付勢するバネとを備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記連動機構は、操作板に対し、スライド方向において遊びを有した状態で係合する一端と、絞り切替えレバーと係合する他端とを備えた連動板からなり、この連動板は、操作板のスライドに連動して操作板よりも少ない量のスライドを行ない、絞り切替えレバーを変位させることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 前記絞り切替えレバーは、小径の絞り開口が形成された一端が鏡胴に干渉しない位置で組み付けられ、組み付け後に回動されて鏡胴に形成されたスリット内に挿入されることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 前記台形形状の開口枠は、少なくとも2辺が突出した円弧形状であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のレンズ付きフイルムユニット。
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