JP2024039490A - 電磁石装置、及び電磁継電器 - Google Patents

電磁石装置、及び電磁継電器 Download PDF

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Abstract

【課題】落下等させた場合でも、ばねの変形の可能性を低減させることができる電磁石装置を提供する。【解決手段】電磁石装置(2)は、コイル(21)と、鉄心(22)と、コイルボビン(23)と、継鉄(24)と、接極子(25)と、ばね(26)と、を備える。ばね(26)は、鉄心(22)の上面(22a)と接触した接極子(25)を鉄心(22)の上面(22a)から離間させるように構成されている。ばね(26)は、第1腕部(261)と、第2腕部(262)と、突起部(264)と、を有する。第1腕部(261)は、継鉄(24)に接触し、中心軸に沿って延伸する。第2腕部(262)は、接極子(25)に接触し、鉄心(22)から離れるように第1腕部(261)の上端から延伸する。突起部(264)は、第1腕部(261)の延伸する方向と交差する方向に突出し、少なくとも一部が、接極子(25)の上面の上方に位置する。【選択図】図1

Description

本開示は、電磁石装置、及び電磁継電器に関し、より詳細には、接極子及びばねを備える電磁石装置、及びこの電磁石装置を備える電磁継電器に関する。
特許文献1には、接極子を駆動する電磁石装置を備える電磁継電器の一例が記載されている。
特許文献1に記載された電磁石装置は、コイルと、鉄心と、継鉄と、接極子と、ヒンジばねと、を備えている。ヒンジばねは、正面視で長方形、側面視で逆L字状に形成され、継鉄に接触しかつ接極子を付勢するように配置されている。
特許第6433706号公報
しかし、前記従来のヒンジばねは、電磁継電器を落下させてしまった場合等に、接極子の不意な移動により変形し、電磁継電器が正常に働かなくなるおそれがあった。
本開示は、落下等させた場合でも、ばねの変形の可能性を低減させることができる電磁石装置及び電磁継電器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電磁石装置は、コイルと、鉄心と、コイルボビンと、継鉄と、接極子と、ばねと、を備える。前記鉄心は、前記コイルの中心軸に沿って延伸し、前記コイルの内部に配置される。前記コイルボビンは、前記コイルが巻回されている。前記継鉄は、前記中心軸に沿って延伸する部分を有し、前記コイルボビンに保持される。前記接極子は、前記継鉄に連結され、前記鉄心の上面と接触または離間する。前記ばねは、前記鉄心の前記上面と接触した前記接極子を前記鉄心の前記上面から離間させるように構成されている。前記ばねは、第1腕部と、第2腕部と、突起部と、を有する。前記第1腕部は、前記継鉄に接触し、前記中心軸に沿って延伸する。前記第2腕部は、前記接極子に接触し、前記鉄心から離れるように前記第1腕部の上端から延伸する。前記突起部は、前記第1腕部の延伸する方向と交差する方向に突出し、少なくとも一部が、前記接極子の上面の上方に位置する。
本開示の一態様に係る電磁継電器は、前記電磁石装置と、第1固定接点と、前記第1固定接点と接触または離間する第1可動接点を有する可動接触子と、を備える。前記可動接触子は、前記接極子の移動に応じて前記第1可動接点を前記第1固定接点に接触または離間させる。
本開示は、落下等させた場合でも、ばねの変形の可能性を低減させることができるという利点がある。
図1は、実施形態の電磁継電器の分解斜視図である。 図2は、同上の電磁継電器の断面図である。 図3は、同上の電磁継電器の斜視図である。 図4は、同上の電磁継電器の電磁石装置のばねの斜視図である。 図5は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面から離間している場合の要部の斜視図である。 図6は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面に接触している場合の要部の斜視図である。 図7は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面に接触している場合の要部の側面図である。 図8は、同上の電磁継電器の要部の断面図におけるばねの部分の拡大図である。 図9は、同上の電磁継電器の要部の上面図である。 図10は、変形例1の電磁継電器におけるばねの斜視図である。 図11は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面から離間している場合の要部の斜視図である。 図12は、同上の電磁継電器の要部の上面図である。 図13は、変形例2の電磁継電器の分解斜視図である。 図14は、同上の電磁継電器の断面図である。 図15は、同上の電磁継電器の斜視図である。 図16は、同上の電磁継電器におけるばねの斜視図である。 図17は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面から離間している場合の要部の斜視図である。 図18は、同上の電磁継電器の要部の上面図である。 図19は、変形例3の電磁継電器におけるばねの斜視図である。 図20は、同上の電磁継電器において、接極子が鉄心の上面から離間している場合の要部の斜視図である。
(1)実施形態
以下、実施形態に係る電磁石装置及び電磁継電器について、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の1つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の電磁継電器1は、例えば電気自動車に搭載され、電気自動車の走行用のバッテリと負荷とをつなぐ電路に接続されて用いられる。電磁継電器1は、例えば、電気自動車のECU(Electronic Control Unit)からの制御信号に応じて、走行用のバッテリと負荷との間を電気的に接続または遮断して、走行用のバッテリから負荷への直流電力の供給状態を切り替える。
図1及び図2に示すように、本実施形態の電磁継電器1は、電磁石装置2と、接点装置3と、第1カバー11と、第2カバー12と、中間ケース13と、を備えている。電磁石装置2は、電磁力により接点装置3を駆動する。第1カバー11は、第2カバー12と組み合わされて電磁石装置2及び接点装置3を収容している。中間ケース13は、接点装置3を収容している。第1カバー11と第2カバー12と中間ケース13とで、電磁石装置2及び接点装置3を保持(ここでは収容)するハウジング10が構成される。
以下の説明では、便宜上、電磁石装置2の鉄心22が延伸している方向を上下方向と規定し、鉄心22から見て接極子25(第1部分251)側を上とし、接極子25(第1部分251)から見て鉄心22側を下とする。また、電磁石装置2と接点装置3とが並んでいる方向を左右方向と規定し、電磁石装置2から見て接点装置3側を右とし、接点装置3から見て電磁石装置2側を左とする。また、接点装置3の一対の固定接点31、32が並んでいる方向を前後方向と規定し、固定接点32から見て固定接点31側を前とし、固定接点31から見て固定接点32側を後ろとする。
まず、本実施形態の電磁石装置2について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、電磁石装置2は、コイル21と、鉄心22と、コイルボビン23と、継鉄24と、接極子25と、ばね26と、2つのコイル端子27と、を備えている。
コイル21は、コイルボビン23に巻かれた導線である。コイルボビン23の形状は、円筒状である。鉄心22は、コイル21の中心軸に沿って(上下に)延伸し、コイル21の内部に配置されている。鉄心22の一部は、コイルボビン23の内部に通されている。
継鉄24は、コイル21の中心軸に沿って延伸する部分(第1部分)241を有している。第1部分241は、上下に延伸する板状である。継鉄24は、第1部分241の一端(下端)から略直角方向(左方)に延伸する第2部分242をさらに有している。継鉄24は、略L字形状をしている。継鉄24は、コイルボビン23に保持されている。継鉄24は、コイル21で発生する磁束が通る磁気回路の一部を構成する。
接極子25は、継鉄24に連結され、鉄心22の上面22aと接触または離間する。より詳細には、接極子25は、継鉄24の第1部分241(の上端)に連結されている。接極子25は、接極子本体である第1部分251と、カード部である第2部分252とを有している。接極子25の第1部分251は、板状である。第1部分251は、鉄心22の上面22aに対向する位置に配置されている。接極子25の第2部分252は、棒状である。第2部分252は、第1部分251から接点装置3側へ突出している。より詳細には、第2部分252は、第1部分251の右側面において前後方向の中央から、接点装置3側へ突出している。接極子25は、継鉄24に支持されており、継鉄24に支持された部位を中心として回転可能である。
ばね26は、鉄心22の上面22aと接触した接極子25を、鉄心22の上面22aから離間させるように構成されている。ばね26は、接極子25と継鉄24とに亘って取り付けられている。
2つのコイル端子27は、コイル21に電気的に接続されている。2つのコイル端子27は、第2カバー12に形成された貫通孔を通って第2カバー12の外部に突出している(図3参照)。
コイル21が通電されていない状態では、接極子25は、ばね26の弾性力により、第1部分251が鉄心22から離れた姿勢で維持される(図2、図5参照)。以下では、このときの接極子25の姿勢を「第1姿勢」と称す。接極子25が第1姿勢にある状態で、接点装置3は、開状態にある。開状態とは、一対の固定接点(第1固定接点31、第2固定接点32)と可動接触子4の一対の可動接点(第1可動接点41、第2可動接点42)とが互いに離れており、負荷に電力が供給されない状態である。接点装置3が開状態のときの可動接触子4の位置を、開位置と称す。
2つのコイル端子27を介してコイル21が通電されると、接極子25と鉄心22との間に発生する電磁吸引力により接極子25が回転して、接極子25(の第1部分251)が鉄心22に接する(図6、図7参照)。このとき、接極子25の回転に伴って、ばね26は弾性変形する。以下では、このときの接極子25の姿勢を「第2姿勢」と称す。
接極子25の回転力は、接点装置3の後述の移動体5に作用して、移動体5を(上向きに)移動させる。これにより、接点装置3が開状態から閉状態になる。閉状態とは、一対の固定接点31、32と可動接触子4の一対の可動接点41、42とが接しており、一対の固定接点31、32を介して負荷に電力が供給される状態である。接点装置3が閉状態のときの可動接触子4の位置を、閉位置と称す。
コイル21が通電されている状態から、通電されていない状態になると、接極子25と鉄心22との間の磁気吸引力が失われ、接極子25は、ばね26の弾性力により、鉄心22から離れるように回転する。これにより、接極子25は、第1姿勢となる(図2、図5参照)。また、接極子25の回転力は、接点装置3の移動体5に作用して、移動体5を上記とは逆向き(下向き)に移動させる。これにより、接点装置3の可動接触子4が閉位置から開位置へ移動し、接点装置3が閉状態から開状態になる。つまり、コイル21の通電状態に応じて、接点装置3の状態が開状態と閉状態との間で変化する。
ばね26は、例えば、1枚の金属板に切り加工及び曲げ加工を施すことで形成される。
図4に示すように、ばね26は、第1腕部261と、第2腕部262と、第3腕部263と、突起部264と、を有している。ばね26は、突起部264を2つ有している。ばね26のうち、上下に延伸する平面板状の部分が第1腕部261である。第1腕部261の幅方向内側の上端から鋭角に湾曲して延伸している部分が第2腕部262である。第1腕部261の幅方向外側の上端から略垂直に湾曲して延伸している部分が第3腕部263である。第3腕部263の幅方向の外側の下端付近において、幅方向の外側に向かって(前後に)突出している2つの部分が突起部264である。
図4に示すように、第1腕部261は、2つの引っ掛け部261aと、1つの空白部261bと、を有している。
空白部261bは、第1腕部261の前後方向の中央において、第1腕部261の上下方向の全体にわたって形成されたスリットである。空白部261bによって、第1腕部261は、前側に位置する板状の第1部分と後側に位置する板状の第2部分との、2つの部分に分割されている。
引っ掛け部261aは、第1腕部261を構成する平面板状の部材の一部を切り起こすことで形成されている。引っ掛け部261aは、切り起こされた部分の基部から、右斜め上方に延伸している。2つの引っ掛け部261aは、第1部分と第2部分とに1つずつ形成されている。
第1腕部261の第1部分及び第2部分の各々において、前後方向の中央よりも外側の位置には、第1腕部261の上端から下方へ延伸する切り欠き261cが形成されている。
図5に示すように、第1腕部261は、継鉄24(の第1部分241)に接触し、コイル21の中心軸に沿って延伸している。
図5に示すように、第2腕部262は、接極子25に接触し、鉄心22から離れるように第1腕部261の上端から延伸している。
図4に示すように、第2腕部262は、第1腕部261の上端から右斜め下方に延伸している。第2腕部262は、第1腕部261の上端において切り欠き261cよりも内側の部分から、延伸している。
第2腕部262は、図5に示すように接極子25(の第2部分252)に接触することで、鉄心22の上面22aから離間させる向きの力を接極子25に与えている。つまり、第2腕部262は、接極子25が第2姿勢(図6参照)から第1姿勢(図5参照)へ回転する向きの力を、接極子25に与えている。
第2腕部262は、空白部262aを有している。空白部262aは、第2腕部262の左端(第1腕部261との境界部分)において前後方向の中央に形成された切り欠きである。空白部262aによって、第2腕部262は、上面視C字形状となっている。第2腕部262の空白部262aは、第1腕部261の空白部261bとつながっている。
図5に示すように、第3腕部263は、第1腕部261の上端から第2腕部262が延伸する方向と逆方向に延伸し、接極子25の上面25aの上方に位置している。第3腕部263は、接極子25の上面25aに接触せずに離れている。
図4に示すように、第3腕部263は、第1腕部261の上端から左斜め上方に延伸している。第3腕部263は、上面視においてC字形状である。第3腕部263は、第1腕部261の上端において切り欠き261cよりも外側の部分から、延伸している。
第3腕部263は、主として、接極子25と継鉄24との連結を維持するための部分である。第3腕部263があることで、接極子25が継鉄24から浮き上がったとしても、接極子25が継鉄24から過度に浮き上がるのを抑えることができる。
第3腕部263は、第1腕部261とつながっている部分に、折れ曲がり部2630を有している。折れ曲がり部2630は、前方から見て略L字形状をしている。折れ曲がり部2630は、接極子25の上面25aに沿って延伸する第1部分263aと、第1部分263aから上方へ向かって延伸する第2部分263bとを有している。このように、第3腕部263は、接極子25の上面25aの上方の位置に、接極子25の上面25aと交差(略直交)する向きに延伸する部分(第2部分263b)を有している。
図5に示すように、ばね26では、第1腕部261の空白部261bに、接極子25の第2部分252が配置される。
図4に示すように、突起部264は、第1腕部261の延伸する方向と交差する方向(幅方向;前後方向)に突出している。突起部264は、ここでは、第1腕部261の延伸する方向と略直交する方向に突出している。突起部264は、接極子25の上面25aの上方に位置している。突起部264は、第3腕部263に設けられている。突起部264は、第3腕部263において第1腕部261との境界部分付近に設けられている。
突起部264は、接極子25の上面25aに沿って延伸する第1部位264aと、第1部位264aから上方へ向かって延伸する第2部位264bとを有している。突起部264において、左右方向に延伸している部分が第1部位264aであり、上下方向に延伸している部分が第2部位264bである。第1部位264aは、接極子25の上面25aと対向している。第2部位264bは、接極子25の上面25aと交差(略直交)するように延伸している。
ここでは、第1部位264aは、第3腕部263の折れ曲がり部2630の第1部分263aに設けられており、第1部分263aから前後方向に突出している。また、第2部位264bは、第3腕部263の折れ曲がり部2630の第2部分263bに設けられており、第2部分263bから前後方向に突出している。
図8で示されるように、ばね26は、第1腕部261の引っ掛け部261aが、中間ケース13の底壁部131の左面に形成された凹所132に接触することで、継鉄24と、中間ケース13の底壁部131とで挟まれて位置が固定されている。また、引っ掛け部261aが中間ケース13の底壁部131の凹所132(特に凹所132の上側の内側面)に接触することで、ばね26の上向きの移動が防止されている。
突起部264の効果について、従来の電磁継電器との比較を交えて説明する。実施形態の電磁継電器1と比較して、従来の電磁継電器では、ばねに突起部がない。また、実施形態の電磁継電器1と比較して、従来の電磁継電器では、ばねの第3腕部に折れ曲がり部がない。なお、実施形態の電磁継電器1でも従来の電磁継電器でも、接極子25は、第1姿勢と第2姿勢との間で回転できるように、ばね26の第2腕部262の弾性力によって継鉄24に向かって(下方へ)押しつけられることで、継鉄24と連結されている。
ここで、従来の電磁継電器を落下等させたりした場合、落下の衝撃等によって、接極子25の急速な上方への移動が起こる可能性がある。接極子25が上方へ急速に移動すると、ばねのうちで接極子25と接触する部分(特に、接極子25の第2部分252と接触する第2腕部)に多大な力が加わり、ばね(第2腕部)が変形してしまうことがある。仮に、ばね(第2腕部)が大きく変形し、例えば第1腕部と第2腕部とがなす角度が鈍角となるまでばね(第2腕部)が変形すると、ばね(第2腕部)は、接極子25に十分な力(第2姿勢から第1姿勢へ回転する向きの力)を与えられなくなる可能性がある。
これに対し、図5及び図9で示されるように、実施形態の電磁継電器1では、ばね26が、接極子25の上面25aの上方に位置する突起部264を有している。また、突起部264が、接極子25の上面25aに沿って延伸する第1部位264aを有している。これにより、電磁継電器1を落下させたりした場合、上方へ移動する接極子25は、突起部264に接触し、特に第1部位264aに接触する。すなわち、実施形態の電磁継電器1のばね26では、従来の電磁継電器のばねの場合と比較して、接触できる箇所が大きくなる。このように、ばね26が広い箇所で接極子25と接触することで、接極子25の上方への移動を最小限に抑えることができ、その結果、落下等の際に起こるばね26の変形の可能性を低減させることができる。
また、実施形態の電磁継電器1では、突起部264が、上方へ向かって延伸する第2部位264bを有している。第2部位264bを有する突起部264は、第2部位264bを有していない場合と比較して、上向きの力を受けたとしても変形し難い(たわみにくい)。すなわち、第2部位264bを有する突起部264は、上下方向の力に対して剛性を有している。この第2部位264bの剛性により、接極子25の上面25aが突起部264に下方から接触したとしても突起部264は変形することなくその力を受け止めることができ、また、電磁継電器1の落下等の際に起こるばね26のたわみに対して強度を与えることができる。その結果、落下時等の際に起こるばね26の変形の可能性をより低減させることができる。
さらに、実施形態の電磁継電器1では、第3腕部263が折れ曲がり部2630を有していることで、第3腕部263が剛性を有することとなり、接極子25の上方への移動を折れ曲がり部2630によって抑えやすくなる。その結果、落下等の際に起こるばね26の変形の可能性をより低減させることができる。
なお、実施形態の電磁継電器1では、第1部位264aは、第3腕部263の折れ曲がり部2630の第1部分263aから前後方向に突出する部位であるが、これに限られない。例えば、第2部位264b(折れ曲がり部2630の第2部分263bから前後方向に突出する部位)の下縁が、第1部位であってもよい。つまり、突起部264は、第3腕部263の折れ曲がり部2630の第1部分263aから前後方向に突出する部位を、有していなくてもよい。
次に、本実施形態の接点装置3について、説明する。
図2、図5、図6に示すように、接点装置3は、一対の固定接点(第1固定接点31、第2固定接点32)と、可動接触子4とを備えている。より詳細には、接点装置3は、第1固定接点31及び第2固定接点32並びに可動接触子4の組を複数組(本実施形態では2組)備えている。
第1固定接点31及び第2固定接点32は、円柱状の軸部と、軸部の先端に設けられた円盤状の頭部とを有している。すなわち、各固定接点31、32は、リベット接点である。
接点装置3は、一対の固定端子(第1固定端子33、第2固定端子34)を更に備えている。より詳細には、接点装置3は、一対の固定端子33、34の組を複数組(本実施形態では2組)備えている。各固定端子33、34の形状は、長方形の板状である。第1固定端子33には、第1固定接点31が固定されている。第2固定端子34には、第2固定接点32が固定されている。各固定端子33、34の一部は、第2カバー12に形成された貫通孔を通って第2カバー12の外部に突出している(図3参照)。一対の固定端子33、34には、負荷が電気的に接続される。接点装置3は、一対の固定端子33、34の間が電気的に接続された状態と電気的に切り離された状態とを切り替えることで、負荷への給電状態と非給電状態とを切り替える。接点装置3は一対の固定端子33、34の組を2組備えているので、接点装置3は最大で2系統の負荷に接続し、2系統の負荷への給電状態と非給電状態とを切替え可能である。
各可動接触子4は、一対の可動接点(第1可動接点41、第2可動接点42)と、本体部43とを有している。各可動接点41、42は、円柱状の軸部と、軸部の先端に設けられた円盤状の頭部とを有している。すなわち、各可動接点41、42は、リベット接点である。本体部43の形状は、長方形の板状である。本体部43には、一対の可動接点41、42が固定されている。より詳細には、本体部43の長手方向の一端(前端)付近に第1可動接点41が固定されており、他端(後端)付近に第2可動接点42が固定されている。一対の可動接点41、42は、一対の固定接点31、32と一対一で対応している。各可動接点41、42は、対応する固定接点31または32に対向する位置に設けられている。
接点装置3は、移動体5を更に備えている。移動体5は、複数(本実施形態では2つ。図2参照)のホルダ6と、複数(本実施形態では2つ。図2参照)のばね部51と、カバー部52(図1、図2参照)とを有している。
複数のホルダ6は、上下方向に並んでいる。複数のホルダ6は、複数の可動接触子4と一対一で対応している。各ホルダ6は、対応する可動接触子4を保持している。これにより、複数の可動接触子4は、一軸に沿った方向(上下方向)に並んでいる。
複数のホルダ6は、複数のばね部51と一対一で対応している。各ホルダ6は、対応するばね部51を保持している。各ばね部51は、例えば、圧縮コイルばねである。ばね部51は、可動接触子4に対して第1固定接点31、第2固定接点32に向かう一方向(上方向)の力を作用させる。
ホルダ6は、第1部位61と、第2部位62と、連結部63と、を有している。第1部位61の形状は、右向き及び下向きに開口した箱状である。第2部位62の形状は、右向き及び上向きに開口した箱状である。第1部位61は、第2部位62の上側に位置している。すなわち、第1部位61と第2部位62とは、各々の開口している部分を対向させている。第1部位61と第2部位62とは、上下方向において離れており、その間に空隙が形成されている。連結部63は、上記の空隙の部分において、第1部位61と第2部位62とを連結している。連結部63は、上下方向に延伸する板状である。連結部63は、第1部位61と第2部位62との間の空隙に対して左側に配置されている。ホルダ6のうち、第1部位61と第2部位62との間の空隙に対して前側、後側、及び右側は開口している。
図2に示すように、可動接触子4及びばね部51は、第1部位61と第2部位62との間に保持されている。可動接触子4及びばね部51は、第1部位61と第2部位62との間の空隙に配置されている。より詳細には、凹状に形成された第2部位62の底面62aと可動接触子4との間にばね部51が配置されており、第1部位61とばね部51との間に可動接触子4が配置されている。可動接触子4の本体部43の長手方向の両端(前端及び後端。第1可動接点41及び第2可動接点42が固定されている部分)は、第1部位61と第2部位62との間の空隙の外側(前側及び後側)に突出している。
カバー部52は、複数のホルダ6を右から覆っている(図2参照)。これにより、各ホルダ6のうち、第1部位61の右側の開口、第2部位62の右側の開口、及び第1部位61と第2部位62との間の空隙の右側が、塞がれている。
上述の通り、電磁継電器1は、中間ケース13を更に備えている。中間ケース13は、接点装置3を収容している。中間ケース13は、底壁部131を有している。底壁部131の形状は、左右方向から見て長方形状である。底壁部131は、電磁石装置2と移動体5との間に配置されている。上述のように、中間ケース13の底壁部131は、その左面(継鉄24と対向する面)に、ばね26の第1腕部261の引っ掛け部261aを引っ掛け固定するための凹所132を有している(図8参照)。これにより、ばね26は、ハウジング10に対して位置固定されている。
移動体5は、接極子25の第2部分252が挿入された凹部501を有している(図2参照)。接極子25が回転するとき、第2部分252が凹部501の内周壁を押すことで、接極子25の回転力が第2部分252から移動体5に作用し、移動体5が移動させられる。具体的には、接極子25が第1姿勢(図2、図5参照)から第2姿勢(図6、図7参照)へ回転するとき、第2部分252が凹部501の上側の内側面を押すことで、移動体5は上向きに移動する。逆に、接極子25が第2姿勢から第1姿勢へ回転するとき、第2部分252が凹部501の下側の内側面を押すことで、移動体5は下向きに移動する。
上述の通り、各ホルダ6は、対応する可動接触子4を保持している。そのため、移動体5の移動に連動して、複数の可動接触子4が移動する。すなわち、各可動接触子4は、閉位置と開位置との間で一軸に沿って移動する。ここで、一軸とは、上下方向に沿った仮想軸である。つまり、各ホルダ6は、可動接触子4を一方向(上下方向)に移動可能に保持している。可動接触子4が閉位置(図6、図7参照)にある場合は、第1可動接点41が第1固定接点31に接しており、かつ、第2可動接点42が第2固定接点32に接している。可動接触子4が開位置(図2、図5参照)にある場合は、第1可動接点41が第1固定接点31から離れており、かつ、第2可動接点42が第2固定接点32から離れている。
移動体5の移動に連動して、複数の可動接触子4は同時に移動する。1つの可動接触子4が閉位置にある場合は、残りの1つの可動接触子4も閉位置にある。1つの可動接触子4が開位置にある場合は、残りの1つの可動接触子4も開位置にある。コイル21(図1参照)が通電されていないときは、複数の可動接触子4は開位置に位置する。コイル21が通電されると、複数の可動接触子4は閉位置に移動する。
なお、可動接触子4が開位置にあるときの第1固定接点31(第2固定接点32)と第1可動接点41(第2可動接点42)との間の距離は、接点装置3が開状態から閉状態に変化する時に一方向(上下方向)に移動体5が移動する距離よりも、小さい。すなわち、接極子25が第1姿勢から第2姿勢へ回転するとき、移動体5は、接極子25の第2部分252に押されて、ばね部51を介して可動接触子4を押しながら上向きに移動するのであるが、その途中で、第1可動接点41が第1固定接点31に接触し第2可動接点42が第2固定接点32に接触する。その後、移動体5は、接極子25の第2部分252にさらに押されることで、ばね部51を圧縮しながら、さらに上向きに移動する(オーバートラベル)。そのため、接点装置3では、閉状態において、ばね部51の弾性力によって、第1可動接点41と第1固定接点31との間、及び第2可動接点42と第2固定接点32との間の接圧を確保することができる。
図1、図2、図5~図7に示すように、接点装置3は、補助固定接点37と、補助可動接触子36と、一対の補助端子35とを更に有している。
補助可動接触子36は、銅等の金属板により形成されている。補助可動接触子36は、導電性を有している。また、補助可動接触子36は、弾性を有している。補助可動接触子36の形状は、帯状である。
一対の補助端子35の各々は、銅等の金属板により形成されている。一対の補助端子35の各々は、導電性を有している。一対の補助端子35は、互いに同じ形状を有している。一対の補助端子35は、第2カバー12(図1参照)に形成された貫通孔を通って第2カバー12の外部に突出している(図3参照)。
移動体5は、押圧部53を有している。押圧部53は、移動体5の下端の部分に形成され左方に突出した突起である。コイル21(図1参照)が通電されていない状態では、押圧部53は補助可動接触子36に接している。これにより、補助可動接触子36は補助固定接点37に接している(図5参照)。
コイル21が通電されると、移動体5が上へ移動することにより、押圧部53が補助可動接触子36から離れる(図7参照)。これにより、補助可動接触子36は補助固定接点37から離れる(図6参照)。コイル21が通電されていない状態に戻ると、移動体5が下へ移動することにより、押圧部53が補助可動接触子36を押す。これにより、補助可動接触子36は補助固定接点37に接する。
すなわち、補助可動接触子36は、可動接触子4が閉位置と開位置との間で移動することに連動して、補助可動接触子36が補助固定接点37に接する閉位置と補助可動接触子36が補助固定接点37から離れる開位置との間で移動する。可動接触子4が閉位置にあるとき、補助可動接触子36は開位置にあり、可動接触子4が開位置にあるとき、補助可動接触子36は閉位置にある。なお、これとは逆に、可動接触子4が閉位置にあるとき、補助可動接触子36は閉位置にあり、可動接触子4が開位置にあるとき、補助可動接触子36は開位置にあってもよい。
補助固定接点37、補助可動接触子36及び一対の補助端子35は、例えば、一対の固定接点31、32と一対の可動接点41、42とが溶着しているか否かの検知に用いられる。すなわち、コイル21が通電されていない状態で、一対の補助端子35の間に電流が流れる場合は、一対の固定接点31、32と一対の可動接点41、42とが溶着していないと判断される。一方で、コイル21が通電されていない状態で、一対の補助端子35の間に電流が流れない場合は、一対の固定接点31、32と一対の可動接点41、42とが溶着していると判断される。つまり、本来であれば、移動体5が元の位置へと下に移動することで押圧部53が補助可動接触子36を押すことにより、補助可動接触子36が補助固定接点37と接した状態に戻る。しかしながら、一対の固定接点31、32と一対の可動接点41、42とが溶着している場合、移動体5が元の位置へと移動できないため、補助可動接触子36が補助固定接点37から離れた状態が維持されるからである。
なお、実施形態の電磁継電器1では、接点装置3における固定接点の数が4(二対)であり、可動接点の数が4(二対)であったが、固定接点の数及び可動接点の数は、これに限られず、1でも、2でも、3でも、4以上であってもよい。また、実施形態の電磁継電器1では、可動接触子4の数が2であったが、可動接触子4の数は、これに限られず、1でも、2でも、3以上であってもよい。
このような電磁石装置2及び接点装置3を備えた電磁継電器1では、ばね26の変形の可能性を低減させることができる。
(2)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(2.1)変形例1
実施形態の電磁継電器1では、第1腕部261、第2腕部262及び第3腕部263を備えるばね26において、突起部264は第3腕部263に設けられていたが、第1腕部261または第2腕部262に設けられていてもよい。以下、変形例1に係る電磁継電器1について図10~図12を参照して説明する。なお、実施形態の電磁継電器1と同一の構成要素には同一の符号を付して、適宜説明を省略する。
図10に示すように、本変形例におけるばね26は、実施形態におけるばね26と同様、第1腕部261と、第2腕部262と、第3腕部263とを有している。ただし、本変形例におけるばね26では、第3腕部263は、折れ曲がり部2630を有していない。そして、本変形例におけるばね26において、突起部264は、実施形態のばね26と異なり、第1腕部261及び第2腕部262に設けられている。より詳細には、ばね26は、第1腕部261と第2腕部との境界部分の湾曲部から、第1腕部261の延伸する方向と交差する方向(幅方向)の内側に向かって突出した2つのC字形状の突起部264を有している。
図11、図12に示すように、本変形例の電磁継電器1では、ばね26の突起部264は、接極子25の第2部分252の上方に位置している。
図10~図12に示すように、突起部264において、接極子25の上面25aに沿って延伸するC字形状の部分の下側の辺部分(下端面)が第1部位264aであり、この第1部位264aから上方へ向かって延伸する部分が第2部位264bである。
本変形例における電磁継電器1でも、ばね26が突起部264を有していることにより、電磁継電器1の落下時等において、突起部264で接極子25を受け止めることができ、接極子25の不意な動きを、接極子25の第2部分252の上面の上方に位置する突起部264により最小限に抑えることができ、その結果、ばね26の変形の可能性を低減させることができる。
(2.2)変形例2
実施形態の電磁継電器1では、ばね26は、図1の電磁継電器1において取り付けられていたが、ばね26を取り付ける電磁継電器1としては、種々の形式または構造のものを用いることができる。また、実施形態の電磁継電器1では、ばね26として、第1腕部261、第2腕部262及び第3腕部263を有するものを用いたが、第3腕部263は必須の構成ではなく、第3腕部263を有さないばね26、すなわち、第1腕部261及び第2腕部262を有するばね26を用いてもよい。
以下、変形例2に係る電磁継電器1について、図13~18を参照して説明する。なお、実施形態の電磁継電器1と同一の構成要素には、適宜説明を省略する。
本変形例の電磁継電器1は、電磁石装置2において、主として接極子25及びばね26の構造が異なる点で、実施形態の電磁継電器1と異なる。また、本変形例の電磁継電器1は、接点装置3の構造が異なる点で、実施形態の電磁継電器1と異なる。図13に示すように、本変形例の電磁継電器1は、電磁石装置2と、接点装置3と、カバー11と、ベース12とを備えている。接点装置3は、電磁石装置2の右方に配置されている。カバー11は、ベース12と組み合わされて電磁石装置2及び接点装置3を収容している。カバー11とベース12とで、電磁石装置2及び接点装置3を保持(ここでは収容)するハウジング10が構成される。
図13に示すように、電磁石装置2は、コイル21と、鉄心22と、コイルボビン23と、継鉄24と、接極子25と、ばね26と、2つのコイル端子27と、を備えている。
接極子25は、それぞれ板状の第1部分251及び第2部分252が所定の角度(鈍角)で交差し、略L字状に形成されている。接極子25の第1部分251は、鉄心22の上面22aに対向する位置に配置されている。接極子25の第2部分252の左面が継鉄24(第1部分241)の右面側に位置するように配置されている。接極子25は、継鉄24に支持(連結)されており、継鉄24に支持された部位を中心として回転可能である。
コイル21が通電されていない状態で、接極子25は、第1部分251が鉄心22から離れた第1姿勢(図17参照)となる。2つのコイル端子27を介してコイル21が通電されると、接極子25と鉄心22との間に発生する電磁吸引力により、第1部分251が下方へ移動するように接極子25が回転して、接極子25(の第1部分251)が鉄心22に接する第2姿勢となる。
接極子25の第2部分252は、例えば樹脂製であって電気絶縁性を有する結合体500によって、接点装置3の2つの可動接触子4と結合されている。
ばね26は、鉄心22の上面22aと接触した接極子25を、鉄心22の上面22aから離間させるように構成されている。ばね26は、接極子25と継鉄24とに亘って取り付けられている。
図16に示すように、本変形例では、ばね26は、第1腕部261と、第2腕部262と、突起部264と、を有している。ばね26のうち、上下に延伸する平面板状の部分が第1腕部261である。第1腕部261の幅方向外側の上端から略垂直に湾曲して延伸している部分が第2腕部262である。第1腕部261及び第2腕部262の境界付近において、幅方向の外側に向かって突出している2つの部分が突起部264である。
図16に示すように、第1腕部261は、1つの引っ掛け部261aと、2つの切り欠き261cと、を有している。切り欠き261cは、第1腕部261の上端から下方へ延伸している。引っ掛け部261aは、第1腕部261を構成する平面板状の部材の一部を切り起こすことで形成されている。引っ掛け部261aは、切り起こされた部分の基部から、右斜め上方に延伸している。
図13に示すように、電磁石装置2において、ばね26は、第1腕部261が、継鉄24(第1部分241)に接触し、コイル21の中心軸に沿って延伸している。
図14に示すように、第2腕部262は、接極子25に接触し、鉄心22から離れるように第1腕部261の上端から延伸している。
図16に示すように、第2腕部262は、第1腕部261の上端から右方に延伸している。第2腕部262は、上面視においてC字形状である。第2腕部262は、第1腕部261の上端において切り欠き261cよりも外側の部分から、延伸している。また、第2腕部262は、第1腕部261から右方へ突出している部分から右下方へ折れ曲がった屈曲部262bを有している。第2腕部262が屈曲部262bを有していることで、ばね26では、第2腕部262が接極子25を下方へ押す力を強めることができる。
突起部264は、第1腕部261及び第2腕部262に設けられている。突起部264は、第1腕部261及び第2腕部262の境界部分に、第1腕部261の延伸する方向と交差する方向(幅方向)に突出している。図18に示すように、突起部264は、接極子25の上面25aの上方に位置している。
図16、図17に示すように、突起部264は、接極子25の上面25aに沿って延伸する第1部位264aと、第1部位264aから上方へ向かって延伸する第2部位264bとを有している。突起部264において、第1腕部261に設けられた部分の下側の辺部分(下端面)が第1部位264aであり、第1腕部261の側辺(前辺又は後辺)に沿って上方へ向かって延伸する部分が第2部位264bである。第1部位264aは、接極子25の上面25aと対向している。第2部位264bは、接極子25の上面25aと交差(略直交)するように延伸している。
また、突起部264は、第2腕部262に設けられた第3部位264cを更に有している。第3部位264cは、第2部位264bの上端から、第2腕部262の外側の側辺(前辺又は後辺)に沿って延伸している。
ばね26は、第1腕部261の引っ掛け部261aが、ベース12の左面に形成された凹所121(図14参照)に接触することで、継鉄24と、ベース12とで挟まれて位置が固定されている。また、引っ掛け部261aがベース12の凹所121(特に凹所121の上側の内側面)に接触することで、ばね26の上向きの移動が防止されている。
図16~図18から分かるように、本変形例におけるばね26は、突起部264のうち、第1部位264aとして、第1腕部261の幅方向の外側に向かって突出する部分の下側の辺部分(下端面)が、接極子25の第1部分251のすぐ上方に対向して位置している。これにより、電磁継電器1の落下時等において、接極子25の不意な動きを突起部264により最小限で止めることができ、その結果、ばね26の変形の可能性を低減させることができる。
また、突起部264のうち、第2部位264bとして、第1腕部261の側辺(前辺又は後辺)に沿って上方へ向かって延伸する部分の存在により、上向きの力に対して突起部264に剛性を与えることができ、また、電磁継電器1の落下等の際に起こるばね26のたわみに対して強度を与えることができる。その結果、ばね26の変形の可能性をより低減させることができる。
本変形例の電磁継電器1における接点装置3は、図17に示すように、一対の固定接点31、32(第1固定接点31、第2固定接点32)と、可動接触子4と、結合体500と、を備えている。接点装置3は、第1固定接点31及び第2固定接点32並びに可動接触子4の組を複数組(本変形例では2組)備えている。また、接点装置3は、第1固定接点31が固定された第1固定端子33、及び第2固定接点32が固定された第2固定端子34を備えている。各固定端子33、34の一部は、ベース12に形成された貫通孔を通ってベース12の外部に突出している(図15参照)。
可動接触子4は、一対の可動接点(第1可動接点41、第2可動接点42)と、本体部43とを有している。本体部43は、逆U字形状の板状である。本体部43の上端は、結合体500によって接極子25の第2部分252に結合されている。本体部43の一対の下端には、第1可動接点41及び第2可動接点42がそれぞれ固定されている。
コイル21が通電されておらず接極子25が第1姿勢(図17参照)のとき、可動接触子4の第1可動接点41及び第2可動接点42は、第1固定接点31及び第2固定接点32から、それぞれ離れている(開位置)。コイル21が通電されて接極子25が第2姿勢になると、可動接触子4の第1可動接点41及び第2可動接点42は、第1固定接点31及び第2固定接点32とそれぞれ接触する(閉位置)。
図17、図18に示すように、接点装置3は、補助固定接点37と、補助可動接触子36と、一対の補助端子35と、補助カード部510と、を更に有している。
一対の補助端子35の各々は、銅等の金属板により形成されている。一対の補助端子35は、ベース12(図13参照)に形成された貫通孔を通ってベース12の外部に突出している(図15参照)。
補助可動接触子36は、導電性を有している。また、補助可動接触子36は、弾性を有している。補助可動接触子36の形状は、帯状である。補助可動接触子36は、一対の補助端子35のうちの一方(前側の補助端子35)と一体に形成されている。
補助カード部510は、例えば樹脂製であって電気絶縁性を有している。補助カード部510は、接極子25の第1部分251の左端に固定されている。補助カード部510は、補助可動接触子36の下側に位置している。補助カード部510は、接極子25の回転に連動して、上下に移動する。
コイル21が通電されていない状態では、補助カード部510は補助可動接触子36に下から接している。このとき、補助可動接触子36は、補助固定接点37に下から接している。
コイル21が通電されると、接極子25の第1部分251が下へ移動することにより、補助カード部510が補助可動接触子36から離れる。これにより、補助可動接触子36は、補助可動接触子36の弾性力によって補助固定接点37から離れる。コイル21が通電されていない状態に戻ると、第1部分251が上へ移動することにより、補助カード部510が補助可動接触子36を押す。これにより、補助可動接触子36は補助固定接点37に接する。
(2.3)変形例3
変形例2に係る電磁継電器1では、ばね26が、第1腕部261及び第2腕部262に亘って形成された突起部264を有するものであったが、突起部264が設けられる箇所はこれに限られず、第1腕部261のみに設けられるものであってもよく、第2腕部262のみに設けられるものであってもよい。
以下、変形例3に係る電磁継電器1について、図19、図20を参照して説明する。
図20で示されるように、本変形例の電磁継電器1は、ばね26の突起部264が設けられる箇所及び形状が異なる点で、上述の変形例2の電磁継電器1と異なっている。
図19に示すように、本変形例では、ばね26は、第1腕部261と、第2腕部262と、突起部264と、を有している。ばね26のうち、上下に延伸する平面板状の部分が第1腕部261である。第1腕部261の幅方向内側の上端から略垂直に湾曲して延伸している部分が第2腕部262である。板状である第1腕部261の幅方向外側の部分において、幅方向の外側に向かって突出している2つの部分が突起部264である。
第1腕部261は、1つの引っ掛け部261aと、2つの切り欠き261cと、2つの隙間部261dと、を有している。切り欠き261cは、第1腕部261の上端から下方へ延伸している。引っ掛け部261aは、第1腕部261を構成する平面板状の部分の一部を切り起こすことで形成されている。引っ掛け部261aは、切り起こされた部分の基部から、右斜め上方に延伸している。
隙間部261dは、第1腕部261の上端において、切り欠き261cが形成されている部分よりも幅方向の外側に形成されている。つまり、第1腕部261の上端において第2腕部262が延伸する部分よりも、第1腕部261の幅方向の外側に、隙間部261dが形成されている。第1腕部261の幅方向の外側の部分に突起部264が形成されているので、第1腕部261の上端(そこから第2腕部262が延伸している部分)と突起部264との間に隙間(隙間部261d)が形成されている、と言える。これにより、第2腕部262が動いた場合でも、突起部264が動かないようにすることができる。
図19、図20に示すように、電磁石装置2において、ばね26は、第1腕部261が、継鉄24に接触し、コイル21の中心軸に沿って延伸している。また、第2腕部262が、接極子25に接触し、鉄心22から離れるように第1腕部261の上端から延伸している。
突起部264は、第1腕部261に設けられている。突起部264は、第1腕部261の幅方向外側の部分に、第1腕部261の延伸する方向と交差する方向(幅方向)に突出しており、接極子25の上面25aの上方に位置している。突起部264は、接極子25の上面25aに沿って延伸する第1部位264aと、第1部位264aから上方へ向かって延伸する第2部位264bとを有している。突起部264において、第1腕部261に設けられた部分の下側の辺部分(下端面)が第1部位264aであり、第1腕部261に設けられた部分の第1部位264a以外の部分(第1腕部261の側辺に沿って上方へ向かって延伸する部分)が第2部位264bである。第1部位264aは、接極子25の上面25aと対向している。第2部位264bは、接極子25の上面25aと交差(略直交)するように延伸している。
図19、図20から分かるように、本変形例におけるばね26は、突起部264のうち、第1部位264aとして、第1腕部261の幅方向の外側に向かって突出する部分の下側の辺部分(下端面)が、接極子25の第1部分251のすぐ上方に対向して位置している。これにより、電磁継電器1の落下時等において、接極子25の不意な動きを突起部264により最小限で止めることができ、その結果、ばね26の変形の可能性を低減させることができる。
また、突起部264のうち、第2部位264bとして、第1腕部261の幅方向の外側に向かって突出する部分の第1部位264a以外の部分の存在により、上向きの力に対して突起部264に剛性を与えることができ、また、電磁継電器1の落下等の際に起こるばね26のたわみに対して強度を与えることができる。その結果、ばね26の変形の可能性をより低減させることができる。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る電磁石装置(2)は、コイル(21)と、鉄心(22)と、コイルボビン(23)と、継鉄(24)と、接極子(25)と、ばね(26)と、を備える。鉄心(22)は、コイル(21)の中心軸に沿って延伸し、コイル(21)の内部に配置される。コイルボビン(23)は、コイル(21)が巻回されている。継鉄(24)は、コイル(21)の中心軸に沿って延伸する部分(241)を有し、コイルボビン(23)に保持される。接極子(25)は、継鉄(24)に連結され、鉄心(22)の上面(22a)と接触または離間する。ばね(26)は、鉄心(22)の上面(22a)と接触した接極子(25)を鉄心(22)の上面(22a)から離間させるように構成されている。ばね(26)は、第1腕部(261)と、第2腕部(262)と、突起部(264)と、を有する。第1腕部(261)は、継鉄(24)に接触し、コイル(21)の中心軸に沿って延伸する。第2腕部(262)は、鉄心(22)から離れるように第1腕部(261)の上端から延伸する。突起部(264)は、第1腕部(261)の延伸する方向と交差する方向に突出し、少なくとも一部が、接極子(25)の上面(25a)の上方に位置する。
この態様によれば、ばね(26)が突起部(264)を有し、この突起部(264)は、接極子(25)の上面(25a)の上方に位置し、かつ第1腕部(261)の幅方向に突出している形状を有しているので、電磁石装置(2)を備えた電磁継電器(1)の落下等により接極子(25)が不意に移動した場合でも、接極子(25)は、この突起部(264)に接触することにより、移動を最小限に抑制することができ、その結果、ばね(26)の変形の可能性を低減することができる。
第2の態様に係る電磁石装置(2)は、第1の態様において、ばね(26)は、第1腕部(261)の上端から第2腕部(262)が延伸する方向と逆方向に延伸し、接極子(25)の上面(25a)の上方に位置する第3腕部(263)をさらに有する。
この態様によれば、ばね(26)の第3腕部(263)は、接極子(25)の第1部分(251)の上方に配置されるので、この第3腕部(263)の存在により、落下時等の接極子(25)の移動をより抑制することが可能となる。その結果、ばね(26)の変形の可能性をより低減させることができる。
第3の態様に係る電磁石装置(2)は、第2の態様において、突起部(264)は第3腕部(263)に設けられている。
この態様によれば、第3腕部(263)に突起部(264)が設けられているので、突起部(264)が接極子(25)の第1部分(251)の上方に位置するため、落下時等の接極子(25)の移動を効果的に抑制することができ、ばね(26)の変形の可能性をより低減させることができる。
第4の態様に係る電磁石装置(2)は、第1から第3のいずれか一の態様において、突起部(264)は第1腕部(261)に設けられている。
この態様によれば、第1腕部(261)に突起部(264)が設けられているので、突起部(264)が接極子(25)の第1部分(251)及び/又は第2部分(252)のの上方に位置するため、落下時等の接極子(25)の移動を効果的に抑制することができ、ばね(26)の変形の可能性をより低減させることができる。
第5の態様に係る電磁石装置(2)は、第1から第4のいずれか一の態様において、突起部(264)は第2腕部(262)に設けられている。
この態様によれば、第2腕部(262)に突起部(264)が設けられているので、突起部(264)が接極子(25)の第2部分(252)の上方に位置するため、落下時等の接極子(25)の移動を効果的に抑制することができ、ばね(26)の変形の可能性をより低減させることができる。
第6の態様に係る電磁石装置(2)は、第1から第5のいずれか一の態様において、突起部(264)は、接極子(25)の上面(25a)に沿って延伸する第1部位を有する。
この態様によれば、接極子(25)の上面(25a)に対向して、突起部(264)の第1部位(264a)が位置するので、落下時等において移動した接極子(25)は、この第1部位(264a)に接触することになるため、ばね(26)の変形の可能性をより効果的に低減することができる。
第7の態様に係る電磁石装置(2)は、第6の態様において、突起部(264)は、第1部位(264a)から上方に向かって延伸する第2部位(264b)をさらに有する。
この態様によれば、突起部(264)は第1部位(264a)から上方に向かって延伸し、剛性の大きい第2部位(264b)を有しているので、落下等の際に起こるばね(26)のたわみに対して強度を与えることができ、その結果、ばね(26)の変形の可能性をより低減させることができる。
第8の態様に係る電磁石装置(2)は、第1から第7のいずれか一の態様において、第1腕部(261)の上端と、突起部(264)の間に隙間(261d)が形成されている。
この態様によれば、ばね(26)が、第1腕部(261)の上端と突起部(264)との間に隙間が形成され、第1腕部(261)と突起部(264)とが分かれていることにより、第2腕部(262)が動いた場合でも、突起部(264)が動かないようにすることができ、ばね(26)の変形の可能性をより低減することができる。
第9の態様に係る電磁継電器(1)は、第1から第8のいずれか一の態様に係る電磁石装置(2)と、第1固定接点(31)と、第1固定接点(31)と接触または離間する第1可動接点(41)を有する可動接触子(4)と、を備える。可動接触子(4)は、接極子(25)の移動に応じて第1可動接点(41)を第1固定接点(31)に接触または離間させる。
この態様によれば、上記の電磁石装置(2)を備える電磁継電器(1)を実現することが可能となる。
第10の態様に係る電磁継電器(1)は、第9の態様において、第2固定接点(32)と、第2可動接点(42)と、をさらに備える。第2可動接点(42)は、可動接触子(4)に設けられる。可動接触子(4)は、接極子(25)の移動に応じて第2可動接点(42)を第2固定接点(32)に接触または離間させる。
この態様によれば、上記の電磁石装置(2)を備える電磁継電器(1)を実現することが可能となる。
1 電磁継電器
2 電磁石装置
21 コイル
22 鉄心
22a 上面
23 コイルボビン
24 継鉄
241 第1部分
25 接極子
25a 上面
26 ばね
261 第1腕部
261d 隙間部
262 第2腕部
263 第3腕部
264 突起部
264a 第1部位
264b 第2部位
31 第1固定接点
32 第2固定接点
4 可動接触子
41 第1可動接点
42 第2可動接点

Claims (10)

  1. コイルと、
    前記コイルの中心軸に沿って延伸し、前記コイルの内部に配置される鉄心と、
    前記コイルが巻回されたコイルボビンと、
    前記中心軸に沿って延伸する部分を有し、前記コイルボビンに保持される継鉄と、
    前記継鉄に連結され、前記鉄心の上面と接触または離間する接極子と、
    前記鉄心の前記上面と接触した前記接極子を前記鉄心の前記上面から離間させるように構成されたばねと、
    を備え、
    前記ばねは、
    前記継鉄に接触し、前記中心軸に沿って延伸する第1腕部と、
    前記接極子に接触し、前記鉄心から離れるように前記第1腕部の上端から延伸する第2腕部と、
    前記第1腕部の延伸する方向と交差する方向に突出し、少なくとも一部が、前記接極子の上面の上方に位置する突起部と、
    を有する、
    電磁石装置。
  2. 前記ばねは、前記第1腕部の上端から前記第2腕部が延伸する方向と逆方向に延伸し、前記接極子の前記上面の上方に位置する第3腕部をさらに有する、
    請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記突起部は前記第3腕部に設けられている、
    請求項2に記載の電磁石装置。
  4. 前記突起部は前記第1腕部に設けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  5. 前記突起部は前記第2腕部に設けられている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  6. 前記突起部は、前記接極子の前記上面に沿って延伸する第1部位を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  7. 前記突起部は、前記第1部位から上方へ向かって延伸する第2部位をさらに有する、
    請求項6に記載の電磁石装置。
  8. 前記第1腕部の前記上端と、前記突起部の間に隙間が形成されている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の電磁石装置と、
    第1固定接点と、
    前記第1固定接点と接触または離間する第1可動接点を有する可動接触子と、
    を備え、
    前記可動接触子は、前記接極子の移動に応じて前記第1可動接点を前記第1固定接点に接触または離間させる、
    電磁継電器。
  10. 第2固定接点と、
    第2可動接点と、
    をさらに備え、
    前記第2可動接点は、前記可動接触子に設けられ、
    前記可動接触子は、前記接極子の移動に応じて前記第2可動接点を前記第2固定接点に接触または離間させる、
    請求項9に記載の電磁継電器。
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