JPH09211682A - プリントデータ記録装置 - Google Patents

プリントデータ記録装置

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JPH09211682A
JPH09211682A JP8020064A JP2006496A JPH09211682A JP H09211682 A JPH09211682 A JP H09211682A JP 8020064 A JP8020064 A JP 8020064A JP 2006496 A JP2006496 A JP 2006496A JP H09211682 A JPH09211682 A JP H09211682A
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JP
Japan
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opening
shielding plate
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plate
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Application number
JP8020064A
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English (en)
Inventor
Akio Omiya
秋夫 大宮
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8020064A priority Critical patent/JPH09211682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な機構でローコストに製造可能で且つコ
ンパクトな、プリントデータの写し込みを行うためのプ
リントデータ記録装置を提供する。 【解決手段】 プリントモード記録装置51は、矩形マ
ークを潜像記録するための光源であるLED53と、こ
のLED53からの光をアパーチャ38方向に導く導光
部材54、及び、選択するプリントモードに応じてデー
タ露光開口55a,55bを開閉する遮光板52とから
構成されている。この遮光板52には、選択開口52
a,52bが設けられている。遮光板52は扇型の遮光
板で、データ露光開口55aと55bとの等距離線上か
ら外した位置に軸52cでカメラ2の内部に軸着されて
いる。そして、写し込みデータ制御板34の移動に応じ
て、下部係合突起34dを介して回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやレンズ付
きフイルムユニットに装填された写真フイルムに、プリ
ントモードを指定するためのマークを潜像記録するプリ
ントデータ記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人から出願されている特願平7−
152067号には、ファインダの視野を切り換える視
野マスクと一体に、プリントデータを写し込むためのマ
ーク写込み板を設け、発光ダイオードにより、写真フイ
ルムの縁部にドットマークを写し込むカメラが記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなプリントデータの記録装置等を内蔵したカメラ
の場合、露光するプリントデータの光路と、露光しない
プリントデータの光路の切替えが複雑であり、切替え機
構の動作ストロークが長くなる。そして、動作ストロー
クが長くなると、プリントデータ記録装置を組み込むた
めに大きなスペースが必要となり、結果的にカメラ等が
大型化するという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、簡易な機構でローコストに製
造可能で且つコンパクトな、プリントデータの写し込み
を行うためのプリントデータ記録装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリントデータ記録装置では、プリントデ
ータを露光させるためのデータ露光開口を塞ぐ遮光板
に、前記2個のデータ露光開口の一方、又は両方に合致
してデータ露光開口を露出させる選択開口を少なくとも
1個形成するとともに、この遮光板を、前記2個のデー
タ露光開口が互いに等距離になる線上から外した位置に
軸着したものである。また、請求項2においては、この
遮光板を、ファインダの視野範囲を切替えるファインダ
装置に連動させたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のプリントデータ
記録装置を搭載したカメラの外観斜視図である。また、
図1は、図2のプリントデータ記録装置及びその周辺の
機構の説明図である。カメラ2は、ハイビジョンモー
ド、パノラマモード、及びLサイズモードの3種類のプ
リントモードから何れか1つを選択し、プリント時のプ
リントサイズを指定するためのプリントデータとして写
真フイルムに記録することが可能である。
【0007】図2(A)のように、カメラ2の前面2a
には、撮影レンズ3、ストロボ装置4、及び後述するフ
ァインダ装置5の対物レンズ21等が露出している。ま
た、カメラ2の上面2bには、レリーズボタン6、撮影
枚数表示部7等が露出している。
【0008】図2(B)のように、カメラ2の背面2c
には、写真フイルムパトローネを装填するための裏蓋8
が設けられ、また、メインスイッチ9、ファインダ装置
5の接眼レンズ22、及び後述するプリントモード切替
スイッチ23等が露出している。
【0009】ファインダ装置5には、対物レンズ21、
接眼レンズ22、コンデンサーレンズ23、及び被写体
像を正立させる2個のプリズム24、25が組み込まれ
ている。そして、この2個のプリズム24、25の間に
は、ハイビジョンモードに対応した撮影範囲を示す視野
枠26が設けられている。
【0010】プリズム25の周囲には、回転板30に支
持された視野切替え板27が取り付けられている。この
視野切替え板27は、マイラー(商品名)等の柔軟なポ
リエステルプラスチックで形成されており、回転板30
を介して連動板28と連動している。回転板30は、軸
30aで回動自在に軸着されており、一端は視野切替え
板27に固着している。また、他端は長溝30bが設け
られ、連動板28に一体に形成されている突起28cと
摺動自在に係合している。そして、視野切替え板27は
連動板28の摺動により、視野枠26の近傍に形成され
ているガイド壁5aに沿ってファインダ装置5の光路内
に挿脱される。
【0011】視野切替え板27には、視野枠26の一部
を覆うことより、ファインダ装置5の視野範囲を制限す
るLサイズ視野開口31、及びパノラマ視野開口32が
各々設けられている。
【0012】図1に示すように、連動板28の一端に
は、半筒形バネ部28aが形成され、また、中央付近に
はプリントモード切替スイッチ23が取り付けられてい
る。バネ部28aは、カメラ2の内面に設けられた3つ
の溝を有する規制板36のうち、いずれかの溝に落ち込
んで係合する。この規制板36の溝は、プリントモード
切替スイッチ23のH(ハイビジョン)、L(Lサイ
ズ)、P(パノラマ)の3つの位置に対応して、プリン
トモード切替スイッチ23を各々の位置に係合するもの
である。
【0013】これにより、プリントモード切替スイッチ
23をH位置にセットすると、視野切替え板27はファ
インダ装置5の光路内から脱し、ファインダ装置5の視
野は視野枠26で規定されるハイビジョン視野となる。
プリントモード切替スイッチ23をL位置にセットする
と、視野切替え板27が回動してファインダ5の光路内
に進入し、Lサイズ視野開口31が視野枠26の一部を
覆い、ファインダ装置5の視野はLサイズ視野となる。
また、プリントモード切替スイッチ23をP位置にセッ
トすると、視野切替え板27は更に回動し、パノラマ視
野開口32が視野枠26の一部を覆うようになり、ファ
インダ装置5の視野はパノラマ視野となる。
【0014】連動板28の中央下部には連動突起28b
が一体に設けられ、写し込みデータ制御板34と連動し
ているL字カム35の一端と接触している。L字カム3
5は屈曲部分で軸着されており、一端が連動板28の上
部連動突起28bに、他端が写し込みデータ制御板34
の上部連動突起34aに係合している。そして、プリン
トモード切替スイッチ23の操作で連動板28が図1の
矢印方向に動くと、写し込みデータ制御板34を上方向
に引き上げる。
【0015】カメラ2のアパーチャ38の脇には、ばね
39で下方向に付勢された写し込みデータ制御板34が
設けられている。遮光板である写し込みデータ制御板3
4は、長穴34b,34cとカメラ2に設けられた突起
2d,2eとの係合により、長穴34b,34cに沿っ
て上下方向に移動可能になっている。
【0016】写し込みデータ制御板34の中央付近に
は、移動開口41が設けられている。この移動開口41
は、LEDモジュール42、レンズボード43からなる
日付写し込み装置44による日付写し込み位置の選択に
用いられる。本発明の写真フイルム用データ記録装置で
ある日付写し込み装置44は、写真フイルム1の巻き上
げ時に、カメラ2のアパーチャ38の脇に設けられた2
か所の日付写し込み開口45a,45bを通して、写真
フイルム1に撮影日等のデータを潜像記録する。
【0017】LEDモジュール42は、ライン状に形成
された多数の小さなLEDからなり、写真フイルム1の
走行により、写真フイルム1上で数字等の文字が形成さ
れるように発光する。レンズボード43には、2つのレ
ンズ43a,43bが各々設けられており、レンズ43
aが日付写し込み開口45aを介して写真フイルム1の
端部に、レンズ43bが日付写し込み開口45bを介し
て写真フイルム1のやや中央寄りの端部に、各々LED
モジュール42で形成された文字画像を結像させる。
【0018】日付写し込み開口45a,45bの内、日
付写し込み開口45aを介して写し込まれる文字画像は
常に写真フイルム1上に文字画像が記録されるが、日付
写し込み開口45bは、写し込みデータ制御板34の移
動開口41が合致したときだけ、日付写し込み開口45
bからも写真フイルム1上に文字画像が記録される。
【0019】この移動開口41は、プリントモード切替
スイッチ23をP位置(パノラマ)にセットした時だ
け、日付写し込み開口45bに合致するようになってお
り、従ってパノラマプリントモードでは、日付写し込み
開口45a,45bの双方を介して、写真フイルム1上
の2か所に日付等の文字画像が記録されることになる。
【0020】これにより、プリントモード切替スイッチ
23をH位置(ハイビジョン)にセットした時は、日付
写し込み開口45bは写し込みデータ制御板34により
塞がれ、日付写し込み開口45aを介して写し込まれる
文字画像だけが潜像記録される。
【0021】また、プリントモード切替スイッチ23を
L位置(Lサイズ)にセットすると、写し込みデータ制
御板34が連動して上昇するが、日付写し込み開口45
bはこの状態においても、写し込みデータ制御板34の
移動開口41に合致せず、日付写し込み開口45bは、
まだ写し込みデータ制御板34に塞がれたままである。
従って、ハイビジョンモードと同様に、日付写し込み開
口45aを介して写し込まれる文字画像だけが潜像記録
される。
【0022】さらに、プリントモード切替スイッチ23
をP位置(パノラマ)にセットすると、写し込みデータ
制御板34が連動して更に上昇し、写し込みデータ制御
板34の移動開口41が日付写し込み開口45bに合致
する。これにより、日付写し込み開口45a、45bの
両方を介して各々文字画像が潜像記録される。
【0023】なお、このパノラマプリントモードでは、
上述したように、1撮影コマの2ヵ所に文字画像が潜像
記録されることになるが、プリント時に写真フイルム1
の上下一定幅はプリントされないので、日付写し込み開
口45aを介して写真フイルム1上に記録された文字画
像は、パノラマプリント写真上には写らず、日付写し込
み開口45bを介して記録された文字画像が、パノラマ
プリント写真のちょうど端部に写し込まれる。
【0024】写し込みデータ制御板34の下部には、下
部係合突起34dが一体に設けられている。この下部係
合突起34dは、プリントモード記録装置51を構成し
ている遮光板52の側端に係合している。
【0025】プリントモード記録装置51は、写真フイ
ルム1の下部に、カメラ2のアパーチャ38の下方に設
けられた2か所のデータ露光開口55a,55bを通し
て、各撮影コマのプリントモードを指定するための2ビ
ットの矩形マークを潜像記録するためのものである。こ
のプリントモード記録装置51は、矩形マークを潜像記
録するための光源であるLED53と、このLED53
からの光をアパーチャ38方向に導く導光部材54、及
び、選択するプリントモードに応じてデータ露光開口5
5a,55bを開閉する遮光板52とから構成されてい
る。
【0026】LED53は、カメラ2のレリーズ操作に
連動して一定時間発光する。導光部材54は透明な樹脂
でできており、その一端はLED53に、他端は遮光板
52に面している。
【0027】この遮光板52には、選択開口52a,5
2bが設けられている。遮光板52は扇型の遮光板であ
り、データ露光開口55a,55bが相互に等距離にな
る線上から外れた位置に、軸52cでカメラ2の内部に
軸着されている。そして、写し込みデータ制御板34の
移動に応じて、下部係合突起34dを介して回動する。
【0028】この内、選択開口52aは、プリントモー
ド切替スイッチ23がP位置(パノラマ)及びL位置
(Lサイズ)にセットされている時に、データ露光開口
55aと合致して、導光部材54から照射される光を写
真フイルム1の下部に通す。また、選択開口52bは、
プリントモード切替スイッチ23がL位置(Lサイズ)
にセットされている時だけ、データ露光開口55bと合
致して、導光部材54から照射される光を写真フイルム
1の下部に通す。
【0029】これにより、プリントモード記録装置51
は、プリントモード切替スイッチ23がH位置(ハイビ
ジョン)にセットされている時には、データ露光開口5
5a,55bは両方とも遮光板52に塞がれている状態
になる(図3(A))。そして、カメラ2のレリーズ操
作によりLED53が発光しても、図4(A)に示す写
真フイルム1の下部に設定されたデータ記録エリア61
には、プリントモードを示す矩形のマークは全く記録さ
れない。
【0030】また、プリントモード切替スイッチ23が
L位置(Lサイズ)にセットされている時には、遮光板
52の選択開口52a,52bは、写し込み開口55
a,55bに各々合致する(図3(B))。そして、カ
メラ2のレリーズ操作によりLED53が発光すると、
図4(B)に示す写真フイルム1の下部に設定されたデ
ータ記録エリア61には、Lサイズプリントモードを示
す2個の矩形マーク62が記録される。
【0031】更に、プリントモード切替スイッチ23が
P位置(パノラマ)にセットされている時には、遮光板
52の選択開口52aだけが写し込み開口55aに合致
する(図3(C))。そして、カメラ2のレリーズ操作
によりLED53が発光すると、図4(C)に示す写真
フイルム1の下部に設定されたデータ記録エリア61に
は、パノラマプリントモードを示す1個の矩形マーク6
3が記録される。
【0032】そして、このような遮光板52は、前述し
たようにデータ露光開口55a,55bが相互に等距離
になる線上から外れた位置に軸着されており、また、遮
光板52に選択開口52a,52bが設けられているの
で、図3(A)〜(C)に示すように、遮光板52は、
極めて少ないストロークで、効率よくデータ露光開口5
5a,55bを切り換えることが可能である。
【0033】以上のような構成の実施形態の作用につい
て説明する。本発明の写真フイルム用データ記録装置が
搭載されたカメラ2を用いて写真撮影を行う場合、背面
2cの裏蓋8を開けて新しい写真フイルムパトローネを
セットし、メインスイッチ9をオンにする。
【0034】写真フイルム1の1コマ目がセットされた
ことを撮影枚数表示部7を覗いて確認した後、例えば、
ハイビジョンプリントを指定して撮影を行う場合、プリ
ントモード切替スイッチ23がH位置にあることを確認
する。そして、ファインダ装置5を接眼レンズ22側か
ら覗き、被写体の撮影範囲を確認する。
【0035】この時、プリントモード切替スイッチ23
はH位置にあるので、視野切替え板27はファインダ装
置5の光路内から退避している状態にある。これによ
り、ファインダ装置5を接眼レンズ22側から覗くと、
被写体像の光が対物レンズ21、コンデンサーレンズ2
3を介して、プリズム24、25で正立像になり、接眼
レンズ22を通して観察される。そしてその視野範囲
は、プリズム24とプリズム25との間に設けられてい
る視野枠26で規定されるハイビジョン視野となる。
【0036】撮影者は被写体がハイビジョン視野内に収
まっているか確認した後、レリーズボタン6を操作する
と、シャッタ機構(図示せず)が動作し、1コマ分の写
真撮影が行われる。そして、この時、レリーズ操作と同
時にプリントモード記録装置51のLED53が一定時
間発光するが、プリントモード切替スイッチ23がH位
置にセットされていると、データ露光開口55a,55
bは両方とも遮光板52に塞がれている状態になり、図
3(A)に示すように、写真フイルム1の最初の撮影コ
マ1aの下部に設定されているデータ記録エリア61に
は、プリントモードを示す矩形のマークは全く記録され
ない。これにより、この撮影コマはプリント時にはハイ
ビジョンプリントが選択される。
【0037】一コマ分の撮影が完了すると自動的に写真
フイルム1の巻き上げが行われるが、この時、先程撮影
した撮影コマに、日付写し込み装置44により撮影日等
のデータが潜像記録される。プリントモード切替スイッ
チ23がH位置にある時には、日付写し込み開口45b
は写し込みデータ制御板34で塞がれているので、LE
Dモジュール42の光はレンズ43aを介して日付写し
込み開口45aだけに入射する。これにより、日付写し
込み開口45aを介して写し込まれる文字画像だけが写
真フイルム1の最初の撮影コマ1aに潜像記録される。
【0038】1コマ分の巻き上げが完了し、次の撮影コ
マがアパーチャ38にセットされると、再び撮影が可能
になる。今度は例えばLサイズプリントを指定して撮影
を行う場合、プリントモード切替スイッチ23をスライ
ドさせ、L位置にセットする。プリントモード切替スイ
ッチ23をL位置にスライドさせると、視野切替え板2
7は回転板30を介してカイド壁5aに沿って移動す
る。そして、視野切替え板27の一部がファインダ5の
光路内に進入し、Lサイズ視野開口31が視野枠26の
一部を覆い、ファインダ装置5の視野はLサイズ視野と
なる。
【0039】撮影者は被写体がLサイズ視野内に収まっ
ているか確認した後、レリーズボタン6を操作すると、
シャッタ機構(図示せず)が動作し、1コマ分の写真撮
影が行われる。そして、レリーズ操作と同時にプリント
モード記録装置51のLED53が一定時間発光する
が、プリントモード切替スイッチ23がL位置にセット
されると、遮光板52が回動して選択開口52a,52
bは両方とも写し込み開口55a,55bに各々合致す
るので、写真フイルム1の2枚目の撮影コマ1bの下部
に設定されているデータ記録エリア61には、Lサイズ
プリントモードを示す2個の矩形マーク62が記録され
る。これにより、この撮影コマはプリント時にはLサイ
ズプリントが選択される。
【0040】2コマ目の撮影が完了すると、再び自動的
に写真フイルム1の巻き上げが行われ、同時に日付写し
込み装置44により撮影日等のデータが潜像記録され
る。今度は、プリントモード切替スイッチ23がL位置
にあるので、H位置と同様に日付写し込み開口45bは
写し込みデータ制御板34で塞がれており、LEDモジ
ュール42の光はレンズ43aを介して日付写し込み開
口45aだけに入射する。これにより、日付写し込み開
口45aを介して写し込まれる文字画像だけが写真フイ
ルム1の2枚目の撮影コマ1bに潜像記録される。
【0041】2コマ目の巻き上げが完了し、次の撮影コ
マがアパーチャ38にセットされると、再び撮影が可能
になる。今度は、例えばパノラマプリントを指定して撮
影を行う場合、プリントモード切替スイッチ23をスラ
イドさせ、P位置にセットする。プリントモード切替ス
イッチ23をP位置にスライドさせると、視野切替え板
27は回転板30を介してカイド壁5aに沿って更に移
動する。そして今度はパノラマ視野開口32が視野枠2
6の一部を覆い、ファインダ装置5の視野はパノラマ視
野となる。
【0042】撮影者は被写体がパノラマ視野内に収まっ
ているか確認した後、レリーズボタン6を操作すると、
シャッタ機構(図示せず)が動作し、1コマ分の写真撮
影が行われ、また、レリーズ操作と同時にプリントモー
ド記録装置51のLED53が一定時間発光する。そし
て、今度は、プリントモード切替スイッチ23はP位置
にセットされているので、遮光板52の選択開口52a
だけが写し込み開口55aに合致し、選択開口52bは
再び遮光板52に塞がれた状態になる。これにより、写
真フイルム1の3枚目の撮影コマ1cの下部に設定され
ているデータ記録エリア61に下部には、パノラマプリ
ントモードを示す1個の矩形マーク63が記録される。
【0043】3コマ目の撮影が完了すると、再び自動的
に写真フイルム1の巻き上げが行われ、同時に日付写し
込み装置44により撮影日等のデータが潜像記録され
る。今度は、プリントモード切替スイッチ23がP位置
にあるので、写し込みデータ制御板34の移動開口41
が日付写し込み開口45bに合致し、日付写し込み開口
45bからも写真フイルム1上に文字画像が記録され
る。従って、このパノラマプリントモードでは、日付写
し込み開口45b、45aを介して2ヵ所に、各々文字
画像が潜像記録される。
【0044】しかし、パノラマプリントモードでは、プ
リント時に写真フイルム1の上下一定幅はプリントされ
ないので、日付写し込み開口45aを介して写真フイル
ム1上に記録された文字画像は、パノラマプリント写真
上には写らず、日付写し込み開口45bを介して記録さ
れた文字画像が、パノラマプリント写真のちょうど端部
に写し込まれる。
【0045】このようにして、被写体に応じてプリント
サイズを適宜選択しながら撮影を行っていく。そして、
全撮影コマの撮影が完了したのち、写真フイルム1をパ
トローネ内に巻き上げ、現像取扱店等にプリントを依頼
することになる。現像取扱店では、図3(A)のよう
に、データ記録エリア61に矩形マークが記録されてい
ない撮影コマはハイビジョンサイズに、図3(B)のよ
うに、1個の矩形マーク63が記録されている撮影コマ
はパノラマサイズに、そして、図3(C)のように、2
個の矩形マーク62が記録されている撮影コマはLサイ
ズになるように、各々プリントを行う。
【0046】図5は、第2の実施形態を示す説明図であ
る。この実施形態では、遮光板に選択開口を1個だけ設
けたものである。遮光板73は、写し込み開口71aと
71bとの等距離線上から外した位置に軸着されてい
る。そして、この遮光板73には、選択開口73aが1
個だけ設けられている。
【0047】このような構成により、プリントモード切
替えスイッチ(図示せず)をハイビジョンモードにセッ
トすると、図5(A)に示すように、写し込み開口71
a、71bは共に遮光板73に塞がれ、従ってプリント
マークは全く露光されないので、ハイビジョンモードが
指定される。また、パノラマモードを選択すると、図5
(B)に示すように、写し込み開口71aだけが選択開
口73aに合致し、プリントマークが1個だけ露光さ
れ、パノラマモードが指定される。さらに、Lサイズモ
ードを選択すると、図5(C)に示すように、写し込み
開口71bが選択開口73aに合致するとともに、写し
込み開口71aから遮光板73が外れるので、プリント
マークが2個とも露光され、Lサイズモードが指定され
る。
【0048】そして、この実施形態においても、遮光板
73を写し込み開口71aと71bとの等距離線上から
外した位置に軸着したので、遮光板73の動作ストロー
クを短くすることが可能になり、プリントデータの光路
の切替えを簡略化させることができる。
【0049】図6は、第3の実施形態を示す説明図であ
る。この実施形態では、プリントモードの切替えを、ア
スペクト比の順にパノラマ、ハイビジョン、Lサイズと
したものである。遮光板81は、写し込み開口82aと
82bとの等距離線上から外した位置に軸着されてい
る。そして、この遮光板81には、選択開口83a、8
4aが設けられている。
【0050】このような構成により、プリントモード切
替えスイッチ(図示せず)をパノラマモードにセットす
ると、図6(A)に示すように、写し込み開口82aだ
けが選択開口83aに合致し、写し込み開口82bは遮
光板81に隠蔽される。この結果、写真フイルムにはプ
リントマークが1個だけ露光され、パノラマモードが指
定される。また、ハイビジョンモードを選択すると、図
6(B)に示すように、写し込み開口82aと82bは
共に遮光板81に塞がれ、従ってプリントマークは全く
露光されないので、ハイビジョンモードが指定される。
また、Lサイズモードを選択すると、図6(C)に示す
ように、写し込み開口82bが選択開口83aに合致す
るとともに、写し込み開口82aから遮光板81が外れ
るので、プリントマークが2個とも露光され、Lサイズ
モードが指定される。
【0051】この実施形態においても、遮光板81を写
し込み開口82aと82bとの等距離線上から外した位
置に軸着したので、遮光板81の動作ストロークを短く
することが可能になり、プリントデータの光路の切替え
を簡略化させることができる。
【0052】なお、上述した実施の形態では、本発明の
プリントデータ記録装置をカメラに搭載しているが、勿
論レンズ付きフイルムユニットに搭載してもよく、作
用、効果は同様である。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
プリントデータ記録装置によれば、プリントデータを露
光させるためのデータ露光開口を塞ぐ遮光板に、前記2
個のデータ露光開口の一方、又は両方に合致してデータ
露光開口を露出させる選択開口を少なくとも1個形成す
るとともに、この遮光板を、前記2個のデータ露光開口
が互いに等距離になる線上から外した位置に軸着したの
で、簡易な機構でローコストに製造可能で且つコンパク
トな、プリントデータの写し込みを行うためのプリント
データ記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリントデータ記録装置の説明図であ
る。
【図2】本発明のプリントデータ記録装置を組み込んだ
カメラの外観斜視図である。
【図3】本発明のプリントデータ記録装置の動きを示す
説明図である。
【図4】本発明のプリントデータ記録装置によりプリン
トデータが記録された写真フイルムの例を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 写真フイルム 2 カメラ 23 プリントモード切替スイッチ 27 視野切替え板 51 プリントモード記録装置 52 遮光板 52a,52b 選択開口 55a,55b データ露光開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの各撮影コマごとにその画
    面外に予め設定されたマーク2個分の記録エリアに、マ
    ークの個数で表される2ビットのプリントデータを露光
    させるための2個のデータ露光開口と、このデータ露光
    開口を塞ぐ遮光板とを有するプリントデータ記録装置に
    おいて、 前記2個のデータ露光開口の一方、又は両方に合致して
    データ露光開口を露出させる選択開口を、前記遮光板に
    少なくとも1個形成するとともに、この遮光板を、前記
    2個のデータ露光開口が互いに等距離になる線上から外
    した位置に軸着したことを特徴とするプリントデータ記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光板は、ファインダの視野範囲を
    切替えるファインダ装置に連動することを特徴とする請
    求項1記載のプリントデータ記録装置。
JP8020064A 1996-02-06 1996-02-06 プリントデータ記録装置 Pending JPH09211682A (ja)

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