JP2509703B2 - 主要部位を記録するカメラ及び写真プリンタ - Google Patents

主要部位を記録するカメラ及び写真プリンタ

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主要部の位置を表す位置情報を記録するカ
メラ及びこの位置情報を露光制御に利用する写真プリン
タに関するものである。
〔従来の技術〕
主要部例えば人物等は画面の中央に位置させた状態で
写真撮影することが普通である。そこで、写真プリンタ
では、主要部が画面の中央に存在していることを前提と
し、例えば画面の中央部の測光値に重み付したものを特
徴値として用いて焼付露光量を決定している。
〔発明が解決しようとする課題〕
写真フイルムを観察すれば、主要部がどこにあるかを
見つけ出すことは容易であるが、しかしセンサー等を用
いて機械的に主要部位を判定することは困難である。ま
た、従来の写真プリンタでは、画面の中央部に主要部が
存在していることを前提としているため、主要部位が画
面の中央部以外の場合には、適正な焼付露光量を決定す
ることができないという問題があった。
本発明は、主要部位の情報を記録することができるカ
メラと、主要部位の情報を用いて焼付露光量を決定する
写真プリンタを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明のカメラは、マニ
ュアル指定又は自動判定によって求めた画面上での主要
部の位置を表す情報を発生する手段と、この位置情報を
記録媒体に記録する手段とを設けたものである。
位置情報の記録を最も簡単に行うには、主要部が画面
の中央部に存在しているかどうかを表す位置情報を用い
るのがよい。例えば、主要部は画面の中央に存在してい
ることが多いから、この場合にはなんの記録を行わず、
そして中央部以外に存在している場合には、記録媒体例
えば写真フイルムに中央部不存在情報としてマーク,バ
ーコード,文字等を記録する。また、主要部の位置情報
としては、主要部が画面の中央に存在していることを表
す中央部存在情報,画面の右又は左に存在していること
を表す片端存在情報,画面の右と左の両方に存在してい
ることを表す両端存在情報,画面の中央と右又は左に存
在していることを表す半画面存在情報,画面の中央と右
及び左に存在していることを表す全画面存在情報等を用
いてよい。更には、X−Y座標を用いて主要部の位置を
特定したり、あるいは主要部が存在するエリアの位置を
特定してもよい。
本発明の写真プリンタは、記録媒体に記録された主要
部の位置情報を読み取るための手段と、この位置情報を
用いて焼付露光量を決定する手段とが設けられている。
〔作用〕
写真撮影に際しては、マニュアル操作又は自動判定に
より主要部の位置が特定され、主要部位を表す位置情報
が記録媒体例えば写真フイルムに記録される。写真プリ
ント時には、位置情報を読み取って焼付露光量の算出に
用い、主要部が適正な濃度又は色に仕上がるように焼付
露光量を決定する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
第1図は主要部の位置情報を記録するカメラを示すも
のである。撮影レンズ10は、光学系10aとこれを保持す
るレンズ鏡胴10bとから構成されており、マニュアル又
はオートフォーカス機構によって光軸11に沿って前後動
して焦点調節を行う。撮影レンズ10の背後には、プログ
ラム制御を行うシャッタ機構12が配置されている。この
シャッタ機構12は、例えば2枚のシャッタ羽根13,14か
ら構成されており、各シャッタ羽根13,14には切欠き13
a,14aがそれぞれ形成されている。これらのシャッタ羽
根13,14は、制御機構15によって可動ピン16が固定ピン1
7に向かって移動する際に、固定ピン17を中心にして離
れる方向に移動して切欠き13a,14aを重ねる。この切欠
き13a,14aが重なった部分が開口し、これを通った光が
写真フイルム18に入射し、これに被写体を写し込む。
スイッチ20はカメラボディ(図示せず)の外部に配置
されており、主要部例えば人物が画面の中央部にこない
ような構図にする場合に操作される。このスイッチ20が
操作されると、信号発生回路21は中央部不存在を表す信
号を発生してドライバ22に送る。このドライバ22は、制
御機構15からの信号でマーク記録装置23を作動させ、写
真フイルム18に中央部不存在情報を記録する。
第2図は中央部不存在情報を記録した写真フイルムの
一例を示すものである。この写真フイルム18には、一定
間隔でパーフォレーション18bが穿孔されており、この
パーフォレーション18bを巻止め装置のセンサーで検出
することにより1コマ送りが行われる。パーフォレーシ
ョン18bの反対側に、コマ18aの主要部27が画面の中央部
に存在していないことを表す中央部不存在情報26が写し
込まれており、写真現像によって可視像に変換される。
なお、この中央部不存在情報26としてはマークの他に、
バーコード,記号,文字等を用いることができる。
第3図は写真プリンタを示すものである。光源35から
放出された白色光は、シアンフイルタ36,マゼンタフイ
ルタ37,イエローフイルタ38を通ってからミキシングボ
ックス39に入る。これらの色補正フイルタ36〜38は、フ
イルタ調節部40によって光路41への挿入量が調節され、
それにより焼付光の三色光成分及びその強度が調節され
る。前記ミキシングボックス39は、内面がミラー面とな
った角筒の両端部に拡散板を取り付けたものである。
フイルムキャリヤ43はプリント位置に配置されてお
り、現像済み写真フイルム18がセットされ、ミキシング
ボックス39を透過した光で照明される。この写真フイル
ム18の平坦性を確保するために、プリント位置の上にフ
イルムマスク44が設けられている。このフイルムマスク
44は、周知のようにコマのサイズに対応した開口が形成
されており、写真フイルム18の移送時に、ソレノイド
(図示せず)によって浮き上がり、プリント時に写真フ
イルム18を押え付けるようになっている。
前記プリント位置の手前に、マークセンサー46が配置
されており、写真フイルム18がプリント位置に送られる
際に、各コマに記録された中央部不存在情報26が読み取
られて演算部47に送られる。
また、プリント位置の斜め上方には、レンズ48とイメ
ージエリヤセンサー49とから構成されたスキャナー50が
配置されており、プリント位置にセットされたコマの各
点の透過光を測定する。このスキャナー50の信号は、信
号処理回路51に送られ、ここで対数変換及びデジタル変
換されてから、各点の濃度信号が演算部47に送られる。
コントローラ52は、演算部47で算出された三色の焼付露
光量に応じて色補正フイルタ36〜38のセット位置を調節
する。また、コントローラ52は、フイルタ調節部40の他
に、シャッタ駆動部53等の各部を制御する。
プリント位置の上方には、焼付レンズ56が配置されて
おり、ペーパーマスク57の背後に配置されたカラーペー
パー58に、セットされたコマの画像を拡大投影する。こ
の焼付レンズ56とカラーペーパー58との間には、シャッ
タ駆動部53で開閉が制御されるシャッタ59が配置されて
いる。
次に、上記実施例の作用について説明する。写真撮影
に際しては、カメラを被写体に向けて構図を決定する。
この際に、主要部を画面の中央部からはずした構図にす
る場合は、スイッチ20をONにする。このスイッチ20がON
すると、信号発生回路21は、主要部が中央部に存在して
いないことを表す信号を発生し、これをドライバ22に送
る。
構図決定後に、レリーズボタンを押し下げると、制御
機構15は駆動ピン16を往復動させ、シャッタ機構12を開
閉して撮影を行う。この制御機構15の作動と同時又はそ
の直後に信号をドライバ22に送る。このドライバ22は信
号を受け取ると、マーク記録装置23を作動させて、中央
部不存在情報26を画面18aの周辺部に写し込む。なお、
主要部が画面の中央部に存在している場合には、スイッ
チ20は操作されないから、写真フイルム18にはなんのマ
ークも記録されない。
1本分の写真フイルム18の撮影が終了すると、カメラ
から写真フイルム18が取り出されて写真現像所に提出さ
れる。写真現像所では、写真フイルム18を現像処理し
て、潜像で記録された各コマ及び選択的に記録された中
央部不存在情報を可視像に変換する。
現像処理された写真フイルム18は、第3図に示す写真
プリンタのフイルムキャリア43に装填し、プリントすべ
きコマ例えば18aをプリント位置にセットする。このコ
マ18aがプリント位置に向けて移送される際に、中央部
不存在情報26がマークセンサー46で読み取られる。
コマ18aがプリント位置にセットされると、スキャナ
ー50は、コマ18aの各点について赤色,緑色,青色の透
過光をそれぞれ測定する。この三色の測光値は信号処理
回路51で濃度に変換されてから演算部47に送られる。こ
の演算部47は、中央部不存在情報26の有無に基づいて、
各点の三色濃度から特徴値Di(iは赤色、緑色,青色の
いずれか1つを表す)を算出する。
(1)主要部が画面の中央部に存在するとき Di=(K・DCi+DSi)/2 ・・・(1) ここで、各記号は次の通りである。
DC・・・第4図に示す画面中央部の平均濃度 DS・・・第4図に示す画面周辺部の平均濃度 K ・・・重付け係数 (2)主要部が画面の中央部に存在しないとき Di=(DCi+K・DSi)/2 ・・・(2) 得られた特徴値Diは、次式に代入されて焼付露光量Ei
が算出される。
Ei=αi・(Di−DNi)+βi ・・(3) ここで各記号は次の通りである。
α ・・・スロープ係数 β・・・写真フイルム,カラーペーパー,焼付レンズ等
の組合せで決まる定数 DN・・・コントロールネガの平均濃度 コントローラ52は、焼付露光量Eiに応じてフイルタセ
ット位置信号を発生し、これをフイルタ調節部40に送
る。このフイルタ調節部40は、色補正フイルタ36〜38の
光路41への挿入量を調節する。このフイルタ調節後に、
シャッタ59が一定時間だけ開き、コマ18aをカラーペー
パー58に焼付露光する。以下、同様にして写真フイルム
18の各コマを順次焼付露光する。
第5図はフォーカスロック又はAEロックを検出して中
央部不存在情報を写真フイルムに記録するようにした実
施例を示すものである。周知のようにカメラボディの前
面に、発光ダイオード65とレンズ66とからなる投光部
と、レンズ67とラインセンサー68とからなる受光部とが
配置されている。測距回路69は、レリーズボタン70は半
押しされてスイッチ71がONしたときに、発光ダイオード
65を発光させ、近赤外光のスポット光を被写体に向けて
投光する。そして、ラインセンサー68の反射光の入射位
置から被写体距離を検出し、この被写体距離の情報が記
憶回路72に記憶される。レリーズボタン70を更に押下す
るとスイッチ73がONして撮影開始信号が発生する。この
撮影開始信号は、レンズ駆動機構74と、OR回路75を介し
て記憶回路76に送られる。レンズ駆動機構74は、記憶回
路72に記憶された被写体距離情報に応じて撮影レンズ10
を繰り出して焦点調節を行う。
受光素子79は、レンズ78を介して入射した被写体から
の光を光電変換し、被写体輝度を測定する。そして、撮
影開始信号によって被写体輝度の情報が記憶回路76に記
憶される。この記憶された被写体輝度情報は、露出演算
回路80に送られ、フイルム感度とともに演算されて露光
値が算出される。制御機構15は、レンズ駆動機構74から
レンジセット完了信号が入力されたときに、シャッタ機
構12を作動させ、これを露光値に応じてプログラム制御
する。
AEロックスイッチ82は、レリーズボタン70の操作前に
被写体輝度情報を記憶回路76に記憶させるためのもので
ある。このAEロックスイッチ82は、主要部を画面の中央
からはずした構図にするが、露出制御は主要部の明るさ
で行いたい場合等に利用される。したがって、このAEロ
ックスイッチ82が操作されている場合は、主要部が画面
の中央部に存在していないと判定しても支障がない。
二人が少し離れて立っている人物写真のように、主要
部を画面の中央部からはずれた構図で撮影する場合に
は、フォーカスロック機能が利用される。このフォーカ
スロック機能は、主要部をファインダ内の中央にあるタ
ーゲットマークに合わせてからレリーズボタン70を半押
しして測距を行い、次にレリーズボタン70を半押しした
ままでカメラの向きを変えて構図を変更してからレリー
ズボタン70をさらに押下して撮影を行うものである。こ
のフォーカスロック機能を利用したかどうかで主要部が
画面の中央に存在しているかどうかを知ることができ
る。
通常の撮影では、レリーズボタン70が一気に押下され
るから、スイッチ71がONしてからスイッチ73がONするま
での時間差は僅かである。しかし、フォーカスロック機
能を利用する場合には、構図決定の時間が必要となるた
めに時間差が大きくなる。そこで、この時間差の大きさ
からフォーカスロック機能の利用の有無を判定すること
ができる。タイマー83は、スイッチ71がONしてから、ス
イッチ73がONするまでに要した時間を測定し、所定時間
以上の場合に信号を発生する。
以上の説明から明らかなように、フォーカスロック機
能やAEロック機能を利用した撮影では、主要部が画面の
中央部に存在していないことが殆どであり、これらの撮
影ではOR回路84を介して信号がドライバ22に送られ、中
央部不存在情報が写真フイルム18に記録される。
前記実施例は主要部が画面の中央に存在しているかど
うかを写真フイルムに記録するものであるから、簡単な
装置で実施することができるという利点がある。しか
し、露光制御をより高精度に行うには主要部がどの位置
にあるかを記録するのがよい。第6図は画面を複数のエ
リアに分割し、主要部が存在するエリアの位置情報を写
真フイルムに記録する実施例を示すものである。カメラ
ボディにタッチパネルセンサー90が取り付けられてお
り、このタッチパネルセンサー90は例えば9個の入力エ
リア90aを備えている。各入力エリア90aは撮影画面を9
個に分割した各撮影エリアに対応している。カメラのフ
ァインダ(図示せず)を通して被写体を観察し、主要部
が存在する撮影エリアを確認し、これに対応するタッチ
パネルセンサー90上の入力エリア90aに例えば指を触れ
ることで主要部の位置を指定する。主要部が複数の撮影
エリアに存在している場合には、複数の入力エリア90a
を選択する。なお、タッチパネルセンサー90の代わり
に、9個の押しボタンスイッチをマトリクスに配置して
もよい。
指定した入力エリアを確認するために、タッチパネル
センサー90を透明にし、この下に複数の発光ダイオード
をマトリクスに配置した発光パネルを取り付け、選択さ
れた入力エリアを発光表示すると便利である。また、撮
影エリアに対応するように、ファインダ内の光学要素に
格子線を施せば、ファインダを観察した時にどの撮影エ
リアに主要部が存在しているかを容易に知ることができ
る。
タッチパネルセンサー90は、選択された入力エリアの
識別信号を発生してこれをバーコードデータ発生回路91
に送る。このバーコードデータ発生回路91は、識別信号
をバーコードデータに変換してからドライバ92に送る。
このドライバ92は、シャッタ機構に同期してバーコード
記録装置93を駆動し、写真フイルム94にバーコードを記
録する。この実施例では、バーコード記録装置93は、バ
ーコードを表示する液晶パネル95と閃光放電管96とから
構成されている。なお、写真フイルム94がコマ送りされ
る際にバーコードを記録してもよい。こうするとバーコ
ード記録装置93は、1本のバーだけを発光表示すればよ
いから、構造を簡素化することができる。
写真プリンタでは、バーコードリーダがフイルム通路
に配置され、写真フイルム94に記録したバーコードを読
み取る。このバーコードはデコードされてから演算部に
送られ、焼付露光量の算出に利用される。例えば、主要
部が存在する撮影エリアの位置によってシーン分類し、
撮影シーンの種類毎に用意されている演算式を用いて特
徴値Diを算出する。式(4)は演算式の一例を示すもの
であり、撮影シーンの種類に応じて係数K0〜K9が選択さ
れる。ここで、特徴値DU1〜DU3,DM1〜DM3,DL1〜DL3は、
第7図に示すように画面の各部の平均濃度である。
Di=K0+K1・DU1i+K2・DU2+K3・DU3i+K4・DM1i+K5
・DM2i+K6・DM3i+K7・DL1i+K8・DL2i+K9・DL3i・・
・(4) 演算式(4)の係数K0〜K9は、撮影シーンの種類によっ
て予め決められているが、主要部が存在する撮影エリア
に対しては大きな重みを与えるために、係数の値が大き
くなっている。得られた特徴値Diは演算式(3)に代入
され、焼付露光量が算出される。
入力エリアの識別は、各入力エリアに付した番号,エ
リアの行番号と列番号とを組み合わせたコード等が用い
られる。また、バーコードの他に数字、文字,マーク等
を用いてもよい。なお、手書き入力パネルをカメラボデ
ィに取り付けるとともに、写真フイルムの背面に、液晶
パネル又は発光パネルを配置してもよい。この場合に、
手書き入力した主要部の位置を表す文字,数字,記号,
座標点等を液晶パネル又は発光パネルを介して写真フイ
ルムに記録する。
第8図はファインダ内にエリア確認用表示パネルを配
置した実施例を示すものであるい。ファインダ内に配置
された液晶パネル100は、複数例えば9個のエリアを備
えており、常時光透過状態となっている。スイッチ101
をONにすると、液晶パネル100がドライバ102で駆動さ
れ、任意のエリアを光遮断状態にすることができる。こ
のエリアを指定するために、Xカウンタ103,Yカウンタ1
04が設けられている。これらのカウンタ103,104は、カ
メラの外部に取り付けたX方向スイッチ105,Y方向スイ
ッチ106の操作回数をカウントする。
ファインダを観察しながら、X方向スイッチ105,Y方
向スイッチ106を操作し、主要部が存在するエリアを指
定する。例えば、第2行第1列に主要部が存在している
場合には、X方向スイッチ105を1回ONさせ、そしてY
方向スイッチ106を2回ONさせる。これにより、第2行
第1列のエリアがハッチングで示すように光遮断状態と
なるから、主要部の位置を正しく指定したかどうかを確
認することができる。また、カウンタ103,104のカウン
ト値は、バーコードデータ発生回路91に送られ、第6図
に示す実施例と同様にエリアの位置情報が写真フイルム
に記録される。
なお、エリアは9個であるが、エリアの個数を大幅
(例えば数百程度)に増やせば、実質的に主要部のXY座
標となり、この座標位置を表す数字やコードを写真フイ
ルムに記録してもよい。また、発光ダイオード等で記録
されるマークを用い、写真フイルムの画面の周囲であっ
て、主要部位の延長線上に位置している部分にマークを
記録してもよい。
前記実施例は濃度補正であるが、本発明は色補正にも
適用することができるものである。また、基本露光量の
決定に主要部の位置情報を利用してもよい。更に、位置
情報を写真フイルムに記録する代わりに、ICカードやパ
トローネの外周に形成した磁気記録部等に記録してもよ
く、更にまた写真フイルムに連結された記録媒体であっ
てもよい。また、本発明は電子スチールカメラで記録し
た画像を写真プリントする場合にも利用することができ
る。この電子スチールカメラでは、画像データとともに
位置情報が磁気フロッピィに書き込まれる。そして例え
ばCRTに画像を表示し、これをデジタルカラープリンタ
によってカラーペーパーに記録する際に、位置情報を読
み出して、画像データに基づく各点の露光量の制御に用
いられる。
また、前記実施例はフォーカスロック機能を利用して
主要部が画面の中央に存在しているかどうかを検出して
いるが、オートフォーカス装置に連動し、測距した被写
体の画面上での位置を検出する主要部位置検出部を設
け、画面上での主要部の座標位置又は画面分割したエリ
アのコードを写真フイルム等に記録すると便利である。
〔発明の効果〕 上記構成を有する本発明は、写真撮影時に主要部の位
置情報を写真フイルム等に記録し、写真プリント時の露
光量算出に用いるようにしたから、主要部の識別を正確
に行うことができ、それによ主要部を適正に仕上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は主要部の位置情報を記録する写真カメラの一例
を示す概略図である。 第2図は位置情報の記録例を示す写真フイルムの平面図
である。 第3図は本発明の写真プリンタの一例を示す概略図であ
る。 第4図は特徴値とその抽出エリアとの関係を示す説明図
である。 第5図はフォーカスロック機能,AEロック機能を用いて
位置情報を記録する写真カメラの要部のブロック図であ
る。 第6図は位置情報記録装置の別の実施例を示すブロック
図である。 第7図は特徴値とその抽出エリアとの関係を示す説明図
である。 第8図はファインダ内に主要部位を表示するための表示
パネルを設けた実施例を示すブロック図である。 10……撮影レンズ 18……写真フイルム 23……マーク記録装置 26……中央部不存在情報 27……主要部 45……マークセンサー 50……スキャナー 90……タッチパネルセンサー 93……バーコード記録装置 100……液晶パネル。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面上での主要部の位置を表す情報を発生
    する手段と、この位置情報を記録媒体に記録する手段と
    を設けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】主要部が撮影画面の中央に存在しないこと
    を入力又は判定して信号を発生する手段と、この信号で
    中央部不存在情報を記録媒体に記録する手段とを設けた
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】記録媒体に記録された主要部の位置情報を
    読み取るための手段と、この位置情報を用いて焼付露光
    量を決定する手段とを設けたことを特徴とする写真プリ
    ンタ。
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