JP3588492B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、レンズ付きフィルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズ付きフイルムユニット(以下「フイルムユニット」と称す。)が良く知られている。このフイルムユニットは、パトローネを装填するパトローネ収納室とパトローネから引き出した未露光の写真フイルムをロール形態で収納するフイルムロール室とが一体に形成された本体部に、巻き上げノブ、シャッタ機構、フイルムカウンタ機構、フイルム巻き止め機構、撮影レンズ、及びストロボ装置等の機能部品が組み込まれており、撮影を行う毎に露光済みの写真フイルムをパトローネの内部に順次に収納する。
【0003】
フイルムカウンタ機構、フイルム巻き止め機構、及びシャッタ機構は、従来、図10に示すように、従動スプロケット61、回転部材62、捩じりバネ63、係止レバー64、シャッタ駆動レハー65、及び撮影枚数表示板66等から構成されている。シャッタ駆動レバー65と撮影枚数表示板66とは軸67に、また、捩じりバネ63と係止レバー64とは軸68に、さらに、従動スプロケット61と回転部材62とは連結された状態で軸受開口69に回転自在に支持される。
【0004】
捩じりバネ63は、一端63aがシャッタ駆動レバー65のバネ受け部65aに係合し、軸67を中心としてシャッタ駆動レバー65を反時計方向に向けて付勢している。また捩じりバネ63の他端63bは係止レバー64の立ち下がり片64aに係合し、軸68を中心として係止レバー64を時計方向に向けて付勢している。回転部材62は、上方から順に一歯ギヤ70、巻き止めカム71、シャッタチャージカム72とが一体に形成されている。巻き止めカム71には係止レバー64の爪部64bが当接し、また、シャッタチャージカム72には、シャッタ駆動レバー65の一端65bが当接する。一歯ギヤ70には、撮影枚数表示板66の外周に形成された歯列が噛合している。
【0005】
1コマ分のフイルム移送が行われると、パーフォレーションに係合する従動スプロケット61が一回転する。この回転は回転部材62に伝達される。回転部材62が1回転した時点で、一歯ギヤ70が撮影枚数表示板66を一目盛り分だけ歩進させる。また、このとき、シャッタチャージカム72が一端65bを押し上げ捩じりバネ63の付勢に抗して軸67を中心にシャッタ駆動レバー65を時計方向に回転させる。これによりシャッタ駆動レバー65がレリーズ完了位置からチャージ位置にチャージされる。
【0006】
一方、係止レバー64は、回転部材62が1回転した時点で、巻き止めカム71の外周の溝71aに爪部64bが入り込み巻き止め位置に回転する。これにより、従動スプロケット61の回転がロックされる。このとき、係止レバー64の下突条部64cがシャッタ駆動レバー65の立ち上がり片65cの回動軌跡内に入り込み、シャッタ駆動レバー65をチャージ位置で保持する。
【0007】
シャッタレリーズ操作が行われると、係止レバー64が捩じりバネ63の付勢に抗して軸68を中心に反時計方向に向けて回転され、巻き止め解除位置に移動する。このとき、係止レバー64の下突条部64cがシャッタ駆動レバー65の立ち上がり片65cの回動軌跡内から外れ、シャッタ駆動レバー65が捩じりバネ63の付勢によってレリーズ完了位置に向けて瞬時に回転する。この回転の際に、シャッタ駆動レバー65の蹴飛ばしアーム65dがシャッタ羽根73を蹴飛ばす。シャッタ駆動レバー65がレリーズ完了位置に回転すると、これの立ち上がり片65cが下突条部64cの回動軌跡内に入り込んで、係止レバー64を捩じりバネ63の付勢に抗して巻き止め解除位置に保持する。これにより、従動スプロケット61の回転ロックが解除されたままの状態となり、次回のフイルム巻き上げが行える。
【0008】
撮影枚数表示板66の歯列には、切り欠き部66aが形成されている。また、下面には、円弧状のリブ66bが一体に形成されており、リブ66bの一部には内側に突出した爪66cが形成されている。切り欠き部66aは、図11に示すように、最後の撮影を完了した後のフイルム巻き上げ操作によって撮影枚数表示板66が一目盛り分だけ歩進した時点で一歯ギヤ70との噛合位置に回転してくる。このとき、爪66cは、係止レバー64の爪部64bの上面に突出して設けた突起部64dの回動軌跡内に入り込んで係止レバー64をフイルム収納許容位置に保持する。この状態では、巻き止めカム71の外周の溝71aに爪部64bが入り込んでおらず、また、下突条部64cが立ち上がり片65cの回動軌跡内に入り込んでいるため、シャッタ駆動レバー65もチャージ位置で保持されている。このような状態にされると、従動スプロケット61がフリーとなり、したがって最後の撮影を終えた後のフイルム巻き上げ操作によって全部の写真フイルムをパトローネの内部に収納することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最後の撮影を完了した後のフイルム巻き上げ操作中に、シャッタ羽根が開閉する恐れがあった。というのは、図11に示すように、捩じりバネ63は、一端63aがシャッタ駆動レバー65を反時計方向に、他端63bが係止レバー64を時計方向にそれぞれ付勢しているため、係止レバー64の軸68に対してシャッタ駆動レバー65の軸67を引き離す方向に向けて付勢することになる。そして、万が一、軸67が同図に示す矢印方向に撓むと、撮影枚数表示板66の爪66cと係止レバー64の突起部64dが当接するタイミングが早められ、係止レバー64のフイルム収納許容位置がずれる。このずれにより、下突条部64cが立ち上がり片65cの回動軌跡内に入り込まなくなり、シャッタ駆動レバー65がフリーとなる。したがって、シャッタチャージカム72の回転でシャッタ駆動レバー65が回動し、この間にシャッタ羽根73を蹴飛ばしてしまう。この場合には、規定枚数のコマ以降にも撮影を行ってしまい、現像所で無駄なプリントが行われてしまう恐れがある。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、規定枚数のコマ以降に撮影が行われるのを防止したレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明では、第1軸を中心として回転自在に設けられており、フイルム巻き上げが行われる間にチャージ位置に向けて回転し、シャッタレリーズ後にレリーズ完了位置に向けて逆転するシャッタ駆動レバーと;前記第1軸とは異なる位置に設けた第2軸を中心として回転自在に設けられ、前記シャッタ駆動レバーに係合する係合部を有しており、フイルム巻き上げ完了後に前記係合部がシャッタ駆動レバーの回転域に入り込んで前記シャッタ駆動レバーをチャージ位置に保持するとともにフイルム巻き上げを阻止する巻き止め位置に回転し、また、シャッタレリーズに応答して前記シャッタ駆動レバーのチャージ位置での保持を解除するとともに前記フイルム巻き上げの阻止を解除する巻き止め解除位置に向けて逆転する係止レバーと;前記第2軸に支持されており、一端がシャッタ駆動レバーに係合してシャッタ駆動レバーをレリーズ完了位置に向けて付勢するとともに、他端が前記係止レバーに係合し係止レバーを巻き止め位置に向けて付勢するとともに、前記付勢により前記第1軸を第2軸に対して離反させる方向に押す作用をしてしまうバネと;前記第1軸を中心に回転自在に設けられ、1コマ分のフイルム移送が行われる間に所定目盛り分だけ一方向に1歩進するとともに、最後の撮影を完了した後のフイルム移送によって歩進する撮影完了回転位置の時に前記係止レバーの回転域に入り込んで前記係止レバーに設けた突起に係合して、前記巻き止め位置と巻き止め解除位置との間でかつシャッタ駆動レバーをチャージ位置に保持したままフイルム巻き上げを許容するフイルム収納許容位置に前記係止レバーを保持する巻き止め阻止凸部を有した枚数表示板と;を備え、前記枚数表示板の撮影完了回転位置は、前記巻き止め阻止凸部と第1軸の中心とを通る線分が、前記バネが第1軸に作用をする方向に対して略直交する角度に回転する位置としたものである。
【0012】
【作用】
バネは、第1軸を第2軸に対して離反する方向に向けて押す作用をしてしまう。このため、第1軸に設けた枚数表示板の巻き止め阻止凸部は、第1軸が前記離反する方向に撓むと、第2軸に設けた係止レバーの突起との係合位置がズレて、係止レバーをフイルム収納許容位置に保持することができなくなる恐れがあるが、巻き止め阻止凸部と第1軸の中心とを通る線分が、前記バネが第1軸に作用をする方向に対して略直交する角度に回転したときに巻き止め阻止凸部が突起に係合するように構成したから、第1軸が前記作用方向に撓んでもその撓み方向が、巻き止め阻止凸部が突起に係合する方向と略平行となるので係合を確実なものとすることができる。
【0013】
【実施例】
図1は、本発明を用いたレンズ付きフイルムユニットの外観を示すものである。レンズ付きフイルムユニット2は、薄型化の向上を図ったタイプのものであり、撮影機構等が内蔵されたユニット本体3とこれを収納する外ケース4とから構成されている。外ケース4は、ユニット本体3に組み込まれた巻き上げノブ5、ストロボ発光部6、シャッタボタン7等を露呈させるような輪郭となっており、また、撮影レンズ8、対物側ファインダ窓9a及び撮影枚数表示窓10を露出させるための穴が設けられている。また、ストロボ発光部6の下部にはストロボ充電スイッチ11が設けられている。
【0014】
図2に分解して示したように、ユニット本体3は、本体基部12,露光ユニット13,ストロボユニット14,後カバー15及び前カバー16から構成されており、これらは爪係合によって着脱自在に取り付けられている。
【0015】
本体基部12は、光軸17上に遮光筒18が設けられている。この裏側には、写真フイルムへの露光範囲を決定するアパーチャーが形成されている。遮光筒18の両側には、パトローネ収納室19とフイルムロール室20とが形成されている。
【0016】
パトローネ収納室19とフイルムロール室20の内部には、パトローネ付き写真フイルム21が装填され、後カバー15とで光密に収納される。パトローネ収納室19の上には、巻き上げノブ5が回動自在に配置されている。巻き上げノブ5は、軸がパトローネ収納室19の開口を挿通してパトローネ22のスプール23に係合しており、フイルム巻き上げ方向への回転によって撮影済みの写真フイルム24をパトローネ22の内部に巻き取る。
【0017】
ストロボユニット14は、充電スイッチ11の押下操作によってメインコンデンサに充電を行い、シャッタレリーズに連動してストロボ光を発光部から被写体に向けて照射する。
【0018】
後カバー15には、アパーチャーに対面する部分にフイルム支持面25が形成されいる。底面側には、パトローネ収納室19とフイルムロール室20との底面を覆うプルトップ式の蓋26,27とがそれぞれ設けられている。蓋26は露光済みフイルムを収納したパトローネ22を取り出すときの取り出し蓋となる。フイルム支持面25の上方には、接眼側ファインダ窓28が形成されている。
【0019】
前カバー16には、シャッタボタン7,対物側ファインダ窓9a,撮影枚数表示窓10,ストロボ充電スイッチ11,等が形成され、また、パトローネ収納室19の突出に合わせた突出部29が形成されている。この突出部29は撮影時にグリップとなる。
【0020】
露光ユニット13は、ベース部30に、フイルム巻上げ機構,フイルムカウンタ機構,シャッタ機構等が組み込まれている。また、ベース部30の前面側には撮影レンズ8が組み込まれており、ベース部30の上部にはファインダ光学系31が組み込まれている。このファインダ光学系31の上部には、透明なプラスチック材料で形成された保持板32が取り付けられている。
【0021】
露光ユニット13は、本体基部12に着脱自在に取り付けられ、その後の前カバー16の取り付けにより、本体基部12と前カバーとの間に挟装される。このとき、保持板32の上方は前カバー16によって覆われる。また、ベース部と遮光筒との係合により、撮影レンズ8とアパーチャーとの間で暗箱が形成される。なお、暗箱を本体基部12に一体に形成し、暗箱の外壁にフイルム巻止め機構、フイルムカウンタ機構、ファインダ光学系、及びシャッタ機構とを組み込むようにしてもよい。
【0022】
図3ないし図6に示すように、ベース部30には、上面に2つの軸33,34と軸受開口52とが一体に形成されている。軸33には、シャッタ駆動レバー35と枚数表示板36とが順に挿入される。他方、軸34には、捩じりバネ37と係止レバー38とが順に挿入される。
【0023】
軸受開口52には回転部材39が挿入される。回転部材39は、中央部分に巻き止めカム40、シャッタチャージカム41、下方に突出した軸42、及び上方に突出したカム軸43とが一体に形成されている。軸42には、写真フイルム24のパーフォレーションに係合する歯を備えた従動スプロケット44が連結される。
【0024】
捩じりバネ37は、一端37aがシャッタ駆動レバー35のバネ受け部35aに係合しており、軸33を中心としてシャッタ駆動レバー35を反時計方向(レリーズ完了位置)に向けて付勢している。また捩じりバネ37の他端37bは係止レバー38の立ち下がり片38aに係合し、軸34を中心として係止レバー38を時計方向(巻き止め位置)に向けて付勢している。シャッタチャージカム41には、シャッタ駆動レバー35の一端35bが当接しており、写真フイルム24の移送に連動してシャッタ駆動レバー35を時計方向(チャージ位置)に向けて回転させる。
【0025】
1コマ分のフイルム移送が行われると、回転部材39が反時計方向に1回転する。この1回転した時点で、巻き止めカム40の外周の溝40aに係止レバー38の爪部38bが嵌入し、従動スプロケット44の回転をロックする。また係止レバー38の爪部38bが溝40aに嵌入した巻き止め位置に回転する途中では、係止レバー38の下突条部38cがシャッタ駆動レバー35の立ち上がり片35cの回動軌跡内に入り込み、シャッタ駆動レバー35をチャージ位置で保持する。なお、係止レバー38が巻き止め位置に回転した際には、係止レバー38の巻き止め爪38dが巻き上げノブ5の外周の歯列5a(図2参照)に噛み合い、フイルム巻き上げ操作を阻止する。
【0026】
シャッタボタン7の押圧操作によって係止レバー38が反時計方向(巻き止め解除位置)に向けて回転される。この回転により係止レバー38の下突条部38cがシャッタ駆動レバー35の立ち上がり片35cの回動軌跡内から外れ、シャッタ駆動レバー35が捩じりバネ37の付勢によってレリーズ完了位置に向けて瞬時に回転する。この回転の際に、シャッタ駆動レバー35の蹴飛ばしアーム35dが詳しくは後述するシャッタ羽根45を蹴飛ばす。また、シャッタ駆動レバー35がレリーズ完了位置に回転すると、立ち上がり片35cが係止レバー38の下突条部38cの回動軌跡内に入り込んで、係止レバー38を巻き止め解除位置に保持する。これにより、従動スプロケット44の回転ロックが解除されたままの状態となり、次回のフイルム巻き上げ操作が行える。
【0027】
ベース部30の前面には、光軸17と平行に軸46が形成されている。この軸46には、断面クランク状のシャッタ羽根45が回動自在に軸着される。シャッタ羽根45は、バネ47の付勢により光軸17上に設けたシャッタ開口48を遮蔽する位置と、シャッタ駆動レバー35の蹴飛ばしによりシャッタ開口48を露呈する位置との間で回動する。
【0028】
シャッタ羽根45の前面には、シャッタカバー49が取り付けられ、シャッタ羽根45が光軸17の方向に揺動することが防止される。このシャッタカバー49には、光軸17上に鏡筒が一体に形成されている。この鏡筒内には、撮影レンズ8が組み込まれている。
【0029】
フイルムカウンタ機構は、図6及び図7に示すように、カム軸43と枚数表示板36とで構成されている。カム軸43は、従動スプロケット44と一体に回転する。枚数表示板36は、詳しくは図8に示すように、カム軸34の1回転により一目盛り分だけ回転され、上面にその時点での残りの撮影枚数を表示する目盛りが記されている。
【0030】
カム軸43には、上側から細径である一歯ギヤ50とこれの下方の太径である係止カム51とが一体に形成された二段軸構成となってる。一歯ギヤ50は、楕円柱体の周面にV字型の切欠が形成されて歯50aが設けられたもので、枚数表示板36の外周に形成された歯36aに噛合して、1回転するごとに枚数表示板36を一目盛り分だけ回転させる。また、係止カム51には、円柱の周面に、一歯ギヤ50の切欠より僅かにずらして切欠51aを設けたもので、枚数表示板36の歯36aの下方に一段凹んで形成された係止ギヤ36bに噛合される。
【0031】
係止ギヤ36bは円弧歯とされており、係止カム51の外径は係止ギヤ36bに噛合する形状とされている。これにより、カム軸43が一回転する間に常に係止カム51と係止ギヤ36bとの噛合が行われるので、フイルムユニット2に強い衝撃や振動が与えられても枚数表示板36が不要な回動をすることはない。
【0032】
ところで、一歯ギヤ50の歯50aが枚数表示板36の歯36aに噛合する際には、枚数表示板36を回転させるために係止カム51と係止ギヤ36bとの噛合を解除する必要がある。そこで、このとき、係止カム51の切欠51aが係止ギヤ36bの噛合位置に回転するように、切欠51aを一歯ギヤ50の切欠より僅かにずらして設けている。これにより、枚数表示板36は、一歯ギヤ50の回転によって一目盛り分だけ回転することができる。
【0033】
枚数表示板36の下面には、巻き止め阻止凸部36cが下方に向けて一体に形成されている。この巻き止め阻止凸部36cは、写真フイルム24の最終コマに撮影を終えた後のフイルム巻き上げ操作を行ってゆく過程で係止レバー38の立ち上がり突起38e(図5参照)の回動軌跡内に入り込んで、係止レバー38をフイルム収納許容位置に保持する。このフイルム収納許容位置は、巻き止め位置よりも僅かに巻き止め解除位置側に寄った位置である。
【0034】
この状態では、巻き止めカム40の外周の溝40aに係止レバー38の爪部38bが嵌入しておらず、また、下突条部38cがシャッタ駆動レバー35の立ち上がり片35cの回動軌跡内に入り込んでシャッタ駆動レバー35をチャージ位置で保持している。さらに、巻き止め爪38dが巻き上げノブ5の外周の歯列5aに噛合していない状態である。
【0035】
巻き止め阻止凸部36cは、図9に示すように、巻き止め阻止凸部36cと枚数表示板36の回転中心とを通る線分が、軸33が捩じりバネ37によって付勢される方向Aと略直行する角度に移動したときに立ち上がり突起38eの回動軌跡内に入り込む
【0036】
これにより、軸33が捩じりバネ37の付勢により図9に示す矢印A方向に撓んでも、巻き止め阻止凸部36cの軸33の撓みによるずれによって係止レバー38の回転位置がずれることはない。したがって、巻き止め阻止凸部36cと立ち上がり突起38eとの係合が解除されることがない。
【0037】
巻き止め阻止凸部36cと立ち上がり突起38eとが係合した時点では、枚数表示板36の歯に設けた欠歯部36dが一歯ギヤ50の噛合位置に回転してくる。これにより、従動スプロケット44がフリーとなり、しかもこれが回転しても枚数表示板36が回転しないから、この状態でフイルム巻き上げ操作を行ってもフイルム巻き止めがかからず、したがって、全ての写真フイルム24をパトローネ22の内部に収納することができる。
【0038】
枚数表示板36には、一段凹んだ上面に丸穴の開口36eが形成されている。また、保持板32には、一部を切り欠いて弾性自在に形成したロックピン32aが設けられている。このロックピン32aは、通常では先端が枚数表示板36の一段凹んだ上面に負荷をかけないように軽く押し付けた状態で弾性変形されており、枚数表示板36の回転を許容している。そして、巻き止め阻止凸部36cが係止レバー38の立ち上がり突起38eの回動軌跡内に入り込んだ時点で、前記開口36eに入り込んで枚数表示板36の回転をロックする。
【0039】
保持板32には、ロックピン32aの他に、シャッタ駆動レバー35及び枚数表示板36用の軸33の先端に形成した突起33aが挿入される軸孔32bと、カム軸43の上端に突出された軸43aに挿入される軸孔32cと、下面に突出して形成され、係止レバー38及び捩じりバネ37用の軸34の先端に設けた穴34aに挿入されるピン32dとがそれぞれ一体に形成されている。また、保持板32の上面には、枚数表示板36の上方に配置される位置にレンズ32eが形成されている。このレンズ32eは、撮影枚数表示窓10から覗いた際に枚数表示板36の残数表示目盛りを拡大して視認させる。
【0040】
次に上記構成の作用を説明する。撮影枚数表示窓10からは、枚数表示板36に記された未使用状態の「・」マークが表示されている。このとき、ロックピン32aは、先端が枚数表示板36の一段凹んだ面に上方から押し付けるように弾性変形されている。
【0041】
撮影者は撮影準備として巻き上げノブ5を回転操作してシャッタチャージを行う。シャッタチャージ前のフイルムカウンタ機構は、一歯ギヤ50と枚数表示板36の歯36aとが噛合していないが、係止カム51と係止ギヤ36bとが噛合している。
【0042】
フイルム巻き上げ操作に連動して写真フイルム24が移送され、このフイルム移送に連係して従動スプロケット44が回転する。従動スプロケット44の回転により、シャッタチャージカム41がシャッタ駆動レバー35をチャージ位置に向けて回転させる。写真フイルム24が1コマ分だけ移送されると、回転部材39が一回転して係止レバー38が巻き止め位置に回転し、従動スプロケット44の回転が阻止される。この時点で係止レバー38がシャッタ駆動レバー35をチャージ位置で保持した状態となっている。
【0043】
写真フイルム24が1コマ分だけ移送する間には、従動スプロケット44の回転によってカム軸43が枚数表示板36を1目盛り分だけ歩進させる。この作用を詳しく説明する。カム軸43が回転すると、先ず、係止カム51の切欠51aが係止ギヤ36bの噛合位置に回転され、係止カム51と係止ギヤ36bとの噛合が絶たれる。係止カム51と係止ギヤ36bとの噛合が絶たれている間に、一歯ギヤ50の歯50aが枚数表示板36の歯36aに噛合し、枚数表示板36を一目盛り分だけ回転させ、撮影枚数表示窓10からは、例えば「27」の目盛りが表示される。そして、回転部材39が一回転した時点では再び係止カム51と係止ギヤ36bとが噛合する。
【0044】
撮影は、シャッタボタン7の押下操作によって行う。この操作によってシャッタボタン7の下部に設けられたロッドが係止レバー38の立ち下がり片38aを巻き止め解除位置に向けて押圧する。この係止レバー38の回転により下突条部38cと立ち上がり片35cとの係合が解除され、シャッタ駆動レバー35が捩じりバネ37の付勢によりレリーズ完了位置に向けて瞬時に回転する。この回転途中で蹴飛ばしアーム35dがシャッタ羽根45を蹴飛ばす。この蹴飛ばしによってシャッタ羽根45は軸46を中心に一往複揺動する。この一往複揺動の間に、撮影レンズ8を透過した被写体光がアパーチャーにセットされた写真フイルム24に入射して露光が行われる。なお、シャッタ駆動レバー35がレリーズ完了位置に移動した時点では、係止レバー38を巻き止め解除位置に保持している。
【0045】
以後、前述した操作を繰り返すことにより撮影が順次に行われる。そして、写真フイルム24の最終コマに撮影を終えた後のフイルム巻き上げ操作によって枚数表示板36は1目盛り分だけ回転して、撮影枚数表示窓10に「0」の表示を行う。このときの写真フイルム24の移送によりシャッタ駆動レバー35がチャージ位置に回転し、係止レバー38の巻き止め解除位置での保持を解除する。
【0046】
係止レバー38が捩じりバネ37の付勢により巻き止め位置に向けて回転する途中では、枚数表示板36の巻き止め阻止凸部36cが係止レバー38の立ち上がり突起38eの回動軌跡内に入り込んで、係止レバー38をフイルム収納許容位置で保持する。この間、シャッタ駆動レバー35がチャージ位置に移動しており、フイルム収納許容位置に移動する係止レバー38の下突条部38cが立ち上がり片35cの回動軌跡内に入り込んでシャッタ駆動レバー35をチャージ位置で保持する。
【0047】
このとき、捩じりバネ37が、シャッタ駆動レバー35の軸33を図9に示す矢印方向に向けて広がるように付勢している。これにより万が一軸33が図9に示す矢印方向に向けて撓んでも、巻き止め阻止凸部36cと枚数表示板36の回転中心とを通る線分が、軸33が捩じりバネ37によって付勢される方向と略直行する角度に移動したときに係止レバー38の巻き止め位置への移動を阻止するようにされているため、係止レバー38の回転位置がずれることがなく、したがってシャッタ駆動レバー35をチャージ位置で確実に保持することが可能となる。
【0048】
また、巻き止め阻止凸部36cが立ち上がり突起38eの回動軌跡内に入り込んだ時点では、枚数表示板36の歯36aに設けた欠歯部36dが一歯ギヤ50との噛合位置に回転してくるとともに、枚数表示板36の開口36eが保持板32のロックピン32aに対峙する位置に回転してくる。このため、ロックピン32aがこれ自身の弾性で枚数表示板36の開口36eに入り込んで、枚数表示板36の回転をロックする。これにより、従動スプロケット44がフリーとなり、以後のフイルム巻き上げ操作によって全ての写真フイルム24をパトローネ22の内部に収納することができるとともに、フイルム巻き止めを阻止した状態のままで枚数表示板36の回転ロックを確実に行うことができる。
【0049】
撮影済みのフイルムユニット2は、そのまま現像所に提出される。現像所では、後カバー15の蓋26を開いて露光済みの写真フイルム24を収納したパトローネ22を取り出し、これを従来どおりに現像及び焼付け処理する。このように処理を行った後に、ユーザーにプリント写真とネガフイルムとを返却する。そして、空のフイルムユニット2は工場に回収されリサイクルされる。
【0050】
空のフイルムユニット2が工場に回収されるまでの間、例えば夏期の高温下の車内におかれた場合、捩じりバネ37の付勢によって、シャッタ駆動レバー35の軸33、係止レバー38の軸34、及び回転部材39とが互いに離れるように変形した場合には、工場の検査工程でフイルムカウンタ機構の送り不良のために露光ユニット13が不良品として多数はじかれてしまうが、本実施例では保持板32によって広がらないように支持しているから、これらの変形等が確実に防止されるため、フイルムユニット2のリサイクル寿命が向上する効果がある。
【0051】
露光ユニット13は、本体基部12と前カバー16とで保護されているから、汚れやキズ等の損傷が殆どなく、さらに、本体基部12から簡単に取り外せるため、再利用することが可能である。このとき、ロックピン32aを弾性変形させて枚数表示板36を僅かに回転させれば、枚数表示板36の回転ロックが解除されるから、フイルムカウンタ機構もそのまま再利用することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、シャッタ駆動レバーに設けた巻き止め阻止凸部が、そのシャッタ駆動レバーの回転軸となる第1軸の中心を通り且つ第1軸を係止レバーの回転軸である第2軸から離すバネの作用方向に沿う線に対して略直交する線上の角度位置に回転したときに、係止レバーに設けた突起に係合するように構成しているから、万が一第1軸が第2軸に対して離反する方向に撓んでも、その撓み方向に対して略直交する方向で巻き止め阻止凸部と突起とが係合するから常に同じ回転位置で係合することになり、よって規定枚数のコマ以降に撮影が行われるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットを示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の分解斜視図である。
【図3】露光ユニットの分解斜視図である。
【図4】シャッタ駆動レバーの平面図である。
【図5】係止レバーの平面図である。
【図6】フイルムカウンタ機構の要部を示す斜視図である。
【図7】フイルムカウンタ機構とフイルムとの関係の概略を示す正面図である。
【図8】枚数表示板の平面図である。
【図9】巻き止め阻止凸部が係止レバーを巻き止め解除位置に保持した状態を示す説明図である。
【図10】従来技術で説明した露光ユニットの分解斜視図である。
【図11】従来技術で説明した枚数表示板の爪が係止レバーを巻き止め解除位置に保持した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
32a ロックピン
33,34,67,68 軸
35,65 シャッタ駆動レバー
36,66 枚数表示板
36c 巻き止め阻止凸部
38,64 係止レバー
38e 立ち上がり突起
39 回転部材
44 従動スプロケット
64d 突起部
66c 爪

Claims (2)

  1. 第1軸を中心として回転自在に設けられており、フイルム巻き上げが行われる間にチャージ位置に向けて回転し、シャッタレリーズ後にレリーズ完了位置に向けて逆転するシャッタ駆動レバーと、
    前記第1軸とは異なる位置に設けた第2軸を中心として回転自在に設けられ、前記シャッタ駆動レバーに係合する係合部を有しており、フイルム巻き上げ完了後に前記係合部がシャッタ駆動レバーの回転域に入り込んで前記シャッタ駆動レバーをチャージ位置に保持するとともにフイルム巻き上げを阻止する巻き止め位置に回転し、また、シャッタレリーズに応答して前記シャッタ駆動レバーのチャージ位置での保持を解除するとともに前記フイルム巻き上げの阻止を解除する巻き止め解除位置に向けて逆転する係止レバーと、
    前記第2軸に支持されており、一端がシャッタ駆動レバーに係合してシャッタ駆動レバーをレリーズ完了位置に向けて付勢するとともに、他端が前記係止レバーに係合し係止レバーを巻き止め位置に向けて付勢するとともに、前記付勢により前記第1軸を第2軸に対して離反させる方向に押す作用をしてしまうバネと、
    前記第1軸を中心に回転自在に設けられ、1コマ分のフイルム移送が行われる間に所定目盛り分だけ一方向に1歩進するとともに、最後の撮影を完了した後のフイルム移送によって歩進する撮影完了回転位置の時に前記係止レバーの回転域に入り込んで前記係止レバーに設けた突起に係合して、前記巻き止め位置と巻き止め解除位置との間でかつシャッタ駆動レバーをチャージ位置に保持したままフイルム巻き上げを許容するフイルム収納許容位置に前記係止レバーを保持する巻き止め阻止凸部を有した枚数表示板と、を備え、
    前記枚数表示板の撮影完了回転位置は、前記巻き止め阻止凸部と第1軸の中心とを通る線分が、前記バネが第1軸に作用をする方向に対して略直交する角度に回転する位置となっていることを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記枚数表示板に設けた開口と、前記第1軸から枚数表示板が抜けないように押さえる保持板と、前記保持板に弾性自在に設けられており、通常は弾性変形して枚数表示板の上面に摺動しており、撮影完了回転位置に歩進したときに前記開口に入り込んで枚数表示板の回転をロックするロックピンとを備えたことを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
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