JP2000338550A - バリアを有したカメラ - Google Patents

バリアを有したカメラ

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JP2000338550A
JP2000338550A JP11147089A JP14708999A JP2000338550A JP 2000338550 A JP2000338550 A JP 2000338550A JP 11147089 A JP11147089 A JP 11147089A JP 14708999 A JP14708999 A JP 14708999A JP 2000338550 A JP2000338550 A JP 2000338550A
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barrier
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camera
cam groove
slide barrier
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JP11147089A
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English (en)
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、バリアを所定位置で保持し得る
バリアを有したカメラを提供する。 【解決手段】撮影レンズ7を覆う閉位置と同撮影レンズ
から退避した開位置へと移動可能なスライドバリア11
を有したカメラにおいて、スライドバリア11の一部に
切り込み15を設けてクリックバネ部19Aを形成し、
このクリックバネ部19Aに、カメラ本体1に配したク
リック用凹部4及びクリック用凹部5と係合するクリッ
ク用凸部13を配設する。そして、該クリック用凸部1
3が上記クリック用凹部4あるいはクリック用凹部5と
適宜係合することでスライドバリア11の閉成時、全開
時の位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリアを有したカ
メラ、詳しくは、撮影レンズを覆うためのバリアを備え
るバリアを有したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラの分野において
は、撮影レンズの保護、携帯性を配慮した外形状あるい
はデザイン上の要請から、撮影レンズ鏡筒をカメラ本体
に沈胴収納させた後、この撮影レンズの前面をスライド
式バリア等で覆うカメラが販売されている。
【0003】ところでこのようなスライドバリア機構を
備えるカメラにおいては、当該スライドバリアを所定の
位置、たとえば、撮影レンズを覆う閉位置や、全開位置
において保持する機構を備えたものが知られている。
【0004】本出願人も特開平6−102570号公報
において、スライドバリアを所定位置で保持するにあた
り、カメラ本体にクリックボールと該ボールを付勢する
クリックバネ部材とを配設し、クリックバネ部材に付勢
されたクリックボールでもってスライドバリアに対して
クリック作用を与える保持機構を開示した。
【0005】一方、カメラ本体の一部に切り込みを形成
することでクリック機構を構成し、スライドバリアの保
持機構を実現したカメラも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人により上記特
開平6−102570号公報で提案されたカメラは、上
記機構によりスライドバリアを保持できる点においては
有用であるものの、上述したクリックボールとクリック
バネ部材とをカメラ本体に組み込む作業は、手間がかか
るものに成らざるを得なかった。
【0007】また、カメラ本体に切り込みによるクリッ
ク機構を配設したカメラにおいては、カメラ本体自体に
切り込みを形成するため、光漏れや塵、埃、水等の侵入
に対する策を講じなければならず、カメラの大型化やコ
ストの増大を招くという問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で、バリアを所定位置で保持し得
るバリアを有したカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のバリアを有したカメラは、撮影レン
ズを覆う位置と同撮影レンズから退避した位置へと移動
可能なバリアを有したカメラにおいて、上記バリアに一
体的に形成されたバネ部と、上記バネ部またはカメラ本
体に設けられた凸部と、上記カメラ本体または上記バネ
部に設けられた凹部と、を具備することを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第2
のバリアを有したカメラは、撮影レンズを覆う位置と同
撮影レンズから退避した位置へと移動可能なバリアを有
したカメラにおいて、上記バリアに一体的に形成された
バネ部と、上記バネ部またはカメラ本体に設けられた凸
部と、上記カメラ本体または上記バネ部に設けられた凹
部と、を備え、上記バリアを所定の位置に保持するため
に上記凸部と上記凹部とが係合することを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するために本発明の第3
のバリアを有したカメラは、撮影レンズを覆う位置と同
撮影レンズから退避した位置へと移動可能なバリアを有
したカメラにおいて、上記バリアに一体的に形成された
バネ部と、上記バネ部またはカメラ本体に設けられた凸
部と、上記カメラ本体または上記バネ部に設けられた凹
部と、を備え、上記バリアを所定の複数の位置に保持す
るために上記凸部と上記凹部とが複数の箇所で係合する
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施形態のカメラ
を、カメラ本体と撮影レンズを覆うスライドバリアとを
分解して示した分解組み立て図であり、図2は、当該カ
メラにおいてスライドバリアをカメラ本体に組み込み
後、該スライドバリアの閉成状態を示した外観斜視図、
図3は、同じく当該カメラにおいてスライドバリアをカ
メラ本体に組み込み後、該スライドバリアの開成状態を
示した外観斜視図である。
【0014】当該カメラは、カメラ本体1と、カメラ本
体1に配設された撮影レンズ7を覆うバリアであってカ
メラ本体1の前面において図中、矢印AあるいはBで示
す双方向成分を含む方向に摺動自在に配設されたスライ
ドバリア11と、を備えている。なお、図1において
は、スライドバリア11はカメラ本体1から離間した位
置に示すが、カメラ本体1に組み込まれた後は取り外し
自在となるものではない。詳しくは後述する。
【0015】以下、カメラ本体1およびスライドバリア
11の構成について図を参照して説明する。
【0016】このカメラは通常の撮影機能を備え、カメ
ラ本体1の前面のほぼ中央部には、カメラ本体1に収納
可能な撮影レンズ7が配設されている。この撮影レンズ
7は、その鏡筒部が撮影時にはカメラ本体1から突出
し、携帯時等には沈胴してカメラ本体1内に収納され
る。なお、この突出沈胴機構は公知技術を用いるものと
し、ここでの説明は省略する。
【0017】上記撮影レンズ7が配設されるカメラ本体
1の中央部前面8Aは、カメラ本体1の両側部前面8B
に比して光軸方向に若干後退して凹部が形成される。そ
して上記撮影レンズ7が沈胴して収納される際、撮影レ
ンズ7はこの前面部8Aから前方に突出することなくカ
メラ本体1内に収納されることになる。なお、上記凹部
には閉成時のスライドバリア11が配設されることにな
り、このときスライドバリア11の前面とカメラ本体1
の両側部前面8Bとはほぼ同一面となる(図2参照)。
【0018】またカメラ本体1の前面側上下面には、カ
メラ本体1の一側(図1においては、向かって左側)か
ら本体中央部にかけてそれぞれ段差面9、10が形成さ
れている。また、この段差面は、上記中央部前面8Aに
対応する部分においては、当該前面8Aの後退分ほど後
方に深く段差が形成されている。これは、スライドバリ
ア11の閉成状態に対応させるためでる(図2参照)。
【0019】上記段差面9、10には、スライドバリア
11が上記撮影レンズ7の光軸を横切る方向(図中、矢
印A参照)に移動するための一対の第1カム溝2A、第
3カム溝3Aと、この第1カム溝2A、第3カム溝3A
のそれぞれの一端に連設し撮影レンズ7の光軸方向(図
中、矢印B参照)の成分を有する方向に移動するための
一対の第2カム溝2B、第4カム溝3Bとが形成されて
いる。
【0020】第1カム溝2Aは、カメラ本体1の一側
(図1においては、向かって左側)から中央部にかけて
形成され、その長さはスライドバリア11の矢印A方向
の移動分に対応する。第2カム溝2Bは、カメラ本体1
の中央付近において第1カム溝2Aの一端から後方に向
けて曲折して連設される。なお、第1カム溝2Aと第2
カム溝2Bとは連続した一つのカム溝として形成され、
後述するカムフォロア12が摺接して移動可能に形成さ
れる。
【0021】第2カム溝2Bは、上述したように、第1
カム溝2Aに対して後方に向けて曲折されるが、撮影レ
ンズ7の光軸方向と平行ではなく、矢印Aの方向成分も
含む。これは、スライドバリア11の閉成動作に対応さ
せるためである。
【0022】カメラ本体1の下面には、上記段差面9と
ほぼ対称の段差面10が形成される。この段差面10に
は、上記第1カム溝2A、第2カム溝2Bとそれぞれ対
をなす第3カム溝3A、第4カム溝3Bが形成される。
これら第3カム溝3A、第4カム溝3Bは、形状、位置
共に第1カム溝2A、第2カム溝2Bとカメラ本体1を
挟んで対称に配設される。また、上記同様、第3カム溝
3Aと第4カム溝3Bとは連続した一つのカム溝として
形成され、後述するカムフォロア14が摺接して移動可
能に形成される。
【0023】カメラ本体1の段差面9において、上記第
1カム溝2Aの他端延長線上には、クリック用凹部5が
形成されている。このクリック用凹部5と第1カム溝2
Aの他端との間隔は、スライドバリア11に配設される
カムフォロア12とクリック用凸部13との間隔にほぼ
等しいか、あるいは若干長くなっている。
【0024】また、第2カム溝2Bの先端から上記クリ
ック用凹部5の方向に向けて第1カム溝2Aと平行に移
動した位置にはクリック用凹部4が形成されている。こ
のクリック用凹部4と第2カム溝2Bの先端との間隔
は、上記カムフォロア12とクリック用凸部13との間
隔に等しくなっている。
【0025】なお、図1に示すように、カメラ本体1の
左側部上面にはレリーズボタン6が配設されている。
【0026】一方、カメラ本体1には、上記第1カム溝
2A、第2カム溝2B、第3カム溝3Aおよび第4カム
溝3Bに係合して摺動するスライドバリア11が組み付
けられる。スライドバリア11は樹脂等の部材で構成さ
れ弾性性能を備え、図1に示すように、撮影レンズ7を
覆うバリア本体17の上下部より摺動部19、20が延
設されその縦断面は略コの字形状を呈する。摺動部1
9、20はカメラ本体1に組み付けられた際、両段差面
9、10に対向して摺動する。
【0027】上記摺動部19において、段差面9の対向
面には上記第1カム溝2Aおよび第2カム溝2Bに嵌合
摺接する一つのカムフォロア12が、また、摺動部20
において、段差面10の対向面には上記第3カム溝3A
および第4カム溝3Bに嵌合摺接する一つのカムフォロ
ア14がそれぞれ突設される。
【0028】さらに摺動部19の一側方において、段差
面9の対向面には上記クリック用凹部5および第1カム
溝2Aに係合するクリック用凸部13が突設される。こ
のクリック用凸部13は先端が半球状を呈する。
【0029】上記クリック用凸部13の突設位置の近傍
であってカムフォロア12寄りの位置には切り込み15
が形成される。上述したようにスライドバリア11は弾
性性能を備え、さらに切り込み15を形成したことで、
摺動部19において該切り込み15より一側部はバネと
しての弾性作用機能を有するクリックバネ部19Aが形
成される。すなわち、クリックバネ部19Aはスライド
バリア11の移動に応じて上下方に弾性揺動可能とな
る。
【0030】このスライドバリア11を図2、図3に示
す如くカメラ本体1に組み付ける際は、上記摺動部1
9、20を若干開いてカムフォロア12およびカムフォ
ロア14を第1カム溝2Aおよび第3カム溝3Aにそれ
ぞれ係合させる。なお、これらカム溝とカムフォロアの
係合は、スライドバリア11に通常以上の外力が加わら
ない限り外れないようになっている。
【0031】上記カムフォロア12、カムフォロア14
は、スライドバリア11がカメラ本体1に組み込まれた
後は、上記各カム溝に対してカムフォロアとしての役目
を果たす。一方、クリック用凸部13はカムフォロア1
2より短くかつ、先端は球面状に形成され、第1カム溝
2Aに係合する限りは当該カム溝に嵌合摺接して移動す
る。しかし、スライドバリア11の摺動位置によっては
該第1カム溝2Aから外れて段差面9に乗り上げ該面上
を摺動する。
【0032】そして、詳しくは後述するが、上記クリッ
ク用凹部4、クリック用凹部5の位置に到達すると該ク
リック用凹部4あるいはクリック用凹部5に落とし込ま
れて嵌合し、スライドバリア11の位置を決める(図
2、図3参照)。一方、スライドバリア11が位置決め
された状態より所定外力により移動する際には、該嵌合
状態を脱し、再び段差面9上を摺動し、第1カム溝2A
に達すると該カム溝に落とし込まれて係合する。
【0033】なお、図1に示すように、スライドバリア
11の前面側表面には、摺動を補助する引掛部16が形
成されている。なお、この引掛部16は凸状形状もしく
は凹状の縞模様でよい。
【0034】次に、図4〜図8を参照して上記の如き構
成をなす本実施形態のカメラにおけるスライドバリア1
1の作用を説明する。図4、図5、図6および図7は本
実施形態のカメラの上面図であって、図4はスライドバ
リア11が閉成した状態、図5はスライドバリア11が
図4に示す状態から若干移動した状態、図6はスライド
バリア11が図5に示す状態からさらに移動した状態、
図7はスライドバリア11が全開した状態をそれぞれ示
す。また、図8は本実施形態のカメラの底面図であっ
て、スライドバリア11が閉成した状態を示す。
【0035】スライドバリア11をカメラ本体1に組み
込んだ後、スライドバリア11を閉成すると図4に示す
位置に配設され、撮影レンズ7を覆う。このとき、カム
フォロア12は第2カム溝2Bの先端部に位置し、クリ
ック用凸部13はクリックバネ部19Aのバネ力を受け
つつクリック用凹部4に嵌合している。また、スライド
バリア11の前面はカメラ本体1の両側部の前面8Bと
ほぼ同一面となっている。一方、カムフォロア14は第
4カム溝3Bの先端部に位置する(図8参照)。
【0036】操作者がスライドバリア11を開くために
左側方に向けて力を加えると、図5に示すように、カム
フォロア12は第2カム溝2Bに沿って光軸方向(矢印
B参照)に移動すると共に光軸を横切る方向(矢印A参
照)にも移動する。このときクリック用凸部13はクリ
ックバネ部19Aのバネ力に抗してクリック用凹部4か
ら外れ、一旦段差面9に乗り上げた後、クリックバネ部
19Aのバネ力により第1カム溝2Aに係合する。
【0037】このように、クリック用凸部13の乗り上
げ動作の際にはクリックバネ部19Aの弾性機能が有効
に働いている。
【0038】スライドバリア11を図5に示す状態より
さらに左側方に向けて移動すべく操作者が力を加える
と、カムフォロア12およびクリック用凸部13は第1
カム溝2Aに沿って矢印Aの方向に移動する(図6参
照)。
【0039】スライドバリア11をさらに左側方に移動
させると、クリック用凸部13が第1カム溝2Aの端に
達する。この後さらに移動を続けるとクリック用凸部1
3はクリックバネ部19Aのバネ力に抗して第1カム溝
2Aから外れて一旦段差面9に乗り上げ、この段差面9
上を摺動し、クリック用凹部5の位置に達するとクリッ
クバネ部19Aのバネ力により該クリック用凹部5に嵌
合する。この嵌合によってクリック感が与えられ、スラ
イドバリア11が全開状態になったことを操作者に検知
させることができる。この状態、すなわち、スライドバ
リア11の全開状態を図7に示す。なお、上述したよう
にクリック感はスライドバリア11を閉じた状態(図4
に示す状態)に移行させたときも同様に生じる。
【0040】一方、図示はしないが、カムフォロア14
もカムフォロア12と同様に第3カム溝3A、第4カム
溝3Bに沿って移動する。
【0041】なお上述したようにクリック用凸部13
は、クリック用凹部4、クリック用凹部5、第1カム溝
2Aの何れからも外れて段差面9に乗り上げ可能となっ
ている。したがって操作者の操作によっては、スライド
バリア11が図9に示す如く状態になり得るが、カムフ
ォロア12とカムフォロア14とによってスライドバリ
ア11は確実に支持されているため、カメラ本体1から
外れてしまう等の不都合は生じない。
【0042】以上説明したように本第1の実施形態のカ
メラによると、スライドバリア11の一部を弾性部とし
て用いるという簡単な構成で、全開位置あるいは閉成位
置で確実に保持し得るとともに、クリック感によりスラ
イドバリア位置を操作者に検知させることができる。
【0043】次に、本発明の第2の実施形態のカメラに
ついて説明する。上記第1の実施形態のカメラは、スラ
イドバリア11の位置を決めるクリック用凹部4、クリ
ック用凹部5およびクリック用凸部13をカメラ上面部
において1組備えたが、第2の実施形態では、これら位
置決め機構をカメラ底面部にさらに1組備えることを特
徴とする。
【0044】図10は、本発明の第2実施形態のカメラ
を、カメラ本体と撮影レンズを覆うスライドバリアとを
分解して示した分解組み立て図であり、図11は、当該
カメラの底面図であって、スライドバリアが閉成した状
態を示す。なお、上記第1実施形態と同様の構成要素に
は同一の符号を付与し、ここでの説明は省略する。
【0045】図10に示すように、本第2実施形態のカ
メラ本体21の上面に形成された段差面9には、上記第
1の実施形態と同様に、クリック用凹部4、クリック用
凹部5が配設されている。また、カメラ本体21の底面
に形成された段差面10には、クリック用凹部4、クリ
ック用凹部5と対称となる位置に同形同大のクリック用
凹部22、クリック用凹部23が配設されている。
【0046】一方、カメラ本体21に組み込まれるスラ
イドバリア31は樹脂等の部材で構成され弾性性能を備
え、また、底面側の摺動部20にはクリック用凸部13
と対称となる位置に該クリック用凸部13と同形同大の
クリック用凸部32が突設されている。さらに該クリッ
ク用凸部32の近傍において上記切り込み15と同様の
切り込み33が形成されている。
【0047】これらクリック用凹部22、クリック用凹
部23、クリック用凸部32および切り込み33は、上
記クリック用凹部4、クリック用凹部5、クリック用凸
部13および切り込み15と同様の役目を果たす。
【0048】このような構成をなす本第2実施形態のカ
メラにおいても、スライドバリア31をカメラ本体21
に組み付ける際には上記第1実施形態と同様に、摺動部
19、20を若干開いてカムフォロア12およびカムフ
ォロア14を第1カム溝2Aおよび第3カム溝3Aにそ
れぞれ係合させる。スライドバリア31が本体に組み付
けられた後は、クリック用凸部13、32は何れもカム
溝に係合する限りは当該カム溝に嵌合摺接して移動し、
スライドバリア31の摺動位置によっては該カム溝から
外れて段差面9、10に乗り上げ該面上を摺動する。ま
た、上記クリック用凹部4、5あるいはクリック用凹部
22、23の位置に到達すると該クリック用凹部に落と
し込まれて嵌合し、スライドバリア31の位置を決め
る。
【0049】その他の構成、作用については上記第1実
施形態と同様であるので、ここでの詳しい説明は省略す
る。
【0050】本第2実施形態は上記第1実施形態に比し
てクリック用凸部32等がさらに加わっているが、カメ
ラ本体への組み付け工程の手間はほぼ同様であり、スラ
イドバリア31の保持性能は第1実施形態を上まわる。
その他、上記第1実施形態と同様の効果を奏することは
言うまでもない。
【0051】なお、上記実施形態においては、クリック
バネ部19Aはスライドバリア11の一部に切り込み1
5を設けることで成したが、これに限らず、スライドバ
リア11とは別体のバネ性部材(上記クリック用凸部1
3と同等部材を備える)を同位置に配しても良い。この
ように別バネ部材を配した場合、上記実施形態と同様の
効果を備えると共に、スライドバリア11の材質に拘束
されることなく任意のバネ性を得ることができる。
【0052】また、本発明の第3の実施形態として、上
記第1、第2実施形態におけるスライドバリアに設けた
クリック用凸部をクリック用凹部に置き換え、カメラ本
体に設けたクリック用凹部をクリック用凸部(上記置き
換えたクリック用凹部に係合する)に置き換えた形態を
挙げることができる。
【0053】この第3実施形態によっても、上記第1、
第2実施形態と同様の効果を奏することができる。この
第3実施形態の場合、第1、第2実施形態におけるスラ
イドバリアの如きクリック用凸部がカム溝内を走行する
ことはないが、スライドバリアの開閉に特別の支障を来
すものではない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成で、バリアを所定位置で保持し得るバリアを有
したカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラを、カメラ本体
と撮影レンズを覆うスライドバリアとを分解して示した
分解組み立て図である。
【図2】上記第1実施形態のカメラにおいてスライドバ
リアをカメラ本体に組み込んだ後の、該スライドバリア
の閉成状態を示した外観斜視図である。
【図3】上記第1実施形態のカメラにおいてスライドバ
リアをカメラ本体に組み込んだ後の、該スライドバリア
の開成状態を示した外観斜視図である。
【図4】上記第1実施形態のカメラの上面図であって、
スライドバリアが閉成した状態を示す図である。
【図5】上記第1実施形態のカメラの上面図であって、
スライドバリアが図4に示す状態から若干移動した状態
を示す図である。
【図6】上記第1実施形態のカメラの上面図であって、
スライドバリアが図5に示す状態からさらに移動した状
態を示す図である。
【図7】上記第1実施形態のカメラの上面図であって、
スライドバリアが全開した状態を示す図である。
【図8】上記第1実施形態のカメラの底面図であって、
スライドバリアが閉成した状態を示す図である。
【図9】上記第1実施形態のカメラの上面図であって、
スライドバリアの一状態を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態のカメラを、カメラ本
体と撮影レンズを覆うスライドバリアとを分解して示し
た分解組み立て図である。
【図11】上記第2実施形態のカメラの底面図であっ
て、スライドバリアが閉成した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2A…第1カム溝 2B…第2カム溝 3A…第3カム溝 3B…第4カム溝 4…クリック用凹部 5…クリック用凹部 7…撮影レンズ 8A…カメラ本体中央部前面 8B…カメラ本体両側部前面 9…段差面 10…段差面 11…スライドバリア 12…カムフォロア 13…クリック用凸部 14…カムフォロア 15…切り込み 19…摺動部 19A…クリックバネ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを覆う位置と同撮影レンズか
    ら退避した位置へと移動可能なバリアを有したカメラに
    おいて、 上記バリアに一体的に形成されたバネ部と、 上記バネ部またはカメラ本体に設けられた凸部と、 上記カメラ本体または上記バネ部に設けられた凹部と、 を具備することを特徴とするバリアを有したカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影レンズを覆う位置と同撮影レンズか
    ら退避した位置へと移動可能なバリアを有したカメラに
    おいて、 上記バリアに一体的に形成されたバネ部と、 上記バネ部またはカメラ本体に設けられた凸部と、 上記カメラ本体または上記バネ部に設けられた凹部と、 を備え、 上記バリアを所定の位置に保持するために上記凸部と上
    記凹部とが係合することを特徴とするバリアを有したカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 撮影レンズを覆う位置と同撮影レンズか
    ら退避した位置へと移動可能なバリアを有したカメラに
    おいて、 上記バリアに一体的に形成されたバネ部と、 上記バネ部またはカメラ本体に設けられた凸部と、 上記カメラ本体または上記バネ部に設けられた凹部と、 を備え、 上記バリアを所定の複数の位置に保持するために上記凸
    部と上記凹部とが複数の箇所で係合することを特徴とす
    るバリアを有したカメラ。
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