JPH1031249A - ファインダー装置及びトグルバネ機構 - Google Patents

ファインダー装置及びトグルバネ機構

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JPH1031249A
JPH1031249A JP18377596A JP18377596A JPH1031249A JP H1031249 A JPH1031249 A JP H1031249A JP 18377596 A JP18377596 A JP 18377596A JP 18377596 A JP18377596 A JP 18377596A JP H1031249 A JPH1031249 A JP H1031249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダまわりのコンパクト化を可能にす
る。 【解決手段】 パノラマ視野開口33とCサイズ視野開
口とを有する視野切替え板29を撮影光軸18aに回転
自在に設けている。パノラマ視野開口33とCサイズ視
野開口との中心を、撮影光軸18aを中心にしたHサイ
ズ視野開口27の中心を通る円周上に配置している。フ
ァインダー光軸中心を通る円周上に視野切替え板29が
退避するので、従来の方式のファインダ装置と比べて横
幅を小さくできる。視野切替え板29に、Hサイズ視野
開口27にCサイズ視野枠34をセットした視野切替え
板29の位置を境にして、視野切替え板29の付勢方向
を選択的に切り替えるトグルバネ40を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類のプリン
トが得られるレンズ付きフイルムユニットやコンパクト
タイプのカメラ等に搭載されるファインダー視野を切り
替える装置及びトグルバネ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラやレンズ付きフイルムユニ
ットによるプリント写真の魅力や楽しみをより一層一般
のユーザーに広げるために、アスペクト比の異なるプリ
ント写真が提供されている。このようなプリント写真と
して、従来の標準サイズであるLサイズプリント(89
mm×127mm)に加えて、横方向の長さを倍にした
パノラマプリント(89mm×252mm)、ハイビジ
ョンテレビ放送でのアスペクト比に近似させたHサイズ
プリント(89mm×158mm)等が一般に知られて
いる。
【0003】このような、アスペクト比の異なるプリン
ト写真を得る方法として、1本の写真フイルムを撮影し
ていく途中で、写真フイルムに対する露光範囲を遮光板
等により制限して、Lサイズプリント範囲(24mm×
36mm)、パノラマプリント範囲(13mm×36m
m)、及びHサイズプリント範囲(20mm×36m
m)を設定し、これにより得られた露光範囲の異なるネ
ガフイルムから、上述した各サイズのプリント写真を得
る方法が知られている。
【0004】また、撮影時には固定された単一の露光範
囲で全撮影コマを撮影すると同時に、プリントサイズを
指定するプリントデータを記録し、現像所等でのプリン
ト時にこのプリントデータを基にして、前述したような
露光範囲に相当する範囲だけをプリントすることによ
り、各々のサイズのプリント写真を得る方法も考えられ
ている。
【0005】一方、特開平6−301157号公報で知
られるように、リーダー部をパトローネから突出させる
ことなく、フイルムを全てパトローネ内に巻き込んだ写
真フイルムパトローネが提案されている。この様な写真
フイルムパトローネにおいては、Hサイズプリント範囲
(30.2mm×16.7mm)を標準のプリント範囲
とし、この標準のプリント範囲の横方向を制限したCサ
イズプリント範囲(23.4mm×16.7mm)、及
び縦方向を制限したパノラマプリント範囲(30.2m
m×9.5mm)が設定される。
【0006】このように露光範囲を制限したり、或いは
プリント範囲を指定する等の機能を有するカメラやレン
ズ付きフイルムユニットは、通常、指定したプリント範
囲に対応してファインダの視野範囲も変えることによ
り、それぞれのプリントにおける正確なプリント範囲を
撮影者が把握できるようにしたものが多い。ファインダ
の視野範囲を変える方法としては、例えば、ファインダ
ー系の規準となる視野範囲に、異なる種類の2つ以上の
視野開口を有する視野切替え板を挿脱して切り替える装
置が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、視野
切替え板を規準となる視野範囲に挿脱してファインダー
視野を切替える構成をとる場合、この視野切替え板を使
用しないときの退避領域を確保する必要がある。特に3
種類以上のプリントに対応した視野範囲に切替えを可能
にする場合、視野開口は少なくとも2種類以上必要にな
る。
【0008】しかしながら、多くの場合ファインダの下
方に露光光路があり、必然的にユニット本体の横方向に
視野枠を退避させるスペースを設けざるを得ない。その
結果、ファインダー視野を3つのプリントに対応させる
場合には、2つ以上の視野開口を並列して設けた横長の
視野切替え板を取り付けなければならない。したがっ
て、小型、軽量が特徴であるコンパクトタイプのカメラ
やレンズ付きフイルムユニットにおいては、このような
横長の視野切替え板は小型化に対する大きな障害とな
る。
【0009】図11に、横長の視野切替え板を用いた場
合の一例を示す。パノラマプリントの縦横比に近似させ
たパノラマ視野開口92と、Cサイズプリントの縦横比
に近似させたCサイズ視野開口93とを横に並設した視
野切替え板90を用い、Hサイズプリントの縦横比に近
似した縦横比にされたHサイズ視野開口89の前方に各
視野開口を挿入して、ファインダー視野を切り換えるも
のである。
【0010】これだと、Hサイズ視野開口89の両側
に、パノラマ視野開口92を退避させる退避スペース9
5と、パノラマ視野開口92及びCサイズ視野開口93
とを退避させる退避スペース96が必要となる。Hサイ
ズ視野開口89の横幅をAとすると、退避スペース95
は横幅Aが必要で、退避スペース96は横幅2Aが必要
である。したがって、合計でHサイズ視野開口89を4
つ横に並べた分の横幅4Aが必要となってしまう。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、簡単な構造でスペースが小さくて済むファインダー
装置及びトグルバネ機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファインダー装置では、ファインダー系の
基準となる視野範囲の一部を規制する異なる種類の視野
開口が2個以上設けられ、所定位置にセットされること
に対応して、基準となるファインダー視野を切り替える
視野切替え板を撮影光軸に回転自在に設け、2個以上の
視野開口の中心が、撮影光軸を中心にしたファインダー
光軸中心を通る円周上に配置したものである。ファイン
ダー光軸中心を通る円周上に視野切替え板が退避するの
で、従来の方式のファインダー装置と比べてカメラやレ
ンズ付きフイルムユニットの横幅を小さくすることがで
きる。
【0013】また、視野切替え板の所定位置を境にして
視野切替え板の付勢方向を選択的に切り替えるトグルバ
ネを備え、視野切替え板を回転自在に支持するベース面
に、視野切替え板が所定位置にあるときに、視野切替え
板に挿通されたトグルバネの一端が係合して視野切替え
板を所定位置にセットする係合部を設けることにより、
簡単な構造で確実に視野切替え板を所定位置にセットす
ることができる。
【0014】2点間を移動自在に設けた可動部材の所定
位置を境にして所定部材の付勢方向を選択的に切替える
トグルバネからなるトグルバネ機構において、可動部材
を回転自在に支持するベース面に、可動部材が所定位置
にあるときに、可動部材に挿通されたトグルバネの一端
が係合して可動部材を所定位置にセットする係合部を設
けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のファインダー装
置を、写真フイルムのすべての画面をハイビジョンサイ
ズで写し込み、各画面毎に画面外にプリント範囲を示す
撮影データを光学的に記録する撮影データ写し込み手段
を内蔵したレンズ付きフイルムユニットに組み込んだ例
を図面を参照しながら説明する。
【0016】図5に、本発明を実施したレンズ付きフイ
ルムユニット2の斜視図を示す。レンズ付きフイルムユ
ニット2は簡単な撮影機構とファインダ光学系を備え、
予めパトローネ及び写真フイルムが内蔵され、後述する
ファインダー装置等を内蔵したユニット本体3と、この
前面に組み付けられたプレート4とから構成されてい
る。
【0017】ユニット本体3の各部には、対物レンズ1
0、レリーズボタン11、ストロボ発光部12等が設け
られている。プレート4には、ストロボ充電開始ボタン
14が一体形成されており、開口15、丸穴16、ガイ
ド穴17が開けられている。開口15は対物レンズ10
を露呈しており、丸穴16は撮影レンズ18を組み込ん
だ円筒形のレンズ鏡筒19を露呈している。ガイド穴1
7は円弧形に形成されており、これに沿って操作摘み2
0が移動自在になっている。
【0018】ガイド穴17の左端、中央、右端には、記
号P(パノラマプリントの略号)、記号C(Cサイズプ
リントの略号)、記号H(Hサイズプリントの略号)が
表示されている。各記号は操作摘み20のセット位置を
表しており、操作摘み20を各記号にセットすること
で、プリントの設定と同時にファインダー視野が切り替
わる。
【0019】図1に、本発明を実施したレンズ付きフイ
ルムユニットの分解斜視図を示す。ユニット本体3の前
面には、円筒形に突出してレンズ鏡筒19、ストッパ2
2、23、ピン24、Hサイズ視野開口27等が形成さ
れている。このHサイズ視野開口27に対物レンズ10
が組み込まれている。Hサイズ視野開口27は、Hサイ
ズプリントに近似した縦横比(約9:16)で形成され
ているので、サイズ切替えを行っていない標準状態でH
サイズのファインダー視野を得ることができる。ユニッ
ト本体3の内部には、Hサイズプリントの縦横比とほぼ
同じ縦横比の露光開口枠が形成されており、撮影を行う
と写真フイルムに全てHサイズ露光画面が写し込まれ
る。
【0020】ユニット本体3の前面には、ストロボ接片
28、視野枠切替え板29及びトグルバネ40が組み込
まれる。視野枠切替え板29には操作摘み20が一体形
成され、丸穴31が開けられている。丸穴31のまわり
には、パノラマプリントとほぼ同じ縦横比のパノラマ視
野枠33と、Cサイズプリントとほぼ同じ縦横比のCサ
イズ視野枠34が形成されている。
【0021】視野枠切替え板29は、レンズ鏡筒19を
丸穴31に差し込むことで回転自在に組み込まれる。操
作摘み20の操作によって、視野切替え板29は撮影レ
ンズ18の光軸18aを中心に回転される。パノラマ視
野開口33とCサイズ視野開口34の中心は、撮影光軸
18aを中心としてHサイズ視野開口27の中心(ファ
インダ光軸中心)を通る円周上に配置されている。操作
摘み20を記号Pにセットすることで、Hサイズ視野開
口27の前方にパノラマ視野開口33が挿入され、操作
摘み20を記号Cにセットすることで、Hサイズ視野開
口27の前方にCサイズ視野開口34が挿入される。
【0022】レンズ鏡筒19のまわりには、視野切替え
板29の退避スペース36、37が設けられている。操
作摘み20を記号Pにセットすると、Cサイズ視野開口
34が退避スペース37に退避され(図2参照)、操作
摘み20を記号Cにセットすると、パノラマ視野開口3
3が退避スペース37に退避され(図3参照)、操作摘
み31を記号Hにセットすると、Cサイズ視野開口34
とパノラマ視野開口33とが退避スペース36に退避さ
れる(図4参照)。ストッパ22,23はレンズ鏡筒1
9の左右に設けられており、操作摘み20の記号Pの位
置と記号Hの位置のそれぞれで、視野切替え板29のそ
れ以上の回転を規制する。
【0023】また、レンズ鏡筒19のまわりには、Hサ
イズ視野開口27の横幅をAとした場合に、退避スペー
ス37は横幅を約2A/3を必要とし(図2参照)、退
避スペース36は約3A/2を必要とする(図4参
照)。したがって、横幅は合計で約19A/6あれば済
み、従来の視野開口を並設した視野枠板を用いるファイ
ンダー装置に比べて小スペースで済む。
【0024】ユニット本体3のピン24と視野切替え板
29の小孔39には、視野切替え板29の付勢方向を選
択的に切替えるトグルバネ40が取り付けられる。トグ
ルバネ40は、操作摘み20を記号Pにした際に視野切
替え板29をストッパ23に付勢し、操作摘み20を記
号Hにした際に視野切替え板29をストッパ22に付勢
する。ガイド穴17の記号Cの部分にクリック42が形
成され、操作摘み20とでクリックメカを構成してい
る。操作摘み20は記号Cの位置でクリック結合して、
視野切替え板29の回転が規制される。
【0025】図6に、ファインダー装置及びプリント範
囲を示す撮影データを光学的に記録する撮影データ写し
込み手段を示す。撮影データ写し込み手段は、マスク板
50、LED52,53、データ切替え板54、データ
切替えレバー57、P型レバー58とからなる。
【0026】マスク部材50は、矩形状の2個の写し込
み用の開口50a,50bを有し、露光が行われるコマ
の露光画面外に配置されている。LED52,53は開
口50a,50bの上方に配置されている。マスク板5
0は、LED52,53の光を遮断又は通過させるもの
で、矩形状の開口54a,54bを有している。データ
光路切替えレバー57はパイプ状の軸57bを中心に回
動自在に本体基部3に取付けられている。P型レバー5
8は横スライド自在にユニット本体2に取り付けられて
いる。
【0027】データ光路切替えレバー57の軸57bの
一端に設けたアーム57cの先端には丸棒状の一端部5
7dが形成されている。この一端部57dは、視野開口
板29に、その一端部69aから他端部69bに向かっ
て外側に形成した円弧状のガイド開口69にスライド自
在に入り込んでいる。データ光路切替えレバー57は、
視野枠板30の回転に連動して、ガイド開口69を一端
部57dがスライド移動することで回転するようになっ
ている。軸57bの他端に設けたアーム57eの先端に
丸棒状に形成された他端部57fは、P型レバー58を
介してデータ切替え板54に連結しており、データ光路
切替えレバー57の回転に連動してP型レバー58を介
してデータ切替え板54を横スライド移動させる。
【0028】上記のように構成されたレンズ付きフイル
ムユニットについて説明する。Hサイズプリント撮影を
行う場合、操作摘み20を記号Hにセットしておく。図
4に示すように、視野切替え板29は退避スペース37
に退避しており、Hサイズ視野開口27が塞がれないの
で、Hサイズのファインダー視野を形成している。ま
た、トグルバネ40は、視野切替え板29をストッパ2
2に付勢して、不用意な回転を禁止している。
【0029】データ光路切替えレバー57は、その一端
部57dがガイド開口69の一端部69aに入り込んで
一杯に時計回りに回転した状態になっており、データ切
替え板54を写し込み用の開口50a,開口50bの両
方を塞ぐ位置にしている。シャッタレリーズを行うと、
写真フイルムに露光が行われるのと同時にLED52,
53が発光するが、これらからの光は写真フイルムには
達せず、図7(C)に示すように、Hサイズ露光画面6
5は露光されるが、ドット74は露光されない。
【0030】Cサイズプリント撮影を行うには、今度は
操作摘み31を記号Cの位置にセットする。クリック4
2と操作摘み31は係合して、操作摘み31の不用意な
回転を禁止する。図3に示すように、Hサイズ視野開口
27の前方にCサイズ視野開口34をセットしてHサイ
ズ視野開口27を左右から遮って、Cサイズのファイン
ダー視野を形成する。
【0031】操作摘み31の操作に従って、データ光路
切替えレバー57の一端部57dはガイド開口39の中
央に移動する。この移動に伴ってデータ光路切替えレバ
ー57は反時計回りに回転し、データ切替え板54を、
開口54a,54bが写し込み用の開口50a,50b
に一致して、写し込み用の開口50a,50bの両方を
露出させる位置に移動する。シャッタレリーズを行う
と、写真フイルムに露光されるのと同時にLED52,
53が発光する。各々からの光は、開口54a,開口5
4bを通って開口50a,50bを通過し、図7(B)
に示すように、Hサイズ露光画面65の右下に開口50
a,50bと同様の形状のドット74を2個露光して、
Cサイズプリントデータを記録する。
【0032】パノラマプリント撮影を行うには、操作摘
み20を記号Pの位置にセットする。図2に示すよう
に、Hサイズ視野開口27の前方にパノラマ視野開口3
3をセットしてHサイズ視野開口27の上下を遮って、
パノラマサイズのファインダー視野を形成する。トグル
バネ40は視野切替え板29をストッパ23に付勢し
て、不用意な回転を禁止している。
【0033】視野切替え板27の回転に従って、データ
光路切替えレバー57は反時計方向に回転し、一端部5
7dがガイド開口69の他端部69bに移動する。これ
に伴ってデータ切替え板54が開口50bを塞ぐ位置に
移動する。シャッタレリーズを行うと、写真フイルムに
露光が行われるのと同時にLED52,53が発光す
る。これの光は開口50aを通して写真フイルムに達
し、Hサイズ露光画面65の右下に、写し込み用の開口
50bと同様の形状のドット74を1個露光して、パノ
ラマプリントデータを記録する。
【0034】このようにして、撮影を終了したレンズ付
きフイルムユニットが現像取扱店等に提出されると、写
真フイルムは現像処理された後、自動プリンタにセット
される。自動プリンタは、センサ等で写真フイルムの下
側を1コマごとに走査し、0個のドット74からなるハ
イビジョンプリントデータを検出した場合は、自動で露
光画面65にハイビジョンサイズのマスクをかけてHサ
イズプリントに焼付ける。また2個のドット74からな
るCサイズプリントデータを検出した場合には、自動で
露光画面65にCサイズのマスクをかけてCサイズプリ
ントに焼付ける。そして、1個のドット74からなるパ
ノラマサイズプリントデータを検出した場合には、自動
で露光画面65にパノラマサイズのマスクをかけてパノ
ラマプリントに焼付ける。
【0035】また、図8に示すように、視野切替え板8
0の回転軸を挟んで、トグルバネ82のバネ力の作用す
る方向に対向する向きにクリック84を形成し、トグル
バネ82のバネ力によって、操作摘み83をクリック8
4に積極的に係合させて、クリック止めがより確実に行
われるようにしてもよい。
【0036】図9に、本発明のトグルバネ機構をレンズ
付きフイルムユニットに用いた例を示す。簡単な撮影機
構を備え、予め写真フイルムを内蔵したユニット本体1
00の前面には、中心に撮影レンズ101が配された円
筒状の嵌め込み用のリブ102、バネ取付け用のピン1
03、Hサイズ視野開口104等が形成されており、視
野切替え板107、トグルバネ108を組み込み後、爪
結合によってプレート109を取り付ける。
【0037】視野切替え板107にはパノラマ視野開口
110、Cサイズ視野開口111、丸穴114、操作摘
み115、バネ取付け穴116が形成されている。視野
切替え板107は、リブ102を穴114に挿入して光
軸101aに回動自在となる。Hサイズ視野開口10
4、パノラマ視野開口110、Cサイズ視野開口111
は同軸円上に配置されており、Hサイズ視野開口104
に各視野開口をセットすることでファインダー視野が切
替わる。プレート109には、操作摘み115を露呈さ
せるガイド溝120、撮影レンズ101を露呈させる穴
121等が形成されている。ガイド溝120には上から
前述したものと同じ記号P,C,Hが記されている。
【0038】トグルバネ108は、一端108aを後側
から穴116にさし込み、他端をピン103にかけて取
り付けられる。トグルバネ108は、視野切替え板10
7の付勢方向を選択的に切り替えるものである。その切
り替えは、操作摘み115を記号Cの位置にセットし
て、Hサイズ視野開口104にCサイズ視野開口110
をセットした視野切替え板107の位置を境にして行わ
れる。
【0039】操作摘み115を右回転して操作摘み11
5が記号Cの位置を過ぎると、トグルバネ108の付勢
力で視野切替え板107は一杯に右回転する。Hサイズ
視野開口104にパノラマ視野開口110がセットされ
るので、パノラマファインダー視野が得られる。また。
操作摘み115を左回転して操作摘みが記号Cの位置を
過ぎると、トグルバネ108の付勢力で視野切替え板1
07は一杯に左回転する。Hサイズ視野開口104から
視野切替え板107は退避するので、Hサイズファイン
ダー視野が得られる。
【0040】トグルバネ108の一端108aは、視野
切替え板107の前面に突出している。そのため、プレ
ート109の裏面側には、視野切替え板107の回動し
た際の一端108aの移動域に一致する円弧状の溝12
5を形成され、これに沿って一端108aが移動するよ
うになっている。
【0041】図9の要部を示す図10において、溝12
5には撮影光軸101aに向かって凹部125aが形成
されている。操作摘み115を記号Cにセットしたとき
に、一端108aがバネ力を利用して凹部125aに入
り込むので、視野切替え板107の不用意な回転が防止
され、Cサイズ視野開口を確実にセットすることができ
る。
【0042】以上に本発明をレンズ付きフイルムユニッ
トに実施した例を示したが、一般のコンパクトタイプの
カメラ等にも全く同様に実施可能である。また視野切替
え板をユニット本体の内部に設けるようにしてもよい。
また操作摘みを位置決めするクリックをユニット本体に
形成するようにしてもよい。
【0043】また、上記では、ハイビジョン,パノラ
マ,Cサイズのプリントを取りあげたが、これ以外にも
任意のサイズのプリントにほぼ一致するアスペクト比の
視野開口を用いるようにしてもよい。また、ドットの写
し込みなしをHサイズ、2個のドットでCサイズ,1個
のドットでパノラマとしているが、これらに限定される
ものではない。また、本発明のトグルバネ機構は、視野
切替え板の付勢機構として用いられるのに限定されるも
のではないのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の本発明のファイ
ンダー装置によれば、ファインダー系の基準となる視野
範囲の一部を規制する異なる種類の視野開口が2個以上
設けられ、所定位置にセットされることに対応して、基
準となるファインダー視野を切り替える視野切替え板を
撮影光軸に回転自在に設け、2個以上の視野開口の中心
が、撮影光軸を中心にしたファインダー光軸中心を通る
円周上に配置したものである。ファインダー光軸中心を
通る円周上に視野切替え板が退避するので、従来の方式
のファインダー装置と比べてカメラやレンズ付きフイル
ムユニットの横幅を小さくすることができる。
【0045】また、視野切替え板の所定位置を境にして
視野切替え板の付勢方向を選択的に切り替えるトグルバ
ネを備え、視野切替え板を回転自在に支持するベース面
に、視野切替え板が所定位置にあるときに、視野切替え
板に挿通されたトグルバネの一端が係合して視野切替え
板を所定位置にセットする係合部を設けたので、視野切
替え板を簡単な構造で確実に所定位置にセットすること
ができる。
【0046】2点間を移動自在に設けた可動部材の所定
位置を境にして所定部材の付勢方向を選択的に切替える
トグルバネからなるトグルバネ機構において、可動部材
を回転自在に支持するベース面に、可動部材が所定位置
にあるときに、可動部材に挿通されたトグルバネの一端
が係合して可動部材を所定位置にセットする係合部を設
けてたので、可動部材を簡単な構造で確実に所定位置に
位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダー装置を備えたレンズ付き
フイルムユニットの分解斜視図である。
【図2】本発明のファインダー装置でパノラマサイズの
ファインダー視野を形成する場合の平面図である。
【図3】本発明のファインダー装置でCサイズのファイ
ンダー視野を形成する場合の平面図である。
【図4】本発明のファインダー装置でHサイズのファイ
ンダー視野を形成する場合の平面図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの斜視図である。
【図6】ファインダー装置及びプリント範囲を示す撮影
データを光学的に記録する撮影データ写し込み手段の斜
視図である。
【図7】露光画面の平面図である。
【図8】別のファインダー装置の平面図である。
【図9】本発明のトグルバネ機構を備えたレンズ付きフ
イルムユニットの分解斜視図である。
【図10】図9のトグルバネ機構の説明に用いる平面図
である。
【図11】ファインダー装置の他の例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
3 ユニット本体 4 プレート 18 撮影レンズ 18a 光軸 20 操作摘み 27 Hサイズ視野開口 29 視野切替え板 33 パノラマ視野開口 34 Cサイズ視野開口 40 トグルバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダー系の基準となる視野範囲の
    一部を規制する異なる種類の視野開口が2個以上設けら
    れ、所定位置にセットされることに対応して、前記基準
    となるファインダー視野を切り替える視野切替え板を撮
    影光軸に回転自在に設け、前記2個以上の視野開口の中
    心が、撮影光軸を中心にしたファインダー光軸中心を通
    る円周上に配置されていることを特徴とするファインダ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 前記視野切替え板の所定位置を境にして
    視野切替え板の付勢方向を選択的に切り替えるトグルバ
    ネを備え、視野切替え板を回転自在に支持するベース面
    に、視野切替え板が所定位置にあるときに、視野切替え
    板に挿通されたトグルバネの一端が係合して視野切替え
    板を所定位置にセットする係合部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のファインダー装置。
  3. 【請求項3】 2点間を移動自在に設けた可動部材の所
    定位置を境にして前記所定部材の付勢方向を選択的に切
    替えるトグルバネからなるトグルバネ機構において、 前記可動部材を回転自在に支持するベース面に、可動部
    材が所定位置にあるときに、可動部材に挿通されたトグ
    ルバネの一端が係合して可動部材を所定位置にセットす
    る係合部を設けたことを特徴とするトグルバネ機構。
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