JP4969917B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ鏡筒に関し、特にヘリコイドによって回転しながら光軸方向に移動される回転進退環のバックラッシュ取り構造に関する。
レンズ鏡筒の可動部分には構造上遊び(バックラッシュ)が不可欠であるが、バックラッシュは同時に可動部材の移動精度に影響するため、様々なバックラッシュ除去構造が提案されている。例えば、出願人は特許文献1において、光軸を中心として回転駆動される回転環について簡単かつコンパクトなバックラッシュ除去構造を提案した。
特開2004-170961号公報
特許文献1は、光軸方向位置を変化させずに定位置で回転する回転環におけるバックラッシュ除去構造を提案したものである。レンズ鏡筒の可動部材としては、このような定位置で回転する部材以外にも、ヘリコイドによって回転しながら光軸方向に移動される回転進退環も多用される。そこで本発明は、レンズ鏡筒における回転進退環に関して、簡単かつコンパクトなバックラッシュ除去構造を提供することを目的とする。
また、回転進退環をギヤ機構によって駆動する際に、ギヤ機構による駆動精度を確保しつつ、このギヤ機構と回転進退環のバックラッシュ除去構造が互いに干渉しないレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明は、周面にヘリコイドを有するヘリコイド環と、該ヘリコイド環のヘリコイドに案内され回転しながら光軸方向に進退する回転進退環とを有するレンズ鏡筒において、光軸方向に相対移動可能かつ一体に回動するように支持された一対の分割回転進退環によって回転進退環を構成し、この一対の分割回転進退環の一方と他方に、ヘリコイド環のヘリコイドに対して摺接可能な第一と第二の摺接係合部を設け、一対の分割回転進退環を光軸方向における反対方向に付勢し、ヘリコイド環のヘリコイドの対向する一対のガイド面へ第一と第二の摺接係合部をそれぞれ当接させる付勢手段を設けた上で、以下の構成を備えることを特徴としている。第一と第二の摺接係合部の一方は、ヘリコイド環のヘリコイドに螺合するヘリコイド突起で、第一と第二の摺接係合部の他方は、このヘリコイド突起よりも小さいサブヘリコイド突起として形成される。ヘリコイド突起には、回転進退環に回転を与えるための駆動ギヤに噛合する環状ギヤが形成され、サブヘリコイド突起には、駆動ギヤとの干渉を回避するギヤ状部が形成される。そして、サブヘリコイド突起のギヤ状部の歯は、ヘリコイド突起の環状ギヤの歯よりも小さく形成される。
ヘリコイド突起の一部を切り欠いて、サブヘリコイド突起を収納する凹部が形成されていることが好ましい。
回転進退環はヘリコイド環の内側と外側のいずれに支持させることもできる。例えば回転進退環をヘリコイド環の内側に支持させる場合、ヘリコイド環の内周面にヘリコイドが形成され、この内面ヘリコイドに対して摺接するヘリコイド突起とサブヘリコイド突起が一対の分割回転進退環の外周面に形成される。また、回転進退環をヘリコイド環の外側に支持させる場合、ヘリコイド環の外周面にヘリコイドが形成され、この外面ヘリコイドに対して摺接するヘリコイド突起とサブヘリコイド突起が一対の分割回転進退環の内周面に形成される。
ヘリコイド突起とサブヘリコイド突起はそれぞれ複数設けることができる。
一対の分割回転進退環の対向端面間に設けた少なくとも一つの圧縮コイルばねによって付勢手段を構成すると、コンパクトな構造を得ることができる。
一対の分割回転進退環の内側に光軸方向へ直進移動可能に支持された直進環を設け、一対の分割回転進退環がそれぞれ、光軸方向には遊嵌する回転案内機構を介して該直進環と相対回転可能かつ光軸方向に共に移動するように結合されていることが好ましい。
本発明は、一対の分割回転進退環の回転により光軸方向に相対移動する少なくとも2つの可動レンズ群を備えているレンズ鏡筒に好適である。
以上の本発明によれば、簡単かつコンパクトな構造で、レンズ鏡筒における回転進退環のバックラッシュ取りを行うことができる。
また本発明によれば、回転進退環をギヤ機構によって駆動する際に、ギヤ機構による駆動精度を確保しつつ、このギヤ機構と回転進退環のバックラッシュ除去構造が互いに干渉しないレンズ鏡筒が得られる。
図1ないし図4に側断面を示すデジタルカメラのズームレンズ鏡筒11は、撮影時には図1ないし図3のように被写体側へ繰り出されて光軸方向に長くなり、撮影を行わないときは図4のように光軸方向長さが短縮される。図1はズームレンズ鏡筒11のワイド端撮影状態を示し、図2はテレ端撮影状態を示している。図3は、撮影光軸ZPを挟んで上半にワイド端撮影状態、下半にテレ端撮影状態を同時に示した図である。図4の収納状態では、ズームレンズ鏡筒11は図示を省略したカメラボディ内に沈胴される。
ズームレンズ鏡筒11は、カメラボディ内に固定されたハウジング(ヘリコイド環)12の内部に、ギヤ進退環(回転進退環、分割回転進退環)13、第1繰出筒(回転進退環、分割回転進退環)14、直進案内環(直進環)15、第2繰出筒16、カム環17、第2直進案内環18、3群支持環19、2群支持環20、1群支持筒21といった複数の環状部材が略同心状に配置された構成となっている。
ズームレンズ鏡筒11の撮像光学系は、物体側から順に第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、第3レンズ群LG3、第4レンズ群LG4、ローパスフィルタLGF及びCCD22を備えている。第3レンズ群LG3と第4レンズ群LG4の間には、シャッタと絞りを有するシャッタユニット34が設けられている。この撮像光学系の構成レンズ群では第1レンズ群LG1の外径が最も大きく、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の外径の和が第1レンズ群LG1の外径サイズと概ね等しくなっている。また、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3は光軸方向の厚みが略等しい。第1レンズ群LG1からCCD22までの各光学要素は、図1ないし図3に示す撮影状態においてそれぞれの中心が共通の撮影光軸(共通光軸)ZP上に位置するように、光軸方向へ直列状に配置される。ズーミングは、第1レンズ群LG1から第3レンズ群LG3をそれぞれ撮影光軸ZPに沿って所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第4レンズ群LG4の移動で行う。なお、以下の説明中で「光軸方向」とは撮影光軸ZPと平行な方向を意味し、被写体側を前方、像面側を後方とする。
ハウジング12の後部に固定ホルダ23が固定されている。固定ホルダ23にはCCD22とローパスフィルタLGFが支持されている。図6に示すように、ハウジング12の内周面には内面ヘリコイド27が形成されている。図10に示すように、内面ヘリコイド27は、平行な6条のリード凸部(ヘリコイド山)27aと、その間の谷部27bによって形成されている。図17に示すように、それぞれのリード凸部27aは台形状の一様断面形状を有しており、その側部に前方リード面(ガイド面)27a-Fと後方リード面(ガイド面)27a-Rを有している。なお、本実施形態においては、リード凸部27aが途中で途切れていても、そのリード面27a-F、27a-Rが一直線上に位置しているものを一つ(一条)のリード凸部27aと見なしている。
第4レンズ群LG4を保持する4群レンズ枠30は、ガイド軸24を介して撮影光軸ZPと平行な方向に直進案内されており、不図示のフォーカスモータによって光軸方向に進退移動させることができる。
ズームレンズ鏡筒11は不図示のズームモータを備え、このズームモータの駆動力は、減速ギヤ機構を介してズームギヤ(駆動ギヤ)31(図13ないし図15、図18ないし図21)に伝達される。ズームギヤ31は、撮影光軸ZPと平行なギヤ軸によってハウジング12に軸支されている。
ハウジング12の内側にはギヤ進退環13が支持されており、ハウジング12の内周面に形成した内面ヘリコイド27に対して、ギヤ進退環13の外周面に形成した外面ヘリコイド28が嵌っている。図7及び図11に示すように、外面ヘリコイド28は、6つのヘリコイド突起(摺接係合部)28aとその間の谷部28bから構成されている。内面ヘリコイド27と外面ヘリコイド28が嵌合するとき、外面ヘリコイド28のヘリコイド突起28aが内面ヘリコイド27の谷部27bに嵌り、内面ヘリコイド27のリード部27aが外面ヘリコイド28の谷部28bに嵌る。それぞれのヘリコイド突起28aは台形状の断面をなし、リード凸部27aの後方リード面27a-Rに対向する前方リード面28a-Fと、リード凸部27aの前方リード面27a-Fに対向する後方リード面28a-Rを有する。
図7及び図11に示すように、外面ヘリコイド28を構成する6つのヘリコイド突起28aのうち3つのヘリコイド突起28aの表面に環状ギヤ13aが形成されている。この環状ギヤ13aに対してズームギヤ31が噛合している。ズームギヤ31が回転駆動されるとギヤ進退環13に回転力が伝達される。
図7に示すように、ギヤ進退環13の内周面には、周方向に略等間隔で3つの回転伝達凹部13bが形成されており、図8及び図12に示すように、回転伝達凹部13bに係合する3つの回転伝達突起14aが第1繰出筒14の後端部に設けられている。この3箇所の回転伝達凹部13bと各回転伝達突起14aの係合によって第1繰出筒14はギヤ進退環13と一体に回転される。
図8及び図12に示すように、第1繰出筒14の後端部には周方向に位置を異ならせて6つの後方突出部14bが形成され、それぞれの後方突出部14bの外周面上に突っ張り突起(摺接係合部、サブヘリコイド突起)29が設けられている。ギヤ進退環13の前端部には、ヘリコイド突起28aの形成領域の一部を切り欠くようにして6つの前端凹部13cが形成されており、それぞれの前端凹部13cに対して後方突出部14bが嵌っている。突っ張り突起29はヘリコイド突起28aよりも小型の突起であり、後方突出部14bと前端凹部13cの嵌合状態では、突っ張り突起29がヘリコイド突起28の一部を補完して一続きのヘリコイド突起のような形態になる(図16参照)。それぞれの突っ張り突起29は、ヘリコイド突起28aの前方リード面28a-Fと略平行なサブリード面29aを有しており、後方突出部14bと前端凹部13cの嵌合状態では、前方リード面28a-Fの延長上にサブリード面29aが位置される。
図7に示すように、ギヤ進退環13の前端面には周方向に略等間隔で3つのばね収納孔13dが形成されている。それぞれのばね収納孔13d内に離間付勢ばね(付勢手段)25が収納されている。離間付勢ばね25は圧縮コイルばねからなり、その先端部がばね収納孔13dから突出して第1繰出筒14の後端面に当接する(図16ないし図19)。離間付勢ばね25は、圧縮された状態でギヤ進退環13と第1繰出筒14の間に保持される。圧縮された離間付勢ばね25は、復元しようとする力によってギヤ進退環13を光軸方向後方に付勢し、第1繰出筒14を光軸方向前方に付勢する。この付勢力によって、内面ヘリコイド27を構成する6条のリード凸部27aの前方リード面27a-Fに対して、ギヤ進退環13に設けた6つのヘリコイド突起28aの後方リード面28a-Rが押し付けられ、6条のリード凸部27aの後方リード面27a-Rに対して、第1繰出筒14に設けた6つの突っ張り突起29のサブリード面29aが押し付けられる(図17)。
ギヤ進退環13は、ズームギヤ31によって回転力が付与されると、内面ヘリコイド27と外面ヘリコイド28の摺接関係によって回転しながら光軸方向に移動する。具体的には、ヘリコイド突起28aの前後のリード面28a-F、28a-Rが、リード凸部27aの対向するリード面27a-R、27a-Fの案内を受けてギヤ進退環13が移動される。このとき、離間付勢ばね25の付勢力によって後方リード面28a-Rが前方リード面27a-Fに押しつけられているので、ギヤ進退環13はハウジング12に対してガタなく移動することができる。また第1繰出筒14は、突っ張り突起29のサブリード面29aが離間付勢ばね25の付勢力によって押しつけられた内面ヘリコイド27の後方リード面27a-Rの案内を受けることにより、ギヤ進退環13と共に回転しながら光軸方向へ移動される。
ギヤ進退環13と第1繰出筒14の内側には直進案内環15が支持されている。直進案内環15は、ハウジング12の内周面に形成した直線溝12aを介して光軸方向に直進案内されており、その外周面には光軸方向に位置を異ならせて複数の外面突起15a、15bと周方向溝15eが形成されている(図9)。外面突起15aは、ギヤ進退環13の内周面に形成した周方向溝13e(図7)に嵌り、外面突起15bは、第1繰出筒14の内周面に形成した周方向溝14c(図8)に嵌り、周方向溝15eに対しては、第1繰出筒14の内周面に形成した内面突起14e(図8)が嵌っている。この外面突起15a、15bと周方向溝13e、14c、周方向溝15eと内面突起14eの係合関係によって、直進案内環15はギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に光軸方向に移動する。
直進案内環15には内周面と外周面を貫通する貫通ガイド溝15cが形成され、貫通ガイド溝15cに対してカム環17の外周面に設けた外径突起17aが摺動可能に嵌っている。貫通ガイド溝15cは、撮影光軸ZPに対して斜行するリード溝部分15c-Lと、撮影光軸ZPを中心とする環状をなす周方向溝部分15c-Sとを有している。外径突起17aはさらに、第1繰出筒14の内周面に形成した撮影光軸ZPと平行な回転伝達溝14d(図8、図12)に係合しており、カム環17は第1繰出筒14と共に回転される。カム環17は、外径突起17aが貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-L内に位置するとき、該リード溝部分15c-Lの案内を受けることによって、直進案内環15に対して回転しながら光軸方向に進退される。
直進案内環15は、その内周面に形成した撮影光軸ZPと平行な直線溝15dによって、第2直進案内環18と第2繰出筒16を光軸方向に直進案内している。第2直進案内環18と第2繰出筒16はそれぞれ、カム環17に対して相対回転可能かつ光軸方向に一体に移動するように支持されている。
第2直進案内環18は前方に向けて直進案内キー18aを突出させている。直進案内キー18aは、その両側に撮影光軸ZPと平行なガイド面を有し、このガイド面によって3群支持環19を光軸方向に直進案内する。3群支持環19は周方向に位置を異ならせた3つの部分円筒部19aを有しており、それぞれの部分円筒部19aに、直進案内キー18aが摺動可能に嵌る直進案内溝19bが形成されている(図24、図25参照)。また、2群支持環20は、3群支持環19の部分円筒部19aに対して光軸方向に摺動可能に嵌る3つの部分円筒部20a(図22、図23)を有しており、この部分円筒部19a、20aの摺接関係によって、2群支持環20は光軸方向に直進案内される。
カム環17の内周面に形成した2群案内カム溝17bと3群案内カム溝17cに対し、2群支持環20の外周面に設けた2群用カムフォロア20bと3群支持環19の外周面に設けた3群用カムフォロア19cがそれぞれ係合している。3群支持環19と2群支持環20はそれぞれ第2直進案内環18を介して光軸方向に直進案内されているため、カム環17が回転すると、2群案内カム溝17bと3群案内カム溝17cの形状に従って、3群支持環19と2群支持環20がそれぞれ光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
直進案内環15によって光軸方向へ直進案内された第2繰出筒16は、その内周面に形成された直線溝16aを介して1群支持筒21を光軸方向へ直進案内している。1群支持筒21は内径方向に突出する1群用カムフォロア21aを有し、この1群用カムフォロア21aが、カム環17の外周面に形成した1群案内カム溝17dに摺動可能に嵌合している。1群支持筒21内には1群レンズ枠33が支持されており、1群レンズ枠33は第1レンズ群LG1を保持している。
第2レンズ群LG2は2群保持枠39に保持され(図1ないし図4、図22、図23及び図26参照)、この2群保持枠39が2群退避枠40に支持されている。2群退避枠40は、2群支持環20の内側に、撮影光軸ZPと平行な退避回動軸41(図23)によって回動可能に支持されている。2群退避枠40は、退避回動軸41を中心として、第2レンズ群LG2の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置(図1ないし図3、図22及び図23)と、第2レンズ群LG2を撮影光軸ZPから上方に退避させる退避位置(図4)の間を揺動することができる。2群退避枠40は、図示を省略する2群枠付勢ばねによって撮影位置へ向けて回動付勢されている。
また、3群支持環19の内側には、第3レンズ群LG3を保持する3群レンズ枠50が、撮影光軸ZPと平行な退避回動軸51(図24及び図25)によって軸支されている。3群レンズ枠50は、退避回動軸51を中心として、第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置(図1ないし図3、図24及び図25)と、第3レンズ群LG3を撮影光軸ZPから下方に退避させる退避位置(図4)の間を揺動することができる。3群レンズ枠50は、図示を省略する3群枠付勢ばねによって撮影位置へ向けて回動付勢されている。
図26に示すように、3群支持環19は前方に向けて突設された2群退避カム突起54を有し、図27に示すように、固定ホルダ23は前方に向けて突設された3群退避カム突起55を有している。2群支持環20と3群支持環19が所定の間隔以上に接近したときに、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54が2群退避枠40に当接し、そのカム面の作用によって2群退避枠40が撮影位置から退避位置へ回動される。同様に、固定ホルダ23と3群支持環19が所定の間隔以上に接近したときに、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55が3群レンズ枠50に当接し、そのカム面の作用によって3群レンズ枠50が撮影位置から退避位置へ回動される。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒11は次のように動作する。図4の鏡筒収納状態において不図示のメインスイッチをオンすると、ズームモータが鏡筒繰出方向に駆動されてズームギヤ31が回転する。ズームギヤ31の回転によりギヤ進退環13が、内面ヘリコイド27と外面ヘリコイド28の摺接関係によって回転しながら前方へ移動される。回転伝達凹部13bと回転伝達突起14aの係合によってギヤ進退環13と結合された第1繰出筒14は、突っ張り突起29が内面ヘリコイド27に案内されて、ギヤ進退環13と共に回転しながら前方へ移動される。直進案内環15は、ギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に前方に直進移動する。また、第1繰出筒14から回転力が付与されるカム環17も前方に移動される。このカム環17の前方移動量は、直進案内環15の直進移動分と、貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-Lによる繰出分との合算値である。
図4の鏡筒収納状態では、2群支持環20内の2群退避枠40は、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54の作用によって撮影光軸ZPから上方に外れた退避位置に保持され、3群支持環19内の3群レンズ枠50は、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55の作用によって撮影光軸ZPから下方に外れた退避位置に保持されている。このとき、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3は、撮影光軸ZPと直交する平面内で互いに隣接して位置されている。ここで鏡筒繰出動作によってカム環17が回転すると、その内側では、第2直進案内環18を介して直進案内された2群支持環20と3群支持環19が、2群案内カム溝17bと2群用カムフォロア20b、3群案内カム溝17cと3群用カムフォロア19cの関係によって、それぞれ光軸方向に所定の軌跡で移動される。収納状態からの鏡筒繰出時には、2群支持環20と3群支持環19が互いに離間する方向に移動される。その結果、3群レンズ枠50は、3群支持環19がズーム領域まで繰り出される途中で固定ホルダ23の3群退避カム突起55から離れて、3群枠付勢ばね(不図示)の付勢力によって第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置に回動する。また、2群退避枠40は、2群支持環20がズーム領域まで繰り出される途中で3群支持環19の2群退避カム突起54から離れて、2群枠付勢ばね(不図示)の付勢力によって第2レンズ群LG2の光軸を撮影光軸ZPと一致させる撮影位置に回動する。以後、ズームレンズ鏡筒11を再び収納位置に移動させるまでは、3群レンズ枠50と2群退避枠40はそれぞれ撮影位置に保持される。
また、カム環17が回転すると、該カム環17の外側では、第2繰出筒16を介して直進案内された1群支持筒21が、1群案内カム溝17dと1群用カムフォロア21aの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
すなわち、撮像面(CCD受光面)に対する第1レンズ群LG1の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する1群支持筒21のカム繰出量との合算値として決まる。また、第2レンズ群LG2の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する2群支持環20のカム繰出量との合算値として決まる。同様に、第3レンズ群LG3の繰出位置は、ハウジング12に対するカム環17の前方移動量と、該カム環17に対する3群支持環19のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、この第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸ZPに沿って移動することにより行われる。
図4の収納位置から鏡筒繰出を行うと、まず図3の上半断面や図1に示すワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータを鏡筒繰出方向に駆動させると、撮影光学系の焦点距離が徐々に長焦点側に変化し、最終的に図3の下半断面や図2に示すテレ端の繰出状態となる。ワイド端からテレ端までの撮影領域では、ギヤ進退環13と第1繰出筒14は、収納状態から撮影可能状態(ワイド端)までの繰出時と同様に、ズームモータの駆動に応じて、ハウジング12の内面ヘリコイド27に案内されて回転しながら光軸方向へ移動する。このときカム環17の外径突起17aが貫通ガイド溝15cのリード溝部分15c-Lから周方向溝部分15c-Sに移動し、カム環17は直進案内環15に対しては光軸方向に相対移動しなくなるが、直進案内環15がギヤ進退環13及び第1繰出筒14と共に光軸方向に移動されるので、カム環17もハウジング12に対して光軸方向に相対移動しながら回転する。
ズームレンズ鏡筒11がワイド端からテレ端までの撮影可能状態にあるとき、測距手段によって得られた被写体距離情報に応じてAFモータを駆動することにより、4群レンズ枠30が撮影光軸ZPに沿って移動してフォーカシングが実行される。
メインスイッチをオフすると、ズームモータが鏡筒収納方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒11は上記の繰出動作とは逆の収納動作を行い、図4の収納状態になる。この収納位置への移動の途中で、3群レンズ枠50が、固定ホルダ23に設けた3群退避カム突起55の作用によって撮影位置から退避位置に回動されつつ3群支持環19と共に後退し、2群退避枠40も、3群支持環19に設けた2群退避カム突起54の作用によって撮影位置から退避位置に回動されつつ2群支持環20と共に後退する。
以上のズームレンズ鏡筒11では、ギヤ進退環13と第1繰出筒14は、周方向溝13eと外面突起15a、周方向溝14cと外面突起15b、周方向溝15eと内面突起14eの嵌合関係によって、それぞれが直進案内環15に対して相対回転可能に結合されている。ここで、周方向溝13eと外面突起15a、周方向溝14cと外面突起15b、周方向溝15eと内面突起14eは光軸方向には遊嵌しており、ギヤ進退環13と第1繰出筒14はそれぞれ、直進案内環15に対して光軸方向へ若干量移動可能になっている。つまり、ギヤ進退環13と第1繰出筒14は、直進案内環15を介することで光軸方向への分割が規制されているが、同時に光軸方向への若干量の相対移動は可能となっている。
ギヤ進退環13と第1繰出筒14が直進案内環15に対して相対回転可能に結合するとき、離間付勢ばね25は、圧縮された状態でギヤ進退環13と第1繰出筒14の対向端面間に保持される。前述の通り、圧縮された離間付勢ばね25は、第1繰出筒14を光軸方向前方、ギヤ進退環13を光軸方向後方に付勢する。
図13ないし図15はハウジング12に対するギヤ進退環13と第1繰出筒14の動作状態を示しており、図13は鏡筒収納状態、図14はワイド端撮影状態、図15はテレ端撮影状態である。これらの図から分かる通り、収納状態からワイド端撮影状態を経てテレ端撮影状態に至るまでの動作範囲全域において、ギヤ進退環13は、外面ヘリコイド28と内面ヘリコイド27の摺接関係によって、回転されながら光軸方向に進退移動される。また、図16及び図17に示すように、ギヤ進退環13の外面ヘリコイド28が内面ヘリコイド27に係合しているときは、第1繰出筒14に設けた突っ張り突起29も内面ヘリコイド27のリード凸部27aに当接しており、第1繰出筒14はギヤ進退環13と共に回転しながら光軸方向に進退移動される。そして、ギヤ進退環13と第1繰出筒14のいずれの停止位置においても、離間付勢ばね25の付勢力によって、内面ヘリコイド27を構成するそれぞれのリード凸部27aのうち前方リード面27a-Fに対して、ギヤ進退環13の外面ヘリコイド28を構成するヘリコイド突起28aの後方リード面28a-Rが押し付けられ、リード凸部27aの後方リード面27a-Rに対して、第1繰出筒14の突っ張り突起29のサブリード面29aが押し付けられる(図16、図17参照)。これにより、対向する一対のリード凸部27aの間でヘリコイド突起28aと突っ張り突起29が互いに突っ張り合う状態となり、鏡筒収納状態から撮影状態までの作動範囲全域で、ハウジング12に対するギヤ進退環13と第1鏡筒14の光軸方向位置を安定させることができる。
以上のように、本実施形態のズームレンズ鏡筒11では、回転しながら進退移動する繰出部材を光軸方向に若干量相対移動可能なギヤ進退環13と第1繰出筒14に分けた上で、このギヤ進退環13と第1繰出筒14を離間付勢ばね25によって離間方向に付勢して、ギヤ進退環13の外面ヘリコイド28(ヘリコイド突起28a)と第1繰出筒14の突っ張り突起29をそれぞれ内面ヘリコイド27(リード凸部27a)の前方リード面27a-Fと後方リード面27a-Rに押し付けることでハウジング12に対する光軸方向のバックラッシュ取りを行っている。リード凸部27a、ヘリコイド突起28a、突っ張り突起29は、ギヤ進退環13と第1繰出筒14に回転進退動作を与えるためのヘリコイド機構を構成しており、このヘリコイド機構の構成部をバックラッシュ取りにも利用することで構造がシンプルになり部品点数を少なく抑えることができる。特に、第1繰出筒14側の突っ張り突起29を小型のサブヘリコイド突起として構成し、ギヤ進退環13側のヘリコイド突起28aの一部として組み込んだため、スペース効率に優れている。
また、離間方向付勢ばね25は、常に一体に回動するギヤ進退環13と第1繰出筒14との間に保持されているので、ハウジング12近傍にバックラッシュ取り用の付勢部材を配設するための特別なスペースを必要としない。
前述のように、外面ヘリコイド28を構成する6つのヘリコイド突起28aのうち3つのヘリコイド突起28aの表面には、ズームギヤ31と噛合する環状ギヤ13aが形成されている。さらに、第1繰出筒14の6つの突っ張り突起29のうち3つの突っ張り突起29の表面にはギヤ状部29bが形成されている。図13ないし図15に示すように、ギヤ進退環13と第1繰出筒14を結合させた状態では、ギヤ状部29bを有する3つの突っ張り突起29が環状ギヤ13aを有する3つのヘリコイド突起28と組み合わせられて、ギヤ状部29bが環状ギヤ13aの前部に連続して位置される。一方、ギヤ状部29bを有さない3つの突っ張り突起29が環状ギヤ13aを有さない3つのヘリコイド突起28と組み合わせられる。そして、図13、図14、図18及び図20に示すように、ズームギヤ31がヘリコイド突起28上の環状ギヤ13aに噛合しているとき、突っ張り突起29上のギヤ状部29bは該環状ギヤ13aと同様にズームギヤ31に噛み合うような状態になる、このように突っ張り突起29上に環状ギヤ13aと連続するギヤ状部29bを形成したことにより、ズームギヤ31と突っ張り突起29が干渉するのを防ぐことができる。
例えば、本実施形態とは異なり、仮に全ての突っ張り突起29にギヤ状部29bが形成されていないものとした場合、突っ張り突起29とズームギヤ31が重なる位置関係にあると互いに干渉してしまう。これを避けるためには、ズームギヤ31の軸長を短くしたり、突っ張り突起29と重ならない周方向位置や光軸方向位置にずらしてズームギヤ31を配置したり、あるいは複数の突っ張り突起29のうちズームギヤ31と重なる位置関係にある突っ張り突起29を除去してしまうといった対応が考えられる。しかし、ズームギヤ31の軸長を短くすると、本来の噛合対象であるズームギヤ31と環状ギヤ13aの間での噛合量が制限され、噛合の強度や精度が低下して歯飛びなどの機械的不具合が生じるおそれがある。また、予め突っ張り突起29と重ならない位置にズームギヤ31を配置する場合、設計の自由度が制約されたり、機構が大型化してしまったりするおそれがある。また、ズームギヤ31と重なる位置にある一部の突っ張り突起29を除去してしまうと、ハウジング12に対する第1繰出筒14の結合強度や支持バランスが悪くなるおそれがある。これに対し、突っ張り突起29上にギヤ状部29bを形成した本実施形態の構成によれば、ズームギヤ31側に特別な加工を施すことなく、また突っ張り突起29の数を減らしたりすることなく、ズームギヤ31と突っ張り突起29の干渉を防ぐことができる。
なお、図21に示すように、第1繰出筒14側の突っ張り突起29に形成したギヤ状部29bを構成する複数のギヤ歯と、ギヤ進退環13側の環状ギヤ13aを構成する複数のギヤ歯は、ギヤ歯中心の周方向間隔(ギヤピッチ)は互いに略同じであるが、ギヤ状部29bを構成する台形状の各ギヤ歯の径方向高さと周方向幅はそれぞれ、環状ギヤ13aを構成する台形状の各ギヤ歯の径方向高さと周方向幅よりも小さく形成されている。そのため、ズームギヤ31が環状ギヤ13aに噛合している状態では、ギヤ状部29bはズームギヤ31に対して実質的には係合していない。この構成には次のような利点がある。
ズームレンズ鏡筒11のような精密機器を構成するギヤには高い噛合精度が要求される。特に本実施形態では、ズームギヤ31と重なる位置に環状ギヤ13aとギヤ状部29bという2つのギヤ部があり、仮に環状ギヤ13aとギヤ状部29bの両方をズームギヤ31に噛合させようとすると、ギヤ自体はもちろん、ギヤを有するギヤ進退環13と第1繰出筒14の相対位置関係などにも非常に高い精度が要求され、製造や調整が難しくなる。これに対し、ギヤ状部29bのギヤ歯を環状ギヤ13aのギヤ歯より小さく(低く)形成してズームギヤ31とギヤ状部29bの間では実質的に噛合が生じないようにしたため、ギヤ噛合の相互干渉が起こらず、ギヤ進退環13と第1繰出筒14の位置セッティングが容易になる。その結果、生産性が向上し、また機構面でのトラブルが発生するおそれを軽減することができる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、図示実施形態では、ギヤ進退環13と第1繰出筒14のバックラッシュの除去に関わる係合部分であるリード凸部27a、ヘリコイド突起28、突っ張り突起29をそれぞれ6つ(6条)設けられているものとしたが、その数は6つ以外であってもよい。また、バックラッシュ除去用の付勢手段も、実施形態における3つの離間方向付勢ばね25という形態には限定されない。
また図示実施形態では、内面ヘリコイド27を有するハウジング12は固定部材であるが、実施形態のハウジング12に相当するヘリコイド環自体が光軸方向に可動の部材であっても本発明は適用可能である。
また、図示実施形態では、ハウジング12の内周面に内面ヘリコイド27を形成し、ギヤ進退環13と第1繰出筒14の外周面にヘリコイド突起28aと突っ張り突起29を設けているが、この内外の配置関係を逆にすることもできる。すなわち、本発明のレンズ鏡筒では、図示実施形態のハウジング12に相当するヘリコイド環の外周面にヘリコイド(外面ヘリコイド)を形成し、図示実施形態のギヤ進退環13と第1繰出筒14に相当する一対の分割回転進退環のそれぞれの内周面に、この外面ヘリコイドの案内を受ける第一と第二の摺接係合部を形成してもよい。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態とテレ端撮影状態を同時に示した側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の収納状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒を構成するハウジング、ギヤ進退環、第1繰出筒、直進案内環の分解斜視図である。 ハウジングの拡大斜視図である。 ギヤ進退環の拡大斜視図である。 第1繰出筒の拡大斜視図である。 直進案内環の拡大斜視図である。 ハウジングの平面図である。 ギヤ進退環の平面図である。 第1繰出筒の平面図である。 ズームレンズ鏡筒の収納状態におけるハウジング、ギヤ進退環、第1繰出筒の関係を一部透視して示す平面図である。 ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態におけるハウジング、ギヤ進退環、第1繰出筒の関係を一部透視して示す平面図である。 ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態におけるハウジング、ギヤ進退環、第1繰出筒の関係を一部透視して示す平面図である。 図14における内面ヘリコイドと外面ヘリコイドの係合部分付近を拡大して示した平面図である。 図16のA-A断面線に沿って示すヘリコイド機構付近の断面図である。 図14におけるズームギヤとギヤ進退環の環状ギヤの噛合部分付近を拡大して示した平面図である。 図15におけるズームギヤとギヤ進退環の環状ギヤの噛合部分付近を拡大して示した平面図である。 図18及び図19の矢印B方向から見たズームギヤ、ギヤ進退環及び第1繰出筒の正面図である。 図20におけるズームギヤ付近を拡大して示した正面図である。 2群支持環による2群退避枠の保持状態を示す斜視図である。 同正面図である。 3群支持環による3群レンズ枠の保持状態を示す斜視図である。 同正面図である。 3群支持環における2群退避カム突起を示す、2群保持枠、2群退避枠及び3群支持環の分解斜視図である。 固定ホルダにおける3群退避カム突起を示す、3群レンズ枠と固定ホルダの分解斜視図である。
符号の説明
11 ズームレンズ鏡筒
12 ハウジング(ヘリコイド環)
13 ギヤ進退環(回転進退環、分割回転進退環)
13a 環状ギヤ
14 第1繰出筒(回転進退環、分割回転進退環)
15 直進案内環(直進環)
16 第2繰出筒
17 カム環17
18 第2直進案内環
19 3群支持環
20 2群支持環
21 1群支持筒
25 離間付勢ばね(付勢手段)
27 内面ヘリコイド
27a リード凸部
27a-F 前方リード面(ガイド面)
27a-R 後方リード面(ガイド面)
27b 谷部
28 外面ヘリコイド
28a ヘリコイド突起(摺接係合部)
28a-F 前方リード面
28a-R 後方リード面
28b 谷部
29 突っ張り突起(摺接係合部、サブヘリコイド突起)
29a サブリード面
29b ギヤ状部
31 ズームギヤ(駆動ギヤ)

Claims (8)

  1. 周面にヘリコイドを有するヘリコイド環と、該ヘリコイド環のヘリコイドに案内され回転しながら光軸方向に進退する回転進退環とを有するレンズ鏡筒において、
    光軸方向に相対移動可能かつ一体に回動するように支持された、前記回転進退環を構成する一対の分割回転進退環;
    一対の分割回転進退環の一方と他方に設けた、前記ヘリコイド環のヘリコイドに対して摺接可能な第一と第二の摺接係合部;及び
    一対の分割回転進退環を光軸方向における反対方向に付勢して、前記第一と第二の摺接係合部をそれぞれ前記ヘリコイド環のヘリコイドの対向する一対のガイド面に当接させる付勢手段;
    を備え、
    前記第一と第二の摺接係合部の一方は、前記ヘリコイド環のヘリコイドに螺合するヘリコイド突起で、他方は、このヘリコイド突起よりも小さいサブヘリコイド突起であること;
    前記回転進退環に回転を与える駆動ギヤを備え、前記ヘリコイド突起には該駆動ギヤに噛合する環状ギヤが形成され、前記サブヘリコイド突起には該駆動ギヤとの干渉を回避するギヤ状部が形成されていること;及び
    前記サブヘリコイド突起のギヤ状部の歯は、前記ヘリコイド突起の環状ギヤの歯よりも小さく形成されていること;
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項記載のレンズ鏡筒において、前記ヘリコイド突起の一部を切り欠いて前記サブヘリコイド突起を収納する凹部が形成されているレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒において、前記ヘリコイド環の内周面にヘリコイドが形成され、前記一対の分割回転進退環の外周面に前記ヘリコイド突起と前記サブヘリコイド突起が形成されているレンズ鏡筒。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、前記ヘリコイド環の外周面にヘリコイドが形成され、前記一対の分割回転進退環の内周面に前記ヘリコイド突起と前記サブヘリコイド突起が形成されているレンズ鏡筒。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、前記ヘリコイド突起と前記サブヘリコイド突起はそれぞれ複数設けられているレンズ鏡筒。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、前記付勢手段は、一対の分割回転進退環の対向端面間に設けた少なくとも一つの圧縮コイルばねからなるレンズ鏡筒。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記一対の分割回転進退環の内側に光軸方向へ直進移動可能に支持された直進環を有し、一対の分割回転進退環はそれぞれ、光軸方向には遊嵌する回転案内機構を介して該直進環と相対回転可能かつ光軸方向に共に移動するように結合されているレンズ鏡筒。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、一対の分割回転進退環の回転により光軸方向に相対移動する少なくとも2つの可動レンズ群を備えているレンズ鏡筒。
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