JP2001188282A - バリア付きカメラ - Google Patents

バリア付きカメラ

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JP2001188282A
JP2001188282A JP2000044899A JP2000044899A JP2001188282A JP 2001188282 A JP2001188282 A JP 2001188282A JP 2000044899 A JP2000044899 A JP 2000044899A JP 2000044899 A JP2000044899 A JP 2000044899A JP 2001188282 A JP2001188282 A JP 2001188282A
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barrier
photographing
lock
lens
photographing lens
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JP2000044899A
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バリアを閉方向に押圧操作しても、レンズ鏡筒
の繰り込み動作に支障が生じないバリア付きカメラを提
供する。 【解決手段】本発明のバリア付きカメラは、進退可能な
レンズ鏡筒3の前面を開閉する開位置と閉位置とに移動
可能なバリア2を有しており、バリア2が閉方向に移動
すると、レンズ鏡筒3が収納方向繰り込まれるが、その
とき、バリア2は、突出位置にあるロック部材であるロ
ック軸19により閉方向への移動がロックされる。その
とき、ロック軸19が突出位置で保持されていても、付
勢バネ18が撓むことによりレンズ鏡筒3は、スムーズ
に繰り込まれる。バリア2の操作力が一旦解放される
と、ロック軸19も突出位置から後退し、バリア2は閉
位置にスライド駆動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影位置にある撮
影レンズを露呈する開位置と、収納位置にある上記撮影
レンズを覆う閉じ位置とに移動可能なバリア(レンズバ
リア)を有するバリア付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリア付きカメラとして、特開平
1−131539号公報に開示のものは、レンズ鏡筒と
バリアとの干渉を防止するためにレンズ前面を保護する
バリアが係止ピンによりレンズ開放位置でロックされる
構造を採用したカメラである。
【0003】図22は、上記従来のバリア付きカメラの
バリアロック状態におけるレンズ鏡筒周りの要部の横断
面図である。図22において、レンズ鏡筒101は、モ
ータMにより駆動され、撮影可能な繰り出し位置にあ
る。そのとき、バリア104は、開放位置にあって、突
出状態にある係止ピン110によって該開放位置にロッ
クされている。したがって、上記レンズ鏡筒101の繰
り出し状態にあるとき、バリア104をP方向に押圧し
たとしてもレンズ鏡筒に干渉することがなく、レンズ鏡
筒101の進退動作に支障をきたすことが防止できる。
【0004】続いて、レンズ鏡筒101が繰り出し位置
から収納位置(沈胴位置)に繰り込まれると、その終端
にて鏡筒フランジ部101aで上記係止ピン110を押
圧して後退させ、バリア104のロック状態を解放す
る。ロック状態が解放されると、バリア104は、D10
方向にスライドしてレンズ前面を覆う閉位置に移動可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特開平
1−131539号公報に開示のものでは、レンズ鏡筒
101を収納位置に繰り込み中、もし、バリア104を
P方向に押圧し続けていると係止ピン110がロックさ
れた状態に保持さることになるので、レンズ鏡筒の繰り
込みに過負荷が作用した状態となり、モータの電力の消
耗がはげしくなる。場合によっては、駆動機構部に異常
な力が作用して破損することにもなりかねない。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、レンズ鏡筒を開閉する開位置と閉
位置とに移動可能なバリアを有するバリア付きカメラに
おいて、バリア操作によりレンズ鏡筒の繰り込み動作に
支障が生じないバリア付きカメラを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バリア付きカメラは、カメラ本体と、撮影レンズを保持
し、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能な撮影レンズ
鏡筒と、撮影位置にある上記撮影レンズを露呈する開位
置と、収納位置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに
移動可能なバリアと、上記撮影レンズの光軸方向に移動
可能で上記バリアが上記撮影レンズ鏡筒と当接しないよ
うに上記バリアをロックするロック部材と、上記バリア
をロックする方向に上記ロック部材を付勢するロック付
勢部材と、上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、上記撮影レ
ンズ鏡筒と共に移動し、上記撮影レンズ鏡筒が上記収納
位置へ移動する最中に上記ロック部材を上記収納位置方
向へ押圧する付勢部材とを有しており、上記バリアが上
記ロック部材によりロックされている状態で上記撮影レ
ンズ鏡筒が収納位置に繰り込まれる際、上記付勢部材が
撓むことにより上記撮影レンズ鏡筒の繰り込みがスムー
ズに行われる。
【0008】本発明の請求項2記載のバリア付きカメラ
は、カメラ本体と、撮影位置と収納位置に移動可能な撮
影レンズと、上記撮影レンズを上記撮影位置と上記収納
位置に移動させる駆動手段と、撮影位置にある上記撮影
レンズを露呈する開位置と、収納位置にある上記撮影レ
ンズを覆う閉位置とに移動可能であって、撮影位置にあ
る上記撮影レンズがこの移動の軌跡内に位置し、収納位
置にある上記撮影レンズがこの移動の軌跡外に位置する
ような移動軌跡をもつバリアと、上記駆動手段が上記撮
影レンズを駆動中に、上記バリアの移動軌跡中に上記撮
影レンズがあるときは上記バリアと当接して、上記バリ
アが上記撮影レンズと衝突しないように上記バリアの閉
方向移動をロックするロック部材と、上記バリアをロッ
クする方向に上記ロック部材を付勢するロック付勢部材
と、上記撮影レンズが上記収納位置へ移動する最中に上
記ロック部材を上記収納位置方向へ押圧する付勢部材
と、上記付勢部材に押圧されて上記ロック部材と上記バ
リアとの係合を解除するために上記撮影レンズに可動に
設けられる押圧部材とを有しており、上記バリアが上記
ロック部材によりロックされている状態で上記駆動手段
により上記撮影レンズが収納位置に繰り込まれる際、上
記付勢部材が撓むことにより上記撮影レンズの繰り込み
がスムーズに行われる。
【0009】本発明の請求項3記載のバリア付きカメラ
は、カメラ本体と、撮影位置と収納位置とに移動可能な
撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮影位置と上記収
納位置とに移動させる移動枠と、撮影位置にある上記撮
影レンズを露呈する開位置と、収納位置にある上記撮影
レンズを覆う閉位置とに移動可能であって、上記開位置
と上記閉位置との間の、上記撮影レンズを上記収納位置
に移動開始させるための収納開始位置を通過可能なバリ
アと、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能で上記バリ
アが上記撮影レンズと衝突しないように上記バリアを上
記収納開始位置に保持するロック部材と、上記バリアを
ロックする方向に上記ロック部材を付勢するロック付勢
部材と、上記ロック部材を押圧して、上記ロック部材と
上記バリアとの係合を解除するために上記移動枠に可動
に設けられる押圧部材と、上記移動枠と上記押圧部材と
の間に設けられ、上記ロック部材を上記押圧部材を介し
て間接的に押圧する付勢部材とを有しており、上記バリ
アが上記ロック部材によりロックされている状態で上記
撮影レンズが収納位置に繰り込まれる際、上記付勢部材
が撓むことにより上記移動枠の繰り込みがスムーズに行
われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第一実施形態を示
すバリア付きカメラのレンズバリア(以下、バリアと記
載)開状態での斜視図である。図2は、上記カメラの撮
影状態でバリアを取り外した状態を示す分解斜視図であ
る。図3は、上記カメラに装着されるバリアを図1のA
方向と反対の内面側から見た斜視図である。
【0011】図1等に示すように本実施形態のバリア付
きカメラは、収納位置にある撮影レンズを覆う閉位置
(P2A)と、準開位置(P2C)を経由して撮影位置にあ
る撮影レンズを露呈する開位置(P2B)に移動可能なバ
リア2をカメラ本体1の前面部に配設している。そし
て、上記バリア2の開閉動作に制御上連動して撮影レン
ズ鏡筒(以下、レンズ鏡筒と記載)3が非撮影状態の収
納位置(沈胴位置)と撮影可能状態の撮影位置に進退駆
動される。なお、上記準開位置(P2C)は、バリア2の
ロック位置であり、かつ、レンズ鏡筒収納が開始される
位置となる(図6,9参照)。
【0012】また、上記バリアは、上述のように上記閉
位置と上記開位置との間を移動する軌跡を有し、上記撮
影レンズは、上記撮影位置と収納位置との間を移動する
軌跡を有する。ここにおいて、上記二つの移動軌跡その
ものは交差しているが、上記撮影レンズが収納位置にあ
るときは、上記バリアの移動軌跡外にあり、撮影レンズ
が撮影位置にあるときは、上記バリアの移動軌跡内にあ
る。また、換言すれば、上記バリアが上記開位置にある
ときは、上記撮影レンズの移動軌跡外にあり、上記バリ
アが閉位置にあるときは、撮影レンズの移動軌跡内にあ
る。
【0013】なお、以下の説明において、上記バリア2
の閉位置方向への移動方向をP方向とし、開位置方向へ
の移動方向をQ方向とする。
【0014】上記実施形態のカメラにおいて、外装体を
兼ねるカメラ本体1の前面部には、バリア2を摺動自在
に支持するためのガイド溝1a,1bが本体上部と下部
に左右方向に延出して平行に形成されている。
【0015】また、カメラ本体1の前面中央部には、光
軸O方向に進退自在なレンズ鏡筒3が配設され、その上
方にストロボ窓4、ファインダ窓5、測距用受光窓6、
測距用投光窓8、測光用窓7、セルフタイマ表示窓9等
が配置される。バリア2が閉位置P2Aにあるとき、収納
状態の上記レンズ鏡筒3および上記測距用受光窓6から
セルフタイマ表示窓9までが完全に覆われる。
【0016】また、カメラ本体1の上面部には、レリー
ズスイッチ10a(図13参照)操作用のレリーズ釦1
0が配設されている。
【0017】また、図2に示すように、カメラ本体1の
前面のレンズ鏡筒3の左側には出没可能なロック部材で
あるロック軸19の先端部が位置し、その下方にバリア
2の開閉状態を検出するための、接片1d,1eを有す
るバリア検出スイッチ1cが配設されている。カメラ本
体1の前面上部に小穴1hが配設されており、バリア2
にクリックストップ作用を与えるクリック用バネ16b
とクリック用ボール16aが嵌入している。
【0018】図3に示すように、バリア2には、上下の
縁部に係合ガイド部2a,2bと、閉方向端面2f側近
傍の内壁面2e上に切り欠き部2cおよび突起2dと、
上辺内面に2つのクリック用凹部2i,2jが設けられ
ている。
【0019】上記ガイド部2a,2bは、それぞれカメ
ラ本体1の前記ガイド溝1a,1bに摺動自在に嵌入す
る。上記突起2dは、カメラ本体1に配設されたバリア
検出スイッチ1cの接片1eを押圧するための突起であ
る。
【0020】上記突起2dは、バリア2が開位置P2Bに
あるとき、上記接片1eを押圧し、この接片1eと接片
1dを接触させ、バリア検出スイッチ1cをオン状態と
する。さらに、バリア2が開位置P2Bから準開位置P2C
に到達したとき、接片1eを解放し、バリア検出スイッ
チ1cをオフ状態とする。なお、バリア検出スイッチ1
c自体は、バリア2の開閉位置に関わらず、常にバリア
2に覆われており、露出しない。
【0021】上記クリック用凹部2i,2jは、前記カ
メラ本体1上部の小穴1hに嵌入されている上記クリッ
ク用ボール16aが落ち込み、クリック感を出し、バリ
ア2を所定の位置に止める。即ち、クリック用凹部2i
にボール16aが嵌入すれば、バリア2は開位置P2B
に、また、クリック用凹部2jにボール16aが嵌入す
れば、バリアは閉位置P2Aにそれぞれクリック保持され
る。
【0022】上記切り欠き部2cは、カメラ本体1から
突出するロック軸19の先端に当接可能な切り欠き部で
ある。レンズ鏡筒3が撮影位置にあるときにバリア2を
開位置P2BからP方向に移動させようとしたとき、上記
切り欠き部2cは、上記ロック軸19に対してこの軸の
側方に当接する。その当接位置である準開位置P2Cにて
P方向への移動が阻止され、バリア2の先端がレンズ鏡
筒3の外周に当接することが防止される。
【0023】次に、上記ロック軸19に関連するロック
機構およびレンズ鏡筒3の駆動機構について、図4,8
等を用いて説明する。なお、図4は、ロック軸,レンズ
鏡筒周りの分解斜視図であり、図8は、カメラの横断面
図である。
【0024】図4,8に示すようにロック軸19は、軸
状の部材からなるロック部材であり、一端部の近傍には
ストッパ19aと、他端部には係合部19bを有してい
る。そして、カメラ本体1の支持穴1iに摺動自在に嵌
入し、カメラ本体1に対してロック付勢部材であるロッ
ク付勢バネ(圧縮バネ)20により突出方向(前方向、
図1中の矢印A方向の反対の方向、または、図10,1
1の矢印Rと反対の方向をいう)に付勢されている。こ
こで、ロック軸19は、カメラ本体の支持穴1iで保持
されているが、例えば、図示していないパトローネ室を
形成する部材などのカメラ内ユニットにその代わりをさ
せてもよい。
【0025】上記ロック軸19の先端部がわずかにカメ
ラ本体1から突出する突出位置にあるとき、ストッパ1
9aが支持穴1iの内側端面に当接し、突出位置の位置
決めがなされる。また、上記ロック軸19は、その先端
部がカメラ本体1の表面まで後退したとき、アパーチャ
部材22の突起22jに当接する。
【0026】レンズ鏡筒3は、主に撮影レンズ3gを保
持するズーム移動枠3fと、ズーム移動枠3fを進退可
能に保持する移動枠3aと、移動枠3aの外周部のガイ
ド穴3eに嵌入し、光軸に沿って摺動自在に支持される
押圧部材である押圧板17と、上記押圧板17を後方向
(図1中の矢印Aの方向)に付勢する付勢部材である押
圧付勢バネ(圧縮バネ)18とを有してなる。なお、上
記押圧付勢バネ18の付勢力は、ロック軸19を突出さ
せるためのロック付勢バネ20の付勢力よりも大とす
る。
【0027】上記レンズ鏡筒3は、カメラ本体1の開口
部1jに嵌入し、カメラ本体1に支持されるガイド軸1
5に沿って摺動自在に支持されている。そして、上記ガ
イド軸15と平行な駆動手段である送りネジ13により
進退駆動される。カメラ本体1内の収納位置に繰り込ま
れた状態でレンズ鏡筒3のフランジ部3bは、カメラ本
体1に固定されるアパーチャ部材22の突起22kに当
接する。なお、アパーチャ部材22の後方の後カバー2
1との間には、圧板23と圧板バネ24が配設されてい
る。
【0028】なお、送りネジ13は、移動枠3aのフラ
ンジ部3bに設けられるネジ穴3cに螺合し、アパーチ
ャ部材22とカメラ本体1間で回転可能に支持されてお
り、一端部に駆動手段である駆動モータ11のピニオン
12と噛合するギヤ14を有している。また、ガイド軸
15は、アパーチャ部材22とカメラ本体1間で支持さ
れ、移動枠3aのガイド穴3dに摺動自在に嵌入してい
る。
【0029】上記押圧板17は、ロック軸19の係合部
19bと係合可能な突起17aを有しており、ロック軸
19と係合しない状態では押圧付勢バネ18の付勢力に
より移動枠3aのフランジ部3bに当接した状態にあ
る。
【0030】次に、以上のように構成された第一実施形
態のバリア付きカメラにおけるバリアの開閉に伴うレン
ズ鏡筒の進退動作について、図5〜図12を用いて説明
する。なお、図5〜7は、図1のA方向から見たバリア
の開閉状態を示す正面図であって、図5はバリア開放状
態、図6はバリア準開放状態、図7は、バリア閉状態を
示す。
【0031】また、図8〜12は、バリアおよびレンズ
鏡筒の各動作状態での図1のB−B断面図、または、部
分断面図であって、図8は、バリアが開放位置にあり、
レンズ鏡筒が撮影位置にある状態を示し、図9は、バリ
アが準開放位置にあり、レンズ鏡筒が撮影位置にある状
態を示し、図10は、バリアが準開放位置にあり、レン
ズ鏡筒が収納位置に向けて繰り込み途中の状態を示し、
図11は、バリアが準開放位置にあり、レンズ鏡筒が収
納位置に繰り込まれた状態を示し、図12は、バリアが
閉位置、レンズ鏡筒が収納位置に繰り込まれた状態を示
す。
【0032】図5,8に示すレンズ鏡筒が撮影位置にあ
る状態でバリア2を開放位置P2BからP方向に僅かにス
ライドさせ、図6,9の準開位置P2Cまで移動すると、
その僅かな移動によってバリア検出スイッチ1cがバリ
ア突起2dによる押圧から解放され、そのオフ信号がC
PU32(図13参照)に出力される。その出力により
レンズ鏡筒3の収納位置への繰り込み動作が開始され
る。
【0033】そのとき、ロック軸19の先端部にバリア
2の切り欠き部2cが当接して上記準開位置P2Cにロッ
ク(P方向の移動規制)され、バリア2がそれ以上P方
向へ移動できない。したがって、バリア2の先端面2f
がレンズ鏡筒3の外周に当接することがなく、レンズ鏡
筒3が保護される。同時に駆動モータ11に余分の負荷
が作用せず正常な繰り込み状態が得られる。
【0034】その後、図10のレンズ鏡筒3が収納位置
方向のR方向に繰り込まれ、レンズ鏡筒3が収納位置近
傍に達すると、ロック軸19の係合部19bと押圧板1
7の突起17aが当接する。
【0035】上記当接時にバリア2がP方向に押圧され
ていれば、バリア2の切り欠き部2cとロック軸19と
の当接によりロック軸19にロック軸19の軸直角方向
の摩擦保持力が作用しており、突出位置に保持される。
したがって、レンズ鏡筒3がR方向に繰り込まれるに伴
って、ロック軸19の係合部19bにより押圧付勢バネ
18が撓んでいき、押圧板17が移動枠3aに対して相
対的に反R方向に移動する。すなわち、カメラ空間でロ
ック軸19と押圧板17は、一体的になり、その移動量
は、0となっていて鏡筒のみが移動している。
【0036】上述のように押圧付勢バネ18が押圧板1
7の突起17aを介して間接的にロック軸19の係合部
19bを押圧して、撓むことにより、上記摩擦保持力で
保持されるロック軸19を無理にR方向に移動させるこ
となく、レンズ鏡筒3を収納位置までスムーズに繰り込
むことができる。
【0037】その後、バリア2のP方向の操作力が一旦
解除されると、ロック軸19の摩擦による保持力も解放
され、押圧付勢バネ18の付勢力でロック付勢バネ20
を押圧して突出位置からカメラ本体1から突出しない退
避位置に後退する。この状態でバリア2は、ロック軸1
9のロック状態から解放され、閉位置P2Aに移動させる
こができる(図12参照)。
【0038】上記バリア2を開放してレンズ鏡筒3を撮
影状態にするには、図7,12に示す閉位置にあるバリ
ア2をQ方向にスライド操作する。バリア2が準開位置
P2Cを通過し、開放位置P2Bに到達すると、バリア検出
スイッチ1cがオン状態に切り換わる。そのオン信号に
基づいてCPU32(図13参照)は、駆動モータ11
を制御し、図5,8に示すようにレンズ鏡筒3を撮影位
置まで繰り出す。
【0039】上述の状態でロック軸19は、押圧板17
による押圧状態から解放されるので、再び、その先端部
がカメラ本体1から突出するバリアロック可能な突出位
置に移動する。
【0040】本発明の達成において、押圧板17は、必
ずしも必要ではなく、押圧付勢バネ18が、直接、ロッ
ク軸19の係合部19aに当接し、押圧するように構成
してもよい。
【0041】ここで、本実施形態の駆動制御手段として
のカメラの鏡筒制御部、および、各検出スイッチ部周り
の主要電気制御回路の構成について、図13の電気回路
図を用いて説明する。本実施形態のカメラは、電源部で
ある電池31により駆動される。CPU32は、本カメ
ラにおける全制御を司る制御手段である。モータ駆動用
ドライバ33は、駆動手段としての一部を担い、CPU
32によりコントロールされ、駆動モータ11を駆動
し、レンズ鏡筒3の進退駆動させる。
【0042】また、上記CPU32は、カメラ本体内に
組み込まれる収納位置検出用スイッチ34aと撮影準備
位置(撮影位置)検出スイッチ34bの出力信号を取り
込み、レンズ鏡筒3の進退状態を検出する。また、バリ
ア検出スイッチ1cの出力信号を取り込み、バリア2が
開放されたことを検知する。さらに、レリーズ釦10に
より操作されるレリーズスイッチ10aの出力信号を取
り込み、撮影のためのシーケンスを開始させる。
【0043】次に、上記バリア開閉動作を含めた撮影処
理制御動作について、図13のフローチャートを用いて
説明する。なお、図13は、本実施形態のカメラにおけ
るバリア開閉に伴うレンズ鏡筒3の制御動作を含む撮影
処理のゼネラルフローチャートである。
【0044】バリア2の閉状態からバリア2を手動操作
によって開位置P2Bまで移動させると、バリア検出スイ
ッチ1cがオンとなる。即ち、接片1d,1eが互いに
接触し、図14に示すCPU32による撮影処理がスタ
ートする。
【0045】ステップS1において、CPU32は、モ
ータ駆動用ドライバ33に駆動信号を送り、駆動モータ
11によりカメラ内に沈胴しているレンズ鏡筒3が撮影
準備位置(撮影位置)方向に繰り出される。ステップS
2において、CPU32は、レンズ鏡筒3が撮影準備位
置(レンズ初期位置)、例えば、ズームワイド端位置に
到達したどうかをチェックする。レンズ鏡筒3が撮影準
備位置に到達したことが撮影準備位置検出スイッチ34
bにより検知されると、ステップS3にて駆動モータ1
1をオフとし、レンズ鏡筒3の繰り出しを停止させる。
【0046】この後、ステップS4に進み、レリーズ釦
10が操作されたかどうかをレリーズスイッチ10aに
よってチェックする。該スイッチ10aがオンになった
ときに、ステップS5に進み、CPU32による撮影シ
ーケンス処理を実行する。
【0047】また、上記ステップS4のチェックでレリ
ーズスイッチ10aがオフが検出されたの場合、ステッ
プS6にジャンプして、バリア2のバリア検出スイッチ
1cのオンオフをチェックする。バリア検出スイッチ1
cがオフが検出されると、即ち、バリア2が手動操作に
よって閉じ方向に動かされた場合、ステップS7に進
み、レンズ鏡筒3を繰り込み方向(R方向)に駆動す
る。
【0048】そして、ステップS8にて、CPU32
は、レンズ鏡筒3が収納位置に繰り込まれたかを収納位
置検出用スイッチ34aの出力信号によりチェックす
る。レンズ鏡筒3が収納位置に到達したと判断された
ら、ステップS9に進み、レンズ鏡筒3の駆動を停止し
て、本ルーチンを終了する。
【0049】以上、説明した第一実施形態のバリア付き
カメラによると、レンズ鏡筒3を収納位置に繰り込み動
作中、バリア2を閉じ方向に押圧操作したとき、上記バ
リア2が突出位置にあるロック部材であるロック軸19
でロックされ、レンズ鏡筒3への当接が防止される。ロ
ック軸19がレンズ鏡筒の繰り込み動作中にP方向(閉
方向)に押圧されていなければ、そのまま、このロック
軸19は、押圧板17により後退位置に引き戻される。
【0050】しかし、ロック軸19がバリア2によって
P方向に押圧されたままの状態に保持されている場合
は、ロック軸19は後退せず、押圧付勢バネ18の方が
撓んでいく。したがって、レンズ鏡筒3の繰り込み時に
上記押圧付勢バネ18の撓み分の負荷が増えるだけで異
常な過負荷駆動状態にはならず、駆動モータ11に重い
負荷がかかり、著しく電力が消耗される等の状態が避け
られる。
【0051】次に、本発明の第二実施形態のバリア付き
カメラについて説明する。図15は、上記バリア付きカ
メラのロック部材であるロック軸と撮影レンズ鏡筒(以
下、レンズ鏡筒と記載)周りの分解斜視図である。図1
6は、上記バリア付きカメラの横断面図であって、レン
ズバリア(以下、バリアと記載)開状態でレンズ鏡筒が
撮影位置にある状態を示す。なお、以下の説明におい
て、バリアの閉位置方向への移動方向をP方向とし、開
位置方向への移動方向をQ方向とする。
【0052】本実施形態のバリア付きカメラのバリア等
の外装を含む構成やレンズ鏡筒の進退駆動機構部等は、
前記第一実施形態のバリア付きカメラに対して同一の構
成を有しており、同一構成部材には同一符号を付す。そ
して、本カメラにおいても同様にカメラ本体1の前面部
に、収納位置にある撮影レンズを覆う閉位置(P2A)
と、準開位置(P2C)を経由して撮影位置にある撮影レ
ンズを露呈する開位置(P2B)に移動可能なバリア2が
配設されており、上記バリア2の開閉動作に制御上連動
してレンズ鏡筒43が非撮影状態の収納位置(沈胴位
置)と撮影位置(撮影可能状態)に進退駆動される。
【0053】上記バリア2には、第一実施形態と同様に
スライド用の係合ガイド部やクリック用凹部の他に閉方
向端部の切り欠き部2cおよび突起2dが設けられてい
る。
【0054】カメラ本体1側にも第一実施形態と同様に
バリア2を摺動自在に支持するためのガイド溝の他にレ
ンズ鏡筒43の左側には支持穴1iが配設され、その支
持穴1iには、ロック軸49の先端部49aが出没可能
に嵌入している。その下方にバリア2の開閉状態を検出
するための、接片1d,1eを有するバリア検出スイッ
チ1cが配設されている。そして、バリア2の突起2d
によりバリア2が開位置P2Bにあるとき、バリア検出ス
イッチ1cをオン状態とし、バリア2が開位置P2Bから
準開位置P2Cに到達したとき、バリア検出スイッチ1c
をオフ状態となる。
【0055】また、図16に示すようにカメラ本体1内
においてもフィルム開口部を有するアパーチュア部材2
2の一方側には、フィルムカートリッジ25を収納する
カートリッジ室が設けられ、他方側には、スプール26
を収納するスプール室が設けられている。上記フィルム
カートリッジ25は、押さえバネ29でカートリッジ室
内に押さえられて保持され、スプール26に巻回される
フィルム27は、フィルム押さえローラ30により押さ
えられている。また、アパーチャ部材22のカートリッ
ジ室前方にはカメラ制御用電気回路基板ユニット28が
配設されている。
【0056】後カバー21の前側には圧板バネ24と圧
板23およびアパーチャ部材22の開口部が配設され、
アパ−チュア部材22と圧板23の間にフィルム27の
給送路が設けられている。
【0057】また、図15,16に示すように駆動手段
の一部を担う駆動モータ11の出力軸に固着されるピニ
オン12には、駆動手段である送りネジ13のギヤ14
が噛合している。送りネジ13は、後述するレンズ鏡筒
43の移動枠43aの雌ネジ部43cに螺合し、レンズ
鏡筒43を進退駆動する。
【0058】本実施形態のカメラが特に前記第一実施形
態と異なる部分は、ロック軸49が組み込まれるレンズ
鏡筒43の構造であって、その異なる部分の構造につい
て以下に説明する。上記レンズ鏡筒43は、図15,1
6に示すように、主に撮影レンズ43gを保持するズー
ム移動枠43fと、上記ズーム移動枠43fを支持し、
収納位置(沈胴位置)から撮影位置(撮影可能位置)に
進退可能な移動枠43aと、移動枠43aに摺動自在に
支持される押圧部材の押圧板47と、同じく移動枠43
aに摺動自在に支持されるロック部材であるロック軸4
9と、ロック軸49を付勢するためのロック付勢部材で
あるロック付勢バネ(圧縮バネ)41および付勢部材で
あるロック解除バネ(圧縮バネ)42と、撮影レンズ位
置検出器50とからなる。
【0059】上記移動枠43aは、軸穴43dに嵌合す
るガイド軸15に摺動自在に支持され、カメラ本体1の
開口部1jに対して出没自在に支持される。その移動枠
43aは、上記ガイド軸15と平行な、駆動手段として
一部を担う雌ネジ部43cに螺合する送りネジ13の回
転により進退駆動される。
【0060】さらに、上記移動枠43aは、その枠部外
周の光軸O方向に沿って設けられるガイド溝43hと、
ガイド溝43hの外方に設けられる突起部43iを有し
ている。上記突起部43iには、ロック軸49が摺動可
能に嵌入する軸穴43jが設けられている。
【0061】上記押圧板47は、上記移動枠43aのガ
イド溝43hに摺動自在に嵌入しており、後端部L字状
突起部47aと先端部ストッパ47cを有している。ま
た、上記突起部47aには、ロック軸49が摺動自在に
嵌入する軸穴47bが設けられている。
【0062】上記ロック軸49は、先端部49aから所
定寸法後方位置にE型止め輪(以下、止め輪と記載)4
9cが嵌入される止め輪溝が設けられ、後端部にはフラ
ンジ部49bが設けられる。このロック軸49を移動枠
43aに組み込むには、まず、先端部49a側を押圧板
47の後方より軸穴47bに挿通させて、ロック解除バ
ネ42を挿入後、さらに、移動枠43aの軸穴43jに
挿通させる。そこで、ロック付勢バネ41を挿入して止
め輪49cを止め輪溝に嵌入して組み付ける。
【0063】上述のように移動枠43aに組み付けられ
たロック軸49は、レンズ鏡筒43をカメラ本体1に装
着したとき、その先端部49aがカメラ本体1の支持穴
1iに嵌合した状態で組み込まれる。そして、上記ロッ
ク付勢バネ41は、止め輪49cと突起部43iの間に
圧縮された状態で、また、ロック解除バネ42は、突起
部47aと突起部43iの間に圧縮された状態で保持さ
れる。
【0064】後述する図21に示すレンズ鏡筒43が収
納位置に後退した状態で押圧板47のストッパ47cが
移動枠43aに当接した状態にあるとき、上記ロック付
勢バネ41の突出方向(反R方向)の付勢力は、ロック
解除バネ42の退避方向(R方向)の付勢力よりも小さ
いものとする。したがって、上記レンズ鏡筒収納状態で
はロック軸49は、カメラ本体1内方向に後退してお
り、ロック軸49の先端部49aは、カメラ本体支持穴
1iから突出しないか、あるいは、突出量が少なく、バ
リア2の切り欠き2cおよび内壁面2eに干渉しない位
置にある。
【0065】しかし、図16や後述する図17から18
に示すようにレンズ鏡筒43が収納位置から繰り出さ
れ、カメラ本体1の開口1jから突出する状態にあると
きは、ロック解除バネ42の付勢力がロック軸49に作
用せず、ロック軸49は、ロック付勢バネ41の突出方
向(R方向)の付勢力により突出方向に移動する。そし
て、止め輪49cがカメラ本体1の支持穴1iの内壁に
当接し、先端部49aがカメラ本体の支持穴1iから所
定寸法突出し、バリア2を切り欠き部2cにてロックす
る状態、もしくは、ロック可能な状態となる。
【0066】また、後述する図20に示すようにレンズ
鏡筒43が収納位置に繰り込まれる動作中、ロック軸4
9が突出位置に保持されていたとしても、上記ロック解
除バネ42は、移動枠43aの突起部43iの後退によ
り圧縮変形することで移動枠43aの繰り込みストロ−
クを吸収する機能も有してる。上記ストロ−クの吸収動
作により駆動モータ11に異常な駆動トルクが作用する
ことが防止される。
【0067】また、上記突出状態で上記ロック軸49の
先端部49aは、バリア2の切り欠き部2cに係合可能
であるが、図16に示すようにバリア2が開位置P2Bに
あるときの切り欠き部2cと上記先端部49aとスライ
ド方向間隔Lは、バリア2の先端と撮影位置にあるレン
ズ鏡筒43の移動枠43aの外周側面とのスライド方向
離間距離Sより小さいものとする。したがって、バリア
がロック軸49でロックされていれば、バリア2は、移
動枠43の外周に当接することがない。
【0068】上記撮影レンズ位置検出器50は、カメラ
本体1側に支持される位置検出器基板51と、撮影レン
ズ鏡筒43側に支持される2つの接片52a,52bと
からなる。上記位置検出器基板51には、レンズ鏡筒4
3が収納位置にあるとき、接片52aが接触する電気導
通パターン51aと、レンズ鏡筒43が撮影位置にある
とき、接片52aが接触する電気導通パターン51b
と、接片52bが常時接触するコモンパターン51cと
が設けられている。なお、この撮影レンズ位置検出器5
0による検出信号は、ズームエンコ−ダの出力を適用す
ることも可能である。
【0069】本実施形態のカメラの電気回路上での駆動
制御手段としてのカメラの鏡筒制御部、および、各検出
スイッチ部は、前記図13の電気回路図に示した前記第
一実施形態のカメラの構成と同様である。なお、図13
の電気回路における収納位置検出用スイッチ34aの接
点部は、上述した接片52a,電気導通パターン51a
で構成される。また、撮影準備位置(撮影位置)検出ス
イッチ34bの接点部は、上述した接片52aと電気導
通パターン51bで構成される。
【0070】また、本実施形態のカメラにおけるバリア
開閉動作を含めた撮影処理制御動作も前記図14のゼネ
ラルフローチャートに示した前記第一の実施形態のカメ
ラの制御動作と同様である。
【0071】次に、以上のように構成された第二実施形
態のバリア付きカメラにおけるバリアの開閉に伴うレン
ズ鏡筒の進退動作について、前記図16のバリア開の撮
影位置状態での断面図、および、図17〜21を用いて
説明する。
【0072】なお、図17〜21は、本実施形態のカメ
ラの横断面図の一部を示し、バリアおよびレンズ鏡筒の
各動作状態でのバリアとロック軸周りの横断面図であっ
て、図17は、バリアが開位置から準開放位置に移動
し、レンズ鏡筒が撮影位置にある状態を示し、図18
は、バリアが準開放位置にあり、レンズ鏡筒が撮影位置
から収納位置方向へ繰り込みを開始した状態を示し、図
19は、同じくバリアが準開放位置にあり、レンズ鏡筒
が撮影位置から収納位置方向へ繰り込み動作途中の状態
を示し、図20は、バリアが準開放位置でP方向(閉方
向)押圧状態が維持され、レンズ鏡筒は収納位置に繰り
込まれた状態を示し、図21は、レンズ鏡筒が収納位置
に繰り込まれた状態で、バリアのP方向押圧力が解除さ
れた状態を示す。
【0073】図16に示すレンズ鏡筒43が撮影位置に
ある状態では、押圧板17はそのストッパ47cが移動
枠43aに当接した状態にあって、ロック軸49のフラ
ンジ部49bは押圧板47の突起部47aとは離間して
おり、ロック軸49にはロック付勢バネ41の突出方向
への付勢力のみが作用している。したがって、ロック軸
49は、カメラ本体の支持穴1iから突出し、バリア2
の切り欠き2cと係合可能な位置にあって、ロック可能
状態を維持している。
【0074】上記図16のレンズ鏡筒43が撮影位置に
ある状態からバリア2を開放位置P2BからP方向に僅か
にスライドさせ、図17,18に示す準開位置P2Cまで
移動すると、その僅かな移動によってバリア検出スイッ
チ1cがバリアの突起2dによる押圧から解放され、そ
のオフ信号がCPU32(図13参照)に出力される。
その出力によりレンズ鏡筒43の収納方向(R方向)へ
の繰り込み動作が開始される。
【0075】そのとき、ロック軸49の先端部49aに
バリア2の切り欠き部2cが当接し、バリア2は、上記
準開位置P2Cにロックされ、P方向への移動が規制され
ている。したがって、バリア2の先端面2fがレンズ鏡
筒43の外周に当接することがなく、レンズ鏡筒43が
保護される。バリア2に閉じ方向への操作力が維持され
ていて、レンズ鏡筒43のR方向の繰り込み中、押圧板
47は、移動枠43aと一体的にロック軸49上をスラ
イド移動するのみであるから、特に駆動モータ11に余
分の負荷は作用しない。
【0076】その後、同様にバリア2に閉じ方向への操
作力が維持されていて、レンズ鏡筒43が収納位置方向
のR方向に繰り込まれて図19のようにレンズ鏡筒43
が収納位置近傍に達すると、ロック軸49のフランジ部
49bに押圧板47の突起部47aが当接する。この状
態でバリア2の切り欠き2cと係合可能なロック軸49
の先端部49aのストロ−ク方向係合寸法D1 は、確保
されている。また、この時点でバリア2の内壁面2e位
置とレンズ鏡筒43の前面位置との差寸法Eは、0より
大きくなっている。すなはち、レンズ鏡筒43の前面
は、バリア2の内壁面2eより内側に入っており、バリ
ア2がP方向に移動してもレンズ鏡筒43とバリア2と
は、干渉しない状態である。
【0077】上記レンズ鏡筒43が図19のフランジ部
49bと突起部47aとが当接する状態からさらに繰り
込まれ、図20に示す収納位置に到達する間にて、バリ
ア2がP方向に押圧され、その操作力が維持されていて
ロック軸49が突出位置に保持された状態にあれば、ロ
ック付勢バネ41は伸び、また、押圧板47のストッパ
47cが移動枠43aから離れてゆき、ロック解除バネ
42が圧縮方向に撓む。そのようにロック解除バネ42
が圧縮されることにより、上記摩擦保持力で保持される
ロック軸49を無理にR方向に移動させることなく、レ
ンズ鏡筒43を収納位置までスムーズに繰り込むことが
できる。
【0078】そして、ロック軸49に作用する突出方向
への上記バネ41,42による付勢力は、徐々に減少
し、逆にロック軸49がR方向に付勢される状態にな
る。そのとき、もし、バリア2の閉じ方向への操作力が
取り除かれ、バリア2のP方向への押圧力が一旦解放さ
れると、ロック軸49がロック状態の突出位置からR方
向に後退して、バリアのロック状態が解放される。その
後、バリア2をP方向にスライドさせたとしても上述し
たように差寸法Eは、0より大きくなっていることから
バリア2とレンズ鏡筒43が干渉することはない。
【0079】そして、図20に示すレンズ鏡筒が収納位
置に到達した状態では、上記ロック軸49に作用する上
記バネ41,42による付勢力自体は、確実にロック軸
49を収納位置方向に引き込む付勢力となっている。し
かし、上述したようにバリア2がP方向の押圧されてい
るとすれば、バリア2の切り欠き部2cとロック軸49
との当接によりロック軸49には、ロック軸49の軸直
角方向の摩擦保持力が作用しており、突出位置に保持さ
れる。
【0080】そこで、バリア2のP方向の操作力が一旦
解除されると、ロック軸49の摩擦による保持力も解放
され、ロック付勢バネ41の付勢力より大きいロック解
除バネ42の収納位置方向(R方向)の付勢力がロック
軸49に作用する。ロック軸49は、図21に示すよう
に突出位置からカメラ本体1から突出しない退避位置に
後退する。押圧板47は、そのフランジ部47bがロッ
ク解除バネ42の付勢力でR方向に押圧駆動されて、そ
のストッパ47cが移動枠43aに当接する位置まで移
動する。この状態でバリア2は、ロック軸49のロック
状態から解放されるので、P方向にスライドさせて閉位
置P2Aに移動させるこができる。
【0081】なお、図19の状態での押圧板47のスト
ッパ47cが移動枠43aとが当接した状態から図20
の状態で押圧板47が相対的に移動したストロ−クであ
る上記ストッパ47cと移動枠43a間の離間距離D2
は、ロック軸49の突出状態での先端部49aのバリア
2の切り欠き部2c内での上記ストロ−ク方向係合寸法
D1 (図19参照)よりも大きいものとする。すなわ
ち、ロック軸49がR方向に後退したロック解放状態で
は、ロック軸49の先端部49aは、バリア2の内壁面
2eには干渉しないように設定されている。
【0082】再度、上記バリア2を開放してレンズ鏡筒
43を撮影状態にするには、閉位置P2Aにあるバリア2
をQ方向にスライド操作する。バリア2が準開位置P2C
を通過し、図16に示す開放位置P2Bに到達すると、バ
リア検出スイッチ1cがオン状態に切り換わる。そのオ
ン信号に基づいてCPU32(図13参照)は、駆動モ
ータ11を制御し、レンズ鏡筒43を撮影位置まで繰り
出す。この状態では移動枠43aの突起部43iにより
ロック付勢バネ41が所定量圧縮されるので、ロック軸
49は、再び、その先端部49aがカメラ本体1から突
出するバリアロック可能な突出位置に移動する。
【0083】上述した第二実施形態のバリア付きカメラ
によると、前記第一実施形態のバリア付きカメラと同様
にレンズ鏡筒43を収納位置に繰り込み動作中は、上記
バリア2が突出位置にあるロック軸49によりロックさ
れ、レンズ鏡筒43への当接干渉が防止される。そし
て、ロック軸49がバリア2によってP方向に押圧され
たままの状態では、ロック軸49は後退しないが、ロッ
ク解除バネ42が移動枠43aの突起部43iで押圧さ
れて撓んでいく。したがって、レンズ鏡筒43の繰り込
み時には上記ロック解除バネ42の撓みによる僅かな負
荷が増えるだけで異常な過負荷駆動状態にはならず、駆
動モータ11での著しい電力消耗が避けられる。
【0084】特に、第二実施形態のバリア付きカメラの
場合、ロック軸49を保持するバネ等のすべての構成部
材がレンズ鏡筒43に組み込まれているので、そのレン
ズ鏡筒43のロック軸周りの組立調整を単体の状態でも
容易に行うことができ、レンズ鏡筒43周りをコンパク
トにまとめることができる。
【0085】上述の実施形態に基づいて、 (1) カメラ本体と、撮影位置と収納位置に移動可能
な撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮影位置と上記
収納位置に移動させる駆動手段と、撮影位置にある上記
撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置にある上記撮
影レンズを覆う閉じ位置とに移動可能であって、撮影位
置にある上記撮影レンズがこの移動の軌跡内に位置し、
収納位置にある上記撮影レンズがこの移動の軌跡外に位
置するような移動軌跡をもつバリアと、上記駆動手段が
上記撮影レンズを駆動中に、上記バリアの移動軌跡中に
上記撮影レンズがあるときは、上記バリアと当接して、
上記バリアが上記撮影レンズと衝突しないように上記バ
リアの閉方向移動をロックするロック部材と、上記カメ
ラ本体と上記ロック部材との間に設けられ、上記バリア
をロックする方向に上記ロック部材を付勢するロック付
勢部材と、を有することを特徴とするバリア付きカメラ
を提案できる。
【0086】(2) カメラ本体と、撮影位置と収納位
置に移動可能な撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮
影位置と上記収納位置に移動させる駆動手段と、撮影位
置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置
にある上記撮影レンズを覆う閉じ位置とに移動可能であ
って、撮影位置にある上記撮影レンズがこの移動の軌跡
内に位置し、収納位置にある上記撮影レンズがこの移動
の軌跡外に位置するような移動軌跡をもつバリアと、上
記駆動手段が上記撮影レンズを駆動中に、上記バリアの
移動軌跡中に上記撮影レンズがあるときは、上記バリア
と当接して、上記バリアが上記撮影レンズと衝突しない
ように上記バリアの閉方向移動をロックするロック部材
と、上記撮影レンズと上記ロック部材との間に設けら
れ、上記バリアをロックする方向に上記ロック部材を付
勢するロック付勢部材と、を有することを特徴とするバ
リア付きカメラを提案できる。
【0087】(3) カメラ本体と、撮影位置と収納位
置に移動可能な撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮
影位置と上記収納位置に移動させる移動枠と、撮影位置
にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置に
ある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能であっ
て、上記開位置と上記閉位置との間の、上記撮影レンズ
を上記撮影位置に移動開始させるための収納開始位置を
有するバリアと、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能
で上記バリアが上記撮影レンズと衝突しないように上記
バリアを上記収納開始位置に保持するロック部材と、上
記カメラ本体と上記ロック部材との間に設けられ、上記
バリアをロックする方向に上記ロック部材を付勢するロ
ック付勢部材と、上記撮影レンズに可動に設けられ、上
記ロック部材と当接する押圧部材と、上記撮影レンズに
設けられ、上記移動枠と上記押圧部材との間に設けら
れ、上記押圧部材を介して上記ロック部材を間接的に押
圧する付勢部材と、を有することを特徴とするバリア付
きカメラを提案できる。
【0088】(4) カメラ本体と、撮影位置と収納位
置に移動可能な撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮
影位置と上記収納位置に移動させる移動枠と、撮影位置
にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置に
ある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能であっ
て、上記開位置と上記閉位置との間の、上記撮影レンズ
を上記撮影位置に移動開始させるための収納開始位置を
有するバリアと、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能
で上記バリアが上記撮影レンズと衝突しないように上記
バリアを上記収納開始位置に保持するロック部材と、上
記撮影レンズと上記ロック部材との間に設けられ、上記
バリアをロックする方向に上記ロック部材を付勢するロ
ック付勢部材と、上記撮影レンズに可動に設けられ、上
記ロック部材と当接する押圧部材と、上記撮影レンズに
設けられ、上記移動枠と上記押圧部材との間に設けら
れ、上記押圧部材を介して上記ロック部材を間接的に押
圧する付勢部材と、を有することを特徴とするバリア付
きカメラを提案できる。
【0089】(5) バリア付きカメラにおいて、撮影
位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位
置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能なバ
リアと、上記撮影位置では、上記バリアの移動軌跡中
に、上記収納位置では、上記バリアの移動軌跡外にある
撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮影位置と収納位
置に移動させる駆動手段と、上記駆動手段が上記撮影レ
ンズを駆動最中に、上記バリアの閉じ移動をロックする
ロック部材と、上記カメラとロック部材との間に設けら
れ、上記ロック部材を、上記バリアを上記ロックする方
向に付勢するロック付勢手段と、上記撮影レンズに設け
られ、上記ロック部材を押圧する付勢部材と、を有する
ことを特徴とするバリア付きカメラを提案できる。
【0090】(6) バリア付きカメラにおいて、撮影
位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位
置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能なバ
リアと、上記撮影位置では、上記バリアの移動軌跡中
に、上記収納位置では、上記バリアの移動軌跡外にある
撮影レンズと、上記撮影レンズを上記撮影位置と収納位
置に移動させる駆動手段と、上記駆動手段が上記撮影レ
ンズを駆動最中に、上記バリアの閉じ移動をロックする
ロック部材と、上記撮影レンズとロック部材との間に設
けられ、上記ロック部材を、上記バリアを上記ロックす
る方向に付勢するロック付勢手段と、上記撮影レンズに
設けられ、上記ロック部材を押圧する付勢部材と、を有
することを特徴とするバリア付きカメラを提案できる。
【0091】(7) バリア付きカメラにおいて、撮影
位置と上記収納位置とに移動可能な撮影レンズと、撮影
位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位
置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能であ
って、上記開位置と上記閉じ位置との間の、上記撮影レ
ンズを上記収納位置へ移動開始するための収納開始位置
を有するバリアと、上記撮影レンズを上記撮影位置と収
納位置に移動させる移動枠と、上記撮影レンズの光軸方
向に移動可能で上記バリアが上記撮影レンズと衝突しな
いように上記バリアを上記収納開始位置近傍に保持する
ロック部材と、上記カメラとロック部材との間に設けら
れ、上記ロック部材を、上記バリアを上記ロックする方
向に付勢するロック付勢手段と、上記移動枠に設けら
れ、上記ロック部材を押圧する付勢部材と、を有するこ
とを特徴とするバリア付きカメラを提案できる。
【0092】(8) バリア付きカメラにおいて、撮影
位置と上記収納位置とに移動可能な撮影レンズと、撮影
位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収納位
置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能であ
って、上記開位置と上記閉じ位置との間の、上記撮影レ
ンズを上記収納位置へ移動開始するための収納開始位置
を有するバリアと、上記撮影レンズを上記撮影位置と収
納位置に移動させる移動枠と、上記撮影レンズの光軸方
向に移動可能で上記バリアが上記撮影レンズと衝突しな
いように上記バリアを上記収納開始位置近傍に保持する
ロック部材と、上記撮影レンズとロック部材との間に設
けられ、上記ロック部材を、上記バリアを上記ロックす
る方向に付勢するロック付勢手段と、上記移動枠に設け
られ、上記ロック部材を押圧する付勢部材と、を有する
ことを特徴とするバリア付きカメラを提案できる。
【0093】(9) バリア付きカメラにおいて、撮影
位置にある撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置に
ある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能なバリア
と、上記撮影レンズを保持し、光軸方向に移動する撮影
レンズ鏡筒と、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能
で、上記バリアが上記撮影レンズと衝突しないように上
記バリアをロックするロック部材と、カメラ本体とロッ
ク部材との間に設けられ、上記ロック部材を、上記バリ
アを上記ロックする方向に付勢するロック付勢手段と、
上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、この撮影レンズ鏡筒と
ともに移動し、上記ロック部材を押圧する付勢部材と、
を有することを特徴とするバリア付きカメラを提案でき
る。
【0094】(10) バリア付きカメラにおいて、撮
影位置にある撮影レンズを露呈する開位置と、収納位置
にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能なバリ
アと、上記撮影レンズを保持し、光軸方向に移動する撮
影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズの光軸方向に移動可能
で、上記バリアが上記撮影レンズと衝突しないように上
記バリアをロックするロック部材と、上記撮影レンズと
ロック部材との間に設けられ、上記ロック部材を、上記
バリアを上記ロックする方向に付勢するロック付勢手段
と、上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、この撮影レンズ鏡
筒とともに移動し、上記ロック部材を押圧する付勢部材
と、を有することを特徴とするバリア付きカメラを提案
できる。
【0095】
【発明の効果】上述のように本発明のバリア付きカメラ
によれば、撮影レンズを露呈させる開位置と閉鎖する閉
位置とに移動可能なバリアを有するカメラにおいて、レ
ンズ鏡筒を収納位置へ繰り込み動作中、バリアを閉じ方
向に押圧操作したとしても、バリアがロックされ、上記
レンズ鏡筒に当接することがなく、また、撮影レンズの
駆動手段にも過負荷が作用しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示すバリア付きカメラ
のバリア開状態での斜視図。
【図2】上記第一実施形態のバリア付きカメラの撮影状
態でバリアを取り外した状態を示す分解斜視図。
【図3】上記第一実施形態のバリア付きカメラに装着さ
れるバリアを図1のA方向と反対の内面側から見た斜視
図。
【図4】上記第一実施形態のバリア付きカメラのロック
部材,レンズ鏡筒周りの分解斜視図。
【図5】上記第一実施形態のバリア付きカメラの図1の
A方向から見たバリア開状態での正面図。
【図6】上記第一実施形態のバリア付きカメラの図1の
A方向から見たバリア準開状態での正面図。
【図7】上記第一実施形態のバリア付きカメラの図1の
A方向から見たバリア閉状態での正面図。
【図8】上記第一実施形態のバリア付きカメラのバリア
が開放位置、レンズ鏡筒が撮影位置にある状態での図1
のB−B断面図。
【図9】上記第一実施形態のバリア付きカメラのバリア
が準開放位置、レンズ鏡筒が撮影位置にある状態での図
1のB−B部分断面図。
【図10】上記第一実施形態のバリア付きカメラのバリ
アが準開放位置にあり、レンズ鏡筒が繰り込み途中の状
態でのB−B部分断面図。
【図11】上記第一実施形態のバリア付きカメラのバリ
アが準開放位置にあり、レンズ鏡筒が収納位置に繰り込
まれた状態でのB−B部分断面図。
【図12】上記第一実施形態のバリア付きカメラのバリ
アが閉位置、レンズ鏡筒が収納位置にある状態でのB−
B断面図。
【図13】上記第一実施形態のバリア付きカメラの鏡筒
制御部、および、各検出スイッチ部周りの主要電気制御
回路。
【図14】上記第一実施形態のバリア付きカメラにおけ
るバリア開閉によるレンズ鏡筒の制御動作を含む撮影処
理のゼネラルフローチャート。
【図15】本発明の第二実施形態を示すバリア付きカメ
ラのロック軸とレンズ鏡筒周りの分解斜視図。
【図16】上記第二実施形態のバリア付きカメラのバリ
ア開状態で、かつ、撮影状態での横断面図。
【図17】上記第二実施形態のバリア付きカメラにおい
て、バリアが準開位置に移動した状態でレンズ鏡筒が撮
影位置にある状態でのバリア,ロック軸周りの横断面
図。
【図18】上記第二実施形態のバリア付きカメラにおい
て、バリアが準開位置にあり、レンズ鏡筒が収納方向に
繰り込みを開始した状態でのバリア,ロック軸周りの横
断面図。
【図19】上記第二実施形態のバリア付きカメラにおい
て、バリアが準開位置にあり、レンズ鏡筒が収納方向に
繰り込み中の状態でのバリア,ロック軸周りの横断面
図。
【図20】上記第二実施形態のバリア付きカメラにおい
て、バリアが準開位置にあり、レンズ鏡筒が収納位置に
到達した状態でのバリア,ロック軸周りの横断面図。
【図21】上記第二実施形態のバリア付きカメラにおい
て、レンズ鏡筒が収納位置に繰り込まれた状態でバリア
が準開位置にあって、閉方向の押圧力が解放された状態
でのバリア,ロック軸周りの横断面図。
【図22】従来のバリア付きカメラのバリアロック状態
におけるレンズ鏡筒周りの要部の横断面図。
【符号の説明】
1 ……カメラ本体 3,43……レンズ鏡筒(撮影レンズ鏡筒) 2 ……バリア 3a,43a……移動枠(駆動手段) 17,47……押圧板(押圧部材) 18 ……押圧付勢バネ(付勢部材) 19,49……ロック軸(ロック部材) 20,41……ロック付勢バネ(ロック付勢部材) 42 ……ロック解除バネ(付勢部材) P2A ……バリア閉位置 P2B ……バリア開位置 P2C ……バリア準開位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、 撮影レンズを保持し、上記撮影レンズの光軸方向に移動
    可能な撮影レンズ鏡筒と、 撮影位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収
    納位置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能
    なバリアと、 上記撮影レンズの光軸方向に移動可能で上記バリアが上
    記撮影レンズ鏡筒と当接しないように上記バリアをロッ
    クするロック部材と、 上記バリアをロックする方向に上記ロック部材を付勢す
    るロック付勢部材と、 上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、上記撮影レンズ鏡筒と
    共に移動し、上記撮影レンズ鏡筒が上記収納位置へ移動
    する最中に上記ロック部材を上記収納位置方向へ押圧す
    る付勢部材と、 を有することを特徴とするバリア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ本体と、 撮影位置と収納位置に移動可能な撮影レンズと、 上記撮影レンズを上記撮影位置と上記収納位置に移動さ
    せる駆動手段と、 撮影位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収
    納位置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能
    であって、撮影位置にある上記撮影レンズがこの移動の
    軌跡内に位置し、収納位置にある上記撮影レンズがこの
    移動の軌跡外に位置するような移動軌跡をもつバリア
    と、 上記駆動手段が上記撮影レンズを駆動中に、上記バリア
    の移動軌跡中に上記撮影レンズがあるときは上記バリア
    と当接して、上記バリアが上記撮影レンズと衝突しない
    ように上記バリアの閉方向移動をロックするロック部材
    と、 上記バリアをロックする方向に上記ロック部材を付勢す
    るロック付勢部材と、 上記撮影レンズが上記収納位置へ移動する最中に上記ロ
    ック部材を上記収納位置方向へ押圧する付勢部材と、 上記付勢部材に押圧されて上記ロック部材と上記バリア
    との係合を解除するために上記撮影レンズに可動に設け
    られる押圧部材と、 を有することを特徴とするバリア付きカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラ本体と、 撮影位置と収納位置とに移動可能な撮影レンズと、 上記撮影レンズを上記撮影位置と上記収納位置とに移動
    させる移動枠と、 撮影位置にある上記撮影レンズを露呈する開位置と、収
    納位置にある上記撮影レンズを覆う閉位置とに移動可能
    であって、上記開位置と上記閉位置との間の、上記撮影
    レンズを上記収納位置に移動開始させるための収納開始
    位置を通過可能なバリアと、 上記撮影レンズの光軸方向に移動可能で上記バリアが上
    記撮影レンズと衝突しないように上記バリアを上記収納
    開始位置に保持するロック部材と、 上記バリアをロックする方向に上記ロック部材を付勢す
    るロック付勢部材と、 上記ロック部材を押圧して、上記ロック部材と上記バリ
    アとの係合を解除するために上記移動枠に可動に設けら
    れる押圧部材と、 上記移動枠と上記押圧部材との間に設けられ、上記ロッ
    ク部材を上記押圧部材を介して間接的に押圧する付勢部
    材と、 を有することを特徴とするバリア付きカメラ。
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