JP5650966B2 - スライド機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば本体部と副体部とを具備して、副体部を本体部に対してスライド可能とするスライド機器であって、特には副体部がカバーである撮像装置、撮像装置付き携帯電話等の機器に適用されて好適なものに関する。
撮像装置や撮像装置付き携帯電話を構成する電子機器として、撮像装置本体や各種操作ボタンや表示部等の入出力インターフェースを有した本体部と、撮像装置本体の主にレンズ部分を非使用時に収納し保護するカバーである副体部と、本体部に対して副体部をスライドさせるスライド機器とを具備したものが知られている。
このような電子機器においては、本体部に対してスライド機器を介して連結された副体部つまりカバーをスライドさせることにより、使用時においてレンズ部分を露出させて撮影を可能とすることが行われる。
この種の電子機器として特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に示されるスライド機器は、カバーに固定されるスライド板に左右一対の腕部を具備させて、左右一対の腕部の前後二箇所に左右方向外側に突出する突部を設け、本体部に前後方向に延びかつ前部において下方に傾斜する形態の左右二対のリフト機能を有するカム溝を設けて、カム溝にそれぞれ対応する突部を嵌め込む構成を有している。
この構成により、カバーを閉じた状態においてはカバーの表面と本体部の表面を同一平面上に収め、カバーを開いた状態では、本体部のレンズ部分が位置しない表面の表側にカバーを重ねて位置させることを実現している。
特開2009−272908号公報
ところが、このような構成のスライド機器においては、ユーザがカバーを閉じた状態から開いた状態に移行させる操作を行う場合に、以下の問題が生じる。通常ユーザがカバーを開く操作を行う場合には、特に操作の初期段階においてカバーの閉方向端をカバーの厚み方向すなわち裏方向に向かう方向に押しながら開く方向に向けて指で押圧することが行われる。
特許文献1に記載のスライド機器においては、左右二対のカム溝に設けた下方に傾斜する部分において作用するリフト力により、カバー全体が均等にリフトアップされることが行われて、ユーザのカバーの裏方向へ押圧する操作力に対して過度の操作反力が閉方向端において働くことを招く。
これとともに、カム溝を左右二対具備していることに起因して傾斜する部分において作用する開く方向と逆方向に作用する反作用の力が過大となり、開く方向に対しても操作反力が大きくなりすぎることをも招く。すなわち、ユーザの所望する操作フィーリングを実現して操作性を高め商品性を高めることが必ずしも容易でないという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑み、操作性を高めて商品性を高めることができるスライド機器を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明によるスライド機器は、
本体部に固定される基板と、
副体部に固定されて閉位置と開位置の間を開閉方向に摺動可能な摺動板と、
前記摺動板に形成される穴部と、
前記本体部に形成されて前記閉位置において前記穴部に係合されて閉方向に対して表裏方向の裏方向側に傾斜する傾斜面を有する傾斜面部と、
前記摺動板の摺動方向を案内する摺動案内部と、
前記摺動板の前記閉位置から前記開位置に向けての摺動の初期段階で前記摺動板の閉方向端の前記表裏方向の移動を拘束する拘束部と、
前記摺動案内部の閉方向端部において形成されて裏方向に傾斜する傾斜部分と、
を含むことを特徴とする。
前記スライド機器によれば、前記副体部の閉方向端部を裏方向及び開方向に押圧する押圧力が入力されて、前記副体部を前記閉位置から前記開位置へ移動させる開操作を行う場合において、初期段階において、前記副体部つまり前記摺動板の閉方向端を前記拘束部が前記表裏方向において拘束して前記拘束部を支点とした上で、前記傾斜面に前記穴部を構成する閉方向側の内縁部が開方向に移動して当接されて乗り上げて、前記摺動板の開方向端は表方向に移動させられ、所謂ウイリー動作が行われる。
ウイリー動作が行われた後、引き続き前記押圧力が前記副体部の閉方向端部に作用されると、前記摺動案内部の前記傾斜部分の案内作用に基づいて、前記摺動板の閉方向端が表方向に移動される、所謂テールリフトアップ動作が行われる。
テールリフトアップ動作が行われた後は、前記摺動案内部の前記傾斜部分以外の案内作用に基づいて、前記摺動板と前記副体部は開方向に前記本体部に対して平行に移動され、平行移動動作が行われる。平行移動動作においては前記摺動板の裏面部と前記本体部の表面部との間の当接による支持力も利用されて、前記開位置に到達するまで安定した平行移動が実現される。
従って前記スライド機器によれば、初期段階のウイリー動作において前記摺動板の開方向端のみを表方向に移動させるので、前記押圧力に対する操作反力を抑制することができる。また、テールリフトアップ動作においても前記摺動板の閉方向端のみを表方向に移動させるので、これも前記押圧力に対する操作反力を抑制することができる。つまり、全ての動作において操作フィーリングを高めて操作性を高めることができる。
本発明によれば、利便性と操作性を両立させて商品性を高めることができるスライド機器を提供することができる。
本発明に係る実施例1のスライド機器D1の各構成要素を表裏方向に並列させて示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1の各構成要素の組立態様について各構成要素を表裏方向に並列させて示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1の組立後の形態について図示しない底部カバーを除去して表裏方向の双方から視て示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1の閉状態における形態について図示しない底部カバーを除去して裏方向から視て示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1のスライド動作についてスライド動作に寄与する構成要素を含む幅方向に垂直な断面と幅方向視において示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1の開状態における形態について底部カバーを除去して裏方向から視て示す模式図である。 実施例1のスライド機器D1の遮蔽動作について遮蔽動作に寄与する構成要素を表裏方向から視て示す模式図である。 本発明に係る実施例2のスライド機器D2の各構成要素を表裏方向に並列させて示す模式図である。 実施例2のスライド機器D2のスライド動作に寄与する構成要素の相互位置関係を裏方向かつ閉方向から視て示す模式図である。 実施例2のスライド機器D2のスライド動作に寄与する構成要素の相互干渉形態を幅方向に垂直な三つの断面における幅方向視においてそれぞれ示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。
以下の実施例1の説明に用いる図1〜7中において、φは幅方向の中央を示し、OUTは幅方向の中央φから離隔する幅方向の外側を示し、INは中央φに接近する幅方向の内側を示す。Fは表裏方向の表方向を示し、本実施例1では本体部1から副体部3に向かう方向を示す。Rは裏方向を示す。CLは開閉方向の閉方向を示し、OPは開方向を示す。
なお、表方向Fを上として開方向OPから視ると幅方向の中央φより右側の領域の幅方向の外側OUTは右方であり内側INは左方となる。左側の領域ではOUTは左方でありINは右方となる。
図1に示すように、本実施例1のスライド機器D1は、ベースカバー1(本体部)に固定される基部2aと基部2aの幅方向に離隔した一対の脚部2bを有するベースフレーム2(基板)と、スライドカバー3(副体部)に固定される平面部4aと脚部2bに対して閉位置と開位置の間を開閉方向に摺動可能な一対の腕部4bとを有するスライドフレーム4(摺動板)と、スライドフレーム4に固定されるサブスライドフレーム5(付加摺動板)とをまず含む。
ベースカバー1とスライドカバー3は例えばアルミプレス成形等により成形され、ベースフレーム2、スライドフレーム4、サブスライドフレーム5は例えばSUS等の金属製の板をプレス加工及び曲げ加工により適宜加工することにより構成される。なお、スライドフレーム4の裏面側には薄板状の図示しないクッションが設けられる。
これとともに、平面部4aはベースカバー1の表面部1Fに対して表裏方向の表方向側に位置しており、腕部4bは裏方向側に位置させている。平面部4aの閉方向側端部から裏方向にオフセットした位置から腕部4bは開方向に延在し、腕部4bは幅方向に対して垂直をなすスライド部分とさらに折り返されて表裏方向に垂直をなす支持部分を有している。
平面部4aの幅方向の両側と腕部4bとの間には、開方向への移動時にベースカバー1との干渉を防止するためのスリット形状が設けられている。平面部4aはその開方向側部に幅方向の中央φに対して左右対称に位置する一対の方形状の穴部4cを含む。
表面部1Fは閉位置において穴部4cに係合されて、なおかつ、閉方向に対して裏方向側に傾斜する傾斜面1aaを有する傾斜面部1aを含む。一対の腕部4bは幅方向の外側に位置する抜止頭部6aと内側に突出する突部6bを含む。抜止頭部6aと突部6bは例えば合成樹脂により形成される一の円柱状のスライドピン6を対応する孔部4dにカシメにより固定することにより構成される。
脚部2bは突部6bの裏方向側に当接する当接面を表方向側に有する開閉方向に延びる形態の例えば合成樹脂により形成されるスライドブロック7(摺動案内部)を腕部4bの支持部分の表面上に例えば係合止め、インサート成形、熱溶着等の適宜の手段により接合されて含む。また、脚部2bは、突部6bに対して表裏方向に遊びを持って挿入されて突部6bの主に表方向への過大な変位を防止して、脱落を防止する開閉方向に延びる形態の脱落防止溝2cをスライド部分に含む。
摺動案内部7の当接面は閉方向端部において裏方向に傾斜する傾斜部分7aを有し、傾斜部分7a以外の当接面は表裏方向に対して垂直な平面を構成する。脱落防止溝2cは閉方向端部において閉方向及び裏方向の合成方向に指向する溝形状を有して、突部6b及びスライドフレーム4の閉方向端の表裏方向の移動を初期段階においてのみ拘束する拘束部2caを有する。
本実施例1においては、傾斜面部1aの傾斜面1aaは傾斜部分7aよりも開閉方向に対する角度が大きく設定される。なお、ここでの角度とはそれぞれの面そのものと開閉方向とのなす角度を指し、面の法線と開閉方向とのなす角度を指すものではない。
閉位置においてサブスライドフレーム5の開方向端とベースフレーム2の基部2aの裏面部との表裏方向における隙間は、上述した初期段階においてスライドカバー3の閉方向端に裏方向及び開方向に向かう押圧力が作用した場合に、突部6bが拘束部2caにより拘束されて生じる支点を中心として、平面部4aの開方向端が表方向に移動される。この移動量は、表面部1Fの表裏方向の段差量となるように設定される。
図1に示されるように、ベースカバー1の表面部1Fは閉位置においてスライドカバー3及びスライドフレーム4の平面部4aを収納する閉方向側部分1FCと、閉方向側部分1FCよりも開方向側に位置する開方向側部分1FOを含み、表面部1Fの段差量とは閉方向側部分1FCと前記開方向側部分1FOの表裏方向のオフセット量であって、スライドカバー3及びスライドフレーム4の平面部4aの表裏方向におけるトータルの厚みとほぼ等しい。
さらに、本実施例1のスライド機器D1においては、サブスライドフレーム5の開方向端部に閉方向に半円筒状に凹む凹部5aを設け、凹部5aに開位置において嵌合するロックピン8(凸部)を基部2aに裏方向に突出させて設けている。
加えて、本実施例1のスライド機器D1においては、腕部4bを挿通する幅方向に離隔した一対のスリット1b(挿通溝)をベースカバー1の表面部1Fの閉方向側部分1FCが含む。スリット1bの開方向側端部は腕部4bの抜止頭部6a及び突部6bを挿通する拡幅形状を有している。これとともに、閉位置以外においてスリット1bを裏方向から遮蔽するスリットカバー9を含んでいる。
本実施例1のスライド機器D1におけるスリットカバー9は、遮蔽板10と遮蔽板10を幅方向の外側に付勢するカバースプリング11(付勢手段)とを含み、遮蔽板10の開方向端部は腕部4bの閉方向端と当接するとともに開閉方向に対して二段階に傾斜する二段傾斜面10aを含む。
図7に示すように、二段傾斜面10aの開方向側傾斜面は閉方向側傾斜面よりも開閉方向に対する角度を大きく設定している。なお、ここでの角度もそれぞれの面そのものと開閉方向とのなす角度を指し、面に対する法線と開閉方向とのなす角度を指すものではない。
遮蔽板10は、開閉方向に延在するとともに表裏方向に垂直な平面形状を有するとともに、平面形状の幅方向の外側の閉方向端部は、ベースカバー1の内輪郭形状に沿わせた応内輪郭形状10bを有する。ベースカバー1の閉方向端部は90度のR形状を有しているので、応内輪郭形状10bも対応するR形状を含んでいる。
カバースプリング11は所謂線バネにより構成され、両端の内一方をカール形状の開方向側支点11aとし、他方を同じくカール形状として閉方向側支点11bとして、ネジ12を介してベースフレーム2の基部2aに設けられたレンズ用の大穴部の幅方向の外側部分の表面上に固定される。これとともに、カバースプリング11は開閉方向に幅方向の外側に湾曲状に突出しながら延在する曲線形状を有する。
遮蔽板10の平面形状の幅方向の内側の開閉方向の中間部分は、カバースプリング11が有する曲線形状を収納する、幅方向の外側に向けて窪む溝状の曲線形状収納形状10cを有する。
遮蔽板10の平面形状の幅方向の内側の開方向端部は、カバースプリング11の開方向側支点11aを収納する部分円弧面状の開方向側支点収納形状10dを有する。同様に、遮蔽板10の平面形状の幅方向の内側の閉方向端部は、カバースプリング11の閉方向側支点11bを収納する部分円弧面状の閉方向側支点収納形状10eを有する。
図2に示すように、スライドフレーム4の左右一対の腕部4bの閉方向側部に設けられたスライドピン6用の孔部4dに、スライドピン6をカシメにより取り付け、スライドフレーム4の平面部4aにカシメによりスライドカバー3を取り付けて、サブアッシーを構成する。
このサブアッシーの一対の腕部4bをベースカバー1の一対のスリット1bに表方向から挿入し、基部2aに固定されたカバースプリング11の外側に遮蔽板10を載置されたベースフレーム2の脱落防止溝2cに突部6bを挿入して、スライドブロック7の当接面に当接させる。
さらに、開閉操作に伴う操作反力と補助力を適宜付与するスプリング13の一方端をスプリングピン14によりベースフレーム2に連結し、他方端をスプリングピン14によりサブスライドフレーム5の閉方向側突出部に連結し、腕部4bの開方向側端の孔部4eにサブスライドフレーム5をネジ15により結合する。
遮蔽板10は、ベースカバー1に設けられたレンズ用の大穴部の幅方向の外側部分の裏面部と、ベースフレーム2に設けられたレンズ用の大穴部の幅方向の外側部分の表面との間に、カバースプリング11に幅方向の外側に付勢されながら遊びを有して挟持されて、図3に示すようなスライド機器D1が組み立てられる。
以上述べた本実施例1のスライド機器D1及びスライド機器D1を含む電子機器によれば、以下のような動作を実現でき、以下に述べるより有利な作用効果を得ることができる。これらの動作について図4及び図5(a)〜(d)を用いて説明する。
図4は閉位置におけるスプリング13、サブスライドフレーム5と脚部2b及び腕部4bの位置関係を裏方向から視て示している。図5は、図4において幅方向に垂直な面内の、スライドカバー3及びスライドフレーム4のベースカバー1及びベースフレーム2に対する相対位置関係をスライド操作の段階毎に示すとともに、図4における幅方向の中央φから外側OUT方向に視て、突部6bと拘束部2caとの係合態様と、突部6bとスライドブロック7の当接面との当接態様を、これもスライド操作の段階毎に示している。
図5(a)に示すように、閉位置においてサブスライドフレーム5の開方向端とベースフレーム2の基部2aの裏面部との表裏方向における隙間δは、初期段階においてスライドカバー3の閉方向端に裏方向及び開方向に向かう押圧力が作用した場合に、図5(b)に示すように、突部6bが拘束部2caにより拘束されて生じる支点を中心として、平面部4aの開方向端が表方向に移動する移動量が、上述した表面部1Fの表裏方向の段差量となるように設定されている。
図5(a)において、スライドカバー3の閉方向端部を裏方向及び開方向に押圧する押圧力が入力されると、スライドカバー3を閉位置から開位置へ移動させる開操作が開始される。
この開操作つまりスライド操作の初期段階においては、図5(b)に示すように突部6b及びスライドフレーム4の閉方向端を拘束部2caが表裏方向において拘束することが行われる。この表裏方向の拘束作用に基づいて、突部6bが支点とされた上で、傾斜面1aaに穴部4cを構成する閉方向側の内縁部が開方向に移動して当接され、内縁部と傾斜面1aaの当接に伴うリフト力がスライドフレーム4の開方向端側に発生して、スライドフレーム4の開方向端はスライドカバー3とともに表方向に移動させられ、図5(b)に示すようなウイリー動作が行われる。
また本実施例1においては、傾斜面1aaの開閉方向に対する傾斜角を傾斜部分7aの開閉方向に対する傾斜角よりも大きいこととし異ならせて、ウイリー動作におけるスライドフレーム4の開方向端部の表方向への移動量を適宜調節している。なお、この大小関係は所望される移動量に対応させて適宜変更可能であり、相互に等しくしても逆としてもよい。
このウイリー動作によるスライドフレーム4の開方向端部の表方向への移動量は、スライドフレーム4の開方向端部とともに表方向に移動するサブスライドフレーム5の開方向端とベースフレーム2の基部2aの裏面部との図5(b)に示す干渉により制限され、移動量制限動作が行われる。
移動量制限動作が行われた後、引き続き開操作のための押圧力がスライドカバー3の閉方向端部に作用されると、突部6bは拘束部2caから離脱して表裏方向の拘束は解除されて、突部6bがスライドブロック7の傾斜部分7aに当接されながら開方向に移動され、突部6bが傾斜部分7aを開方向への移動とともに乗り上げることに伴って、スライドフレーム4の閉方向端が表方向に移動される、テールリフトアップ動作が行われる。
テールリフトアップ動作が行われた後は、図5(c)に示すように、突部6bとスライドブロック7の傾斜部分7a以外の基部2aと平行な当接部との当接と、スライドフレーム4の裏面のクッションとベースカバー1の表面部1Fの開方向側部分1FOとの間の当接とに基づいて、スライドフレーム4とスライドカバー3は開方向にベースフレーム2に対して図5(d)に示す開位置に到達するまで平行に移動され、平行移動動作が行われる。
図6に示すように、平行移動動作が終了して開位置が選択された場合には、サブスライドフレーム5の凹部5aにロックピン8が嵌合される。開位置においては、腕部4bと脚部2bとの開閉方向におけるオーバーラップ量つまり抱え込み量が小さくなることによりベースフレーム2に対するスライドフレーム4の特には開閉方向を中心とした相対回転や幅方向の相対移動が発生しやすいが、凹部5aとロックピン8を備えて開位置において嵌合する構成を具備しているので、これらの相対回転及び相対移動を抑制して所謂ガタの発生を抑制することができる。
つまり本実施例1のスライド機器D1によれば、初期段階のウイリー動作においてスライドフレーム4の開方向端のみを表方向に移動させるので、押圧力に対する操作反力を抑制することができる。また、テールリフトアップ動作においてもスライドフレーム4の閉方向端のみを表方向に移動させるので、これも押圧力に対する操作反力を抑制することができる。つまり、全ての動作において操作フィーリングを高めて操作性を高めることができる。
加えて、上述した全ての動作に寄与する腕部4b側のスライドピン6、脚部2b側のスライドブロック7、脱落防止溝2c、拘束部2ca等の、スリット1bへの腕部4bの挿通によって構成可能となる主要な構成要素を幅方向の外側に集約し、幅方向の内側にはベースカバー1の傾斜面部1aとスライドフレーム4の穴部4cのみを配置することができる。
これらのことにより、スライド機器D1が適用される電子機器が撮像用のレンズを含み、レンズ外径の増大が要請される条件においても、スライドカバー3の開動作に必要な主要な構成要素を設計上、艤装上の制約を受けることなく設計製作することができ、なおかつ、スライドカバー3のベースカバー1に対するストローク量を大きくすることができる。
次に、本実施例1のスライド機器D1におけるスリットカバー9の遮蔽動作の態様について図7を用いて上述した開動作とは逆の閉動作において説明する。図7(a)に示すように開位置においては、腕部4bは開方向に最大限変位されており、腕部4bの閉方向端は遮蔽板10の二段傾斜面10aの開方向側傾斜面に当接しているのみで、開方向側傾斜面に対して閉方向に向かう押圧力は作用していない。
ここでスライドカバー3の開方向端に閉方向に向かう押圧力が作用すると、腕部4bの閉方向端が二段傾斜面10aの開方向側傾斜面に閉方向に向かう押圧力を作用させて、図7(b)に示すように、遮蔽板10の開方向端は、閉方向側の応内輪郭形状10bの有するR形状を支点として幅方向の内側に曲線形状収納形状10cを介して入力されるカバースプリング11の付勢力に対抗して移動され、腕部4bの閉方向端は二段傾斜面10aの閉方向側傾斜面に当接する。
さらに閉方向に向かう押圧力がスライドカバー3の開方向端に作用されると、図7(c)に示すように、腕部4bの閉方向端は二段傾斜面10aの閉方向側傾斜面を幅方向の内側に押しのけて、遮蔽板10の開方向側支点収納形状10dをカバースプリング11の開方向側支点11aに当接させ、閉方向側支点収納形状10eを閉方向側支点11bに当接させて、腕部4bの閉方向端部の幅方向の内側面は遮蔽板10の二段傾斜面10aよりも閉方向側の面に面接触する。
図7(c)の状態からさらに、閉方向に向かう押圧力がスライドカバー3の開方向端に作用されると、腕部4bの閉方向端部の幅方向の内側面は遮蔽板10の二段傾斜面10aよりも閉方向側の面に面接触されながら、腕部4bの閉方向端は閉位置まで移動する。これらのことにより、遮蔽板10は、スリット1bの腕部4bの閉方向端よりも閉方向側に位置する部分を常に遮蔽して隠すことができ、意匠性を高めかつ、内部への塵埃等の侵入を防止することができる。
また、本実施例1のスライド機器D1においては、遮蔽板10、カバースプリング11を、表裏方向において狭小な領域に効率的に配置することができる。また、スリットカバー9を構成する遮蔽板10及びカバースプリング11を、ベースフレーム2とベースカバー1が本来有する形状を有効に活用した形態とすることにより、複雑な機構を用いることなく開閉操作に伴う遮蔽動作を実現することができる。
以上本発明の好ましい実施例1について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例1に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例1に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば上述した実施例1においては副体部がスライドカバーである場合を示したが、ディスプレイやタッチパネル、マイク等を含むものであってもよい。すなわち本発明のスライド機器の適用対象となる電子機器は撮像装置に限られることなく、携帯電話、携帯端末等、種々の装置を包含するものである。
以上述べた実施例1においては、主にレンズ外径が大きい形態の電子機器に用いるスライド機器D1について述べたが、レンズ外径が小さい形態の電子機器であって、上述したウイリー動作やテールリフトアップ動作を実現する構成要素を幅方向外側に集約する必要がない場合においても本発明の技術思想を適用することができる。以下それについての実施例2について述べる。
以下の実施例2の説明に用いる図8中において、φは幅方向の中央を示し、OUTは幅方向の中央φから離隔する幅方向の外側を示し、INは中央φに接近する幅方向の内側を示す。Fは表裏方向の表方向を示し、本実施例2では本体部21から副体部23に向かう方向を示す。Rは裏方向を示す。CLは開閉方向の閉方向を示し、OPは開方向を示す。
なお図8においても図1と同様に、表方向Fを上として開方向OPから視ると幅方向の中央φより右側の領域の幅方向の外側OUTは右方であり内側INは左方となり、左側の領域ではOUTは左方でありINは右方となるものとする。
図8に示すように、本実施例2のスライド機器D2は、ベースカバー21(本体部)に固定されるベースフレーム22(基板)と、スライドカバー23(副体部)に固定されて閉位置と開位置の間を開閉方向に摺動可能なスライドフレーム24(摺動板)とをまず含む。
ベースカバー21とスライドカバー23は例えばアルミプレス成形等により成形され、ベースフレーム22、スライドフレーム24は例えばSUS等の金属製の板をプレス加工及び曲げ加工により適宜加工することにより構成される。なお、ベースカバー21は図示しないレンズ用の一対の部分円弧と一対の直線を組み合わせた窓部を含み、スライドフレーム24の裏面側には薄板状のクッション23DO、23DCが適宜の手段により接合されて設けられる。
スライドフレーム24はその開閉方向の中央部分に幅方向にここでは五つ並列されて形成される方形状の穴部24aを含む。ベースカバー21の表面部21Fは閉位置において穴部24aに係合されて、なおかつ、閉方向に対して裏方向側に傾斜する傾斜面21aaを有する傾斜面部21aを含む。
本実施例2のスライド機器D2において、ベースフレーム22の平板部22Fは、スライドフレーム24の摺動方向を案内する二条の摺動案内部22aを含み、スライドフレーム24の閉位置から開位置に向けての摺動の初期段階で、スライドフレーム24の閉方向端の表裏方向の移動を拘束する拘束部と、摺動案内部22aの閉方向端部において形成されて裏方向に傾斜する傾斜部分22aaと、を含む。
ベースフレーム22の平板部22Fは、幅方向において二条の摺動案内部22aと傾斜部分22aを構成するとともに、この平板部22Fの幅方向外側端から裏方向に突出する突片部22bとを有し、突片部22bが開方向に対して表方向に傾斜する傾斜辺部22baを有している。
スライドフレーム24はさらに、幅方向内側部分に裏方向に突出して摺動案内部22a及び傾斜部分22aaに当接するメインスライドピン25(裏突部9)と、幅方向外側端に裏方向に突出する突片24bを含み、この突片24bから幅方向内側に指向して傾斜辺部22baに当接するサブスライドピン26(内突部)と、を含む。このサブスライドピン26に当接される傾斜辺部22baが拘束部を構成している。平板部22Fの幅方向外側端のうち突片24bが構成されない開方向側部分は開閉方向に平行な平行部22cが形成される。
さらに、スライドフレーム24は、裏方向に突出する開閉方向一対のガイドピン27(裏突出部)を含み、ベースフレーム22は、一対のガイドピン27それぞれの開閉方向の移動量を規制するとともに幅方向の移動を規制するガイド28(規制手段)を含む。
ここでは、ガイド28はガイドピン27を幅方向に挟持するとともに開閉方向の移動量を規制する細長い中空楕円形状の長孔部を有する樹脂により形成されて、樹脂製のガイド28はベースフレーム22にガイド28に対応して形成された開閉方向に延びる長孔部にインサート成型又は熱圧着により固定される。
加えて、スライドフレーム24は、一対のガイドピン27のうち開方向側のガイドピン27を保持するホルダ29(保持部)を含むとともに、ホルダ29の表裏方向の表方向側面に対して、ベースカバー21の裏面が摺動する部分に摩擦を低減する滑りテープ30(摩擦低減部分)をベースカバー21の裏面側が含んでいる。また、平板部22Fの幅方向一対の平行部22cにも図示しない滑りテープが設けられる。
なお、図8中31、32は両面テープを指し、両面テープ31はベースカバー21の裏面とベースフレーム22の平板部22Fの表面とを接着し接合するものであり、両面テープ32はスライドカバー23の裏面とスライドフレーム24の表面とを接着し接合するものである。スライドカバー23とスライドフレーム24とを接合して表側のアッシーを構成して、ベースフレーム22と表裏方向に並列した態様を図9に示す。
図9に示すように表側のアッシーは、裏方向に向けて幅方向に一対のメインスライドピン25、サブスライドピン26及び突片24bと、開閉方向に一対のガイドピン27、ホルダ29を突出して備えている。
この表側のアッシーの含む裏方向への突出形態に伴わせて、図8に示すようにベースカバー21は、これらの突出形態を表方向から裏方向に挿通する表裏方向に延びる複数条のスリットを適宜有している。なお、メインスライドピン25、サブスライドピン26及びガイドピン27は例えば合成樹脂により形成され、ベースフレーム22に対して実施例1で示したスライドピン6と同様のカシメ等の適宜の手段で固定される。
上述した表側のアッシーのメインスライドピン25、サブスライドピン26を、ベースカバー21の複数条のスリットから表方向から裏方向に挿通させた状態で、ベースフレーム22の対応する摺動案内部22a、傾斜辺部22baに表方向から裏方向に向けて当接させ、ガイドピン27についてもガイド28の長孔部に挿入することで、本実施例2のスライド機器D2は構成される。
以上述べた本実施例2のスライド機器D2及びスライド機器D2を含む電子機器によれば、以下のような動作を実現でき、以下に述べるより有利な作用効果を得ることができる。これらの動作について図10(a)〜(d)を用いて説明する。
図10は幅方向に垂直であって、傾斜辺部22baとサブスライドピン26の当接態様を含む第一断面、摺動案内部22aとメインスライドピン25の当接態様を含む第二断面、傾斜面部21aと穴部24aの当接態様を含む第三断面のそれぞれにおいて幅方向中央から外側を視て示すものである。なお、図10において、第一断面から第三断面は下方から順に並列して示している。
図10(a)は閉位置についてスライドカバー23及びスライドフレーム24を省略して示し、図10(b)は閉位置から開位置に移行する摺動の初期段階を示し、図10(c)は初期段階が終了した後の摺動状態を示し、図10(d)は、開位置を示す。図10(a)に示すように、傾斜辺部22baは傾斜面21aaよりも開方向側に位置し、傾斜辺部22baと傾斜部分22aaは開閉方向においてほぼ同じ位置に配置される。
図10(b)に示すように、スライドカバー23の閉方向端部を裏方向及び開方向に押圧する押圧力が入力されており、スライドカバー23を閉位置から開位置へ移動させる開操作が開始される。このスライド操作の初期段階においては、傾斜面21aaに穴部24aを構成する閉方向側の内縁部が開方向に移動して当接され、内縁部と傾斜面21aaの当接に伴うリフト力がスライドフレーム24の開方向端側に発生する。
このリフト力が作用すると、図10(b)の下段に示すように、サブスライドピン26が傾斜辺部2baに裏方向から表方向に押圧されて、拘束部=傾斜辺部22baが表裏方向においてサブスライドピン26及びスライドフレーム24の閉方向端を拘束することが行われる。
初期段階においてこの表裏方向の拘束が作用すると、サブスライドピン26が支点とされた上で、上述したリフト力により、スライドフレーム24の開方向端はスライドカバー23とともに表方向に移動させられてウイリー動作が行われる。この場合において、スライドフレーム24の閉方向端部はベースカバー21の表面部21Fに表方向から裏方向に当接されるため、スライドカバー23の開方向端部の表方向への移動量が制限される移動量制限動作が行われる。
引き続き開操作のための押圧力がスライドカバー23の閉方向端部に作用されると、図10(c)の下段に示すように、サブスライドピン26は傾斜辺部22baから開方向側にずれて表裏方向の拘束は解除されるとともに、図10(b)の中段と図10(c)の中段に示すように、メインスライドピン25は摺動案内部22aの傾斜部分22aaに当接され、かつ、平行部22cにサブスライドピン26が当接ながら開方向に移動され、メインスライドピン25が傾斜部分22aを開方向への移動とともに乗り上げることに伴って、スライドフレーム24の閉方向端が表方向に移動される、テールリフトアップ動作が行われる。
テールリフトアップ動作が行われた後は、図10(d)に示すように、メインスライドピン25と摺動案内部22aの傾斜部分22aa以外の当接部との当接と、スライドフレーム24の裏面のクッション23DO、23DCとベースカバー21の表面部21Fとの間の当接及びサブスライドピン26の平行部22cとの当接とに基づいて、スライドフレーム24とスライドカバー23は開方向にベースフレーム22に対して開位置に到達するまで平行に移動され、平行移動動作が行われる。
つまり本実施例2においても、初期段階のウイリー動作においてスライドフレーム24の開方向端のみを表方向に移動させるので、押圧力に対する操作反力を抑制することができる。また、テールリフトアップ動作においてもスライドフレーム24の閉方向端のみを表方向に移動させるので、これも押圧力に対する操作反力を抑制することができる。すなわち実施例1と同様に、全ての動作において操作フィーリングを高めて操作性を高めることができる。
加えて、本実施例2のスライド機器D2は、実施例1のスライドブロック7に相当する部品を、ベースフレーム22の一体成型により構成することができるので、レンズ外径の増大の要請がない条件においては、製造をより容易なものとすることができる。
以上本発明の好ましい本実施例2について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例2に制限されることはない。本実施例2においても本発明の範囲を逸脱することなく、種々の変形および置換を加えることができる。
本発明によれば、副体部の特には開く方向への操作にあたっての操作性を高め商品性を高めることができる。つまり、より商品性の高いスライド機器を提供することができる。本発明はカバー等の副体部を必要とする撮像装置、撮像装置付き携帯電話はもちろん、ウイリー動作、テールリフトアップ動作、平行移動動作を順番に行う副体部を要素として含む各種電子機器に適用して有益なものである。
D1 スライド機器
1 ベースカバー(本体部)
1F 表面部(1FC:閉方向側部分、1FO:開方向側部分)
1a 傾斜面部(1aa:傾斜面)
1b スリット(挿通溝)
2 ベースフレーム(基板)
2a 基部
2b 脚部
2c 脱落防止溝(2ca:拘束部)
3 スライドカバー(副体部)
4 スライドフレーム(摺動板)
4a 平面部
4b 腕部
4c 穴部
5 サブスライドフレーム(付加摺動板)
5a 凹部
6 スライドピン
6a 抜止頭部
6b 突部
7 スライドブロック(摺動案内部)
7a 傾斜部分
8 ロックピン(凸部)
9 スリットカバー(遮蔽手段)
10 遮蔽板
10a 二段傾斜面
10b 応内輪郭形状
10c 曲線形状収納形状
10d 開方向側支点収納形状
10e 閉方向側支点収納形状
11 カバースプリング(付勢手段)
11a 開方向側支点
11b 閉方向側支点
D2 スライド機器
21 ベースカバー(本体部)
21a 傾斜面部(21aa:傾斜面)
22 ベースフレーム(基板)
22F 平板部
22a 摺動案内部(22aa:傾斜部分)
22b 突片部(22ba:傾斜辺部=拘束部)
22c 平行部
23 スライドカバー(副体部)
24 スライドフレーム(摺動板)
24a 穴部
24b 突片
25 メインスライドピン(裏突部)
26 サブスライドピン(内突部)
27 ガイドピン(裏突出部)
28 ガイド(規制手段)
29 ホルダ(保持部)
30 滑りテープ(摩擦低減部分)

Claims (10)

  1. 本体部に固定される基板と、副体部に固定されて閉位置と開位置の間を開閉方向に摺動可能な摺動板と、前記摺動板に形成される穴部と、前記本体部に形成されて前記閉位置において前記穴部に係合されて閉方向に対して表裏方向の裏方向側に傾斜する傾斜面を有する傾斜面部と、前記摺動板の摺動方向を案内する摺動案内部と、前記摺動板の前記閉位置から前記開位置に向けての摺動の初期段階で前記摺動板の方向端の前記表裏方向の移動を拘束する拘束部と、前記摺動案内部の閉方向端部において形成されて裏方向に傾斜する傾斜部分と、を含むことを特徴とするスライド機器。
  2. 前記基板が前記本体部に固定される基部と当該基部の幅方向に離隔した一対の脚部を有し、前記摺動板が前記副体部に固定される平面部と前記脚部に対して前記閉位置と前記開位置の間を前記開閉方向に摺動可能な一対の腕部とを有して、前記摺動板に固定される付加摺動板を含むとともに、前記平面部が前記穴部を含み、前記一対の腕部は前記幅方向に突出する突部を含み、前記脚部は前記突部の裏方向側に当接する前記摺動案内部と、前記突部の脱落を防止する脱落防止溝とを含み、前記脱落防止溝は閉方向端部において前記突部の前記表裏方向の移動を拘束して前記拘束部を構成することを特徴とする請求項1に記載のスライド機器。
  3. 前記閉位置において前記付加摺動板の開方向端と前記基部の裏面部との隙間は、前記副体部の閉方向端に前記裏方向及び開方向に向かう押圧力が作用した場合に、前記突部が前記拘束部により拘束されて生じる支点を中心として、前記平面部の開方向端が表方向に移動する移動量が、前記本体部の表面部の前記表裏方向の段差量となるように設定されることを特徴とする請求項2に記載のスライド機器。
  4. 前記表面部は前記閉位置において前記副体部を収納する閉方向側部分と、当該閉方向側部分よりも開方向側に位置する開方向側部分を含み、前記段差量は前記閉方向側部分と前記開方向側部分の前記表裏方向のオフセット量であることを特徴とする請求項3に記載のスライド機器。
  5. 前記付加摺動板の開方向端部に前記閉方向に凹む凹部を設け、当該凹部に前記開位置において嵌合する凸部を前記基部に設けることを特徴とする請求項4に記載のスライド機器。
  6. 前記腕部を挿通する挿通溝を前記本体部が含むとともに、前記閉位置以外において前記挿通溝を前記裏方向から遮蔽する遮蔽手段を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のスライド機器。
  7. 前記遮蔽手段は、遮蔽板と当該遮蔽板を前記幅方向の外側に付勢する付勢手段とを含み、前記遮蔽板の開方向端部は前記腕部の閉方向端と当接するとともに前記開閉方向に対して二段階に傾斜する二段傾斜面を含み、前記二段傾斜面の開方向側傾斜面は閉方向側傾斜面よりも前記開閉方向に対する角度が大きいことを特徴とする請求項6に記載のスライド機器。
  8. 前記基板は、前記摺動案内部と前記傾斜部分を構成する平板部と、当該平板部の幅方向外側端から前記裏方向に突出する突片部とを有し、当該突片部が開方向に対して表方向に傾斜する傾斜辺部を有して、前記摺動板が幅方向内側部分に前記裏方向に突出して前記摺動案内部及び前記傾斜部分に当接する裏突部と、幅方向外側端に前記裏方向に突出する突片と、当該突片から幅方向内側に指向して前記傾斜辺部に当接する内突部と、を含み、前記傾斜辺部が前記拘束部を構成することを特徴とする請求項1に記載のスライド機器。
  9. 前記摺動板が前記裏方向に突出する裏突出部を含み、当該裏突出部の前記開閉方向の移動量を規制する規制手段を前記基板が含むことを特徴とする請求項8に記載のスライド機器。
  10. 前記摺動板が前記裏突出部を保持する保持部を含むとともに、当該保持部の前記表裏方向の表方向側面に対して前記本体部の裏面が摺動する部分に摩擦を低減する摩擦低減部分を含むことを特徴とする請求項9に記載のスライド機器。
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