JP2641796B2 - 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム - Google Patents

写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム

Info

Publication number
JP2641796B2
JP2641796B2 JP2280305A JP28030590A JP2641796B2 JP 2641796 B2 JP2641796 B2 JP 2641796B2 JP 2280305 A JP2280305 A JP 2280305A JP 28030590 A JP28030590 A JP 28030590A JP 2641796 B2 JP2641796 B2 JP 2641796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
frame
information
printing
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2280305A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04155325A (ja
Inventor
隆章 寺下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2280305A priority Critical patent/JP2641796B2/ja
Publication of JPH04155325A publication Critical patent/JPH04155325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2641796B2 publication Critical patent/JP2641796B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシス
テムに関し、特に、記録媒体を有する写真フイルムを用
いる写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステムに
関するものである。
〔従来の技術〕
最近、フイルムに画像を撮影するとともに、フイルム
情報や撮影情報等の各種記録情報をフイルムに形成した
磁気記録相等の記録媒体に収録して、これをパトローネ
内に撒き取り収納する全く新しいタイプの写真フイルム
パトローネが提案されてきている。
例えば、特開昭59−79236号公報には、磁気記録帯を
有するフイルムに、トリミング倍率,トリミング位置を
記録し、プリント時にこれを読み取って、その条件に従
いプリントする方法が開示されている。また、この外
に、フイルムに、コマ情報を記録したり(特開昭59−21
4023号公報)、撮影光質を記録したり(特開昭51−1176
32号公報)して、これをプリント時に利用することも知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来は、手ブレやピンボケ、ストロボ
発光不良、空撮り等の不要コマや撮影ミスが発生した場
合に、自動プリンタではこれを判定することが困難であ
り、通常の撮影ミスの無いコマと同様に一律にプリント
してしまうという問題がある。また、オペレータがネガ
検定を行ったりする場合でも、撮影意図がよく判らない
ことも多く、撮影ミスによるものか意図的なものかの判
断は困難であり、通常はこれら判断の困難なものもプリ
ントしてしまうことが多い。このため、撮影者にとって
不要なプリントが入ってしまう不都合や、逆に現像所で
は、プリント後に不要と判断してこのプリントを破棄し
たりする不都合があり、不経済である。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、不要
のコマや撮影ミスのコマを焼付露光することのないよう
にした写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、撮影終了時に
撮影者がプリント不要と判断したときにカメラからプリ
ント禁止情報を入力し、このプリント禁止情報を、各撮
影コマに対応する記録媒体の個別情報記録エリアに記録
し、写真焼付時に前記プリント禁止情報を読み取り、こ
のプリント禁止情報が付されたコマに対しては、焼付露
光をせずにコマ送り又は警報の出力を行うようにしたも
のである。
また、本発明のカメラは、撮影終了時に撮影者がプリ
ント不要と判断したときに操作され、プリント禁止情報
を入力する手段と、この入力手段で入力されたプリント
禁止情報を、プリント不要と判断した撮影コマに対応す
る記録媒体の個別情報記録エリアに記録する手段とを設
けたものである。
また、本発明の写真プリントシステムは、前記カメラ
と、前記記録媒体の個別情報記録エリアに記録されたプ
リント禁止情報を読み取る手段、及びこのプリント禁止
情報が付されたコマを焼付露光をせずに、コマ送り又は
警報の出力を行う手段を設けた写真プリンタとを備えた
ものである。
〔作用〕
写真撮影に際して、手ブレ、ピンボケ、ストロボ発光
不良等が発生して撮影を失敗した時や空撮り等のプリン
ト不要の時には、マニュアル操作により、プリント禁止
情報が入力され、これが写真フイルムの記録媒体例えば
磁気記録層に記録される。写真プリント時には、このプ
リント禁止情報が読み取られ、これに基づき焼付露光せ
ずに、コマ送り又は警報の出力が行われる。
また、焼き直しや焼増し等の再プリント時には、写真
フイルムの磁気記録層に再プリントコマ毎に露光補正デ
ータが入力される。そして、写真焼付時にこの露光補正
データにより再プリントコマが特定され、この露光補正
データに基づき再プリントが行われる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、撮影失敗時にプリント禁止情報を写真フイ
ルム上の磁気記録層に記録するカメラを示す。撮影レン
ズ10は、光学系10aとこれを保持するレンズ鏡銅10bとか
ら構成されており、マニュアル又はオートフォーカス機
構によって光軸11に沿って前後に動かして焦点調節を行
う。撮影レンズ10の背後には、プログラム制御を行うシ
ャッタ機構12が配置されている。このシャッタ機構12
は、例えば2枚のシャッタ羽根13,14から構成されてお
り、各シャッタ羽根13,14には切欠き13a,14aがそれぞれ
形成されている。これらのシャッタ羽根13,14は制御機
構15によって可動ピン16が固定ピン17に向かって移動す
る際に、固定ピン17を中心として離れる方向に移動して
切欠き13a,14aを重ねる。この切欠き13a,14aが重なった
部分が開口し、これを通った光が写真フイルム18に入射
して、これに被写体を写し込む。
また、カメラボディ19にはプリント禁止スイッチ20が
設けられている。このプリント禁止スイッチ20は、撮影
失敗時にこのコマのプリントを禁止する情報を入力する
ためのものであり、押された時にONとなる押しボタンス
イッチから構成されている。このプリント禁止スイッチ
20の操作ボタン20aは、カメラボディ19の凹部21内に配
置されており、誤ってボタン20aに触れた程度ではONと
はならないようにされている。そして、このボタン20a
を意図的に押した場合に限りON信号を発する。なお、こ
のような凹部21内へのボタン20aの配置の代わりに、二
つの操作を同時に行わないとこのプリント禁止情報が発
生しないようにしてもよい。例えば、このプリント禁止
スイッチ20を押しながら同時にレリーズボタンも押すよ
うにして、2個を同時に操作した時にのみプリント禁止
情報を発生させてもよい。このプリント禁止スイッチ20
のON信号は磁気記録部22に送られる。
磁気記録部22は、プリント禁止スイッチ20のON信号の
外に、その他の撮影情報が入力される。撮影情報として
は、光源種情報やストロボ発光情報,主要被写体距離情
報,その他の各種情報がある。これら撮影情報は撮影デ
ータ発生回路23により撮影データに変換され、これが磁
気記録部22に送られる。撮影データ発生回路23には、AF
機構から主要被写体距離データが、AE機構からLVデータ
が、ストロボ装置からストロボ発光データ等が入力さ
れ、これが各種撮影データとして磁気記録部22に送られ
る。
磁気記録部22は、撮影失敗のない通常撮影時には、各
種撮影データを磁気記録信号に変換し、この信号に基づ
き磁気記録ヘッド24を駆動して、写真フイルム18の磁気
記録層に各種撮影データを写真フイルムのコマ送り時に
記録する。更に、プリンタ禁止スイッチ20からのON信号
により、磁気記録部22は、プリンタ禁止コードを磁気記
録ヘッド25により写真フイルムの該当コマの磁気記録エ
リアに記録する。
撮影データを記録する磁気記録ヘッド24とプリント禁
止コードを記録する磁気記録ヘッド25とは別個に設けら
れており、しかも、プリント禁止コードの記録ヘッド25
は、撮影データの記録ヘッド24の取付位置よりもフイル
ム送り方向に半コマ分ずれた位置に配置されている。こ
れは撮影終了直後に、フイルムがコマ送りされ、このコ
マ送り時に撮影データを書き込むため、撮影終了後に撮
影失敗に気付いた時には、このコマの個別情報記録エリ
ア28(第2図参照)は既に撮影データの記録ヘッド24を
通過してしまっているためである。このため、該当コマ
の個別情報記録エリア28にプリント禁止コードを記録す
るために別の記録ヘッド25を設けている。なお、このよ
うな2個の記録ヘッド24,25を用いる代わりに、撮影終
了後に所定時間例えば数秒経過するまで、フイルム送り
を待ち、この待ち時間経過後にフイルムを送って、これ
を連動させて記録エリア28に撮影データと、更に待ち時
間内にプリント禁止コードが入力された場合にはこれと
を記録するようにしてもよい。
第2図は、プリント禁止コードや各種撮影データを記
録するための写真フイルムの一例を示す。この写真フイ
ルム18には一定間隔でパーフォレーション18bが穿孔さ
れており、このパーフォレーション18bを巻き止め装置
のセンサで検出することにより1コマ送りが行われる。
パーフォレーション18bで位置決めされた感光乳剤層面
には撮影によりコマ(画面)18aが記録される。また、
フイルム18の感光乳剤面と反対側の面には図中斜線で示
す透明磁気記録層18cがフイルム18のほぼ全面に亘って
形成されている。この磁気記録層18cには、フイルム情
報が製造時に、撮影情報が撮影時に、そして、顧客ID番
号,ラボID番号等の識別情報や、プリント指示情報等が
DP受付時等にそれぞれ磁気記録可能にされている。
前記磁気記録層18cは、フイルム全体の情報を記録す
るための全体情報記録エリア27と、各コマ毎に個別に記
録する個別情報記録エリア28とに分けられている。全体
情報記録エリア27は、フイルム先端から第1コマの前ま
での位置とされており、個別情報記録エリア28は各コマ
18aとほぼ対応する位置でこのコマよりも少し大きく形
成されている。全体情報記録エリア27には、フイルム感
度、フイルムメーカー、フイルム種別、フイルム撮影コ
マ数等のフイルム情報の外に、顧客ID番号やラボID番号
等の情報も書き込まれる。また、個別情報記録エリア28
には、撮影光源、ストロボ撮影、被写体位置、撮影距離
等の撮影医の個別情報の外に、トリミング指示情報や擬
似ズーミング情報等も書き込まれる。これらの各種情報
は、各エリア27,28をフイルム幅方向で多数に分割して
なるトラックに記録される。そして、個別情報記録エリ
ア28内の最上段のトラック28aに、前記プリント禁止コ
ードが記録される。
第3図は、写真プリンタを示すものである。光源35か
ら放出された白色光は、シアンフイルタ36,マゼンタフ
イルタ37,イエローフイルタ38を通ってからミキシング
ボックス39に入る。これらの色補正フイルタ36〜38は、
フイルタ調節部40によって光路41の挿入量が調節され、
それにより焼付光の三色光成分及びその強度が調節され
る。前記ミキシングボックス39は、内面がミラー面とな
った角筒の両端部に拡散板を取り付けたものである。
フイルムキャリア43はプリント位置に配置されてお
り、現像済み写真フイルム18がセットされ、ミキシング
ボックス39を透過した光で照射される。この写真フイル
ム18の平坦性を確保するために、プリント位置の上にフ
イルムマスク44が設けられている。このフイルムマスク
44は、周知のようにコマのサイズに対応した開口が形成
されており、写真フイルム18の移送時にソレノイド(図
示せず)によって浮き上がり、プリント時に写真フイル
ム18を押さえ付けるようになっている。
前記プリント位置の手前に磁気読取りヘッド45が配置
されており、写真フイルム18がプリント位置に送られる
際に、記録エリア27,28の全体情報や各コマ毎の撮影デ
ータ及びプリント禁止コードを読み出し、この信号を磁
気読取り部46に送る。磁気読取り部46は、読取りヘッド
45からの信号を各種撮影データ及びプリント禁止コード
に変換し、これを演算部47及びコントローラ52に送る。
また、プリント位置の斜め上方には、レンズ48とイメ
ージエリアセンサ49とから構成されたスキャナ50が配置
されており、プリント位置にセットされたコマの各点の
透過光を測定する。このスキャナ50の信号は、信号処理
回路51に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換され
てから、各点の濃度信号が演算部47に送られる。演算部
47は、各種撮影データに基づき露光量を算出する。この
各種撮影データに基づき露光量の決定方法については、
本出願人が先に出願した例えば特開平2−233573号に詳
しく説明されている。
コントローラ52は、周知のマイクロコンピュータから
構成されており、各種指令やデータを入力するためのキ
ーボード52aと、これらを表示するディスプレィ52bとを
備えている。そして、このコントローラ52は、演算部47
で算出された三色の焼付露光量に応じて色補正フイルム
36〜38のセット位置を調節する。またコントローラ52
は、フイルム調節部40の外に、シャッタ駆動部53等の各
部を制御する。更に、コントローラ52は、磁気読取り部
46からプリント禁止コードが入力された場合には、焼付
露光を行うことなく、ドライバ60を介しモータ61を駆動
し、コマ送りローラ対62,63により該当するコマのコマ
送りを行い、次のコマをプリント位置にセットする。
プリント位置の上方には、焼付レンズ56が配置されて
おり、ペーパーマスク57の背後に配置されたカラーペー
パー58にコマの画像を拡大投影する。この焼付レンズ56
とカラーペーパー58との間には、シャッタ駆動部53で開
閉が制御されるシャッタ59が配置されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。写真撮影
に際しては、カメラを被写体に向けて構図を決定する。
この際に、撮影時の光源種情報やストロボ発光情報、更
には主要被写体の距離情報等が周知の方法により検出さ
れ、これら情報が撮影データ発生回路23に送られる。構
図決定後にシャッタボタンを押し下げると、制御機構15
は駆動ピン16を往復運動させ、シャッタ機構12を開閉し
て撮影を行う。この制御機構15の作動後のフイルムコマ
送り時に、これら各データが磁気記録部22により磁気記
録ヘッド42を介しフイルム18の磁気記録28に記録され
る。
また、撮影時に手ブレや、カメラの紐,指等の不要物
の写り、ピンボケ、ストロボ発光不良等が発生し、撮影
を失敗した場合には、プリント禁止スイッチ20のボタン
20aが押され、このプリント禁止コードが磁気記録部22
内のメモリ22aに記憶される。そして、次のコマの撮影
終了後のコマ送り時に、磁気記録ヘッド25により前回撮
影コマの記録エリア28のトラック28aにプリント禁止コ
ードが磁気記録される。また、このコマ送り時には、撮
影コマについての撮影データは該当コマの記録エリア28
に磁気記録される。以上の処理手順の要旨を第4図に示
す。そして、1本分の写真フイルム18の撮影が終了する
と、カメラから写真フイルム18が取り出されて写真現像
所に提出される。
写真現像所で、周知のフイルムプロセサにより現像処
理された写真フイルム18は、第3図に示すように、写真
プリンタのフイルムキャリア43にセットされる。そし
て、キーボード52aのコマ送りキー等の操作によりフイ
ルム18がコマ送りされ、前記パーフォレーション18bを
検出した後の定量送りによりプリント対象コマがプリン
ト位置にセットされる。このフイルム送り時に、磁気読
取りヘッド45により、各データが読み取られる。そし
て、個別情報記録エリア28からプリント禁止コードが読
み取られると、このプリント禁止コードはコントローラ
52に送られる。コントローラ52は、このプリント禁止コ
ードが入力された時には、このコマの測光,露光量演
算,及び焼付露光は行わず、直ちにコマ送りを行い新た
なコマをプリント位置にセットする。このように、プリ
ント禁止コードが記録されたコマについては、プリント
は行われない。また、マニュアル操作によりコマ送りを
行う場合には、プリント禁止コードが記録されたコマの
送りに代えて、警報を発するようにしてもよい。
コマ18aがプリント位置にセットされるとスキャナー5
0はコマ18aの各点について赤色,緑色,青色の透過光を
それぞれ測定する。この三色の測光値は信号処理回路51
で濃度に変換されてから演算部47に送られる。
演算部47は、信号処理回路51からの各点の三色濃度信
号,各種撮影データ,必要に応じ入力されたネガ検定デ
ータに基づき周知の演算式により焼付露光量を算出す
る。
コントローラ52は、焼付露光量に応じてフイルタセッ
ト位置信号を発生し、これをフイルタ調節部40に送る。
このフイルタ調節部40は、色補正フイルム36〜38の光路
41への挿入量を調節する。このフイルタ調節後にシャッ
タ59が一定時間だけ開き、コマ18aをカラーペーパー58
に焼付露光する。以下、同様にして写真フイルム18のコ
マを順次焼付露光する。以上のプリント時の処理手順の
要旨を第5図に示す。
なお、上記実施例では、プリント禁止情報の記録は、
磁気記録層に磁気記録ヘッドにより記録するようにされ
たが、この外にプリント不要のコマに対しては、プリン
ト不要マークを穿孔や光学的記録により写真フイルムの
画像記録部以外の部分に記録するようにしてもよい。
また、上記実施例では、各データは磁気記録するよう
にしたが、この外に、コマ以外の感光乳剤層エリアに光
学的にバーコード形式で記録してもよい。また、ICメモ
リをパトローネに内蔵させ、これに記録するようにして
もよい。更にまた、ICカードのようなメモリーカードに
記録するようにしてもよい。
また、本発明は、電子スチルカメラで記録した画像を
写真プリントする場合にも実施することができる。この
場合にも、電子スチルカメラで、画像データとともにプ
リント禁止コードを磁気フロッピーディスクに書き込
む。そして、例えばCRTに画像を表示し、これをデジタ
ルカラープリンタによってカラーペーパーに記録する。
この時、プリント禁止コードの付されたコマは焼付露光
を行わないようにする。
次に、第6図を参照して、焼き直しプリントを行う場
合について説明する。ネガフイルムとプリント写真の照
合後に、プリント写真の仕上り検査が行われる。そし
て、仕上り不良プリントがある場合には、これの露光補
正データを参照して焼き直しプリントのための露光補正
データを決定し、これを入力する。露光補正データは、
周知のようにプリント写真の裏面に印字されており、通
常はこれを参照する。また、露光補正データを裏印字し
ない場合には、後に説明するデータ書込み装置のディス
プレィ91の表示を見たり、プリント写真の仕上りを見た
りして露光補正データを決定する。
決定した露光補正データは、データ書込み装置により
ネガフイルムの磁気記録層に記録する。データ書込み装
置は、第6図に示すように、フイルム送り部80と、磁気
読取り部81と、磁気記録部82と、コントローラ83とから
構成されている。
フイルム送り部80は、フイルム送りローラ対85,86,87
と、これらを回転するモータ88と、これを駆動するドラ
イバ89とから構成されている。磁気読取り部81は、フイ
ルム送り中に、フイルムの磁気記録エリアから、磁気再
生ヘッド90によりフイルムのコマ番号データや同時プリ
ント時の露光補正データを読み出す。コントローラ83は
マイクロコンピュータから構成されており、磁気読取り
部81からの各種データをディスプレィ91に表示するとと
もに、キーボード92を介し入力される新たな焼き直し用
の露光補正データを磁気記録部82に送る。更に、コント
ローラ83は、露光補正データが入力されたコマ以外のプ
リント不要コマを求め、この不要コマデータを磁気記録
部82に送る。磁気記録部82は、フイルム送り中に磁気記
録ヘッド93により、プリント禁止コードを個別情報記録
エリア28に記録するとともに、キーボード92から入力さ
れた露光補正データも、同様にして個別情報記録エリア
28に記録する。
プリンタでは、同時プリントと同じように、プリント
禁止コードが付されたコマについてはコマ送りして禁止
コードの無いコマに対しては露光補正データに基づき露
光量を算出して、焼付露光を行う。
なお、この実施例では、コントローラ83で、焼き直し
コマ以外にプリント禁止コードを記録するようにした
が、この外に、再露光補正データを同時プリント時と異
なるトラックに記録し、この再露光補正データがある時
のみ再プリントを行うようにしてもよい。
また、焼き直しプリントの外に、焼増しプリントや、
テストプリントに対する本プリントの場合にも、本発明
を実施することができる。本プリントの前にテストプリ
ントを行うものとしては、大伸ばしプリントや商品見
本、ポストカード等がある。この場合には、テストコマ
に対し露光補正量とプリント枚数とが記録される。ま
た、テストプリントコマ以外にはプリント禁止コードが
記録される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、撮影失敗コマ
等のプリント不要コマにプリント禁止コードを記録する
ようにしたから、プリント時に不要コマがプリントされ
ることがない。しかも、撮影終了時に撮影者によってプ
リント禁止情報が入力され、これが記録媒体の個別情報
記録エリアに記録されるから、撮影者の意図をラボ側に
確実にしかも簡単に伝達することができる。したがっ
て、従来のようにラボ側でオペレータが撮影意図の判定
に迷うことがなくなり、能率よくプリント処理が行える
とともに、プリントの自動化も容易になる。このよう
に、撮影の際に撮影者自身が撮影状態に応じてプリント
不要か否かを判定し、これを写真フイルムの記録媒体に
記録するため、ラボ側では、撮影意図によるものなの
か、撮影失敗によるものなのかを判定する必要もなくな
り、プリント発注の際のプリント要不要の判定困難なコ
マに起因するプリント処理トラブルを確実に無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施したカメラを示す概略図であ
る。 第2図は、プリント禁止コード等を記録した写真フイル
ムの一例を示す平面図である。 第3図は、本発明を実施した写真プリンタを示す概略図
である。 第4図は、撮影時の手順の要旨を示すフローチャートで
ある。 第5図は、プリント時の手順の要旨を示すフローチャー
トである。 第6図は、焼き直しプリント時に用いるデータ書込み装
置を示す概略図である。 10……撮影レンズ 18……写真フイルム 18c……磁気記録層 20……プリント禁止スイッチ 21……凹部 27……全体情報記録エリア 28……個別情報記録エリア 45……磁気読取りヘッド 46……磁気読取り部 58……カラーペーパー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影終了時に撮影者がプリント不要と判断
    したときにカメラからプリント禁止情報を入力し、 このプリント禁止情報を、各撮影コマに対応する記録媒
    体の個別情報記録エリアに記録し、 写真焼付時に前記プリント禁止情報を読み取り、 このプリント禁止情報が付されたコマに対しては、焼付
    露光をせずにコマ送り又は警報の出力を行うことを特徴
    とする写真焼付方法。
  2. 【請求項2】撮影終了時に撮影者がプリント不要と判断
    したときに操作され、プリント禁止情報を入力する手段
    と、 この入力手段で入力されたプリント禁止情報を、プリン
    ト不要と判断した撮影コマに対応する記録媒体の個別情
    報記録エリアに記録する手段とを設けたことを特徴とす
    るカメラ。
  3. 【請求項3】撮影終了時に撮影者がプリント不要と判断
    したときに操作され、プリント禁止情報を入力する手段
    と、この入力手段で入力されたプリント禁止情報を、プ
    リント不要と判断した撮影コマに対応する記録媒体の個
    別情報記録エリアに記録する手段とを設けたカメラと、 前記記録媒体上の個別情報記録エリアに記録されたプリ
    ント禁止情報を読み取る手段と、このプリント禁止情報
    が付されたコマを焼付露光をせずに、コマ送り又は警報
    の出力を行う手段とを設けた写真プリンタと、 を備えたことを特徴とする写真プリントシステム。
JP2280305A 1990-10-18 1990-10-18 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム Expired - Fee Related JP2641796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2280305A JP2641796B2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2280305A JP2641796B2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04155325A JPH04155325A (ja) 1992-05-28
JP2641796B2 true JP2641796B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=17623141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2280305A Expired - Fee Related JP2641796B2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2641796B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612398B2 (ja) * 1986-10-15 1994-02-16 富士写真フイルム株式会社 写真焼付方法
JPH0229734A (ja) * 1988-07-20 1990-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd 印画紙の焼き直し方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04155325A (ja) 1992-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5481330A (en) Panoramic photograph processing system
JP4043198B2 (ja) 電子カメラ
JP2641796B2 (ja) 写真焼付方法、カメラ及び写真プリントシステム
JP2728995B2 (ja) プリント写真の作成方法
JP2571854B2 (ja) カメラ及び写真プリンタ
JP2509703B2 (ja) 主要部位を記録するカメラ及び写真プリンタ
JP2638673B2 (ja) カメラ及び写真プリンタ
JP2801985B2 (ja) プリント写真の作成方法
JP2735695B2 (ja) プリント写真の作成方法及びプリンタ
JPH0572649A (ja) プリント写真の作成方法
JP2682720B2 (ja) 写真プリント方法
JP2652903B2 (ja) 写真プリント方法
JP3558420B2 (ja) 画像記録条件決定装置及び画像記録装置
JPH0961940A (ja) インデックスプリント方法及び装置
JP4198122B2 (ja) レイアウト情報記録可能なカメラ及びレイアウト情報記録方法
JP2636633B2 (ja) 画像合成プリンタ
JP2744124B2 (ja) 写真作成方法
JPH05323469A (ja) 画像合成プリンタ
JPH05127271A (ja) プリント写真の作成方法
JPH05107630A (ja) カメラ及びフイルム焼付け装置
JPH0777743A (ja) 写真作成方法及びこれに用いる撮影情報記録カメラ
JP2002229115A (ja) カメラ及びプリントシステム
JPH11316424A (ja) 写真システム、フィルム焼付装置及び写真フィルム用カメラ
JP2000338613A (ja) 焼付け方法及び写真フィルムカメラ
JPH0772554A (ja) 写真作成方法及びこれに用いる撮影情報記録カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees