JP2002099038A - レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真の作成方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真の作成方法Info
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- JP2002099038A JP2002099038A JP2000289222A JP2000289222A JP2002099038A JP 2002099038 A JP2002099038 A JP 2002099038A JP 2000289222 A JP2000289222 A JP 2000289222A JP 2000289222 A JP2000289222 A JP 2000289222A JP 2002099038 A JP2002099038 A JP 2002099038A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 拡大率の高い拡大プリント写真を安価に作成
する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットに、ファイ
ンダ倍率が等倍、1.4倍、2倍、2.8倍の4段階の
切替が行えるファインダ光学系と、これらのファインダ
倍率に対応するドット数のPARビット39(0個,1
個、2個、3個)を写し込むマーク露光装置とを設け
る。撮影時には、ファインダ倍率の切替とともにPAR
ビット39の数が選択され、写真フイルム23の光学マ
ークエリア38に写し込まれる。プリント写真作成時に
は、デジタルプリンタ内部に設けられたフォトセンサに
より、写真フイルム23に写し込まれたPARビット3
9の数を検出する。検出されたPARビット39の数か
ら対応するプリント範囲(43〜46)が選択され、C
サイズのカラー印画紙に書き込まれる。これにより、C
サイズで等倍、1.4倍、2倍、2.8倍望遠の拡大プ
リント写真が作成される。
する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットに、ファイ
ンダ倍率が等倍、1.4倍、2倍、2.8倍の4段階の
切替が行えるファインダ光学系と、これらのファインダ
倍率に対応するドット数のPARビット39(0個,1
個、2個、3個)を写し込むマーク露光装置とを設け
る。撮影時には、ファインダ倍率の切替とともにPAR
ビット39の数が選択され、写真フイルム23の光学マ
ークエリア38に写し込まれる。プリント写真作成時に
は、デジタルプリンタ内部に設けられたフォトセンサに
より、写真フイルム23に写し込まれたPARビット3
9の数を検出する。検出されたPARビット39の数か
ら対応するプリント範囲(43〜46)が選択され、C
サイズのカラー印画紙に書き込まれる。これにより、C
サイズで等倍、1.4倍、2倍、2.8倍望遠の拡大プ
リント写真が作成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各コマ毎に光学マ
ークを写し込み、この光学マークによりプリント条件が
決定されるレンズ付きフイルムユニット及びプリント写
真の作成方法に関するものである。
ークを写し込み、この光学マークによりプリント条件が
決定されるレンズ付きフイルムユニット及びプリント写
真の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IX240カートリッジ(以下、フイル
ムカートリッジという)を使用するカメラでは、プリン
トアスペクト比(以下、PARという)がC(コンベン
ション)サイズ,H(ハイビジョン)サイズ,P(パノ
ラマ)サイズの各プリントサービスを受けることができ
る。各プリントサイズは、カメラに備えられたPARの
切替つまみを操作して、PARビットと呼ばれる光学マ
ークを撮影コマの所定の位置に写し込むことにより、ユ
ーザーが撮影時にその撮影コマ毎に意図するPARを選
択して指定することができる(特開平8−304883
号公報記載)。これにより、これまでの画一的なPAR
の写真プリントでは得られなかった写真画像を楽しむこ
とができる。
ムカートリッジという)を使用するカメラでは、プリン
トアスペクト比(以下、PARという)がC(コンベン
ション)サイズ,H(ハイビジョン)サイズ,P(パノ
ラマ)サイズの各プリントサービスを受けることができ
る。各プリントサイズは、カメラに備えられたPARの
切替つまみを操作して、PARビットと呼ばれる光学マ
ークを撮影コマの所定の位置に写し込むことにより、ユ
ーザーが撮影時にその撮影コマ毎に意図するPARを選
択して指定することができる(特開平8−304883
号公報記載)。これにより、これまでの画一的なPAR
の写真プリントでは得られなかった写真画像を楽しむこ
とができる。
【0003】このフイルムカートリッジを装填したレン
ズ付きフイルムユニットが本出願人から提供されてい
る。このレンズ付きフイルムユニットの中には、疑似ズ
ームを利用したり(特開平11−183998号公報、
特開平11−271872号公報記載)、ファインダ枠
を機械的に切り替えることにより(特開平10−312
49号公報記載)、各プリントサービスを利用すること
ができる。
ズ付きフイルムユニットが本出願人から提供されてい
る。このレンズ付きフイルムユニットの中には、疑似ズ
ームを利用したり(特開平11−183998号公報、
特開平11−271872号公報記載)、ファインダ枠
を機械的に切り替えることにより(特開平10−312
49号公報記載)、各プリントサービスを利用すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
付きフイルムユニットで拡大プリント写真を得るために
は、同時プリントで焼かれたLサイズ又はCサイズのプ
リントにトリミング範囲を書き込んで現像所に注文しな
ければならない。このため、一枚一枚が手焼きとなり高
価なものになる。最近では、フイルムの画像の取り込み
を光電的に行い、取り込んだ画像データから写真を作成
するデジタルプリンタが開発されている。このデジタル
プリンタでは、写真フイルムの露光範囲に露光された画
像から必要な範囲だけ切り取ってプリントすることがで
きるが、写真の指定範囲を自動的にプリンタに認識させ
る手段がないという欠点がある。
付きフイルムユニットで拡大プリント写真を得るために
は、同時プリントで焼かれたLサイズ又はCサイズのプ
リントにトリミング範囲を書き込んで現像所に注文しな
ければならない。このため、一枚一枚が手焼きとなり高
価なものになる。最近では、フイルムの画像の取り込み
を光電的に行い、取り込んだ画像データから写真を作成
するデジタルプリンタが開発されている。このデジタル
プリンタでは、写真フイルムの露光範囲に露光された画
像から必要な範囲だけ切り取ってプリントすることがで
きるが、写真の指定範囲を自動的にプリンタに認識させ
る手段がないという欠点がある。
【0005】本発明は、簡単な構成で且つ拡大プリント
を安価にできるようにしたレンズ付きフイルムユニット
及びプリント写真の作成方法を提供することを目的とす
る。
を安価にできるようにしたレンズ付きフイルムユニット
及びプリント写真の作成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、0〜2個
のドットで表されるプリントアスペクト比の識別マーク
が付与されるマーク露光範囲を有する写真フイルムと、
露光済みの写真フイルムが巻き込まれるカートリッジと
が予め装填されており、アスペクト比を維持したまま、
ファインダの視野範囲を標準範囲及び複数の望遠視野範
囲から選択して切り替えるファインダ視野切替手段と、
選択されたファインダの視野範囲に対応するドットの数
で表される識別マークを写真フイルムのマーク露光範囲
に露光するマーク露光手段とを設けたものである。ま
た、撮影レンズの焦点距離は20mm〜25mmである
ことが好ましい。また、前記マーク露光手段により、前
記マーク露光範囲に写し込まれるドットの数は最大3個
であることが好ましい。また、前記写真フイルムには、
ステップズーム対応であるという情報が予め書き込まれ
ていることが好ましい。
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、0〜2個
のドットで表されるプリントアスペクト比の識別マーク
が付与されるマーク露光範囲を有する写真フイルムと、
露光済みの写真フイルムが巻き込まれるカートリッジと
が予め装填されており、アスペクト比を維持したまま、
ファインダの視野範囲を標準範囲及び複数の望遠視野範
囲から選択して切り替えるファインダ視野切替手段と、
選択されたファインダの視野範囲に対応するドットの数
で表される識別マークを写真フイルムのマーク露光範囲
に露光するマーク露光手段とを設けたものである。ま
た、撮影レンズの焦点距離は20mm〜25mmである
ことが好ましい。また、前記マーク露光手段により、前
記マーク露光範囲に写し込まれるドットの数は最大3個
であることが好ましい。また、前記写真フイルムには、
ステップズーム対応であるという情報が予め書き込まれ
ていることが好ましい。
【0007】また、前記写真フイルムの情報を読み取る
と共に、マーク露光範囲に写し込まれたドットの数を検
出し、この写真フイルムがステップズーム対応であると
判断されたときには、検出されたドットの数に対応して
設定されたプリント範囲を選択し、このプリント範囲を
対応するプリント倍率で拡大してプリントを行うもので
ある。なお、前記プリントは、デジタルプリンタを用い
て行われるものである。
と共に、マーク露光範囲に写し込まれたドットの数を検
出し、この写真フイルムがステップズーム対応であると
判断されたときには、検出されたドットの数に対応して
設定されたプリント範囲を選択し、このプリント範囲を
対応するプリント倍率で拡大してプリントを行うもので
ある。なお、前記プリントは、デジタルプリンタを用い
て行われるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したレンズ
付きフイルムユニットの外観を示した斜視図である。レ
ンズ付きフイルムユニット2の前面には、撮影レンズ
3、対物用ファインダ窓4、ストロボ発光部5、ストロ
ボ充電スイッチ6、ファインダ倍率切替スイッチ7が設
けられている。このレンズ付きフイルムユニット2に用
いられる撮影レンズの焦点距離は、ほぼ24mmに設定
されている。また、レンズ付きフイルムユニット2の上
面にはレリーズボタン8、フイルムカウンタ表示窓9、
ライトガイド10が設けられている。レンズ付きフイル
ムユニット2の後面には、接眼用ファインダ窓11(図
3参照)、巻上げノブ12の一部が露呈される。
付きフイルムユニットの外観を示した斜視図である。レ
ンズ付きフイルムユニット2の前面には、撮影レンズ
3、対物用ファインダ窓4、ストロボ発光部5、ストロ
ボ充電スイッチ6、ファインダ倍率切替スイッチ7が設
けられている。このレンズ付きフイルムユニット2に用
いられる撮影レンズの焦点距離は、ほぼ24mmに設定
されている。また、レンズ付きフイルムユニット2の上
面にはレリーズボタン8、フイルムカウンタ表示窓9、
ライトガイド10が設けられている。レンズ付きフイル
ムユニット2の後面には、接眼用ファインダ窓11(図
3参照)、巻上げノブ12の一部が露呈される。
【0009】ファインダ倍率切替スイッチ7は、レンズ
付きフイルムユニット2の前面に、撮影光軸を中心にス
ライド自在に取り付けられる。このファインダ倍率切替
スイッチ7は、その操作により、後述するファインダ光
学系54のファインダ倍率を図中右側から等倍、1.4
倍、2倍、2.8倍の4段階で切り替えることができ
る。また、図2に示すように、このファインダ倍率切替
スイッチ7には凹部7aが、前カバー15(図3参照)
に形成された円弧状の長穴13の側壁の4箇所には凸部
14がそれぞれ形成されている。ファインダ倍率切替ス
イッチ7の凹部7aと長穴13の各凸部14とが係止す
る位置では、ファインダ光学系54のファインダ倍率が
予め設定された倍率(図中右から等倍、1.4倍、2
倍、2.8倍)となる。
付きフイルムユニット2の前面に、撮影光軸を中心にス
ライド自在に取り付けられる。このファインダ倍率切替
スイッチ7は、その操作により、後述するファインダ光
学系54のファインダ倍率を図中右側から等倍、1.4
倍、2倍、2.8倍の4段階で切り替えることができ
る。また、図2に示すように、このファインダ倍率切替
スイッチ7には凹部7aが、前カバー15(図3参照)
に形成された円弧状の長穴13の側壁の4箇所には凸部
14がそれぞれ形成されている。ファインダ倍率切替ス
イッチ7の凹部7aと長穴13の各凸部14とが係止す
る位置では、ファインダ光学系54のファインダ倍率が
予め設定された倍率(図中右から等倍、1.4倍、2
倍、2.8倍)となる。
【0010】図3に示すように、レンズ付きフイルムユ
ニット2は、前カバー15、本体基部16、露光装置1
7、ストロボ装置18、及び後カバー19から構成され
ている。本体基部16の両端には、カートリッジ室20
とフイルムロール室21とが形成されている。カートリ
ッジ室20とフイルムロール室21には、製造段階でそ
れぞれIX240型のフイルムカートリッジ22と、フ
イルムカートリッジ22から引き出されたフイルム23
をロール状にしたフイルムロール23aとが装填され
る。
ニット2は、前カバー15、本体基部16、露光装置1
7、ストロボ装置18、及び後カバー19から構成され
ている。本体基部16の両端には、カートリッジ室20
とフイルムロール室21とが形成されている。カートリ
ッジ室20とフイルムロール室21には、製造段階でそ
れぞれIX240型のフイルムカートリッジ22と、フ
イルムカートリッジ22から引き出されたフイルム23
をロール状にしたフイルムロール23aとが装填され
る。
【0011】IX240型式のフイルムカートリッジを
図4に示す。フイルムカートリッジ22は、写真フイル
ム23と、この写真フイルム23を収納するカートリッ
ジケース26と、カートリッジケース26に貼付された
ラベル27とから構成されている。カートリッジケース
26は、その内部に回転自在に組み込まれたスプール2
8,遮光蓋29,ディスク板30、さらにはフイルム送
り出し機構やスプールロック機構を構成する他の部品等
から構成されている。ラベル27には、写真フイルム2
3の品種、撮影可能コマ数、カートリッジID番号をコ
ード化して表したコード表示27aや、このコード表示
27aを表したバーコード27b等が記されている。
図4に示す。フイルムカートリッジ22は、写真フイル
ム23と、この写真フイルム23を収納するカートリッ
ジケース26と、カートリッジケース26に貼付された
ラベル27とから構成されている。カートリッジケース
26は、その内部に回転自在に組み込まれたスプール2
8,遮光蓋29,ディスク板30、さらにはフイルム送
り出し機構やスプールロック機構を構成する他の部品等
から構成されている。ラベル27には、写真フイルム2
3の品種、撮影可能コマ数、カートリッジID番号をコ
ード化して表したコード表示27aや、このコード表示
27aを表したバーコード27b等が記されている。
【0012】写真フイルム23は、その後端が着脱自在
にスプール28に取り付けられており、例えばフイルム
現像時にはスプール28から外されてカートリッジケー
ス26から分離される。遮光蓋29は、写真フイルム2
3をカートリッジケース26の外部に送り出すための送
出口31を開閉する。フイルムカートリッジ22の保管
時等では、写真フイルム23はスプール28に巻き付け
られて、その先端までがカートリッジケース26の内部
に収納され、この状態で遮光蓋29を閉じることによっ
てカートリッジケース26の内部が光密状態にされる。
また、遮光蓋29を開いた状態ではスプール28のロッ
クが解除され、このスプール28を時計方向に回転させ
ると、送出口31から写真フイルム23の先端がカート
リッジケース26の外部に送り出される。
にスプール28に取り付けられており、例えばフイルム
現像時にはスプール28から外されてカートリッジケー
ス26から分離される。遮光蓋29は、写真フイルム2
3をカートリッジケース26の外部に送り出すための送
出口31を開閉する。フイルムカートリッジ22の保管
時等では、写真フイルム23はスプール28に巻き付け
られて、その先端までがカートリッジケース26の内部
に収納され、この状態で遮光蓋29を閉じることによっ
てカートリッジケース26の内部が光密状態にされる。
また、遮光蓋29を開いた状態ではスプール28のロッ
クが解除され、このスプール28を時計方向に回転させ
ると、送出口31から写真フイルム23の先端がカート
リッジケース26の外部に送り出される。
【0013】図5に示すように、この写真フイルム23
の先頭撮影コマよりも前の部分には、製造番号及びフイ
ルムID番号の記録エリア33,34が設けられてい
る。これらの記録エリア33,34には、それぞれ目視
観察できるように製造番号及びフイルムID番号がプレ
露光されている。また、記録エリア33,34と対向す
る位置には記録エリア35,36が設けられており、そ
れぞれ製造番号とフイルムID番号とがバーコードとし
て記録されている。なお、これらの記録エリア33,3
4及び記録エリア35,36は、写真フイルムの最終撮
影コマの後方にも設けられている。本実施形態では、記
録エリア36に、フイルムID番号と、写真フイルム2
3がステップズーム対応である情報とが予め記録されて
いる。
の先頭撮影コマよりも前の部分には、製造番号及びフイ
ルムID番号の記録エリア33,34が設けられてい
る。これらの記録エリア33,34には、それぞれ目視
観察できるように製造番号及びフイルムID番号がプレ
露光されている。また、記録エリア33,34と対向す
る位置には記録エリア35,36が設けられており、そ
れぞれ製造番号とフイルムID番号とがバーコードとし
て記録されている。なお、これらの記録エリア33,3
4及び記録エリア35,36は、写真フイルムの最終撮
影コマの後方にも設けられている。本実施形態では、記
録エリア36に、フイルムID番号と、写真フイルム2
3がステップズーム対応である情報とが予め記録されて
いる。
【0014】この写真フイルム23には、一定のサイズ
に区画された露光範囲37が予め設定されており、1つ
の撮影コマに1つの露光範囲37が対応する。さらに、
露光範囲37の下方には、光学マークエリア38が区画
されている。この光学マークエリア38には、撮影コマ
のプリント条件を指定するPARビット39等の光学マ
ークが写し込まれる。この光学マークエリア39の右側
には、写真フイルム23の品種及びコマ番号等のバーコ
ード40が記録される。なお、符号41はパーフォレー
ションである。
に区画された露光範囲37が予め設定されており、1つ
の撮影コマに1つの露光範囲37が対応する。さらに、
露光範囲37の下方には、光学マークエリア38が区画
されている。この光学マークエリア38には、撮影コマ
のプリント条件を指定するPARビット39等の光学マ
ークが写し込まれる。この光学マークエリア39の右側
には、写真フイルム23の品種及びコマ番号等のバーコ
ード40が記録される。なお、符号41はパーフォレー
ションである。
【0015】光学マークエリア38に写し込まれるPA
Rビット39の個数は0〜3個であり、例えば等倍撮影
を行った場合、写し込まれるPARビット39の個数は
0個となる。この場合には、その露光範囲37からCサ
イズプリント範囲43をトリミング範囲とするようにプ
リント条件が決定される。また、1.4倍望遠撮影、2
倍望遠撮影、2.8倍望遠撮影を行った際には、写し込
まれるPARビット39の個数は、それぞれ1個、2
個、3個となる。これらの場合には、符号44、符号4
5、符号46をそれぞれプリント範囲とするようにプリ
ント条件が決定される。
Rビット39の個数は0〜3個であり、例えば等倍撮影
を行った場合、写し込まれるPARビット39の個数は
0個となる。この場合には、その露光範囲37からCサ
イズプリント範囲43をトリミング範囲とするようにプ
リント条件が決定される。また、1.4倍望遠撮影、2
倍望遠撮影、2.8倍望遠撮影を行った際には、写し込
まれるPARビット39の個数は、それぞれ1個、2
個、3個となる。これらの場合には、符号44、符号4
5、符号46をそれぞれプリント範囲とするようにプリ
ント条件が決定される。
【0016】図3に示すように、露光装置17は、暗箱
(図示せず)にシャッタ機構等の撮影機構とファインダ
光学系49とが取り付けられている。また、この露光装
置17の上部にはレリーズボタン8が弾性変形自在に組
み込まれており、押下操作によりシャッタ機構を作動さ
せる。このシャッタ機構は、シャッタ開口の前面でシャ
ッタ羽根が一揺動するタイプである。シャッタ羽根が揺
動すると、被写体光が前カバー15の撮影窓、及び露光
装置17の撮影レンズ3を通り、更にシャッタ開口を通
過してフイルム通路にセットされた写真フイルム23に
入射する。なお、撮影レンズ3には広角レンズが用いら
れている。
(図示せず)にシャッタ機構等の撮影機構とファインダ
光学系49とが取り付けられている。また、この露光装
置17の上部にはレリーズボタン8が弾性変形自在に組
み込まれており、押下操作によりシャッタ機構を作動さ
せる。このシャッタ機構は、シャッタ開口の前面でシャ
ッタ羽根が一揺動するタイプである。シャッタ羽根が揺
動すると、被写体光が前カバー15の撮影窓、及び露光
装置17の撮影レンズ3を通り、更にシャッタ開口を通
過してフイルム通路にセットされた写真フイルム23に
入射する。なお、撮影レンズ3には広角レンズが用いら
れている。
【0017】図6に示すように、ファインダ光学系49
は、被写体側から順に対物レンズ50、移動レンズ5
1、及び接眼レンズ52となるように構成されている。
対物レンズ50と接眼レンズ52とは、暗箱の上部に着
脱自在に取り付けられるファインダ保持枠53にそれぞ
れ固定されている。移動レンズ51は移動枠54に保持
されている。この移動枠54にはロッド55が設けられ
ており、ファインダ保持枠53に形成された溝部56に
よりガイドされる。また、この移動枠54には、略L字
型の連結レバー57が下方から取り付けられる。この連
結レバー57は暗箱上部に形成されたピンに回動自在に
取り付けられており、この連結レバー57の回動によ
り、移動レンズ51がファインダ光軸に沿ってスライド
移動する。つまり、等倍撮影時には対物レンズ50側に
移動し、望遠撮影時には接眼レンズ52側に移動する。
は、被写体側から順に対物レンズ50、移動レンズ5
1、及び接眼レンズ52となるように構成されている。
対物レンズ50と接眼レンズ52とは、暗箱の上部に着
脱自在に取り付けられるファインダ保持枠53にそれぞ
れ固定されている。移動レンズ51は移動枠54に保持
されている。この移動枠54にはロッド55が設けられ
ており、ファインダ保持枠53に形成された溝部56に
よりガイドされる。また、この移動枠54には、略L字
型の連結レバー57が下方から取り付けられる。この連
結レバー57は暗箱上部に形成されたピンに回動自在に
取り付けられており、この連結レバー57の回動によ
り、移動レンズ51がファインダ光軸に沿ってスライド
移動する。つまり、等倍撮影時には対物レンズ50側に
移動し、望遠撮影時には接眼レンズ52側に移動する。
【0018】図3に示すように、ストロボ装置18は、
ストロボ基板65、メインコンデンサ66、電池67、
トリガスイッチ68、ストロボスイッチ69、及びスト
ロボ発光部5等を一体的に取り付けたユニット部品であ
る。前カバー15の前面に設けたストロボ充電切替スイ
ッチ6を上方にスライド操作すると、ストロボスイッチ
69がオンとなる。これにより、メインコンデンサ66
が充電される。充電完了後に、レリーズボタン8が押さ
れると、連動するシャッタ羽根によりトリガスイッチ6
8のシンクロ接片が短絡する。この短絡により、メイン
コンデンサ66に蓄積された充電電圧によって放電管が
発光し、ストロボ発光部5からストロボ光が被写体に向
けて照射される。
ストロボ基板65、メインコンデンサ66、電池67、
トリガスイッチ68、ストロボスイッチ69、及びスト
ロボ発光部5等を一体的に取り付けたユニット部品であ
る。前カバー15の前面に設けたストロボ充電切替スイ
ッチ6を上方にスライド操作すると、ストロボスイッチ
69がオンとなる。これにより、メインコンデンサ66
が充電される。充電完了後に、レリーズボタン8が押さ
れると、連動するシャッタ羽根によりトリガスイッチ6
8のシンクロ接片が短絡する。この短絡により、メイン
コンデンサ66に蓄積された充電電圧によって放電管が
発光し、ストロボ発光部5からストロボ光が被写体に向
けて照射される。
【0019】図7に示すように、マーク露光装置70
は、本体基部16の中央下部に取り付けられる。このマ
ーク露光装置70は、マーク切替板71、写し込み用ラ
イトガイド72、遮光カバー73、回動レバー74、ス
ライドレバー75、写し込み用LED76から構成され
る。本体基部16の遮光筒16aの下部には写真フイル
ム23の光学マークエリア41にプリント範囲を指定す
るPARビット43を写し込むための開口部77が形成
されている。この開口部77は、第1、第2、第3開口
77a,77b,77cから構成される。この開口部7
7の前面には、マーク切替板71が左右方向でスライド
自在となるように配置される。
は、本体基部16の中央下部に取り付けられる。このマ
ーク露光装置70は、マーク切替板71、写し込み用ラ
イトガイド72、遮光カバー73、回動レバー74、ス
ライドレバー75、写し込み用LED76から構成され
る。本体基部16の遮光筒16aの下部には写真フイル
ム23の光学マークエリア41にプリント範囲を指定す
るPARビット43を写し込むための開口部77が形成
されている。この開口部77は、第1、第2、第3開口
77a,77b,77cから構成される。この開口部7
7の前面には、マーク切替板71が左右方向でスライド
自在となるように配置される。
【0020】マーク切替板71は、スライドレバー75
の一端に形成されたピン75aに係合している。このマ
ーク切替板71は、ファインダ倍率切替スイッチ7の操
作によりスライドレバー75によりスライドする。例え
ば、等倍撮影時には開口部77の各開口77a〜77c
を全て遮蔽する。また、1.4倍望遠撮影時には第1開
口77aを、2倍望遠撮影時には第1開口77a、第2
開口77bを、2.8倍望遠撮影時には各開口77a〜
77cをそれぞれ開放させる。
の一端に形成されたピン75aに係合している。このマ
ーク切替板71は、ファインダ倍率切替スイッチ7の操
作によりスライドレバー75によりスライドする。例え
ば、等倍撮影時には開口部77の各開口77a〜77c
を全て遮蔽する。また、1.4倍望遠撮影時には第1開
口77aを、2倍望遠撮影時には第1開口77a、第2
開口77bを、2.8倍望遠撮影時には各開口77a〜
77cをそれぞれ開放させる。
【0021】マーク切替板71の前面側には、写し込み
用ライトガイド72と遮光カバー73とが取り付けられ
る。スライドレバー75は、遮光カバー73の前面に左
右方向でスライド自在に組み付けられるとともに、一端
が遮光カバー73に掛けられたコイルバネ78が取り付
けられることにより、図中左方に向けて付勢されてい
る。また、スライドレバー75の他端にはフォーク部7
5bが形成され、このフォーク部75bは、遮光筒16
aの側方を回り込むようにして延設された回動レバー7
4の一端74aに係合する。これにより、マーク切替板
71は、回動レバー74の回動に連動してスライドする
スライドレバー75により左右方向にスライドし、写し
込まれるPARビット43の数が選択される。
用ライトガイド72と遮光カバー73とが取り付けられ
る。スライドレバー75は、遮光カバー73の前面に左
右方向でスライド自在に組み付けられるとともに、一端
が遮光カバー73に掛けられたコイルバネ78が取り付
けられることにより、図中左方に向けて付勢されてい
る。また、スライドレバー75の他端にはフォーク部7
5bが形成され、このフォーク部75bは、遮光筒16
aの側方を回り込むようにして延設された回動レバー7
4の一端74aに係合する。これにより、マーク切替板
71は、回動レバー74の回動に連動してスライドする
スライドレバー75により左右方向にスライドし、写し
込まれるPARビット43の数が選択される。
【0022】写し込み用LED76は、ストロボ基板6
5に取り付けられている。この写し込む用LED76の
発光はトリガスイッチ68の短絡に同期しており、写し
込み用LED76から放出された光は、遮光カバー73
の筒部73aを通して写し込み用ライトガイド72の一
端に入射され、これの内面反射によりガイドされて他端
側から出射し、開口部77に向けて照射される。
5に取り付けられている。この写し込む用LED76の
発光はトリガスイッチ68の短絡に同期しており、写し
込み用LED76から放出された光は、遮光カバー73
の筒部73aを通して写し込み用ライトガイド72の一
端に入射され、これの内面反射によりガイドされて他端
側から出射し、開口部77に向けて照射される。
【0023】図8に示すように、前カバー15の裏側に
は回転板60が回転自在に取り付けられる。この回転板
80にはピン80aが形成されており、このピン80a
にはファインダ倍率切替スイッチ7が係合される。この
回転板80には、ガイド穴80bが形成されており、こ
のガイド穴80bにはマーク露光装置70の回動レバー
74が係合する。また、回転板80の裏側には突起(図
示せず)が形成され、この突起の隙間にファインダ光学
系49の連結レバー57が入り込む。これにより、ファ
インダ倍率切替スイッチ7の回動と共に、ファインダ光
学系49のファインダ倍率の切替及びマーク切替板71
による開口部77の開口の開放又は遮蔽が行われる。
は回転板60が回転自在に取り付けられる。この回転板
80にはピン80aが形成されており、このピン80a
にはファインダ倍率切替スイッチ7が係合される。この
回転板80には、ガイド穴80bが形成されており、こ
のガイド穴80bにはマーク露光装置70の回動レバー
74が係合する。また、回転板80の裏側には突起(図
示せず)が形成され、この突起の隙間にファインダ光学
系49の連結レバー57が入り込む。これにより、ファ
インダ倍率切替スイッチ7の回動と共に、ファインダ光
学系49のファインダ倍率の切替及びマーク切替板71
による開口部77の開口の開放又は遮蔽が行われる。
【0024】図9は、写真フイルム23からプリント写
真を作成するデジタルプリンタの一例を示すものであ
る。このデジタルプリンタ90は、通常の写真フイルム
や、PARビット39が記録された写真フイルム23か
らそれぞれ所定のプリント写真を作成することができる
デジタルプリンタの制御プログラムを一部変更・追加す
ることにより、写真フイルム23から光学マークに応じ
たプリント写真を作成できるようにしたものである。
真を作成するデジタルプリンタの一例を示すものであ
る。このデジタルプリンタ90は、通常の写真フイルム
や、PARビット39が記録された写真フイルム23か
らそれぞれ所定のプリント写真を作成することができる
デジタルプリンタの制御プログラムを一部変更・追加す
ることにより、写真フイルム23から光学マークに応じ
たプリント写真を作成できるようにしたものである。
【0025】このデジタルプリンタ90は、大別して入
力部91と出力部92とからなり、入力部91は、現像
処理済みの写真フイルムからコマ番号を読み取る磁気ヘ
ッド93、写真フイルム23の各露光範囲40から画像
を読み取るスキャナ95、画像メモリ96、メモリ9
7、画像処理回路98、プリント処理用カートリッジ9
9からフイルムカートリッジ22へと現像済の写真フイ
ルム23を搬送する搬送機構(図示省略)、及びこれら
を制御するコントローラ100からなる。
力部91と出力部92とからなり、入力部91は、現像
処理済みの写真フイルムからコマ番号を読み取る磁気ヘ
ッド93、写真フイルム23の各露光範囲40から画像
を読み取るスキャナ95、画像メモリ96、メモリ9
7、画像処理回路98、プリント処理用カートリッジ9
9からフイルムカートリッジ22へと現像済の写真フイ
ルム23を搬送する搬送機構(図示省略)、及びこれら
を制御するコントローラ100からなる。
【0026】メモリ97には、フイルム現像が行われた
写真フイルム23をプリント処理用カートリッジ99を
巻き込む際に、写真フイルム23から読み取られた各撮
影コマ毎のPARビットデータ、磁気記録データが保存
される。画像処理回路98では、画像メモリ96から画
像データを読み出し、所定の画像処理を行う。この画像
処理は、色補正を行う他、メモリ97に保存された各撮
影コマ毎のPARビットデータ等の記録データに対応す
るプリント範囲を決定する。
写真フイルム23をプリント処理用カートリッジ99を
巻き込む際に、写真フイルム23から読み取られた各撮
影コマ毎のPARビットデータ、磁気記録データが保存
される。画像処理回路98では、画像メモリ96から画
像データを読み出し、所定の画像処理を行う。この画像
処理は、色補正を行う他、メモリ97に保存された各撮
影コマ毎のPARビットデータ等の記録データに対応す
るプリント範囲を決定する。
【0027】出力部91は、画像処理回路98からの処
理済画像データが書き込まれる画像メモリ105,赤
色、青色、緑色の各レーザ光を出力するレーザユニット
106、このレーザユニット106の出力を画像メモリ
105の処理済み画像データに基づいて制御するドライ
バ107、周知のポリゴンミラー108、Fθレンズ1
09、長尺のカラー印画紙110を搬送する搬送機構
(図示せず)等から構成されている。この出力部91に
より、各撮影コマのプリント範囲が任意の引き延ばし倍
率により露光される。
理済画像データが書き込まれる画像メモリ105,赤
色、青色、緑色の各レーザ光を出力するレーザユニット
106、このレーザユニット106の出力を画像メモリ
105の処理済み画像データに基づいて制御するドライ
バ107、周知のポリゴンミラー108、Fθレンズ1
09、長尺のカラー印画紙110を搬送する搬送機構
(図示せず)等から構成されている。この出力部91に
より、各撮影コマのプリント範囲が任意の引き延ばし倍
率により露光される。
【0028】次に、本実施形態の作用について説明す
る。撮影者はファインダ倍率切替スイッチ7をスライド
させ撮影を行う。接眼ファインダ窓12を覗くと、プリ
ントされる撮影範囲を観察することができる。つまり、
図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13
(A)に示すように、各ファインダ倍率に応じた大きさ
の被写体像がファインダ視野として観察することができ
る。同時に、マーク露光装置70では回動レバー74を
介したマーク切替板71のスライドにより、ファインダ
倍率に対応した数だけ開口部77の各開口を開放する。
そして、接眼ファインダ窓12を覗いてフレーミングを
行った後に、レリーズボタン8を押圧して撮影を行う。
る。撮影者はファインダ倍率切替スイッチ7をスライド
させ撮影を行う。接眼ファインダ窓12を覗くと、プリ
ントされる撮影範囲を観察することができる。つまり、
図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13
(A)に示すように、各ファインダ倍率に応じた大きさ
の被写体像がファインダ視野として観察することができ
る。同時に、マーク露光装置70では回動レバー74を
介したマーク切替板71のスライドにより、ファインダ
倍率に対応した数だけ開口部77の各開口を開放する。
そして、接眼ファインダ窓12を覗いてフレーミングを
行った後に、レリーズボタン8を押圧して撮影を行う。
【0029】レリーズボタン8の押圧により、シャッタ
機構が作動し撮影が行われる。撮影レンズ3を透過した
光は写真フイルム23に照射し、露光範囲37の全域が
露光される。シャッタ羽根の閉開によりトリガスイッチ
68がONされると同時に写し込み用LED76が発光
する。写し込み用LED76から放出された光は、写し
込み用ライトガイド72を介して開口部77の各開口7
7a〜77cに向けて照射される。図10(B)に示す
ように、等倍撮影のときにはマーク切替板71により開
口部77は遮蔽されており、PARビット39は写し込
まれない。また、図11(B)、図12(B)、図13
(B)に示すように、1.4倍望遠撮影のときにはPA
Rビット39が1個、2倍望遠撮影では2個、2.8倍
望遠撮影では3個写し込まれる。なお、写真フイルム2
3の露光範囲37に写し込まれる被写体像の大きさは同
じである。
機構が作動し撮影が行われる。撮影レンズ3を透過した
光は写真フイルム23に照射し、露光範囲37の全域が
露光される。シャッタ羽根の閉開によりトリガスイッチ
68がONされると同時に写し込み用LED76が発光
する。写し込み用LED76から放出された光は、写し
込み用ライトガイド72を介して開口部77の各開口7
7a〜77cに向けて照射される。図10(B)に示す
ように、等倍撮影のときにはマーク切替板71により開
口部77は遮蔽されており、PARビット39は写し込
まれない。また、図11(B)、図12(B)、図13
(B)に示すように、1.4倍望遠撮影のときにはPA
Rビット39が1個、2倍望遠撮影では2個、2.8倍
望遠撮影では3個写し込まれる。なお、写真フイルム2
3の露光範囲37に写し込まれる被写体像の大きさは同
じである。
【0030】使用済みになったレンズ付きフイルムユニ
ット2はそのまま現像所に送られ、露光済みフイルムが
巻き込まれたカートリッジケース26がレンズ付きフイ
ルムユニット2から取り出され、フイルム現像が行われ
る。そして、例えばミニラボでの同時プリント処理で
は、フイルム現像処理後の写真フイルム23はプリント
処理用カートリッジ99に巻き込まれる。このとき、各
撮影コマから画像データの読み取り(プレスキャン)、
PARビット39等の各記録データの読み取りが行わ
れ、メモリ97に保存される。また、記録エリア36か
ら写真フイルム23がステップズーム対応であるという
データが読み出される。なお、プレスキャンされた画像
データはインデックスプリントに利用される。
ット2はそのまま現像所に送られ、露光済みフイルムが
巻き込まれたカートリッジケース26がレンズ付きフイ
ルムユニット2から取り出され、フイルム現像が行われ
る。そして、例えばミニラボでの同時プリント処理で
は、フイルム現像処理後の写真フイルム23はプリント
処理用カートリッジ99に巻き込まれる。このとき、各
撮影コマから画像データの読み取り(プレスキャン)、
PARビット39等の各記録データの読み取りが行わ
れ、メモリ97に保存される。また、記録エリア36か
ら写真フイルム23がステップズーム対応であるという
データが読み出される。なお、プレスキャンされた画像
データはインデックスプリントに利用される。
【0031】プリント処理時には、プリント処理用カー
トリッジ99から引き出した写真フイルム23をフイル
ムカートリッジ22に巻き込みながら、スキャナ部95
で各撮影コマのファインスキャンを行う。同時に、磁気
ヘッド93によるコマ番号の読み取りが行われる。この
コマ番号はコントローラ100に出力され、メモリ97
から対応する撮影コマのPARビットデータ、磁気記録
データが読み出される。このPARビットデータによ
り、図10(B)、図11(B)、図12(B)、図1
3(B)に示すように、各望遠撮影によるプリント範囲
は、符号43,44,45,46となる。なお、各ドッ
ト数に対応する各プリント範囲及びプリント時の引き延
ばし倍率を図14に示す。
トリッジ99から引き出した写真フイルム23をフイル
ムカートリッジ22に巻き込みながら、スキャナ部95
で各撮影コマのファインスキャンを行う。同時に、磁気
ヘッド93によるコマ番号の読み取りが行われる。この
コマ番号はコントローラ100に出力され、メモリ97
から対応する撮影コマのPARビットデータ、磁気記録
データが読み出される。このPARビットデータによ
り、図10(B)、図11(B)、図12(B)、図1
3(B)に示すように、各望遠撮影によるプリント範囲
は、符号43,44,45,46となる。なお、各ドッ
ト数に対応する各プリント範囲及びプリント時の引き延
ばし倍率を図14に示す。
【0032】選択されたプリント範囲は、レーザユニッ
ト106によってCサイズのカラー印画紙110へ書き
込まれる。このとき、レーザユニット106の出力及び
発光タイミング等の制御はドライバ107によって行わ
れる。よって、図10(C)、図11(C)、図12
(C)、図13(C)に示すように、等倍のプリント写
真(プリント時の引き延ばし倍率:5.7倍)と1.4
倍(プリント時の引き延ばし倍率:8.0倍)、2倍
(プリント時の引き延ばし倍率:11.4倍)、2.8
倍(プリント時の引き延ばし倍率:16.0倍)の拡大
プリント写真がCサイズの印画紙105で作成する事が
できる。
ト106によってCサイズのカラー印画紙110へ書き
込まれる。このとき、レーザユニット106の出力及び
発光タイミング等の制御はドライバ107によって行わ
れる。よって、図10(C)、図11(C)、図12
(C)、図13(C)に示すように、等倍のプリント写
真(プリント時の引き延ばし倍率:5.7倍)と1.4
倍(プリント時の引き延ばし倍率:8.0倍)、2倍
(プリント時の引き延ばし倍率:11.4倍)、2.8
倍(プリント時の引き延ばし倍率:16.0倍)の拡大
プリント写真がCサイズの印画紙105で作成する事が
できる。
【0033】本実施形態では、プリントサイズをCサイ
ズとしたが、これに限定する必要はなく、Hサイズプリ
ントや主走査方向の幅が102mmの印画紙を使用して
もよい。
ズとしたが、これに限定する必要はなく、Hサイズプリ
ントや主走査方向の幅が102mmの印画紙を使用して
もよい。
【0034】本実施形態では、写真フイルムの先頭撮影
コマ前の部分に配置された記録エリアにステップズーム
対応であるという情報をフイルムID番号に含ませて記
録させたが、写真フイルムの磁気記録層に、この情報を
磁気記録させてもよい。図15に示すように、APSに
用いられる写真フイルム115の磁気記録層には、磁気
記録エリアが複数設けられている。この磁気記録エリア
は、例えば絞り値等の各コマの撮影情報を記録するエリ
ア116、ラボでの画像処理情報を記録するエリア11
7等がある。写真フイルム115のリーダー部に配置さ
れた磁気記録エリア118に、ステップズーム対応の写
真フイルムであるという情報を予め磁気記録させる。こ
れにより、プリント処理時に、磁気記録エリア118を
読み取ることで、写真フイルム115がステップズーム
対応であることを認識させることができる。
コマ前の部分に配置された記録エリアにステップズーム
対応であるという情報をフイルムID番号に含ませて記
録させたが、写真フイルムの磁気記録層に、この情報を
磁気記録させてもよい。図15に示すように、APSに
用いられる写真フイルム115の磁気記録層には、磁気
記録エリアが複数設けられている。この磁気記録エリア
は、例えば絞り値等の各コマの撮影情報を記録するエリ
ア116、ラボでの画像処理情報を記録するエリア11
7等がある。写真フイルム115のリーダー部に配置さ
れた磁気記録エリア118に、ステップズーム対応の写
真フイルムであるという情報を予め磁気記録させる。こ
れにより、プリント処理時に、磁気記録エリア118を
読み取ることで、写真フイルム115がステップズーム
対応であることを認識させることができる。
【0035】本実施形態では、ファインダ倍率を切り替
えることにより視野範囲の切り替えを行っているが、フ
ァインダ中にファインダ倍率に相当する視野範囲を示す
開口枠を形成したマスクプレートを選択させ、ファイン
ダ倍率を一定にしたままでファインダの視野サイズを変
えて視野範囲の切り替えを行ってもよい。
えることにより視野範囲の切り替えを行っているが、フ
ァインダ中にファインダ倍率に相当する視野範囲を示す
開口枠を形成したマスクプレートを選択させ、ファイン
ダ倍率を一定にしたままでファインダの視野サイズを変
えて視野範囲の切り替えを行ってもよい。
【0036】本実施形態では、ファインダ光学系のファ
インダ倍率を4段階で切り替えたが通常撮影と望遠撮影
との2段階切替式や、ファインダ倍率を3段階で切り替
えてもよい。これらの場合は、本実施形態と同様に、最
大望遠倍率を2〜3倍の間で設定する必要がある。
インダ倍率を4段階で切り替えたが通常撮影と望遠撮影
との2段階切替式や、ファインダ倍率を3段階で切り替
えてもよい。これらの場合は、本実施形態と同様に、最
大望遠倍率を2〜3倍の間で設定する必要がある。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、アスペクト比を維持したままフ
ァインダの視野範囲を切り替えるファインダ視野切替手
段と、選択されたファインダの視野範囲に対応するドッ
トの数で表される識別マークを写真フイルムのマーク露
光範囲に露光するマーク露光手段とを設けたから、同時
プリントにトリミング範囲を書き込んで現像所に持って
行かなくても簡単に拡大プリント写真を得ることができ
る。
ルムユニットによれば、アスペクト比を維持したままフ
ァインダの視野範囲を切り替えるファインダ視野切替手
段と、選択されたファインダの視野範囲に対応するドッ
トの数で表される識別マークを写真フイルムのマーク露
光範囲に露光するマーク露光手段とを設けたから、同時
プリントにトリミング範囲を書き込んで現像所に持って
行かなくても簡単に拡大プリント写真を得ることができ
る。
【0038】また、前記写真フイルムの品種コードを読
み取ると共に、マーク露光範囲に写し込まれたドットの
数を検出し、前記品種コードからステップズーム対応の
写真フイルムであると判断されたときには、検出された
ドットの数に対応して設定されたプリント範囲を選択
し、このプリント範囲を対応するプリント倍率で拡大し
てプリントを行うデジタルプリンタが用いられるから、
異なる拡大倍率の拡大プリント写真が、高速でかつ安価
に作成することができる。
み取ると共に、マーク露光範囲に写し込まれたドットの
数を検出し、前記品種コードからステップズーム対応の
写真フイルムであると判断されたときには、検出された
ドットの数に対応して設定されたプリント範囲を選択
し、このプリント範囲を対応するプリント倍率で拡大し
てプリントを行うデジタルプリンタが用いられるから、
異なる拡大倍率の拡大プリント写真が、高速でかつ安価
に作成することができる。
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
【図2】ファインダ倍率切替スイッチと長穴とを示す正
面図である。
面図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を分解して
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】フイルムカートリッジの外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】写真フイルムの構成を示す正面図である。
【図6】ファインダ光学系の構成を示す斜視図である。
【図7】マーク露光装置の構成を示す斜視図である。
【図8】ファインダ倍率切替スイッチとファインダ光学
系との配置を示す斜視図である。
系との配置を示す斜視図である。
【図9】デジタルプリンタの一例を示す概略図である。
【図10】等倍撮影時のファインダ視野、プリント範
囲、プリント例を示す説明図である。
囲、プリント例を示す説明図である。
【図11】1.4倍望遠撮影時のファインダ視野、プリ
ント範囲、プリント例を示す説明図である。
ント範囲、プリント例を示す説明図である。
【図12】2倍望遠撮影時のファインダ視野、プリント
範囲、プリント例を示す説明図である。
範囲、プリント例を示す説明図である。
【図13】2.8倍望遠撮影時のファインダ視野、プリ
ント範囲、プリント例を示す説明図である。
ント範囲、プリント例を示す説明図である。
【図14】写真フイルムに付与されるPARビットのド
ット数と、それに対応するプリント範囲及び引き延ばし
倍率を示す表である。
ット数と、それに対応するプリント範囲及び引き延ばし
倍率を示す表である。
【図15】写真フイルムの磁気記録エリアを示す説明図
である。
である。
2 レンズ付きフイルムユニット 3 撮影レンズ 7 ファインダ倍率切替スイッチ 23 写真フイルム 40 露光範囲 41 光学マークエリア 43 PARビット 54 ファインダ光学系 70 マーク露光装置 90 デジタルプリンタ 93 磁気ヘッド 97 画像処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 555 G03C 3/00 555J 572 572D 575 575D 599 599D
Claims (6)
- 【請求項1】 0〜2個のドットで表されるプリントア
スペクト比の識別マークが付与されるマーク露光範囲を
有する写真フイルムと、露光済みの写真フイルムが巻き
込まれるカートリッジとが予め装填されたレンズ付きフ
イルムユニットにおいて、 アスペクト比を維持したまま、ファインダの視野範囲を
標準範囲及び複数の望遠視野範囲から選択して切り替え
るファインダ視野切替手段と、選択されたファインダの
視野範囲に対応するドットの数で表される識別マークを
写真フイルムのマーク露光範囲に露光するマーク露光手
段とを設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニ
ット。 - 【請求項2】 撮影レンズの焦点距離が20mm〜25
mmであることを特徴とする請求項1記載のレンズ付き
フイルムユニット。 - 【請求項3】 前記マーク露光手段により、前記マーク
露光範囲に写し込まれるドットの数は最大3個であるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフイル
ムユニット。 - 【請求項4】 前記写真フイルムには、ステップズーム
対応であるという情報が予め書き込まれていることを特
徴とする請求項1〜3記載のレンズ付きフイルムユニッ
ト。 - 【請求項5】 前記写真フイルムの情報を読み取ると共
に、マーク露光範囲に写し込まれたドットの数を検出
し、この写真フイルムがステップズーム対応であると判
断されたときには、検出されたドットの数に対応して設
定されたプリント範囲を選択し、このプリント範囲に対
応するプリント倍率で拡大してプリントを行うことを特
徴とするプリント写真の作成方法。 - 【請求項6】 前記プリントは、デジタルプリンタを用
いて行うことを特徴とする請求項5記載のプリント写真
の作成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289222A JP2002099038A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真の作成方法 |
US09/956,825 US6584281B2 (en) | 2000-09-22 | 2001-09-21 | Lens-fitted photo film unit and method of producing photographic print |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289222A JP2002099038A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真の作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002099038A true JP2002099038A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18772655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000289222A Pending JP2002099038A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真の作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002099038A (ja) |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000289222A patent/JP2002099038A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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