JP3343750B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP3343750B2
JP3343750B2 JP07900394A JP7900394A JP3343750B2 JP 3343750 B2 JP3343750 B2 JP 3343750B2 JP 07900394 A JP07900394 A JP 07900394A JP 7900394 A JP7900394 A JP 7900394A JP 3343750 B2 JP3343750 B2 JP 3343750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付きフイルムユ
ニットに関し、さらに詳しくは、露光画面の変更に応じ
て撮影年月日等のデータの写し込み位置を切り替えるデ
ータ写し込み位置切替え機構を内蔵したレンズ付きフイ
ルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誰でも簡単に撮影が楽しめるよう
に、シンプルな撮影機構を備え、そして、135タイプ
のパトローネ付き写真フイルムを予め内蔵したレンズ付
きフイルムユニット(以下、「フイルムユニット」と称
す)が広く普及しており、これにデータ写し込み機構を
内蔵したものが、特開平5−289164号公報に本出
願人から提案されている。
【0003】上記公報記載のデート写し込み機構は、ボ
ディ背面に設けたダイヤル式の手動データ操作部で所望
のデータをセットした後に撮影を行うと、撮影用のシャ
ッタ機構に連動してデータ写し込み用のシャッタ機構が
作動し、ボディ前面の開口から入射する自然光をライト
ガイドを介して後カバーの背面側に導き、白抜き(透
明)のデータが表示されたデータ写し込み板を通して写
真フイルムの背面側からフルサイズの露光画面内にデー
タ像を写し込むようにしている。この機構は、写し込み
時にデータ像を発生させる光源に自然光を採用し、ま
た、結像レンズを用いずにデータ写し込み板を写真フイ
ルムの背面に近接させて写し込む密着露光タイプとして
いるため、構成がシンプルで安価である。
【0004】ところで、フイルムユニットに露光画面切
替え機構を内蔵したものが、「フジカラー 写ルンです
スーパー800 パノラマ切替(商品名)」として本
出願人から提供されている。
【0005】露光画面切替え機構を内蔵したフイルムユ
ニットは、撮影シーンに応じて、ボディの外部に設けた
撮影モード切替えレバーを操作して、フルサイズ撮影モ
ードとパノラマ撮影モードとのいずれか一方を選択して
撮影を行う。パノラマ撮影モードが選択されると、フル
サイズの大きさの露光枠内に一対の上下マスク板が挿入
され、露光画面を13×36mmのパノラマサイズに画定
する。このパノラマサイズ画面からはアスペクト比が
2.8となった、例えば89×254mmのパノラマプリ
ント写真が作成される。フルサイズ撮影モードを選択す
ると、一対の上下マスク板が退避して、24×36mmの
サイズのフルサイズ画面に画定される。このフルサイズ
画面からは、アスペクト比が1.5となった、例えば8
9×127mmの標準プリント写真が作成される。
【0006】このような露光画面切替え機構を内蔵した
フイルムユニットにデータ写し込み機構を内蔵させる場
合には、フルサイズ画面の端にデータを写し込むように
するとパノラマ撮影モードの際にはこの位置が一対のマ
スク板によってマスクされてしまい、フルサイズ画面に
データを写し込むことができない。そこで、データ写し
込み位置切替え機構を内蔵させて、データの写し込み位
置をフルサイズ画面の端とパノラマサイズ画面の端とに
それぞれ切り替えることが望まれている。
【0007】データ写し込み位置切替え機構としては、
株式会社ニコン(社名)から提供されているコンパクト
カメラ、(ニコンミニ(商品名))に内蔵されているも
のがる。このデータ写し込み位置切替え機構は、撮影年
月日、及び時間等の文字データを発生させる発光ダイオ
ード(LED)から発せられる光を、フルサイズ画面の
端に結像させるフルサイズ用結像レンズとパノラマサイ
ズ画面の端に結像させるパノラマ用結像レンズとにそれ
ぞれ導き、一対の上下マスク板の移動に連動して遮蔽板
を、フルサイズ用結像レンズによってフルサイズ画面に
結像される光路を遮蔽するフルサイズデータ光路遮蔽位
置とパノラマ用結像レンズによってパノラマサイズ画面
の端に結像される光路を遮蔽するパノラマデータ光路遮
蔽位置との間でそれぞれ移動させるようにしている。こ
のように、露光画面切替え機構に連動してデータの写し
込み位置をフルサイズ画面の端とパノラマサイズ画面の
端とにそれぞれ自動的に切り替わるため、操作が容易で
ある。
【0008】また、パノラマプリント写真では、標準プ
リント写真に対してプリント倍率が2倍となる。このた
め、パノラマサイズ画面に写し込むデータ像とフルサイ
ズ画面に写し込むデータ像とを同じ大きさにしたので
は、パノラマプリント写真に記録されたデータの大きさ
がかなり大きくなり違和感を持つ。そこで、パノラマ撮
影モード時には、発光ダイオードとパノラマ用結像レン
ズとの間の距離をフルサイズ用結像レンズまでの距離よ
りも長くして、パノラマサイズ画面に写し込まれるデー
タ像の大きさを小さくし、パノラマプリント写真に記録
されるデータと標準プリント写真に記録されるデータと
の大きさを同じにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写し込
み時にデータ像を発生させる光源として発光ダイオード
を用い、また、結像レンズを用いてデータを写し込むタ
イプにすると、発光ダイオードと結像レンズとの間の光
路長を変更することでパノラマプリント写真に記録され
るデータと標準プリント写真に記録されるデータとの大
きさを同じすることができる利点があるものの、当然発
光ダイオードと結像レンズを用いるため、構成が複雑
で、しかも高価となり、安価なフイルムユニットには採
用しにくい面があった。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、第1の目的としては、簡単な
操作でデータ写し込み位置の変更が行え、しかもローコ
ストなデータ写し込み位置切替え機構を内蔵させたレン
ズ付きフイルムユニットを提供することにある。また第
2の目的としては、プリント写真に記録されるデータの
大きさが全て同じとなるように、種々の露光画面に写し
込むデータ像の大きさを変化させて写し込むことができ
るデータ写し込み位置切替え機構を内蔵したレンズ付き
フイルムユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、撮影用
のシャッタ機構の作動に連動して外部開口から自然光を
取り入れるデータ写し込み用のシャッタ手段と;写真フ
イルムの背面側から前記第1露光範囲のうちの前記第2
露光範囲を除く範囲内に向けられた第1データ写し込み
開口と;前記写真フイルムの背面側から前記第2露光
囲内に向けられた第2データ写し込み開口と;写真フイ
ルムの背面と第1データ写し込み開口との間に配置さ
れ、ライトガイド手段で導かれた自然光を光源として前
記第1露光範囲内にデータ像を形成する第1データ用文
字板と;写真フイルムの背面と第2データ写し込み開口
との間に配置され、ライトガイド手段で導かれた自然光
を光源として前記第2露光範囲内にデータ像を形成する
第2データ用文字板とを備え;前記ライトガイド手段
を、前記外部開口から取り入れた自然光を共通入口面か
ら受け入れて共通出口面から射出させる共通ライトガイ
ドと、傾斜した反射面が内部に形成され、前記共通出口
面からの自然光を前記反射面で反射させて出口面に導く
第1位置と前記共通出口面からの自然光を前記反射面を
介さずに通過させる第2位置との間で移動自在な可動ラ
イトガイドと、前記可動ライトガイドが第1又は第2位
置のいずれか一方にあるときに反射面を介さず通過して
きた自然光を受け入れて前記第1データ写し込み開口に
案内する第1露光範囲用ライトガイドと、前記可動ライ
トガイドが前記他方に移動したときに前記出口面から射
出する自然光を受け入れて前記第2データ写し込み開口
に案内する第2露光範囲用ライトガイドとから構成し;
露光範囲切り替え機構による露光範囲の切替えに連動し
て前記可動ライトガイドを第1又は第2位置のいずれか
に選択的に移動させ、データの写し込み位置を変更する
ようにしたものである。
【0012】
【作用】撮影用のシャッタ機構の作動に連動してデータ
写し込み用のシャッタ手段が作動すると、外部開口から
自然光が取り入れらる。この自然光は、共通ライトガイ
ドから可動ライトガイドに導かれる。可動ライトガイド
が第1又は第2位置のいずれか一方にあるときには、第
1露光範囲用ライトガイドが可動ライトガイドの反射面
を介さず通過してきた自然光を受け入れて第1データ写
し込み開口に案内する。第1データ用文字板は、第1デ
ータ写し込み開口を通る自然光を光源としたデータ像を
写真フイルムの背面から記録する。また、可動ライトガ
イドが他方に移動したときには、第2露光範囲用ライト
ガイドが可動ライトガイドの出口面から射出する自然光
を受け入れて第2データ写し込み開口に案内する。第2
データ用文字板は、第2データ写し込み開口を通る自然
光を光源としたデータ像を写真フイルムの背面から記録
する。
【0013】データ写し込み位置切替え手段としては、
前記露光画面切替え機構に連動して自動的に切り替わる
ようにすると、一々露光画面切替え機構とデータ写し込
み位置切替え手段との操作をそれぞれ行うことなく、1
つの操作で行えるようになる。また、第1及び第2デー
タ用文字板としては、透明な円板と、この円板の円周方
向に一定ピッチで配列した不透明な第1及び第2の文字
パターンとから構成したタイプよりも、不透明な円板
と、この円板の円周方向に一定ピッチで配列された透明
又は素通しの第1又は第2文字パターンとから構成した
タイプの方が、プリント写真に記録された文字が読みや
すく、また、被写体画像を覆う範囲が狭いため、好適で
ある。
【0014】また、1枚の文字板に、不透明な円板と、
この円板の円周方向に一定ピッチで交互に配列された透
明又は素通しの第1及び第2の文字パターンとを設け
と、第1及び第2データ用文字板とを1枚の文字板で構
成することができる。さらにまた、第1又は第2文字パ
ターンの大きさを異ならせることにより、第1露光画面
と第2露光画面とから作成されるプリント写真に記録さ
れるデータの大きさを同じとすることができる。
【0015】
【実施例】フイルムユニット10は、図2に示すよう
に、ユニット本体11を外ケース12で包んだ構成とな
っている。外ケース12には、撮影レンズ13、シャッ
タボタン14、撮影モード切替え摘み15、ファインダ
ー対物窓16、自然光取入れ用開口17、及び、撮影枚
数表示窓18等を外部に露呈させるための開口が設けら
れている。
【0016】撮影モード切替え摘み15は、前面外部か
ら操作可能に設けられている。この撮影モード切替え摘
み15がスロット19の左端にあるときには、フルサイ
ズ撮影モードが選択されている。撮影モード切替え摘み
15を図2において右方向にスライド移動させると、パ
ノラマ撮影モードに切り替わる。
【0017】フイルムユニット10の背面側には、図3
に示すように、外ケース12に、巻き上げノブ20、デ
ータ写し込み操作カバー21、及びファインダー接眼窓
22をそれぞれ露呈させるための開口が設けられてい
る。
【0018】データ写し込み操作カバー21には、デー
タ写し込み位置切替え摘み23と、フルサイズ撮影モー
ドの際に所望するデータをセットするための一対のフル
サイズ用データセットダイヤル24と、パノラマ撮影モ
ードの際に所望するデータをセットするための一対のパ
ノラマ用データセットダイヤル25とが内蔵されてい
る。データ写し込み位置切替え摘み23は、背面から外
部操作可能に突出して設けられている。このデータ写し
込み位置切替え摘み23がスロット26の右端にあると
きには、フルサイズ画面内にデータを写し込むフルサイ
ズデータ写し込み位置となる。また、データ写し込み位
置切替え摘み23を図2において左方向にスライド移動
させると、データの写し込み位置をパノラマサイズ画面
内に切り替えたパノラマデータ写し込み位置となる。
【0019】一対のフルサイズ用データセットダイヤル
24は、デート写し込み操作カバー21の奥に回動自在
に設けられており、外部操作可能にデート写し込み操作
カバー21の上方から僅かに露呈している。図4に示す
ように、このデータセットダイヤル24は、年データセ
ットダイヤル27と月データセットダイヤル28とで構
成されている。年データセットダイヤル27の表面に
は、西暦の末尾二桁を示す94、95、96・・・03
の数字が表示されており、ダイヤル27の回動操作に応
じてデート写し込み操作カバー21に形成された開口2
9に順に露呈される。また、月データセットダイヤル2
8の表面には、英語で月を表すアルファベットの頭文字
3桁のJAN、FEB、MAR・・・DECの英字が表
示されている。これらの数字及び英字のうち所望する数
字及び英字を、ダイヤル28の回動操作に応じてデート
写し込み操作カバー21に形成された開口30に順に露
呈される。これらの開口29,30に所望する年月のデ
ータの組み合わせを露呈させることで、フルサイズ画面
に写し込むデータのセットが行える。
【0020】一対のパノラマ用データセットダイヤル2
5も一対のフルサイズ用データセットダイヤル24と同
様に、年データセットダイヤル31と月データセットダ
イヤル32とで構成されており、ダイヤル25の回動操
作に応じてデート写し込み操作カバー21に形成された
2つの開口33,34に所望する年月のデータを露呈さ
せることで、パノラマ画面に写し込むデータのセットが
行える。これらのセット操作は、各データセットダイヤ
ル29,30,33,34の外周に形成した歯列にそれ
ぞれクリック爪35を係合させたクリック機構36が内
蔵されており、これらのクリック機構36によって、デ
ータを開口29,30,33,34に露呈する毎にクリ
ック止めされる。なお、外ケース12の外表面には、パ
ノラマ撮影に随時切替え可能なことを表す表記と、デー
タ写し込みセット手順を表す表記とが印刷されている。
【0021】図5及び図6に示すように、ユニット本体
11は、本体基部40、後カバー41、露光ユニット4
2、ストロボユニット43、及び前カバーユニット44
とからなる。本体基部40には、国際標準規格(IS
O:1007−1979年版)で規定された135タイ
プのパトローネ45a付きの写真フイルム45が装填さ
れる。また、本体基部40の前側には、露光ユニット4
2が着脱自在に取り付けらる。後カバー41は、本体基
部40の背後に着脱自在に取り付けられ、本体基部40
との間で写真フイルム45を光密に遮光する。ストロボ
ユニット43には、電池46、シンクロ接点スイッチ4
7、ストロボ発光部48等が一体化されており、本体基
部40の右側に着脱自在に取り付けられる。
【0022】露光ユニット42は、撮影レンズ13を備
えた露光付与機構49、フイルム巻き止め機構50、フ
ァインダー光学系51、及び露光画面切替え機構52等
から構成され、これらは一体化されている。前カバーユ
ニット44は、前カバー53と、この前面に爪止めされ
る前板54と、これらの間に配置されるパノラマ視野枠
55とからなり、これらは一体化した後に本体基部40
の前面に着脱自在に取り付けられる。前板54にはフィ
ンダー対物窓16が、また、前カバー53には自然光取
入れ用開口17がそれぞれ一体に形成されている。
【0023】パトローネ45a付きの写真フイルム45
は、写真フイルム45と、この写真フイルム45を光密
に収納するパトローネ45aとからなる。このパトロー
ネ45aは、写真フイルム45の後端が固定されたスプ
ール45bを備え、スプール45bが回転されたとき
に、その外周に露光済みの写真フイルム45を巻き取
る。
【0024】本体基部40には、パトローネ45aを収
納するためのパトローネ収納室56と、パトローネ45
aから引き出した未露光の写真フイルム45のロールを
収納するためのフイルム収納室57とが一体成形されて
いる。パトローネ収納室56の上には、巻き上げノブ2
0が回動自在に取り付けられている。この巻き上げノブ
20には、装填された際にパトローネ45aのスプール
45bが係合する。
【0025】パトローネ収納室56とフイルム収納室5
7との間には、露光枠58が位置しており、これにはフ
ルサイズの大きさで形成された露光開口59が設けられ
ている。本体基部40の下部には、自然光取入れ用開口
17から入射する自然光を後カバー41の背面に導くた
めの案内筒60が設けられている。
【0026】露光枠58の背面は、フイルム支持面61
を構成しており、このフイルム支持面61は、撮影レン
ズ13のディストーションを改善するために、フイルム
給送方向に沿って背面側に凸となるように湾曲した形状
となっている。また、後カバー41の内面は、フイルム
支持面61に対応して湾曲したフイルム規制面62を構
成している。
【0027】前カバーユニット44のパノラマ視野枠5
5には、パノラマサイズ対応視野を形成するパノラマ開
口64、撮影モード切替え摘み15、一対の切欠き6
5,66、及びカム板67が一体に形成されている。前
カバー53には、ファインダー開口68の他に、シャッ
タボタン14等が一体成形されており、またパノラマ視
野枠55を矢線方向にスライド自在に収納する凹部69
が形成されている。この凹部69の下端縁には、一対の
クリック爪70,71が形成されている。
【0028】パノラマ開口64は、ファインダー視野範
囲をパノラマサイズと同じアスペクト比に規定する大き
さで形成さている。また前板36には、フルサイズと同
じアスペクト比に規定するファインダー対物窓16の他
に、撮影モード切替え摘み15を移動自在に外部に露呈
させるためのスロット19、撮影レンズ13を外部に露
呈させるための撮影用開口72とが一体に設けられてい
る。
【0029】撮影モード切替え摘み15をスロット19
の内部で右方向にスライドすると、パノラマ視野枠55
がフルサイズ位置からパノラマ位置へ移動される。フル
サイズ位置では、クリック爪70に切欠き65がクリッ
ク結合しており、フルサイズ対応視野が形成される。パ
ノラマ位置では、クリック爪71に切欠き66がクリッ
ク結合しており、パノラマ開口64がファインダー対物
窓16の背後に位置し、パノラマサイズ対応視野が形成
される。
【0030】図7は、露光付与機構49やフイルム巻き
止め機構50等を概略的に示したものである。周知のよ
うに、巻き上げノブ20のフイルム巻き上げ操作が行わ
れると、パトローネ45aのスプール45bが回動し、
フイルム45が移送される。このフイルム45のパーフ
ォレーション45cには、従動スプロケット73の歯が
噛合している。したがって、フイルム移送に連動して従
動スプロケット73が回転し、この回転に伴ってカム部
材74も回転する。カム部材74の回転により係止レバ
ー75を介してシャッタ駆動レバー76がチャージ位置
に移動する。従動スプロケット74が1回転すると、係
止レバー75の一端75aが巻き上げノブ20の外周に
係合し、フイルム巻き上げ操作を阻止する。なお、この
とき、撮影枚数表示板76が1目盛り分回転する。
【0031】シャッタボタン14の操作によりシャッタ
駆動レバー76がバネ77の付勢により反時計方向に僅
かに回転する。この僅かな回転中に、シャッタ駆動レバ
ー76の蹴飛ばし部76aがバネ78の付勢に抗して撮
影用のシャッタ羽根79を蹴飛ばして撮影レンズ13か
ら入射する被写体光を露光開口59にセットされた写真
フイルム45に露光させる。このシャッタ羽根79の下
方には、データ写し込み用のシャッタ羽根80が、自然
光取入れ用開口17と案内筒60との間で回動自在に設
けられている。このシャッタ羽根80は、常態が自然光
取入れ用開口17を遮蔽した遮蔽位置の状態となってお
り、撮影用のシャッタ羽根79に形成した凸部79aに
蹴飛ばされることにより、遮蔽位置とバネ81の付勢に
抗して自然光を案内筒60に入射させる開き位置との間
で瞬時に開閉する。
【0032】露光画面切替え機構52は、図8に示すよ
うになっている。パノラマ視野枠55がパノラマ位置に
向かって移動される途中で、カム板67がファインダー
光学系51の上部に設けられた中間レバー83を押圧す
る。この押圧により、中間レバー83がバネ84の付勢
に抗して軸85を中心に反時計方向に回転されるから、
露光ユニット42のベースである暗箱86の側面から内
部に挿通されたクランクレバー87を、軸88を中心と
して時計方向に回転させる。
【0033】暗箱86には、上アパーチャーマスク板8
9と下アパーチャーマスク板90とが、軸89a,89
b,90a,90bを中心として回動自在に取り付けら
れている。上アパーチャーマスク板89には、先端にピ
ン89cが形成されたアーム89dが設けられている。
下アパーチャーマスク板90には、前記ピン89cに押
圧されるアーム90cが設けられている。さらに、これ
らのアーム89d,90cには、各アパーチャーマスク
板89,90とを開き方向に付勢するバネ91が掛けら
れている。このバネ91はクランクレバー87、カム板
67を介して、パノラマ視野枠55をフルサイズ位置に
向けて付勢している。
【0034】クランクレバー87は、上アパーチャーマ
スク板87の軸89bに軸着されており、クランクレバ
ー87が上述したように時計方向に回転されると、バネ
91の付勢に抗して、上アパーチャーマスク板89が図
9に示すフルサイズ位置(退避位置)から図10に示す
パノラマ位置(挿入位置)に向けて揺動する。この上ア
パーチャーマスク板89に連動して下アパーチャーマス
ク板90もパノラマ位置に向けて揺動する。
【0035】後カバー41の背面には、図11に示すよ
うに、中間カバー93、データ写し込み操作カバー21
とが設けられており、後カバー41と中間カバー93と
の間にデータ写し込み位置切替え機構94が内蔵されて
いる。
【0036】データ写し込み位置切替え機構94は、フ
ルサイズ位置写し込み用開口95、パノラマ位置写し込
み用開口96、可動ライトガイド97、共通ライトガイ
ド98、フルサイズ位置写し込み用ライトガイド99、
及びパノラマ位置写し込み用ライトガイド100から構
成されており、これらは、中間カバー93、及びデータ
写し込み操作カバー21とで後カバー41の背面に光密
に収納されている。ライトガイドは、周知のように、透
明なプラスチック材料で形成されており、光をストレー
トに導く場合には矩形な断面を連続的に形成し、また斜
面を形成することにより光の進路を変更させることがで
きる。
【0037】共通ライトガイド98は、案内筒60から
進入する自然光を後カバー41の背面上部に導くため
に、後カバー41の下部に設けた開口101から上方に
向けて固定されている。共通ライトガイド98は下方側
の自然光の入口が光の進路を上方に向けて変更するため
の入口斜面98aとなっており、上方側が出口平面98
bとなっている。
【0038】共通ライトガイド98の出口平面98bに
は、データ写し込み位置切替え摘み23が一体に形成さ
れた可動ライトガイド97が水平方向に沿って配置され
ている。可動ライトガイド97は、後カバー41の背面
に固定された4つのガイド102にスライド自在に取り
付けられており、データ写し込み位置切替え摘み23の
操作によって矢線方向(水平方向)に移動される。
【0039】可動ライトガイド97は、長手方向を水平
にして配置されており、ストレート用ガイド部103と
切替え用ガイド部104とから構成されている。切替え
用ガイド部104は、光の出入口となる両端が同じ傾き
の斜面104a,104bとなっており、左側の入口斜
面104aはアルミを蒸着させてミラーとしている。こ
の入口斜面104aは、データ写し込み位置切替え摘み
23がパノラマデータ写し込み位置の際に、共通ライト
ガイド98の出口平面98bに接し、自然光の進路を右
方向に向けて変更する。ストレートガイド部103は、
切替え用ライトガイド部104の左側に貼着して一体化
されており、データ写し込み位置切替え摘み23がフル
サイズデータ写し込み位置の際に、共通ライトガイド9
8の出口平面98bに接し、自然光の進路をそのまま垂
直方向にガイドする。
【0040】フルサイズ位置写し込み用ライトガイド9
9は、後カバー41に垂直方向に沿って固定されてお
り、データ写し込み位置切替え摘み23がフルサイズデ
ータ写し込み位置の際に、平面となった下方の入口平面
99aがストレートガイド部103に接し、自然光の進
路を垂直方向に向けてガイドする。このフルサイズ位置
写し込み用ライトガイド99の上面は、後カバー41に
向けて光の進路を変更する出口斜面98aとなってい
る。
【0041】パノラマ位置写し込み用ライトガイド10
0は、フルサイズ位置写し込み用ライトガイド99から
所定間隔離れた位置で、且つ後カバー1に垂直方向に沿
って固定されており、データ写し込み位置切替え摘み2
3がパノラマデータ写し込み位置の際に、平面となった
下方の入口平面100aが切替え用ライトガイド部10
4の出口斜面104bに接し、切替え用ライトガイド部
104によってガイドされる自然光の進路を垂直方向に
向けてガイドする。このパノラマ位置写し込み用ライト
ガイド100の上面は、後カバー41に向けて光の進路
変更する出口斜面100bとなっている。
【0042】後カバー41には、フルサイズ位置写し込
み用ライトガイド99の出口斜面99bの位置に、フル
サイズ写し込み用開口95が形成されている。このフル
サイズ位置写し込み用開口95は、露光開口59で画定
されるフルサイズ画面の端に対峙する位置に形成されて
いる。また、後カバー41には、パノラマ位置写し込み
用ライトガイド100の出口斜面100bの位置に、パ
ノラマ位置写し込み用開口96が形成されている。この
パノラマ位置写し込み用開口96は、上下アパーチャー
マスク板89,90で画定されるパノラマサイズ画面の
端に対峙する位置に形成されている。
【0043】フルサイズ位置写し込み用開口95とパノ
ラマ位置写し込み用開口96のフイルム規制面62側に
は、図5にも示したように、それぞれ一段凹んだ凹部1
06,107が形成されており、これらの凹部106,
107内には、一対のフルサイズ位置写し込み用データ
円板108と一対のパノラマ位置写し込み用データ円板
109とがそれぞれ回動自在に設けられている。これら
のデータ円板108,109には、後カバー41と中間
カバー93とに形成された軸受用開口110〜117を
介して各データセットダイヤル27,28,31,32
にそれぞれ連結されている。
【0044】図12に示すように、露光開口59で画定
されるフルサイズ画面118の右上角にフルサイズ位置
写し込み用開口95が位置し、この開口95の左右に並
列して一対のフルサイズ位置写し込み用データ円板10
8が配置されている。また、一対の上下アパーチャーマ
スク板89,90で画定されるパノラマサイズ画面11
9の左上角にパノラマ位置写し込み用開口96が位置
し、この開口96の左右に並列して一対のパノラマ位置
写し込み用データ円板109が配置されている。
【0045】一対のフルサイズ位置写し込み用データ円
板108と一対のパノラマ位置写し込み用データ円板1
09とは、写真フイルム45の乳剤面とは逆の面から密
着露光されるが、写真フイルム45に接しているとフイ
ルム巻き上げの際に写真フイルム45にキズを付けてし
まうため、写真フイルム45との間に僅かな隙間が設け
られている。
【0046】一対のフルサイズ位置写し込み用データ円
板108は、図13に示すように、不透明な円板に、西
暦の末尾二桁を示す94、95、96・・・03の白抜
き(透明)数字パターンを円周に沿って一定ピッチで表
示した年データ写し込み用円板120と、英語で月を表
すアルファベットの頭文字3桁のJAN、FEB、MA
R・・・DECの白抜き(透明)英字パターンを円周に
沿って一定ピッチで表示した月データ写し込み用円板1
21とが形成されている。これらの表示された英字及び
数字等のデータパターンは、フルサイズ用データセット
ダイヤルで所望したデータの組み合わせに対応したもの
がフルサイズ位置写し込み用開口95に露呈され、自然
光によって写真フイルム45にデータ像として露光され
る。なお、年データ写し込み用円板120と月データ写
し込み用円板121とに表示された文字パターンは、密
着露光であるため、同図に示すように上下が逆にして表
示されている。なお、文字パターンを不透明にし、その
他の部分を透明にしたデータ円板としてもよい。
【0047】一対のパノラマ位置写し込み用データ円板
109も前記一対のフルサイズ位置写し込み用データ円
板108と同じように、年データ写し込み用円板122
と月データ写し込み用円板123とで構成されている
が、パノラマプリント写真に記録されるデータと標準プ
リント写真に記録されるデータとの大きさを同じにする
ために、一対のパノラマ位置写し込み用データ円板10
9のデータパターンの大きさが前記一対のフルサイズ位
置写し込み用データ円板108のデータパターンの半分
の大きさとされている。
【0048】次に上記実施例の作用を説明する。フイル
ムユニット10は防湿袋に収納された形態で提供されて
おり、この防湿袋から取り出した状態は、撮影モード切
替え摘み15がパノラマ撮影モードに、また、データ写
し込み位置切替え摘み23がパノラマデータ写し込み位
置にそれぞれセットされた状態となっている。
【0049】外ケース12の外表面には撮影時等の注意
書が印刷されているので、写真知識を有するユーザー
は、フルサイズ撮影とパノラマ撮影との切替えに応じ
て、データ写し込み位置切替え摘み23を切り替え、各
データセットダイヤル24,25をセットすることが確
実に理解できる。なお、工場出荷時に各データセットダ
イヤル24,25を予め製造年月に合わせておくと、ユ
ーザーがデータのセット操作を忘れた場合でも大方デー
タが合っているので好適である。
【0050】撮影を行う場合には、先ず、一対のパノラ
マ用データセットダイヤル25を回して所望のデータを
各開口33,34に露呈させておく。その後、巻き上げ
ノブ20を回してフイルム巻き上げ操作を行う。フイル
ム巻き上げ操作に連動して写真フイルム45がパトロー
ネ45a内に移送され、1コマ分の移送が完了した時点
でフイルム巻き止め機構50が作動し、巻き上げノブ2
0の回転操作がロックされるとともに、シャッタチャー
ジが行われる。
【0051】シャッタチャージ完了後、ユーザーは、フ
ァインダー接眼窓22から撮影すべきシーンを観察す
る。このとき、ファインダー対物窓16の背後にパノラ
マ開口64が挿入されているため、フルサイズ対応視野
のうち上部と下部とがマスクされたパノラマ対応視野と
なっている。
【0052】シャッタレリーズボタン14を操作する
と、露光ユニット42のシャッタ羽根79が開閉する。
このシャッタ羽根79の開口中には、撮影レンズ13を
通った被写体光が、露光開口59の背後にセットされた
写真フイルム45に入射する。このとき、上下アパーチ
ャーマスク板89,90がパノラマ位置にセットされて
いるので、上下の被写体光がケラレて、図12に示すパ
ノラマサイズ画面119が写真フイルム45に形成され
る。
【0053】一方、撮影用のシャッタ羽根79の開閉に
連動して、データ写し込み用のシャッタ羽根80も開閉
する。このシャッタ羽根80の開口中に自然光取入れ用
開口17から入射した自然光が、案内筒60に入射す
る。その後、自然光は、図1に示すように、案内筒6
0、後カバー41の開口101を通って背面側の共通ラ
イトガイド98の入口斜面98aに導かれる。
【0054】データ写し込み位置切替え機構94は、パ
ノラマ写し込み位置となっているので、切替え用ライト
ガイド部104の入口斜面104aが共通ライトガイド
98の出口平面98bに接し、また切替え用ライトガイ
ド部104の出口斜面104bがパノラマ位置写し込み
用ライトガイド100の入口平面100aに接した状態
となっている。このため、自然光は共通ライトガイド9
8の入口斜面98aで進路が上方に変更された後に、
口斜面104aで右方向に反射され、この反射した光の
進路が出口斜面104bで上方向に変更されて、パノラ
マ位置写し込み用ライトガイド100にガイドされた後
に出口斜面100bで進路が後カバー41に向けて変更
されてパノラマ位置写し込み用開口96に導かれる。
【0055】パノラマ位置写し込み用開口96と写真フ
イルム45の背面との間には、一対のパノラマ位置写し
込み用データ円板109が配置されており、これらを透
過した光が写真フイルム45の背面に入射する。これに
より、一対のデータセットダイヤル25でセットした年
月の組み合わせデータが写真フイルム45の背面側から
露光される。
【0056】フルサイズ撮影を行う場合には、撮影モー
ド切替え摘み15を図2において左方向にスライドさせ
フルサイズ撮影モードの位置に切り替える。このと
き、クリック爪71に切欠き66がクリック結合され、
この状態が維持される。これにより、ファインダー対物
窓16の背後に挿入されたパノラマ開口64が退避し、
フルサイズ対応視野が形成されるとともに、カム板67
によって中間レバー83が押圧され、クランクレバー8
7がバネ91の付勢によって回動されるため、上下アパ
ーチャーマスク板89,90が露光開口59から退避し
てフルサイズ画面が形成される。
【0057】次に、データ写し込み位置切替え摘み23
を図1において右方向にスライドさせ、フルサイズ写し
込み位置に切り替える。このとき、写し込みデータを変
更する場合には、一対のフルサイズ用データセットダイ
ヤル24を回して所望のデータを各開口29,30に露
呈させておく。
【0058】データ写し込み位置切替え操作によって、
切替え用ライトガイド部104の入口斜面104aが共
通ライトガイド98の出口平面98bから右方向に退避
して、ここにストレートガイド部103が接した状態
となる。その後、シャッタレリーズ操作を行うと、被写
体光と自然光とが取り入れられる。被写体光が露光開口
59入射し写真フイルム45にフルサイズ画面118
を形成する。自然光は、共通ライトガイド98の入口斜
面98aで進路が上方に変更された後に、ストレートガ
イド部103をそのまま直進し、フルサイズ位置写し込
み用ライトガイド99を覆って出口斜面99bで進路が
後カバー41に向けて変更されてフルサイズ位置写し込
み用開口95に導かれる。
【0059】フルサイズ位置写し込み用開口95と写真
フイルム45の背面との間には、一対のフルサイズ位置
写し込み用データ円板108が配置されており、これら
を透過した光が写真フイルム45の背面に入射する。こ
れにより、一対のデータセットダイヤル24でセットし
た年月の組み合わせデータが写真フイルム45の背面側
から露光される。
【0060】以下、フイルム巻き上げの前又は後に、撮
影モード切替え摘み15とデータ写し込み位置切替え摘
み23とをそれぞれ操作しながら、撮影を行う。そし
て、全でのコマの撮影が終了した後に、フイルムユニッ
ト10は、パノラマ45a付きの写真フイルム45を入
れたままの状態で現像所に提出される。現像所では、フ
イルムユニット10から、パトローネ45aを取り出
し、取り出したパトローネ45aから露光済みの写真フ
イルム45を引き出し、これを現像及びプリント処理す
る。そして、ユーザーには、現像済みの写真フイルム4
5とプリント写真とが返却される。
【0061】得られたプリント写真のうち、図14に示
すように、フルサイズ画面から作成された標準プリント
写真160には、右下角にデータ画像160aが記録さ
れており、また、図15に示すように、パノラマサイズ
画面から作成されたパノラマプリント写真161には、
左下角にデータ画像161aが記録されている。そし
て、記録されたデータの大きさは、標準プリント写真と
パノラマプリント写真とで同じになっている。
【0062】上記実施例では、撮影モード切替え摘み1
5とデータ写し込み位置切替え摘み23とをそれぞれ操
作しながら撮影を行うようにしているが、図16に示す
実施例では、撮影モード切替え摘み15の切替え操作に
連動してデータの写し込み位置切替えを行うようにした
実施例であり、図1に示す実施例と実質的に同じ部材に
は同じ符号を付してある。
【0063】この実施例では、案内筒60から入射する
自然光をフルサイズ位置写し込み用開口95とパノラマ
位置写し込み用開口96とにそれぞれ導くためのライト
ガイド130,131が後カバー41の背面にそれぞれ
パラレルで固定されている。そして、これらのライトガ
イド130,131の出口130a,131bは、開口
95,96に向けて光を反射させるために斜面130
a,131aとなっており、この部分には開口95,9
6との間に僅かな隙間を形成するための一段凹んだ切欠
き部32,133が設けられている。
【0064】ライトガイド13,131の上方には、後
カバー41に設けられた軸134を中心に回動自在な切
替えレバー135が配置されている。この切替えレバー
135には、回動軸134の両端に遮蔽板136,13
9がそれぞれ取り付けられており、また、回動軸134
の上方には突出したピン137が一体に形成されてい
る。切替えレバー135の回動は、一方側の遮蔽板13
6がパノラマ位置写し込み用開口96を露呈し、且つ他
方側の遮蔽板139が切欠き部132に入り込みフルサ
イズ位置写し込み用開口95を遮蔽したパノラマデータ
写し込み位置と、一方側の遮蔽板136が切欠き部13
3に入り込みパノラマ位置写し込み用開口96を遮蔽
し、且つ他方側の遮蔽板139がフルサイズ位置写し込
み用開口95を露呈したフルサイズデータ写し込み位置
との間で行われる。そして、前記ピン137には、パノ
ラマ視野枠55の移動に連動させるための連結板138
が係合している。この連結板138は、露光ユニット4
2の上方を通ってパノラマ視野枠55に一体に形成され
ている。
【0065】フイルムユニット10の初期状態は、パノ
ラマ撮影モードになっているため、切替えレバー135
はパノラマデータ写し込み位置となっている。この状態
は一方側の遮蔽板139が段差部132に入り込んでフ
ルサイズ位置写し込み用開口95を塞いだ状態となって
いる。このとき、反対側の遮蔽板136が切欠き部13
3から退避してパノラマ位置写し込む用開口96を露呈
しているため、この状態で撮影を行うとデータの写し込
みがパノラマサイズ画面だけに行われる。
【0066】撮影モード切替え摘み15を操作してフル
サイズ撮影モードに切り替える操作を行うと、この操作
に連動してパノラマ視野枠55が同図に示す右方向に移
動する。この移動は連結板138を介して切替えレバー
135のピン137に伝達され、切替えレバー135が
軸134を中心に時計方向に回転し、フルサイズデータ
写し込み位置となる。この状態は、遮蔽板136が切欠
き部133に入り込み、パノラマ位置写し込み用開口9
6を遮蔽している。このとき、反対側の遮蔽板139が
フルサイズ位置写し込み用開口95を露呈しているた
め、この状態で撮影を行うとデータの写し込みがフルサ
イズ画面だけに行われる。
【0067】図1で説明した実施例では、フルサイズ用
とパノラマ用との一対のデータ円板108,109をそ
れぞれ設けているが、図17ないし図21に示す実施例
では、一対のデータ写し込み円板140にフルサイズ用
のデータとパノラマ用のデータとを表示してローコスト
化を図った実施例である。
【0068】図17は、撮影レンズ13側から見たフル
サイズ画面118に対して、パノラマ位置写し込み用露
光開口141、フルサイズ位置写し込み用開口142、
及び一対のデータ写し込み円板140との配置関係を示
している。フルサイズ位置写し込み用開口142はフル
サイズ画面118の左上角に、また、パノラマ位置写し
込み用露光開口141はフルサイズ位置写し込み用開口
142の真下で、且つ、パノラマサイズ画面119の左
上角の位置となるように、それぞれ後カバー41に形成
されている。これらの開口141,142と写真フイル
ム45の背面との間には、一対のデータ写し込み円板1
40が回動自在に配置されている。
【0069】一対のデータ円板140は、年データ写し
込み用円板143と月データ写し込み用円板144とで
構成されている。年データ写し込み用円板143には、
フルサイズ画面118に写し込まれるフルサイズ用デー
タ143aと、パノラマサイズ画面119に写し込まれ
るパノラマ用データ143bとがそれぞれ円周方向に沿
って一定ピッチで形成されている。図示では、図面の簡
略化を図るため、フルサイズ用データ143aを矩形
で、またパノラマ用データ143bを黒塗り矩形で表し
ているが、どちらも白抜き(透明)文字となっている。
これらのデータ143a,143bは、パノラマ位置写
し込み開口141とフルサイズ位置写し込み開口142
とにセットされた際に、データの表示方向が水平となる
角度でそれぞれ表示されている。月データ写し込み用円
板144も年データ写し込み用円板143と同じにフル
サイズ用データ144aとパノラマ用データ144bと
がそれぞれ円周方向に沿って一定ピッチで形成されてい
る。
【0070】年データ写し込み用円板143と月データ
写し込み用円板144とには、それぞれデータセットダ
イヤルが連結されている。これらのデータセットダイヤ
ルは、図4で説明したと同じように、背面側に年月を表
す数字及び英字が表示されており、データ写し込み操作
カバー41に設けた2つの開口に所望する数字及び英字
をそれぞれ露呈させることで、フルサイズ位置写し込み
用開口142に所望した数字及び英字のフルサイズ用デ
ータ143a,144aが、またパノラマ位置写し込み
用開口141に所望した数字及び英字のパノラマ用デー
タ143b,144bがそれぞれセットされる。
【0071】図18に示すように、後カバー41の背面
側には、案内筒60から入射する自然光をパノラマ位置
写し込み用開口141に導くためのライトガイド145
が固定されている。このライトガイド145は、上方側
の出口斜面にアルミ蒸着によって透過率50%のハーフ
ミラー145aが形成されている。このライトガイド1
45の上には、ハーフミラー145aを透過する光をフ
ルサイズ位置写し込み用開口142に導くためのライト
ガイド146が貼着されている。
【0072】前記ライトガイド145,146と後カバ
ー41との間には、遮蔽板147が移動自在に入り込む
隙間148が形成されている。この遮蔽板147には、
遮蔽部147aと開口部147bとが形成されており、
開口部147bがフルサイズ位置写し込み用開口142
を露呈し、且つ、遮蔽部147aでパノラマ位置写し込
み用開口141を遮蔽したフルサイズデータ写し込み位
置と、図19開口部がフルサイズ位置写し込み用開口か
ら退避してここを遮蔽部で遮蔽し、且つ、遮蔽板がパノ
ラマ位置写し込み用開口から退避したパノラマデータ写
し込み位置との間で移動する。
【0073】遮蔽板147には、図20及び図21に示
すように、後カバー41の背面に形成された軸150に
回動自在に取り付けられている。この遮蔽板147に
は、撮影モード切替え摘み15の切替え操作に連動する
ように、図16で説明した連結板138に連結されるピ
ン151が形成されている。なお、図20は遮蔽板14
7のフルサイズデータ写し込み位置の状態を示してお
り、また、図21は、遮蔽板147のパノラマデータ写
し込み位置の状態を示している。
【0074】フイルムユニット10の初期状態は、パノ
ラマ撮影モードになっているため、遮蔽板147は、図
21に示すように、パノラマデータ写し込み位置となっ
ている。この状態は、遮蔽部147aでフルサイズ位置
写し込み開口142を遮蔽し、遮蔽板147自体がパノ
ラマ位置写し込み用開口141から上方に退避してい
る。この状態で撮影を行うことにより、データの写し込
みがパノラマサイズ画面119だけに行われる。
【0075】撮影モード切替え摘み15を操作してフル
サイズ撮影モードに切り替える操作を行うと、この操作
に連動して遮蔽板147が図21において軸150を中
心に時計方向に回転し図20に示すフルサイズデータ写
し込み位置となる。この状態は、遮蔽部147aでパノ
ラマ位置写し込み用開口141を遮蔽しており、開口部
147bがフルサイズ位置写し込み用開口142に合致
しているため、この状態で撮影を行うと、データの写し
込みがフルサイズ画面118だけに行われる。
【0076】図1で説明した実施例では、フルサイズに
対してパノラマサイズに露光画面を切り替えるようにし
ているが、本発明ではこれに限らず、158×89mm
のハイビジョンサイズであるプリント写真を作成するた
めの20×36mmのハイビジョンサイズに切り替える
ようにしてもよい。また、データとして年月としている
が、本発明ではこれに限らず、日、時間、撮影データ等
でもよい。また、撮影モード切替え摘み15に連動して
データ写し込み位置切替えが自動的に行われる実施例で
は、撮影モード切替え摘み15を前面に配置している
が、本実施例ではこれに限らず、操作が容易であれば、
上面又は背面に配置してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、請求項1記載の発明では、従来技術で説明したよ
うに、結像レンズや発光ダイオード等の高価なものを用
いていないため、簡単な構成で、かつローコストでデー
タの写し込み位置を切り替えることができる。また、デ
ータの写し込み位置の切り替えを、露光範囲切替え機構
に連動させたから、操作性の向上が図れる
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、第1
又は第2文字パターンの大きさを異ならせることによ
り、第1露光画面と第2露光画面とから作成されるプリ
ント写真に記録されるデータの大きさを同じとすること
ができ、違和感を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ写し込み位置切替え機構の概略を示す説
明図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの背面図である。
【図4】データセットダイヤルの概略説明図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの要部を示す分解
斜視図である。
【図6】前カバーユニットを示す分解斜視図である。
【図7】シャッタ機構、フイルム巻き止め機構等の概略
説明図である。
【図8】背面側から見た露光画面切替え機構の分解斜視
図である。
【図9】一対のアパーチャーマスク板が露光開口から退
避してフルサイズ画面が形成された状態を示す説明図で
ある。
【図10】一対のアパーチャーマスク板が露光開口内に
挿入されてパノラマ画面を画定した状態を示す説明図で
ある。
【図11】後カバーの背面側から見たデータ写し込み位
置切替え機構を示す分解斜視図である。
【図12】フルサイズ画面とパノラマサイズ画面とに対
して、フルサイズ及びパノラマ位置写し込み用データ円
板との配置状態を示した説明図である。
【図13】一対のデータ円板を示す平面図である。
【図14】フルサイズ画面から作成された標準プリント
写真を示す平面図である。
【図15】パノラマサイズ画面から作成されたパノラマ
プリント写真を示す平面図である。
【図16】データ写し込み位置切替え機構を撮影モード
切替え操作に連動させた実施例を示す説明図である。
【図17】フルサイズ用とパノラマ用のデータ円板を共
通にした実施例であり、フルサイズ用の文字とパノラマ
用の文字とを一緒に設けた一対のデータ円板を示す説明
図である。
【図18】図17に示す実施例で、遮蔽板がフルサイズ
データ写し込み位置の状態を示す要部断面図である。
【図19】図17に示す実施例で、遮蔽板がパノラマデ
ータ写し込み位置の状態を示す要部断面図である。
【図20】図17に示す実施例で、遮蔽板がフルサイズ
データ写し込み位置の状態を示しており、撮影レンズ側
から見た説明図である。
【図21】図17に示す実施例で、遮蔽板がパノラマサ
イズデータ写し込み位置の状態を示しており、撮影レン
ズ側から見た説明図である。
【符号の説明】
13 撮影レンズ 15 撮影モード切替え摘み 17 自然光取入れ用開口 20 巻き上げノブ 23 データ写し込み位置切替え摘み 27,28,31,32 データセットダイヤル 36 クリック機構 45 写真フイルム 52 露光画面切替え機構 59 露光開口 60 案内筒 79 撮影用シャッタ羽根 80 データ写し込み用シャッタ羽根 89 上アパーチャーマスク板 90 下アパーチャーマスク板 94 データ写し込み位置切替え機構 118 フルサイズ画面 119 パノラマサイズ画面 120,121,122,123 データ円板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−289164(JP,A) 特開 平5−323446(JP,A) 特開 昭52−99816(JP,A) 特開 昭52−47717(JP,A) 特開 昭54−23521(JP,A) 特開 昭52−13320(JP,A) 実開 昭54−16438(JP,U) 実開 昭55−130334(JP,U) 特表 昭59−500433(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03C 3/00 575

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め写真フイルムを内蔵し、撮影用のシ
    ャッタ機構を有するとともに、写真フイルムに写し込ま
    れる露光範囲を第1アスペクト比の第1露光範囲から
    の上下を狭くして前記第1アスペクト比とは異なる第2
    アスペクト比の第2露光範囲に切り替える露光範囲切替
    え機構を備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記撮影用のシャッタ機構の作動に連動して外部開口か
    ら自然光を取り入れるデータ写し込み用のシャッタ手段
    と、前記写真フイルムの背面側から 前記第1露光範囲のうち
    の前記第2露光範囲を除く範囲内に向けられた第1デー
    タ写し込み開口と、前記写真フイルムの背面側から 前記第2露光範囲内に向
    けられた第2データ写し込み開口と、 前記写真フイルムの背面と第1データ写し込み開口との
    間に配置され、ライトガイド手段で導かれた自然光を光
    源として前記第1露光範囲内にデータ像を形成する第1
    データ用文字板と、 前記写真フイルムの背面と第2データ写し込み開口との
    間に配置され、ライトガイド手段で導かれた自然光を光
    源として前記第2露光範囲内にデータ像を形成する第2
    データ用文字板とを備え、 前記ライトガイド手段は、前記外部開口から取り入れた
    自然光を共通入口面から受け入れて共通出口面から射出
    させる共通ライトガイドと、傾斜した反射面が内部に形
    成され、前記共通出口面からの自然光を前記反射面で反
    射させて出口面に導く第1位置と前記共通出口面からの
    自然光を前記反射面を介さずに通過させる第2位置との
    間で移動自在な可動ライトガイドと、前記可動ライトガ
    イドが第1又は第2位置のいずれか一方にあるときに前
    記反射面を介さず通過してきた自然光を受け入れて前記
    第1データ写し込み開口に案内する第1露光範囲用ライ
    トガイドと、前記可動ライトガイドが前記他方に移動し
    たときに前記出口面から射出する自然光を受け入れて前
    記第2データ写し込み開口に案内する第2露光範囲用ラ
    イトガイドとから構成され、 前記露光範囲切り替え機構による露光範囲の切替えに連
    動して前記可動ライト ガイドを第1又は第2位置のいず
    れかに選択的に移動させ、データの写し込み位置を変更
    するようにした ことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 前記第1露光範囲と第2露光範囲とから
    作成されるプリント写真に記録されたデータの大きさが
    同じとなるように、前記第1又は第2文字パターンの大
    きさを変えたたことを特徴とする請求項記載のレンズ
    付きフイルムユニット。
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