JP2002202560A - 撮影画面サイズ切換え可能なカメラ - Google Patents
撮影画面サイズ切換え可能なカメラInfo
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- JP2002202560A JP2002202560A JP2000401290A JP2000401290A JP2002202560A JP 2002202560 A JP2002202560 A JP 2002202560A JP 2000401290 A JP2000401290 A JP 2000401290A JP 2000401290 A JP2000401290 A JP 2000401290A JP 2002202560 A JP2002202560 A JP 2002202560A
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- screen size
- holding frame
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- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は撮影画面サイズを切り換え可能にした
カメラにおいて、撮影画面サイズ切換え機構に高い部品
精度が求められず、比較的簡単な構成でありながらも撮
影画面サイズの切換え動作が安定し、さらには撮影画面
サイズ切換え機構のコンパクト化を図ることにある。 【解決手段】本発明は、第1の撮影画面サイズと該第1
の撮影画面サイズよりも小さい第2の撮影画面サイズと
に撮影画面サイズを切換え可能なカメラにおいて、撮影
画面サイズを切り換える上下一対の遮光板21,22が
ラック31,32とピニオン33で連結され、上記ラッ
ク31をピニオン33に当て付けくようにばね43で付
勢したカメラである。
カメラにおいて、撮影画面サイズ切換え機構に高い部品
精度が求められず、比較的簡単な構成でありながらも撮
影画面サイズの切換え動作が安定し、さらには撮影画面
サイズ切換え機構のコンパクト化を図ることにある。 【解決手段】本発明は、第1の撮影画面サイズと該第1
の撮影画面サイズよりも小さい第2の撮影画面サイズと
に撮影画面サイズを切換え可能なカメラにおいて、撮影
画面サイズを切り換える上下一対の遮光板21,22が
ラック31,32とピニオン33で連結され、上記ラッ
ク31をピニオン33に当て付けくようにばね43で付
勢したカメラである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可動式マスクにより
撮影画面サイズを切り換え可能にしたカメラに関する。
撮影画面サイズを切り換え可能にしたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ノーマル撮影画面サイズとパノラマ撮影
画面サイズに撮影画面サイズを切換え可能な、いわゆる
パノラマ撮影機能を持ったカメラは既に種々提案され、
一般的に実用化されている。例えば特開平11−160
777号公報に開示されているカメラでは撮影用開口部
に撮影画面サイズを規定する上下一対の可動式遮光板を
設け、上下一対の可動式遮光板を上下逆向きに同時に移
動し、撮影用開口部の撮影画面サイズを規定する。
画面サイズに撮影画面サイズを切換え可能な、いわゆる
パノラマ撮影機能を持ったカメラは既に種々提案され、
一般的に実用化されている。例えば特開平11−160
777号公報に開示されているカメラでは撮影用開口部
に撮影画面サイズを規定する上下一対の可動式遮光板を
設け、上下一対の可動式遮光板を上下逆向きに同時に移
動し、撮影用開口部の撮影画面サイズを規定する。
【0003】各可動式遮光板は保持枠に取り付けられて
いて、各保持枠を固定的な案内板に沿って上下方向へ移
動させるようになっている。各保持枠はその枠部分を案
内板に嵌合してスライド自在に係合しており、また、上
側の保持枠と下側の保持枠にはいずれもラックが設けら
れ、各ラックは案内板に軸支されたピニオンを間に反対
側からピニオンに噛み合っている。そして、操作レバー
により上側の保持枠を移動させると、両ラックおよびピ
ニオンを介して下側の保持枠が上側の保持枠とは逆向き
に移動し、上下一対の可動式遮光板によって撮影用開口
部の撮影画面サイズを規定するようになっている。
いて、各保持枠を固定的な案内板に沿って上下方向へ移
動させるようになっている。各保持枠はその枠部分を案
内板に嵌合してスライド自在に係合しており、また、上
側の保持枠と下側の保持枠にはいずれもラックが設けら
れ、各ラックは案内板に軸支されたピニオンを間に反対
側からピニオンに噛み合っている。そして、操作レバー
により上側の保持枠を移動させると、両ラックおよびピ
ニオンを介して下側の保持枠が上側の保持枠とは逆向き
に移動し、上下一対の可動式遮光板によって撮影用開口
部の撮影画面サイズを規定するようになっている。
【0004】撮影画面サイズの切り換え操作はパノラマ
切換え操作つまみで操作レバーを回動し、上側の保持枠
を移動させて行なう。すなわち、操作レバーが係合する
コの字形状の嵌合部を保持枠の上端部に形成し、このコ
字形係合部内に操作レバーの回動端を嵌め込んで外れな
いように係合し、操作レバーを回動することにより上側
の保持枠を上下に移動させる。操作レバーの回動端は上
壁と下壁のあるコ字形係合部内に嵌め込まれているた
め、保持枠を押し下げるときにも押し上げるときにも係
合部から外れず、係合を持続する構造になっている。
切換え操作つまみで操作レバーを回動し、上側の保持枠
を移動させて行なう。すなわち、操作レバーが係合する
コの字形状の嵌合部を保持枠の上端部に形成し、このコ
字形係合部内に操作レバーの回動端を嵌め込んで外れな
いように係合し、操作レバーを回動することにより上側
の保持枠を上下に移動させる。操作レバーの回動端は上
壁と下壁のあるコ字形係合部内に嵌め込まれているた
め、保持枠を押し下げるときにも押し上げるときにも係
合部から外れず、係合を持続する構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−1607
77号公報に開示されているカメラにあってはパノラマ
切換え操作つまみにより回動する操作レバーによって保
持枠を上下に移動させるため、保持枠には操作レバーの
回動端が嵌り込んで常に外れないコの字形状の係合部を
形成してある。このように従来の撮影画面サイズ切換え
機構にあっては保持枠の上端に操作レバーの回動先端が
常に外れないように嵌合して係合するコの字形状の係合
部を形成していた。このようなコの字形状係合部は保持
枠の形状を複雑にするだけでなく、上壁部を形成するた
め、係合部が上方に伸び、保持枠の設置スペースを大き
くとる必要があった。
77号公報に開示されているカメラにあってはパノラマ
切換え操作つまみにより回動する操作レバーによって保
持枠を上下に移動させるため、保持枠には操作レバーの
回動端が嵌り込んで常に外れないコの字形状の係合部を
形成してある。このように従来の撮影画面サイズ切換え
機構にあっては保持枠の上端に操作レバーの回動先端が
常に外れないように嵌合して係合するコの字形状の係合
部を形成していた。このようなコの字形状係合部は保持
枠の形状を複雑にするだけでなく、上壁部を形成するた
め、係合部が上方に伸び、保持枠の設置スペースを大き
くとる必要があった。
【0006】また、遮光板を取り付けた保持枠をスライ
ド自在に嵌合させる案内板は薄く形成され、保持枠の枠
部分と嵌合するガイド面を広くできないので、ガイド機
能を確保する上では嵌合し合う部品の寸法精度を厳しく
設定する必要があった。
ド自在に嵌合させる案内板は薄く形成され、保持枠の枠
部分と嵌合するガイド面を広くできないので、ガイド機
能を確保する上では嵌合し合う部品の寸法精度を厳しく
設定する必要があった。
【0007】さらに、パノラマ切換え操作時には操作レ
バーで上側の保持枠を強制的に移動させ、上側の保持枠
のラックでピニオンを回転させて下側の保持枠を移動さ
せるため、保持枠には最も強い駆動力が与えられ、ピニ
オンを回転させて下側の保持枠を移動させることにな
る。その結果、上側の保持枠には操作レバーからの駆動
力とラックが噛み合うピニオンとから煽り力を受けて、
案内板に嵌合した枠部分を支点としてピニオンから離れ
る向きに反るてこ作用が発生する。このようにパノラマ
切換え操作時に操作レバーで保持枠を移動させるとき、
保持枠は操作レバーから操作力を受けると共に案内板に
嵌合する枠部分を支点としてピニオンから離れる向きに
反り返る向きのてこ作用を受けることによって保持枠か
ら延びる遮光板が傾むき、正規の姿勢が崩れたり、ピニ
オンとラックの噛み合い量が減少し、ピニオンからラッ
クが脱落したりする虞があった。この事態を防止するた
め、従来では保持枠の枠部と案内板の嵌合寸法精度をか
なり厳しく設定しなければならず、また、鏡枠など他の
部材で保持枠をガイドする構造を付加することが必要が
あった。
バーで上側の保持枠を強制的に移動させ、上側の保持枠
のラックでピニオンを回転させて下側の保持枠を移動さ
せるため、保持枠には最も強い駆動力が与えられ、ピニ
オンを回転させて下側の保持枠を移動させることにな
る。その結果、上側の保持枠には操作レバーからの駆動
力とラックが噛み合うピニオンとから煽り力を受けて、
案内板に嵌合した枠部分を支点としてピニオンから離れ
る向きに反るてこ作用が発生する。このようにパノラマ
切換え操作時に操作レバーで保持枠を移動させるとき、
保持枠は操作レバーから操作力を受けると共に案内板に
嵌合する枠部分を支点としてピニオンから離れる向きに
反り返る向きのてこ作用を受けることによって保持枠か
ら延びる遮光板が傾むき、正規の姿勢が崩れたり、ピニ
オンとラックの噛み合い量が減少し、ピニオンからラッ
クが脱落したりする虞があった。この事態を防止するた
め、従来では保持枠の枠部と案内板の嵌合寸法精度をか
なり厳しく設定しなければならず、また、鏡枠など他の
部材で保持枠をガイドする構造を付加することが必要が
あった。
【0008】以上の如く、ピニオンとラックで撮影画面
サイズを切り換えるピニオン・ラック形式のカメラにあ
っては撮影画面サイズの切り換え動作を安定させるため
に高い部品精度と組立て精度が要求され、生産性が悪く
なり、コスト高になっていた。さらに撮影画面サイズ切
換え操作レバーを保持枠に常に外れないように常時係合
する構造にしなければならず、この係合構造が複雑であ
り、しかも係合部が上方へ延びるため、スペース効率が
悪くなっていた。
サイズを切り換えるピニオン・ラック形式のカメラにあ
っては撮影画面サイズの切り換え動作を安定させるため
に高い部品精度と組立て精度が要求され、生産性が悪く
なり、コスト高になっていた。さらに撮影画面サイズ切
換え操作レバーを保持枠に常に外れないように常時係合
する構造にしなければならず、この係合構造が複雑であ
り、しかも係合部が上方へ延びるため、スペース効率が
悪くなっていた。
【0009】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、撮影画面サイズを切
り換え可能にしたカメラにおいて、撮影画面サイズ切換
え機構に高い部品精度が求められず、比較的簡単な構成
でありながらも、撮影画面サイズの切換え動作が安定
し、さらには撮影画面サイズ切換え機構のコンパクト化
を図ることにある。
であり、その目的とするところは、撮影画面サイズを切
り換え可能にしたカメラにおいて、撮影画面サイズ切換
え機構に高い部品精度が求められず、比較的簡単な構成
でありながらも、撮影画面サイズの切換え動作が安定
し、さらには撮影画面サイズ切換え機構のコンパクト化
を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
第1の撮影画面サイズと該第1の撮影画面サイズよりも
小さい第2の撮影画面サイズとに撮影画面サイズを切換
え可能なカメラにおいて、上記第1の撮影画面サイズを
規定する撮影開口と、上記撮影開口から退避した退避位
置と上記撮影開口内に進入した遮光位置とに移動可能で
あって、上記遮光位置にある際に上記第2の撮影画面サ
イズの一端を規定する第1の遮光部材と、上記第1の遮
光部材の移動に連動して上記退避位置と上記遮光位置と
の間で移動可能であって、上記遮光位置にある際に上記
第2の撮影画面サイズの他端を規定する第2の遮光部材
と、上記第1の遮光部材と一体的に移動する第1のラッ
クと、上記第2の遮光部材と一体的に移動する第2のラ
ックと、上記第1のラックと第2のラックとに係合し、
上記第1のラックの移動を第2のラックに伝達するピニ
オンと、上記第1のラックを上記ピニオン方向へと付勢
する付勢手段と、を具備することを特徴とする撮影画面
サイズ切換え可能なカメラである。
第1の撮影画面サイズと該第1の撮影画面サイズよりも
小さい第2の撮影画面サイズとに撮影画面サイズを切換
え可能なカメラにおいて、上記第1の撮影画面サイズを
規定する撮影開口と、上記撮影開口から退避した退避位
置と上記撮影開口内に進入した遮光位置とに移動可能で
あって、上記遮光位置にある際に上記第2の撮影画面サ
イズの一端を規定する第1の遮光部材と、上記第1の遮
光部材の移動に連動して上記退避位置と上記遮光位置と
の間で移動可能であって、上記遮光位置にある際に上記
第2の撮影画面サイズの他端を規定する第2の遮光部材
と、上記第1の遮光部材と一体的に移動する第1のラッ
クと、上記第2の遮光部材と一体的に移動する第2のラ
ックと、上記第1のラックと第2のラックとに係合し、
上記第1のラックの移動を第2のラックに伝達するピニ
オンと、上記第1のラックを上記ピニオン方向へと付勢
する付勢手段と、を具備することを特徴とする撮影画面
サイズ切換え可能なカメラである。
【0011】請求項2に係る発明は、上記付勢手段によ
り、上記第1の遮光部材は上記退避位置方向へ付勢され
ることを特徴とする請求項1に記載の撮影画面サイズ切
換え可能なカメラである。
り、上記第1の遮光部材は上記退避位置方向へ付勢され
ることを特徴とする請求項1に記載の撮影画面サイズ切
換え可能なカメラである。
【0012】請求項3に係る発明は、上記付勢手段はコ
イルバネからなり、上記第1の遮光部材の移動方向に対
し、上記第1のラックを上記ピニオン方向へと付勢する
ように所定量傾いた方向で配置されたことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の撮影画面サイズ切換え
可能なカメラである。
イルバネからなり、上記第1の遮光部材の移動方向に対
し、上記第1のラックを上記ピニオン方向へと付勢する
ように所定量傾いた方向で配置されたことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の撮影画面サイズ切換え
可能なカメラである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る撮影画
面サイズ切換え可能な小型カメラを図面を参照して説明
する。図1および図2は本実施形態のカメラを構成する
カメラ本体を背面側から見たそれぞれ通常撮影画面サイ
ズの態様・パノラマ撮影画面サイズの態様での横断面図
である。
面サイズ切換え可能な小型カメラを図面を参照して説明
する。図1および図2は本実施形態のカメラを構成する
カメラ本体を背面側から見たそれぞれ通常撮影画面サイ
ズの態様・パノラマ撮影画面サイズの態様での横断面図
である。
【0014】図1および図2に示すように本実施形態の
カメラにおけるカメラ本体は撮影済みのロール状フイル
ム(以下、単にフイルムと呼ぶ)を巻き取るスプール軸
1を配設したスプール室ユニットと、未撮影のフイルム
が巻かれて収納されているフイルムパトローネ2を配設
するパトローネ室ユニットと、撮影レンズ群等を内部に
保持するレンズ鏡筒3と、通常撮影画面サイズ・パノラ
マ撮影画面サイズの切り換えを行なう撮影画面サイズ切
換え機構ユニット4と、後述するデート写込みユニット
5等によって構成され、これらはカメラの外装を形成す
る外カバー6内に配置された本体7に対して取り付けら
れている。スプール室ユニットとパトローネ室ユニット
の間には連結部材を兼ねた平板状の遮蔽部材11が配設
され、この遮蔽部材11によってスプール室ユニットと
パトローネ室ユニットを連結している。
カメラにおけるカメラ本体は撮影済みのロール状フイル
ム(以下、単にフイルムと呼ぶ)を巻き取るスプール軸
1を配設したスプール室ユニットと、未撮影のフイルム
が巻かれて収納されているフイルムパトローネ2を配設
するパトローネ室ユニットと、撮影レンズ群等を内部に
保持するレンズ鏡筒3と、通常撮影画面サイズ・パノラ
マ撮影画面サイズの切り換えを行なう撮影画面サイズ切
換え機構ユニット4と、後述するデート写込みユニット
5等によって構成され、これらはカメラの外装を形成す
る外カバー6内に配置された本体7に対して取り付けら
れている。スプール室ユニットとパトローネ室ユニット
の間には連結部材を兼ねた平板状の遮蔽部材11が配設
され、この遮蔽部材11によってスプール室ユニットと
パトローネ室ユニットを連結している。
【0015】レンズ鏡筒3の後ろ側に位置して上記遮蔽
部材11の略中央部分は矩形状の撮影用開口部12が穿
設されている。撮影用開口部12はレンズ鏡筒3からの
光束を通過させて撮影画面枠を形成する。上記遮蔽部材
11の裏面にはフイルムパトローネ2から繰り出された
フイルム13を案内するフイルムガイドレール14が形
成されている。上記フイルムガイドレール14はカメラ
の裏蓋15に設けられた図示しない圧板等と共にフイル
ム13の幅方向の両側縁部分を押さえて同フイルム13
の平面性を確保し、さらに上記撮影用開口部12に対す
るカメラ内での位置を規定する役目をしている。撮影済
みのフイルム13の部分は順次スプール軸1に巻き取ら
れる。
部材11の略中央部分は矩形状の撮影用開口部12が穿
設されている。撮影用開口部12はレンズ鏡筒3からの
光束を通過させて撮影画面枠を形成する。上記遮蔽部材
11の裏面にはフイルムパトローネ2から繰り出された
フイルム13を案内するフイルムガイドレール14が形
成されている。上記フイルムガイドレール14はカメラ
の裏蓋15に設けられた図示しない圧板等と共にフイル
ム13の幅方向の両側縁部分を押さえて同フイルム13
の平面性を確保し、さらに上記撮影用開口部12に対す
るカメラ内での位置を規定する役目をしている。撮影済
みのフイルム13の部分は順次スプール軸1に巻き取ら
れる。
【0016】図1および図2に示すようにスプール軸1
を配設したスプール室ユニットと撮影用開口部12との
間に位置する領域には上記撮影画面サイズ切換え機構ユ
ニット4が配設されている。撮影画面サイズ切換え機構
ユニット4は撮影用開口部12の長辺側上部を遮蔽する
ための第1の遮光部材としての上部遮光板(上部パノラ
ママスク)21の位置と、撮影用開口部12の長辺側下
部を遮蔽するための第2の遮光部材としての下部遮光板
(下部パノラママスク)22の位置を通常(ノーマル)
撮影画面サイズとパノラマ撮影画面サイズに切り換える
ものである。
を配設したスプール室ユニットと撮影用開口部12との
間に位置する領域には上記撮影画面サイズ切換え機構ユ
ニット4が配設されている。撮影画面サイズ切換え機構
ユニット4は撮影用開口部12の長辺側上部を遮蔽する
ための第1の遮光部材としての上部遮光板(上部パノラ
ママスク)21の位置と、撮影用開口部12の長辺側下
部を遮蔽するための第2の遮光部材としての下部遮光板
(下部パノラママスク)22の位置を通常(ノーマル)
撮影画面サイズとパノラマ撮影画面サイズに切り換える
ものである。
【0017】上部遮光板21は上部保持枠23に取り付
けられ、また、下部遮光板22は下部保持枠24に取り
付けられている。上部保持枠23と下部保持枠24はい
ずれも板状の案内部材(基台)25に嵌め込まれ、案内
部材25に沿って上下方向へ直線的に移動自在なガイド
規制がなされる。すなわち、上部保持枠23と下部保持
枠24はいずれも案内部材25の裏面に接する板状のベ
ース部分26の幅方向端縁から起立して延長し、その延
長先端部分が屈曲して案内部材25の表面に至る断面コ
の字形状の嵌合枠部28を形成している。嵌合枠部28
はベース部分26の幅方向の両端縁にそれぞれ形成され
ている。これにより案内部材25の左右幅方向および表
裏両面に垂直な方向への保持枠23,24の移動を規制
し、保持枠23,24が案内部材25から外れることな
く、上下方向へのみ、直線的に移動するようにガイド規
制がなされている。このような断面コの字形状の嵌合枠
部28を形成する場所は上部保持枠23と下部保持枠2
4の略全長でも良いが、後述するラックを形成する関係
で、上部保持枠23では上端部付近に形成し、下部保持
枠24では下端部付近に形成する。
けられ、また、下部遮光板22は下部保持枠24に取り
付けられている。上部保持枠23と下部保持枠24はい
ずれも板状の案内部材(基台)25に嵌め込まれ、案内
部材25に沿って上下方向へ直線的に移動自在なガイド
規制がなされる。すなわち、上部保持枠23と下部保持
枠24はいずれも案内部材25の裏面に接する板状のベ
ース部分26の幅方向端縁から起立して延長し、その延
長先端部分が屈曲して案内部材25の表面に至る断面コ
の字形状の嵌合枠部28を形成している。嵌合枠部28
はベース部分26の幅方向の両端縁にそれぞれ形成され
ている。これにより案内部材25の左右幅方向および表
裏両面に垂直な方向への保持枠23,24の移動を規制
し、保持枠23,24が案内部材25から外れることな
く、上下方向へのみ、直線的に移動するようにガイド規
制がなされている。このような断面コの字形状の嵌合枠
部28を形成する場所は上部保持枠23と下部保持枠2
4の略全長でも良いが、後述するラックを形成する関係
で、上部保持枠23では上端部付近に形成し、下部保持
枠24では下端部付近に形成する。
【0018】図3で示すように、上部保持枠23の下端
部付近においての左側端縁は案内部材25の表面よりも
高く突き出した突堤となっており、この突堤部分は案内
部材24の表面中央側へ僅かにはみ出て、この端縁には
第1ラック31が形成されている。また、下部保持枠2
4の上端部付近においての右側端縁には案内部材25の
表面よりも高く突き出し突堤となっており、この突堤部
分は案内部材25の表面中央側へ僅かにはみ出て、この
端縁には第2ラック32が形成されている。
部付近においての左側端縁は案内部材25の表面よりも
高く突き出した突堤となっており、この突堤部分は案内
部材24の表面中央側へ僅かにはみ出て、この端縁には
第1ラック31が形成されている。また、下部保持枠2
4の上端部付近においての右側端縁には案内部材25の
表面よりも高く突き出し突堤となっており、この突堤部
分は案内部材25の表面中央側へ僅かにはみ出て、この
端縁には第2ラック32が形成されている。
【0019】上部保持枠23の第1ラック31と下部保
持枠24の第2ラック32は案内部材25の表面中央領
域を挟んで互いに向き合っている。案内部材25の表面
中央位置にはピニオン33が軸支され、このピニオン3
3には第1ラック31と第2ラック32が反対側から挟
み込むように噛み合っている。よって、上部保持枠23
の第1ラック31と下部保持枠24の第2ラック32は
中間ギヤとしてのピニオン33を介して連動し、上下方
向逆向きに同じ距離移動する。
持枠24の第2ラック32は案内部材25の表面中央領
域を挟んで互いに向き合っている。案内部材25の表面
中央位置にはピニオン33が軸支され、このピニオン3
3には第1ラック31と第2ラック32が反対側から挟
み込むように噛み合っている。よって、上部保持枠23
の第1ラック31と下部保持枠24の第2ラック32は
中間ギヤとしてのピニオン33を介して連動し、上下方
向逆向きに同じ距離移動する。
【0020】図1は上部保持枠23が上側に移動し、下
部保持枠24が下側に移動し、撮影用開口部12から上
部遮光板21と下部遮光板22が退避した通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ状態を示している。また、図2は上
部保持枠23が下側に移動し、下部保持枠24が上側に
移動し、撮影用開口部12内の上下の領域に上部遮光板
21と下部遮光板22が入り込んだパノラマ撮影画面サ
イズ状態を示している。
部保持枠24が下側に移動し、撮影用開口部12から上
部遮光板21と下部遮光板22が退避した通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ状態を示している。また、図2は上
部保持枠23が下側に移動し、下部保持枠24が上側に
移動し、撮影用開口部12内の上下の領域に上部遮光板
21と下部遮光板22が入り込んだパノラマ撮影画面サ
イズ状態を示している。
【0021】また、パノラマ撮影画面サイズ状態に切り
換えたときの、上部遮光板21と下部遮光板22の位置
を決める第1の位置決め手段が設けられている。この第1
の位置決め手段は案内部材25の中間部にストッパ舌片
40を設け、これの上端に上部保持枠23の下端を当
て、ストッパ舌片40の下端に下部保持枠24の嵌合枠
部28の上端を当て上部遮光板21と下部遮光板22の
位置を決めるようにした。
換えたときの、上部遮光板21と下部遮光板22の位置
を決める第1の位置決め手段が設けられている。この第1
の位置決め手段は案内部材25の中間部にストッパ舌片
40を設け、これの上端に上部保持枠23の下端を当
て、ストッパ舌片40の下端に下部保持枠24の嵌合枠
部28の上端を当て上部遮光板21と下部遮光板22の
位置を決めるようにした。
【0022】通常撮影画面サイズ状態に切り換えたとき
の、上部保持枠23と下部保持枠24は第2の位置決め
手段によって位置決めがなされる。この第2の位置決め
手段において、上部保持枠23の位置決めはその上部保
持枠23の嵌合枠部28の上端を案内板25の一部41
に当て、下部保持枠24の位置決めは後述する押さえ板
支持板47の下端部分に形成した突片部42に下部保持
枠24の嵌合枠部28の下端を当て位置決めするように
した。
の、上部保持枠23と下部保持枠24は第2の位置決め
手段によって位置決めがなされる。この第2の位置決め
手段において、上部保持枠23の位置決めはその上部保
持枠23の嵌合枠部28の上端を案内板25の一部41
に当て、下部保持枠24の位置決めは後述する押さえ板
支持板47の下端部分に形成した突片部42に下部保持
枠24の嵌合枠部28の下端を当て位置決めするように
した。
【0023】図3に示すように上部保持枠23の下側に
位置する嵌合枠部28には後述するコイルばねからなる
付勢用ばね43の下端を係止する第1のばね受け係止片
44が形成されている。案内部材25の上端部には付勢
用ばね43の上端を係止する第2のばね受け係止片45
が形成されている。ここでの付勢用ばね43はコイルば
ねから構成されており、この付勢用ばね43を上部保持
枠23と案内部材25の間に張架することにより上部保
持枠23を常に上方へ付勢する付勢手段を構成してい
る。
位置する嵌合枠部28には後述するコイルばねからなる
付勢用ばね43の下端を係止する第1のばね受け係止片
44が形成されている。案内部材25の上端部には付勢
用ばね43の上端を係止する第2のばね受け係止片45
が形成されている。ここでの付勢用ばね43はコイルば
ねから構成されており、この付勢用ばね43を上部保持
枠23と案内部材25の間に張架することにより上部保
持枠23を常に上方へ付勢する付勢手段を構成してい
る。
【0024】また、図3に示すように、上部保持枠23
の第1のばね受け係止片44で付勢用ばね43の下端を
受けるが、その支持点をO1とし、また、案内部材25
の第2のばね受け係止片45で付勢用ばね43の上端を
受けるが、その支持点をO2とする場合、支持点O2は支
持点O1よりもピニオン33側に偏倚して位置してい
る。
の第1のばね受け係止片44で付勢用ばね43の下端を
受けるが、その支持点をO1とし、また、案内部材25
の第2のばね受け係止片45で付勢用ばね43の上端を
受けるが、その支持点をO2とする場合、支持点O2は支
持点O1よりもピニオン33側に偏倚して位置してい
る。
【0025】すなわち、上部保持枠23の支持点O1は
案内部材25の支持点O2よりも下側に位置し、支持点
O1と支持点O2を結ぶ線上にある付勢用ばね43は上部
保持枠23の移動する上下方向に対して所定の角度θで
上端側がピニオン33側へ傾いている。このため、付勢
用コイルばね43は上部保持枠23を上方へ移動させる
方向に常に付勢する機能に併せて上部保持枠23の第1
のラック31の部分をピニオン33に常に当て付ける機
能がある。
案内部材25の支持点O2よりも下側に位置し、支持点
O1と支持点O2を結ぶ線上にある付勢用ばね43は上部
保持枠23の移動する上下方向に対して所定の角度θで
上端側がピニオン33側へ傾いている。このため、付勢
用コイルばね43は上部保持枠23を上方へ移動させる
方向に常に付勢する機能に併せて上部保持枠23の第1
のラック31の部分をピニオン33に常に当て付ける機
能がある。
【0026】図3に示すように案内部材25の表面にお
いてピニオン33よりも下側の位置には下部保持枠24
の部材が移動する領域を避けて押さえ板支持板47が固
定されている。この押さえ板支持板47にはねじ部48
が形成されており、このねじ部48を利用して押さえ板
支持板47には押さえ板49がねじ50によりねじ止め
されている(図4を参照)。この押さえ板49はピニオ
ン33と第1ラック31,32が噛み合う領域部分を覆
ってそれらの軸方向の外れを阻止する保護カバーとして
機能する。
いてピニオン33よりも下側の位置には下部保持枠24
の部材が移動する領域を避けて押さえ板支持板47が固
定されている。この押さえ板支持板47にはねじ部48
が形成されており、このねじ部48を利用して押さえ板
支持板47には押さえ板49がねじ50によりねじ止め
されている(図4を参照)。この押さえ板49はピニオ
ン33と第1ラック31,32が噛み合う領域部分を覆
ってそれらの軸方向の外れを阻止する保護カバーとして
機能する。
【0027】次に、上部保持枠23を移動し、撮影画面
サイズを切り換える操作機構について図5および図6を
参照して説明する。上部保持枠23の上端部には操作受
け部51を設けており、この操作受け部51の上端面に
は当接面52を形成してある。この当接面52を操作レ
バー53の押圧部54によって押圧し、上部保持枠23
を押し下げるようになっている。上記操作レバー53は
外装部材としての外カバー6に軸支されていて、カメラ
外部に露出した操作つまみ55によって回動されるよう
になっている。
サイズを切り換える操作機構について図5および図6を
参照して説明する。上部保持枠23の上端部には操作受
け部51を設けており、この操作受け部51の上端面に
は当接面52を形成してある。この当接面52を操作レ
バー53の押圧部54によって押圧し、上部保持枠23
を押し下げるようになっている。上記操作レバー53は
外装部材としての外カバー6に軸支されていて、カメラ
外部に露出した操作つまみ55によって回動されるよう
になっている。
【0028】また、上記操作レバー53により通常撮影
画面サイズ位置とパノラマ撮影画面サイズ位置に切り換
えたとき、その切り替わった各位置に操作レバー53を
保持させるためのクリック機構が設けられている。この
クリック機構は操作レバー53の基部から突き出す三角
山状の突起部56を有したカム部57を設ける。また、
突起部56が移動する領域にはボール58を配設する。
そして、ボール58はクリックばね59によりカム部5
7に当たるまで突き出されていて、操作レバー53を回
動したとき、ボール58が突起部56を乗り越えて一方
側に位置することによって状態が切り替わり、それ以後
は切り替わった新たな定位置に保持されるようになる。
画面サイズ位置とパノラマ撮影画面サイズ位置に切り換
えたとき、その切り替わった各位置に操作レバー53を
保持させるためのクリック機構が設けられている。この
クリック機構は操作レバー53の基部から突き出す三角
山状の突起部56を有したカム部57を設ける。また、
突起部56が移動する領域にはボール58を配設する。
そして、ボール58はクリックばね59によりカム部5
7に当たるまで突き出されていて、操作レバー53を回
動したとき、ボール58が突起部56を乗り越えて一方
側に位置することによって状態が切り替わり、それ以後
は切り替わった新たな定位置に保持されるようになる。
【0029】図5において、操作レバー53が実線で示
す位置にあるときが通常(ノーマル)撮影画面サイズ位
置であり、操作レバー53が点線で示す位置にあるとき
がパノラマ撮影画面サイズ位置である。通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ位置にあるとき、操作レバー53の
押圧部54は上部保持枠23の当接面52から離れてい
る。
す位置にあるときが通常(ノーマル)撮影画面サイズ位
置であり、操作レバー53が点線で示す位置にあるとき
がパノラマ撮影画面サイズ位置である。通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ位置にあるとき、操作レバー53の
押圧部54は上部保持枠23の当接面52から離れてい
る。
【0030】この時、上部保持枠23の位置は上述の第
2の位置決め手段により規制されているので、操作レバ
ー53と上部保持枠23との間に位置ずれがあっても、
正確に画面サイズを規定することができる。
2の位置決め手段により規制されているので、操作レバ
ー53と上部保持枠23との間に位置ずれがあっても、
正確に画面サイズを規定することができる。
【0031】また、操作つまみ55によって操作レバー
53を、切り換え終了位置を越えて無理やりに回動しよ
うとしたとき、その操作レバー53の回動を阻止するス
トッパ機構60が設けられている。すなわち、図5に示
すように、ストッパ機構60は操作レバー53の基部に
ストッパ突起61を設け、このストッパ突起61に対向
する外カバー6にはそのストッパ突起61が配置される
凹部62を形成し、その凹部62の一端63と他端64
にストッパ突起61が当たり操作レバー53の必要以上
の回動を阻止するようになっている。
53を、切り換え終了位置を越えて無理やりに回動しよ
うとしたとき、その操作レバー53の回動を阻止するス
トッパ機構60が設けられている。すなわち、図5に示
すように、ストッパ機構60は操作レバー53の基部に
ストッパ突起61を設け、このストッパ突起61に対向
する外カバー6にはそのストッパ突起61が配置される
凹部62を形成し、その凹部62の一端63と他端64
にストッパ突起61が当たり操作レバー53の必要以上
の回動を阻止するようになっている。
【0032】次に操作つまみ55によって撮影画面サイ
ズを切り換えたとき、その切り換えた状態を検出する手
段について説明する。この撮影画面サイズ検出手段は図
1および図2に示すように上部保持枠23の上端にピン
71を設け、このピン71でスイッチ72をオンオフ操
作することにより撮影画面サイズを検出するようになっ
ている。上記スイッチ72は固定的な第1接点片73と
可動接点としての第2接点片74を備えた接点式のもの
であり、第1接点片73が下側に位置し、第2接点片7
4が上側に位置するように配置されている。
ズを切り換えたとき、その切り換えた状態を検出する手
段について説明する。この撮影画面サイズ検出手段は図
1および図2に示すように上部保持枠23の上端にピン
71を設け、このピン71でスイッチ72をオンオフ操
作することにより撮影画面サイズを検出するようになっ
ている。上記スイッチ72は固定的な第1接点片73と
可動接点としての第2接点片74を備えた接点式のもの
であり、第1接点片73が下側に位置し、第2接点片7
4が上側に位置するように配置されている。
【0033】そして、図1に示すように通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ状態では第1接点片73と第2接点
片74はオフ状態にあり、この状態から図2に示すよう
に上部保持枠23がパノラマ撮影画面サイズ状態となる
位置まで下降したとき、上記ピン71によって上側の第
2接点片74が押し上げられ、第2接点片74が第1接
点片73に接触してオン状態になることによりパノラマ
撮影画面サイズ状態に切り替わったことを検出する。ま
た、オフ状態に切り替わることによりパノラマ撮影画面
サイズ状態から通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態に
切り替わったことを検出する。
ル)撮影画面サイズ状態では第1接点片73と第2接点
片74はオフ状態にあり、この状態から図2に示すよう
に上部保持枠23がパノラマ撮影画面サイズ状態となる
位置まで下降したとき、上記ピン71によって上側の第
2接点片74が押し上げられ、第2接点片74が第1接
点片73に接触してオン状態になることによりパノラマ
撮影画面サイズ状態に切り替わったことを検出する。ま
た、オフ状態に切り替わることによりパノラマ撮影画面
サイズ状態から通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態に
切り替わったことを検出する。
【0034】次に、図4に示すデート写込み機構につい
て説明する。このデート写込み機構は撮影画面サイズ切
換え機構ユニット4の前方に配置したデート写込みユニ
ット5を備える。また、図1および図2にも示すよう
に、スプール室ユニットとパトローネ室ユニットを連結
する平板状の遮蔽部材11には通常(ノーマル)撮影画
面サイズ状態でのデート写込み位置とパノラマ撮影画面
サイズ状態でのデート写込み位置にそれぞれ配置された
上下2つの開口窓74a,74bが設けられており、上
下に位置する2つの開口窓74a,74bは上部保持枠
23に取り付けられた上部遮光板21によって覆われて
遮蔽されている。上部遮光板21には1つのデート写込
み窓75が形成されていて、このデート写込み窓75は
通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態とパノラマ撮影画
面サイズ状態に切り替わったとき、そのデート写込み位
置に対応する開口窓74a,74bの一方に合致するよ
うに配設されている。
て説明する。このデート写込み機構は撮影画面サイズ切
換え機構ユニット4の前方に配置したデート写込みユニ
ット5を備える。また、図1および図2にも示すよう
に、スプール室ユニットとパトローネ室ユニットを連結
する平板状の遮蔽部材11には通常(ノーマル)撮影画
面サイズ状態でのデート写込み位置とパノラマ撮影画面
サイズ状態でのデート写込み位置にそれぞれ配置された
上下2つの開口窓74a,74bが設けられており、上
下に位置する2つの開口窓74a,74bは上部保持枠
23に取り付けられた上部遮光板21によって覆われて
遮蔽されている。上部遮光板21には1つのデート写込
み窓75が形成されていて、このデート写込み窓75は
通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態とパノラマ撮影画
面サイズ状態に切り替わったとき、そのデート写込み位
置に対応する開口窓74a,74bの一方に合致するよ
うに配設されている。
【0035】また、図4に示すようにデート写込みユニ
ット5はカメラの本体7に取付け固定されたデートホル
ダ76にデートモジュール77、第1デートプリズム7
8、上下一対の第2デートプリズム79を組み込んで構
成されており、デートモジュール77に描出する表示を
第1デートプリズム78および上下の第2デートプリズ
ム79を通してデート写込み位置に対応する2つの開口
窓74a,74bの両方に向けてそれぞれデート写込み
結像を行なう投射をするようになっている。しかし、上
部遮光板21のデート写込み窓75が位置する開口窓7
4a,74bを通してのみ、フイルム13に写し込み可
能である。
ット5はカメラの本体7に取付け固定されたデートホル
ダ76にデートモジュール77、第1デートプリズム7
8、上下一対の第2デートプリズム79を組み込んで構
成されており、デートモジュール77に描出する表示を
第1デートプリズム78および上下の第2デートプリズ
ム79を通してデート写込み位置に対応する2つの開口
窓74a,74bの両方に向けてそれぞれデート写込み
結像を行なう投射をするようになっている。しかし、上
部遮光板21のデート写込み窓75が位置する開口窓7
4a,74bを通してのみ、フイルム13に写し込み可
能である。
【0036】このようなデート写込み機構の光学系には
機械的な可動部分が含まれていないので各部の構成が簡
単なものになると共に部品および組立ての精度が低くて
も良くなり、生産性が向上する。
機械的な可動部分が含まれていないので各部の構成が簡
単なものになると共に部品および組立ての精度が低くて
も良くなり、生産性が向上する。
【0037】次に、撮影画面サイズを切り換える操作機
構の動作について説明する。図1に示す通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ状態から図2に示すパノラマ撮影画
面サイズ状態に切り換える場合、操作つまみ55を所定
の向きに回動すると、これに連動して操作レバー53も
同方向に回動し、操作レバー53の押圧部54が上部保
持枠23の上端部にある操作受け部51の当接面52に
押し当たり、上部保持枠23を押し下げられる。上部保
持枠23は下方へ移動するとき、その第1のラック31
に噛み合うピニオン33を回転させる。ピニオン33は
下部保持枠24の第2のラック32に噛み合っているた
め、下部保持枠24を移動させる。
構の動作について説明する。図1に示す通常(ノーマ
ル)撮影画面サイズ状態から図2に示すパノラマ撮影画
面サイズ状態に切り換える場合、操作つまみ55を所定
の向きに回動すると、これに連動して操作レバー53も
同方向に回動し、操作レバー53の押圧部54が上部保
持枠23の上端部にある操作受け部51の当接面52に
押し当たり、上部保持枠23を押し下げられる。上部保
持枠23は下方へ移動するとき、その第1のラック31
に噛み合うピニオン33を回転させる。ピニオン33は
下部保持枠24の第2のラック32に噛み合っているた
め、下部保持枠24を移動させる。
【0038】ピニオン33を間に上部保持枠23の第1
のラック31と下部保持枠24の第2のラック32が反
対側に配置されているため、上部保持枠23の移動方向
と下部保持枠24の移動方向が逆向きであり、上部保持
枠23が下がるとき、下部保持枠24は上昇する。上部
保持枠23と下部保持枠24は第1の位置決め手段によ
って、パノラマ撮影画面サイズ状態に切り替わった所定
の位置で停止させられる。また、操作レバー53がクリ
ック機構によって切り替わった所定の位置にそのまま保
持される。
のラック31と下部保持枠24の第2のラック32が反
対側に配置されているため、上部保持枠23の移動方向
と下部保持枠24の移動方向が逆向きであり、上部保持
枠23が下がるとき、下部保持枠24は上昇する。上部
保持枠23と下部保持枠24は第1の位置決め手段によ
って、パノラマ撮影画面サイズ状態に切り替わった所定
の位置で停止させられる。また、操作レバー53がクリ
ック機構によって切り替わった所定の位置にそのまま保
持される。
【0039】一方、付勢用ばね43によって上部保持枠
23は上方に向けて付勢され、この付勢力が上部保持枠
23を介して操作レバー53の押圧部54に加わってい
るが、クリック機構の保持力が強いので、上部保持枠2
3が上方に移動することなく、上部保持枠23はパノラ
マ撮影画面サイズ位置に保持される。操作レバー53の
押圧部54は上部保持枠23の上端部にある操作受け部
51の当接面52に当たったままである。
23は上方に向けて付勢され、この付勢力が上部保持枠
23を介して操作レバー53の押圧部54に加わってい
るが、クリック機構の保持力が強いので、上部保持枠2
3が上方に移動することなく、上部保持枠23はパノラ
マ撮影画面サイズ位置に保持される。操作レバー53の
押圧部54は上部保持枠23の上端部にある操作受け部
51の当接面52に当たったままである。
【0040】次に、図2に示すパノラマ撮影画面サイズ
状態から図1に示す通常(ノーマル)撮影画面サイズ状
態に切り換える場合、操作つまみ55を所定の向きに回
動する。すると、これに連動して操作レバー53も同方
向に回動し、操作レバー53の押圧部54が上部保持枠
23の上端部にある操作受け部51の当接面52から離
れる向きに移動し、上部保持枠23を解放する。上部保
持枠23は付勢用ばね43によって上方に向けて付勢さ
れているため、その付勢力で上昇させられ、図1に示す
通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態に切り替わる。そ
して、上部保持枠23と下部保持枠24は第2の位置決
め手段によってその通常(ノーマル)撮影画面サイズ状
態に保持される。また。操作レバー53はクリック機構
のクリック作用によってその切り換えた位置に保持され
る。
状態から図1に示す通常(ノーマル)撮影画面サイズ状
態に切り換える場合、操作つまみ55を所定の向きに回
動する。すると、これに連動して操作レバー53も同方
向に回動し、操作レバー53の押圧部54が上部保持枠
23の上端部にある操作受け部51の当接面52から離
れる向きに移動し、上部保持枠23を解放する。上部保
持枠23は付勢用ばね43によって上方に向けて付勢さ
れているため、その付勢力で上昇させられ、図1に示す
通常(ノーマル)撮影画面サイズ状態に切り替わる。そ
して、上部保持枠23と下部保持枠24は第2の位置決
め手段によってその通常(ノーマル)撮影画面サイズ状
態に保持される。また。操作レバー53はクリック機構
のクリック作用によってその切り換えた位置に保持され
る。
【0041】また、付勢用ばね43は第1のラック31
をピニオン33に当て付ける向きに上部保持枠23を付
勢している。このため、上部保持枠23の第1のラック
31がピニオン33を駆動する際に噛合によってピニオ
ン33から離れる向きの反作用を受けてもそれを打ち消
し、第1のラック31とピニオン33の噛み合いを確保
する。つまり、一般に小さな歯同士の噛み合いであって
も第1のラック31とピニオン33との噛み合い量を確
保し、ピニオン33から第1のラック31が脱落したり
歯が滑ったりすることを防止する。
をピニオン33に当て付ける向きに上部保持枠23を付
勢している。このため、上部保持枠23の第1のラック
31がピニオン33を駆動する際に噛合によってピニオ
ン33から離れる向きの反作用を受けてもそれを打ち消
し、第1のラック31とピニオン33の噛み合いを確保
する。つまり、一般に小さな歯同士の噛み合いであって
も第1のラック31とピニオン33との噛み合い量を確
保し、ピニオン33から第1のラック31が脱落したり
歯が滑ったりすることを防止する。
【0042】また、上部保持枠23が操作レバー53か
ら押込み操作力を受けた際にも、上部保持枠23を付勢
用ばね43がピニオン33方向に常に付勢していること
により、案内部材25に嵌合する枠部分を支点としてピ
ニオン33から離れる向きに上部保持枠23が反り返る
こともないので、上部保持枠23から延びる第1の遮光
部材21が傾むいたり、正規の姿勢が崩れたりしない。
ら押込み操作力を受けた際にも、上部保持枠23を付勢
用ばね43がピニオン33方向に常に付勢していること
により、案内部材25に嵌合する枠部分を支点としてピ
ニオン33から離れる向きに上部保持枠23が反り返る
こともないので、上部保持枠23から延びる第1の遮光
部材21が傾むいたり、正規の姿勢が崩れたりしない。
【0043】撮影画面サイズを切り換える際に上部保持
枠23は操作受け部51の当接面52で操作レバー53
の押圧部54による押圧力を受けるだけで良く、従来の
如く操作レバーの回動端を上壁と下壁のあるコの字形の
係合部内に外れないように嵌め込んで係合させる構造に
する必要がない。従って、操作レバー53を受ける構造
が簡略化できると共にスペース効率がよくなった。上記
実施形態では図4に示すようにカメラの外装を形成する
外カバー6を引っ込めてカメラのコンパクト化が図れ
る。
枠23は操作受け部51の当接面52で操作レバー53
の押圧部54による押圧力を受けるだけで良く、従来の
如く操作レバーの回動端を上壁と下壁のあるコの字形の
係合部内に外れないように嵌め込んで係合させる構造に
する必要がない。従って、操作レバー53を受ける構造
が簡略化できると共にスペース効率がよくなった。上記
実施形態では図4に示すようにカメラの外装を形成する
外カバー6を引っ込めてカメラのコンパクト化が図れ
る。
【0044】撮影画面サイズ切換え機構ユニット4はユ
ニットとして完成され、独自に組み立てた後にカメラの
本体7に組み込めるため、その組立てが容易である。
ニットとして完成され、独自に組み立てた後にカメラの
本体7に組み込めるため、その組立てが容易である。
【0045】尚、下部保持枠24についても、ピニオン
33に第2のラック42を当て付ける付勢手段を設けて
もよいが、下部保持枠24は操作レバー53から直接に
操作力を受けず、ピニオン33から駆動力を受けるだけ
なので、上記付勢用ばねのような付勢手段を設けなくと
も良い。
33に第2のラック42を当て付ける付勢手段を設けて
もよいが、下部保持枠24は操作レバー53から直接に
操作力を受けず、ピニオン33から駆動力を受けるだけ
なので、上記付勢用ばねのような付勢手段を設けなくと
も良い。
【0046】また、本発明は上記実施形態のものに限定
されるものではない。また、上記説明によれば以下の付
記に挙げる各項およびそれらの項を任意に組み合わせた
ものが得られる。
されるものではない。また、上記説明によれば以下の付
記に挙げる各項およびそれらの項を任意に組み合わせた
ものが得られる。
【0047】(付記1) 第1の撮影画面サイズと該第
1の撮影画面サイズよりも小さい第2の撮影画面サイズ
とに撮影画面サイズを切換え可能なカメラにおいて、上
記第1の撮影画面サイズを規定する撮影画面開口と、上
記撮影開口から退避した退避位置と上記撮影開口内に進
入した遮光位置とに移動可能であって、上記遮光位置に
ある際に上記第2の撮影画面サイズの一端を規定する第
1の遮光部材と、上記第1の遮光部材の移動に連動して
上記退避位置と遮光位置との間で移動可能であって、上
記遮光位置にある際に上記第2の撮影画面サイズの他端
を規定する第2の遮光部材と、上記第1の遮光部材が固
着され第1のラック部を有する第1の保持部材と、上記
第2の遮光部材が固着され第2のラック部を有する第2
の保持部材と、上記第1のラック部と第2のラック部と
に係合し、上記第1の保持部材の移動を第2の保持部材
に伝達するピニオンと、上記第1の保持部材、第2の保
持部材、およびピニオンを支持する基台と、上記第1の
遮光部材の移動方向と上記ばね部材の両端部との成す角
が所定量傾いた状態で、上記基台に一端が係合し、他端
が上記第1の保持部材に係合するばね部材と、を具備す
ることを特徴とする撮影画面サイズ切換え可能なカメ
ラ。
1の撮影画面サイズよりも小さい第2の撮影画面サイズ
とに撮影画面サイズを切換え可能なカメラにおいて、上
記第1の撮影画面サイズを規定する撮影画面開口と、上
記撮影開口から退避した退避位置と上記撮影開口内に進
入した遮光位置とに移動可能であって、上記遮光位置に
ある際に上記第2の撮影画面サイズの一端を規定する第
1の遮光部材と、上記第1の遮光部材の移動に連動して
上記退避位置と遮光位置との間で移動可能であって、上
記遮光位置にある際に上記第2の撮影画面サイズの他端
を規定する第2の遮光部材と、上記第1の遮光部材が固
着され第1のラック部を有する第1の保持部材と、上記
第2の遮光部材が固着され第2のラック部を有する第2
の保持部材と、上記第1のラック部と第2のラック部と
に係合し、上記第1の保持部材の移動を第2の保持部材
に伝達するピニオンと、上記第1の保持部材、第2の保
持部材、およびピニオンを支持する基台と、上記第1の
遮光部材の移動方向と上記ばね部材の両端部との成す角
が所定量傾いた状態で、上記基台に一端が係合し、他端
が上記第1の保持部材に係合するばね部材と、を具備す
ることを特徴とする撮影画面サイズ切換え可能なカメ
ラ。
【0048】(付記2) カメラ外装に配され、上記第
1の撮影画面サイズと第2の撮影画面サイズとに切り換
る為の操作部材と、上記操作部材と一体的に変位し、上
記第1の保持部材を押圧駆動可能な駆動部材と、を具備
し、上記操作部材を第1の方向へ変位させることによ
り、上記駆動部材が上記第1の保持部材を押圧駆動し
て、上記第1の遮光部材と上記第2の遮光部材が上記退
避位置から遮光位置へと変位し、この状態から上記操作
部材を第2の方向へ変位させた場合は上記ばね部材の付
勢力により、上記第1の遮光部材と上記第2の遮光部材
が上記遮光位置から退避位置へと変位することを特徴と
する付記1に記載の撮影画面サイズ切換え可能なカメ
ラ。
1の撮影画面サイズと第2の撮影画面サイズとに切り換
る為の操作部材と、上記操作部材と一体的に変位し、上
記第1の保持部材を押圧駆動可能な駆動部材と、を具備
し、上記操作部材を第1の方向へ変位させることによ
り、上記駆動部材が上記第1の保持部材を押圧駆動し
て、上記第1の遮光部材と上記第2の遮光部材が上記退
避位置から遮光位置へと変位し、この状態から上記操作
部材を第2の方向へ変位させた場合は上記ばね部材の付
勢力により、上記第1の遮光部材と上記第2の遮光部材
が上記遮光位置から退避位置へと変位することを特徴と
する付記1に記載の撮影画面サイズ切換え可能なカメ
ラ。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影画面サイズを切り換え可能にしたカメラにおいて、撮
影画面サイズ切換え機構のピニオンとラックの噛み合い
が崩れ難く、切換え動作を安定させると共に撮影画面サ
イズ切換え機構の部品の寸法精度を厳しく設定する必要
がなく、付勢手段を設けるだけの比較的簡単な構成であ
りながら撮影画面サイズの切換え動作が安定し、さらに
は撮影画面サイズ切換え機構のコンパクト化を図ること
ができる。
影画面サイズを切り換え可能にしたカメラにおいて、撮
影画面サイズ切換え機構のピニオンとラックの噛み合い
が崩れ難く、切換え動作を安定させると共に撮影画面サ
イズ切換え機構の部品の寸法精度を厳しく設定する必要
がなく、付勢手段を設けるだけの比較的簡単な構成であ
りながら撮影画面サイズの切換え動作が安定し、さらに
は撮影画面サイズ切換え機構のコンパクト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る撮影画面サイズ切換
え可能な小型カメラのカメラ本体を背面側から見た通常
撮影画面サイズの態様での横断面図。
え可能な小型カメラのカメラ本体を背面側から見た通常
撮影画面サイズの態様での横断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る撮影画面サイズ切換
え可能な小型カメラのカメラ本体を背面側から見たパノ
ラマ撮影画面サイズの態様での横断面図。
え可能な小型カメラのカメラ本体を背面側から見たパノ
ラマ撮影画面サイズの態様での横断面図。
【図3】本発明の一実施形態に係るカメラの撮影画面サ
イズ切換え機構ユニットの正面図。
イズ切換え機構ユニットの正面図。
【図4】本発明の一実施形態に係るカメラの撮影画面サ
イズ切換え機構ユニット付近を示す縦断面図。
イズ切換え機構ユニット付近を示す縦断面図。
【図5】本発明の一実施形態に係るカメラの切換え操作
機構の説明図。
機構の説明図。
【図6】本発明の一実施形態に係るカメラの切換え操作
機構の縦断面図。
機構の縦断面図。
21…上部遮光板、22…下部遮光板、23…上部保持
枠、43…付勢用コイルばね、51…操作受け部、52
…当接面、53…操作レバー、54…押圧部、55…操
作つまみ、O1…支持点、O2…支持点。
枠、43…付勢用コイルばね、51…操作受け部、52
…当接面、53…操作レバー、54…押圧部、55…操
作つまみ、O1…支持点、O2…支持点。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の撮影画面サイズと該第1の撮影画
面サイズよりも小さい第2の撮影画面サイズとに撮影画
面サイズを切換え可能なカメラにおいて、 上記第1の撮影画面サイズを規定する撮影開口と、 上記撮影開口から退避した退避位置と上記撮影開口内に
進入した遮光位置とに移動可能であって、上記遮光位置
にある際に上記第2の撮影画面サイズの一端を規定する
第1の遮光部材と、 上記第1の遮光部材の移動に連動して上記退避位置と上
記遮光位置との間で移動可能であって、上記遮光位置に
ある際に上記第2の撮影画面サイズの他端を規定する第
2の遮光部材と、 上記第1の遮光部材と一体的に移動する第1のラック
と、 上記第2の遮光部材と一体的に移動する第2のラック
と、 上記第1のラックと第2のラックとに係合し、上記第1
のラックの移動を第2のラックに伝達するピニオンと、 上記第1のラックを上記ピニオン方向へと付勢する付勢
手段と、を具備することを特徴とする撮影画面サイズ切
換え可能なカメラ。 - 【請求項2】 上記付勢手段により、上記第1の遮光部
材は上記退避位置方向へ付勢されることを特徴とする請
求項1に記載の撮影画面サイズ切換え可能なカメラ。 - 【請求項3】 上記付勢手段はコイルバネからなり、上
記第1の遮光部材の移動方向に対し、上記第1のラック
を上記ピニオン方向へと付勢するように所定量傾いた方
向で配置されたことを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の撮影画面サイズ切換え可能なカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401290A JP2002202560A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 撮影画面サイズ切換え可能なカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401290A JP2002202560A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 撮影画面サイズ切換え可能なカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002202560A true JP2002202560A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=18865748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401290A Withdrawn JP2002202560A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 撮影画面サイズ切換え可能なカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002202560A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013082439A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Inalfa Roof Systems Group Bv | 自動車のためのルーフアセンブリ |
JP2017076111A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401290A patent/JP2002202560A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013082439A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Inalfa Roof Systems Group Bv | 自動車のためのルーフアセンブリ |
JP2017076111A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |