JP2006184572A - 電子機器及びそのスイッチ機構の切換え方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライド部材が選択可能ないずれかの位置までスライドされた後に、このスライド部材が、選択した位置に停止した状態で維持されるようにすることができるスイッチ機構を備える電子機器、及びそのスイッチ機構の切換え状態の維持方法を提供する。
【解決手段】 複数のリブを備えるガイド部材58と、ガイド部材の長さ方向にスライド自在に取付けられたスライド部材38とを有するスイッチ機構31を備えた電子機器30であって、スライド部材は、ノブ部42、ノブ部と対向するベース部44、ベース部とノブ部を連結する連結部46とを備え、リブ間に連結部を配置してスライド可能とし、リブにはベース部側に突出した第1突起部62と、ベース部にはリブ側に突出した少なくとも1つの第2突起部を備え、第2突起部が第1突起部を乗り越すことによりスライド部材の位置決めをするようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、スライド部材がスライドしてスイッチ動作を行なうスイッチ機構を備える電子機器、及びそのスイッチ機構の切換え方法に関するものである。
図11は、従来の撮像装置2の内部構造を示す図である(例えば、特許文献1参照)。同図に示すように、この撮像装置2は、その筐体4の内部に、通常撮影モードとマクロ撮影モードとを簡単に切換えることができるスイッチ機構6を備えていた。
この撮像装置2は、その撮像レンズ8を支持するレンズ固定筒10を備えており、通常撮影モードとマクロ撮影モードとを切換えるためのレバー12が、このレンズ固定筒10の外側に突出するように設けられていた。このレバー12は、その先端がレンズ固定筒10の近傍に配置されるスライド部材14の切欠き14aに係合するようになっていた。
スライド部材14には、2つの長孔14bが穿設され、この長孔14bのそれぞれに、筐体4側に固定されたガイドピン16が貫通していることにより、スライド部材14はその長孔14bの長さ方向に沿ってスライドするようになっていた。そして、ガイドピン16の頭部の直径は、長孔14bの幅よりも大きいため、長孔14bがガイドピン16から外れてスライド部材14が筐体4の内部で脱落しないようになっていた。
また、スライド部材14には、長孔の長さ方向と直角の方向(図11中、横方向)に伸びる片持ち梁状のバネ部14cが設けられていた。このバネ部14cの先端部14dは、スライド部材14が長孔14bの長さ方向にスライドしたときに(図11中、矢印A)、図12に示すように、レンズ固定筒10に引っ掛かるようになっているため、バネ部14cはその長さ方向と直角の方向に撓むようになっていた。
また、図11に示すように、スライド部材14には、その平面方向と直角の方向(図11中、紙面と直角の方向)に突出する操作ノブ14eが設けられていた。図示しないが、この操作ノブ14eは、その突出方向の先端部が筐体4の外側に突出しており、この部分に手の指を当接させてスライド部材を矢印Aの方向に動かすことができるようになっていた。
撮像装置2は、このようなスイッチ機構6が設けられていることより、スライド部材14を手動で長孔14bの長さ方向に沿って下方に移動させると(図11中、矢印A)、図12に示すように、レバー12の先端が一緒に下方に移動して回動するため、通常撮影モードからマクロ撮影モードに切換わるようになっていた。
また、スライド部材14が下方に移動した状態では、バネ部14cが撓んで復元力が発生するため、スライド部材14の操作ノブ14eから手の指を離すと、このスライド部材14が上方に移動すると共に(図12中、矢印B)、レバー12の先端が一緒に上方に移動して回動するため、マクロ撮影モードから通常撮影モードに戻るようになっていた。
したがって、この撮像装置2の撮影モードを、通常撮影モードからマクロ撮影モードに切換えるには、スライド部材14の操作ノブ14eに手の指を当ててこのスライド部材14を下方に移動させ、また、マクロ撮影モードから通常撮影モードに切換えるには、手の指をスライド部材14の操作ノブ14eから離すだけで済むため、撮影モードの切換えを簡単な操作で行なうことができた。
実開平06−043611号公報
しかしながら、このような撮像装置2のスイッチ機構6では、通常撮影モードとマクロ撮影モードの2つのモードがあるにもかかわらず、スライド部材14を操作しないときには、常に通常撮影モードに維持されていて、手の指を操作ノブ14eから離した状態ではマクロ撮影モードに維持しておくことができないという問題があった。すなわち、スイッチ動作の一方の状態のみが維持されて、他方の状態を維持することができないという問題があった。
また、前記特許文献1の撮像装置2のスイッチ機構6と同様のスイッチ機構が用いられている他の電子機器においても、前記特許文献1の撮像装置2と同様の問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、スライド部材が選択可能ないずれかの位置までスライドされた後に、このスライド部材が、選択した位置に停止した状態で維持されるようにすることができるスイッチ機構を備える電子機器、及びそのスイッチ機構の切換え方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
複数のリブを備えるガイド部材と、前記ガイド部材の長さ方向にスライド自在に取付けられたスライド部材と
を有するスイッチ機構を備えた電子機器であって、
前記スライド部材は、ノブ部、前記ノブ部と対向するベース部、前記ベース部とノブ部を連結する連結部とを備え、
前記リブ間に前記連結部を配置してスライド可能とし、
前記リブには前記ベース部側に突出した第1突起部と、
前記ベース部には前記リブ側に突出した少なくとも1つの第2突起部を備え、
前記第2突起部が前記第1突起部を乗り越すことにより前記スライド部材の位置決めをすることを特徴とするものである。
また、本発明による電子機器は、
前記ガイド部材から伸びる前記スライド部の滑落抑制手段を配置するようになっていてもよい。
また、本発明による電子機器は、
複数の筐体を回動可能に連結するヒンジ部を備え、
前記ガイド部材が前記ヒンジ部のカバーの一部を形成する基礎部材に設けられているようになっていてもよい。
また、本発明による電子機器は、
前記ヒンジ部の近傍に撮影モードの切換レバーを有する撮像部を備え、
前記スイッチ機構は、前記スライド部材に前記切換レバーと係合する係合部が設けられて、このスライド部材のスライド動作により前記撮像部の撮影モードを切換えるようになっていてもよい。
また、上記課題を解決するために本発明は、
複数のリブを備えるガイド部材と、前記ガイド部材の長さ方向にスライド自在に取付けられたスライド部材と
を有するスイッチ機構を備えた電子機器におけるスイッチ機構の切換え方法であって、
前記スライド部材は、ノブ部、前記ノブ部と対向するベース部、前記ベース部とノブ部を連結する連結部とを備え、
前記リブ間に前記連結部を配置してスライド可能とし、
前記リブには前記ベース部側に突出した第1突起部と、
前記ベース部には前記リブ側に突出した少なくとも1つの第2突起部を備え、
前記第2突起部が前記第1突起部を乗り越すことにより前記スライド部材の位置決めをすることを特徴とするものである。
このような本発明による電子機器、及びそのスイッチ機構の切換え方法によれば、そのスイッチ機構のスライド部材が選択可能ないずれかの位置までスライドされた後に、このスライド部材が、選択した位置に停止した状態で維持されるようにすることができる。
以下、本発明に係る電子機器、及びそのスイッチ機構の切換え方法の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図10は、本発明の一実施の形態に係る撮像機能付き携帯電話機30(電子機器に相当)、及びそのスイッチ機構31の切換え方法について説明するために参照する図である。
図1は、本実施の形態に係る撮像機能付き携帯電話機30の下側筐体32の上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38のそれぞれが組立てられる前の裏返しにした状態を示す図である。ここで、同図において、下側筐体32の上ケース34は、その長さ方向の一方の端部だけが、内部構造が見えるような向きで示されている。
下側筐体32の上ケース34には、その長さ方向の一方の端部に軸支部40が形成されており、この軸支部40に嵌合するピン(図示せず)を介して、図示しない上側筐体が回動自在に連結されるようになっている。すなわち、軸支部40は、図示しない上側筐体と連結するヒンジ構造の一部を構成するようになっている。
基礎部材36は、その所定の位置にスライド部材38が載置されて組み付けられた後に、図2に示すように、下側筐体32の上ケース34に取付けられる。基礎部材36の一部は、ヒンジ構造の一部を構成する軸支部40の一部を構成するようになっている。
また、図示しないが、上ケース34には、この上ケース34と基礎部材36に突合わされるように、下側筐体32の下ケースが、図2中の上方から取付けられる。
図2に示す撮像機能付き携帯電話機30のスイッチ機構31は、基礎部材36及びスライド部材38により構成される。
次に、スライド部材38は合成樹脂製であって、可撓性を有している。このスライド部材38は、図3及び図4に示すように、互いに略平行に配置される2つの板部42,44(ノブ部、ベース部に相当)を有している。この2枚の板部42,44は、互いの長さ方向における中間の位置において、ウェブ46(連結部に相当)を介して繋がって一体的に形成されている。
図4に示すように、板部44の高さ方向の寸法H1は、板部42の高さ方向の寸法H2よりも小さくなっており、この板部44は、その長さ方向に平行な一方の辺44aが、板部42におけるその長さ方向に平行な辺42aよりも低くなっている。ウェブ46は、その高さ方向の寸法H3が、板部44の高さ方向の寸法H1よりも小さくなっており、辺44a寄りの位置に形成されている。
また、図3に示すように、板部44には、ウェブ46と反対側に、この板部44と一体的に形成される係合部50が設けられている。この係合部50は、板部44の厚さ方向に突出する2枚の板部50a,50bで構成されている。この2枚の板部50a,50bは、板部44の長さ方向に一定の間隔を有して、互いに平行になるように形成されている。
また、板部44におけるその長さ方向の一方の端部44b(可撓カム部に相当)は、その板部42側の面が弓形の形状を略半分にしたような形状に形成されている。すなわち、端部44bは、この板部44の長さ方向にウェブ46から遠ざかるにつれて板部42から離れていくように湾曲して形成されている。
また、板部44は、この端部44bと互いに隣り合う一定長さの範囲において、板部42側と反対向きにくぼんで弓形に形成されている凹部44c(可撓カム部に相当)を有している。
また、板部44は、ウェブ46と繋がっている位置から端部44bと反対側の端部44dまでの長さが、後述するガイド板58における突起部64の位置に対応するようになっている。そして、端部44には、板部44の長さ方向に一定幅を有すると共に、この板部44の高さを長さとして有して、板部42側に突出するプッシャー44eが形成されている。
また、板部42には、そのウェブ46と反対側の面上に、操作時に手の指でつまむための操作ノブ48が形成されている。
次に、図1に示すように、基礎部材36は、ガイド板58(ガイド部材に相当)を有している。このガイド板58は、その長さ方向の略中央の位置に、一定長さを有し、高さ方向に深さを有する切欠き部60(ガイド溝に相当)が形成されている(ガイド板58におけるその長さ方向の切欠き部60の両側の部分のそれぞれがリブに相当)。そして、このガイド板58の厚さは、図3に示すスライド部材38における板部42と板部44との間の隙間の寸法S1よりも薄く、板部42とプッシャー44eとの間の隙間の寸法S2よりも厚く形成されている。また、図1に示すガイド板58は、その切欠き部60の周囲の部分が他の部分よりも厚く形成されている。
ガイド板58の裏面側には、切欠き部60におけるその長さ方向の一方の端部60aの近傍の位置に、図5及び図6に示すように、ガイド板58の長さ方向と直角の方向に突出する凸部62(第1突起部に相当)が形成されている。この凸部62の水平断面は、円弧状になっているが、それ以外の三角形状や台形状等であってもよい。
また、ガイド板58には、その切欠き部60の長さ方向における、一方の端部60aとは反対側の他方の端部60bの近傍の位置に、このガイド板58の厚さ方向に突出する突起部64(滑落抑制手段に相当)が形成されている。
次に、上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38等を組立てる時の手順について説明する。
図1に示すように、撮像機能付き携帯電話機30の組立作業時において、スライド部材38は、基礎部材36のガイド板58上に、その上方から下降されて載置される。
このときスライド部材38は、図5に示すように、スライド部材38における板部42と板部44との間の隙間に、ガイド板58を入り込ませるようになっており、また、ウェブ46が、ガイド板58の切欠き部60の端部60a寄りの位置に載置されるようになっている。
ガイド板58の凸部62は、図6に示すように、スライド部材38の凹部44cの内側の空間に納まるようになっている。また、スライド部材38をこのガイド板58にその上方から取付ける際に、スライド部材38の板部44の端部44dがガイド板58の突起部64とぶつからないような水平位置においてスライド部材38を下降させるため、スライド部材38をガイド板58の上方からスムーズに嵌合させることができる。
スライド部材38のウェブ46をガイド板58の切欠き部60上に載置した後には、図7に示すように、スライド部材38を、切欠き部60の端部60b寄りの位置に移動させるようにする。
このようなスライド部材38の移動の途中においては、凸部62の頂点が、図3に示すスライド部材38における端部44bと凹部44cの境界部(第2突起部に相当)に接触して押圧することにより、板部44の凹部44c側の一定長さ範囲を撓ませるようになっている。板部44の撓み量は、スライド部材38における端部44bと凹部44cの境界部が凸部62の頂点を乗り越えるときに最大となる。
そして、スライド部材38は、その凹部44cが形成されている一定長さの範囲を撓ませて、この凹部44cと端部44bとの境界部が凸部62の頂点を乗り越えるのに必要な荷重が、スライド部材38をスライドさせる方向に加えられなければ、図5及び図6に示すような、ガイド板58の切欠き部60上に載置した当初の状態に戻らないようになっている。
また、図7に示すように、スライド部材38を切欠き部60の端部60b寄りの位置に移動させた状態では、突起部64がスライド部材38の板部44と、その長さ方向において互いに重なり合うようになるため、スライド部材38が高さ方向に動いて脱落する(外れる)のを防止するようになっている。
そして、このようなスライド部材38が取付けられた基礎部材36は、図2に示すように、下側筐体32の上ケース34に取付けられるようになっている。
また、基礎部材36には、図8に示すように、撮像部66が取付けられる。この撮像部66には、通常撮影モードとマクロ撮影モードとを切換える切換レバー68が設けられている。この切換レバー68は、スライド部材38の係合部50の板部50a,50b間に係合するようになっている。
図9及び図10に示すように、撮像部66の切換レバー68は、係合部50に係合している部分がスライド部材38と一緒にスライド動作することにより、回動して通常撮影モードとマクロ撮影モードの切換えを行なうようになっている。
このようなスライド動作による撮影モードの切換えの後において、スライド部材38は、この切換え後の状態を維持するようになっている。すなわち、図9に示すように、スライド部材38が、切欠き部60の端部60b寄りの位置にある場合には、スライド部材38の端部44bが凸部62に引っ掛かるため、スライド部材38は、切欠き部60の端部60a寄りの位置に移動しないようになっている。
また、図10に示すように、スライド部材38が、切欠き部60の端部60a寄りの位置にある場合には、スライド部材38の凹部44cと凸部62がゆるやかに嵌合しているため、スライド部材38は、切欠き部60の端部60b寄りの位置に移動しないようになっている。
また、スライド部材38を、切欠き部60における端部60a寄りの位置と端部60b寄りの位置の間をスライドさせるときに、ガイド板58は、その切欠き部60の周囲が厚さ方向に厚く形成されているので、スライド部材38の板部42における板部44側の面は、ガイド板58における切欠き部60の周囲の部分を除く他の部分と擦れ合わないようになっているため、この切欠き部60の周囲の部分を除く他の部分に傷が付くのを防止することができるようになっていると共に、防水及び防塵の役割を果たすようになっている。
また、スライド部材38は、そのウェブ46から端部44d側の長さ範囲が若干撓んで、プッシャー44eがガイド板58を押圧することにより、このスライド部材38とガイド板58との密着性を向上させ、がたつきが生じるのを防ぐと共に、防水及び防塵の効果を向上させている。
また、図示しないが、下側筐体32の上ケース34には(図1参照)、撮像部66以外の他の様々な部品が取付けられた後に、図示しない下ケースが取付けられるようになっている。
このような本実施の形態に係る撮像機能付き電話機30、及びそのスイッチ機構31の切換え方法によれば、このスイッチ機構31のスライド部材38が選択可能ないずれかの位置までスライドされた後に、このスライド部材38が、選択した位置に停止した状態で維持されるようにすることができる。
また、撮像機能付き電話機30の組立作業時に、スライド部材38をガイド板58の切欠き部60に載置しただけの状態では、例えば、流れ作業等の搬送中に上下方向の振動等が加わったときに、スライド部材38が脱落するおそれがあるが、図7に示すように、スライド部材38を、切欠き部60の端部60b寄りの位置に移動させることにより、突起部64の内側に重なることによってスライド部材38の脱落を防止することができる。
すなわち、前記特許文献1のような撮像装置のスイッチ機構6では(図11参照)、この撮像装置2の組立て作業時において、スライド部材14を撮像装置2の所定の位置に配置しただけでは、このスライド部材14が撮像装置2から脱落してしまうので、ガイドピン16の取付けまでの作業を一括して行なわなければならなかった。
このため、例えば、この撮像装置2の組立てを流れ作業等により行なう場合には、このスイッチ機構6の部分の組立て全部を一ヶ所で行なう必要があるため、次の工程に搬送されるまでの時間が他の工程よりも長くなり、ボトルネックとなって組立て作業全体の効率に影響してしまうという問題があった。
これに対し、本実施の形態に係る撮像機能付き電話機30、及びそのスイッチ機構31の切換え方法によれば、スイッチ機構31の部分の組立て全部を一ヶ所で行なう必要がないので、組立て作業全体の効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、スライド部材38の板部44は、板部42側と反対向きにくぼんで弓形に形成されている凹部44cを有しているが、この凹部44cが形成される長さ部分の肉厚を調整することにより、このスライド部材38の端部44bと凹部44cとの境界部が、ガイド板58の凸部62を乗り越すときに生じるクリック感の大きさを調節することができる。
また、本実施の形態では、スライド部材38の係合部50が、撮像部66の切換レバー68を回動させて、通常撮影モードとマクロ撮影モードの切換えを行なうようになっていたが、他の実施の形態として、ガイド板58の近傍にプッシュスイッチを設け、スライド部材38が、切欠き部60の端部60a寄りの位置と端部60b寄りの位置との間を移動するときに、このプッシュスイッチを押したり離れたりするようにして、通常撮影モードとマクロ撮影モードを切換えるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、撮像機能付き電話機30に本発明を適用した場合について説明したが、撮像機能付き電話機30以外の他の電子機器に対しても、本発明を適用することができることはいうまでもない。
本発明の一実施の形態に係る撮像機能付き携帯電話機30における下側筐体32を裏返しにして上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38の組立前の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像機能付き携帯電話機30における下側筐体32の上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38の組立後の状態を示す斜視図である。 図1に示すスライド部材38を示す平面図である。 図1に示すスライド部材38を示す正面図である。 図2に示す上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38の拡大斜視図である。 図5に示す上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38を異なる角度から見たときの拡大斜視図である。 図6に示す上ケース34、基礎部材36、及びスライド部材38のスライド部材38を移動させた後の状態を示す拡大斜視図である。 図2に示す上ケース34に撮像部66を取付けた状態を示す拡大斜視図である。 図8に示すスライド部材38が切欠き部60の端部60b寄りの位置にある状態を示す拡大平面図である。 図8に示すスライド部材38が切欠き部60の端部60a寄りの位置にある状態を示す拡大平面図である。 従来の撮像装置2の内部構造を示す断面図である。 従来の撮像装置2のスライド部材14を下方に移動させた状態を示す断面図である。
符号の説明
2 撮像装置
4 筐体
6 スイッチ機構
8 撮像レンズ
10 レンズ固定筒
12 レバー
14 スライド部材
14a 切欠き
14b 長孔
14c バネ部
14d 先端部
16 ガイドピン
30 撮像機能付き携帯電話機
31 スイッチ機構
32 下側筐体
34 上ケース
36 基礎部材
38 スライド部材
40 軸支部
42 板部
42a 辺
44 板部
44a 辺
44b 端部
44c 凹部
44d 端部
44e プッシャー
46 ウェブ
48 操作ノブ
50 係合部
50a,50b 板部
58 ガイド板
60 切欠き部
60a,60b 端部
62 凸部
64 突起部
66 撮像部
68 切換レバー

Claims (5)

  1. 複数のリブを備えるガイド部材と、前記ガイド部材の長さ方向にスライド自在に取付けられたスライド部材と
    を有するスイッチ機構を備えた電子機器であって、
    前記スライド部材は、ノブ部、前記ノブ部と対向するベース部、前記ベース部とノブ部を連結する連結部とを備え、
    前記リブ間に前記連結部を配置してスライド可能とし、
    前記リブには前記ベース部側に突出した第1突起部と、
    前記ベース部には前記リブ側に突出した少なくとも1つの第2突起部を備え、
    前記第2突起部が前記第1突起部を乗り越すことにより前記スライド部材の位置決めをすることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ガイド部材から伸びる前記スライド部の滑落抑制手段を配置することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 複数の筐体を回動可能に連結するヒンジ部を備え、
    前記ガイド部材が前記ヒンジ部のカバーの一部を形成する基礎部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記ヒンジ部の近傍に撮影モードの切換レバーを有する撮像部を備え、
    前記スイッチ機構は、前記スライド部材に前記切換レバーと係合する係合部が設けられて、このスライド部材のスライド動作により前記撮像部の撮影モードを切換えることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 複数のリブを備えるガイド部材と、前記ガイド部材の長さ方向にスライド自在に取付けられたスライド部材と
    を有するスイッチ機構を備えた電子機器におけるスイッチ機構の切換え方法であって、
    前記スライド部材は、ノブ部、前記ノブ部と対向するベース部、前記ベース部とノブ部を連結する連結部とを備え、
    前記リブ間に前記連結部を配置してスライド可能とし、
    前記リブには前記ベース部側に突出した第1突起部と、
    前記ベース部には前記リブ側に突出した少なくとも1つの第2突起部を備え、
    前記第2突起部が前記第1突起部を乗り越すことにより前記スライド部材の位置決めをすることを特徴とするスイッチ機構の切換え方法。

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