JP2002090859A - レンズ付きフイルムユニット及びプリント作成方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット及びプリント作成方法

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JP2002090859A
JP2002090859A JP2000274712A JP2000274712A JP2002090859A JP 2002090859 A JP2002090859 A JP 2002090859A JP 2000274712 A JP2000274712 A JP 2000274712A JP 2000274712 A JP2000274712 A JP 2000274712A JP 2002090859 A JP2002090859 A JP 2002090859A
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Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で且つ安価に拡大プリントを行
う。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットにファイン
ダ倍率切替スイッチを設ける。ファインダ倍率切替スイ
ッチの操作により、ファインダ倍率を標準倍率と望遠倍
率とで切り替える。同時に、マーク露光装置により写真
フイルム23に写し込むPARビット28の数を切り替
える。標準撮影時には、PARビット28が写真フイル
ムに2個写し込まれる。望遠撮影時には標準撮影時の
1.63倍に拡大された被写体像がファインダ視野で観
察され、写真フイルム23にはPARビット28が3個
写し込まれる。写真プリント時に、PARビット28が
2個検出された場合、標準サイズの引き延ばしレンズ
(引き延ばし倍率5.7倍)及びペーパーマスクが用い
られ、プリント範囲29がCサイズのプリントペーパー
にプリントされる。また、PARビット28が3個の場
合には、パノラマプリント用の引き延ばしレンズ(引き
延ばし倍率9.3倍)により、Cサイズのプリントペー
パーにプリントが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各コマ毎にプリン
ト条件を指定する光学マークを写し込むマーク露光手段
を有するレンズ付きフイルムユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】IX240カートリッジ(以下、フイル
ムカートリッジという)を使用するカメラでは、プリン
トアスペクト比(以下、PARという)がC(コンベン
ション)サイズ,H(ハイビジョン)サイズ,P(パノ
ラマ)サイズの各プリントサービスを受けることができ
る。各プリントサイズは、カメラに備えられたPARの
切替つまみを操作して、PARビットと呼ばれる光学マ
ークを撮影コマの所定の位置に写し込むことにより、ユ
ーザーが撮影時にその撮影コマ毎に意図するPARを選
択して指定することができる(特開平8−304883
号公報記載)。これにより、これまでの画一的なPAR
の写真プリントでは得られなかった写真画像を楽しむこ
とができる。
【0003】このフイルムカートリッジを装填したレン
ズ付きフイルムユニットが本出願人から提供されてい
る。このレンズ付きフイルムユニットの中には、疑似ズ
ームを利用したり(特開平11−271872号公報記
載)、ファインダ枠を機械的に切り替えることにより
(特開平10−31249号公報記載)、各プリントサ
ービスを利用することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズ付きフイルムユニットは、元々超薄形で小
形に形成されたレンズ付きフイルムユニットに比べて装
置の構成上大きくなり、また、高価なものになるという
欠点がある。また、通常のレンズ付きフイルムユニット
の場合、使用される撮影レンズは焦点距離が24mm前
後と広角用のレンズを用いているため、写される被写体
像はかなり小さくなる。このため、拡大プリント(トリ
ミング)を得るには、ユーザーが現像所で拡大倍率やプ
リント範囲を指定して拡大プリントを作成するので、拡
大プリント自体が手間がかかり且つ高価なものになって
しまう。
【0005】本発明は、簡単な構成で且つ拡大プリント
を安価にできるようにしたレンズ付きフイルムユニット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、0〜2個
のドットで表されるプリントアスペクト比の識別マーク
が付与されるマーク露光領域を有する写真フイルムと、
露光済みの写真フイルムが巻き込まれるカートリッジが
予め装填されるとともに、光学ファインダを備えてお
り、外部に設けられた操作部材の切替操作により、光学
ファインダを通して観察される視野範囲を、標準範囲と
標準視野範囲よりも狭い望遠視野範囲との間で切り替え
る視野範囲切換手段と、該操作部材の切替操作に連動し
て切り替えられ、ファインダ倍率が標準視野範囲に設定
されたときには、マーク露光領域に0又は2個のドット
で表される前記識別マークを付与し、ファインダが望遠
視野範囲に設定されたときには、マーク露光領域に前記
識別マークとは異なる少なくとも3個のドットを付与す
るマーク露光手段とを設けたものである。
【0007】また、請求項1記載のレンズ付きフイルム
ユニットで撮影された写真フイルムから写真プリントを
行う際には、マーク露光領域に付与されたドットの数を
検出し、ドットが0又は2個の場合には、標準サイズの
プリントペーパーとペーパーマスクと引き延ばしレンズ
を使用して写真プリントを行い、ドットが3個の場合に
は、標準サイズのプリントペーパーとペーパーマスクと
パノラマプリント用の引き延ばしレンズとを用いて写真
プリントを行うものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したレンズ
付きフイルムユニットの外観を示した斜視図である。レ
ンズ付きフイルムユニット2の前面には、撮影レンズ
3、対物用ファインダ窓4、ストロボ発光部5、ストロ
ボ充電切替スイッチ6、ファインダ倍率切替スイッチ7
が設けられている。また、その上面には、レリーズボタ
ン8、フイルムカウンタ表示窓9、ライトガイド10が
設けられている。後面には、接眼用ファインダ窓11
(図2参照)、巻き上げノブ12の一部が露呈される。
【0009】ファインダ倍率切替スイッチ7は、レンズ
付きフイルムユニット2の前面に、その長手方向にスラ
イド自在に取り付けられる。このファインダ倍率切替ス
イッチ7は、標準撮影位置(図中右側)と望遠撮影位置
(図中左側)との間でスライド自在であり、ファインダ
切替スイッチ7が標準撮影位置にあるときには、ファイ
ンダ倍率が通常のレンズ付きフイルムユニットと同様の
倍率となり、印画紙のサイズがCサイズのプリント写真
を得ることができる。また、ファインダ切替スイッチ7
が望遠撮影位置にあるときには、ファインダ光学系のフ
ァインダ倍率が1.63倍となり、印画紙のサイズがC
サイズの拡大プリント写真を得ることができる。
【0010】図2に示すように、レンズ付きフイルムユ
ニット2は、前カバー15、本体基部16、露光装置1
7、ストロボ装置18、及び後カバー19から構成され
ている。本体基部16の両端には、カートリッジ室20
とフイルムロール室21とが形成されている。カートリ
ッジ室20とフイルムロール室21には、製造段階でそ
れぞれIX240型のフイルムカートリッジ22と、フ
イルムカートリッジ22から引き出されたフイルム23
をロール状にしたフイルムロール23aとが装填され
る。
【0011】図3に示すように、IX240型の写真フ
イルム23の各撮影コマには、アパーチャによって規定
された露光範囲25と、その外側の一方の端縁にフイル
ム給送用のパーフォレーション26が設けられ、他方の
端縁には光学マークエリア27が設けられている。この
光学マークエリア27は、Hサイズの標準プリント写真
(89×158mm)の他に、アスペクト比の異なるP
サイズのプリント写真(89×254mm),Cサイズ
のプリント写真(89×127mm)の作成を指定する
例えばPARビット28に代表される光学マークを光学
的に写し込むための周知のエリアである。
【0012】撮影コマ毎に写し込まれるPARビット2
8は、第1ビット28aと第2ビット28b及び第3ビ
ット28cを組み合わせたものである。例えば第1ビッ
ト28aと第2ビット28bが写し込まれ、PARビッ
ト28が2ビットとなる場合には、その露光範囲25か
らCサイズプリント範囲29をトリミングして、Cサイ
ズプリント写真を作成するようにプリント条件が決定さ
れる。また、3ビット全てが写し込まれている場合に
は、露光範囲25から、撮影レンズ3の焦点距離を基準
として約1.63倍の望遠倍率で撮影した場合に相当す
るプリント範囲30をトリミングして、Cサイズの拡大
プリント写真を作成するようにプリント条件が決定され
る。
【0013】図2に示すように、露光装置17は、暗箱
(図示せず)にシャッタ機構等の撮影機構とファインダ
光学系35とが取り付けられている。また、この露光装
置17の上部にはレリーズボタン8が弾性変形自在に組
み込まれており、押下操作によりシャッタ機構を作動さ
せる。このシャッタ機構は、シャッタ開口の前面でシャ
ッタ羽根が一揺動するタイプである。シャッタ羽根が揺
動すると、被写体光が前カバー15の撮影窓、及び露光
装置17の撮影レンズ3を通り、更にシャッタ開口を通
過してフイルム通路にセットされた写真フイルム23に
入射する。なお、撮影レンズ3には広角レンズが用いら
れている。
【0014】図4に示すように、ファインダ光学系35
は、被写体側から順に対物レンズ36、移動レンズ3
7、及び接眼レンズ38とで構成されている。対物レン
ズ36と接眼レンズ38とは、暗箱の上部に着脱自在に
取り付けられるファインダ保持枠39にそれぞれ固定さ
れている。移動レンズ37は移動枠40に保持されてい
る。この移動枠40にはロッド41が設けられており、
ファインダ保持枠39に形成された溝部42によりガイ
ドされる。また、この移動枠40には、略L字型の連結
レバー43が下方から取り付けられる。この連結レバー
43は暗箱上部に形成されたピンに回動自在に取り付け
られており、この連結レバー43の回動により、移動レ
ンズ37がファインダ光軸に沿ってスライド移動する。
つまり、標準撮影時には対物レンズ36側に移動し、望
遠撮影時には接眼レンズ38側に移動する。
【0015】図2に示すように、ストロボ装置18は、
ストロボ基板45、メインコンデンサ46、電池47、
トリガスイッチ48、ストロボスイッチ49、及びスト
ロボ発光部5等を一体的に取り付けたユニット部品であ
る。前カバー15の前面に設けたストロボ充電切替スイ
ッチ6を上方にスライド操作すると、ストロボスイッチ
49がオンとなる。これにより、メインコンデンサ46
が充電される。充電完了後に、レリーズボタン8が押さ
れると、連動するシャッタ羽根によりトリガスイッチ4
8のシンクロ接片が短絡する。この短絡により、メイン
コンデンサ46に蓄積された充電電圧によって放電管が
発光し、ストロボ発光部5からストロボ光が被写体に向
けて照射される。
【0016】図5に示すように、マーク露光装置50
は、本体基部16の中央下部に取り付けられる。このマ
ーク露光装置50は、マーク切替板51、写し込み用ラ
イトガイド52、遮光カバー53、回動レバー54、ス
ライドレバー55、写し込み用LED56から構成され
る。本体基部16の遮光筒16aの下部には写真フイル
ム23の光学マークエリア27にプリント条件を指定す
るPARビット28を写し込むための開口部57が形成
されている。この開口部57は、第1開口57a、第2
開口57b、第3開口57cから構成される。この開口
部57の前面には、マーク切替板51が左右方向でスラ
イド自在となるように配置される。このマーク切替板5
1は、スライドレバー55の一端に形成されたピン55
aに係合している。このマーク切替板51は標準撮影時
には第3開口57cのみを遮蔽し、望遠撮影時には全て
の開口57a〜57cを開放する。
【0017】マーク切替板51の前面側には、写し込み
用ライトガイド52と遮光カバー53とが取り付けられ
る。スライドレバー55は、遮光カバー53の前面に左
右方向でスライド自在に組み付けられるとともに、遮光
カバー53に掛けられたコイルバネ58が一端取り付け
られることにより、図中左方に向けて付勢されている。
また、スライドレバー55の他端にはフォーク部55b
が形成され、このフォーク部55bは、遮光筒16aの
側方を回り込むようにして延設された回動レバー54の
一端54aに係合する。これにより、マーク切替板51
は、回動レバー54の回動に連動してスライドするスラ
イドレバー55により左右方向にスライドされ、これに
より写し込まれるPARビット28の数が選択される。
【0018】写し込み用LED56はストロボ基板45
に取り付けられている。この写し込む用LED56の発
光はトリガスイッチ48の短絡に同期しており、写し込
み用LED56から放出された光は、遮光カバー53の
筒部53aを通して写し込み用ライトガイド52の一端
に入射され、これの内面反射によりガイドされて開口部
57に向けて照射される。
【0019】図6に示すように、ファインダ光学系35
の連結レバー43と、マーク露光装置50の回動レバー
54とは、前カバー15の裏側に回転自在に取り付けら
れる回転板60のガイド孔60b,60cにそれぞれ係
合される。この回転板60にはファインダ切替スイッチ
7もガイド孔60aを介して係合されており、このファ
インダ切替スイッチ7のスライド操作により、回転板6
0が回動し、これら部材43,54が連動する。ファイ
ンダ切替スイッチ7を標準撮影位置に(図中右側に)移
動させると、移動レンズ37は対物レンズ36側に移動
しファインダ倍率は標準倍率となる。マーク切替板51
は左側にスライドし第3開口57cを遮蔽する。これに
より、写真フイルム23の光学マークエリア27にはP
ARビット28が2個写し込まれる。
【0020】一方、ファインダ切替スイッチ7を望遠撮
影位置に(図中左側に)移動させると、連結レバー43
により移動レンズ37は接眼レンズ38側に移動し、フ
ァインダ倍率は望遠倍率(標準倍率の1.63倍)とな
る。これと同時に、回動レバー54の回転によりマーク
切替板50は右方向に移動し第3開口57cを開放す
る。この状態で撮影が行われると、写真フイルム23の
光学マークエリア27には、PARビット28が3個写
し込まれる。
【0021】次に、本実施形態の作用について説明す
る。撮影者はファインダ倍率切替スイッチ7を標準撮影
位置(図1右側)、望遠撮影位置(図1左側)のどちら
かにセットし撮影を行う。ファインダ倍率切替スイッチ
7の操作により、回転板60を介して移動レンズ37が
ファインダ光軸に沿ってスライドし、ファインダ光学系
35のファインダ倍率が切り替わる。接眼ファインダ1
2を覗くと、プリントされる撮影範囲を観察することが
できる。つまり、標準撮影では、図7(a)に示すよう
に、観察される被写体像は通常のレンズ付きフイルムユ
ニットで観察される大きさでファインダ視野65から観
察される。一方、望遠撮影では、図8(a)に示すよう
に、標準撮影時の1.63倍に拡大された被写体像がフ
ァインダ視野枠65から観察することができる。
【0022】一方、ファインダ切替スイッチ7のスライ
ド操作により、回動レバー54を介して、ファインダ倍
率に応じた位置にマーク切替板51がスライド移動され
る。そして、接眼ファインダ12を覗いてフレーミング
を行った後に、レリーズボタン8を押圧して撮影を行
う。
【0023】レリーズボタン8の押圧により、シャッタ
機構が作動し撮影が行われる。撮影レンズ3を透過した
光は写真フイルム23に照射し、露光範囲25の全域が
露光される。シャッタ羽根の閉開によりトリガスイッチ
48がONされると同時に写し込み用LED56が発光
する。写し込み用LED56から放出された光は、写し
込み用ライトガイド52を介して開口部57の各開口5
7a〜57cに向けて照射される。このとき、マーク切
替板51がセットされているので、開放された開口を通
過した光が、写真フイルム23の下方の光学マークエリ
ア27に照射される。つまり、図7(b),図8(b)
に示すように、標準撮影のときにはPARビット28は
2個写し込まれ、望遠撮影のときには3個写し込まれ
る。なお、写真フイルム23の露光範囲25に写し込ま
れる被写体像の大きさは同じである。
【0024】このようにして、各撮影毎にファインダ倍
率を選択しながら撮影を行い、全撮影コマ撮影終了後、
レンズ付きフイルムユニット2を現像所やDPE店に提
出する。現像所等では、取り出された写真フイルム23
を現像処理した後、写真プリンタにかける。写真プリン
タでは、光学マークエリア27のPARビット28に基
づいてプリント処理を行う。
【0025】写真プリンタでは、写真フイルムの各撮影
コマから光学マークエリア27にPARビット28が2
個写し込まれているか、3個写し込まれているかを検出
する。図7(b)に示すように、PARビット28が2
個写し込まれている場合、ペーパーマスクによりプリン
ト範囲29が選択される。また、プリントに使用される
引き延ばしレンズは標準サイズ(Cサイズ:引き延ばし
倍率5.7倍)のレンズが選択される。これにより、図
7(c)に示すように、標準サイズ(Cサイズ)のプリ
ントペーパーにプリントが行われる。
【0026】一方、図8(b)に示すように、PARビ
ット28が3個写し込まれていると判断された場合、ペ
ーパーマスクによりプリント範囲30が選択される。ま
た、使用される引き延ばしレンズはパノラマプリント用
の引き延ばしレンズ(引き延ばし倍率9.3倍)が選択
される。この場合も、PARビットが2個の時と同様に
標準サイズ(Cサイズ)のプリントペーパーにプリント
が行われる。つまり、図8(c)に示すように、標準撮
影時の1.63倍の拡大写真が作成される。
【0027】上記実施形態では、プリント条件を指定す
るPARビット28を2個又は3個、そのファインダ倍
率に合わせて写真撮影時に写し込んだが、予め第1ビッ
ト28a、第2ビット28bを標準撮影用に写し込んで
おき、第3ビットの露光の有無を撮影時に選択するよう
にしてもよい。また、ファインダ倍率に合わせて写真フ
イルムに写し込むPARビットの個数はこれに限定する
必要はない。
【0028】上記実施形態では、ファインダの視野サイ
ズそのものは変えずに、ファインダ倍率を変えることに
よって視野範囲の切り替えを行っているが、ファインダ
光路中に例えば望遠範囲に相当する開口枠を形成したマ
スクプレートを出し入れし、ファインダ倍率を一定にし
たままでファインダの視野サイズを変えて視野範囲の切
替を行うようにしてもよい。
【0029】上記実施形態では、プリントアスペクト比
を示す識別マークが0〜2個のドットの組み合わせです
でに実用化されていることを考慮し、ドット2個のCサ
イズプリントを標準プリントとし、これらの識別マーク
とは異なるドット3個についてCサイズの拡大プリント
を行うようにしているが、ドット0個のHサイズプリン
トを標準プリントとし、ドット3個についてHサイズの
拡大プリントを行うようにすることも可能である。この
場合、Hサイズの標準プリント及び拡大プリント時に
は、Cサイズのときに使用したプリントペーパーと、標
準用、パノラマ用の引き延ばしレンズをそのまま用い、
ペーパーマスクのみをHサイズのアスペクト比に対応し
たものにかえればよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、外部に設けられた操作部材の切
替操作により光学ファインダのファインダ倍率を標準倍
率と望遠倍率との間で切り替えるファインダ倍率切替手
段と、操作部材の切替操作に連動して切り替えられ、フ
ァインダ倍率が標準倍率の時に2個のドットをマーク露
光領域に露光し、ファインダ倍率が望遠倍率の際には、
3個のドットをマーク露光手段に露光するマーク露光手
段とを設けたから、レンズ付きフイルムユニットにおい
ても簡単に標準プリントと望遠プリントの撮影が行え
る。
【0031】また、撮影された写真フイルムから写真プ
リントを行う際に、マーク露光領域に露光された識別マ
ークを検出し、ドットが2個の場合には、標準サイズの
プリントペーパー及びペーパーマスク及び引き延ばしレ
ンズを使用して写真プリントを行い、ドットが3個の場
合には、標準サイズのプリントペーパー及びペーパーマ
スクとパノラマプリント用の引き延ばしレンズとを用い
て写真プリントを行うから、プリント装置自体の変更を
しなくても容易に拡大プリント写真が作成でき、安価で
手に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す斜視
図である。
【図3】写真フイルムの画像範囲を示す説明図である。
【図4】ファインダ光学系の構成を示す斜視図である。
【図5】マーク露光装置の構成を示す斜視図である。
【図6】ファインダ切替スイッチとマーク露光装置とフ
ァインダ光学系との配置を示す斜視図である。
【図7】通常撮影時のファインダ視野、プリント範囲、
プリント例を示す説明図である。
【図8】望遠撮影時のファインダ視野、プリント範囲、
プリント例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 撮影レンズ 4 対物用ファインダ 7 ファインダ倍率切替スイッチ 23 写真フイルム 25 露光範囲 27 光学マークエリア 28 PARビット 35 ファインダ光学系 50 マーク露光装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0〜2個のドットで表されるプリントア
    スペクト比の識別マークが付与されるマーク露光領域を
    有する写真フイルムと、露光済みの写真フイルムが巻き
    込まれるカートリッジが予め装填されるとともに、光学
    ファインダを備えたレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 外部に設けられた操作部材の切替操作により、光学ファ
    インダを通して観察される視野範囲を、標準範囲と標準
    視野範囲よりも狭い望遠視野範囲との間で切り替える視
    野範囲切換手段と、 該操作部材の切替操作に連動して切り替えられ、ファイ
    ンダ倍率が標準視野範囲に設定されたときには、マーク
    露光領域に0又は2個のドットで表される前記識別マー
    クを付与し、ファインダが望遠視野範囲に設定されたと
    きには、マーク露光領域に前記識別マークとは異なる少
    なくとも3個のドットを付与するマーク露光手段と、 を設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズ付きフイルムユニ
    ットで撮影された写真フイルムから写真プリントを行う
    際、マーク露光領域に付与されたドットの数を検出し、
    ドットが0又は2個の場合には、標準サイズのプリント
    ペーパーとペーパーマスクと引き延ばしレンズを使用し
    て写真プリントを行い、ドットが3個の場合には、標準
    サイズのプリントペーパーとペーパーマスクとパノラマ
    プリント用の引き延ばしレンズとを用いて写真プリント
    を行うことを特徴とするプリント方法。
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