JP3766528B2 - レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真作成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ付きフイルムユニット及びプリント写真作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体に未露光の写真フルイルムを収納したレンズ付きフイルムユニットが販売されており、広く利用されている。また、プリント写真の魅力や楽しみをより一層一般のユーザーに広げるために、カラーのプリント写真の他に、例えばセピア色に調色されたプリント写真、黒白プリント写真を得られるようにしたそれぞれ専用のレンズ付きフイルムユニットが知られている。
【0003】
例えば黒白プリント用のレンズ付きフイルムユニットでは、白黒フイルムが予め内蔵されており、このレンズ付きフイルムユニットから取り出された撮影済の白黒フイルムは、現像所で白黒用の現像処理が行われ、この後に白黒用の印画紙への焼き付けが行われ、この印画紙に通常の現像処理を行うことで黒白プリントが作成される。また、調色用のレンズ付きフイルムユニットでは、例えば白黒のレンズ付きフイルムユニットと同様に現像済の白黒フイルムから白黒用の印画紙に焼き付けが行われ、この後に調色用に調剤された現像液で印画紙の現像処理を行っている。これにより、印画紙上で画像を形成する銀化合物(粒子)を他の銀化合物(例えば、硫化銀)に変えてセピア色に調色されたプリント写真を作成している。
【0004】
また、撮影レンズの前面にセピア色のフィルタを装脱することによって、カラーフイルムから、カラー写真とセピアのプリント写真を得るようにしたカメラが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにして色調を変えたプリント写真を得るようにしたレンズ付きフイルムユニットからは、黒白プリントと調色プリント写真を作成することはできるが、カラーのプリント写真を作成すことはできない。このため、例えば黒白用や調色用のレンズ付きフイルムユニットを購入したユーザは、カラーのプリント写真を作成したい場合には、カラー用のレンズ付きフイルムユニットやカメラを別途用意して撮影を行わなくてはならないといった問題があった。
【0006】
また、カラーフイルムからは、白黒,セピア等に調色したプリント写真を作成することができるが、この場合には現像所に対して適切な指示を与えなくてはならず面倒である。もちろん、フィルタを装着して撮影されたカラーフイルムの撮影コマからは、カラーのプリント写真を作成することはできない。
【0007】
一方、現像所等では、写真フイルムが収納されているパトローネやカートリッジに記された調色の指示や写真フイルムの種類に基づいて、現像処理のために写真フイルムを仕分けしたり、現像処理の工程を変えなくてはならないので作業が煩雑化してしまう。
【0008】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、一本の写真フイルムからカラー,白黒,セピア色等の色調の異なるプリント写真が簡単に作成できるとともに、現像処理の作業性を高くしたレンズ付きフイルムユニット及びプリント写真作成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
撮影時に外部から操作され、前記写真フイルムの撮影コマ毎に指定すべきプリント写真の色調に応じた位置にセットされる操作部材と、この操作部材の位置に応じた個数のドットからなるコードを撮影コマ毎に写真フイルムに光学的に写し込む色調コード露光手段とを備えるとともに、前記写真フイルムには、フイルムデータが予め記録され、このフイルムデータは、プリント写真の色調が指定される写真フイルムであることを示すとともに、前記コードによって指定しようとする色調の組み合せを示し、記録されたフイルムデータと記録するコードとによってプリント写真の色調を撮影コマ毎に決定するようにしたものである。
【0010】
請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットでは、フイルムデータを、光学的に潜像として記録したものである。また、請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットでは、写真フイルムを、カラーフイルムとしたものであり、請求項4記載レンズ付きフイルムユニットでは、写真フイルムとしてカラーフイルムを用い、コードによって指定されるプリント写真の色調を、カラ−,黒白及び調色された色としたものである。
【0011】
請求項5記載のプリント写真作成方法では、プリンタによるプリント写真の作成時に写真フイルムに記録されたフイルムデータを検出し、そのフイルムデータがプリント写真の色調が指定されることを示すとともに、各撮影コマのそれぞれに対して光学的に記録されたドットマークの個数によって指定しようとする色調の組み合せを示すものである際には、それぞれの撮影コマに対して記録されたドットマークの個数と前記フイルムデータによって決まる色調のプリント写真を各撮影コマについて作成するように前記プリンタを制御するようにしたものである。また、請求項6記載のプリント写真作成方法では、プリンタとして、撮影コマの画像を光電変換して画像データとして取り込み、この画像データに基づいて印画紙に画像を光学的に露光するデジタルプリンタを用い、前記画像データに対してフイルムデータとドットマークの個数に応じた処理を行うことにより、フイルムデータとドットマークの個数に基づいた色調のプリント写真を作成するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2に本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットを示す。このレンズ付きフイルムユニット2は、各種の撮影機構が組み込まれ、予めフイルムカートリッジが装填されたユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆うラベル4とから構成されている。
【0013】
ユニット本体3の上面には、シャッタボタン6,カウンタ窓7が設けられ、前面にはフィンダ8,撮影レンズ9,充電ボタン10、ストロボ発光部11等の他、後述するレバー12が設けられている。また、ユニット本体3の背面側には、巻き上げダイアル13が露呈されている。ラベル4は、その裏面に接着剤が塗布されてユニット本体3の中央部分に貼付されており、各部に設けた開口からカウンタ窓7,ファインダ8の対物レンズ8a,撮影レンズ9等を外部に露呈させている。
【0014】
レバー12は、カラープリント,黒白プリント,セピアに調色されたセピアプリントの作成を撮影時に指定するとき、すなわち色調を指定するときに操作されるものであって、長孔14に沿ってスライド自在になっている。ラベル4には、長孔14の周辺に各々のプリント色を指定するときのレバー12の位置を示す記号C(カラープリント),B/W(黒白プリント),S(セピアプリント)が印刷されている。
【0015】
図3にユニット本体3の分解斜視図を示す。ユニット本体3は、本体基部16,露光ユニット17,ストロボユニット18,前カバー19,後カバー20と、本体基部16と前カバー19との間に組み込まれた視野切り換え板21と、この視野切り換え板21に連動して、指定したプリント色に対応した色調コードを写真フイルム24に写し込む色調コード露光手段とから構成されている。
【0016】
本体基部16の両端部には、未露光の写真フイルム24をロール状にしたフイルムロールを収納するフイルムロール室25と、撮影済の写真フイルム24を巻き込むカートリッジ26を収納するカートリッジ室27とが形成されている。写真フイルム24としては、カラーフイルムが用いられており、後述するようにこのレンズ付きフイルムユニット2に特有のFIDコードが予め潜像として写し込まれている。
【0017】
フイルムロール室25とカートリッジ室27との間には、写真フイルム24のフイルム面に撮影コマのサイズ(露光範囲)を画定するアパーチャ28が形成され、このアパーチャ28の周囲には、前方に突出した遮光筒が設けられている。アパーチャ28の下側には、写真フイルム24の露光範囲の外側に色調コードを写し込むための2個の開口31,32が形成されている。
【0018】
カートリッジ室27の上部には、巻き上げダイアル13が回動自在に配されている。この巻き上げダイアル13は、その下部に一体に設けられた軸がカートリッジ室27に収納されたカートリッジ26のスプール26aの一端に係合されている。これにより、巻き上げダイアル13を図中反時計方向に回動することにより、撮影済の写真フイルム24がカートリッジ26内に巻き取られる。
【0019】
露光ユニット17は、シャッタ機構,フイルム巻き止め機構,ファインダ8等をベース部33に組み付けたものである。ベース部33の前面には、撮影レンズ9を保持するレンズホルダ34が取り付けられている。このレンズホルダ34に一体に設けた支持軸34aには、視野切り換え板21が回動自在に取り付けられている。この露光ユニット17は、遮光筒の前面に組み付けられる。
【0020】
前カバー19には、シャッタボタン6,充電ボタン10,長孔14,ファインダ8の対物窓8b等が形成されており、露光ユニット17を覆うように本体基部16の前面側に組み付けられる。後カバー20は、写真フイルム24とカートリッジ26とをフイルムロール室25とカートリッジ室27とにそれぞれ収納した本体基部16の背面側を覆う。この後カバー20には、その底部に底蓋35,36が形成されており、これらの底蓋35,36によってフイルムロール室25とカートリッジ室27との底部が光密に閉じられる。
【0021】
ストロボユニット18は、ストロボ回路基板38と、このストロボ回路基板38に取り付けられたストロボ発光部11,メインコンデンサ39,一対のバッテリホルダ40,シンクロスイッチ41,電池42,メインコンデンサ39を高電圧で充電し、また放電させてストロボ発光を行うための各種の電気部品等とからなる。また、このストロボ回路基板38には、色調コードを写し込むための光源となる発光ダイオード45を含む色調コード露光回路59(図4参照)が取り付けられている。
【0022】
充電ボタン10の背後には、充電スイッチ46を構成する金属製の接片46aが配されており、充電ボタン10を押圧することにより、接片46aがストロボ回路基板38上のプリント接点対46bに接触することによって充電スイッチ46がONとなる。シンクロスイッチ41は、シャッタ羽根が全開する毎、すなわち撮影毎に一対の接片が接触することによりONとなる。
【0023】
視野切り換え板21は、フィンダ8の視野をフイルタによって着色することにより、その視野が指定した色調に応じた色で観察できるようにするものであり、色がセピアのセピアフイルタ21aと,黒白フィルタ21bがはめ込まれた開口が回転軸中心の周りに形成されているとともに、撮影レンズ9を露呈する円弧状の切り欠き21cが形成されている。また、視野切り換え板21の前面には、レバー12が一体に形成されている。
【0024】
レバー12がC位置のときに、視野切り換え板21は、対物レンズ8aから退避しているので、ファインダ8の視野は着色されない。また、レバー12がS位置のときには、セピアフィルタ21aが対物レンズ8aの前面に挿入され、このセピアフィルタ21aにより、ファインダ8の視野がセピアに着色される。さらに、レバー12がB/W位置のときには、黒白フィルタ21bが対物レンズ8aの前面に挿入され、この黒白フィルタ21bにより、ファインダ8の視野が所定の色に着色される。なお、図示しないが、視野切り換え板21には、C位置,B/W位置,S位置に正しくセットするためのクリック機構等が設けられている。
【0025】
なお、フイルタを用いてファインダ8から被写体を黒白にして観察できるようにすることはできないから、黒白フイルタ21bとしては、適当な色、例えばブルー等のものが用いられている。もちろん、各フィルタ21a、21bは、指定した色調を撮影者が認識するためのものであるから、それぞれ他の色を用いて認識させてもよい。さらに、フイルタを用いずに、指定した色調を文字等でファインダ8の視野内に表示するようにしてもよい。
【0026】
色調コード露光手段は、前述した各開口31,32と色調コード露光回路59の他、ライトガイド48と色調コード切り換え手段とからなる。色調コード切り換え手段は、開口31,32を開閉して色調コードの写し込み態様を選択するものであり、開口31,32の周囲に形成された溝内に設けられたシート状のコード切り換え板49と、このコード切り換え板49に一端が連結された連動レバー50とからなる。コード切り換え板49には、開口窓49aが形成されている。ライトガイド48は、コード切り換え板49と発光ダイオード45との間に配され、発光ダイオード45からの光を開口31,32に導く。
【0027】
連動レバー50は、他端部が視野切り換え板21の下部に連結されており、レバー12の操作による視野切り換え板21の回転にしたがって、コード切り換え板49を左右方向にスライドさせる。そして、開口31,32に対して開口窓49aを移動して、コードの写し込み態様を選択する。
【0028】
レバー12がC位置にされたときには、コード切り換え板49の開口窓49aが各開口31,32の間に移動した状態とされ、コード切り換え板49の開口窓49aを挟む両側で各開口31,32がそれぞれ塞がれる。レバー12がB/W位置にされたときには、開口窓49aが開口32に対面する位置に、またコード切り換え板49の端部が開口31から退避した位置に移動した状態とされ、各開口31,32の両方が露呈される。さらに、レバー12がS位置にされたときには、開口窓49aが各開口31,32から退避し、コード切り換え板49の端部で開口32だけが塞がれ、開口31だけが露呈された状態となる。
【0029】
これにより、発光ダイオード45を光源として、レバー12がB/W位置では色調コードとして2個のドットが、S位置では色調コードとして1個のドットがそれぞれ写真フイルム24に写し込まれる。また、レバー12がC位置では、色調コードのドットが写し込まれない。
【0030】
図4に上記レンズ付きフイルムユニットの回路を示すように、ストロボユニット18のストロボ回路は、前述したメインコンデンサ39,シンクロスイッチ41,電池42,充電スイッチ46の他に、ストロボ発光部11内に配されたストロボ放電管50,発振トランジスタ51,発振トランス52,トリガコンデンサ53,トリガコイル54,ネオン管55等から構成されている。
【0031】
発振トランジスタ51及び発振トランス52は、電池42の低電圧を高電圧に変換するブロッキング発振回路を構成しており、充電スイッチ46がONとなっている間に作動して、発振トランス52の二次コイル52bに一次コイル52aとの巻線比に応じた高電圧を発生する。この高電圧による充電電流が整流用ダイオード56を介して流れ、メインコンデンサ39とトリガコンデンサ53とが充電される。
【0032】
シンクロスイッチ41がONとなると、充電されたトリガコデンサ53が放電し、このときにトリガコイル54で発生するトリガ電圧がトリガ電極50aを介してストロボ放電管50に印加されることにより、メインコンデンサ39がストロボ放電管50内で放電する。これにより、ストロボ放電管50が発光して、ストロボ光がストロボ発光部11から照射される。
【0033】
色調コード露光回路59は、上述のストロボ回路に組み込まれている。この色調コード露光回路59では、ストロボ発光の有無にかかわらず、シンクロスイッチ41がONとなると第1トランジスタ59aがONとなる。第1トランジスタ59aがONとなると、充電スイッチ46と並列に接続された第2トランジスタ59bがONとなって、ブロッキング発振回路が作動される。発光ダイオード45は、一次コイル52aの一方の端子とグランドとの間(発振トランジスタ51のコレクタ・エミッタ間)に第1トランジスタ59aを介して接続されており、第1トランジスタ59aがONとなっている間に発振トランジスタ51のコレクタ・エミッタ間電圧が印加される。
【0034】
発振トランジスタ51のコレクタ・エミッタ間電圧は、ブロッキング発振回路の作動中にその発振動作に同期してパルス状に6〜7V程度までに上昇するから、発光ダイオード45は、撮影毎にシンクロスイッチ41がONとなっている間に発光する。なお、この回路の詳細については、本出願人により提案されている特開平8−248572号公報に記載されている。もちろん、色調コードを露光するための構成は、これに限らない。
【0035】
上記のように構成されたレンズ付きフイルムユニット2は、本出願人から提案されているプリント写真の作成時のプリント範囲を指定するプリント範囲コードを撮影時に写し込むレンズ付きフイルムユニットと基本的な構成が同じされている。
【0036】
すなわち、プリント範囲を指定できるレンズ付きフイルムユニットでは、撮影時には写真フイルムに対して単一のサイズで全撮影コマを露光するとともに、各撮影コマ毎に撮影者が意図したプリント写真のアスペクト比を指定するプリント範囲コードを露光範囲外に写し込む。そして、このレンズ付きフイルムユニット2の色調コードとプリント範囲コードとは、目的が違うものの同じ形態で同じ位置に写し込まれる。
【0037】
これにより、プリント範囲コードと色調コードとを写し込む各レンズ付きフイルムユニットの部品をほとんどを共通化でき、製造コストを削減することが可能となるが、写真フイルムに写し込まれたドットだけではこれらがどちらの情報を表しているかを判別できない。
【0038】
このため、レンズ付フイルムユニット2に用いられる写真フイルム24は、色調が指定されるフイルムであることを表したデータ(以下、色調フイルムデータという)が予め記録されている。図5(a)に示すように、写真フイルム24の長手方向の両端部分の縁部には、それぞれバーコード60が潜像として製造時に記録されている。図5(b)にバーコード60の一例を拡大して示すように、バーコード60は、データトラック60aと、このデータトラック60aを読み取る際の同期用として用いられるクロックトラック60bとからなる。なお、図5(a)中の符号63は、FIDコードの各情報を数字、文字等によって記録したものであり、現像後にはこれを現像作業者等が直接に読み取ることができる。
【0039】
データトラック60aは、写真フイルム24の長手方向に一定の幅を持った黒ビット61aと白ビット61bとから構成され、これらを所定のパターンで配列することによりFIDコードを表現している。このFIDコードは、通常、写真フイルムの1本毎に付与されたID番号及び撮影可能コマ数の情報を表しているが、上記のレンズ付きフイルムユニット2に用いられる写真フイルム24のFIDコードには、前述の色調フイルムデータが含まれる。例えば、この例ではデータトラック60a中で従来使用されていなビット62を黒ビットとすることにより、色調フイルムデータをFIDコードに含ませている。このFIDコード中の色調フイルムデータにより、撮影範囲の外側に写し込まれたビットが色調コードのものであるか否かが識別可能となる。
【0040】
なお、それぞれの写真フイルム24に付与されるID番号が特定の範囲のID番号になっている場合やID番号の組み合わせが特定の組み合わせになっている場合に、その写真フイルムが色調が指定されるフイルムであることを表すようにして間接的に色調フイルムデータをFIDデータに含ませてもよい。もちろん、FIDコード以外の部分に色調フイルムデータを記録してもよく、FIDコードのフォーマットを新たに規定してもよい。
【0041】
また、このレンズ付きフイルムユニット2に用いられている写真フイルム24は、現在市販されているAPS用のものであり、ベース面側に透明な磁気層によって各種のデータを磁気データとして記録する磁気トラックが設けられているので、この磁気トラックに磁気情報として色調フイルムデータを予め記録するようにしてもよい。さらに、黒ビット61a,白ビット61bの表現は、透過型のフォトセンサからの光電信号に基づいて低濃度ビット,高濃度ビットとして検出し得る意味で用いたもので、必ずしも黒色のビット、白色のビットのみを意味するものではない。
【0042】
図6は、写真フイルム24からプリント写真を作成するデジタルプリンタの構成を示すものである。このデジタルプリンタは、上述の写真フイルム24の他に、通常のカラー(ネガ・ポジ)の写真フイルム、白黒の写真フイルム,プリント範囲コードが記録された写真フイルムからそれぞれ所定のプリント写真を作成することができる。
【0043】
デジタルプリンタ63は、大別して入力部64と出力部65とからなり、入力部64は、第1コードリーダ66,第2コードリーダ67,写真フイルム24の撮影コマからカラー画像を読み取るスキャナ68、画像メモリ69、画像処理回路70、及びこれらを制御するコントローラ71等からなる。
【0044】
デジタルプリンタ63にカートリッジ26がセットされると、このカートリッジ26から現像済の写真フイルム24が図示しない搬送機構によって送りだされ、第1及び第2コードリーダ66,67を介してスキャナ68に送られる。この搬送の際に、第1コードリーダ66は、写真フイルム24からバーコード60のデータトラック60aからFIDコードを光学的に読み取る。このFIDコードの読み取りは、写真フイルム1本毎に行われる。また、第2コードリーダ67は、撮影コマ毎に色調コードを読み取る。これら読み取られた各コードは、コントローラ71に送られる。コントローラ71は、FIDコードの中に色調フイルムデータを検出した場合には、色調コードに基づいて画像処理回路70を制御する。
【0045】
スキャナ68は、フイルムキャリア,ランプ、このランプからの光を拡散してフイルムキャリアにセットされている撮影コマを照明する拡散ボックス、撮影コマを読み取るCCD、撮影コマのカラー画像をCCD上に結像させるレンズ等とから構成されている。このスキャナ68は、写真フイルム24が1コマ分送られる毎に、CCDでカラー画像を赤色、青色、緑色で3色分解測光し、得られる光電信号をA/D変換器72に送る。
【0046】
A/D変換器72は、各色の光電信号をデジタル変換することにより、撮影コマのカラー画像を3色の画像データに変換する。3色の画像データは、画像メモリ69に書き込まれる。画像処理回路70は、画像メモリ69に1コマ分の画像データが書き込まれると、これを読み出してコントローラ71の制御によって所定の画像処理を行う。
【0047】
例えば、FIDコードに色調フイルムデータが含まれた写真フイルム24である場合には、画像処理回路70は、処理対象の撮影コマの色調コードに基づいて、色調を変える画像処理とプリント用の色補正等を行う。もちろん、色調コードによってカラープリントが指定されている撮影コマに対しては、色調をを変える処理を行わず、プリント用の色補正やネガ・ポジ反転処理等を行う。これにより、撮影コマの画像は、色調コードで指定されたカラー、黒白、セピア調の色に変換される。
【0048】
なお、この例ではカラー画像をセピアの色調に変換する場合には、変換された画像がモノートンとされるが、セピアがかったカラー画像を作成するようにしてもよい。
【0049】
また、FIDコードに色調フイルムデータが含まれていないとともに、プリント範囲コードが記録されている写真フイルムである場合には、撮影コマ毎に記録されているコードがプリント範囲コードとして第2コードリーダ67で読み取られ、画像処理回路70は、画像メモリ69からの画像データに対してプリント範囲を変更する処理を行う。
【0050】
出力部65は、画像メモリ73,赤色、青色、緑色の各レーザ光を出力するレーザユニット74、このレーザユニット74の出力を画像メモリ73の処理済画像データに応じて制御するドライバ75,ポリゴンミラー76,Fθレンズ77、長尺のカラー印画紙78を搬送する搬送機構(図示せず)等から構成されている。
【0051】
この出力部65により、カラー印画紙78がその長手方向に搬送されている間に、高速回転するポリゴンミラー76によるレーザ光の走査によって、カラー印画紙78に撮影コマの画像が露光される。露光されたカラー印画紙78は、現像処理の後に1個の画像毎に切り分けられてプリント写真とされる。
【0052】
このようにしてデジタルプリンタを用いると、容易に色調を変えたプリント写真を作成できる他に、高精度な画像の補正ができ、高画質のプリント写真を容易に作成することができる。また、2絞り程度の露出アンダーな撮影コマからでも補正を行って高画質のプリント写真を作成することができるので、メインコンデンサ39として小容量の小型なものを用いてストロボ光量を小さくしても高画質のプリント写真を作成することが可能となるのから、レンズ付きフイルムユニット2のコストを低くすることができるといった利点も生まれる。
【0053】
次に上記構成の作用について説明する。図1に示されるように、色調を指定するレンズ付きフイルムユニット2に装填される写真フイルム24には、その製造時に色調フイルムデータを含ませたFIDコードがバーコード60の潜像として記録される。
【0054】
バーコード60が記録された写真フイルム24は、カートリッジ26とともにユニット本体3に装填される。そして、完成したユニット本体3にラベル4が貼付されたレンズ付きフイルムユニット2が出荷され、ユーザのもとで撮影に供される。
【0055】
撮影を行う際には、まず巻き上げダイアル13を回動操作する。これにより、写真フイルム24が1コマ分巻き上げられるとともに、シャッタチャージが行われる。この後、撮影者は、被写体の種類や意図する作風に応じてレバー12を操作して、これをC,B/W,Sのいずれかの位置にセットする。
【0056】
このレバー12の操作により、視野切り換え板21が回動され、ファインダ8の視野範囲が指定した色調に応じた色の視野となる。また、視野切り換え板21の回動により、連結レバー50を介してコード切り換え板49が指定された色調に応じた位置にスライド移動される。
【0057】
撮影者は、ファインダ8を覗いてフレーミングを行った後に、シャッタボタン6を押圧する。また、ストロボ撮影を行う場合には、充電ボタン10を押圧して、充電完了後にシャッタボタン6を押圧する。シャッタボタン6の押圧により、シャッタ機構が作動されて、撮影コマが露光される。また、このときにシャッタ羽根が全開すると、シンクロスイッチ41がONとなる。そして、メインコデンサ39が充電されていればストロボ発光が行われる。
【0058】
さらに、ストロボ発光の有無にかかわらず、シンクロスイッチ41がONとなると、色調コード露光回路59の第1トランジスタ59aがONとなって第2トランジスタ59bがONとなる。これにより、充電スイッチ46がOFFとなっていても、シンクロスイッチ41がONとなっている間にブロッキング発振回路が作動し、このときに生じる発振トランジスタ51のコレクタ・エミッタ間電圧で発光ダイオード45が発光する。
【0059】
上記のようにして、シンクロスイッチ41がONとなっている間に発光ダイオード45から放出された光は、ライトガイ48を介して開口31,32に向けて照射される。そして、これらの開口31,32とライトガイド48との間には、指定された色調に応じた位置にコード切り換え板49がセットされているので、開口31,32のうちの指定した色調に応じて露呈された開口から発光ダイオード45の光が写真フイルム24の露光範囲の下側に達し、指定した色調に応じた個数のドットが色調コードとして写真フイルム24に写し込まれる。
【0060】
例えば、レバー12をB/W位置にして撮影すれば、図7(a)に示すように、写真フイルム24の露光範囲の下側には、色調コードとして2個のドット80a,80bがそれぞれ写し込まれる。また、レバー12をS位置にして撮影すれば、図7(b)に示すように、写真フイルム24の露光範囲の下側には、色調コードとして1個のドット80aが写し込まれ、C位置にして撮影すれば、図7(c)に示すように、色調コードとしてはドットが写し込まれない。
【0061】
以上のようにして、各撮影毎にプリント色を指定しながら撮影を行い、全コマの撮影を終了後、ユーザは巻上げダイアル13を連続的に回動操作して、全ての写真フイルム24をカートリッジ26に収納する。そして、このレンズ付きフイルムユニット2を現像所やDPE店に提出する。現像所等では、ユニット本体3から撮影済の写真フイルム24を収納したカートリッジ26を取り出す。
【0062】
写真フイルム24は、カートリッジ26から引き出されてから所定の現像装置にかけられてカラー現像処理された後、再びカートリッジ26に収納されてから、このカートリッジ26ごとデジタルプリンタ63にセットされる。デジタルプリンタ63は、カートリッジ26セットされると、カートリジ26から現像済の写真フイルム24を引き出して、これの先端をスキャナ68に向けてに搬送する。
【0063】
図8にデジタルプリンタ63での処理を示すように、この搬送中に第1コードリーダ66により、写真フイルム24の先端側に設けられたデータトラック60aからFIDコードが読み取られてコントローラ71によって解読される。そして、コントローラ71によってFIDコードに色調フイルムデータが含まれているか否かが判断される。
【0064】
この場合には、FIDコードに色調フイルムデータが含まれている写真フイルム24であるから、色調フイルムデータに基づいてコントローラ71は、処理を開始した写真フイルム24に対しては第2コードリーダ67によって読み取られるコードが色調コードとして認識するように制御を切り換える。
【0065】
FIDコードが読み取られた後に、写真フイルム24の第1番目の撮影コマがスキャナ68のネガキャリアにセットされるまでの間に、この撮影コマの色調コードが第2コードリーダ67によって読み取られ、この色調コードがコントローラ71に記憶される。そして、第1番目の撮影コマがスキャナ68のネガキャリアにセットされると、CCDが作動されて撮影コマのカラー画像が読み取られ、A/D変換器72を介して3色の画像データが画像メモリ69に書き込まれる。この後、画像処理回路70が画像メモリ69から画像データを読み出すとともに、コントローラ71は、先の色調コードの読み取り結果に基づいた指示を画像処理回路70に与える。
【0066】
例えば、図7(a)に示されるように、第1番目の撮影コマの色調コードとして2個のドット80a,80bが記録されていた場合には、コントローラ71は、この撮影コマのカラー画像を黒白画像に変換する指示を画像処理回路70に指示する。この指示により、画像処理回路70は、読み出した各色の画像データを用いて、カラー画像を黒白の色調に変換した黒白画像の3色の処理済画像データを出力して、これを出力部65の画像メモリ73に書き込む。
【0067】
この後、画像メモリ73の処理済画像データに基づいてレーザユニット74がドライバ75で駆動され、カラー印画紙78には第1番目の撮影コマの画像が黒白画像の潜像として記録される。
【0068】
同様に、図7(b)に示されるように、色調コードとして1個のドット80aだけが記録されていた場合には、コントローラ71は、この撮影コマのカラー画像をセピア色に調色したセピア画像に変換する指示を画像処理回路70に行う。これにより画像処理回路70は、読み出した各色の画像データを用いて、カラー画像をセピア画像に変換した3色の処理済画像データを画像メモリ73に書き込む。そして、この処理済画像データに基づいてレーザユニット74が駆動されることにより、カラー印画紙78にはセピア画像が潜像として記録される。
【0069】
さらに、色調コードとして1個のドットも記録されていない場合には、コントローラ71は、この撮影コマのカラー画像をカラー画像として出力する指示を画像処理回路70に行う。これにより画像処理回路70は、読み出した各色の画像データに対して、調色のための処理や黒白変換等を行わず、プリント用補正処理やネガ・ポジ反転処理だけ(通常処理)を施した処理済画像データを画像メモリ73に書き込む。そして、この処理済画像データに基づいてレーザユニット74が駆動されることにより、カラー印画紙78にはカラー画像が潜像として記録される。
【0070】
以下同様にして、各撮影コマ毎に色調コードが読み取られ、この色調コードに基づいた処理が各撮影コマのカラー画像に対して、その処理済画像データに基づいてカラー印画紙78にカラー画像,黒白画像、セピア画像が潜像として記録される。
【0071】
上記のようにして露光されたカラー印画紙78の部分は、カラー用の現像処理工程に送られ、現像、定着、乾燥等が行われてから、各画像毎に切り離されてデジタルプリンタ63から排紙される。
【0072】
結果として、レバー12をB/W位置にして撮影した撮影コマからは、図9(a)に示すように、黒白の画像が記録された黒白プリント82が得られる。また。S位置にして撮影した撮影コマからは、図9(b)に示すように、セピア色に調色されたセピアプリント83が得られる。さらに、C位置にして撮影した撮影コマからは、図9(c)に示すように、本来の色で発色されたカラープリント84が得られる。
【0073】
なお、FIDコードに色調フイルムデータが含まれいない場合で、第2コードリーダ67によりドット(プリント範囲コード)が読み取られた場合には、そのドットの個数に応じて画像のプリント範囲(アスペクト比)が変更されたカラーのプリント写真が作成され、プリント範囲コードのドットがない場合には、標準サイズのカラーのプリント写真が作成される。もちろん、黒白フイルムからは黒白のプリント写真が作成される。
【0074】
得られたプリント写真は、写真フイルム24とともにユーザに渡される。写真フイルム24にはカラー画像が記録されているので、ユーザは、得られたプリント写真と別の色調のプリント写真が必要であれば、返却された写真フイルム24からのこれらの作成を依頼することができる。
【0075】
上記実施形態では、カラー,黒白,セピアの色調を指定し、これらのプリント写真を作成する例について説明したが、色調の組み合わせはこれに限らない。例えば、カラーの他に、青色とセピアの色調の組み合わせや、黒白,青色,セピアの色調の組み合わせ、カラー,黒白,セピアの組み合わせでもよい。さらに、このような色調の組み合わせの情報を色調フイルムデータに持たせて、色調フイルムデータと色調コードによって決まる色調のプリント写真を作成するようにすることもできる。
【0076】
また、製造時に色調フイルムデータと色調コードとの両方を潜像として写真フイルムに記録しておき、この写真フイルムを色調を指定する機構のないレンズ付きフイルムユニットに装填するようにすれば、そのレンズ付きフイルムユニットを黒白専用やセピア用専用のものとすることができる。もちろん、この場合にも写真フイルムとしてカラーフイルムを用いれば、カラーのプリント写真の作成を行うことができる。さらに、作成されるプリント写真がモノトーンの白黒プリント及び各種色調のプリント写真にかぎるのであれば、写真フイルムとして白黒フイルムを用いることもできる。
【0077】
上記に説明したようにデジタルプリンタを用いてプリント写真を作成するようにした場合には、色調を変更する他の画像処理を行うことが容易にできるので、色調コードを画像加工用のコードとして用い、例えばポスタリゼーション,ソフトフォーカス等の写真加工処理を指定するようにしてもよく、画像の周囲にはめ込み合成する図柄を指定するようにしてもよい。もちろん、色調を指定することを示す色調フイルムデータ,写真加工処理を指定することを示すフイルムデータ,図柄を指定すること示すフイルムデータを選択的に写真フイルムに予め記録するようにしておけば、レンズ付きフイルムユニットの構成が基本的に同じにしながら、各種の処理を行うことができるようになる。
【0078】
上記実施形態では、レンズ付きフイルムユニットで撮影された写真フイルムからプリント写真を作成する場合について説明したが、コンパクトカメラや一眼レフカメラに色調等のフイルムデータ記録された写真フイルムを用いるとともに、撮影コマ毎に色調コードが記録されるようにすれば、色調を変えたプリント写真等を作成することが可能である。また、このようにカメラの場合には、カメラ側で色調等のフイルムデータを記録するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、これに装填される写真フイルムにプリント写真の色調が指定されることを示すフイルムデータを予め記録しておき、この写真フイルムの各撮影コマ毎に操作部材の操作で指定した色調に応じた色調コードを記録するようにしたから、1つのレンズ付きフイルムユニットの一本の写真フイルムからカラー,白黒,セピアといった色調の異なるプリント写真を簡単に作成することができる。また、写真フイルムとしてカラーフイルムを用いれば、黒白や調色されたプリント写真が指定された撮影コマからでもカラーのプリント写真を作成することが可能となる。
【0080】
また、本発明のプリント写真作成方法によれば、プリンタでプリント写真を作成する時に写真フイルムからプリント写真の色調が指定されることを示すフイルムデータが検出された場合に、撮影コマに対して記録された色調コードに基づいた色調のプリント写真を作成するように制御するから、現像処理の作業性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す流れ図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観図である。
【図3】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットを分解して示す分解斜視図である。
【図4】ストロボ回路と色調コード露光回路を示す回路図である。
【図5】写真フイルムに記録されているバーコードを示す説明図である。
【図6】デジタルプリンタの構成を示すブロック図である。
【図7】写真フイルムに写し込まれた色調コードを示す説明図である。
【図8】デジタルプリンタでの処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】図7の各撮影コマから作成された色調の異なるプリント写真を示す説明図である。
【符号の説明】
3 レンズ付きフイルムユニット
12 レバー
24 写真フイルム
59 色調コード露光回路
60 バーコード
63 デジタルプリンタ
66,67 コードリーダ
68 スキャナ
70 画像処理回路
80a,80b ドット
Claims (6)
- 簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体に未露光の写真フイルムが予め収納されたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
撮影時に外部から操作され、前記写真フイルムの撮影コマ毎に指定すべきプリント写真の色調に応じた位置にセットされる操作部材と、この操作部材の位置に応じた個数のドットからなるコードを撮影コマ毎に写真フイルムに光学的に写し込む色調コード露光手段とを備えるとともに、前記写真フイルムには、フイルムデータが予め記録され、このフイルムデータは、プリント写真の色調が指定される写真フイルムであることを示すとともに、前記コードによって指定しようとする色調の組み合せを示し、記録されたフイルムデータと記録するコードとによってプリント写真の色調が撮影コマ毎に決定されることを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 前記フイルムデータは、光学的に潜像として記録されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
- 前記写真フイルムは、カラーフイルムであることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニット。
- 前記コードによって指定されるプリント写真の色調は、カラ−,黒白及び調色された色であることを特徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット。
- プリンタによるプリント写真の作成時に写真フイルムに記録されたフイルムデータを検出し、そのフイルムデータがプリント写真の色調が指定されることを示すとともに、各撮影コマのそれぞれに対して光学的に記録されたドットマークの個数によって指定しようとする色調の組み合せを示すものである際には、それぞれの撮影コマに対して記録されたドットマークの個数と前記フイルムデータによって決まる色調のプリント写真を各撮影コマについて作成するように前記プリンタを制御することを特徴とするプリント写真作成方法。
- 前記プリンタは、前記撮影コマの画像を光電変換して画像データとして取り込み、この画像データに基づいて印画紙に画像を光学的に露光するデジタルプリンタが用いられ、前記画像データに対してフイルムデータとドットマークの個数に応じた処理を行うことにより、フイルムデータとドットマークの個数に基づいた色調のプリント写真を作成することを特徴とする請求項5記載のプリント写真作成方法。
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