JP3558420B2 - 画像記録条件決定装置及び画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録条件決定装置及び画像記録装置に関し、特に写真フイルムから得られた画像信号や電子スチールカメラ等の画像信号に基づき連続したシーンを記録する画像記録条件決定装置及び画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開昭54−26729号公報や特開昭56−153334号公報等に記載されているように、写真フイルムに記録されたカラー原画から画像特徴量を演算し、この画像特徴量から同じようなシーンコマを見い出して、このような同じシーンコマにおけるプリント間の色や濃度のバラツキを減少することが提案されている。
【0003】
ところで、風景撮影等においては、1枚のプリント写真に収まらない場合にカメラ位置を固定した状態でカメラを水平方向に旋回し、複数回の撮影を行って、複数枚のプリント写真を集合させたパノラマ写真を作成することがある。このような連続シーンとしては、上記のようなパノラマ写真の他に、商品見本の撮影や医療における撮影などのように同一条件で撮影された一連の画像や、モデル撮影写真や科学写真などのように同一被写体の時間的経過を撮影した一連の画像などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような連続シーンにおける一連の画像の多くは、各画像間で異なる画像内容をもつため、従来の連続シーン検出方法や露出制御方法を適用しても、各画像間の色や濃度に連続性がなくなり不自然な感じを与えてしまう問題がある。特に、風景等の複数枚からなる上記パノラマ写真では、この傾向が顕著に現れる。
【0005】
例えば、図8に示すように、3枚のプリント写真P1,P2,P3を連続させたパノラマ写真PPであって、山の間から海を臨む風景の場合に、左端の画像IM1に基づき露光量を決定すると、中央の画像IM2は適切な色,濃度にならず適切に仕上がらない可能性が高い。この場合には、左右の画像IM1,IM3は濃すぎるくらいの露光条件で中央の主要画像IM2が適切な色,濃度に仕上がることになる。従来の連続シーンのプリントでは、3枚のプリント写真P1〜P3がそれぞれ一定濃度になるように露光量を決めていたので、主要画像IM2が適切に仕上がらなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、一連の連続シーンの各画像が1つの画像のように統一して仕上げられるようにした画像記録条件決定装置及び画像記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した画像記録条件決定装置は、カラー原画から画像特徴量を求める画像特徴量演算手段と、各カラー原画に対して連続シーンか否かを判定する連続シーン判定手段と、連続シーンと判定された一連のカラー原画から主要原画を判別する主要原画判別手段と、主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき記録条件を決定して、これを連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件とする記録条件決定手段とを備えたものである。前記連続シーンの判定は、撮影時や画像検定時等に連続シーンであるマークを各撮影コマに対応させて光学的,磁気的,電子的に記録しておき、これらマークがあるか否かにより連続シーンコマか否かを判定する。前記主要原画判別手段は、例えば連続シーンと判定された一連のカラー原画の内、中心位置にあるカラー原画を主要原画として自動的に決定する他に、先端及び後端にあるカラー画像を主要原画としてもよい。この場合には、先端及び後端にあるカラー画像から得られた画像特徴量に基づきこれら先端及び後端のカラー画像の記録条件を算出してこれの平均値に基づき一連の連続シーンのカラー画像を複写するとよい。また、中心位置にあるカラー原画を自動的に主要原画とする場合には、このコマ数は、1個のみならず複数個としてもよい。例えば、連続シーンが3コマの場合には中心位置の1コマを、連続シーンが4コマの場合には中心側にある2コマを、5コマの場合には中心位置の1コマ又は中心にある3コマを指定するとよい。また、複数コマを主要画像とする場合には、これら各コマの記録条件の平均値を用いる他に、中心部から離れるに従い重み付け係数を小さくした重み付け平均値を用いてもよい。また、主要原画を自動的に決定する他に、連続シーンであるマークを記録する際に一緒に主要原画マークを記録してもよい。また、本発明の画像記録装置は、上記画像記録条件決定装置に、決定した記録条件に基づき各カラー原画を記録する記録手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施した写真プリントシステムの要部の機能ブロック図である。この写真プリントシステムは、測光手段10,画像特徴量演算手段11,連続シーン判定手段12,主要画像判別手段13,露光補正量演算手段14,焼付露光量演算手段15,露光制御手段16を備えている。測光手段10は、後に詳しく説明するように、写真フイルム18の各カラー原画(以下コマという)の各点を三色分解測光して、これを画像特徴量演算手段11に送る。画像特徴量演算手段11は、三色分解測光値に基づき平均透過濃度,最大濃度,最小濃度等を演算し、これを露光補正量演算手段14に送る。露光補正量演算手段14は周知のように画像特徴量に基づきシーン判別してシーン判別結果に応じて露光補正量を算出して、これを焼付露光量演算手段15に送る。焼付露光量演算手段15は、前記露光補正量と必要に応じて入力された補正データとを用いて周知の露光量演算式により焼付露光量を算出する。この焼付露光量は露光制御手段16に送られて、これに基づき焼付露光量を制御して、写真フイルム18に記録されたコマの画像をカラーペーパーに焼付露光する。
【0009】
連続シーン判定手段12は連続シーン信号の有無により連続シーンコマか否かを判定する。また、主要画像判別手段13は、主要画像判別信号に基づき連続シーンコマの内の主要画像を特定する。これら連続シーン信号及び主要画像特定信号は焼付露光量演算手段15に送られる。焼付露光量演算手段15では、連続シーン信号が入力されたコマであり且つ主要画像であるコマの場合に、このコマの露光補正量に基づき焼付露光量を決定する。この焼付露光量は、連続シーンである全てのコマに適用され、この焼付露光量が露光制御手段16に送られる。
【0010】
大規模現像所では、周知のように、フイルムスプライサ,フイルムプロセサ,オートノッチャ,フイルムアナライザ,オートプリンタ等のシステム構成になっており、この場合にはオートノッチャやフイルムアナライザに、前記測光手段10,画像特徴量演算手段11,露光補正量演算手段14,連続シーン判定手段12,主要画像判別手段13が組み込まれる。またオートプリンタに、連続シーン判定手段12,主要画像判別手段13,焼付露光量演算手段15,露光制御手段16が組み込まれる。
【0011】
小規模現像所では、周知のようにフイルムプロセサとプリンタプロセサとの構成になっており、この場合には、上記各手段10〜16はプリンタプロセサに組み込まれる。
【0012】
図2は大規模現像所におけるオートノッチャ20を示すものである。このオートノッチャ20はスキャナ21を内蔵しており、自動的に露光補正量を算出する他に、周知のように現像済みの写真フイルム18のプリント対象コマの側縁部に半円形状の切欠きからなるノッチを形成する。写真フイルム18は多数本が周知のフイルムスプライサで接続されており、長尺化されている。このオートノッチャ20は、ネガ見窓22を備えたフイルムキャリア23と、このネガ見窓22の上側縁部に設けたノッチャ本体24と、各種補正データの入力や、連続シーン及び主要画像を特定するためのキーボード25及び入力された露光補正データ等を表示するディスプレィ26とを備えている。フイルムキャリア23には、周知のようにフイルム通路が形成されており、このフイルム通路に沿ってフイルム送りローラ対27が設けられている。
【0013】
フイルム送りローラ対27はパルスモータ28により駆動される。パルスモータ28はドライバ28aを介してコントローラ30により回転制御される。ネガ見窓22のフイルム送り方向上流側には画面センサ29が配置されている。画面センサ29は、フイルム濃度を検出することで、フイルムベースと画面との濃度差から画面のエッジ位置を検出し、この画面エッジ検出信号をコントローラ30に送る。
【0014】
図3はコントローラ30における処理手順を示すフローチャートである。コントローラ30は画面エッジ検出信号に基づきフイルム送りローラ対27の回転を制御して、フイルム検定対象コマをネガ見窓22に順次セットする。ネガ見窓22にセットされたコマは光源31により照明され、これを透過した光は、スキャナ21により測光される。スキャナ21は、結像レンズ33,イメージエリアセンサ34からなる撮像部35と,画像特徴量演算部36と,露光補正量演算部37とから構成されている。スキャナ21のイメージエリアセンサ34は、プリント対象コマの各点を三色分解測光し、この測光値を画像特徴量演算部36に送る。
【0015】
画像特徴量演算部36は、イメージエリアセンサ34からの各点の三色分解測光値に基づきLATD,最大濃度,最小濃度等の各種画像特徴量を算出し、これを露光補正量演算部37に送る。露光補正量演算部37は各種画像特徴量に基づき、例えばLATDに対する差分の形として各色毎の露光補正量を算出し、これをコントローラ30に送る。この露光補正量の演算処理は、各点の三色分解測光値に基づき求めた各種画像特徴量を用いて統計的な処理によりプリント対象コマを各種シーンに分類し、分類したシーンに応じて露光補正量を決定することで行っている。
【0016】
コントローラ30は、各色毎の露光補正量をノッチの形成数によるコマ番号に対応させてメモリ30aに記憶する。また、オペレータはネガ見窓22にセットされたコマを観察して、このコマがスキャナ21による測光値に基づく自動露光補正では補正することができない場合に、露光補正データをキーボード25から入力する。これらの露光補正データはメモリ30aに記憶される。コントローラ30はメモリ30aに記憶された各コマ毎の三色の露光補正量や入力された露光補正データをノッチの検出数によるコマ番号に対応させて、LSIカードライター38を介してLSIカード39に書き込む。ノッチャ本体24はドライバ24aを介してコントローラ30により駆動制御され、プリント対象コマにノッチを形成する。
【0017】
更に、オペレータはネガ見窓22にセットされた各コマを観察して、これらが連続シーンであるか否かを判定する。そして、連続シーンである場合にはキーボード25が操作され、連続シーンを示すデータがLSIカード39に各コマ番号に対応させて書き込まれる。更に、連続シーンである場合には、主要画像か否かも判別されて、主要画像である場合にはキーボード25が操作され、主要画像を示すデータがLSIカード39に各コマ番号に対応させて書き込まれる。なお、図示のものは、ネガ見窓22を1コマ分としているが、これを3コマ分またはそれ以上に形成することで、連続シーンか否かの判定が容易に行えるようになる。主要画像が指定されると、この主要画像に指定されたコマを基準にして露光補正量が算出される。また、連続シーン指定コマであって主要画像に指定されていないものは、露光補正量が算出されることはなく、主要画像に指定されたコマを基準した露光補正量が書き込まれるようになっている。このため、連続シーン指定コマであっても主要画像指定コマ以外の測光値は用いられることがないため、この場合の測光は省略してもよい。なお、主要画像が特定されるまでの連続シーンコマに対しては、主要画像が特定されこれに基づき連続シーン用露光補正量が算出された時点でこの露光補正量を書き込むようになっている。
【0018】
図4はオートプリンタ40を示すものである。このオートプリンタ40には、フイルムキャリア46とLSIカードリーダー47とが設けられている。フイルムキャリア46はノッチセンサ48を備えており、このノッチ検出信号はコントローラ49に送られる。コントローラ49は、ノッチ検出信号に基づきドライバ50aを介してパルスモータ50を回転制御して、2個のフイルム送りローラ対51により、ノッチが付されたプリント対象コマをプリント位置45にセットする。また、ノッチが付されていないコマはプリント位置45にセットされることなく送られ、次のノッチを付されたコマがプリント位置45にセットされる。そして、LSIカードリーダー47は、LSIカード39からオートノッチャ20で入力された露光補正量や検定データ、更に連続シーンデータ及び主要画像データを読み出し、これをコントローラ49に送る。
【0019】
フイルムキャリア46の下方には光源部52が設けられており、写真フイルム18のプリント対象コマを下側から照明する。プリント対象コマを透過した光は、LATDセンサ41によりプリント対象コマの全画面が測光され、これによりLATDに応じた濃度信号が露光制御部54に送られる。LATDセンサ41は赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色毎に設けられている。露光制御部54では、LATDセンサ41からの測光値により各色毎のLATDを求め、このLATDとLSIカードリーダー47からの露光補正量とから周知の焼付露光量演算式を用いて各色毎の焼付露光量を算出し、これをコントローラ49に送る。コントローラ49は、シャッタ駆動部60を介してブラックシャッタ61を開き、焼付レンズ62によりプリント対象コマの画像をカラーペーパー63の感光乳剤面に結像する。そして、焼付露光量に達した色の光はフイルタ駆動部65によりシアン,マゼンタ,イエローの各カットフイルタ66,67,68が焼付光路69内に挿入されることでカットされ、これにより適正な露光量で焼付露光される。なお、コントローラ49には、各種指令やデータを入力するためのキーボード70と、入力されたデータや指令、作動状態を表示するためのディスプレィ71とが接続されている。
【0020】
図5は、オートプリンタにおける処理手順を示すフローチャートである。LSIカード39からの連続シーン信号の有無により、プリント対象コマが通常の単独コマである場合には、上記のようにして焼付露光量が決定され、これに基づき焼付露光される。また、連続シーンコマである場合には、このコマが主要画像コマであるか否かが判定される。そして、主要画像コマとなるまで、連続シーンコマが順次測光される。主要画像コマになると、この主要画像コマの測光データと露光補正量及び露光補正データとに基づき焼付露光量が算出され、これがメモリ記憶される。以下、同じような処理が繰り返されて、通常コマの焼付露光を終了する。この後、フイルムが逆送りされ、連続シーンコマのみが順次プリント位置にセットされる。連続シーンコマである場合には連続シーンコマ内の主要画像コマに基づき決定された焼付露光量により、連続シーンコマが焼付露光される。
【0021】
なお、正方向送り時に通常コマの焼付露光を行い、逆方向送り時に連続シーンコマの焼付露光を行う代わりに、写真フイルムの正方向送り時に、通常コマと連続シーンコマとの焼付露光とを行うようにしてもよい。この場合には、主要画像コマとなるまで連続シーンコマの測光を行ってこの主要画像コマに基づき焼付露光量を算出したのち、連続シーンコマの先頭まで写真フイルムを戻して連続シーンコマを主要画像コマに基づき決定した焼付露光量により焼付露光する。
【0022】
次に、上記実施例の作用を簡単に説明する。まず、フイルムプロセサにより現像処理された写真フイルム18は、図2に示すように、オートノッチャ20のフイルムキャリア23にセットされる。そして、画面センサ29によってフイルムベースとコマとの濃度差に基づきコマのエッジが検出され、このエッジ検出信号に基づき各コマがネガ見窓22にセットされる。また、スキャナ21のイメージエリアセンサ34からの測光値に基づき露光補正量が算出される。
【0023】
ネガ見窓22からのプリント対象コマの観察により、自動露光補正では対応できないコマに対しては、オペレータにより露光補正データがキー入力される。この露光補正データと自動的に算出された露光補正量とはコマ番号毎にLSIカード39に書き込まれる。また、オペレータは連続シーンコマか否かも判定し、連続シーンコマに対してはキーボード25を操作して、連続シーンを示すデータをLSIカード39に書き込む。更に、連続シーンコマの場合にはオペレータにより主要画像が特定され、同様にしてキーボード25の操作により主要画像コマを示すデータがLSIカード39に書き込まれる。
【0024】
ネガ見窓22に位置決めされプリント対象となるコマに対してはノッチャ本体24によりノッチが形成される。プリント対象コマにノッチが付与された写真フイルム18と、露光補正量,露光補正データ,連続シーンデータ,主要画像特定データが書き込まれたLSIカード39とは、図4に示すオートプリンタ40にセットされる。そして、LSIカード39に書き込まれた各種データはカードリーダー47を介してコントローラ49に読み取られ、露光制御部54に送られる。また、フイルムキャリア46にセットされた写真フイルム18は、フイルム送りローラ対51により送られ、この送り中にノッチセンサ48がノッチを検出すると、コントローラ49はフイルム送りローラ対51の回転を制御して、プリント対象コマをプリント位置45にセットする。
【0025】
この後、LATDセンサ41によりプリント対象コマの全面が測光され、この測光値に基づき露光制御部54はLATDを算出する。露光制御部54では、算出したLATDと、LSIカード39からの各データとを用いて、焼付露光量を算出する。また、コントローラ49はシャッタ駆動部60を作動させてブラックシャッタ61を開き、焼付レンズ62によりプリント対象コマの画像をカラーペーパー63の感光乳剤面に結像する。更に、コントローラ49は各色毎の焼付露光量に基づき各カットフイルタ66,67,68の挿入タイミングを決定して、これに基づきフイルタ駆動部65を制御する。これにより、各プリント対象コマが高速で次々と焼付露光される。そして、連続シーンコマに対しては、図3に示すような処理手順にしたがい主要画像指定コマに基づき決定された焼付露光量によって、図5に示すように処理手順にしたがい焼付露光される。
【0026】
なお、上記実施例ではスキャナ21を組み込んだオートノッチャ20とオートプリンタ40との組み合わせからなる写真プリントシステムに本発明を実施したが、この他に、既設のノッチャパンチャとオートプリンタからなる写真プリントシステムに対しても、本発明を実施してもよい。
【0027】
また、上記実施例では大規模現像所向けの写真プリントシステムに本発明を実施したものであるが、この他に、図6に示すように、小規模現像所向けのミニラボタイプのプリンタプロセサ72に本発明を実施してもよい。この場合には、フイルムキャリア73で写真フイルム74の各コマを順次プリント位置にセットして、スキャナ75により各コマを測光及び撮像する。次に、撮像したデータを画像処理部76で画像処理した後に、カラーCRT77に仕上り画像をシミュレート表示する。そして、このカラーCRT77に表示されたシミュレート画像を観察して連続シーンの判別と主要画像の特定とを行い、この結果をキーボード78により入力する。連続シーンではない場合には測光結果に基づき周知のように焼付露光量を決定し、これに基づき焼付露光する。なお、連続シーンや主要画像コマの判定を行う際にフイルム検定を行ってもよい。このフイルム検定では、シミュレート画像を観察してスキャナによる測光値に基づき算出した露光補正量では補正が十分でないコマに対して露光補正データを入力する。このフイルム検定はカラーCRT77に表示されたシミュレート画像を観察することにより行われる他に、カラーCRTのない場合にはプリント位置にセットされたプリント対象コマを直接に観察して行われる。
【0028】
図7はプリンタプロセサにおける焼付露光の処理手順を示すフローチャートである。プリント位置にセットされたコマが連続シーンコマであり、主要画像コマではない場合には、写真フイルムが1コマ分送られて、次のコマがプリント位置にセットされる。以下、同じようにして、測光,連続シーンか否かの判定,主要画像か否かの判定が行われる。そして、プリント位置にセットされたコマが連続シーンコマであり且つ主要画像コマである場合には、このコマの測光値に基づき連続シーン用焼付露光量が決定される。なお、この決定の際にフイルム検定データを入力し、検定結果を加味した露光補正を行うようにしてもよい。次に、写真フイルムが連続シーンの先頭コマになるように写真フイルムが逆送りされる。なお、図7に示す実施の形態では、連続シーンでないコマまで逆送りした後に連続シーンの先頭コマがプリント位置にセットされるようにコマ送りしたが、これに代えて、それまでの連続シーンのコマ数をカウントしておき、このカウント値に基づき連続シーンの先頭コマがプリント位置にセットされるように戻してもよい。
【0029】
次に、連続シーンの各コマが連続シーン用焼付露光量によって順次焼付露光される。そして、一連の連続シーンのコマの全てを焼付露光すると、次のコマがあるか否かが判定され、次のコマがある場合には以下同じようにして通常のコマと連続シーンのコマとが区別されて焼付露光される。
【0030】
なお、図6において、符号80は光源部であり、周知のように光源81,光質調節部82,ミキシングボックス83から構成されている。また、光源部80からの焼付光で照明された写真フイルム74の画像はシャッタ85が一定時間開くことにより焼付レンズ86を介してカラーペーパー87に結像され、プリント対象コマの画像がカラーペーパー87に焼付露光される。焼付露光済みのカラーペーパー87は周知のようにペーパープロセサ部88に送られ現像処理されて、各コマ毎に切断されプリント写真89が作成される。
【0031】
プリント位置90を臨む位置にスキャナ75が設けられており、測光用カラーイメージエリアセンサ75aによりプリント対象コマの各点が三色分解測光されるとともに、撮像用カラーイメージエリアセンサ75bによりプリント対象コマの各点が撮像される。撮像データは画像処理部76に送られて周知のように画像処理されて仕上り画像がカラーCRT77にシミュレート表示される。また、測光用センサ75aからの測光値に基づき画像特徴量演算部91,露光補正量演算部92,焼付露光量演算部93により焼付露光量が算出される。算出された焼付露光量はコントローラ94に送られる。コントローラ94は焼付露光量に基づき光質調節部82の各色フイルタ82y,82m,82cのセット位置を算出する。このフイルタセット位置信号は光質調節部82に送られ、これにより焼付光が光質が調節される。
【0032】
上記各実施形態では、現像された写真フイルム18,74の各画像を観察して、連続シーンの判定や主要画像の判定を行うようにしたが、この他に、写真フイルムの磁気記録層に撮影情報などを磁気記録することが可能なアドバンストフォトシステム(APS)の写真フイルムパトローネを用いて連続シーンの焼付露光を行うようにしてもよい。この場合には、撮影時にカメラ側で連続シーン信号や主要画像特定信号を入力しておく。また、撮影時に連続シーン信号や主要画像シーンを入力する代わりに、写真フイルムを現像処理した後のインデックスプリント写真を観察して、連続シーンか否かや主要画像コマか否か等を判別するようにしてもよい。この場合には、写真フイルムの磁気記録層に連続シーンや主要画像コマであることを示すデータを記録する。
【0033】
なお、スチールビデオカメラで撮像した連続シーン等を各種カラープリンタを用いて記録する場合に、本発明を実施してもよい。この場合に、カラープリンタとしては、光ビームによる走査露光や、液晶やCRT等のように面に広がる多数の画素を制御する面露光によって行ってもよい。また、画像記録方式は、写真焼付露光によるものの他に、例えば感熱記録材料にカラー感熱記録する方式、昇華型や熱溶融型のインクリボンを用いた熱記録方式、インクジェットプリント方式、トナー転写プリント方式などであってもよい。
【0034】
また、画像検定時等に連続シーンであるマークを各撮影コマに対応させてLSIカード39に電子的に記録しておき、これら連続シーン信号の有無によって連続シーンコマか否かを判定するようにしたが、この連続シーンを示す信号やマーク等は写真フイルム等の記録媒体に光学的,磁気的,または機械的に記録しておき、これらマークがあるか否かにより連続シーンコマか否かを判定するようにしてもよい。
【0035】
また、主要画像の決定は人手により行う他に、例えば連続シーンと判定された一連のカラー原画の内、中心位置にあるカラー原画を主要画像として自動的に決定してもよい。更には、連続シーンコマの内、先端及び後端にあるカラー画像を主要画像として自動的に決定してもよい。この場合には、先端及び後端にあるカラー画像から得られた画像特徴量に基づきこれら先端及び後端のカラー画像の記録条件を算出してこれの平均値に基づき一連の連続シーンのカラー画像を複写するとよい。また、主要画像とするコマ数は、1個のみならず複数個としてもよい。そして、連続シーンが3コマの場合には中心位置の1コマを、連続シーンが4コマの場合には中心側にある2コマを、5コマの場合には中心位置の1コマ又は中心にある3コマを指定してもよい。また、複数コマを主要画像とする場合には、これら各コマの記録条件の平均値を用いる他に、中心部から離れるに従い重み付け係数を小さくした重み付け平均値を用いてもよい。また、主要画像を自動的に決定する他に、連続シーンであるマークを記録する際に一緒に主要画像マークを記録してもよい。また、連続シーンコマの全部を主要画像とする場合には、これら各コマの画像特徴量の平均値や各コマの記録条件の平均値を用いる他に、中心位置に近づくにしたがい次第に重み付けを大きくした重み付け平均値を用いてもよい。
【0036】
また、主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき濃さを制御する記録条件を決定するとともに、連続シーンと判定された一連のカラー原画の平均画像特徴量に基づき色を制御する記録条件を決定して、これら2つの記録条件を連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件としてもよい。この場合には、連続シーンを主要原画に重点をおいた濃度とすることができ、しかも連続シーンの色バランスは連続シーン全体から決定されるため、連続シーン全体の仕上りをより一層よくすることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、各カラー原画に対して連続シーンか否かを判定し、連続シーンと判定された一連のカラー原画から主要原画を特定し、主要原画と特定されたカラー原画の画像特徴量に基づき記録条件を決定して、これを連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件としてカラー原画を記録したから、一連の連続シーンの仕上りを統一することができる。しかも、主要原画に基づき決定した記録条件により記録するから、連続シーン全体の仕上りがよくなる。
【0038】
連続シーンと判定された一連のカラー原画の内、中心位置にあるカラー原画を主要原画として決定することにより、主要原画の決定が容易になる。この場合には、主要原画が中心位置にない場合に連続シーン全体の仕上りが悪くなるおそれがあるが、主要原画とこれの周辺画像との間で重み付け平均値を用いることで、画質低下を抑えることができる。
【0039】
カラー原画を表示する手段と、このディスプレィに表示された画像の観察により判定された連続シーン及び連続シーンにおける主要原画をそれぞれ入力する入力手段とを備えることにより、連続シーンの判定が容易になり判定精度を上げることができる。
【0040】
また、主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき記録条件を決定して、これを連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件とするとともに、連続シーンを除く他の各カラー原画の画像特徴量に基づき各カラー原画の記録条件を個別に決定するようにしたから、カラー原画を記録する際に、一連の連続シーンコマ全体を統一した仕上りにすることができるとともに、それ以外のコマを適正に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明を実施したオートノッチャを示す概略図である。
【図3】オートノッチャにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図4】オートプリンタを示す概略図である。
【図5】オートプリンタにおける処理手順を示す概略図である。
【図6】プリンタプロセサを示す概略図である。
【図7】プリンタプロセサにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】3枚のプリント写真からなるパノラマ写真の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 測光手段
11 画像特徴量演算手段
12 連続シーン判定手段
13 主要画像判別手段
14 露光補正量演算手段
15 焼付露光量演算手段
16 露光制御手段
18,74 写真フイルム
20 オートノッチャ
39 LSIカード
40 オートプリンタ
63,87 カラーペーパー
Claims (6)
- 連続シーンを含む複数のカラー原画が記録された記録媒体を用いて、各カラー原画を記録するための画像記録条件決定装置において、
前記カラー原画から画像特徴量を求める画像特徴量演算手段と、
各カラー原画に対して連続シーンか否かを判定する連続シーン判定手段と、
連続シーンと判定された一連のカラー原画から主要原画を判別する主要原画判別手段と、
主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき記録条件を決定して、これを連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件とする記録条件決定手段とを備えたことを特徴とする画像記録条件決定装置。 - 請求項1記載の画像記録条件決定装置において、
前記主要原画判別手段は、連続シーンと判定された一連のカラー原画の内、中心位置にあるカラー原画を主要原画として決定することを特徴とする画像記録条件決定装置。 - 請求項1または2記載の画像記録条件決定装置において、
前記カラー原画を表示する手段と、この表示手段に表示された画像の観察により判定された連続シーンと連続シーンにおける主要原画とを入力する入力手段とを備え、前記連続シーン判定手段は入力手段で入力された連続シーン信号を検出して連続シーンか否かを判定し、前記主要原画判別手段は入力手段で入力された主要原画判別信号を検出して主要原画を判別することを特徴とする画像記録条件決定装置。 - 連続シーンを含む複数のカラー原画が記録された記録媒体を用いて、各カラー原画を記録する画像記録装置において、
前記カラー原画から画像特徴量を求める画像特徴量演算手段と、
各カラー原画に対して連続シーンか否かを判定する手段と、
連続シーンと判定された一連のカラー原画から主要原画を判別する主要原画判別手段と、
主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき記録条件を決定して、この記録条件を連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件とするとともに、連続シーンを除く他のカラー原画の画像特徴量に基づきカラー原画の記録条件を決定する記録条件決定手段と、
決定した記録条件に基づき各カラー原画を記録する記録手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 連続シーンを含む複数のカラー原画が記録された記録媒体を用いて、各カラー原画を記録する画像記録装置において、
前記カラー原画から画像特徴量を求める画像特徴量演算手段と、
各カラー原画に対して連続シーンか否かを判定する手段と、
連続シーンと判定された一連のカラー原画から主要原画を判別する主要原画判別手段と、
主要原画と判別されたカラー原画の画像特徴量に基づき濃さを制御する記録条件を決定するとともに、連続シーンと判定された一連のカラー原画の平均画像特徴量に基づき色を制御する記録条件を決定して、これら2つの記録条件を連続シーンと判定された一連のカラー原画の記録条件とするとともに、連続シーンを除く他のカラー原画の画像特徴量に基づきカラー原画の記録条件を決定する記録条件決定手段と、
決定した記録条件に基づき各カラー原画を記録する記録手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 請求項4または5記載の画像記録装置において、
前記カラー原画は写真フイルムに記録されており、前記画像特徴量演算手段はカラー原画の測光結果に基づき画像特徴量を演算し、前記記録条件決定手段は画像特徴量に基づき焼付露光量を算出してこれを記録条件とし、前記写真フイルムを第1の方向に送って、連続シーンを除く他のカラー原画を順次焼付露光し、この後に、前記第1方向とは逆の第2方向に前記写真フイルムを送って前記連続シーンの各カラー画像を順次焼付露光することを特徴とする画像記録装置。
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