JP3727707B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズ付きフイルムユニットには、露光開口を挟んだ両側にそれぞれパトローネを収納するパトローネ収納室と未露光の写真フイルムを収納するフイルム収納室とが設けられており、撮影によりフイルム後端側の露光コマから露光を行い、撮影後のフイルム巻き上げ操作により露光済みの写真フイルムをパトローネの内部に収納する。そして、最後のコマに撮影を完了した後のフイルム巻き上げ操作によってフイルム先端部までをパトローネの内部に完全に収納できる。これにより、現像所での取り出しの際に、パトローネからフイルム先端部が飛び出ていないので、パトローネ収納室から確実に取り出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現像所では、提出されたレンズ付きフイルムユニットを確認する意味で、必ずフイルム巻き上げ操作を行っている。というのは、レンズ付きフイルムユニットに露光済みの写真フイルムをパトローネに巻き込んだことを知らせる手段がなく、最後のコマに撮影を完了した後のフイルム巻き上げ操作量が足らず、フイルム先端部までをパトローネの内部に完全に収納されていない恐れがあるためである。
【0004】
本発明は、露光済みの写真フイルムがパトローネの内部に収納したことを表示する手段を備えたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、ユニットの外部のうちの枚数表示窓とは異なる位置に設けた巻込み完了表示窓と;撮影済みの写真フイルムの全てをパトローネに巻き込んだ旨を前記巻込み完了表示窓に表示する表示位置と非表示位置との間で回転自在に設けられた巻込み完了表示板と;巻き上げノブの巻き上げ方向への一回転に連係して前記巻込み完了表示板を前記非表示位置から表示位置に向けて歩進させるとともに、巻き上げノブの巻き上げ方向への回転量が、フイルムロール室に収納した写真フイルムの全部をパトローネに巻き込む分の回転量に到達した時、又はその回転量を超えた時に、前記巻込み完了表示板を前記表示位置に到達させる歩進手段と;を備えたものである。歩進手段としては、巻き上げノブと一緒に回転する一歯ギヤと;前記巻込み完了表示板の外周に形成されており、巻き上げノブが一回転するごとに前記一歯ギヤが噛合して前記巻き込み完了表示板を所定角度ずつ歩進させる歯列と;から構成するのが好適である。ところで、巻込み完了表示板を一回転以上歩進させると巻込み完了の旨の表示が2度行われる。そこで、フイルムロール室に収納した写真フイルムの全部をパトローネに巻き込む分の巻き上げノブの回転数の数以上の歯数で歯列を設けるのが望ましい。さらに、表示位置に回転したときに、パトローネ収納室の上面に設けた止めピンに当接して、それ以上の歩進を阻止するストッパー部を巻込み完了表示板に設けるのが、巻き込み完了表示時に巻き上げノブの回転もロックすることができるので好適である。
【0006】
【発明の実施の形態】
図2は、レンズ付きフイルムユニット10の外観を示すものである。レンズ付きフイルムユニット10は、写真フイルムパトローネや各種撮影機構が内蔵されたユニット本体11とこれを収納する外ケース12とから構成されている。外ケース12は、ユニット本体11に組み込まれた巻上げノブ13,シャッタボタン14、巻込み完了表示窓15等を露呈させるような輪郭となっており、また、撮影レンズ17,ファインダ光学18及び枚数表示用の表示窓19等を露出させるための穴が設けられている。
【0007】
ユニット本体11は、図3に示すように、本体基部20、パトローネ付き写真フイルム25、及び外カバーとで構成されている。外カバーは、後カバー21と前カバー23とから構成されている。
【0008】
前カバー23は、本体基部20の前面に着脱自在に取り付けられ、本体基部20との間で露光ユニット22を前及び上下方向から覆う。この前カバー23の上面には、一部を切り欠いて弾性自在に形成したシャッタボタン14が設けられている。
【0009】
本体基部20には、露光開口33を挟んだ両側に各々隙間を空けてパトローネ収納室27とフイルムロール室29とが一体に形成されている。パトローネ収納室27は、パトローネ26を収納するため部屋であり、またフイルムロール室29は、パトローネ26から引き出した未露光の写真フイルム28をフイルムロールの形態で収納するための部屋である。なお、巻芯に未露光の写真フイルムを巻き付けた状態でフイルムロール室に収納してもよい。この場合には、フイルム先端が巻芯から容易に離れるようにしておく。
【0010】
パトローネ収納室27とフイルムロール室29との底は開口となっており、パトローネ付き写真フイルム25を装填した後に、後カバー21に設けたプルトップ式の底蓋30,31によってそれぞれ光密に塞がれる。底蓋30は、露光済みの写真フイルム28を巻き込んだパトローネ26を取り出す際の蓋である。
【0011】
パトローネ収納室27の上には、巻上げノブ13が回動自在に配置されている。巻上げノブ13には、パトローネ26のスプール26bに係合する軸が一体に形成されている。この軸は巻上げノブ13とともにフイルム巻き上げ機構を構成している。巻上げノブ13は、一部が後カバー21の開口21aから露呈されており、この露呈された部分をフイルム巻き上げ方向(図1に示す矢印方向)に回転させることによりスプール26bが回転し、撮影済みの写真フイルム28をパトローネ26の内部に巻き上げる。
【0012】
巻上げノブ13の外周には歯列13aが形成されている。この歯列13aには、本体基部20に設けた逆止爪20aが係合している。逆止爪20aは、巻上げノブ13がフイルム巻き上げ方向とは逆の方向に回転操作されることを禁止する。
【0013】
写真フイルム28は、フイルム先端とフイルム後端との間の有効露光範囲に、一方の側縁に沿って2個のパーフォレーション28a,28bが2種類の間隔で交互に配列されており、間隔の長いパーフォレーション28b,28aの間の中心が露光開口33を通る撮影光軸17aに合うように1コマずつ巻き上げられて露光が行われる。
【0014】
パトローネ収納室27とフイルムロール室29との間には、暗箱の一部32が設けられている。この暗箱の一部32の前面には、露光付与機構をユニット化した露光ユニット22が着脱自在に取り付けられる。露光ユニット22は、残りの分割暗箱を一体に形成したベース37に撮影レンズ17、フイルム巻き止め機構、シャッタ機構、フイルムカウンタ機構、及びファインダ光学22a等を組み込み、上方から天板46で押さえてユニット化した一体部品である。この露光ユニット22を本体基部20に取り付けることで暗箱が形成される。
【0015】
パトローネ26は、スプール26bの回転により写真フイルム28を送り出せる構造とされており、フイルム送出口の内部に開閉自在な蓋部材26aが設けられている。この蓋部材26aは、パトローネ26の内部遮光用であり、この両端には、キー溝が形成されている。これらのキー溝は、スプール26bの軸方向に沿った側面から外部に各々露呈されている。露光ユニット22とパトローネ収納室27との隙間には、現像所で行われる後カバー21の底蓋30を開く動作に連動して蓋部材を閉じる蓋部材閉じ機構が内蔵されている。
【0016】
図4に示すように、蓋部材閉じ機構は、捩じりバネ60、駆動軸61、連結棒62、及び後カバー21の底蓋30に形成された係止爪30aとで構成されている。駆動軸61は、パトローネ収納室27の上面に形成した開口27aを通して、パトローネ26の蓋部材26aのキー溝に係合し、蓋部材26aを開閉する。捩じりバネ60は、一端が本体基部20のバネ受けに、また他端が駆動軸61のバネ受けにそれぞれ引っ掛けられ、蓋部材26aが閉じ位置となる方向に向けて駆動軸61を付勢する。
【0017】
連結棒62は、パトローネ収納室27の外側で暗箱の一部32の横に組み込まれ、上端が駆動軸61の回転軌跡内に臨む上昇位置と回転軌跡内から退避する下降位置との間で移動自在に組み込まれる。連結棒62の上端は、上昇位置のときに、蓋部材26cを開いた位置で駆動軸61に当接してその回転を阻止している。この上昇位置のときに連結棒62の下端は、底蓋30がパトローネ収納室27の底を閉じた状態で係止爪30aに係合する。
【0018】
底蓋30を開けると、これに連動して連結棒62が下降位置に移動し、駆動軸61の回転軌跡内から連結棒62の上端が退避し、駆動軸61がバネ60の付勢により回転する。これにより、パトローネ26の蓋部材26aが開く。底蓋30がある程度開かれると、連結棒62の下端と係止爪30aとの係合が解除され、連結棒62は下降位置の状態で保持される。
【0019】
巻き上げノブ13には、下面に一歯ギヤ64が一体に形成されている。この一歯ギヤ64は、図1にも示すように、巻込み完了表示板65、止めピン27c、及び板バネ66とで巻込み完了表示手段を構成している。一歯ギヤ64は、パトローネ収納室27の開口27bからスプール26bに係合するフォーク13bの周りで、かつ、開口27bを取り巻くように巻き上げノブ13に一体に形成されている。この一歯ギヤ64には、外周の一部に一歯64aが設けられている。
【0020】
一歯64aの回転軌跡に接する位置には、巻込み完了表示板65が配置されている。この巻込み完了表示板65は、パトローネ収納室27の上に設けた軸に回動自在に設けられており、上面の一部に巻込み完了の旨を表す表示65aが、また外周に歯列65bが、さらに歯列65bの一部には外周に向けて突出したストッパー部65cがそれぞれ一体に設けられている。板バネ66は、先端が巻込み完了表示板65の歯列65bに係合しており、一歯65aと歯列65bとの噛合が解除されているときに巻込み完了表示板65が回転しないように補助している。
【0021】
一歯ギヤ64は、巻き上げノブ13が一回転するごとに、一歯64aが歯列65bに噛合して板バネ66の付勢に抗して巻込み完了表示板65を所定角度ずつ歩進させ、フイルムロール室29に収納された写真フイルム28の全部をパトローネ26の内部に巻き込む分だけ巻き上げノブ13が回転操作されたときに、表示65aを巻込み完了表示窓15から外部に露呈させる位置まで巻込み完了表示板65を回転させる。
【0022】
ストッパー部65cは、表示65aを巻込み完了表示窓15から外部に露呈する位置に巻込み完了表示板65が歩進したときに、パトローネ収納室27の上面に設けた止めピン27cに当接し、巻込み完了表示板65のこれ以上の回転を阻止する。
【0023】
露光ユニット22は、図5に示すように、ベース37、間欠スプロケット38、回転部材39、板バネ40、2個の捩じりバネ41,42、係止レバー43、シャッタ駆動レバー44、枚数表示板45、及び、天板46等でシャッタ機構、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構などを構成している。ベース37には、シャッタ開口が形成され、このシャッタ開口の前面にシャッタ羽根が開閉自在に組み込まれている。シャッタ羽根は引き戻しバネにより閉じ方向に付勢されており、これらを隠すようにシャッタカバー47で覆われている。
【0024】
ベース37の上方右側には、対物レンズ50と接眼レンズ49とからなるファインダ光学18が組み込まれている。この横の一段下がった面には、2つの軸51,52と軸受穴53とがそれぞれ設けられている。軸51には、シャッタ駆動レバー44、捩じりバネ41、枚数表示板45とが順に挿入される。軸52には、捩じりバネ42、係止レバー43とが順に挿入される。軸受穴53には、回転部材39が挿入され、この挿入した側に間欠スプロケット38が係合する。間欠スプロケット38は、本体基部20の開口34からフイルム面に向けて露呈される。
【0025】
シャッタ駆動レバー44は、チャージ位置とレリーズ完了位置との間で回動自在であり、捩じりバネ41によりレリーズ完了位置に向けて付勢されている。係止レバー43は、巻止め爪43dが歯列13aに係合する巻き止め位置と巻止め爪43dが歯列13aから退避する巻き止め解除位置との間で回動され、捩じりバネ42により巻き止め位置に向けて付勢されている。
【0026】
回転部材39は、下から順に、一対の被押圧部54aからなる被押圧部54、一対のチャージカム55aからなるチャージカム55、一対の溝56aからなる巻止めカム56、及び二歯ギヤ57とがそれぞれ同軸で一体に形成されている。
【0027】
スプロケット38には、短い間隔で並んだ一対のパーフォレーション28a,28bに順次に噛合する一対の歯38a,38bが、円周面の回転対称の位置にそれぞれ二対突設されており、写真フイルム28が1コマ分の長さだけ移送されることで半回転する。このスプロケット38は、フイルム1コマ分の移送後に、一対の歯38a,38bのうち先頭の歯38bがパーフォレーション28bから外れ、後続の歯38aがパーフォレーション28aに噛合した状態で停止する。
【0028】
シャッタ駆動レバー44は、レリーズ完了位置の際に、立ち上がり片44bが係止レバー43に設けた立ち下がり片43cに係合して係止レバー43を巻き止め解除位置で保持する。フイルム移送に従動してスプロケット38が反時計方向に回転すると回転部材39も同期回転する。この回転によりチャージカム55は、回転軌跡内に入り込んだシャッタ駆動レバー44の一端44aを捩じりバネ41の付勢に抗して押してシャッタ駆動レバー44をチャージ位置に向けて回転させる。
【0029】
1コマ分の長さだけ写真フイルム28を移送する間に、シャッタ駆動レバー44がチャージ位置に到達する。シャッタ駆動レバー44がチャージ位置に到達すると、立ち上がり片44bが立ち下がり片43cの回転軌跡から退避して係止レバー43の巻き止め解除位置での保持を解除する。これにより、係止レバー43は捩じりバネ42の付勢により巻き止め位置に向けて回転する。1コマ分の長さだけ写真フイルム28が移送されると、係止レバー43の爪部43bの回転軌跡上に溝56aが回転してきて、爪部43bが入り込む。これにより、係止レバー43の巻き止め位置となり、スプロケット38の回転をロックする。このとき、巻止め爪43dが巻上げノブ13の歯列13aに係合してフイルム巻き上げ操作を阻止する。
【0030】
係止レバー43が巻き止め位置に回転する途中では、立ち下がり片43cがシャッタ駆動レバー44の立ち上がり片44bの回動軌跡内に入り込み、シャッタ駆動レバー44をチャージ位置で保持する。
【0031】
シャッタボタン16の押下操作が行われると、係止レバー43の立ち下がりロッド43aが押され、係止レバー43が捩じりバネ42の付勢に抗して巻き止め解除位置に向けて回転する。これにより、立ち下がり片43cが立ち上がり片44bの回動軌跡内から外れ、シャッタ駆動レバー44が捩じりバネ41の付勢によってレリーズ完了位置に向けて瞬時に回転する。この回転中に、蹴飛ばしアーム44cがシャッタ羽根の一端を蹴飛ばす。シャッタ羽根は、蹴飛ばされることで軸中心にシャッタ開口を遮蔽する。その後に引き戻しバネで遮蔽位置に引き戻される。
【0032】
シャッタ駆動レバー44がレリーズ完了位置に回転すると、立ち上がり片44bが立ち下がり片43cの回動軌跡内に入り込んで、係止レバー43を巻き止め解除位置で保持する。係止レバー43が巻き止め解除位置の状態となると、巻止め爪43dが歯列13aから退避し、また、爪部43bが溝56aから抜け出している。これにより、次回のフイルム巻き上げ操作が許容される。
【0033】
被押圧部54aは、スプロケット38の間欠回転を補助する作用を行うものであり、これらは回転対称の位置にそれぞれ設けられ、この回転軌跡内には、板バネ40の先端40aが入り込んでいる。板バネ40は、被押圧部54aを押圧する。この押圧は、スプロケット38の従動方向に向けて作用され、したがって、スプロケット38の歯38a,38bとの間の円周面が写真フイルム28に対峙してスリップし易い状態でも確実にスプロケット38をフイルム移送と同じに回転させることができる。
【0034】
二歯ギヤ57には、枚数表示板45の外周に形成された歯列が噛合している。したがって、スプロケット38が半回転すると二歯ギヤ57が枚数表示板45を一目盛り分だけ時計方向に回転させる。枚数表示板45の上面には、その回転ピッチに対応して枚数表示用の目盛りが設けられている。この目盛りはその時点で撮影可能なフイルム枚数、すなわち残数表示目盛りとなっているから、この目盛りを天板46に一体に形成した拡大レンズ46eを通して表示窓19から観察することによって残りコマ数を確認することができる。そして、最後の撮影を行った後のフイルム巻き上げ操作により一目盛り分だけ歩進して表示窓19に残りのフイルム枚数の無い旨の表示を行う。
【0035】
最後のコマに撮影を行った後には、フイルム先端側にある短い間隔で並んだ一対のパーフォレーション28a,28bを無効化する必要がある。このため、枚数表示板45の下面にカム45aを一体に形成している。このカム45aは、最後のコマに撮影を行った後のフイルム巻き上げ操作の過程で係止レバー43に設けた立ち上がり突起43eの回動軌跡内に入り込み、自身の回転と係止レバー43の巻き止め位置への回転とを阻止する。
【0036】
このようにされると、係止レバー43が巻き止め解除位置でロックされるから、フイルム巻き止め機構の作動が無効化され、巻き上げノブ13のフイルム巻き上げ方向への回転が自由となり、その後のフイルム巻き上げ操作によってフイルム先端までの全てをパトローネ26の内部に巻き込むことができる。また、枚数表示板45の回転ロックは、残りのフイルム枚数の無い旨の表示をした後に行われる。枚数表示板45の回転がロックされると、回転部材39の回転もロックされる。このとき、間欠スプロケット38が歯38a,38bの間隔の長い面をフイルム通路に向けた状態となる。これにより、前記一対のパーフォレーション28a,28b以降のフイルム先端部にはパーフォレーション28が存在しないから、その後のフイルム巻き上げ操作により間欠スプロケット38が回転せず、歯38a,38bが接触して写真フイルム28にスリ傷等を生じさせることはない。
【0037】
次に上記構成の作用を説明する。レンズ付きフイルムユニット10の組み立て工程には、暗室で写真フイルムを装填する作業がある。この作業は、パトローネ26から未露光の写真フイルム28を引き出してフイルムロールを作成する。このときのパトローネ26からの引出し量は管理されている。この引出し量は、フイルム後端部の最初のコマを露光開口33にセットする分だけ引き出した後に、さらに1コマ分の長さだけ引き出す。このように工場で未露光の写真フイルム28の引出し量を管理することで、フイルムロール室29に収納された写真フイルム28をパトローネ26の内部に全部巻き込む分の巻き上げノブ13の回転量を一定にすることができる。
【0038】
作成されたフイルムロールは、フイルムロール室29に、またパトローネ26はパトローネ収納室27にそれぞれ収納される。その後、後カバー21を本体基部20に取り付けることで写真フイルム28が光密にされる。この本体基部20には露光ユニット22が取り付けられる。このとき、間欠スプロケット38の歯38a,38bとの間の間隔の長い面をフイルム面に露呈した状態で取り付けることで写真フイルム28に傷等を生じさせることはない。最後に前カバー23を取り付けてユニット本体11が完成する。
【0039】
完成したユニット本体11は、間欠スプロケット38の歯38a,38bとの間の間隔の長い面をフイルム面に露呈した状態としているから、シャッタチャージ直前の状態となっている。この状態でユニット本体11はシャッタ検査工程に搬送される。シャッタ検査工程では、先ず巻き上げノブ13の回転操作をしないで、強制的にシャッタチャージを行う。この作業は、図3に示す後カバー21の開口21cから治具を挿入し、この治具の先端でシャッタ駆動レバー44をチャージ位置に向けて回転させる。これにより、立ち上がり片44bが立ち下がり片43cの回動軌跡内から退避するため、捩じりバネ42の付勢により係止レバー43が巻き止め解除位置に回転したときに立ち下がり片43cが立ち上がり片44bの回転軌跡内に入り込んでシャッタ駆動レバー44がチャージ位置で保持される。
【0040】
シャッタチャージを行った後には、シャッタボタン14を押下操作する。これによりシャッタ羽根が一往復揺動する。検査は、赤外光を撮影レンズ17側から入射させる投光部と、シャッタ羽根で反射した光を受光する受光部とを用い、受光部で反射光の受光できない時間を測定する。このシャッタ検査に合格したユニット本体11は、この状態のまま、外ケース12を取り付けてレンズ付きフイルムユニット10として出荷される。
【0041】
ユーザーがレンズ付きフイルムユニット10を購入すると、先ず巻き上げノブ13を回転操作してフイルム巻き上げを行う。これにより、写真フイルム28が巻き上げられ、フイルム後端側から最初の一対のパーフォレーション28a,28bが間欠スプロケット38に到達する。これにより、板バネ40の付勢によりスプロケット38の先頭の歯38aが最初のパーフォレーション28aに噛合し、次に後続の歯38bがパーフォレーション28bに噛合する。
【0042】
この間に、チャージカム55aが一端43dを押圧し、シャッタ駆動レバー44を捩じりバネ41の付勢に抗してチャージ位置に向けて回転させる。シャッタ駆動レバー44がチャージ位置に回転すると、係止レバー43が捩じりバネ42の付勢により巻き止め位置に向けて回転する。そして、1コマ分の長さだけ写真フイルム28が移送された時点で、スプロケット38が半回転した状態となるため、溝56aに爪部43dが入り込んで係止レバー43が巻き止め位置の状態となる。
【0043】
係止レバー43が巻き止め位置となると、スプロケット38の回転がロックされ、且つ巻止め爪43dが歯列13aに係合して巻上げノブ13のフイルム巻き上げ操作を阻止する。係止レバー43が巻き止め位置となると、立ち下がり片43cが立ち上がり片44bの回動軌跡内に入り込み、シャッタ駆動レバー44がチャージ位置で保持される。そして、露光開口33には、フイルム後端側の最初のコマがセットされている。
【0044】
撮影は、シャッタボタン14を押下操作する。この操作によりシャッタボタン14の下に設けた押圧ロッド14aで係止レバー43を巻き止め解除位置に向けて押圧する。これにより、立ち下がり片43cが立ち上がり片44bの回転軌跡から退避するため、シャッタ駆動レバー44が捩じりバネ41の付勢によりレリーズ完了位置に向けて瞬時に回転する。この間の回転で蹴飛ばしアーム44cがシャッタ羽根の一端を蹴飛ばして露光が行われる。シャッタ駆動レバー44がレリーズ完了位置に回転すると、立ち上がり片44bが立ち下がり片43cの回転軌跡内に入り込んで係止レバー43を巻き止め解除位置に保持する。
【0045】
以下、前述した操作を繰り返すことで、有効露光範囲のフイルム後端側のコマから順に露光が行われ、露光済みの写真フイルム28がパトローネ26に内部に巻き取られる。この間、巻き上げノブ13が一回転するごとに、一歯ギヤ64の一歯64aが巻込み完了表示板65を所定角度ずつ回転させる。また、巻込み完了表示板65は、一歯64aが噛合していないときに、板バネ66の先端でその時点での回転位置が維持されており、振動等で回転位置がずれることはない。さらに、写真フイルム28の1コマ移送ごとに二歯ギヤ57が半回転して枚数表示板45を一目盛り分だけ歩進させ、表示窓19を通して外部にその時点での残りのフイルム枚数を表示している。
【0046】
最後のコマに撮影を完了した後のフイルム巻き上げ操作により、枚数表示板45が残りのフイルム枚数が無い旨を表示する位置に歩進する。この歩進のときに、枚数表示板45の下面に形成した突起45aが係止レバー43の突起部43eに係合し、互いの回転をロックする。このようにされると、係止レバー43が巻き止め解除位置の状態で保持され、これによりフイルム巻き止め機構が作動しないから、全部の写真フイルム28をパトローネ26の内部に巻き込むことができる。
【0047】
枚数表示板45の回転がロックされた後には、表示窓19には残りのフイルム枚数が無い旨の表示がなされたままである。このため、この時点でフイルム巻き上げ操作を終了してしまう恐れがある。しかしながら、本実施例では、フイルムカウンタ用の表示窓19とは別に、巻込み完了表示窓15を備えているから、この窓15を通してフイルム巻き込み完了の表示がなされるまでフイルム巻き上げ操作を行わせる。
【0048】
ユーザーは、巻込み完了表示窓15を観察しながら、フイルム巻き上げ操作を継続する。これにより、フイルム先端がパトローネ26の内部に巻き込まれる。このとき、巻き上げノブ13がフイルムロール室29に収納された写真フイルム28の全部をパトローネ26の内部に巻き込む分の回転量となる。この回転量となった時点で、図1に示すように、一歯ギヤ64の一歯64aが歯列65bに噛合して巻込み完了表示板65を所定角度だけ回転させる。この回転により、フイルム巻き込んだ旨の表示65aを表示窓15を通して外部に露呈する。
【0049】
巻込み完了表示板65が巻込み完了を表示した位置に回転すると、ストッパー部27bが止めピン27cに当接する。この当接は、巻き上げノブ13により巻込み完了表示板65が回転される方向の反対側から行われるから、これ以降にフイルム巻き上げ操作がなされても巻込み完了の表示状態を維持したままにすることができる。しかも、巻込み完了表示板65の回転がロックされているから、これ以降のフイルム巻き上げ操作を行おうとしても、一歯64aが歯列65bに噛合した時点で巻き上げノブ13の回転がロックされる。巻き上げノブ13はフイルム巻き上げ方向とは逆の方向への回転も逆止爪20aで阻止されている。しかたがって、これ以降では巻き上げノブ13が回転することはないから、巻込み完了表示窓15を確認しなくても巻き上げノブ13のロックによりユーザーにフイルム巻込み完了を知らせることができる。
【0050】
レンズ付きフイルムユニット10は、そのまま現像所に提出され、ここで底蓋30が開かれる。この底蓋30の開き動作に連動して蓋部材閉じ機構が作動してパトローネ26の蓋部材26aが閉じられる。このとき、フイルム先端までの全部がパトローネ26の内部に確実に巻き込まれているから、フイルム先端を蓋部材26aで挟み込んでフイルムに傷等を付けることや、パトローネ26を取り出したときにフイルム先端を挟み込んだ蓋部材26aの隙間からパトローネ26の内部に外光が入射して露光済みの写真フイルム28に光被れを生じさせる等の不具合を未然に防止することができる。
【0051】
取り出したパトローネ26は、確実に蓋部材26aが閉まっているから、暗室で蓋部材26aを開いた後に、スプール26bをフイルム送り出し方向に回転させる。これにより、写真フイルム28がフイルム送出口から外部に送り出され、露光済みの写真フイルム28を簡単に現像処理できる。現像した後には焼付け処理が行われて、プリント写真が得られる。現像済みの写真フイルム28は、元のパトローネ26に戻されてプリント写真とともにユーザーに返却される。
【0052】
【実施例】
写真フイルム28は、フイルムサイズごとで規定枚数が異なる。規定枚数が異なると、この枚数に応じて有効露光範囲の長さが異なる。したがって、写真フイルム28のフイルムサイズに応じてフイルムロール室29に収納された写真フイルム28の全部をパトローネ26の内部に巻き込む分の巻き上げノブ13の回転量が異なる。また、この巻き上げノブ13の回転量は、スプール26bの巻軸径によっても変化する。
【0053】
例えば、25枚撮りの写真フイルム28ではパトローネ26から引き出す長さが1000mmとなる。そして、スプール26bの巻軸の直径を10.5mm、写真フイルム28の厚みを0.115mmとすると、写真フイルム28の断面積が1000×0.115mm=115mm2 、全部の写真フイルム28を巻軸に巻いたときの外径Aを求めると、π/4(A2 −10.52 )=115mm2 から導き、A=約16mmとなり、このときの巻き厚みBが(16−10.5)/2=2.75mmとなる。したがって、巻き厚みB=2.75mmをフイルム厚み0.115mmで割るとスプール26bの巻軸に写真フイルム28を全部巻いた巻数が「24」となる。そこで、余裕をみて巻き上げノブ13を「25」回転操作したときに、巻込み完了表示板65が表示位置に回転するようにしておく。
【0054】
巻込み完了表示板65は、最初の表示位置が巻込み完了窓15から露呈しない位置にしておく必要がある。したがって、巻き込み完了表示板65は一回転しない。そこで、巻き上げノブ13を25回転操作したときに巻込み完了の表示位置となるようにする場合には、歯列65bを少なくとも25歯以上にしておく必要がある。
【0055】
規定枚数の異なる写真フイルムの場合には、歯列65bの歯数を変えた巻込み完了表示板65を使用する。他の方法としては、規定枚数の最大の写真フイルムを巻き込む分の歯数をもった巻込み完了表示板65を共通使用し、これ以下の規定枚数の写真フイルムの場合には、スタート位置を変えることで対応してもよい。
【0056】
上記実施形態では、スプールの回転により写真フイルムを送り出すタイプのパトローネ付き写真フイルムを内蔵しているが、本発明ではこれに限らず、周知の135タイプのパトローネ付き写真フイルムを用いてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、写真フイルムの全部をパトローネの内部に巻き込む分の巻き上げノブの回転を利用して巻込み完了表示板を表示位置に歩進させるようにしているが、本発明ではこれに限らず、写真フイルムに当接するフイルム触知部材を設け、写真フイルムの全部がパトローネの内部に巻き込まれたときに、フイルム触知部材が移動してこの移動を利用して表示板を外部に露呈させるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、巻き上げノブの回転量が、フイルムロール室に収納した写真フイルムの全部をパトローネに巻き込む分の回転量に到達した時、又はその回転量を超えた時に、歩進手段が巻込み完了表示板を表示位置に歩進させて、巻き込み完了の旨を、枚数表示窓とは異なる位置に設けた巻込み完了表示窓に表示するようにしたから、巻き込み完了の旨を確実に知らせることができ、よって、露光済みの写真フイルムの全てがパトローネに確実に収納されているため、現像所での作業の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻込み完了表示手段の概略を示す説明図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】蓋部材閉じ機構及び巻込み完了表示手段の要部を示す斜視図である。
【図5】露光ユニットの分解斜視図である。
【符号の説明】
13 巻き上げノブ
27c 止めピン
64 一歯ギヤ
64a 一歯
65 巻込み完了表示板
65a 巻込み完了を示す表示
65b 歯列
65c ストッパー部
66 板バネ
Claims (4)
- 露光開口を挟んだ一方に設けられ、パトローネを収納するパトローネ収納室と、前記他方に設けられており、フイルム先端とフイルム後端との間の有効露光範囲に撮影コマ当たり2個となるパーフォレーション列を給送方向に沿って形成した未露光の写真フイルムを前記パトローネから引き出してロール状に収納するフイルムロール室と、前記パトローネに設けたスプールに係合し、巻き上げ操作のときに巻き上げ方向に回転操作され、その回転操作によりスプールをフイルム巻取り方向に回転させて前記未露光の写真フイルムをフイルム収納室から引き出して新たな撮影コマを前記露光開口にセットし、かつ露光済みの写真フイルムを前記パトローネ収納室に巻き上げる巻き上げノブと、前記パーフォレーション列に係合するスプロケットと、前記スプロケットが1撮影コマ分の長さに応じた回転をするごとに歩進してその時点の残りの撮影枚数を、外部に設けた枚数表示窓に表示する枚数表示板と、を備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
該ユニットの外部のうちの前記枚数表示窓とは異なる位置に設けた巻込み完了表示窓と、
前記撮影済みの写真フイルムの全てを前記パトローネに巻き込んだ旨を前記巻込み完了表示窓に表示する表示位置と非表示位置との間で回転自在に設けられた巻込み完了表示板と、
前記巻き上げノブの巻き上げ方向への一回転に連係して前記巻込み完了表示板を前記非表示位置から表示位置に向けて歩進させるとともに、前記巻き上げノブの巻き上げ方向への回転量が、前記フイルムロール室に収納された写真フイルムの全部をパトローネの内部に巻き込む分の回転量に到達した時、又はその回転量を超えた時に、前記巻込み完了表示板を前記表示位置に到達させる歩進手段と、
から構成されていることを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 前記歩進手段は、前記巻き上げノブと一緒に回転する一歯ギヤと、前記巻込み完了表示板の外周に形成されており、前記巻き上げノブが一回転するごとに前記一歯ギヤが噛合して前記巻き込み完了表示板を所定角度ずつ歩進させる歯列と、からなることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
- 前記歯列は、前記フイルムロール室に収納された写真フイルムの全部をパトローネに巻き込む分の巻き上げノブの回転数の数以上の歯数となっていることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイルムユニット。
- 前記巻込み完了表示板には、前記表示位置に回転したときに、前記パトローネ収納室の上面に設けた止めピンに当接して、それ以上の歩進を阻止するためのストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のレンズ付きフイルムユニット。
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