JP7459772B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁継電器に関する。
ヒンジバネを備えたヒンジ型の電磁継電器において、2つの磁極端部を有するU字型のヨークを備えた電磁継電器が知られている(特許文献1参照)。ヨークは、固定鉄心を兼ねた構成であり、2つの磁極端部のうち、一方は、可動鉄片のヒンジ支点として、他方は可動鉄片の吸着面として機能する。
特開平10-125200号公報
引用文献1に開示された電磁継電器では、ヨークにおいて、固定鉄心として機能する部分の設計の自由度が特に低い。例えば、固定鉄心の磁路断面を確保するには、ヨークを厚くする必要があるが、ヨークを厚くすると曲げ加工が難しくなるため、ヨークの厚みに制限が出てしまう。また、ヨークを厚くした場合は、ヨークの底部が肉厚になり、電磁継電器の電磁石部が大型化するおそれがある。
本発明の課題は、可動鉄片を吸着する吸着面がヨークに設けられる電磁継電器において、ヨークに接続される固定鉄心の設計の自由度を高めることにある。
本発明の一態様に係る電磁継電器は、可動鉄片と、保持部材と、電磁石部と、付勢部材とを備える。保持部材は、可動鉄片を回動可能に保持する。電磁石部は、電磁力によって可動鉄片を回動させる。電磁石部は、スプールと、コイルと、固定鉄心と、ヨークとを含む。スプールは、筒状である。コイルは、スプールに巻回されている。固定鉄心は、スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成されている。ヨークは、固定鉄心に連結されコイルの少なくとも一部を囲む。付勢部材は、可動鉄片をヨークから離れる方向に付勢する。ヨークは、可動鉄片を吸着する吸着面を含む。可動鉄片は、保持部材又は固定鉄心を支点として電磁力に応じて回動する。
この電磁継電器では、固定鉄心が、複数の板部材を積層して形成されており、可動鉄片が、電磁石部の電磁力によってヨークの吸着面に吸着されることで、保持部材又は固定鉄心を支点として回動する。すなわち、可動鉄片を吸着する吸着面がヨークに設けられる電磁継電器において、固定鉄心が複数の板部材を積層して形成されている。これにより、固定鉄心の厚み、断面積或いは磁極形状などを任意に変えることができる。すなわち、可動鉄片を吸着する吸着面がヨークに設けられる電磁継電器において、ヨークに接続される固定鉄心の設計の自由度を高めることができる。例えば、固定鉄心の縦横比の設計が容易になるので、コイルの薄型化が可能となり、可動鉄片を短くして電磁継電器の小型化を図ることができる。また、ヨークを固定鉄心と別体にすることができるので、固定鉄心と同様に、ヨークの形状をより自由に設計することも可能になる。
保持部材は、付勢部材と一体であり、可動鉄片をヨークから離れる方向に付勢するヒンジバネであってもよい。この場合は、電磁継電器の構成が簡単になる。
複数の板部材は、第1板部材を含んでもよい。第1板部材は、複数の板部材においてスプールから最も突出する突出部を含んでもよい。可動鉄片は、第1板部材の突出部を支点として電磁力に応じて回動してもよい。この場合は、可動鉄片と固定鉄心との当接箇所が安定する。
第1板部材の突出部は、先端部に斜面が形成されてもよい。この場合は、可動鉄片と固定鉄心との当接箇所がより安定する。
電磁継電器は、可動鉄片の回動に応じて可動鉄片に押圧される可動部材をさらに備えてもよい。可動鉄片は、保持部材に連結される第1端と、第1端と反対側で可動部材に連結される第2端とを含んでもよい。可動鉄片は、第2端が吸着面から最も離れた復帰位置と、第2端が吸着面に最も近づく動作位置との間で回動可能であってもよい。可動鉄片の第2端は、可動鉄片が復帰位置にあるときに、スプールに対して第1板部材の突出部よりも突出していてもよい。第1板部材の突出部は、第1板部材の突出部は、可動鉄片が動作位置にあるときに、スプールに対して可動鉄片の第2端よりも突出していてもよい。この場合は、可動鉄片の回動によって可動鉄片が可動部材を押圧するときにおいて、可動鉄片の押圧位置がずれることを抑制できる。
複数の板部材は、第1板部材と形状が異なる第2板部材をさらに含んでもよい。第1板部材は、第1方向に延びる第1本体部と、第1本体部から第1方向に突出する第1係合突起とを含んでもよい。突出部は、スプールから第1方向と反対側の第2方向に突出してもよい。第2板部材は、第1方向に延びる第2本体部と、第2本体部から第1方向に突出する第2係合突起とを含んでもよい。第1方向及び複数の板部材の厚み方向に直交する方向を幅方向とした場合において、第1係合突起の幅方向の寸法は、第2係合突起の幅方向の寸法と異なってもよい。ヨークは、第1係合突起が係合する第1係合孔と、第2係合突起が係合する第2係合孔とを含んでもよい。この場合は、形状が異なる複数の板部材をヨークに挿入するときに、組み付け間違いを防止できる。
複数の板部材は、互いに同じ形状を有してもよい。複数の板部材のそれぞれは、本体部と、本体部から第1方向に突出する第1係合突起と、第1係合突起から第1方向に突出する第2係合突起と、本体部から第1方向と反対側の第2方向に突出する突出部とを含んでもよい。第1方向及び複数の板部材の厚み方向に直交する方向を幅方向とした場合において、第1係合突起の幅方向の寸法は、本体部の幅方向の寸法よりも小さく、第2係合突起の幅方向の寸法よりも大きくてもよい。ヨークは、第1係合突起が係合する第1係合孔と、第2係合突起が係合する第2係合孔とを含んでもよい。可動鉄片は、複数の板部材のうち第2係合孔に係合する板部材の突出部を支点として電磁力に応じて回動してもよい。この場合は、複数の板部材を同じ形状で構成できるとともに、第2係合孔に係合する板部材の突出部が他の板部材よりもスプールから突出する構成となるので、可動鉄片と固定鉄心との当接箇所が安定する。
固定鉄心の磁極端部は、少なくとも一部が平坦面で構成されてもよい。可動鉄片は、平坦面に向かって突出するとともに平坦面に接触する支持突起を含んでもよい。この場合は、複数の板部材を同じ形状で構成することができる。また、固定鉄心の形状を簡易化できる。
複数の板部材は、互いに同じ形状を有していてもよい。固定鉄心は、固定鉄心の磁極端部に接続される支持部材をさらに含んでもよい。可動鉄片は、支持部材を支点として電磁力に応じて回動してもよい。この場合は、複数の板部材を同じ形状で構成することができる。また、支持部材によって固定鉄心の磁極端部の形状を任意の形状にできる。また、固定鉄心の両端をカシメる構造にすることで、固定鉄心の形状を簡易化できる。
保持部材は、スプール又は固定鉄心であってもよい。この場合は、保持部材をヒンジバネ以外の部材で構成することができる。
可動鉄片は、保持部材と固定鉄心との間に一部が配置され、保持部材と固定鉄心とによって回動可能に支持されてもよい。この場合は、保持部材をヒンジバネ以外の部材で構成することができる。
本発明によれば、可動鉄片を吸着する吸着面がヨークに設けられる電磁継電器において、ヨークに接続される固定鉄心の設計の自由度を高めることができる。
電磁継電器の断面模式図である。 接点装置周辺の断面模式図である。 電磁石部の断面模式図である。 固定鉄心とヨークとの連結を説明するための図である。 固定鉄心とヨークとの連結を説明するための図である。 変形例に係る電磁石部の断面模式図である。 変形例に係る電磁石部の断面模式図である。 変形例に係る電磁石部の断面模式図である。 変形例に係る電磁石部の断面模式図である。 変形例に係る電磁石部の断面模式図である。 変形例に係る電磁石部周辺の斜視図である。 変形例に係る電磁石部周辺の斜視図である。 変形例に係る電磁石部周辺の斜視図である。
以下、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面を参照するときにおいて、説明を分かり易くするために図1における上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」、紙面の手前側を「前」、紙面の奥側を「後」として説明する。図1は電磁継電器100の内部を前方から見た模式図である。
図1は、電磁継電器100の断面模式図である。電磁継電器100は、いわゆるヒンジ型の電磁継電器である。電磁継電器100は、ベース2と、接点装置3と、電磁石部4と、ヒンジバネ5と、可動鉄片11とを備えている。ベース2は、樹脂などの絶縁性を有する材料で形成されている。ベース2は、接点装置3及び電磁石部4を支持している。接点装置3及び電磁石部4は、ベース2に取り付けられる図示しないケースに収容される。
図2は、接点装置3周辺の断面を右方から見た断面模式図である。接点装置3は、第1固定端子6と、第2固定端子7と、可動接触片8と、可動部材9と、復帰バネ10とを含む。第1固定端子6、第2固定端子7及び可動接触片8は、板状の端子であり、銅などの導電性を有する材料で形成されている。
第1固定端子6は、略L字形状の端子である(図1参照)。第1固定端子6は、略U字形状の端子であってもよい。第1固定端子6は、ベース2に支持されている。
第1固定端子6は、第1接点支持部6aと、第1固定接点6bと、外部接続部6cとを含む。第1接点支持部6aは、左右方向に延びている。第1固定接点6bは、第1接点支持部6aに配置されている。本実施形態では、第1固定接点6bは、第1固定端子6と別体であるが、第1固定端子6と一体であってもよい。外部接続部6cは、ベース2から下方向に突出しており、図示しない外部機器と電気的に接続される。
第2固定端子7は、第1固定端子6と同様の形状である。第2固定端子7は、第1固定端子6と前後方向に離れた位置でベース2に支持されている。第2固定端子7は、第2接点支持部7aと、第2固定接点7bと、外部接続部7cとを含む。第2固定端子7の各構成は、第1固定端子6の各構成と同様であるため説明を省略する。
可動接触片8は、前後方向に延びている。可動接触片8は、可動部材9に固定されている。可動接触片8は、第1固定端子6及び第2固定端子7の上方に配置されている。可動接触片8は、第1可動接点8aと、第2可動接点8bとを含む。第1可動接点8aは、第1固定接点6bと向かい合って配置されており、第1固定接点6bに接触可能である。第2可動接点8bは、第2固定接点7bと向かい合って配置されており、第2固定接点7bに接触可能である。本実施形態では、第1可動接点8a及び第2可動接点8bは、可動接触片8と別体であるが、可動接触片8と一体であってもよい。
可動部材9は、上下方向に延びている。可動部材9は、上下方向に移動可能に設けられる。可動部材9の上下方向の移動は、ベース2に形成された凹部2aによって案内される。可動部材9は、樹脂などの絶縁性を有する材料で形成されている。本実施形態では、インサート成形によって可動部材9に可動接触片8が固定されている。したがって、可動部材9の上下方向の移動に伴い、可動接触片8は、可動部材9と一体的に移動する。
復帰バネ10は、ベース2と可動部材9の間に配置され、可動部材9を上方に向けて付勢する。復帰バネ10は、可動部材9を介して、可動鉄片11を後述するヨーク44から離れる方向に付勢する。復帰バネ10は、ベース2の凹部2aに配置されている。
図3は、電磁石部4の断面模式図である。電磁石部4は、電磁力によって可動鉄片11を回動させる。電磁石部4は、スプール41と、コイル42と、固定鉄心43と、ヨーク44とを含む。スプール41は、筒状である。スプール41は、ボビン41aと、1対のフランジ部41b,41cとを含む。ボビン41aは、上下方向に延びている。1対のフランジ部41b,41cは、外径がボビン41aの外径よりも大径である。フランジ部41bは、ボビン41aの上端に配置されている。フランジ部41cは、ボビン41aの下端に配置されている。コイル42は、スプール41のボビン41aの外周に巻回されている。
固定鉄心43は、ボビン41aの内側に配置されている。固定鉄心43は、複数の板部材51―54を積層して形成された積層鉄心である。本実施形態では、固定鉄心43は、4つの板部材51-54を積層して形成されている。板部材51-54の上端は、スプール41のフランジ部41bよりも上方に突出している。板部材51は、板部材52-54よりも上下方向に延びている。板部材51は、板部材52-54よりも上方に突出している。板部材52-54のそれぞれは、互いに同じ形状である。板部材52は、板部材51の右側に配置されている。板部材53は、板部材52の右側に配置されている。板部材54は、板部材53の右側に配置されている。
図4(a)は、板部材51を左右方向から見た図である。図4におけるZ1方向(下方)は、第1方向の一例である。図4におけるZ2方向(上方)は、第2方向の一例である。図4におけるX方向は、図4の紙面に直交する方向であり、複数の板部材51-54の厚み方向に対応する。図4におけるY方向は、Z1、Z2、及びX方向と直行する方向であり、複数の板部材51-54の幅方向に対応する。
板部材51は、本体部51aと、突出部51bと、係合突起51cとを含む。本体部51aは、ボビン41aの内周部に収容される。突出部51bは、固定鉄心43の磁極端部43aの一部を構成している。突出部51bは、スプール41から上方に突出している。突出部51bは、複数の板部材51-54においてスプール41から最も上方に突出している。突出部51bは、スプール41に対してヨーク44の後述する吸着面44cよりも上方に突出している。突出部51bの一部は、スプール41のフランジ部41bの上方に配置される。突出部51bのY方向の寸法は、本体部51aのY方向の寸法よりも大きい。係合突起51cは、本体部51aの下端から下方に突出している。係合突起51cのY方向の寸法は、本体部51aのY方向の寸法よりも小さい。
図4(b)は、板部材52を左右方向から見た図である。板部材52は、本体部52aと、突出部52bと、係合突起52cとを含む。本体部52aは、ボビン41aの内周部に収容される。突出部52bは、固定鉄心43の磁極端部43aの一部を構成している。突出部52bは、本体部52aの上端から上方に突出している。突出部52bは、スプール41のフランジ部41bの上方に配置される。突出部52bの上端は、突出部51bの上端よりも下方に配置される。突出部52bのY方向の寸法は、本体部52aのY方向の寸法よりも大きい。突出部52bのY方向の寸法は、突出部51bのY方向の寸法と等しい。係合突起52cは、本体部52aの下端から下方に突出している。係合突起52cのY方向の寸法は、本体部52aのY方向の寸法よりも小さい。係合突起52cの幅方向の寸法は、係合突起51cの幅方向の寸法と異なる。本実施形態では、係合突起52cのY方向の寸法は、係合突起51cのY方向の寸法よりも小さい。
図4(c)は、ヨーク44を上方から見た図である。ヨーク44は、固定鉄心43に連結されている。ヨーク44は、コイル42の少なくとも一部を囲む。ヨーク44は、L字状に屈曲した形状を有している。詳細には、ヨーク44は、連結部44aと、起立部44bと、吸着面44cとを含む。連結部44aは、ベース2に接触して配置されている。連結部44aには、固定鉄心43が固定されている。
連結部44aは、第1係合孔56aと、第2係合孔56bとを含む。第1係合孔56a及び第2係合孔56bは、上下方向に貫通する孔である。第1係合孔56aは、板部材51の係合突起51cが係合する。第2係合孔56bは、板部材52の係合突起52cが係合する。第2係合孔56bは、第1係合孔56aに連続して形成されている。第2係合孔56bのY方向の寸法は、第1係合孔56aのY方向の寸法よりも小さい。
起立部44bは、連結部44aの右端から上方に延びている。起立部44bは、コイル42の右方を覆う。吸着面44cは、起立部44bの上端に形成されている。本実施形態では、吸着面44cは、起立部44bの上端面によって構成される。吸着面44cは、可動鉄片11と向かい合って配置されている。吸着面44cは、可動鉄片11の下方に配置されており、可動鉄片11と上下方向に離れて配置されている。吸着面44cは、電磁力によって可動鉄片11を吸着する。
図1に示すように、ヒンジバネ5は、可動鉄片11を回動可能に保持している。ヒンジバネ5は、可動鉄片11をヨーク44の吸着面44cから離れる方向に付勢する。ヒンジバネ5の一部は、スプール41と固定鉄心43とで挟まれている。本実施形態におけるヒンジバネ5は、保持部材及び付勢部材の一例である。
図1に示すように、可動鉄片11は、第1端11aがヒンジバネ5に連結されている。可動鉄片11は、第1端11aと反対側の第2端11bが可動部材9に連結されている。可動鉄片11は、板状の部材で構成されており、一部が吸着面44cの上方に配置されている。可動鉄片11は、電磁力に応じて回動するときにヒンジバネ5又は固定鉄心43を支点として回動する。本実施形態では、可動鉄片11は、固定鉄心43の突出部51bを支点として回動する。可動鉄片11は、第2端11bが吸着面44cから最も離れた復帰位置と、第2端11bが吸着面44cに最も近づく動作位置との間で回動可能である。詳細には、図3に示すように、可動鉄片11は、コイル42に電圧が印加されていない状態において、実線で示す動作位置にあり、板部材51の突出部51bの上端部51dに接触している。可動鉄片11は、電磁力によって吸着面44cに吸着されると、突出部51bを支点として吸着面44cに近づく方向に回動して、2点鎖線で示す動作位置に移動する。
次に、電磁継電器100の動作について説明する。コイル42に電圧が印加されていない状態では、ヒンジバネ5及び復帰バネ10の弾性力によって可動接点8a,8bが固定接点6b,7bから開離している。コイル42に電圧が印加されて励磁されると、電磁力によって可動鉄片11が吸着面44cに吸着される。これにより、ヒンジバネ5及び復帰バネ10の弾性力に抗して、可動鉄片11が突出部51bを支点として吸着面44cに近づく方向に回動する。これにより、可動接触片8が可動部材9を介して固定接点6b,7bに近づく方向に移動して、可動接点8a,8bが固定接点6b,7bに接触する。コイル42の電圧の印加が停止されると、ヒンジバネ5及び復帰バネ10の弾性力によって可動接触片8が可動部材9を介して固定接点6b,7bから離れる方向に移動し、可動接点8a,8bが固定接点6b,7bから開離する。
上述した電磁継電器100では、固定鉄心43が、複数の板部材51-54を積層して形成されており、可動鉄片11が、電磁石部4の電磁力によってヨーク44の吸着面44cに吸着されることで、固定鉄心43を支点として回動する。すなわち、ヨーク44に可動鉄片11を吸着する吸着面44cが設けられる電磁継電器100において、固定鉄心43が複数の板部材51-54を積層して形成されている。これにより、固定鉄心43の厚み、断面積或いは磁極形状などを任意に変えることができる。すなわち、ヨーク44に可動鉄片11を吸着する吸着面44cが設けられる電磁継電器100において、固定鉄心43の設計の自由度を高めることができる。例えば、固定鉄心43の縦横比の設計が容易になるので、コイル42の薄型化が可能となり、可動鉄片11を短くして電磁継電器100の小型化を図ることができる。また、ヨーク44を固定鉄心43と別体にすることができるので、固定鉄心43と同様に、ヨーク44の形状をより自由に設計することも可能になる。
以上、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、板部材52の左側に板部材51が配置されていたが、板部材51は、板部材52と板部材53との間に配置してもよいし、板部材54の右側に配置してもよい。また、複数の板部材51-54の数や形状は、適宜変更されてもよい。
固定鉄心43は、複数の同じ形状の板部材を積層して形成されてもよい。図5に示す形状の板部材151を4つ積層して固定鉄心43を形成してもよい。板部材151は、本体部151aと、突出部151bと、第1係合突起151cと、第2係合突起151dとを含む。第1係合突起151cのY方向の寸法は、本体部151aのY方向の寸法よりも小さく、第2係合突起151dのY方向の寸法よりも大きい。第2係合突起151dは、第1係合突起151cに隣接して形成されている。連結部44aの第1係合孔156aは、第1係合突起151cに対応して形成され、連結部44aの第2係合孔156bは、第2係合突起151dに対応して形成されている。ここでは、第1係合孔156aに3つの板部材151の第1係合突起151cが係合する。この場合、第2係合孔156bに係合する板部材151が第1係合孔156aに係合する板部材151よりも上方に突出する構成となる。
前記実施形態では、板部材51が他の板部材52-54よりも上方に突出していたが、磁極端部43aにおいて、階段状の段差が形成されるように吸着面44cから離れた位置にある板部材ほど上方に突出していてもよい。また、吸着面44cに近づくにつれて磁極端部43aの幅方向の寸法が大きく、或いは小さくなるように複数の板部材51-54が構成されてもよい。また、図6に示すように、板部材51を板部材52と同じ形状にして、固定鉄心43の磁極端部43aが平坦になるように構成されてもよい。この場合は、可動鉄片11の回動時において、複数の板部材51-54の突出部51b-54bに干渉されないように、吸着面44cを突出部51b-54bよりも上方に配置することが好ましい。
図7に示すように、固定鉄心43の支点となる突出部51bに斜面51eが設けられてもよい。斜面51eは、上端部51dをシェービングして形成されている。斜面51eは、ヨーク44の起立部44bに近づく方向に延びている。この場合は、可動鉄片11と上端部51dとの接触箇所が安定する。また、図7に示すように、可動鉄片11が復帰位置にあるときに、可動鉄片11の第2端11bをスプール41に対して第1板部材51の突出部51bよりも突出するように構成してもよい。また、可動鉄片11が動作位置(図7の2点鎖線で示す位置)にあるときに、第1板部材51の突出部51bをスプール41に対して可動鉄片11の第2端11bよりも突出するように構成してもよい。言い換えると、可動鉄片11が復帰位置において、可動鉄片11の第1端11aが第2端11bよりも下方に位置し、可動鉄片11が動作位置において、可動鉄片11の第1端11aが第2端11bよりも上方に位置するように構成されてもよい。この場合は、可動鉄片11が可動部材9を押圧する位置が安定する。なお、図8に示すように、シェービングによって固定鉄心43の磁極端部43aが全体的に斜面となるように構成されてもよい。
図9に示すように、可動鉄片11の回動動作を安定させるために、少なくとも1つの支持突起9cを可動鉄片11に設けてもよい。図9に示す例では、磁極端部43aが平坦面で構成されており、支持突起9cが平坦面に向かって突出するとともに平坦面に接触している。支持突起9cは、磁極端部43aと線接触となるように、前後方向に延びている。なお、支持突起9cは、前後方向に間隔を隔てて複数設けられてもよい。
図10に示すように、固定鉄心43は、磁極端部43aに接続される支持部材56をさらに含んでもよい。複数の板部材51-54は、互いに同じ形状で構成され、固定鉄心43は両端をカシメる構造としている。可動鉄片11は、支持部材56を支点として電磁力に応じて回動する。支持部材56において、可動鉄片11の支点となる部分は、磁極端部43aよりも上方に位置している。
前記実施形態では、可動鉄片11がヒンジバネ5に回動可能に保持されていたが、図11から図13に示すように、可動鉄片11は、スプール41、固定鉄心43などの他の部材に回動可能に保持されてもよい。その場合、ヒンジバネ5は省略されてもよい。図11は、可動鉄片11がスプール41に保持される構成の一例を示している。図11に示すように、可動鉄片11の第1端11a付近の前後方向における両端に回転軸70を設けて、回転軸70を回転可能に保持する保持部71をスプール41に設けてもよい。回転軸70は、前後方向に延びている。保持部71は、スプール41のフランジ部41bに形成されている。この場合は、可動鉄片11が保持部71を支点として回動する。
図12は、可動鉄片11が固定鉄心43に保持される構成の一例を示している。図12に示す例では、可動鉄片11が固定鉄心43の一部に左右方向から挟まれて保持されている。詳細には、可動鉄片11の第1端11a付近の前後方向における両端に凹部72が形成されている。凹部72は、前後方向に凹んで形成されている。板部材51の突出部51bには、上下方向に延びる突起73が形成されている。突起73は、凹部72に係合して可動鉄片11を左右方向から挟む。これより、可動鉄片11が固定鉄心43に回動可能に保持される。
図13は、可動鉄片11の上部に配置される保持部材76によって可動鉄片11が回動可能に保持される構成を示している。詳細には、可動鉄片11は、保持部材76と固定鉄心43との間に一部が配置され、保持部材76と固定鉄心43とによって回動可能に支持されている。保持部材76は、円柱形状であり、前後方向に延びている。可動鉄片11は、保持部材76の外周面に沿った形状を有する凹部77を上面に有している。凹部77は、前後方向に延びている。保持部材76は、スプール41のフランジ部41bに形成された支持部78に支持されている。
前記実施形態では、可動鉄片11が固定鉄心43を支点として回動していたが、可動鉄片11は、ヒンジバネ5を支点として吸着面44cに近づく方向に回動してもよい。この場合、固定鉄心43に必ずしも接触していなくてもよい。
本発明によれば、可動鉄片を吸着する吸着面がヨークに設けられる電磁継電器において、ヨークに接続される固定鉄心の設計の自由度を高めることができる。
4 電磁石部
5 ヒンジバネ
11 可動鉄片
41 スプール
42 コイル
43 固定鉄心
44 ヨーク
44c 吸着面
51 板部材(第1板部材の一例)
51a 本体部
51b 突出部
51c 係合突起
51e 斜面
52 板部材(第2板部材の一例)
56a 第1係合孔
56b 第1係合孔
76 支持部材
100 電磁継電器
151b 突出部
151c 第1係合突起
151d 第2係合突起

Claims (11)

  1. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面を含み、
    前記可動鉄片は、前記保持部材又は前記固定鉄心を支点として前記電磁力に応じて回動し、前記保持部材と前記固定鉄心との間に一部が配置され、前記保持部材と前記固定鉄心とによって回動可能に支持されている、
    電磁継電器。
  2. 前記保持部材は、前記付勢部材と一体であり、前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢するヒンジバネである、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面を含み、
    前記複数の板部材は、第1板部材を含み、
    前記第1板部材は、前記複数の板部材において前記スプールから最も突出する突出部を含み、
    前記可動鉄片は、前記第1板部材の前記突出部を支点として前記電磁力に応じて回動する、
    磁継電器。
  4. 前記第1板部材の前記突出部は、先端部に斜面が形成されている、
    請求項3に記載の電磁継電器。
  5. 前記可動鉄片の回動に応じて前記可動鉄片に押圧される可動部材をさらに備え、
    前記可動鉄片は、前記保持部材に連結される第1端と、前記第1端と反対側で前記可動部材に連結される第2端とを含み、前記第2端が前記吸着面から最も離れた復帰位置と、前記第2端が前記吸着面に最も近づく動作位置との間で回動可能であり、
    前記可動鉄片の前記第2端は、前記可動鉄片が前記復帰位置にあるときに、前記スプールに対して前記第1板部材の前記突出部よりも突出しており、
    前記第1板部材の前記突出部は、前記可動鉄片が前記動作位置にあるときに、前記スプールに対して前記可動鉄片の前記第2端よりも突出している、
    請求項3又は4に記載の電磁継電器。
  6. 前記複数の板部材は、前記第1板部材と形状が異なる第2板部材をさらに含み、
    前記第1板部材は、第1方向に延びる第1本体部と、前記第1本体部から前記第1方向に突出する第1係合突起とを含み、
    前記突出部は、前記スプールから前記第1方向と反対側の第2方向に突出し、
    前記第2板部材は、前記第1方向に延びる第2本体部と、前記第2本体部から前記第1方向に突出する第2係合突起とを含み、
    前記第1方向及び前記複数の板部材の厚み方向に直交する方向を幅方向とした場合において、前記第1係合突起の幅方向の寸法は、前記第2係合突起の幅方向の寸法と異なり、
    前記ヨークは、前記第1係合突起が係合する第1係合孔と、前記第2係合突起が係合する第2係合孔とを含む、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  7. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記複数の板部材は、互いに同じ形状を有しており、
    前記複数の板部材のそれぞれは、本体部と、前記本体部から第1方向に突出する第1係合突起と、前記第1係合突起から前記第1方向に突出する第2係合突起と、前記本体部から前記第1方向と反対側の第2方向に突出する突出部とを含み、
    前記第1方向及び前記複数の板部材の厚み方向に直交する方向を幅方向とした場合において、前記第1係合突起の幅方向の寸法は、前記本体部の幅方向の寸法よりも小さく、前記第2係合突起の幅方向の寸法よりも大きく、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面と、前記第1係合突起が係合する第1係合孔と、前記第2係合突起が係合する第2係合孔とを含み、
    前記可動鉄片は、前記複数の板部材のうち前記第2係合孔に係合する板部材の前記突出部を支点として前記電磁力に応じて回動する、
    磁継電器。
  8. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面を含み、
    前記固定鉄心の磁極端部は、少なくとも一部が平坦面で構成され、
    前記可動鉄片は、前記平坦面に向かって突出するとともに前記平坦面に接触する支持突起を含み、前記保持部材又は前記固定鉄心を支点として前記電磁力に応じて回動する、
    磁継電器。
  9. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面を含み、
    前記複数の板部材は、互いに同じ形状を有しており、
    前記固定鉄心は、前記固定鉄心の磁極端部に接続される支持部材をさらに含み、
    前記可動鉄片は、前記支持部材を支点として前記電磁力に応じて回動する、
    磁継電器。
  10. 可動鉄片と
    前記可動鉄片を回動可能に保持する保持部材と、
    筒状のスプールと、前記スプールに巻回されたコイルと、前記スプールの内側に配置され複数の板部材を積層して形成された固定鉄心と、前記固定鉄心に連結され前記コイルの少なくとも一部を囲むヨークとを含み、電磁力によって前記可動鉄片を回動させる電磁石部と、
    前記可動鉄片を前記ヨークから離れる方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ヨークは、前記電磁力によって前記可動鉄片を吸着する吸着面を含み、
    前記可動鉄片は、前記保持部材又は前記固定鉄心を支点として前記電磁力に応じて回動し、
    前記保持部材は、前記スプール又は前記固定鉄心である、
    磁継電器。
  11. 前記ヨークは、前記固定鉄心と別体である、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の電磁継電器。
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