JPH0572647A - プリント写真の作成方法 - Google Patents

プリント写真の作成方法

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JPH0572647A
JPH0572647A JP26112591A JP26112591A JPH0572647A JP H0572647 A JPH0572647 A JP H0572647A JP 26112591 A JP26112591 A JP 26112591A JP 26112591 A JP26112591 A JP 26112591A JP H0572647 A JPH0572647 A JP H0572647A
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Naoto Kaneshiro
金城  直人
Kunihiko Kanefusa
邦彦 金房
Shinpei Ikegami
真平 池上
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カメラに、オートフォーカス及びフォーカス
ロック機能と、画面を中央部及びこれの周辺部の複数の
領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に中央部輝度
情報と周辺部輝度情報との撮影情報を記録媒体に記録す
る情報記録機能とを付加する。このカメラを用いて、撮
影するとともに前記撮影情報を記録する。焼付露光時に
は、コマの画像データに依存しない一定の基本露光量
と、この基本露光量に対する補正量とにより適正露光量
を求めて、これにより焼付露光する。前記基本露光量は
標準フイルムが最適に仕上がる値とする。前記中央部輝
度情報と周辺部輝度情報の2個のパラメータを用いて構
成される2次元空間を複数個の領域に分類し、各領域毎
に前記パラメータを用いて前記補正量を算出する。 【効果】 主要部の濃度が不適正な状態で撮影される逆
光シーン等で、主要被写体の濃度をプリント写真上で適
正に仕上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント写真の作成方法
に関し、特に、撮影の際に記録した撮影情報を用いて焼
付露光するようにしたプリント写真の作成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の写真プリント方法は、まず、ネガ
フイルムの各コマの平均濃度(例えばLATD(大画面
透過濃度))を基準として基本露光量を決定し、その次
にネガフイルムの各コマの画像情報を用いて露光補正量
を算出し、これらにより適正な露光量を決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、主要被写体の濃度がコマ全体の平均濃度
よりも離れている場合に補正が必要になるが、コマ上に
おいて主要被写体の位置が不明のため、主要被写体の濃
度を正確に把握することができない。このため、正確な
補正を行うことができないという問題がある。特に、主
要被写体の位置が中央にない場合には、主要被写体の濃
度の推定が困難となり、補正の精度が低下するという問
題点があった。
【0004】ところで、最近は、カメラの自動露出制御
が高精度化され、フイルムの各コマに記録される像が適
正な濃度となるように露出制御される。したがって、従
来の方法のように、ネガフイルムの各コマを測光するこ
となく、用いるカラーペーパーの種類やプリント倍率に
応じて予め設定した一定露光量によって焼付露光(例え
ば、一定時間露光)することが可能となる。しかしなが
ら、単に一律に一定時間で焼付露光する場合には、上記
したように、主要被写体の濃度がコマ全体の平均濃度よ
りも離れている場合に、主要被写体を最適な濃度で仕上
げることができないという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、主要被写体の濃度を適正に仕上げることができる
プリント写真の作成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、オートフォーカス及びフォーカスロック
機能と、撮影シーンを中央部及びこれの周辺部の複数の
領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に少なくとも
中央部輝度情報と周辺部輝度情報との撮影情報を記録媒
体に記録する情報記録機能とを持つカメラにより撮影す
るとともに前記撮影情報を記録し、この撮影済みのフイ
ルムを用いて焼付露光する際に、コマの画像データに依
存しない一定の基本露光量と、この基本露光量に対する
補正量とにより適正露光量を求めて、この適正露光量に
より焼付露光し、前記基本露光量は標準フイルムが最適
に仕上がる値とし、前記中央部輝度情報と周辺部輝度情
報の2個のパラメータを用いて構成される2次元空間を
複数個の領域に分類し、各領域毎に前記パラメータを用
いて前記補正量を算出するようにしたものである。
【0007】また、別の発明は、用いるパラメータを周
辺部輝度情報と撮影倍率情報として、これら周辺部輝度
情報と撮影倍率情報の2個のパラメータを用いて構成さ
れる2次元空間を複数個の領域に分類し、各領域毎に各
パラメータを用いて露光補正量を算出するようにしたも
のである。
【0008】また、別の発明は、用いるパラメータを中
央部輝度情報と周辺部輝度情報との差分情報、及び撮影
倍率情報として、これら差分情報と撮影倍率情報の2個
のパラメータを用いて構成される2次元空間を複数個の
領域に分類し、各領域毎に各パラメータを用いて露光補
正量を算出するようにしたものである。
【0009】また、別の発明は、用いるパラメータを中
央部輝度情報と周辺部輝度情報と撮影倍率情報として、
これら中央部輝度情報と周辺部輝度情報と撮影倍率情報
の3個のパラメータを用いて構成される3次元空間を複
数個の領域に分類し、各領域毎に各パラメータを用いて
露光補正量を算出するようにしたものである。
【0010】
【作用】写真撮影時には、撮影とともに、主要部輝度情
報や周辺部輝度情報又は撮影倍率情報が記録媒体、例え
ば写真フイルムに形成した磁気記録層や感光乳剤層に磁
気的に又は光学的に記録される。写真プリント時には、
標準ネガフイルムを最適に仕上げる基本露光量と、これ
を補正する露光補正量とに基づき、最適な露光量が算出
され、これに基づきプリントが行われる。このプリント
時に、主要部輝度情報と周辺部輝度情報、又は主要部輝
度情報と撮影倍率情報との2個のパラメータを用いて補
正が必要な否かが判断される。補正が必要な場合にはこ
れらパラメータを用いて露光補正量を算出し、この露光
補正量と基本露光量とに基づきプリントが行われる。
【0011】
【実施例】図2は撮影情報を記録するカメラを示すもの
である。カメラボディ(図示せず)に取り付けられた撮
影レンズ10の背後に、周知のシャッタ機構11が配置
されている。測光部22は、レンズ20とイメージエリ
アセンサ21とから構成されており、レリーズボタン1
8が半押しされたときに、被写体輝度(BV)を複数の
エリア毎に測定する。
【0012】イメージエリアセンサ21は図3に示すよ
うに、中央部測光エリア21aと、これを囲む周辺部測
光エリア21b〜21eとに分割されている。これら各
エリア21a〜21eからの被写体輝度信号は露出制御
回路23に送られる。露出制御回路23は、各エリア2
1a〜21eからの輝度信号の内、中央部測光エリア2
0aからの被写体輝度信号を重視して、これとフイルム
感度信号とにより、光値(LV)を算出し、駆動機構1
4を介してシャッタ機構11をプログラム制御する。ま
た、露出制御回路23は各エリア21a〜21eからの
被写体輝度信号を撮影情報発生回路24に送る。
【0013】更に、露出制御回路23は、周知のように
被写体輝度判別回路を備え、被写体が低輝度の場合に、
シャッタ機構11に同期してストロボ機構48を自動発
光する。また、日中シンクロスイッチ49が設けられて
おり、このスイッチ49をONさせたときには、被写体
が高輝度であってもストロボ機構48が発光する。この
ストロボ発光信号及び日中シンクロ信号は、前記撮影情
報発生回路24に送られる。
【0014】測距センサーユニット26は、レンズ27
とラインセンサー28とからなる受光部と、レンズ29
と光源30とからなる投光部とから構成されている。レ
リーズボタン18が半押しされた測距時には、投光部か
らスポット状の近赤外光が主要被写体に向けて投光さ
れ、ここで反射された光がラインセンサー28に入射す
る。このラインセンサー28の出力信号は測距回路31
に送られ、ラインセンサー28のどの位置に反射光が入
射したかを調べることで、カメラから主要被写体までの
距離が検出される。この被写体距離の信号はレンズセッ
ト機構32に送られ、レリーズボタン18が完全に押下
されたときに、被写体距離に応じた位置に撮影レンズ1
0をセットする。また、測距回路31は被写体距離情報
を撮影情報発生回路24に送る。
【0015】更に、撮影情報発生回路24には、上記被
写体輝度情報や被写体距離情報の他に、露出制御回路2
3から出力されたストロボ発光信号やオートデート機構
46からの撮影時刻信号等が入力される。また、入力キ
ー群44を用いて撮影シーンを表す記号等も、撮影情報
発生回路24に入力される。撮影情報発生回路24は、
各撮影情報をコード化して、これを撮影情報書込み部3
5に送る。撮影情報書込み部35はLED36を駆動し
て、フイルム17の画像記録部17aの上方の余白部
に、これら撮影情報をデジタルコードとして記録する。
【0016】コントローラ40は、周知のマイクロコン
ピュータから構成されており、内蔵するROM42に記
憶したプログラムに基づき、各部をシーケンス制御す
る。また、RAM43には撮影情報発生回路24からの
撮影情報が記憶され、必要に応じLSIカード等にデー
タ転送される。
【0017】図4は撮影情報を記録したネガフイルムを
示すものである。このネガフイルム17には、一定間隔
でパーフォレーション17aが穿孔されており、このパ
ーフォレーション17aを巻止め装置のセンサーが検出
することにより1コマ送りが行われる。各パーフォレー
ション17aに対応して、ネガフイルム17の感光乳剤
面には、各コマ17bが記録されている。また、各コマ
17bのパーフォレーション形成位置と反対側の余白部
には、デジタルコード化したバーコード17cが記録さ
れている。
【0018】図5は写真プリンタを示すものである。光
源62から放出された白色光は、シアンフイルタ63,
マゼンタフイルタ64,イエローフイルタ65を通って
からミキシングボックス66に入る。これらの色補正フ
イルタ63〜65は、通常のコマのプリント時には一定
位置に固定されている。そして、補正が特に必要なコマ
に対して、オペレータが補正量をキー入力した場合に、
この補正量に対応してフイルタ調節部67によって光路
68への挿入量が調節され、それにより焼付光の三色光
成分及びその強度が調節される。前記ミキシングボック
ス66は、内面がミラー面となった角筒の両端部に拡散
板を取り付けたものである。
【0019】フイルムキャリヤ70はプリント位置に配
置されており、現像済みネガフイルム17がセットさ
れ、ミキシングボックス66を透過した光で照明され
る。ネガフイルム17の透過光はシャッタ73の開時に
焼付レンズ74によりカラーペーパー75の感光乳剤面
に結像され、焼付露光される。シャッタ73はシャッタ
駆動部76により一定時間開かれる。また、フイルムキ
ャリア70には、ネガフイルム17の平坦性を確保する
ために、プリント位置にフイルムマスク71が設けられ
ている。このフイルムマスク71は、周知のようにコマ
のサイズに対応した開口が形成されており、ネガフイル
ム17の移送時に、ソレノイド(図示せず)によって浮
き上がり、プリント時にネガフイルム17を押え付ける
ようになっている。
【0020】前記プリント位置の手前に、バーコードリ
ーダー80が配置されており、プリント位置に送られる
際に、各コマに記録された撮影情報が読み取られる。こ
の読み取った撮影情報は、デコーダ81に送られて、プ
リンタに利用可能なデータにデコードされる。
【0021】コントローラ83は周知のマイクロコンピ
ュータにより構成されており、撮影情報中の、中央部輝
度情報と周辺部輝度情報とに基づき露光補正量を算出
し、これと基本露光量とに基づき適正露光量を演算す
る。そして、適正露光量から露光時間を算出し、これに
基づきシャッタ駆動部76を制御して、シャッタ73を
所定時間だけ開く。なお、上記のように適正露光量から
露光時間を算出する代わりに、予め基本露光量に対応す
る露光時間を求めておき、この露光時間に、補正量から
求めた露光補正時間を加算することで、露光時間を算出
してもよい。
【0022】図1は本実施例のプリント写真の作成ルー
チンを示すものである。先ず、カメラ側で、中央部エリ
ア21aと周辺部エリア21b〜21eとの多分割測光
が行われ、これらに基づき中央部輝度を重視した露光制
御により撮影が行われる。そして、撮影と同時に中央部
及び周辺部の輝度情報がバーコード形式でフイルムの感
光乳剤面に記録される。なお、撮影時には、周知のよう
にファインダー内の中央エリアマーク(図示せず)に、
主要部が入った状態でレリーズボタン18が半押しさ
れ、フォーカスロックされるとともに、露出もロックさ
れる。そして、フォーカスロック状態でカメラを動かし
て構図を決定し、その後レリーズボタン18を完全に押
し下げることで、撮影が行われる。
【0023】撮影終了後には、撮影済みフイルム17が
現像所に提出され、フイルム現像の後にプリントが行わ
れる。まず、バーコードリーダー80によりフイルム1
7に記録されたバーコード17cを読み取る。そして、
読み取ったバーコード信号をデコーダ81により中央部
輝度情報と周辺部輝度情報とに変換し、これをコントロ
ーラ83に送る。
【0024】次に、コントローラ83により、露光補正
量の算出に必要な中央部エリア21aと周辺部エリア2
1b〜21eの輝度情報に基づき、露光補正量を求め
る。まず、図6に示すような中央部輝度及び周辺部輝度
と露光補正量との関係を示す線図に基づき、プリント対
象コマがどの補正領域に属するかを決定する。図6は、
中央部輝度と周辺輝度の2個のパラメータを用いた2次
元空間上で、この空間を3個の領域A1〜A3に分類
し、分類した各領域A1〜A3毎に、補正の傾向及び補
正に用いるパラメータを設定したものである。
【0025】領域A1は、中央部輝度が一定値α未満の
場合のものであり、この状態における撮影では、カメラ
側で自動露出が適正に行われ、ネガ像は適正な濃度とな
っていることが多い。このため、領域1に属する場合に
は補正なしとする。
【0026】領域2は、中央部輝度が一定値α以上であ
り、且つ周辺部輝度がβ以上の場合のものであり、この
状態における撮影では、逆光撮影となり易い。カメラ側
での分割測光では、中央部輝度に対して「1」の係数を
乗じた場合に、周辺部輝度に対して「1」より小さい係
数を乗じて中央部と周辺部とでは重み付けを変えてい
る。このため、逆光撮影等の場合には、主要部と背景部
との輝度差が大きくなり、背景である周辺部の輝度の影
響を受けて中央部が露出アンダーの傾向となり易い。こ
のため、ネガフイルム17上で主要部の濃度が低くな
り、このコマを基本露光量に基づき一定時間で焼付露光
すると、主要部の濃度が高くなる。したがって、領域A
2に属する場合にはマイナス補正を行い、主要部が適正
な濃度となるようにする。
【0027】領域A3は、中央部輝度が一定値α以上で
あり、且つ周辺部輝度がβ未満の場合のものであり、こ
の状態における撮影では、順光撮影となり易い。この場
合には逆行撮影とは反対に中央部が露出オーバーの傾向
となり易い。このため、ネガフイルム17上で主要部の
濃度が高くなり、このコマを基本露光量に基づき一定時
間で焼付露光すると、主要部の濃度が低くなる。したが
って、領域A3に属する場合にはプラス補正を行い、主
要部が適正な濃度となるようにする。
【0028】具体的には、次のような式を用いて基本露
光量Xに対する露光補正量Yを算出する。 Y=a1 ・Z1 +a2 ・Z2 +a3 ・Z3 +a4 ・Z4
+a5 ・Z5 ただし、a1 〜a5 は、統計的手法により求めた係数、
1 〜Z5 は各分割測光エリア21a〜21eから得ら
れる輝度値である。
【0029】次に、露光補正量Yにより基本露光量Xを
補正して、適正露光量E(=X+Y)を求める。そし
て、この適正露光量Eから露光時間を算出し、この露光
時間に基づきシャッタ駆動部76を制御して焼付露光を
行う。
【0030】次に、パラメータとして周辺部輝度と撮影
倍率情報を用いて露光補正量を算出する場合について説
明する。この場合には、図7に示すように、パラメータ
として撮影倍率情報と周辺部輝度情報とを用い、これら
撮影倍率情報と周辺部輝度情報との2個のパラメータで
なる2次元空間を6個の領域B1〜B6に分類し、各領
域毎に独自に補正を行う。
【0031】領域B1は、周辺部輝度が高く撮影倍率が
低い遠景撮影の場合が該当する。この領域1では主要部
がオーバー露出気味となるので、上記実施例と同じよう
に焼付露光時にプラス補正を行う。領域B2は、周辺部
輝度が高く撮影倍率が中程度の近景撮影の場合が該当す
る。この領域では主要部がアンダー露出気味となるの
で、焼付露光時にマイナス補正を行う。領域B3は、周
辺部輝度が高く撮影倍率が高い最近景撮影の場合が該当
する。この領域では、主要部がオーバー露出気味となる
ので、焼付露光時にプラス補正を行う。また、領域B4
は、周辺部輝度が低く撮影倍率が低い遠景撮影の場合が
該当する。この領域では主要部がアンダー露出気味とな
るので、焼付露光時にマイナス補正を行う。また、領域
B5,領域B6は、周辺部輝度が低く撮影倍率が中程度
又は高い近接撮影の場合が該当する。これらの領域で
は、主要部が周辺部の輝度によりそれほど影響を受け
ず、主要部を中心として最適濃度で撮影されるため、補
正の必要はない。
【0032】なお、上記実施例では、撮影情報をバーコ
ード形式でフイルムの感光乳剤面に光学的に記録するよ
うにしたが、この他に、フイルムに磁気記録層を形成
し、これに磁気記録してもよい。磁気記録層は画像記録
部以外のエリアに磁気記録層を形成する他に、透明磁性
体を用いて、フイルムベースの感光乳剤層とは反対側の
面に全面に亘り形成してもよい。透明磁性体からなる磁
気記録層としては、米国特許第4302523号、同3
782947号、同5279945号等に示される透明
磁気ベースを用いることが好ましい。また、フイルムカ
ートリッジに内蔵させたICメモリやカメラに装着され
るICカード等の電子的記録媒体に、電気的に撮影情報
を記録してもよい。
【0033】また、上記実施例では、パラメータとし
て、中央部輝度と周辺部輝度、及び周辺部輝度と撮影倍
率情報等のカメラ側で得られる撮影情報を用いたが、こ
の他に、中央部輝度及び周辺部輝度の差の情報と撮影倍
率情報とを用いてもよい。更には、上記カメラ側の情報
の他に、ネガフイルムの濃度情報(平均濃度、領域別濃
度、濃度分布特性等)を用いてもよい。また、カメラ情
報とネガフイルムの濃度情報とを組み合わせて用いても
よい。また、補正量の算出に用いるパラメータも上記実
施例のものに限らず、ネガの濃度情報やこれらを組み合
わせたものを用いてもよい。また、本実施例では、撮影
倍率情報として、主要被写体までの距離情報を用いてい
るが、これは主要被写体の大きさがわかる情報であれば
よく、例えば撮影レンズの焦点距離情報を用いてもよ
い。また、上記実施例では、2個のパラメータからなる
2次元空間を用いたが、この他に、例えば中央部輝度情
報と周辺部輝度情報と撮影倍率情報との3個のパラメー
タからなる3次元空間を用いて補正量を算出してもよ
い。
【0034】また、上記実施例では、自動露出制御によ
る撮影において品質低下が起こるケースを撮影情報パラ
メータ空間上で抽出して分類し、各分類毎に焼付露光時
に補正するようにしているが、この他に、分類した結果
の情報を何らかの手段でカメラ側にフィードバックする
ようにしてもよい。この場合には、自動露出制御で苦手
とする逆光シーン等における、カメラの露出制御の精度
を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動露出制御による撮影において品質低下が起こるケー
スを、撮影情報パラメータ空間上で抽出して分類し、各
分類毎に補正を行うようにしたので、自動露出制御で撮
影する際に、周辺部輝度と中央部輝度との差が大きくな
り、これが原因で主要部の濃度が不適正な状態で撮影さ
れる例えば、逆光シーン等で、主要被写体の濃度をプリ
ント写真上で適正に仕上げることが可能になる。したが
って、従来のプリント対象コマの濃度情報を用いた露光
制御方式に比べ、簡単な構成で高品質のプリントを実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント写真の作成方法の要部を示す
フローチャートである。
【図2】本発明で用いる撮影情報記録カメラを示す概略
図である。
【図3】同カメラのイメージエリアセンサを示す正面図
である。
【図4】撮影情報が記録されたネガフイルムを示す正面
図である。
【図5】本発明で用いる写真プリンタを示す概略図であ
る。
【図6】主要部輝度情報と周辺部輝度情報との2個のパ
ラメータを用いて補正量を求めるための線図である。
【図7】撮影倍率情報と周辺部輝度情報との2個のパラ
メータを用いて補正量を求めるための線図である。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 17 写真フイルム 17c バーコード 21 イメージエリアセンサ 21a 中央部エリア 21b〜21e 周辺部エリア 24 撮影情報発生回路 80 バーコードリーダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートフォーカス及びフォーカスロック
    機能と、撮影シーンを中央部及びこれの周辺部の複数の
    領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
    御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に少なくとも
    中央部輝度情報と周辺部輝度情報との撮影情報を記録媒
    体に記録する情報記録機能とを持つカメラにより撮影す
    るとともに前記撮影情報を記録し、この撮影済みのフイ
    ルムを用いて焼付露光する際に、コマの画像データに依
    存しない一定の基本露光量と、この基本露光量に対する
    補正量とにより適正露光量を求めて、この適正露光量に
    より焼付露光し、前記基本露光量は標準フイルムが最適
    に仕上がる値とし、前記中央部輝度情報と周辺部輝度情
    報の2個のパラメータを用いて構成される2次元空間を
    複数個の領域に分類し、各領域毎に前記パラメータを用
    いて前記補正量を算出するようにしたことを特徴とする
    プリント写真の作成方法。
  2. 【請求項2】 オートフォーカス及びフォーカスロック
    機能と、撮影シーンを中央部及びこれの周辺部の複数の
    領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
    御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に少なくとも
    中央部輝度情報または周辺部輝度情報と撮影倍率情報と
    の撮影情報を記録媒体に記録する情報記録機能とを持つ
    カメラにより撮影するとともに前記撮影情報を記録し、
    この撮影済みのフイルムを用いて焼付露光する際に、コ
    マの画像データに依存しない一定の基本露光量と、この
    基本露光量に対する補正量とにより適正露光量を求め
    て、この適正露光量により焼付露光し、前記基本露光量
    は標準フイルムが最適に仕上がる値とし、前記中央部輝
    度情報または周辺部輝度情報と撮影倍率情報の2個のパ
    ラメータを用いて構成される2次元空間を複数個の領域
    に分類し、各領域毎に前記パラメータを用いて前記補正
    量を算出するようにしたことを特徴とするプリント写真
    の作成方法。
  3. 【請求項3】 オートフォーカス及びフォーカスロック
    機能と、撮影シーンを中央部及びこれの周辺部の複数の
    領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
    御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に少なくとも
    中央部輝度情報と周辺部輝度情報との差分情報、及び撮
    影倍率情報の各撮影情報を記録媒体に記録する情報記録
    機能とを持つカメラにより撮影するとともに前記撮影情
    報を記録し、この撮影済みのフイルムを用いて焼付露光
    する際に、コマの画像データに依存しない一定の基本露
    光量と、この基本露光量に対する補正量とにより適正露
    光量を求めて、この適正露光量により焼付露光し、前記
    基本露光量は標準フイルムが最適に仕上がる値とし、前
    記中央部輝度情報と周辺部輝度情報との差分情報と、撮
    影倍率情報との2個のパラメータを用いて構成される2
    次元空間を複数個の領域に分類し、各領域毎に前記パラ
    メータを用いて前記補正量を算出するようにしたことを
    特徴とするプリント写真の作成方法。
  4. 【請求項4】 オートフォーカス及びフォーカスロック
    機能と、撮影シーンを中央部及びこれの周辺部の複数の
    領域に分割して測光を行い、この測光値に基づき露出制
    御を行うオート露出制御機能と、撮影の際に少なくとも
    中央部輝度情報と周辺部輝度情報と撮影倍率情報との各
    撮影情報を記録媒体に記録する情報記録機能とを持つカ
    メラにより撮影するとともに前記撮影情報を記録し、こ
    の撮影済みのフイルムを用いて焼付露光する際に、コマ
    の画像データに依存しない一定の基本露光量と、この基
    本露光量に対する補正量とにより適正露光量を求めて、
    この適正露光量により焼付露光し、前記基本露光量は標
    準フイルムが最適に仕上がる値とし、前記中央部輝度情
    報と周辺部輝度情報と撮影倍率情報との3個のパラメー
    タを用いて構成される3次元空間を複数個の領域に分類
    し、各領域毎に前記パラメータを用いて前記補正量を算
    出するようにしたことを特徴とするプリント写真の作成
    方法。
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