JPH10293356A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH10293356A
JPH10293356A JP9182036A JP18203697A JPH10293356A JP H10293356 A JPH10293356 A JP H10293356A JP 9182036 A JP9182036 A JP 9182036A JP 18203697 A JP18203697 A JP 18203697A JP H10293356 A JPH10293356 A JP H10293356A
Authority
JP
Japan
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opening
film
mark
exposure
frame member
Prior art date
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Pending
Application number
JP9182036A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Moriya
光宏 森谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーク切り換え手段の配置を工夫して、厚み
の増加をなるべく抑えたレンズ付きフイルムユニットを
提供する。 【解決手段】 フイルムロール室26とカートリッジ室
28との間に設けた露光枠部材30は、フイルムの長手
方向に沿って前面側が凹形状となるように湾曲してい
る。この露光枠部材30に、フイルム25の露光範囲外
にプリント範囲指定用の光学マークを写し込むための写
し込み開口31,32を形成している。露光枠部材30
前面の凹形状に窪んだ領域(以下、凹み部65と示す)
に対面させて、遮光性を有する柔軟なシートに開口窓6
3aを形成したマーク切り換え板63を配置している。
このマーク切り換え板63は、視野切り換え板37の回
転に連動して横スライドされ、写し込み開口31,32
に対して開口窓63aを移動して光学マークの写し込み
態様を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムにプ
リント範囲指定用の光学マークを写し込むレンズ付きフ
イルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構と未使用のフイルムカートリッジとが組み込ま
れ、誰にでも手軽に撮影が可能なことから一般に広く利
用されている。このようなレンズ付きフイルムユニット
では、フイルムカートリッジが収納される部分以外の厚
みをカートリッジの外径よりも小さくして薄形にし、ポ
ケットに入れて手軽に持ち運べるようにしたものが販売
されている。
【0003】レンズ付きフイルムユニットでは、ロール
状にしたフイルムを収納するフイルムロール室と撮影済
みのフイルムを巻き取り収納するカートリッジを収納す
るカートリッジ室との間に、アパーチャーを含む露光枠
部材が形成されている。この露光枠部材は、フイルムの
長手方向に沿って前面側が凹形状となるように湾曲され
ている。
【0004】ところで、近年、プリント写真の魅力や楽
しみをより広げるために、撮影された被写体の種類や大
きさによって、アスペクト比の異なるプリント写真が提
供されている。このようなプリント写真として、画像を
従来の標準サイズと同じアスペクト比であるCサイズプ
リント(89mm×127mm)の他、横方向の長さを
倍にしたパノラマプリント(89mm×252mm)、
ハイビジョンテレビ放送での画面アスペクト比に近似さ
せたHサイズプリント(89mm×158mm)等が一
般に知られている。
【0005】上述したアスペクト比の異なるプリント写
真を得るために、撮影時にはフルサイズ(例えば24m
m×36mm)で全コマを露光するとともに、各コマの
露光範囲外にプリント範囲を指定する光学マークを記録
しておき、プリント時にはその光学マークを読み取って
各コマを指定されたプリント範囲でプリントする方法が
開示されている。
【0006】上記プリント方法に対応するために、指定
したプリント範囲を表す光学マークを写し込むようにし
たレンズ付きフイルムユニットが本出願人から提案され
ている。これは、露光枠部材に、フイルムの露光範囲外
にプリント範囲を示す光学マークを写し込むための複数
の写し込み開口を設けるとともに露光枠部材の前面に沿
ってスライド自在にマーク切り換え板を設け、このマー
ク切り換え板で写し込み開口を選択的に塞ぐようにした
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、露光枠
部材の前面にマーク切り換え板を配置すると、レンズ付
きフイルムユニットの厚みが増してしまい、携帯性に悪
影響を及ぼすという問題がある。また、フイルム面とマ
ーク切り換え板との距離が離れていると、光学マークが
不鮮明に写し込まれてしまい、プリント時に光学マーク
を識別して、プリント範囲を自動的に設定することがで
きなくなるという問題も発生する。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、マーク切り換え板の配置を工夫して良好な携帯性
を維持するとともに、鮮明に光学マークを写し込むこと
ができるレンズ付きフイルムユニットを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、フイルムの露光範囲外にプリント範囲指定用の
光学マークを写し込むための写し込み開口を露光枠部材
に形成するとともに、写し込み開口を開閉して光学マー
クの写し込みの態様を選択するマーク切り換え手段を露
光枠部材前面の凹形状に窪んだ領域に対面させて設けた
ものである。
【0010】また、請求項2記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、遮光性を有する柔軟なシートに開口窓を形
成したマーク切り換え板を露光枠部材前面の湾曲した表
面に沿ってスライドさせ、写し込み開口に対して開口窓
を移動させることによって光学マークの写し込み態様を
選択するようにしたものである。
【0011】更に、請求項3記載の発明は、フイルムの
露光範囲外にプリント範囲指定用の光学マークを写し込
むための写し込み開口を、露光枠部材の前面下方で電池
の背後に形成するとともに、写し込み開口を開閉して光
学マークの写し込みの態様を選択するマーク切り換え手
段を、露光枠部材前面で露光開口の周囲に設けたもので
ある。
【0012】また、請求項4記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、マーク切り換え手段を、写し込み開口の前
面で電池の背後にスライド自在に組み込まれ、写し込み
開口を開放する開口窓と遮蔽する遮蔽部とを備えたマー
ク切り換え板と、露光枠部材の前面上方から露光開口の
側方を回り込むように組み込まれ、プリント範囲指定の
切り換え操作に連動してマーク切り換え板をスライド移
動させる連動機構とから構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレンズ付きフイル
ムユニットの構成を説明する。図6に、プリント範囲指
定用の光学マークを写し込む手段を備えたHサイズ撮影
用のレンズ付きフイルムユニットの一例を示す。レンズ
付きフイルムユニット2は、予めフイルムカートリッジ
が装填され各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3
と、このユニット本体3を部分的に覆うラベル4とから
構成されている。
【0014】ユニット本体3の上面にはシャッタボタン
6,カウンタ窓7が設けられ、前面には撮影レンズ9,
ストロボ充電開始ボタン10,ストロボ発光部11等の
他、後述するノブ12が設けられている。撮影毎に回動
操作される巻き上げダイヤル13がユニット本体3の背
面側から露呈されている。ラベル4は裏面に接着剤が塗
布されてユニット本体3の中央部分に貼付されており、
各部に設けた開口から、カウンタ窓7,対物窓8,撮影
レンズ9等を外部に露呈させている。
【0015】ノブ12はプリント範囲を設定するときに
操作されるもので、長孔14に沿ってスライド自在にな
っている。外装ラベル4には、長孔14の周辺に各々の
プリント範囲を設定するときのノブ12の位置を示す記
号C(Cサイズプリント範囲),P(パノラマプリント
範囲),H(Hサイズプリント範囲)が印刷されてい
る。対物窓8は、Hサイズプリント(89mm×158
mm)に対応したアスペクト比で形成されている。
【0016】図1に、ユニット本体3の分解斜視図を示
す。ユニット本体3は、本体基部16,露光ユニット1
7,ストロボユニット18,前カバー19,後カバー2
0と、本体基部16と前カバー19との間に組み込ま
れ、指定したプリント範囲に対応した視野に切り換える
視野切り換え手段,この視野切り換え手段に連動して指
定したプリント範囲に対応した光学マークを写真フイル
ムに写し込むマーク写し込み手段とから構成されてい
る。
【0017】本体基部16には、フイルム25をロール
状に収納するフイルムロール室26と撮影済みフイルム
25を巻き込むカートリッジ27を収納するカートリッ
ジ室28とが形成されている。フイルムロール室26と
カートリッジ室28との間には、フイルム面に露光範囲
を画定するアパーチャー29と遮光筒33とを備えた露
光枠部材30が形成されている。この露光枠部材30
は、撮影時の像面湾曲を補正するために、フイルム長手
方向に沿って前面側が凹形状となるように湾曲して形成
されている。露光枠部材30には、フイルム面の露光範
囲外に光学マークを写し込むための写し込み開口31,
32が形成され、遮光筒33の前面には、露光開口29
が形成されている。
【0018】カートリッジ室28の上部には、巻き上げ
ダイヤル13が回転自在に配設されている。巻き上げダ
イヤル13の軸は、カートリッジ27に回転自在に組み
込んだスプール27aの一端に係合され、巻き上げダイ
ヤル13を回動することによって、フイルム25をカー
トリッジ27に巻き取るようになっている。
【0019】露光ユニット17は、シャッタ機構,フイ
ルム巻き止め機構,ファインダ装置等をベース部34に
組み込んで構成されている。ベース部34の前面に組み
込んだレンズホルダ35には撮影レンズ9が保持されて
いる。レンズホルダ35に一体に設けた支持軸35aに
は、後述する視野切り換え板37が回動自在に軸支され
ている。ファインダ装置の対物レンズ38は対物窓8か
ら露呈される。露光ユニット17は、遮光筒33の前面
に組み付けられる。
【0020】前カバー19には、ストロボ充電開始ボタ
ン10,長孔14,対物窓8等が形成されており、露光
ユニット17を覆うように本体基部16の前面側に組み
込まれる。後カバー20には、フイルム面を背面側から
湾曲させて支持するフイルム支持面40が形成されてい
る。この後カバー20は、フイルム25とカートリッジ
27とをフイルムロール室26とカートリッジ室28と
にそれぞれ収納した本体基部16の背面側を覆ってい
る。後カバー20の底部に設けた底蓋41,42によ
り、フイルムロール室26とカートリッジ室28との各
々の底部開口が光密に閉じられている。
【0021】ストロボ装置であるストロボユニット18
は、プリント接点対43aを含む周知の配線プリントが
施された回路基板43と、この回路基板43に取り付け
られた発光部44,メインコンデンサ45,バッテリー
ホルダー47,充電完了ランプ48,シンクロスイッチ
49等と、ストロボユニット18の電源となる乾電池4
6とからなる。乾電池46はバッテリーホルダー47に
保持されて、露光枠部材30の前面側で、遮光筒33の
下方に収められる。
【0022】充電開始ボタン10の背後には、金属性の
電気接片40が配置され、充電開始ボタン10を押圧す
ることにより、電気接片40がプリント接点対43aに
接触する。これにより、回路基板43に形成されたスト
ロボ回路が閉じてメインコンデンサ45への充電が開始
される。メインコンデンサ45が規定のレベルまで充電
されると、充電完了ランプ48が点滅する。シャッタボ
タン6の押下に連動して、シャッタ羽根が露光開口を開
閉した際にシンクロスイッチ49が短絡され、発光部4
4からストロボ光を発する。
【0023】また、回路基板43上には、マーク写し込
み手段を構成する写し込みランプ51が設けられてい
る。この写し込みランプ51は、シンクロスイッチ49
がオンするたびに発光する。
【0024】視野切り換え手段を構成する視野切り換え
板37は、支持軸35aに回動自在に組み付けられてい
る。この視野切り換え板37は、Hサイズプリントのア
スペクト比に対応している対物窓8の視野をプリント範
囲に応じて制限するものであり、パノラマプリント(8
9mm×252mm)に対応したパノラマ視野開口52
と、Cサイズプリント(89mm×127mm)に対応
したCサイズ視野開口53とが回転軸中心のまわりに形
成されている。この他に、撮影レンズ9を露呈させる円
弧状切欠54が設けられている。
【0025】また、視野切り換え板37の前面に一体に
設けたノブ12は、ユニット本体3外から操作できるよ
うに長孔14から露呈される。ノブ12がH位置の時、
視野切り換え板37は対物窓8から退避しているので、
Hサイズプリントに対応した視野となる(図2(A)参
照)。ノブ12がC位置の時、Cサイズ視野開口53が
対物レンズ36の前方に挿入され、Cサイズ視野開口5
3により対物窓8が左右から制限されて、Cサイズプリ
ントに対応した視野となる(図2(B)参照)。ノブ1
2がP位置の時、パノラマ視野開口52が対物レンズ3
6の前方に挿入され、パノラマ視野開口52により対物
窓8が上下から制限されて、パノラマプリントに対応し
た視野になる(図2(C)参照)。
【0026】この視野切り換え板37には、図2に示す
ように、バネ58がかけられて反時計方向に付勢されて
いる。また、視野切り換え板37のまわりには、ノブ1
2がH位置のときの視野切り換え板37の反時計方向の
回転を規制するストッパ59が設けられている。長孔1
4には、ノブ12との間にクリック機構を構成してC位
置,P位置でノブ12の回転を規制するクリック爪14
a,14bが形成されている。
【0027】マーク写し込み手段は、前述した写し込み
開口31,32及び写し込みランプ51,ライトガイド
62,マーク切り換え手段からなる。ライトガイド62
は、一端部62aから入射した写し込みランプ51から
の光を他端部62bからマーク写し込み開口31,32
を通してフイルム面に放出するもので、ライトガイド6
2の一端部62aと他端部62bを除いた部分を覆う遮
光カバー64を被せて遮光筒33の底部に組み込まれて
いる。ライトガイド62の一端部62aと他端部62b
を除いた部分は遮光カバー64により覆われており、前
カバー19に設けた長孔14やレリーズボタン6を形成
するための切り欠きから侵入した外光が、ライトガイド
62の途中から入り込むのが防止されている。
【0028】写し込みランプ51に対面して配置したラ
イトガイド62の他端部62bは、図5に示すように凹
面66で形成されている。この凹面66内に写し込みラ
ンプ51の先端部が入り込んでおり、写し込みランプ5
1のまわりを囲むようにリング状にしたモルトプレーン
65を配線基板43に設けている。写し込みランプ51
の光の外部への漏れと、ライトガイド62の他端部62
bへの外光の侵入とを防止している。
【0029】マーク切り換え手段は、写し込み開口3
1,32を開閉して光学マークの写し込み態様を選択す
るもので、露光枠部材30前面の凹形状に窪んだ領域
(以下、凹み部65と示す)に対面させて設けている。
このマーク切り換え手段は、遮光性を有する柔軟なシー
ト材(例えば高い弾性を有するソマブラック等)に開口
窓63aを形成したマーク切り換え板63と、このマー
ク切り換え板63に一端部が連結された連動レバー57
とからなる。
【0030】マーク切り換え板63は、露光枠部材30
前面の凹み部65内に配置され、マーク写し込み開口3
1,32の両方に対面して配置したライトガイド62の
一端部62aによって横スライド自在に保持されてい
る。遮光カバー64は凹み部65を囲むように露光枠部
材30に向かって延ばされており、外光が写し込み開口
31,32に入り込むのを防止している。なお、シャッ
タ羽根の開閉動作に連動してマーク写し込み開口31,
32を開閉するマーク写し込み用シャッタを設けて、外
光の影響を受けないようにしてもよい。
【0031】連動レバー57は、他端部を視野切り換え
板37の下部に連結しており、ノブ12の操作による視
野切り換え板37の回転に従って、凹み部65内の湾曲
した表面65aに沿ってマーク切り換え板63を横スラ
イドする。そして、写し込み開口31,32に対して開
口窓63aを移動して、光学マークの写し込み態様を選
択させる。
【0032】ノブ12がH位置にされた時には、マーク
切り換え板63の開口窓63aが写し込み開口31,3
2の間に移動した状態となり、開口窓63aを挟む両側
で写し込み開口31,32の両方が塞がれて、ドット7
1の写し込みが不能となる(図3(A)参照)。ノブ1
2がC位置にされた時には、開口窓63aが写し込み開
口31に対面する位置に移動した状態となり、開口窓6
3aと開口窓63aを挟む一方側の脇から写し込み開口
31,32の両方が露呈され、写し込み開口31,32
の両方から2個のドット71の写し込みを可能となる
(図3(B)参照)。ノブ12がP位置にされた時に
は、開口窓63bが写し込み開口32に対面する位置に
移動した状態となり、開口窓63aを挟む一方側で写し
込み開口31のみが塞がれて、写し込み開口31による
1個のドットの写し込みが可能となる(図3(C)参
照)。
【0033】従来のレンズ付きフイルムユニットでは、
露光枠部材30前面の凹み部65に対面する部分は空き
スペースであったが、本実施形態では、この凹み部65
に対面してマーク切り換え手段を配置するとともに、マ
ーク切り換え手段のうち、マーク切り換え板63を露光
枠部材30前面の凹み部65内に配置しているので、レ
ンズ付きフイルムユニットの厚みを増加させることな
く、マーク切り換え手段の組み込みを可能にしている。
マーク写し込み手段の組み込みによるレンズ付きフイル
ムユニットの厚みの増加が最小限に抑えられている。
【0034】上記のように構成されたレンズ付きフイル
ムユニットを使用するには、まず巻き上げダイヤル13
を操作してフイルム1コマ巻き上げを行った後、被写体
の構成等に応じてノブ12を操作して、H,C,Pのい
ずれかの位置にする。
【0035】ノブ12がH位置にありHサイズプリント
が指定されている場合、視野切り換え板37は対物レン
ズ38の前方から退避している。対物窓8は遮られない
ので、この対物窓8のみによって、Hサイズプリントに
対応したファインダ視野範囲を形成している。マーク切
り換え板63の開口窓63aは、写し込み開口31,3
2の間に配置されている。撮影者は、Hサイズプリント
に対応した視野範囲内に被写体を捉えてシャッタボタン
6を押し下げる。すると、シャッタ羽根が開閉してフイ
ルム面に露光画面が形成される。このシャッタ羽根の駆
動に伴ってシンクロスイッチ49がオンになり、写し込
みランプ51が発光する。
【0036】写し込みランプ51からの光は一端部62
aから入り、ライトガイド62を通って他端部62bか
ら写し込み開口31,32に向けて放出される。このと
きマーク切り換え板63の開口窓63aを挟む両側で写
し込み開口31,32が両方とも塞がれているから、他
端部62bから放出された光はフイルム面には到達せ
ず、ドット71は露光されない(図4(C)参照)。ド
ット71無しの場合、プリント範囲の指定がHサイズで
あることを表している。なお、充電開始ボタン10を押
圧していた場合には、シャッタ羽根によるシンクロスイ
ッチ49がオンした時に、発光部44からストロボ光が
放たれる。
【0037】Cサイズプリントを選択する場合、撮影者
はノブ12を移動して記号Cに合わせる。これにより視
野切り換え板37が反時計方向に回転してCサイズ視野
開口53が対物レンズ36の前方に挿入され、Cサイズ
視野開口53により対物窓8が左右から制限されて、C
サイズプリントに対応した視野となる。視野切り換え板
37の回転に連動して、マーク切り換え板63が開口窓
63aを写し込み開口31に対面する位置に移動する。
撮影者は、Cサイズプリントに対応したファインダ視野
範囲内に被写体を捉えてシャッタボタン6を押し下げ
る。すると、シャッタ羽根が開閉してフイルム面に露光
画面が形成される。このシャッタ羽根の駆動に伴ってシ
ンクロスイッチ49がオンになり、写し込みランプ51
が発光する。写し込みランプ51からの光は一端部62
aから入り、ライトガイド62を通って他端部62bか
ら写し込み開口31,32に向けて放出される。開口窓
63aと開口窓63aを挟む一方側の脇から写し込み開
口31,32が露呈させて、写し込み開口31,32の
両方から2個のドット71を露光する(図4(A)参
照)。ドット71が2個の場合、プリント範囲の指定が
Cサイズであることを表している。
【0038】パノラマプリントを選択する場合、撮影者
はノブ12を移動して記号Pに合わせる。これにより、
パノラマ視野開口52が対物レンズ36の前方に挿入さ
れ、パノラマ視野開口52により対物窓8が上下から制
限されて、パノラマプリントに対応した視野となる。視
野切り換え板37の回転に連動して、開口窓63bを写
し込み開口32に対面する位置に移動する。撮影者は、
パノラマプリントに対応したファインダ視野範囲内に被
写体を捉えてシャッタボタン6を押し下げる。すると、
シャッタ羽根が開閉してフイルム面に露光画面が形成さ
れる。このシャッタ羽根の駆動に伴ってシンクロスイッ
チ49がオンになり、写し込みランプ51が発光する。
写し込みランプ51からの光は一端部62aから入り、
ライトガイド62を通って他端部62bから写し込み開
口31,32に向けて放出される。開口窓63aを挟む
一方側で写し込み開口31のみを塞いで、写し込み開口
32から1個のドット71を露光する(図4(B)参
照)。ドット71が1個の場合、プリント範囲の指定が
パノラマであることを表している。
【0039】このようにして、全コマの撮影を終了した
レンズ付きフイルムユニットが現像所に提出されると、
フイルム17は現像処理された後、自動プリンタにセッ
トされる。自動プリンタは、センサ等でフイルム17の
露光範囲外を1コマごとに走査する。図4(A)に示す
2個のドット71を検出した場合には、この撮影コマを
Cサイズのプリント写真に焼付け、また図4(B)に示
す1個のドット71を検出した場合には、この撮影コマ
をパノラマのプリント写真に焼付ける。そして、図4
(C)に示すように1個のドット71も検出できない場
合には、この撮影コマをHサイズのプリント写真に焼付
ける。
【0040】以上説明した実施形態では、マーク切り換
え手段を遮光筒の下方に組み込むようにしているが、本
発明はこれに限定されるものではない。以下に、本発明
の別の実施形態について説明する。
【0041】図7に示すレンズ付きフイルムユニット8
0は、前面に撮影レンズ81,対物側ファインダ窓8
2,ストロボ発光部83,ストロボ充電操作部材84,
ファインダ切換え操作つまみ85等が設けられ、上面に
はシャッタボタン86,カウンタ窓87,ストロボ充電
完了表示部材88用の開口89等が設けられ、背面側に
は、巻上げノブ90,接眼側ファインダ窓91(図8参
照)等が設けられている。なお、前述の実施形態で説明
したレンズ付きフイルムユニット2と共通の部品につい
ては、説明を省略する。
【0042】ストロボ充電操作部材84は、上下方向で
スライド自在とされており、ストロボを使用する際に上
方にスライド操作される。また、ストロボ充電操作部材
84が上方にスライド操作されると、レンズ付きフイル
ムユニット80の上面に形成された開口89からは、図
中2点鎖線で示すように、ストロボ充電完了表示部材8
8が突出される。このストロボ充電完了表示部材88は
ストロボ充電が完了すると発光し、撮影者と被撮影者と
にストロボ充電が完了したことを知らせる。
【0043】図8に示すように、レンズ付きフイルムユ
ニット80は、前記実施形態で説明したレンズ付きフイ
ルムユニット2と同様に、本体基部93,露光ユニット
94,ストロボユニット95,前カバー96,後カバー
97とから構成されている。本体基部93に装填される
写真フイルムカートリッジ98は、前記実施形態のレン
ズ付きフイルムユニット2に装填されるフイルム25及
びカートリッジ27と同じものである。
【0044】図9に示すように、前カバー96は、前カ
バー本体99と、この前カバー本体99の前面に取り付
けられる前面パネル100とからなり、前カバー本体9
9には、前面パネル100に形成された対物側ファイン
ダ窓82と同形状のファインダ開口101が形成されて
いる。また、前カバー本体99と前面パネル100との
間には、ストロボ充電操作部材84と、視野切換板10
4と、トグルバネ105とが組み込まれる。
【0045】ストロボ充電操作部材84は、前カバー本
体99に形成された開口102の前面側に取り付けら
れ、前カバー96から露呈されて実際に操作される操作
部106と、前カバー本体99の前面に取り付けられる
基板部107と、前カバー本体99の前面に形成された
スリット108に挿入されて、ストロボ充電完了表示部
材88に一体に形成されたピン109に係合する係合部
110とからなる。ストロボ充電操作部材84は、前カ
バー本体99のスリット108に沿って上下方向でスラ
イド自在となる。
【0046】基板部107には、上下方向に延びたスリ
ット112が形成されており、このスリット112には
前カバー本体99の前面に突設されたピン113が挿入
される。そして、ストロボ充電操作部材84が上下方向
でスライド移動すると、スリット112の内壁面に形成
された凹部がピン113に係合し、ストロボ充電操作部
材84のスライド操作にクリック感を付与する。
【0047】操作部106は前カバー本体99の開口1
02に対面して配置され、その背面には、上方にスライ
ド移動された際に、開口102を通して、図8に示すス
トロボユニット95の金属接片115を押圧し、回路基
板116の接点部117に接触させる突起(図示せず)
が形成されている。これにより、ストロボユニット95
は、ストロボ充電操作部材84が上方にスライドされて
いる間、連続してストロボ充電を行う。
【0048】ストロボ充電完了表示部材88は、透明な
プラスチックを用いて形成されており、図8に示す露光
ユニット94に上下方向でスライド自在に取り付けられ
る取付け部119と、ストロボ充電操作部材84の係合
部110に係合するピン109と、ストロボ充電操作部
材84によって上方にスライド移動された際に、回路基
板116の背面に取り付けられた充電完了表示用発光素
子(図示せず)に対面し、この発光素子の光を内面反射
によってガイドしてレンズ付きフイルムユニット80外
に放射させるライトガイド部120とからなる。
【0049】ストロボ充電操作部材84の上方へのスラ
イドによって、レンズ付きフイルムユニット80の上面
から突出されるのは、ライトガイド部120の上端部分
であり、この上端部分は、撮影者と被撮影者とに向けて
発光素子の光を放射できるような形状となっている。
【0050】視野切換板104は、前カバー本体99及
び前面パネル100と同じプラスチックによって略円板
形状に成形されたもので、中央部分に形成された円形の
開口122が前カバー本体99のレンズ鏡筒103の外
周に嵌めこまれることにより、前カバー本体99に回動
自在に取り付けられる。トグルバネ105は、一端に形
成されたコイル部123に前カバー本体99の前面のピ
ン124が挿入され、他端125が視野切換板104の
穴あ26に挿入されることにより、視野切換板104を
中間位置を挟む2方向に付勢する。
【0051】視野切換板104の前面下部には、ボス1
28が一体に形成されており、このボス128は前面パ
ネル100の凸部129の下方に形成された円弧形状の
スリット130に挿入される。スリット130に挿入さ
れたボス128には、前面パネル100の前面側から、
ボス128よりも大きく形成されたファインダ切換え操
作つまみ85が取り付けられる。このように、視野切換
板104と、ファインダ切換え操作つまみ85とを別部
品にすることにより、ファインダ切換え操作つまみ85
の操作性を犠牲にすることなく、前面パネル100のス
リット130の幅を狭くすることができるので、レンズ
付きフイルムユニット80内の遮光能の悪化を防止する
ことができる。
【0052】視野切換板104の外周部分には、対物側
ファインダ窓82とファインダ開口101との間で、露
光ユニット94に組み込まれた対物側ファインダレンズ
132の前方に挿脱される、切換え用ファインダ枠であ
るアスペクト比3.0のパノラマサイズ(Pサイズ)用
ファインダ枠134と、アスペクト比1.5のCサイズ
用ファインダ枠135とが形成されている。また、これ
らのパノラマ用ファインダ枠134とCサイズ用ファイ
ンダ枠135との間には、標準ファインダ枠である対物
側ファインダ窓82と、接眼側ファインダ窓91との間
を開放する切欠部136が形成されている。
【0053】本実施形態のレンズ付きフイルムユニット
80では、アスペクト比1.8のハイビジョンサイズ
(Hサイズ)を標準サイズとしており、標準ファインダ
枠である対物側ファインダ窓82は、アスペクト比1.
8とされている。そのため、使用開始時のレンズ付きフ
イルムユニット80は、図10に示すように、対物側フ
ァインダ窓82に視野切換板104の切欠部136が対
面しているため、接眼側ファインダ窓82と対物側ファ
インダ窓91との間が開放され、視野範囲がHサイズと
なる。
【0054】また、ファインダ切換え操作つまみ85を
操作して視野切換板104を回動させ、図11に示すよ
うに、Cサイズ用ファインダ枠135を接眼側ファイン
ダ窓91と対物側ファインダ窓82との間に挿入する
と、視野範囲がCサイズとなり、図12に示すように、
Pサイズ用ファインダ枠134を接眼側ファインダ窓9
1と対物側ファインダ窓822との間に挿入すると、視
野範囲がPサイズとなる。
【0055】このように、切換え用のファインダ枠であ
るCサイズ用ファインダ枠155とPサイズ用ファイン
ダ枠154との間に、標準ファインダ枠である対物側フ
ァインダ窓102を開放するための切欠156を設けた
ことにより、標準ファインダ枠から各切換え用ファイン
ダ枠へ切換える際の、操作つまみ105の操作量が同程
度となる。前述の実施形態のレンズ付きフイルムユニッ
ト1では、例えば標準ファインダ枠であるCサイズから
Hサイズへとファインダ視野を切り換える際には、ノブ
12の移動量が大きくなるため撮影準備にやや時間が掛
かっていたが、本実施形態では、標準ファインダ枠から
各切換え用ファインダ枠の切換えが素早く簡単に行える
ようになる。
【0056】視野切換板104の開口122の外周に
は、開口122の中心からの距離が変化させられて屈曲
した形状とされたカム溝138が形成されている。この
カム溝138には、図9に示すように、本体基部93に
取り付けられるとともに、マーク切り換え手段の連動機
構を構成する回動レバー140に形成された2本のアー
ム部141,142のうち、一方のアーム部141に形
成されたピン143が挿入される。また、カム溝138
の一方の内壁面138aの中央部分には、ピン143が
係合する凹部138bが形成されている。
【0057】図13に示すように、前記回動レバー14
0は、本体基部93の中央部に設けられた露光枠部材1
44の前面上方に突設されたピン146に軸支される。
回動レバー140には、2本のアーム部141,142
が一体に形成されており、一方のアーム部141の先端
に形成されたピン143は、露光ユニット94のファイ
ンダ用レンズ枠147の下方と、前カバー本体99のフ
ァインダ窓101に連なって形成された切欠148とを
通して、視野切換板104のカム溝138に挿入され
る。これにより、視野切換板104が回動すると、図1
0〜図12に示すように、カム溝138の回動にほぼ直
交する方向でピン143が移動し、これに連動して回動
レバー140が回動する。
【0058】露光枠部材144の前面に露光開口145
aとともに形成された遮光筒145の下方には、フイル
ム移送方向に沿って凹部149が形成されており、この
凹部149内には、プリント範囲を示す光学マークをフ
イルム25に写し込むための写し込み用開口154,1
55が形成された平面部149aが設けられている。平
面部149aの前面で乾電池46の背後には、遮光性を
有する薄肉のプラスチックで形成されたマーク切換板1
57が左右方向でスライド自在となるように取り付けら
れる。このマーク切換板157は、特定のスライド位置
で写し込み開口154を開放するための開口158が形
成されている。
【0059】マーク切換板157の端部に形成された穴
159には、スライドレバー151の一端に形成された
ピン160が係合する。このスライドレバー151は、
遮光筒145の下方に左右方向でスライド自在に組み付
けられる。また、スライドレバー151の他端には、遮
光筒145の側方を回り込むようにして延設された、回
動レバー140のアーム部142に形成されたピン15
0が係合するフォーク部152が形成されている。これ
により、マーク切り換え板157は、回動レバー140
の回動に連動してスライドするスライドレバー151に
より左右方向でスライドされる。
【0060】マーク切換板157の前面側には、ライト
ガイド162と遮光カバー163とが取り付けられる。
ライトガイド162は、透明なプラスチックによって形
成されており、ストロボユニット95の回路基板116
の背面側に取り付けられたマーク写し込み用発光素子1
64から放射された光を内面反射してガイドし、写し込
み用開口154,155から写真フイルム25に向けて
光を放射する。なお、マーク写し込み用発光素子164
は、ストロボの使用,不使用に係わらず、シャッタレリ
ーズ時にオンされるストロボユニット95のシンクロス
イッチ166に連動して発光する。
【0061】遮光カバー163は、写し込み開口15
6,155とマーク切換板157と、ライトガイド16
2とを覆うように本体基部93に取り付けられ、レンズ
付きフイルムユニット80内に侵入した外光が写し込み
開口154,155を通って写真フイルム25に達しな
いように遮光する。また、遮光カバー163には、マー
ク写し込み用の発光素子164が挿入される筒部165
が一体に形成されており、詳しくは図示しないが、発光
素子164の端子部分にはモルトプレーン等の遮光材が
巻き付けられて、筒部165から発光素子164の光が
漏れないようにするとともに、筒部164に外光が侵入
しないように遮光する。
【0062】スライドレバー151は、遮光カバー16
3の前面側に左右方向でスライド自在に取り付けられ
る。また、一端が遮光カバー163に掛けられたコイル
バネ168の他端がピン169に掛けられることによ
り、図中右方に向けて付勢される。これにより、回動レ
バー140のアーム部141のピン143が、視野切換
板104のカム溝138の内壁面に常に接触するように
なり、視野切換板104の回動を確実にマーク切り換え
板157に伝達することができる。
【0063】図10に示すように、切欠136が対物側
ファインダ窓82に対面してファインダ視野がHサイズ
となるようにファインダ切換え操作つまみ85を操作す
ると、バネ168によって図中反時計方向に付勢された
回動レバー140のピン143がカム溝138の一方の
内壁面138aに形成された凹部138bに係合する。
これにより、ファインダ切換え操作つまみ85にクリッ
ク感が与えられるとともに、ファインダ視野がHサイズ
となる位置で視野切換板104が位置決めされる。
【0064】また、回動レバー140のピン143が凹
部138bに係合すると、回動レバー140によってス
ライドされたスライドレバー151がマーク切換板15
7をスライドさせ、マーク切換板157は写し込み用開
口154,155を塞ぐ。これにより、図4(C)に示
すように、写真フイルム25にはマークが写しこまれな
い。
【0065】図11に示すように、Cサイズ用ファイン
ダ枠135が対物側ファインダ窓82に対面してファイ
ンダ視野がCサイズとなるようにファインダ切換え操作
つまみ85を操作すると、視野切換板104はトグルバ
ネ105によって図中反時計方向に付勢され、カム溝1
38の一端部138cが回動レバー140のピン143
に当接する。これにより、ファインダ視野がCサイズと
なる位置で視野切換板104が位置決めされる。また、
この際には、マーク切換板157は写し込み用開口15
4,155を開放する。これにより、図4(A)に示す
ように、写真フイルム25には、2個のマーク71が写
し込まれる。
【0066】更に、図12に示すように、Pサイズ用フ
ァインダ枠134が対物側ファインダ窓82に対面して
ファインダ視野がPサイズとなるようにファインダ切換
え操作つまみ85を操作すると、視野切換板104はト
グルバネ105によって図中時計方向に付勢され、カム
溝138の他端部138dが回動レバー140のピン1
43に当接する。これにより、ファインダ視野がPサイ
ズとなる位置で視野切換板104が位置決めされる。こ
の際に、マーク切換板157は写し込み用開口154を
塞ぎ、写し込み用開口155を開放する。これにより、
写真フイルム25には、図4(B)に示すように、1個
のマーク63が写し込まれる。
【0067】このように、露光枠部材144を構成する
露光開口145a,遮光筒145の周囲と、露光枠部材
144の前面と乾電池46の間とに、マーク切り換え手
段を構成するマーク切り換え板及び連動機構組み込んだ
ので、レンズ付きフイルムユニット80が大型化するこ
とはなく、携帯性に悪影響はない。また、露光枠部材1
44の前面にの凹部149内にマーク切り換え板157
を配置したので、マーク切り換え板57のスライドスト
ロークを短くすることができ、更にマーク切り換え板1
57とフイルム面との間の距離が短くなるので、光学マ
ークを鮮明に写し込むことができる。
【0068】なお上記各実施形態では、開口窓を形成し
たマーク切り換え板を用いているが、開口窓無しのマー
ク切り換え板でもよい。また、プリント範囲を表すマー
クとして、矩形のドットを用いたが、例えば円形のドッ
トを用いてもよい。また、ドットの数と各プリント範囲
との対応を、2個のドットでCサイズ、1個のドットで
パノラマ、ドット無しでHサイズとしたが、これらに限
定されるものでないのは勿論である。また、プリント範
囲をCサイズ、パノラマサイズ、Hサイズの3種類とし
たがこれに限られるものではない。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フイル
ムの露光範囲外にプリント範囲指定用の光学マークを写
し込むための写し込み開口を露光枠部材に形成するとと
もに、写し込み開口を開閉して光学マークの写し込みの
態様を選択するマーク切り換え手段を露光枠部材前面の
凹形状に窪んだ領域に対面させて設けたり、あるいは露
光枠部材の露光開口の周囲に、マーク切り換え手段を構
成するマーク切り換え板と、このマーク切り換え板をス
ライドさせる連動機構とを設けたので、従来無駄になっ
ていたスペースが有効に利用でき、レンズ付きフイルム
ユニットの厚みのの増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの分解斜
視図である。
【図2】ファインダ視野範囲が切り換わる様子の説明図
である。
【図3】光学マークの写し込み態様が切り換わる様子の
説明図である。
【図4】ドットを写し込んだフイルムの様子を示す説明
図である。
【図5】ライトガイドの要部を示す説明図である。
【図6】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観図
である。
【図7】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニットの
外観を示す斜視図である。
【図8】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニットの
分解斜視図である。
【図9】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニットの
前カバーの構成を示す分解斜視図である。
【図10】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニット
のファインダ視野がHサイズ時の視野切換板及びマーク
写し込み機構の状態を示す説明図である。
【図11】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニット
のファインダ視野がCサイズ時の視野切換板及びマーク
写し込み機構の状態を示す説明図である。
【図12】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニット
のファインダ視野がPサイズ時の視野切換板及びマーク
写し込み機構の状態を示す説明図である。
【図13】別の実施形態のレンズ付きフイルムユニット
の視野切換板及びマーク写し込み機構の構成を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
2,80 レンズ付きフイルムユニット 16,93 本体基部 25 フイルム 26 フイルムロール室 28 カートリッジ室 30,144 露光枠部材 63,157 マーク切り換え板 65,149 凹み部 140 回動レバー 151 スライドレバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムをロール状に収納したフイルム
    ロール室と撮影済みのフイルムが巻き込まれるカートリ
    ッジを収納したカートリッジ室との間に設けられた露光
    範囲画定用の露光枠部材を、フイルムの長手方向に沿っ
    て前面側が凹形状となるように湾曲させたレンズ付きフ
    イルムユニットにおいて、 フイルムの前記露光範囲外にプリント範囲指定用の光学
    マークを写し込むための写し込み開口を前記露光枠部材
    に形成するとともに、前記写し込み開口を開閉して光学
    マークの写し込みの態様を選択するマーク切り換え手段
    を前記露光枠部材前面の凹形状に窪んだ領域に対面させ
    て設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記マーク切り換え手段は、遮光性を有
    する柔軟なシートに開口窓を形成したマーク切り換え板
    を含み、このマーク切り換え板を前記露光枠部材前面の
    湾曲した表面に沿ってスライドさせ、前記写し込み開口
    に対して開口窓を移動させることによって光学マークの
    写し込み態様が選択されることを特徴とする請求項1記
    載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 フイルムをロール状に収納したフイルム
    ロール室と撮影済みのフイルムが巻き込まれるカートリ
    ッジを収納したカートリッジ室と、これらの間でフイル
    ムの長手方向に沿って前面側が凹形状となるように湾曲
    されているとともに、中央部に形成された露光開口を含
    む露光範囲画定用の露光枠部材とが設けられ、該露光枠
    部材の前面下方にストロボ装置の電源となる電池が収め
    られたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 フイルムの前記露光範囲外にプリント範囲指定用の光学
    マークを写し込むための写し込み開口を前記露光枠部材
    の前面下方で、前記電池の背後に形成するとともに、前
    記写し込み開口を開閉して光学マークの写し込みの態様
    を選択するマーク切り換え手段を前記露光枠部材前面
    で、露光開口の周囲に設けたことを特徴とするレンズ付
    きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記マーク切り換え手段は、前記写し込
    み開口の前面で電池の背後にスライド自在に組み込ま
    れ、写し込み開口を開放する開口窓と遮蔽する遮蔽部と
    を備えたマーク切り換え板と、露光枠部材の前面上方か
    ら露光開口の側方を回り込むように組み込まれ、プリン
    ト範囲指定の切り換え操作に連動して前記マーク切り換
    え板をスライド移動させる連動機構とからなることを特
    徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP9182036A 1997-02-19 1997-07-08 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH10293356A (ja)

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JP9182036A JPH10293356A (ja) 1997-02-19 1997-07-08 レンズ付きフイルムユニット

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3516897 1997-02-19
JP9-35168 1997-02-19
JP9182036A JPH10293356A (ja) 1997-02-19 1997-07-08 レンズ付きフイルムユニット
US09/020,907 US5892993A (en) 1997-02-19 1998-02-09 Lens-fitted photo film unit

Publications (1)

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