JPH04232931A - 可変焦点カメラ - Google Patents

可変焦点カメラ

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JPH04232931A
JPH04232931A JP40892690A JP40892690A JPH04232931A JP H04232931 A JPH04232931 A JP H04232931A JP 40892690 A JP40892690 A JP 40892690A JP 40892690 A JP40892690 A JP 40892690A JP H04232931 A JPH04232931 A JP H04232931A
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lens
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focusing
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Yukio Ogawa
幸雄 小川
Yukio Otaka
尾高 幸雄
Chiyousou Chiyou
張 朝宗
Norimitsu Kou
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主レンズの光軸上に副
レンズを挿入させたテレ撮影と光軸上から副レンズを退
避させたワイド撮影のように少なく共2つの焦点距離撮
影が可能な可変焦点カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変焦点カメラにおいて
は、副レンズが光軸上に挿入されたテレ撮影の際のフォ
ーカシング時には主レンズ及び副レンズを一体的に繰り
出す方式をとっている。
【0003】また、テレ撮影の際のフォーカシング時に
主レンズ(前玉)のみを繰り出す方式のものも提案され
ているが、その場合シャッタ地板はカメラ本体に対して
固定された状態に保持されていて、主レンズの移動には
追従していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例においては以下に示すような欠点があった。 (1)テレ撮影時のフォーカシングの際に、主レンズと
副レンズが一体的に繰り出されるものでは、ワイド撮影
時のフオーカス繰り出し量よりもテレ撮影時のフオーカ
ス繰り出し量の方が大きくなってカメラをコンパクトに
構成することができなかった。 (2)テレ撮影時のフォーカシングの際に主レンズのみ
を繰り出す方式ではシャッタ地板はカメラ本体に対して
固定させる必要から主レンズをシャッタ地板と分離させ
るための機構が必要となり、従って、構造が複雑となり
、この場合もカメラをコンパクトに構成することが困難
であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の従来例
における問題点を解消すること、すなわち構造が簡単で
コンパクトな可変焦点カメラを提供することを目的とし
たものであり、主レンズと光軸上に出入りする副レンズ
との光学系とシャッタとを有し光学系駆動部材の回動に
より主レンズ及び副レンズとシャッタを光軸に沿って一
体的かつ直進的に移動するようになされた可変焦点カメ
ラにおいて、主レンズと副レンズとの合成された光学系
による焦点距離撮影時は副レンズの光軸方向の移動を妨
げることにより、主レンズ及びシャッタのみの光軸上の
移動によりフォーカシング制御を行わせる可変焦点カメ
ラを提供しようとするものである。
【0006】これにより、フォーカシングの際は主レン
ズとシャッタ地板が一体的に光軸方向に移動されると共
に、ワイド/テレ撮影のいずれの焦点距離撮影の場合に
おいても、主レンズ(前玉)のみの繰り出し制御でフォ
ーカシングを行うことができ、光学系の繰り出し量をテ
レ撮影の場合もワイド撮影と同様に少なくできるので、
機構が簡単になり部品点数も少なくでき、また鏡筒のメ
スヘリコイドの全長を短くすることができ、カメラのコ
ンパクト化が実現できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を基に説明す
る。図1は、本発明の実施例に係わるカメラの縦断面図
、図2は図1のカメラの横断面図である。
【0008】これらの図において、1はオスヘリコイド
、2はオスヘリコイド1と螺合し、外周に全周ギヤ部2
aを形成したメスヘリコイドで、後述のカメラ本体13
に回転可能に篏合保持される。メスヘリコイド2(カメ
ラ本体13に対しほぼ1回転する)に螺合するオスヘリ
コイド1には撮影光学系を構成する後述の前玉、シャッ
タユニツトが備えられ、メスヘリコイド2の回転により
オスヘリコイド1が後述の直進キー36をガイドとして
光軸上を直線的に移動する。38はオスヘリコイド1に
固定された複数のレンズから成る前玉、7はシャッタ地
板、8はシャッタ羽根、9は押さえ板で、これらシャッ
タ地板7、シャッタ羽根8、押さえ板9によってシャッ
タユニツトを構成して、このシャッタユニツトは、シャ
ッタ地板7によってオスヘリコイド1に固定されている
。6は後玉ホルダで、複数のレンズから成る後玉39を
備えていて、撮影光軸に対し挿入及び退避(撮影光軸に
関して後述の直線キー36とは反対側)可能に構成され
ている。これにより、後玉39が撮影光軸から退避した
状態では前玉38のみによる短焦点距離の撮影光学系と
なり、後玉39が撮影光軸に挿入された状態では前玉3
8と後玉39とにより長焦点距離の撮影光学系となる。 101はオスヘリコイド1に光軸方向スライド可能に保
持された後玉ホルダ軸で、後玉ホルダ6を軸方向へスラ
イド禁止状態で回転可能に保持している。34は圧縮ば
ねで、後玉ホルダ軸10を光軸方向前方(図2の左側)
に付勢するものである。35は前記圧縮ばねのストツパ
の役目を成す止めワッシャである。37は後玉39を撮
影光軸に対し、挿入及び退避させるカメラ本体13に固
定されたカムで、鏡筒をカメラの後面(図1右側)が見
た図3、図4に示されるように、ワイド撮影の際は、後
玉39は図3に示すように光軸上から退避した位置にあ
り、テレ撮影の際は図4に示すように光軸上に挿入され
た位置にある。40は後玉ホルダ6を図3の反時計方向
に回動付勢する引張りばねである。
【0009】又、カム37には図3〜図6にその詳細が
示されるように、突起状の係止部81aを有するカムス
トツパ部81が一体的に設けられ、その係止部81aが
後玉ホルダ6の端部に一体的に固着され、テレコンスト
ツパ部82と係合可能となっている。これにより、ワイ
ド撮影時のフォーカシング時は、オスヘリコイド1と一
体に前玉38とシャッタ地板7及び後玉39を有した後
玉ホルダ6が前方光軸方向へ直進移動するが、テレ撮影
時のフォーカシング時は、後玉ホルダ6はカム37に設
けられたストツパー部81の係止部81aにテレコンス
トツパ部82が係合することにより光軸方向前方への移
動を妨げるため圧縮ばね34に抗しながら後玉ホルダ6
はオスヘリコイド1から置いていかれてオスヘリコイド
1のみ前方へ移動することになる(図4及び図6)。即
ち、テレ撮影時のフォーカシング時は前玉38とシャッ
タ地板7のみが一体的に前方へ繰り出され後玉ホルダ6
はカメラ本体13に対して固定されたようにその位置で
保持されたままとなる。
【0010】3はバリア操作リングで、撮影レンズの前
面で2枚のバリア4、5を開閉動作させるものである。 図7は、このバリア機構を図1の左側、すなわち、カメ
ラ前面からみた状態を示したもので、この図に於いて、
バリア操作リング3には操作つまみ3aが一体的に設け
られ、該つまみ3aがカメラ前面側から操作できるよう
になっている。3bはバリア操作リング3に一体的に設
けられた薄肉状のばね部で、該ばね部3bの凸部がオス
ヘリコイド1の係合部1aの凹部に係合することにより
バリア4、5の開閉時のクリツク感を出すようにしてい
る。83、84はバリア4、5を閉じ方向に回動付勢す
る引張ばねである。
【0011】図1、図2に戻り、11は前記オスヘリコ
イド1の前面(図1、図2左側)に取付けられた化粧板
、12は前板、13はカメラ本体、14はカメラの外装
を形成するカバーである。16は図7にも示されるバリ
ア4、5の開閉を検知するバリア接片、17は鏡筒側の
電気装置とカメラ本体側の電気装置を接続するフレキシ
ブルプリント基板、18はフレキシブルプリント基板1
7のフレキ受け、36はカメラ本体13に一体的に設け
られ、光軸に平行に延在する直進キーで、オスヘリコイ
ドの回転を防止し、メスヘリコイド2の回転に対しオス
ヘリコイド1を光軸直線方向に案内すると共にその外側
でフレキシブルプリント基板17を案内保持している。 19はDX接片、31はギヤ押さえ板で、前板12に設
けられたメスヘリコイド2を駆動する為の後述のパルス
ギヤ26の枢軸に取付けられている。32は不図示のフ
ィルムをアパーチャ側へ押圧付勢するための圧板、33
はパトローネである。52は不図示のフイルムのパーフ
ォーレーションに噛み合う歯を有するスプロケット、5
3はスプロケット52と一体のスプロケットギヤである
【0012】図8は図1の鏡筒の駆動機構を示す斜視図
で、図8において、20は焦点切換え及びフォーカシン
グを行うためのモータ、21は該モータ20の出力軸に
固着されたピニオンギヤで、ギヤ22、23、24、2
5を介してパルスギヤにモータ20の駆動力が伝達され
る。パルスギヤ26はメスヘリコイド2の全周ギヤ部2
aと噛合してメスヘリコイド2を駆動すると共に上面に
パルス板27を固着している。30はパルス接片でパル
ス板27との組合せによりオスヘリコイド1のワイド端
、テレ端を検知するようになっている。28は前記ピニ
オンギヤ21に一体的に取付けられたスリット板、29
はフォトインタラプタで両者の組合せにより焦点調節時
のオスヘリコイド1の光軸方向位置をパルス数カウント
により知るようになっている。
【0013】次に、以上の構成の動作を説明する。
【0014】まず、バリア4、5が閉状態にあり、カメ
ラのメインスイッチがオフになっている沈端状態(オス
ヘリコイド1が最も奥に繰り込まれた状態)からバリア
操作リング3を操作させてバリア4、5を全開させると
、バリア接片16によるメインスイッチがオンし、モー
タ20が正回転(図8の時計方向)する。これにより、
図8に示すギヤ21〜25を介してパルスギヤ26が回
転し全周ギヤ部2aを介してメスヘリコイド2が回転す
る。この回転に伴ってメスヘリコイド2の内側に螺合し
たオスヘリコイド1が光軸方向前方(図8の上方)に移
動する。そして、パルス接片30がパルスギヤ26の回
転によりそれと一体のパルス板27のパターン27aを
1回目に検知した時にモータ20は所定時間逆通電され
た後オフする。これにより、パルスギヤ26は図9のB
に示されるパターン27aの若干手前で停止する。 この位置がワイド端でありワイド撮影状態の初期位置(
フォーカシング待機位置)となる。この位置で不図示の
シャッタレリーズボタンが押圧されると、測距完了後再
びモータ20が正回転して前玉38を備えたオスヘリコ
イド1を繰り出し、前玉38によるフォーカシングを開
始する。この際シャッタ地板7もオスヘリコイド1と一
体的に光軸方向へ移動する。又、この時、後玉ホルダ軸
10が圧縮ばね34に付勢されてオスヘリコイド1と一
体的に移動し、後玉ホルダ軸10に保持された後玉39
も撮影光路外をオスヘリコイド1と共に光軸方向へ移動
する。
【0015】フォーカシングの完了はオスヘリコイド1
が合焦となる所定位置に達したのを検知した時にモータ
20がオフする。ここで、この所定位置の検知は前記ピ
ニオンギヤ21と一体的に回転するスリット板28をフ
ォトインタラプタ29で検出することによりパルス数を
カウントする。このカウントの開始はレリーズ信号によ
りモータ20への通電が行われてモータ20がオンして
パルスギヤ26が回転を開始してパルス接片30により
パルス板27のパターン27aを検出することによって
行われる。
【0016】フォーカシングが終了し、不図示の駆動機
構によりシャッタ羽根8が開閉されるとフィルムの露光
が完了する。この後モータ20が逆通電されパルスギヤ
26が時計方向に回転して、オスヘリコイド1は繰込ま
れる。そしてパルス接片30がパターン27aのC位置
を検知して一定時間後にモータ20をオフすることによ
り前記ワイド待機位置(図9のB位置)にリセツトされ
る。
【0017】次にテレ撮影の場合について説明する。沈
端状態からモータ20を反時計方向に回転させメスヘリ
コイド2を回転させる。この回転に伴ってオスヘリコイ
ド1は光軸方向前方に移動する。パルスギヤ26が回転
しパルス板27のパターン27aをパルス接片30で3
回目に検知した時に前記ワイド端に停止したのと同様に
してモータ20を微少時間逆通電した後オフすることに
よりパターンの若干手前図9のBの位置でパルスギヤ2
6を停止する。この状態がテレ端でありテレ撮影状態の
初期位置(フォーカシング待機位置)となる。すなわち
、前記ワイド端からこのテレ端の間でパルス板27は2
回転する。
【0018】この状態ではカム37により後玉ホルダ6
が光軸上に挿入され、前玉38(すなわち主レンズ)及
び後玉39(副レンズ)の両方でテレ撮影光学系が構成
される。
【0019】このフォーカシング待機位置からフォーカ
シングが開始されると前述のワイド撮影の場合と同様に
前玉38及びシャッタ地板7が一体的に合焦位置まで光
軸方向へ移動する。
【0020】一方、この際、後玉39は、カム37に設
けられたストッパー部81の係止部81aにテレコンス
トッパ部82が係合し、光軸方向前方への移動を妨げら
れるため圧縮ばね34に抗しながら後玉ホルダ6と共に
オスヘリコイド1から置いていかれ、その位置で停止し
たままとなる。
【0021】つまりテレ撮影時のフォーカシングでは前
玉38とシャッタ地板7のみが一体的に前方へ繰り出さ
れ後玉ホルダ6はカメラ本体13に対して固定されたよ
うにその位置で保持されたままとなる。
【0022】その他の動作は、前述のワイド撮影の場合
と同様であるので説明を省略する。
【0023】次に、鏡筒がワイド端から沈端位置へ移動
する場合は前述とは逆の動作によりモータ20が逆転し
て、パルスギヤ26が時計方向に回転し、オスヘリコイ
ド1が繰込まれる。そして、沈端位置に到ると不図示の
沈端検知スイッチがオンし、モータ20は停止する。
【0024】次にテレ端から沈端位置へ移動する際も、
同様にしてオスヘリコイド1が繰込まれ、沈端位置で不
図示の沈端検知スイッチがオンするとモータ20は停止
する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下に示す効果がある。 (1)テレ撮影時のフォーカシングの際に、副レンズは
カメラ本体に対して固定されていて主レンズのみが繰り
出されるため、光学系の繰り出し量をワイド撮影時と同
様に少なくできるのでメスヘリコイドの全長を短くでき
てカメラのコンパクト化を図ることができる。 (2)シャッタ地板と主レンズを一体化させてフォーカ
シングの際に一体的に移動するように構成したので、鏡
筒部分の構造が簡素化できコンパクトで安価なカメラが
実現できる。 (3)焦点切換(テレ・ワイド切換)及びフォーカシン
グを単一のモータで行うことが容易であり、構造の簡素
化、コンパクト化、コストダウン等が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラの縦断面図。
【図2】図1に示すカメラの横断面図。
【図3】図1の鏡筒をカメラ後面からみたワイド状態の
作動図。
【図4】図1の鏡筒をカメラ後面からみたテレ状態の作
動図。
【図5】図1の後玉ホルダとカムのワイド状態での関係
を示す図。
【図6】図1の後玉ホルダとカムのテレ状態での関係を
示す図。
【図7】図1のカメラの前面からみたバリアの機構図。
【図8】図1の鏡筒の駆動機構を示す斜視図。
【図9】図1のパルス板の作動を説明する図。
【符号の説明】
1  オスヘリコイド 2  メスヘリコイド 3  バリア操作リング 3a  操作つまみ 4、5  バリア 6  後玉ホルダ 7  シャッタ地板 8  シャッタ羽根 13  本体 20  モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主レンズと光軸上に出入りする副レンズと
    の光学系とシャッタとを有し光学系駆動部材の回動によ
    り主レンズ及び副レンズとシャッタを光軸に沿って一体
    的かつ直進的に移動するようになされた可変焦点カメラ
    において、主レンズと副レンズとの合成された光学系に
    よる焦点距離撮影時は副レンズの光軸方向の移動を妨げ
    ることにより、主レンズ及びシャッタのみの光軸上の移
    動によりフォーカシング制御を行わせることを特徴とす
    る可変焦点カメラ。
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