JP4018051B2 - カメラ - Google Patents

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本発明は、例えばビットマークなどのデータを写真フイルム上に光学的に写し込むデータ写し込み装置を内蔵した写真用カメラやレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
安価なレンズ付きフイルムユニットに、データ写し込み機能を内蔵したものが知られている。中でも、ボディ前面に設けた採光窓からシャッタレリーズに応答して外光を取り入れ、透明な樹脂製で形成されたライトガイドを用いて写真フイルムに導光して露光画面外にマークを写し込むようにしたものが特許文献1に提案されている。
外光を用いてデータを写し込む場合、撮影場所が暗いと外光が写し込み光としては不十分となり確実にデータを写し込むことができない。そこで、ストロボ撮影のときに、ストロボ光を利用してデータを写し込むタイプが特許文献2に提案されている。特許文献2に記載のレンズ付きフイルムユニットには、ボディ前面の外部に導光部材(ライトガイド)が露呈している。この導光部材は、透明な樹脂で形成しされており、非ストロボ撮影のときに外光を内部のデータ光路に向けて入射させて外光によりデータを写し込とともに、ストロボ撮影の場合には、ストロボ光の一部をデータ光路に導光してストロボ光を利用してデータを写し込ためのものである。また、写し込みデータの視認性を高めるために、導光部材を着色することも特許文献3に提案されている。
特開平8−211478号公報 特開2001−242594号公報 特開2000−47316号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のレンズ付きフイルムユニットでは、非ストロボ撮影の場合に、導光部材を通して外光を採光するため、外光が写し込み光としては不十分となり確実にデータを写し込むことができない欠点があった。
本発明は、非ストロボ撮影のときに、充分な外光を採光することができるように工夫したデータ写し込み装置を内蔵のカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のカメラでは、ストロボ装置と、内蔵する写真フイルムにデータを写し込むため、外部に露呈して設けた採光窓から取り込んだ外光をシャッタレリーズに応答して前記写真フイルムまで導光するデータ光路とを備えた上で、前記ストロボ装置のストロボ光を導光する方向に沿って分割された複数のライトガイドから構成され、このストロボ光を最終端のライトガイドに設けた射出面より射出する導光部材と、ストロボ撮影と非ストロボ撮影を選択する選択手段と、この選択手段に連動して、前記ストロボ撮影時には前記最終端のライトガイドを前記データ光路に挿入することで前記ストロボ光の一部を前記外光とともに前記データ光路に導光し、前記非ストロボ撮影時には前記最終端のライトガイドを前記データ光路から退避することで前記外光のみを光量低下させることなく前記データ光路に導光する導光切替え手段とを備える。
前記カメラにおいて、前記最終端のライトガイドは、ストロボ充電スイッチの操作に連動して移動するようにしてもよい。
本発明では、外部から取り込んだ外光をフイルム面に導くデータ光路の途中に挿入される導光部材の射出面を、非ストロボ撮影を選択操作することに応答してデータ光路から退避させるように構成したから、非ストロボ撮影のときに入射する写し込み光を充分な光量として取り込むことができる。
レンズ付きフイルムユニット2には、図1に示すように、外面に、撮影レンズ3、巻き上げノブ4、シャッタボタン5、ファインダ対物レンズ6、撮影枚数表示窓7、ストロボ発光部8、充電完了表示部9、ストロボ充電スイッチ10、プリントモード選択用の操作部11、及びデータ写し込用の採光窓12等が露呈して設けられている。
操作部11は、図1に示す第1操作位置と図2に示す第2操作位置との二位置の間で移動自在となっている。操作部11を第1操作位置から第2操作位置に操作して撮影を行うことで、トリミング指定である旨を表すビットマーク(第1ビットマーク)を写真フイルムのうちの撮影コマに対応した位置に写し込む。このトリミング範囲は、操作部11を第2操作位置に操作することに連動してファインダ対物レンズ6の前に挿入されるマスク板13によって、ファインダ視野範囲がトリミング範囲に応じた視野範囲に画定されるので、撮影前に視認することができる。
また、ストロボ充電スイッチ10を図1に示すOFF位置から図2に示すON位置に移動操作してストロボ撮影を行うと、ストロボ撮影である旨を表すビットマーク(第2ビットマーク)を撮影コマに対応した位置で、かつ第1ビットマークとは異なる位置に光学的に写し込む。なお、ストロボ充電スイッチ10をON位置にすることに連動して充電完了表示部9が外部に飛び出す。充電完了表示部9は透明なプラスチックで形成されたライトガイドとなっており、ストロボ充電が完了したときに内部に設けたストロボ充電完了ランプの点灯又は点滅を外部に導いて表示する。
図3に示すように、第1及び第2のビットマーク15、16の有無は写真プリンタによって識別され、第1ビットマーク15を記録した撮影コマ17, 18に対しては、プリント時に露光範囲の一部を拡大してプリントし、また第2ビットマーク16を記録した撮影コマ18,19に対しては、プリント時に画像処理によって赤目補正処理が施されてプリントされる。本実施形態のレンズ付きフイルムユニット2では、第1及び第2ビットマーク15,16を写し込むための写し込み光源として、ストロボ撮影のときにはストロボ光を使用する。また第1ビットマーク15を非ストロボ撮影で写し込むための光源としては外光を使用する。
レンズ付きフイルムユニットは、図4に示すように、前カバーユニット21と後カバー22とで外カバーが構成されており、外カバーの内部に、本体基部23、カートリッジ付きの写真フイルム24、ストロボユニット25、露光ユニット26が内蔵されている。そして、データ写し込み機構は、前カバーユニット21、ストロボユニット25、本体基部23、及び露光ユニット26に分散して組み込まれている。
本体基部23には、露光開口27を挟んだ一方側にカートリッジ28を収納するカートリッジ室29が設けられ、また他方側にカートリッジ28から未露光の写真フイルム30をロール状に巻回した状態で収納するフイルムロール室31が設けられている。カートリッジ室29の上には、巻き上げノブ4が回転自在に取り付けられている。巻き上げノブ4は、軸がカートリッジ28のスプールに係合している。巻き上げノブ4を外部からフイルム巻き上げ方向に回転操作すると、撮影済みの写真フイルム30をカートリッジ28の内部に巻き上げる。
露光開口27の前には、露光ユニット26が取り付けられ、本体基部23と露光ユニット26との一部23a,26aを組み合わせることで暗箱が形成される。暗箱は、撮影レンズ3を透過した撮影光を露光開口27に導く。この暗箱内には、第1及び第2ライトガイド33,34が取り付けられる。第1ライトガイド33は、外光又はストロボ光を取り入れる入射面33aと、入射した光を写真フイルム30に第1ビットマーク15として写し込むための射出面33bとをもっている。また、第2ライトガイド34は、ストロボ光を取り入れる入射面34aと、入射した光を写真フイルム30に第2ビットマーク16として写し込むための射出面34bとをもっている。これらの射出面33b,34bは、写真フイルム30の近傍に位置しており、第1及び第2ビットマーク15,16が異なるマークとなるように、フイルム給送方向での長さが異なっている。
本体基部23の背面は開口しており、ここにカートリッジ付き写真フイルム24を装填後に後カバー22を取り付けることで背面が遮光される。また、フイルムロール室31とカートリッジ室29との底面は開口している。後カバー22には、一部を薄肉にして開閉自在にしたプルトップ式の蓋36,37が設けられている。一方の蓋37は、フイルムロール室31の底面を塞ぐための蓋であり、また、他方の蓋36は、カートリッジ室29の底面を塞ぐとともに、撮影済みの該ユニット2からカートリッジ28を取り出すときに開かれる。
露光ユニット26は、撮影レンズ3、シャッタ機構、スプロケットを有するフイルム巻き止め機構、シャッタチャージ機構、フイルムカウンタ機構、及びファインダ光学系などを一体的に組み込んだユニット部品である。ファインダ光学系は、凹レンズの対物レンズ6と凸レンズの接眼レンズを有する逆ガリレオ式のファインダとなっている。
シャッタ機構は、シャッタレリーズに応答してシャッタ羽根39の一端を蹴飛ばすことで撮影光軸3aを横切るようにシャッタ羽根39をシャッタ開口40の前面で一往復揺動させる蹴飛ばし式のタイプである。シャッタ開口40は、露光ユニットの暗箱の前面のうちの撮影光軸3a上に設けられている。回転軸を挟んで前記一端41とは逆側の他端に、シャッタ開口40を開閉する撮影光用開閉部42を設けたシャッタ羽根39は、シャッタカバー43によりカバーされる。シャッタカバー43には、撮影光軸3a上に固定絞りが形成されており、その固定絞りの前面に撮影レンズ3が取り付けられている。
また、シャッタ羽根39には、データ写し込み用開閉部44が撮影光用開閉部42から斜め上に突出して形成されている。データ写し込み用開閉部44は、前記前面に設けた一対のデータ写し込み用の第1及び第2開口45,46を同時に開閉する。第1開口45は、外光又はストロボ光を第1ライトガイド33の入射面33aに導くための第1データ光路上に設けられており、また第2開口46は、ストロボ光を第2ライトガイド34の入射面34aに導くための第2データ光路上に設けられている。なお、シャッタカバー43にも、第1及び第2データ光路上に開口47,48がそれぞれ設けられている。
ストロボユニット25は、ストロボ基板49、電源電池50、ガイド板51、スイッチ板52などで構成されており、本体基部23と前カバーユニット21との間に着脱自在に取り付けられている。ストロボ基板49には、ストロボ回路、メインコンデンサ、シンクロ接点、ストロボ発光部8などが一体的に組み込まれている。ストロボ充電スイッチ10は、スイッチ板52に形成されており、ガイド板51のガイドによりスライドしてストロボ回路の充電スイッチを開閉する。ストロボユニット25は、充電スイッチがONすると、電源電池50の電源を利用してメインコンデンサに充電を行い、シンクロスイッチに応答してトリガ信号を放電管に印加することでメインコンデンサに蓄積した高電圧を利用して放電管が発光してストロボ発光部8から被写体に向けてストロボ光を照射する。
前カバーユニット21は、カバー基部55と化粧カバー56とで構成され、これらの間にファインダー視野変更機構とデータ写し込み機構の一部を構成する光源切り替え機構とが内蔵されている。採光窓12は、化粧カバー56のうちの第1データ光路上に設けられており、また、カバー基部55のうちの第1及び第2データ光路上には、外光及びストロボ光をシャッタカバー43に設けた開口47,48に通す開口57が形成されている。
ファインダー視野変更機構は、図5に示すように、マスク板13、操作板60、及び連動レバー61とで構成されている。操作板60には、操作部11が設けられており、外部操作により水平方向に移動して連動レバー61を回転させる。連動レバー61は、回転することでマスク板13を対物レンズ6の前に挿入する挿入位置とそれから退避させる退避位置との間で移動させる。なお、マスク板13を移動方向の逆方向から当接して挿入位置と退避位置とに位置決めする一対のストッパ62,63が設けられている。また、連動レバー61は、マスク板13を各ストッパ62,63に押す方向に向けてトグルバネ64により付勢される。
データ写し込み用の光源切り替え機構は、操作板60、第1遮蔽レバー65、第2遮蔽板66、切り替えライトガイド67、及びストロボ光用ライトガイド68などで構成されている。
操作部11が第1操作位置のときには、第1ビットマーク15を写し込まないため、第1開口45を遮蔽する必要がある。この遮蔽を第1遮蔽レバー65で行っている。第1遮蔽レバー65は、回転軸を挟んだ一端65aが操作板60に連係しており、操作部11が第1操作位置のときに他端に設けた遮蔽板65bを第1データ光路15a上に挿入して第1開口45を遮蔽する遮蔽位置と、第2操作位置のときに第1データ光路15aから退避して第1開口45を開放する開放位置との間で回転する。なお、第1遮蔽レバー65は、一端65aが操作板60に常に連結するようにバネ69により開放位置に向けて付勢されている。
非ストロボ撮影のときには第2ビットマーク16を写し込まないため、ストロボ充電スイッチ10がOFF位置のときには第2開口46を遮蔽する必要がある。この遮蔽を第2遮蔽板66で行っている。第2遮蔽板66は、スイッチ板52に一体に設けられ、スイッチ板52と一緒に移動して、ストロボ充電スイッチ10がOFF位置のときに第2データ光路16a上に挿入されて第2開口46を遮蔽する遮蔽位置に、またON位置のときに第2データ光路16a上から退避して第2開口46を開放する開放位置に移動する。
非ストロボ撮影で、第1ビットマーク15を写し込むときには第1データ光路15aに外光を、またストロボ撮影で第1及び第2ビットマーク15,16の何れか一方又は両方を写し込むときには第1及び第2データ光路15a,16aにストロボ光を、切り替えて導くことが必要となる。そこで、切り替えライトガイド67とストロボ光用ライトガイド68とが設けられている。ストロボ光用ライトガイド68は、入射面68aがストロボ発光部8の近傍に、また、射出面68bが第1及び第2データ光路15a,16aの近傍に位置するように固定されている。
切り替えライトガイド67は、ライトガイド部70と連係部71とを有した回転レバーとなっている。連係部71は、スイッチ板52に設けた突起52aに連係されている。したがって、切り替えライトガイド67は、ストロボ充電スイッチ10がON位置のときに導光位置に、OFF位置のときには非導光位置に回転する。導光位置のときには、ライトガイド部70の入射面70aがストロボ光用ライトガイド68の射出面68bの射出光路内に入り込んでストロボ光を入射させ、かつライトガイド部70の射出面70bが第1及び第2データ光路15a,16a上に挿入され、ストロボ光を第1及び第2開口45,46に向けて入射させる。非導光位置のときには、ライトガイド部70の入射面70aがストロボ光用ライトガイド68の射出面68bから退避し、かつライトガイド部70の射出面70bも第1及び第2データ光路15a,16a上から退避する。
第1ライトガイド33は、図6に示すように、第1開口45から暗箱26a,23aに入射したデータ光を第1写し込み開口72に導光する第1データ光路15aを形成しており、第1データ光路15aと撮影光路73とを遮断するために、暗箱26a,23aの内部のうちの上側で遮光壁74により隔離されている。また、図示していないが、第2ライトガイド34も第2開口46から暗箱26a,23aに入射するデータ光を第2写し込み開口75に導光する第2データ光路16aを形成しており、遮光壁74により暗箱26a,23aの内部で隔離されている。この遮光壁74によりデータ光路15a,16aから撮影光路73にデータ光の進入(漏光)を防止する。さらに、第1及び第2ライトガイド33,34とは、仕切壁76により隔離されている。仕切壁76は、第1及び第2データ光路15a,16aとの間でデータ光の進入(漏光)を防止する。
第1及び第2写し込み開口72,75は、図7に示すように、正面から見てスプロケット80の右側に形成されており、スプロケット80を回避する位置に配置されている。これにより、第1及び第2ビットマーク15,16は、その時点の撮影コマ81ごとに写し込まれ、その位置は、撮影コマ81の範囲外でかつフイルム幅方向の上端にそれぞれ写し込まれる。なお、第1ビットマーク15は、フイルム移送方向に短いビットマークでとなっており、また第2ビットマーク16は、フイルム移送方向に長いビットマークとなっている。
次に上記構成の作用を簡単に説明する。非ストロボ撮影でかつトリミング指定無しで撮影を行う場合には、操作部11を第1操作位置にセットし、かつストロボ充電スイッチ10をOFF位置にセットする。これにより、図8に示すように、マスク板13が退避位置に移動し、撮影コマに応じたファインダ視野範囲となる。また、切り替えライトガイド67が非導光位置に、また、第1遮蔽レバー65が遮蔽位置に、そして、第2遮蔽板66が遮蔽位置にそれぞれ位置する。この状態では、データ写し込み用開閉部44の前で第1遮蔽レバー65の遮蔽板65bと第2遮蔽板66とが第1及び第2データ光路15a,16aを遮断している。
撮影は、巻き上げノブ4を回転操作して未露光の写真フイルム30をカートリッジ28に向けて巻き上げる。このフイルム移送によりスプロケット80が回転し、その回転力を利用してシャッタチャージが行われるとともに、1コマ分のフイルム移送に応じたスプロケット80の回転をフイルム巻き止め機構が検知することでフイルム巻き止めが作動してスプロケット80と巻き上げノブ4との回転をロックする。
その後にシャッタボタン5を押下すると、シャッタ羽根39が一往復揺動して写真フイルム30に撮影光が露光される。このときに、データ写し込み用開閉部44が第1及び第2開口45,46を開閉するが、データ写し込み用開閉部44の前で第1遮蔽レバー65と第2遮蔽板66とが第1及び第2データ光路15a,16aを遮断しているので、第1及び第2ビットマーク15,16が写真フイルム30に写し込まれることはない。
非ストロボ撮影でかつトリミング指定有りで撮影を行う場合には、操作部11を第2操作位置にセットし、かつストロボ充電スイッチ10をOFF位置にセットする。これにより、図9に示すように、マスク板13が挿入位置に移動し、撮影コマよりも小さいアスペクト比のトリミング範囲に応じたファインダ視野範囲となる。また、切り替えライトガイド67が非導光位置に、また、第1遮蔽レバー65が開放位置に、そして、第2遮蔽板66が遮蔽位置にそれぞれ位置する。この状態では、データ写し込み用開閉部44の前で第2遮蔽板66が第2データ光路16aを遮断しており、また、第1データ光路15aはデータ写し込み用開閉部44から採光窓12までの間で開放されている。
その後にシャッタボタン5を押下すると、データ写し込み用開閉部44が第1及び第2開口45,46を開閉する。このとき、第1データ光路15aは開放されているので、採光窓12から入射する外光を利用して第1ビットマーク15がその時点の撮影コマに対応した位置に写し込まれる。このとき、ライトガイド部70が第1データ光路15a上から退避しているため、採光窓12から入射する外光を光量が低下することなく用いることができる。これにより、非ストロボ撮影でかつトリミング指定有りで撮影を行ったときには、その撮影コマに対応する位置に外光を利用して第1ビットマーク15が写し込まれる。
ストロボ撮影でかつトリミング指定無しで撮影を行う場合には、操作部11を第1操作位置にセットし、かつストロボ充電スイッチ10をON位置にセットする。これにより、図10に示すように、マスク板13が退避位置に移動し、撮影コマに応じたファインダ視野範囲となる。また、切り替えライトガイド67が導光位置に、また、第1遮蔽レバー65が遮蔽位置に、そして、第2遮蔽板66が退避位置にそれぞれ位置する。この状態では、ライトガイド部70の入射面70aがストロボ光用ライトガイド68の射出面68bに一致し、かつライトガイド部70の射出面70bが第1及び第2データ光路15a,16a上に挿入されている。このとき、データ写し込み用開閉部44とライトガイド部70の射出面70bとの間の第1データ光路15a上に第1遮蔽レバー65の遮蔽板65bが位置しているため、第1データ光路15aが遮断されている。
ストロボ充電完了後に、シャッタボタン5を押下すると、シンクロスイッチがONして、シャッタレリーズと同期してストロボ発光部8からストロボ光が放たれる。このストロボ光の一部がストロボ光用ライトガイド68とライトガイド部70とにより第1及び第2データ光路15a,16a上に導光される。そして、データ写し込み用開閉部44が第1及び第2開口45,46を開閉する。このとき、第1データ光路15aが塞がれ、第2データ光路16aが開放されているので、第2ビットマーク16が撮影コマに対応した位置に写し込まれる。これにより、ストロボ撮影でかつトリミング指定無しで撮影を行ったときには、ストロボ光を利用して第2ビットマーク16が写し込まれる。
ストロボ撮影でかつトリミング指定有りで撮影を行う場合には、操作部11を第2操作位置にセットし、かつストロボ充電スイッチ10をON位置にセットする。これにより、図11に示すように、マスク板13が挿入位置に移動し、トリミング範囲に応じたファインダ視野範囲となる。また、切り替えライトガイド67が導光位置に、また、第1遮蔽レバー65が開放位置に、そして、第2遮蔽板66が退避位置にそれぞれ位置する。この状態では、前述した図10の状態と比べて、第1遮蔽レバー65の遮蔽板65bが退避しているため、第1データ光路15aが開放されている。
これにより、ストロボ撮影でかつトリミング指定有りで撮影を行ったときには、ストロボ光を利用して第1及び第2ビットマーク15,16がその時点の撮影コマに対応した位置にそれぞれ写し込まれる。
このように、撮影ごとにトリミング指定の有無とストロボ撮影か否かとのデータが各撮影コマごとに写し込まれる。最後の撮影コマへの撮影が完了すると、フイルムカウンタ機構が残り枚数の無い旨の表示位置に枚数表示板を回転させる。枚数表示板がその回転位置に回転することに連動してフイルム巻き止め機構の作動が禁止される。これにより、全部の写真フイルム30をカートリッジ28に巻き上げることができる。
撮影が終了したレンズ付きフイルムユニット2は、写真プリントのために現像所に提出される。現像所では、蓋36を開けてカートリッジ室29の底面からカートリッジ28をスプール軸方向に取り出す。このカートリッジ28は写真処理工程に回される。
図3で説明したように、各撮影コマごとに記録された第1及び第2のビットマーク15,16の有無は写真プリンタによって識別される。第1ビットマーク15を記録した撮影コマ17に対しては、プリント時に露光範囲の一部を拡大してプリント処理する。また第2ビットマーク16を記録した撮影コマ19に対しては、プリント時に画像処理によって赤目補正処理が施されてプリントされる。そして、第1及び第2ビットマーク15,16を記録した撮影コマ18に対しては、プリント時に露光範囲の一部を拡大して読み取った画像を画像処理によって赤目補正処理を施して拡大プリントする。勿論、ビットマーク無しの撮影コマに対しては通常プリント処理となる。
このようにしてプリント処理を行った後に、プリント写真とネガがユーザーに戻される。空のレンズ付きフイルムユニット2は、リサイクルのために、集積された後に工場に回収される。リサイクル時には、使用済みのレンズ付きフイルムユニット2を分解して各部品を取り出し、再使用可能な部品と再生使用部品とを分別してリサイクルを行う。このとき、着色したライトガイドなどの部品を使用していなから、リサイクル性及びリユース性が向上する。
上記実施形態では、ストロボ光用ライトガイド68と切り替えライトガイド67とを用いているが、これを省略して、図12に示すように、光ファイバー90を用いても良い。この場合には、光ファイバー90の一端90aをストロボ発光部8の近傍に、また他端90bをスイッチ板52に設けた突出板92にそれぞれ固定し、ストロボ充電スイッチ10がON位置のときに、光ファイバー90の他端90bが第2データ光路16a上に挿入されるように構成する。これにより、ストロボ撮影のときには、ストロボ光の一部が第2データ光路16aのうちのフイルム面側に向けて導かれる。第1データ光路15aには別に光りファイバーを用いてパラレル構造にしてもよいし、途中で分岐して分けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ライトガイド部70を挿入する位置としては、データ写し込み用開閉部44と採光窓12との間のデータ光路上であれば何処でもよい。また、遮蔽板65b,66を挿入する位置としては、ライトガイド部70の挿入位置とデータ写し込み用開閉部44との間であれば何処でも良い。さらに、ストロボ光用ライトガイド68と切り替えライトガイド67とで導光部材を構成しているが、2個に限らず、1個でも良いし3個以上で構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、第1及び第2ビットマーク15,16を記録しているが、本発明ではこれに限らず、非ストロボ撮影の場合にはストロボ導光部材であるライトガイド部70を退避させて外光のみを利用してマークを写し込む第1ビットマーク15のみでもよい。また、本発明のデータ写し込み装置は、レンズ付きフイルムユニット2に限らず、写真用カメラなどにも利用することができ、さらには、トリミング情報やストロボ撮影か否かの情報に限らず、年月日などのデートや撮影日などでもよく、またズームレンズのズーム情報、さらにはプリントカラーの指定やプリントサイズの指定などプリント処理に関する各種の指定を行うプリント指定情報などいろいろな情報を写し込むのに利用することができる。
また、本発明を、135タイプのフイルムパトローネを使用したレンズ付きフイルムユニット2に適用した例で説明したが、IX240タイプのフイルムカートリッジを使用したレンズ付きフイルムユニットに本発明を適用してもよい。
また、本発明を、1回使用型の簡易型カメラであるレンズ付きフイルムユニット2に適用した例で説明したが、写真フイルムを交換して複数回使用できる簡易型カメラに適用してもよい。
レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図であり、トリミング指定なしで非ストロボ撮影の状態を示している。 レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図であり、トリミング指定有りでストロボ撮影の状態を示している。 光学データマークに対するプリント処理の方法を示す説明図である。 レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。 ファインダ視野範囲変更機構及びデータ写し込み機構の概略を示す分解斜視図である。 暗箱の要部断面図である。 写真フイルムに写し込むビットマークの位置を示す説明図である。 ファインダ視野範囲変更機構及びデータ写し込み機構の概略を示す正面図であり、トリミング指定無しで非ストロボ撮影の状態を示している。 ファインダ視野範囲変更機構及びデータ写し込み機構の概略を示す正面図であり、トリミング指定有りで非ストロボ撮影の状態を示している。 ファインダ視野範囲変更機構及びデータ写し込み機構の概略を示す正面図であり、トリミング指定無しでストロボ撮影の状態を示している。 ファインダ視野範囲変更機構及びデータ写し込み機構の概略を示す正面図であり、トリミング指定有りでストロボ撮影の状態を示している。 光ファイバーを用いた他の例を示す要部斜視図である。
符号の説明
2 レンズ付きフイルムユニット
3 撮影レンズ
10 ストロボ充電スイッチ
13 マスク板
33 第1ライトガイド
34 第2ライトガイド
44 データ写し込み用開閉部
45 第1開口
46 第2開口
60 操作板
61 連動レバー
65 第1遮蔽レバー
67 切り替えライトガイド
68 ストロボ光用ライトガイド

Claims (2)

  1. ストロボ装置と、内蔵する写真フイルムにデータを写し込むため、外部に露呈して設けた採光窓から取り込んだ外光をシャッタレリーズに応答して前記写真フイルムまで導光するデータ光路とを備えたカメラにおいて、
    前記ストロボ装置のストロボ光を導光する方向に沿って分割された複数のライトガイドから構成され、このストロボ光を最終端のライトガイドに設けた射出面より射出する導光部材と、
    ストロボ撮影と非ストロボ撮影を選択する選択手段と、
    この選択手段に連動して、前記ストロボ撮影時には前記最終端のライトガイドを前記データ光路に挿入することで前記ストロボ光の一部を前記外光とともに前記データ光路に導光し、前記非ストロボ撮影時には前記最終端のライトガイドを前記データ光路から退避することで前記外光のみを光量低下させることなく前記データ光路に導光する導光切替え手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 前記最終端のライトガイドは、ストロボ充電スイッチの操作に連動して移動することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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