JPH0961940A - インデックスプリント方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストーリー性のあるインデックス写真を作成
する。 【解決手段】 撮影の際に写真フイルム１８ｂの磁気記
録層に撮影日時情報を記録する。写真フイルム１８ｂを
現像処理して、インデックス写真６１ｂを作成する際
に、撮影日時情報を読み取る。撮影日時情報を比較し
て、写真フイルム１８ｂにおける各コマの記録順序を判
定する。この判定結果により、撮影順に各コマのサブフ
レーム８１を並べてインデックス画像８３を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した各コマの
画像を並べて一覧に表示したインデックスプリント方法
及び装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】インデックス写真としては、例えば特公
平６−７９１３１号公報に示されるように、１本のネガ
フイルムに記録されている各コマを縮小プリントして、
各コマを一覧に表示したものがある。このようなインデ
ックス写真は、１本のネガフイルムを分断した複数のネ
ガピースをネガシースに挿入して、このネガシースの上
に、ネガシースに対応した開口、及びこの開口に近接し
て各コマの番号を表示する表示部とを備えたマスクを重
ね、ネガピースに記録された画像を同時に印画紙にプリ
ントすることで、作成される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のインデックス写
真のプリント方法では、各コマの配置順序はネガフイル
ム上の各コマの記録順序と同じにしていた。これは、通
常のカメラでは、ネガフイルムの先頭から順に撮影して
いくので、インデックス写真上でも、その順序で各コマ
を配置すれば、撮影順序と同じになるという考えに基づ
いている。しかしながら、カメラによっては、フイルム
の後端から撮影するものがある。例えば、「写ルンです
（商品名）」などのレンズ付きフイルムユニットや、プ
レワインディングカメラでは、未露光のフイルムをパト
ローネから予めフイルム収納室に巻き取り収納してお
き、撮影した後にこの撮影したコマをパトローネ内に順
に巻き取っていくようにしている。このようなカメラに
より撮影されたフイルムから、上記のインデックス写真
を作成すると、これらのインデックス写真では、各コマ
の並びが撮影順序とは逆になってしまう。この場合に、
インデックス写真を見るときに、撮影時のストーリー性
が無くなってしまうという問題がある。

【０００４】本発明は上記課題を解決するものであり、
撮影順序が逆になっている写真フイルムに対しても、撮
影順に各コマを並べて一覧に表示するようにしたインデ
ックスプリント方法及び装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載したインデックスプリント方法は、
撮影順序情報を記録媒体に記録しておき、この撮影順序
情報に基づき撮影順に各コマを並べて配置するようにし
たものである。前記撮影順序情報は、記録媒体に記録し
た撮影日時情報を用いることが好ましい。この場合に
は、撮影日時情報を少なくとも２つのコマから読み取
り、この２つのコマの撮影日時情報を比較して撮影順序
を判定する。また、撮影順序情報は、プレワインディン
グカメラの場合にプレワインディングを示すマークを用
いてもよい。

【０００６】

【発明の実施の形態】図２は、各種撮影情報を写真フイ
ルムの透明磁気記録層に磁気記録するカメラを示す。撮
影レンズ１０は、光学系とこれを保持するレンズ鏡胴と
から構成されており、マニュアル又はオートフォーカス
機構によって焦点調節が行われる。撮影レンズ１０の背
後には、プログラム制御を行うシャッタ機構１２が配置
されている。このシャッタ機構１２は、例えば２枚のシ
ャッタ羽根１３，１４から構成されている。駆動部１５
により可動ピン１６を固定ピン１７に向かって移動させ
ると、シャッタ羽根１３，１４が開いて、これを通った
光が写真フイルム１８に入射して、これに被写体を写し
込む。

【０００７】撮影レンズ１０，シャッタ機構１２，及び
図示しない絞り機構等はシステムコントローラ２０によ
りシーケンス制御される。システムコントローラ２０は
周知のマイクロコンピュータから構成されており、レリ
ーズスイッチ２１の操作により撮影やフイルム巻き上げ
を行う他に、各種撮影情報を写真フイルム１８の透明磁
気記録層に記録する。図３にシステムコントローラ２０
における処理手順のフローチャートを示す。透明磁気記
録層は写真フイルム１８の裏面に形成されているが、こ
れは表面に形成したものであってもよい。写真フイルム
１８には各コマの記録位置に対応させてパーフォレーシ
ョン２３が形成されている。

【０００８】コード変換部２２には、撮影データ発生部
２５，オートデート部２６が接続されており、これらに
より各種撮影情報が入力される。撮影データ発生部２５
は、図示しない各種センサやシステムコントローラ２０
から得られた信号により、光源種情報，ストロボ発光情
報，撮影レンズの焦点距離情報，被写体輝度情報を発生
する。オートデート部２６は、図示しないデート焼込み
機構に撮影日時等のデータを送る他に、コード変換部２
２に撮影日時情報を送る。

【０００９】また、コード変換部２２には、システムコ
ントローラ２０から撮影コマ数が送られる。コード変換
部２２は、内蔵するメモリ２２ａに記憶されている所定
のコード作成基準により各撮影コマ毎に各種撮影情報を
符号化して、これをデータ書込み部３０に送る。コード
変換に関する詳細は、例えば特開平４−１１３３４７号
公報などに記載されている。データ書込み部３０は、各
コマの撮影終了のコマ送り時に、磁気記録ヘッド３１を
駆動して各種撮影データを磁気記録する。なお、このよ
うな各コマ毎の記録に代えて、各コマの撮影情報をメモ
リ２２ａに記憶しておき、パトローネ本体１９に撮影済
みのフイルム１８を巻き取る際に透明磁気記録層に各コ
マの撮影情報を一括して磁気記録してもよい。

【００１０】次に、上記カメラを用いて撮影された写真
フイルム１８を用いて、インデックス写真を作成する方
法について説明する。図４に示すように、撮影済みの写
真フイルム１８は、フイルムプロセサで現像処理された
後に、インデックスプリンタ４０のフイルムキャリア４
１にセットされる。

【００１１】フイルムキャリア４１は周知のようにパー
フォセンサ４２で写真フイルム１８のパーフォレーショ
ン２３（図２参照）を検出して、各コマを撮像位置４３
に自動的にセットする。このフイルムキャリア４１内に
は、撮像位置４３に対しフイルム送りの上流側で磁気再
生ヘッド４５が、また下流側で磁気記録ヘッド４６が配
置されている。磁気再生ヘッド４５は、撮像位置４３に
写真フイルム１８の各コマを送る際に、各コマに記録さ
れたフイルム情報，撮影情報，プリント指示情報等の記
録情報を読み取り、この読み取った記録情報をデコーダ
４７に送る。デコーダ４７は、磁気再生ヘッド４５から
の磁気信号をプリンタに利用可能なデータにデコードし
て、これをコントローラ５０に送る。なお、フイルム情
報としては、フイルム感度，メーカー名，フイルム種別
などがありフイルムメーカーによって書き込まれる。ま
た、プリント指示情報は、必要に応じて行われるネガ検
定などの際に、露光補正データやプリント枚数等が書き
込まれる。

【００１２】前記磁気記録ヘッド４６は磁気記録部５１
により制御され、プレ測光情報を写真フイルム１８の磁
気記録層に記録する。このとき、入力されるプレ測光情
報としては、ラボ名情報，フイルム現像年月日，プレ測
光補正データなどがある。

【００１３】コントローラ５０は周知のマイクロコンピ
ュータから構成されており、キーボード５８，ディスプ
レィ５９を備えている。コントローラ５０は、各部をシ
ーケンス制御して、インデックス写真６１を作成する他
に、プレ測光結果に基づく補正データを写真フイルム１
８の磁気記録層に書き込む。また、コントローラ５０
は、撮影情報の撮影日時情報から撮影順序を決定する。
この撮影順序は、離れた位置にある２個のコマの撮影日
時情報を比較して、これらの日時の違いから、正方向記
録フイルム（写真フイルム１８の先端から順に撮影して
いくカメラで撮影されたフイルム）か、逆方向記録フイ
ルム（プレワインディングカメラにより、写真フイルム
１８の後端から順に撮影されたフイルム）かを判定す
る。この撮影順序情報はインデックス画像作成部６４に
送られる。図１に、インデックス画像作成部６４におけ
る処理手順を示す。

【００１４】図４に示すように、撮像位置４３の下方に
は、白色光源６５とミキシングボックス６６とが配置さ
れ、また上方にはコマの周囲をマスキングするフイルム
マスク６７が配置されている。フイルムマスク６７の上
方には、撮像部６８が配置されている。

【００１５】撮像部６８はテレビカメラから構成されて
おり、撮像レンズ６９と、カラーイメージエリアセンサ
７０とを備えている。この撮像部６８は、撮像位置４３
にセットされた各コマを撮像する。撮像した画像データ
は、インデックス画像作成部６４に送られる。

【００１６】インデックス画像作成部６４では、得られ
た各コマの画像データを画像メモリ７４に記憶する。画
像合成部７５には、撮影順序情報が入力されており、こ
れが正方向記録フイルムを示す情報である場合には、画
像メモリ７４から各コマの画像データを撮像順に読みだ
して、所定のフォーマットで各駒の画像をフレームメモ
リ７６の所定エリアに書き込んで、インデックス画像を
作成する。このようにして作成されるインデックス画像
８０の一例を図５に示す。また、画像合成部７５に逆方
向記録フイルムであることを示す撮影順序情報が入力さ
れた場合には、図６に示すように、各コマが撮像順とは
逆に並べられてインデックス画像８３が作成される。イ
ンデックス画像８０，８３のフォーマットは、写真フイ
ルム１８の撮影枚数に応じて予め各種類が用意されてい
る。

【００１７】更に、画像合成部７５では、図５，図６に
示すように、各コマのコマ番号データに基づきインデッ
クス画像８０，８３の各サブフレーム８１の右上角部に
コマ番号８２を画像合成する。コマ番号データは、撮影
情報のコマ番号情報を読み取ることで入力される。

【００１８】フレームメモリ７６で作成されたインデッ
クス画像は、フイルム１本毎に、画像バッファ７７に記
憶される。画像バッファ７７は大容量のメモリ装置から
構成されており、多数のインデックス画像が書き込まれ
る。そして、キーボード５８からのプリント指令の入力
により、各件のインデックス画像をビデオプリント部８
５に送り、ここでカラーペーパー８６にインデックス画
像を焼付露光する。ビデオプリント部８５は、周知のよ
うに画像処理部８７を備えており、撮像部６８の分光感
度とカラーペーパー８６の分光特性の違いを補正すると
ともに、マトリクス演算や濃度補正を行う。画像処理さ
れた画像データは、ドライバ８８を介して白黒ＣＲＴ８
９に各色毎に表示される。また、この表示像に対応する
色フイルタ９０，９１，９２が選択的に焼付光路に挿入
される。したがって、焼付レンズ９３により三色面順次
でインデックス画像がカラーペーパー８６に焼付露光さ
れる。焼付露光されたカラーペーパー８６はペーパープ
ロセサ９５で現像処理された後にカッタで各コマ毎に切
断されてインデックス写真６１にされ、これがトレイ９
６に排出される。

【００１９】また、撮像位置の各コマを臨む位置にスキ
ャナ１００が配置されており、これは各コマを三色分解
測光する。この測光信号は、特性値演算部１０１に送ら
れる。特性値演算部１０１は、信号を対数変換すること
で、各点の透過濃度（厳密には透過濃度に比例した値）
を色毎に算出する。また、特性値演算部１０１は、各点
の３色濃度の平均値（グレイ濃度）を求め、これから最
低濃度，最高濃度，予め決めたエリア内の平均透過濃度
等の特性値を算出する。このエリアとしては、例えば画
面の全体，上半分，下半分，画面の中央，画面の周辺，
画面の左半分，画面の右半分等がある。

【００２０】露光補正量演算部１０２は、これらの特性
値からシーンを分類し、各シーン毎に用意された演算式
を用いて、ＬＡＴＤに対する露光補正量を色毎に算出す
る。これらの露光補正量は、コントローラ５０を介して
磁気記録部５１に送られ、磁気記録ヘッド４６により写
真フイルム１８の各コマに対応する透明磁気記録層に書
き込まれる。

【００２１】なお、上記実施例では、各コマを撮像する
際にスキャナ１００で各コマを三色分解測光し、この測
光値に基づき各コマの露光補正量を算出して、これを写
真フイルム１８の透明磁気記録層に記録するようにした
が、これは省略して、単に撮像のみを行うようにしても
よい。また、各コマの露光補正量を透明磁気記録層に記
録する代わりに、ＬＳＩカード等に各写真フイルム毎に
各コマの露光補正量を書き込んでおき、各コマの写真プ
リント時にこの露光補正量を用いて、焼付露光量を補正
してもよい。

【００２２】また、撮像部６８とスキャナ１００とを個
別に用いる代わりに、撮像部６８の画像データに基づき
露光補正量を算出してもよい。また、ビームスプリッタ
等で光路を分岐させて撮像部６８とスキャナ１００とを
配置してもよい。

【００２３】図５は正方向記録の写真フイルム１８ａに
基づくインデックス写真６１ａを示し、図６は逆方向記
録の写真フイルム１８ｂに基づくインデックス写真６１
ｂを示すものである。なお、図中の符号１１０は透明磁
気記録層に形成されたカメラ用磁気記録トラックを示し
ている。また、各写真フイルム１８ａ，１８ｂの各コマ
の下方に記載した日時データは、カメラで記録された撮
影情報の内、撮影月日時刻データを示している。正方向
記録の写真フイルム１８ａの場合には、撮影日時はフイ
ルム１８ａの先端Ｐ１になる程古いため、この順序にし
たがってサブフレーム８１が並べられる。また、逆方向
記録の写真フイルム１８ｂの場合には、撮影日時はフイ
ルムの後端Ｐ２になる程古いため、写真フイルム１８ｂ
の各コマの記録順とは逆の順にサブフレーム８１が並べ
られる。なお、図５及び図６のインデックス写真６１
ａ，６１ｂは一例であり、サブフレーム８１の個数やそ
の縮小率や拡大率，配置等は、写真フイルム１８の撮影
枚数等に応じて適宜変更される。また、これらのインデ
ックス写真６１ａ，６１ｂには、必要に応じてタイトル
画像を記録してもよい。タイトル画像は、例えばカメラ
側に撮影情報として写真フイルム１８の透明磁気記録層
に記録される他に、写真プリントの受け付け時にＤＰ袋
等に書き込んでおき、これを参照してインデックスプリ
ント時に入力するようにしてもよい。

【００２４】なお、上記実施例では、２つのコマの撮影
日時情報を比較して、撮影順序を判定するようにした
が、この他に、全てのコマの撮影日時情報を読み込ん
で、この撮影日時情報の撮影日時の古い順から、各コマ
を並べてインデックス画像を作成してもよい。この場合
には、ノーマルワインディングカメラとプレワインディ
ングカメラとの間で撮影途中の写真フイルムを入れ換え
て撮影したもののように、撮影順序が先端からでも後端
からでもない場合が発生する。このような場合であって
も、撮影月日時刻の順序で各コマを並べることにより、
ストーリー性のあるインデックスプリントを作成するこ
とができるようになる。なお、撮影日時情報が分までし
か記録されないカメラで、同一分内で続けて撮影した場
合には、同一撮影日時となるが、この場合にはこれら駒
の前後の日時を判断して撮影順序を決定することによ
り、間違いが生ずることはなくなる。

【００２５】また、上記実施例では、透明磁気記録層に
記録された撮影日時情報を用いて撮影順序を判定した
が、この他に、磁気記録層を用いない従来の１３５タイ
プの写真フイルムを用いてプレワインディング方式のカ
メラで撮影された写真フイルムに対しては、プレワイン
ディングによる逆方向記録フイルムであることを示すマ
ークを例えは写真フイルムの先端部に光学的に記録して
もよい。この場合には、このマークをインデックスプリ
ント時に検出して、このマークが記録されているフイル
ムに対しては、図６と同じように、各コマを逆方向から
並べてインデックスプリントを作成する。また、同様に
してレンズ付きフイルムの場合にも、逆方向記録フイル
ムであることを示すマークを写真フイルムの先端部等に
記録しておくことで、同様に撮影順に各コマを並べたイ
ンデックス写真を作成することができる。逆方向記録フ
イルムであることを示すマークは写真フイルムに光学的
に記録する他に、小さい孔を開けてもよく、更には、パ
トローネの外側に逆方向記録マークを貼りつけてもよ
い。また、透明磁気記録層を有するフイルムでは、この
磁気記録層に逆方向記録フイルムを示す信号を記録して
おいてもよい。

【００２６】また、上記実施例では、撮影日時情報に基
づき単に各コマを撮影順に並べたが、この他に、撮影日
付に注目して、撮影日毎に各コマをグループ化し、この
グループ化した各コマを撮影日のタイトルを入れてイン
デックス写真を作成してもよい。この場合には絵日記帳
のようなインデックス写真集を作成することができる。

【００２７】なお、上記実施例では、専用のインデック
スプリンタを用いてインデックス写真を作成したが、こ
の他に、小規模現像所で用いられるミニラボ等のプリン
タプロセサに本発明を実施してもよい。この場合には、
フイルムキャリアの上方に撮像装置を設けておいて、１
本分の全てのコマを撮像するとともに各コマの撮影情報
を読み取り、撮影情報の内の撮影順序情報に基づき、各
コマを撮影順に一覧に並べることで、インデックス写真
を作成する。

【００２８】また、上記実施例では、白黒ＣＲＴと三色
のカラーフイルタとを用いて、三色面順次露光すること
によりインデックス画像を焼付露光したが、カラーＣＲ
Ｔを用いて焼付露光してもよい。更には、レーザー光で
カラーペーパーの幅方向に走査しながらこれに同期させ
てカラーペーパーを送ることで、インデックス画像を焼
付露光してもよい。また、液晶パネルを用いて三色面順
次露光してもよく、更にはライン型液晶表示体を用いて
走査露光してもよい。また、インデックス画像を記録す
る媒体としてカラーペーパーを用いたが、この他に、イ
ンクジェット方式や、熱溶融又は昇華型のインクリボン
を用いたカラーサーマルプリント方式や、シアン，マゼ
ンタ，イエローの各感熱記録層を有するカラー感熱記録
材料を用いたカラー感熱プリント方式等により、インデ
ックス画像をビデオプリントしてもよい。

【００２９】また、上記実施例では写真フイルムを用い
たカメラについて説明したが、この他にスチールビデオ
カメラによる撮影コマに対しても、撮影日時情報を用い
ることで、撮影順にインデックスプリントを作成するこ
とができる。

【００３０】

【発明の効果】本発明では、撮影順序情報を記録媒体に
記録しておき、この撮影順序情報に基づき撮影順に各コ
マを並べて配置してインデックスプリントを作成したか
ら、特別な装置やシステムを追加することなく、既存の
インデックスプリントシステムを用いて、撮影順に各コ
マを一覧に表示したインデックスプリントを簡単に作成
することができる。したがって、撮影順序によるストー
リー性が損なわれることがない。

【００３１】また、記録媒体に各コマ毎に記録した撮影
日時情報を撮影順序情報とすることにより、例えば、ノ
ーマルワインディングカメラとプレワインディングカメ
ラとの間で撮影途中の写真フイルムを入れ換えて撮影し
た場合であっても、撮影月日時刻の順序で各コマを並べ
ることにより、ストーリー性のあるインデックスプリン
トを作成することができる。

【００３２】また、撮影順序情報として、レンズ付きフ
イルムやプレワインディングカメラの場合に、プレワイ
ンディングを示すマークを用いることにより、簡単に撮
影順に並べたインデックスプリントを作成することがで
きる。

【００３３】更に、撮影日時情報を少なくとも２つのコ
マから読み取り、この２つのコマの撮影日時情報を比較
して撮影順序を判定することにより、撮影順に各コマを
並べたインデックス写真をより一層簡単に作成すること
ができる。また、全てのコマに対して前後関係を比較す
る手間が無くなり、迅速な処理が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の要旨を示すフローチャートである。

【図２】本発明で用いる撮影情報記録カメラを示す概略
図である。

【図３】撮影情報記録カメラにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。

【図４】本発明を実施したプリンタプロセサを示す概略
図である。

【図５】正方向記録の写真フイルムとこれから得られた
インデックス写真とを示す説明図である。

【図６】逆方向記録の写真フイルムとこれから得られた
インデックス写真とを示す説明図である。

【符号の説明】

１８，１８ａ，１８ｂ 写真フイルム ２２ コード変換部 ３０ データ書込み部 ３１ 磁気記録ヘッド ６１，６１ａ，６１ｂ インデックス写真 ７３ インデックス画像作成部 ７７ 画像バッファ ８５ ビデオプリンタ ８０，８３ インデックス画像 ８１ サブフレーム ８２ コマ番号

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 撮影順序情報を記録媒体に記録してお
   き、この撮影順序情報に基づき撮影順に各コマを並べて
   配置してインデックスプリントを作成することを特徴と
   するインデックスプリント方法。
2. 【請求項２】 請求項１記載のインデックスプリント方
   法において、撮影順序情報は、記録媒体に各コマ毎に記
   録した撮影日時情報であることを特徴とするインデック
   スプリント方法。
3. 【請求項３】 請求項１記載のインデックスプリント方
   法において、撮影順序情報は、プレワインディングカメ
   ラの場合にプレワインディングを示すマークであること
   を特徴とするインデックスプリント方法。
4. 【請求項４】 撮影とともに少なくとも撮影順序情報を
   記録した記録媒体に基づき撮影した多数のコマの画像を
   一覧に表示してプリントするインデックスプリント装置
   において、 前記撮影順序情報を読み取り、この撮影順序情報に基づ
   き撮影順に各コマを並べてインデックスプリントするこ
   とを特徴とするインデックスプリント装置。
5. 【請求項５】 撮影とともに少なくとも各コマ毎に撮影
   日時情報を記録した記録媒体に基づき撮影した多数のコ
   マの画像を一覧に表示してプリントするインデックスプ
   リント装置において、 前記撮影日時情報を少なくとも２つのコマから読み取
   り、この２つのコマの撮影日時情報を比較して撮影順序
   を判定し、この判定した撮影順序に基づき撮影順に各コ
   マを並べてインデックスプリントすることを特徴とする
   インデックスプリント装置。