JP2007212505A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】1群レンズと2群レンズの干渉を防止する。
【解決手段】ズーム指令に応じて光軸方向に移動するズーム用レンズL2と、ズーム用レンズL2に対向して配置されるフォーカス用レンズL1とを有し、フォーカス用レンズL1の移動により焦点調節を行うカメラにおいて、ズーム指令がなされると、フォーカス用レンズL1をズーム用レンズL2と干渉しない位置Xまで退避させるレンズ駆動手段35,40を備える。
【選択図】図3
【解決手段】ズーム指令に応じて光軸方向に移動するズーム用レンズL2と、ズーム用レンズL2に対向して配置されるフォーカス用レンズL1とを有し、フォーカス用レンズL1の移動により焦点調節を行うカメラにおいて、ズーム指令がなされると、フォーカス用レンズL1をズーム用レンズL2と干渉しない位置Xまで退避させるレンズ駆動手段35,40を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、ズーム用レンズおよびフォーカス用レンズを有するカメラに関する。
ズーム用レンズに対向して光軸方向前方(被写体側)にフォーカス用レンズを配置し、ズーム用レンズの光軸方向への移動によりズーミングを行うとともに、ズーム用レンズに対するフォーカス用レンズの移動によりフォーカシングを行うようにしたカメラが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上述したようにズーム用レンズの前方にフォーカス用レンズを配置した場合、ズーム用レンズの繰り出し動作によりズーム用レンズとフォーカ用スレンズとが干渉するおそれがある。
本発明は、ズーム指令に応じて光軸方向に移動するズーム用レンズと、ズーム用レンズに対向して配置されるフォーカス用レンズとを有し、フォーカス用レンズの移動により焦点調節を行うカメラにおいて、ズーム指令に応じてフォーカス用レンズをズーム用レンズと干渉しない位置まで退避させるレンズ駆動手段を備えることを特徴とする。
ズーム指令がなされると、フォーカス用レンズを退避させた後、焦点調節を行う前に、ズーム指令に応じてズーム用レンズを駆動することが好ましい。
フォーカス用レンズを、ズーム用レンズよりも被写体側に配置することが好ましい。
ズーム指令がなされると、ズーム用レンズがズーム端にある場合の無限遠側の被写体に合焦する位置まで、フォーカス用レンズを退避させてもよい。
フォーカス用レンズの位置を検出する検出手段と、検出手段により検出された位置に基づき、ズーム用レンズの移動によってフォーカス用レンズがズーム用レンズと干渉するか否かを判定する判定手段とをさらに有し、判定手段により干渉すると判定されると、フォーカス用レンズを退避させた後、ズーム用レンズを駆動し、干渉しないと判定されると、フォーカス用レンズを退避させることなくズーム用レンズを駆動するようにしてもよい。
ズーム指令がなされると、フォーカス用レンズを退避させた後、焦点調節を行う前に、ズーム指令に応じてズーム用レンズを駆動することが好ましい。
フォーカス用レンズを、ズーム用レンズよりも被写体側に配置することが好ましい。
ズーム指令がなされると、ズーム用レンズがズーム端にある場合の無限遠側の被写体に合焦する位置まで、フォーカス用レンズを退避させてもよい。
フォーカス用レンズの位置を検出する検出手段と、検出手段により検出された位置に基づき、ズーム用レンズの移動によってフォーカス用レンズがズーム用レンズと干渉するか否かを判定する判定手段とをさらに有し、判定手段により干渉すると判定されると、フォーカス用レンズを退避させた後、ズーム用レンズを駆動し、干渉しないと判定されると、フォーカス用レンズを退避させることなくズーム用レンズを駆動するようにしてもよい。
本発明によれば、フォーカス用レンズとズーム用レンズとの干渉を防止することができる。
図1〜図7を参照して本発明によるカメラの実施の形態について説明する。
図1、2は本発明が適用されるデジタルカメラの要部構成を示す部分断面図である。このカメラはカメラ本体1に対してレンズ鏡筒2が繰出/沈胴する沈胴式カメラであり、図1はレンズ鏡筒2の沈胴状態を、図2は繰り出し状態(撮影状態)を示している。まず、レンズ鏡筒2の構成を説明する。
図1、2は本発明が適用されるデジタルカメラの要部構成を示す部分断面図である。このカメラはカメラ本体1に対してレンズ鏡筒2が繰出/沈胴する沈胴式カメラであり、図1はレンズ鏡筒2の沈胴状態を、図2は繰り出し状態(撮影状態)を示している。まず、レンズ鏡筒2の構成を説明する。
レンズ鏡筒2の固定筒21は、不図示のビスによりカメラ本体1に固定され、この固定筒21とカメラ本体1とに支持された回転軸11に、駆動ギア11aが回転可能に軸支されている。駆動ギア11aには、ズームモータ(図4の)の駆動力がギア等を介して伝達され、ズームモータの駆動により駆動ギア11aが回転する。固定筒21の内側には中間筒22が設けられ、この中間筒22の外周面に設けられたギア22aに駆動ギア11aが噛合している。これによりズームモータの駆動力により中間筒22が図2にAで示す光軸回りに回転する。
中間筒22の外周面にはカムフォロア22bが突設され、カムフォロア22bは固定筒21のカム溝に係合している。このカム機構により中間筒22は固定筒21、つまりカメラ本体1に対して回転しながら光軸方向に進退する。中間筒22の内側にはカム筒23が設けられている。カム筒23の外周面にはカムフォロア23aが突設され、カムフォロア23aは中間筒22のカム溝に係合している。このカム機構により、中間筒22の固定筒21に対する回転に伴い、カム筒23も回転しながら光軸方向に進退する。
カム筒23の内側には直進ガイド筒24が設けられている。直進ガイド筒24は、カム筒23に対して回転自在に支持され、光軸方向に関してはカム筒23とともに進退するとともに、固定筒21に設けられた回転制限部材により、固定筒21に対して回転しないように構成されている。すなわち、固定筒21の内側の溝21aには回転止め26が係合し、回転止め26にはビス27を介して、光軸方向に延設された直進キー28のフランジ部28aが固定されている。直進キー28は中間筒22の端部の固定リング22cを介し、中間筒22に対して相対回転可能に、かつ光軸方向へは中間筒22と一体に移動するように設けられ、直進キー28により直進ガイド筒24の回転が阻止されている。
直進ガイド筒24の内側には内筒25が設けられている。内筒25の外周面にはフォロアピン25aが突設され、フォロアピン25aは直進ガイド筒24に設けられ直進ガイド溝(不図示)を貫通し、カム筒23のカム溝に係合している。このカム機構により、内筒25はカム筒23に対して光軸方向へ進退する。したがって、内筒25は直進ガイド筒24により回転制限を受けるので、固定筒21に対して回転せずに光軸方向へ進退する。
内筒25の内側には1群レンズL1(フォーカス用レンズ)が配置され、1群レンズL1は1群レンズ枠31に保持されている。1群レンズ枠31は内筒25に支持され、1群レンズL1は内筒25とともにカム筒23に対して光軸方向に進退する。1群レンズ枠31は、フォーカスモータ35の駆動により内筒25に対して光軸方向(図2に矢印B方向)に所定量だけ相対移動可能であり、この相対移動により撮影時の焦点調節を行う。フォーカスモータ35は、モータの長手方向が光軸方向と直交する向きで、1群レンズL1の上部において内筒25に固定され、フォーカスモータ35の動力はギア35aを介して1群レンズ枠31に伝達される。
1群レンズL1の後方(カメラ本体側)には、1群レンズL1に対向して2群レンズL2(ズーム用レンズ)が配置され、2群レンズL2は2群筒32に保持されている。2群筒32の外周面にはフォロアピン32aが突設され、フォロアピン32aはカム筒23のカム溝に係合している。これにより2群レンズL2がカム筒23に対して光軸方向に移動する。
以上のように構成されたレンズ鏡筒2の動作を述べる。電源オフ時にはレンズ鏡筒2は図1に示すように沈胴位置まで縮退している。この状態でカメラの電源をオンすると、レンズ鏡筒2が図2に示すように沈胴位置から繰り出される。すなわちカム機構(22b)を介し中間筒22が固定筒21に対して回転しながら繰り出されるとともに、カム機構(23a)を介しカム筒23が中間筒22に対して回転しながら繰り出される。また、カム筒23の回転に伴い、1群レンズL1および2群レンズL2はカム機構(25a,32a)および回転制限機構(25〜28)を介し、カム筒23に対して回転せずに光軸方向に移動し、光軸方向の所定位置に配置される。
電源オン時には、レンズ鏡筒2の繰り出しと同時に、図示しない駆動機構により1群レンズL1の前面のバリア羽根36が開放される。図2は、電源オン直後の状態であり、2群レンズL2はワイド端に位置している。この状態で撮影者がズームボタンを操作してズーム指令が出力されると、ズームモータが駆動する。これにより2群レンズL2が光軸方向に移動し、テレ方向へズーミングが行われる。また、焦点検出装置42(図4)からの信号に基づきフォーカスモータ35が駆動し、光軸方向への1群レンズL1の移動により焦点調節が行われる。
撮影時には1群レンズL1,2群レンズL2を通過してカメラ本体1に入射した被写体光束が、シャッタユニット37、光学フィルタ38を介してCCDなどの撮像素子39に導かれる。シャッタユニット37はレリーズボタンの操作に連動して動作する。
以上の構成では、ズームボタンの操作により2群レンズL2がテレ側(被写体側)に移動すると、図3に示すように1群レンズL1に2群レンズL2が接近する。その結果、2群レンズL2がテレ側に移動する際、あるいは1群レンズL1がフォーカシング時に無限遠側(カメラ本体側)に移動する際に、レンズ同士が干渉するおそれがある。これを防止するため、本実施の形態では以下のようにレンズ駆動制御装置によりレンズL1,L2の駆動を制御する。
図4は、本実施の形態に係るレンズ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。レンズ駆動制御用のコントローラ40にはズームスイッチ43と、焦点検出装置42と、フォトセンサ41とが接続されている。
ズームスイッチ43は、ズームボタンの操作によりオンし、非操作によりオフする。ズームスイッチ43のオンによりコントローラ40にズーミング信号を出力する。なお、ズーミング信号はテレ側へのズームアップ信号とワイド側へのズームダウン信号である。焦点検出装置42は、例えば撮像素子39からの信号に基づき、周知のコントラスト法により所定の焦点検出領域における合焦位置を算出する。フォトセンサ41は、例えば駆動ギア11aの回転に応じた信号を出力するフォトインタラプタにより構成され(図3参照)、フォトセンサ41により2群レンズL2の位置を検出する。
コントローラ40は、フォーカスモータ35に所定波形のパルス信号を出力し、このパルス信号によりフォーカスモータ35は駆動する。したがって、コントローラ40は、パルス信号の出力値に基づいて1群レンズL1の位置Pf1、すなわち電源オン後の基準レンズ位置(図2のワイド端位置)から1群レンズL1が何パルス分だけ光軸方向に移動したかを検出できる。また、コントローラ40は、ズームボタンの操作状況に応じてズームモータ44に駆動信号を出力する。
図5は、コントローラ40で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電源オンによりレンズ鏡筒2が繰り出して、レンズL1,L2がそれぞれ基準レンズ位置であるワイド端位置にセットされるとスタートする。まず、ステップS1でズームボタンの操作によりズームスイッチ43がオンされたか否か、すなわちコントローラ40にズーミング信号が入力されたか否かを判定する。ステップS1が肯定されるとステップS2に進み、後述するズーム処理を行う。ステップS1が否定されるとステップS3に進み、周知のオートフォーカス処理により1群レンズL1を駆動し、焦点を自動調節する。なお、オートフォーカス処理については説明を省略する。
図6は、ズーム処理の一例を示すフローチャートである。ステップS11では、フォトセンサ41からの信号により、2群レンズL2がズーム端にあるか否かを判定する。2群レンズL2がズーム端にある場合は、ズームボタンを操作しても2群レンズL2はそれ以上ズーム側に移動しない。そのため、2群レンズL2が1群レンズL1と干渉することはないので、ステップS5に進む。一方、2群レンズL2がズーム端にない場合には、2群レンズL2を駆動するとレンズ同士が干渉する可能性があるため、ステップS2に進む。
ステップS12では、予め定められたフォーカス閾値X(固定値)を読み込む。フォーカス閾値Xとは、2群レンズL2がズーム端にある場合に焦点調節を行ってもレンズ同士が干渉しない、1群レンズL1の基準レンズ位置からの距離に相当する。このフォーカス閾値Xは、周知のバックフォーカス調整を行った際に得られる。すなわちバックフォーカス量は、部品の寸法誤差や組立誤差等によりカメラ毎に異なるため、カメラ出荷段階の検査調整工程において、2群レンズL2をズーム端およびワイド端にそれぞれ移動し、そのきの無限遠の被写体に焦点が合う1群レンズL1のレンズ位置(それぞれズーム端無限端位置、ワイド端無限位置と呼ぶ)を予め記憶する。本実施の形態では、図7に示すように2群レンズL2のワイド端からズーム端までの可動範囲をPf2とした場合、このPf2と1群レンズL1のワイド無限端位置Pwおよびズーム端無限端位置Pzとは図示のような関係にあり、ズーム端無限位置Pzが閾値Xとして記憶される。
ステップS13では、現在の1群レンズL1の位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも小さいか否か、すなわちフォーカス閾値Xよりも無限遠側にあるか否かを判定する。Pf1<Xの場合、ステップS14に進んでフォーカスモータ35にパルス信号を出力し、1群レンズL1をフォーカス閾値Xまで移動して、1群レンズL1を2群レンズL2から退避させる。Pf1≧Xの場合は、ステップS15に進み、フォーカスモータ35を駆動することなく、ズーミング動作を行う。すなわちズームボタンの操作に応じた駆動信号をズームモータ44に出力し、2群レンズL2を光軸方向に進退駆動する。
本実施の形態に係るカメラの動作をまとめると次のようになる。電源オン後は図2に示すように2群レンズL2はワイド端に位置し、1群レンズL1はオートフォーカス機能により被写体に応じて位置が調節される。このとき1群レンズ位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも無限遠側にある状態で(Pf1<X)、ズームボタンが操作されると、フォーカスモータ35が駆動して1群レンズL1がフォーカス閾値Xまで退避し(ステップS14)、その後、ズームボタンの操作に応じて2群レンズL2が移動する(ステップS15)。さらにフォーカスモータ35の駆動により1群レンズL1が移動し、焦点調節を行う(ステップS3)。
これによりズームアップ時に、2群レンズL2が1群レンズL1に干渉することを防止できる。すなわち2群レンズL2がズーム側に移動する際は、1群レンズL1は既にフォーカス閾値X(ズーム端無限位置)まで退避している。そのため、たとえ2群レンズL2がズーム端まで移動したとしても、1群レンズL1はズーム端無限位置から至近側、つまり2群レンズL2から離間する方向にしか移動せず、レンズ同士が干渉することを防止できる。
一方、1群レンズ位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも至近側にある状態では(Pf1≧X)、ズームボタンの操作により2群レンズL2がズーム端まで移動しても、レンズ同士が干渉するおそれはない。この場合には、1群レンズL1を退避することなく、即座にズーミング動作が行われる(ステップS13→ステップS15)。また、2群レンズL2がズーム端にある状態で、ズームボタンが操作された場合にも、2群レンズL2がそれ以上繰り出されることがないため、即座にズーミング動作が行われる(ステップS11→ステップS15)
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ズーム指令時に、1群レンズL1の位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも無限遠側にあると(Pf1<X)、1群レンズL1をフォーカス閾値Xまで退避させ、その後、ズーミング動作させるようにした。これによりズーミング動作の際、あるいはフォーカシング動作の際に、1群レンズL1と2群レンズL2が干渉することを防止できる。
(2)1群レンズ位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも無限遠側にないと(Pf1≧X)、1群レンズL1を退避させずに即座にズーミング動作を行うので、レンズ同士の干渉のおそれがない場合には、迅速な撮影が可能である。
(3)2群レンズL2がズーム端に位置する場合にも、1群レンズL1を退避させずに即座にズーミング動作を行うので、迅速な撮影が可能である。
(4)2群レンズL2よりも被写体側に1群レンズL1を配置し、1群レンズL1と2群レンズL2のみにより撮影光学系を構成するので、カメラの薄型化が可能である。
(5)1群レンズL1をフォーカス閾値Xまで退避させた後に、2群レンズL2を移動するので、レンズL1,L2がスムーズに移動し、撮影が容易である。また、制御構成も容易である。
(1)ズーム指令時に、1群レンズL1の位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも無限遠側にあると(Pf1<X)、1群レンズL1をフォーカス閾値Xまで退避させ、その後、ズーミング動作させるようにした。これによりズーミング動作の際、あるいはフォーカシング動作の際に、1群レンズL1と2群レンズL2が干渉することを防止できる。
(2)1群レンズ位置Pf1がフォーカス閾値Xよりも無限遠側にないと(Pf1≧X)、1群レンズL1を退避させずに即座にズーミング動作を行うので、レンズ同士の干渉のおそれがない場合には、迅速な撮影が可能である。
(3)2群レンズL2がズーム端に位置する場合にも、1群レンズL1を退避させずに即座にズーミング動作を行うので、迅速な撮影が可能である。
(4)2群レンズL2よりも被写体側に1群レンズL1を配置し、1群レンズL1と2群レンズL2のみにより撮影光学系を構成するので、カメラの薄型化が可能である。
(5)1群レンズL1をフォーカス閾値Xまで退避させた後に、2群レンズL2を移動するので、レンズL1,L2がスムーズに移動し、撮影が容易である。また、制御構成も容易である。
なお、上記実施の形態では、ズーム指令がなされた際に、上記のようなフォーカス閾値条件に基づいて、フォーカスモータ35の駆動によりフォーカス用レンズとしての1群レンズL1を退避させた後に、ズームモータ44の駆動によりズーム用レンズとしての2群レンズL2を駆動するようにしたが、1群レンズL1の駆動と同時に2群レンズL2を駆動してもよく、ズーム指令に応じてフォーカス用レンズをズーム用レンズと干渉しない位置まで退避させるのであれば、レンズ駆動手段の構成は上述したものに限らない。
上記実施の形態では、ズーム指令時にPf1<Xであると、1群レンズL1を即座にフォーカス閾値Xまで退避させるようにしたが、例えば1群レンズL1と2群レンズL2の位置をそれぞれアルタイムに検出し、2群レンズL2が1群レンズL1の可動範囲(図7に示す無限遠端から至近端まで移動する範囲)内まで移動したときに、1群レンズL1を退避させるようにしてもよい。これにより1群レンズL1を退避させる頻度が少なくなるため、迅速な撮影が可能となる。この場合、フォーカス閾値Xまで、すなわち2群レンズL2がズーム端にある場合の無限遠側の被写体に合焦する位置(ズーム端無限位置Pz)まで1群レンズL1を退避させるのではなく、2群レンズL2の移動量に応じて1群レンズL1を退避させるようにしてもよい。つまり、2群レンズL2がズーム端にない場合には、1群レンズL1の退避させる位置を、フォーカス閾値Xよりも手前側(2群レンズ側)にずらしてもよい。
ズームスイッチ43のオンによりズーム指令がなされると、1群レンズL1を退避するようにしたが、ズームアップの指令がなされたときのみ、退避するようにしてもよい。コントローラ20からフォーカスモータ35に出力されたステップ信号に基づいて1群レンズL1の位置Pf1を検出するようにしたが、別途センサを設けて位置Pf1を検出してもよく、検出手段は上述したものに限らない。1群レンズ位置がPf1がフォーカス閾値Xより小さいか否かにより、レンズ同士が干渉するか否かを判定するようにしたが、判定手段の構成はこれに限らない。
上記実施の形態では、フォーカス用レンズをズーム用レンズよりも光路上の被写体側に配置したが、ズーム用レンズを被写体側に配置してもよい。また、撮影光学系を1群レンズL1と2群レンズL2とによる2群構成としたが、3群以上の構成としてもよい。以上では、本発明をデジタルカメラに適用したが、他のカメラにも適用可能である。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のカメラに限定されない。
35 フォーカスモータ
44 ズームセンサ
40 コントローラ
L1 1群レンズ
L2 2群レンズ
Pf1 1群レンズ位置
X フォーカス閾値
44 ズームセンサ
40 コントローラ
L1 1群レンズ
L2 2群レンズ
Pf1 1群レンズ位置
X フォーカス閾値
Claims (5)
- ズーム指令に応じて光軸方向に移動するズーム用レンズと、ズーム用レンズに対向して配置されるフォーカス用レンズとを有し、前記フォーカス用レンズの移動により焦点調節を行うカメラにおいて、
ズーム指令に応じて前記フォーカス用レンズを前記ズーム用レンズと干渉しない位置まで退避させるレンズ駆動手段を備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記レンズ駆動手段は、
ズーム指令がなされると、前記フォーカス用レンズを退避させた後、焦点調節を行う前に、ズーム指令に応じて前記ズーム用レンズを駆動することを特徴とするカメラ。 - 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
前記フォーカス用レンズは、前記ズーム用レンズよりも被写体側に配置されることを特徴とするカメラ。 - 請求項3に記載のカメラにおいて、
前記レンズ駆動手段は、
ズーム指令がなされると、前記ズーム用レンズがズーム端にある場合の無限遠側の被写体に合焦する位置まで、前記フォーカス用レンズを退避させることを特徴とするカメラ。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記フォーカス用レンズの位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された位置に基づき、前記ズーム用レンズの移動によって前記フォーカス用レンズが前記ズーム用レンズと干渉するか否かを判定する判定手段とをさらに有し、
前記レンズ駆動手段は、
前記判定手段により干渉すると判定されると、前記フォーカス用レンズを退避させた後、前記ズーム用レンズを駆動し、干渉しないと判定されると、前記フォーカス用レンズを退避させることなく前記ズーム用レンズを駆動することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012107966A1 (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-16 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
US8807847B2 (en) | 2011-02-09 | 2014-08-19 | Panasonic Corporation | Lens barrel and imaging device |
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2006
- 2006-02-07 JP JP2006029400A patent/JP2007212505A/ja active Pending
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