JP3184135U - スライドスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の移動するストロークが長くても、長さ寸法を抑えることができるスライドスイッチを提供する。
【解決手段】収容部40に固定接点45が設けられたケース4と、ケース4の長手方向へスライド移動可能に収容部40に配置されたスライド部材2と、固定接点45と摺接可能な可動接点25と、スライド移動に伴う操作感触を生じさせるための突出部51aを有したクリック板バネ51と、収容部40を覆うカバー部材6とを備えたスライドスイッチ1において、スライド部材2は、可動接点25が配設される本体部21と本体部21からクリック板バネ51に向かって突出するカム部23と操作部22とを有し、収容部40には、収容部の底面40aから上方へ突出すると共にスライド部材2を前記長手方向へ移動可能に案内する案内部43が設けられており、カム部23が案内部43の上方に位置して、突出部51aと係脱可能に配設されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、スライドスイッチに関し、特に、スライド操作時にクリック感触を得られるスライドスイッチに関する。
音楽プレーヤや携帯電話等の小型の電子機器に、操作用のスライドスイッチが用いられている。このようなスライドスイッチとして、操作部のスライド操作時にクリック感を付与するものが知られている。
特許文献1には、スライドスイッチの薄型化を図ると共にクリック感を高めることができるスイッチ装置200が開示されている。図10は、スイッチ装置200を示す分解斜視図である。図11は、スライド操作によるスイッチ装置200の状態を示す模式平面図である。
図10に示すように、スイッチ装置200は、ケース201と、カバー部材203と、使用者によりスライド操作されるスライド部材202と、を有している。ケース201の内部は中間が開口した壁により分割されており、接点収納部201a、板バネ収納部(弾性部材収容部)201bとなっている。接点収納部201aは、スライド部材202が収納されるとともに、その底面には、固定接点部材がインサート成形により一体に設けられている。板バネ収納部201bには、板バネ205と受け板206とが重ね合わされた状態で収納されている。スライド部材202は成形材で形成され、操作部202aと可動接点保持部202bが設けられており、操作部202aはスライド部材202を接点収納部201a内に配設した状態で開口部201dから上方へ突出している。可動接点保持部202bには、可動接点部材204が組み付けられる。
また、板バネ収納部201bと接点収納部201aとは、開口部201fによって連結されている。スライド部材202の下面中央部には、頂部が断面円弧状の突出部202cが形成されている。板バネ205は金属材にて帯状に形成され、中央部に係合部205aが形成されている。係合部205aは頂部が円弧状に形成され、スライド部材202の突出部202cと係合するようになっている。
スイッチ装置200は、スライド操作によって、図11のように状態が変化する。図11(a)、図11(b)、及び図11(c)に示すように、突出部202cが係合部205aの頂部を乗り越えると、板バネ205の弾性変形量が大きく変化し、明瞭なクリック感触が得られる。
特開2012−28242号公報
しかしながら、長手方向にスライド移動するストロークが長くなると、突出部202cと係合部205aとが係合する壁部の開口部201fも同方向に長くする必要があった。そして、スライド部材202は、この壁部で案内されているので、スライド部材202の長手方向の寸法も長くなり、スイッチ装置200の外形寸法が長手方向に長くなる。
近年、電子機器の小型化に伴い、スライドスイッチにも外形の小型化が望まれている。そのため、操作部の移動するストロークが長くても、全体の長さ寸法を抑える必要があった。
本考案は、上述した課題を解決するもので、操作部の移動するストロークが長くても、長さ寸法を抑えることができるスライドスイッチを提供することを目的とする。
本考案は、上方が開放された収容部に固定接点が設けられたケースと、このケースから露出した操作部を有すると共に前記ケースの長手方向へスライド移動可能に前記収容部に配置されたスライド部材と、このスライド部材に設けられ前記固定接点と摺接可能な可動接点と、前記スライド部材のスライド移動に伴う操作感触を生じさせるための突出部を有したクリック板バネと、前記収容部を覆うカバー部材とを備えたスライドスイッチにおいて、前記スライド部材は、前記可動接点が設けられる本体部と当該本体部から前記クリック板バネに向かって突出するカム部とを有し、前記収容部には、当該収容部の底面から上方へ突出すると共に前記スライド部材を前記長手方向へ移動可能に案内する案内部が設けられており、前記カム部が前記案内部の上方に位置して、前記突出部と係脱可能に配設されている、ことを特徴とする。
スライド部材のカム部と、ケースに設けられた前記案内部と、が重畳するように配設されているので、カム部と案内部とが干渉せず、スライド部材のスライド移動に伴うカム部の移動を案内部が妨げることがない。このため、スライド部材の本体部及びスライド部材の本体部を収容する収容部の長手方向の寸法を抑制することができる。これによりケースの長手方向の長さ寸法を抑えることができる。
本考案のスライドスイッチにおいて、前記収容部は、前記本体部が収容される第1収容部と前記クリック板バネが収容される第2収容部とを有すると共に、前記クリック板バネは、その板面が前記第2収容部の底面と交差するように配設されており、前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記案内部を構成する突堤部が設けられ、前記突出部に対応する位置における前記突堤部には開口部が形成され、この開口部から前記突出部が前記第1収容部に露出している、ことを特徴とする。
クリック板バネが開口部から突出部を露出するので、突堤部の寸法に依らずクリック板バネの上下方向の寸法を大きくすることができる。これにより、クリック板バネのバネ力を強くすることができるので、用途に応じた強さのクリック感触を得ることができる。
本考案のスライドスイッチにおいて、前記突堤部は、前記開口部を挟んで前記長手方向における両側に延設されており、前記本体部の端部は、前記突堤部の側面と対向している、ことを特徴とする。
スライド部材が長手方向にスライド移動される全範囲において、本体部の端部は突堤部の側面と対向するので、スライド部材の案内が確実にできる。
本考案のスライドスイッチにおいて、前記クリック板バネには、前記スライド部材とは反対側に配置された補助板バネが重ねられると共に、前記補助板バネと前記クリック板バネとは、長手方向における寸法が異なっており、前記第2収容部には、前記補助板バネの両端部を支持する第1支持部と前記クリック板バネの両端部を支持する第2支持部とが設けられている、ことを特徴とする。
補助板バネが重ねられているので、板バネの強さ、クリック感触を高めることができる。また、第1支持部と第2支持部とは寸法が異なっているので、クリック板バネを挿入するときに補助板バネが位置ズレしない。
本考案のスライドスイッチは、収容部の底面から上方へ突出する案内部が設けられ、スライド部材のカム部が案内部の上方に位置して、クリック板バネの突出部と係脱可能に配設されているので、スライド移動に伴うカム部の移動を案内部が妨げることがない。このため、スライド部材の本体部及びスライド部材の本体部を収容する収容部の長手方向の寸法を抑制することができる。これによりケースの長手方向の寸法を抑えることができる。したがって、操作部の長手方向に移動するストロークが長くても、長さ寸法を抑えることができるスライドスイッチを提供することができる。
本考案の実施形態のスライドスイッチを示す斜視図である。 本考案の実施形態のスライドスイッチを示す分解斜視図である。 本考案の実施形態のスライドスイッチを示す平面図である。 スライド部材及び可動接点を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。 図3のV−V線で切断した断面図である。 カバー部材を透視したスライドスイッチの状態を示す模式平面図である。 図6の状態からスライド部材をスライド移動させている模式平面図である。 図7の状態からさらにスライド部材をスライド移動させたときの模式平面図である。 本考案の実施形態のスライドスイッチの変形例を示す断面図である。 従来のスイッチ装置を示す分解斜視図である。 従来のスイッチ装置の状態を示す模式平面図である。
以下に本考案の実施形態におけるスライドスイッチ1について説明する。
図1は、本考案の実施形態のスライドスイッチ1を示す斜視図である。図2は、本考案の実施形態のスライドスイッチ1を示す分解斜視図である。図3は、本考案の実施形態のスライドスイッチ1を示す平面図である。図4は、スライド部材2及び可動接点25を示す説明図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は側面図、図4(d)は底面図である。図5は、図3のV−V線で切断した断面図である。図6は、カバー部材を透視したスライドスイッチ1の状態を示す模式平面図である。図7は、図6の状態からスライド部材2をスライド移動させている模式平面図である。図8は、図7の状態からさらにスライド部材2をスライド移動させたときの模式平面図である。
本実施形態のスライドスイッチ1は、図1に示すように、ケース4とカバー部材6とを一体化して、ケース4の長手方向(X1−X2方向)へスライド移動操作するための操作部22が突出したスライド部材2をスライド移動可能に収容した構造である。図2に示すように、ケース4とカバー部材6と間には、スライド部材2と、スライド部材2の可動接点収容部21cに配設された可動接点25と、突出部51aを有したクリック板バネ51と、補助板バネ52と、が収容されている。なお、説明を簡単にするために、図1のZ1側を上方として説明する。
図2に示すように、ケース4は、上方(Z1側)が開放された収容部40を備えており、収容部40に固定接点45が設けられている。ケース4は、絶縁性樹脂材料と、金属板を加工して形成された固定接点45と、を用いたインサート成形によって、一体形成されている。
スライド部材2は、ケース4から露出した操作部22と、可動接点25が設けられる可動接点収容部21cを有する本体部21と、本体部21からクリック板バネ51に向かって(Y1側に)突出するカム部23と、を有している。
可動接点25は、金属のバネ材料からなり、スライド部材2に設けられた可動接点収容部21cに収容されている。可動接点25は、ケース4に設けられている固定接点45と摺接可能に配置され、スライド部材2と共にスライド移動する。
クリック板バネ51は、金属のバネ材料からなり、収容部40に収容されている。クリック板バネ51は、スライド部材2のスライド移動に伴う操作感触を生じさせるための突出部51aを有している。
補助板バネ52は、クリック板バネ51と同じバネ材料からなり、クリック板バネ51に対して、スライド部材2とは反対側に配置されるようにして収容部40に収容されている。補助板バネ52の長手方向(X1−X2方向)の長さは、クリック板バネ51の長手方向の長さより長くなっている。本実施形態では、補助板バネ52とクリック板バネ51とによって、板バネ5が構成されている。
カバー部材6は、可動接点25が配設されたスライド部材2、クリック板バネ51、及び補助板バネ52が収容部40に収容された状態で、上方(Z1側)から収容部40を天面61が覆うようにケース4に装着される。このとき、ケース4の突起部49にカバー部材6の嵌合部62が嵌合して、カバー部材6とケース4とが一体化する。
ケース4の収容部40は、収容部40の底面40aから上方(Z1側)へ突出する突堤部46が設けられて、本体部21がスライド移動可能に収容される第1収容部41と、クリック板バネ51及び補助板バネ52が収容される第2収容部42とに分けられている。突堤部46は、スライド部材2を長手方向へ移動可能に案内する案内部43を構成している。さらに、クリック板バネ51の突出部51aに対応する位置における突堤部46には開口部47が形成されている。そして、クリック板バネ51は、その板面が第2収容部42の底面42aと交差するように配設されているので、開口部47からY2方向に突出部51aが第1収容部41に露出している。
第2収容部42には、補助板バネ52の長手方向(X1−X2方向)の両端部52bを支持する第1支持部42bと、クリック板バネ51の長手方向(X1−X2方向)の両端部51bを支持する第2支持部42cと、が設けられている。第1支持部42bは、補助板バネ52の両端部52bを上方(Z1側)から挿入しやすいように形成された溝である。第2支持部42cは、補助板バネ52を誤挿入できないように配置された溝であり、第1支持部42bに補助板バネ52が挿入された後に、クリック板バネ51を上方(Z1側)から挿入できるように形成されている。第1支持部42bに支持された補助板バネ52、及び、第2支持部42cに支持されたクリック板バネ51は、補助板バネ52の中央部52aをY1側に屈曲させる弾性変形だけが可能になっている。
本実施形態のスライド部材2は、図4に示すように、Z1側から見ると平坦面を有する一方、本体部21からY2側に突出する操作部22がZ2側に厚く形成されて操作しやすい大きさを有するように形成されている。本体部21のZ2側の面には、可動接点収容部21cが凹状に設けられて、可動接点25が配設されている。可動接点25が配設されている本体部21は、Y1側及びY2側に平坦面が形成された端部21a、21bを有している。本体部21の端部21a、21bに対して、カム部23はY1側に突出すると共にZ1側に偏った位置に形成されている。図4(b)及び図4(c)に示すように、カム部23のZ1−Z2方向の厚さは、本体部21の半分程度である。これにより、スライド部材2の本体部21は、端部21a、21bを含むY1側の平坦面のZ2側の部分が、突堤部46の側面46aと対向する面となる。
図5に示すように、ケース4の収容部40には、底面40aから上方(Z1側)へ突出する突堤部46が設けられており、Y2側の第1収容部41と、Y1側の第2収容部42とに分けられている。スライド部材2のカム部23は、図5に示すように、突堤部46の上方(Z1側)に位置している。
案内部43を構成する突堤部46は、開口部47を挟んでX1方向及びX2方向に延設されており、図6〜図8に示すように、スライド部材2の本体部21が突堤部46の側面46aに沿って長手方向へ移動可能に案内される。図6に示すように、スライド部材2がX2方向の末端までスライド移動された状態において、本体部21の端部21aは、突堤部46の側面46aと対向している。図7に示すように、X1方向に向かって、スライド部材2をスライド移動している状態においても、本体部21の端部21a、21bは、突堤部46の側面46aと対向している。このとき、カム部23は、開口部47及びその両側の突堤部46の上方(Z1側)に位置している。そして、図8に示すように、スライド部材2がX1方向の末端までスライド移動された状態においても、本体部21の端部21bは、突堤部46の側面46aと対向している。
スライド部材2のカム部23はクリック板バネ51の突出部51aと係脱可能に配設されている。操作者によってケース4の長手方向(X1−X2方向)へ操作部22がスライド移動操作されるのに伴い、図6〜図8に示すように、スライド部材2のカム部23がクリック板バネ51の突出部51aと係脱し、クリック板バネ51が弾性変形する。このクリック板バネ51の弾性変形によって、明瞭なクリック感触が得られる。
このとき、クリック板バネ51に対して、補助板バネ52がスライド部材2とは反対側に配置されているので、クリック板バネ51が弾性変形するのに伴い、補助板バネ52も弾性変形する。これにより、クリック板バネ51の強さに対して、補助板バネ52の強さが付加される。補助板バネ52とクリック板バネ51とは、板バネ5として一体で弾性変形する。補助板バネ52が重ねられているので、板バネ5の強さ、クリック感触を高めることができる。また、板バネ5が補助板バネ52とクリック板バネ51とに分かれて加工されているので、補助板バネ52とクリック板バネ51とが重ねられた厚さの1枚の板バネを加工する場合に比べ、製造が容易である。
小型の電子機器に使用されるスライドスイッチのケース外形寸法は6mm程度で、ストロークが1.5mm程度である。従来の構造では、ストロークを2倍に長くしようとすれば、ケースの長さ寸法を20mm程度にしなければならない。これに対し、本実施形態のスライドスイッチ1は、ストロークを2倍にしても、ケースの長さ寸法を12mm程度に抑えることができる。また、同じストロークの場合には、ケースの長さ寸法をより小さくすることが可能である。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のスライドスイッチ1において、スライド部材2は、可動接点25が設けられる本体部21と本体部21からクリック板バネ51に向かって突出するカム部23とを有している。収容部40には、収容部40の底面40aから上方へ突出すると共にスライド部材2を長手方向へ移動可能に案内する案内部43(突堤部46)が設けられており、カム部23が案内部43(突堤部46)の上方に位置して、突出部51aと係脱可能に配設されている。この態様によれば、スライド部材2のカム部23と、ケース4に設けられた案内部43と、が重畳するように配設されているので、スライド部材2のスライド移動に伴うカム部23の移動を案内部43が妨げることがない。このため、ストロークを長くする際に、本体部21とカム部23との長さはストロークの増加分だけでよい。したがって、カム部23と案内部43とが干渉する従来構造でストロークを長くする場合に比べ、スライド部材2の本体部21及びスライド部材2の本体部21を収容する収容部40の長手方向の寸法を抑制することができる。これによりケース4の長手方向の長さ寸法を抑えることができる。
また、開口部47のX1−X2方向の寸法は、突出部51aの寸法によって決められるが、カム部23のX1−X2方向の寸法には依存しない。したがって、操作部22の長手方向に移動するストロークが長くなってカム部23の寸法が長くなっても、開口部47の寸法を変えなくてよいので、スライド部材2の長さを長くしなくてもスライド移動のガイドができる。したがって、ケース4の長手方向の長さ寸法を抑えることができる。
さらに、突堤部46は、開口部47を挟んで長手方向における両側に延設されており、スライド部材2が長手方向の末端までスライド移動された状態においても、本体部21の端部21a、21bは、突堤部46の側面46aと対向している。スライド部材2が長手方向にスライド移動される全範囲において、本体部21の端部21a、21bは突堤部46の側面46aと対向するので、スライド部材2の案内が確実にできる。
さらに、クリック板バネ51には、スライド部材2とは反対側に配置された補助板バネ52が重ねられると共に、補助板バネ52とクリック板バネ51とは、長手方向における寸法が異なっている。第2収容部42には、補助板バネ52の両端部52bを支持する第1支持部42bとクリック板バネ51の両端部51bを支持する第2支持部42cとが設けられている。補助板バネ52が重ねられているので、板バネ5の強さ、クリック感触を高めることができる。また、第1支持部と第2支持部とは寸法が異なっているので、クリック板バネ51を挿入するときに補助板バネ52が位置ズレしない。
以上のように、本実施形態のスライドスイッチ1を具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、案内部43として、ケース4の収容部40に底面40aから突出する突堤部46が設けられたが、階段状に設けられたものであってもよい。図9は、図5に示す本実施形態の断面図と同じ位置における変形例の断面図である。
図9に示すように、変形例は、ケース7の収容部70は、底面70aを有する第1収容部71と、案内部73が階段状に設けられた第2収容部72と、からなる。第2収容部72は底面72aを有する。スライド部材2、可動接点25、及びカバー部材6は図5に示すものと同じである。
収容部40は、本体部21が収容される第1収容部41とクリック板バネ81が収容される第2収容部72とを有すると共に、クリック板バネ81は、その板面が第2収容部72の底面72aと交差するように配設されている。
板バネ8を構成する補助板バネ82とクリック板バネ81とは、Z1−Z2方向の寸法が第2収容部72の寸法に合わせて、小さくなっている。しかしながら、スライド部材2のカム部23は、クリック板バネ81の突出と係脱可能に配設されるので、バネ力を厚み等で調整して、クリック感触を高めることができる。また、この態様によれば、案内部73には開口部47が不必要であり、収容部70を容易に形成することができる。
なお、この変形例と異なり、図5〜図8の場合には、第1収容部41と第2収容部42との間に、案内部43を構成する突堤部46が設けられ、突出部51aに対応する位置における突堤部46には開口部47が形成され、この開口部47から突出部51aが露出している。クリック板バネ51が開口部47から突出部51aを第1収容部41に露出するので、突堤部46突堤部46のZ1−Z2方向の寸法に依らずクリック板バネ51のZ1−Z2方向の寸法を大きくすることができる。これにより、クリック板バネ51のバネ力を強くすることができるので、用途に応じた強さのクリック感触を得ることができる。
(2)本実施形態において、本体部21からY2側に突出する操作部22がZ1側に平坦でZ2側に厚く形成された形状としたが、Z1側に突出する形状としてもよい。例えば、回路基板に実装された状態で、回路基板に垂直な上方(Z1側)から操作する場合に、操作部22がZ1側に突出した形状が適している。なお、スライドスイッチ1の形状は、回路基板の1辺に臨んだ位置に実装され、回路基板の側方(Y2側)から操作する場合に適した形状である。
1 スライドスイッチ
2 スライド部材
4、7 ケース
5、8 板バネ
6 カバー部材
21 本体部
21a、21b 端部
21c 可動接点収容部
22 操作部
23 カム部
25 可動接点
40、70 収容部
40a、70a 底面
41、71 第1収容部
42、72 第2収容部
42a、72a 底面
42b 第1支持部
42c 第2支持部
43、73 案内部
45 固定接点
46 突堤部
46a 側面
47 開口部
49 突起部
51、81 クリック板バネ
51a 突出部
51b 両端部
52、82 補助板バネ
52a 中央部
52b 両端部
61 天面
62 嵌合部

Claims (4)

  1. 上方が開放された収容部に固定接点が設けられたケースと、このケースから露出した操作部を有すると共に前記ケースの長手方向へスライド移動可能に前記収容部に配置されたスライド部材と、このスライド部材に設けられ前記固定接点と摺接可能な可動接点と、前記スライド部材のスライド移動に伴う操作感触を生じさせるための突出部を有したクリック板バネと、前記収容部を覆うカバー部材とを備えたスライドスイッチにおいて、
    前記スライド部材は、前記可動接点が設けられる本体部と当該本体部から前記クリック板バネに向かって突出するカム部とを有し、
    前記収容部には、当該収容部の底面から上方へ突出すると共に前記スライド部材を前記長手方向へ移動可能に案内する案内部が設けられており、前記カム部が前記案内部の上方に位置して、前記突出部と係脱可能に配設されていることを特徴とするスライドスイッチ。
  2. 前記収容部は、前記本体部が収容される第1収容部と前記クリック板バネが収容される第2収容部とを有すると共に、前記クリック板バネは、その板面が前記第2収容部の底面と交差するように配設されており、前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記案内部を構成する突堤部が設けられ、前記突出部に対応する位置における前記突堤部には開口部が形成され、この開口部から前記突出部が前記第1収容部に露出していることを特徴とする請求項1に記載のスライドスイッチ。
  3. 前記突堤部は、前記開口部を挟んで前記長手方向における両側に延設されており、前記本体部の端部は、前記突堤部の側面と対向していることを特徴とする請求項2に記載のスライドスイッチ。
  4. 前記クリック板バネには、前記スライド部材とは反対側に配置された補助板バネが重ねられると共に、前記補助板バネと前記クリック板バネとは、長手方向における寸法が異なっており、前記第2収容部には、前記補助板バネの両端部を支持する第1支持部と前記クリック板バネの両端部を支持する第2支持部とが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のスライドスイッチ。
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