JP2001051322A - トリミング撮影可能なカメラ - Google Patents

トリミング撮影可能なカメラ

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JP2001051322A
JP2001051322A JP11221871A JP22187199A JP2001051322A JP 2001051322 A JP2001051322 A JP 2001051322A JP 11221871 A JP11221871 A JP 11221871A JP 22187199 A JP22187199 A JP 22187199A JP 2001051322 A JP2001051322 A JP 2001051322A
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cam
optical system
finder
angle
view
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JP11221871A
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English (en)
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Fumiharu Ishido
文陽 石戸
Akira Funabashi
章 船橋
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の位置で撮影モードの変更によるファイ
ンダの画角の変更ができるファインダを備えたトリミン
グ撮影可能なカメラを提供する。 【解決手段】 通常モードでは、ファインダカム24は
コイルばね37により付勢され、カム面25aがピン2
3に当接するまで矢印a方向に移動し、レンズ保持部材
の突起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移動
し、ファインダレンズ31、32は通常モードの画角に
設定される。トリミングモードでは、ファインダカム2
4はコイルばね37により先と反対方向に付勢され、カ
ム面25bがピン23に当接するまで矢印aと反対方向
に移動し、レンズ保持部材の突起31b、32bもカム
溝26、27に沿つて移動し、ファインダレンズ31、
32はトリミングモードの画角に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ、特にト
リミングによる疑似的な望遠効果を持つた被写体像を撮
影できるトリミング撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズとしてズームレンズを使用す
るレンズシャッタカメラでは、ズーミング操作に連動し
てファインダレンズの焦点距離を変更し、撮影レンズの
画角とファインダの画角とが一致するようにするズーム
式ファインダを備えたカメラが一般的である。
【0003】このようなカメラによれば、通常の撮影で
は、ファインダを覗いて確認した視野の範囲が撮影され
るので、撮影上特に支障はない。
【0004】また、撮影画面の天地左右をトリミングし
て、あたかも望遠レンズで撮影したような疑似的な望遠
効果を持つた像を撮影できるトリミング撮影可能なカメ
ラが知られている。このカメラは、撮影時に設定された
トリミング情報に基いてプリント時に撮影画面の天地左
右をトリミングすると共に画面を拡大してプリントする
もので、疑似的な望遠効果を持つた写真を得ることがで
きる。
【0005】このカメラでトリミング撮影する場合は、
撮影レンズの画角とファインダの画角とが一致しないか
ら、ファインダの視野の範囲をトリミング撮影により得
られる写真の画像範囲に一致させるように、ファインダ
の画角だけを望遠撮影の画角に変更するように構成し、
ファインダを覗いたときトリミング撮影される範囲を確
認できるようにする必要がある。
【0006】このため、トリミング撮影可能なズームレ
ンズ方式のカメラでは、トリミング撮影の際は、ファイ
ンダ光学系にコンバータレンズを挿入してファインダの
画角だけを望遠撮影の画角に変更するように構成したも
のが提案されている(例えば、特開平4−335332
号公報参照)。
【0007】このほか、ファインダ光学系の対物レンズ
の焦点距離を変更してファインダの画角だけを変更する
ように構成したものも提案されている(例えば、特開平
5−61093号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した、トリミング
撮影の際にファインダの画角を望遠撮影の画角に変更す
る構成において、ファインダ光学系にコンバータレンズ
を挿入するものは、ファインダ内部にコンバータレンズ
を挿入・離脱させるための空間や専用の駆動機構が必要
となり、構造的に大型になるという不都合がある。
【0009】また、前記したファインダ光学系の対物レ
ンズの焦点距離を変更するものは、撮影レンズのズーム
環の回転に連動して駆動されるファインダカムによりフ
ァインダ光学系の対物レンズを移動させ、対物レンズの
焦点距離を変更する構成を備えている。
【0010】このファインダカムは、通常モードでの撮
影の場合に使用されるカム溝とトリミングモードでの撮
影の場合に使用されるカム溝との2種類のカム溝が設け
られており、通常モードからトリミングモードに、或い
はその逆への切換え、即ち撮影モードを切換える場合
は、撮影モードに適合したいずれかのカム溝に切換えて
ファインダ光学系の対物レンズを移動させることにな
る。
【0011】しかし、撮影モードに適合したいずれかの
カム溝への切換えは、その構造からファインダ光学系の
対物レンズの最大又は最小焦点距離の中間の位置ではカ
ム溝の切換えができず、対物レンズの最大又は最小焦点
距離の位置、即ち、カム溝の端部でのみカム溝の切換が
できるような構造となつている。
【0012】このため、撮影モードの切換えを行うとき
は、その都度、撮影レンズのズーム環を操作して撮影レ
ンズの焦点距離を最大又は最小の値に設定、即ち、撮影
レンズを望遠側或いは広角側の限界位置に設定してこれ
に連動するファインダカムを移動させ、そのカム溝の端
部にファインダ光学系の対物レンズを駆動する係合ピン
が位置するようにしなければならないという不都合があ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明は、ズームレンズを備
え、前記ズームレンズに設定された焦点距離で撮影を行
う通常モードと所定のトリミング倍率を乗算した疑似焦
点距離で撮影を行うトリミングモードとの2種類の撮影
モードを任意に切換えて撮影できるトリミング撮影可能
なカメラにおいて、画角を変更できるファインダ光学系
と、前記ファインダ光学系の画角を変更するファインダ
光学系変倍機構と、ズームレンズのズーミング操作に連
動して作動する駆動部材と、前記ファインダ光学系変倍
機構と駆動部材との間に設けられた遊び部と、選択され
た撮影モードに応じて前記遊び部を一方に片寄せするこ
とで撮影モードに応じてファインダ光学系の画角を変更
する切換部材と、を有することを特徴とする。
【0014】そして、前記ファインダ光学系変倍機構と
前記駆動部材との間にはギヤ機構が配置され、前記遊び
部は前記ギヤ機構に設けられた長溝とすることができ
る。
【0015】また、前記ファインダ光学系変倍機構と前
記駆動部材との間には、カム機構が配置され、前記遊び
部は前記カム機構に設けられた幅広のカムとしてもよ
い。
【0016】そして、前記幅広のカムは、通常モードに
おける画角とトリミングモードにおける画角とが一致す
る範囲には形成されてなく、その一致する範囲において
トリミングモードの設定を禁止するように構成すること
もできる。
【0017】また、前記切換部材は付勢部材を備え、選
択された撮影モードに応じて前記遊び部を一方に片寄せ
するように付勢することで、ファインダ光学系の画角を
変更するようにするとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
実施の形態のトリミング撮影可能なカメラの外観を示す
正面図、図2はその上面図である。図1及び図2におい
て、カメラ1には正面のパネル2及び裏蓋3が設けら
れ、パネル2の中央から撮影光学系を構成するズームレ
ンズ4が沈胴可能に配置されている。
【0020】ズームレンズ4の上方には、ファインダ倍
率を変えることができるズームファインダ5が配置さ
れ、その右には被写体距離を測定するための投光窓6、
左には受光窓7が配置されている。また、8は測光部、
9はフラッシュ発光部である。フラッシュ発光部9はズ
ームレンズ4から十分に離して配置し、赤目現象(フラ
ッシュ撮影の場合に被写体である人物の眼が赤く写る現
象)の発生を防止するようにしてある。
【0021】カメラ1の上面には、メインスイッチ1
1、トリミングモード選択/解除スイッチ12、巻き戻
しスイッチ13、ズームスイッチ14、及びレリーズス
イッチ15が設けられている。トリミングモード選択/
解除スイッチ12はスライドスイッチであり、左右にス
ライドさせることでトリミングモードと通常モードを切
り換えることができる。
【0022】次に、その操作の概略を説明する。まず、
トリミングモード選択/解除スイッチ12を操作して通
常モードを設定した場合は、通常モードに対応したファ
インダの倍率が設定される。
【0023】この状態で、ズームスイッチ14を操作す
ると、撮影光学系を構成するズームレンズ4及びファイ
ンダ光学系を構成するファインダレンズが駆動され、ズ
ームレンズ4の焦点距離が変化すると共にこれに連動し
てズームファインダ5の倍率が変化する。
【0024】また、トリミングモード選択/解除スイッ
チ12を操作してトリミングモードを選択した場合は、
ファインダ光学系を構成するファインダレンズのみが駆
動され、トリミング倍率に対応したファインダの倍率が
設定される。
【0025】さらに、トリミングモードを設定した状態
において、ズームスイッチ14を操作すると、撮影光学
系を構成するズームレンズ4及びファインダ光学系を構
成するファインダレンズが駆動され、撮影光学系を構成
するズームレンズ4の焦点距離が変化すると共にこれに
連動してズームファインダ5の倍率が変化し、ファイン
ダの倍率は通常モードの場合に比べてトリミング倍率に
対応した倍率の焦点距離の範囲で変化する。
【0026】図3及び図4は、撮影光学系及びファイン
ダ光学系の構成の要部を斜視図で、図3は通常モードが
設定された場合を、図4はトリミングモードが設定され
た場合を示している。また、図5はファインダカムの平
面図である。以下、図3乃至図5を参照して、撮影光学
系及びファインダ光学系の構成を説明する。
【0027】図3及び図4において、21は撮影光学系
を構成するズームレンズの固定鏡筒、22はその可動鏡
筒で、可動鏡筒22はズーミング操作により固定鏡筒2
1内を移動し、撮影レンズの焦点距離を変化させる公知
のズームレンズの構成をその内部に備えている。
【0028】23は後述するファインダカム24を駆動
する駆動部材で、可動鏡筒22に植設されているピンで
ある。駆動部材であるピン23は、固定鏡筒21のスリ
ット21aから突き出て、可動鏡筒22の移動により広
角側(W)及び望遠側(T)の間を移動するように構成
されている。
【0029】ファインダカム24は、図5の平面図に示
すような形状のカムで、前記したピン23に係合する幅
広のカム部を構成するカム溝25、及び後述するファイ
ンダレンズ31、32を駆動するカム溝26、27、及
びファインダカムを所定方向に付勢するコイルばね37
に係合するレバー28が設けられている。
【0030】幅広のカム部を構成するカム溝25は、ピ
ン23の直径dよりも広い幅Sを有し、第1のカム面2
5a及び第2のカム面25bを備えている。ピン23は
通常モードでは第1のカム面25aに当接し、トリミン
グモードでは第2のカム面25bに当接し、撮影モード
に応じていづれかのカム面が使用されるのであり、幅広
のカム部を構成するカム溝25には、第1のカム面25
aと第2のカム面25bとの間に「遊び部」が形成され
ている。
【0031】ファインダレンズ31、32はそれぞれレ
ンズ保持部材31a、32aに保持されており、レンズ
保持部材31a、32aは、ガイド軸33により前後に
移動自在に保持されている。また、レンズ保持部材31
a、32aに設けられた突起31b、32bがそれぞれ
カム溝26、27に嵌合している。
【0032】ズーミング操作によりズームレンズ4の焦
点距離が変化してファインダカム24が移動すると、突
起31b、32bがカム溝26、27に沿つて移動し、
レンズ保持部材31a、32aに保持されたファインダ
レンズ31、32を移動させ、ズームレンズ4の焦点距
離に対応したファインダの倍率に設定される。
【0033】また、後述するように、通常モードとトリ
ミングモードとの切換えに応じてファインダカム24が
切換えられた撮影モードに対応した位置に移動した場合
も、突起31b、32bがカム溝26、27に沿つて移
動し、レンズ保持部材31a、32aに保持されたファ
インダレンズ31、32を移動させ、ファインダの倍率
が切換られる。
【0034】35は、ファインダカム24の付勢方向を
切り換える切換レバーであつて、スイッチ12による通
常モードとトリミングモードとの切換えに応じて、ファ
インダカム24の付勢方向が切り換えられる。切換レバ
ー35は、回転軸36の回りに回転自在に保持されてい
る。
【0035】切換レバー35の駆動は電動により行うよ
うにしてもよい。具体的には切換レバー35をモータに
より駆動する。また、スイッチ12はプッシュスイッチ
として、1回押す毎に通常モードとトリミングモードと
が切換えられるようにすることもできる。
【0036】通常モードでは、切換レバー35は図3に
示す位置に設定される。回転軸36の回りに捲回された
コイルばね37の端部37aはファインダカム24のレ
バー28の側部28a(図3で右側)に当接し、コイル
ばね37の他の端部37bは切換レバー35の上のピン
35aに当接して、ファインダカム24を矢印a方向に
付勢している。このとき、可動鏡筒22上のピン23
は、図3に示すようにファインダカム24のカム溝25
の第1のカム面25aに当接している。
【0037】また、トリミングモードでは切換レバー3
5は図4に示す位置に設定される。回転軸36の回りに
捲回されたコイルばね37の端部37bはファインダカ
ム24のレバー28の側部28b(図4で左側)に当接
し、コイルばね37の他の端部37aは切換レバー35
の上のピン35aに当接して、ファインダカム24を矢
印b方向に付勢している。このとき、可動鏡筒22上の
ピン23は、図4に示すように、ファインダカム24の
カム溝25の第2のカム面25bに当接している。
【0038】図3は、通常モードにおいて、撮影光学系
が望遠側(T)の端部に設定されている状態を示してい
る。この状態では、ファインダ光学系の倍率(画角)は
通常モードの倍率(画角)に設定されている。即ち、フ
ァインダカム24は、コイルばね37により矢印a方向
に付勢されているので、第1のカム面25aがピン23
に当接する位置にあり、レンズ保持部材31a、32a
に設けられた突起31b、32bもカム溝26、27に
嵌合した状態にある。これにより、ファインダレンズ3
1、32は通常モードの倍率(画角)に設定されてい
る。
【0039】この状態から、ズーミング操作により撮影
光学系を望遠側(T)から広角側(W)に移動すると、
可動鏡筒22上のピン23も望遠側(T)から広角側
(W)に移動する。ファインダカム24はコイルばね3
7により矢印a方向に付勢されて、ピン23とファイン
ダカム24の第1のカム面25aとの接触状態が維持さ
れているので、ズーミング操作によるピン23の望遠側
(T)から広角側(W)への移動に伴い、ファインダカ
ム24は矢印a方向に移動する。
【0040】ファインダカム24の矢印a方向への移動
により、レンズ保持部材31a、32aに設けられた突
起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移動し、
ファインダ光学系の倍率(画角)は、撮影光学系のズー
ムレンズ4に設定された倍率に適した倍率(画角)に変
化する。
【0041】図4は、トリミングモードにおいて、撮影
光学系が望遠側(T)の端部に設定されている状態を示
している。この状態では、ファインダ光学系の倍率(画
角)はトリミングモードの倍率(画角)に設定されてい
る。即ち、通常モードでの撮影からトリミングモードで
の撮影への切換に伴い、ファインダカム24は、コイル
ばね37により矢印b方向(矢印aと反対方向)に付勢
されているので、第2のカム面25bがピン23に当接
する位置まで、即ち「遊び部」の分だけ矢印b方向に移
動する。
【0042】レンズ保持部材31a、32aに設けられ
た突起31b、32bもカム溝26、27に嵌合状態に
あるから、ファインダカム24は矢印b方向に移動によ
りファインダレンズ31、32はトリミングモードの倍
率(画角)に設定される。
【0043】この状態から、ズーミング操作により撮影
光学系を望遠側(T)から広角側(W)に移動すると、
可動鏡筒22上のピン23も望遠側(T)から広角側
(W)に移動する。ファインダカム24はコイルばね3
7により矢印b方向に付勢されて、ピン23とファイン
ダカム24の第2のカム面25bとの接触状態が維持さ
れているので、ズーミング操作によるピン23の望遠側
(T)から広角側(W)への移動に伴い、ファインダカ
ム24は矢印bと反対方向に移動する。
【0044】ファインダカム24の矢印bと反対方向へ
の移動により、レンズ保持部材31a、32aに設けら
れた突起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移
動し、ファインダ光学系の倍率(画角)は、トリミング
モードにより設定された倍率に適した倍率(画角)に変
化する。
【0045】なお、ファインダ光学系を通して覗いた視
野の画角は、プリントされた写真の画角に略一致するか
ら、ファインダ光学系を通して覗いた視野の大きさで、
プリントされた写真に写る範囲を確認することができ
る。
【0046】図6は、撮影光学系のズームレンズに設定
された焦点距離とプリントされた写真の画角(以下、プ
リント画角という)との関係を説明する図である。
【0047】線(a)は通常モード、線(b)はトリミ
ングモードにおける撮影光学系の焦点距離とプリント画
角との関係を示す。
【0048】通常モードでは、撮影光学系のズームレン
ズの焦点距離が広角側(W)のある値にある場合はプリ
ント画角もこれに対応した画角(w)となり、撮影光学
系焦点距離が望遠側(T)の或る値にある場合はプリン
ト画角もこれに対応した画角(t)となる。
【0049】トリミングモードでは、撮影光学系のズー
ムレンズの焦点距離が広角側(W)のある値にある場合
はプリント画角はトリミングモードの倍率aが考慮され
た画角(a・w)となり、撮影光学系のズームレンズの
焦点距離が望遠側(T)の或る値にある場合はプリント
画角はトリミングモードの倍率aが考慮された画角(a
・t)に設定される。
【0050】なお、プリント時に撮影画面全体をプリン
トするか、トリミングしてプリントするかは、撮影の際
に日時データ等と同時にフイルムに写し込まれたトリミ
ングデータにより判断される。トリミングデータのフイ
ルムへの写し込みは撮影画枠の近傍に設けられた図示さ
れていない磁気ヘッド等により行われる。トリミングデ
ータは倍率aに関する情報であり、プリント時に倍率a
を考慮してトリミングプリントが行われる。
【0051】[第1の実施の形態の変形例]次に、前記
した第1の実施の形態の変形例を説明する。第1の実施
の形態では撮影光学系を構成するズームレンズ鏡筒の直
進運動によりファインダ光学系の画角を変更するファイ
ンダカムを駆動しているが、この変形例は撮影光学系を
構成するズームレンズ鏡筒の回転運動によりファインダ
光学系の画角を変更するファインダカムを駆動するよう
に構成したものである。
【0052】図7乃至図10は、撮影光学系及びファイ
ンダ光学系の構成の要部を説明する図で、図7は通常モ
ードが設定されているときの撮影光学系及びファインダ
光学系の構成を示す斜視図、図8は通常モードの場合の
撮影光学系とファインダ光学系の間に配置されたギヤ機
構の状態を示す図、図9はトリミングモードが設定され
ているときの撮影光学系及びファインダ光学系の構成を
示す斜視図、図10はトリミングモードの場合の撮影光
学系とファインダ光学系の間に配置されたギヤ機構の状
態を示す図である。
【0053】この変形例は、第1の実施の形態のものに
おいて、撮影光学系を構成するズームレンズ鏡筒の回転
運動によりファインダ光学系の画角を変更するファイン
ダカムを駆動するように構成したもので、その他の構成
は第1の実施の形態のものと変わらないから、以下の説
明では、第1の実施の形態のものと同一部材には同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0054】図7乃至図10において、51はズームカ
ム環、52はズームレンズ4を保持する直進鏡筒であつ
て、ズームカム環51及び直進鏡筒52の内部には公知
のズームレンズの構成が備えられており、ズーミング操
作によりズームカム環51を回転させると直進鏡筒52
が移動し、ズームレンズ4に所望の焦点距離が設定され
る。
【0055】なお、ズームカム環51は、図示しない駆
動源であるズームモータにより駆動されるものであり、
また、ズームカム環51の回転角は図示しないエンコー
ダにより検出され、ズームレンズ4の焦点距離情報とし
て利用される。
【0056】24はファインダカムであり、ファインダ
レンズ31、32を駆動するものである。ファインダカ
ム24には、その下面にラック29が形成されている。
【0057】一方、ズームカム環51の外側にはギヤ5
1aが形成されており、ギヤ51aとラック29の間に
は、同軸に固定配置されたギヤ53a及び53b、ギヤ
53bに噛合するギヤ54a、ギヤ54aに同軸に配置
されたカム54b、カム54bに同軸に固定配置された
ギヤ54cからなるギヤ機構が配置されており、ギヤ5
4cはファインダカム24の下面のラック29に噛合す
る。
【0058】このギヤ機構によりズームカム環51の回
転はファインダカム24に伝達され、ファインダレンズ
31、32を移動させてファインダの倍率(画角)を変
更させることができる。
【0059】図8の(a)及び図10の(a)はギヤ5
4a、カム54b及びギヤ54cの構成を示す断面図、
図8の(b)及び図10の(b)はカム54bの形状を
示す正面図である。
【0060】ギヤ54aとカム54bとは軸56に同軸
に配置されているが、軸56の回りに相対回転自在に支
承されている。また、カム54bとラック29に噛合す
るギヤ54cとは軸56に同軸に配置されており、カム
54bとギヤ54cとは軸56の回りに一体的に回転可
能に支承されており、カム54bの回転はギヤ54cに
伝達される。さらに、カム54bには同心円弧状のカム
溝54dが形成されており、ギヤ54aに植設されたピ
ン55がカム溝54dに嵌合している。
【0061】この構成によつて、ギヤ54aが所定角度
だけ回転する間はピン55がカム溝54d内を移動する
だけで、カム54b及びギヤ54cに回転が伝達されな
い「遊び部」が形成される。
【0062】ズーミング操作によりズームカム環51が
回転すると、その回転はギヤ51aを経てギヤ53aに
伝達され、さらにギヤ53aに同軸に固定されたギヤ5
3bに噛合するギヤ54aに伝達されるが、前記したカ
ム54bに形成された「遊び部」により、ギヤ54aが
所定の角度だけ回転する間はギヤ54cに回転が伝達さ
れない。ギヤ54aが所定の角度だけ回転した後は、そ
の回転はギヤ54cに伝達され、ファインダカム24が
駆動される。
【0063】先に説明した第1の実施の形態のものと同
じく、ファインダカム24にはファインダレンズ31、
32を駆動するカム溝26、27、及びファインダカム
を所定方向に付勢するコイルばねに係合するレバー28
が設けられており、ファインダレンズ31、32はそれ
ぞれレンズ保持部材31a、32aに保持されており、
レンズ保持部材31a、32aの突起31b、32bが
それぞれカム溝26、27に嵌合している。
【0064】また、ファインダカム24の付勢方向を切
り換える切換レバー35は、スイッチ12による通常モ
ードとトリミングモードとの切換えに応じて、ファイン
ダカム24の付勢方向が切り換えられる。切換レバー3
5は、回転軸36の回りに回転自在に保持されている。
【0065】切換レバー35の駆動は電動により行うよ
うにしてもよい。具体的には切換レバー35をモータに
より駆動する。スイッチ12はプッシュスイッチとし
て、1回押す毎に通常モードとトリミングモードとが切
換えられるようにすることもできる。
【0066】通常モードでは、切換レバー35は図7に
示す位置に設定される。回転軸36の回りに捲回された
コイルばね37の端部37aはファインダカム24のレ
バー28の側部28a(図3で右側)に当接し、コイル
ばね37の他の端部37bは切換レバー35の上のピン
35aに当接して、ファインダカム24を矢印a方向に
付勢している。
【0067】また、トリミングモードでは、切換レバー
35は図9に示す位置に設定される。回転軸36の回り
に捲回されたコイルばね37の端部37bはファインダ
カム24のレバー28の側部28b(図9で左側)に当
接し、コイルばね37の他の端部37aは切換レバー3
5の上のピン35aに当接して、ファインダカム24を
矢印b方向に付勢している。
【0068】図7は、通常モードにおいて、撮影光学系
が望遠側(T)の端部に設定されている状態を示してい
る。この状態では、ファインダ光学系の倍率(画角)は
通常モードの倍率(画角)に設定されている。即ち、フ
ァインダカム24は、コイルばね37により矢印a方向
に付勢されているので、ラック29を経てギヤ機構のギ
ヤ54cが回転し、ピン55がカム溝54dの「遊び
部」の一方の端部54rに位置している(図8の(b)
参照)。このとき、ファインダレンズ31、32は通常
モードの倍率(画角)に設定されている。
【0069】この状態から、ズーミング操作による撮影
光学系の望遠側(T)から広角側(W)への移動、即ち
ズームカム環51の広角側(W)方向の回転は、ギヤ5
1a、53a、53b、54a、ピン55、ギヤ54b
を経てギヤ54cに伝達され、ファインダカム24は広
角側(W)方向(矢印a方向)に駆動される。
【0070】ファインダカム24の矢印a方向への移動
により、レンズ保持部材31a、32aに設けられた突
起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移動し、
ファインダ光学系の倍率(画角)は、撮影光学系のズー
ムレンズ4に設定された倍率に適した倍率(画角)に変
化する。
【0071】次に、トリミングモードを設定し、切換レ
バー35を図9に示す位置に設定すると、ファインダカ
ム24は回転軸36の回りに捲回されたコイルばね37
の作用により矢印b方向に移動し、ファインダレンズ3
1、32はトリミングモードの倍率(画角)に設定され
る。
【0072】このとき、ファインダカム24の矢印b方
向の移動はラック29を経てギヤ54c及びカム54b
に伝達されるが、カム54bに形成された「遊び部」に
よりギヤ54aに伝達されず、ピン55はカム溝54d
の「遊び部」の他方の端部(通常モードの場合と反対の
端部)54sに当接する(図10の(b)参照)。この
とき、ファインダレンズ31、32はトリミングモード
の倍率(画角)に設定されている。図9は、トリミング
モードにおいて、撮影光学系が望遠側(T)の端部に設
定されている状態を示している。
【0073】この状態から、ズーミング操作による撮影
光学系の広角側(W)から望遠側(T)への移動、即ち
ズームカム環51の望遠側(T)方向の回転は、ギヤ5
1a、53a、53b、54a、ピン55、ギヤ54b
を経てギヤ54cに伝達され、ファインダカム24は望
遠側(T)方向(矢印a方向)に駆動される。
【0074】ファインダカム24の矢印a方向への移動
により、レンズ保持部材31a、32aに設けられた突
起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移動し、
ファインダ光学系の倍率(画角)は、撮影光学系のズー
ムレンズ4に設定された倍率に適した倍率(画角)に変
化する。
【0075】なお、ファインダ光学系を通して覗いた視
野の画角は、プリントされた写真の画角に略一致するか
ら、ファインダ光学系を通して覗いた視野の大きさで、
プリントされた写真に写る範囲を確認することができ
る。
【0076】[第2の実施の形態]以上説明した第1の
実施の形態では、通常モードで設定される撮影光学系の
焦点距離が望遠側(T)にあるときの画角の一部が、ト
リミングモードで設定される撮影光学系の画角の一部と
同じになる場合がある。図6で説明すれば、プリント画
角が画角(a・w)から画角(t)までは、通常モード
で撮影してもトリミングモードで撮影しても、同じ画角
のプリントを得ることができる。
【0077】このような場合には、通常モードで撮影し
た方が、画質の良いプリントを得ることができる。そこ
で、第2の実施の形態では、同じ画角となる場合にはト
リミングモードでの撮影を禁止するようにしたものであ
る。
【0078】図11は、第2の実施の形態の撮影光学系
及びファインダ光学系の構成の要部を斜視図で、トリミ
ングモードの場合を示している。また、図12はファイ
ンダカムの平面図である。
【0079】第2の実施の形態の撮影光学系及びファイ
ンダ光学系の構成は、第1の実施の形態のものにおい
て、ファインダカム24をファインダカム44に置換し
たものであり、その他の構成は第1の実施の形態のもの
と変わらないから、以下の説明では、第1の実施の形態
のものと同一部材には同一符号を付し、詳細な説明は省
略する。
【0080】ファインダカム44は、ピン23に係合す
るカム溝45、及びファインダレンズ31、32を駆動
するカム溝46、47、及びファインダカムを所定方向
に付勢するコイルばねに係合するレバー48が設けられ
ている。
【0081】カム溝45は、ピン23の直径dよりも広
い幅S1 を有する幅広のカム部を構成するカム溝45w
と、ピン23の直径dに略一致する幅S2 を有するカム
溝45nとからなり、幅広のカム部を構成するカム溝4
5wはピン23に当接するカム面45wa及びカム面4
5wbを備えている。
【0082】幅広のカム部を構成するカム溝45wとこ
れより狭い幅のカム溝45nとの接合点は、トリミング
モードにおいて、撮影光学系を望遠側(T)から広角側
(W)に移動する過程で、トリミングモードの画角が通
常モードの画角と同じになる位置に対応している。
【0083】即ち、トリミングモードの下で撮影光学系
を望遠側(T)から広角側(W)に移動する過程で、そ
の画角が通常モードの画角と同じになると、それ以後
は、トリミングモードが禁止され、通常モードに切換え
られるようにファインダカムのカム溝が形成されている
のである。
【0084】後述するように、ピン23の直径dよりも
広い幅S1 を有する幅広のカム部を構成するカム溝45
wの範囲では、通常モード及びトリミングモードを設定
することができる。また、ピン23の直径dに略一致す
るカム溝45nの範囲では、通常モードのみが設定さ
れ、トリミングモードの設定は禁止される。
【0085】通常モードでの動作は第1の実施の形態と
同じであるから、詳細な説明は省略するが、切換レバー
35は図3に示す位置と同じ位置に設定され、ピン37
が回転軸36の左側に位置し、コイルばね37の一端3
7aがファインダカム44のレバー48の側部48a
(図3で右側)を押圧し、ファインダカム44を矢印a
方向に付勢している。
【0086】このとき、撮影光学系の焦点距離が望遠側
(T)の端部に設定されているときは、可動鏡筒22上
のピン23は、ファインダカム44のカム溝45のカム
面45waに当接している(図3参照)。
【0087】また、トリミングモードでは、切換レバー
35は図11に示す位置に設定され、ピン35aが回転
軸36の右側に位置し、コイルばね37の一端37bが
ファインダカム44のレバー48の側部48b(図11
で左側)を押圧し、ファインダカム44を矢印b方向に
付勢している。
【0088】このとき、撮影光学系の焦点距離が望遠側
(T)の端部に設定されているときは、可動鏡筒22上
のピン23は、図11に示すようにファインダカム44
のカム溝45wのカム面45wbに当接している。
【0089】図11は、トリミングモードにおいて、撮
影光学系が望遠側(T)の端部に設定されている状態を
示している。この状態では、ファインダ光学系の倍率
(画角)はトリミングモードの倍率(画角)に設定され
ている。即ち、ファインダカム44は、コイルばね37
により矢印b方向に付勢されているので、ファインダカ
ム44は、カム面45wbがピン23に当接するまで矢
印b方向に移動し、レンズ保持部材31a、32aに設
けられた突起31b、32bもカム溝46、47、に沿
つて移動し、ファインダレンズ31、32はトリミング
モードの倍率(画角)に設定されている。
【0090】この状態から、ズーミング操作により撮影
光学系を望遠側(T)から広角側(W)に移動すると、
可動鏡筒22上のピン23も望遠側(T)から広角側
(W)に移動する。ファインダカム44はコイルばね3
7により矢印b方向に付勢されて、ピン23とファイン
ダカム44のカム面45wbとの接触状態が維持されて
いるので、ズーミング操作によるピン23の望遠側
(T)から広角側(W)への移動に伴い、ファインダカ
ム44は矢印b方向に移動する。
【0091】ファインダカム44の矢印b方向への移動
により、レンズ保持部材31a、32aに設けられた突
起31b、32bもカム溝46、47に沿つて移動し、
ファインダ光学系の倍率(画角)は、トリミングモード
により設定された倍率に適した倍率(画角)に変化す
る。
【0092】トリミングモードにおいて、撮影光学系を
望遠側(T)から広角側(W)に移動する過程で、画角
が通常モードの望遠端の画角と同じになる位置にくる
と、鏡筒の駆動が禁止され、それ以上のトリミングモー
ドを禁止する。
【0093】通常モードへの切換えは前述の切換レバー
で行う。その際、画角を連続的に変化させるために、カ
ム面の切換えと共に、撮影光学系をその望遠側(T)の
端部へ駆動するようにしてもよい。
【0094】図13は、第2の実施の形態の撮影光学系
のズームレンズに設定された焦点距離とプリントされた
写真の画角(以下、プリント画角という)との関係を説
明する図である。
【0095】線(a)は通常モード、線(b)はトリミ
ングモードにおける撮影光学系のズームレンズの焦点距
離とプリント画角との関係を示す。
【0096】通常モードでは、撮影光学系のズームレン
ズの焦点距離が広角側(W)のある値にある場合はプリ
ント画角もこれに対応した画角(w)となり、撮影光学
系のズームレンズの焦点距離が望遠側(T)のある値に
ある場合はプリント画角もこれに対応した画角(t)と
なる。
【0097】トリミングモードでは、撮影光学系のズー
ムレンズの焦点距離が望遠側(T)のある値にある場合
はプリント画角はトリミングモードの倍率aが考慮され
た画角(a・t)となる。そして、画角が通常モードの
画角と一致する範囲(線(c)で示す範囲)では、トリ
ミングモードを設定することができない。
【0098】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、この発明
によれば、通常モードでの撮影からトリミングモードで
の撮影に或いはその逆への切換え、即ち撮影モードの変
更によるファインダの画角の変更を、コンバータレンズ
を使用せずにできるので専用の駆動機構を必要とせず、
ファインダ光学系を小型に纏めることができる。
【0099】また、この発明では、撮影モードの変更に
よるファインダ光学系の対物レンズの焦点距離を変更す
るため、ファインダ光学系変倍機構と駆動機構との間に
遊び部を設け、選択された撮影モードに応じて遊び部を
一方に片寄せすることで、撮影モードに応じたファイン
ダ光学系の画角を変更することができるので、撮影光学
系を構成するズームレンズの任意の焦点距離の位置、即
ち任意のズーム位置でファインダ光学系の画角を変更可
能であり、従来のトリミング撮影が可能なカメラに比較
して操作性が非常に優れている等、顕著な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のトリミング撮影可能なカメ
ラの外観を示す正面図。
【図2】図1に示すカメラの外観を示す上面図。
【図3】撮影光学系及びファインダ光学系の構成の要部
を示す斜視図(通常モードが設定されている状態)。
【図4】撮影光学系及びファインダ光学系の構成の要部
を示す斜視図(トリミングモードが設定されている状
態)。
【図5】ファインダカムの形状を示す平面図。
【図6】第1の実施の形態における撮影光学系に設定さ
れた焦点距離とプリント画角との関係を説明する図。
【図7】第1の実施の形態の変形例における撮影光学系
及びファインダ光学系の構成の要部を示す斜視図(通常
モードが設定されている状態)。
【図8】第1の実施の形態の変形例におけるギヤ機構の
状態を示す図(その1)。
【図9】第1の実施の形態の変形例における撮影光学系
及びファインダ光学系の構成の要部を示す斜視図(トリ
ミングモードが設定されている状態)。
【図10】第1の実施の形態の変形例におけるギヤ機構
の状態を示す図(その2)。
【図11】第2の実施の形態の撮影光学系及びファイン
ダ光学系の構成の要部を示す斜視図(トリミングモード
設定状態)。
【図12】第2の実施の形態のファインダカムの形状を
示す平面図。
【図13】第2の実施の形態における撮影光学系に設定
された焦点距離とプリント画角との関係を説明する図。
【符号の説明】
4 撮影レンズ(ズームレンズ) 21 固定鏡筒 22 可動鏡筒 23 ピン 24 ファインダカム 25 カム溝 25a、25b カム面 26、27 カム溝 28 レバー 29 ラック 31、32 ファインダレンズ 31a、32a レンズ保持部材 31b、32b 突起 35 切換レバー 36 回転軸 37 コイルばね 44 ファインダカム 45、45w、45n カム溝 45wa、45wb カム面 46、47 カム溝 48 レバー48 51 ズームカム環 52 直進鏡筒 51a、53a、53b ギヤ 54a、54c ギヤ 54b カム 55 ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月26日(2000.7.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】この状態から、ズーミング操作による撮影
光学系の望遠側(T)から広角側(W)への移動、即ち
ズームカム環51の広角側(W)方向の回転は、ギヤ5
1a、53a、53b、54a、ピン55、ギヤ54b
を経てギヤ54cに伝達され、ファインダカム24は
角側(W)方向(矢印方向)に駆動される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】ファインダカム24の矢印方向への移動
により、レンズ保持部材31a、32aに設けられた突
起31b、32bもカム溝26、27に沿つて移動し、
ファインダ光学系の倍率(画角)は、撮影光学系のズー
ムレンズ4に設定された倍率に適した倍率(画角)に変
化する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】通常モードでの動作は第1の実施の形態と
同じであるから、詳細な説明は省略するが、切換レバー
35は図3に示す位置と同じ位置に設定され、ピン35
が回転軸36の左側に位置し、コイルばね37の一端
37aがファインダカム44のレバー48の側部48a
(図3で右側)を押圧し、ファインダカム44を矢印a
方向に付勢している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを備え、前記ズームレンズ
    に設定された焦点距離で撮影を行う通常モードと所定の
    トリミング倍率を乗算した疑似焦点距離で撮影を行うト
    リミングモードとの2種類の撮影モードを任意に切換え
    て撮影できるトリミング撮影可能なカメラにおいて、 画角を変更できるファインダ光学系と、 前記ファインダ光学系の画角を変更するファインダ光学
    系変倍機構と、 ズームレンズのズーミング操作に連動して作動する駆動
    部材と、 前記ファインダ光学系変倍機構と駆動部材との間に設け
    られた遊び部と、 選択された撮影モードに応じて前記遊び部を一方に片寄
    せすることで撮影モードに応じてファインダ光学系の画
    角を変更する切換部材と、を有することを特徴とするト
    リミング撮影可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記ファインダ光学系変倍機構と前記駆
    動部材との間にはギヤ機構が配置され、前記遊び部は前
    記ギヤ機構に設けられた長溝であることを特徴とする請
    求項1記載のトリミング撮影可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記ファインダ光学系変倍機構と前記駆
    動部材との間にはカム機構が配置され、前記遊び部は前
    記カム機構に設けられた幅広のカムであることを特徴と
    する請求項1記載のトリミング撮影可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 前記幅広のカムは、通常モードにおける
    画角とトリミングモードにおける画角とが一致する範囲
    には形成されてなく、その一致する範囲においてトリミ
    ングモードの設定を禁止するように構成されていること
    を特徴とする請求項3に記載のトリミング撮影可能なカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 前記切換部材は付勢部材を備え、選択さ
    れた撮影モードに応じて前記遊び部を一方に片寄せする
    ように付勢することで、ファインダ光学系の画角を変更
    することを特徴とする請求項1記載のトリミング撮影可
    能なカメラ。
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