JPH09197479A - カメラのスライドカバー装置 - Google Patents

カメラのスライドカバー装置

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JPH09197479A
JPH09197479A JP326696A JP326696A JPH09197479A JP H09197479 A JPH09197479 A JP H09197479A JP 326696 A JP326696 A JP 326696A JP 326696 A JP326696 A JP 326696A JP H09197479 A JPH09197479 A JP H09197479A
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JP
Japan
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slide cover
lens
camera
switch
zoom
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Application number
JP326696A
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Inventor
Masaru Endo
賢 遠藤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドカバーに他の機能を付加することに
より、操作性の向上、省スペース化、及びコストダウン
を図ることが可能なスライドカバー装置を提供するこ
と。 【構成】 カメラボディに、撮影レンズ12の前方を覆
うレンズカバー位置と、撮影レンズ前方を開放するレン
ズ開放位置との間を進退するスライドカバー15を摺動
自在に支持したカメラ10において、スライドカバー1
5に、レンズ開放位置からさらに撮影レンズ前方を開放
する方向に摺動する付加摺動区間を設定し、この付加摺
動区間における摺動動作で、カメラ10の動作に関係す
るスイッチ22を動作させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カメラの撮影レンズ鏡筒
を保護するスライドカバーを開閉するスライドカバー装
置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、撮影レンズ鏡筒を汚
れや衝撃から保護するスライドカバーを備え、この撮影
レンズ鏡筒を繰り込んだ非使用状態における携帯性や形
態的美しさを向上させる、所謂カプセルタイプのカメラ
が商品化されている。この種のカメラでは、非使用状態
の撮影レンズ鏡筒を覆っているスライドカバーを開放す
ると、撮影が可能な状態となる。
【0003】ところで、このようなカプセルタイプのカ
メラにおいてスライドカバーは、主に撮影レンズ鏡筒を
開放または遮蔽する用途で用いられるため、十分に活用
されているとは言えなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来のスライドカバー装置に
おける上記問題意識に基づき、スライドカバーに他の機
能を付加することにより、操作性の向上、省スペース
化、及びコストダウンを図ることが可能なスライドカバ
ー装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、カ
メラボディに、撮影レンズの前方を覆うレンズカバー位
置と、撮影レンズ前方を開放するレンズ開放位置との間
を進退するスライドカバーを摺動自在に支持したカメラ
において、上記スライドカバーに、レンズ開放位置から
さらに撮影レンズ前方を開放する方向に摺動する付加摺
動区間を設定し、この付加摺動区間における摺動動作
で、カメラの動作に関係するスイッチを動作させること
を特徴としている。
【0006】また本発明は、カメラボディに、ズーム撮
影レンズの前方を覆うレンズカバー位置と、ズーム撮影
レンズ前方を開放するレンズ開放位置との間を進退する
スライドカバーを摺動自在に支持したカメラにおいて、
カメラボディに、スライドカバーを上記レンズ開放位置
に移動させたとき、該スライドカバーと結合されるズー
ムスイッチを設け、スライドカバーの上記レンズ開放位
置における正逆方向の摺動動作により、ズーム撮影レン
ズを正逆に駆動することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図4は、本発明によるスライドカバー装置を搭
載した所謂カプセルタイプカメラの非使用状態における
正面図であり、図5はその斜視外観図である。図6は、
同カメラの使用状態における正面図であり、図7はその
斜視外観図である。
【0008】図4〜図7に示すように、カメラ10は、
カメラボディ11の前飾り部11aに、撮影レンズ鏡筒
(撮影レンズ)12、ストロボ13及びファインダ窓1
4を有し、上飾り部にシャッタ釦16を有している。前
飾り部11aには、撮影レンズ鏡筒12の上下位置から
左方方向に向かって延びるガイド溝17が形成されてい
る。この上下のガイド溝17には、スライドカバー15
の上下に設けたガイドレール(図示せず)が摺動自在に
嵌め込まれている。スライドカバー15はこの構造によ
り、撮影レンズ鏡筒12の光軸Oと直交する方向に摺動
可能、即ち収納位置に繰り込まれた撮影レンズ鏡筒12
を覆うレンズカバー位置と、これを開放するレンズ開放
位置と、レンズ開放位置からさらに撮影レンズ鏡筒12
を開放する方向の付加摺動区間に摺動できるように構成
されている。
【0009】次に、本スライドカバー装置を図1〜図3
により説明する。図1はスライドカバーをレンズカバー
位置に摺動させた状態を示し、図2はスライドカバーを
レンズ開放位置に摺動させてメインスイッチをオンした
状態を示し、図3はスライドカバーを付加摺動区間に摺
動させた状態を示している。
【0010】カメラボディ11の前飾り部11aには、
撮影レンズ鏡筒12を嵌合させる開口部11bが形成さ
れている。前飾り部11aにおいてスライドカバー15
の後方側に、スイッチ類を収納する収納部31が設けら
れている。この収納部31には、撮影レンズ鏡筒12側
から順に、スライドカバー15の裏面に設けた凹部43
とでクリックストップ機構をなすクリックピン37を突
出させる突出孔36aと、メインスイッチ28のピン部
材33を突出させる突出孔32cと、モード切換スイッ
チ22のレバー部24aを突出させる長孔23が形成さ
れている。
【0011】このモード切換スイッチ22は、常開スイ
ッチであり、そのオン信号を制御回路(図示せず)に出
力して、カメラの撮影モードを変更する。制御回路は、
このオン信号が入力される度に(つまりモード切換スイ
ッチ22がオンする度に)、カメラの撮影モード(オー
ト撮影、強制発光、バルブ撮影モード等)を変更する。
この撮影モードは複数種が用意されており、予め設定さ
れたローテーションで変更が繰り返される。また、上記
付加摺動区間とは、クリックピン37と凹部43からな
るクリックストップ機構のクリックを越えて該スライド
カバー15を撮影レンズ開放方向に移動させる区間のこ
とである。つまり、付加摺動区間とは、図3においてa
がスライドカバー15のレンズカバー位置を示し、bが
レンズ開放位置を示すとき、このレンズ開放位置bから
スライドカバー15をさらに距離dだけ摺動させた位置
cに到る区間のことである。
【0012】収納部31には、突出孔36aに連通する
収納空間36と、突出孔32cに連通する収納空間32
aと、長孔23に連通する収納空間34とが形成されて
いる。クリックピン37は、収納空間36に挿入した抜
止大径部を圧縮ばね39によって突出方向に常時移動付
勢され、ピン部材33は、収納空間32aに挿入した抜
止大径部を圧縮ばね35によって突出方向に常時移動付
勢されている。この収納空間32aの後方には、該収納
空間32aに連通する空間32bが形成されており、こ
の空間32bの内壁面に固定したランド部40と、ピン
部材33後部に固定した接片とで上記メインスイッチ2
8が構成されている。
【0013】収納空間34には、上記レバー部24aを
備えた切換部材24が、このレバー部24aを長孔23
から突出させた状態で左右方向に移動可能に収納されて
いる。この切換部材24は、収納空間34の右壁面との
間に介在された圧縮ばね25によって、図1の左方に常
時移動付勢されている。収納空間34の後壁面にはラン
ド部27が固定され、切換部材24の該ランド部27と
対向する面には、このランド部27に対して接触し、そ
の接触位置に応じてモード切換スイッチ22をオンオフ
する接触端子26が固定されている。モード切換スイッ
チ22はこのような構造により、図1と図2に示す、圧
縮ばね25に準じて同図左方に移動した状態ではオフ
し、図3に示す、圧縮ばね25に抗して同図右方に移動
した状態ではオンする。
【0014】スライドカバー15の裏面には、上記凹部
43が、図1のレンズカバー位置では撮影レンズ鏡筒1
2の前部と対向する位置に位置し、図2のレンズ開放位
置では上記クリックピン37と係合し、図3の付加摺動
区間では該クリックピン37から僅かに離れる位置関係
で形成されている。またスライドカバー15の裏面に
は、図1のレンズカバー位置では撮影レンズ鏡筒12の
前部と対向する位置に位置し、図2のレンズ開放位置で
は上記ピン部材33を押し込み、図3の付加摺動区間に
おいても該ピン部材33を押し続ける押圧平面部42が
形成されている。
【0015】スライドカバー15の裏面にはさらに、レ
ンズカバー位置とレンズ開放位置との間で摺動するとき
レバー部24aを通過させるための上記凹部15aが形
成されている。スライドカバー15は、この凹部15a
に連続する位置に、図3の付加摺動区間に移動したとき
レバー部24aを同図右方に押圧してモード切換スイッ
チ22をオンする段部15bを有している。スライドカ
バー15は付加摺動区間に摺動されたとき、段部15b
に圧縮ばね25の付勢力を切換部材24を介して受ける
ため、レンズ開放位置に向けて付勢される。
【0016】また、スライドカバー15の裏面において
の上記凹部43と押圧平面部42の間には、スライドカ
バー15の摺動時にクリックピン37と係脱することに
よってクリック感を出すクリック凹部44が形成されて
いる。なお、スライドカバー15は、図2のレンズ開放
位置では、クリックピン37と凹部43からなるクリッ
クストップ機構によって係止されるが、図1のレンズカ
バー位置では、他の図示しないクリックストップ機構に
よって係止される。
【0017】上記構成を有する本カメラ10は、次のよ
うに作動する。先ず、図1の非使用状態において、レン
ズカバー位置にあるスライドカバー15をレンズ開放位
置に摺動させると、その押圧平面部42が、クリックピ
ン37とピン部材33を順に押し込みながら移動する。
そして、凹部43にクリックピン37が係合した時点で
スライドカバー15は一旦停止して、図2のレンズ開放
位置に位置する。この状態において、メインスイッチは
ピン部材33が押し込まれることによってオンし、また
モード切換スイッチ22はレバー部24aが凹部15a
内を通過するだけで段部15bに押圧されないためオン
しない。よってカメラ11は、主電源が投入され、通常
撮影モードによる撮影可能状態となる。
【0018】そして、撮影モードを変更する場合には、
レンズ開放位置にあるスライドカバー15を撮影レンズ
鏡筒12から離れる方向にさらに移動させる。すると、
このスライドカバー15の段部15bがレバー部材24
aを同方向に押圧するため、モード切換スイッチ22が
オンされて、例えば通常撮影モードが強制発光モードに
切り換わる。この切換後、スライドカバー15から手を
離してこれを解放すれば、スライドカバー15を圧縮ば
ね25の付勢力でレンズカバー位置にやや戻るが、クリ
ックピン37が凹部43に係合するため、スライドカバ
ー15はレンズ開放位置で停止される。撮影モードをさ
らに他のモードに変更する場合には、レンズ開放位置に
あるスライドカバー15を付加摺動区間に摺動させて解
放する上記操作を、所望の撮影モードとなるまで繰り返
せば良い。レンズカバー位置とレンズ開放位置と付加摺
動区間の間での状態変化は、スライドカバー15を介し
て伝えられるクリック感によって認識することができ
る。
【0019】また、カメラ10を撮影状態から非使用状
態にする場合には、レンズ開放位置にあるスライドカバ
ー15を、クリック係止以上の力で撮影レンズ鏡筒12
に向けて摺動させる。すると、押圧平面部42で押し込
まれていたピン部材33が該押圧平面部42から解放さ
れて上記凹部15a内に突出しているため、メインスイ
ッチがオフされる。
【0020】なお、上記第1実施例では、スライドカバ
ー15を付加摺動区間に摺動させたときカメラ動作の設
定を変更するスイッチを、撮影モードを切り換えるモー
ド切換スイッチ22として構成したが、このカメラ動作
に関係するスイッチを、例えば日付を表示するか否かを
選択する機能及び表示された日付の表示態様を変更する
機能を有するデート切換スイッチとして構成することが
できる。この場合には、スライドカバー15の摺動によ
って該デート切換スイッチがオンされる度に、日付を表
示するか否か、及び日付の表示態様が予め設定した順序
で変更される。また、カメラの動作に関係するスイッチ
を、シャッタ機構を駆動して撮影を実行させるレリーズ
スイッチとして構成することもできる。この場合には、
スライドカバー15を付加摺動区間に移動させて該レリ
ーズスイッチをオンする度にシャッタを切ることができ
る。
【0021】次に、本発明による第2実施例を図8〜図
13により説明する。この第2実施例は、スライドカバ
ー15によって操作されるスイッチをズームスイッチと
して構成したものである。
【0022】上記第1実施例では単焦点式の撮影レンズ
鏡筒12を用いたが、この第2実施例ではズーミング駆
動される撮影レンズ鏡筒(ズーム撮影レンズ)12′を
用いている。この撮影レンズ鏡筒12′は、カメラボデ
ィに完全に繰り込まれる収納位置と、この収納位置から
若干繰り出された撮影可能位置(ワイド端位置)に駆動
可能で、ズーミング操作に伴って該ワイド端位置からテ
レ(望遠)側に繰り出されるように構成されている。各
図において撮影レンズ鏡筒12′を概略的に示したが、
この撮影レンズ鏡筒12′は、鏡筒内部に複数のレンズ
(図示せず)を備えていて、光軸O方向に進退しながら
該複数のレンズの空気間隔を変化させることによりズー
ミングを行なう。また、本第2実施例におけるスライド
カバー15も、撮影レンズ鏡筒12′を遮蔽するレンズ
カバー位置と、これを開放するレンズ開放位置とに摺動
可能に構成され、このレンズ開放位置をさらに撮影レン
ズ鏡筒12′を開放する方向の付加摺動区間に摺動可能
に構成されている。なお、図中、上記第1実施例と共通
する部分には同符号を付してその説明を省略する。
【0023】図8は、撮影レンズ鏡筒12′を収納位置
に繰り込んでスライドカバー15を閉じた非使用状態を
示す。同図に示されるように、撮影レンズ鏡筒12′に
隣接する位置にはズームスイッチ50が設けられてい
る。このズームスイッチ50は、カメラボディの前後方
向に移動可能なスイッチケース53と、このスイッチケ
ース53の内方空間53aにおいて左右方向移動可能に
支持された操作部材51とを、スライドカバー15に対
向する前飾り部11aにおいての裏側に備えている。こ
の操作部材51は、左右の端面とスイッチケース内壁面
との間にそれぞれ掛け止めした圧縮ばね41a、41b
によって、常時は中立位置に保持される。ズームスイッ
チ50はさらに、操作部材51が中立位置にあるときに
は撮影レンズ鏡筒12′のズーム駆動を停止し、中立位
置から左右に操作されたときには撮影レンズ鏡筒12′
を正逆に駆動するためのズーム制御回路Cを有してい
る。
【0024】スイッチケース53の内壁面には、ランド
部60が固定されている。このランド部60は、操作部
材51の対向面に固定した接触端子59に摺接されると
き発する信号をズーム制御回路Cに出力する。このズー
ム制御回路Cは、操作部材51が左右に移動したときに
それぞれ発する信号に基づき、ズームモータMに異なる
駆動信号を出力する。例えば、操作部材51が圧縮ばね
41bに抗して右方(テレ(望遠)側)に移動したとき
には、ズーム制御回路Cは、ズームモータMに正方向駆
動信号を出力して撮影レンズ鏡筒12′を前方に駆動し
て繰り出させる。また、操作部材51が圧縮ばね41a
に抗して左方(ワイド(広角)側)に移動したときに
は、ズーム制御回路CはズームモータMに逆方向駆動信
号を出力して撮影レンズ鏡筒12′を後方に駆動して繰
り込ませる。
【0025】前飾り部11aの上記スイッチケース53
と対向する位置には、カメラボディ内面側に突出する位
置決め突部52が設けられている。この位置決め突部5
2は、スイッチケース53の前端面に当接してその前方
進出位置を規定する。前飾り部11aは、操作部材51
と対向する位置に、この操作部材51の前部に設けた係
合突起51aとクリック突部51bをカメラ前方側に突
出させるための長孔44を有している。また、スライド
カバー15の裏面には、図10のレンズ開放位置に摺動
したとき該係合突起51aに当接(係合)する係合突部
54が設けられている。収納位置に繰り込まれた撮影レ
ンズ鏡筒12′の前端部は、前飾り部11aと略同一平
面上に並ぶ。そして、上記係合突部54は、スライドカ
バー15がレンズカバー位置にあるときには撮影レンズ
鏡筒12′の前端部に近接して位置し、レンズ開放位置
に摺動するときには前飾り部11aに近接しながら移動
する。
【0026】スイッチケース53は、前飾り部11aと
の間に両端部を掛け止めされた引張りばね58により、
カメラ前方に向け常時移動付勢されている。スイッチケ
ース53は、撮影レンズ鏡筒12′を収納位置に繰り込
んだ非使用状態では、後端部(同図下端部)の係合鉤部
53bを、繰り込まれた撮影レンズ鏡筒12′によって
後方側に押圧移動される。このとき、スイッチケース5
3の前端部が前飾り部11a裏面の位置決め突部52か
ら所定距離離れた位置となるように設定されている。カ
メラボディには、係止部材65が設けられており、繰り
込まれる撮影レンズ鏡筒12′に係合鉤部53bを押圧
されて後退するスイッチケース53の後方での位置を規
定している。
【0027】クリック突部51bは、操作部材本体から
の突出量が係合突起51aより小さく(つまり係合突起
51aより背が低く)構成されている。このクリック突
部51bには、クリックピン55の頭部を突出させる突
出孔51cが形成されている。操作部材51には、該突
出孔51cに連通する収納空間49が形成されている。
この収納空間49に摺動自在に収納されるクリックピン
55は、その大径部に弾接する圧縮ばね56によって、
頭部を上記突出孔51cから突出させる方向に常時付勢
されている。
【0028】係合突起51aとクリック突部51bとの
間には、スライドカバー15の裏面に設けた係合突部5
4と係合すべき係合凹部57が設けられている。操作部
材51が図8のように撮影レンズ鏡筒12′とともに後
退した状態では、レンズ開放位置に摺動するスライドカ
バー15の係合突部54は、クリック突部51bと係合
凹部57上を通過して係合突起51aに当接する(図
9、図10参照)。そして、レンズ開放位置におけるこ
の当接状態において、電源スイッチS(図8)が手動操
作されてオンされると、操作部材51が撮影レンズ鏡筒
12′とともに進出し、係合凹部57がスライドカバー
15の係合突部54に係合し(図11参照)、スライド
カバー15と操作部材51、即ちスライドカバー15と
ズームスイッチ50が結合状態となる。上記電源スイッ
チSは、スライドカバー15をレンズ開放位置に移動さ
せたとき動作可能となり、この時点で撮影者が手動操作
してオンするように構成されている。
【0029】このように、スイッチケース53は、スラ
イドカバー15がレンズ開放位置にあるとき、該スイッ
チケース53に支持した操作部材51がスライドカバー
15と係合する係合位置と、係合しない非係合位置とに
前後移動可能に構成されている。従って、ズームスイッ
チ50との結合状態においてスライドカバー15を、ス
イッチケース53の内壁面で左右移動量を規制される操
作部材51を介して規定される移動範囲で正逆に移動さ
せれば、ズームスイッチ50をテレ側とワイド側でそれ
ぞれにオン作動させ、ズーム撮影レンズ12′を正逆に
駆動することができる。上記操作部材51は、電源スイ
ッチSのオン状態では、スライドカバー15がレンズ開
放位置からレンズカバー位置に戻るのを規制するロック
機構も兼ねる。
【0030】したがって、カメラ10の非使用状態にお
いて、レンズカバー位置のスライドカバー15を図8の
右方に摺動させると、収納位置の撮影レンズ鏡筒12′
の前端部に近接している該カバー裏面の係合突起54
が、このレンズ鏡筒前端部と略同一平面上の前飾り部1
1a上を移動して、該前飾り部11aから突出するクリ
ックピン55に当接し、このクリックピン55を押し込
みながら越えるとき(図9)、スライドカバー15を介
して撮影者の手にクリック感が与えられる。
【0031】この後、スライドカバー15が、前飾り部
11aから突出した係合突起51aに当接するため、こ
のときのクリック感を感じた撮影者が手を離すことによ
り、スライドカバー15がレンズ開放位置に位置される
(図10)。この状態で電源スイッチSをオンすると、
ズームモータMがレンズ繰出方向に回転駆動され、撮影
レンズ鏡筒12′が撮影可能位置に繰り出される(図1
1)。同時に、操作部材51が撮影レンズ鏡筒12′の
繰り出しに伴って前方に移動するため、係合凹部57が
係合突部54に係合する。よって、スライドカバー15
とズームスイッチ50が結合するため、このスライドカ
バー15を左右に摺動操作すれば、撮影レンズ鏡筒1
2′を光軸O方向に自在に進退させることができる。
【0032】例えば、図12のようにスライドカバー1
5を圧縮ばね41bに抗して右方に移動操作すると、ズ
ームスイッチ50がテレ側オンの信号を出力し、これに
基づくズーム制御回路CによりズームモータMがレンズ
繰出方向に回転駆動され、撮影レンズ鏡筒12′がテレ
側に繰り出される。また、図13のようにスライドカバ
ー15を圧縮ばね41aに抗して左方に移動操作する
と、ズームスイッチ50がワイド側オンの信号を出力
し、これに基づくズーム制御回路Cによりズームモータ
Mがレンズ繰込方向に回転駆動され、撮影レンズ鏡筒1
2′がワイド側に繰り込まれる。
【0033】他方、撮影可能状態において電源スイッチ
Sをオフすると、ズームモータMが繰込方向に回転駆動
して撮影レンズ鏡筒12′を収納位置に向けて繰り込ま
せる。このレンズ繰込動作は、電源スイッチSが、図1
2のようにテレ側に繰り出された状態でオフされたとき
でも、図11のようにワイド端(撮影可能位置)に位置
する状態でオフされたときでも同様となる。これによ
り、操作部材51が撮影レンズ鏡筒12′とともに後退
し、係合突部54が係合凹部57から離脱し、クリック
突部51bが、クリックピン55の頭部を前飾り部11
aから突出させた状態で該前飾り部11aと同一平面上
に位置する。よって、スライドカバー15の係合突部5
4は、レンズカバー位置に向けて移動する際に、クリッ
クピン55にのみ当接可能な状態となる(図10参
照)。
【0034】この状態において、スライドカバー15を
クリックピン55の弾性突出力に打ち勝つ力で図10の
左方に摺動させると、係合突部54がクリックピン55
を押し込みながら撮影レンズ鏡筒12′側に移動するた
め、スライドカバー15は図8に示すレンズカバー位置
に戻される。このスライドカバー15は、レンズカバー
位置に戻った時点で、図示しない他のクリックストップ
機構によって係止される。撮影者は、このときのクリッ
ク感によって、スライドカバー15の位置を確認するこ
とができる。
【0035】上記第2実施例において、例えば、レンズ
カバー位置にあるスライドカバー15を図10のレンズ
開放位置に摺動させたときこれに連動して電源スイッチ
Sがオンし、また図11の状態でスライドカバー15を
ワイド側に短い時間間隔で二回移動させてズームスイッ
チ50を短い時間間隔で二回オンさせたとき電源スイッ
チSがオフするように構成することができる。このよう
に構成すれば、上記第2実施例において、スライドカバ
ー15を開放してズームスイッチ50を結合させると
き、及び該スライドカバー15をレンズカバー位置に戻
すときに電源スイッチSを手動操作する手間が省ける。
【0036】次に、本発明による第3実施例を図14〜
図21により説明する。この第3実施例は、ズームレン
ズである撮影レンズ鏡筒12′の収納位置が即ち撮影可
能位置(ワイド端位置)となっている点、及び、スライ
ドカバー15をレンズ開放位置に摺動したときオンする
メインスイッチを備え上記電源スイッチSを備えない点
で、上記第2実施例と異なるが、他の部分は略共通であ
る。
【0037】図14に示されるように、スライドカバー
15の裏面には、係合突起54と同方向に突出するスイ
ッチ突起61が、この係合突部54と撮影レンズ鏡筒1
2′の略直径分だけ離して設けられている。このスイッ
チ突起61の先端部には、前飾り部11aの左端部に固
定したランド部63とレンズ開放位置で接触する接片6
2が固定されている。これらの接片62とランド部63
によって、スライドカバー15をレンズ開放位置に摺動
させたときオンするメインスイッチが構成されている。
このメインスイッチは、図16のようにスライドカバー
15をレンズ開放位置に摺動させたとき接片62がラン
ド部63に接触し、この接触状態から図17のように該
スライドカバー15を撮影レンズ鏡筒12′をさらに開
放するテレ側(付加摺動区間)に操作しても接片62が
該ランド部63に接触し続け、図16の接触状態から図
19のように該スライドカバー15をワイド側に操作し
た場合でも該ランド部63に接触し続けるように、ラン
ド部63の左右方向長さ並びに接片62の移動量が規定
されている。
【0038】また、本実施例におけるクリックピン55
を移動付勢する圧縮ばね56′のばね圧は、スライドカ
バー15の係合突部54がクリックピン55を容易に乗
り越えないようにするために、操作部材51によって圧
縮される圧縮ばね41aのばね圧より大きく設定されて
いる。これは、例えば図19においてワイド側操作を続
けることによって撮影レンズ鏡筒12′が収納位置に繰
り込まれ、図20のように操作部材51の係合凹部57
が係合突部54から外れても、スライドカバー15がレ
ンズカバー位置にそのまま一気に摺動しないようにする
ためである。もしこの状態でスライドカバー15がレン
ズカバー位置に一気に摺動すれば、ワイド側への操作の
度にワイド端でメインスイッチが切れることとなり、再
度テレ側にズーミングさせたい場合にはその都度メイン
スイッチをオンし直さなければならない。
【0039】したがって、カメラ10の非使用状態にお
いて、レンズカバー位置のスライドカバー15を図14
の右方に摺動させると、収納位置(つまりワイド端位
置)の撮影レンズ鏡筒12′の前端部に近接している該
カバー裏面の係合突部54が、このレンズ鏡筒前端部と
略同一平面上の前飾り部11a上を移動して、該前飾り
部11aから突出するクリックピン55に当接し、この
クリックピン55を押し込みながら越えるとき(図1
5)、スライドカバー15を介して撮影者の手にクリッ
ク感を与える。
【0040】この後、スライドカバー15は、前飾り部
11aから突出した係合突起51aに当接する。これを
感じた撮影者が手を離すことにより、スライドカバー1
5はレンズ開放位置に位置される。このとき、スライド
カバー15裏面の接片62がランド部63に接触してメ
インスイッチがオンするため、各部に電源が供給され
る。この状態において、図17のようにスライドカバー
15を圧縮ばね41bに抗して右方に移動操作すると、
ズームスイッチ50′がテレ側オンの信号を出力し、こ
れに基づくズーム制御回路CによりズームモータMがレ
ンズ繰出方向に回転駆動され、撮影レンズ鏡筒12′が
図18に示すようにテレ側に繰り出される。
【0041】また、図19のようにスライドカバー15
を圧縮ばね41aに抗して左方に移動操作すると、ズー
ムスイッチ50′がワイド側オンの信号を出力し、これ
に基づくズーム制御回路CによりズームモータMがレン
ズ繰込方向に回転駆動され、撮影レンズ鏡筒12′がワ
イド側に繰り込まれる。そして、撮影レンズ鏡筒12′
が完全に繰り込まれてワイド端位置(収納位置)となる
と、図20に示すように、スイッチケース53とともに
操作部材51が後退させられるため、係合凹部57が係
合突部54から離脱し、ズームスイッチ50′とスライ
ドカバー15との結合が解かれる。この場合、撮影者の
操作によりレンズカバー位置への移動力を与えられてい
るスライドカバー15は、係合突部54がクリックピン
55の頭部に一旦当接することによって停止される。こ
の係合突部54をクリックピン55を越えて移動させる
には、スライドカバー15に加えた上記移動力より大き
な力が必要となる。従って、スライドカバー15を比較
的小さな力でワイド側に操作すれば、クリックピン55
を係合突部54によって押圧して、ズームスイッチ5
0′をワイド側でオンすることができる。逆に、図21
の状態でスライドカバー15をテレ側に操作すれば、係
合突起51aを係合突部54によって押圧し、ズームス
イッチ50′をテレ側でオンすることができる。
【0042】他方、撮影可能状態から非使用状態にする
場合には、スライドカバー15をワイド側に摺動させて
ズームスイッチ50′のオン動作を続行させる。そし
て、撮影レンズ鏡筒12′が収納位置に繰り込まれるこ
とによって係合突部54が係合凹部57から外れた後
に、やや大きな力で同方向に操作する。すると、係合突
部54がクリックピン55を圧縮ばね56′に抗して押
し込みながらレンズカバー位置側に移動し、スライドカ
バー15裏面の接片62がランド部63から離れてメイ
ンスイッチがオフされ、電源の供給が停止される。この
後もスライドカバー15を同方向に摺動させれば、図1
4に示すように、レンズカバー位置に戻すことができ
る。
【0043】以上説明したように、本発明による上記第
1〜第3の実施例によれば、レンズ開放位置でグリップ
部として使用されやすいスライドカバーによって、カメ
ラ撮影時の諸操作を行なうためのスイッチを動作できる
ように構成したから、従来はカメラ表面に露出していた
スイッチ類を無くすことが可能となり、構造を簡略化で
き、操作性も向上できる。また、カメラ表面に露出して
いた操作釦や操作レバー等を省くことが可能となるた
め、カメラボディにおいての省スペース化を図ることが
でき、これに伴うコストダウンも期待できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライド
カバーに他の機能を付加することにより、操作性の向
上、省スペース化、及びコストダウンを図ることが可能
なスライドカバー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドカバー装置の第1実施例
の要部を示す平面断面図である。
【図2】同スライドカバー装置のスライドカバーをレン
ズ開放位置に移動させた状態を示す平面断面図である。
【図3】同スライドカバー装置のスライドカバーを付加
摺動区間に移動させた状態を示す平面断面図である。
【図4】同スライドカバー装置を適用したカメラのスラ
イドカバー閉状態を示す正面図である。
【図5】同スライドカバー装置を適用したカメラのスラ
イドカバー閉状態を示す斜視図である。
【図6】同スライドカバー装置を適用したカメラのスラ
イドカバー開放状態を示す正面図である。
【図7】同スライドカバー装置を適用したカメラのスラ
イドカバー開放状態を示す斜視図である。
【図8】本発明によるスライドカバー装置の第2実施例
の要部を示す平面断面図である。
【図9】同スライドカバー装置のスライドカバーのレン
ズ開放位置への移動途中状態を示す平面断面図である。
【図10】同スライドカバー装置のスライドカバーをレ
ンズ開放位置に移動させた状態を示す平面断面図であ
る。
【図11】同スライドカバー装置のスライドカバーにズ
ームスイッチを結合させた状態を示す平面断面図であ
る。
【図12】図11においてスライドカバーによりズーム
スイッチをテレ側に操作した状態を示す平面断面図であ
る。
【図13】図11においてスライドカバーによりズーム
スイッチをワイド側に操作した状態を示す平面断面図で
ある。
【図14】本発明によるスライドカバー装置の第3実施
例の要部を示す平面断面図である。
【図15】同スライドカバー装置のスライドカバーのレ
ンズ開放位置への移動途中状態を示す平面断面図であ
る。
【図16】同スライドカバー装置のスライドカバーをレ
ンズ開放位置に移動させた状態を示す平面断面図であ
る。
【図17】同スライドカバー装置のスライドカバーに結
合させたズームスイッチをテレ側に操作した状態を示す
平面断面図である。
【図18】図17においてズームスイッチをテレ側に操
作して撮影レンズ鏡筒を繰り出した状態を示す平面断面
図である。
【図19】図18においてズームスイッチをワイド側に
操作して撮影レンズ鏡筒をやや繰り込んだ状態を示す平
面断面図である。
【図20】図19において撮影レンズ鏡筒をさらにワイ
ド側に移動させて収納位置に位置させた状態を示す平面
断面図である。
【図21】図20においてスライドカバーをワイド側に
操作したときの状態を示す平面断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11a 前飾り部 12 撮影レンズ鏡筒(撮影レンズ) 12′ 撮影レンズ鏡筒(ズーム撮影レンズ) 15 スライドカバー 15b 段部 22 切換スイッチ(スイッチ、モード切換スイッチ) 24 切換部材 24a レバー部 25 41a 41b 56 58 圧縮ばね 28 メインスイッチ 33 ピン部材 37 クリックピン 43 凹部 50 50′ ズームスイッチ 51 操作部材 52 位置決め突部 53 スイッチケース 53b 係合鉤部 54 係合突部 57 係合凹部 62 接片 63 ランド部 C ズーム制御回路 M ズームモータ S 電源スイッチ(スイッチ)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラボディに、撮影レンズの前方を覆
    うレンズカバー位置と、撮影レンズ前方を開放するレン
    ズ開放位置との間を進退するスライドカバーを摺動自在
    に支持したカメラにおいて、 上記スライドカバーに、レンズ開放位置からさらに撮影
    レンズ前方を開放する方向に摺動する付加摺動区間を設
    定し、 この付加摺動区間における摺動動作で、カメラの動作に
    関係するスイッチを動作させることを特徴とするカメラ
    のスライドカバー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、スライドカバーとカ
    メラボディとの間には、レンズ開放位置においてこのス
    ライドカバーをクリックするクリックストップ機構が設
    けられ、スライドカバーの付加摺動区間は、このクリッ
    クストップ機構のクリックを越えて該スライドカバーを
    撮影レンズ開放方向に移動させる区間であることを特徴
    とするカメラのスライドカバー装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、スライドカバーは、
    付加摺動区間に摺動させたときレンズ開放位置に復帰す
    る方向に付勢されているカメラのスライドカバー装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、カメラの動作に関係
    するスイッチは、スライドカバーをレンズ開放位置から
    付加摺動区間に移動させる度に、カメラの撮影モードを
    変更するモード切換スイッチであるカメラのスライドカ
    バー装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、カメラの動作に関係
    するスイッチは、日付を表示するか否かを選択する機能
    及び表示された日付の表示態様を変更する機能を有する
    デート切換スイッチであるカメラのスライドカバー装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、カメラの動作に関係
    するスイッチは、シャッタ機構を駆動して撮影を実行さ
    せるレリーズスイッチであるカメラのスライドカバー装
    置。
  7. 【請求項7】 カメラボディに、ズーム撮影レンズの前
    方を覆うレンズカバー位置と、ズーム撮影レンズ前方を
    開放するレンズ開放位置との間を進退するスライドカバ
    ーを摺動自在に支持したカメラにおいて、 カメラボディに、スライドカバーを上記レンズ開放位置
    に移動させたとき、該スライドカバーと結合されるズー
    ムスイッチを設け、 スライドカバーの上記レンズ開放位置における正逆方向
    の摺動動作により、ズーム撮影レンズを正逆に駆動する
    ことを特徴とするカメラのスライドカバー装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、ズームスイッチは、
    カメラボディにおいてのスライドカバーの進退方向と直
    交する方向に移動可能なスイッチケースと;このスイッ
    チケース内に、スライドカバーの進退方向に移動可能に
    支持され常時は中立位置に保持される操作部材と;この
    操作部材が中立位置に位置するときにはズーム撮影レン
    ズの駆動を停止し、中立位置からスライドカバーの進退
    方向に操作されたときにはズーム撮影レンズを正逆に駆
    動するズーム制御回路と;を備え、 上記スイッチケースは、スライドカバーがレンズ開放位
    置にあるとき、該スイッチケースに支持した操作部材が
    スライドカバーと係合する係合位置と、係合しない非係
    合位置とに移動可能であることを特徴とするカメラのス
    ライドカバー装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、ズーム撮影レンズ
    は、撮影可能位置と収納位置との間を、スライドカバー
    の進退方向と直交する方向に移動可能であり、スイッチ
    ケースの上記係合位置と非係合位置への移動は、ズーム
    撮影レンズの該スライドカバーの進退方向と直交する方
    向の移動によって行なわれることを特徴とするカメラの
    スライドカバー装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、操作部材は、ズー
    ム撮影レンズが撮影可能位置に移動したとき、スライド
    カバーがレンズ開放位置からレンズカバー位置に戻るの
    を規制するロック機構を構成することを特徴とするカメ
    ラのスライドカバー装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、ズーム撮影レンズ
    の撮影可能位置と収納位置との間の移動は、スライドカ
    バーをレンズ開放位置に移動させたとき動作可能となる
    スイッチのオン動作によって生じることを特徴とするカ
    メラのスライドカバー装置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、ズーム撮影レンズ
    は、カメラボディ側に最も繰り込まれた収納位置が撮影
    可能位置とされ、この撮影可能位置から望遠側に向けて
    移動可能であり、スイッチケースの上記スライドカバー
    の進退方向と直交する方向での移動は、このズーム撮影
    レンズが撮影可能位置から望遠側に移動するとき及びこ
    の望遠側から撮影可能位置に移動するときの動作によっ
    て行なわれることを特徴とするカメラのスライドカバー
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、上記ズームスイ
    ッチは、スライドカバーをレンズ開放位置に移動させた
    とき動作可能となり、ズーム撮影レンズの撮影可能位置
    からの繰り出し動作は、該スライドカバーによるズーム
    スイッチのオン動作によって生じることを特徴とするカ
    メラのスライドカバー装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、スライドカバー
    とカメラボディには、該スライドカバーをレンズ開放位
    置に摺動させたとき接触する接片とランド部がそれぞれ
    に備えられ、これらの接片とランド部からなるメインス
    イッチのオン動作によって、上記ズームスイッチが動作
    可能となることを特徴とするカメラのスライドカバー装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6257776B1 (en) 1998-07-09 2001-07-10 Minolta Co., Ltd. Camera having a barrier slidable between positions to cover and uncover a taking lens
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