JP3614585B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ付きフイルムユニットに関し、更に詳しくは、撮影可能枚数を表示するカウンタ板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
簡単な露光機構を備えるとともに、予め未露光の写真フイルムとパトローネとが製造時に装填され、面倒なフイルム装填と巻戻し操作を不要にしたレンズ付きフイルムユニットとして、例えば「写ルンですSuper 800 」(商品名)等が本出願人より製造、販売されている。このようなレンズ付きフイルムユニットは、周知のように撮影ごとにパトローネのスプールに係合された巻上げノブを回転操作して、露光済みの写真フイルムをパトローネ内に収納する巻上げ操作を行なう。
【0003】
一方、新規な写真フイルム及びカートリッジと、これらを利用するカメラや各種処理装置等から構成される「Advanced Photo System 」が提案,発表されている。このAPS対応の写真フイルムは、パーフォレーションの配列フォーマット等が新規なものとなっている。この写真フイルムでは、各コマのフイルム給送方向の先頭側と後部側とに1個ずつ計2個のパーフォレーションがそれぞれ形成されており、予め決められた位置に撮影が行われる。
【0004】
更に、上記フイルムカートリッジを装填したレンズ付きフイルムユニットも、「写ルンですスーパースリム」(商品名)等が本出願人より製造、販売されている。このようなレンズ付きフイルムユニットにおいては、隣合うコマ間の後部側と先頭側との近接したパーフォレーションを利用してスプロケットを回転させ、シャッタチャージやカウンタ板の歩進に利用している。
【0005】
このようなレンズ付きフイルムユニットの内部には、巻上げノブの巻上げ操作に伴って移送される写真フイルムのパーフォレーションに噛合し、従動して回転されるスプロケットと、このスプロケットと同軸で回転されるカム部材と、このカム部材の回転を利用してシャッタチャージを行うシャッタ駆動レバー及び係止レバーや、撮影可能枚数を表示するカウンタ板等が一体化された露光ユニットが組み込まれている。
【0006】
ところで、上述したようなレンズ付きフイルムユニットは、撮影可能枚数が異なる幾つかのタイプが用意されており、ユーザーは使用目的に対応して、最も経済的なレンズ付きフイルムユニットを選択購入できる。例えば、「写ルンですスーパースリム」(商品名)においては、25枚撮りと、40枚撮りの2種類のタイプが用意され、ユーザーは適切な撮影枚数のレンズ付きフイルムユニットを選択できる。
【0007】
このような、撮影可能枚数が異なる幾つかのタイプのレンズ付きフイルムユニットに対応して、撮影可能枚数を表示するカウンタ板は、従来、各々の撮影可能枚数に対応したピッチの歯が形成されたものを用いていた。このように、各々のタイプのレンズ付きフイルムユニットには、互いに歯のピッチが異なるカウンタ板が用いられ、それに伴い、各々のカウンタ板を駆動するカム部材も、各々のタイプのカウンタ板の歯のピッチに適合するものを使用していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように撮影可能枚数が異なるレンズ付きフイルムユニットのタイプの毎に、異なるカウンタ板の歯ピッチに適合するカム部材を使用したのでは、構成部品の共通化率が低くなり製造コストが上昇するという問題が発生する。また、異なるタイプへの製造ラインの切り換え時に、使用部品の切り換えも多くなり、生産効率が著しく低下するという問題も生じる。
【0009】
一方、レンズ付きフイルムユニットの露光ユニットは、回収後に再使用されるが、その際にはカウンタ板をリセットしなくてはならない。しかしながら、カウンタ板と、シャッタチャージを行う係止レバーとを、従来のように当接させてしまうと、カム部材を回転させてカウンタ板を駆動させて、リセットしなければならず、作業効率を悪化させるという問題があった。また、カウンタ板を取り外さずに無理にリセット位置まで回転させると、カウンタ板の外周の歯やカム部材が潰れてしまい、再使用できなくなるという問題も生じる。
【0010】
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、撮影可能枚数の異なる各タイプのレンズ付きフイルムユニットにおいて、構成部品の共通化率を高めて、製造コストを低減させ、かつ、レンズ付きフイルムユニットのリユース時に、露光ユニットの再使用を容易にしたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、1コマ撮影ごとに行われる写真フイルムの巻上げ移送に連動して回転するカム部材と、一方の面に最大撮影可能枚数に応じた目盛りが記され、外周にカム部材が噛合される歯が一定ピッチで形成され、該カム部材の回転によって一目盛り分ずつ回転される円板状のカウンタ板とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記カウンタ板の外周には、歯の総数を最大撮影可能枚数に応じた数とするように歯を形成しない無歯区間が設けられており、前記カウンタ板の他方の面には、外周に前記カム部材が噛合される歯が形成された円板状のギアが一体に形成され、前記ギアの歯は、前記カウンタ板の歯と同一のピッチであって、かつ前記カウンタ板の歯に対して回転方向に位相がずれて配列されていることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットは前記ギアの外周において、前記カウンタ板の前記無歯区間に対応する位置に、歯を形成しない無歯区間を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に従って、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの一形態について説明する。図2に示すように、レンズ付きフイルムユニット2は、予めフイルムカートリッジが装填され各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆う外装紙4とから構成されている。
【0014】
ユニット本体3の上面にはシャッタボタン6,カウンタ窓7が、前面にはファインダ8,撮影レンズ9,ストロボ充電スイッチ10,ストロボ発光部11等が設けられている。また、背面側からは1コマの撮影毎に回動操作される巻上げノブ12が露呈されている。外装紙4は、裏面に接着剤が塗布されてユニット本体3の中央部分に巻かれるように貼付され、撮影レンズ9やファインダ8,カウンタ窓7等を外部に露呈させる開口が形成されている。
【0015】
図3に示すように、ユニット本体3は、フイルムカートリッジ14が装填される本体基部16と、この本体基部16の前面に組み付けられる露光ユニット17及びストロボユニット18と、本体基部16の前面側及び背面側を覆うように組み付けられる前カバー19及び後カバー20とから構成されており、これらは爪係合によって組み立てられる。
【0016】
フイルムカートリッジ14は、プラスチック製のカートリッジ本体22と、このカートリッジ本体22内に収納される写真フイルム23とから構成されている。カートリッジ本体22内には、写真フイルム23の一端が係止されるスプール25が回転自在に組み込まれており、更に特開平6−266053号公報で知られるようなフイルム送出し機構が内蔵されている。
【0017】
また、写真フイルム23がカートリッジ本体22内に出入りするフイルム出入り口(図示せず)には、外部から回動されることによりフイルム出入り口を開閉する棒状の遮光蓋26が、従来のテレンプに代わって組み込まれている。
【0018】
図4に示すように、このレンズ付きフイルムユニット2に内蔵される写真フイルム23はフイルム自由端部23a,撮影領域23b,フイルム係止部23cから構成されている。撮影領域23bには、一方の側縁に沿ってサイズの異なった大小2個のパーフォレーション28,29が2種類の間隔で交互に配列されている。
【0019】
パーフォレーション28,29は、各コマ30のフイルム給送方向の先頭側と後部側とを設定するもので、レンズ付きフイルムユニット2では撮影毎に写真フイルム23をカートリッジ本体22内に巻き込んでいくことから、大パーフォレーション28がフイルム給送方向の先頭側を、小パーフォレーション29が後部側を示している。各パーフォレーション28,29は、コマ30の数に対応する数だけ設けられている。
【0020】
フイルム係止部23cは端部がスプール25に係止されており、巻上げノブ12の回動操作によるスプール25の回転によって、スプール25に巻き付けられる。フイルム自由端部23aとフイルム係止部23cとは撮影に用いられない領域とされており、現像処理時に使用するための露光禁止領域となっている。そのため、フイルム自由端部23aとフイルム係止部23cは、未露光の状態でカートリッジ本体22内に巻き上げられる。
【0021】
そして、レンズ付きフイルムユニット2に内蔵される写真フイルム23は、一般のカメラに使用される写真フイルムに追加工を施して、レンズ付きフイルムユニット用として用いられる。カメラ用の写真フイルムとレンズ付きフイルムユニット用の写真フイルム23との差異は、大パーフォレーション28の大きさと、フイルム係止部23cの範囲内に追加された初期チャージ用の小パーフォレーション31である。カメラ用の写真フイルムでは全てのパーフォレーションの大きさが同じ大きさとなっており、フイルム係止部23c内にパーフォレーションは存在しない。フイルム自由端部23aのパーフォレーション32は、カメラに装填された際に最初のシャッタチャージを行うためのものである。
【0022】
このようなフイルムカートリッジ14の写真フイルム23の長さは、コマ30の数が、例えば、15,25,40個分となるように設定されており、各々、撮影可能枚数が15枚撮り,25枚撮り,40枚撮りとなる。
【0023】
本体基部16の中央部には、前面側に組み付けられた露光ユニット17から写真フイルム23までの間の撮影光路を遮光する遮光筒34が設けられている。この遮光筒34の背面側には、写真フイルム23への露光範囲を規定するアパーチャーが形成されており、このアパーチャーに対面するように後カバー20にフイルム支持面20aが形成されている。遮光筒34の前面側には、撮影レンズ9を透過した被写体光をアパーチャーに導くための開口46が形成されている。また、遮光筒34の上方には、露光ユニット17に組み込まれたスプロケットを写真フイルム22に向けて露呈させるための開口34aが形成されている。
【0024】
遮光筒34を挟む両側には、製造段階でカートリッジ本体22と、写真フイルム23がロール状に巻かれたフイルムロール35とがそれぞれ収納される、カートリッジ室36とフイルムロール室37とが一体に形成されている。
【0025】
カートリッジ室36及びフイルムロール室37は、本体基部16の背面側に後カバー20が組み付けられ、後カバー20に一体に形成されたカートリッジ室用の底蓋39と、フイルムロール室用の底蓋40とが閉じられることにより、適正な遮光能が得られる。なお、底蓋39,40は、後カバー20に対して屈曲自在な薄肉部を介して連結されており、底蓋39は使用後のレンズ付きフイルムユニット2からフイルムカートリッジ14を取り出す際に開放される。
【0026】
カートリッジ室36の上部には、巻上げノブ12が回転自在に組み付けられている。この巻上げノブ12は、外周にギヤが形成されており、下面に形成された駆動軸がカートリッジ本体22のスプール25に係合される。そして、1コマの撮影ごとに図中反時計方向に回転操作されることにより、スプール25で写真フイルム22を巻き上げる。また、巻上げノブ12は、カートリッジ室36の上面に形成された逆止爪45がギヤに噛合されることにより、逆方向への回転を阻止されている。
【0027】
また、図示しないが、カートリッジ室36の上面及び側面には、カートリッジ室36からフイルムカートリッジ14を取り出す際に、底蓋39の開放に連動して遮光蓋26を閉じる遮光蓋閉鎖機構が組み込まれている。
【0028】
ストロボユニット18は、ストロボ回路が設けられたプリント基板18aと、これに組み付けられたストロボ発光部11とからなり、前カバー19に設けられたストロボ充電スイッチ10の押圧によって、スイッチ接片42がプリント基板18aの接点部分に接触されることによりストロボ充電が行われ、シャッタレリーズにシンクロしてストロボ発光が行われる。また、プリント基板18aにはストロボユニット18の電源となる乾電池37を接続する金属接片も設けられている。
【0029】
図5,図6,図7に示すように、露光ユニット17は、プラスチック成形されたベース部48に各種部品が組み付けられてユニット化され、遮光筒34の前面に着脱自在に組み付けられる。ベース部48の上面には、シャッタ機構を構成する複数の部品が組み付けられるとともに、ファインダ8を構成するレンズ49が保持されている。ベース部48の前面には、撮影レンズ9を保持するレンズカバー50が組み付けられており、このレンズカバー50とベース部48との間に写真フイルム23への露光を行う露光開口が形成され、この露光開口を開閉するシャッタ羽根が揺動自在に組み付けられている。
【0030】
ベース部48の上面には、軸52,53,軸受け部54が形成されている。軸52には、シャッタ駆動レバー55,第1バネ56,カウンタ板57が順に挿入される。軸53には、第2バネ58,係止レバー59が順に挿入される。軸受け部54には、カム部材60が挿入される。その他に、スプロケット61と、ベース部48の上面に組み付けられる付勢バネ62と、天板63とが露光ユニット17を構成している。天板63はベース部48の上部に組み付けられ、穴63aで軸52の上端を支持し、切欠63bでカム部材60の上端を支持する。また天板63は全体が透明なプラスチックで形成されており、符号64はカウンタ板57の上面に記された目盛りを拡大表示するレンズとなっている。
【0031】
上記軸受け部54は下方まで穴が貫通されており、挿入されたカム部材60の下端は下方から突出される。そして、カム部材60の下端にはスプロケット61が係合され、スプロケット61は遮光筒34の上部の開口34aから写真フイルム23に向けて露呈される。スプロケット61の外周には、隣合うコマ間の後部側と先頭側との近接した一対の大小パーフォレーション28,29に順次に噛合する一対の大小の歯66,67が、180°の回転対称で2対設けられている。そして、スプロケット61は、1コマ分の写真フイルム23がカートリッジ本体22内に巻き上げられる際のフイルム移送に従動して、図中反時計方向に半回転される。
【0032】
カム部材60は、上方から順に、カウンタ駆動軸69,巻止めカム70,チャージカム71,付勢カム72,軸73が一体に形成されている。軸73は、軸受け部54に挿入され、下端にスプロケット61が係合される。
【0033】
付勢カム72は、180°の回転対称で形成された一対の突起からなる。写真フイルム23にはパーフォレーションが連続的に設けられていないことから、スプロケット61の歯66,67がパーフォレーション28,29の何れとも噛合されない状態が発生してしまう。この状態のときに、ベース板48に組み付けられた付勢バネ62が付勢カム72を押圧し、カム部材60を従動方向に回動させるようになっている。これにより、スプロケット61の小歯67は、次のパーフォレーション29に噛合可能な位置まで移動される。付勢バネ62は、金属薄板を屈曲させた板バネとなっている。
【0034】
シャッタ駆動レバー55は、第1バネ56によって反時計方向(レリーズ位置)に向けて付勢されている。第1バネ56は、一端56aがベース部48上のピン48aに掛けられ、他端56bがシャッタ駆動レバー55のバネ掛け部55aに掛けられている。シャッタチャージカム71は、180°の回転対称で形成された羽根形状の突起からなり、シャッタ駆動レバー55の突部55bを押圧し、図5に示すように、時計方向(チャージ位置)に向けて回動させる。
【0035】
係止レバー59は、一端58aがベース部48上のピン48bに掛けられ、他端58bがバネ掛け部59aに掛けられた第2バネ58によって、時計方向(巻止め位置)に向けて付勢されている。カム部材60が半回転して、巻止めカム70の溝70aが係止レバー59の爪部59bに合致する位置に到達すると、図5に示すように、係止レバー59は第2バネ58の付勢によって時計方向に回動され、爪部59bを溝70aに挿入する。これによりカム部材60の回転が阻止され、フイルム巻止め状態となる。
【0036】
係止レバー59が爪部59bを巻止めカム70に係合するために時計方向に回動されると、係止レバー59から下方に向けて突出された係合部74が、シャッタ駆動レバー55から上方に向けて突出された被係合部75の回動軌跡内に入り込んで係合し、シャッタ駆動レバー55をチャージ位置で保持する。
【0037】
また、係止レバー59が巻止めカム70とシャッタ駆動レバー55とに係合する際には、巻止め爪59cが巻上げノブ12の外周の歯に噛合させる。これにより、カム部材60によるフイルム巻止めとともに、巻上げノブ12の回転禁止によるフイルム巻止めが行われる。なお、スプロケット61は、シャッタチャージが行われている際には大歯66が写真フイルム23の大パーフォレーション28に噛合している状態で停止される。
【0038】
上記係合部74と被係合部75とが係合された後にシャッタボタン6が押下されると、シャッタボタン6の下面に形成された押圧ロッド77(図3参照)が係止レバー59のバネ掛け部片59aを押圧し、係止レバー59は第2バネ58の付勢に抗して反時計方向に回動される。係止レバー59が反時計方向に回動されると、係合部74と被係合部75との係合が解除され、第1バネ56の付勢によってシャッタ駆動レバー55は、図5に示す位置から図6に示す位置まで反時計方向に回動される。
【0039】
シャッタ駆動レバー55が反時計方向に回動されると、被係合部75の下方に形成された蹴飛ばしアーム55bがシャッタ羽根の一端を蹴飛ばす。これにより、シャッタ羽根は軸着部を中心にして揺動して露光開口を開放し、写真フイルム23への露光が行われる。シャッタ羽根はバネによって露光開口を塞ぐ位置に向けて付勢されているので、露光開口はすぐに閉じられる。
【0040】
係止レバー59は、係合部74が被係合部75の側面に当接することにより、シャッタボタン6の押圧ロッド77によって回動された状態で保持される。しかしながら、爪部材59cと巻止めカム70との係合の解除は、シャッタボタン6の押圧による回転だけでは行われない。これは、シャッタボタンを僅かに押圧して巻上げノブを回転することにより発生する、未露光写真フイルムの巻き上げを防止するためである。
【0041】
係止レバー59の係合部74の近傍には、凸部79が一体に形成されている。この凸部79には、シャッタレリーズ時にシャッタ駆動レバー55が反時計方向に回動する際に、被係合部75の近傍で上方に向かって突設された蹴飛ばし突起80が突き当てられる。第1バネ56と第2バネ58とでは、第2バネ58の方が付勢力が弱いので、凸部79に蹴飛ばし突起80が突き当たると、係止レバー59は第2バネ58の付勢に抗して反時計方向に回動される。
【0042】
これにより、爪部59cが巻止めカム70の溝70aから抜け出し、巻止め爪59cが巻上げノブ12の歯から離れてフイルム巻止めが解除され、続く写真フイルム22の巻き上げが可能となる。
【0043】
また、第2バネ58の一端58aは延長されて更に湾曲されることにより、付勢カム72に当接し、カム部材60が従動方向に回転するのを阻止している。巻上げノブ12のフイルム巻き上げにより、写真フイルム23にはカートリッジ本体22側に向かって引っ張られるようなテンションが発生する。このテンションは、シャッタレリーズによって巻上げノブ12の係止が解除されると瞬時に開放されるが、その際に露光中の写真フイルム23に微小な振動が発生してしまうことがあった。
【0044】
第2バネ58の一端58aは、付勢カム72の従動方向への回転を阻止することにより、写真フイルム23のテンション開放時の振動をカム部材60とスプロケット61とを介して抑える。なお、第2バネ58は付勢力が弱く、一端58aは緩やかに湾曲されているので、写真フイルム23の移送によりスプロケット61が回転される際には、一端58aは付勢カム72に押圧されて容易に変位し、付勢カム72の回転を許容する。
【0045】
図1,及び図8に示すように、例えば40枚撮り用のカウンタ板57の外周には複数の歯82が連なって形成されている。これらの歯82は、カム部材60の上部に形成された断面がひょうたん形の係止カム83に噛合し、後述する駆動ギヤと歩進ギヤとが噛合していないときに、レンズ付きフイルムユニット2に加えられる振動や衝撃によって、カウンタ板57が不用意に回転するの防止するための係止ギヤとなっている。なお、図8,9,10は、図面の簡略化して見易くするためにシャッタ駆動レバー55の図示を省略している。
【0046】
カウンタ板57の上面には、歯82に対応して点や数字からなる目盛り84が回転方向に沿って0〜40(40枚撮りの場合)まで記されており、上方に配置される天板63のレンズ64を介してユニット本体3のカウンタ窓7から外部表示される。なお、このカウンタ板57は、残り撮影可能枚数(あと何枚撮影が可能か)を表示するように目盛り84が記されている。
【0047】
また、カウンタ板57の下面には、カウンタ板57を一目盛りずつ歩進する小径の歩進ギヤ86が一体に形成されている。この歩進ギヤ86の外周には、複数の歯87が形成されており、この歯87はカウンタ駆動軸69の係止カム83の下部に形成された一対の突起からなる駆動ギヤ88に噛合され、カム部材60の半回転によって図中時計方向に一歯分回転される。
【0048】
歩進ギヤ86の歯87は、カウンタ板57の歯82に対して回転方向で僅かに位相がずれて形成されている。これはカム部材60の回転中に、係止カム83とカウンタ板57、あるいは駆動ギヤ88と歩進ギヤ86とのいずれか一方がたえず噛合している状態にするためであり、カウンタ板57の回転位置がどの状態にあっても振動や衝撃によるカウンタ板57の誤表示を防止できる。
【0049】
カウンタ板57の外周には、数歯分の歯が形成されていない無歯区間90が形成されている。無歯区間90は、写真フイルム23の規定枚数の撮影を終了し、全ての写真フイルム23をカートリッジ本体22に巻き込んだ際に係止カム83に噛合される最終歯82aと、露光ユニット17を本体基部16に組み付ける際に係止カム83に噛合される初期歯82bとの間に形成されている。なお、歩進ギヤ86にもカウンタ板57の最終歯82aと初期歯82bとに対応する歯87の間に無歯区間91が設けられている。
【0050】
この無歯区間90の長さを変えることにより、レンズ付きフイルムユニット2の撮影可能枚数の多少にかかわらず、カウンタ板57の歯87のピッチを一定にすることが可能になる。これにより、レンズ付きフイルムユニット2の撮影可能枚数の異なるタイプの間でも、カウンタ駆動軸69の係止カム83、及びその下部に形成された一対の突起からなる駆動ギヤ88を、共通のものを使用することが可能になる。
【0051】
例えば、図1のように、40枚撮りのカウンタ板57は、ほぼ全周に渡って目盛り84が記されており、無歯区間90も短い範囲であり、歯87のピッチは、「L」となっている。一方、図11(A)に示すように、25枚撮りのカウンタ板101は、目盛り102が全周の内のほぼ半分程度であり、無歯区間103を半周弱に設定することにより、歯87のピッチは、40枚撮りのカウンタ板57と同じ「L」となる。従って、このカウンタ板101を駆動するための駆動ギヤも、40枚撮りのレンズ付きフイルムユニット2と全く同じものを用いることができる。
【0052】
また、図11(B)に示すように、15枚撮りのカウンタ板105は、目盛り106が全周の内のほぼ3分の1程度であり、無歯区間107を3分の2程度に設定することにより、歯87のピッチは、40枚撮りのカウンタ板57、及び25枚撮りのカウンタ板101と同じ「L」にすることができる。従って、このカウンタ板105を駆動するための駆動ギヤも、40枚撮り,及び25枚撮りのレンズ付きフイルムユニット2と全く同じものを共通に用いることが可能になる。
【0053】
さらに、この無歯区間90は、撮影終了後に回収したレンズ付きフイルムユニット2から露光ユニット17を取り外して再使用する際に、カウンタ板57をリセットする際に用いられる。
【0054】
次に、上記実施形態の作用について説明する。図2に示すような、例えば40枚撮りのレンズ付きフイルムユニット2を購入したユーザーは、始めに巻上げノブ12を回転操作して撮影準備を行う。巻上げノブ12が回転操作されると、図3に示すカートリッジ本体22のスプール25が巻上げ方向に回転され、図4に示すフイルム係止部23cがカートリッジ本体22内に巻き上げられる。
【0055】
このフイルム巻上げの際の写真フイルム23の移動と付勢バネ62の付勢とにより、スプロケット61とカム部材60とは第2バネ58の一端58aの付勢に抗して従動方向に回転され、小歯67が初期チャージ用のパーフォレーション31に噛合可能な位置まで移動される。さらに写真フイルム23が移送されると、図5に示すように、スプロケット61の小歯67がパーフォレーション31に噛合し、大歯66が最初のコマ30bの大パーフォレーション28に順次噛合する。巻上げノブ12の回転操作が開始されてから大歯66が大パーフォレーション28に噛合するまでの間に、カム部材60は反時計方向に半回転される。
【0056】
カム部材60が半回転する間にチャージカム71がシャッタ駆動レバー55の突部55bを押圧して、シャッタ駆動レバー55を第1バネ56の付勢に抗して時計方向に回動させる。シャッタ駆動レバー55がチャージ位置に向けて回動されると、シャッタ駆動レバー55の蹴飛ばし突起80による押圧が解除されるので、係止レバー59は、第2バネ58の付勢によって時計方向に回動する。
【0057】
時計方向に回動した係止レバー59は、爪部59bを巻止めカム70の溝70aに係合させてカム部材60の回転をロックするとともに、係合部74をシャッタ駆動レバー55の被係合部75の移動軌跡内入り込ませる。これにより、チャージカム71による押圧が解除されたシャッタ駆動レバー55は、第1バネ56の付勢によって反時計方向に回動し、被係合部75と係合部74とが係合する。
【0058】
更に、係止レバー59は巻止め爪59cを巻上げノブ12の外周のギヤに噛合させ、回転操作を阻止する。また、カウンタ板57は係止カム83と、歩進ギヤ86及び駆動ギヤ88によって時計方向に回転され、カウンタ窓7からは40枚の残り撮影枚数を示す目盛り84が表示される。これにより、レンズ付きフイルムユニット2の撮影準備が完了する。
【0059】
その後、ファインダ8で撮影範囲を確認し、シャッタボタン6を押下すると、押圧ロッド77が係止レバー59のバネ掛け部59aを押圧して反時計方向(巻き止め解除位置)に向けて回動させる。これにより、係止レバー59の係合部74とシャッタ駆動レバー55の被係合部75との係合が解除され、図6に示すように、シャッタ駆動レバー55は第1バネ56の付勢によって反時計方向に回動する。
【0060】
シャッタ駆動レバー55は、ベース部48とレンズカバー50との間に揺動自在に組み付けられたシャッタ羽根の一端を、蹴飛ばしアーム55bで蹴飛ばして揺動させる。これにより、露光開口が開放されて写真フイルム23への露光が行われる。また、シャッタ羽根はバネの付勢によって、すぐに露光開口を閉じる。
【0061】
シャッタ羽根を蹴飛ばしたシャッタ駆動レバー55は、被係合部75の近傍の蹴飛ばし突起80によって係止レバー59の凸部79を蹴飛ばす。これにより係止レバー59は、第2バネ58の付勢力が第1バネ56の付勢力よりも弱いので反時計方向に回動され、爪部59bが巻止めカム70の溝70aから抜け出し、フイルム巻止めが解除される。その後、巻上げノブ12をフイルム巻上げ方向(反時計方向)に回転操作すると、前述のようにカム部材60が半回転され、シャッタチャージとカウンタ板57の一目盛り分の回動とフイルム巻止めとが行われる。
【0062】
以上のように撮影とフイルム巻上げとを繰り返して最後のコマ30aへの撮影が終了した後に、コマ30aとフイルム自由端部23aとを含む、残り全ての写真フイルム23のカートリッジ本体22内への巻上げを行う。巻上げノブ12が回転操作されると、写真フイルム23がカートリッジ本体22内に向けて移送され、スプロケット61は大歯66がコマ30aの大パーフォレーション28に押圧されて回転する。
【0063】
スプロケット61が回転されると、図8に示すように、スプロケット61の大歯66がフイルムレール面97内に引っ込み、この際のカム部材60の回転によってカウンタ板57が僅かに時計方向に回転され、係止突起69が非チャージ状態の係止レバー59の突出片94に当接する。
【0064】
これにより、カウンタ板57は回転がロックされ、付勢バネ62により従動方向に付勢されているカム部材60の回転もロックされる。そして、スプロケット61はフイルムレール面97から歯を突出させない状態で停止されるので、何ら支障なく写真フイルム23をカートリッジ本体22内に巻き上げることができる。また、スプロケット61がコマ30aの小パーフォレーション29や初期チャージ用のパーフォレーション32によって回転されないので、フイルム自由端部23aの巻上げ中にはシャッタチャージが行われず、確実にフイルム自由端部23aを未露光の状態で巻き上げることができる。
【0065】
全ての撮影が終了したレンズ付きフイルムユニット2は、ユーザーによって現像取扱店等に同時プリントの依頼の際に渡される。現像取扱店では、レンズ付きフイルムユニット2からフイルムカートリッジ14を取り出して、現像処理とプリント処理とを行い、プリント写真とカートリッジ本体22内に収められたネガフイルムとをユーザーに返却する。
【0066】
フイルムカートリッジ14が取り出されたレンズ付きフイルムユニット2は、メーカーによって回収され、分解後に検査等を経て再使用する部品と、原材料として再利用する部品とに分別される。再使用部品である露光ユニット17は、ユニット本体3から取り外されて、検査工程に送られる。
【0067】
露光ユニット17の検査工程では、撮影レンズ9とファインダ用レンズ49との汚れや傷の有無が調べられるとともに、シャッタ機構の動作検査が行われる。このシャッタ機構の動作検査に先立って、カウンタ板57のリセットが行われる。
【0068】
カウンタ板57のリセットは、最初に外部から治具等によってシャッタ駆動レバー55をチャージ位置に向けて回動する。すると、図5及び図9に示すように、係止レバー59はシャッタ駆動レバー55をチャージ位置で保持するために回動する。これにより、カウンタ板57の係止突起96と係止レバー59の突出片94との当接が解除される。なお、この状態では、係止レバー59を回動させても突出片94が係止突起96の先端に当接し、それ以上の回動が阻止されるので、係止レバー59とシャッタ駆動レバー55との係合は解除されずシャッタレリーズは行われない。
【0069】
上述のように強制的にシャッタチャージが行われると、係止カム83と駆動ギヤ88とには、カウンタ板57と歩進ギヤ86との無歯区間90,91が対面する。その後、図10に示すように、カウンタ板57を無歯区間90,91を利用して時計方向に回転させると、初期歯82bが係止カム83に係合され、カウンタ板57のリセットが実施される。その後、係止レバー59の回動によりシャッタレリーズが可能となるので、レリーズ検査に合格した露光ユニット17は新たなレンズ付きフイルムユニット2に組み付けられる。
【0070】
一方、15,25,40の各枚数撮りのレンズ付きフイルムユニットを製造する際に、各々のカウンタ板57,101,105は、無歯区間の長さを変えることにより、歯87のピッチ「L」が一定になっているので、レンズ付きフイルムユニット2の撮影可能枚数の異なるタイプの間でも、カウンタ駆動軸69の係止カム83の下部に形成された一対の突起からなる駆動ギヤ88を、共通のものを使用することが可能になる。従って、構成部品の共通化か進み、レンズ付きフイルムユニットのローコスト化に大きく寄与する。
【0071】
また、レンズ付きフイルムユニットの製造時に撮影可能枚数の異なる品種に切り換える際にも、駆動ギヤ88を別なピッチに対応したタイプのものに取り替える必要がなくなり、生産効率の向上に寄与する。
【0072】
例えば、図1のように、40枚撮りのカウンタ板57は、ほぼ全周に渡って目盛り84が記されており、無歯区間90も短い範囲であり、歯87のピッチは、「L」となっている。一方、図11(A)に示すように、25枚撮りのカウンタ板101は、目盛り102が全周の内のほぼ半分程度であり、無歯区間103を半周弱に設定することにより、歯87のピッチは、40枚撮りのカウンタ板57と同じ「L」となる。従って、このカウンタ板101を駆動するための駆動ギヤも、40枚撮りのレンズ付きフイルムユニット2と全く同じものを用いることができる。
【0073】
また、図11(B)に示すように、15枚撮りのカウンタ板105は、目盛り106が全周の内のほぼ3分の1程度であり、無歯区間107を3分の2程度に設定することにより、歯87のピッチは、40枚撮りのカウンタ板57、及び25枚撮りのカウンタ板101と同じ「L」にすることができる。従って、このカウンタ板105を駆動するための駆動ギヤも、40枚撮り,及び25枚撮りのレンズ付きフイルムユニット2と全く同じものを共通に用いることが可能になる。
【0074】
なお、上記実施形態ではレンズ付きフイルムユニットのカウンタ板の例として、40枚撮り,及び25,15枚撮りのタイプの例を示したが、勿論、これに限定されるものではなく、任意の撮影可能枚数のカウンタ板の歯ピッチを同じにし、撮影可能枚数の大小に係わらず、駆動ギアを共通化する事ができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、1コマ撮影ごとに行われる写真フイルムの巻上げ移送に連動して回転するカム部材に噛合する、該カム部材の回転によって一目盛り分ずつ回転される円板状のカウンタ板の初期歯と、撮影終了後にカム部材に噛合する最終歯との間に、歯を形成しない無歯区間を設けるとともに、最大撮影可能枚数が異なる複数タイプのレンズ付きフイルムユニットの間で、カウンタ板の外周に設けられる歯のピッチを同一にしたカウンタ板を用いたので、撮影可能枚数の異なる各タイプのレンズ付きフイルムユニットにおいて、構成部品の共通化率を高めて、製造コストを低減させ、かつ、レンズ付きフイルムユニットのリユース時に、露光ユニットの再使用を容易にしたレンズ付きフイルムユニットを提供することが可能になる。
【0076】
また、カウンタ板の外周の無歯区間により、カウンタ板やカム部材の歯をいためずにカウンタのリセットが可能となる。また、このための部品点数の増加はなく、リセットのための作業も簡単なのでローコストに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットのカウンタ板を示す説明図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】写真フイルムを引き出した状態のフイルムカートリッジの正面図である。
【図5】シャッタチャージ状態の露光ユニットの状態を示す平面図である。
【図6】シャッタレリーズ直後の露光ユニットの状態を示す平面図である。
【図7】本発明のレンズ付きフイルムユニットの露光ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図8】使用終了時の露光ユニットの状態を示す平面図である。
【図9】使用終了後にシャッタチャージを行った際の露光ユニットの状態を示す平面図である。
【図10】カウンタ板リセット時の露光ユニットの状態を示す平面図である。
【図11】撮影可能枚数の異なるレンズ付きフイルムユニットに用いられるカウンタ板を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
14 フイルムカートリッジ
17 露光ユニット
22 カートリッジ本体
23 写真フイルム
55 シャッタ駆動レバー
56 第1バネ
57,101,105 カウンタ板
58 第2バネ
59 係止レバー
60 カム部材
61 スプロケット
90,91 無歯区間

Claims (2)

  1. 1コマ撮影ごとに行われる写真フイルムの巻上げ移送に連動して回転するカム部材と、一方の面に最大撮影可能枚数に応じた目盛りが記され、外周にカム部材が噛合される歯が一定ピッチで形成され、該カム部材の回転によって一目盛り分ずつ回転される円板状のカウンタ板とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記カウンタ板の外周には、歯の総数を最大撮影可能枚数に応じた数とするように歯を形成しない無歯区間が設けられており、前記カウンタ板の他方の面には、外周に前記カム部材が噛合される歯が形成された円板状のギアが一体に形成され、前記ギアの歯は、前記カウンタ板の歯と同一のピッチであって、かつ前記カウンタ板の歯に対して回転方向に位相がずれて配列されていることを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記ギアの外周には、前記カウンタ板の前記無歯区間に対応する位置に、歯を形成しない無歯区間が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
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