JP2008249983A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォロワピンがカム通路から外れて他の通路に入り込むのを防止する。
【解決手段】ガイド通路41と交差しかつ光軸方向にカム作用を及ぼすカム通路43を有する第1筒部材40、カム通路43に挿入される主フォロワピン62を有する第2筒部材60を備え、主フォロワピン62がカム通路43によりカム作用を受けて第2筒部材60が光軸方向に移動するレンズ鏡筒において、第2筒部材60が補助ピン63を有し、第1筒部材40が、主フォロワピンがカム通路及びガイド通路の交差領域にあるとき、主フォロワピンをカム通路43に導くように補助ピン63にカム作用を及ぼす補助カム通路44を有する。これにより、主フォロワピン62がガイド通路との交差領域を移動するとき、補助カム通路44が補助ピン63にカム作用を及ぼすことで主フォロワピン62をカム通路43に導くため、主フォロワピンが間違ってガイド通路に入り込むのを防止できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、光軸方向においてレンズを移動させるレンズ鏡筒に関し、特に、筒部材に設けられたフォロワピンにカム作用を及ぼすことにより筒部材を光軸方向に移動させるレンズ鏡筒に関する。
従来のレンズ鏡筒としては、内周面に交差するように形成された複数の異なるカム溝を有する固定カム筒、固定カム筒の内側に配置されて回転しつつ光軸方向に繰り出し及び繰り込み動作を行うべく固定カム筒のカム溝にそれぞれ挿入される複数のフォロワピンを有する回転移動筒、回転移動筒の内側に配置されて光軸方向に繰り出し及び繰り込み動作を行う直進移動筒等を備え、回転移動筒が繰り出し及び繰り込み動作を行う際に、フォロワピンがそれぞれ対応するカム溝に沿って案内される(カム作用を受ける)ように、固定カム筒の交差するカム溝のそれぞれの幅を異なるように形成し、回転移動筒のフォロワピンの大きさもカム溝に応じた大きさに形成して、フォロワピンが対応するカム溝から外れて異なるカム溝に入り込むのを防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このレンズ鏡筒において、固定カム筒は、回転移動筒に対して光軸方向のカム作用を及ぼすカム溝のみを有するものであり、カム溝の他に、例えば直進移動筒のフォロワピンを光軸方向に案内するべく光軸方向に伸長するガイドするガイド通路(ガイド溝又は貫通ガイド孔等)をカム溝と交差するように一緒に形成した場合、回転移動筒のフォロワピンがこのガイド通路(ガイド溝又は貫通ガイド孔)に入り込む虞がある。
特開2000−292844号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、複数の筒部材が入れ子状に配置され、フォロワピンにカム作用を及ぼすカム通路(カム溝、貫通カム孔等)又は別のフォロワピンを光軸方向に案内するガイド通路(ガイド溝又は貫通ガイド孔等)を一緒に備えた筒部材を備えたレンズ鏡筒において、構造の簡素化、小型化等を図りつつ、フォロワピンが間違って他の通路に入り込むのを防止できるレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明のレンズ鏡筒は、光軸方向に伸長するガイド通路及びガイド通路に交差しかつ光軸方向にカム作用を及ぼすカム通路を有する第1筒部材と、カム通路に挿入される主フォロワピンを有する第2筒部材を備え、第1筒部材及び第2筒部材の相対的な回転により、主フォロワピンがカム通路によりカム作用を受けて第2筒部材が光軸方向に移動するレンズ鏡筒であって、上記第2筒部材は、補助ピンを有し、上記第1筒部材は、主フォロワピンがカム通路及びガイド通路の交差する領域に位置するとき、主フォロワピンをカム通路に導くように補助フォワピンにカム作用を及ぼす補助カム通路を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、第2筒部材が第1筒部材に対して相対的に回転すると、主フォロワピンがカム通路によりカム作用を受け、又、補助ピンが補助カム通路によりカム作用を受けて、第2筒部材は第1筒部材に対して相対的に光軸方向に移動する。
そして、主フォロワピンがガイド通路との交差領域に入り込んでさらに移動するとき、補助カム通路が補助ピンにカム作用を及ぼすことで主フォロワピンをカム通路に導くため、主フォロワピンが間違ってガイド通路に入り込むのを防止することができる。これにより、所期の機能を確実に保証することができる。
上記構成において、カム通路は、所定の起点からガイド通路と交差する交差領域までの前側カム通路と、交差領域から所定の終端までの後側カム通路とにより形成され、補助カム通路は、前側カム通路に対応する領域にのみ形成されると共に、ガイド通路に交わる終端において補助ピンを後側カム通路に導くように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、主フォロワピンが起点から前側カム通路に沿って移動しかつ補助ピンが補助カム通路に沿って移動し、主フォロワピンがガイド通路との交差領域に至ると、補助カム通路が補助ピンを介して主フォロワピンを後側カム通路に導き、主フォロワピンが後側カム通路に沿って移動しかつ補助ピンが補助カム通路の終端に至ると後側カム通路に導かれる。
このように、主フォロワピンが交差領域を通過した後は、補助ピン及び補助カム通路の役割が不要になるため、その後の行程においては、後側カム通路に対応する領域に補助カム通路を設けないことで、第1筒部材を簡素化することができる。
上記構成において、ガイド通路は、第1筒部材を貫通して形成された貫通ガイド孔であり、カム通路は、第1筒部材を貫通して形成された貫通カム孔であり、補助カム通路は、第1筒部材の内周面に形成された有底状の補助カム溝である、構成を採用することができる。
この構成によれば、ガイド通路及びカム通路が共に貫通した孔として形成された状態において、補助カム通路が有底状の溝として形成されているため、第2筒部材の機械的強度を確保することができる。
上記構成において、第1筒部材の内側に配置され貫通ガイド孔を通り抜けるフォロワピンを有する第3筒部材と、第1筒部材の外側において光軸回りに回転可能に配置され,貫通カム孔を通り抜けた主フォロワピンを受け入れて光軸方向にガイドするガイド通路及び第3筒部材のフォロワピンを受け入れて光軸方向にカム作用を及ぼすカム通路を有する第4筒部材とを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1筒部材が回転規制された状態で第4筒部材が回転すると、第3筒部材は、第1筒部材(の貫通ガイド孔)により回転が規制されつつ第4筒部材のカム通路によりカム作用を受けて光軸方向に移動し、第2筒部材は、第4筒部材と一体的に回転しつつ第1筒部材(の貫通カム孔)によりカム作用を受けて光軸方向に移動する。
このように、第1筒部材が、第2筒部材に対してカム作用をなす機能及び第3筒部材に対して光軸方向にガイドする機能を兼ねるため、前述のように主フォロワピンがカム通路(貫通カム孔)から抜け落ちるのを防止しつつ、構造の簡素化を達成することができる。
上記構成において、補助ピン及び主フォロワピンは、第2筒部材の周方向において、ガイド通路の幅よりも大きい間隔をおいて配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、第3筒部材のフォロワピンがガイド通路に案内されて、カム通路との交差領域を通過する際に、第2筒部材の主フォロワピン及び補助ピンと干渉しないように、第3筒部材のフォロワピンが交差領域を通過するタイミングを比較的広い範囲で容易に設定することができる。
すなわち、仮に、主フォロワピン及び補助ピンが、ガイド通路の幅よりも小さい間隔を開けて配置されていても(両者がガイド通路に臨むような間隔を開けて配置されていても)、カム通路とガイド通路の交差領域を通過するとき、お互いが間違ってガイド通路に入り込むのを規制することができるが、上記のような広い間隔をおいて補助ピン及び主フォロワピンを配置することで、第3筒部材及び第2筒部材の相互の作動タイミングを容易に設定することができる。
上記構成において、第2筒部材は、内周面において、光軸方向にカム作用を及ぼす有底状のカム溝を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第2筒部材がカム溝を有するため、このカム溝に挿入されるフォロワピンを有する別の筒部材を第2筒部材の内側に配置することで、この筒部材に対して光軸方向にカム作用を及ぼすことができる。
上記構成のレンズ鏡筒によれば、フォロワピンにカム作用を及ぼすカム通路(カム溝、貫通カム孔等)と別のフォロワピンを光軸方向に案内するガイド通路(ガイド溝又は貫通ガイド孔等)を一緒に画定する筒部材を備えたレンズ鏡筒において、構造の簡素化、小型化等を達成しつつ、フォロワピンが間違って他の通路に入り込むのを防止できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図13は、本発明に係るレンズ鏡筒を組み込んだレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3は装置に含まれる第3筒部材としての第1レンズ筒,第1筒部材としてのガイド筒,及び第2筒部材としてのカム筒を示す分解斜視図、図4は装置に含まれる第1レンズ筒(第3筒部材)及びカム筒(第2筒部材)を示す分解斜視図、図5は装置に含まれるガイド筒(第1筒部材)の内周面を示す展開図、図6ないし図8は装置のレンズ鏡筒が沈胴位置,広角端位置,及び望遠端位置にある状態を示す断面図、図9ないし図13は装置に含まれるガイド筒とフォロワピン等の関係を示す展開図である。
この装置は、図1ないし図4、図6ないし図8に示すように、ガラスフィルタ11、CCD等の撮像素子12が取り付けられた略矩円板形状の輪郭をなすベース10、ベース10に固着された固定筒20、固定筒20の内側において回転及び直進自在に支持された第4筒部材としての回転筒30、回転筒30の内側において回転不能に嵌め込まれた第1筒部材としてのガイド筒40、ガイド筒40の内側において光軸方向Lに移動自在に嵌め込まれた第3筒部材としての第1レンズ筒50、第1レンズ筒50の内側に入れ子状に嵌め込まれて回転筒30と一体的に回転すると共に光軸方向Lに相対的に移動する第2筒部材としてのカム筒60、カム筒60の内側に配置されてカム筒60により光軸方向Lにカム作用を受ける第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80、第2レンズ筒70と第3レンズ筒80の間に配置されたコイルスプリング90、第3レンズ筒80の後方に配置されてベース10に対して光軸方向Lに移動自在に支持された第4レンズ筒100、回転筒30を駆動する駆動機構110、第4レンズ筒90を駆動する駆動機構120等を備えている。
固定筒20は、図2、図6ないし図8に示すように、光軸方向Lに軸心をもつように樹脂材料により円筒状に形成されて、ベース10に固着されている。固定筒20は、その内周面において、後述する3つのフォロワピン31に対してカム作用を及ぼす3つのカム溝21(図においては一部を省略)、後述するガイド筒40の回転規制片45を光軸方向Lにのみ案内するガイド溝22等を備えている。
回転筒30(第4筒部材)は、図1、図2、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により円筒状に形成されて、固定筒20の内側に入れ子状に同軸に配置されている。
回転筒30は、その外周面において、周方向において等間隔(約120度ごと)に配置された3つのフォロワピン31、外部から回転駆動力が伝えられる円弧状のラック部32等を備え、その内周面において、後述する第1レンズ筒50のフォロワピン52に対して光軸方向Lにカム作用を及ぼすカム通路としての3つのカム溝33、後述するカム筒60の主フォロワピン62の先端部を受け入れて光軸方向Lに案内するガイド通路としての3つのガイド溝34等を備えている。
カム溝33は、図6ないし図9に示すように、後述するフォロワピン52を受け入れるように、断面が略V字状をなす有底状の溝として形成されている。すなわち、カム溝33が、フォロワピン52を介してカム作用を及ぼすことで、第1レンズ筒50を光軸方向Lに移動させるようになっている。
ガイド溝34は、図6ないし図8に示すように、後述するカム筒60の主フォロワピン62の先端部を受け入れるように、断面が略矩形状をなす有底状の溝として形成されている。すなわち、カム溝34は、主フォロワピン62を光軸方向Lに移動可能に案内すると共に光軸回りにおいてカム筒60を回転筒30と一体的に回転させるようになっている。
ガイド筒40(第1筒部材)は、図2、図3、図5ないし図8に示すように、回転筒30の内側でかつ第1レンズ筒50の外側に入れ子状に同軸に配置されて、第1レンズ筒50及び第3レンズ筒80を光軸L回りの回転を規制しつつ光軸方向Lへ往復動自在に案内し、又、カム筒60に対して光軸方向Lへカム作用を及ぼすものである。
すなわち、ガイド筒40は、後述する第1レンズ筒50のフォロワピン52(の矩形部52b)を光軸方向Lに案内するガイド通路としての3つの貫通ガイド孔41、第3レンズ筒80の回転規制片83を受け入れて光軸方向Lに案内する有底状の3つのガイド溝42、カム筒60の主フォロワピン62を貫通させて光軸方向Lにカム作用を及ぼすカム通路としての3つの貫通カム孔43、カム筒60の補助ピン63を受け入れて光軸方向にカム作用を及ぼすべく内周面に形成された補助カム通路としての有底状の3つの補助カム溝44、固定筒20のガイド溝22に挿入されて光軸方向Lに案内される3つの回転規制片45等を備えている。
そして、ガイド筒40は、回転筒30の内側に嵌合されて、光軸方向Lにおいて相対的に移動しない(抜け落ちない)ように係合され、又、ガイド筒40が回転しないように回転規制片45が固定筒20のガイド溝22に摺動自在に挿入されている。
貫通ガイド孔41は、図5に示すように、光軸方向Lに伸長すると共に周方向において所定幅Wをなすように形成され、後述する第1レンズ筒50のフォロワピン52(の矩形部52b)を光軸方向Lに摺動自在にガイドするようになっている。
貫通カム孔43は、図5に示すように、所定の起点から貫通ガイド孔41と交差する交差領域Pまでの前側カム通路としての前側貫通カム孔43a、交差領域Pから所定の終端までの後側カム通路としての後側貫通カム孔43bにより形成されている。
補助カム溝44は、図5に示すように、貫通カム孔43の前側貫通カム孔43aに対応する領域にのみ形成されると共に、貫通ガイド孔41に交わる終端において補助ピン63を後側貫通カム孔43bに導くように形成されている。
そして、主フォロワピン62が起点から前側貫通カム孔43aに沿って移動し、補助ピン63が補助カム溝44に沿って移動し、主フォロワピン62が貫通ガイド孔41との交差領域Pに至ると、補助カム溝44が補助ピン63にカム作用を及ぼすことで主フォロワピン62を後側貫通カム孔43bに導き、主フォロワピン62が後側貫通カム孔43bに沿って移動し、補助ピン63が補助カム溝44の終端に至ると後側貫通カム孔43bに導かれるようになっている。
このように、主フォロワピン62が交差領域Pを通過した後は、補助ピン63及び補助カム溝44の役割が不要になるため、その後の行程において後側貫通カム孔43bに対応する領域に補助カム溝を設けないことで、ガイド筒40を簡素化することができる。
また、補助カム溝44は、貫通ガイド孔41及び貫通カム孔43が共に貫通した孔として形成された状態において、有底状の溝として形成されているため、補助カム通路を貫通した孔に形成する場合に比べて、ガイド筒40の機械的強度を確保することができる。
すなわち、ガイド筒40は、回転筒30が回転すると、カム溝33によりカム作用が及ぼされるフォロワピン52を備えた第1レンズ筒50を光軸L回りの回転を規制しつつ光軸方向Lにおいてのみ往復動自在に案内し、又、回転筒30と一緒に回転させられるカム筒60に対して光軸方向Lにカム作用を及ぼし、さらに、第3レンズ筒80を光軸L回りの回転を規制しつつ光軸方向Lにおいてのみ往復動自在に案内するようになっている。
第1レンズ筒50は、図2ないし図4、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により略円筒状に形成されて、レンズG1を保持する円筒部51、円筒部51の後端領域に設けられた3つのフォロワピン52、円筒部51の内周面において後述する第2レンズ筒70の回転規制片73を受け入れて光軸方向Lにのみ案内する有底状のガイド溝53等を備えている。
3つのフォロワピン52は、円筒部51の周方向において等間隔(120度の角度ごとに)に配置されており、それぞれ、円筒部51の外側に突出し回転カム30のカム溝33に挿入される円錐部52a、円筒部51の外周面に接して設けられガイド筒40の貫通ガイド孔41に摺動自在に挿入される矩形部52b、円筒部51の内周面から内側に突出し後述するカム筒60のガイド溝61に挿入される円柱部52cを備えるように形成されている。
矩形部52bは、貫通ガイド孔41内を光軸方向Lに移動自在にガイドされるべく、周方向の幅寸法が貫通ガイド孔41の幅Wに摺動自在に密接する寸法に形成され、又、光軸方向Lの長さ寸法が貫通カム孔43の幅よりも長い寸法に形成されている。
カム筒60(第2筒部材)は、図2ないし図4、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により円筒状に形成されて、第1レンズ筒50の内側に入れ子状に同軸に配置されている。カム筒60は、その外周面において、(第1レンズ筒50の)3つのフォロワピン52の円柱部52cを受け入れる有底状の3つのガイド溝61、周方向に等間隔(約120度ごと)に設けられた3つの主フォロワピン62及び3つの補助ピン63等を備えている。また、カム筒60は、その内周面において、後述する第2レンズ筒70のフォロワピン72を受け入れる有底状の3つのカム溝64、後述する第3レンズ筒80のフォロワピン82を受け入れる有底状の3つのカム溝65等を備えている。
そして、カム筒60は、主フォロワピン62がガイド溝34に摺動自在に係合することにより、回転筒30と一緒に光軸L回りに回転しつつ、回転筒30に対して相対的に光軸方向Lに移動するようになっている。
ガイド溝61は、図3及び4に示すように、フォロワピン52の円柱部52cを受け入れ、回転筒30(のカム溝33)のカム作用により第1レンズ筒50が光軸方向Lへ移動するのを許容するように、所定の経路に形成されている。
主フォロワピン62及び補助ピン63は、図6ないし図8、図9ないし図13に示すように、ガイド筒40のカム孔43及び補助カム溝44にそれぞれ挿入されている。そして、回転筒30と一緒にカム筒60が回転することで、貫通カム孔43及び補助カム溝44により光軸方向Lにカム作用を受けて、カム筒60は回転しつつ光軸方向Lに移動するようになっている。
また、主フォロワピン62と補助ピン63は、図11に示すように、ガイド筒40の周方向において、貫通ガイド孔41の幅Wよりも大きい間隔Dをおいて配置されている。
これにより、第1レンズ筒50のフォロワピン52(の矩形部52b)が貫通ガイド孔41に案内されて、貫通カム孔43との交差領域Pを通過する際に、カム筒60の主フォロワピン62及び補助ピン63と干渉しないように、第1レンズ筒50のフォロワピン52(の矩形部52b)が交差領域Pを通過するタイミングを比較的広い範囲で容易に設定することができる。
すなわち、仮に、主フォロワピン62及び補助ピン63が、貫通ガイド孔41の幅よりも小さい間隔(D<W)を開けて配置され、すなわち両者が貫通ガイド孔41に臨むような間隔を開けて配置されていても、貫通カム孔43と貫通ガイド孔41の交差領域Pを通過するとき、お互いが間違って貫通ガイド孔41に入り込むのを規制することができるが、上記のような広い間隔(D>W)をおいて補助ピン63及び主フォロワピン62を配置することで、第1レンンズ筒50及びカム筒60の相互の作動タイミングを容易に設定することができる。
カム溝64は、後述する第2レンズ筒70のフォロワピン72を受け入れて、光軸方向Lにカム作用を及ぼすようになっている。すなわち、カム筒60が回転すると、カム溝64及びフォロワピン72を介して、第2レンズ筒70を光軸方向Lに移動させる。
カム溝65は、後述する第3レンズ筒80のフォロワピン82を受け入れて、光軸方向Lにカム作用を及ぼすようになっている。すなわち、カム筒60が回転すると、カム溝65及びフォロワピン82を介して、第3レンズ筒80を光軸方向Lに移動させる。
そして、カム筒60は、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80に対して光軸方向Lにカム作用を及ぼすと共に、第1レンズ筒50の内側に入れ子状に配置されて回転筒30と一体的に回転すると共にフォロワピン52(の円錐部52a)がカム溝33から脱落するのを規制するようになっている。
上記ガイド筒40、第1レンズ筒50、及びカム筒60により構成される関係において、ガイド筒40の貫通ガイド孔41、貫通カム孔43及び補助カム溝44の作用について図9ないし図13に基づき説明する。
先ず、レンズ鏡筒が沈胴位置にあるとき、図9に示すように、フォロワピン52(の矩形部52b)は貫通ガイド孔41の後方寄りに位置し、主フォロワピン62は前側貫通カム孔43aの起点寄りに位置し、補助ピン63は補助カム溝44の起点寄りに位置している。
そして、回転筒30が一方向に回転すると、図10に示すように、フォロワピン52(の矩形部52b)は貫通カム孔43との交差領域Pを通過して貫通ガイド孔41の前方寄りに移動し、主フォロワピン62は貫通カム孔43と貫通ガイド孔41の交差領域Pに至り、補助ピン63は補助カム溝44の終端よりも手前の位置に至る。
このとき、主フォロワピン62は貫通ガイド孔41へ入り込むことが可能な交差領域Pに位置しているが、補助ピン63が補助カム溝44によりカム作用を受けて、主フォロワピン62を後側貫通カム孔43bに導くように方向付けている。したがって、主フォロワピン62は、貫通ガイド孔41に間違って入り込むことはなく、後側貫通カム孔43bに確実に入り込むようになっている。
続いて、回転筒30がさらに回転すると、図11に示すように、フォロワピン52(の矩形部52b)は貫通ガイド孔41のさらに前方寄りに移動し、主フォロワピン62は後側貫通カム孔43bに移動し、補助ピン63は補助カム溝44の終端近傍に至る。
この状態で、主フォロワピン62及び補助ピン63は、貫通ガイド孔41から完全に離れた(外れた)周方向の両側に位置しているため、仮にフォロワピン52(の矩形部52b)がこのタイミングで交差領域Pを通過する場合であっても、その移動が可能なように容易に設定することができる。
続いて、回転筒30がさらに回転すると、図12に示すように、フォロワピン52(の矩形部52b)は貫通ガイド孔41の前方寄りを若干後方に移動し、主フォロワピン62は後側貫通カム孔43b内を終端に向けて移動し、補助ピン63は交差領域Pを通過して後側貫通カム孔43b内に移動する。
この補助ピン63の移動に際しては、主フォロワピン62が後側貫通カム孔43bに沿って移動することで、補助ピン63を後側貫通カム孔43bに導く。
続いて、回転筒30がさらに回転すると、図13に示すように、フォロワピン52(の矩形部52b)は貫通ガイド孔41の前方寄りを若干前方に移動し、主フォロワピン62は後側貫通カム孔43bの終端に至り、補助ピン63は後側貫通カム孔43b内をさらに移動して所定位置に至る。
一方、回転筒30が逆向きに回転すると、逆の経路を辿って、フォロワピン52(の矩形部52b)、主フォロワピン62及び補助ピン63は元の位置に戻る。
このように、カム筒60がガイド筒40に対して回転し、主フォロワピン62が貫通カム孔43によりカム作用を受け、補助ピン63が補助カム溝44によりカム作用を受けて、カム筒60はガイド筒40に対して光軸方向Lに移動する。
ここで、主フォロワピン62が貫通カム孔43(前側貫通カム孔43a)を移動しつつ貫通ガイド孔41との交差領域Pに入り込んでさらに移動するとき、補助カム溝44が補助ピン63にカム作用を及ぼすことで主フォロワピン62を貫通カム孔43(後側貫通カム孔43b)に導くため、主フォロワピン62が間違って貫通ガイド孔41に入り込むのを防止することができ、所期の機能を確実に保証することができる。
第2レンズ筒70は、図2、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により略円筒状に形成されて、レンズG2を保持する円筒部71、円筒部71から径方向外向きに突出するように設けられた3つのフォロワピン72、第1レンズ筒50の円筒部51の内周面に形成されたガイド溝53に挿入される3つの回転規制片73等を備えている。
3つのフォロワピン72及び回転規制片73は、周方向において等間隔(120度の角度ごとに)で配置されており、フォロワピン72はカム筒60のカム溝64に挿入されて光軸方向Lにカム作用を受け、回転規制片73はガイド溝53に挿入されて光軸方向Lに案内されるようになっている。
そして、第2レンズ筒70は、カム筒60が回動してカム溝64がフォロワピン72にカム作用を及ぼすことにより、光軸方向Lにおいて前進及び後退するようになっている。
第3レンズ筒80は、図2、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により略円筒状に形成されて、レンズG3を保持する円筒部81、円筒部81から径方向外向きに突出するように設けられた3つのフォロワピン82、ガイド筒40の内周面に形成されたガイド溝42に挿入される3つの回転規制片83等を備えている。
3つのフォロワピン82及び回転規制片83は、周方向において等間隔(120度の角度ごとに)で配置されており、フォロワピン82はカム筒60のカム溝65に挿入されて光軸方向Lにカム作用を受け、回転規制片83はガイド溝42に挿入されて光軸方向Lに案内されるようになっている。
そして、第3レンズ筒80は、カム筒60が回動してカム溝65がフォロワピン82にカム作用を及ぼすことにより、光軸方向Lにおいて前進及び後退するようになっている。
コイルスプリング90は、第2レンズ筒70の円筒部71と第3レンズ筒80の円筒部81の間に圧縮した状態で配置されて、両者を光軸方向Lにおいて離隔する向きに付勢している。これにより、フォロワピン72,82とカム溝64,65のガタ寄せが行われるようになっている。
第4レンズ筒100は、図2、図6ないし図8に示すように、樹脂材料により略薄い円筒状に形成されて、レンズG4を保持する円筒部101、円筒部101から径方向外向きに突出する後述する駆動機構110のガイドシャフト123に摺動自在に嵌合される嵌合部102、駆動機構110のリードスクリュー122に螺合するナット(不図示)を保持したナット保持部103等を備えている。
駆動機構110は、図1及び図2、図6ないし図8に示すように、ベース10に固定されたDCモータ111、回転筒30のラック部32と噛合する歯車112aを含む歯車列112等を備えており、DCモータ111の駆動力を回転筒30に伝達するようになっている。
すなわち、DCモータ111が一方向に回転すると、歯車列を介して、回転筒30を固定筒20に対して相対的に一方向に回転させつつ、図6に示す沈胴位置から図7に示す広角端位置を経て図8に示す望遠端位置まで光軸方向Lの前方に繰り出させ、一方、DCモータ111が逆向きに回転すると、歯車列を介して、回転筒30を固定筒20に対して相対的に逆向きに回転させつつ、図8に示す望遠端位置から図7に示す広角端位置を経て図6に示す沈胴位置まで光軸方向Lの後方に繰り込ませるようになっている。
駆動機構120は、図1及び図2に示すように、ベース10に固定されたステッピングモータ121、ステッピングモータ121の回転駆動力を伝達する歯車列(不図示)、歯車列に噛合するリードスクリュー122、ベース10に固定されたガイドシャフト123等を備えており、ステッピングモータ121の駆動力を第4レンズ筒100に伝達するようになっている。
すなわち、ステッピングモータ121が一方向に回転すると、歯車列及びリードスクリュー122を介して、第4レンズ筒100を光軸方向Lの前方Fに移動させ、一方、ステッピングモータ121が逆向きに回転すると、歯車列及びリードスクリュー122を介して、第4レンズ筒100を光軸方向Lの後方Rに移動させて、第1レンズ筒50ないし第3レンズ筒80のズーミング動作に応じて合焦動作を行うようになっている。
次に、上記のレンズ鏡筒を備えるレンズ駆動装置がデジタルカメラに搭載された場合の一般的な動作について説明すると、先ず非撮影時において、図6に示すように、回転筒30は固定筒20に対して光軸方向Lの後方Rに後退し、第1レンズ筒50は回転筒30に対して光軸方向Lの後方Rに後退し、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80はカム筒60に対して光軸方向Lの後方Rに後退し、第4レンズ筒100はベース10に対して後方Rに後退し、レンズ鏡筒が全体として沈胴した沈胴位置にある。
この沈胴位置から、駆動機構110により回転筒30が回転させられると、フォロワピン31がカム溝21に案内されて回転筒30は光軸方向Lの前方Fに向って繰り出し、第1レンズ筒50は光軸方向Lの前方に向かって繰り出す。また、回転筒30の回転により、主フォロワピン62及び補助ピン63がガイド筒40の貫通カム孔43及び補助カム溝44により光軸方向Lにカム作用を受け、カム筒60が回転しつつ光軸方向Lの前方Fに繰り出すと共に、カム筒60のカム溝64,65によりカム作用を受けて、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80は回転が規制されつつ光軸方向Lに相対的に移動し、図7に示す広角端位置に至る。一方、第4レンズ筒100は、駆動機構120により、第1レンズ筒50、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80の位置に応じた合焦位置に移動する。
この広角端位置から、駆動機構110により回転筒30が回転させられると、フォロワピン31がカム溝21に案内されて回転筒30は光軸方向Lの前方Fに向ってさらに繰り出し移動し、第1レンズ筒50は光軸方向Lの前方に向かってさらに繰り出す。また、回転筒30の回転により、主フォロワピン62及び補助ピン63がガイド筒40の貫通カム孔43及び補助カム溝44により光軸方向Lにカム作用を受け、カム筒60が回転しつつ光軸方向Lの前方Fにさらに繰り出すと共に、カム筒60のカム溝64,65によりカム作用を受けて、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80は回転が規制されつつ光軸方向Lに相対的に移動し、図8に示す望遠端位置に至る。一方、第4レンズ筒100は、駆動機構120により、第1レンズ筒50、第2レンズ筒70及び第3レンズ筒80の位置に応じた合焦位置に移動する。
一方、駆動機構110が逆向きに駆動力を及ぼすことにより、逆の経路を辿って、図8に示す望遠端位置から図7に示す広角端位置を経て図6に示す沈胴位置に戻る。
この一連の動作中において、主フォロワピン62が貫通ガイド孔41との交差領域Pを通過するとき、補助カム溝44が補助ピン63にカム作用を及ぼすことで、主フォロワピン62を貫通カム孔43に導くため、主フォロワピン62が間違って貫通ガイド孔41に入り込むのを防止することができ、所期の機能を確実に保証することができる。
上記実施形態においては、第1筒部材としてガイド筒40、第2筒部材としてカム筒60、第3筒部材として第1レンズ筒50、第4筒部材として回転筒30を適用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、その他の筒部材を適用してもよい。
上記実施形態においては、第2筒部材として、内周面にカム溝64,65をもつカム筒60を示したが、これに限定されるものではなく、少なくとも主フォロワピン62及び補助ピン63を備えるものであればその他の筒部材を適用することができ、
上記実施形態においては、第1筒部材(ガイド筒40)のガイド通路及びカム通路として、貫通した孔としての貫通ガイド孔41及び貫通カム孔43を示したが、これに限定されるものではなく、有底状の溝をなすガイド溝及びカム溝を採用してもよく、又、補助カム通路として有底状の溝をなす補助カム溝44を示したが、これに限定されるものではなく、貫通した孔をなす補助貫通カム孔を採用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ鏡筒は、フォロワピンにカム作用を及ぼすカム通路(カム溝、貫通カム孔等)と別のフォロワピンを光軸方向に案内するガイド通路(ガイド溝又は貫通ガイド孔等)を一緒に画定する筒部材を備えたレンズ鏡筒において、構造の簡素化、小型化等を達成しつつ、フォロワピンが間違って他の通路に入り込むのを防止できるため、レンズ鏡筒を備えるものであれば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に適用できるのは勿論のこと、銀塩フィルム式のカメラにおいても有用である。
本発明に係るレンズ鏡筒を組み込んだレンズ駆動装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置に含まれる第1レンズ筒(第3筒部材)、ガイド筒(第1筒部材)、及びカム筒(第2筒部材)を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置に含まれる第1レンズ筒(第3筒部材)及びカム筒(第2筒部材)を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置に含まれるガイド筒(第1筒部材)の内周面を示す展開図である。 図1に示すレンズ駆動装置のレンズ鏡筒が沈胴位置にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置のレンズ鏡筒が広角端位置にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置のレンズ鏡筒が望遠端位置にある状態を示す断面図である。 ガイド筒(第1筒部材)のガイド通路、カム通路、及び補助カム通路と、第1レンズ筒(第3筒部材)のフォロワピン、カム筒(第2筒部材)の主フォロワピン及び補助ピンの相互関係を示す展開図である。 ガイド筒(第1筒部材)のガイド通路、カム通路、及び補助カム通路と、第1レンズ筒(第3筒部材)のフォロワピン、カム筒(第2筒部材)の主フォロワピン及び補助ピンの相互関係を示す展開図である。 ガイド筒(第1筒部材)のガイド通路、カム通路、及び補助カム通路と、第1レンズ筒(第3筒部材)のフォロワピン、カム筒(第2筒部材)の主フォロワピン及び補助ピンの相互関係を示す展開図である。 ガイド筒(第1筒部材)のガイド通路、カム通路、及び補助カム通路と、第1レンズ筒(第3筒部材)のフォロワピン、カム筒(第2筒部材)の主フォロワピン及び補助ピンの相互関係を示す展開図である。 ガイド筒(第1筒部材)のガイド通路、カム通路、及び補助カム通路と、第1レンズ筒(第3筒部材)のフォロワピン、カム筒(第2筒部材)の主フォロワピン及び補助ピンの相互関係を示す展開図である。
符号の説明
L 光軸方向
G1,G2,G3,G4 レンズ
10 ベース
11 ガラスフィルタ
12 撮像素子
20 固定筒
21 カム溝
22 ガイド溝
30 回転筒(第4筒部材)
31 フォロワピン
32 ラック部
33 カム溝(カム通路)
34 ガイド溝(ガイド通路)
40 ガイド筒(第1筒部材)
41 貫通ガイド孔(ガイド通路)
42 ガイド溝
43 貫通カム孔(カム通路)
43a 前側貫通カム孔(前側カム通路)
43b 後側貫通カム孔(後側カム通路)
44 補助カム溝(補助カム通路)
45 回転規制片
50 第1レンズ筒(第3筒部材)
51 円筒部
52 フォロワピン
52a 円錐部
52b 矩形部
52c 円柱部
53 ガイド溝
60 カム筒(第2筒部材)
61 ガイド溝
62 主フォロワピン
63 補助ピン
64,65 カム溝
70 第2レンズ筒
71 円筒部
72 フォロワピン
73 回転規制片
80 第3レンズ筒
81 円筒部
82 フォロワピン
83 回転規制片
90 コイルスプリング
100 第4レンズ筒
101 円筒部
102 嵌合部
103 ナット保持部
110 駆動機構
111 DCモータ
112 歯車列
120 駆動機構
121 ステッピングモータ
122 リードスクリュー
123 ガイドシャフト

Claims (6)

  1. 光軸方向に伸長するガイド通路及び前記ガイド通路に交差しかつ光軸方向にカム作用を及ぼすカム通路を有する第1筒部材と、前記カム通路に挿入される主フォロワピンを有する第2筒部材を備え、前記第1筒部材及び第2筒部材の相対的な回転により、前記主フォロワピンが前記カム通路によりカム作用を受けて前記第2筒部材が光軸方向に移動するレンズ鏡筒であって、
    前記第2筒部材は、補助ピンを有し、
    前記第1筒部材は、前記主フォロワピンが前記カム通路及びガイド通路の交差する領域に位置するとき、前記主フォロワピンを前記カム通路に導くように前記補助フォワピンにカム作用を及ぼす補助カム通路を有する、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記カム通路は、所定の起点から前記ガイド通路と交差する交差領域までの前側カム通路と、前記交差領域から所定の終端までの後側カム通路とにより形成され、
    前記補助カム通路は、前記前側カム通路に対応する領域にのみ形成されると共に、前記ガイド通路に交わる終端において前記補助ピンを前記後側カム通路に導くように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記ガイド通路は、前記第1筒部材を貫通して形成された貫通ガイド孔であり、
    前記カム通路は、前記第1筒部材を貫通して形成された貫通カム孔であり、
    前記補助カム通路は、前記第1筒部材の内周面に形成された有底状の補助カム溝である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1筒部材の内側に配置され前記貫通ガイド孔を通り抜けるフォロワピンを有する第3筒部材と、
    前記第1筒部材の外側において光軸回りに回転可能に配置され,前記貫通カム孔を通り抜けた前記主フォロワピンを受け入れて光軸方向にガイドするガイド通路及び前記第3筒部材のフォロワピンを受け入れて光軸方向にカム作用を及ぼすカム通路を有する第4筒部材と、を含む、
    ことを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記補助ピン及び主フォロワピンは、前記第2筒部材の周方向において、前記ガイド通路の幅よりも大きい間隔をおいて配置されている、
    ことを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記第2筒部材は、内周面において、光軸方向にカム作用を及ぼす有底状のカム溝を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のレンズ鏡筒。
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