JP2004191773A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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Takeshi Masuda
武史 増田
Shigeki Takahara
茂樹 高原
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】ビットマークからなるプリント指定情報を写し込むデータ写し込み機構付きのレンズ付きフイルムユニットを安価に提供する。
【解決手段】レンズ付きフイルムユニット2には、ストロボ発光部7を含むストロボユニット24が組み込まれている。ライトガイド40は、ストロボ発光部7の前面下部と対面して、ストロボ光の一部を採光する採光部40aと、採光した光を照射する照射部40bとからなり、ストロボ発光部7から露光部35の前面までストロボ光を導光する。露光部35内には、写し込み光路が配設されており、導光したストロボ光により、写真フイルム22aの写し込み領域22dにビットマークが写し込まれる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビットマークなどのデータを写真フイルム上に光学的に写し込むデータ写し込み機構を内蔵したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
誰でも手軽に写真撮影を楽しめるように、1回使用型の簡易型カメラであるレンズ付きフイルムユニットが知られている。レンズ付きフイルムユニットは、多様なモデルが開発されてきており、その中には、撮影時に写真フイルム上に、プリント時に使用されるプリント指定情報を写し込むこデータ写し込み機構を備えたモデルがある(特許文献1参照)。プリント指定情報は、例えば、光学的に記録されるビットマークからなり、このビットマークにより、プリントサイズ、プリントカラー(セピアやモノクロなど)、擬似ズームの有無などを指定できるようにしている。このデータ写し込み機構は、写し込み開口、写し込み光源,写し込み光路を構成するライトガイドなどからなる。
【0003】
特許文献1記載のレンズ付きフイルムユニットでは、写し込み光源としては専用のLEDが使用される。このLEDはストロボ基板の背面に設けられており、LEDが発光する光を、ライトガイドによって写し込み開口に導光している。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−162746号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、専用のLEDを使用するとデータ写し込み機構が高価になり、レンズ付きフイルムユニットの製造コストも増加してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、データ写し込み機構を内蔵したレンズ付きフイルムユニットを安価に提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、製造時に予め未露光の写真フイルムが装填された本体基部と、ストロボ装置と、前記写真フイルムの各コマ毎にビットマークからなるプリント指定情報を光学的に写し込むデータ写し込み機構とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記データ写し込み機構は、写真フイルムと対面して配置され、写真フイルムに向けて光を照射する写し込み開口と、前記ストロボ装置のストロボ光を前記写し込み開口へ導く導光手段とを有することを特徴とする。
【0008】
なお、前記ストロボ装置から前記写し込み開口へ至る写し込み光路上に挿脱自在な遮光板を設け、この遮光板を、ストロボ発光の有無を選択するストロボ操作部材に連動して移動させるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示すレンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3の製造時に装填されたフイルムパトローネと、ユニット本体3の外周に巻き付けられるようにして貼付されるラベル4とからなる。ラベル4には、ユニット本体3の各部を露呈させるための開口が形成されている。
【0010】
ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5,ファインダ6,ストロボ発光部7,撮影モードを選択するための操作部材15等が設けられている。ユニット本体3の上面には、シャッタボタン9,カウンタ表示窓10,シグナル用開口11等が設けられている。ユニット本体3の背面からは、撮影後のフイルム巻き上げに用いられる巻上げノブ12の一部が露呈されている。
【0011】
操作部材15の主要部は、ユニット本体3の前面に形成された操作開口14から露呈されている。図2に示すように、操作部材15は、操作開口14内の下方に位置する第1操作位置(図2(A))と、第1操作位置から上方に向けてスライドされた第2操作位置(図2(B))と、第2操作位置から図中時計方向に回動される第3操作位置(図2(C))との間で移動自在とされている。
【0012】
レンズ付きフイルムユニット2は、操作部材15が第1操作位置にある際に、ストロボOFFの通常撮影モードとなる。また、操作部材15が第2操作位置にある際には、ストロボONのストロボ撮影モードとなる。操作部材15が第3操作位置にある際には、擬似ズームモードとなる。
【0013】
擬似ズームモードとは、写真フイルム上にビットマークからなる擬似ズーム情報を光学的に写し込むことで、プリント時に露光範囲の一部を拡大してプリントするように指定するモードである。擬似ズーム情報は略方形のビットマークからなる。このビットマークの有無はプリンタによって識別され、ビットマークが写し込まれたコマは、プリント時に画像処理によって擬似的なズーミング処理が施されてプリントされる。レンズ付きフイルムユニット2は、擬似ズーム情報を写し込むための写し込み光源として、ストロボ光を使用するため、擬似ズームモードでは、ストロボがONに設定される。
【0014】
第2及び第3撮影モードでは、レンズ付きフイルムユニット2の上面からシグナル部材17が突出される。このシグナル部材17は透明なプラスチックで形成されたライトガイドであり、ストロボ充電の完了時に発光する発光素子の光をユニット本体3外にガイドして、撮影準備が完了したことを知らせる。
【0015】
図3は、ユニット本体3の構成を示す分解斜視図である。ユニット本体3は、本体基部23と、この本体基部23の前面側に取り付けられるストロボユニット24と、撮影モードの切り替えを行うモード切替機構25と、本体基部23の前面側及び背面側に取り付けられる前カバー26及び後カバー27とからなる。
【0016】
本体基部23には、135タイプのフイルムパトローネ22が装填される。フイルムパトローネ22は、写真フイルム22aと、この写真フイルム22aが収納されるパトローネ本体22bとからなり、このパトローネ本体22bから写真フイルム22aを引き出してそれをロール状に巻いた状態で、本体基部23の背面から装填される。周知のように、写真フイルム22aの両側端部には、フイルム給送用のパーフォレーション22eが形成されている。
【0017】
ストロボユニット24は、各種電気部品が取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板29と、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるストロボ発光部7とから構成されている。また、プリント基板29には、シャッタレリーズに連動してオンし、ストロボ発光を行わせるシンクロスイッチ30と、操作部材15の移動によってオン/オフされる充電スイッチを構成する金属接片31と、電池32をストロボ回路に接続する電池接片33等が取り付けられている。
【0018】
本体基部23には、その前面中央に露光部35が設けられている。露光部35は、撮影レンズ5を通過した撮影光の撮影光路を構成する角筒状の暗箱36をベース部として構成される。暗箱36の上方には、シャッタ機構,フイム巻上げ機構,ファインダ6などが設けられるとともに、暗箱36の前方には、シャッタ羽根38(図4参照)及びレンズホルダ37が設けられる。
【0019】
正面から見て、露光部35の右側には、フイルムロールを収納するフイルムロール室23aが、露光部35の左側には、パトローネ本体22bを収納するパトローネ室23bがそれぞれ設けられている。
【0020】
符号40は、写真フイルム22aに前記ビットマークを写し込むために使用されるストロボ光を露光部35の前方まで導光する第1ライトガイドである。第1ライトガイド40は、透明なプラスチックで形成されており、ストロボ発光部7の下部前方に配置される採光部40aと、採光した光を照射する照射部40bとを有している。
【0021】
図4に示すように、暗箱36の前面には、撮影用開口36aと、データ用開口36bが形成されている。撮影レンズ5を通過した被写体光は、撮影用開口36aから暗箱36内に入射して、写真フイルム22aの撮影領域22cに投射される。他方、第1ライトガイド40によって導光された写し込み光は、データ用開口36bから暗箱36内に入射して、写真フイルム22aの写し込み領域22dに投射される。写し込み領域22dは、撮影領域22cの上方のパーフォレーション22eよりもさらに外側の写真フイルム22aの側縁部に設けられている。
【0022】
暗箱36の上方には、正面から見て左側に、フイルム給送機構を構成するスプロケット43が配置される。スプロケット43と写真フイルム22aのパーフォレーション22eとを係合させるために、本体基部23には、スプロケット43の一部を背面側に露呈する開口23eが形成されている。
【0023】
図5に示すように、本体基部23の背面には、撮影領域22cと対面する位置にアパーチャ23cが形成されており、その上方には、写真フイルム22aの側縁部に位置する写し込み領域22dと対面する位置に写し込み光を照射する写し込み開口23dが形成されている。写し込み開口23dは、ビットマークの写し込みを行うために、略方形状に形成される。暗箱36内には、撮影用開口36aからアパーチャ23cへ至る撮影光路の上方に、第2ライトガイド41が設けられている。第2ライトガイド41は、透明なプラスチックで形成されており、データ用開口36bから暗箱36に入射した写し込み光を写し込み開口23dへ導光する写し込み光路を構成する。符号42は、写し込み光路と撮影光路とを遮断するための遮光壁であり、写し込み光路から撮影光路への写し込み光の漏光を防止する。
【0024】
写し込み開口23dは、正面から見て、スプロケット43の右側に形成されている。写し込み開口23dの前方には、写し込み光路が配設されるので、暗箱36の上部は、上方に向かって大きく隆起している。従来のレンズ付きフイルムユニットには、スプロケットの右側には、ファインダ6と暗箱上面との間に空きスペースがあった。本例では、写し込み開口23dを、スプロケット43の右側に設けているので、前記スペースに写し込み光路を配設することができる。もともと空きスペースのところを利用しているので、本体が大型化することはない。もちろん、暗箱36下方の電池収納スペースを圧迫することもない。
【0025】
暗箱36の前面には、撮影用開口36aとデータ用開口36bを開閉するシャッタ羽根38が配置されており、その前方には、レンズホルダ37が配置される。暗箱36の側方には、シャッタ羽根38を揺動自在に支持するピン23fと、バネ45の一端が掛けられるピン23gとが設けられている。
【0026】
シャッタ羽根38は、撮影用開口36aを開閉する撮影用シャッタ部38aと、データ用開口36bを開閉するデータ用シャッタ部38bと、ピン23fに挿通される穴が形成された取り付け部38cとからなる。取り付け部38cには、バネ45の他端が掛けられるピン38dと、シンクロスイッチ30を動作させる突起38eとが設けられている。シャッタ羽根38は、バネ45に付勢されて撮影用開口36a及びデータ用開口36bを塞ぐ閉じ位置に保持されている。
【0027】
シャッタ羽根38は、取り付け部38cの上端がシャッタ駆動レバー(図示せず)によって蹴飛ばされることで、バネ45の付勢に抗して、撮影用開口36a及びデータ用開口36bを開く方向に揺動し、前記各開口36a,36bを全開した後、バネ45の付勢力によって閉じ位置に復帰する。また、突起38eは、シャッタ羽根38が開き位置へ揺動するときに、シンクロスイッチ30の一方の接片を叩き、一対の接片を接触させる。これによりシンクロスイッチ30がONNして、ストロボ発光する。
【0028】
レンズホルダ37は、シャッタカバー46をベースに、撮影レンズ5や絞りを組み込んだものである。シャッタカバー46は、シャッタ羽根38が配置された暗箱36の前面を覆う。シャッタカバー46には、データ用開口36bと対応する位置に、開口46aが形成されている。この開口46aは、マスク板47によって開閉される。マスク板47は、データ写し込み光路上に挿脱自在に設けられており、擬似ズームモードが選択されていないときに、開口46aと第1ライトガイド40の照射部40bとの間の写し込み光路上に挿入され、第1ライトガイド40の照射部40bから照射される光が、データ用開口36bへ進入することを禁止する。
【0029】
マスク板47は、アーム47bがピン46bに揺動自在に取り付けられており、遮蔽部47aが写し込み光路から退避して開口46aを開く位置と、遮蔽部47aが写し込み光路へ進入して開口46aを閉じる位置との間で移動する。マスク板47は、例えば、ねじりバネ48によって閉じ位置に向けて付勢されている。ねじりバネ48の一端は、シャッタカバー46に設けられたピン46cに掛けられており、他端がマスク板47に設けられたピン(図示せず)に掛けられている。ピン46dは、マスク板47の揺動範囲を閉じ位置で規制するストッパである。マスク板47は、操作部材15に連動して揺動する。アーム47bの下端には、操作部材15の押圧レバー15aが当接してマスク板47を揺動させるための駆動ピン47cが形成されている。
【0030】
図6(A)に示すように、操作部材15が第1操作位置及び第2操作位置にあるときには、押圧レバー15aと、駆動ピン47cとは接触せず、したがって、マスク板47は、ねじりバネ48の付勢によって写し込み光路上に挿入される位置で保持される。このため、シャッタ羽根38が開いて、データ用開口36bが開放されても、マスク板47によって、写し込み光路が遮断されているから、データ用開口36bに光が入射することはない。
【0031】
他方、図6(B)に示すように、操作部材15が第3操作位置にあるときには、押圧レバー15aと駆動ピン47cと当接して、該押圧レバー15aによって駆動ピン47cが押し上げられる。これにより、マスク板47が、ねじりバネ48の付勢に抗して図中反時計方向に揺動して、写し込み光路から退避する。この状態で、シャッタ羽根38が開くと、照射部40bからの光がデータ用開口36bに入射して、データ写し込みが行われる。
【0032】
図7は、モード切替機構25の構成を示す分解斜視図である。移動機構51は、操作部材15と、軸受板77と、スライド板78と、受け板79とから構成されている。操作部材15の切替板74の背面には、円環形状の回動ガイド74aと、スライド板78をスライドさせる2本のスライドピン74b,74cと、操作部材15の移動方向をガイドするガイドピン74eとが設けられている。2本のスライドピン74b,74cは、回動ガイド74aの中に配置されている。
【0033】
軸受板77には、操作部材15の回動ガイド74aが挿入される軸受開口77aと、ガイドピン74eが挿入される開口77cが形成されている。軸受板77は、操作部材15の第1操作位置と第2操作位置との間の移動に連動して上下方向でスライドされる。また、操作部材15が第2操作位置と第3操作位置との間で回動する際には、軸受板77は移動せず、軸受開口77aによって操作部材15を軸支する。
【0034】
また、軸受板77の背面には、スライド板78をスライドさせるスライドピン77gと、ストロボユニット24の基板29に設けられた充電スイッチの金属接片31を押圧して充電動作を行わせる押圧片77hとが設けられている。
【0035】
スライド板78には、シグナル部材17と係合する係合部78aが設けられている。また、スライド板78には、操作部材15の2本のスライドピン74b,74cがそれぞれ挿入される二つの開口78b,78cと、軸受板77のスライドピン77gが挿入される開口と78dと、受け板79のガイドピン79aと係止片79bとが挿入されるスリット78eと、受け板79のガイドピン79cが挿入されるスリット78fと、軸受板77の押圧片77hが挿入される開口78gとが設けられている。スリット78e内には、受け板79の係止片79bに係合する突起78hが設けられている。
【0036】
スライド板78は、操作部材15の第1操作位置と第2操作位置と間の移動時に、操作部材15のスライドピン74bと軸受板77のスライドピン77gとに押圧されて上下方向でスライドする。また、操作部材15が第2操作位置と第3操作位置との間で回動する際には、操作部材15の回動中心から離れて設けられたスライドピン74cがスライド板78を押圧し、スライド板78を更に大きくスライドさせる。
【0037】
受け板79には、前述のガイドピン79a,79c及び係止片79bと、操作部材15のガイドピン74eに当接する規制リブ79fと、ガイドピン74eに当接する規制ピン79gと、軸受板77の押圧片77hが挿入される開口79hとが設けられている。開口79hは、ストロボユニット24の充電スイッチの金属接片31に対面する位置に設けられている。
【0038】
受け板79は、ストロボユニット24のプリント基板29の前面側に取り付けられ、ガイドピン79a,79cと係止片79bとによって、スライド板78と軸受板77と操作部材15とをガイドする。受け板79の規制リブ79fは、操作部材15のガイドピン74eに当接して、第1操作位置にある操作部材15が回動されないように、また第3操作位置にある操作部材15が下方にスライドされないように規制する。受け板79の規制ピン79gは、操作部材15が第2操作位置にある際にガイドピン74eに当接し、操作部材15が簡単に第3操作位置に回動されるのを阻止する。
【0039】
以下、上記構成による作用について説明する。操作部材15が第1操作位置にあるときには、金属接片31は、押圧片77hと接触しないので、ストロボの充電はされない。このため、シャッタレリーズによりシンクロスイッチ30がONしてもストロボ発光はしない。また、この第1操作位置にあるときには、操作部材15の押圧レバー15aと、マスク板47の駆動ピン47cとは当接しないので、マスク板47は開口46aと照射部40bとの間に挿入されて写し込み光路を遮断している。このため、シャッタレリーズによりデータ用開口36bが開放されても、写し込み領域22dにビットマークが写し込まれることはない。
【0040】
操作部材15が第2操作位置にあるときには、金属接片31は、押圧片77hと接触してこれを押圧し、充電スイッチをオンする。これにより、ストロボの充電が開始される。このため、シャッタレリーズによりシンクロスイッチ30がONするとストロボが発光する。他方、この第2操作位置では、第1操作位置と同様に、操作部材15の押圧レバー15aは、マスク板47の駆動ピン47cと当接しないので、マスク板47は、依然として写し込み光路を遮断している。このため、第1ライトガイド40によって導光されたストロボ光が照射部40bから照射されても、ストロボ光がデータ用開口36bから入射することはなく、ビットマークは写し込まれない。
【0041】
操作部材15が第3操作位置にあるときには、第2操作位置と同様に、充電スイッチがオンされて、シャッタレリーズと同期してストロボが発光する。また、第3操作位置では、押圧レバー15aによってマスク板47の駆動ピン47cが押し上げられて、マスク板47が写し込み光路から退避する。このため、シャッタレリーズが行われると、照射部40bから照射されたストロボ光がデータ用開口36bから入射して、写し込み領域22dにビットマークが写し込まれる。
【0042】
このように、写し込み光源として、ストロボ光を利用したので、専用の写し込み光源を使用することなく、ビットマークの写し込みが可能となる。専用の写し込み光源を使用しないから、部品コストが削減されて製造コストが低減される。
【0043】
図8に示すレンズ付きフイルムユニット91は、操作部材92に連動して、ファインダ6の視野枠を切り替える視野枠切り替え部材93を設けた例である。操作部材92は、上記実施形態と同様に、第1操作位置,第2操作位置,第3操作位置の3つの位置の間で移動する。なお、上記実施形態と同じ部材については、同一の符号を付す。
【0044】
視野枠切り替え部材93は、擬似ズームにおいてプリントされる範囲を示す視野枠94と、この視野枠94と一体で形成されたアーム95とからなる。ユニット本体96の前面には、視野枠切り替え部材93を、視野枠94がファインダ6の前面に挿入される挿入位置と、ファインダ6の前面から退避する退避位置との間で揺動自在に軸支するピン97が設けられている。視野枠切り替え部材93は、ねじりバネ98によって退避位置に付勢されている。ねじりバネ98の一端は、ピン99に掛けられており、他端はアーム97の図示しないピンに掛けられている。
【0045】
また、操作部材92には、操作部材92が第2操作位置(ストロボ撮影モード)から第3操作位置(擬似ズームモード)へ移動するときに、アーム95と当接して視野枠切り替え部材93を図中反時計方向に回動させる駆動ピン101が設けられている。駆動ピン101は、ユニット本体96の前面から突出しており、その端部がアーム95と当接する。また、ユニット本体96の前面には、視野枠切り替え部材93を覆う化粧用のカバー部材102が取り付けられる。このカバー部材102には、撮影レンズ5,ファインダ6,操作部材92,ストロボ発光部7のそれぞれを露呈する各開口が形成される。
【0046】
操作部材92が第1操作位置及び第2操作位置にある間は、ねじりバネ98の付勢により、視野枠切り替え部材93は退避位置に保持されるとともに、他方、操作部材92が第3操作位置へ移動されると、視野枠切り替え部材93は、駆動ピン101にアーム95を押し上げられて挿入位置に移動する。これにより、擬似ズーム用の視野枠94とファインダ6の通常の視野枠とが切り替えられる。
【0047】
上記実施形態では、ビットマークを擬似ズーム処理を指定する情報として説明したが、擬似ズームに限らず、プリントカラーの指定やプリントサイズの指定などプリント処理に関する各種の指定を行うプリント指定情報に用いることができる。
【0048】
上記実施形態では、ビットマークの写し込み領域を、正面から見て、撮影領域の右上方としているが、写し込み位置は、撮影領域の範囲外であれば他の場所でもよい。
【0049】
また、135タイプのフイルムパトローネを使用したレンズ付きフイルムユニットを例に説明したが、IX240タイプのフイルムカートリッジを使用したレンズ付きフイルムユニットに本発明を適用してもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、ストロボ装置のストロボ光を、導光手段により、ビットマークからなるプリント指定情報を写し込む写し込み開口に導光するようにしたから、専用の写し込み光源が不要となるので製造コストを安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【図2】モードを切り替える操作部材のモード選択位置を示す説明図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。
【図4】データ写し込み機構の説明図である。
【図5】暗箱の断面図である。
【図6】マスク板と操作部材の連動関係の説明図である。
【図7】モード切替機構の構成図である。
【図8】視野枠切り替え部材付きのレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
6 ファインダ
7 ストロボ発光部
15 操作部材
22a 写真フイルム
22d 写し込み領域
23 本体基部
23d 写し込み開口
24 ストロボユニット
25 モード切替機構
36 暗箱
36a 撮影用開口
36b データ用開口
38 シャッタ羽根
38a 撮影用シャッタ部
38b データ用シャッタ部
40 第1ライトガイド
41 第2ライトガイド
46a 開口
47 マスク板

Claims (2)

  1. 製造時に予め未露光の写真フイルムが装填された本体基部と、ストロボ装置と、前記写真フイルムの各コマ毎にビットマークからなるプリント指定情報を光学的に写し込むデータ写し込み機構とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記データ写し込み機構は、写真フイルムと対面して配置され、写真フイルムに向けて光を照射する写し込み開口と、前記ストロボ装置のストロボ光を前記写し込み開口へ導く導光手段とを有することを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記ストロボ装置から前記写し込み開口へ至る写し込み光路上に挿脱自在な遮光板が設けられており、前記遮光板は、ストロボ発光の有無を選択するストロボ操作部材に連動して移動することを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
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JP2002361237A Pending JP2004191773A (ja) 2002-12-12 2002-12-12 レンズ付きフイルムユニット

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