JP4612910B2 - レンズ装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相対移動可能な第1および第2の部材を有するレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒を有する撮像装置に関するものである。
従来、銀塩フィルムを使用するコンパクトカメラや、CCD等の撮像素子を備えたデジタルスチルカメラ等の撮影装置には、携帯性を向上させるために、非撮影状態にあるときにレンズ鏡筒を撮影装置の本体内に収納させる、いわゆる沈胴式のレンズ鏡筒が搭載されている。このレンズ鏡筒の構成については様々なものが提案され、実用化されている。
このような沈胴式レンズ鏡筒では、一部の筒部材が、カム溝部と該カム溝部に係合するカムフォロワピンとの係合によって、光軸方向に移動可能となっている。
レンズ鏡筒が繰り出した状態(撮影状態)にあるとき、最も先端に位置する筒部材は、撮影装置を落下させてしまった場合や、ストラップを用いて撮影装置を吊り下げて障害物に振り当ててしまった場合には、大きな衝撃を受けるおそれがある。このため、大きな衝撃力によって、カム溝部およびカムフォロアピンの係合が外れないような構造を有するレンズ鏡筒がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のレンズ鏡筒では、カム駆動するテーパコロと併設される円筒状のコロ状部材が脱落防止溝部に当接することによって、テーパコロがカム溝部から外れるのを阻止している。
特開2002―90611号公報(段落番号0024〜0027、図2等)
しかしながら、特許文献1のレンズ鏡筒では、テーパコロとコロ状部材は光軸方向の前後で並んで配置されているため、レンズ鏡筒が外力を受けると鏡筒が変形してテーパコロがカム溝部の側壁に沿って変位するとともに、コロ状部材も変位してしまう。この場合、コロ状部材と脱落防止溝部の壁面との当接領域が減少してしまい、レンズ鏡筒の強度を確保する上で好ましくない。
本発明の目的は、外力が加わっても第1および第2の部材の係合を維持させることのできるレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒を備えた撮像装置を提供することにある。
本発明は、各々テーパを持つ複数の第1の突起部と、複数の第2の突起部とを有する第1の部材と、各々第1の突起部が係合するテーパを持つ複数の第1の溝部と、各々第2の突起部が挿入される複数の第2の溝部とを有する第2の部材と、を備え、第1の部材及び第2の部材は、第1の突起部及び第1の溝部の係合を介して、光軸回りでの相対回転により光軸方向に相対移動するレンズ装置であって、複数の第1の突起部及び複数の第2の突起部の全ては、光軸方向視において、相対回転の方向で位相をずらして交互に等間隔で設けられており、かつ、第2の突起部は、外力を受けた第1の突起部が第1の溝部に対して光軸方向及び光軸を基準とした第1の部材の径方向に変位することに応じて、第2の溝部に当接することを特徴とする。
本発明によれば、外力が加わっても第2の突起部が第2の部材における第2の溝部に当接することによって、第1の突起部および第1の溝部の係合状態を保持させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1であるレンズ鏡筒について説明する。本実施例のレンズ鏡筒は、物体側から順に凸凹凸凸の4つのレンズユニットを有している。また、本実施例のレンズ鏡筒は、沈胴式のレンズ鏡筒であって、非使用状態(非撮影状態)では、各レンズユニットの間隔を使用状態よりも狭くして、レンズ鏡筒の全長が短くなるように構成されている。
図1は本実施例のレンズ鏡筒の分解斜視図、図2は沈胴状態にあるレンズ鏡筒の断面図、図3はワイド状態にあるレンズ鏡筒の断面図、図4はテレ状態にあるレンズ鏡筒の断面図である。
これらの図において、L1は第1レンズユニット、L2は第2レンズユニット、L3は光軸と略直交する面内で移動することで像振れ補正を行う第3レンズユニット、L4は光軸方向に移動することで焦点調節動作を行う第4レンズユニットである。
1は第1レンズユニットL1を保持する第1レンズ鏡筒(第1の部材)、2は第2レンズユニットL2を保持する第2レンズ鏡筒である。3は、第3レンズユニットL3を保持し、第3レンズユニットL3を光軸と略直交する面内で移動させるシフトユニットである。
3aはテーパ面を持つカムピンであり、シフトユニット3の後端部に圧入等によって固定されている。4は第4レンズユニットL4を保持する移動枠である。
5、6、7は光軸方向に延びるガイドバーである。ガイドバー5、6は、シフトユニット3を光軸方向に移動可能に支持する。ガイドバー7、6は、移動枠4を光軸方向に移動可能に支持する。
8は、ガイドバー5、6、7の一端(レンズ鏡筒の先端側の端部)を位置決め固定する支持枠である。9は、ガイドバー5、6、7の他端(レンズ鏡筒の後端側の端部)を位置決め固定し、CCD等の撮像素子が取り付けられる後部鏡筒である。支持枠8は、後部鏡筒9に3本のビスによって固定される。
10は、光軸方向における位置が固定された固定筒である。11はカム筒であり、後部鏡筒9によって光軸方向において位置決めされているとともに、固定筒10の外周に対して光軸回りに回転可能な状態で保持されている。
カム筒(第2の部材)11の内周壁面および外周壁面には、複数のカム溝部が形成されており、これらのカム溝部には、後述するようにカムフォロワピンが係合している。
12はカム筒11の回転を阻止するストッパであり、ビスにより後部鏡筒9に固定される。すなわち、カム筒11が光軸回りに所定量だけ回転すると、カム筒11がストッパ12に当接することにより、カム筒11の回転が阻止される。
13は像面に入射する光量を調節する絞りユニット(虹彩絞り)であり、複数の絞り羽根を有している。これらの絞り羽根を、絞りユニット13に形成された固定開口部に対して動作させると、絞り羽根によって形成される光通過口の径を変化させることができ、光通過口の径を変化させることで像面に向かう光束の光量を変化させることができる。また、複数の絞り羽根を動作させて、固定開口部を開き状態および閉じ状態の間で切り換えることで、シャッタとしての機能を果たす。
14は第4レンズユニットL4の駆動源となるフォーカスモータであり、ロータとともに回転するリードスクリュー14aを有している。リードスクリュー14aは、移動枠4に取り付けられたラック4aと噛み合っており、ラック4aはリードスクリュー14aの回転に応じて光軸方向(リードスクリュー14aの長手方向)に移動する。これにより、第4レンズユニットL4も光軸方向に移動することになる。
また、ねじりコイルバネ4bは、ばね力を用いてラック4aおよび移動枠4を片寄せすることで、ラック4aおよびリードスクリュー14a間のガタや、移動枠4およびガイドバー6、7間のガタを無くしている。なお、フォーカスモータ14は、2本のビスによって支持枠8に固定されている。
15は、カム筒11を回転させるための駆動源となるズームモータである。ズームモータ15は、カム筒11の後端部に設けられたギア部11aに減速機構(不図示)を介して連結されており、ズームモータ15の駆動力がカム筒11に伝達することで、カム筒11が光軸回りに回転する。
そして、カム筒11が光軸回りに回転することで、後述するように変倍動作が行われる。なお、ズ−ムモータ15は、後部鏡筒9に2本のビスによって固定されている。
16はフォトインタラプタであり、投光部と、投光部からの光を受光する受光部とを有している。遮光部4cは、移動枠4の光軸方向への移動に応じて、投光部および受光部間に進退可能となっており、該遮光部4cの動作によってフォトインタラプタ16における遮光状態および投光状態が切り換わる。
フォトインタラプタ16は、遮光状態および投光状態間の切り換わりに応じて信号を出力するため、第4レンズユニットL4の基準位置の検出に用いられており、フォーカスリセットスイッチとしての機能を有する。
17はフォトインタラプタであり、後述するようにレバー18の回転に応じて投光状態および遮光状態が切り換わる。そして、フォトインタラプタ17は、投光状態および遮光状態の切り換わりに応じて信号を出力するため、変倍動作の基準位置を検出するために用いられており、ズームリセットスイッチとしての機能を有する。
レバー18は、後部鏡筒9に設けられたピン9aに対して回転可能な状態で係合している。また、レバー18は、ねじりコイルバネ19のばね力を受けることで、カム筒11の内周面に形成され、径方向内側に延びるカム部11b(図2、3参照)に当接する。
ここで、カム筒11が光軸回りに回転すると、レバー18はカム部11bによって押し込まれることで、ピン9aを軸として回転する。そして、レバー18に形成された遮光部18aが、フォトインタラプタ17に対して動作する。
フォトインタラプタ17が投光状態から遮光状態に切り換わったときの出力信号を用いることで、カム筒11の回転角度を検出することができる。
次に、第1レンズユニットL1および第2レンズユニットL2の支持構造について説明する。
図5は、第1レンズユニットおよび第2レンズユニットの駆動機構を示す分解斜視図であって、レンズ鏡筒の後方から見たときの図である。
固定筒10の先端には、3つのキー部10aが、固定筒10の周方向における等しい角度間隔の位置に形成されている。第1レンズ鏡筒1の内周壁面には、キー部10aと係合し、光軸方向に延びる3つの直進溝部1aが形成されている。
3つのキー部10aと3つの直進溝部の係合により、第1レンズ鏡筒1は固定筒10に対して光軸回りには回転せずに、光軸方向にのみ移動可能となる。
第1レンズ鏡筒1の後端部分には、3本のカムフォロワピン(第1の突起部)1bと3本の耐衝撃用ピン(第2の突起部)1cが圧入等によって固定されている。これらのカムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cは、第1レンズ鏡筒1の周方向において等しい角度間隔で交互に配置されている。また、カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cは、先端にテーパ面を有している。
カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cは、カム筒11の外周面にそれぞれ3つずつ形成されたカム溝部11c、11dと係合するようになっている。ここで、カム溝部11c、11dは、カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cの先端の形状に対応した形状に形成されている。すなわち、カム溝部11c、11dの側壁は、テーパ面となっている。
カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cを、カム溝部11c、11dに係合させるようにすることで、第1レンズユニット1の光軸に対する倒れを阻止することができる。
また、カム筒11が光軸回りに回転すると、カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cと、カム溝部11c、11dとの係合作用によって、第1レンズ鏡筒1がカム筒11に対して光軸方向に移動する。
ここで、カム溝部11c、11dのカム軌跡は略一致しており、カム溝部11c、11dは、カム筒11の外周面において位相の異なる位置に形成されている。
カムフォロワピン1bは、レンズ鏡筒の沈胴状態(非撮影状態)および繰り出し状態(撮影状態)に拘わらず、常にカム溝部11cと係合している。また、耐衝撃用ピン1cの先端部分(カム溝部11dと係合可能な部分)は、概ね円筒形状に形成されている。
耐衝撃用ピン1cの先端部分はカム溝部11d内に位置しており、通常の使用状態、すなわち、レンズ鏡筒(第1レンズ鏡筒1)に外力が働いていない状態(特定位置関係にある状態)では、カム溝部11dと係合せずに、カム溝部11dの側壁から離間している。
ここで、本実施例のレンズ鏡筒を有するカメラを落下させてしまった場合のように、第1レンズ鏡筒1に対して外力(衝撃)が加わると、カムフォロワピン1bがカム溝部11cの側壁に沿って移動して、カム溝部11cとの係合から外れる方向に移動する。このとき、後述するように耐衝撃用ピン1cがカム溝部11dと係合することで、カムフォロワピン1bがカム溝部11cから外れてしまうのを阻止する。
次に、図8を用いて、外力が加えられた第1レンズ鏡筒1の挙動について、詳しく説明する。
図8(A)は、第1レンズ鏡筒1を後方(像面側)から見た図である。同図に示すように、3本のカムフォロワピン1bと3本の耐衝撃用ピン1cは、第1レンズ鏡筒1の周方向において、等しい角度間隔で交互に配置されている。
図8(B)は、第1レンズ鏡筒1およびカム筒11の光軸方向における断面図であり、カムフォロワピン1bおよび耐衝撃用ピン1cと、カム溝部11c、11dとの係合状態を示している。
図8(C)は、耐衝撃用ピン1cおよびカム溝部11dを含む部分断面図であって、第1レンズ鏡筒1に外力が加わる前の状態を示している。同図に示すように、耐衝撃用ピン1cは、カム溝部11d内に位置しているが、カム溝部11dの側壁には当接していない。
図8(D)は、カムフォロワピン1bおよびカム溝部11cを含む部分断面図である。同図に示すように、カムフォロワピン1bは、カム溝部11cの側壁の一部に当接している。
図8(C)、(D)に示すように、カムフォロワピン1bのテーパ角度は、耐衝撃用ピン1cのテーパ角度よりも大きくなっている。ここで、テーパ角度は、図8(E)に示すように、ピンの中心軸に対するテーパ面の傾き角度θを示す。
なお、本実施例では、耐衝撃用ピン1cにテーパ面を形成した場合について説明するが、耐衝撃用ピンをテーパ面を持たない形状、すなわち、略円筒形状に形成してもよい。
図8(B)に示すように、第1レンズ鏡筒1の前面に対して矢印Fで示す方向の外力が加わると、カムフォロワピン1bおよびカム溝部11cはテーパ面を有しているため、カムフォロワピン1bがカム溝部11cの側壁に沿って移動する。これにより、カムフォロワピン1bは、矢印D1で示すように第1レンズ鏡筒1の径方向外側に変位する。
ここで、3本のカムフォロワピン1bの変位に伴って、第1レンズ鏡筒1は弾性変形し、第1レンズ鏡筒1の光軸直交方向の断面が略三角形のようになる。
このとき、第1レンズ鏡筒1の周方向において、3本のカムフォロワピン1bの間にそれぞれ配置された3本の耐衝撃用ピン1cは、矢印D2で示す方向、すなわち、第1レンズ鏡筒1の径方向内側に変位しながら、カム溝部11dに当接する。
上述したように第1レンズ鏡筒1が外力Fを受けた場合には、カムフォロワピン1bが第1レンズ鏡筒1の径方向外側に変位することで、カムフォロワピン1bおよびカム溝部11cの当接領域が減少する。一方、耐衝撃用ピン1cは、第1レンズ鏡筒1の径方向内側に変位しながら、カム溝部11dに当接する。
したがって、カムフォロワピン1bおよびカム溝部11cの当接領域が減少しても、耐衝撃用ピン1cおよびカム溝部11dが当接するため、該当接領域によって外力を受けることができる。
このため、カムフォロワピン1bのみに外力が作用して、カムフォロワピン1bがカム溝部11cから外れてしまうのを阻止することができる。また、耐衝撃用ピン1cが第1レンズ鏡筒1の径方向内側に変位しながら、カム溝部11dに当接することで、第1レンズ鏡筒1およびカム筒11のトータルでの当接領域を確保でき、レンズ鏡筒の強度を確保することもできる。
図5において、第2レンズ鏡筒2には光軸方向に延びる3つの腕部2bが形成されており、腕部2bの先端には、1つのカムフォロワピン20と2つのピン21が圧入等によって固定される。ここで、3つの腕部2bは、第2レンズ鏡筒2の周方向における等しい角度間隔の位置に形成されている。
固定筒10には、光軸方向に延びる3つの直進溝部10bが形成されており、これらの直進溝部10bには、カムフォロワピン20とピン21が該円筒部分で係合する。ここで、3つの直進溝部10bと、カムフォロワピン20とピン21は同じ位相関係となっている。また、カムフォロワピン20とピン21は、直進溝部10bを貫通して、カム筒11の内周面に形成されたカム溝部11eと係合している。
カムフォロワピン20とピン21が直進溝部10bに係合することにより、第2レンズ鏡筒2は、固定筒10に対して光軸回りには回転せずに、光軸方向にのみ移動可能となっている。
第2レンズ鏡筒2の先端(物体側の端部)には、第2レンズ鏡筒2の径方向外側に延びる3つのキー部2aが形成されている。3つのキー部2aは、第2レンズ鏡筒2の周方向における等しい角度間隔の位置に形成されている。
また、キー部2aは、第1レンズ鏡筒1の内周壁面に形成された3つの直進溝部1aと係合する。これにより、第2レンズ鏡筒2は、第1レンズ鏡筒1に対して光軸回りに回転するのを阻止され、第1レンズ鏡筒1に対して光軸回りで位置決めされる。
上述した構成において、第2レンズ鏡筒2は、キー部2aおよびカムフォロワピン20とピン21を介して固定筒10および第1レンズ鏡筒1に係合しているため、光軸に対して傾くのを抑制されている。
ここで、第1レンズ鏡筒1が、他の部材との係合部分のガタや、溝部の形状の不均一等によって、光軸直交方向に変位すると、第2レンズ鏡筒2の先端側が第1レンズ鏡筒1に追従する。これにより、第1レンズ鏡筒1によって保持される第1レンズユニットL1と、第2レンズ鏡筒2によって保持される第2レンズユニットL2との相対的な位置ずれを最小限に抑えることができる。
カムフォロワピン20は、先端側に円錐形状の(テーパ面を持つ)カムフォロワ部20aを有しており、カムフォロワ部20aは、カム筒11の内周壁面に形成された3つのカム溝部11eのうち1本のカム溝部11eと常に係合している。
ここで、カム筒11が光軸回りに回転すると、カムフォロワ部20aおよびカム溝部11eの係合によって、第2レンズ鏡筒2は、カム筒11(固定筒10)に対して光軸方向に移動する。
板バネ22は、カムフォロワピン20を第2レンズ鏡筒2の径方向外側に付勢し、カムフォロワ部20aをカム溝部11eに当接させることで、カムフォロワピン20およびカム溝部11e間のガタを無くしている。
図6は、第2レンズ鏡筒およびカム筒の係合部分を示す部分断面図である。
図6(A)は、本実施例のレンズ鏡筒における部分断面図であって、カムフォロワピン20と、カム溝部11eおよび直進溝部10bとの係合状態を示している。本実施例では、図5に示すように、ピン21に、カムフォロワピン20のカムフォロワ部20aに相当する部分が形成されておらず、第2レンズ鏡筒2の光軸方向における位置は、カムフォロワピン20のカムフォロワ部20aとカム溝部11eとの係合だけで決定される。
第2レンズ鏡筒2に対して落下等による衝撃(外力)が加わると、カムフォロワピン20だけに外力が作用して、カムフォロワ部20aがカム溝部11eから外れてしまうおそれがある。
ここで、ピン21の代わりに、図6(B)に示す形状のピン200を用いることができる。ピン200は、通常の使用状態(外力が加わらない状態)において、カム筒11のカム溝部11e内に位置するテーパピン部200aを有する。すなわち、テーパピン部200aは、通常の使用状態では、カム溝部11eの側壁と当接していない。
ここで、ピン200と係合するカム溝部11eは、カムフォロワピン20と係合するカム溝部11eと同じカム軌跡を有しており、これらのカム溝部11eは、カム筒11に対して互いに異なる位置(位相)に形成されている。
ピン200を有する構成において、カムフォロワピン20のカムフォロワ部20aが外力によってカム溝部11eから外れそうになると、ピン200のテーパピン部200aがカム溝部11eと当接する。
これにより、1つのカムフォロワピン20および2つのピン200によって、均等に外力を受けることができ、外部からの衝撃に対して第2レンズ鏡筒2の耐久性を向上させることができる。
また、図6(C)(D)に示すように、固定筒10の直進溝部10bに段差部10cを形成するとともに、ピン21の代わりに、カム溝部11eと係合するカムフォロワ部210aと、段差部10cと係合するフランジ部210bとを有するカムフォロワピン210を用いることができる。
図6(C)、(D)に示す構成では、カムフォロワピン20のカムフォロワ部20aおよびカム溝部11eの当接と、カムフォロワピン210のカムフォロワ部210aおよびカム溝部11eの当接と、フランジ部210bおよび段差部10cの当接によって、外力を受けることができる。
このように複数の当接部分で外力を受けるようにすることで、外力を分散させることができ、第2レンズ鏡筒2の耐久性を向上させることができる。
また、第2レンズ鏡筒2の先端側に形成された3つのキー部2aと、後端側に設けられたピン20、21はそれぞれ、同一の腕部2b上に位置している、すなわち、同一の位相角度にある。そして、固定筒10に形成されたキー部10aおよび直進溝部10bは、固定筒10の周方向において、同一の位相関係にある。
本実施例のように、第2レンズ鏡筒2のキー部2aと固定筒10のキー部10aを同じ直進溝部1bに係合させることで、第1レンズ鏡筒1の内周面にキー部2a、10aのそれぞれと係合する直進溝部を形成する場合に比べて、第1レンズ鏡筒1の機械的強度を向上させることができる。また、固定筒10の先端に形成されたフランジ部(キー部10aを含む)の厚みを所定量よりも厚くすることで、固定筒10および第1レンズ鏡筒1の連結部分における機械的強度を向上させることができる。
次に、第1レンズ鏡筒1および第1レンズユニットL1を含むユニットの構成について、図7を用いて説明する。ここで、図7は、上記ユニットの分解斜視図である。
23は、第1レンズユニットL1を保持するレンズ保持枠である。25は中間リングであり、第1レンズ鏡筒1の一端側(先端側)に形成されたビス止め部1dと、レンズ保持枠23のビス止め部23aとによって挟まれた状態で、3つのビス26によって固定される。ここで、ビス止め部1dおよびビス止め部23aはそれぞれ、第1レンズ鏡筒1およびレンズ保持枠23の周方向における等しい角度間隔の位置に形成されている。
中間リング25は、レンズ保持枠23に形成されたビス止め部23aおよび、第1レンズ鏡筒1のフランジ部1dに当接するフランジ部25aを有する。ここで、フランジ部25aの光軸方向における厚みは、図7の矢印A方向に向かって徐々に薄くなっている。すなわち、フランジ部25aのうちビス止め部23aと当接する面は、光軸と略直交する面となっており、フランジ部25aのうちビス止め部1dと当接する面は、光軸直交面に対して傾くテーパ面となっている。
上述した構成において、中間リング25を光軸回りに回転させると、第1レンズ鏡筒1に対して、第1レンズユニットL1の光軸方向における位置を変化させることができる。
また、ビス26は、ビス止め部23aに形成された穴部に対して光軸垂直方向(レンズ保持枠23の径方向)でガタを有している。このため、レンズ保持枠23を中間リング25に対して光軸直交方向でスライドさせることができ、第1レンズユニットL1の光軸直交面内での位置を調節することができる。
本実施例のレンズ鏡筒における変倍光学系は、4つのレンズユニットで構成されているため、変倍率が所定の変倍率よりも大きく、各レンズユニットに対して高い位置精度が要求される。そこで、本実施例では、所定の光学性能を確保するために、上述したように第1レンズユニットL1の光軸方向および光軸直交方向における位置を調整可能な構成としている。
第1レンズ鏡筒1、レンズ保持枠23および中間リング25は、位置調整後に3つのビス26によって固定される。
27は開口部を有する前マスクであり、ビスによって第1レンズ鏡筒1に固定される。28は、前マスク27の固定用のビスを隠すための化粧板であり、接着等で前マスク27に固定される。
上述した構成のレンズ鏡筒では、図2から図4に示すように、各レンズユニットL1〜L4の間隔を変化させることによって、撮影光学系の焦点距離を変更することができる。また、図2に示すように、各レンズユニットL1〜L4の間隔を最も狭くすることで、レンズ鏡筒をカメラ本体内に収納することができる。
図9は、上述した本実施例のレンズ鏡筒を有するカメラの概略構成を示す図である。
図9において、50は光学フィルタであり、被写体光束の空間周波数の高域成分を除去するとともに、赤外光をカットする。光学フィルタは、本実施例のレンズ鏡筒に固定される。
51は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子であり、レンズ鏡筒内の撮影光学系によって形成された被写体像(光学像)を電気信号に光電変換する。カメラ信号処理回路52は、撮像素子51から読み出された電気信号aに対して所定の処理(色処理やガンマ処理等)を施すことにより、画像信号bを生成する。
画像信号bは、記録媒体に記録されたり、カメラに設けられた表示ユニットに出力されて撮影画像として表示されたりする。
53は、レンズ鏡筒内の動作を含むカメラ全体の動作を制御するマイコンである。カメラの電源投入後、マイコン53は、フォーカスリセットスイッチ54(フォトインタラプタ16に相当する)およびズームリセットスイッチ55(フォトインタラプタ17に相当する)の出力を監視しながら、各レンズユニットL1〜L4を光軸方向に移動させる。
ここで、カメラマイコン53は、フォーカスモータ駆動回路56およびズームモータ駆動回路57を介してフォーカスモータ14およびズームモータ15の駆動を制御することによって、各レンズユニットL1〜L4を光軸方向に移動させることができる。
第4レンズユニットL4が基準位置まで移動すると、すなわち、第4レンズ鏡筒4の遮光部4cによってフォトインタラプタ16が遮光状態になると、フォーカスリセットスイッチ54の出力が変化する。マイコン53は、フォーカスリセットスイッチ54の出力信号の変化を検出することで、第4レンズユニットL4が基準位置まで移動したことを判別する。
また、第1〜第3レンズユニットL1〜L3が基準位置まで移動すると、すなわち、レバー18の遮光部18aによってフォトインタラプタ17が遮光状態になると、ズームリセットスイッチ55の出力が変化する。マイコン53は、ズームリセットスイッチ55の出力信号の変化を検出することで、レンズユニットL1〜L3が基準位置まで移動したことを判別する。
フォーカスモータ14およびズームモータ15としてステッピングモータを用いた場合、基準位置の判別を行った後に、ステッピングモータに入力される駆動ステップ数を計測することにより、マイコン53は各レンズユニットL1〜L4の絶対位置を検出することができる。これにより、撮影光学系の正確な焦点距離情報やピント情報を得ることができる。
一方、マイコン53は、絞り駆動回路58を介して絞りユニット13の駆動を制御する。すなわち、マイコン53は、カメラ信号処理回路52で生成された画像信号bに含まれる明るさ情報に基づいて、絞りユニット13における絞り開口径の大きさを制御する。
59および60はそれぞれ、PITCH方向(カメラの縦方向)の傾き角を検出するPITCH角度検出回路と、YAW方向(カメラの横方向)の傾き角を検出するYAW角度検出回路である。角度の検出は、例えば、カメラ内に固定された振動ジャイロ等の角速度センサの出力を積分することで行われる。
角度検出回路59、60の出力、すなわち、カメラの傾き角度の情報は、マイコン53に取り込まれる。
61および62はそれぞれ、第3レンズユニットL3を光軸直交面内で移動させるためのPITCHコイル駆動回路およびYAWコイル駆動回路である。シフトユニット3は、マグネットを含む磁気回路のギャップにコイルが配置された構成(いわゆるムービングコイルの構成)となっており、第3レンズユニットL3を光軸直交面内でシフトさせる駆動力を発生させる。
63および64はそれぞれ、第3レンズユニットL3のPITCH方向およびYAW方向におけるシフト量を検出するためのPITCH位置検出回路およびYAW位置検出回路である。位置検出回路63、64での検出結果は、マイコン53に出力される。
第3レンズユニットL3が光軸直交面内で移動すると、第3レンズユニットL3を通過する光束が曲げられることで、撮像素子51上に結像している被写体像の位置が移動する。
ここで、手振れ等により実際にカメラが傾いたことによって被写体像が移動する方向と逆方向であって、該被写体像の移動量と同じ量だけ被写体像が移動するように、第3レンズユニットL3の駆動を制御すれば、撮像素子51の撮像面では被写体像が移動しないことになる。これにより、カメラが傾いても(手振れが生じても)像面上の被写体像が動かない、いわゆる振れ補正を実現できる。
マイコン53は、PITCH角度検出回路59およびYAW角度検出回路60により得られたカメラの傾き信号と、PITCH位置検出回路63およびYAW位置検出回路64から得られた第3レンズユニットL3のシフト量信号をそれぞれ差し引く。そして、該差分信号に対して増幅および適当な位相補償を行った信号に基づいて、PITCHコイル駆動回路61およびYAWコイル駆動回路62を介して第3レンズユニットL3の駆動を制御する。
この制御により、上述した差分信号がより小さくなるように位置決め制御が行われ、第3レンズユニットL3が目標位置(像振れを補正する位置)に保たれる。
一方、本実施例では、第1〜第3レンズユニットL1〜L3の相対移動によって変倍動作を行っているため、第3レンズユニットL3のシフト量に対する像の移動量が焦点距離によって変化する。
このため、本実施例では、PITCH角度検出回路59およびYAW角度検出回路60から得られるカメラの傾き信号から直接、第3レンズユニットL3のシフト量(補正量)を決定せずに、上記傾き信号に対して焦点距離情報に応じた補正を行ってから第3レンズユニットL3のシフト量を決定している。これにより、撮影光学系の焦点距離に応じた像振れ補正を行うことができる。
本実施例では、レンズ一体型のカメラについて説明したが、レンズ装置および該レンズ装置が装着されるカメラシステムにおけるレンズ装置についても本発明を適用することができる。
実施例1のレンズ鏡筒の分解斜視図。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(沈胴状態)。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(ワイド状態)。 実施例1のレンズ鏡筒の断面図(テレ状態)。 第1レンズ鏡筒および第2レンズ鏡筒の支持構造を示す分解斜視図。 第2レンズ鏡筒の支持部分を示す部分拡大図。 第1レンズ鏡筒を含むユニットの分解斜視図。 外力を受けたときの第1レンズ鏡筒の挙動を説明する図。 実施例1のレンズ鏡筒を備えたカメラのブロック図。
符号の説明
1:第1レンズ鏡筒(第1の部材に対応)
1b:カムフォロワピン(第1の突起部に対応)
1c:耐衝撃用ピン(第2の突起部に対応)
11:カム筒(第2の部材に対応)
11c:カム溝部
11d:カム溝部

Claims (2)

  1. 各々テーパを持つ複数の第1の突起部と、複数の第2の突起部とを有する第1の部材と、
    各々前記第1の突起部が係合するテーパを持つ複数の第1の溝部と、各々前記第2の突起部が挿入される複数の第2の溝部とを有する第2の部材と、を備え、
    前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第1の突起部及び第1の溝部の係合を介して、光軸回りでの相対回転により光軸方向に相対移動するレンズ装置であって、
    前記複数の第1の突起部及び前記複数の第2の突起部の全ては、光軸方向視において、前記相対回転の方向で位相をずらして交互に等間隔で設けられており、かつ、
    前記第2の突起部は、外力を受けた前記第1の突起部が前記第1の溝部に対して光軸方向及び光軸を基準とした前記第1の部材の径方向に変位することに応じて、前記第2の溝部に当接することを特徴とするレンズ装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ装置と、
    該レンズ装置により形成された被写体像を光電変換する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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