JP5168331B2 - 携帯用電子機器 - Google Patents

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本発明は携帯用電子機器に関する。
この種の技術として、特許文献1は、携帯型トランシーバと、その背面に着脱可能なベルトクリップ部材と、バッテリー収容部のカバーと、を備えた構成を開示している。ベルトクリップ部材は、携帯型トランシーバの背面に形成されたレール部に、ベルトクリップ部材の前面に形成されたスライド部を嵌合させることで、携帯型トランシーバの背面に取り付けるようになっている。
更に、レール部には凸部が設けられ、スライド部には凸部と係合し得る板バネが設けられている。そして、ベルトクリップ部材を携帯型トランシーバに取り付けた状態では、板バネの係止突起がレール部の凸部に係合するように構成されている。ベルトクリップ部材を取り外すときは、板バネの先端片をつまんで係止突起と凸部との係合を解除してからスライド部をスライドさせる。
特開2005−214332号公報
上記特許文献1の構成は、スライド部が簡易な操作で脱着が可能な点で有益である。
従来例の脱着可能なベルトクリップの技術は、スライド部の係止突起と凸部との係合によるロック機構が、常にロックが解除可能な状態で使用されている。即ち、常にロックが解除可能な状態では、実使用時においてはベルトクリップのロックが意に反して外れる可能性もある。
本願発明の目的は、バッテリーに装着されたベルトクリップ(本願発明では以下ベルトフックと記載する)を本体に装着することによって、ベルトクリップのロックを解除不能とする技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、携帯用電子機器は、機器本体と、前記機器本体に着脱可能に取り付けられるバッテリー関連部品と、前記バッテリー関連部品に着脱可能に取り付けられるベルトフックと、を備える。前記バッテリー関連部品と前記ベルトフックには、互いにスライド可能なレール部とスライド部が夫々形成される。前記バッテリー関連部品の前記レール部は前記ベルトフックの前記スライド部をスライド移動自在に支持する。前記バッテリー関連部品には、前記ベルトフックに引っ掛かる爪部を有し、前記爪部を前記ベルトフックに引っ掛けることで前記レール部に対する前記スライド部のスライド移動を規制可能な弾性部材が設けられている。前記機器本体には、前記弾性部材を用いて前記ベルトフックを前記バッテリー関連部品と一体化させ、前記バッテリー関連部品を前記機器本体に取り付けた状態において、前記弾性部材の変形を抑制する変形抑制部が設けられている。
好ましくは、前記弾性部材の変形とは、前記ベルトフックに対する前記爪部の引っ掛かりを解く方向への前記弾性部材の変形である。
好ましくは、前記変形抑制部は、前記バッテリー関連部品を前記機器本体に取り付けることにより前記弾性部材の変形を抑制可能となるように配置されている。
好ましくは、前記弾性部材は、片持ち梁である板ばね本体と、前記板ばね本体の自由端に形成された前記爪部と、によって構成される。
好ましくは、前記バッテリー関連部品は、バッテリー本体と、前記バッテリー本体を保持するバッテリーハウジングと、によって構成されている。
好ましくは、携帯用電子機器は、携帯用無線機器である。
本願発明によれば、前記バッテリー関連部品が前記機器本体に取り付けられた状態では、前記バッテリー関連部品の前記弾性部材の変形が禁止されるので、無意識のうちに前記バッテリー関連部品の前記弾性部材による前記ベルトフックの係り止めが解除されてしまうことがない。また、前記バッテリー関連部品を前記機器本体から取り外した状態では、前記バッテリー関連部品の前記弾性部材の変形が許容されるので、問題なく、前記バッテリー関連部品の前記弾性部材による前記ベルトフックの係り止めを解除することができる。このような携帯用電子機器は、本願出願時において全く新規である。
図1は、携帯用無線機器の斜視図である。 図2は、別の方角から見た携帯用無線機器の斜視図である。 図3(a)〜(c)は、携帯用無線機器の分解斜視図である。図3(a)は、機器本体の斜視図である。図3(b)は、バッテリーパックの斜視図である。図3(c)は、ベルトフックの斜視図である。 図4は、機器本体の斜視図である。 図5(a)〜(c)は、リリースレバーの異なる方角から見た斜視図である。 図6は、バッテリーパックの斜視図である。 図7は、別の方角から見たバッテリーパックの斜視図である。 図8は、バッテリーパックの部分拡大斜視図である。 図9は、ベルトフックの斜視図である。 図10は、別の方角から見たベルトフックの斜視図である。 図11は、更に別の方角から見たベルトフックの斜視図である。 図12は、バッテリーパックにベルトフックを取り付けた状態を示す図である。 図13は、バッテリーパックを機器本体に取り付ける様子を示す図である。 図14は、バッテリーパックを機器本体に取り付けた状態を示す図である。 図15は、図14のXV-XV線矢視の部分断面図である。
以下、図1〜図15を参照しつつ、本願発明の一実施形態を説明する。
図1〜図3(c)に示すように携帯用無線機器1は、機器本体2と、バッテリーパック3(バッテリー関連部品)と、ベルトフック4と、を主たる構成として備えている。
図1に示すように、機器本体2の前面2aにはスピーカー5が設けられている。機器本体2の上面2bには、スピーカー5の出力音声の音量を調整するボリュームつまみ6やチャンネル切り替え用のチャンネルつまみ7、図示しないアンテナを接続するためのアンテナ端子8が設けられている。機器本体2の側面2cには、携帯用無線機器1の状態を音声受信状態から音声送信状態へと切り替えるためのプレストークスイッチ9が設けられている。
図2に示すように、機器本体2の背面2dには、バッテリーパック3とベルトフック4が取り付けられている。バッテリーパック3は、機器本体2の背面2dに設けられたリリースレバー10を操作することで、機器本体2の背面2dに対して着脱自在である。ベルトフック4はバッテリーパック3を介して機器本体2の背面2dに取り付けられる。換言すれば、ベルトフック4はバッテリーパック3に対して取り付けられる。本実施形態において、ベルトフック4は、バッテリーパック3に対して着脱自在に構成されている。図3(a)〜(c)は、機器本体2とバッテリーパック3、ベルトフック4を夫々示している。
以下、説明の便宜上、図1において、「高さ方向」、「幅方向」、「厚み方向」を定義する。「高さ方向」は、携帯用無線機器1の前面2a及び背面2d、側面2cの面方向に対して平行であって、携帯用無線機器1の上面2b及び底面2eに対して直交する方向である。「高さ方向」のうち、上面2bから底面2eを見る方角を「下向き方向」とし、底面2eから上面2bを見る方角を「上向き方向」とする。同様に、「幅方向」は、携帯用無線機器1の前面2a及び背面2d、上面2b、底面2eの面方向に対して平行であって、携帯用無線機器1の側面2cに対して直交する方向である。「幅方向」のうち、携帯用無線機器1の幅方向における中心に向かう方向を「中心近接方向」とし、携帯用無線機器1の幅方向における中心から離れる方向を「中心離間方向」とする。「厚み方向」は、携帯用無線機器1の上面2b及び底面2e、側面2cの面方向に対して平行であって、携帯用無線機器1の前面2a及び背面2dに対して直交する方向である。「厚み方向」のうち、背面2dから前面2aを見る方角を「前向き方向」とし、前面2aから背面2dを見る方角を「後ろ向き方向」とする。以上に定義した各種方向は、携帯用無線機器1のみならず、図1に示すように組み立てられた状態の携帯用無線機器1の各種構成要素にもそのまま適用されるものとする。
(機器本体2)
図4に示すように、機器本体2は、スピーカー5(図1参照)と、本体ハウジング11と、ボリュームつまみ6と、チャンネルつまみ7と、アンテナ端子8と、プレストークスイッチ9と、リリースレバー10と、図示しない制御回路と、を備えて構成されている。
本体ハウジング11の背面2dには、バッテリーパック3が収容されるバッテリー収容溝12が形成されている。このバッテリー収容溝12の底壁部12aには、一対のバッテリーパック引っ掛け爪部12bが形成されている。バッテリー収容溝12の上壁部12cには、リリースレバー10が高さ方向に進退自在に収容されている。リリースレバー10は、圧縮コイルバネ10a(図15を併せて参照)により下向きに押されており、図4に示すロック位置で静止している。
リリースレバー10は、バッテリー収容溝12に収容されたバッテリーパック3を外れないように保持すると共に、一方で、必要に応じて、バッテリーパック3をバッテリー収容溝12から取り外せるように上記保持を中止するためのものである。図5(a)〜(c)に基づいてリリースレバー10の構成を詳細に説明する。図5(a)〜(c)に示すように、リリースレバー10は、スライダ13と、操作部14と、連結部15と、リブ16(変形抑制部)と、バネ保持部17と、を備えて構成されている。
スライダ13は、本体ハウジング11に対するリリースレバー10の相対的な移動を高さ方向に限定するためのものである。スライダ13は、一対の平行なロッド18と、各ロッド18の下向き方向における端部同士を連結する連結部としてのリリースレバーロック爪部19と、から構成されている。各ロッド18は、本体ハウジング11に形成された高さ方向に延びるロッド収容空間に収容される。各ロッド18の上向き方向における端部には、本体ハウジング11に対するリリースレバー10の下向き方向への移動を所定位置において規制するストッパ20が形成されている。リリースレバーロック爪部19は、ガイド面19aとロック面19bを有する。ガイド面19aは、下向き方向と後ろ向き方向の中間の方角を向いている。ロック面19bは、前向き方向を向いている。
操作部14は、ユーザーが、圧縮コイルバネ10a(図15参照)のばね力に抗してリリースレバー10を上向き方向に移動させ易くするためのものである。操作部14は、操作部本体14aと操作補助部14bから構成されている。操作部本体14aは、ユーザーの指の腹が面接触可能である。操作部本体14aは、前後方向に対して直交する板状に形成されている。操作補助部14bは、操作部本体14aに対して面接触したユーザーの指の腹が、操作部本体14aに対して上向き方向にズレるのを防止するものである。操作補助部14bは、操作部本体14aに対して上向き方向に隣接して形成され、後ろ向き方向に若干突出して形成されている。
連結部15は、操作部14の下向き方向の端部21と、スライダ13のリリースレバーロック爪部19と、を連結して一体化させている。
リブ16は、リリースレバーロック爪部19のガイド面19aの幅方向における中央に接続し、後ろ向き方向へ突出して形成される。リブ16は、リリースレバーロック爪部19と比較して幅方向において小さい。リブ16は、リリースレバーロック爪部19の幅方向における中央に配置されている。このリブ16の後ろ向き方向の端面には、前後方向に対して直交する撓み規制面22が形成されている。また、リブ16の下向き方向の端面には若干の丸みが付与されている。
バネ保持部17は、本体ハウジング11に対してリリースレバー10を下向き方向に押すための圧縮コイルバネ10a(図15参照)を保持するためのものである。バネ保持部17は、連結部15の幅方向における中央に接続し、上向き方向へ突出して形成されている。圧縮コイルバネ10a(図15参照)は、バネ保持部17に保持される一方で、一端が本体ハウジング11に接触し、他端が連結部15に接触している。
(バッテリーパック3)
次に、図6〜8に基づいてバッテリーパック3の構成を詳細に説明する。バッテリーパック3は、機器本体2に電力を供給するためのものである。図6及び図7に示すように、バッテリーパック3は、例えばリチウムイオン二次電池などのバッテリー本体23と、バッテリー本体23を保持するバッテリーハウジング24と、を備えて構成されている。
図7に示すようにバッテリーハウジング24の下向き方向における端部には、一対の本体ハウジング引っ掛け爪部25が形成されている。各本体ハウジング引っ掛け爪部25は、下向き方向に突出して形成されている。
図8に示すようにバッテリーハウジング24の上向き方向における端部には、ベルトフック取り付け構造26とバッテリーパックロック爪部27が形成されている。
ベルトフック取り付け構造26は、ベルトフック4をバッテリーパック3に着脱自在に取り付けるためのものである。ベルトフック取り付け構造26は、一対のレール部28と、ヒンジ部29(弾性部材)と、を備えて構成されている。
各レール部28は、バッテリーパック3に対するベルトフック4の相対的な移動を高さ方向に限定するためのものである。各レール部28は、高さ方向に延びると共に、バッテリーパック3の平面視において、中央近接方向に開口するU字形状に形成されている。
ヒンジ部29は、バッテリーパック3に対するベルトフック4の相対的な上向き方向への移動を所定位置で規制するためのものである。ヒンジ部29は、板ばね本体30と、ベルトフックロック爪部31(爪部)と、から構成されている。板ばね本体30は、一対のレール部28間で上向き方向に延びる片持ち梁である。ベルトフックロック爪部31は、板ばね本体30の自由端に形成されている。詳しくは、ベルトフックロック爪部31は、板ばね本体30の自由端に接続し、後ろ向き方向に突出して形成されている。ベルトフックロック爪部31は、ガイド面31aとロック面31bを有している。ガイド面31aは、後ろ向き方向と上向き方向の間の方角を向いている。ロック面31bは、下向き方向を向いている。
ベルトフック取り付け構造26は、更に、突き当たり面32を有している。突き当たり面32は、バッテリーパック3に対するベルトフック4の相対的な下向き方向への移動を所定位置で規制するものである。突き当たり面32は、ヒンジ部29の基端の近傍に形成されている。
バッテリーパックロック爪部27は、リリースレバー10との協働により、バッテリーパック3をバッテリー収容溝12に収容した状態で、バッテリーパック3を機器本体2に保持させるためのものである。バッテリーパックロック爪部27は、上向き方向に突出して形成されており、後ろ向き方向を向く被ロック面33を有している。
また、バッテリーパックロック爪部27とヒンジ部29との間に隔壁部34が形成されている。バッテリーパックロック爪部27と隔壁部34の幅方向における中央には、切り欠き27a及び切り欠き34aが形成されている。切り欠き27a及び切り欠き34aの幅方向における寸法は、図5(b)に示すリブ16の幅方向における寸法よりも若干大きく設定されている。
(ベルトフック4)
次に、図9〜図11を参照しつつ、ベルトフック4の構成を詳細に説明する。ベルトフック4は、携帯用無線機器1をユーザーのベルトに引っ掛けるためのものである。図9〜図11に示すように、ベルトフック4は、スライダ35と、フック36と、ねじりコイルバネ37と、シャフト38と、によって構成されている。ユーザーのベルトをバッテリーパック3とベルトフック4で挟み込むことで、携帯用無線機器1はユーザーのベルトに支持されるようになっている。
スライダ35は、ベルトフック4をバッテリーパック3に取り付けるための取付具である。スライダ35は、図8に示すバッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のレール部28に対してスライド可能に構成されている。詳しくは、スライダ35は、図10に示すように、一対のスライド部39と、一対のスライド部39間を連結する連結部40と、一対のシャフト保持部41と、によって構成されている。
一対のスライド部39は互いに平行に高さ方向に延びている。各スライド部39は、平面視で、中央離間方向に開口するU字状に形成されている。
連結部40は、図11に示す被ロック面40aと、図10に示すガイド面40bと、を有している。被ロック面40aは、上向き方向に向いている。一方で、ガイド面40bは、前向き方向と下向き方向の中間の方角を向いている。
一対のシャフト保持部41は、連結部40に接続し、連結部40から後ろ向き方向に突出して形成されている。図11に示すように各シャフト保持部41の先端にはシャフト38が隙間嵌めされる軸受42が形成されている。
フック36は、ユーザーのベルトをバッテリーパック3との間に挟み込むためのものである。フック36は、図10及び図11に示すように、フック本体43と、一対のシャフト支持部44と、から構成されている。フック本体43は、ユーザーのベルトと作業着との間に挿入される。各シャフト支持部44は、フック本体43の上向き方向の端部に接続し、フック本体43の上向き方向の端部から前向き方向へ突出して形成されている。各シャフト支持部44の先端にはシャフト38が締まり嵌めされるシャフト取り付け孔45が形成されている。
ねじりコイルバネ37は、フック36をバッテリーパック3に対して押し付けるためのものである。ねじりコイルバネ37は、スライダ35の一対のシャフト保持部41間に収容されている。シャフト38は、ねじりコイルバネ37の内部を貫通している。ねじりコイルバネ37の一端はスライダ35の連結部40に固定され、他端はフック36のフック本体43に固定されている。ねじりコイルバネ37の存在により、ユーザーのベルトはバッテリーパック3とベルトフック4によってしっかりと挟まれ、もって、携帯用無線機器1がユーザーのベルトから上向き方向に勝手に抜けないようになっている。
(取り付け手順1)
次に、バッテリーパック3に対するベルトフック4の取り付け手順を説明する。先ず、図8に示すバッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26の各レール部28に対して図11に示すベルトフック4のスライダ35のスライド部39を嵌め合わせて、スライダ35を下向き方向に押し込んでいく。すると、図10に示すベルトフック4のスライダ35の連結部40のガイド面40bが、図8に示すバッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のヒンジ部29のベルトフックロック爪部31と物理的に干渉することで、バッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のヒンジ部29の板ばね本体30が一時的に前向き方向へ撓む。
継続して、スライダ35がベルトフック取り付け構造26の突き当たり面32に突き当たるまで、スライダ35を下向き方向に押し込む。すると、図8に示すバッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のヒンジ部29のベルトフックロック爪部31は、図10に示すベルトフック4のスライダ35の連結部40を乗り越え、この結果、図8のベルトフックロック爪部31のロック面31bは、図11の連結部40の被ロック面40aと高さ方向で対面し、もって、バッテリーパック3に対するベルトフック4の上向き方向のスライド移動は規制される。このときの様子を図12に示す。
(取り付け手順2)
次に、機器本体2に対するバッテリーパック3の取り付け手順を説明する。先ず、図4に示す機器本体2のバッテリー収容溝12の一対のバッテリーパック引っ掛け爪部12bに対して、図7に示すバッテリーパック3の本体ハウジング引っ掛け爪部25を引っ掛けた図13に示す状態とする。次に、バッテリーパック引っ掛け爪部12bに対して本体ハウジング引っ掛け爪部25を引っ掛けたまま、バッテリーパック3を機器本体2のバッテリー収容溝12へ向かってに対して倒し込む。すると、図8に示すバッテリーパック3のバッテリーパックロック爪部27が、図5(b)に示すリリースレバー10のスライダ13のリリースレバーロック爪部19のガイド面19aに対して物理的に干渉して、リリースレバー10が圧縮コイルバネ10a(図15参照)のばね力に抗して上向き方向に退避移動する。継続して、バッテリーパック3を機器本体2のバッテリー収容溝12に向かって倒し込むと、図5(b)に示すリリースレバー10のスライダ13のリリースレバーロック爪部19が図8に示すバッテリーパック3のバッテリーパックロック爪部27を乗り越え、リリースレバー10は図4に示す前述のロック位置へと戻る。この結果、図5(c)に示すバッテリーパック3のスライダ13のリリースレバーロック爪部19のロック面19bは、図8に示すバッテリーパック3のバッテリーパックロック爪部27の被ロック面33に対して正対する。これにより、バッテリーパック3は、図14に示すように機器本体2に保持されることになる。
図15には、図14のXV-XV線矢視断面図を示す。図15に示す状態で、ベルトフック4に何らかの外力が作用すると、ベルトフック4のスライダ35の連結部40の被ロック面40aがバッテリーパック3のヒンジ部29のベルトフックロック爪部31のロック面31bを強力に押圧し、その押圧の程度によっては、ヒンジ部29(板ばね本体30)が図15において時計回りに倒れるように変形しようとする。このヒンジ部29の変形の方向は、他ならぬ、ベルトフック4に対するベルトフックロック爪部31の引っ掛かりを解く方向である。これに対し、本実施形態では、図15に示す状態で、機器本体2のリリースレバー10のリブ16の撓み規制面22が、バッテリーパック3のヒンジ部29の板ばね本体30の先端部30aと、微小隙間gを挟んで対向している。従って、バッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のヒンジ部29の板ばね本体30が時計回りに倒れるように変形しようとしても、板ばね本体30の先端部30aは直ちに機器本体2のリリースレバー10のリブ16の撓み規制面22と物理的に干渉して、それ以上の変形が規制されるようになっている。
(取り外し手順1)
次に、機器本体2からのバッテリーパック3の取り外し手順を説明する。機器本体2からバッテリーパック3を取り外すには、先ず、図14の状態で、リリースレバー10を上向き方向に強制的に退避させた上で、図13に示すようにバッテリーパック3を機器本体2から引き離す。後は、図4の機器本体2のバッテリー収容溝12のバッテリーパック引っ掛け爪部12bに対する図7のバッテリーパック3の本体ハウジング引っ掛け爪部25の引っ掛かりを解除してやればよい。
(取り外し手順2)
次に、バッテリーパック3からのベルトフック4の取り外し手順を説明する。バッテリーパック3からベルトフック4を取り外すには、先ず、図12に示す状態で、バッテリーパック3のベルトフック取り付け構造26のヒンジ部29のベルトフックロック爪部31を前向き方向に押し下げて、このベルトフックロック爪部31の、ベルトフック4のスライダ35の連結部40に対する引っ掛かりを解除する。次に、ベルトフック4をバッテリーパック3から引き抜いてやればよい。
以上に本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、要するに以下の特長を有している。
携帯用無線機器1(携帯用電子機器)は、機器本体2と、機器本体2に着脱可能に取り付けられるバッテリーパック3(バッテリー関連部品)と、バッテリーパック3に着脱可能に取り付けられるベルトフック4と、を備えている。バッテリーパック3とベルトフック4には、互いにスライド可能なレール部28とスライド部39が夫々形成されている。バッテリーパック3のレール部28はベルトフック4のスライド部39をスライド移動自在に支持している。バッテリーパック3には、ベルトフック4に引っ掛かるベルトフックロック爪部31(爪部)を有し、ベルトフックロック爪部31をベルトフック4に引っ掛けることでレール部28に対するスライド部39のスライド移動を規制可能なヒンジ部29(弾性部材)が設けられている。機器本体2には、ヒンジ部29を用いてベルトフック4をバッテリーパック3と一体化させ、バッテリーパック3を機器本体2に取り付けた状態において、ヒンジ部29の変形を抑制するリブ16(変形抑制部)が設けられている。
即ち、バッテリーパック3が機器本体2に取り付けられた状態で、無意識のうちにバッテリーパック3のヒンジ部29が操作されると、バッテリーパック3のヒンジ部29が変形して、バッテリーパック3のヒンジ部29によるベルトフック4の係り止めが解除されてしまう虞がある。これに対し、以上の構成によれば、バッテリーパック3が機器本体2に取り付けられた状態で、無意識のうちにバッテリーパック3のヒンジ部29が操作されても、バッテリーパック3のヒンジ部29の変形が禁止されるので、バッテリーパック3のヒンジ部29によるベルトフック4の係り止めが解除されてしまうことがない。
別の見方をすれば、バッテリーパック3が機器本体2に取り付けられた状態で、ベルトフック4に過大な外力が作用すると、バッテリーパック3のヒンジ部29が変形して、バッテリーパック3のヒンジ部29によるベルトフック4の係り止めが解除されてしまう虞がある。これに対し、以上の構成によれば、バッテリーパック3が機器本体2に取り付けられた状態で、ベルトフック4に過大な外力が作用しても、バッテリーパック3のヒンジ部29の変形が禁止されるので、バッテリーパック3のヒンジ部29によるベルトフック4の係り止めが解除されてしまうことがない。
また、バッテリーパック3を機器本体2から取り外した状態では、バッテリーパック3のヒンジ部29の変形が許容されるので、問題なく、バッテリーパック3のヒンジ部29によるベルトフック4の係り止めを解除することができる。このような携帯用無線機器1は、本願出願時において全く新規である。
なお、上記実施形態では、携帯用電子機器の一例として携帯用無線機器1を取り上げたが、例えば携帯電話機などのその他の携帯用電子機器に対しても、同等の技術的効果を発揮させることができる。
また、上記実施形態では、リブ16を機器本体2のリリースレバー10に設けることとしたが、これに代えて、リブ16を機器本体2の本体ハウジング11に設けることとしてもよい。
また、ヒンジ部29の上記変形とは、図15に示すように、ベルトフック4に対するベルトフックロック爪部31の引っ掛かりを解く方向へのヒンジ部29の変形である。
また、リブ16は、図13〜15に示すように、バッテリーパック3を機器本体2に取り付けるだけでヒンジ部29の変形を抑制可能となるように配置されている。以上の構成によれば、リブ16に関連した特別な操作をユーザーに強いる必要がない。
また、ヒンジ部29は、片持ち梁である板ばね本体30と、板ばね本体30の先端部30a(自由端)に形成されたベルトフックロック爪部31と、によって構成される。
また、バッテリーパック3は、バッテリー本体23と、バッテリー本体23を保持するバッテリーハウジング24と、によって構成されている。
なお、上記実施形態において、バッテリー本体23とバッテリーハウジング24は機器本体2に組み付ける前に予め一体化された状態となっているが、これに代えて、バッテリー本体23とバッテリーハウジング24は一体化せずに別々に機器本体2に組み付けてもよい。
また、上記実施形態では、図15に示すように、特段の追加部品をすることなく単にリブ16を設けただけでヒンジ部29の変形を規制できるようにした。従って、部品点数増加によるコスト増加は回避されている。
1 携帯用無線機器
2 機器本体
3 バッテリーパック
4 ベルトフック
10 リリースレバー
16 リブ
22 撓み規制面
29 ヒンジ部
30 板ばね本体
31 ベルトフックロック爪部

Claims (6)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体に着脱可能に取り付けられるバッテリー関連部品と、
    前記バッテリー関連部品に着脱可能に取り付けられるベルトフックと、
    を備え、
    前記バッテリー関連部品と前記ベルトフックには、互いにスライド可能なレール部とスライド部が夫々形成され、前記バッテリー関連部品の前記レール部は前記ベルトフックの前記スライド部をスライド移動自在に支持しており、
    前記バッテリー関連部品には、前記ベルトフックに引っ掛かる爪部を有し、前記爪部を前記ベルトフックに引っ掛けることで前記レール部に対する前記スライド部のスライド移動を規制可能な弾性部材が設けられており、
    前記機器本体には、前記弾性部材を用いて前記ベルトフックを前記バッテリー関連部品と一体化させ、前記バッテリー関連部品を前記機器本体に取り付けた状態において、前記弾性部材の変形を抑制する変形抑制部が設けられている、
    携帯用電子機器。
  2. 請求項1に記載の携帯用電子機器であって、
    前記弾性部材の変形とは、前記ベルトフックに対する前記爪部の引っ掛かりを解く方向への前記弾性部材の変形である、
    携帯用電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯用電子機器であって、
    前記変形抑制部は、前記バッテリー関連部品を前記機器本体に取り付けることにより前記弾性部材の変形を抑制可能となるように配置されている、
    携帯用電子機器。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の携帯用電子機器であって、
    前記弾性部材は、片持ち梁である板ばね本体と、前記板ばね本体の自由端に形成された前記爪部と、によって構成される、
    携帯用電子機器。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の携帯用電子機器であって、
    前記バッテリー関連部品は、バッテリー本体と、前記バッテリー本体を保持するバッテリーハウジングと、によって構成されている、
    携帯用電子機器。
  6. 携帯用無線機器である、請求項1〜5の何れかに記載の携帯用電子機器。
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