JP6052842B2 - スライドスイッチ - Google Patents

スライドスイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP6052842B2
JP6052842B2 JP2013212203A JP2013212203A JP6052842B2 JP 6052842 B2 JP6052842 B2 JP 6052842B2 JP 2013212203 A JP2013212203 A JP 2013212203A JP 2013212203 A JP2013212203 A JP 2013212203A JP 6052842 B2 JP6052842 B2 JP 6052842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
click
slide member
slide
slide switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013212203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015076291A (ja
Inventor
真人 林
真人 林
佳子 千葉
佳子 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2013212203A priority Critical patent/JP6052842B2/ja
Publication of JP2015076291A publication Critical patent/JP2015076291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6052842B2 publication Critical patent/JP6052842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Slide Switches (AREA)

Description

本発明は、スライドスイッチに関し、特に、スライド操作時にクリック感触が得られるスライドスイッチに関する。
従来、操作者によるスライド操作に伴ってスライド移動するスライド部材と、このスライド部材と表面側で係脱してクリック感触を発生させる板状のクリックばねとを備えたスライドスイッチが、例えば、特許文献1により知られている。この特許文献1に開示されているスライドスイッチは、クリック感触を高めるために、クリックばねの裏面側に板状の補助ばねを配置して、クリックばねに弾性力を付与するものとなっている。
特開2011−054385号公報
しかしながら、スライドスイッチが小型化され、特に、スライド部材のスライド方向の寸法が短くなると、補助ばねの延在方向における寸法も短くなるため、補助ばねに所望の弾性を確保するのが困難となり、良好なクリック感触が得られにくいものとなる。
本発明は、上述した課題を解決して、スライド部材のスライド方向におけるスライドスイッチの寸法が短い場合でも、良好なクリック感触を得ることができるスライドスイッチを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明は、固定接点が設けられたハウジングと、前記固定接点と摺接する可動接点と、前記ハウジング内にスライド可能に保持され前記可動接点が設けられたスライド部材と、前記スライド部材のスライド方向に延在する板状に形成され、一面側に前記スライド部材と係脱する膨出部が設けられたクリック感触を得るためのクリック板ばねと、前記スライド部材のスライド方向に延在する板状に形成されると共に前記クリック板ばねの他面側に配設され、当該クリック板ばねを付勢可能な補助板ばねと、を備えたスライドスイッチにおいて、前記補助板ばねは、当該補助板ばねの延在方向に沿った互いに対向する第1外縁部と第2外縁部とを有し、前記第1外縁部には、前記第2外縁部側に向かって切り欠かれた複数の第1凹部が形成されると共に、前記第2外縁部には、前記第1外縁部側に向かって切り欠かれた複数の第2凹部が形成されており、前記第1凹部と第2凹部とが、前記補助板ばねの延在方向において、互い違いとなるように前記補助板ばねに設けられていることを特徴とする。
上記スライドスイッチによれば、補助板ばねの延在方向に沿った第1外縁部と第2外縁部とに、互い違いとなるように第1凹部と第2凹部とを設けることにより、補助板ばねが変形してクリック板ばねを付勢する際に、補助板ばねは、蛇行するような形状で弾性変形するので、補助板ばねの変形できる長さ(ばねスパン)が蛇行する分、長くなり、補助板ばねの弾性を高められる。このため、スライド部材のスライド方向におけるスライドスイッチの寸法が小さくても、良好なクリック感触を得ることが可能となる。
上記スライドスイッチにおいて、前記第1凹部及び第2凹部が、U字状に形成されていることが好ましい。
この場合には、第1凹部及び第2凹部がU字状に形成されているので、凹部を矩形状やV字状に形成した場合に比べて、補助板ばねの変形を円滑にできるため、変形時に応力が集中しにくくなり、長期に渡って良好なクリック感触を得ることが可能となる。
また、前記ハウジングは、上方が開放された収容部を有するケースと、前記収容部を覆うように前記ケースに被せられ中央部に開口部を有するカバー部材とにより構成され、前記クリック板ばね及び前記補助板ばねは、それぞれ、その板面が前記収容部の内底面と交差するように前記収容部内に保持されており、前記スライド部材は、前記収容部に配設される本体部と、この本体部から上方に突出し前記開口部に挿通される操作部とを備えると共に、前記本体部は、前記膨出部に係脱するカム山部とこのカム山部を覆うように設けられた張出部とを有し、前記クリック板ばねの上端部には、当該クリック板ばねの延在方向における一端部及び他端部を除いた領域に切欠き部が形成され、前記膨出部の少なくとも頂部が前記張出部に覆われていることが好ましい。
この場合には、カム山部を覆うように設けたスライド部材の張出部によって、クリック板ばねの膨出部の少なくとも頂部が覆われるので、上方に突出する操作部がカバー部材の開口部に挿通される形態のスライドスイッチにおいて、スライド部材のカム山部と係脱するクリック板ばねの膨出部がカバー部材の開口部内に位置していても、この膨出部の少なくとも頂部が開口部から露出するのを防ぐことができる。このため、仮に開口部から異物が侵入した場合でも、この異物が膨出部やカム山部に付着しにくいものとなり、異物によるクリック感触の悪化を防止することができる。また、クリック板ばねの一端部と他端部とには、切欠き部が設けられていないことから、この一端部と他端部とを、ケースとカバー部材との間で上下方向の動きを規制することができるので、クリック板ばねがスライド部材に係脱して変形する際に、不所望に傾くのを防止でき、良好なクリック感触を確実に得ることができる。
上記スライドスイッチにおいて、前記張出部の少なくとも一部は、前記カバー部材に覆われていると共に、前記スライド部材が一方または他方の移動末端までスライドした際に、前記クリック板ばねの前記一端部または他端部を受け入れ可能な一対の逃げ部が、前記張出部に形成されており、前記膨出部の頂部が前記カム山部と係合していない非係合状態において、前記一対の逃げ部の間に位置する前記張出部は、前記切欠き部が形成された部分における前記クリック板ばねの上端面と前記カバー部材との間に配設されていることが好ましい。
この場合には、膨出部の頂部がカム山部と係合していない非係合状態、すなわち、非操作状態において、クリック板ばねの一端部または他端部を受け入れ可能な一対の逃げ部の間に位置するスライド部材の張出部を、切欠き部が形成された部分におけるクリック板ばねの上端面とカバー部材との間に配設している。このため、スライド部材の張出部は、クリック板ばねの端面上に位置して、スライド部材とクリック板ばねとがオーバーラップするものとなるので、スライドスイッチのスライド方向と直交する幅方向の寸法を小さくすることが可能となる。また、張出部の少なくとも一部は、カバー部材で覆われているため、張出部においてもスライド部材の上下方向の動きを規制できるので、クリック板ばねとスライド部材とが係脱する際に、スライド部材が上昇するような不所望な動きの発生を防止して、良好にスライド部材を操作することができる。
上記スライドスイッチにおいて、前記補助板ばねの上下方向における高さ寸法は、前記クリック板ばねの前記一端部及び他端部と同等に形成され、前記補助板ばねの上端部における一面が、前記スライド部材の前記張出部の端面と対向していることが好ましい。
この場合には、補助板ばねの高さ寸法を切欠き部が設けられていないクリック板ばねの両端部と同等にしているので、補助板ばねの上下方向における寸法が確保されるため、クリック板ばねを付勢する弾性力が弱くなるのを抑制できる。
本発明によれば、補助板ばねの延在方向に沿った互いに対向する第1外縁部と第2外縁部とに、互い違いとなるように第1凹部と第2凹部とを設けることにより、補助板ばねが変形してクリック板ばねを付勢する際に、補助板ばねは、蛇行するような形状で弾性変形するので、補助板ばねの変形できる長さ(ばねスパン)が蛇行する分、長くなることから、補助板ばねの弾性を高められる。このため、スライド部材のスライド方向におけるスライドスイッチの寸法が小さくても、良好なクリック感触を得ることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るスライドスイッチの分解斜視図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチの外観を示す斜視図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチの上面図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチが有するケースの上面図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチのハウジングを除いた各構成部材を下方側から示す分解斜視図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチが有するスライド部材の底面図である。 本実施の形態の上面図であり、図7(a)は図3からカバー部材を除去して示す上面図、図7(b)は図7(a)からスライド部材を除去して示す上面図である。 図3のA−A線で切断して示す断面図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチの操作の途中状態を、カバー部材を省略して示す上面図である。 本実施の形態に係るスライドスイッチの操作後の状態を、カバー部材を省略して示す上面図である。
[一実施の形態]
以下に、本発明の一実施の形態に係るスライドスイッチについて図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るスライドスイッチ100の分解斜視図である。図2は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100の外観を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100の上面図である。なお、以下の説明において、説明の便宜上、図1に示す上方向(Z1方向)を、スライドスイッチ100の「上方向」あるいは、「上方」と呼び、下方向(Z2方向)を、スライドスイッチ100の「下方向」あるいは、「下方」と呼ぶものとする。また、図4は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100が有するケース2の上面図であり、図5は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100のハウジング(ケース2とカバー部材7)を除いた各構成部材を下方側から示す分解斜視図である。図6は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100が有するスライド部材の底面図である。なお、図6においては、便宜上、操作部38の位置を仮想線(破線)で示している。
図1に示すように、スライドスイッチ100は、固定接点1が設けられたケース2と、スライド移動可能にケース2に収容されるスライド部材3と、このスライド部材3に固定される可動接点4と、スライド部材3の移動に伴ってスライド部材3と係脱するクリック板ばね5と、このクリック板ばね5を裏面側(他面側)から付勢する補助板ばね6と、ケース2に一体化されるカバー部材7と、を有して構成される。なお、ケース2とカバー部材7とにより、図2及び図3に示すように、略矩形形状のハウジング90が構成される。
ケース2は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形することにより、図1に示すように、上方が開放された略長方形の箱形状に形成されている。ケース2には、内底面21を有する略平板状の底壁部22と、この底壁部22を囲むように形成された環状の側壁部23とが設けられている。側壁部23は、ケース2の長手方向であるスライド部材3のスライド方向(X1−X2方向)に沿って延びる互いに対向した一対の第1側壁部23aと、一対の第1側壁部23aを連結するように設けられた互いに対向する一対の第2側壁部23bとにより構成されている。
側壁部23(第1側壁部23a、第2側壁部23b)で囲まれた空間は、収容部20となっている。また、図4に示すように、ケース2の短手方向(Y1―Y2方向)における中央部には、スライド部材3のスライド移動を案内する案内壁部24が、第2側壁部23b同士を連結するように、底壁部22から上方(Z1方向)に突出して形成されている。収容部20は、この案内壁部24を挟んで、固定接点1が配設される第1収容部20aと、クリック板ばね5及び補助板ばね6が収容される第2収容部20bとに大別される。なお、底壁部22は、第1収容部20aと第2収容部20bとでその厚さが異なっている(図8参照)。
固定接点1は、導電性を有する金属板からなり、その表面(上面)がケース2の内底面21と面一状態となるように、底壁部22に埋設されている。図4に便宜上、異なるハッチングを施して示すように、固定接点1は、所定間隔を有して絶縁状態で配設された第1固定接点11と第2固定接点12とで構成されている。第1固定接点11及び第2固定接点12は、それぞれ一部がケース2から外部に露出した第1端子部11a及び第2端子部12aを有している。一対の第2側壁部23bには、それぞれ、案内壁部24の両端部と離間して対向するように、一対の支持突部25が第2収容部20b内に突出して設けられている。この支持突部25の上下方向(Z1−Z2方向)における高さ寸法は、収容部20(第2収容部20b)の深さ寸法よりも僅かに小さいものとなっている。これに対し、案内壁部24の上下方向における高さ寸法は、支持突部25よりもさらに低く設定されている。
第2収容部20bを画成する一方の第1側壁部23aは、その延在方向(X1−X2方向)における中央部が、その両端部よりも案内壁部24からの距離が大きくなるように形成されている。これは、スライド部材3がクリック板ばね5と係合した際に、クリック板ばね5及び補助板ばね6の弾性変形を妨げないようにするためである。この一方の第1側壁部23aの両端部近傍には、補助板ばね6を保持するための凹溝26が上下方向に延びるように形成されている。なお、第2側壁部23bの中央部には、後述するカバー部材7を位置決めするための凹部27が設けられると共に、側壁部23の四隅部(第2側壁部23bの両端部)には、カバー部材7を取り付けるための突状の取付部28が設けられている。
スライド部材3は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形することにより、図1等に示すように、上面視略長方形に形成されている。スライド部材3は、ケース2の収容部20に収容される本体部30と、この本体部30から上方に突出し、後述するカバー部材7の開口部71に挿通される操作部38とを有する。スライド部材3を上方側(Z1方向側)から上面視した場合において、この操作部38は、全周が本体部30の上面に囲まれるように設けられている。図5に示すように、本体部30には、案内壁部24を挿入可能な凹溝部33がスライド方向(X1−X2方向)に沿って形成されており、スライド部材3がスライド移動する際に、凹溝部33がケース2の案内壁部24によって案内されるものとなっている。
本体部30には、凹溝部33を挟んで一方側(Y1方向側)に、第1収容部20aに配置される第1部分31が設けられ、他方側(Y2方向側)に、第2収容部20bに配置される第2部分32が設けられている。第1部分31には、可動接点4が配設される凹状の配置部31aが、凹溝部33と連通して形成されている。第2部分32は、ケース2の内底面21と交差するように設けられた壁部32aと、この壁部32aからクリック板ばね5及び補助板ばね6側であるY2方向側に突出したカム山部32bと、このカム山部32bを上方側から覆うように設けられた、ひさし状の張出部32cとを有している。張出部32cは、スライド部材3のスライド方向に延在して形成されており、その両端部には、後述するクリック板ばね5の一端部5cまたは他端部5dを受け入れ可能な一対の逃げ部32dが形成されている。
なお、図6において、操作部38を仮想線(破線)で示すように、スライド部材3を下方側から透視した場合に、操作部38とカム山部32bとがオーバーラップするように配置されている。したがって、張出部32cをスライド部材3に設けない場合には、カバー部材7の開口部71からカム山部32b及び後述するクリック板ばね5の膨出部5bが露出するものとなるが、張出部32cを設けることで、カム山部32b及び膨出部5b(頂部5f)の開口部71からの露出を防止している。これにより、開口部71から異物が侵入しても、クリック感触を得るカム山部32b及び膨出部5bに異物が付着しにくくなり、クリック感触が悪化するのを防ぐことが可能となる。
可動接点4は、ばね性を有する導電性の金属板材によって形成されている。図1及び図5に示すように、可動接点4は、平板状の基部4aと、この基部4aの両端部からU字状に折り返された第1接点部4b及び第2接点部4cとを有する。第1接点部4bは、第1固定接点11と常時接触する一方、第2接点部4cは、スライド部材3のスライド移動に伴って、第2固定接点12と接離するものとなっている。なお、基部4aには、互いに逆方向へ延出する一対の延出部4dが設けられている。この延出部4dは、可動接点4がスライド部材3の配置部31aに収容された状態において、圧入や熱カシメ等の適宜の手段によって配置部31a内に固定される。
クリック板ばね5は、ばね性を有する金属板材にプレス加工等を施すことによって、図1及び図5に示すように、スライド部材3のスライド方向(X1−X2方向)に延在する板状に形成されている。クリック板ばね5は、その延在方向(X1−X2方向)における中央部に形成された膨出部5bと、この膨出部5bの両側に位置する略平板状の板状部5aとを有する。膨出部5bは、クリック板ばね5の中央部における一面(Y1側の面)に、スライド部材3側(Y1方向側)へ突出するように形成されている。この膨出部5bは、スライド部材3のスライド移動に伴って、カム山部32bと係脱し、クリック感触を生起するものである。
クリック板ばね5の延在方向における一端部5cと他端部5dとの間に位置する板状部5a及び膨出部5bの上端部には、切欠き部5eが形成されている。すなわち、クリック板ばね5の上下方向(Z1−Z2方向)における高さ寸法は、板状部5a及び膨出部5bよりも、両端部(一端部5c、他端部5d)が大きく形成されている。したがって、一端部5c及び他端部5dは、板状部5aから上方へ突出するような形状をなしている。
補助板ばね6は、ばね性を有する金属板材にプレス加工等を施すことによって、図1及び図5に示すように、スライド部材3のスライド方向(X1−X2方向)に延在する板状(平板状)に形成されている。この補助板ばね6は、クリック板ばね5の他面側(Y2側の面側)に配設され、クリック板ばね5の他面側からこのクリック板ばね5を付勢するものであり、上下方向(Z1−Z2方向)における高さ寸法は、クリック板ばね5の一端部5c及び他端部5dと同等に形成されている。補助板ばね6は、その延在方向(X1−X2方向)に沿うと共に、互いに対向する第1外縁部6aと第2外縁部6bとを有する。
補助板ばね6の上端部で構成される第1外縁部6aには、第2外縁部6b側(Z2方向側)に向かって切り欠かれた複数(本実施の形態においては、3個)の第1凹部6cが、等間隔で離間して形成されている。また、補助板ばね6の下端部で構成される第2外縁部6bには、第1外縁部6a側(Z1方向側)に向かって切り欠かれた複数(本実施の形態においては、3個)の第2凹部6dが、等間隔で離間して形成されている。これら第1凹部6c及び第2凹部6dは、U字状に形成されており、第1凹部6cと第2凹部6dとが、補助板ばね6の延在方向において等間隔で互い違いとなるように配置されている。
また、隣り合う第1凹部6cの間に位置する第1凹部の非形成領域が、この領域に位置する第2凹部6dの幅寸法(X1−X2方向における寸法)よりも大きくなっている。同様に、隣り合う第2凹部6dの間に位置する第2凹部の非形成領域が、この領域に位置する第1凹部6cの幅寸法(X1−X2方向における寸法)よりも大きく形成されている。また、第1凹部6c及び第2凹部6dの深さ寸法(Z1−Z2方向における寸法)は、補助板ばね6の高さ寸法の1/3以上で1/2未満となるように設定されている。なお、本実施の形態では、補助板ばね6は、Y2側から見た正面視において、点対称に形成されており、この補助板ばね6をケース2に組み込む際に、向きの自由度を高めている。
カバー部材7は、例えば、金属板材にプレス加工や折り曲げ加工を施すことによって、図3に示すように、上面視略長方形に形成されている。カバー部材7は、ケース2に取り付けられ、ケース2と共にハウジング90を構成する。カバー部材7は、スライド部材3のスライド方向(X1−X2方向)に長い平板状の天板部7aを有し、この天板部7aの中央部には、長方形状の長孔からなる開口部71が形成されている。この開口部71は、スライド部材3の操作部38が挿通されるもので、長手方向(X1−X2方向)における寸法は操作部38の操作に伴う移動量に対応する一方、短手方向(Y1−Y2方向)の寸法は、操作部38の同方向(Y1−Y2方向)における寸法よりも僅かに大きく形成されている。
天板部7aの延在方向である長手方向(X1−X2方向)における両端部には、ケース2の凹部27に位置決めされる位置決め片7bが下方側(Z2方向側)に折り曲げられて形成されている。また、天板部7aの四隅部近傍には、天板部7aの短手方向(Y1−Y2方向)において対向する長辺の両側縁部から下方側へ折り曲げられた略L字状の取付片7cが設けられている。この取付片7cは、カバー部材7をケース2に取り付けるためのものである。すなわち、天板部7aがケース2の収容部20を覆うように、カバー部材7がケース2に載置された状態において、取付片7cがケース2の取付部28の下方側へ折り曲げられることにより、ケース2にカバー部材7が取り付けられ、両者が一体化される。なお、図1においては、取付片7cが折り曲げられた状態について示している。
次に、スライドスイッチ100が組み立てられた状態について説明する。図7は、本実施の形態におけるスライドスイッチ100の上面図であり、図7(a)は、図3からカバー部材7を除去して示す上面図、図7(b)は、図7(a)からスライド部材3を除去して示す上面図である。図8は、図3をA−A線で切断して示す断面図である。なお、便宜上、図7(a)、図7(b)に示す状態を、適宜、初期状態と呼ぶ。
図7(a)及び図7(b)に示すように、補助板ばね6は、延在方向にける両端部がケース2の凹溝26に挿入された状態で、ケース2の第2収容部20b内に保持される。ここで、補助板ばね6は、その板面が第2収容部20bの内底面21と略直交状態で交差するように、内底面21(底壁部22)上に配設される。また、クリック板ばね5は、補助板ばね6とケース2に設けられた一対の支持突部25との間に配置されて、第2収容部20b内に保持される。このとき、膨出部5bが突出していないクリック板ばね5の他面側が補助板ばね6と対向し、クリック板ばね5の一面側における両端部(一端部5c、他端部5d)が支持突部25と対向している。なお、クリック板ばね5(板状部5a)は、その板面が第2収容部20bの内底面21と略直交状態で交差するように、内底面21(底壁部22)上に配設されている。
スライド部材3は、図7(a)及び図8に示すように、可動接点4が固定された状態で、ケース2の収容部20に収容される。このとき、本体部30の第1部分31は、第1収容部20aに配置されると共に、カム山部32bを有する第2部分32は、第2収容部20bに配置される。また、第1部分31と第2部分32との間に位置し、凹溝部33が形成された部分における本体部30は、案内壁部24上に位置する収容部20に配置される。なお、案内壁部24は、凹溝部33に挿入されて、スライド部材3のスライド移動を案内可能となっている。
また、図7(a)に示す非操作状態(初期状態)においては、スライド部材3のカム山部32bは、クリック板ばね5の膨出部5bと係合していない。カム山部32bと膨出部5bの頂部5f(図7(b)参照)とが当接せず、両者が係合していない、この非係合状態において、カム山部32bはクリック板ばね5の板状部5aと対向した状態になっており、クリック板ばね5及び補助板ばね6は、弾性変形していない。このとき、一対の逃げ部32dの間に位置するスライド部材3の張出部32cは、クリック板ばね5の切欠き部5e内に配置される。すなわち、この張出部32cは、切欠き部5eが形成された部分におけるクリック板ばね5の端面上に位置している。より具体的には、板状部5a及び膨出部5bの上端面の上に張出部32cが位置している。したがって、スライド部材3とクリック板ばね5とが、上面視においてオーバーラップするものとなるため、このオーバーラップ分だけスライド部材3のスライド方向(X1−X2方向)と直交する幅方向(Y1−Y2方向)におけるスライドスイッチ100の寸法を小さくすることが可能となる。
また、図7(a)に示すように、頂部5fを含む膨出部5bは、図示左側の逃げ部32dの近傍に位置するスライド部材3の張出部32cに覆われている。このため、張出部32cによって、クリック板ばね5の膨出部5bやスライド部材3のカム山部32bを隠すことかできるので、カバー部材7の開口部71から異物が侵入した場合においても、膨出部5bやカム山部32bにこの異物が付着しにくいものとなり、良好なクリック感触を得ることができる。
図8に示すように、カバー部材7がケース2に取り付けられた状態において、スライド部材3の張出部32cの一部は、カバー部材7の天板部7aで覆われる。すなわち、スライド部材3は、操作部38を挟んでスライド方向(X1−X2方向)と直交する方向(Y1−Y2方向)における双方に位置する本体部30の上面が、天板部7aの下面と対向している。この場合、スライド部材3には、可動接点4の接点荷重により上方向(Z1方向)の力が作用しているので、本体部30の上面は、天板部7aと接触状態となっている。そして、スライド部材3がスライド移動する際には、カバー部材7(天板部7a)がそのスライド移動を案内すると共に、スライド部材3の上下方向の動きを規制する。したがって、スライド部材3の張出部32cは、膨出部5b及びカム山部32bの露出を避ける機能と、天板部7aによる良好なスライド移動を得る被案内部としての機能とを備えている。このように、張出部32c上に、カバー部材7が当接して配設されるので、張出部32cにおいてもスライド部材3の上下方向の動きが規制され、クリック板ばね5とスライド部材3とが係脱する際に、スライド部材3が上昇するような不所望な動きの発生を防止して、良好にスライド部材3を操作することができる。
また、図8に示すように、カバー部材7がケース2に取り付けられた際には、クリック板ばね5及び補助板ばね6は、ケース2の内底面21(底壁部22)とカバー部材7の天板部7aとの間に、上下方向の動きが規制された状態で配設される。クリック板ばね5には、両端部(一端部5c、他端部5d)を除いた領域に切欠き部5eが形成されている。したがって、両端部(一端部5c、他端部5d)においては、高さ寸法を確保することができ、スライドスイッチ100が組み立てられた状態においては、両端部(一端部5c、他端部5d)の上端が、僅かな隙間を介してカバー部材7の天板部7aと対向している。
なお、クリック板ばね5の両端部(一端部5c、他端部5d)とスライド部材3とが干渉することはない。すなわち、スライド部材3が一方(X1方向)の移動末端までスライドした状態においては、図7(a)に示すように、一端部5cの上部が、スライド部材3の張出部32cに形成された一方(図示右側)の逃げ部32dに収められる。これとは反対に、スライド部材3が他方(X2方向)の移動末端までスライドした状態おいては、他端部5dの上部は、スライド部材3の他方(図示左側)の逃げ部32dに収められる(図10参照)。このように、クリック板ばね5の両端部(一端部5c、他端部5d)が、スライド部材3に干渉することなく、上下方向の動きが規制された状態で、ケース2とカバー部材7との間に配設されているので、クリック板ばね5(膨出部5b)がスライド部材3(カム山部32b)に係脱して変形する際に、クリック板ばね5が不所望に傾くのを防止でき、良好なクリック感触を確実に得ることができる。
図8に示すように、補助板ばね6の上下方向(Z1−Z2方向)における高さ寸法は、クリック板ばね5の両端部(一端部5c、他端部5d)と同等に形成され、その上端部が、僅かな隙間を介してカバー部材7の天板部7aと対向している。そして、補助板ばね6の上端部における一面(クリック板ばね5と対向する側の面)は、スライド部材3の張出部32cの端面と対向した状態となっている。このように、クリック板ばね5に重ねられる補助板ばね6には、クリック板ばね5のような切欠き部が設けられていないので、上下方向における高さ寸法を確保でき、クリック板ばね5を付勢する弾性力が弱くなるのを抑制できるものとなっている。
次に、スライドスイッチ100を操作した場合の動作について、説明する。図9は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100の操作の途中状態を示す上面図である。図10は、本実施の形態に係るスライドスイッチ100の操作後の状態を示す上面図である。なお、理解を容易にするために、図9、図10では、カバー部材7を省略している。
図7(a)に示す操作前の初期状態において、可動接点4の第1接点部4bは、第1固定接点11と当接している。一方、第2接点部4cは、ケース2の内底面21上に位置して、第2固定接点12とは接していない。したがって、第1端子部11aと第2端子部12aとは導通しておらず、スライドスイッチ100はオフ状態となっている。
このとき、スライド部材3のカム山部32bは、クリック板ばね5の膨出部5bの図7(a)における右側(X1方向側)に位置し、カム山部32bと膨出部5b(頂部5f)とが係合していない非係合状態となっている。この非係合状態において、クリック板ばね5の膨出部5b及びこの膨出部5bの図示右側に配置される板状部5aの一部は、スライド部材3の張出部32cの下方に位置している。すなわち、この非係合状態では、張出部32cの一部が、クリック板ばね5の切欠き部5e内に位置すると共に、クリック板ばね5の上端面とカバー部材7との間に配置されるものとなっている(図3及び図8参照)。
図7(a)に示す初期状態から、指などでスライド部材3の操作部38をX2方向へスライド操作すると、図9に示す操作途中の状態を経て、図10に示す状態となる。図9に示す操作の途中状態においては、スライド部材3のカム山部32bがクリック板ばね5の膨出部5bの頂部5fに乗り上げて、両者が接触して係合した係合状態となっている。このとき、膨出部5bは、カム山部32bによって、補助板ばね6側(Y2方向側)へ弾性変形すると共に、補助板ばね6もY2方向側へ湾曲するように変形する。したがって、この係合状態では、補助板ばね6は、クリック板ばね5をその他面側(Y2方向側の面側)からカム山部32b側へ付勢している。
ここで、補助板ばね6の上端部(第1外縁部6a)と下端部(第2外縁部6b)には、前述したように、第1凹部6cと第2凹部6dとが、互い違いとなるように形成されている。このため、補助板ばね6は、蛇行するような形状で弾性変形するので、補助板ばね6の変形できる長さ(ばねスパン)が蛇行する分、長くなり、補助板ばね6の弾性が高められる。なお、図9に示す状態においても、膨出部5bの頂部5fは、張出部32cによって覆われている。
図9に示す状態から、さらにスライド部材3(操作部38)をX2方向へスライド操作すると、カム山部32bと膨出部5b(頂部5f)とが、非係合状態である図10に示す状態となる。図10に示す操作後の状態おいても、可動接点4の第1接点部4bは、第1固定接点11と当接した状態を維持している。一方、第2接点部4cは、第2固定接点12と当接するものとなる。したがって、第1端子部11aと第2端子部12aとは導通し、スライドスイッチ100はオン状態に切り替わっている。
このとき、スライド部材3のカム山部32bは、クリック板ばね5の膨出部5bの図10における左側(X2方向側)に位置し、カム山部32bと膨出部5b(頂部5f)とが係合していない非係合状態となっている。この非係合状態において、クリック板ばね5の膨出部5b及びこの膨出部5bの図示左側に配置される板状部5aの一部は、スライド部材3の張出部32cの下方に位置している。すなわち、この非係合状態では、張出部32cの一部が、クリック板ばね5の切欠き部5e内に位置すると共に、クリック板ばね5の上端面とカバー部材7との間に配置されるものとなっているとなっている。また、図10に示すように、頂部5fを含む膨出部5bは、スライド部材3の張出部32cによって覆われている。
なお、図9の状態から図10の状態に移行し、カム山部32bと膨出部5bとが非係合状態となる際に、クリック感触が得られ、操作者はスライドスイッチ100がオフ状態からオン状態に切り替わったことを感じることができる。一方、スライドスイッチ100をオン状態からオフ状態に切り替える際には、図10に示す状態から図9の状態を経由して、再び図7(a)に示す状態となる。その際の動作は、前述の動作と逆であるので、その説明は省略する。なお、このスライド操作の際にも、クリック感触を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、クリック板ばね5の膨出部5bが突出しない面側(他面側)に、クリック板ばね5を付勢可能な補助板ばね6が配設されている。そして、補助板ばね6の延在方向に沿った互いに対向する上端部である第1外縁部6aと下端部である第2外縁部6bには、それぞれ、複数の第1凹部6cと複数の第2凹部6dとが形成され、これら第1凹部6cと第2凹部6dとが、補助板ばね6の延在方向において、互い違いとなるように配置されている。このため、スライド操作に伴って、スライド部材3(カム山部32b)とクリック板ばね5の膨出部5bとが係合し、クリック板ばね5と共に補助板ばね6が変形してクリック板ばね5を付勢する際には、補助板ばね6は、蛇行するような形状で弾性変形するので、補助板ばね6の変形できる長さ(ばねスパン)が蛇行する分、長くなり、補助板ばね6の弾性が高められる。したがって、スライド部材3のスライド方向におけるスライドスイッチ100の寸法が小さくても、良好なクリック感触を得ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、補助板ばね6の第1凹部6cと第2凹部6dは、U字状に形成されている。このため、凹部を矩形状やV字状に形成した場合に比べて、補助板ばね6の変形を円滑にできるので、変形時に応力が集中しにくくなり、長期に渡って良好なクリック感触を得ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、カム山部32bを覆うように設けたスライド部材3の張出部32cによって、クリック板ばね5の膨出部5bの少なくとも頂部5fが覆われている。したがって、上方に突出する操作部38がカバー部材7の開口部71に挿通される形態のスライドスイッチにおいて、スライド部材3のカム山部32bと係脱するクリック板ばね5の膨出部5bがカバー部材7の開口部71内に位置していても、この膨出部5bの少なくとも頂部5fが開口部71から露出するのを防ぐことができる。このため、仮に開口部71から異物が侵入した場合でも、この異物が膨出部5bやカム山部32bに付着しにくいものとなり、異物によるクリック感触の悪化を防止することができる。また、クリック板ばね5の一端部5cと他端部5dには、切欠き部5eが設けられていないことから、この一端部5cと他端部5dとを、ケース2とカバー部材7との間で上下方向の動きを規制することができるので、クリック板ばね5がスライド部材3に係脱して変形する際に、不所望に傾くのを防止でき、良好なクリック感触を確実に得ることができる。
また、本実施の形態においては、膨出部5bの頂部5fがカム山部32bと係合していない非係合状態、すなわち、非操作状態において、クリック板ばね5の一端部5cまたは他端部5dを受け入れ可能な一対の逃げ部32dの間に位置するスライド部材3の張出部32cを、切欠き部5eが形成された部分におけるクリック板ばね5の上端面とカバー部材7との間に配設している。このため、スライド部材3の張出部32cは、クリック板ばね5の端面上に位置して、スライド部材3とクリック板ばね5とがオーバーラップするものとなるので、スライドスイッチ100のスライド方向と直交する幅方向(Y1−Y2方向)の寸法を小さくすることが可能となる。また、張出部32cの少なくとも一部は、カバー部材7で覆われているため、張出部32cにおいてもスライド部材3の上下方向の動きを規制できるので、クリック板ばね5とスライド部材3とが係脱する際に、スライド部材3が上昇するような不所望な動きの発生を防止して、良好にスライド部材3を操作することができる。
また、本実施の形態においては、補助板ばね6の高さ寸法を切欠き部5eが設けられていないクリック板ばね5の両端部(一端部5c及び他端部5d)と同等にしているので、補助板ばね6の上下方向における寸法が確保されるため、クリック板ばね5を付勢する弾性力が弱くなるのを抑制できる。
なお、本発明は、上述した本実施の形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば、以下のように変形して実施することができ、これらの実施の形態も本発明の技術的範囲に属する。
本実施の形態においては、補助板ばね6に形成した第1凹部6cと第2凹部6dは、何れも3個としたが、複数個であれば3個に限られない。また、第1凹部6cと第2凹部6dの数は、同数でなくとも構わない。例えば、第1凹部6cを4個とし、第2凹部6dを3個としても良い。
また、本実施の形態においては、補助板ばね6に応力が集中しにくいものとするために、第1凹部6cと第2凹部6dの形状を、U字状としたが、V字状や矩形状等の他の形状を除外するものではない。
また、本実施の形態では、クリック板ばね5及び補助板ばね6の板面が、収容部20の内底面21と交差するように収容部20内に保持されるものとしたが、クリック板ばね5及び補助板ばね6の板面が、収容部20の内底面21と平行に配置されたものでも良い。
さらに、本実施の形態においては、カバー部材7に開口部71を設けて、スライド部材3の操作部38が開口部71から上方に突出するものとしたが、カバー部材7に開口部を設けずに、スライド部材3の操作部38が、ハウジングの側方へ突出するスライドスイッチとすることも可能である。この場合には、ケース2に切欠き部を設け、この切欠き部を介して操作部を側方へ突出させる構成を採用することができる。
また、本実施の形態においては、スライド部材3に、カム山部32bを覆う張出部32cを設けて、この張出部32cの一部をクリック板ばね5の切欠き部5e内に配置したものとしたが、スライド部材3に張出部32cを設けない構成であっても構わない。この場合には、クリック板ばね5に切欠き部を形成する必要はない。
1 固定接点
11 第1固定接点
11a 第1端子部
12 第2固定接点
12a 第2端子部
2 ケース
20 収容部
20a 第1収容部
20b 第2収容部
21 内底面
22 底壁部
23 側壁部
23a 第1側壁部
23b 第2側壁部
24 案内壁部
25 支持突部
26 凹溝
27 凹部
28 取付部
3 スライド部材
30 本体部
31 第1部分
31a 配置部
32 第2部分
32a 壁部
32b カム山部
32c 張出部
32d 逃げ部
33 凹溝部
38 操作部
4 可動接点
4a 基部
4b 第1接点部
4c 第2接点部
4d 延出部
5 クリック板ばね
5a 板状部
5b 膨出部
5c 一端部
5d 他端部
5e 切欠き部
5f 頂部
6 補助板ばね
6a 第1外縁部(上端部)
6b 第2外縁部(下端部)
6c 第1凹部
6d 第2凹部
7 カバー部材
7a 天板部
7b 位置決め片
7c 取付片
71 開口部
90 ハウジング
100 スライドスイッチ

Claims (5)

  1. 固定接点が設けられたハウジングと、前記固定接点と摺接する可動接点と、前記ハウジング内にスライド可能に保持され前記可動接点が設けられたスライド部材と、前記スライド部材のスライド方向に延在する板状に形成され、一面側に前記スライド部材と係脱する膨出部が設けられたクリック感触を得るためのクリック板ばねと、前記スライド部材のスライド方向に延在する板状に形成されると共に前記クリック板ばねの他面側に配設され、当該クリック板ばねを付勢可能な補助板ばねと、を備えたスライドスイッチにおいて、
    前記補助板ばねは、当該補助板ばねの延在方向に沿った互いに対向する第1外縁部と第2外縁部とを有し、
    前記第1外縁部には、前記第2外縁部側に向かって切り欠かれた複数の第1凹部が形成されると共に、前記第2外縁部には、前記第1外縁部側に向かって切り欠かれた複数の第2凹部が形成されており、
    前記第1凹部と第2凹部とが、前記補助板ばねの延在方向において、互い違いとなるように前記補助板ばねに設けられていることを特徴とするスライドスイッチ。
  2. 前記第1凹部及び第2凹部が、U字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドスイッチ。
  3. 前記ハウジングは、上方が開放された収容部を有するケースと、前記収容部を覆うように前記ケースに被せられ中央部に開口部を有するカバー部材とにより構成され、
    前記クリック板ばね及び前記補助板ばねは、それぞれ、その板面が前記収容部の内底面と交差するように前記収容部内に保持されており、
    前記スライド部材は、前記収容部に配設される本体部と、この本体部から上方に突出し前記開口部に挿通される操作部とを備えると共に、前記本体部は、前記膨出部に係脱するカム山部とこのカム山部を覆うように設けられた張出部とを有し、
    前記クリック板ばねの上端部には、当該クリック板ばねの延在方向における一端部及び他端部を除いた領域に切欠き部が形成され、
    前記膨出部の少なくとも頂部が前記張出部に覆われていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスライドスイッチ。
  4. 前記張出部の少なくとも一部は、前記カバー部材に覆われていると共に、前記スライド部材が一方または他方の移動末端までスライドした際に、前記クリック板ばねの前記一端部または他端部を受け入れ可能な一対の逃げ部が、前記張出部に形成されており、前記膨出部の頂部が前記カム山部と係合していない非係合状態において、前記一対の逃げ部の間に位置する前記張出部は、前記切欠き部が形成された部分における前記クリック板ばねの上端面と前記カバー部材との間に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のスライドスイッチ。
  5. 前記補助板ばねの上下方向における高さ寸法は、前記クリック板ばねの前記一端部及び他端部と同等に形成され、前記補助板ばねの上端部における一面が、前記スライド部材の前記張出部の端面と対向していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のスライドスイッチ。
JP2013212203A 2013-10-09 2013-10-09 スライドスイッチ Active JP6052842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212203A JP6052842B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 スライドスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212203A JP6052842B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 スライドスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015076291A JP2015076291A (ja) 2015-04-20
JP6052842B2 true JP6052842B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=53000985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013212203A Active JP6052842B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 スライドスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6052842B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115544Y2 (ja) * 1977-05-18 1986-05-14
JPS59134251U (ja) * 1983-02-26 1984-09-07 株式会社神林製作所 コ−ドスイツチ
JP2010033843A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Alps Electric Co Ltd スライド操作型電気部品
JP5366721B2 (ja) * 2009-09-01 2013-12-11 アルプス電気株式会社 スライドスイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015076291A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101155814B1 (ko) 단자 및 이것을 사용한 커넥터
JP5924038B2 (ja) 端子の接続構造
JP5119051B2 (ja) 押釦スイッチ
JP5708728B2 (ja) 接続端子およびこれを用いたコネクタ
JP6247520B2 (ja) 薄型コネクタ
JP6660856B2 (ja) スイッチ装置
JP6247517B2 (ja) 薄型コネクタ
JP6052842B2 (ja) スライドスイッチ
TW201314724A (zh) 開關
TWI665696B (zh) switch
JP4857183B2 (ja) 複合操作型スイッチ装置
JP5928415B2 (ja) メモリーカード用コネクタ
JP4418378B2 (ja) ポインティング装置
JP3184135U (ja) スライドスイッチ
JP5366721B2 (ja) スライドスイッチ
JP6468556B2 (ja) 入力スイッチおよび入力装置
JP6221056B2 (ja) プッシュスイッチ
JP2005340061A (ja) スライドスイッチ
JP7459772B2 (ja) 電磁継電器
JP5396195B2 (ja) スライドスイッチ
JP2010033843A (ja) スライド操作型電気部品
JP2017201593A (ja) 電磁継電器
JP4920527B2 (ja) 多方向入力装置
JP2006173459A (ja) スライド型可変抵抗器
JP2019153754A (ja) コイル部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6052842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350