JP2000035604A - バリアを有するカメラ - Google Patents

バリアを有するカメラ

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JP2000035604A
JP2000035604A JP10201966A JP20196698A JP2000035604A JP 2000035604 A JP2000035604 A JP 2000035604A JP 10201966 A JP10201966 A JP 10201966A JP 20196698 A JP20196698 A JP 20196698A JP 2000035604 A JP2000035604 A JP 2000035604A
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camera
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rail
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Junji Shiono
潤二 塩野
Gohachi Katagiri
護八 片桐
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型カメラのため省スペース化を図ったバリ
アの位置的な保持機構を提供すること。 【解決手段】 カメラ本体側の例えば前カバー20に向か
って付勢されたU字状の被係合部( 先端爪36) を有する
弾性部材( クリックバネ35) をバリア30の裏面に固定し
て設け、一方、この弾性部材の上記被係合部に係合する
ような例えば略凹形状の係合部(クリックバネ嵌入穴2
5)をカメラ本体側の前カバー20に形成して設け、この
バリア30が撮影レンズを覆う閉位置とこの位置から退避
する開位置との間を移動可能に構成し、上記閉位置ある
いは開位置にバリア30が達したときにこの弾性部材に付
勢された力によってそれぞれの位置でしっかりと固定化
するようなバリアの保持機構を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】バリアの開閉位置を保持する
ための位置保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位置保持機構にはクリックを用い
たものがあり、例えば特開平6−102570号公報に
開示のように、ボールとバネでクリック機構を構成し
て、それらの組合せでカメラのバリアを所定位置に停止
させる技術が提案されている。
【0003】また、特願平8−307765号には、線
バネを用いたクリック機構が開示されている。これは、
バリアの開閉方向に垂直な「片持梁」として設けられた
円形断面を有する金属ワイヤを備えた構造である。この
ワイヤは曲げ加工の不要な例えば直線的な所定長の丸棒
部材であり、その一端を構造物に圧入し途中に支点を設
けたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様な従来のクリック機構、例えば上記特開平6−102
570号公報の内容によれば、沈胴式カメラのバリアと
このバリアに連動するスイッチとの組合せによりカメラ
のコンパクト化が図れるが、これが提案する処の複数個
のクリックボールとクリックバネの組合せではそれら部
品の組立作業が難しいことが事実である。また実現でき
るコンパクト化も、使用するクリックボールの直径以上
のスペース(隙間)が必要であるという制限の故に、得
られる効果も多くは期待できないことがわかる。
【0005】また、上記特願平8−307765号のク
リック機構によれば、直線的な棒材なので加工の手間は
確かに少ないが、このような線バネを受けるクリック部
のスペースを確保するのが難しく、バリアクリック部が
他の部品の移動スペース上に位置してしまうという不具
合があった。そこで本発明の目的は、小型カメラのため
省スペース化を図ったバリアの位置的な保持機構を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決し目的を達成するため次のような手段を講じてい
る。すなわち、撮影レンズを覆う閉位置とこの撮影レン
ズから退避する開位置との間を、この撮影レンズの光軸
に略直交して移動可能なバリアを有するカメラにおい
て、上記バリアの裏面に設けられこのカメラの本体側に
向かって付勢されたU字状の被係合部を有する弾性部材
と、このカメラ本体側に設けられ閉位置あるいは開位置
にバリアが移動したときその弾性部材の被係合部に係合
する略凹形状の係合部とを備えたバリアを有するカメラ
を提案する。
【0007】さらにこの弾性部材は、U字状の被係合部
以外の所定の箇所を折り曲げて形成されていることを特
徴とするものである。またこの弾性部材は、U字状の被
係合部を含む平面と撮影レンズの光軸とが平行になるよ
うに所定箇所を折り曲げて形成されていることを特徴と
するものである。
【0008】例えばカメラのクリックバネについて本発
明では、このクリックバネをバリア側に設け、しかも従
来の半分以下の細い丸棒線材またはワイヤを用いるなど
してU字状に曲げて取り付ける。このようなクリックバ
ネを、バリアの裏壁に取り付け、これに対面する前カバ
ーにバリアがスライドする為に設けたレール溝の側壁に
そのクリックバネの先端の爪が嵌入することで、バリア
を位置的に保持する機構を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施形態例に基づいて本発
明のカメラについて詳説する。図1にはバリア30を閉
じた状態のカメラの外観を示し、図2にはこのバリア3
0を開けた状態を示している。本発明に係わる沈胴式カ
メラの本体は、後カバー10と前カバー20が前後から
カメラ要部(回路基板および各種機構)をカバーし、こ
の本体上面にはレリーズ釦11および、使用時に突出可
能なフラッシュ12が設けられている。またカメラ本体
内部に沈胴しているレンズ鏡筒50は、その前面に移動
可能に設けられたバリア30の定位置に動かすことによ
り選択的に本体前方にせり出して使用できる。すなわ
ち、図1が示す如くレンズ鏡筒50を覆って保護する定
位置(閉位置)か、図2が示す如くレンズ鏡筒50を突
出させてズーム動作等が可能になる定位置(開位置)
に、後述するバリアの位置の保持機構によって位置的な
保持が行われる。
【0010】次に、図3に示す組立図は、上述のバリア
30がレールカバー40と共にカメラ100の前カバー
20の前面に順次取り付けられる処を例示している。前
カバー20には、レンズ鏡筒(不図示)が出入りする鏡
筒用穴21と、図示の如き形状のレール溝22(但し上
下計2つ)が形成され、これらのレール溝に類似な形状
を成す縁部を有するレールカバー40が前カバー20前
面に取着される。更にこのレールカバー40を介してバ
リア30がその前面に取り付けられている。なお、レー
ルカバー40は、1つの屈曲部41を有してレール用斜
面42をレールカバー40の裏側上下の縁部に形成さ
れ、更に取付け穴46,49を有して成る矩形のカバー
である。
【0011】前カバー20には、後述するクリックバネ
35が嵌入する為のクリックバネ嵌入穴23,25と、
レール用斜面42とでレールを形成するレール面24
と、取付け穴26,29および、バネ支持部28が設け
られている。更にこの前カバー20には、カメラのメイ
ンスイッチに連動するように回動可能に軸着されたSW
ジク60がバネ61で一端が付勢され、ゴム製の弾性リ
ング62を環装してジク貫通穴27を介し接片台63に
接続している。そしてこの接片台63には電気接片64
が取着され、これから延びた接点が電気基板65に当接
している。
【0012】バリア30の裏面の縁部には、鉛直方向外
側に突出するバリアピンa31(31’)がそれぞれ上
下に設けられ、同様にして鉛直方向内側に突出するバリ
アピンb32(32’)がそれぞれ上下に設けられてい
る。また上記バリアピンbに隣接しバリア30の表面側
の鉛直方向には、バリア飾り34を取り付ける為のバリ
ア飾り取付け穴部33が設けられている。クリックバネ
35は、図示の如く複数箇所で屈曲してその先端の爪3
6をカメラ本体側に向け、このクリックバネ35の2つ
の端部を上記バリア飾り取付け穴部33に挿入して固定
する形態でこのバリア30の裏面に固着されている。
【0013】なお本発明は、バリア30にこのクリック
バネ35を取り付ける際、前カバー20に設けられてい
るレール面24の側壁に設けられた凹部(23,25)
に、このクリックバネ35の先端の爪36が嵌入するこ
とで、そのバリア30の位置を定位置に保持する機構を
有する処に特徴がある(詳細後述)。
【0014】このため、クリックバネ35の先端の爪3
6が前カバー20の縁部に沿って移動し定位置で嵌入す
るクリックバネ嵌入穴23,25の形状は、この爪36
が入り込む程度の幅と深さの凹部でありその入出の際に
この爪36を導く辺は、断面E−Eの拡大図のように約
45°〜約60°ほど鈍角を成すように切欠加工が施さ
れている。よって、爪36が摺動して一旦、嵌入穴2
5’に嵌入した後、また所定の力以上のスライドさせよ
うとする力で再びなだらかな斜面に沿って動き、続く嵌
入穴25に嵌入しここではしっかりとこの開位置を保持
するように構成されている。またクリックバネ嵌入穴2
3も同様な形状であり、ここではしっかりとこの閉位置
を保持するように構成されている。
【0015】図4(a)〜(d)には、バリア30とレ
ールカバー40を含むカメラ前面の所定位置における断
面形状を示している。図4(a)に示す図1及び図3中
の線分A―Aに沿った断面図の如くこの位置では、前カ
バー20の前面凹部にはレールカバー40が嵌め込まれ
ている。さらにこのレールカバー40の上縁部に形成さ
れたレール用の凹部にバリアピンb32を嵌め込むよう
にしてバリア30が取り付けられている。そしてバリア
30がこのレールカバー40の上縁部に形成された溝に
沿って摺動可能に嵌み合っていることがわかる。
【0016】上記レールカバー40とバリア30との間
に存在しているクリックバネ35の取付けは、まずバリ
ア30前面にバリア飾り34を取り付けられた後、バリ
ア飾り取付け穴部33の隙間に裏面からこのクリックバ
ネ35の2つの線材端部を挿入することだけで完了す
る。もちろん接着固定などの方法を用いてもよい。この
クリックバネ35はバリア30を位置的に保持するため
の機構を提供するものである。
【0017】図4(b)に示す図1及び図3中の線分B
―Bに沿った断面図(但し、SWジク60などの断面は
省略した。)の如く、バリアピン31と31’がそれぞ
れ前カバー20に設けられているレール溝22に嵌入さ
れていることがわかる。
【0018】また図4(c)に示す図2中の線分C―C
に沿った断面図の如く、バリアピンb32(32’)を
含むこの位置では、レールカバー40がバリア30と前
カバー20との間に介在して、バリア30がこのレール
カバー40の上縁部に形成された溝に摺動可能に嵌み合
っていることがわかる。同様に、図4(d)に示す図2
中の線分D―Dに沿った断面図の如く、バリアピンa3
1(31’)を含むこの位置でも、レールカバー40が
バリア30と前カバー20との間に介在して、バリア3
0がこのレールカバー40の上下の縁部に形成された溝
に摺動可能に嵌み合っていることがわかる。
【0019】図5には、バリア30と前カバー20の右
側の一部を切り欠いた状態のカメラ100の正面図を示
す。SWジク60やこのSWジクの回動に制限的な付勢
を加えるバネ61等は、図示のようにカメラの前カバー
20の直前に組み込まれている。SWジク60とバネ6
1とが組み合わされたこの機構は、水平方向のバリア3
0の開閉動作に伴なうSWジク60の回動と、これによ
り起こるバネ61の変形とその復元力によって、一旦回
動されたSWジク60が元の位置に自動的に戻される機
構である。
【0020】ユーザはバリア飾り34に指を当てこのバ
リア30を手動でスライドさせるが、実線で描いた如く
バリア30は完全に開いた定位置(開位置)に固定さ
れ、一方、破線で描いた如くバリア30は完全に閉じた
定位置(閉位置)に固定される。
【0021】カメラ100の前カバー20の前面の一部
を切り欠き、移動するバリア30とレール用斜面42と
レール面24とで構成されたレールについて説明する。
前カバー20のバリア30の上縁及び下縁部に対応する
レール面24とレール用斜面42とで形成されたレール
に沿って矢印の双方向にバリア30は摺動し、撮影レン
ズを覆う閉位置(閉状態)とこの撮影レンズから待避す
る開位置(開状態)との間を移動できることがわかる。
このレールはレール面24において、開位置のバリアの
左端近傍に対応する位置から略直線的に前カバー20の
縁部に沿って続き、開位置のバリアの右端近傍に対応す
る位置のわずかに手前で内側に浅いS字状に屈曲した位
置まで続いている。
【0022】なお、この様なレール溝は前カバー20の
上下の縁部に対称に設けられている。そしてこのレール
に沿ってバリアピンb32,b32’が上下で摺動して
いる。同様にバリアピンa31,31’もレール溝2
2,22’の中を摺動している。この動きによりバリア
30が撮影レンズの前面を平行して移動し開閉する。こ
の動きに連動する部材(SWジク60)の動きに伴なっ
て、カメラのメインスイッチがON/OFFされ、ON
の場合にはレンズ鏡筒50がカメラ前方に延び、OFF
の場合にはカメラ本体内に沈胴する。
【0023】図6には、本発明の特徴的な弾性部材とし
てのクリックバネ35を有するバリア30を裏側から見
た斜視図を示している。カメラ100の前カバー20の
前に設けられたこのバリア30は、撮影用のレンズ鏡筒
50を沈胴した状態でカメラ100本体内部に格納した
ときこの前面を覆う非使用時における「閉位置」と、使
用時におけるこのレンズ鏡筒50が突出可能に上記閉位
置から退避する「開位置」との間を移動、即ちスライド
可能に設けられている。
【0024】クリックバネ35は、比較的細い例えば約
φ0.5程度の丸棒状の線材を図示の如く「ヘアピン」
の様な「U字状」の端部36を有する形状に形成された
弾性部材であり、この弾性部材は、このU字状の被係合
部以外の例えば二箇所が所定の角度に折り曲げられてい
る。詳しくは、上記弾性部材は、U字状の被係合部を含
む平面と、レンズの光軸とがほぼ平行になるように二箇
所で折れ曲がっている。そして、上記バリア30の裏面
にその2つの端部が固定されて設けられている。望まし
くは、バリア飾り34(不図示)が取り付けられるバリ
ア30の穴部33の隙間に下方から差し込まれることで
固定される(図4(a)参照)。
【0025】このようにクリックバネ35は、その一端
をバリア側で支持され、そこから裏壁面に沿って鉛直に
延び、そして屈曲された処を支点としてこの裏壁面から
離れ、この部分から先端部にかけて弾性力により付勢さ
れている。クリックバネ35の先端部は、カメラ100
の本体側に向かってU字状の爪即ち被係合部を有し、こ
の爪は前カバー20に形成されている係合部としてのク
リックバネ嵌入穴25に係合することで、バリア30を
一時的に開位置又は閉位置などの定位置に保持する。
【0026】(作用効果)図7に示す如く、このバリア
30が前カバー20のレール溝22に沿って、例えば閉
じる方向に操作する力Fa又は、開く方向に操作する力
Fbによって移動する。詳しくは、このレンズ鏡筒50
の光軸(不図示、Z軸方向)にほぼ直交する水平方向
(X軸方向)にスライド即ち摺動する。前カバー20の
下側の側面には、上記「閉位置」あるいは「開位置」に
バリア30が移動したときに上記弾性部材としてのクリ
ックバネ35の被係合部、即ち爪36が係合する例えば
略凹形状の係合部25が切欠きのように設けられ、定位
置での保持がされる(参照:図3のE−E断面図)。
【0027】バリア30に取り付けられているクリック
バネ35は、それ自体の弾性力に基づき、前カバー20
を介して手動操作される力が間接的に働くZ軸方向(水
平方向)およびY軸方向(鉛直方向)にチャージ(付
勢)している。そして、このクリックバネ35は、バリ
ア30が前カバー20に設けられたS字状のレール溝2
2に沿って閉じる方向に動くと、爪36がその付勢力で
嵌入穴23にしっかりと入り込み、これによってその閉
位置を確実に保持する。また同様に、バリア30がこの
レール溝22に沿って開く方向に動くと、もう1つ存在
する嵌入穴25にその爪36が付勢力でしっかりと入り
込み、これによってその開位置を確実に保持することが
できる。
【0028】(効果1)このように、バリアクリック3
5は、U字状に曲げられてバリア30のクリック動作に
必要な力量を2つに分割していることにより、比較的細
い径の線材や線バネであっても充分なクリック動作に必
要な力量を発揮することができ、しかも取付けも簡単で
あると共に小型で簡単な曲げ加工とでコストも多くかか
らない。
【0029】(効果2)また、片持梁のような固定方法
における曲げ許容応力の少なさを改善するために、線バ
ネを途中複数箇所で折り曲げ、その第1の折曲げ部分を
支点にして充分な力量を得ている。なお、曲げ応力につ
いても、上記支点までの腕の長さは、折り曲げ位置やそ
の角度の設定変更によって所望の長さと大きさに調整で
き、許容応力についても適宜に対応可能である。
【0030】以上、実施形態に基づいて説明したが、本
明細書中には以下の発明が含まれる。例えば、 (1) 撮影レンズを覆う閉位置と、この撮影レンズか
ら待避する開位置とに移動するバリアを有するカメラに
おいて、上記バリアを移動させるためのスライド溝と、
上記バリアに設けられ、上記スライド溝内を摺動するス
ライダと、上記バリアに設けられ、U字状に形成された
金属性の弾性部材から成るクリック用バネと、このカメ
ラの本体側に設けられ上記クリック用バネのU字状部と
係合する凹部と、を有することを特徴とするバリアを有
するカメラ。
【0031】(2) 撮影レンズを覆う閉位置と、この
撮影レンズから待避する開位置に移動するバリアを有す
るカメラにおいて、上記バリアを移動させるためのスラ
イド溝と、上記バリアに設けられ上記スライド溝内を摺
動するスライダと、上記バリアに設けられ、U字状に形
成された金属性の弾性部材から成るクリック用バネと、
このカメラの本体側に設けられ、上記クリック用バネの
U字状部と係合する凹部と、を有し、上記クリックバネ
の上記U字状部を含む平面が上記スライド溝の形成され
た方向と平行であることを特徴とするバリアを有するカ
メラ。 (3) 上記U字状部は、上記撮影レンズの光軸方向に
弾性を伴ない変位可能であることを特徴とする(2)に
記載のカメラ。
【0032】(4) 撮影レンズを覆う閉位置とこの位
置から退避する開位置との間を移動可能なバリアを有す
るカメラにおいて、このカメラ本体側に向かって付勢さ
れた略U字状の被係合部を有する弾性部材が上記バリア
の裏面に固定して設けられ、この弾性部材の上記被係合
部に係合するような略凹形状の係合部がこのカメラ本体
側に形成され設けられて成り、上記閉位置または開位置
に上記バリアが達したときこの弾性部材に付勢された力
によってそれぞれの位置で停止し固定化するように構成
されていることを特徴とするバリアの保持機構。
【0033】なお、請求項および明細書本文中で用いた
用語は、それぞれ次の構成要素に対応する。すなわち、
スライダはバリアピンa及びバリアピンb(各上下計2
つ)に対応する。スライダ溝は、バリアピンaと係合す
るレール溝(上下計2つ),バリアピンbと係合するレ
ール用斜面42(上下計2つ)に対応する。また、弾性
部材はクリックバネであり、被係合部はこのクリックバ
ネのU字状の先端部(爪)に対応する。また、係合部は
クリックバネ嵌入穴に対応する。
【0034】(その他の変形例)なお、例示した実施形
態以外でも、クリックバネの取付け位置やその先端の爪
が嵌入する穴の位置についての設定は、相互の機能的位
置関係を考慮して変更する事も可能である。その他、こ
の機構に係わる部位の形状、材質等も変更できる。この
他にも本発明の要旨の範囲内であれば種々に変形実施が
可能である。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、低コストでしか
も必要な力量を充分に発揮することが可能で小型カメラ
のため省スペース化を図ったバリアの位置的な保持機
構、即ちバリアクリック機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わるバリアを閉じたカメラ
の外観を示す斜視図。
【図2】図2は、バリアを開けたカメラの外観を示す斜
視図。
【図3】図3は、カメラ前面に取り付けられるバリアと
レールカバーを示す組立図。
【図4】 バリアとレールカバーを含むカメラ前面の断
面図を示し、(a)は、図1及び図3の線分A―Aに沿
った断面図、(b)は、図1及び図3の線分B―Bに沿
った断面図、(c)は、図2の線分C―Cに沿った断面
図、(d)は、図2の線分D―Dに沿った断面図。
【図5】図5は、本発明に係わるカメラのバリアと前カ
バーの一部を欠切して示す正面図。
【図6】図6は、本発明に係わるバリアの裏構造を示す
斜視図。
【図7】図7は、本発明に係わるバリアが前カバーのレ
ール溝に沿って動く処を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
10…後カバー、 11…レリーズ釦、 12…フラッシュ、 20…前カバー、 21…鏡筒用穴、 22…レール溝、 23,25,25’…クリックバネ嵌入穴、 24…レール面、 26,29…取付け穴、 27…ジク貫通穴、 28…バネ支持部、 30…バリア、 31…バリアピンa、 32…バリアピンb、 33…バリア飾り取付け穴部、 34…バリア飾り、 35…クリックバネ、 36…クリックバネの爪(U字状先端部)、 40…レールカバー、 42…レール用斜面、 50…レンズ鏡筒、 60…SWジク、 61…バネ、 100…カメラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを覆う閉位置とこの撮影レン
    ズから退避する開位置との間を、この撮影レンズの光軸
    に略直交して移動可能なバリアを有するカメラにおい
    て、 上記バリアの裏面に設けられ、このカメラの本体側に向
    かって付勢されたU字状の被係合部を有する弾性部材
    と、 上記カメラ本体側に設けられ、閉位置あるいは開位置に
    上記バリアが移動したときに上記弾性部材の被係合部に
    係合する略凹形状の係合部と、を具備することを特徴と
    するバリアを有するカメラ。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材は、上記U字状の被係合部
    以外の所定の箇所が折れ曲がって形成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載のバリアを有するカメラ。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材は、上記U字状の被係合部
    を含む平面と上記撮影レンズの光軸とが平行になるよう
    に所定の箇所が折れ曲がって形成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載のバリアを有するカメラ。
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