JP2003090947A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JP2003090947A
JP2003090947A JP2001283664A JP2001283664A JP2003090947A JP 2003090947 A JP2003090947 A JP 2003090947A JP 2001283664 A JP2001283664 A JP 2001283664A JP 2001283664 A JP2001283664 A JP 2001283664A JP 2003090947 A JP2003090947 A JP 2003090947A
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cam
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lens group
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Akira Yasutomi
暁 安富
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Abstract

(57)【要約】 【課題】何らかの衝撃や打撃等の外力が加えられた場合
でも、鏡枠間の強固な結合を維持することができ、鏡枠
の小型化の実現可能なズームレンズ鏡筒を提供するにあ
る。 【解決手段】 本ズームレンズ鏡枠1は、内周面の第1
領域に第1群カム溝5c形成され、第2領域に第1群カ
ム溝5cと略同一のリード角を有する雌ヘリコイドねじ
5eと第1群カム溝5cとリード角が異なる第2群カム
溝5dが形成されたカム枠5と、第1群カム溝5cと係
合する第1群ピン13a〜13cと雌ヘリコイドねじ5
eと螺合する雄ヘリコイドねじ6fが形成された第1レ
ンズ群枠6と、第2群カム溝6dと係合する第2群ピン
7d〜7fが形成された第2レンズ群枠7とを備え、第
1群カム溝5cの溝の深さは雌ヘリコイドねじ5eの溝
深さよりも深く形成されている。これにより、ヘリコイ
ドにより高い強度が得られると同時にさらに鏡枠間の強
固な結合となり、何らかの衝撃や打撃等の外力が加えら
れた場合でも円滑なズーミング動作を実行でき、しかも
鏡枠の小型化の実現が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズ群等を
保持する複数の鏡枠が光軸方向に各別に移動可能に構成
されたカメラ等のズームレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及しているコンパクトなズーム
カメラでは、ワイド状態からテレ状態までの撮影範囲を
カバーするようにズーム鏡筒が進退しなければならな
い。また、携帯時によりコンパクトとなるようにワイド
状態からテレ状態といった撮影状態からズームレンズ鏡
筒がカメラ本体に収納された沈胴状態まで移動可能なズ
ームレンズ鏡筒が実用に供されている。さらに、近年、
ズーム倍率の高倍率化が求められており、これによって
ワイド状態、または、沈胴状態での鏡筒の長さと、テレ
状態にするときの鏡筒の長さとの差が更に大きくなって
くる。これに対応するため、より長い長さまで伸長でき
る鏡枠構造として、鏡枠の多段化、即ち、多段化した鏡
枠構造を備えたズームレンズ鏡筒が必要とされている。
【0003】この種のズームレンズ鏡筒は、通常、撮影
レンズ群等を保持する複数の鏡枠が光軸方向に各別に移
動可能に構成されており、多段化された構造を有するズ
ームレンズ鏡筒として例えば二つの単環枠と、カムやヘ
リコイドが設けられた枠部材と直進ガイドが設けられた
直進枠との二重構造となる二重枠が二つとを組み合わせ
ることにより構成される4段構成のもの等がある。この
ようなズームレンズ鏡筒は、カメラ本体等に固定支持さ
れた1段目の固定枠と、2段目の回転枠及び該回転枠内
の移動枠と、3段目のカム枠及び該カム枠内のフロート
キーと、4段目の第1レンズ群枠,さらに、前記カム枠
内に収容される第2レンズ群枠及び第3レンズ群枠と、
繰り出しギヤとを含んで構成される。
【0004】なお、前記第1レンズ群枠,第2レンズ群
枠及び第3レンズ群枠は、それぞれ複数の撮影レンズ群
よりなる第1レンズ群,第2レンズ群及び第3レンズ群
を本鏡筒のレンズ光軸上に保持している。
【0005】このような構成のズームレンズ鏡筒では、
前記固定枠内側に回転可能に支持された回転枠に、前記
繰り出しギヤによって回転力が伝達されることにより、
該回転枠とともに移動枠が相対的に繰り出されるととも
に、該移動枠の貫通カム及び前記回転枠の直進溝と係合
するカム枠もこれに伴い繰り出されることにより、該カ
ム枠内のフロートキーととともに、該カム枠内のヘリコ
イドと螺合している第1レンズ群枠や,カム枠内のカム
溝と係合している第2レンズ群、及び第1レンズ群枠と
係合している第3レンズ群の繰り出しが行われるように
なっている。この場合、機構の簡略化と精度確保のため
に第1レンズ群枠と第3レンズ群枠とをズーム動作を行
う際に一体的に移動させることがある。
【0006】ところで、この種のズームレンズ鏡筒で
は、前記カム枠に対する第1レンズ群枠及び第2のレン
ズ群の光軸方向へのスムーズな相対移動を可能にするた
めに、各枠部材間にはヘリコイド結合やカムによる結合
が採用されているものがある。この種の従来におけるズ
ームレンズ鏡筒を図5に示す。
【0007】図5は従来のズームレンズ鏡筒に搭載され
たカム枠を示し、カム及びヘリコイドの両方が内周面に
配置されたカム枠の展開図である。
【0008】図5に示すように、カム枠50の内周面5
0bには、雌ヘリコイド51と、第2群用カム溝50c
とが設けられている。
【0009】この雌ヘリコイド51は、第1レンズ群枠
の像側基端部外周面に設けられた雄ヘリコイドと螺合す
ることにより、前記第1レンズ群枠を被写体方向へと繰
り出すものである。
【0010】また、第2群用カム溝50cは、前記第1
レンズ群枠内に移動可能に嵌合された第2レンズ群枠の
外周上にある第2群ピンの数に応じて内周面50bに設
けられており、一般には、3個の第2群ピンで構成され
た第2レンズ群枠に対応して、3個の前記第2群用カム
溝50cが設けられている。これらの第2群用カム溝5
0cは、3個の第2群ピンとそれぞれ係合することによ
り、前記第1レンズ群枠内にて前記第2レンズ群枠を被
写体方向へと移動させる。なお、図中に示す第2群用カ
ム溝50cのL1は、本ズームレンズ鏡筒の沈胴時にお
ける第2レンズ群の第2群ピン位置を示し、L2は本ズ
ームレンズ鏡筒のワイド端位置(ワイド時)における第
2群ピン位置、L3は本ズームレンズ鏡筒のテレ端位置
(テレ時)における第2群ピン位置をそれぞれ示してい
る。
【0011】このようにカム溝と雌ヘリコイドとの両方
を内周面側に配置したカム枠の場合、カム溝が、雌ヘリ
コイドの形成領域内に形成されているため、カム溝を雌
ヘリコイドの底面上に設ける必要があった。即ち、雌ヘ
リコイドとカム溝の肉厚方向でずらして形成することに
より、雌ヘリコイドに係合する雄ヘリコイドとカム溝と
が干渉することを防止している。また、カム溝の溝深さ
は、スムーズな駆動を実現し、カムフォロアの脱落を防
止するためにはある程度の溝深さが必要である。よっ
て、図5に示すようなカム枠では当該カム枠の肉厚が厚
くなる傾向がある。一方、近年のカメラの小型化の要求
に伴い、鏡枠の小型化を実現することが必須であるが、
鏡枠の小型化を図るためには鏡枠の肉厚を減らして構成
する必要がある。
【0012】しかしながら、図5に示すようなカム枠を
有するズームレンズ鏡筒では、肉厚を減らすと、第2群
用カム溝50cの深さ,雌ヘリコイド51の深さのどち
らか、もしくは両方を減らして構成しなければならな
い。このため、カム及びヘリコイドの係合量が少なくっ
てしまい、例えば何らかの衝撃や打撃等の外力が加えら
れた場合に強度が保てなくなってしまうといった問題点
があった。
【0013】また、この種の従来のズームレンズ鏡筒で
は、鏡枠(カム枠)の小型化を目的とした、例えば特開
平10−293239号公報によって提案がなされたズ
ームレンズ鏡筒がある。
【0014】この提案によるズームレンズ鏡筒は、回転
駆動されるカム枠の内周面に、1つのレンズ支持筒の外
周に形成した雄ヘリコイドが螺合する雌ヘリコイドと、
他のレンズ枠に突設したフォロアピンが嵌まるカム溝と
を、軸方向位置に少なくとも1部オーバーラップさせて
設けたズームレンズ鏡筒において、カム枠に、カム溝が
雌ヘリコイドを横断することがないように、雌ヘリコイ
ドを形成する領域と、カム溝を形成する領域とを画成し
て設けたことを特徴としている。
【0015】この提案によれば、雌ヘリコイドとカム溝
とをカム枠にその厚さ方向で位置をずらすことなく雌ヘ
リコイドとカム溝とを形成することができるので、雌ヘ
リコイドの谷部の深さとカム溝の深さを確保しつつカム
枠の肉厚を薄くすることが可能となる。
【0016】しかしながら、上記提案のズームレンズ鏡
筒では、カム枠の内周に雌ヘリコイドとカム溝とを円周
方向にずらして形成しているため、全体として雌ヘリコ
イドが形成されている領域が少なくなってしまう。その
ため、円周方向でヘリコイド結合される領域が減少する
ので十分な強度が得難くなってしまう。さらに、ズーム
レンズ鏡筒には一般に遮光性が要求されており、ヘリコ
イド結合を行うことによって遮光性能を向上することが
可能であるが、上述のように円周方向でヘリコイド結合
がなされていない領域が存在するため、ヘリコイド結合
による遮光性能が十分に得ることができなくなってい
た。一方、ズームレンズ鏡筒の駆動負荷を軽減しスムー
ズな駆動が実現されるのでリード角を小さくすることが
望まれ、リード角を小さく抑えつつ所望の移動量を確保
するためには円周方向にある程度の領域が必要となる。
しかしながら、カム枠の内周を円周方向で雌ヘリコイド
が形成される領域とカム溝が形成される領域とが異なる
領域に設けているため、雌ヘリコイド、カム溝のそれぞ
れが形成される領域が小さくなってしまい、ズームレン
ズ鏡筒の駆動負荷を低減しつつズームレンズ鏡筒の小型
化を行うことが困難であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、図5に示
す従来のズームレンズ鏡筒では、カム枠の小型化のため
に肉厚を減らすと、第2群用カム溝50cの深さ,雌ヘ
リコイド51の深さのどちらか、もしくは両方を減らし
て構成しなければならず、その結果、カム及びヘリコイ
ドの係合量が少なくってしまい、例えば何らかの衝撃や
打撃等の外力が加えられた場合に強度が保てなくなって
しまうといった問題点があった。
【0018】また、上記従来の特開平10−29323
9号公報のズームレンズ鏡筒では、カム枠の内周に雌ヘ
リコイドとカム溝とを円周方向でずらして形成している
ことから、円周方向でヘリコイド結合される領域が減少
してしまい十分な強度が得難いといった問題点があっ
た。また、ヘリコイド結合されてない部分については、
遮光性能が劣化する虞れがあるといった問題点があっ
た。
【0019】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たもので、何らかの衝撃や打撃等の外力が加えられた場
合でも、鏡枠間の強固な結合を維持することができ、鏡
枠の小型化の実現可能なズームレンズ鏡筒を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のズ
ームレンズ鏡筒は、内周面に雌ヘリコイドとカム溝とを
有する第1の枠部材と、前記第1の枠部材の内側に配さ
れ、前記雌ヘリコイドと螺合する雄ヘリコイドと前記カ
ム溝と係合するカムフォロアとを有する第2の枠部材
と、を具備し、前記カム溝と前記雌ヘリコイドは、リー
ド角が略同一であって、前記カム溝の深さが前記雌ヘリ
コイドの溝深さよりも深いことを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項2記載の発明のズームレンズ鏡筒
は、内周面に雌ヘリコイドと第1,第2のカム溝とを有
する第1の枠部材と、前記雌ヘリコイドと螺合する雄ヘ
リコイドと前記第1のカム溝と係合するカムフォロアと
を有する第2の枠部材と、前記第2のカム溝と係合する
カムフォロアを有する第3の枠部材と、を具備し、前記
カム溝と前記雌ヘリコイドは、リード角が略同一となる
ように形成され、前記第1のカム溝の深さは、前記雌ヘ
リコイドの溝深さよりも深いことを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項3記載の発明のズームレンズ鏡筒
は、請求項2に記載のズームレンズ鏡筒において、前記
第1,第2のカム溝は、円周方向にそれぞれ少なくとも
3カ所形成されることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1乃至図4は本発明のズームレン
ズ鏡筒の一実施の形態を示し、図1は該ズームレンズ鏡
筒の分解斜視図、図2は該ズームレンズ鏡筒のズーミン
グ時における構成及び動作を説明するもので、図2
(a)は該ズームレンズ鏡筒の沈胴状態、図2(b)は
該ズームレンズ鏡筒のワイド状態、図2(c)は該ズー
ムレンズ鏡筒のテレ状態をそれぞれ示している。図3は
図1の第1レンズ群枠の第1群ピン及び雄ヘリコイド部
分の構成を示す拡大斜視図、図4は本発明の特徴となる
カム枠の構成を示すもので、図4(a)は該カム枠の内
周面の展開図、図4(b)は該カム枠内周面に設けられ
た各カム溝及び雌ヘリコイドの構成を説明するためのカ
ム枠の拡大断面図である。
【0024】以下の説明においては、ズームレンズ鏡筒
の被写体側を前方とし、像側を後方とする。また、第1
レンズ群,第2レンズ群,第3レンズ群で構成されるズ
ームレンズの光軸を光軸Oとする。その光軸Oと平行な
方向をS0 方向とし、また、光軸O回りの回転方向は、
被写体側から見たときの回転方向で示すものとし、図1
中にはそれぞれ各部位の動きに応じたそれらの方向を矢
印で示している。
【0025】本発明の第1の実施形態のズームレンズ鏡
筒1は、図1及び図2に示すようにカメラ本体等に固定
支持された固定枠2と、この固定枠2内に嵌入し、回転
且つ進退する回転枠3と、この回転枠3内に相対回転可
能に嵌入し、光軸O方向には回転枠3と一体的にS0 方
向に直進進退する移動枠4と、この移動枠4内に嵌入
し、回転且つ進退するカム枠5と、このカム枠5内に嵌
入し、S0 方向に直進進退する第1レンズ群枠6と、こ
の第1レンズ群枠6内に嵌入し、直進進退する第2レン
ズ群枠7と、第1レンズ群枠内に嵌入され、S0 方向に
直進進退する第3レンズ群枠9と、第2レンズ群枠7と
第3のレンズ群枠9との間に配置され、第1のレンズ群
から離間する方向に第3のレンズ群枠9を付勢する付勢
手段としてのばね8と、前記カム枠5の後方部に保持さ
れ、カム枠5と一体的にS0 方向に直進進退するフロー
トキー10と、前記移動枠4の後方部に保持されたフレ
ア絞り11と、前記固定枠2内に配置され、図示しない
ズームユニットからの駆動力を前記回転枠3に伝達する
駆動ギヤ100とを含んで構成されている。
【0026】さらに、ズームレンズ鏡筒1は、撮影用ズ
ームレンズ光学系として、第1レンズ群枠6に保持され
る第1レンズ群20と、第2レンズ群枠7に保持される
第2レンズ群21と、第3レンズ群枠9に保持される第
3レンズ群22とを有している。
【0027】固定枠2は、前方(被写体側),後方(像
側)の両端が開口する環状部材であり、その内周部2a
に雌ヘリコイドねじ2bと、円周方向に異なる位置に配
置された凹状に光軸O方向に延びた溝である3つの直進
溝2c,2d,2e(2cのみ図示する)と、凹状に光
軸O方向に延びたギヤ室2fとが設けられている。
【0028】回転枠3は、前方,後方の両端が開口する
環状部材であり、その外周部3aの後方(像側)端部に
光軸O方向所定幅の雄ヘリコイドねじ3cと、該雄ヘリ
コイドねじ3cが配設される周部上の所定領域部分にギ
ヤ部3dとが設けられている。ここで、回転枠3の後方
(像側)の開口を3kとし、前方(被写体側)の開口を
開口3lとする。
【0029】また、回転枠3の内周部3bには、後方の
開口3k側に開放した導入口を有する直進溝であるスラ
スト受け通過用溝3e及びカム枠4の直進ガイド用の直
進溝3fと、図2示される前記スラスト受け通過用溝3
eに連通する円周溝であって、内径側に設けられた移動
枠スラスト受け用円周溝3mとを有している。
【0030】なお、スラスト受け通過用溝3e及び直進
溝3fは、回転枠3の内周の円周方向で異なる位置にそ
れぞれ3個形成されている。
【0031】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記回転枠3の雄ヘリコイドねじ3cは、固定枠2の前記
雌ヘリコイドねじ2bに螺合しており、回転枠3は、固
定枠2に対して回動しながら光軸O方向に進退移動す
る。また、前記固定枠2のギヤ室2fには、軸方向に長
いスパーギヤで形成される駆動ギヤ100が回転可能な
状態で光軸Oと平行に挿入される。その駆動ギヤ100
は、前記回転枠3のギヤ部3dと常時、噛合して回転枠
3に回転力を伝達する。
【0032】移動枠4は、前,後方両端が開口する環状
部材であり、後方(像側)の開口を開口4kとし、前方
(被写体側)の開口を開口4lとすると、移動枠4の外
周部4aの後方の開口4k側にフランジ部4cが設けら
れており、そのフランジ部4c上に半径方向に突状の直
進ガイド4d,4e,4f(図示せず)が設けられてい
る。
【0033】さらに、移動枠4の外周面4a上には、後
方の開口4k側であって、フランジ部4cからわずかに
離間した位置に半径方向の外方に向かう3つの直進ガイ
ド凸部4o,4p,4q(図示せず)と、前方の開口4
l側であって、これら直進ガイド凸部4o,4p,4q
の軸方向に対向する前方位置に半径方向の外方に向かう
3つの補助直進ガイド凸部4g,4h,4iとが設けら
れている。
【0034】また、前記移動枠4の内周部4bには、3
つの有底の光軸O方向に延びた直進溝4jと、外周に抜
ける螺旋状の3つのカム溝4mが設けられている。この
カム溝4mの幅は、内周面4bから外周面4aに向かっ
て徐々に狭まって、その断面がV字溝状に形成されてい
る。つまり、互いに対向する斜面になっている。そし
て、前記カム溝4mは、前記フランジ部4c上に設けら
れるカムフォロア導入口(図示せず)に通じている。ま
た、移動枠4の後端面には、薄板で開口が設けられたフ
レア絞り11が周知のバヨネット結合で固着されてい
る。
【0035】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記移動枠4の直進ガイド4d,4e,4fは、固定枠2
の直進溝2c,2d,2eに摺動可能に嵌入される。さ
らに、前記移動枠4の3つの直進ガイド凸部4o,4
p,4qと補助直進ガイド凸部4f,4h,4iは、そ
れぞれ回転枠3の導入溝3eを挿通して導入され、回転
枠3の移動枠スラスト受け用円周溝3mにそれぞれ軸方
向に隙間ない状態で回転摺動自在に嵌入される。したが
って、前記移動枠4は、固定枠2に対して回転すること
なく、且つ、回転移動する回転枠3と一体的にS0 方向
に直進移動する。
【0036】そして、回転枠3の移動枠スラスト受け用
円周溝に、移動枠4の軸方向に対向する直進ガイド凸部
4o,4p,4qと補助直進ガイド凸部4g,4h,4
iがそれぞれ嵌入していることから、後述する移動枠4
内に進退可能に嵌合するカム枠5、または、カム枠5内
に進退可能に嵌合する第1レンズ群枠6に光軸O方向の
外力が作用した場合、その外力は、回転枠3に対して移
動枠4の直進ガイド凸部4o,4p,4qと補助直進ガ
イド凸部4g,4h,4iの2重の係合部で受けること
になる。したがって、この直進ガイド凸部4o,4p,
4qと補助直進ガイド凸部4g,4h,4iが破壊され
ることなく外力に対し強度が増すことになる。
【0037】ところで、本ズームレンズ鏡筒では、後述
する第1レンズ群枠6及び第2レンズ群枠7が嵌合する
カム枠5に改良を施すことにより、上記目的を達成しよ
うとしている。
【0038】カム枠5は、前,後方両端が開口する環状
のカム枠部材であり、外周部5aの後方側に3つのカム
フォロア12が固着されている。このカムフォロア12
は、2段形状を有しており、根元側のテーパカムフォロ
ア部12aと先端側の小径ストレートカムフォロア部1
2bとからなる。
【0039】また、カム枠5の内周部5bには、本発明
の特徴となる改良がなされている。すなわち、該カム枠
5の内周部5bには、図4のカム枠展開図にも示すよう
に、第1レンズ群枠6の後方端部6dに設けられた雄ヘ
リコイドねじ6fと螺合する雌ヘリコイドねじ5eと、
前記雌ヘリコイドねじ5eとリード角θが略同一であ
り、カム溝の深さが前記雌ヘリコイドねじ5eよりも深
く形成された3本の第1レンズ群枠用カム溝(以下、第
1群カム溝と称す)5cと、この第1群カム溝5cと同
方向に交差することなく延びる3本の第2レンズ群枠カ
ム溝(以下、第2群カム溝と称す)5dと、後方端部に
フロートキー10との光軸O方向連結用の円周溝5hと
が設けられている。さらに詳細な構成については後述す
る。
【0040】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記カム枠5のカムフォロア12は、移動枠4のカム溝4
mの導入口より導入され、カムフォロア12のストレー
トカムフォロア部12bは、移動枠5のカム溝4mを挿
通した状態で回転枠3の直進溝3fに摺動自在に嵌入す
る。カムフォロア12のテーパカムフォロア部12a
は、移動枠4の前述したV字溝状のカム溝4mに摺動自
在に嵌入する。したがって、カム枠5は、回転枠3とと
もに回転駆動されながら移動枠4のカム溝4mに沿って
光軸O方向に進退駆動される。
【0041】第1レンズ群枠6は、環状部材であり、後
方端が開口しており、前方端部に第1レンズ群20を保
持するためのレンズ保持部6cを有する。また、第1レ
ンズ群枠6内の内周部6bには、図示はしないが第2レ
ンズ群枠直進ガイド溝(以下、第2群直進ガイド溝と称
す)と、第3レンズ群枠直進ガイド溝(以下、第3群直
進ガイド溝と称す)と、フロートキー用直進ガイド溝と
が設けられている。
【0042】さらに、本実施の形態では、第1レンズ群
枠6の後方端部6d(像側端部)の外周面上には、前記
カム枠5の雌ヘリコイドねじ5eと螺合する雄ヘリコイ
ドねじ6fが形成されている。そして、この雄ヘリコイ
ドねじ6fと同様のリード角を有するねじ状の突出部で
あって雄ヘリコイドねじ6fのねじ山よりもその幅が広
く、突出量が少ないピン台座6gが円周方向に3箇所形
成されている。このピン台座6g上にはカムフォロアで
ある第1群ピン13a,13b,13cが圧入して固着
されている。第1レンズ群枠6の後端部6dの所定箇所
には、本ズームレンズ鏡筒の沈胴時に第2レンズ群枠7
の第2群ピン7d,7e,7fを嵌入させて逃げ部とな
る3つの切り欠き部6h,6i,6jが設けられてい
る。
【0043】前記第1レンズ群枠6の後方端部6dの一
部を拡大すると、図3に示すように構成されている。つ
まり、図3に示すように、雄ヘリコイドねじ6fは、第
1レンズ群枠6の後方端部6dの外周面上に所定の高さ
寸法で形成され、カム枠5の雌ヘリコイドねじ5gと螺
合し、カム枠5に対し第1レンズ群枠6が相対的に回動
することにより、両者が光軸方向に相対的に変位する。
また、第1群ピン13a,13b,13c(図中では3
つの内1つを示している)は、雄ヘリコイドねじ6fの
ねじ山よりも径方向に所定量突出するように所定箇所の
ピン台座6gの面上に固設されている。すなわち、これ
らの第1群ピン13a,13b,13cは雄ヘリコイド
ねじ6fの高さ寸法よりも高く構成されており、カム枠
5の雌ヘリコイドねじ5eよりカム溝の深さが深い第1
群カム溝5c(図4参照)と係合するようになってい
る。
【0044】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記第1レンズ群枠6は、前記第1群ピン13a,13
b,13cがカム枠5の第1群カム溝5cに係合すると
ともに、後方端部6dの雄ヘリコイドねじ6fがカム枠
5の内周面5bの雌ヘリコイドねじ5eに螺合した状態
でカム枠5に嵌合する。同時に後述するフロートキー1
0の直進ガイド部10c、10d,10eが、図示しな
い第1レンズ群枠6のフロートキー用ガイド溝に摺動自
在に嵌入される。したがって、第1レンズ群枠6は、フ
ロートキー10により回転が規制され回転することなく
カム枠5の回転に伴って光軸O方向に直進進退する。
【0045】第2レンズ群枠7は、中央開口部7bを有
する略円環状の枠部材であって、その外周部7aの3つ
の後方延出部上に3つの第2レンズ群枠直進ガイド部
(以下、第2群直進ガイド部と称す)7cが配設されて
いる。これらの第2群直進ガイド部7cには、カム枠5
の第2群カム溝5dと係合する第2群ピン7d,7e,
7fが固着されている。また、中央開口部7b内部に
は、第2レンズ群21が保持される。さらに、第2レン
ズ群枠7内部には、図示はしないがシャッターユニット
やフォーカスユニットが搭載されるようになっている。
【0046】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記第2レンズ群枠7は、その外周部部7aの3つの第2
群直進ガイド部7cが前記第1レンズ群枠6の第2群直
進ガイド溝に係合した状態で第1のレンズ群枠6内に光
軸O方向に摺動自在に嵌入する。また、第2群直進ガイ
ド部7c上の各第2群ピン7d,7e,7fがカム枠5
の第2群カム溝5dに係合させた状態で、第2レンズ群
枠7を嵌入した第1レンズ群枠6がカム枠5内に嵌合す
る。したがって、第2レンズ群枠7は、第1レンズ群枠
6の第2群直進ガイド溝によってS0 方向にガイドさ
れ、カム枠5の第2群カム溝5dにより光軸O方向に進
退駆動される。
【0047】第3レンズ群枠9は、中央開口部9bを有
し、この中央開口部9bを介して第3レンズ群22を保
持する円環状の枠部材であって、その外周部9a上に光
軸方向に向かって延設された3つの延設部14が設けら
れている。
【0048】これら延設部14は、その面上に形成さ
れ、前記第1レンズ群枠6内周面の第3群直進ガイド溝
と係合する第3レンズ群枠直進ガイド部(以下、第3群
直進ガイド部と称す)14cと、この第3群直進ガイド
部14c内に形成され、前記第1レンズ群枠6内周面に
突出する第1群ピン13と係合する第1群ピン摺動溝1
4aとを含んで構成される。また、この第1群摺動溝1
4aは、所定の長さで形成されており、被写体方向前方
側(第1レンズ群枠6側)の基端部が第1レンズ群枠6
に対する第3レンズ群枠9の位置決めを行う位置決め部
14bとなる。一方、延設部14の像側(フレア絞り
側)の後端部が沈胴時にフレア絞り11の所定箇所と当
接して該第3レンズ群枠9の移動を規制する当接部14
dを形成している。
【0049】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記第3レンズ群枠9は、その外周部部9a上の3つの延
設部14の第3群直進ガイド部14cが前記第1レンズ
群枠6の第3群直進ガイド溝に係合し、同時に3つの延
設部14の各第1群ピン摺動溝14aに前記第1レンズ
群枠6内周面に突出する第1群ピン13が係合した状態
で第1のレンズ群枠6内に光軸O方向に摺動自在に嵌入
される。したがって、第3レンズ群枠9は、第1レンズ
群枠6の第3群直進ガイド溝及び第1群ピン13によっ
てS0 方向にガイドされ、第1レンズ群枠6と相対的に
光軸O方向に進退駆動される。
【0050】また、本実施の形態では、第1レンズ群枠
6と第3レンズ群枠9との位置決めを高精度で行うため
に、前記第2レンズ群枠7と第3レンズ群枠9との間
に、付勢手段としてのばね8が挿入されている。
【0051】このばね8は、その被写体方向基端部が第
2レンズ群枠8の第2群直進ガイド部7cの内側に接合
され、一方像側基端部が第3レンズ群枠9の延設部14
の内側に接合するようにして設けられている。これによ
り、前記第3レンズ群枠9は、このばね8によって、常
に前記第1レンズ群枠6に対して光軸O方向に離反する
方向に付勢されることになる。つまり、沈胴時からワイ
ド時あるいはテレ時にかけて、第1レンズ群枠6と第3
レンズ群枠9とは、このばね8の付勢力により、前記第
1レンズ群枠6の第1群ピン13が第3レンズ群枠9の
第1群摺動溝14aの位置決め部14bに規制されるこ
とで、所定の間隔で保持されズーミングすることが可能
となる。
【0052】また、フロートキー10は、開口10aを
有する環状部材であって、その環状部材の外周面には、
半径方向に延びた3つの突起状のガイド部10h,10
i,10jが設けられている。また、フロートキー10
には、前記第1レンズ群枠6の内周面に設けられたフロ
ートキー用直進ガイド溝(図示せず)に係合する3つの
直進ガイド部10b,10c,10dが光軸方向に向け
て設けられている。これらの直進ガイド部10b,10
c,10dの環状部材側後方部には、前記カム枠5の内
周溝5eとバヨネット結合するバヨネット部10e,1
0f,10gがそれぞれ設けられている。
【0053】本ズームレンズ鏡筒組み立て状態では、前
記フロートキー10の直進ガイド部10b,10c,1
0dは、第1レンズ群枠6のフロートキー用直進ガイド
部(図示せず)に光軸O方向に摺動自在に嵌入する。ま
た、前記フロートキー10のガイド部10h,10c,
10jは、前記移動枠4の直進溝4jに係合され、3つ
のバヨネット部10e,10f,10gがカム枠5の円
周溝5eと摺動自在に係合している。したがって、フロ
ートキー10は、回転することなく、S0 方向に進退移
動可能に支持され、且つ、カム枠5に対して光軸O方向
に一体状態で、且つ、相対回動する状態で支持される。
【0054】また、前記フロートキー10の像側後方に
は、フレア絞り11が配置される。このフレア絞り11
は、金属版で形成された開口を有する環状部材であっ
て、その外周面上には、前記移動枠4の像側後端部にバ
ヨネットで固定するための3つのバヨネット部11aが
設けられている。また、図示はしないがこのフレア絞り
11の開口部近傍の前面部の所定箇所に、沈胴時に前記
第3レンズ群9の延設部14の当接部14dが当接され
る。つまり、沈胴動作状態において該フレア絞り11の
前面部に前記当接部14dが当接することにより、第3
レンズ群枠9の像側への移動を規制し、ばね8の付勢力
に抗して第1レンズ群枠6と第3レンズ群枠9との間隔
を狭めることが可能となっており、沈胴状態においては
第3レンズ群枠9の位置決めとなる。このように本実施
の形態においてはフレア絞り11は沈胴時における第3
レンズ群枠9をばね8に抗して押圧する押圧部としても
機能する。
【0055】次に、本実施の形態の特徴となるカム枠内
周面の構成を図4を参照しながらさらに詳細に説明す
る。
【0056】上述したように、カム枠5の内周面5bに
は、雌ヘリコイドねじ5eと、第1群カム溝5cと、第
2群カム溝5dとが設けられている。図4(a)に示す
ように、雌ヘリコイドネジ5eは、第1群カム溝5cが
設けられたカム枠内周面の第1領域以外の第2の領域に
設けられている。この第2領域とは、カム枠5の内周全
面の領域の内、前記第1領域以外の領域であって、これ
ら第1の領域と第2の領域はカム枠5の内周面上に円周
方向に交互に配されている。また、この第2の領域にお
いて、第2群カム溝5dは、カム枠5の、上記雌ヘリコ
イド5eの谷部の底面である谷部底面5gと同一周面上
に形成されている。即ち、第2群カム溝5dと雌ヘリコ
イド5eはカム枠5の肉厚方向で異なる周面上に設けら
れている。
【0057】第2群カム溝5dは、3つの第2領域にそ
れぞれ設けられており、それぞれ第2レンズ群枠7の第
2群ピン7d,7e,7fが係合される。また、第2群
カム溝のリード角は、雌ヘリコイドねじ5eとは異なる
ように設けられている。なお、各第2群カム溝5d上に
付されている符号L1,L2及びL3は、ズーミング動
作時の各状態に対応した第2群ピン位置を示し、L1は
沈胴状態、L2はワイド状態、L3はテレ状態をそれぞ
れ示している。
【0058】一方、第1レンズ群枠6の3つの第1群ピ
ン13a,13b,13cが係合する3つの第1群カム
溝5cは、前記雌ヘリコイドねじ5eと同方向に、交差
することなく延びるようにそれぞれの第1領域に設けら
れている。つまり、第1群カム溝5cは、第2群カム溝
5d及び雌ヘリコイドねじ5eが存在しない第2領域に
配置されている。
【0059】また、第1群カム溝5cは、該第1群カム
溝5cのリード角θcが前記雌ヘリコイドねじ5eのリ
ード角θHと略同様になるように形成されている。
【0060】さらに、本実施の形態例では、上述したよ
うに第1群カム溝5cのカム溝の深さが前記雌ヘリコイ
ドねじ5eよりも深く形成されている。
【0061】第1群カム溝5c,第2群カム溝5d及び
雌ヘリコイドねじ5e等のカム枠5における溝深さの関
係を示すと、図4(b)に示すものとなる。
【0062】すなわち、本実施の形態のカム枠5では、
図4(b)に示すように第1群カム溝5cのカム溝の深
さ寸法をHC1とし、雌ヘリコイドねじ5eの深さ寸法を
Hh、第2群カム溝5dの雌ヘリコイドねじ5eとの差
分の深さ寸法をHC2とすると、 HC1 > Hh となる。
【0063】なお、本実施の形態においては、さらに、 HC1 = Hh + HC2 となる関係を満足するように、第1群カム溝5cが形成
される。
【0064】なお、本実施の形態では、雄ヘリコイドね
じ6fと雌ヘリコイドねじ5eとの螺合関係で生じる隙
間よりも、第1群カム溝5cと第1群ピン13a,13
b,13cとの係合関係で生じる隙間が大きくなってい
る。
【0065】したがって、上記構成のカム枠5及び第1
レンズ群枠6を用いることにより、雌ヘリコイドねじ5
eと雄ヘリコイドねじ6fとによるヘリコイド結合によ
って、第1レンズ群枠6の繰り出し動作を行うようにし
ているので、高い強度が得られ、さらに、第2群カム溝
5dには第2レンズ群枠7の第2群ピン7d,7e,7
fが係合されて第2レンズ群枠7の繰り出し動作を行う
とともに、該第2群カム溝5d及び前記雌ヘリコイドね
じ5eよりも深い第1群カム溝5cには第1レンズ群枠
6の第1群ピン13a,13b,13cが確実に係合さ
れて第1レンズ群枠6の繰り出し動作しを行うようにし
ているので、例え何らかの衝撃や打撃等の外力が加えら
れた場合でも強固な結合を維持することが可能となる。
また、ピン台座6gもねじ状に形成された台座であるの
で、カム枠5の第2の領域において、図4(c)に示す
ようにカム枠5と螺合している。よって、カム枠5と第
1レンズ群枠6との係合関係において、全周にわたって
ヘリコイド結合が確保されるので、ヘリコイド結合によ
る遮光性の向上を図ることが可能となっている。さら
に、強固の結合を保持しながらカム枠の肉厚を減らすこ
とができるので、カム枠の小型化が可能となり、結果と
してズームレンズ鏡筒全体の小型化に大きく寄与する。
【0066】次に、上記構成を有する本実施形態のズー
ムレンズ鏡筒のズーミングによる進退動作について図2
乃至図4を参照しながら詳細に説明する。
【0067】本ズームレンズ鏡筒1が沈胴状態にあると
き、図2(a)の断面図に示すように全ての枠部材は、
固定枠1の内部に収納されている。このとき、前記第3
レンズ群9の延設部14の当接部14dがフレア絞り1
1の前面部の対応する部分に当接することにより、第3
レンズ群枠9の位置を規制し、フィルム面に対する位置
決めが実行される。また、第2レンズ群枠7の第2群ピ
ン7d,7e,7fは、図4(a)に示すように係合し
ているカム枠5の第2群カム溝5dの沈胴位置L1に配
置された状態となる。
【0068】本ズームレンズ鏡筒1を前記沈胴状態から
図2(b)の断面図に示す撮影可能な広角状態(ワイド
端位置)に繰り出すには、図示しないズームユニット
(駆動機構)を介して駆動ギヤ100を時計回りに所定
量回転させる。すると、駆動ギヤ100の回転により回
転枠3が回転しながら繰り出される。そのとき、S0 方
向に直進ガイドされる移動枠4も回転枠3とともに相対
的に前方に直進移動する。
【0069】カム枠5は、カムフォロア12を介して回
転枠2と同様に回転駆動され、移動枠3のカム溝4mに
より回転枠3よりもさらに前方に繰り出される。
【0070】第1レンズ群枠9は、フロートキー10を
介してS0 方向に直進ガイドされているために、カム枠
5の回転に伴い、雄ヘリコイドねじ6fが雌ヘリコイド
ねじ5eに螺合しながら第1群ピン13が第1群カム溝
5cに沿って移動することにより、カム枠5よりも前方
のワイド端位置まで繰り出される。
【0071】また、第2レンズ群枠7は、第2群直進ガ
イド部7cが第1レンズ群枠9の第2直進ガイド溝に係
合してS0 方向に直進ガイドされながら前記カム枠5に
ワイド端位置に繰り出される。つまり、第2群ピン7
d,7e,7fが回転するカム枠5の第2群カム溝5d
に沿って移動することで、第2レンズ群枠9がワイド端
位置に繰り出される。このとき、第2レンズ群枠7の第
2群ピン7d,7e,7fは、図4に示すように係合し
ているカム枠5の第2群カム溝5dのワイド位置L2に
配置された状態となる。
【0072】また、本実施の形態では、第3レンズ群枠
9は、第3群直進ガイド部14cが第1レンズ群枠9の
第3群直進ガイド溝に係合してS0 方向に直進ガイドさ
れ、同時に、ばね8により、常に前記第1レンズ群枠6
に対して光軸O方向に離反する方向に付勢されているの
で、沈胴時からワイド時にかけて第1レンズ群枠6と所
定間隔でワイド端位置に繰り出されることになる。すな
わち、ばね8の付勢力により前記第1レンズ群枠6の第
1群ピン13が該延設部14の第1群摺動溝14aの位
置決め部14bに規制されているので、第1レンズ群枠
6と第3レンズ群枠9とが所定間隔の状態で一体的に繰
り出されることになる。
【0073】本ズームレンズ鏡筒1を前記ワイド状態か
ら図2(c)の断面図に示す望遠状態(テレ端位置)に
繰り出すには、駆動ギヤ100をさらに時計回りに所定
量回転させる。すると、前記駆動ギヤ100の回転によ
り回転枠3が回転しながら繰り出される。同様に移動枠
4が直進ガイドされ、また、カム枠5が回転しながら回
転枠3の前方に相対的に繰り出される。
【0074】第1レンズ群枠6は、さらにカム枠の回転
に伴ってカム枠5よりも前方のテレ端位置まで繰り出さ
れる。そして、第2群レンズ枠8も第2群カム溝5dに
よって第2群ピン7d,7e,7fを介してテレ端位置
に繰り出される。このとき、第2レンズ群枠7の第2群
ピン7d,7e,7fは、図4(a)に示すように係合
しているカム枠5の第2群カム溝5dのテレ端位置L3
に配置された状態となる。
【0075】また、本実施の形態では、第3レンズ群枠
9は、前記ワイド端位置からテレ端位置にかけて、前記
ワイド位置時にて第1群ピン13の第1群摺動溝14a
の位置決め部14bによる規制により保持されている間
隔で、第1レンズ群6と一体的に繰り出されることにな
る。すなわち、第1群レンズ枠6と第3のレンズ群枠9
との間隔は、テレ端位置にズーミングされるまで変化し
ない。
【0076】一方、本ズームレンズ鏡筒1を沈胴状態に
繰り込むには、図示しないズームユニット(駆動機構)
を介して駆動ギヤ100を反時計回りに回転させる。そ
の駆動ギヤ100の回転によって、回転枠3,移動枠
4,カム枠5が相対的に繰り込まれ、さらに、第1群レ
ンズ枠6,第2のレンズ群7もカム枠5の逆回転によ
り、沈胴位置に相対的に繰り込まれる。このとき、第1
レンズ群枠6と第3レンズ群枠9は、上記ズーミング実
行動作とは逆に、テレ端位置からワイド端位置までは所
定間隔で一体的に繰り込まれ、そして、ワイド位置から
沈胴位置にかけては間隔が短縮され、ある所定間隔とな
って沈胴位置に繰り込まれることになる。
【0077】本実施の形態のズームレンズ鏡筒1におい
て、上述したズーミング動作中に例えば何らか衝撃や打
撃等の外力が加えられたとする。しかしながら、本実施
の形態では、雌ヘリコイドねじ5eと雄ヘリコイドねじ
6fとのヘリコイドによって結合しているので高い強度
が得られ、さらに、第2群カム溝5d及び前記雌ヘリコ
イドねじ5eよりも深い第1群カム溝5cに第1レンズ
群枠6の第1群ピン13a,13b,13cが係合され
ているのでさらに強固な結合となる。よって、第1レン
ズ群枠6とカム枠5との結合が外れてしまうこともな
く、円滑なズーミング動作を実行できる。
【0078】また、上記外力が加わった場合、前記雄ヘ
リコイドねじ6fが雌ヘリコイドねじ5eを介してヘリ
コイド凸部5f上に乗り上げてしまうくらいにカム枠5
あるいは第1レンズ群枠6が変形してしまったとして
も、第1群ピン13a,13b,13cと第1群カム溝
5cとによる結合は強固なものであるため、雄ヘリコイ
ドねじ6fの乗り上げを防止することができる。
【0079】したがって、本実施の形態によれば、カム
枠5の内周面5bに、第2群カム溝5dと、雌ヘリコイ
ドねじ5eと、該雌ヘリコイドねじ5eよりもカム溝が
深く、且つリード角が略同一の第1群カム溝5eとを設
けて構成したことにより、何らかの衝撃や打撃等の外力
が加えられた場合でも、鏡枠間の強固な結合を維持する
ことができ、円滑なズーミング動作を行うことが可能と
なる。
【0080】また、雌ヘリコイドねじ5eが干渉しない
第1群カム溝5cを設けた第1領域は、第2群カム溝5
d及び雌ヘリコイドねじ5eが設けられた第2領域より
も狭く構成したことにより、ヘリコイドによる遮光性が
得られ、よって、撮影性能を向上させることができる。
【0081】さらに、強固の結合を保持しながらカム枠
の肉厚を減らすことができるので、カム枠の小型化が可
能となり、結果としてズームレンズ鏡筒全体の小型化に
大きく寄与する。
【0082】なお、本実施の形態において、前記第1群
カム溝5cの深さ寸法は、前記雌ヘリコイドねじ5eの
溝深さよりも深くなるようにカム枠5自体を成形すれば
よく、雌ヘリコイドねじ5eと雄ヘリコイドねじ6fと
の螺合量や、第1レンズ群枠6の第1群ピン13a,1
3b,13cとの係合量,第2群カム溝5dと第2レン
ズ群枠7の第2群ピン7d,7e,7fとの係合量とを
考慮して設定すれば良い。
【0083】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、前記実施の形態の応用や組み合わせ
も本発明に適用される。
【0084】[付記] (付記1) 内周面の第1の領域に第1のカム溝が形成
され、第2の領域に前記第1のカム溝と略同一のリード
角を有する雌ヘリコイドと前記第1のカム溝とリード角
が異なる第2のカム溝が形成された第1の枠部材と、前
記第1のカム溝と係合する第1のカムフォロアと前記雌
ヘリコイドと螺合する雄ヘリコイドが形成された第2の
枠部材と、前記第2のカム溝と係合する第2のカムフォ
ロアが形成された第3の枠部材と、を具備し、前記第1
のカム溝の溝の深さは前記雌ヘリコイドの溝深さよりも
深く形成されることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
【0085】(付記2) 前記雄ヘリコイドと雌ヘリコ
イドとの螺合関係で生じる隙間よりも、前記第1のカム
溝と第1のカムフォロアとの係合関係で生じる隙間が大
きいことを特徴とする付記1記載のズームレンズ鏡筒。
【0086】(付記3) 前記第1の領域と前記第2領
域との境界は前記第1のカム溝のリードと略平行に形成
され、前記第2の領域の前記第1のカム溝のリードと直
交する方向の幅は前記第1の領域のそれよりも広いこと
を特徴とする付記1または付記2に記載のズームレンズ
鏡筒。
【0087】(付記4) 前記第2のカム溝は、前記雌
ヘリコイドの谷の底面上に形成されることを特徴とする
付記1乃至付記3のいずれか1つに記載のズームレンズ
鏡筒。
【0088】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、何
らかの衝撃や打撃等の外力が加えられた場合でも、鏡枠
間の強固な結合を維持することができ、鏡枠の小型化の
実現可能なズームレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のズームレンズ鏡枠
の分解斜視図。
【図2】図1のズームレンズ鏡筒のズーミング時におけ
る構成及び動作を説明する断面図。
【図3】図1の第1レンズ群枠の第1群ピン及び雄ヘリ
コイド部分の構成を示す拡大斜視図。図1のカム枠の内
周面の展開図。
【図4】本発明の特徴となるカム枠の構成を説明するた
めの説明図。
【図5】従来のズームレンズ鏡筒に搭載されたカム枠の
展開図。
【符号の説明】
1…ズームレンズ鏡筒、 2…固定枠、 3…回転枠、 4…移動枠、 5…カム枠、 5c…第1群カム溝、 5d…第2群カム溝、 5e…雌ヘリコイドねじ、 6…第1レンズ群枠、 6f…雄ヘリコイドねじ、 6g…ピン台座、 7…第2レンズ群枠、 7d〜7f…第2群ピン(第2レンズ群枠)、 8…ばね、 9…第3レンズ群枠、 10…フロートキー、 11…フレア絞り、 12…カムフォロア(カム枠) 13a〜13c…第1群ピン(第1レンズ群枠) 13e…カムフォロア部、 14…延設部(第3レンズ群枠) 14a…第1群摺動溝、 14b…位置決め部、 14c…第3群直進ガイド部、 14d…当接部、 20…第1レンズ群、 21…第2レンズ群、 22…第3レンズ群。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に雌ヘリコイドとカム溝とを有す
    る第1の枠部材と、 前記第1の枠部材の内側に配され、前記雌ヘリコイドと
    螺合する雄ヘリコイドと前記カム溝と係合するカムフォ
    ロアとを有する第2の枠部材と、 を具備し、 前記カム溝と前記雌ヘリコイドは、リード角が略同一で
    あって、前記カム溝の深さが前記雌ヘリコイドの溝深さ
    よりも深いことを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 内周面に雌ヘリコイドと第1,第2のカ
    ム溝とを有する第1の枠部材と、 前記雌ヘリコイドと螺合する雄ヘリコイドと前記第1の
    カム溝と係合するカムフォロアとを有する第2の枠部材
    と、 前記第2のカム溝と係合するカムフォロアを有する第3
    の枠部材と、 を具備し、 前記カム溝と前記雌ヘリコイドは、リード角が略同一と
    なるように形成され、前記第1のカム溝の深さは、前記
    雌ヘリコイドの溝深さよりも深いことを特徴とするズー
    ムレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2のカム溝は、円周方向に
    それぞれ少なくとも3カ所形成されることを特徴とする
    請求項2に記載のズームレンズ鏡筒。
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