JP4731854B2 - 光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ装置や撮像装置等の光学機器に関し、さらに詳しくは、光軸方向に移動する光学ユニットにフレキシブル配線部材を接続した構成を有する光学機器に関するものである。
一眼レフカメラ、ビデオカメラおよびデジタルスチルカメラ等の撮像装置には、オートフォーカス、電動絞りおよび像振れ補正機能が搭載されていることが多く、該撮像装置のレンズ鏡筒においては、フォーカスレンズ、電動絞りおよび像振れ補正ユニットを駆動するためのモータやコイル等のアクチュエータや、その制御を行うためのセンサおよび制御回路といった電気回路が必要となっている。また、一眼レフカメラにおいては、さらにカメラ本体側とレンズ側との間で通信を行うための電気回路も必要となっている。
また、このようなレンズ鏡筒では、配線スペースの関係から、アクチュエータおよびセンサ等と電気回路を構成する電子部品を実装した基板等とを接続するために、フレキシブルプリント配線板を用いることが一般的となっている。
そして、上記アクチュエータやセンサがレンズ鏡筒内で光軸方向に移動する可動光学ユニットに取り付けられた場合、アクチュエータやセンサと基板とを接続するフレキシブルプリント配線板に予め余裕長さを取り、光軸方向に数回反転させるように曲げておき、該光学ユニットの移動に伴って反転部(湾曲部)が移動することにより、該光学ユニットの移動にかかわらずアクチュエータ等と基板との接続が維持されるように構成される。
特開2002−072041(段落0018〜0021、図1等)
ところで、可動光学ユニットに上記のような反転曲げ形状を有するフレキシブルプリント配線板を接続した場合、該フレキシブルプリント配線板の持つ弾性力によって可動光学ユニットに光軸に対する倒れが生ずるおそれがある。
一般的な可動光学ユニットの保持機構としては、該光学ユニットの周方向3箇所に設けられたピンをカム環に形成したカム溝等に係合させるものや、光学ユニットに設けられたスリーブをガイドバーに移動可能に係合させるものがある。これらにより、光学ユニットにフレキシブルプリント配線板の弾性力が作用しても、ある程度光学ユニットの倒れを阻止することはできる。しかしながら、近年では撮像素子の高画素化等によって従来許容されていた範囲の倒れも許容できなくなってきている。したがって、より確実に倒れを防止する必要がある。
さらに、フレキシブル配線板の接続が必要な可動光学ユニットがレンズ鏡筒内に複数設けられる場合、個々のフレキシブルプリント配線板が反転曲げ形状を有するために、レンズ鏡筒内に効率的に配置しなければ、レンズ鏡筒(ひいては撮像装置全体)が大型化してしまう。
本発明は、フレキシブル配線部材が接続される可動光学ユニットを複数有しながらも、その効率的な配置によって大型化を抑えることができ、さらには可動光学ユニットの倒れを確実に少なくすることができるようにした光学機器を提供することを目的の1つとしている。
1つの観点として本発明の光学機器は、カム筒の回転によりそれぞれ光軸方向に移動可能な第1の光学ユニットおよび第2の光学ユニットと、前記第1の光学ユニットを光軸方向にガイドする第1のバーと、前記第2の光学ユニットを光軸方向にガイドする第2のバーと、前記第1および第2の光学ユニットを通過した光を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子側から延びて前記第1の光学ユニットおよび前記第2の光学ユニットにそれぞれ接続された第1のフレキシブル配線板および第2のフレキシブル配線板と、を有し、前記第1の光学ユニットは、光軸方向に延び前記第1のバーに嵌合し前記カム筒に設けられた第1カム溝部に係合するカムフォロワーピンを有する第1のスリーブ部を有し、前記第2の光学ユニットは、光軸方向に延び前記第2のバーに嵌合し前記カム筒に設けられた第1カム溝部に係合するカムフォロワーピンを有する第2のスリーブ部を有し、前記第1および第2のフレキシブル配線板はそれぞれ、光軸方向において反転するように曲げられた形状を有し、かつ光軸方向視において、前記撮像素子の周囲であって前記撮像素子の対角方向に延びる2本の線により挟まれる4つの領域のうち第1の領域および第2の領域に配置され、光軸方向視において、前記第1のフレキシブル配線板と前記第1のスリーブ部とが隣り合うように近接して配置され、かつ前記第2のフレキシブル配線板と前記第2のスリーブ部とが隣り合うように近接して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、フレキシブル配線が接続される光学ユニットを複数有しながらも、該フレキシブル配線を撮像素子との関係で効率的に配置することによって、光学機器の大型化を抑えることができる。
なお、第1および第2の領域を、撮像素子の短辺側の領域とすると、長辺側の領域に比較的大型の部材を配置することができ、そのような大型の部材を有していても、フレキシブル配線板や光学ユニットを光軸方向にガイドするバー等を含めて光学機器をコンパクトにまとめることが可能になる。
また、第1の光学ユニットを光軸方向にガイドする第1のバーと、第2の光学ユニットを光軸方向にガイドする第2のバーとを、光軸方向視において、それぞれ第1のフレキシブル配線と第2のフレキシブル配線と隣り合うように配置すれば、第1および第2の光学ユニットの光軸に対する倒れを効果的に抑制することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1〜図13には、本発明の実施例であるレンズ鏡筒(レンズ装置)の構成を示している。本実施例のレンズ鏡筒は、いわゆる4群レンズユニット構成の変倍光学系を有し、非使用状態では各レンズユニット間の間隔を使用時に対して縮めて不図示のカメラボディに対して沈胴させるタイプのレンズ鏡筒である。
図1はレンズ鏡筒の分解斜視図、図2はレンズ鏡筒の沈胴時の断面図、図3はレンズ鏡筒の最広角時(WIDE端)の断面図、図4はレンズ鏡筒の最望遠時(TELE端)の断面図である。また、図5には、第1鏡筒ユニットの断面図、図6は第1鏡筒ユニット1の一部を切り欠いて斜め前方から見た斜視図、図7は第1鏡筒ユニット1の一部を切り欠いて斜め後方から見た斜視図、図8は第1鏡筒ユニット1の接着時の斜視図、図9は絞りシャッタのスリーブ部を表す斜視図、図10はシフトユニットのスリーブ部を表す斜視図である。さらに、図11は可動(湾曲)配線板を表す断面図、図12はカム環の外カム展開図、図13はカム環の内カム展開図である。
さらに、図16は、該レンズ鏡筒のうち撮像素子の周囲に配置された各部材の位置関係を光軸方向前方(被写体側)から見て示した図であり、図17および図18には、図16に示した各部材を下面側から見て示した斜視図および底面図である。
これらの図において、前側(物体側)から順に、L1は第1レンズユニット、L2は第2レンズユニット、L3は光軸直交面内で光軸に対して相対的に移動して像振れ補正を行う第3レンズユニット、L4は撮像素子に対して光軸方向に移動してフォーカスを行う第4レンズユニットである。
1は第1レンズユニットL1が保持されている第1鏡筒ユニット、2は第2レンズユニットL2を保持する2ユニット鏡筒である。3は第3レンズユニットL3を光軸直交面内で移動可能に保持するシフトユニット(第1の光学ユニット)であり、図10に示すように、後述するシフトユニット配線板に電気的に接続されたヨー方向およびピッチ方向駆動コイル(第1のアクチュエータ)3c,3dを備える。
4は第4レンズユニットL4を保持した移動枠(第3の光学ユニット)である。5は光量を調節する絞りシャッタユニット(第2の光学ユニット)であり、図10に示すように、後述する絞りシャッタユニット配線板に電気的に接続された絞りモータ(第2のアクチュエータ)5cを備える。なお、シフトユニット3および絞りシャッタユニット5は互いに独立して撮像素子に対して相対的に光軸方向に移動可能である。
6はシフトユニット3の後端部に圧入等により固定された円錐形状のカムフォロワを有するカムピン、7は絞りシャッタユニット5の後端部に圧入等により固定された円錐形状のカムフォロワを有するカムピンである。
8,9,10はシフトユニット3、移動枠4および絞りシャッタユニット5を光軸方向に移動可能に支持するガイドバーである。シフトユニット3はガイドバー8,9により、移動枠4はガイドバー10,9により、絞りシャッタユニット5はガイドバー9,10によりそれぞれ支持される。
11はガイドバー8,9,10の後端部を位置決め固定し、更にCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子51(図14参照)が取り付けられる後部鏡筒である。
12はガイドバー8,9,10の前端部を位置決め固定する固定筒であり、後部鏡筒11にビスにて固定されている。
13はカム筒であり、光軸方向に関して後部鏡筒11により位置決めされ、固定筒12の外周に回転可能に保持されている。カム筒13は、その外周面に第1レンズユニットL1を光軸方向に駆動する駆動用の第1カム溝部13aと衝撃受け用の耐衝撃カム溝部13bを有する。また、内周面には、第2レンズユニットL2を光軸方向に駆動するための第2カム溝部13cと第3レンズユニットL3を光軸方向に駆動するための第3カム溝部13dと、絞りシャッタユニット5を光軸方向に駆動するためのシャッタカム溝部13eを有する。
これらのカム溝部には、後述する各鏡筒に一体的に設けられたカムフォロワーピンが係合しており、カム筒13が固定筒12に対して光軸回りで回転することで、第1,第2,第3レンズユニットL1,L2,L3および絞りシャッタユニット5を光軸方向に進退させ、変倍動作を行ったり、沈胴/突出動作を行ったりする。
14は後部鏡筒11にビスにて固定される支持枠、15は第4レンズユニットL4を光軸方向に駆動してフォーカス動作を行わせるフォーカスモータである。該フォーカスモータ15においては、ロータと同軸のリードスクリュー15aが移動枠4に取り付けられたラック35と噛み合っている。このため、ロータの回転により第4レンズユニットL4を駆動することができる。また、不図示のねじりコイルバネで、移動枠4、ガイドバー9,10、ラック35およびリードスクリュー15aが片寄せされ、各部材間のガタ付きをなくしている。フォーカスモータユニット15はビスで支持枠14に固定されている。
16はカム環13を回転駆動するズームモータであり、カム筒13の後端部に設けられたギア部13fと 噛み合ってカム筒13を回転させ、変倍動作を行わせる。ズームモータ16は、後部鏡筒11にビスで固定されている。
17はフォトインタラプタからなるフォーカスリセットスイッチであり、移動枠4に形成された遮光部4cの光軸方向への移動による遮光状態と透光状態の切り替わりを検出する。これにより、第4レンズユニットL4の基準位置を検出することができる。
18および19はフォトインタラプタからなるズームリセットスイッチであり、カム筒13の後端部に形成された遮光部13gの回転移動による遮光状態と透光状態の切り替わりを検出する。これにより、カム筒13の複数の基準位置を検出することができる。
20はフォトインタラプタ18および19に接続された配線板であり、コネクタ部220aを介して不図示のカメラ回路と接続されている。
33は後部鏡筒11(撮像素子)側から延びて、該後部鏡筒11に取り付けられた配線板20とシフトユニット3(ヨー方向およびピッチ方向駆動コイル3c,3d)とを接続するシフトユニット配線板(第1のフレキシブル配線)であり、光軸方向に2回反転した曲げ形状を有し、湾曲部33aを有する。34は後部鏡筒11(撮像素子)側から延びて、配線板20と絞りシャッタユニット5(絞りモータ5c)とを接続する絞りシャッタユニット配線板(第2のフレキシブル配線)で、光軸方向に2回反転した曲げ形状を有し、湾曲部34aを有する。
21はフォーカスモータ15とフォトインタラプタ17とに接続された配線板であり、配線板20とも接続されている。22は後部鏡筒11に固定された外筒である。
次に、第1および第2のレンズユニットの支持構造について説明する。固定筒12の先端には、3つのキー12aが光軸回り(周方向)において均等な角度位置に設けられている。第1鏡筒ユニット1の円筒部分の内周面には、3つのキー12aにそれぞれ係合する3本の直進溝部1aが設けられており、該3つのキー12aと3本の直進溝部1aとの係合によって、第1鏡筒ユニット1は固定筒12に対して光軸直交方向に位置決めされる。
また、第1鏡筒ユニット1は直進溝部1aによって光軸方向に案内される。また、第1鏡筒ユニット1の後端部には、3つのカムフォロワーピン1bと3つの耐衝撃用ピン1cとが均等角度位置に取り付けられている。カムフォロワーピン1bはカム筒13の外周面に設けられた3本の第1カム溝部13aに係合し、耐衝撃用ピン1cは耐衝撃カム溝部13bと係合している。これらカムフォロワーピン1bと耐衝撃用ピン1cが各カム溝部に係合することによって、第1鏡筒ユニット1の倒れを抑制するとともに、カム筒13の回転によってカムフォロワーピン1bが第1カム溝部13aから力を受けて第1鏡筒ユニット1を光軸方向に進退させる。
カムフォロワーピン1bは第1カム溝部13aと常に係合しているテーパーピンであり、耐衝撃用ピン1cはほぼ円筒形状に近い角度のテーパーピンである。耐衝撃用ピン1cは耐衝撃カム溝部13bと対応した位置にあるが、通常は耐衝撃カム溝部13bとは係合していない。第1鏡筒ユニット1に落下等により衝撃的な力が加わると、カムフォロワーピン1bが第1カム溝部13aのテーパー面に沿ってせり上がり、第1カム溝部13aから脱落しそうになるが、この状態で耐衝撃用ピン1cが耐衝撃カム溝部13bと係合(当接)することによって、カムフォロワーピン1bの第1カム溝部13bからの脱落を防止する。
第2鏡筒2の後端部には、直進キーとして機能する3つの円筒ピン23が周方向における均等角度位置に設けられている。また、第2鏡筒2の後端部には、2本のカムフォロワーピン24が周方向における均等角度位置に設けられている。各円筒ピン23はその根元に軸部を有し、該軸部が第2鏡筒2に圧入されている。また、カムフォロワーピン24はその根元に軸部を有し、該軸部が第2鏡筒2の穴部に挿入され、板バネ25によって第2カム溝部13cに係合する方向に片寄せされている。
固定筒12には、3本の直進溝部12bが形成されており、3つの円筒ピン23とこれら3本の直進溝部12bとの係合により、第2鏡筒2は固定筒12に対して光軸直交方向に位置決めされている。また、第2鏡筒2は、直進溝部12bに沿って光軸方向に案内される。
第2鏡筒2の先端部には、3つのキー2aが周方向における均等角度位置に設けられている。これらキー2aが第1鏡筒ユニット1の円筒部分の内周面に形成された3本の直進溝部1aに係合することで、第1鏡筒ユニット1に対して第2鏡筒2の先端側を光軸直交方向において位置決めする。
このように、第2鏡筒2は、固定筒12と第1鏡筒ユニット1とにより光軸に対する倒れが抑制されている。このため、第1鏡筒ユニット1が、その支持・案内部位のガタ付きや3本の第1カム溝部13aの不均一などで光軸直交方向に動くと、第2鏡筒2の先端側がそれに追従して動く。これにより、第2レンズユニットL2と第1レンズユニットL1との相対的な位置ずれが最小限に抑えられる。
カムフォロワーピン24は、カム筒13の内周面に設けられた2本の第2カム溝部13cと常に係合し、カム筒13の回転により第2カム溝部13cからの力を受けて第2鏡筒2を光軸方向に進退させる。第2鏡筒2の光軸直交方向の位置は、3箇所の円筒ピン23と直進溝部12bとの係合によって精度良く決められている。また、第2鏡筒2の光軸方向の駆動は、板バネ25によって第2カム溝部13cにガタなく片寄せされた2つのカムフォロワーピン24を介して行われるので、第2鏡筒2を傾きなどの発生なく精度良く駆動できる。
また、第2カム溝部13cを2本としたことにより、カム筒13の回転角度を大きくとることができる。なお、本実施例では、直進溝部12bと係合する円筒ピン23を第2鏡筒2とは別部材としているが、該円筒ピン23を第2鏡筒2に一体成形してもよい。
また、円筒ピン23とカムフォロワーピン24が別々になっているので、円筒ピン23を第2鏡筒2にガタなく圧入固定または一体成形することができ、直進溝部12bとの係合による第2鏡筒2の位置精度を向上させることができる。
次に、シフトユニット3、移動枠4および絞りシャッタユニット5の支持構造について説明する。シフトユニット3、移動枠4および絞りシャッタユニット5を光軸方向に移動自在に支持するバー8,9,10は、後部鏡筒11と固定筒12とに挟まれて、光軸方向に対して略平行に支持されている。バー(第2のバー)9は、バー(第1のバー)8およびバー(第3のバー)10に対して光軸を挟んで反対側に配置されている。
シフトユニット3のスリーブ部3aは、バー8に光軸方向に移動可能に係合しており、該シフトユニット3に設けられたカムフォロワ6(図10参照)は、カム筒13の第3カム溝部13dに係合している。このため、カム筒13の回転により該シフトユニット3は光軸方向に駆動される。バー8の長さとしては、スリーブ部3aの長さにシフトユニット3の移動量を加えた長さが最低限必要である。
絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aはバー9に光軸方向に移動自在に係合している。また、シフトユニット3に設けられたU溝部3bは、バー9に対して、絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aの内側において係合しており(図9参照)、移動枠4に設けられたU溝部4bは、スリーブ部5aの後側でバー9に対して係合している。
絞りシャッタユニット5にはカムフォロワ7が設けられており、該カムフォロワ7は、カム筒13のシャッタカム溝部13eに係合している。これにより、絞りシャッタユニット5は、カム筒13の回転によって光軸方向に駆動される。
バー9の長さとしては、スリーブ部5aの長さに絞りシャッタユニット5の移動量を加えた長さ、さらにこれにU溝部4bの長さと移動枠4の移動量とを加えた長さが最低限必要である。但し、シフトユニット3のU溝部3bがスリーブ部5aの内側にあるため、スリーブ部5aの前側又は後側にU溝部3bを配置した場合よりもバー9に必要な長さを短くすることができる。
また、絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aにおいて、バー9の外周側には穴があいており、バー9の円周方向でバー9を挟んで対向する位置において前後がつながっている。このように、スリーブ部5aにおけるバー9の外周側に穴をあけたことにより、スリーブ部5aが外周方向に大きくならない。また、バー9を挟んで対向する位置にて前後をつなげているので、スリーブ部5aの位置および形状の精度が向上し、強度も増している。
バー10には、移動枠4のスリーブ部4aが光軸方向に移動可能に係合している。さらに、バー10には、絞りシャッタユニット5のU溝部5bが係合している。このため、バー10の長さとしては、スリーブ部4aの長さと移動枠4の移動量とU溝部5bの長さと絞りシャッタユニット5の移動量とを加えた長さが最低限必要になる。
このように、スリーブ部の内側に他の移動部材のU溝部を配置することにより、バーの本数を少なくすることができるだけでなく、バーの長さも短くすることができ、その結果、レンズ鏡筒全体を短くすることができる。本実施例では、スリーブ部の内側に配置されるU溝部は1つであるが、複数のU溝部を配置してもよい。
また、本実施例では、カム筒13において、1本の第3カム溝部13dを2本の第2カム溝部13cのうち一方が形成された周方向領域(位相領域)に概ね対応した撮像素子側の位相領域に配置し、かつ1本のシャッタカム溝部13eを、他方の第2カム溝部13cが形成された位相領域に概ね対応した撮像素子側の位相領域に配置している。このように、第2鏡筒2(1つの部材)を移動させる複数の第2カム溝部13cのそれぞれに対して、シフトユニット3および絞りシャッタユニット5(他の2つの部材)を移動させる第2およびシャッタカム溝部13d,13eの周方向の位相を概ね合わせることにより、カム筒13上のスペースを有効に使用することができ、ひいてはカム筒13の小型化を図ることができる。
シフトユニット配線板33は、シフトユニット3のスリーブ部3aの近くに配置されるとともに、撮像素子の側面に沿った位置に配置されている。これにより、シフトユニット配線板33を光軸に近づけることが可能となり、その結果、固定筒12を小さく、さらにはレンズ鏡筒全体の径を小さくすることができる。
同様に、絞りシャッタユニット配線板34は絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aの近くに配置され、かつ撮像素子の側面に沿った位置に配置される。これにより、絞りシャッタユニット配線板34を光軸に近づけることが可能となり、固定筒12を小さく、さらにはレンズ鏡筒全体の径を小さくすることができる。
また、バー9はシフトユニット3のU溝部3bと絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aとに共用されているので、シフトユニット3のスリーブ部3aを、U溝部3bに対して光軸を挟んで対向する位置に配置することで、シフトユニット3の位置保持精度が良くなる。また、シフトユニットのスリーブ部3aは、絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aとは光軸を挟んで対向する位置に配置されるのがよい。
また、フレキシブル配線板をスリーブ部の近くに配置することにより、該スリーブ部を有する移動部材の光軸方向移動が容易になる。このことから、シフトユニット配線板33と絞りシャッタユニット配線板34とを光軸を挟んで対向する位置に配置し、かつ撮像素子の側面に沿った位置に配置することにより、シフトユニット3および絞りシャッタユニット5の移動を容易にするとともに、レンズ鏡筒全体の小径化に寄与している。
ここで、図15を用いて撮像素子51、バー8〜9(スリーブ部3a,5a,4a)、フレキシブル配線板33,34の位置関係について詳しく説明する。
図15において、A,Bは撮像素子51の2つの対角方向に延びる2本の直線であり、これら直線A,Bは説明のために仮想的に引いたものである。
撮像素子51の周囲スペースは、直線A,Bにより挟まれた領域として領域I、領域II、領域IIIおよび領域IVに分けられる。領域Iおよび領域IIは撮像素子51の短辺51a側の領域であり、光軸(直線A,Bの交点位置を紙面に垂直に通る)を挟んで左側と右側とで対向している。また、領域IIIおよび領域IVは撮像素子51の長辺51b側の領域であり、光軸を挟んで下側と上側とで対向している。
本実施例では、湾曲部33aを有するシフトユニット配線板33が領域Iに配置されている。また、湾曲部34aを有する絞りシャッタユニット配線板34が領域IIに配置されている。
また、シフトユニット3のスリーブ部3aと係合しているバー8は、シフトユニット配線板33に対して反時計回り方向において隣り合う位置に配置されている。なお、図15では、バー8は領域IIIに配置されているが、バー8を領域Iに配置してもよい。
また、絞りシャッタユニット5のスリーブ部5aと係合しているバー9は、絞りシャッタユニット配線板34に対して反時計回り方向にて隣り合う位置に配置されている。なお、図15では、バー9は領域IVに配置されているが、領域IIに配置してもよい。
このように、可動光学ユニットのスリーブ部と係合しているバーに隣り合うように該該可動光学ユニットに接続されたフレキシブル配線板を配置することによって、該フレキシブル配線板の弾性力が可動光学ユニットに作用しても、該可動光学ユニットの光軸に対する倒れが生じにくい構造とすることができ、該可動光学ユニットの光軸方向ガイドも滑らかに行うことができる。
また、前述したように、シフトユニット3のバー8回りでの回転を阻止するために、該シフトユニット3のU溝部3bは、バー8に対して撮像素子51の対角方向に位置するバー9に係合している。
また、図10に示すように、絞りシャッタユニット5のバー9回りでの回転を阻止するために、該絞りシャッタユニット5のU溝部5bは、バー9に対して撮像素子51の対角方向に位置するバー10に係合している。バー10は、図15に示すように、バー8に対して反時計回り方向にて隣り合う位置に配置されている。なお、図15では、バー10は領域IIIに配置されているが、バー8とともに領域Iに配置してもよい。
さらに、本実施例では、フォーカスモータ15が領域IIIに配置されている。なお、上側の領域IVには、シフトユニット3において第3レンズユニットL3のヨー方向の駆動を行うマグネット、コイル等のアクチュエータ3cが配置される。このため、本実施例では、撮像素子51の短辺側の領域I,IIを用いてシフトユニット配線板33および絞りシャッタユニット配線板34を配置している。
本実施例のように、光軸方向視において、シフトユニット配線板33、絞りシャッタユニット配線板34およびバー8〜10(さらにはフォーカスモータ15)を撮像素子51の周囲に配置することにより、前述したようにシフトユニット3および絞りシャッタユニット5の倒れを抑制することができるとともに、各部材の効率的な配置が可能になり、比較的大きなスペースが必要な湾曲部を有するフレキシブル配線板が複数存在するにもかかわらず、レンズ鏡筒の大型化を抑制することができる。
なお、前述したように、動枠4のスリーブ部4aが係合し、バー9には、移動枠4のU溝部4bが係合している。
本実施例では、2つの配線板33,34を光軸を挟んで互いに対向する位置に配置しているが、光軸を中心として90度の角度をなす位置(例えば、領域IとIV又は領域IIとIV)に配置してもよい。また、2つの配線板33,34を1つにつなげてから湾曲部を設けることもできるが、1つにすると幅が広くなり、撮像素子の側面に沿わせても固定筒12が大きくなり、結果的にレンズ鏡筒全体の径が大きくなるので、それぞれの配線板は独立しているほうがよい。
次に、図1および図5〜8を用いて第1鏡筒ユニット1の構成について説明する。図5は第1鏡筒ユニット1の断面図、図6は第1鏡筒ユニット1の一部を切り欠いて斜め前方から見た斜視図、図7は第1鏡筒ユニット1の一部を切り欠いて斜め後方から見た斜視図、図8は第1鏡筒ユニット1の接着時の様子を示す斜視図である。
26は第1レンズユニットL1を保持する第1鏡筒(第1の部材)であり、その外周部には、固定用のフランジ26aが設けられている。フランジ26aの外周には、周方向に所定のピッチでほぼ全周にわたって、それぞれ接着用の切り欠き形状を持つ複数の接着部26bが形成されている。また、第1鏡筒26の前端面には、調整工具を係合させるための係合部26cが周方向に所定のピッチでほぼ全周にわたって複数形成されている。また、フランジ26aの後側には、突き当て面26dを有している。
27はその内周面に3本の直進溝部1aが形成された第1案内筒(第2の部材)であり、前側内周部における周方向3つの位相領域には、周方向に延びるフランジ(当接部)27aが形成されている。フランジ27aの前後の光軸直交面(前側の面27bおよび後側の面27c)は、周方向において光軸方向に階段状に位置が所定量ずつ変化している。
各フランジ27aの前側の面27bのうち1つには、第1鏡筒26の突き当て面26dが当接している。ここで、接着部26bおよび調整工具用の係合部26cの周方向ピッチ(間隔)は、フランジ27aの階段状の面の周方向ピッチと略同じである。
28は第1鏡筒止め板であり、弾性部材により形成されている。第1鏡筒止め板28は、その本体であるリング部28dと、該リング部28dの周方向3箇所から前方に延出する腕部28cと、該腕部28cの前端に形成された突起部28bとを有する。また、第1鏡筒止め板28(リング部28d)における周方向3箇所(腕部28cとは異なる角度位置)には、係止部28aが設けられており、該係止部28aは、第1鏡筒26に設けられた突起部26eに係止されている。そして、突起部28bは、階段状のフランジ27aの後側の面27cのうち1つに当接し、腕部28cは弾性変形している。このため、第1鏡筒26は、第1鏡筒止め板28によってフランジ27aに対して後方に引き込まれる(付勢される)。したがって、第1鏡筒26の突き当て面26dは、フランジ27aの前側の面27bに押し付けられる。
したがって、調整工具を係合部26cに係合させて第1鏡筒26を光軸周りに回転させると、第1鏡筒26の突き当て面26dがフランジ27aの前側の面27bに押し付けられた状態を維持しながら、該前側の面27bにおける突き当て面26dが当接する位置を変化させ、第1鏡筒ユニット1内での第1鏡筒26、つまりは第1レンズユニットL1の光軸方向の位置を調整することができる。
この際、フランジ27aにおける各段部の光軸方向の厚みは略同一であり、第1鏡筒26が回転してフランジ27aに対する突き当て面26dの当接位置が変化しても、第1鏡筒止め板28による第1鏡筒26の付勢力は略一定である。
また、第1鏡筒26は第1案内筒27に対して光軸直交方向に所定量の範囲でスライド可能な寸法設定になっている。言い換えれば、フランジ27aの光軸直交方向の高さは、第1鏡筒26の偏芯調整が可能な高さに設定されている。突き当て面26dをフランジ27aの前側の面27bに沿って光軸直交方向にスライドさせることにより、第1鏡筒ユニット1内で第1レンズユニットL1の偏芯調整を行うことができる。この際、前述したように、第1鏡筒26には、その光軸方向位置にかかわらず略一定の引き込み力が与えられるので、第1鏡筒26がどの光軸方向位置にあっても偏芯位置の微調整を容易に行うことができる。
以上説明した本実施例のレンズ鏡筒が有する4ユニット構成の変倍光学系は変倍率が大きく、各レンズユニットの位置精度の要求が特に高いので、規定の光学性能を確保するために、前述したように第1レンズユニットL1を光軸方向および光軸垂直方向(偏芯方向)に調整可能な構成となっている。
そして、第1鏡筒26および第1案内筒27は、調整後に周方向3箇所に設けられた接着部27d(図8参照)で接着される。調整によって第1鏡筒26は第1案内筒27に対して回転するが、前述したように接着部26bの周方向ピッチとフランジ27aの段部の周方向ピッチとが略等しいので、調整後の状態でも、第1案内筒27の各接着部27dには、第1鏡筒26における複数の接着部26bのうちの1つが必ず対向する。したがって、第1鏡筒26を回転させて調整を行っても、接着作業を行う工具や機械等を第1案内筒27に対して回転させる必要がない。なお、本実施例では、接着箇所を3箇所としているが、1箇所でもよいし、より多数の箇所でもよい。
さらに、レンズ鏡筒の構成について図1〜図6を用いて説明する。29は、第1鏡筒26の調整後に、第1案内筒27の内周にはめ込まれて、第1鏡筒26の前面を覆う前マスクである。30は第1案内筒27にバヨネット構造により取り付けられ、前マスク29を固定する前マスク止め板である。31は前マスク29と第1鏡筒26との間の隙間(第1鏡筒26の調整によりその幅が変化する)を塞ぐ防塵リング、32は第1案内筒27の先端に取り付けられた化粧板である。
図14には、像振れ補正機能を有する本実施例のレンズ鏡筒を搭載した撮影装置のシステム構成を示す。50は被写体の空間周波数の高域成分を除去するための光学ローパスフィルタ、51はレンズ鏡筒の像面に配置され、光学像を電気信号に変換するCCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子である。撮像素子51から読み出された電気信号aはカメラ信号処理回路52により画像信号bとなる。
53はレンズ駆動を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)である。電源が投入されると、マイコン53は、フォーカスリセット回路54およびズームリセット回路55の出力を監視しながら、フォーカスモータ駆動回路56およびズームモータ駆動回路57によりそれぞれのステッピングモータを回転させて各レンズユニットを光軸方向に移動させる。
フォーカスリセット回路54およびズームリセット回路55の出力は、それぞれの検出対象である移動部材が予め設定された所定位置(基準位置)まで移動すると(該移動部材に設けられた遮光部がフォトインタラプタが透光状態から遮光状態に切り換わったとき)反転し、マイコン53は、その位置を基準として以後のステッピングモータの駆動ステップ数を計数することにより各レンズユニットの絶対位置を検知する。これにより正確な焦点距離情報や被写体情報等が得られる。
58は絞りシャッタユニット5を駆動する絞り駆動回路であり、マイコン53に取り込まれた映像信号の明るさ情報に基づいて絞りの開口径やシャッタ速度を制御する。59および60は撮像装置のpitch角度(縦方向の傾き角)およびyaw角度(横方向の傾き角)を検出する角度検出回路である。角度の検出は、例えば撮影装置に固定された振動ジャイロ等の角速度センサの出力を積分して行う。そして、両角度検出回路59,60の出力、すなわち、撮影装置の傾き角度の情報はマイコン53に取り込まれる。
61および62は像振れ補正を行うために第3レンズユニットL3を光軸直交方向、すなわちpitch(縦方向)およびyaw(横方向)にシフトさせるためのコイル駆動回路である。該コイル駆動回路61,62は、第3レンズユニットL3に搭載され、マグネットを含む磁気回路のギャップに配置されたコイルへの通電を制御することにより、第3レンズユニットL3のシフト駆動する。
63および64は第3レンズユニットL3の光軸に対するpitch(縦方向)およびyaw(横方向)のシフト量を検出するための位置検出回路であり、その出力はマイコン53に取り込まれる。第3レンズユニットL3がシフトすると、該第3レンズユニットL3を通過する光束が曲げられて、撮像素子51上に結像している被写体像の位置が変化する。このときの被写体像の移動方向を実際に撮影装置が傾いたことによって被写体像が移動する方向とは逆方向とし、移動量を同じとするように第3レンズユニットL3の駆動をマイコン53で制御することによって、手ぶれ等により撮影装置が傾いても結像している被写体像は動かない。これにより、像振れ補正を実現できる。
マイコン53内では、pitch角度検出回路59およびyaw角度検出回路60により得られた撮影装置の傾き信号と、pitch位置検出回路63およびyaw位置検出回路64から得られた第3レンズユニットL3のシフト量信号との差を求め、それぞれの方向の差を示す信号を増幅し、かつ位相補償を行う。こうして得られた信号に基づいて、pitchコイル駆動回路61およびyawコイル駆動回路62を介して第3レンズユニットL3を駆動する。こうして上記差信号がより小さくなるように像振れ補正制御が行なわれる。
なお、本実施例では、第1〜第3レンズユニットL1〜L3の相対移動により変倍動作を行っているので、第3レンズユニットL3のシフト量に対する像の移動量が焦点距離によって変化してしまう。このため、pitch角度検出回路59およびyaw角度検出回路60によって得られる撮影装置の傾き信号をそのまま用いて第3レンズユニットL3のシフト量を決定せず、焦点距離情報により補正する。
以上が本実施例の説明であるが、本発明は上記実施例の構成に限定されるものではなく、請求項で示された構成であればどのような構成であってもよい。また、発明は、レンズ一体型の撮像装置はもとより、交換レンズ装置にも適用できる。
本発明の実施例1であるレンズ鏡筒の分解斜視図。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(沈胴時)。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(WIDE端)。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(TELE端)。 実施例1の1ユニット鏡筒ユニットの断面図。 実施例1の1ユニット鏡筒ユニットを前側から見た斜視図。 実施例1の1ユニット鏡筒ユニットを後側から見た斜視図。 実施例1の1ユニット鏡筒ユニットの接着時における斜視図。 実施例1の絞りシャッタユニットのスリーブ部を示す斜視図。 実施例1の3ユニット鏡筒のスリーブ部を示す斜視図。 実施例1の可動(湾曲)配線板の断面図。 実施例1のカム環の展開図。 実施例1のカム環の展開図。 実施例1のレンズ鏡筒の駆動および振れ補正システムを示すブロック図。 実施例1のレンズ鏡筒の撮像素子の周囲を光軸方向から見た図。 図16に示した各部材を下面側から見て示した斜視図。 図16に示した各部材を示した底面図。
符号の説明

1…1ユニット鏡筒ユニット
2…2ユニット鏡筒
3…シフトユニット
3a…スリーブ部
3b…U溝部
4…移動枠
4a…スリーブ部
4b…U溝部
5…絞りシャッタユニット
5a…スリーブ部
5b…U溝部
8〜10…バー
11…後部鏡筒
12…固定筒
13…カム筒
14…支持枠
15…フォーカスモータ
22…外筒
26…1ユニット鏡筒(レンズ枠)
27…1ユニット案内筒
33…シフトユニット配線板
34…絞りシャッタユニット配線板
33a,33b…湾曲部
51…撮像素子

Claims (12)

  1. カム筒の回転によりそれぞれ光軸方向に移動可能な第1の光学ユニットおよび第2の光学ユニットと、
    前記第1の光学ユニットを光軸方向にガイドする第1のバーと、
    前記第2の光学ユニットを光軸方向にガイドする第2のバーと、
    前記第1および第2の光学ユニットを通過した光を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子側から延びて前記第1の光学ユニットおよび前記第2の光学ユニットにそれぞれ接続された第1のフレキシブル配線板および第2のフレキシブル配線板と、を有し、
    前記第1の光学ユニットは、光軸方向に延び前記第1のバーに嵌合し前記カム筒に設けられた第1カム溝部に係合するカムフォロワーピンを有する第1のスリーブ部を有し、前記第2の光学ユニットは、光軸方向に延び前記第2のバーに嵌合し前記カム筒に設けられた第1カム溝部に係合するカムフォロワーピンを有する第2のスリーブ部を有し、
    前記第1および第2のフレキシブル配線板はそれぞれ、光軸方向において反転するように曲げられた形状を有し、かつ光軸方向視において、前記撮像素子の周囲であって前記撮像素子の対角方向に延びる2本の線により挟まれる4つの領域のうち第1の領域および第2の領域に配置され、光軸方向視において、前記第1のフレキシブル配線板と前記第1のスリーブ部とが隣り合うように近接して配置され、かつ前記第2のフレキシブル配線板と前記第2のスリーブ部とが隣り合うように近接して配置されていることを特徴とする光学機器。
  2. 前記第1および第2の領域は、光軸を挟んで対向した領域であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記第1および第2の領域は、前記撮像素子の短辺側の領域であることを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  4. 前記第2のバーは、前記第1の光学ユニットが前記第1のバーの回りで回転するのを阻止し、
    かつ、前記第2の光学ユニットが前記第2のバーの回りで回転するのを阻止する第3のバーが、光軸方向視において、前記第1のバーに隣り合うように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
  5. 前記第1および第2の光学ユニットのうち一方は、第1のアクチュエータによりレンズを光軸直交方向に駆動して像面での像振れを補正する振れ補正ユニットであり、他方は第2のアクチュエータにより遮光部材を駆動して像面に入射する光量を調節する光量調節ユニットであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学機器。
  6. 前記4つの領域のうち第3の領域に、光軸方向に移動可能な第3の光学ユニットを駆動する第3のアクチュエータを配置したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の光学機器。
  7. 前記撮像素子の短辺側の2つ領域の一方に前記第1の光学ユニットを配置し、他方に前記第2の光学ユニットを配置し、
    前記撮像素子の長辺側の2つの領域の一方に光軸方向に移動可能な第3の光学ユニットを駆動する第3のアクチュエータを配置し、他方に前記振れ補正ユニットのヨー方向の駆動を行う第4のアクチュエータを配置することを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
  8. 前記第1のバーは前記第1のフレキシブル配線板と前記第3のアクチュエータまたは前記第4のアクチュエータとの間の空間のいずれかに配置され、
    前記第2のバーは前記第2のフレキシブル配線板と前記第3のアクチュエータまたは前記第4のアクチュエータとの間の空間のいずれかに配置されることを特徴とする請求項7に記載の光学機器。
  9. 前記第3の光学ユニットは、フォーカスレンズユニットであることを特徴とする請求項6または7に記載の光学機器。
  10. 前記第1および第2フレキシブル配線板は、光軸方向に平行な平面部と光軸方向に反転するように曲げられた湾曲部とを有し、
    前記第1のバーは、前記第1のフレキシブル配線板の平面部を含む平面内に配置され、前記第2のバーは、前記第2のフレキシブル配線板の平面部を含む平面内に配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の光学機器。
  11. 光軸方向における前記第1のスリーブ部の長さは、前記第1の光学ユニットの光軸方向の幅よりも長く、光軸方向における前記第2のスリーブ部の長さは、前記第2の光学ユニットの光軸方向の幅よりも長いことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の光学機器。
  12. 前記第1および第2のフレキシブル配線板は、光軸方向に2回反転した曲げ形状を有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の光学機器。
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